従って、1つの区画の価値に対するより良好な推定を得るために使用される同等の区画群を求めるシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品が提供される。この点に関して、1つの実施形態のシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品は、当該区画の価値を、当該区画の多数の特徴に関連する多数の異なる属性及びキーワードに基づいて求めることができ、これらの特徴は価格を含むことができ、かつ更に、多数の他の特徴を含むことができる。従って、1つの実施形態のシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品によって、1つの区画の価値を、当該区画の価格によって大きく偏ってしまうことなく、更に総合的に定義することができる。
1つの実施形態では、第1区画の価値を評価するシステムが提供される。前記システムは、場合によっては連想メモリから取得される前記第1区画の1つ以上の属性、及び前記第1区画の1つ以上のキーワードを受信するように構成される受信機モジュールを含む。各キーワードは、カテゴリータイプ及び対応する値を含むことができる。各属性は、より一般化されたキーワードを含むことができ、前記カテゴリータイプは、形容詞、副詞、名詞、または動詞のような言語の特定部分に広がる。この実施形態のシステムは更に、前記第1区画の前記1つ以上の属性及び1つ以上のキーワードを複数の他の区画の属性群及びキーワード群とそれぞれ比較することにより、複数の類似区画を求めるように構成される連想メモリを含むことができる。更に、前記システムは、前記第1区画の前記価値を、前記複数の類似区画の価格に基づいて求めるように構成される評価モジュールを含むことができる。1つの実施形態では、前記システムはまた、任意であるが、前記第1区画の前記属性群及びキーワード群と共通する前記類似区画群の属性群及びキーワード群を含む前記類似区画群の表示項目を類似度順に表示するように構成されるディスプレイモジュールを含むことができる。
1つの実施形態の前記受信機モジュールは更に、前記1つ以上の属性またはキーワードに割り当てられた重みを受信するように構成される。例えば、前記受信機モジュールは、割り当てられた重みを、該当する属性またはキーワードが重み付けされているか、または重み付けされていないかについての各属性またはキーワードに関するバイナリ通知を受信することにより受信するように構成することができる。別の構成として、前記受信機モジュールは、割り当てられた重みを、該当する属性またはキーワードに割り当てられ、かつ複数の重み候補の中から選択される重みを受信することにより受信するように構成することができる。この実施形態の連想メモリは更に、前記複数の類似区画を、前記1つ以上の属性またはキーワードに割り当てられた前記重みに少なくとも部分的に基づいて求めるように構成することができる。1つの実施形態の前記受信機モジュールは更に、属性群またはキーワード群に対応するカテゴリー数値に割り当てられた半径を受信するように構成することができる。前記半径によって、対応するカテゴリー値を、特定の百分率または特定の量に収まるかどうかを照合することができるので、より多くの関連付けが可能になる。例えば、前記受信機モジュールは、一致すると見なすことができる近似度に関する各カテゴリー数値に割り当てられた半径を受信するように構成することができる。
この実施形態の連想メモリは更に、前記複数の類似区画を、属性群またはキーワード群に対応する前記1つ以上のカテゴリー数値に許容された半径に少なくとも部分的に基づいて求めるように構成することができる。
1つの実施形態の評価モジュールは、前記第1区画の前記価値を、前記複数の類似区画の価格の平均を求めることにより求めるように構成することができる。更に、または別の構成として、前記評価モジュールは、前記第1区画の前記価値を、前記複数の類似区画の前記価格に、前記第1区画に対する類似度指標に基づいて重み付けし、そして次に、前記複数の類似区画の重み付け平均価格を、前記複数の類似区画の前記価格の重み付けに基づいて求めることにより求めるように構成することができる。
別の実施形態では、第1区画の価値を評価する方法が提供される。前記方法は、場合によっては連想メモリから得られる前記第1区画の1つ以上の属性、及び前記第1区画の1つ以上のキーワードを受信するステップを含む。各キーワードは、カテゴリータイプ及び対応する値を含むことができる。各属性は、より一般化されたキーワードを含むことができ、カテゴリータイプは、形容詞、副詞、名詞、または動詞のような言語の特定部分に広がる。この実施形態の方法は更に、連想メモリを使用して、前記第1区画の前記1つ以上の属性及び1つ以上のキーワードを、複数の他の区画の属性群及びキーワード群とそれぞれ比較することにより、複数の類似区画を求めるステップを含むことができる。更に、前記方法は、前記第1区画の前記価値を、前記複数の類似区画の前記価格に基づいて求めるステップを含むことができる。1つの実施形態では、前記方法は更に、任意であるが、前記第1区画の前記属性群及びキーワード群と共通する前記類似区画群の前記属性群及びキーワード群を含む前記類似区画群の表示項目を表示させるステップを含むことができる。
1つの実施形態の方法では更に、前記1つ以上の属性またはキーワードに割り当てられた重みを受信する。例えば、前記方法では、割り当てられた重みを、該当する属性またはキーワードが重み付けされているか、または重み付けされていないかについての各属性またはキーワードに関するバイナリ通知を受信することにより受信することができる。別の構成として、前記方法では、割り当てられた重みを、該当する属性またはキーワードに割り当てられ、かつ複数の重み候補の中から選択される重みを受信することができる。この実施形態の方法では更に、前記連想メモリを使用して、前記複数の類似区画を、前記1つ以上の属性またはキーワードに割り当てられた前記重みに少なくとも部分的に基づいて求めることができる。1つの実施形態の方法では更に、属性群またはキーワード群に対応するカテゴリー数値に割り当てられた半径を受信することにより、前記複数の類似区画を、属性群またはキーワード群に対応する1つ以上のカテゴリー数値に許容された半径に少なくとも部分的に基づいて求めることができる。
1つの実施形態の方法では更に、前記第1区画の前記価値を、前記複数の類似区画の前記価格の平均を求めることにより求める。更に、または別の構成として、前記方法では、前記第1区画の前記価値を、前記複数の類似区画の前記価格に、前記第1区画に対する類似度指標に基づいて重み付けし、そして次に、前記複数の類似区画の重み付け平均価格を、前記複数の類似区画の前記価格の重み付けに基づいて求めることにより求めることができる。
別の実施形態では、第1区画の価値を評価するコンピュータ可読記録媒体が提供される。前記コンピュータ可読記録媒体は、該コンピュータ可読記録媒体に格納されるコンピュータ可読プログラムコード部分を有し、これらのコンピュータ可読プログラムコード部分は、プロセッサによって実行されると、前記コンピュータ可読プログラムコード部分によって装置は、前記第1区画の1つ以上の属性を受信するようになり、そして場合によっては連想メモリから得られる第1区画の1つ以上のキーワードを受信するようになる。各キーワードは、カテゴリータイプ及び対応する値を含むことができる。各属性は、より一般化されたキーワードを含むことができ、この場合、前記カテゴリータイプは、形容詞、副詞、名詞、または動詞のような言語の特定部分に広がる。この実施形態のコンピュータ可読記録媒体は更に、該コンピュータ可読記録媒体に格納されるコンピュータ可読プログラムコード部分を有し、これらのコンピュータ可読プログラムコード部分は、前記プロセッサによって実行されると、前記コンピュータ可読プログラムコード部分によって前記装置は、連想メモリを使用して、前記第1区画の前記1つ以上の属性及び1つ以上のキーワードを、複数の他の区画の属性群及びキーワード群とそれぞれ比較することにより、複数の類似区画を求め、そして前記第1区画の価値を、前記複数の類似区画の価格に基づいて求めるようになる。
1つの実施形態のコンピュータ可読記録媒体は更に、1つ以上の属性またはキーワードに割り当てられた重みを受信するコンピュータ可読プログラムコード部分を有することができる。例えば、これらのコンピュータ可読プログラムコード部分は、割り当てられた重みを、該当する属性またはキーワードが重み付けされているか、または重み付けされていないかについての各属性またはキーワードに関するバイナリ通知を受信することにより受信することができる。別の構成として、これらのコンピュータ可読プログラムコード部分は、割り当てられた重みを、該当する属性またはキーワードに割り当てられ、かつ複数の重み候補の中から選択される重みを受信することにより受信することができる。この実施形態のコンピュータ可読プログラムコード部分は更に、前記連想メモリを使用して、前記複数の類似区画を、前記1つ以上の属性またはキーワードに割り当てられた前記重みに少なくとも部分的に基づいて求めることができる。1つの実施形態のコンピュータ可読記録媒体は更に、属性群またはキーワード群に対応するカテゴリー数値に許容された半径を受信することにより、前記複数の類似区画を、属性群またはキーワード群に対応する前記1つ以上のカテゴリー数値に許容された半径に少なくとも部分的に基づいて求めることができるコンピュータ可読プログラムコード部分を有することができる。
1つの実施形態のコンピュータ可読記録媒体は更に、前記第1区画の価値を、前記複数の類似区画の価格の平均を求めることにより求めるコンピュータ可読プログラムコード部分を有することができる。更に、または別の構成として、前記コンピュータ可読記録媒体は、前記第1区画の前記価値を、前記複数の類似区画の前記価格に、前記第1区画に対する類似度指標に基づいて重み付けし、そして次に、前記複数の類似区画の重み付け平均価格を、前記複数の類似区画の前記価格に重み付けに基づいて求めるコンピュータ可読プログラムコード部分を有することができる。
本開示の実施形態によれば、1つの区画の価値を、当該区画の価格の他の、または当該価格の代わりの多数の属性を考慮に入れるように評価して、評価された価値が、当該区画を更に完全に反映し、かつ当該区画の価格によって不当に偏ってしまうことがないようにするシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品が提供される。しかしながら、説明してきた特徴、機能、及び利点は、本開示の種々の実施形態において個別に実現することができ、そして他の実施形態において組み合わせることができ、これらの実施形態の更なる詳細は、詳細な説明及び添付の図面を参照することにより理解することができる。
以上、本開示の実施形態について、概略を説明してきたが、次に、必ずしも寸法通りには描かれていない添付の図面を参照することとする。
次に、本開示の実施形態について、添付の図面を参照して以下に更に完全に説明することとし、これらの図面では、全ての実施形態ではないが、幾つかの実施形態が示される。実際、これらの実施形態は、多くの異なる構成で具体化することができ、本明細書において説明される実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない;限定されるのではなく、これらの実施形態は、本開示が適用される法的要求を満たすように提供される。同様の参照番号は同様の構成要素をこれらの図面全体を通じて指している。
本開示の例示的な実施形態は、1つの区画の価値を評価するシステム、方法、及びコンピュータ可読記録媒体を提供する。この点に関して、当該区画は、固有に特定される宅地とすることができる、または他の区画の不動産とすることができる。以下に説明するように、本開示の例示的な実施形態のシステムは、本明細書において記載されるそれぞれの操作を実行するように構成される多数のモジュールを含むことができる、またはそれ以外には、多数のモジュールと通信することができる。
個別モジュール群として示されているが、1つよりも多くのモジュールが実行するこれらの操作は、単一のモジュールにまとめることができ、そしてまとめるのではなく、単一のモジュールによって実行することができることを理解されたい。また、モジュールが実行する操作群は、分離することができ、そして分離するのではなく、1つよりも多くのモジュールによって実行することができることを理解されたい。
モジュールは、本開示の例示的な実施形態の種々の機能を実行する種々の手段として具体化することができる。モジュールは任意であるが、例えば1つ以上のプロセッサ、メモリデバイス、入力/出力(I/O)インターフェース、通信インターフェース、及び/又はユーザインターフェースを含む。プロセッサは、例えばマイクロプロセッサ、コプロセッサ、コントローラ、例えばASIC(特定用途向け集積回路)のような特殊用途集積回路、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、DSP(デジタル信号プロセッサ)、またはハードウェアアクセラレータ、処理回路、または他の同様のハードウェアのうちの1つ以上を含むことができる。1つの例示的な実施形態によれば、プロセッサは、個別に動作する、または協調動作する複数のプロセッサ、または1つ以上のマルチコアプロセッサを表わすことができる。マルチコアプロセッサによって、多重処理を単一の物理パッケージ内で行なうことができる。更に、プロセッサは、複数のトランジスタ、論理ゲート、クロック(例えば、発振器)、他の回路などにより構成することにより、本明細書において記載される機能の実行を容易にすることができる。プロセッサは、必要である訳ではないが、1つ以上の付随するデジタル信号プロセッサ(DSP)を含むことができる。DSPは、例えば実世界信号群を、プロセッサとは別にリアルタイムに処理するように構成することができる。同様に、付随するASICは、例えば汎用性の高いプロセッサによっては容易に実行することができない特殊機能を実行するように構成することができる。幾つかの例示的な実施形態では、プロセッサは、メモリデバイスに格納される命令群を実行する、またはそれ以外には、プロセッサがアクセス可能な命令群を実行するように構成される。プロセッサは、動作すると、プロセッサによってモジュールが本明細書において記載される種々の機能を実行するようになるように具体的に構成することができる。
ハードウェアのみで構成される、またはコンピュータ可読記録媒体に格納される命令群により構成される、或いはこれらの組み合わせにより構成されるかどうかに拘わらず、プロセッサは、本開示の実施形態によるモジュールの動作を具体化するとともにそれに応じて構成される装置、またはそれ以外には、モジュールの動作を実行するとともにそれに応じて構成されるように構成される装置とすることができる。従って、プロセッサがASIC、FPGAなどとして具体化される、またはASIC、FPGAなどの一部である例示的な実施形態では、モジュールは、本明細書において記載される操作を行なうように具体的に構成されるハードウェアである。別の構成として、プロセッサが、コンピュータ可読記録媒体に格納される命令群の実行手段として具体化される例示的な実施形態では、これらの命令によって、モジュールを具体的に構成して、本明細書において記載されるアルゴリズム及び操作を実行する。
モジュールのメモリデバイスは、揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリを含むことができる1つ以上の非一時的コンピュータ可読記録媒体とすることができる。幾つかの例示的な実施形態では、メモリデバイスは、ダイナミック及び/又はスタティックRAMを含むランダムアクセスメモリ(RAM)、オンチップまたはオフチップキャッシュメモリ、及び/又は同様のメモリを含む。更に、メモリデバイスは、内蔵することができる、または取り外し可能とすることあできる不揮発性メモリを含むことができ、そして例えば、リードオンリメモリ(ROM)、フラッシュメモリ、磁気ストレージデバイス(例えば、ハードディスク、フロッピィディスクドライブ、磁気テープなど)、光ディスクドライブ及び/又は光ディスク媒体、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、及び/又は類似のデバイスを含むことができる。メモリデバイスは、データを一時的に保存するキャッシュ領域を含むことができる。この点に関して、メモリデバイスの少なくとも一部、またはメモリデバイス全体は、モジュールのプロセッサ内に含めることができる。
更に、モジュールのメモリデバイスは、情報、データ、アプリケーション、コンピュータ可読プログラムコード命令、及び/又は同様の要素を格納することにより、当該モジュールに、本明細書において記載される本開示の例示的な実施形態による種々の機能を実行させることができるように構成することができる。例えば、メモリデバイスは、入力データを一時的に保存することにより、当該モジュールのプロセッサによって処理するように構成することができる。更に、または別の構成として、メモリデバイスは、プロセッサが実行する命令群を格納するように構成することができる。
モジュールのI/Oインターフェースは、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして具体化され、かつ当該モジュールのプロセッサを、当該モジュールの通信インターフェース及び/又はユーザインターフェースのような他の回路またはデバイスとインターフェース接続するように構成される何れかのデバイス、回路、または手段とすることができる。幾つかの例示的な実施形態では、プロセッサは、メモリデバイスとI/Oインターフェースを介してインターフェース接続することができる。I/Oインターフェースは、信号群及びデータをプロセッサが解釈することができる形式に変換するように構成することができる。I/Oインターフェースはまた、入力群及び出力群を一時的に保存して、プロセッサの動作をサポートすることができる。幾つかの例示的な実施形態によれば、プロセッサ及びI/Oインターフェースを組み合わせて、本開示の例示的な実施形態の種々の機能を実行するように構成される、またはモジュールに種々の機能を実行させるように構成されるシングルチップまたは集積回路に搭載することができる。
モジュールの通信インターフェースは、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして具体化され、かつデータを1つ以上のネットワークとの間で、そして/または該当するモジュールと通信する他の何れかのデバイスまたはモジュールとの間で送受信するように構成される何れかのデバイスまたは手段とすることができる。通信インターフェースは、多数の有線通信規格または無線通信規格の何れかの規格に準拠した通信を行なうように構成することができる。モジュールのプロセッサは更に、通信インターフェースを介した通信を、例えば通信インターフェース内のハードウェアを制御することにより容易にするように構成することができる。この点に関して、通信インターフェースは、例えば1つ以上のアンテナ、送信機、受信機、トランシーバを含むことができ、そして/または例えば、通信を可能にするプロセッサを含むハードウェアをサポートすることができる。1つの例のモジュールは、通信インターフェースを介して他の種々のネットワークエレメントとデバイスごとに、そして/または間接通信によって通信を行なうことができる。
モジュールのユーザインターフェースは、モジュールのプロセッサと通信してユーザ入力を、ユーザインターフェースを介して受信する、そして/または出力をユーザに、例えば聴覚通知、視覚通知、機械通知、または他の出力通知として提示することができる。ユーザインターフェースは、例えばキーボード、マウス、ジョイスティック、ディスプレイ(例えば、タッチスクリーンディスプレイ)、マイクロホン、スピーカ、または他の入力/出力機構を含むことができる。更に、プロセッサは、ユーザインターフェース回路を含むことができる、またはユーザインターフェース回路と通信することができ、当該ユーザインターフェース回路は、ユーザインターフェースの1つ以上の構成要素の少なくとも幾つかの機能を制御するように構成される。プロセッサ及び/又はユーザインターフェース回路は、ユーザインターフェースの1つ以上の構成要素の1つ以上の機能を、プロセッサがアクセス可能なメモリ(例えば、モジュールのメモリデバイス)に格納されるコンピュータプログラム命令群(例えば、ソフトウェア及び/又はファームウェア)で制御するように構成することができる。幾つかの例示的な実施形態では、ユーザインターフェース回路は、モジュールの少なくとも幾つかの機能に対するユーザ制御を、ディスプレイを使用することにより容易にするように構成され、そしてユーザ入力に応答するように構成される。プロセッサは更に、ディスプレイ回路を含むことができる、またはディスプレイ回路と通信することができ、当該ディスプレイ回路は、ユーザインターフェースの少なくとも一部を表示するように構成され、ディスプレイ及びディスプレイ回路は、モジュールの少なくとも幾つかの機能に対するユーザ制御を容易にするように構成される。
図1に示すように、システムは受信機モジュール10を含み、この受信機モジュール10は、上に説明したように、第1区画に関する、すなわち評価額を見積もる対象の区画に関するデータを受信するように具体的に構成されるI/Oインターフェース、通信インターフェース、ユーザインターフェース、及び/又はプロセッサを含むことができる。受信機モジュール10は、第1区画に関するデータを、複数のソースから複数の形式で受信するように構成することができる。しかしながら、1つの実施形態では、受信機モジュール10は、第1区画に関するデータを、ユーザインターフェースを介して供給されるユーザからの入力として受信する。
図2の操作20に示すように、受信機モジュール10が受信するデータは、第1区画の1つ以上の属性を含むことができる。属性は、第1区画の種々の特徴を定義する形容詞、副詞、名詞、または動詞とすることができる。一例として、図3は、第1区画に関連するレコードを示しており、このレコードはユーザ入力に基づいて作成される。図示のように、当該区画は、例えば固有番号によって固有に特定することができる。当該番号を今度は、物理的な住所に関連付けて、当該区画の所在地特定を容易にすることができる。図3の実施形態の第1区画は、受信機モジュール10によって受信されている多数の属性を含む。1つの実施形態では、種々の種類の属性は、連想メモリから取得される情報に応じて定義することができ、この場合、ユーザはその後、入力を行なって属性群を、第1区画に適する複数の属性候補の中から特定する、または選択する。この点に関して、ユーザは、入力を種々の形式で行なって、複数の所定の属性候補の中から選択を行ない、自由形式のテキストを入力するだけでなく、他の入力方法を行なう。区画が住宅である図3の例に示すように、これらの属性は、住宅の種々の特徴、住宅が建っている宅地、及び当該区画の価値に悪影響する可能性のある当該区画を取り囲む、または当該区画に近接する地域を定義する。受信機モジュール10は更に、図2の操作22に示すように、第1区画に関連する1つ以上のキーワードを受信するように構成することができる。キーワード群もまた、当該区画の評価額に影響する可能性のある当該区画の種々の特徴を定義する。少なくとも幾つかの実施形態では、これらのキーワードは、これらの属性のうちのユーザによって特定されていて、かつ価値及び任意の重みが割り当てられている部分である。一例として、これに限定されないが、これらのキーワードは、ユーザによって、不動産用語で重要度が高いとして特定されている属性とすることができる。各キーワードは、カテゴリータイプ、及び対応するカテゴリー値を含む。図3の例示的なレコードによれば、キーワード群のカテゴリータイプは、bath3qtrcount,bathfullcount,bathhalfcount,bedrooms,billyr,bldgnbr,citystate,condition,currentzoningなどを含む。図3に示すように、対応する値は、ユーザによって割り当てられ、そして各カテゴリータイプに関連付けられる。例えば、bath3qtrcountのカテゴリータイプに関連付けられるカテゴリー値が3であるのに対し、currentzoningに関連付けられるカテゴリー値はra5である。図3の例に示されるように、カテゴリー値は数値、アルファベット、単語、またはフレーズなどとすることができる。1つの区画は、何れかの数の属性及びキーワードによって定義することができるが、類似の宅地群を特定する精度は、非常に多くの属性及びキーワードを取り込むことにより高めることができる。
1つの例示的な実施形態では、受信機モジュール10は更に、図2の操作24に示されるように、属性群またはキーワード群のうちの1つ以上に関する重みを受信するように構成することができる。これらの重みは、類似区画群を続いて特定する際に関わってくるそれぞれの属性またはキーワードの影響度または重要度を定義する。例えば、重み付けされる、またはより大きい重みが付与される属性またはキーワードの影響度は、類似区画群を求めるに当たって、重み付けされない、またはより小さい重みが付与される別の属性またはキーワードよりも大きくなる。これらの重みは、種々の方法で定義することができる。図4の図式表示に示されるように、例えば複数の所定重み候補は、キーワード群の各キーワードに関して特定することができ、この場合、受信機モジュールは、入力を、キーワード群のうちの1つ以上のキーワードに関する重みを定義するユーザから受信するように構成されている。種々の種類の所定重み候補を種々の実施形態において利用することができるが、図4の実施形態のこれらの所定重み候補は、小さい重み(low)から中程度の重み(midium)を経て大きい重み(high)に亘る範囲の5種類の重み候補を含み、この場合、大きい重み(high)とは、より大きい重みが付与されるキーワードの影響度が、類似区画群を求めるに当たって、中程度の重み(midium)、または小さい重み(low)が付与されるキーワードのような異なる重みが付与される他のキーワードよりも大きくなるような、より大きい重みを表わす。別の構成として、これらの重みは、各キーワードに関する2値表示とすることができ、この場合、該当するキーワードは、重み付けされているか、または重み付けされていないかの何れかである。
属性群またはキーワード群のうちの少なくとも幾つかに関して、受信機モジュール10は更に、類似区画群が、該当するキーワードのカテゴリー値に厳密に一致する必要があるかどうかについての通知、または他の区画の対応する特徴が、対応するこれらの値が厳密に一致しない場合でもカテゴリー値の所定範囲に収まる事例において、別の区画の対応する特徴が、属性またはキーワードのカテゴリー値に一致すると見なされるかどうかについての通知を受信するように構成することができる。この点に関して、受信機モジュール10は更に、カテゴリー値に関する範囲の通知を受信するように構成することができ、この範囲内で、別の区画の対応する特徴がカテゴリー値に一致すると見なされる。この点に関して、かつ図4の実施形態に示されるように、当該範囲(range)は半径(radius)と表記され、この場合、ユーザは、該当する属性またはキーワードのカテゴリー数値を中心とする当該半径を定義する入力を供給することができ、この半径は、カテゴリー値に一致するために十分に近い値であると見なされる。例えば、0.05の半径がapprlandvalに関して定義されるのに対し、0の半径がbillyrに関して定義されるので、billyrには厳密な一致が必要とされる。当該範囲は、数値、カテゴリー値の百分率などで定義するように、種々の方法で定義することができる。0.05の半径がapprlandvalキーワードに関して設定される場合、当該半径は、百分率で定義されて、別の区画が公示地価に、当該別の区画が第1区画の公示地価を中心として5%以内に収まる場合に一致すると見なされるようになる。
図1に、そして図2の操作26に示すように、当該システムは更に、連想メモリ12を含み、連想メモリ12は、第1区画の1つ以上の属性、及び1つ以上のキーワードを、複数の他の区画の属性群及びキーワード群とそれぞれ比較して、複数の類似区画を求めるように構成される。連想メモリ12はデータストレージデバイスであり、このデータストレージデバイスでは、所在地が、宅地名、住所、または相対的な位置ではなく、当該所在地情報の内容により特定され、そしてこのデータストレージデバイスから、類似区画群に関するデータのようなデータを取り出すことができる。1つの実施形態では、連想メモリ12は階層化連想メモリである。連想メモリ12は、他の区画群と第1区画との類似度を、一致する、またはそれ以外には、連想される属性群及びキーワード群の数に少なくとも部分的に基づいた方法で判断する。1つの実施形態では、連想メモリ12は、属性群またはキーワード群のうちの少なくとも幾つかに割り当てられた重みを考慮に入れて、別の宅地と第1の宅地との類似度に与える影響に適切な偏りをつけるように構成され、この類似度は、一致すると判明する、またはそれ以外には、連想されると判明する属性またはキーワードによってもたらされる。このようなことから、より大きい重みが付与される属性またはキーワードの一致、または他の関連付けは、区画群が類似すると見なされる度合いに、より小さい重みが付与される、または重み付けされない属性またはキーワードの一致、または他の関連付けが及ぼすよりも、ずっと大きな影響を及ぼすことになる。
第1区画と他の区画群との類似度を判断する際、連想メモリ12は、当該連想メモリのローカルメモリにアクセスするだけでなく、更に、または別の構成として他のデータベース群18にアクセスして、他のデータベース群が保存するデータを利用して当該連想メモリによる分析を行なうことができる。例えば、連想メモリ12は、課税額査定データベース、都市計画区画整理データベース、交通データベース、地図データベースなどを含む公共利用可能なデータベースのような多数の他のデータベース18にアクセスすることができる。更に具体的な例として、連想メモリ12は、都市の自転車用道路地図にアクセスして、第1区画が自転車用道路に極めて近接していることを(肯定的に)考慮に入れて、第1区画の価値を求めることができる。連想メモリ12は、他のデータベース群18から受信する情報と、種々のデータベースの検索フィールドを適合させる必要を伴なうことなく対話するように構成される。
図1の実施形態のシステムは更に、ディスプレイモジュール14を含むことができ、このディスプレイモジュール14は、上に説明したように、例えば図2の操作28に、そして図5の図式表示に示す複数の類似区画の表示を表示させるように具体的に構成されるユーザインターフェース及び/又はプロセッサを含むことができる。図5の図式表示を参照するに、複数の類似区画は、各類似区画が、例えば番号で固有に特定されるように表示される。更に、第1区画と類似区画との間で一致する、またはそれ以外には、共通する、または関連付けられるカテゴリータイプ及び/又はカテゴリー値のような属性群及びキーワード群を類似区画に関連付けて列挙する。1つの実施形態では、ディスプレイモジュール14は、類似区画群の表示を、類似度順に表示させて、最初に列挙される区画が、第1区画に最も類似し、そして続いて列挙される区画群が、類似度が高い順に並ぶようにする。図5の実施形態では、第1区画に対する区画群の相対類似度を表わす類似度スコアが、ディスプレイモジュール14から供給される。類似度スコアは、種々の方法で定義することができるが、類似度スコアは、図示の実施形態では連想メモリ12、ディスプレイモジュール14などによって定義することにより、最も類似する区画が、1.00の類似度スコアを有することができ、他の類似区画群は、該当する区画と第1区画との相対類似度を、第1区画と最も類似する区画との類似度と比較して定義する類似度スコアを有する。
類似区画群と第1区画との間で共通する属性群及びキーワード群の数及び種類によって相対類似度が少なくとも部分的に定義されるので、当該区画群が第1区画と共通に有する属性群及びキーワード群の数は普通、類似度の高い区画群に関してより多く、そして類似度の低い区画群に関してより少ないことに留意されたい。しかしながら、上に説明したように、一致する属性群及びキーワード群の重みを、区画群の間の相対類似度を判断する際に考慮に入れることもできる。
第1区画の属性群の中で、属性群のうちの幾つかの属性は、属性群のうちの他の属性群よりも多くの他の区画群に一致する、またはそれ以外には、関連付けられる。そのようなことから、1つの実施形態のディスプレイモジュール14は、第1区画の属性群を、類似度判断に対する属性群の相対重要度に応じた順番で、例えば属性群が、他の区画群の対応する属性群と共通することが判明した頻度に応じた順番で表示するようになる。図5を参照するに、例えば「re−simproved」は、「short」が一致したよりも高い頻度で一致していたことが分かる。このように、ユーザは、第1区画の属性群の一覧を参照して、他の区画群と共通していることが、より高い頻度で判明する属性群を迅速に見分けることができる。
当該システムは更に、評価モジュール16を含み、評価モジュール16は、上に説明したように、プロセッサを含むことができ、当該プロセッサは、第1区画の価値を、複数の類似区画の価格に基づいて求めるように具体的に構成される。図2の操作30を参照されたい。評価モジュール16は、第1区画の価値を、種々の方法により求めるように構成することができる。例えば、図6に示すように、評価モジュールは1つの実施形態では、第1区画の価値を、複数の類似区画の価格の平均を求めることにより求めるように構成することができる。図6に示される実施形態では、例えば類似区画群の各類似区画の価格を加算し、そして次に、類似区画群の合計数で除算して、「True Price(真の価格)」と表記される価値を求める。
更に、または別の構成として、評価モジュール16は、第1区画に対する類似区画群の類似度に基づいて、より高い類似度の区画群の価格が、より低い類似度の区画群の価格よりも、結果的に得られる価値に大きい影響を与える、または大きく影響するように、複数の類似区画の価格に重み付けすることにより第1区画の価値を求めるように構成することができる。1つの実施形態では、例えば評価モジュール16は、複数の類似区画の価格に、第1区画に対する類似度指標に基づいて重み付けし、そして次に、複数の類似区画の重み付け平均を、複数の類似区画の価格の重み付けに基づいて求めるように構成することができる。複数の類似区画の価格の重み付けは、種々の方法により行なうことができるが、1つの実施形態の評価モジュール16は、類似区画群の価格に、図6の実施形態に示す類似度スコアに基づいて重み付けすることができる。この点に関して、類似度スコアが1.00であると、10の重み付けが行なわれ、類似度スコアが0.90〜0.99の範囲であると、9の重み付けが行なわれ、類似度スコアが0.80〜0.89の範囲であると、8の重み付けが行なわれ、残りの類似度スコアも同様の重み付けが行なわれる。次に、各類似区画の価格に重み付けし(例えば、当該価格に関連重みを乗算することにより)、そして合計値を、重み群の合計合算値で除算することにより、図6の実施形態において「True Weighted Price(真の重み付け価格)」と表記される第1区画の価値を求めることができる。類似区画群の価格に重み付けする1つの方法を、図6を参照して上に説明し、そして示しているが、他の実施形態の評価モジュール16は、類似区画群の価格に重み付けする他の方法を用いることができる。
第1区画の価値を、区画群の価格及び所在地に加えて、または代わる多数の特徴のような複数の特徴を考慮に入れることにより類似すると判断された区画群の価格に基づかせることにより、第1区画をより近似して表わす価値を本開示の実施形態に従って求めることができる。1つの区画の更に正確な価値を求めることにより、不動産取引に関わる購買者、販売者、または他者は、1つの区画をより正確に査定することができ、そして査定者は、例えば税額見積もり、または他の目的のために、当該区画の価値をより適切に評価することができる。更に、当該システム、方法、及びコンピュータプログラム製品は、繰り返し利用することができる。この点に関して、複数の属性及びキーワードに最初に重み付けすることにより、第1区画の現在価格から大きく逸脱する価格を有する多数の類似区画を特定することができる。この例では、ユーザは、属性群及びキーワード群の重みを再割り当てすることができ、そして再度、重み付けされた属性群及びキーワード群を連想メモリ12に提示することにより、類似区画集合を再定義することができる。このプロセスを繰り返すことにより、ユーザは、区画群の種々の特徴の商業的価値を最も正確に反映した属性群及びキーワード群の重みを決定することができる。
図1及び2は、例示的な実施形態による例示的なシステム、方法、及び/又はコンピュータプログラム製品のブロック図を示している。これらのブロック図の各モジュールまたはブロック、及び/又はこれらのブロック図におけるモジュール群またはブロック群の組み合わせは、種々の手段によって実行することができることを理解されたい。これらのブロック図のモジュール群またはブロック群、これらのブロック図におけるモジュール群またはブロック群の組み合わせ、または本明細書において記載される例示的な実施形態の他の機能を実行する手段は、ハードウェア及び/又はコンピュータプログラム製品を含むことができ、当該コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラム製品に格納される1つ以上のコンピュータプログラムコード命令、プログラム命令、または実行可能なコンピュータ可読プログラムコード命令を有する非一時的コンピュータ可読記録媒体(伝送信号を記録したコンピュータ可読伝送媒体とは異なる)を含む。この点に関して、図1のモジュール群、及び図2のブロック群の操作及び機能、及びそれ以外に本明細書において記載される操作及び機能を実行するプログラムコード命令群は、例示的な装置のメモリデバイスに格納することができ、そしてプロセッサによって実行することができる。理解されることであるが、何れかのこのようなプログラムコード命令群は、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置(例えば、プロセッサ、メモリデバイスなど)に、コンピュータ可読記録媒体から読み込んで、特定のマシンを生成することにより、当該特定のマシンが、ブロック図のモジュール群及びブロック群に指定される機能群を実行する手段となる。
これらのプログラムコード命令は、コンピュータ可読記録媒体に格納することもでき、当該コンピュータ可読記録媒体は、コンピュータ、プロセッサ、または他のプログラム可能な装置に指示して、特定の態様で機能させることにより、特定のマシンまたは特定の製造品を生成することができる。コンピュータ可読記録媒体に格納される命令群は、製造品を生成することができ、この場合、当該製造品が、ブロック図のモジュール群またはブロック群に指定される機能群を実行する手段となる。これらのプログラムコード命令は、コンピュータ可読記録媒体から取り出すことができ、そしてコンピュータ、プロセッサ、または他のプログラム可能な装置に読み込んで、コンピュータ、プロセッサ、または他のプログラム可能な装置を構成することにより、操作群をコンピュータ、プロセッサ、または他のプログラム可能な装置の上で、またはコンピュータ、プロセッサ、または他のプログラム可能な装置によって実行させることができる。プログラムコード命令群の取り出し、読み込み、及び実行は、1つの命令を一度に取り出し、読み込み、そして実行するように順番に行なうことができる。
幾つかの例示的な実施形態では、取り出し、読み込み、及び/又は実行は、複数命令を一括して取り出し、読み込み、そして/または実行するように並列に行なうことができる。プログラムコード命令群を実行すると、コンピュータ実行プロセスを生成することができるので、コンピュータ、プロセッサ、または他のプログラム可能な装置が実行する命令群は、ブロック図のモジュール群またはブロック群に指定される機能群を実行する操作群となる。従って、これらのブロック図のモジュール群またはブロック群の操作に関連付けられる命令群をプロセッサにより実行することにより、またはこれらのブロック図のモジュール群またはブロック群に関連付けられる命令群をコンピュータ可読記録媒体に格納することにより、指定機能群を実行する操作群の組み合わせをサポートすることができる。また、これらのブロック図の1つ以上のモジュールまたはブロック、及びこれらのブロック図のモジュール群またはブロック群の組み合わせは、指定機能群を実行する、または特定用途向けハードウェア命令及びプログラムコード命令の組み合わせを実行する特定用途向けハードウェアベースコンピュータシステム群及び/又はプロセッサ群によって実行することができる。
本明細書において説明される多くの変形、及び他の実施形態は、これらの実施形態に関連し、かつこれまでの記述及び関連図面に提供される教示の恩恵を享受するこの技術分野の当業者であれば想到することができる。従って、これらの実施形態は、開示される特定の実施形態に限定されず、かつ変形及び他の実施形態は、添付の請求項の範囲に包含されるべきであることを理解されたい。更に、これまでの記述及び関連図面は、例示的な実施形態を、構成要素群及び/又は機能群の特定の例示的な組み合わせとして説明しているが、構成要素群及び/又は機能群の異なる組み合わせは、別の実施形態により、添付の請求項の範囲から逸脱しない範囲で実現することができることを理解されたい。この点に関して、例えば上に明示的に記載される構成要素群及び/又は機能群以外の構成要素群及び/又は機能群の異なる組み合わせもまた、添付の請求項群のうちの幾つかの請求項に記載された構成の範囲内で考案することができる。特定の用語を本明細書において用いているが、これらの用語は、一般的な意味、及び記述上の意味でのみ使用され、限定目的で使用されるのではない。