JP2013058083A - OSGiプログラム、OSGiシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係るOSGiプログラムは、OSGiフレームワークを搭載する電子機器に接続された外部デバイスを検出し、その外部デバイスに対応するOSGiバンドルを配信サーバからダウンロードし、電子機器にインストールする。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の実施形態1に係るOSGiシステム100の構成図である。OSGiシステム100は、OSGiフレームワークに準拠した機能を提供するシステムであり、ゲートウェイデバイス10、配信サーバ20、ポータルサーバ30を有する。
OSGiフレームワーク13は常時実行型のフレームワークであるため、バンドル取得バンドル14は新たなデバイスを検出するように常時待機している。ゲートウェイデバイス10のUSBポートにUSBデバイスが接続されるか、またはゲートウェイデバイス10が属するネットワーク内に新たなUPnPデバイスが接続され、デバイス情報取得部141がその旨を検出すると、デバイス情報取得部141は本処理フローを開始する。
(図5:ステップS501)
デバイス情報取得部141は、新たに検出した外部デバイスのデバイス識別情報を取得し、そのデバイス識別情報をバンドル取得バンドル14に通知する。
バンドル取得部143は、デバイス情報取得部141より受け取ったデバイス識別情報を、HTTPリクエストに載せて配信サーバ20に送信する。バンドル取得部143は、配信サーバ20からのレスポンスを待ち受ける。
(図5:ステップS503)
バンドル取得部143は、配信サーバ20からのHTTPレスポンスがNull(ボディ部分が空)であった場合、本処理を終了する。これは送信したデバイス識別情報にマッチするOSGiバンドルが見つからなかったことを意味する。HTTPレスポンス内にバンドル識別情報が含まれている場合は、ステップS504に進む。
(図5:ステップS503:補足)
本ステップにおいて、デバイスマッチング部22は、バンドル取得部143から受け取ったデバイス識別情報に合致するOSGiバンドルのバンドル識別情報をOSGiバンドルプール23から検索し、バンドル取得部143に返信する。バンドル識別情報とは、図4で説明したバンドルシンボル名とバージョン番号である。
バンドル取得部143は、ステップS503で受け取ったバンドルシンボル名とバージョン番号に一致するOSGiバンドルが既にOSGiフレームワーク13上にインストールされているか否かをチェックする。
(図5:ステップS504:補足)
バージョン番号をチェックするのは、OSGiフレームワーク13上に同じバンドルシンボルでバージョンが古いOSGiバンドルがインストールされていた場合に、それを更新するためである。この仕組みにより、ゲートウェイデバイス10をネットワークに接続する毎に、OSGiバンドルを新しいバージョンに更新することができる。
ステップS504でチェックしたOSGiバンドルがOSGiフレームワーク13上に既にインストールされている場合は本処理フローを終了し、インストールされていない場合はステップS506へ進む。
(図5:ステップS506)
バンドル取得部143は、ステップS503で取得したバンドルシンボル名を載せて配信サーバ20にHTTPリクエストを送り、そのバンドルシンボル名に該当するOSGiバンドルを配信サーバ20から取得する。
(図5:ステップS506:補足)
本処理フローでは、ステップS503〜S504でいったんバンドル識別情報を取得してそのOSGiバンドルがインストール済みであるか否かをチェックし、インストールされていない場合のみ本ステップでそのOSGiバンドルを取得することとした。これは、毎回OSGiバンドルを取得すると、ゲートウェイデバイス10や配信サーバ20の処理負荷が大きくなるからである。
バンドル配置・実行部142は、ステップS506で取得したOSGiバンドルをインストール・実行する。同じバンドルシンボル名でバージョン番号が古いOSGiバンドルが既にインストールされている場合は、そのOSGiバンドルを上書インストールする。インストールに成功すればステップS508に進み、失敗した場合は本処理を終了する。
(図5:ステップS508)
バンドル配置・実行部142は、インストールしたOSGiバンドルのバンドルシンボル名とバージョン番号、およびOSGiフレームワーク13に設定されているユーザIDをポータルサーバ30に送信する。ここでのユーザIDは、先に説明したように、サービスプロバイダが各ユーザを識別するために各ユーザのOSGiフレームワーク13に割り当てたIDであり、OSGiフレームワークの仕様で定められたものではない。
(図6:ステップS5021)
HTTPサーバ部21は、ゲートウェイデバイス10からデバイス識別情報を付加したHTTPリクエストを受け取ると、そのデバイス識別情報をデバイスマッチング部22に渡す。デバイス識別情報を受け取ったデバイスマッチング部22は、そのデバイス識別情報に対応するOSGiバンドルをOSGiバンドルプール23から検索する。
(図6:ステップS5022)
ステップS5021でデバイス識別情報に対応するOSGiバンドルを発見できた場合はステップS5023に進み、発見できなかった場合はステップS5024に進む。
デバイスマッチング部22は、ステップS5021で発見したOSGiバンドルのバンドル識別情報(バンドルシンボル名とバージョン)をOSGiバンドルプール23から取り出してHTTPサーバ部21に渡す。HTTPサーバ部21は、ゲートウェイデバイス10にそのバンドル識別情報を返信する。
(図6:ステップS5024)
HTTPサーバ部21は、ゲートウェイデバイス10にNull(ボディ部が空白のHTTPレスポンス)を返信する。
(図7:ステップS5061)
HTTPサーバ部21は、ゲートウェイデバイス10からバンドル識別情報(バンドルシンボル名とバージョン)を付加したHTTPリクエストを受け取ると、そのバンドル識別情報に該当するOSGiバンドルをOSGiバンドルプール23から取得し、ゲートウェイデバイス10に返送する。
ポータルサーバ30は、図5のステップS508において、ゲートウェイデバイス10に新たなOSGiバンドルがインストールされたことを知る。ポータルサーバ30は、そのユーザに対して当該OSGiバンドルに対応する機能が利用できるようになった旨を通知する。
(図11:ステップS1101:補足その1)
ゲートウェイデバイス10にインストールしたOSGiバンドルの一覧をポータルサーバ30から通知するのは、OSGiフレームワーク13が基本的にGUI(Graphical User Interface)を持たないため、OSGiフレームワーク13にインストールされたOSGiバンドルの利用方法をユーザに知らせる必要があるからである。OSGiフレームワークが内部的にWebサーバを備えており、Webページ形式の画面を提供できる可能性もあるが、その場合でもユーザがそのページに頻繁にアクセスしているか否かは不明である。そのため、何らかのプッシュ型手段によってユーザに通知することが望ましいと考えられる。
(図11:ステップS1101:補足その2)
本ステップにおける通知の内容は、単純にそのOSGiサービスが提供するサービスの利用方法が記載されている場合、図11に示すようにサービス利用のためのWebページへのリンクが貼られている場合、などが考えられる。前者はそのOSGiバンドルがユーザ宅のLAN内で完結しているサービスを提供している場合に適している。後者はサービスプロバイダが提供するサーバを経由して利用する形態のサービスに適している。
(図11:ステップS1101:補足その3)
本ステップにおける通知は、例えばユーザが所持する所定の電子メールアドレス宛に送信してもよいし、ゲートウェイデバイス10が備えているWebページを介して操作を実施している場合は、そのWebページ上で通知してもよい。
ユーザは、Webブラウザを操作し、サービスプロバイダから割り当てられたIDとパスワードなどを用いて、ステップS1101で受け取った通知に記載されているWebサイトなどへログインする。このWebサイトは、ポータルサーバ30が提供するものでもよいし、ポータルサーバ30上のものでなくともよい。
(図11:ステップS1103)
ユーザがWebサイトにログインすると、当該ユーザが所持するゲートウェイデバイス10にインストールされ実行されているOSGiバンドルに対応するサービスの一覧が現れる。ここでは、ユーザはXXX社のZigBeeドングル40をゲートウェイデバイス10に挿し、そのZigBeeドングル40を操作するためのOSGiバンドルがゲートウェイデバイス10にインストールされている例を示した。このページ内のリンクより、ユーザ宅のZigBeeデバイスを操作するためのページに進むことができる。
本ステップで例示している画面は、ZigBeeドングル40が提供するZigBeeネットワークにZigBeeデバイスを追加するための機能ボタンを備える。本Web画面上でこのボタンを押し、一方でユーザ宅内のZigBeeデバイスがネットワークに参加手続き(多くの場合はこれもデバイス上のボタンを押すこと)を実施すると、ZigBeeデバイスがネットワークに追加され、このWeb画面を通じて操作することができるようになる。
(図11:ステップS1105)
ステップS1104で新たなZigBeeデバイスをZigBeeネットワーク上に追加した後は、そのZigBeeデバイスを本画面上で操作することができるようになる。例えば家庭内の電気機器をZigBeeデバイスとして遠隔操作することができる。
以上のように、本実施形態1によれば、ユーザがゲートウェイデバイス10に新たな外部デバイスを接続すると、その外部デバイスを利用するために必要なOSGiバンドルがゲートウェイデバイス10に自動的にインストールされる。これにより、ユーザは必要なOSGiバンドルを探したりインストールしたりする作業から解放され、ユーザの負担を軽減することができる。また、新たな外部デバイスを検出した時点で配信サーバ20に対してOSGiバンドルを配信するよう要求するので、配信サーバ20にかける負担を軽減することができる。
実施形態1では、ゲートウェイデバイス10に新たな外部デバイスが接続されたとき、これに対応するOSGiバンドルを取得する例を説明した。新たなOSGiバンドルが必要になるその他の場合として、例えば以下のような例が考えられる。
ゲートウェイデバイス10のユーザが、ゲートウェイデバイス10上である特定の操作を実施してゲートウェイデバイス10に命令を発したとき、その命令に対応するOSGiバンドルを配信サーバ10から取得することが考えられる。例えば、ユーザがゲートウェイデバイス10上でZigBeeデバイスを操作しようとした時点で、ZigBee機能を実装したOSGiバンドルを配信サーバ20から取得することが考えられる。
ゲートウェイデバイス10に新たな外部デバイスが接続されたとき、その外部デバイスは特定種類のデータを格納している場合がある。バンドル取得部143は、そのデータ種類に対応するOSGiバンドルを配信サーバ10から取得することが考えられる。例えば外部デバイスが動画データを格納している場合、その動画データを再生するためのDLNA(Digital Living Network Alliance)プレイヤー機能を実装したOSGiバンドルを配信サーバ20から取得することが考えられる。
実施形態1では、ゲートウェイデバイス10に接続される外部デバイスの例として、USBデバイスとUPnPデバイスを例示したが、その他種類の外部デバイスを検出するようにしてもよい。例えば、PCI(Peripheral Component Interconnect)カード、IP(Internet Protocol)デバイスなどを検出してもよい。ただし、どのようなデバイスを検出してもよいものではなく、少なくともユーザがゲートウェイデバイス10を介して利用することができるデバイスである必要がある。
Claims (10)
- OSGiフレームワーク仕様に準拠した処理を演算装置に実行させるOSGiプログラムであって、
OSGiフレームワークを実装したソフトウェアモジュールと、
前記OSGiフレームワークの配下で動作する処理を記述したOSGiバンドルと、
を備え、
前記OSGiバンドルは、前記演算装置に、
前記演算装置を搭載している電子機器に接続された外部デバイスを検出するデバイス検出ステップ、
前記外部デバイスを識別するデバイス識別情報を取得するステップ、
前記デバイス識別情報に対応するOSGiバンドルを配信するように配信サーバへ要求するステップ、
前記デバイス識別情報に対応するOSGiバンドルを前記配信サーバから受信して前記OSGiフレームワーク上にインストールするステップ、
を実行させることを特徴とするOSGiプログラム。 - 前記OSGiバンドルは、前記デバイス検出ステップにおいて、前記演算装置に、
前記電子機器が備えるUSBポートに接続されたUSBデバイスを前記外部デバイスとして検出するステップ、または前記電子機器が属しているネットワーク内に存在するUPnPデバイスを前記外部デバイスとして検出するステップの少なくともいずれかを実行させる
ことを特徴とする請求項1記載のOSGiプログラム。 - 前記OSGiバンドルは、前記演算装置に、
前記演算装置を搭載している電子機器に対してユーザが指示した命令を検出する命令検出ステップ、
前記命令に対応するOSGiバンドルを配信するように配信サーバへ要求するステップ、
前記命令に対応するOSGiバンドルを前記配信サーバから受信して前記OSGiフレームワーク上にインストールするステップ、
を実行させることを特徴とする請求項1記載のOSGiプログラム。 - 前記OSGiバンドルは、前記演算装置に、
前記演算装置を搭載している電子機器が格納しているデータの種類を検出するデータ検出ステップ、
前記種類に対応するOSGiバンドルを配信するように配信サーバへ要求するステップ、
前記種類に対応するOSGiバンドルを前記配信サーバから受信して前記OSGiフレームワーク上にインストールするステップ、
を実行させることを特徴とする請求項1記載のOSGiプログラム。 - 請求項1記載のOSGiプログラムと、
前記OSGiプログラムを実行する演算装置と、
を備えることを特徴とする電子機器。 - 請求項5記載の電子機器と、
前記電子機器にOSGiバンドルを配信する配信サーバと、
を有し、
前記配信サーバは、
前記デバイス識別情報と前記電子機器に配信すべきOSGiバンドルとの対応関係を記述したバンドルテーブルを備え、
前記デバイス識別情報に対応するOSGiバンドルを配信すべき旨の要求を前記電子機器から受け取ると、前記バンドルテーブルを参照してそのデバイス識別情報に対応するOSGiバンドルを特定し、特定したOSGiバンドルを前記電子機器に配信する
ことを特徴とするOSGiシステム。 - 前記配信サーバは、
前記電子機器から前記デバイス識別情報を受け取ると、前記バンドルテーブルを参照してそのデバイス識別情報に対応するOSGiバンドルを特定し、特定したOSGiバンドルを識別するバンドル識別情報を前記電子機器に配信し、
前記電子機器は、
前記バンドル識別情報を前記配信サーバから受け取ると、そのバンドル識別情報に対応するOSGiバンドルが前記OSGiフレームワーク上にインストールされているか否かを確認し、
インストールされていない場合はそのOSGiバンドルを配信するように前記配信サーバへ要求する
ことを特徴とする請求項6記載のOSGiシステム。 - 前記OSGiバンドルは、前記演算装置に、
前記演算装置を搭載している電子機器に対してユーザが指示した命令を検出する命令検出ステップ、
前記命令に対応するOSGiバンドルを配信するように配信サーバへ要求するステップ、
前記命令に対応するOSGiバンドルを前記配信サーバから受信して前記OSGiフレームワーク上にインストールするステップ、
を実行させ、
前記バンドルテーブルは、
前記命令と前記電子機器に配信すべきOSGiバンドルとの対応関係を記述しており、
前記配信サーバは、
前記命令に対応するOSGiバンドルを配信すべき旨の要求を前記電子機器から受け取ると、前記バンドルテーブルを参照してその命令に対応するOSGiバンドルを特定し、特定したOSGiバンドルを前記電子機器に配信する
ことを特徴とする請求項6記載のOSGiシステム。 - 前記OSGiバンドルは、前記演算装置に、
前記演算装置を搭載している電子機器が格納しているデータの種類を検出するデータ検出ステップ、
前記種類に対応するOSGiバンドルを配信するように配信サーバへ要求するステップ、
前記種類に対応するOSGiバンドルを前記配信サーバから受信して前記OSGiフレームワーク上にインストールするステップ、
を実行させ、
前記バンドルテーブルは、
前記種類と前記電子機器に配信すべきOSGiバンドルとの対応関係を記述しており、
前記配信サーバは、
前記種類に対応するOSGiバンドルを配信すべき旨の要求を前記電子機器から受け取ると、前記バンドルテーブルを参照してその種類に対応するOSGiバンドルを特定し、特定したOSGiバンドルを前記電子機器に配信する
ことを特徴とする請求項6記載のOSGiシステム。 - 前記OSGiフレームワーク上にインストールされているOSGiバンドルの一覧を公開するポータルサーバを有し、
前記電子機器は、
前記OSGiフレームワーク上にインストールされているOSGiバンドルを識別するインストール済バンドル情報と、当該電子機器を識別するユーザ識別情報とを前記ポータルサーバに対して送信し、
前記ポータルサーバは、
前記電子機器から受け取った前記インストール済バンドル情報と前記ユーザ識別情報に基づき、前記SGiフレームワーク上にインストールされているOSGiバンドルの一覧を前記電子機器に対して公開する
ことを特徴とする請求項6記載のOSGiシステム。
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