JP2013048660A - 景品交換システム、景品交換方法 - Google Patents

景品交換システム、景品交換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】景品交換に要する時間を短縮し、かつ、景品交換時に景品交換カウンタで並ぶ必要がなく、遊技者が景品交換までの時間を無駄にすることなく有意義に過ごすことができる景品交換システム、景品交換方法を提供する。
【解決手段】景品交換システムは、遊技により獲得した遊技媒体の数に対応する遊技者所有の獲得有価価値と景品とを交換する景品交換の申出を受け付ける景品交換受付手段305と、申出を行った遊技者の遊技状態を読み取る遊技状態読取手段710と、申出毎に景品交換の順番と景品交換の実施予定時期との少なくとも一方を景品交換受付手段305が既に受け付けた過去申出に基づいて設定する景品交換順設定手段711と、申出毎の順番と実施予定時期との少なくとも一方を遊技状態読取手段の読取内容に基づいて変更する景品交換順変更手段712とを備える。
【選択図】図26A

Description

本発明は、例えば、パチンコ等の遊技ホールにおいて、獲得した遊技媒体の貯数等の有価価値を利用して景品交換を行うことができる景品交換システム、景品交換方法に関するものである。
従来、遊技ホールでは、例えば、遊技の結果として、得られた遊技媒体を計数機により計数し、その計数結果を有価価値としてカードやレシート等に記録する。そして、そのカードやレシートを遊技ホールの従業員に渡して、特殊景品と交換するのか、一般景品と交換するのかを伝えたり、どの一般景品と交換するのかを伝えたりする。交換する景品について伝えられた従業員は、交換に必要な景品を準備し、遊技者にその景品を渡して、景品交換が終了する。
しかし、このような従来の景品交換方法では、一人の遊技者に対する景品交換に多くの時間と手間を要していた。また、景品交換カウンタで、遊技者が一般景品を選ぶときに迷ってしまうと、さらに多くの時間が必要となっていた。そのため、例えば、閉店時間近くになると、多くの遊技者が景品交換をするために、景品交換カウンタに行列ができてしまう場合が多かった。そのような場合には、遊技者は、いつまで待たされるのか分からないまま、長い時間ただ並んで過ごさなければならなかった。
そこで、遊技媒体の計数から景品の交換までにかかる時間を短縮するシステムが、特許文献1に開示されている。特許文献1のシステムでは、計数機でパチンコ玉の計数を行いながら景品の選択が行われ、パチンコ玉の計数データと、景品の選択データとが通信回線を通してカウンタに伝送されると共に、会員カードにも記録される。これにより、遊技者はデータの記録された会員カードを、カウンタの景品管理POS(Point of Sale Ssystem)に通すだけで、短時間のうちに景品を受け取ることができる。
また、特許文献2には、台間ユニットで、当該パチンコ店に陳列されている景品の予約も可能であること、及び、その場合には、遊技中に注文を入れておき、遊技後に景品交換カウンタでレシートを見せて、景品を受け取ることが可能となること、及びその手順が開示されている。
特開平11−169542号公報 特開2000−334150号公報
しかし、特許文献1の技術では、景品交換にかかる時間が短縮されたとしても、待ち時間が短くなるだけで、景品交換希望者が多数居る場合に(特に、閉店間際の景品交換待ちに長蛇の列が生じる場合等)、遊技者にとっては、景品交換カウンタで並ぶという点や、いつまで待たされるのかわからずに、不快な思いをするという点等については、従来の問題が解決されるものではなかった。
また、特許文献2の技術では、遊技中に注文を入れるという予約を行うことについての開示があるものの、遊技後に景品交換カウンタでレシートを見せて景品を受け取るという点以外の開示がない。したがって、上記特許文献1の場合と同様に、待ち時間が短くなるだけで、景品交換希望者が多数居る場合(特に、閉店間際の景品交換待ちに長蛇の列が生じる場合等)、遊技者にとっては、景品交換カウンタで並ぶという点や、いつまで待たされるのかわからずに、不快な思いをするという点等については、従来の問題が解決されるものではなかった。
本発明の課題は、景品交換に要する時間を短縮し、かつ、景品交換時に景品交換カウンタで並ぶ必要がなく、遊技者が景品交換までの時間を無駄にすることなく有意義に過ごすことができる景品交換システム、景品交換方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
本発明の景品交換システムは、遊技により獲得した遊技媒体の数に対応する遊技者所有の獲得有価価値と景品とを交換する景品交換の申出を受け付ける景品交換受付手段(例えば、図5の景品受付部305、図23のステップS810に相当)と、前記申出を行った遊技者の遊技状態を読み取る遊技状態読取手段(例えば、図19の遊技状態読取部710、図25のステップS1000、図26AのステップS1120に相当)と、前記申出毎に景品交換の順番と景品交換の実施予定時期との少なくとも一方を前記景品交換受付手段が既に受け付けた過去申出に基づいて設定する景品交換順設定手段(例えば、図19の景品交換順設定部711、図23のステップS840に相当)と、前記申出毎の前記順番と前記実施予定時期との少なくとも一方を前記遊技状態読取手段の読取内容に基づいて変更する景品交換順変更手段(例えば、図19の景品交換順変更部712、図24のステップS930に相当)と、前記順番と前記実施予定時期の少なくとも一方にしたがって、景品交換に関する処理を行う景品交換処理手段(例えば、図19の景品交換処理部713、図26BのステップS1270からステップS1290及び図27BのステップS1270からステップS1290に相当)と、を備える。
この発明によれば、景品交換順設定手段によって、申出毎に、景品交換の順番と景品交換の実施予定時期との少なくとも一方を、前記景品交換受付手段が既に受け付けた過去申出に基づいて設定する。したがって、例えば、閉店間近であっても長蛇の景品交換待ちを行うことなく遊技を継続することが可能であり、この遊技の継続後、申出毎の順番と実施予定時期との少なくとも一方を遊技状態読取手段の読取内容に基づいて変更するため、例えば、大当たり等が発生したときに順番や実施予定時期等の遅らせる等の処理を行うことができる。よって、景品交換の申出を行った後に、例えば、遊技者は、景品交換の為に行列を作って待つことなく遊技を継続し、その継続の結果、大当り等が発生した場合には、先の申出に基づく景品交換のために遊技を中断させられることもなく、遊技を継続することができる。また、景品交換の申出を受け付けるので、従業員は、予め景品交換の準備を行うことができ、景品交換に要する時間を短縮できる。
なお、景品交換受付手段における景品交換の申出を受け付けるとは、遊技者が景品交換をしたいという意思表示を景品交換システムに接続される各種装置(特に、遊技媒体の貸出や貯玉再プレーを行うための処理をする台間機や、店員を呼びだすための呼出ランプ等の各遊技機に配置された装置で行うことが望ましい)が受け付けることである。申出の受け付けは、各種装置のいずれかに設けることができる。この申出の受け付けは、ボタン入力を該装置が検知する(受け付ける)、タッチパネル式表示部の所定の領域の押圧を該装置が検知する(受け付ける)、「交換予約」等の音声入力を該装置が検知する(受け付ける)、携帯電話等の携帯端末からの指示信号を該装置が検知する(受け付ける)等を例示できる。なお、他の遊技客による過去の申出が設定されている場合のように、今回の申出をした時点で、すぐに景品交換が可能ではない場合には、その申出自体が、景品交換予約になる。
なお、景品交換受付手段における申出を受け付ける処理の一部を、通信可能なネットワーク上の管理装置により行ってもよい。即ち、本発明の景品交換システム内のいずれかの機器、即ち、信号授受または通信可能に接続されたネットワーク上の各種装置のいずれの機器(例えば、上記台間機)で、申出を受け付けるようにした場合、当該機器(台間機)が受け付けた景品交換の旨を意味する信号検知があったことを意味する情報と、現在、当該機器(台間機)が受け付けている記憶媒体(カード等)のIDとを上記管理装置に送信する。これらを受信した管理装置が、受信したID情報に基づいて、ID情報に対応付けられて予め記憶されている貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)を特定し、該貯玉が存在していると判断すれば、景品交換予約を、管理装置で了承する。このように、申出を受け付ける処理の一部を、管理装置により行ってもよい。この場合に、管理装置により了承されれば、景品交換順設定手段によって、景品交換の実施予定時期を算出した後、「何時何分に景品交換してください。」と台間機に表示し、了承されなければ「貯玉がありませんので景品交換予約はされませんでした。」と台間機に表示するようにしてもよい。この例では、景品交換受付手段としては、台間機と管理装置が協働することで景品交換の受け付けが実現される。一方、台間機から景品交換予約の希望情報のみを管理装置に送信し、管理装置側で景品交換順番になったら、台間機に近接した各台計数機の遊技媒体計数情報を台番号または記憶媒体のID等で特定して表示するようにしてもよいが、この例では、景品交換受付手段としては、台間機で受け付けた景品交換予約の希望情報を管理装置に送信することで景品交換の受け付けがなされる。従って、本発明においては、景品交換受付手段を本発明の景品交換システムの、どの装置に備えるかについて限定することはできない。同様に、本発明の景品交換システムにおいては、景品交換受付手段に限らず、遊技状態読取手段、景品交換順設定手段、景品交換順設定手段、景品交換処理手段のそれぞれを、景品交換システムを構成する互いに信号授受または通信可能に接続されたいずれの装置が備えるかについて限定することはできない。即ち、上記各手段を、どの装置が備えて、どのように協働して実行するかは、適宜選択事項であり、ネットワーク上の各種機器による所定の処理の分散実行及び代替実行は、公知技術に属する。
なお、遊技状態読取手段は、申出を行った遊技者の遊技状態を読み取ることができれば、遊技ホール内又は遊技ホール管理システム内に設けられた、いずれの機器に設けてもよい。遊技状態読取手段は、例えば、管理装置の一機能として設けることができる。この場合は、遊技機毎に設けられた各種遊技情報を入力する入力ボックスの信号状態を管理装置または中継装置側の制御部がメモリイメージで読み出すハイスピードリンク(HLS(登録商標))方式を採用する場合が例示できるし、台間機等のCPUが遊技状態を入力して管理装置に送信する場合が例示できる。即ち、遊技状態読取手段は、管理装置、台間機等、本発明の景品交換システムを構成可能な互いに信号授受または通信可能に接続されたネットワーク上の各種機器が、単独または協働して実行可能である。なお、遊技状態読取手段の読取内容としては、大当りか否かを示す大当り信号、確変状態か否かを示す確変信号、パチンコ遊技機の遊技盤面に打ち込まれた玉の全てが排出される排出口からの排出玉をカウントするアウト信号、パチンコ遊技機から賞として払い出されるセーフ信号、スロットマシンのIN信号(投入メダルの投入信号)とOUT信号(賞メダルの払出信号)、有価価値が特定可能な有価価値特定情報(カードIDまたは/及び有価価値そのもの)を記憶した記憶媒体の有価価値情報(貸玉のための度数情報、計数結果である計数情報等)、パチンコ遊技機における発射装置のハンドルに対する人間による接触状態情報、スロット遊技機におけるスタートレバーに対する人間による接触状態情報等が例示できる。
なお、景品交換順設定手段は、申出毎に景品交換の順番と景品交換の実施予定時期との少なくとも一方を前記景品交換受付手段が既に受け付けた過去の申出に基づいて設定できれば、本発明の景品交換システムにおける、信号授受または通信可能に接続されたネットワーク上の各種装置のいずれの機器に設けてもよい。景品交換順設定手段は、例えば、景品交換が完了していない過去の申出件数の残数に+1して、交換順を設定してもよいし、景品交換が完了していない過去の申出件数の残数に平均景品交換時間を乗算して景品交換の実施予定時期を算出してもよい。また、平均景品交換時間は、建物の構造、景品交換する景品の種類の多寡、景品交換装置に対する遊技客の慣れ不慣れによって異なるので、景品交換時間を計数して、その平均を平均景品交換時間として学習し、更新するようにしてもよい。また、平均景品交換時間は、景品交換装置に対する店員の習熟度合などで異なるので、店員カードから読み取ったカードIDで操作者を特定し、特定した操作者毎に平均景品交換時間を読取り、複数回のデータ取得により学習し、更新するようにしてもよい。
なお、景品交換順変更手段は、申出毎の順番と実施予定時期との少なくとも一方を遊技状態読取手段の読取内容に基づいて変更することができれば、本発明の景品交換システムにおける、信号授受または通信可能に接続されたネットワーク上の各種装置のいずれの機器に設けてもよい。景品交換順変更手段における遊技状態読取手段の読取内容としては、例えば、大当りか否かを示す大当り信号、確変状態か否かを示す確変信号、パチンコ遊技機の遊技盤面に打ち込まれた玉の全てが排出される排出口からの排出玉をカウントするアウト信号、パチンコ遊技機から賞として払い出されるセーフ信号、スロットマシンのIN信号(投入メダルの投入信号)とOUT信号(賞メダルの払出信号)、有価価値が特定可能な有価価値特定情報(カードIDまたは/及び有価価値そのもの)を記憶した記憶媒体の有価価値情報(貸玉のための度数情報、計数結果である計数情報等)、パチンコ遊技機における発射装置のハンドルに対する人間による接触状態情報の少なくとも一つなどが例示できる。申出毎の順番と実施予定時期との少なくとも一方を遊技状態読取手段の読取内容に基づいて変更するとは、例えば、景品交換システム内の各種装置の何れか又は夫々に記憶された順番テーブルであって、申出特定情報(カードIDもしくは台番号等少なくとも申出をした遊技者を特定可能な情報)と順番とが対応付けられた順番テーブル、その順番テーブル内の申出の順番を後ろに変更すること等が例示できる。ここで、景品交換順変更手段は、申出の順番を変更することに代えて、例えば、申出と交換の実施予定時期とが対応付けられた実施時刻テーブルにおける実施予定時期の時刻を、この実施予定時期よりも遅らせた時刻に変更することで、実施予定時期を変更するようにしてもよい。
また、景品交換処理手段は、順番と実施予定時期の少なくとも一方にしたがって、景品交換に関する処理を行うことができれば、本発明の景品交換システムにおける、信号授受または通信可能に接続されたネットワーク上の各種装置のいずれの機器に設けてもよい。景品交換処理手段は、例えば、景品交換の順番や実施予定時期に到達した予約を行った遊技者の継続遊技が行われている遊技機の遊技を強制的に終了させる処理を実行してもよい。すなわち、遊技機がパチンコ機の場合には、パチンコ玉の打ち出しを行うモータの駆動を停止(モータストップ)させてもよいし、遊技機がスロットマシンの場合には、メダルの受付を無効としてもよい。また、景品交換処理手段は、例えば、遊技者に対して、度数や計数玉数等の有価価値の使用禁止、景品交換実施の告知、計数の指示、カード取り出しの指示、景品交換カウンタへの移動指示等を、文字、画像等の表示や音声出力により行い、景品交換自体を促すものであってもよい。勿論、パチンコホールにおける景品交換カウンタに配置される景品交換装置において、店員が景品交換処理手段に一部機能として表示された景品交換すべき景品を取り揃えて、遊技客の遊技する遊技機に持参し、手渡したところで店員の携帯端末または景品交換カウンタに戻ったときに、景品交換装置にて貯玉の引落操作を行うとともに手渡した景品の在庫数を減算し、景品交換処理手段を終了させるようにしてもよい。また、店員が持参するのではなく、景品搬送装置で遊技客の手元に交換すべき景品を搬送して、遊技客が景品搬送装置から取り出したことを検知した時点で貯玉の引落操作を行うとともに手渡した景品の在庫数を減算し、景品交換処理手段を終了させるようにしてもよい。
また、本発明の景品交換システムでは、前記景品交換順変更手段(例えば、図19の景品交換順変更部712、図24のステップS930に相当)は、遊技者の獲得遊技媒体数が遊技に投入した遊技媒体数より約半分以下である通常遊技状態より遊技者が有利な状況である特定遊技状態である場合に、前記申出についての前記順番及び/又は前記実施予定時期を遅らせる(例えば、図26AのステップS1150に相当)ようにしてもよい。
この発明によれば、遊技者の獲得遊技媒体数が遊技に投入した遊技媒体数より約半分以下である通常遊技状態より遊技者が有利な状況である特定遊技状態である場合に、申出についての順番及び/又は実施予定時期を遅らせることができるので、例えば、大当たり等の遊技者にとって有利な状況である特定遊技状態になった場合に、この遊技者の景品交換を遅らせることができる。そのため、有利な状況が発生しているにもかかわらず景品交換のために離席をしなければならないなどの不利益を防ぐことができ、遊技者は、安心して遊技を継続できる。
なお、通常遊技状態とは、例えば、遊技者の獲得遊技媒体数が遊技に投入した遊技媒体数より約半分以下である遊技状態であるが、継続遊技状態にあって、かつ、特定遊技状態に当てはまらない状態であってよい。通常遊技状態としては、一例として、パチンコ玉1玉4円貸し、1玉2.5円相当にて特殊景品を買い取る場合、1分間に100玉遊技に投入し、40玉を遊技客に賞として払い出すのが一般的であり、パチンコ玉1玉4円貸し、1玉4円相当にて特殊景品を買い取る場合、1分間に100玉遊技に投入し、18玉を遊技客に賞として払い出すのが一般的である。従って通常遊技状態としては、遊技者の獲得遊技媒体数が遊技に投入した遊技媒体数より約半分以下である遊技状態とすることを例示できる。また、特定遊技状態とは、例えば、継続遊技状態にあって、かつ、大当たり状況及び大当たり確率が通常より高くなった確率変動状況の少なくとも一方を含む、遊技者の獲得遊技媒体数が遊技に投入した遊技媒体数より約半分以下である通常遊技状態より遊技者が有利な状況であってよい。なお、遊技が継続している継続遊技状態とは、例えば、パチンコ玉やメダル等の排出遊技媒体を検知しなくなって所定時間経過したか否か、獲得遊技媒体数(セーフ数)+払出処理手段によって払い出した払出遊技媒体数(貸玉数、貯玉再プレーによる返却玉数、持玉再プレーによる返却玉数)−排出遊技媒体数(アウト数)が所定値(0を含む)より大または所定値以上か否か、遊技者側に向けた撮像情報に変化があったか否か、遊技者を検知するセンサが遊技者を検知しているか否か、遊技機の遊技媒体貯留部または遊技機前方であって下方の玉箱に遊技媒体があるか否か、有価価値設定手段によって設定された有価価値があったか否か、の少なくとも1つであってよいし、記憶媒体から読み出した情報である例えばIDに基づいて、管理装置や台間機から前回遊技の遊技機が遊技継続中か否かを、管理装置等に問い合わせて、遊技継続中と判断される場合であってもよい。
また、本発明の景品交換システムでは、前記遊技状態読取手段(例えば、図19の遊技状態読取部710に相当)による読取内容に基づいて前記特定遊技状態が終了したと判断された後に、前記順番及び/又は前記実施予定時期の遅延を停止させる遅延停止手段(例えば、図19の遅延停止部714に相当、図26AのステップS1150に相当)を備えるようにしてもよい。
この発明によれば、特定遊技状態が終了したと判断された後に、順番及び/又は実施予定時期の遅延を停止させるので、例えば、大当たり等の遊技者にとって有利な状況である特定遊技状態となり景品交換の実施を遅らした後に、大当たり等の特定遊技状態が終了すると、直ちに、遅延が停止されて景品交換を行うようにできる。
なお、遅延停止手段は、遊技状態読取手段による読取内容に基づいて特定遊技状態が終了したと判断された後に、順番及び/又は実施予定時期の遅延を停止させることができれば、本発明の景品交換システムにおける、信号授受または通信可能に接続されたネットワーク上の各種装置のいずれの機器に設けてもよい。遅延停止手段は、例えば、景品交換の実施を保留して先延ばししていた予約について、その保留状態を解除して、その予約について直ちに景品交換を実施する処理であってよい。また、遅延停止手段は、景品交換システム内の各種装置の何れか又は夫々に記憶された順番テーブルの順番を、先延ばし前の順番に戻したり、即座に順番に達するように、順番を変更することであってよい。すなわち、遅延停止手段は、申出特定情報(カードIDもしくは台番号等少なくとも申出をした遊技者を特定可能な情報)と順番とが対応付けられた順番テーブル内の順番が、景品交換順変更手段により後に変更されて、変更された順番が順番テーブルに更新されていた場合に、この順番を変更前に戻したり、即座に順番に達するように、順番を変更する処理を実現してよい。また、申出に係るデータの順番を変更することに代えて、例えば、申出特定情報(カードIDもしくは台番号等少なくとも申出をした遊技者を特定可能な情報)と交換の実施予定時期とが対応付けられた実施時刻テーブルに景品交換順変更手段により実施予定時期が記憶更新されている際に、変更前の実施予定時期に変更したり、または、即座に実施されるように、実施予定時期を変更してもよい。
また、本発明の景品交換システムでは、前記景品交換順変更手段(例えば、図19の景品交換順変更部712、図24のステップS930に相当)は、前記遊技状態読取手段(例えば、図19の遊技状態読取部710に相当)によって読み取った遊技状態が、遊技者の獲得遊技媒体数が遊技に投入した遊技媒体数より約半分以下である通常遊技状態より遊技者が有利な状況である特定遊技状態であると判定した場合に、前記申出をキャンセルするようにしてもよい。
この発明によれば、景品交換順変更手段は、特定遊技状態であると判定した場合に、申出をキャンセルするので、例えば、大当たり等の遊技者にとって有利な状況である特定遊技状態になった場合には、その申出をないものとして、遊技者に交換を行わせずに遊技を継続させ、遊技状態が特定遊技状態でなくなった場合には、景品交換の申出をキャンセルせずに、景品交換システム内の各種装置の何れか又は夫々に記憶された当該申出に係るデータを、申出と順番が対応付けられた順番テーブル、または申出と交換の実施予定時期とが対応付けられた実施時刻テーブルに記憶する。なお、景品交換順変更手段は、特定遊技状態であると判定した場合に、申出をキャンセルするか否かを、特定遊技状態となった時刻に応じて決定するようにしてもよい。即ち、上記特定遊技状態であると判定した場合に、申出をキャンセルするのは、閉店間際の場合好ましくない。閉店時間後等の所定の時刻以降には、たとえ特定遊技状態であっても遊技が中断させられるので、申出をキャンセルすることなく、過去に受け付けた申出順に景品交換を行うようにするとよい。
また、本発明の景品交換システムでは、前記遊技状態読取手段(例えば、図19の遊技状態読取部710に相当)による読取内容に基づき前記特定遊技状態が終了したと判定された後に、前記申出を新たに受け付けたことにする申出自動再登録手段(例えば、図19の申出自動再登録部715に相当)を備えるようにしてもよい。
この発明によれば、特定遊技状態であると判定し、申出をキャンセルした後に、特定遊技状態が終了したことに対応して自動的に申出を新たに受け付けたことにするので、遊技者は、大当たり等の遊技者にとって有利な状況である特定遊技状態が終了した後に再度申出を行う必要がなくなり、遊技者の利便性を向上できる。
なお、申出自動再登録手段は、特定遊技状態が終了したと判定された後に、申出を新たに受け付けたことにできれば、本発明の景品交換システムにおける、信号授受または通信可能に接続されたネットワーク上の各種装置のいずれの機器に設けてもよい。申出自動再登録手段としては、例えば、特定遊技状態が終了したと判定された時点又はその後で、景品交換システム内の各種装置の何れか又は夫々に記憶された順番テーブル又は実施時刻テーブルを記憶更新してもよい。順番テーブルとは、申出特定情報(カードIDもしくは台番号等少なくとも申出をした遊技者を特定可能な情報)と順番とが対応付けられたテーブルである。申出自動再登録手段は、順番テーブル内にカードIDで特定可能な申出に対応付けた所定の順番を再設定して記憶更新する。一方、実施時刻テーブルとは、申出特定情報(カードIDもしくは台番号等少なくとも申出をした遊技者を特定可能な情報)と交換の実施予定時期とが対応付けられたテーブルである。申出自動再登録手段は、実施時刻テーブル内にカードIDで特定可能な申出に対応付けた所定の時刻を再設定して記憶更新する。
また、本発明の景品交換システムでは、前記遊技状態読取手段(例えば、図19の遊技状態読取部710に相当)による読取内容に基づき判別可能な遊技状態が、遊技が継続している継続遊技状態、前記継続遊技状態が終了した遊技終了状態、前記特定遊技状態又は、前記通常遊技状態のいずれかであり、前記景品交換順変更手段は、遊技状態が前記通常遊技状態、前記特定遊技状態である順に、前記順番及び/又は前記実施予定時期が遅くなるように変更を行うことが可能(例えば、図26AのステップS1150に相当)かつ、前記遊技終了状態である場合には、前記順番及び/又は前記実施予定時期が早くなるようにすることとしてもよい。
この発明によれば、景品交換順変更手段は、遊技状態が特定遊技状態、通常遊技状態である順に、申出の順番及び/又は実施予定時期が遅くなるように変更を行うので、大当たり等の遊技者にとって有利な状況である特定遊技状態になった場合は、通常遊技状態中よりも景品交換の順番や実施予定時期を遅くすることにより、交換のために遊技者の呼び出しを行ったり、遊技を強制的に終了させたりすることなく、遊技者が継続遊技を続けることができる。そして、かつ遊技終了状態である場合には、前記順番及び/又は前記実施予定時期を早めることで、景品交換を早く行うことができる。なお、景品交換順変更手段が、景品交換の順番や実施予定時期を遅くするとは、景品交換システム内の各種装置の何れか又は夫々に記憶され、申出と順番とが対応付けられた順番テーブル又は実施時刻テーブルを記憶更新することであってよい。順番テーブルとは、申出特定情報(カードIDもしくは台番号等少なくとも申出をした遊技者を特定可能な情報)と順番とが対応付けられたテーブルである。景品交換順変更手段は、その順番テーブル内の申出の順番を後ろ(景品交換実施時期を遅らせる方向)に変更すること等を例示できる。実施時刻テーブルは、申出の順番を変更することに代えて、例えば、申出特定情報(カードIDもしくは台番号等少なくとも申出をした遊技者を特定可能な情報)と交換の実施予定時期とが対応付けられたテーブルである。景品交換順変更手段は、景品交換システム内の各種装置の何れか又は夫々に記憶されている場合には、この実施時刻テーブル内の実施予定時期の時刻を、この実施予定時期よりも遅らせた時刻に変更する等を例示できる。
また、本発明の景品交換システムでは、前記景品交換処理手段(例えば、図19の景品交換処理部713に相当)は、前記獲得有価価値を遊技機に隣接して設置された記憶媒体処理装置(例えば、図1の台間機3、4、6等に相当)の表示を0とし、再び遊技に供することを禁止すると共に、その後の計数を許可させ、前記記憶媒体処理装置から記憶媒体を排出した場合に、前記獲得有価価値に前記計数による分の有価価値を加算した総獲得有価価値を使って景品交換可能とするようにしてもよい。
この発明によれば、記憶媒体処理装置の表示を0とし、再び遊技に供することを禁止するので、申出を行った有価価値を遊技者が遊技に使ってしまうことを防止できる。また、その後の計数を許可させ、記憶媒体処理装置から記憶媒体を排出した場合に、獲得有価価値に計数による分の有価価値を加算した総獲得有価価値を使って景品交換可能とするので、未計数の遊技媒体がある場合や、その後に端数等を用いて継続遊技を行って獲得した有価価値等をさらに景品交換に利用できる。
また、本発明の景品交換システムでは、前記景品交換処理手段(例えば、図19の景品交換処理部713、図26BのステップS1270からステップS1290及び図27BのステップS1270からステップS1290に相当)は、景品交換に関する処理として、(1)遊技媒体を計数させる処理、(2)景品交換種別及び数量の選択を受け付ける処理、(3)景品交換を促す処理、(4)前記獲得有価価値から交換する景品分の有価価値を減算する処理、(5)遊技機に隣接して設置される記憶媒体処理装置から発行又は返却され、前記獲得有価価値を特定可能な情報を記憶又は印字した媒体を排出する処理、(6)前記申出に係る景品交換を従業員に実行させるための促す処理、(7)継続遊技を強制的に停止させる処理、の(1)から(7)までの処理の少なくとも1つを備えるようにしてもよい。
この発明によれば、景品交換処理手段は、景品交換をさせる為の一助となる処理の一部または全部を行うので、容易に景品交換できる。また、景品交換処理手段として(1)を処理する場合は、景品交換に利用可能な有価価値を確定できる。また景品交換処理手段として(2)を処理する場合は、景品交換種別及び数量の選択を受け付ける処理を行うので、遊技者が望む景品の種別及び数量を確定できる。また、景品交換処理手段として(3)を処理する場合は、景品交換を促す処理を行うので、景品交換の順番や実施予定時期になったときに、遊技者に対して景品交換をするように誘導を行える。また、景品交換処理手段として(4)を処理する場合は、獲得有価価値から交換する景品分の有価価値を減算する処理を行うので、景品交換に必要な有価価値を用いて適正な景品交換を行える。また、景品交換処理手段として(5)を処理する場合は、遊技機に隣接して設置される記憶媒体処理装置から発行又は返却され、前記獲得有価価値を特定可能な情報を記憶又は印字した媒体を排出する処理を行うので、景品交換に関連した有価価値の特定を、カードやレシート等の媒体を用いて行うことができる。また、景品交換処理手段として(6)を処理する場合は、前記申出に係る景品交換を従業員に実行させるための促す処理を行うので、従業員は、予め景品交換の準備をすることができ、景品交換に要する時間を短縮できる。また、景品交換処理手段として(7)を処理する場合は、継続遊技を強制的に停止させる処理を行うので、景品交換を順番や実施予定時期にしたがって実施することができる。なお景品交換処理手段としては、上記(1)から(7)の少なくとも1つの例に限らず、景品交換させる為の一助となる処理の一部あるいは全部を行えば上位概念である上位請求項記載の発明に含まれる。
また、本発明の景品交換システムでは、前記実施予定時期を提示する実施予定時期提示手段(例えば、図19の実施予定時期提示部716、申出が行われた図1の台間機3、4、6の図3に示す表示部3e、4e、6eに相当)を備えるようにしてもよい。
この発明によれば、実施予定時期提示手段は、実施予定時期を提示するので、いつまで待たされるのか分からないことにより遊技者が感じるストレスを低減できる。また、従業員は、実施予定時期に合わせて効率よく景品交換の準備を進めることができる。
なお、実施予定時期提示手段は、実施予定時期を提示することができれば、本発明の景品交換システムにおける、信号授受または通信可能に接続されたネットワーク上の各種装置のいずれの機器に設けてもよい。実施予定時期提示手段は、景品交換の申出を行う遊技者に対して、実施予定時期を提示する。例えば、申出が行われた台間機の表示部や遊技機に実施予定時期を表示したり、携帯端末に実施予定時期を送信して携帯端末に表示してもよい。
また、本発明の景品交換システムでは、前記景品交換受付手段(例えば、図5の景品受付部305、図23のステップS810に相当)は、遊技機に隣接して設置された装置、景品交換カウンタに設置された装置、島端に設置された装置の少なくとも1つに備えられ、前記申出は、景品交換を希望する旨の指示操作、景品交換する景品の種別と数量を特定する入力、景品交換を希望する景品の優先順位の入力、の少なくとも1つであることとしてもよい。
この発明によれば、景品交換受付手段は、遊技機に隣接して設置された装置(例えば、図1の台間機3、4、6に相当)、景品交換カウンタに設置された装置(例えば、図1の景品交換POS11、景品払出機18に相当)、島端に設置された装置の少なくとも1つに備えられるので、遊技者にとって使いやすい場所で景品交換の受付を行える。また、申出は、景品交換を希望する旨の指示操作、景品交換する景品の種別と数量を特定する入力、景品交換を希望する景品の優先順位の入力、の少なくとも1つであるので、景品交換に必要な情報の入力が可能である。
また、本発明の景品交換システムでは、前記景品交換順設定手段(例えば、図19の景品交換順設定部711、図23のステップS840に相当)における、前記過去申出に基づいて実施予定時期を設定するとは、下記(1)の第1実施予定時期演算手段(例えば、図19の第1実施予定時期演算部717に相当)又は(2)の第2実施予定時期演算手段(例えば、図19の第2実施予定時期演算部718に相当)により設定されるものであり、(1)平均景品交換時間を入力及び/又は実際の景品交換時間を計測して設定する平均景品交換時間設定手段(例えば、図19の平均景品交換時間設定部717aに相当)を備え、過去申出件数×平均景品交換時間=実施予定時期を演算する第1実施予定時期演算手段、(2)前記景品交換受付手段(例えば、図5の景品受付部305、図23のステップS810に相当)によって景品交換の申出を受ける際に景品交換する種別と種別毎の数量を入力する景品交換種別数量入力手段(例えば、図5の景品交換種別数量入力部手段306に相当)を備え、景品交換する種別毎に種別毎景品交換時間を入力及び/又は実際の種別毎景品交換時間を計測して設定し、前記種別毎景品交換時間に、前記景品交換する種別毎に1個を取り上げる時間として入力及び/又は実際の種別毎に1個を取り上げる時間を計測して設定された手取時間に、前記景品交換する種別毎の数量で乗算した値を加算して景品交換種別毎総景品交換時間を算出し、全ての景品交換種別毎総景品交換時間の総和を計算して申出毎総景品交換時間とし、全ての前記過去申出の前記申出毎総景品交換時間の総和を今回の申出毎総景品交換時間に加算して実施予定時期を演算する第2実施予定時期演算手段、また、前記景品交換順変更手段(例えば、図19の景品交換順変更部712に相当)における、前記遊技状態読取手段(例えば、図19の遊技状態読取部710に相当)の読取内容に基づいて実施予定時期を変更するとは、下記(A)の第1実施予定時期補正手段(例えば、図19の第1実施予定時期補正部719に相当)又は(B)の第2実施予定時期補正手段(例えば、図19の第2実施予定時期補正部720に相当)により変更されるものであり、(A)前記(1)又は前記(2)で演算した実施予定時期に、入力及び/又は実際の各遊技状態が維持される時間を遊技機種毎に計測して設定する加算時間を前記遊技状態読取手段の読取内容に基づいて判定した遊技状態に応じて、加算して実施予定時期を補正する第1実施予定時期補正手段、(B)前記(1)又は前記(2)で演算した実施予定時期を、遊技者の獲得遊技媒体数が遊技に投入した遊技媒体数より約半分以下である通常遊技状態より遊技者が有利な状況である特定遊技状態を終了する迄は、表示をしないか、無限大又は所定時間を表示し、前記通常遊技状態に戻った際に前記(1)又は前記(2)により再度実施予定時期を計算して補正する第2実施予定時期補正手段、また、前記景品交換順設定手段(例えば、図19の景品交換順設定部711、図23のステップS840に相当)における、前記過去申出に基づいて順番を設定するとは、下記(3)の第1順番演算手段(例えば、図19の第1順番演算部721に相当)又は(4)の第2順番演算手段(例えば、図19の第2順番演算部722に相当)により設定されるものであり、(3)前記申出を受けた際に前記過去申出毎に設定された順番の内最新のものに+1した順番を設定し、前記過去申出毎の景品交換が完了する毎に前記順番を繰り下げる第1順番演算手段、(4)前記実施予定時期の一番現在に近いものから若い順番を設定する第2順番演算手段、また、前記景品交換順変更手段における、前記遊技状態読取手段の読取内容に基づいて順番を変更するとは、下記(C)の第1順番補正手段(例えば、図19の第1順番補正部724に相当)又は(D)の第2順番補正手段(例えば、図19の第2順番補正部725に相当)、(C)前記(3)又は前記(4)で演算した順番に、入力及び/又は実際の各遊技状態が維持される時間を遊技機種毎に計測して設定する加算順番を前記遊技状態読取手段の読取内容に基づいて判定した遊技状態に応じて、加算して順番を補正する第1順番補正手段、(D)前記(3)又は前記(4)で演算した順番を、遊技者の獲得遊技媒体数が遊技に投入した遊技媒体数より約半分以下である通常遊技状態より遊技者が有利な状況である特定遊技状態を終了する迄は、表示をしないか、無限大又は所定順位を表示し、前記通常遊技状態に戻った際に前記(3)又は前記(4)により再度順番を計算して補正する第2順番補正手段、により変更されるものであることとしてもよい。
この発明によれば、景品交換順設定手段は、第1実施予定時期演算手段又は第2実施予定時期演算手段により、過去申出に基づいて実施予定時期を設定するので、これら複数の具体的な手段を選択して、実施予定時期の設定を行う構成を容易に実現できる。
また、景品交換順変更手段は、第1実施予定時期補正手段又は第2実施予定時期補正手段により、遊技状態読取手段の読取内容に基づいて実施予定時期を変更するので、これら複数の具体的な手段を選択して、実施予定時期の変更を行う構成を容易に実現できる。
また、景品交換順設定手段は、第1順番演算手段又は第2順番演算手段により、過去申出に基づいて順番を設定するので、これら複数の具体的な手段を選択して、過去申出に基づいて順番の設定を行う構成を容易に実現できる。
また、景品交換順変更手段は、第1順番補正手段又は第2順番補正手段により、遊技状態読取手段の読取内容に基づいて順番を変更するので、これら複数の具体的な手段を選択して、順番の変更を行う構成を容易に実現できる。
また、本発明の景品交換システムでは、前記過去申出の件数に基づいて、今回の申出に係る景品交換処理を直ちに行うか、前記過去申出に係る前記景品交換処理を実行してから行うかを判断する景品交換実行可否判断手段(例えば、図19の景品交換実行可否判断部723、図26A、図27AのステップS1100に相当)を備えることとしてもよい。
この発明によれば、景品交換実行可否判断手段は、過去申出の件数に基づいて、今回の申出に係る景品交換処理を直ちに行うか、過去申出に係る前記景品交換処理を実行してから行うかを判断するので、過去申出が少ない場合には、直ちに景品交換を行い、過去申出が多い場合には、当該申出を予約として取り扱う等、柔軟な運用が可能となる。また、遊技者は、過去申出が多いか少ないか、又は、景品交換を直ちに行えるか否かを判断することなく、単一の申出を行うだけで、景品交換を行うことができる。
また、本発明の景品交換方法は、遊技により獲得した遊技媒体の数に対応する遊技者所有の獲得有価価値と景品とを交換する景品交換の申出を受け付け、前記申出を行った遊技者の遊技状態を読み取り、前記申出毎に景品交換の順番と景品交換の実施予定時期との少なくとも一方を既に受け付けた過去申出に基づいて設定し、前記申出毎の前記順番と前記実施予定時期との少なくとも一方を遊技状態の読取内容に基づいて変更し、前記順番と前記実施予定時期の少なくとも一方にしたがって、景品交換に関する処理を行う。
この発明によれば、申出毎に景品交換の順番と景品交換の実施予定時期との少なくとも一方を、既に受け付けた過去申出に基づいて設定するので、例えば閉店間近であっても長蛇の景品交換待ちを行うことなく遊技を継続することができ、その後、申出毎の順番と実施予定時期との少なくとも一方を遊技状態の読取内容に基づいて変更するので、例えば、大当たり等が発生したときに順番や実施予定時期等の遅らせる等の処理を行うことができる。よって、景品交換の申出を行った後に、例えば、遊技者は、景品交換の為に行列を作って待つことなく遊技を継続し、その結果大当り等が発生した場合には、先の申出に基づく景品交換のために遊技を中断させられることもなく遊技を継続することができる。また、景品交換の申出を受け付けるので、従業員は、予め景品交換の準備を行うことができ、景品交換に要する時間を短縮できる。
本発明によれば、申出毎に景品交換の順番と景品交換の実施予定時期との少なくとも一方を、既に受け付けた過去申出に基づいて設定するので、景品交換の申出を行った後に、遊技者は、遊技を継続することができ、景品交換時に景品交換カウンタで並ぶ必要がなく、遊技者が景品交換までの時間を無駄にすることなく有意義に過ごすことができる。また、景品交換の申出を受け付けるので、従業員は、予め景品交換の準備を行うことができ、景品交換に要する時間を短縮できる。
遊技ホールにおける景品交換システムを備える遊技ホール管理システムの構成を示した図である。 遊技ホール管理システムにおいて使用される会員用ICカード、非会員用ICカード及び店員ICカードの斜視図である。 遊技ホール管理システムにおける台間機の平面図である。 台間機の内部構成図である。 台間機の構成部を示す図である。 台間機における動作の流れを示すフローチャートである。 台間機における動作の流れを示すフローチャートである。 台間機、景品交換POS、管理装置相互間における動作の流れを示すフローチャートである。 遊技ホール管理システムにおける計数機の外観を示す斜視図である。 計数機の構成部を示す図である。 計数機における動作の流れを示すフローチャートである。 遊技ホール管理システムにおける景品管理機(POS)の外観を示す平面図である。 景品管理機(POS)の構成部を示す図である。 景品管理機(POS)における動作の流れを示すフローチャートである。 遊技ホール管理システムにおける精算機の外観を示す平面図である。 精算機の構成部を示す図である。 精算機における動作の流れを示すフローチャートである。 遊技ホール管理システムにおけるデータ表示機の外観を示す正面図である。 データ表示機の構成部を示す図である。 データ表示機における動作の流れを示すフローチャートである。 遊技ホール管理システムにおける管理装置の構成部を示す図である。 管理装置における動作の流れを示すフローチャートである。 遊技ホール管理システムにおける情報管理一覧表の一例を示す図である。 遊技ホール管理システムにおける情報管理一覧表の一例を示す図である。 景品交換の申出サブルーチン(ステップSG3)を示すフローチャートである。 景品交換順設定サブルーチン(ステップSG4)を示すフローチャートである。 景品交換順変更サブルーチン(ステップSG5)を示すフローチャートである。 景品交換予約管理サブルーチン(ステップSG6)を示すフローチャートである。 景品交換予約管理サブルーチン(ステップSG6)を示すフローチャートである。 第2実施形態の景品交換予約管理サブルーチン(ステップSG6)を示すフローチャートである。 第2実施形態の景品交換予約管理サブルーチン(ステップSG6)を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、遊技ホールにおける景品交換システムを備える遊技ホール管理システム1の構成を示した図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
図1に示すように、遊技ホールにおける遊技ホール管理システム1(景品交換システム)では、複数のパチンコ機2及び複数のパチンコ機2のそれぞれに接続された台間機3、4、複数のスロットマシン5及びスロットマシン5間に接続された台間機6が島コンピュータ7を介してネットワーク8に接続されており、パチンコ機2には、それぞれ個別計数機(パーソナルカウンタ)2Cが設けられている。各パチンコ機2の個別計数機2Cは、当該各パチンコ機2が接続されている台間機と接続されており、人体検知センサを有し、遊技者等の人体を検知すると、その検知信号を接続されている台間機に出力する。これにより、各台間機では、その台(接続されているパチンコ機)に遊技者等の人が来たことを検知できるようになっている。なお、この実施例ではスロットマシン5各台に個別計数機を設けない構成を示しているが、スロットマシン5に対しても、特願2008−091202に開示されているように個別計数機を設けるようにしてもよい。
ここで、個別計数機2Cの人体検知センサは、台間機等において遊技者等の人が遊技機近傍に来たことを検知するための手段の一例である。かかる手段としての人体検知センサについては、各遊技機の個別計数機に設ける形態に限らず、例えば、各台間機、各遊技機の座席、膳板、ランプ等の遊技機近傍に設ける形態を採用することもできる。個別計数機がない図1のスロットマシン5や個別計数機を設けずに遊技機の島毎に計数機を設置する場合には、各台間機や各座席等に人体検知センサを設けてもよい。このように人体検知センサの形態は一義的なものではないので、図1の構成では既述のように人体検知センサが個別計数機2Cに設けられているものとするが、以下においては人体検知センサが台間機や座席等に設けられている場合も適宜想定して説明をする。
なお、人体検知センサの例としては、赤外線で熱を感知するようにしたもの等が挙げられる。個別計数機以外の箇所に設けられた人体検知センサの例としては、台間機に設けられたもの、遊技機上皿ないし下皿に設けられたもの、呼出ランプ(大当たり回数等の遊技情報を表示し従業員を呼び出すための呼び出しボタンをおすとランプが点灯する呼出ランプ)に設けられたもの等も挙げられるが、遊技機下方の玉箱を置くための個別計数機に設け、しかも、その個別計数機の着座した人体に最も近い端部に設けることとすれば、前述した台間機等の他の装置に設ける場合よりも人体検知センサの位置が着座する人体に対してさらに近いため、検知距離を最も短くした安価な人体検知センサを採用できると共に、着座した遊技者と島間の通路を通る者の人体を区別して着座した遊技者の人体を確実に検知することができる。
ネットワーク8には、計数機9、精算機10、景品交換POS11、再プレー受付機12、発行機20、データ表示機21、データ公開機の機能を備える店外景品交換用端末22、無線通信システム23等も接続されている。このネットワーク8は、例えば、LAN(Local Area Network)等のネットワークである。ここで、無線通信システム23は、例えば、ヘッドホン、マイク等を備えたインカムシステム等で構成され、遊技ホールの従業員がこの無線通信システム23を装着して業務を行う。従業員は、この無線通信システム23を介して、例えば、パチンコ機2の正面の扉を開けるとき等に、その旨を報知し、違法に開けられたものでないことを管理部に知らせること等を行う。このように、無線通信システム23を介して、業務に基づく種々の情報の報知や情報の入手を行う。また、この店外景品交換用端末22は、遊技ホール外の店舗において景品を得るための景品交換処理を行なうものである。
これらの各機器からの情報、特に発行した記憶媒体に対応した有価価値(入金に対する度数、計数に対する持数、当日貯玉、翌日貯玉)は、ネットワーク8を介して管理装置13に出力され、さらに、プロトコルコンバータ14、モデム15を介して情報管理センタ16に送信される。また、管理装置13は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)17等とも接続されている。さらに、管理装置13には、管理装置13で管理されている情報等に基づいて財務処理を行う財務管理装置50が管理装置13と通信可能に接続されている。なお、財務管理装置50の機能を管理装置13に備えてもよい。なお、入金に対する度数とは、1万円で100度数の有価価値であり、1玉4円の貸玉の場合、1回の玉貸しボタンを押すと500円分125玉を貸し出され、その際500円分5度数が減算される。また個別計数機がない場合、大当りを得て獲得した獲得玉数を玉箱に入れ、大当り後2回目の大当りを得るため特段手数料を支払うこともなく玉箱内の獲得玉を徐々に使って遊技するが、同様に、計数に対する持数とは、個別計数機を遊技機各台に設ける場合、獲得玉を手数料なしで払い戻す為の獲得玉を計数した結果である。また当日貯玉とは、獲得玉を計数した結果である持数に対応付けられた記憶媒体を、他の遊技機に挿入し、払い戻す際には、手数料を付けて払い戻すことができるようにしたものである。また翌日貯玉とは、当日貯玉を使って景品交換しないで遊技者が帰った場合、日を跨ぐことで当日貯玉が翌日貯玉となる。本実施例では、持数、当日貯玉、翌日貯玉は、それぞれ別個の払い戻し手数料がかけられるように設定され、遊技場の営業施策として、それぞれの払い戻し手数料を任意に設定できるように構成されている。
また、管理装置13からの情報は、ネットワーク8を介して各機器に出力される。なお、管理装置13は、1つ又は複数の管理装置で構成することができる。複数の管理装置の場合として、度数等の有価価値情報を処理するカードシステム用管理装置、遊技機の稼動情報を遊技機の釘やスロットマシンの出メダル率を変更するための設定を調整するために集計するホールコンピュータ、景品の在庫数や出庫数を管理するための景品管理用管理装置、貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)及びポイント等の会員管理用管理装置等が例示でき、これら管理装置を1の筐体に収めて1のCPU(Central Processing Unit)で駆動するようにしてもよいし、ネットワークにより接続して相互にデータ通信させることで管理装置13を構成してもよい。ここで、ホールコンピュータとしての機能では、種々の遊技稼動データ(例えば、アウト数(遊技機での全ての発射玉数)、セーフ数(遊技機の上皿への供給玉数、即ち、遊技者の獲得玉数ないし賞玉数)、貸玉信号、差玉、後述する会員用ICカード等のカードID毎の入金額、勝敗(アウト数−セーフ数)、不正履歴(ドア開、電波)等のデータ)を管理装置13が管理しており、それらの遊技稼動データをパーソナルコンピュータ17での所定の指示入力により表示させたり印字させたりすることができる。
そして、管理装置13には、遊技ホールでの情報配信に関する処理を行う配信制御装置90が接続されている。配信制御装置90は、情報管理センタ16にある配信サーバ(不図示)と所定の情報通信を行い、ネットワーク8に接続されている各機器を情報配信先の端末(後述の配信端末)として情報配信を行う。なお、配信制御装置90の機能を管理装置13に備えてもよい。したがって、図1の構成では、配信制御装置90が管理装置13を介して情報管理センタ16の配信サーバやネットワーク8上の端末と通信を行うようにしてもよいが、直接各種サーバから配信先である配信端末、即ちネットワーク8に接続されたパチンコ機2、台間機3、4及び6、スロットマシン5、計数機9、精算機10、景品交換POS11、再プレー受付機12、管理装置13、発行機20、データ表示機21並びに店外景品交換用端末22等が情報配信先の端末(配信端末)となる。なお、配信制御装置へは、景品交換すべき景品の名称、内容、写真が、外部端末より各種サーバを介して登録される。
なお、配信制御装置90は、管理装置13を複数の管理装置で構成する場合の上記カードシステム用管理装置、ホールコンピュータ、景品管理用管理装置、会員管理用管理装置、後述する財務処理装置等の少なくとも1つをもって構成してもよいし、他に専用のコンピュータを設けて構成してもよい。カードシステム用管理装置等の複数のコンピュータにて配信制御装置90を構成する場合には、それらの複数のコンピュータによる処理の分散実行を行う。情報管理センタ16の配信サーバ、配信制御装置90及び情報配信先の各端末(各配信端末)は、それぞれ、CPUを搭載し、メモリとしてRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)及びハードディスク等の記憶手段を搭載しており、ROMないしハードディスク等に記憶されたプログラムに基づき、入力された各種データ及びプログラムをCPUが処理し、その結果をRAMないしCPU搭載のスタックやRAMに格納し、それらの格納した結果を必要に応じて読み出して、さらに処理する。
また、図1に示すように、本発明に係る景品交換システムを備える遊技ホール管理システム1では、景品交換装置1500を装備したワゴン1550を備える。また、ワゴン1550には、例えば、遊技媒体や現金等と景品交換するための各種景品が収納されている。このワゴンサービスにおいて、例えば、ジュース、弁当、パン等の飲食物を景品として交換することができる。このワゴン1550は、遊技ホール内を自在に移動可能な構成となっている。また、ワゴン1550は、飲食物を提供する業者毎に備えることができ、各ワゴン1550に、各業者特有の飲食物を収納して、販売又は景品交換することができる。即ち、遊技ホールでは、複数のワゴン1550によるワゴンサービスが行なわれる。
なお、景品交換装置1500は、ワゴン1550に装備される以外にも、例えば、遊技ホールの各所に設置臨時的、又は簡易的に設置可能な、パチンコホールの運営する景品交換以外の軽食等に特化した特定景品サービスカウンタに装備されてもよい。このサービスカウンタにおいて、ワゴン1550と同様に、例えば、ジュース、弁当、パン等の飲食物を景品として交換することができる。また、ワゴン1550と同様に、飲食物を提供する業者毎にサービスカウンタを備えることができ、業者毎に運営することができる。ここで各業者とは、例えば、コーヒーチェーン店を展開する会社、ハンバーガーチェーン店を展開する会社、たこ焼きチェーン店を展開する会社、サンドイッチ専門の個人営業店、パチンコしながら音楽を聴くためのレンタルCD店、等が例示できる。
以下に、遊技ホール管理システム1において使用される記憶媒体や遊技ホール管理システム1を構成する各機器のそれぞれについて説明する。
(会員用ICカード30、非会員用ICカード31及び店員カード32)
次に、会員用ICカード30、非会員用ICカード31及び店員(従業員)カード32について、図2を参照して説明する。ここで、会員ICカード30は、会員遊技者に対し発行されるもので、会員遊技者とは、住所、氏名、年齢、性別、好きな台、連絡先、暗証番号等の属性情報、持数情報、当日貯玉情報、翌日貯玉情報が会員の遊技者を互いに識別するIDに基づいて管理装置に登録され、会員用ICカード30を有する遊技者をいう。また、非会員の遊技者とは、会員登録されていない一般の遊技者をいう。
図2は、(a)に会員の遊技者が使用するカード形状記憶媒体である会員用ICカード30の斜視図、(b)に非会員の遊技者が使用するカード形状記憶媒体である非会員用ICカード31の斜視図、(c)に従業員が使用するカード形状記憶媒体である店員カード32の斜視図が示されている。
会員用ICカード30、非会員用ICカード31及び店員カード32は、従来から遊技システムで使用されていたICチップを有する記憶媒体であり、カード形状を有している。非会員用ICカード31は、会員用ICカード30よりもカードの縦及び横の長さが短く、さらに、厚さが薄く構成されている。
これらの会員用ICカード30、非会員用ICカード31及び店員カード32は、ICチップ30a、31a、32aと、そのICチップ30a、31a、32aを取り巻くアンテナ部30b、31b、32bと、を有する非接触型の記憶媒体であり、アンテナ部30b、31b、32bを介してICチップ30a、31a、32aに情報の読み書きをすることができる。
また、会員用ICカード30の表面には、例えば、店外景品交換用端末22で景品交換処理を行なった際、店外景品交換用端末22に備えられた遊技者を認証するための認証情報入力手段である、小型カメラ等により撮影された遊技者の顔写真を書き換え可能に表示する認証情報表示部30cを有している。
ここで、会員用ICカード30又は非会員用ICカード31を用いた管理システムにおいては、それぞれについて、次に示した管理システムの内のいずれか1つを採用することができる。
会員用ICカード30は、(1)IDだけの記録情報を有し、その他の情報は管理装置13において管理されるシステム、又は、(2)ID以外に度数等の有価情報等の情報を有し、さらに、その情報は管理装置13においても管理されるシステムを採用することができる。
ここで、会員用ICカード30を用いた場合の情報とは、ID、度数、貸玉、アウト(発射玉)、セーフ(遊技機への供給玉、つまり遊技の上皿への供給玉:遊技者の獲得玉)、勝敗(セーフからアウトを減じたもの)、入金、追加入金、貸玉数、持数(持玉数と、持メダル数があり、遊技のために払い戻す(以下再プレーと呼ぶ)際に通常再プレー手数料が徴収されない玉数またはメダル数)、当日貯数(当日貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)と当日貯メダル数があり、通常再プレーする際に、台移動自由の営業施策を行うホールでは再プレー手数料が徴収されず、台移動自由でない営業施策を行うホールでは再プレー手数料が徴収される玉数またはメダル数)、翌日貯数(翌日貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)と翌日貯メダル数があり、通常再プレーする際に再プレー手数料が徴収される玉数またはメダル数)、再プレー用貯数(貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)と貯メダル数があり、そのうち再プレー可能に登録した上限が1万円、2500玉までの玉数またはメダル数)、再プレー手数料、ポイント、遊技機種別等の情報、これらの情報を履歴情報、日毎情報、週毎情報とした情報、住所、氏名、年齢、性別、好きな台、連絡先、暗証番号、遊技者を認証するための認証情報として例えば会員の顔写真等の会員情報等をいう。また、これらに限るものではなく、遊技管理を行う上で必要な情報であれば管理することができる。さらに、これらの情報は、会員用ICカード30を用いた場合の会員として処理される情報である。なお本実施例では、持数の場合と、貯数の場合とで別個の再プレー手数料を設定可能である。パチンコホールの判断でそれぞれの再プレー手数料の設定を行う。
また、上記ポイントには、来店ポイント(台間機に会員用ICカードを差し込むと付与されるポイント)、貸玉ポイント(貸し玉数に応じて付与されるポイント)、勝敗ポイント(アウト数からセーフ数の差に応じて、負けた客に付与されるポイント)、稼動ポイント(アウト数に応じて付与されるポイント)等があり、遊技ホール側で適宜設定する。また、会員用ICカード30を用いた場合の管理装置13によって管理される情報は、これらに限るものではなく、遊技管理を行う上で必要な情報であれば管理することができる。
非会員用ICカード31は、(3)IDだけの記録情報を有し、その他の情報は管理装置13において管理されるシステム、(4)度数等の有価情報等の情報を有し、管理装置13においてはその情報を管理しないシステム、(5)ID以外に度数等の有価情報等の情報を有し、さらに、その情報は管理装置13においても管理されるシステムを採用することができる。(4)は、管理装置13において情報の管理をする必要がある会員用ICカード30には採用されない。
ここで、非会員用ICカード31を用いた場合の情報とは、度数、貸玉、入金、追加入金、貸玉数、持数、当日貯数等の情報、これらの情報を所定の期間に限って管理する情報等をいう。これらの情報は、非会員用ICカード31を用いた場合の非会員として処理される情報である。また、これらの情報には、アウト(発射玉)、セーフ(遊技機への供給玉、つまり遊技の上皿への供給玉:遊技者の獲得玉)、勝敗(セーフからアウトを減じたもの)、翌日貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)、再プレー用貯数、再プレー手数料、ポイント、遊技機種別等が含まれない点で会員用ICカード30を用いた場合の会員として処理される情報と異なる。なお、非会員においても、獲得した遊技媒体数を管理装置13等で管理可能な場合には、非会員用ICカード31を用いた場合の情報に、例えば、翌日貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)の情報を含めてもよい。また、非会員用ICカード31を用いた場合の管理装置13によって管理されている情報は、これらに限るものではなく、遊技管理を行う上で必要な情報であれば管理することができる。
なお、以下の遊技ホール管理システム1の説明では、会員用ICカード30及び非会員用ICカード31ともに、IDだけの記録情報を有し、その他の情報は管理装置13において管理される形態を主位的なものとして説明を進めるが、上記したように、ID以外に度数等の有価情報等の情報を有し、さらに、その情報を管理装置13で管理するシステムを構成することもでき、例えば、通信不能時、管理装置故障時には、一時的に、その旨のフラグ情報、及び管理装置13に記憶すべき情報を会員用ICカード30及び非会員用ICカード31に記憶させるようにしてもよい。
この場合には、会員用ICカード30及び非会員用ICカード31からIDを読み込むと共に、度数等の有価情報等の情報も読み込まれる。また、会員用ICカード30及び非会員用ICカード31には、各種情報も記憶される。なお、この場合には、これらの情報は、管理装置13においても管理されている。また、通信不能時、管理装置故障時には、これらの異常が解消された場合、これらの異常期間中の、各台間機3、4、6、及びその他ネットワーク8上の機器における記憶媒体(30、31、32)を用いた取引情報が全て、管理装置13に送信される。
店員カード32には、従業員を特定可能な情報、例えば、従業員のID等が記憶されている。この従業員を特定可能な情報を、遊技ホールに設置された台間機や計数機等の機器を介して認識することで、作業を行う従業員を特定することができる。なお、従業員は、店員カード32を所持する代わりに、あるいは、店員カード32を所持するのに加えて、例えば、台間機や計数機等の機器を介して管理装置13に情報を送信することが可能な所定の従業員用リモコンを所持し、その従業員用リモコンを用いて従業員を特定可能な情報や作業への着手、休憩、情報の取消等の情報を管理装置13に送信するようにしてもよい。
(台間機3、4、6)
次に、台間機3、4、6について、図3に示された台間機3、4、6の平面図を参照して説明する。
図3には、3種類の台間機3、4、6を正面から見た図が示されており、(a)の台間機3(ユニット)及び(b)の台間機4(サンド)はパチンコ用であり、(c)の台間機6(台間メダル貸し機)はスロットマシン用である。
台間機3(ユニット)は、パチンコ機2と情報通信ができるので、パチンコ機2の貸玉ボタンが押されると、パチンコ機2内部からパチンコ機2の上皿へ直接パチンコ玉を供給することができる。一方、台間機4(サンド)は、パチンコ機2と情報通信ができないので、パチンコ玉は、サンドのノズルよりパチンコ機2の上皿へ供給される。
また、台間機6(台間メダル貸し機)は、台間機4(サンド)と同様に遊技機と情報通信ができないので、メダルは、台間機6(台間メダル貸し機)のメダル払出口に供給される。なお、台間機6(台間メダル貸し機)のメダル払出口にノズルを取り付け、自動的にメダルがスロットマシン5のメダル払出口に供給されるようにしてもよい。
さらに、台間機3、4、6は、会員用ICカード30や非会員用ICカード31に、ワゴン1550やサービスカウンタ等の景品交換装置1500において景品交換を可能とする景品交換許可情報を書き込む処理を行う。なお、この処理は、台間機3、4、6の景品交換許可書込手段等で実行される。また、景品交換許可情報として、例えば、遊技者が遊技において獲得した、持数や貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)等の遊技媒体数に係る獲得遊技媒体数情報等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。例えば、景品交換許可情報として、後述する台間機3、4、6の表示部3e、4e、6eにおいて遊技者に選択された景品に係る情報等と同様の情報が挙げられる。即ち、前述した景品交換情報の具体的な例示情報等が挙げられる。
ここで、景品交換許可情報として、持数や貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)等の遊技媒体数に係る獲得遊技媒体数情報が用いられる場合には、景品交換装置1500において、遊技者によって選択された景品に基づいて獲得遊技媒体数情報を更新し、この更新された景品交換情報を台間機3、4、6が、管理装置13に出力するようにしてもよい。また、景品交換許可情報として、フラグ情報が用いられる場合には、景品交換装置1500において、遊技者によって選択された景品に基づく景品交換情報を会員用ICカード30や非会員用ICカード31に記憶し、この記憶された景品交換情報を台間機3、4、6が、管理装置13に出力するようにしてもよい。
また、各台間機3、4、6には、カード挿入口3a、4a、6a、貸玉ボタン3b、4b(遊技機に貸玉ボタンを有しているので台間機3(ユニット)にはない場合もある。)、持数・貯数の返却ボタン3d、4d(再プレーと機体に表示された再プレー用ボタン、以下再プレー用ボタンという)、貸メダルボタン6b、持数・貯数の返却ボタン6c(以下再プレー用ボタンという)、記憶媒体の返却ボタン3d、4d、6d、表示部3e、4e、6e、ランプ3f、4f、6f、カード回収部3g、4g、6g、紙幣挿入口3h、4h、6h、信号送受信部3i、4i、6i等が設けられている。また、図4に示すように、台間機3、4、6内には、制御部200、カード処理機201、電源回路202、貯留機構付き紙幣識別装置(ビルバリ)203等が設置されている。
カード処理機201は、カード挿入口3a、4a、6aから挿入された会員用ICカード30又は非会員用ICカード31を搬送手段によって所定の位置に移動し、会員用ICカード30又は非会員用ICカード31からID等の情報を読み取るものであり、例えば、リーダライタ等で構成される。また、カード処理機201は、カード処理機201内に設けられた度数が「0」となった非会員用ICカード31を貯留するカード貯留部(図示しない)から非会員用ICカード31を取り出し、例えば、ID等を記憶させてカード挿入口3a、4a、6aから再発行することもできる。
ここで、1枚の会員用ICカード30又は非会員用ICカード31がカード挿入口3a、4a、6aから挿入されると、例えば、ソレノイド等の機械的なカード挿入防止手段(図示しない)によって、カード挿入口3a、4a、6aが封鎖されるので、他の会員用ICカード30又は非会員用ICカード31を挿入することはできなくなる。これによって、複数の会員用ICカード30又は非会員用ICカード31がカード挿入口3a、4a、6aに挿入されることで生じるカード詰り等を防止することができる。また、ソレノイド等の機械的なカード挿入防止手段を用いずに、他の方法でカード詰り等を防止してもよい。
貸玉ボタン3b、4bは、遊技者がパチンコ玉の貸し出しを要求するときに、押されるボタンである。例えば、貸玉ボタン3b、4bが1回押されると500円分のパチンコ玉が貸し出しされる。なお、パチンコ玉の貸し出しは、500円単位で行われる。
貸メダルボタン6bは、遊技者がメダルの貸し出しを要求するときに押されるボタンである。例えば、貸メダルボタン6bが1回押されると1000円分のメダルが貸し出しされる。なお、メダルの貸し出しは、1000円単位で行われる。
再プレー用ボタン3c、4c及び6cは、再プレー受付機12または各台間機3、4、6において再プレー手続が行われた会員用ICカード使用時にのみ利用され、再プレー用に利用することができる再プレー用貯数として、再プレー用貯玉数又は再プレー用貯メダル数を返却するときに押される。
表示部3e、4e、6eは、それぞれ台間機3、4、6の動作に伴う所定の情報の表示を行う表示手段である。台間機3、4、6の動作に伴う情報表示としては、例えば、度数、貯数、持数、再プレー用貯数等を表示する。これによって、度数を確認でき、入金、或いは再プレー用貯数の補充(貯数→再プレー用貯数)のタイミングを図ることができる。また、表示部3e、4e、6eには、度数以外の情報を表示してもよい。
これらの表示部3e、4e、6eは、それぞれ、タッチパネル式EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等によって構成されたタッチパネルを有する表示手段となっており、表示内容に対応してタッチパネルに配置される種々の操作キーにおいて遊技者等のタッチ操作を受け付け、そのタッチ操作によるキー操作入力を制御部200に供給すると共に、操作キー以外の任意的なタッチ操作(操作対象の表示を特定せず、単に表示画面中の任意領域に触れるだけのタッチ操作)も受け付け、その任意的なタッチ操作による操作入力も制御部200が受ける。表示部3e、4e及び6eでは、この遊技者等のタッチ操作に応じた情報の表示も行う。
また、表示部3e、4e、6eに表示される配信情報として、ワゴン1550やサービスカウンタ等で提供される景品情報を表示して、遊技者がタッチ操作することでワゴン1550やサービスカウンタ等の景品を選択できるようにしてもよい。
ランプ3f、4f、6fは、遊技している遊技者が、会員又は非会員なのかを視覚的に識別するためのもので、例えば、会員の場合は赤色、非会員の場合は青色が発光する。
カード回収部3g、4g、6gは、カード処理機201の非会員用ICカード31を貯留するカード貯留部において、非会員用ICカード31の貯留限度量に達した場合に、非会員用ICカード31を回収するものである。例えば、カード貯留部に貯留された非会員用ICカード31が満杯となった際に、貯留された非会員用ICカード31の一部をカード貯留部に設けられたカード排出部に導いて落下させ、カード回収部3g、4g、6gに回収する。カード回収部3g、4g、6gに回収された非会員用ICカード31は、従業員等によって、例えば、営業終了後等に回収される。
信号送受信部3i、4i、6iは、例えば、従業員の所持するリモコンに対して情報の送受信を行うものである。ここで、スロットマシン用の台間機6においては、2つの台間機を併設した構成とする場合があり、信号送受信部6iを隣接して配置すると、誤った情報、つまり、左側のスロットマシン5に対する情報を右側のスロットマシン5に対する情報として認識した情報を送受信することがある。そこで、誤った情報の送受信を防止するため、例えば、2つの台間機を併設した構成を有する台間機の場合には、信号送受信部を離れた位置に配置する。
制御部200は、台間機3、4、6内の各構成機器の制御、台間機3、4、6以外の、例えば、島コンピュータ7、管理装置13等との情報通信を行うものであり、インタフェース回路200a、CPU200b、ROM200c、RAM200dから主に構成される。
電源回路202は、台間機3、4、6内の各構成機器を駆動するための電力を各構成機器に供給するものである。
貯留機構付き紙幣識別装置(ビルバリ)203は、紙幣挿入口3h、4h、6hから挿入される4種類の紙幣に対応できるコンパクトサイズの紙幣識別機であり、台間機3、4、6における制御部200に対し信号授受できるように接続されている。なお、貯留機構付き紙幣識別装置(ビルバリ)203は、所定の紙幣のみ、例えば千円札のみを受け付けるようにすることもできる。
ところで、遊技ホール管理システム1Bにおいては、遊技者等の人が来たことを台間機等で検知するための手段が設けられているが、その手段が個別計数機2Cの人体検知センサに限られるものでないのは上述したとおりである。そこで、かかる手段である人体検知センサとして、ここで行う台間機3、4、6の説明においては、台間機3、4、6の前面パネルに設けられたカメラから遊技客の方向に向けて撮像され、各遊技機の座席に着座した個人の顔認証可能な顔認証手段が設けられている場合を想定する。具体的には、台間機3、4、6に設けられたカメラの顔認証により、着座した個人の顔認証手段が設けられており、各遊技機の台間機に対しては、着座した個人の顔認証手段の顔を中心とした画像情報が制御部200に供給され、管理装置13に該画像情報が制御部200を介して送信される。そして、遊技客の存在の有無と、同一遊技客による遊技なのかを判定するものとする。遊技客の存在を検知しなくなると同時に、計数した持数情報、入金に対応した度数情報等の有価価値情報と対応付けられた記憶媒体を、返却ボタンを押しても返却しないものとし、顔認証により同一である遊技客であるなら返却ボタンを有効にする。
次に、台間機3、4、6の動作について、図5及び図6を参照して説明する。
各台間機3、4、6における基本的な動作は同じであるので、ここでは、一例として台間機3(ユニット)における動作について説明する。図5は、台間機3の構成部を示す図、図6A及び図6Bは、台間機3における動作の流れを示すフローチャートである。
また、ここでは、会員用ICカード30又は非会員用ICカード31は、IDだけを有し、その他の情報は管理装置13において管理されるシステムにおける動作の説明をする。なお、上述したように、会員用ICカード30又は非会員用ICカード31には、ID以外に度数等の有価価値情報を記憶させて使用することもできる。
さらに、この説明では、会員用ICカード30を利用する場合には、再プレー受付機12で再プレー受付された後においては、再プレーFLGが1、再プレーに利用可能な玉数を再プレー用貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)として管理装置13が有しているシステムであることを前提とする。
図5に示すように、台間機3は、制御部300、カード処理部301、選択ボタン検知部302、貨幣識別部303、従業員情報読込部304、景品交換受付手段305、景品交換種別数量入力手段306から主に構成されている。
制御部300は、前述した制御部200等で構成され、演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)やランダムアクセスメモリ(RAM)、管理装置13等の外部機器との通信用の通信インタフェース回路(以下通信IFと呼ぶ)、その他必要に応じて情報を保持し続ける半導体メモリ等の記憶手段から主に構成され、CPUでは、そのROMやRAM等の記憶手段に格納されたプログラムやデータ等を用いて各種の演算処理を実行する。この制御部300では、表示部3e、カード処理部301、選択ボタン検知部302、貨幣識別部303、従業員情報読込部304の各機部間の信号の出入力、及び、島コンピュータ7、島コンピュータ7を中継としたネットワーク8を介する管理装置13や配信制御装置90との間の信号の出入力を制御している。ここで、島コンピュータ7は、パチンコ機2、スロットマシン5及び台間機3、4、6と、ネットワーク8との間の情報の通信を行うもので、データロガ等で構成されている。
制御部300に対しては、表示部3eのタッチパネルから遊技者等のタッチ操作に応じた操作入力信号が供給され、上記着座した個人の顔認証手段から遊技者等が着席するとONになる着座検知信号も供給される。タッチパネルから供給される操作入力信号には、上述した操作キーのタッチ操作によるキー操作入力を示す信号と任意的なタッチ操作による操作入力を示す信号があり、遊技者等が任意的なタッチ操作をしたときの操作入力信号は、操作対象を特定せずに単に表示画面に触れたこと(単にタッチ操作があったということだけ)を制御部300に知らせる信号となる。なお、タッチパネルは景品交換種別数量入力手段306としても利用される。
制御部300のROMやRAM等の記憶手段に格納されたプログラムには、パチンコ玉の貸出し、貯玉再プレー(貯玉から引き落とした再プレー用に登録した再プレー用貯玉数を引き落として遊技に供するために返却する処理)、記憶媒体の認証、個別計数機の個別計数処理等を行う台間機3の処理動作に加え、後述する情報配信システムによる情報配信された例えば、各種広告、及び景品の名称や内容説明及び写真の表示を実施するための処理動作が規定されたプログラムが含まれており、そのプログラムにしたがって制御部300が情報配信に関する処理を実行するようになっている。情報配信に関する処理は、必要に応じて情報の記憶、配信制御装置90との通信、及び表示部3eの表示動作制御等を行うものとなっており、台間機3は、そのために必要な記憶手段(前記ROMやRAM、その他必要に応じて情報を保持し続ける半導体メモリ等)、通信手段(制御部300が備える前記島コンピュータ7、ネットワーク8を介する信号の出入力制御等)、及び制御手段(制御部300による表示部3eの駆動制御)等の構成を備えている。
カード処理部301は、カード挿入口3a、4aから挿入された会員用ICカード30又は非会員用ICカード31に記憶された、例えば、IDやそのIDで管理されている有価情報等の読み取り、その読み取った情報の制御部300への出力、遊技の結果により制御部300からの更新された有価情報(個別計数機2Cによる計数結果に対応した持数、当日貯数、翌日貯数、入金額に対応し遊技媒体の貸し出しに応じて減算される度数)等を会員用ICカード30又は非会員用ICカード31への書き込み等を行うもので、例えば、カード処理機201等で構成される。なお、ここでは、カード処理部301としてカード処理機201を用いた構成とする。
また、カード処理部301は、非会員用ICカード31を発行する場合に、非会員用ICカード31にID等を記憶させる。さらに、カード処理部301は、カード搬送ベルト等によるカード搬送手段を有し、カード搬送手段は、例えば、カード挿入口3aから挿入された会員用ICカード30又は非会員用ICカード31をリーダライタ部と通信可能な位置に移動すること等を行う。また、カード処理部301は、カード処理機201の構成として、カード挿入口3a、4a、または6aから受け入れたカードを搬送ベルトに摺動させて奥側に搬送し、搬送前段に設けられたRFIDリーダライタ部により読み書き可能である。また、RFIDリーダライタ部より奥側に設けられ、カード再発行可能に一時貯留する一時貯留部がカード挿入口3a、4a、または6aから挿入されるカードの進行方向奥側のカードの厚み方向に設けられ、遊技の結果有価価値が0となった非会員用ICカード31をその一時貯留部内に先入れ後出しに該厚み方向に複数枚積層して貯留することができる。また一時貯留部が満杯(例えば5枚)となった場合、RFIDリーダライタ部から遊技の結果有価価値が0となった非会員用IDカード31は、振り分け案内板により一時貯留部のない側に導かれて搬送し、その搬送先である奥側には下方回収部へ落下させる落下口を介して下方回収部へ導く。
また、カード処理部301は、会員用ICカード30や非会員用ICカード31から、ワゴン1550等の景品交換装置1500において書き込まれた景品交換情報(景品交換遊技媒体数と交換した景品の種別情報と数量情報)を読み出す。読み出した景品交換情報は、遊技媒体数情報処理手段によって処理され、制御部300は景品交換情報を管理装置13(景品交換遊技媒体数分を持数、当日貯数、翌日貯数から引き落とすとともに交換した景品の種別情報で特定される交換数量分の在庫情報からの減算処理を行う。)に出力するための処理を行なう。また、カード処理部301は、ワゴン1550にて景品交換する際に、記憶媒体の返却ボタン3d、4d、6dを押圧すると、上記した景品交換許可情報を会員用ICカード30や非会員用ICカード31に景品交換許可情報を書き込む。ワゴン1550に備える景品交換装置1500は、複数の遊技者における景品交換された全景品に係る全景品交換情報が書き込まれた記憶媒体の情報を読み出す全景品交換情報読出手段を備える。ここで、全景品交換情報として、例えば、複数の遊技者における景品交換された1営業日等の所定期間における総額情報、複数の遊技者における景品交換された1営業日等の所定期間における個々の景品額情報の全ての情報等が挙げられ、そのワゴン1550及び特定景品サービスカウンタ1560等の遊技ホール以外の業者が運営する可能性のある景品交換装置が行った景品交換に係る全ての景品交換額が算定、特定可能な情報であればよい。複数の遊技者における景品交換された1営業日等の所定期間における個々の景品額情報の全ての情報として、例えば、各種選択された景品の種別(景品ID等)や個数の情報、景品を選択した遊技者に係る情報(例えば、カードID等)等が例示できる。また全景品交換情報と同時に、景品交換に係る業務を行なった業者ID情報を管理装置13に出力する。管理装置13では月次、週次、または日毎締め処理として業者ID毎に、景品交換された景品に係る代金をパチンコホールから支払う為に算出可能である。
選択ボタン検知部302は、貸玉ボタン3b、4b、再プレー用ボタン3c、4c、6c、返却ボタン3d、4d、6dが押されたことを検知し、その押された信号に基づいて、制御部300に信号を出力するものである。表示部3eにおいて、タッチ操作に応じた操作入力信号を制御部300に供給するタッチパネルの部分の構成は、この選択ボタン検知部302に含まれるものとしてもよい。
貨幣識別部303は、紙幣識別装置203からの信号に基づき4種類の紙幣を識別し、識別した紙幣の情報を制御部300に出力するものである。紙幣の短辺方向から受け入れ紙幣の長辺にかけて複数のラインにおける、投光部からの投光を受光部でうけて光量を測定し、その光量と記憶されている基準値とを比較して紙幣を識別する。紙幣識別部303に隣接して紙幣の貯留機構を設けてもよいが、紙幣識別部303の挿入奥側端部に紙幣搬送装置を設け、紙幣搬送装置によって島端に設置された紙幣金庫に回収されるようにしてもよい。
従業員情報読込部304は、リモコンから信号を受信する場合には信号送受信部3iで受ける。また、従業員情報読込部304は、台間機3への貯留されるカードである非会員用ICカード31の補給、玉箱を計数機9まで運ぶ等の作業を行う従業員を特定可能な情報を、カード処理部301が備えるカード処理機201のRFIDリーダライタにより、例えば、店員カード32から読み取り、リモコンから指示される作業内容を登録するのに用いてもよい。また閉店後に行われる新台の受け入れテストのために、リモコンからの当該テスト指示を受けると、遊技機からの排出玉数(アウト数)と供給玉数(セーフ数)から遊技機の上皿に玉がなくならないように自動補充するテスト内モードの設定を行うようにしてもよい。また有価価値を有する非会員用ICカード31、会員用ICカード30が、トイレや昼食のための休憩時に盗まれないように記憶媒体の返却ボタンを無効にするようにしてもよい。
景品交換受付手段305は、遊技により獲得した遊技媒体の数に対応する遊技者所有の獲得有価価値と景品とを交換する景品交換の申出を受け付けるための手段である。なお、申出とは、遊技者が景品交換をしたいという意思表示を本システムに対して示す(入力する)ことを指しており、申出をした時点ですぐに景品交換が可能ではない場合には、その申出自体が、景品交換予約になる。
景品交換受付手段305は、一例として、台間機3が有する表示部3eを利用したタッチパネル操作によって景品交換の申出を受け付ける。景品交換受付手段305は、景品交換の申出として、景品交換を希望する旨の指示操作、景品交換する景品の種別と数量を特定する入力、景品交換を希望する景品の優先順位の入力、の少なくとも1つの申出を受け付けることができる。景品交換受付手段305について2例を以下に記載する。まず前提として、POS11にて入力した、入庫した景品に係る景品データ(名称、景品交換遊技媒体数、内容)、または/及び配信制御装置90にてインターネットを介して対部の端末から登録された景品データ(内容、景品交換遊技媒体数、写真等)を、適時管理装置13を介してPOS11に、送信して記憶する。次いで営業中において台間機3、4、6の近傍に設置された個別計数機2Cによって計数した持数、過去に計数した当日貯玉数、翌日貯玉数を、個別計数機付きの場合台間機3、4、6に挿入される記憶媒体から読み出したID情報に基づいて管理装置13に特定可能に記憶させる。台間機3、4、6ではカード処理機201に記憶媒体を挿入すると、カード処理機201と制御部300との通信により、記憶媒体のID情報を読み取り、ID情報を管理装置13に送信し、各種有価価値である度数、持数、当日貯数、翌日貯数を管理装置13から受信して表示部3e、4e、6eに表示する。同様に台間機3、4、6において新たに入金を受けると、台間機3、4、6のカード処理機201内のカード処理部301は、カードの一時貯留部から有価価値のない所謂0カードをRFIDリーダライタ部まで取り出してID情報を読み取り、管理装置13にID情報と入金分の度数を送信し、管理装置13ではID情報に対応付けて入金分の度数を記憶する。このようにして台間機3、4、6における各種有価価値である度数、持数、当日貯数、翌日貯数が確定する。
次いで、景品交換受付手段305では、まず、台間機3、4、6に備える液晶による表示部3e、4e、6eを覆うように形成されたタッチパネルのタッチ操作を、タッチ位置信号及びタッチがあった旨の信号として選択ボタン検知部302が出力する。制御部300は当該タッチがあった旨の信号を、制御部300のCPUにおける外部イベント割り込み端子に受けると、外部イベント割り込みが起動される。制御部300における外部イベント割り込みにおいては、入力したタッチ位置情報が景品交換ボタンの位置が否かを判定し、景品交換ボタンの位置であると判定した場合、持数を遊技の結果個別計数機2Cの計数結果によって記憶更新された持数、予め読み取った記憶媒体のID情報で特定される有価価値の内、その他当日貯数、翌日貯数をそれぞれ表示部3e、4e、6eに表示する。
(P)また同時に、換金可能な特殊景品、及びタバコ等の一般景品を景品データに基づいて表示部3e、4e、6eに表示してタッチパネルにより選択可能に待機する。次いでタッチパネルにおいて交換する景品の選択のためのタッチパネルの押圧を受けると、上記同様にタッチがあった旨の信号を選択ボタン検知部302が発生させる。すると上記同様に制御部300におけるCPUにタッチがあった旨の信号に基づき外部イベント割り込みが起動し、選択ボタン検知部302から入力したタッチ位置に基づき特殊景品、一般景品の種別を識別すると、所有する有価価値である、翌日貯数、当日貯数、持数の順に優先的に選択された景品の景品交換遊技媒体数分引き落とされ、減算して更新した翌日貯数、当日貯数、持数を管理装置13に送信する。管理装置13では受信した、減算して更新した翌日貯数、当日貯数、持数を記憶更新する。ここでタッチパネルの内終了ボタンを押すと、該終了ボタンにより、景品交換予約が成立する。景品交換予約は、該終了ボタンの押圧を選択ボタン検知部302を介して制御部300が上記と同様に外部イベント割り込みにおいて検知すると、管理装置13に景品交換予約がなされた旨の情報の送信がなされる。管理装置13では、景品交換がなされた旨の情報を受けると、この情報の発信元の台間機毎に設定されたPOS11(POS13はパチンコホールに複数配備される場合が多い)を選択して、POS11に景品交換予約がなされた旨の情報を送信する。
管理装置13から景品交換予約がなされた旨の情報を受けたPOS11では、先に受け付けた景品交換予約から順次消化しており、店員はPOS11の表示にしたがい、店員が景品交換予約毎の景品を籠に取り置きするとその客の景品交換品が準備ができた旨の入力をPOS11のボタン入力によって行う。するとPOS11は管理装置13を介して景品交換予約の発信元の台間機3、4、6に対し、景品が用意できた旨の情報を送信する。台間機3、4、6の制御部300が通信IFを介してその景品が用意できた旨を受信すると、表示部3e、4e、6eにその旨を表示させる。
また前記(P)に代えて、上記した如く景品交換ボタンがおされたと制御部300が認知した場合、表示部3e、4e、6eに何人か景品交換予約待ちの遊技客が存在する場合には、「景品交換予約がされました。現在15人待ちです。景品交換時刻は22:44分頃です。」と表示してもよいし、景品交換予約待ちの遊技客が存在しなければ、「ただちに景品交換カウンタにお越しください。即座に景品交換可能です。」と表示するようにしてもよい。この場合、景品交換ボタンが押された旨の信号が、制御部300から通信IFを介して管理装置13に送信される。管理装置13ではこの情報の発信元の台間機毎に設定されたPOS11(POS13はパチンコホールに複数配備される場合が多い)を選択して、POS11に景品交換予約がなされた旨の情報を送信するようにしてもよい。
そして、この場合、POS11の制御部500において、過去受け付けた予約数に+1して、景品交換の順番を決定し、及び/または、過去受け付けた予約数に計測した景品交換処理の平均時間(カードまたはレシートを受け付けてから景品交換終了の旨のボタンが押されるまでの時間)×過去受け付けた予約数で景品交換実施予定時期を算出し、景品交換の順番、または/及び、景品交換実施予定時期を管理装置13を介して台間機3、4、6へ送信する。台間機3、4、6の制御部300では、受信した順番、及び/または、景品交換実施予定時期を表示部3e、4e、6eに表示する。なお、POS11では、景品交換が終了する毎に順番、及び/または、景品交換実施予定時期を、再計算して、関連する台間機3、4、6へ送信し、受信した台間機3、4、6では同様に更新した順番、及び/または、景品交換実施予定時期を更新して表示する。(以上ここまでが景品交換順設定手段、実施予定時期提示手段)なお、順番のみをPOS11から台間機3、4、6に送信する場合、景品交換時刻を算出するには、朝一番で電源ONした際に管理装置から送信された設定された景品交換所要時間を得て、予約時間×設定された景品交換所要時間にて景品交換実施予定時期を、算出するようにしてもよい。
即ち、本実施の形態の景品交換受付手段305は、台間機3、4、6と、管理装置13と、POS11の協働で実現される。本実施形態では、景品交換受付手段305は、台間機3、4、6に設け、タッチパネル操作に基づき本発明の景品交換システムで受け付ける旨を説明しているが、景品交換受付手段305の実現は、これに限定されない。即ち、景品交換受付手段305における景品交換の申出を受け付けるとは、遊技者が景品交換をしたいという意思表示を、所定の装置が検知することである。例えば、遊技機毎に配置された店員を呼びだすための呼出ランプ、景品交換カウンタに設置された装置、又は島端に設置された装置等が、ボタン入力を該装置のいずれかが検知する、あるいは、タッチパネル式表示部の所定の領域の押圧を該装置のいずれかが検知する、あるいは、「交換予約」等の音声入力を該装置のいずれかが検知する、あるいは、携帯電話等の携帯端末からの指示信号を該装置のいずれかが検知すること等が含まれる。また或いは、携帯電話から所定のメールアドレスに、景品交換希望の旨の特定する情報を送信することで、本発明の景品交換システムが、携帯電話の登録されたメールアドレスに合致する会員IDを特定し、その会員IDを受け付けた台間機を特定して、景品交換受付を行うようにしてもよい。
また、台間機3、4、6から景品交換信号(景品交換の旨を意味する信号)のみ(カードIDは含まず)を、遊技者から受け付けて、管理装置13に送信し、管理装置13側で送信元の台間機ID(通信すると自然に通信プロトコルに含まれる送信元アドレス情報)と景品交換の旨の情報を受け付け順にデーブルに記憶する。そしてPOS11からの景品交換が完了した旨の情報をうけると過去に受け付けた記憶順に景品交換の旨の情報をクリアし、今回の景品交換順番になったら、台間機IDに基づいて特定されう台間機に景品交換を行わせるための呼出し表示を台間機3、4、6に送信する。台間機3、4、6の制御部300は通信IFを介して受信した呼出し表示を表示部3e、4e、6eに表示させる。
景品交換種別数量入力手段306は、景品交換する景品の種別と種別毎の数量を入力するもので、本発明において台間機3、4、6に設ける代わりにPOS11において備える構成であってもよい。この場合は、POS11に設けられた、例えば、液晶のタッチパネルのタッチ操作を、タッチ位置信号及びタッチがあった旨の信号として選択ボタン検知部302が出力する。制御部300は当該タッチがあった旨の信号を、制御部300のCPUにおける外部イベント割り込み端子に受けると、外部イベント割り込みが起動される。制御部300における外部イベント割り込みにおいては、入力したタッチ位置情報が景品交換種別数量ボタンの位置が否かを判定し、景品交換種別数量ボタンの位置であると判定した場合には、該当する景品種別とその数量の入力領域を表示する。なお、数量の入力には、テンキーを表示してもよい。また、先に、景品交換種別を選択させる表示を行い、景品交換種別の確定後に、数量を入力するための表示を行ってもよい。また、景品交換種別数量入力手段306は、景品交換受付手段305の一部として機能させることも可能であり、景品交換の申出を受ける際に景品交換する景品の種別と種別毎の数量を入力するようにしてもよい。この場合は、景品交換の申出処理の後に、台間機3、4、6に備える液晶による表示部3e、4e、6eを覆うように形成されたタッチパネルのタッチ操作を、タッチ位置信号及びタッチがあった旨の信号として選択ボタン検知部302が出力する。制御部300は当該タッチがあった旨の信号を、制御部300のCPUにおける外部イベント割り込み端子に受けると、外部イベント割り込みが起動される。制御部300における外部イベント割り込みにおいては、入力したタッチ位置情報が景品交換種別数量ボタンの位置が否かを判定し、景品交換種別数量ボタンの位置であると判定した場合、該当する景品種別とその数量の入力領域をそれぞれ表示部3e、4e、6eに表示する。また、景品交換種別数量入力手段306は、景品交換処理手段の一部として機能させることも可能である。景品交換種別数量入力手段306は、景品交換受付手段305と同様に、台間機3が有する表示部3eを利用したタッチパネル操作によって景品交換の申出を受け付けるようにしたり、景品交換順設定手段によって設定された景品交換の順番または実施予定時期となって実際に景品交換する際に、景品交換したい景品の種別情報と数量情報を指定するものである。なお、本発明において、景品交換の申出を受ける際とは、景品交換の申出の前、景品交換の申出と同時、景品交換の申出の後のいずれをも含む意味である。また、景品交換する景品の種別と数量の特定とは、例えば、以下のような場合を例として挙げることができる。
(1)できる限り特殊景品に交換して、特殊景品に交換できない有価価値の端数をタバコや菓子等の一般景品とする。
(2)特殊景品と一般景品とを自由に組み合わせて交換する。
(3)特殊景品のみに交換し、残りの端数の遊技媒体数を貯玉するか遊技させるために返却する。
(4)一般景品のみに交換し、残りの端数の遊技媒体数を貯玉するか遊技させるために返却する。
なお、景品交換種別数量入力手段306をPOS11に備える場合、景品交換受付手段によって台間機3、4、6から景品交換の申出を受け、該申出に従って景品交換の順番または実施予定時期が設定され、当該順番または実施予定時期になった場合、POS11に呼び出した遊技客が景品交換種別と種別毎の数量を選択し、店員がその選択の意向に沿ってPOS11に景品交換種別と種別毎の数量を入力し、遊技客の持数、当日貯数、翌日貯数から引き落として景品交換を行う(景品交換処理手段)。
以上説明した、表示部3e、カード処理部301、選択ボタン検知部302、貨幣識別部303、従業員情報読込部304、景品交換受付手段305、景品交換種別数量入力手段306の各機器部は、制御部300によって制御され、次のように動作する(図6A及び図6B)。
以下に、図6を参照して動作を説明する。
台間機3における動作の流れを示した図6Aから図6Cは、制御部300によって実行される台間機3でのメインルーチンのフローチャートを示しており、そのプログラムが制御部300の記憶手段に格納され、スタートからリターンまでの処理を制御部300が0.01ms等の時間で実行する高速処理動作を繰り返すものとなっている。なお、台間機3を例に説明するが、台間機4、メダル払出機である台間機6の場合にも適用できる。但し台間機6の場合、パチンコ玉の代わりにスロットマシン用のメダルを用いるものとする。
制御部300は、貨幣識別部303において、紙幣の受け入れがされたか否かを判定する(ステップS307)。また紙幣の種別を判定する。つまり、貨幣識別部303によって受け入れた紙幣が1000円、2000円、5000円、10000円のいずれかであると判別した場合にはステップS308に移行(ステップS307の判定でYes)し、いずれの紙幣も受け入れていないと判定した場合にはステップS311に移行(ステップS307の判定でNo)する。
ステップS307の判定で、紙幣の受け入れがされたと判定した場合(ステップS307のYes)には、貨幣識別部303は、紙幣の種別に対応する紙幣の入金額に対応する度数を制御部300に出力する。(ステップS307)
次いでステップS308において、制御部300は、カード処理部301の内部に、会員用ICカード30、又は非会員用ICカード31が挿入されているか否を判定する(ステップS308)。ステップS308の判定で、会員用ICカード30又は非会員用ICカード31がカード処理部301に挿入されていることが判定された場合(ステップS308のYes)、挿入されているカードに対応して再挿入禁止フラグが設定されているか否かの判定を行う(ステップSG1)。再挿入禁止フラグが設定されている場合(ステップSG1のYes)には、カードを返却する(ステップS313)。挿入されているカードに再挿入禁止フラグが設定されてない場合(ステップSG1のNo)には、カード処理部301で会員用ICカード30又は非会員用ICカード31のIDが読み取られ、制御部300に出力される。また同時に制御部300は再挿入禁止フラグを制御部300の記憶部に書き込む。
制御部300は、貨幣識別部303からの紙幣の入金額に対応する度数とカード処理部301から読み出したIDの情報を島コンピュータ7、ネットワーク8を介して管理装置13に送信する。そして、管理装置13に送信された情報は、IDに基づき管理装置13に記録される(ステップS309)。ここで挿入された会員用ICカード30又は非会員用ICカード31が読み取り又は書き込みが不可能な、所謂不良カードもしくは異物である場合は、制御部300は、カード処理部301に対し、挿入された不良カードもしくは異物を返却する。
一方、ステップS308の判定で、会員用ICカード30又は非会員用ICカード31がカード処理部301に挿入されていないと判定された場合、制御部300は、カード処理部301のカード貯留部(図示しない)に貯留されている非会員用ICカード31を取り出し、その非会員用ICカード31をリーダライタ部(図示しない)に移動させるための情報をカード処理部101に出力する。そして、リーダライタ部と交信可能な位置に移動された非会員用ICカード31にIDが記憶される(ステップS310)。制御部300は、そのID及び紙幣の入金額に対応する度数を管理装置13に出力する。管理装置13は、その情報をIDに基づいて記録する(ステップS310)。そして、ステップSE2へ進む。なお、各ICカード(30、31、32)には、IDが工場出荷時から記憶され、変更されない場合にはIDをICカードに記憶する必要はない。また、管理装置の故障もしくは通信回線の不良の場合にのみ、ICカードに入金額に対応する度数を記憶する構成にしてもよいし、ICカードにIDを記憶するとともに入金額に対応する度数を記憶する構成にしてもよい。
ステップS307の判定で、紙幣の受け入れがされていないと判定した場合(ステップS307のNo)には、続いて、制御部300は、カード処理部301からの情報に基づいて、会員用ICカード30又は非会員用ICカード31が挿入されているか否を判定する(ステップS311)。
ステップS311の判定で、会員用ICカード30又は非会員用ICカード31が挿入されていないと判定した場合(ステップS311のNo)には、制御部300は、個別計数機のシャッタを閉とするとともにリターンしてスタートに戻る。
ここで、カード挿入口3aに会員である遊技者が会員用ICカード30を挿入し、あるいは、非会員である遊技者が非会員用ICカード31を挿入したとすると、制御部300は、そのカード挿入によるカード処理部301からの情報に基づいて会員用ICカード30又は非会員用ICカード31が挿入されているものと判定し(ステップS311での判定結果がYesとなり)、挿入されているカードに対応して再挿入禁止フラグが設定されているか否かの判定を行う(ステップSG1)。挿入されているカードに対応して再挿入禁止フラグが設定されている場合(ステップSG1のYes)には、カードを返却する(ステップS313)。挿入されているカードに再挿入禁止フラグが設定されていない場合(ステップSG1のNo)には、ステップS312に移行する。
続いて、制御部300は、カード処理部301からの情報に基づいて、会員用ICカード30又は非会員用ICカード31の情報の読み取り及び書き込みが可能か否かを判定する(ステップS312)。
ステップS312の判定で、会員用ICカード30又は非会員用ICカード31の情報の読み取り及び書き込みが不可能であると判定した場合(ステップS312のYes)には、制御部300は、個別計数機のシャッタを閉とするとともにカード処理部301に会員用ICカード30又は非会員用ICカード31を返却する情報を出力する。その情報を受け取ったカード処理部301は、カード挿入口3aから会員用ICカード30又は非会員用ICカード31を返却する(ステップS313)。そして、リターンしてスタートに戻る。
一方、ステップS312の判定で、会員用ICカード30又は非会員用ICカード31の情報の読み取り及び書き込みが可能であると判定した場合(ステップS312のNo)には、続いて、制御部300は、カード処理部301からの情報に基づいて、会員用ICカード30又は非会員用ICカード31の搬送に不良があるか否かを判定する(ステップS314)。
ステップS314の判定で、会員用ICカード30又は非会員用ICカード31の搬送に不良があると判定した場合(ステップS314のYes)には、制御部300は、表示部3eに搬送不良が発生したことを表示させる(ステップS315)。また、制御部300は、島コンピュータ7、ネットワーク8を介して管理装置13に、搬送不良の情報を出力する。管理装置13は、その搬送不良の情報に基づいて、景品交換POS11等に搬送不良発生に基づく情報を出力する。また、ブザー、場内放送等で搬送不良が発生したことを報知することもできる(ステップS315)。
ここで、カード搬送不良の原因となるカードが取り除かれるまで待機したのちステップS316へ進む。
ステップS314の判定で、会員用ICカード30又は非会員用ICカード31の搬送に不良がないと判定した場合(ステップS314のNo)には、続いて、制御部300は、カード処理部301からの情報に基づいて、挿入されているICカードが、他の遊技ホールの非会員用ICカードであるか、又は、自ホールの非会員用ICカードであっても有効期限切れのカードであるかについて判定する(ステップS316)。
ステップS316の判定で、挿入されているICカードが、他の遊技ホールの非会員用ICカードであるか、又は自遊技ホールの非会員用ICカードであっても有効期限切れと判定した場合(ステップS316のYes)には、制御部300は、カード処理部301に、その挿入されている他の遊技ホールの非会員用ICカードを返却する情報を出力する。その情報を受け取ったカード処理部301は、カード挿入口3aから他の遊技ホールの非会員用ICカードを返却する(ステップS317)。
続いて、制御部300は、各遊技機に対応して設けられた個別計数機2Cにシャッタを閉じるための信号を出力し、パチンコ玉が個別計数機2C内に流入できないようにする(ステップSE1)。そして、リターンしてスタートに戻る。
一方、ステップS316の判定で、挿入されているICカードが、他の遊技ホールの非会員用ICカードではないと判定した場合、かつ有効期限が切れていないと判定した場合(ステップS316のNo)には、続いて、制御部300は、挿入されているICカードの挿入を検知するのが初回か否かを判定する(ステップSE2)。
ステップSE2の判定で、挿入されているICカードの挿入を検知するのが初回でないと判定した場合(ステップSE2のNo)、即ち、挿入されているICカードが、本台間機3、4、6に、図6A、図6Bに示すフローチャートの前回のループにおいてICカードの挿入が検知されていると判定した場合には、制御部300は、ステップSF11において管理装置13から受信した景品交換時期到来の旨の情報がある場合、景品交換時期到来を表示部3eに表示するととのにブザー音等の警告音を発音させ(ステップSF11)、景品交換時期到来の旨の情報がない場合は何もしない。次いでP以降のステップS319に移行する(実施予定時期提示手段)。
制御部300は、ステップSE2の判定で、図6A、図6Bに示すフローチャートの前回のループ(スタートからリターン迄)においてICカードの挿入が検知されていない状態で初めて挿入されていると判定した場合(ステップSE2のYes)、即ち、挿入初回の場合には、ステップS318に移行する。ステップS318では、制御部300は、カード処理部301からの情報に基づいて、IDを読み取り、そのIDを管理装置13に出力する。管理装置13は、そのIDを認証し、制御部300にそのIDに基づく残度数、貯数(貯玉数、貯メダル数)、持ち数(持ち玉数、持ちメダル数)、会員の場合ポイントの情報等の有価価値情報を出力する。また、制御部300は、その管理装置13からの有価価値情報(度数、貯数、持数、ポイント等)に基づいて、例えば、残度数、貯数、持数、ポイント等の有価価値情報を表示部3eに表示する。また、制御部300は、残度数の有効期限を所定の期間(例えば、20日間)延長するための情報をIDに基づいて管理装置13に出力し、管理装置13では、その情報に基づいて、残度数の有効期限を書き換える。さらに、制御部300は、入金された金額の情報をIDに基づいて管理装置13に出力し、管理装置13では、ID毎にその入金分の度数を度数残高に積算して書き込む(ステップS318)。
ステップS318では、他の遊技ホールで発行された会員用ICカードは、直接、台間機3にて使用可能である。この場合には、他の遊技ホールの会員用ICカードの情報は、管理装置13と通信可能に接続された情報管理センタ16から入手することができる。これによって、他の遊技ホールの会員用ICカードには、ID情報しか記憶されていなくても、残度数等の有価価値情報を得ることができる。また、会員用ICカードにIDと共に残度数等の有価価値情報が記憶されている場合には、直接、他の遊技ホールの会員用ICカードから残度数等の有価価値情報の読み取り、又は書き込みを行うことができる。
続いて、ステップSF1において、台間機3、4、6における制御部300は、挿入されたICカードが、ワゴン1550等の景品交換装置1500において書き込まれた景品交換情報を有するときには、カード処理部301は景品交換情報を読み出し、制御部300は、カード処理部301で景品交換情報を読み出して、少なくとも、交換される景品に対応する遊技媒体数に係る情報を遊技媒体数情報処理手段として処理する1例として、交換される選択された景品を引き渡す代わりに引き落とすべき遊技媒体数に係る情報を管理装置13に出力するための処理を行なう。また、景品交換情報としては、前述したとおりである。また、制御部300は、挿入されたICカードが、前回遊技の遊技機において景品交換予約がなされた旨の情報が、ICカードに記憶されている、または管理装置13に送信したID情報に基づいて特定可能に記憶されている場合、前回遊技の遊技機を特定可能な台間機ID情報を、本台間機3、4、6の台間機ID情報に変更する旨の予約先台間機情報を管理装置13に送信する。管理装置13の制御部700は、予約先台間機情報を受信すると、前回遊技の遊技機情報を新たな送信元の台間機ID情報に書き換えて、送信元の台間機3、4、6に、景品交換順番、実施予定時期、景品交換すべき景品交換POS11の特定情報を送信する。これら情報を受けた台間機3、4、6の制御部300は、管理装置13から景品交換順番、実施予定時期、景品交換すべき景品交換POS11の特定情報(景品交換POS11の配置図を同時に表示してもよい)を表示部に表示する。その後、管理装置13から景品交換時期が来た旨の情報を受信した場合、ステップSF11において、書き換えた新たな送信元台間機ID情報の台間機3、4、6に景品交換時期が到来した旨の情報を表示することになる。
続いて、制御部300は、記憶媒体の受け付け(S311〜SE2の条件判定でSF7に至る)または入金の受け付けに伴うカード貯留部からの新たなカードの受け付け(ステップS307〜SE2の条件判定でSF7に至る)時に、各遊技機に対応して設けられた個別計数機2Cのシャッタを開くための信号を出力し、パチンコ玉が個別計数機2C内に流入できるようにする(ステップSF7)。
続いて、制御部300は、記憶媒体の受け付け(S311〜SE2の条件判定でSF2に至る)または入金の受け付けに伴うカード貯留部からの新たなカードの受け付け(ステップS307〜SE2の条件判定でSF2に至る)時に、管理装置13で記憶されている所定条件を読み出し、所定条件を満たしているか否かを判定する(ステップSF2)。ここで、本景品交換システムにおいて、所定条件とは、例えば、(1)他の遊技機または前日以前に計数された持数がICカード及び/または管理装置13に0ではなく記憶されている場合、(2)カードを外部に排出後所定時間が経過した場合等をいう。また、所定の条件として、上記した(1)〜(2)のいずれか1つの条件を設定してもよいし、これらの条件の中から複数の条件を選択して設定してもよい。なお、上記した所定条件を満たしているか否かを判定は、管理装置13で記憶されている所定条件に基づいて管理装置13で実行してもよい。
ステップSF2の判定で、所定条件を満たしていないと判定した場合(ステップSF2のNo)には、処理はステップS319を実行する。
ステップSF2の判定で、所定条件を満たしていると判定した場合(ステップSF2のYes)には、制御部300は、通常再プレー手数料のかからない運用が主流の持数(持玉数、持メダル数)に係る情報を再プレー手数料をかけることが可能な貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)に書き換えた情報及び該持数0とした(持数のクリア)持数情報を管理装置13に出力し、受けた管理装置13の制御部はカードIDに基づいて特定される持数を、受信した持数、貯数を更新する(ステップSF3)。なお、上記した所定条件を満たしているか否かの判定を管理装置13が実行する場合には、管理装置13は、所定条件を満たす、持数に係る情報を、貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、または翌日貯メダル数)に書き換えるようにしてもよい。この処理後、ステップS319の処理(図6BのPからの処理)を実行する。なお、管理装置の記憶部に持数と貯数の再プレー手数料はそれぞれ別個に設定され、朝電源投入時に台間機3、4、6に再プレー手数料がダウンロードして設定される。通常、持数の再プレー手数料は0玉/25玉(1回の放出玉数)、貯数の再プレー手数料は5玉/25玉(1回の放出玉数)に設定される。後程詳述するステップS324において、遊技に供するために持数または貯数を再放出する際、1回の玉の払出時に、持数の再放出では再プレー手数料がかからない25玉が放出され、貯数の再放出では再プレー他手数料のかかる、本来再放出すべき25玉−再プレー手数料5玉=実際に再放出される20玉を再放出する。
以下図6BのPからのフローチャートを説明する。続いてステップS319において、制御部300は、選択ボタン検知部302からの情報に基づいて、遊技者が貸玉ボタン3bを選択することに基づく貸玉要求信号が入力されたか否かを判定する(ステップS319)。
ここで、遊技者が貸玉ボタン3bを選択して操作すると、制御部300は、そのボタン操作による選択ボタン検知部302からの情報に基づいて貸玉要求信号が入力された(貸玉ボタン3bが選択操作された)ものと判定し(ステップS319での判定結果がYesとなり)、これによって台間機3ではステップS320へ移行する。
ステップS319の判定で、貸玉要求信号が入力されたと判定した場合(ステップS319のYes)には、制御部300は、会員用ICカード30又は非会員用ICカード31のIDに対応するステップS318で管理装置13から読み出した度数残高と貸玉要求信号に相当する度数とを比較し、度数残高が貸玉要求信号に相当する度数より大きければ、その貸玉要求信号に基づく貸玉排出動作信号を、制御部300を介してパチンコ機2の制御部に送信し、パチンコ2の制御部は所定数(例えば25玉ずつ数回)のパチンコ玉をパチンコ機2の上皿への貸し出しを行わせる(台間機3の遊技機から玉貸しさせるCRユニットである場合)(ステップS320)。これに対し台間機4の制御としては、台間機4のノズル4hから直接遊技機の上皿へ玉貸しし、台間機6の制御としてはノズル6kからメダルを貸し出しする。また制御部300は、度数残高から貸し出した遊技媒体数に相当する度数を減算し、その減算された度数残高をRAMに記憶する(ステップS320)。
さらに、会員用ICカード30が利用されている場合には、管理装置13からの朝始業時の電源投入に応じて台間機3、4、6に送信された、使用された度数に対応して何ポイント付与するかの付与割合である貸玉ポイントを、100円1度数を消費して貸し玉毎に所定数分加算更新する。加算更新した貸玉ポイントは、台間機3、4、6の制御部300の記憶部200d(RAM)に記憶され、後程詳述する返却ボタンが押された再のステップSD4において累積したポイントを管理装置13の記憶部に会員用ICカード30の会員IDに基づいて記憶させる。(ステップS321)。次いで制御部300はステップS325の処理へ移行する。
ステップS319の判定で、貸玉要求信号が入力されていないと判定した場合(ステップS319のNo)には、続いて、制御部300は、選択ボタン検知部302からの情報に基づいて、遊技者が再プレー用ボタン3cを選択することに基づく再プレー用貸玉要求信号が入力されたか否かを判定する(ステップS322)。
ここで、遊技者が再プレー用ボタン3cを選択して操作すると、制御部300は、そのボタン操作による選択ボタン検知部302からの情報に基づいて再プレー用貸玉要求信号が入力された(再プレー用ボタン3cが選択操作された)ものと判定し(ステップS322での判定結果がYesとなり)、ステップS323の処理へ移行する。(ステップSD4)。
ステップS322で、再プレー用貸玉要求信号が入力されたと判定した場合(ステップS322のYes)には、制御部300は、持玉数(台間機6の場合は持ちメダル数)が0か否かを判定し、0でなければ再プレーFLGに係らず、ステップS324に移行する。持玉数が0であれば、管理装置13からIDに基づいて管理されている再プレーFLGの値を入力する。そして、制御部300では、管理装置13からの再プレーFLGの値を判定する(ステップS323)。なお、再プレー受付機12で受付されたときには、管理装置13内の記録値である再プレーFLGが1となり、受付されていないときには、再プレーFLGが0となっている。尚再プレーFLGは、制御部300が、ステップS326により1から0に変更し管理装置13に0とした再プレーFLGを送信する他、管理装置13において、翌日になった場合に登録した再プレー用貯数(所有する貯数の範囲で任意に設定できる)を貯数に加算更新し、再プレー用貯数を0にするとともに、再プレーFLGを1から0に変更する。また再プレー受付機12を備えず、台間機3、4、6に上記再プレー受付機能を持たせるようにしてもよい。
ステップS322で、再プレー用貸玉要求信号が入力されていないと判定した場合(ステップS322のNo)には、ステップSG3へ進む。
ステップS323の判定で、持玉数(台間機6の場合は持メダル数)が0でなかった場合には、制御部300は、持玉数を減算し、減算した分の持玉数をパチンコ機2の制御部2に放出するように出力し、パチンコ機2の制御部は、持玉数分のパチンコ玉を払い戻す。またステップS323の判定で持玉数が0であり、かつ再プレーFLGが「1」であると判定した場合(ステップS323の「1」)には、貯玉を再び遊技に供するために遊技機に返却する貯玉再プレーを行う設定がなされたもので台間機2のCRユニットである場合には、制御部300は、再プレー用貸玉要求信号をパチンコ機2の制御部に出力する。パチンコ機2の制御部は、パチンコ機2から所定数のパチンコ玉の貸し出しを行わせる(ステップS324)。台間機3、台間機6の場合には上記持数(台間機3の場合持玉数、台間機6の場合持メダル数)または再プレー玉数を、それぞれノズル4h、6kから遊技機に遊技媒体(玉、メダル)を放出する。また、制御部300は、現在の持数、再プレー玉数、持数または再プレーによって放出した玉数、再プレー手数料、及び再プレー手数料によって徴収した玉数の加算値を、インタフェース回路及びネットワーク8を介して管理装置13に出力する。そして、管理装置13では、再プレー用貯数から再プレー用貸玉要求信号に相当する玉数が減算され、減算後の再プレー用貯数がID毎に書き込まれる(ステップS324)。なお持数についても再放出手数料を徴収するようにしてもよい。
一方、ステップS323の判定で、再プレーFLGが「0」であると判定した場合(ステップS323の「0」)には、パチンコ玉の貸し出しは行われず、ステップSG3へ進む。このときには、例えば、制御部300は、表示部3eに「再プレーできません。」等の表示をさせることもできる。
続いて、制御部300は、管理装置13から再プレー用貯数の情報を受信し、再プレー用貯数が「0」か否かを判定する(ステップS325)。
ステップS325の判定で、再プレー用貯数が「0」であると判定した場合(ステップS325のYes)には、制御部300は、再プレーFLGの数値を「0」に書き換える情報を管理装置13に出力する。そして、管理装置13では、IDに基づいて再プレーFLGの数値を「0」に書き換え、制御部400はSG3へ移行する(ステップS326)。
ステップS325の判定で、再プレー用貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)が「0」ではないと判定した場合(ステップS325のNo)にはステップSG3へ移行し、景品交換の申出を受付する。景品交換予約とは、遊技者が獲得している貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)及び持数等の有価価値を景品に交換する景品交換のサービスを予約することを指す。景品交換予約により交換可能な景品は、いわゆる一般景品と特殊景品とを区別することなく、これらの一方、又は、双方を適宜組み合わせて行うことができる。また、景品交換予約を行った後、遊技者は引き続き遊技を継続すること(以下、継続遊技)も可能である。
ステップSG3では、記憶媒体の受け付け(S311〜SE2の条件判定でSG3に至る)または入金の受け付けに伴うカード貯留部からの新たなカードの受け付け(ステップS307〜SE2の条件判定でSG3に至る)中に、制御部300は、遊技客からの景品交換予約の申出を下記の通りに受け付ける。景品交換予約の申出の受け付けとしては、まず、制御部300が、表示部300eに設けられたタッチパネルに「景品交換予約」の表示を行う。次いで遊技客がこの表示領域を押圧すると、タッチパネルの押圧検知部が「景品交換予約」の表示領域に該押圧を検知する。押圧検知部は、該押圧を検知すると、制御部300のCPUが備えるIOポート端子(信号を読み取る端子)に「景品交換予約」がなされた旨の信号であるON−OFF信号を出力し、制御部300は、景品交換の申出があったか否かを該ON−OFF信号の状態で判断する。制御部300はこのON−OFF信号のONに基づいて景品交換予約がありと判断した場合、景品交換可能な有価価値である持数情報及び貯数情報と、記憶媒体のID情報、台間機ID情報、景品交換予約の要求情報を管理装置13にインタフェース回路及びネットワーク8を介して送信する。次いで制御部300は、IOポートに入力されたON−OFF信号をOFFにクリアし、スタートからリターンに至る本ループ完了後再度本ループで2重に景品交換予約をしないようにする。また管理装置13の制御部700は、当該景品交換予約の要求情報を受けると、次いで行うSG4に係る処理を行う。SG4に係る処理として、管理装置13の制御部700は、後程詳述する景品交換順及び景品交換の実施予定時期を設定した後、当該景品交換順及び景品交換の実施予定時期の情報を送信元の台間機3へネットワークを介して返信する。当該景品交換順及び景品交換の実施予定時期を受信した台間機3の制御部300は、表示部3eに、当該景品交換順及び景品交換の実施予定時期を表示する。
管理装置13における制御部700は、上記SG4に係る処理として、上記持数情報、貯数情報、及び景品交換予約の要求情報、等を受信すると、他の遊技機に隣接して設置された台間機3、4、6からの同様な景品交換予約を受け付けた順番に従い、今回の景品交換予約に対応した、景品交換すべき景品交換POS11の特定情報と、順番及び景品交換実施予定時期の内、少なくとも一方をパチンコホールの選択的設定に応じて算出して、通信I/Fからネットワーク8を介して返信する。
ステップSG4では、返信を管理装置13から受けた台間機3(台間機4、6も同様)の制御部300は、表示部300eに受信した景品交換予約に基づく景品交換が行われる「順番」と「景品交換予測時刻」の内少なくとも一方、景品交換すべき景品交換POS11の特定情報(景品交換POS11の配置図も表示するようにしてもよい)を表示し、景品交換予約が行われた旨の表示を併せて行う。
また、ステップSG5において、台間機3、4、6は、定期的に管理装置13に、景品交換可能な有価価値である持数情報及び貯数情報と、台間機ID情報と記憶媒体のID情報、及び当該遊技状態を送信する。このとき、管理装置13の制御部700が行う処理としては、景品交換予約をキャンセル処理を行う、景品交換予約の予約順位の更新禁止処理を行う、何もしない、景品交換予約順位が所定順位(待ち時間が少ない)までは、設定2または設定2を採用し、所定順位より低い場合には、設定3を採用する等の処理を行う。
ステップSG6では、管理装置13が、景品交換POS11からの景品交換予約の景品交換実施を受けて、自機(台間機3)における景品交換予約順番または実施予定時期に達した旨の情報を台間機3へ送信する。なお、ステップSG3からステップSG6の処理の詳細については、後述する。
図6Cを用いて、台間機3、4、6、景品交換POS11、管理装置13相互間における動作の流れを詳細に説明する。まず、ステップSG3では、記憶媒体の受け付け(S311〜SE2の条件判定でSG3に至る)または入金の受け付けに伴うカード貯留部からの新たなカードの受け付け(ステップS307〜SE2の条件判定でSG3に至る)中に、制御部300は、遊技客からの景品交換予約の申出を下記の通りに受け付ける。景品交換予約の申出の受け付けとしては、まず、制御部300が、表示部300eに設けられたタッチパネルに「景品交換予約」の表示を行う(ステップS350)。次いで遊技客がこの表示領域を押圧すると、タッチパネルの押圧検知部が「景品交換予約」の表示領域に該押圧を検知する(ステップS351)。押圧検知部は、該押圧を検知すると、制御部300のCPUが備えるIOポート端子(信号を読み取る端子)に「景品交換予約」がなされた旨の信号であるON−OFF信号を出力し(ステップS352)、制御部300は、景品交換の申出があったか否かを該ON−OFF信号の状態で判断する。制御部300はこのON−OFF信号のONに基づいて景品交換予約がありと判断した場合(ステップS353)、景品交換可能な有価価値である持数情報及び貯数情報と、記憶媒体のID情報、台間機ID情報、景品交換予約の要求情報を管理装置13にインタフェース回路及びネットワーク8を介して送信する(ステップS354)。次いで制御部300は、IOポートに入力されたON−OFF信号をOFFにクリアし、スタートからリターンに至る本ループ完了後再度本ループで2重に景品交換予約をしないようにする。また管理装置13の制御部700は、当該景品交換予約の要求情報を受けると、次いで行うSG4に係る処理を行う。SG4に係る処理として、管理装置13の制御部700は、後程詳述する景品交換順及び景品交換の実施予定時期を設定した後、当該景品交換順及び景品交換の実施予定時期の情報を送信元の台間機3へネットワークを介して返信する(ステップS355、S356)。当該景品交換順及び景品交換の実施予定時期を受信した台間機3の制御部300は、表示部3eに、当該景品交換順及び景品交換の実施予定時期を表示する(ステップS358)(実施予定時期提示手段)(ステップSG3)。(景品交換順設定手段の1例)なお、店員による選択的設定として、上記の如く景品交換予約の申出がなされた時点での持数、貯数の遊技への使用を禁止するモードの場合、制御部300は、持数及び貯数の情報の表示を、表示部3eに0とするよう制御する。そして台間機3における仕様可能な持数、貯数を0とする。
即ち、台間機3、4、6は、以下のモードに従い異なる処理をする。下記のモードは、店員により予めパーソナルコンピュータ17を介して管理装置13に設定され、営業開始時に、台間機3、4、6、計数機9、景品交換POS11にネットワーク8を介して当該モードが設定される。
モードAA1:景品交換予約を行った時点での計数有価価値(持数、貯数)をロック(減算禁止)し、以降有価価値利用なしに、自由に当該会員用ICカード30、非会員用ICカード31を挿入した台間機3、4、6において無料ゲームを行わしめる。
モードAA2:景品交換予約を行った時点での計数有価価値(持数、貯数)の範囲内で、一部である、例えば景品予定時期迄の時間(分)×(100玉−平均ベース)分程度の計数有価価値を、貯玉再プレー手数料のかからない持数を優先して、カードに待ち用再遊技数として対応付ける。
モードAA3:何もしない。即ち、計数記憶媒体を使うにまかせ、景品交換時期になった場合、景品交換POS11からの景品交換予約実行の旨の情報を、ネットワーク8、管理装置13を介して台間機3、4、6に通知し、その返信をネットワーク8、管理装置13を介して受ける際の、新たな計数有価価値情報に基づいて景品交換を行う。
上記モードAA1〜AA3のいずれの場合であっても、景品交換をスムーズに行う為に、その返信を受けた計数有価価値は、ロック(減算禁止)され、遊技も禁止(遊技機2、5への発射用モータを停止させるためのモータストップ信号を台間機3、4、6が出力する)させるようにするとよい。
管理装置13における制御部700は、上記SG4に係る処理として、上記持数情報、貯数情報、及び景品交換予約の要求情報、等を受信すると、他の遊技機に隣接して設置された台間機3、4、6からの同様な景品交換予約を受け付けた順番に従い、今回の景品交換予約に対応した、景品交換すべき景品交換POS11の特定情報と、順番及び景品交換実施予定時期の内、少なくとも一方をパチンコホールの選択的設定に応じて算出して、通信I/Fからネットワーク8を介して返信する。景品交換実施予定時期の計算方法としては、1乃至複数台のPOS11で計測された「景品交換時間の平均値」と「順番数」を乗じて算出する。なお「景品交換時間の平均値」×「順番数」の代わりに、会員毎に景品を選択するのに即決するタイプか迷うタイプかの違いがあるので会員IDに対応付けて(会員毎)「景品交換時間の平均」を求め、過去受け付けた景品交換予約の会員客の全部の「会員毎の景品交換時間の平均」の総計値と、非会員の景品交換予約の入った「非会員人数」×「非会員の景品交換時間の平均値(測定値)」、の合計値を景品交換実施予定時期として算出してもよいし、単純に管理装置13にホールの店員が設定した「景品交換時間」×「順番数」を用いるようにしてもよい。これらの例の上位概念として「申出毎に景品交換の順番と景品交換の実施予定時期との少なくとも一方を景品交換受付手段が既に受け付けた過去申出に基づいて設定する景品交換順設定手段」として例示する。(後程管理装置13の説明にて詳述する。)(ステップSG4)管理装置13ではPOS11において景品交換予約付きの景品交換がなされる毎に順番−1を計算し、「景品交換予定時期」を上述の如く再計算し、全ての景品交換予約中の台間機3、4、6に送信し、これを受けた台間機3、4、6は表示部300eに更新された「順番」と「景品交換予測時刻」と景品交換すべき景品交換POS11の特定情報(景品交換POS11の配置図等も加えて表示してもよい)を表示する。また後程詳述する、管理装置13の制御として、景品交換POS11の景品交換予約の入った景品交換の実施に基づいて、順位及び景品交換実施予定時期を再計算するようにしてもよい。
SG4の処理として、上記返信を管理装置13から受けた台間機3(台間機4、6も同様)の制御部300は、表示部300eに受信した景品交換予約に基づく景品交換が行われる「順番」と「景品交換予測時刻」の内少なくとも一方、景品交換すべき景品交換POS11の特定情報(景品交換POS11の配置図も表示するようにしてもよい)を表示し、景品交換予約が行われた旨の表示を併せて行う(ステップSG4)。また台間機3、4、6は、遊技機及び周辺機器からの遊技状態を示す各種信号をインタフェース回路を介して入力可能に接続され、制御部300は、遊技機の遊技状態をインタフェース回路を介して入力し、定期的に管理装置13に、景品交換可能な有価価値である持数情報及び貯数情報と、台間機ID情報と記憶媒体のID情報、及び当該遊技状態を送信する(ステップS359、S361)(ステップSG5)。当該遊技状態を受信した管理装置13の制御部700は、遊技状態が所定の遊技状態か否か、例えば大当り信号等の遊技機から出力される遊技状態信号に基づく遊技状態の判定や、単に時間毎に遊技者が遊技に投じた遊技媒体数以上の獲得遊技媒体数に基づく遊技状態判定が例示でき、さらに例えば遊技者の獲得遊技媒体数が遊技に投入した遊技媒体数より約半分以下である通常遊技状態より遊技者が有利な状況である特定遊技状態か否かとか、を判定し、パチンコホールの店員が設定する設定(下記設定1〜設定4を例示)に応じて下記の処理を行う。なお機種別に大当りの継続時間が限定されていたり、同一機種でも複数の大当り種別を備え、大値種別毎に大当り継続時間が異なるので機種別、大当り種別に設定1〜4の内いずれかを選択可能にしてもよい。また景品交換可能な有価価値である持数と貯数の合計が0とない、かつセーフ+放出数≦アウト(セーフ≦アウトでもよい)であればただちに景品交換予約をキャンセルする設定1の処理を行うようにしてもよい。
管理装置13の制御部700が行う処理(ステップS360)として、
設定1:景品交換予約をキャンセル処理を行う。この場合管理装置13の制御部700は、次順以降の予約について、自身の予約登録の削除に伴う予約順位の繰り上げと景品交換予測時間の再計算を行う。なおここで所定の遊技状態が終わった場合、その時点で自動的に台間機3、4、6の制御部300から、再度景品交換の申出をステップSG3にて行うようにしてもよい。
設定2:景品交換予約の予約順位の更新禁止処理を行う。この場合管理装置13の制御部700は、先順の景品交換予約の実行にともなう、次順以降の予約順位の繰り上げと景品交換予測時間の再計算を行うとともに、所定条件(例えば大当り状態の終了)が解除されるまでの自身の予約順位の繰り上げの一時停止を行う。
設定3:何もしない。
設定4:景品交換予約順位が所定順位(待ち時間が少ない)までは、設定2または設定2を採用し、所定順位より低い場合には、設定3を採用する(ステップSG5)。
また、ここで台間機3における制御部300が、台間機3の表示部3eのタッチパネル上に表示された領域における景品交換予約のキャンセルボタンを検知した場合、景品交換予約をキャンセルする旨の情報と記憶媒体のID情報、台間機3の識別情報を、ネットワーク8を介して管理装置13に送信する。景品交換予約をキャンセルする旨の情報を受けると、記憶媒体のID情報に基づいて登録された景品交換予約を削除するとともに、自機における順番以降の景品交換予約順番の更新と景品交換実施予定時期を再計算し、次順以降の景品交換予約を入れた台間機3、4、6に更新した景品交換予約順番と景品交換実施予定時期を送信し、受けた台間機3、4、6では、表示部3eに更新した景品交換予約順番と景品交換実施予定時期、及び景品交換すべき景品交換POS11の特定情報(配置場所の地図)を表示する(ステップSG5)。
次いで制御部300はSG6に移行し、景品交換処理手段として機能する、景品交換処理の一部を行う。管理装置13及び景品交換POS11にて後程詳述する如く、管理装置13が、景品交換POS11からの景品交換予約の景品交換実施(ステップS365)を受けて、自機(台間機3)における景品交換予約順番または実施予定時期に達した旨の情報を台間機3へ送信する。この旨の情報を台間機3の制御部300が受けると、以下の処理を行う。(ステップSG6)。
即ち、遊技ホール管理システム1(景品交換システム)としての景品交換処理の一端をなす台間機3の制御部300は、SG6の処理として下記(1)から(7)の処理の内少なくとも1つを選択的に実施することができる。
(1)遊技媒体を計数させる処理としては、個別計数機2Cが付いている場合(1玉4円で貸し出すパチンココーナまたは1玉1円で貸し出すパチンココーナのいずれか一方のみに個別計数機2Cが設置される場合が多い)、制御部300は、個別計数機にて計数してくださいと表示部3eに表示させ、店員の設定に応じて、遊技機のモータストップを行い遊技機を発射できなくするとともに、新たな貯数及び持数の払戻しの為の放出、度数を使用した貸玉を禁止する。そして、個別計数機2Cによる計数値が>セーフ−アウト+度数を使った貸玉+貯数及び持数の払戻しの為の放出数+所定値(例えあ20玉)となるまでカードの返却を凍結し、個別計数機2Cによる計数値が>セーフ−アウト+度数を使った貸玉+貯数及び持数の払戻しの為の放出数+所定値(例えあ20玉)となったらカードに計数玉を記憶して外部に排出する処理、が例示できる。
また(2)景品交換種別及び数量の選択を受け付ける処理としては、制御部300は、表示部3eに、景品種別名と交換数量を表示させ、景品種別名と交換数量のタッチパネルのボタン押圧領域の検知に応じて、貯数及び持数の範囲で景品交換の受け付けを行い、確定ボタンのタッチパネルのボタン押圧領域の検知に応じて、ネットワーク8、管理装置13、を介して景品交換POS11に景品交換を指示する。
また(3)景品交換を促す処理として、制御部300は、表示部3eに景品交換順番に達したので景品交換POS11の場所に来てもらう旨の情報を表示し、必要に応じてブザーを鳴らして注意喚起をする。
また(4)獲得有価価値から交換する景品分の有価価値を減算する処理としては、景品交換POS11における景品交換の処理工数を極力減じる為、台間機3において、上記(2)に基づく景品交換種別と交換数量分を、会員用ICカード30または非会員用ICカード31に対応付けられた貯数及び持数の範囲で景品交換を行う。なお、(4)を実施する場合、(2)におけるネットワーク8、管理装置13、を介して景品交換POS11に景品交換を指示、は、景品交換の実施による、会員ICカード30または非会員ICカード31に対応付けられた貯数及び持数からの景品交換分の引き落とし指示になる。
また(5)遊技機に隣接して設置される記憶媒体処理装置(台間機3、4、6)から発行又は返却され、獲得有価価値を特定可能な情報を記憶又は印字した媒体を排出する処理としては、制御部300は、会員用ICカード30または非会員用ICカード31に、計数した持数、貯数からなる有価価値を特定可能な持数情報、貯数情報自体を記憶したり、または印字(カードのロイコ総に熱印字させる)させて、カード処理機201のベルト駆動を駆動させてカード挿入口3a、4a、5aから外部に排出させる処理が例示できる。
また(6)景品交換の申出に係る景品交換を従業員に実行させるための促す処理としては、制御部300は、会員用ICカード30または非会員用ICカード31を外部に排出し、カード処理機201のカード挿入口3a、4a、5a付近に配置された光学式センサが遊技客によるこれらカードの抜き去りを検知した場合、ネットワーク8、管理装置13、を介して景品交換POS11にその旨を報知する処理等が例示できる。景品交換POS11は、カードの抜き去りの検知を受けて「客が景品交換POS11に向かいつつある」旨の情報等を表示し、景品交換を従業員に実行させる。また台間機3が関与しない他の景品交換の申出に係る景品交換を従業員に実行させるための促す処理としては、後程詳述するが、次の景品交換の予約を実行させる為、景品交換POS11に、店員向けに景品交換する景品の種別と数量を表示する処理等が例示できる。
また(7)継続遊技を強制的に停止させる処理としては、管理装置13または台間機3の制御部300が、遊技機2のモータストップON信号の出力により強制的に遊技機2のパチンコ玉を遊技盤面に打ち込みできないようにする。また度数、持数、貯数等の有価価値を使用して遊技媒体を払い出すことを禁止する等が例示できる(SG6)。
尚、所定の遊技状態はパチンコホールの店員が適宜設定できるもので、遊技機種別毎に複数の設定可能である。また所定の遊技状態の条件データは上位のデータセンタから選択してダウンロードして設定することもできるようにしてもよい。つまりCR○○○のパチンコ台については、セーフ(遊技機への供給玉数)−アウト(遊技機から排出される遊技機への打ち込み玉数)>1500玉等の「所定の遊技状態」としての条件データが例示できる。
尚、景品交換の申出(SG3)、景品交換順設定(SG4)、景品交換順変更(SG5)は、上記2例の如く、各処理をどのようにネットワーク8上の機器で分散させて実行させるかは適宜選択事項であり、どの機器で何の処理を行うかは本発明の必須要件とならない。また管理装置13を設けず、その機能を、ネットワーク8上の他の装置、例えば島コンピュータ7の内の1つ、台間機3、4、6の内の1つで行うようにしてもよい。
続いて、制御部300は、選択ボタン検知部302からの情報に基づいて、返却ボタン3dを選択することに基づく返却要求信号が入力されたか否かを判定する(ステップS327)。
ステップS327の判定で、制御部300が、返却要求信号が入力されていないと判定した場合(ステップS327のNo)には、続いて、制御部300は、カード処理部301からの情報に基づいて、会員用ICカード30が挿入されているか否かを判定する(ステップS328)。
ステップS328の判定で、カード処理部301からの情報に基づいて、制御部300が、会員用ICカード30が挿入されていると判定した場合(ステップS328のYes)には、制御部300は、ランプ3fに赤色を点灯させ(ステップS329)、ソレノイドでカード挿入口3aを封鎖させる(ステップS330)。そして、ステップS340以下の処理を実行する。
一方、ステップS328の判定で、カード処理部301からの情報に基づいて、制御部300が、会員用ICカード30が挿入されてないと判定した場合(ステップS328のNo)には、続いて、制御部300は、カード処理部301からの情報に基づいて、非会員用ICカード31が挿入されているか否かを判定する(ステップS331)。
ステップS331の判定で、カード処理部301からの情報に基づいて、制御部300が、非会員用ICカード31が挿入されていると判定した場合(ステップS331のYes)には、制御部300は、ランプ3fに青色を点灯させ(ステップS332)、ソレノイドでカード挿入口3aを封鎖させる(ステップS330)。そして、ステップS340以下の処理を実行し、ステップS331の判定において判定結果がNoの場合には、リターンしてスタートに戻る。
ステップS327の判定で、制御部300が、返却要求信号が入力されたと判定した場合(ステップS327のYes)には、制御部300は、遊技の結果更新された有価価値(度数、持数、貯数、各種ポイント)、及びカードIDを管理装置13へ送信する。管理装置13は、更新された有価価値情報をID毎に記憶させ、制御部300はステップS333へ移行する。(ステップSD4)。また、本台間機3における景品交換予約順番に達した旨の情報を受けた場合、併せて、管理装置13にカードを抜いた旨の情報、その他有価価値情報(カードに対応した最終的な貯数、持数、度数、及び景品交換予約後に貯数と持数の使用を禁止するモードの場合は、仕様を凍結した景品効果予約の申込時の貯数及び持数、禁止後から獲得した持数、貯数の各情報)を送信し、この旨の情報を受けた管理装置13は、台番号とカードが抜かれた旨の情報を景品交換POS11に送信する。景品交換POS11の制御部は、景品交換予約をした台において、カードが抜かれたことに基づく情報、例えば景品交換予約をした○○○番台の客がこちらに向かっている等の表示を行うことになる。
また、管理装置13の景品交換処理手段713が、遊技機に隣接して設置された台間機3、4、6等において、獲得有価価値の表示を0とする信号を出力し、台間機3、4、6の制御部300が当該信号を入力すると、表示部305、306に対して、獲得有価価値の表示を0とする信号を出力する。これにより、遊技者は、獲得有価価値が0になったことを認知し、再び遊技に供することを禁止すると共に、制御部300は、その後の計数を許可させ、台間機3、4、6等からカード処理部301からカードを排出した場合に、管理装置13の制御部300が、獲得有価価値に計数による分の有価価値を加算した総獲得有価価値を算出し、当該データを制御部300が景品交換POS11に送信する。当該信号を受信した景品交換POS11は、当該データを用いて、景品交換可能とする。つまり、台間機の表示を0とし、再び遊技に供することを禁止するので、申出を行った有価価値を遊技者が遊技に使ってしまうことを防止できる。また、その後の計数を許可させ、台間機からカードを排出した場合に、管理装置が、獲得有価価値に計数による分の有価価値を加算した総獲得有価価値を使って景品交換POSによる景品交換可能とするので、未計数の遊技媒体がある場合や、その後に端数等を用いて継続遊技を行って獲得した有価価値等をさらに景品交換に利用できる。
続いて、制御部300は、カード処理部301からの情報に基づいて、非会員用ICカード31があるか否かを判定する(ステップS333)。
ステップS333の判定で、制御部300は、カード処理部301からの情報に基づいて、非会員用ICカード31がないと判定した場合(ステップS333のNo)には、カード処理部301に、カード挿入口3aより会員用ICカード30を返却する情報を出力する。カード処理部301は、その情報に基づいて会員用ICカード30を返却する(ステップS334)。そして、ステップSF4以下の処理を実行する。なお会員カード返却時には、当該会員カードが返却された旨の情報と、カードID、台間機ID、有価価値全部(度数、持数、貯数「翌日分、当日分がある」)が管理装置13にネットワーク8を介して送信される。これらの情報を受けた管理装置13の制御部は、台間機ID及びカードIDに基づき、遊技中台間機IDの削除、有価価値全部を記憶部に記憶するとともに、当該カードIDに景品交換予約があれば景品交換POS11に台間機○○離席の為、現在景品交換POS11へ移動中と表示させる旨の情報をネットワーク8を介して送信する。この際、台間機IDに応じた景品交換すべきPOS11を選択して送信することになる(ステップS334)。そしてステップSF4以下の処理を実行する。
一方、ステップS333の判定で、制御部300は、カード処理部301からの情報に基づいて、非会員用ICカード31があると判定した場合(ステップS333のYes)には、続いて、非会員用ICカード31に度数残高があるか否かを判定する(ステップS335)。
ステップS335の判定で、制御部300は、カード処理部301からの情報に基づいて、非会員用ICカード31に度数残高があると判定した場合(ステップS335のYes)には、カード処理部301に、カード挿入口3aより非会員用ICカード31を返却する情報を出力する。そして、カード処理部301は、その情報に基づいて非会員用ICカード31を返却する(ステップS336)。なお非会員カード返却時には、当該非会員カードが返却された旨の情報と、カードID、台間機ID、有価価値全部(度数、持数)が管理装置13にネットワーク8を介して送信される。これらの情報を受けた管理装置13の制御部は、台間機ID及びカードIDに基づき、遊技中台間機IDの削除、有価価値全部を記憶部に記憶するとともに、当該カードIDに景品交換予約があれば景品交換POS11に台間機○○離席の為、現在景品交換POS11へ移動中と表示させる旨の情報をネットワーク8を介して送信する。この際、台間機IDに応じた景品交換すべきPOS11を選択して送信することになる(ステップS336)。そして、ステップSF4以下の処理を実行する。
ステップS335の判定で、制御部300は、カード処理部301からの情報に基づいて、非会員用ICカード31に度数残高がないと判定した場合(ステップS335のNo)には、続いて、カード貯留部(図示しない)の貯留量が限界か否かを判定する(ステップS337)。
ステップS337の判定で、貯留量が限界であると判定した場合(ステップS337のYes)には、制御部300は、カード処理部301に非会員用ICカード31をカード回収部3gに搬送させる情報を出力する。そして、カード処理部301は、非会員用ICカード31をカード回収部3gへ搬送する(ステップS338)。なお非会員カード返却時には、当該非会員カードが返却された旨の情報と、カードID、台間機ID、有価価値全部(度数、持数)が管理装置13にネットワーク8を介して送信される。これらの情報を受けた管理装置13の制御部は、台間機ID及びカードIDに基づき、遊技中台間機IDの削除、有価価値全部を記憶部に記憶するとともに、当該カードIDに景品交換予約があれば景品交換POS11に台間機○○離席の為、現在景品交換POS11へ移動中と表示させる旨の情報をネットワーク8を介して送信する。この際、台間機IDに応じた景品交換すべきPOS11を選択して送信することになる(ステップS338)。そして、ステップSF4以下の処理を実行する。そして、ステップSF4以下の処理を実行する。
ステップS337の判定で、貯留量が限界でないと判定した場合(ステップS337のNo)には、制御部300は、カード貯留部(図示しない)に非会員用ICカード31を貯留するための情報をカード処理部301に出力する。そして、カード処理部301は、非会員用ICカード31をカード貯留部(図示しない)に貯留する(ステップS339)。なお非会員カード返却時には、当該非会員カードが返却された旨の情報と、カードID、台間機ID、有価価値全部(度数、持数)が管理装置13にネットワーク8を介して送信される。これらの情報を受けた管理装置13の制御部は、台間機ID及びカードIDに基づき、遊技中台間機IDの削除、有価価値全部を記憶部に記憶するとともに、当該カードIDに景品交換予約があれば景品交換POS11に台間機○○離席の為、現在景品交換POS11へ移動中と表示させる旨の情報をネットワーク8を介して送信する。この際、台間機IDに応じた景品交換すべきPOS11を選択して送信することになる(ステップS339)。そして、ステップSF4以下の処理を実行する。
ステップSF4処理では、制御部300は、管理装置13で記憶されている所定条件を読み出し、所定条件を満たしているか否かを判定する(ステップSF4)。ここで、本景品交換システムにおいて、所定条件とは、例えば、(1)持数として計数され、又は持数として管理装置13に記憶されてから所定時間経過したとき、又は閉店時間等の所定時刻になったとき、(2)少なくとも持数及び貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)を特定可能な情報を記憶する、会員用ICカード30や非会員用ICカード31等の記憶媒体を台間機から取り出したとき、(3)少なくとも持数及び貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)を特定可能な情報を記憶する、会員用ICカード30や非会員用ICカード31等の記憶媒体が、持数として管理された際に挿入されていた台間機とは異なる台間機に挿入されたとき、(4)景品交換をしたとき、等をいう。また、所定の条件として、上記した(1)〜(4)のいずれか1つの条件を設定してもよいし、これらの条件の中から複数の条件を選択して設定してもよい。なお、上記した所定条件を満たしているか否かを判定は、管理装置13で記憶されている所定条件に基づいて管理装置13で実行してもよい。
ステップSF4の判定で、所定条件を満たしていないと判定した場合(ステップSF4のNo)には、ステップS340の処理を実行する。
ステップSF4の判定で、所定条件を満たしていると判定した場合(ステップSF4のYes)には、制御部300は、所定条件を満たす、持数に係る情報を貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)に書き換えた情報及び該持数を管理されている持数から減算する情報を管理装置13に出力する(ステップSF5)。なお、上記した所定条件を満たしているか否かの判定を管理装置13が実行する場合には、管理装置13は、所定条件を満たす、持数に係る情報を、貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)に書き換える。この処理後、リターンしスタートに戻る。
なお、台間機3の動作は、上述した動作に限られるものではなく、例えば、ランプ3fの所定の点灯パターンによる点灯や消灯、発行する非会員用ICカード31がなくなったときのカード補充等の要求、その要求に対して従業員が行う作業、従業員による玉箱の計数機9への運搬作業等に関する処理を必要に応じて実行することとしてもよい。また、以上の台間機3の動作は、台間機4や台間機6においても上記同様に行うことができる。
(計数機9)
次に、パチンコ玉やメダル等の遊技媒体を計数する計数機9について図7〜図9を参照して説明する。
図7は、計数機9の外観を示す斜視図、図8は、計数機9の構成部を示す図、図9は、計数機9における動作の流れを示すフローチャートである。
まず、図7を参照して、計数機9の構成について説明する。
図7に示すように、計数機9には、カード挿入口9a、遊技媒体投入部9b、全部ボタン9c、計数結果表示部9d、返却ボタン9e、レシート発券口9f、信号送受信部9h、呼出ボタン9i等が設けられている。
計数機9は、パチンコ玉又はメダルの数量を計数するものである。計数機9は遊技機2、5が列設された島端に配置される装置である。個別計数機2Cが遊技機2、5に付帯して設けられている場合には、このような島端に配置される、所謂、計数機9は不要となるが、スロットマシン5に付帯して設けられる個別計数機2Cは、まだ一般的になっていないのでメダル計数機はほぼ島端計数機が採用される。また個別計数機2Cを導入していないパチンコ台の列設した島、1玉1円、4円貸しコーナがある場合、いずれかを個別計数機、他方を計数機9によって運用する場合に多く用いられる計数機である。また島端計数機は、景品交換受付手段として、計数直後に景品交換予約の申出を行うことができる。当該計数機9は、会員用ICカード30のみを受け入れるカード挿入口9aに会員用ICカード30が挿入された場合には、会員用ICカード30に記憶されたIDを読み取り、計数された計数値が貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)としてそのIDに基づき管理装置13に記憶される。また、計数機9では、会員用ICカード30の利用によって付与されるポイントを、例えば、玉数として還元し、計数機9によって計数された玉数にその還元された玉数を加算することもできる。
一方、会員用ICカード30がカード挿入口9aに挿入されない場合には、計数された情報を、例えば、バーコードとしてレシートに記録し、そのレシートがレシート発券口9fから発行される。また、このレシートには、簡易管理用IDが記録され、その簡易管理用IDは、そのレシートを用いて景品交換されるまで、計数機9で計数された玉数と共に管理装置13で管理される。なお、計数された情報を記録する媒体は、レシートに限られるものではなく、例えば、計数された情報をICカード等の記憶媒体に記憶して、貯数カードとして発行してもよい。
計数結果表示部9dは、例えば、EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等によって構成され、計数機9の動作に伴う所定の情報の表示を行う。
また、計数機9は、信号送受信部9hを備え、この信号送受信部9hを介して、例えば、従業員の所持する店員カード32に対して情報の送受信を行う。
さらに、計数機9は、呼出ボタン9iを備え、例えば、獲得したパチンコ玉やメダルを計数する際に、従業員を呼び出し、立会い又は従業員に計数作業を求めることができる。
また、計数機9は、会員用ICカード30や非会員用ICカード31から、ワゴン1550等の景品交換装置1500において書き込まれた景品交換情報を読み出して、少なくとも、選択された景品に対応する遊技媒体数に係る情報を管理装置13に出力するための処理を行なう。なお、この処理は、計数機9の遊技媒体数情報処理手段等で実行される。
図8に示すように、計数機9は、制御部400、カード処理部401、記録媒体処理部402、選択ボタン検知部403、計数処理部404、従業員情報読込部405から主に構成されている。
制御部400は、計数機9内の各構成機器の制御、計数機9以外の、例えば、管理装置13等との情報通信を行うものであり、インタフェース回路、CPU、ROM、RAMから主に構成される。CPUでは、そのROMやRAM等の記憶手段に格納されたプログラムやデータ等を用いて各種の演算処理を実行する。この制御部400では、計数結果表示部9d、カード処理部401、記録媒体処理部402、選択ボタン検知部403、計数処理部404、従業員情報読込部405の各機部間の信号の出入力、及び、ネットワーク8を介する管理装置13との間の信号の出入力を制御している。
ここで、ROMやRAM等の記憶手段に格納されたプログラムには、遊技媒体を計数する計数機9の処理動作を実施するためのプログラムが含まれている。
カード処理部401は、カード挿入口9aから挿入された会員用ICカード30に記憶された、例えば、IDやそのIDで管理されている有価情報等の読み取り、その読み取った情報の制御部400への出力、制御部400からの更新された有価情報等の会員用ICカード30への書き込み等を行うもので、例えば、リーダライタ等で構成される。
また、カード処理部401は、遊技媒体数情報処理手段としても機能し、会員用ICカード30や非会員用ICカード31から、ワゴン1550等の景品交換装置1500において書き込まれた景品交換情報を読み出して、少なくとも、選択された景品に対応する遊技媒体数に係る情報を、管理装置13に出力するための処理や制御部400を介して管理装置13に出力する処理を行なう。
記録媒体処理部402は、計数処理部404で計数された玉数及び簡易管理用IDをレシートに、例えば、バーコードとして記録し、その記録されたレシートをレシート発券口9fから発券するものである。なお、記録媒体処理部402は、計数処理部404で計数された玉数及び簡易管理用IDを、ICカード等の記憶媒体に記憶して、貯数カードとして発行してもよい。
選択ボタン検知部403は、全部ボタン9c、返却ボタン9e、呼出ボタン9iが押されたことを検知し、その押された信号に基づいて、制御部400に信号を出力するものである。
計数処理部404は、遊技媒体投入部9bに投入された玉数を計数し、その計数した情報を制御部400へ出力するものである。計数処理部404で計数された結果は、例えば、計数結果表示部9dに表示することもできる。
従業員情報読込部405は、玉箱を計数機9まで運び、計数等の作業を行う従業員を特定可能な情報を、例えば、店員カード32から読み取る。この従業員情報読込部405は、例えば、リーダライタ等で構成される。
計数機9における計数は次のようになされる。制御部400は、遊技媒体投入部9bに遊技媒体(玉、メダル)が投入されると、計数処理部404は、整列レーンに整列した遊技媒体を1個毎に近接センサー(金属が近接すると信号を出力する)が検知信号を出力する。この検知信号を波形整形したクロックをカウントし、総計値を得る。そこで全部ボタン9cが押圧されると、選択ボタン検知部403がこれで全部の旨の信号を出力する。制御部400は、全部の旨の信号入力に基づいて、受け付けた会員用ICカード30、非会員用ICカード31、もしくはこれらカードがない場合にはレシートに玉、メダル等の遊技媒体の計数結果を記憶、印字、及びカードID情報またはレシートのバーコードに示されるID情報に基づいて管理装置13に計数結果を、ネットワーク8を介して出力する。計数結果及びID情報を受け付けた管理装置13の制御部700は、ID情報に基づいて計数結果を貯数(貯玉数、貯メダル数)として記憶する。
次いで、景品交換予約の申出を行うことができる。景品交換予約の申出としては、機体前面の遊技者側に配置された景品交換予約ボタン9kを押圧されると、計数機9の制御部400は、選択ボタン検知部403からの景品交換予約がなされた旨の情報を入力する。すると制御部400は、会員用ICカード30、非会員用ICカード31のID情報と、景品交換予約がなされた旨の情報を通信I/F,ネットワーク8を介して管理装置13に出力する(景品交換受付手段の一例)。これ以降の処理としては、台間機3、4、6の説明で既述した、図6BのSG3、SG4、SG5、SG6と同様になされる。そして選択ボタン検知部403の返却ボタン9eが押圧されると、制御部400は当該押圧に基づき、受け入れた会員用ICカード30、非会員用ICカード31をベルト駆動して外部に排出したり、レシートが発券される。会員用ICカード30、非会員用ICカード31は台間機3、4、6に挿入して計数した貯数の範囲で減算し、減算した分の遊技媒体を再放出することで遊技することができる。遊技中に景品交換予約の順番がきたり、景品交換予約時刻になって報知された場合には、その旨が台間機3、4、6において報知され、詳細は図6Bにおいて記載した通りである。尚上記説明は、島端に設置された装置としての計数機9における景品交換受付手段としての例示となる。またここで、計数結果の一部を景品交換の為の貯玉として保留し、残りの計数結果を、景品交換予約が実施されるまでの遊技用玉数として再放出可能な再プレー手数料を必要としない持玉として会員用ICカード30または非会員用ICカード31に対応付けて登録(カードに記憶、及び/または、管理装置13の記憶部にカードIDに基づいて記憶)してもよい。その際の持数は景品交換予約時期までの時間(分)/(1分間の発射玉数100玉−そのホールの平均ベース(例えば19玉であり、100玉中何玉を客に戻すかの値))で計算するとよい。その間、客が大当りを得れば、店員による景品交換予約の実施の際、大当りにより増加した分の玉数を保留した貯玉に加算した合算値にて、景品を景品交換POS11の配置される景品交換カウンターにて予め取り置くようにしてもよい。この場合、景品交換POS11ga予め客の希望やこれまでの景品交換実績に基づいて景品種別を特定するので、客の選択を待つことなく、店員により、景品の取り置きができるので、景品交換時間が短縮できる。
すなわち、計数機9では、以下のモードに従い異なる処理をする。下記のモードは、店員により予めパーソナルコンピュータ17を介して管理装置13に設定され、営業開始時に、台間機3、4、6、計数機9、景品交換POS11にネットワーク8を介して当該モードが設定される。
モードAA1:景品交換予約を行った時点での計数有価価値(持数、貯数)をロック(減算禁止)し、以降有価価値利用なしに、自由に当該会員用ICカード30、非会員用ICカード31を挿入した台間機3、4、6において無料ゲームを行わしめる。
モードAA2:景品交換予約を行った時点での計数有価価値(持数、貯数)の範囲内で、一部である、例えば景品予定時期迄の時間(分)×(100玉−平均ベース)分程度の計数有価価値を、貯玉再プレー手数料のかからない持数を優先して、カードに待ち用再遊技数として対応付ける。
モードAA3:何もしない。即ち、計数記憶媒体を使うにまかせ、景品交換時期になった場合、景品交換POS11からの景品交換予約実行の旨の情報を、ネットワーク8、管理装置13を介して台間機3、4、6に通知し、その返信をネットワーク8、管理装置13を介して受ける際の、新たな計数有価価値情報に基づいて景品交換を行う。
上記モードAA1〜AA3のいずれの場合であっても、景品交換をスムーズに行う為に、その返信を受けた計数有価価値は、ロック(減算禁止)され、遊技も禁止(遊技機2、5への発射用モータを停止させるためのモータストップ信号を台間機3、4、6が出力する)させるようにするとよい。
そして、制御部400によって制御される、カード処理部401、記録媒体処理部402、選択ボタン検知部403、計数処理部404、従業員情報読込部405の各機器部は、次のように動作する(図9)。
以下に、図9を参照してその動作を説明する。
計数機9における動作の流れを示した図9は、制御部400によって実行される計数機9でのメインルーチンのフローチャートを示しており、まず、カード挿入口9aから挿入されたICカードが、ワゴン1550等の景品交換装置1500において書き込まれた景品交換情報を有するときには、カード処理部401は、景品交換情報を読み出し、制御部400は、カード処理部401で読み出された景品交換情報及びICカードのID情報を管理装置13に出力する(ステップSF1)。
ここで、景品交換情報としては、景品交換に係る情報であり、例えば、景品交換装置1500において更新された、持数や貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)に係る情報、景品ID等の景品交換装置1500で選択された景品に係る情報等、前述した景品交換情報のとおりである。
続いて、制御部400は、管理装置13で記憶されている所定条件を読み出し、所定条件を満たしているか否かを判定する(ステップSF2)。ここで、本景品交換システムにおいて、所定条件とは、例えば、(1)持数として計数され、又は持数として管理装置13に記憶されてから所定時間経過したとき、又は閉店時間等の所定時刻になったとき、(2)少なくとも持数及び貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)を特定可能な情報を記憶する、会員用ICカード30や非会員用ICカード31等の記憶媒体を台間機から取り出したとき、(3)少なくとも持数及び貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)を特定可能な情報を記憶する、会員用ICカード30や非会員用ICカード31等の記憶媒体が、持数として管理された際に挿入されていた台間機とは異なる台間機に挿入されたとき、(4)景品交換をしたとき、等をいう。また、所定の条件として、上記した(1)〜(4)のいずれか1つの条件を設定してもよいし、これらの条件の中から複数の条件を選択して設定してもよい。なお、上記した所定条件を満たしているか否かの判定は、管理装置13で記憶されている所定条件に基づいて管理装置13で実行してもよい。
ステップSF2の判定で、所定条件を満たしていないと判定した場合(ステップSF2のNo)には、制御部400は、S417の処理を実行する。
ステップSF2の判定で、所定条件を満たしていると判定した場合(ステップSF2のYes)には、制御部400は、所定条件を満たす、持数に係る情報を貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)に書き換えた情報及び該持数を管理されている持数から減算する情報を管理装置13に出力する(ステップSF3)。なお、上記した所定条件を満たしているか否かの判定を管理装置13が実行する場合には、管理装置13は、所定条件を満たす、持数に係る情報を、貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)に書き換える。
そして、制御部400は、遊技媒体の計数を行なう(ステップS417)。また、制御部400は、計数されたパチンコ玉等の遊技媒体数を、その遊技媒体を得た遊技機IDに基づいて、統一の単位に変換する(ステップS417)。ここで、パチンコ機等の遊技機において、排出されるパチンコ玉の価値が機種毎に異なることがあり、例えば、パチンコ玉1玉を4円換算して排出する(4円貸し)遊技機もあれば、2円換算(2円貸し)、又は1円換算(1円貸し)して排出する遊技機もある。このような状況において、獲得した遊技媒体数を、所定の一定の価値に換算して管理するために、上記した計数された遊技媒体数を統一の単位に変換する処理が実行される。なお、上記した遊技媒体の価値は、台間機毎、遊技機毎、遊技島毎、遊技機グループ毎のいずれか毎に対応して設定可能である。ここで、遊技機グループ毎とは、1つの遊技島に複数の遊技機が設置されている場合、遊技機を種類別にグループ分けしたときのグループ毎を意味する。なお、4円貸し、2円貸し、1円貸しで計数した玉数は、カードIDに基づいてそれぞれ別個の口座として管理装置13の記憶部に記憶されるとともに、更にこれらの口座とは別個の口座に、同様にカードIDに基づいて、統一単位(例えば円単位)としても管理装置13の記憶部に記憶する。
次いで、島端に設置された装置としての計数機9における制御部400は、SF4において、景品交換予約処理を行う。まず、景品交換受付手段として、景品交換予約の申出の受付に係る処理を行う。即ち、計数機9の機体前面の遊技者側に配置された景品交換予約ボタン9kを押圧されると、計数機9の制御部400は、選択ボタン検知部403からの景品交換予約がなされた旨の情報を入力する。すると制御部400は、会員用ICカード30、非会員用ICカード31のID情報と、景品交換予約がなされた旨の情報を通信I/F,ネットワーク8を介して管理装置13に出力する(景品交換受付手段の一例)。これ以降の処理としては、台間機3、4、6の説明で既述した、図6BのSG3、SG4、SG5、SG6と同様に、台間機3の制御部300と言う主語に代えて、計数機9の制御部400という主語にてなされる。
遊技媒体の計数では、計数処理部404において、遊技媒体投入部9bに投入された遊技媒体の計数を行う(ステップS417)。計数処理部404で計数された結果は、制御部400に出力される。制御部400は、その係数結果を、例えば、計数結果表示部9dに出力することもできる。
続いて、制御部400は、カード処理部401からの情報に基づいて、会員用ICカード30が挿入されているか否かを判定する(ステップS423)。
ステップS423の判定で、会員用ICカード30が挿入されていないと判定した場合(ステップS423のNo)には、制御部400は、計数処理部404で計数された玉数及び簡易管理用IDの情報を、ネットワーク8を介して管理装置13に出力すると共に、記録媒体処理部402に制御部400から計数処理部404で計数された玉数及び簡易管理用IDの情報が出力される。記録媒体処理部402では、制御部400から出力された情報に基づいて、レシートに玉数及び簡易管理用IDを、例えば、バーコードとして記録し、レシート発券口9fからレシートを発券し(ステップS424)、リターンしスタートに戻る。
ステップS423の判定で、会員用ICカード30が挿入されていると判定した場合(ステップS423のYes)には、制御部400は、カード処理部401で読み取られた会員用ICカード30に記憶されたIDを入力する(ステップS426)。
続いて、制御部400は、選択ボタン検知部403からの情報に基づいて、返却ボタン9eが押されたか否かを判定する(ステップS427)。
ステップS427の判定で、返却ボタン9eが押されていないと判定した場合(ステップS427のNo)には、制御部400は、処理をリターンしスタートに戻る。
一方、会員用ICカード30を挿入した遊技者が返却ボタン9eを押すと、制御部400は、そのボタン押下による選択ボタン検知部403からの情報に基づいて返却ボタン9eが押されたものと判定し(ステップS427での判定結果がYesとなり)、カード処理部401の処理により、カード挿入口9aから会員用ICカード30を返却する(ステップS428)。
また、制御部400は、カード処理部401で読み取られたID及び計数処理部404で計数された玉数を、ネットワーク8を介して管理装置13に送信する(ステップS429)。そして、管理装置13では、IDに基づいて、すでに記憶されている貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)に計数処理部404で計数された玉数が加算される(ステップS429)。
ここで、ステップS429で、加算後の貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)を表示させるようにすると、遊技者に全貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)がトータルいくらになったのかを把握することができるので好ましい。また、計数機9は、パチンコ玉用と、スロットマシンで用いられるメダル用とがある。
なお、計数機9の動作は、上記した動作に限られるものではなく、例えば、会員用ICカード30が返却されないとき、レシート切れやレシート詰りのとき等に、遊技者に呼出ボタン9iを押させるようにしてもよい。また、それらのときの呼出ボタン押下、従業員の呼出し、その呼出し時の無線通信システム23や管理装置13との情報通信、その呼出しに応対する従業員の作業、その呼出の解除等に関する処理を必要に応じて実行することとしてもよい。
(景品交換POS11)
次に、受け入れた会員用ICカード30や貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)の情報が記録されたレシート又は非会員用ICカード31(貯数カード)から貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)を参照し、貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)とその貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)により交換される景品種別と数量の表示を行い、景品払出機18が併設される場合、景品払出機18へ払い出す景品の種別と数量を指示する景品交換POS11について、図10〜図12を参照して説明する。
図10は、景品交換POS11の外観を示す平面図、図11は、景品交換POS11の構成部を示す図、図12は、景品交換POS11における動作の流れを示すフローチャートである。
まず、図10を参照して、景品交換POS11の構成について説明する。
図10には、景品交換POS11の概略図が示されており、景品交換POS11には、カード挿入口11a、暗証番号入力用テンキーボード11b、バーコードリーダ11c、表示部11d、特殊景品ボタン11e、一般景品選択部11f、信号送受信部11g、複数種のボタンからなるボタン群11h等が設けられている。
景品交換POS11は、カード挿入口11aより挿入された会員用ICカード30、非会員用ICカード31、もしくはレシートにより、IDに基づき個別計数機2C、計数機9で計数した遊技媒体数である有価価値(以下計数有価価値と呼ぶ)としての持数(持玉数、持メダル数)、及び、貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)を管理装置13に問い合わせ、管理装置13からの応答に基づき特定する。そして特定した持数、貯数の合算値の範囲内で順次選択された、交換される景品の種別名称と数量の表示を行う。景品払出機18が併設される場合、景品払出機18へ払い出す景品の種別と数量を指示し、景品払出機18から指示された景品種別の景品を指示された数量分払い出すものである。なお、レシートを用いる場合、バーコードリーダ11cによってバーコードの内容を読み取り、既述の会員用ICカード30、非会員用ICカード31と同様に持数及び貯数を特定する。
また、後述するワゴン販売等の業者用カードが挿入された場合には、景品交換POS11は、例えば、業者用カードに記憶された全景品交換情報を読み出し、その情報を管理装置13に出力する機能をも有している。ここで、全景品交換情報として、例えば、各種選択された景品の種別(景品ID等)や個数の情報、景品を選択した遊技者に係る情報(例えば、カードID等)、景品交換に係る業務を行なった業者ID、複数の遊技者における景品交換された1営業日等の所定期間における総額情報、複数の遊技者における景品交換された1営業日等の所定期間における個々の景品額情報の全ての情報等が挙げられ、そのワゴン1550及び特定景品サービスカウンタ等の遊技ホール以外の業者が運営する可能性のある景品交換装置が行った景品交換に係る全ての景品交換額が算定、特定可能な情報であればよい。また、台間機3,4,6、計数機9、及び景品交換POS11に備えられた景品交換受付手段により受け付けられた景品交換予約が行われた場合には、景品交換POS11は、管理装置13から景品交換指示信号を受信し、従業員に対して順次に景品交換予約に従った、景品交換実行の指示を行う。
詳細としては、営業開始の指示入力が景品交換POS11に入力され、営業モードを景品交換POS11が開始する。次いで、随時景品交換POS11の配備された景品交換カウンタに来場する遊技客が、計数有価価値に対応付けた会員用ICカード30、非会員用ICカード31、またはレシートを持参すると、随時景品交換を行う。景品交換を希望する客が多くなり、列を作って景品交換を待つようになった場合、店員の判断にてボタン群11hの内、景品交換予約開始のボタンの押圧、管理装置13に付帯したパーソナルコンピュータ17からの指示(管理室内の店員の操作)、または所定の景品交換予約の待機数が所定値(例えば10人)を超える場合、計測した景品交換間隔が所定値(例えば20秒)を超える場合(これらの判断は景品交換POS11、または管理装置13により行う)、自動的に景品交換予約の受付開始を行うようにしてもよい。景品交換予約の受付開始前は、台間機3、4、6、計数機9から景品交換予約を行うとただちに景品交換POS11の配置された景品交換カウンタへ来場させる為の表示や音声案内等の促す為の処理が行われるようにするとよい。また、景品交換カウンターへ来場した遊技客と、所定時間内(例えば20秒)に景品交換予約をした遊技客とでは、前者を優先して景品交換を実施するようにしてもよい。
景品交換POS11において、景品交換予約の受付が開始されると、例えば順番が10番目以降の客に対し、他の客の景品交換の実施中に、カード挿入口11aやバーコードリーダ11c、または景品交換POS11の外部に接続された第2のカードリーダである景品交換受付装置11jにタッチアンドゴーにて順次景品交換を受け付け、他の遊技機にて再遊技可能にさせる。景品交換受付装置には、レシート客用のバーコードリーダも付帯している。なお、他の景品交換をおこなっている客の景品交換中であり、カード挿入口11aには、当該景品交換中の客のカードが挿入されており、その客の挿入中のカードを、景品交換予約の為に抜き挿しすると混乱が生じるので、そのような混乱が生じないよう、景品交換受付装置11jは、景品交換予約の受け付け専用として配備される。景品交換受付装置11jは、着脱自在であり、景品交換POS11本体とシリアル回線またはLAN回線にて接続される。
上記景品交換POS11、及び/または、第2のカードリーダである景品交換受付装置11jは、景品交換受付手段として機能し、島端に設置された装置である。景品交換POS11、及び第2のカードリーダである景品交換受付装置11jにおける、景品交換受付手段の機能としては、会員用ICカード30、非会員用ICカード31を対象した問合せ用電波信号発信、及びバーコードリーダの読取動作を定期的に行い、これら記憶媒体を検知するすると、ID情報を読み取り、景品交換予約希望の旨の情報とともに、(景品交換POS11)、ネットワーク8を介して管理装置13に送信する。管理装置13の制御部700では、受信した景品交換予約希望の旨の情報があれば、ID情報に基づいて、過去の景品交換が完了していない景品交換予約の申出数に+1した景品交換順番を設定するとともに、測定した景品交換時間の平均値に過去の景品交換が完了していない景品交換予約の申出数に+1した順番を乗算して景品交換の実施予定時期を算出する。
管理装置13の制御部700は、上記の如くに景品交換の順番及び景品交換の実施予定時期を算出すると、景品交換POS11にネットワーク8を介して景品交換POS11に景品交換の順番及び景品交換の実施予定時期を返信する。
当該返信を受けた景品交換POS11は、景品交換の順番と景品交換の実施予定時期を表示部11d、景品交換受付装置11jがもしあれば11jの表示部に表示する。
そして、景品交換POS11(台間機3、4、6、及び計数機9も同様)以下のモードに従い異なる処理をする。下記のモードは、店員により予めパーソナルコンピュータ17を介して管理装置13に設定され、営業開始時に、台間機3、4、6、計数機9、景品交換POS11にネットワーク8を介して当該モードが設定される。
モードAA1:景品交換予約を行った時点での計数有価価値(持数、貯数)をロック(減算禁止)し、以降有価価値利用なしに、自由に当該会員用ICカード30、非会員用ICカード31を挿入した台間機3、4、6において無料ゲームを行わしめる。
モードAA2:景品交換予約を行った時点での計数有価価値(持数、貯数)の範囲内で、一部である、例えば景品予定時期迄の時間(分)×(100玉−平均ベース)分程度の計数有価価値を、貯玉再プレー手数料のかからない持数を優先して、カードに待ち用再遊技数として対応付ける。
モードAA3:何もしない。即ち、計数記憶媒体を使うにまかせ、景品交換時期になった場合、景品交換POS11からの景品交換予約実行の旨の情報を、ネットワーク8、管理装置13を介して台間機3、4、6に通知し、その返信をネットワーク8、管理装置13を介して受ける際の、新たな計数有価価値情報に基づいて景品交換を行う。
上記モードAA1〜AA3のいずれの場合であっても、景品交換をスムーズに行う為に、その返信を受けた計数有価価値は、ロック(減算禁止)され、遊技も禁止(遊技機2、5への発射用モータを停止させるためのモータストップ信号を台間機3、4、6が出力する)させるようにするとよい。
また上述の如くにすると、遊技客は、景品交換POS11にて景品交換予約を終え、長蛇をなしても待つ必要もなく、任意の遊技機に付いて遊技することもできるし、自由に楽な場所で時間を潰すことができる。
なお、景品予約を行った遊技客の景品交換の順番になった、または景品交換時期になった場合、上述の如く遊技機のストップをかけるが、もしストップ信号をかける際に、大当り信号が出力されていた場合、ストップ信号は台間機3、4、6から出力されない。そして、管理装置13では、景品交換順変更手段が起動され、景品交換POS11に当座の景品交換予約処理がキャンセルされる旨の情報が表示部11dに表示される。店員はその景品交換予約処理のキャンセルされる旨の情報を見て、籠に入れた景品を再び元の棚等に戻すことになる。
通常の景品交換処理としては、景品交換POS11は、会員用ICカード30や非会員用ICカード31から、ワゴン1550等の景品交換装置1500において書き込まれた景品交換情報を読み出して、少なくとも、選択された景品に対応する遊技媒体数に係る情報を管理装置13に出力するための処理を行なう。なお、この処理は、景品交換POS11の遊技媒体数情報処理手段等で実行される。
また、景品交換POS11は、会員用ICカード30や非会員用ICカード31に、ワゴン1550やサービスカウンタ等の景品交換装置1500において景品交換を可能とする景品交換許可情報を書き込む処理を行う。なお、この処理は、景品交換POS11の景品交換許可書込手段等で実行される。また、景品交換許可情報として、例えば、遊技者が遊技において獲得した、パチンコ玉の持数や貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)等の遊技媒体数に係る獲得遊技媒体数情報等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。なお、景品交換許可情報としては、前述のとおりである。
ここで、景品交換許可情報として、パチンコ玉の持数や貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)等の遊技媒体数に係る獲得遊技媒体数情報が用いられる場合には、景品交換装置1500において、遊技者によって選択された景品に基づいて獲得遊技媒体数情報を更新し、この更新された景品交換情報を景品交換POS11が、管理装置13に出力するようにしてもよい。また、景品交換許可情報として、フラグ情報が用いられる場合には、景品交換装置1500において、遊技者によって選択された景品に基づく景品交換情報を会員用ICカード30や非会員用ICカード31に記憶し、この記憶された景品交換情報を景品交換POS11が、管理装置13に出力するようにしてもよい。
さらに、景品交換POS11は、例えば、景品交換装置1500において、複数の遊技者における景品交換された全景品に係る全景品交換情報が書き込まれた記憶媒体の情報を読み出す全景品交換情報読出手段として機能させてもよい。そして、景品交換POS11は、この読み出された全景品交換情報を管理装置13に出力する。全景品交換情報が書き込まれた記憶媒体は、例えば、ワゴン1550やサービスカウンタ等で景品交換や商品販売業務を行なう業者が所持する。以下、業者が所持するICカード等の記憶媒体を業者用カードという。なお、この業者用カードには、業者を特定可能なID等の情報も記憶されている。
表示部11dは、例えば、EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等によって構成され、景品交換POS11の動作に伴う所定の情報の表示を行うと共に、後述する情報配信システムによる配信情報の表示を行う表示手段である。表示部11dは、タッチパネルになっており、各種入力も行える。
特殊景品ボタン11eが押された場合の景品は、例えば、大景品(2500円)、小景品(1000円)等があり、貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)より端玉(景品と交換後の残り玉)を最小にするよう計算されて、例えば、景品払出機18が併設されている場合には、景品が自動的に払い出される。景品払出機18が併設されていない場合には、表示された交換される景品の種別と数量の表示に基づいて、従業員等によって景品が払い出される。また、例えば、タバコ、ジュース等の一般景品と交換する場合には、一般景品選択部11fにより、交換したい景品や個数を選択し、景品交換を行う。一般景品と交換する場合には、従業員等が景品を払い出すことが多いが、景品払出機等で自動的に景品を払い出すこともできる。
また、景品交換POS11では、会員用ICカード30の利用によって付与されるポイントと、例えば、タバコ、ジュース等の賞品と交換することができるようにしてもよい。
また、景品交換POS11は、信号送受信部11gを備え、この信号送受信部11gを介して、例えば、従業員の所持する店員カード32に対して情報の送受信を行う。
図11に示すように、景品交換POS11は、制御部500、カード処理部501、記録媒体処理部502、選択ボタン検知部503、景品払出処理部504、従業員情報読込部505、景品補充検知部506から主に構成されている。
制御部500は、景品交換POS11内の各構成機器の制御、景品交換POS11以外の、例えば、管理装置13等との情報通信を行うものであり、インタフェース回路、CPU、ROM、RAMから主に構成される。また、CPUでは、そのROMやRAM等の記憶手段に格納されたプログラムやデータ等を用いて各種の演算処理を実行する。この制御部500では、表示部11d、カード処理部501、記録媒体処理部502、選択ボタン検知部503、景品払出処理部504、従業員情報読込部505、景品補充検知部506の各機部間の信号の出入力、及び、ネットワーク8を介する管理装置13との間の信号の出入力を制御している。
ここで、ROMやRAM等の記憶手段に格納されたプログラムには、景品を管理する景品交換POS11の処理動作を行うプログラムが含まれている。
カード処理部501は、カード挿入口11aから挿入された会員用ICカード30に記憶された、例えば、IDやそのIDで管理されている有価情報等の読み取り、その読み取った情報の制御部500への出力、制御部500からの更新された有価情報等の会員用ICカード30への書き込み等を行うもので、例えば、リーダライタ等で構成される。
また、カード処理部501は、遊技媒体数情報処理手段としても機能し、会員用ICカード30や非会員用ICカード31から、ワゴン1550等の景品交換装置1500において書き込まれた景品交換情報を読み出して、少なくとも、選択された景品に対応する遊技媒体数に係る情報を、管理装置13に出力するための処理や制御部500を介して管理装置13に出力する処理を行なう。また、カード処理部501は、景品交換装置1500において、複数の遊技者における景品交換された全景品に係る全景品交換情報が書き込まれた業者用カードの情報を読み出す全景品交換情報読出手段としても機能する。さらに、カード処理部501を、上記した景品交換許可情報を会員用ICカード30や非会員用ICカード31に書き込む景品交換許可情報書込手段として機能させてもよい。
記録媒体処理部502は、バーコードリーダ11c等を備え、バーコードリーダ11cによって、レシートに記録された玉数及び簡易管理用IDを読み取り、その読み取った情報を制御部500に出力するものである。なお、計数機9から、レシートの代わりに、ICカードが発行される場合には、記録媒体処理部502は、例えば、リーダライタ等を備え、ICカードに記憶された玉数及び簡易管理用IDを読み取り、その読み取った情報を制御部500に出力する。
カード処理部501や記録媒体処理部502で読み取られた、例えば、計数された玉数等の情報は、表示部11dに表示される。また、表示部11dには、景品交換される景品の種類や個数等も表示させる。
選択ボタン検知部503は、暗証番号入力用テンキーボード11b、特殊景品ボタン11e、一般景品選択部11fの選択ボタンが押されたことを検知し、その押された信号に基づいて、制御部500に信号を出力するものである。
景品払出処理部504は、選択ボタン検知部503で検知された信号に基づいて、例えば、表示部11dや景品払出機18に払い出される特殊景品の種類や個数等の景品払出情報を出力するものである。
従業員情報読込部505は、信号送受信部11g等で構成される。また、景品払出機18が併設される場合、従業員情報読込部505は、景品払出機18に景品を補充する等の作業を行う従業員を特定可能な情報を、例えば、店員カード32から読み取る。この従業員情報読込部505は、例えば、リーダライタ等で構成される。
景品補充検知部506は、例えば、景品払出機18に備えられ、景品の有無を検知する。景品補充検知部506は、例えば、非接触センサ又は接点センサ等で構成される。
そして、制御部500によって制御される、表示部11d、カード処理部501、記録媒体処理部502、選択ボタン検知部503、景品払出処理部504、従業員情報読込部505、景品補充検知部506の各機器部は、次のように動作する(図12)。
以下に、図12を参照してその動作を説明する。
景品交換POS11における制御部500は、SG70において景品交換予約に係る処理を行う。まず、景品交換POS11、及び/または、第2のカードリーダである景品交換受付装置11jは、景品交換受付手段として機能し、島端に設置された装置である。景品交換POS11、及び第2のカードリーダである景品交換受付装置11jにおける、景品交換受付手段の機能としては、会員用ICカード30、非会員用ICカード31を対象した問合せ用電波信号発信、及びバーコードリーダの読取動作を定期的に行い、これら記憶媒体を検知するすると、ID情報を読み取り、景品交換予約希望の旨の情報とともに、(景品交換POS11)、ネットワーク8を介して管理装置13に送信する。管理装置13の制御部700では、受信した景品交換予約希望の旨の情報があれば、ID情報に基づいて、過去の景品交換が完了していない景品交換予約の申出数に+1した景品交換順番を設定するとともに、測定した景品交換時間の平均値に過去の景品交換が完了していない景品交換予約の申出数に+1した順番を乗算して景品交換の実施予定時期を算出する。
管理装置13の制御部700は、上記の如くに景品交換の順番及び景品交換の実施予定時期を算出すると、景品交換POS11にネットワーク8を介して景品交換POS11に景品交換の順番及び景品交換の実施予定時期を返信する。
当該返信を受けた景品交換POS11は、景品交換の順番と景品交換の実施予定時期を表示部11d、景品交換受付装置11jがもしあれば11jの表示部に表示する。
そして、景品交換POS11(台間機3、4、6、及び計数機9も同様)以下のモードに従い異なる処理をする。下記のモードは、店員により予めパーソナルコンピュータ17を介して管理装置13に設定され、営業開始時に、台間機3、4、6、計数機9、景品交換POS11にネットワーク8を介して当該モードが設定される。
モードAA1:景品交換予約を行った時点での計数有価価値(持数、貯数)をロック(減算禁止)し、以降有価価値利用なしに、自由に当該会員用ICカード30、非会員用ICカード31を挿入した台間機3、4、6において無料ゲームを行わしめる。
モードAA2:景品交換予約を行った時点での計数有価価値(持数、貯数)の範囲内で、一部である、例えば景品予定時期迄の時間(分)×(100玉−平均ベース)分程度の計数有価価値を、貯玉再プレー手数料のかからない持数を優先して、カードに待ち用再遊技数として対応付ける。
モードAA3:何もしない。即ち、計数記憶媒体を使うにまかせ、景品交換時期になった場合、景品交換POS11からの景品交換予約実行の旨の情報を、ネットワーク8、管理装置13を介して台間機3、4、6に通知し、その返信をネットワーク8、管理装置13を介して受ける際の、新たな計数有価価値情報に基づいて景品交換を行う。
上記モードAA1〜AA3のいずれの場合であっても、景品交換をスムーズに行う為に、その返信を受けた計数有価価値は、ロック(減算禁止)され、遊技も禁止(遊技機2、5への発射用モータを停止させるためのモータストップ信号を台間機3、4、6が出力する)させるようにするとよい。
景品交換POS11の制御部500は、まず、管理装置13から景品交換予約の申出に基づく景品交換指示信号を受信しているか否かの判断を行う(ステップSG71)。景品交換指示信号を受信している場合には、ステップSG7へ進む。
ステップSG7では、まず、景品交換POS11の制御部500は、景品交換カウンタに景品交換の為に来場した客の計数有価価値情報を特定可能な情報(ID情報、持数、貯数)を記憶した記憶媒体(会員用ICカード30、非会員用ICカード31、もしくはレシート)を受け付けていた場合には、SG8における景品交換の完了が入力される以前であってSG7において景品交換予約の実施の指示をうけてから20秒以内であれば、そちらを優先するので、ステップS510に移行する。これら記憶媒体を受け付けていなければ、景品交換POS11の制御部500は、は、従業員に対して、景品交換の実行を指示する。具体的には、例えば、従業員が景品交換の実行に必要な準備を行えるように、景品交換を実行するために必要な情報を、ネットワーク8を介して管理装置13から受信し、表示部11dに表示する。表示部11dに表示する情報としては、例えば、景品交換予約を行った予約者(遊技者)を特定するID(会員用ICカード30のID情報、会員名、最後に遊技していた遊技機番号等、又は、非会員用ICカード31のID情報、最後に遊技していた遊技機番号等)又は予約時に発光される予約レシートに付された予約番号、予約された特殊景品及び一般景品の種類及び数量、貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)、当日貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)、持玉数等である。また、表示部11dには、これらの景品予約内容に関する表示に対応付けて、景品交換完了入力用のタッチ入力用表示を行う。従業員は、この表示部11dに表示された情報を参照することにより、遊技者が景品交換カウンタに来る前に、景品交換の準備を行える。またあわせて、予約番号とカードID情報等を印字したレシートを発行する。
ステップSG7の後、店員作業の結果、手渡す為の景品が揃った場合、店員は予約番号とカードID情報等を印字したレシートを景品を入れる籠に入れて準備を終える。次いで、景品交換準備完了の旨のボタンとして割り当てられたボタン群11hの押圧検知をすると、前記管理装置13から受信した遊技機番号等により特定し、特定した予約者(遊技者)の遊技する遊技機2、5にネットワーク8及び管理装置13を介して通知する。当該通知を受けて予約した遊技客が景品交換カウンタに来て、景品交換予約の申出を行った記憶媒体(会員用ICカード30、非会員用ICカード31、レシート)を景品交換POS11に備えるカードリーダ11a、またはバーコードリーダ11cにて制御部500が読み取らせ、景品交換予約の申出を行った記憶媒体を特定するID情報と合致する場合、前記予約番号とカードID情報等を印字したレシートを特定できる情報(予約番号、カードID情報等)を表示部11dに表示する。従業員と予約者(遊技者)との間での景品交換作業が完了したら、従業員は、上述した景品交換完了入力用のタッチ入力用表示をタッチする等を制御部500がボタン押圧を検知すると、景品交換の完了を入力する(ステップSG8)。これに伴い、景品交換POS11は、ネットワーク8を介して管理装置13に対して、引落前の計数有価価値(貯数、持数)、引落し計数有価価値(貯数、持数)、引落後の計数有価価値(貯数、持数)と記憶媒体のID情報と景品交換完了信号とを送信する。管理装置13の制御部700は、これらの情報を受信すると受信したID情報に基づいて登録する。
またステップSG9では、予約された景品交換の完了が入力(ステップSG8)されたら、制御部500において、前記引き落とした計数有価価値分の景品種別と数量を、払出景品在庫数から払い出された景品の数量を差し引き、景品払出機18を備える場合には、前記引き落とした計数有価価値分の景品種別と数量を景品払出処理部504に出力し、景品払出処理部504では払出景品在庫数の情報を更新する(ステップSG9)。払い出す景品として特殊景品大中小等がある。
ステップSG6において、景品交換指示信号を受信していない場合(ステップSG6のNo)、カード処理部501がカード挿入口11aからの会員用ICカード30の挿入を待機しており、会員用ICカード30の挿入を検知すると、それに応じた処理を実行する。また、記録媒体処理部502は、バーコードリーダ11cからのレシートに記録された玉数及び簡易管理用IDの読み取りを待機しており、それらの読み取りを検知すると、それに応じた処理を実行する。
制御部500は、カード処理部501の情報に基づいて、業者用カード又は会員用ICカード30が挿入されているか否かを判定する(ステップS510)。
ステップS510の判定で、業者用カード又は会員用ICカード30が挿入されていないと判定した場合(ステップS510のNo)には、記録媒体処理部502からの情報に基づいて、バーコードリーダ11cによって読み取られたレシートに記録された玉数及び簡易管理用IDを読み取る(ステップS511)。カード処理部501において読み取られた簡易管理用IDは、制御部500に出力され、さらに、制御部500からネットワーク8を介して管理装置13に出力される(ステップS511)。そして、管理装置13は、記憶している簡易管理用IDに基づく玉数に係る情報を、ネットワーク8を介して制御部500に出力する(ステップS511)。
なお、レシートの代わりに、貯数カードとしてICカードが用いられる場合には、ステップS510の判定で、挿入されているICカードが、業者用カード又は会員用ICカード30でないときには、ステップS511の処理を実行する。なお、この際、ステップS510の判定で、貯数カードを特定してその情報に基づいて、ステップS511の処理を実行するようにしてもよい。貯数カードが用いられる場合には、ステップS511の処理において、貯数カードに記憶された玉数及び簡易管理用IDが読み取とられ、それらの情報は、管理装置13に出力される。そして、管理装置13は、記憶している簡易管理用IDに基づく玉数に係る情報を、ネットワーク8を介して制御部500に出力する。
続いて、制御部500は、レシートに記録された簡易管理用IDに基づく玉数と管理装置13から出力された簡易管理用IDに基づく玉数とを比較し、それぞれが一致するか否かを判定する(ステップS512)。
ステップS512の判定で、それぞれが一致しないと判定した場合(ステップS512のNo)には、メインルーチンの処理はリターンしてスタートに戻る。
ステップS512の判定で、それぞれが一致すると判定した場合(ステップS512のYes)には、ステップS518に進む。
一方、ステップS510の判定で、業者用カード又は会員用ICカード30が挿入されていると判定した場合(ステップS510のYes)において、挿入されたカードが会員用ICカードであり、ワゴン1550等の景品交換装置1500において書き込まれた景品交換情報を有するときには、カード処理部501は景品交換情報を読み出し、制御部500は、カード処理部501で読み出された景品交換情報とカードIDを管理装置13に出力する(ステップSF1)。ここで、景品交換情報は、景品交換に係る情報であり、前述したとおりである。
続いて、制御部500は、管理装置13で記憶されている所定条件を読み出し、所定条件を満たしているか否かを判定する(ステップSF2)。ここで、本景品交換システムにおいて、所定条件とは、例えば、(1)持数として計数され、又は持数として管理装置13に記憶されてから所定時間経過したとき、又は閉店時間等の所定時刻になったとき、(2)少なくとも持数及び貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)を特定可能な情報を記憶する、会員用ICカード30や非会員用ICカード31等の記憶媒体を台間機から取り出したとき、(3)少なくとも持数及び貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)を特定可能な情報を記憶する、会員用ICカード30や非会員用ICカード31等の記憶媒体が、持数として管理された際に挿入されていた台間機とは異なる台間機に挿入されたとき、(4)景品交換をしたとき、等をいう。また、所定の条件として、上記した(1)〜(4)のいずれか1つの条件を設定してもよいし、これらの条件の中から複数の条件を選択して設定してもよい。なお、上記した所定条件を満たしているか否かを判定は、管理装置13で記憶されている所定条件に基づいて管理装置13で実行してもよい。
ステップSF2の判定で、所定条件を満たしていないと判定した場合(ステップSF2のNo)には、SD4の処理を実行する。
ステップSF2の判定で、所定条件を満たしていると判定した場合(ステップSF2のYes)には、制御部500は、所定条件を満たす、持数に係る情報を貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)に書き換えた情報及び該持数を管理されている持数から減算する情報を管理装置13に出力する(ステップSF3)。なお、上記した所定条件を満たしているか否かの判定を管理装置13が実行する場合には、管理装置13は、所定条件を満たす、持数に係る情報を、貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)に書き換える。
また、上記したステップS510の判定で、業者用カード又は会員用ICカード30が挿入されていると判定した場合(ステップS510のYes)には、制御部500は、カード処理部501からの情報に基づいて、カード処理部501で読み取られた会員用ICカード30に記憶されたID及び暗証番号を入力する(ステップS513)。
また、選択ボタン検知部503は、暗証番号入力用テンキーボード11bで入力された暗証番号を検知し、その検知信号を制御部500に出力する(ステップS514)。
続いて、制御部500は、業者用カード又は会員用ICカード30から読み取られた暗証番号と暗証番号入力用テンキーボード11bで入力された暗証番号とを比較判定する(ステップS515)。
ステップS515の判定で、双方の番号が一致しないと判定した場合(ステップS515の「NG」)には、制御部500は、カード処理部501に業者用カード又は会員用ICカード30を返却する情報を出力し、カード処理部501は、その情報に基づいて業者用カード又は会員用ICカード30をカード挿入口11aから返却する(ステップS516)。ただし、ここで、業者用カード又は会員用ICカード30を返却せずに、従業員に暗証番号が一致しない旨を報知し、会員用ICカード30を利用した場合には、従業員がその遊技者に、例えば、生年月日や電話番号等を質問し、業者用カードを利用した場合には、従業員がその業者に、業者名や電話番号等を質問し、回答が実際に登録されているものと一致すれば、忘れた暗証番号の変更手続きを取れるようにしてもよい。
一方、ステップS515の判定で、双方の番号が一致すると判定した場合(ステップS515の「OK」)には、制御部500は、ステップS513で読み取られたIDを、ネットワーク8を介して管理装置13に送信する(ステップS517)。そして、管理装置13は、そのIDで管理されている貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)等を読み取り、記憶して管理する(ステップS517)。また、業者用カードが用いられている場合には、業者用カードに記憶されている、業者を特定可能な業者IDや全景品交換情報等を管理装置13に送信する(ステップS517)。そして、管理装置13は、そのIDで管理されている全景品交換情報等を読み取り、記憶して管理する。
次に、制御部500は、選択ボタン検知部503からの情報に基づいて、特殊景品ボタン11eが押されたか否かを判定する(ステップS518)。ここで、例えば、業者用カードを使用する業者においては、全景品交換情報に基づいて、その業者の売上等を特定することができ、設備貸与費(場所代)、光熱費、パチンコ客紹介費等の所定の諸経費を減算した額を、業者の収入額とすることができる。そして、管理装置13では、業者毎のこれらの売上、設備貸与費、光熱費、パチンコ客紹介費、及び、例えば、業者用カードが挿入された場合には、この収入額相当の特殊景品を景品払出機18から払い出すこともできる。さらに、管理装置13では、この場合の払い出した特殊景品額を集計する。
ステップS518の判定で、特殊景品ボタン11eが押されていないと判定した場合(ステップS518のNo)には、景品交換が要求されているものが、一般景品の例えば、タバコやジュース等であるので、制御部500は、選択ボタン検知部403からの情報に基づいて、一般景品選択部11fで選択された景品及び数量の情報を検知する(ステップS519)。
選択された景品及び数量の情報は、制御部500を介して景品払出処理部504に出力される。選択された一般景品は、その種別と数量が表示部11dに表示される(ステップS520)。
そして、制御部500において、払出景品在庫数から払い出された景品の数量を差し引き、その情報を景品払出処理部504に出力し、景品払出処理部504では払出景品在庫数の情報を更新する(ステップS521)。
一方、例えば、遊技者が特殊景品ボタン11eを押すと、制御部500は、そのボタン押下による選択ボタン検知部503からの情報に基づいて特殊景品ボタン11eが押されたものと判定する(ステップS518での判定結果がYes)。
ステップS518の判定で、特殊景品ボタン11eが押されたと判定した場合(ステップS518のYes)には、制御部500は、景品払出処理部504からの情報に基づいて、景品払出機18が併設されているか否かを判定する(ステップS522)。
ステップS522の判定で、景品払出機18が併設されていると判定した場合(ステップS522のYes)には、制御部500は、ID又は簡易管理IDに基づいて管理装置13から読み取られた貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)の情報や全景品交換情報に基づく業者の収入額に係る情報から、払い出される景品の種類及びその個数等の情報を景品払出処理部504に出力すると共に表示部11dに表示する(ステップS523)。景品払出処理部504では、その情報を景品払出機18に出力し、景品払出機18から景品を払い出させる(ステップS523)。
一方、ステップS522の判定で、景品払出機18が併設されていないと判定した場合(ステップS522のNo)には、制御部500は、ID又は簡易管理IDに基づいて管理装置13から読み取られた貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)の情報から、払い出される景品の種類及びその個数等の情報を景品払出処理部504に出力する。そして、景品払出処理部504は、その情報を表示部11dに表示する(ステップS524)。この場合には、従業員等によって、その表示部11dの表示に基づいて、景品が払い出される。
そして、制御部500において、特殊景品在庫数から払い出された特殊景品の数量を差し引き、その情報を景品払出処理部504に出力し、景品払出処理部504では特殊景品在庫数の情報を更新する(ステップS525)。
続いて、制御部500は、カード処理部501からの情報に基づいて、業者用カード又は会員用ICカード30が挿入されているか否かを判定する(ステップS526)。
ステップS526の判定で、業者用カード又は会員用ICカード30が挿入されていないと判定した場合(ステップS526のNo)には、簡易管理IDに基づいて、景品と交換された玉数及び払い出された景品の種類や個数は、景品払出処理部504に記憶される(ステップS527)。なお、景品払出処理部504に記憶されたこれらの情報は、所定期間記憶されている。また、管理装置13に記憶されていた簡易管理IDと玉数の情報は消去される(ステップS527)。そして、メインルーチンの処理はリターンしてスタートに戻る。
ステップS526の判定で、業者用カード又は会員用ICカード30が挿入されていると判定した場合(ステップS526のYes)には、景品と交換された玉数や全景品交換情報に基づく業者の収入額及び払い出された景品の種類や個数は、IDに基づいて、制御部500からネットワーク8を介して管理装置13に送信され、管理装置13でID毎に記憶される(ステップS528)。そして、メインルーチンの処理はリターンしてスタートに戻る。
なお、景品交換POS11の動作は、上述した動作に限られるものではなく、例えば、景品払出機18の特殊景品不足や一般景品不足の検知ないし判定、不足している特殊景品等の補充要求、その補充要求に対する従業員の補充作業等に関する処理を必要に応じて実行することとしてもよい。
(精算機10)
次に、受け入れた会員用ICカード30又は非会員用ICカード31の度数(有価価値)残高を現金で返却する精算機10について、図13〜図15を参照して説明する。
図13は、精算機10の外観を示す平面図、図14は精算機10の構成部を示す図、図15は精算機10における動作の流れを示すフローチャートである。
まず、図13を参照して、精算機10の構成について説明する。
図13には、精算機10を正面から見た図が示されており、精算機10の正面には、カード挿入口10a、暗証番号入力用テンキーボード10b、紙幣返却口10c、釣銭受10d、精算ボタン10e、取消ボタン10f、表示部10g、信号送受信部10h等が設けられている。
精算機10は、カード挿入口10aより挿入された会員用ICカード30又は非会員用ICカード31の度数残高を現金で返却するものである。ここで、度数とは、入金された金額を度数化したもので、例えば、1万円を度数化すると100度数となる。度数残高とは、度数から使用した度数分を差し引いた残りの度数である。
また、精算機10では、会員用ICカード30の利用によって付与されるポイントを、例えば、現金化によって還元してもよい。
会員用ICカード30が挿入された場合は、精算機10に設けられた暗証番号入力用テンキーボード10bによって暗証番号が入力されると、会員用ICカード30に記憶された暗証番号と入力された暗証番号との照合が行われ、それらが一致すれば精算動作を行う。これによって、会員の遊技者の場合には、例えば、会員用ICカード30を落として、第三者に会員用ICカード30が渡っても、暗証番号がわからない限りは、度数残高が現金化されることはない。このようにすると遊技者が、例えば、トイレに行くため等で離席した場合、会員用ICカードを盗まれても度数残高を現金化されることはない。
また、第三者に会員用ICカード30が渡った場合、第三者に度数残高分を遊技に使用されることが考えられるが、台間機と管理装置13とが連携して、例えば、台間機にて入力した会員番号や暗証番号に基づいて、その会員用ICカード30を各機器に使用できないように制御すること等もできる。
非会員用ICカード31を用いる場合には、度数残高として保持できる期間が、例えば、1日等のように限られているため、その期間内でなければ、精算機10で度数残高を精算し、現金化することができない。これによって、非会員用ICカード31が、パチンコホールやスロットマシンホールの外部に持ち出され、紛失したり、傷つけられたりするのを防止することができる。
また、精算機10は、第1の端末装置としても機能し、会員用ICカード30や非会員用ICカード31から、ワゴン1550等の景品交換装置1500において書き込まれた景品交換情報を読み出して、少なくとも、選択された景品に対応する遊技媒体数に係る情報を管理装置13に出力するための処理を行なう。なお、この処理は、精算機10の遊技媒体数情報処理手段等で実行される。
さらに、精算機10は、第2の端末装置としても機能し、会員用ICカード30や非会員用ICカード31に、ワゴン1550やサービスカウンタ等の景品交換装置1500において景品交換を可能とする景品交換許可情報を書き込む処理を行う。なお、この処理は、精算機10の景品交換許可書込手段等で実行される。また、景品交換許可情報として、例えば、遊技者が遊技において獲得した、パチンコ玉の持数や貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)等の遊技媒体数に係る獲得遊技媒体数情報等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。例えば、景品交換許可情報として、例えば、遊技者が遊技において獲得した、パチンコ玉の持数や貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)等の遊技媒体数に係る獲得遊技媒体数情報、獲得遊技媒体数がワゴン等に搭載された景品の最も高価な景品よりも多いことを示すフラグ情報、所定玉数以上であることを示すフラグ情報、貸玉する際消費される有価価値としての度数により商品を購入させる場合には度数情報、その度数情報がワゴン等に搭載された景品の最も高価な景品より多いことを示すフラグ情報、所定度数以上であることを示すフラグ情報、獲得遊技媒体数と度数情報等の遊技者が保有する全ての有価価値の加算値、その全ての有価価値がワゴン等に搭載された景品の最も高価な景品より多いことを示すフラグ情報、その全ての有価価値が所定価値以上であることを示すフラグ情報等の情報が挙げられるが、これらに限られるものではなく、景品交換許可の判断が可能な情報であればよい。
ここで、景品交換許可情報として、パチンコ玉の持数や貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)等の遊技媒体数に係る獲得遊技媒体数情報が用いられる場合には、景品交換装置1500において、遊技者によって選択された景品に基づいて獲得遊技媒体数情報を更新し、この更新された景品交換情報を精算機10が、管理装置13に出力するようにしてもよい。また、景品交換許可情報として、フラグ情報が用いられる場合には、景品交換装置1500において、遊技者によって選択された景品に基づく景品交換情報を会員用ICカード30や非会員用ICカード31に記憶し、この記憶された景品交換情報を精算機10が、管理装置13に出力するようにしてもよい。
表示部10gは、精算機10の動作に伴う所定の情報の表示を行うと共に、後述する情報配信システムによる配信情報の表示を行う表示手段である。
また、精算機10は、信号送受信部10hを備え、この信号送受信部10hを介して、例えば、従業員の所持する店員カード32に対して情報の送受信を行う。
図14に示すように、精算機10は、制御部600、カード処理部601、貨幣処理部602、選択ボタン検知部603、従業員情報読込部604から主に構成されている。
制御部600は、精算機10内の各構成機器の制御、精算機10以外の、例えば、管理装置13等との情報通信を行うものであり、インタフェース回路、CPU、ROM、RAMから主に構成される。また、CPUでは、そのROMやRAM等の記憶手段に格納されたプログラムやデータ等を用いて各種の演算処理を実行する。この制御部600では、表示部10g、カード処理部601、貨幣処理部602、選択ボタン検知部603、従業員情報読込部604の各機部間の信号の出入力、及び、ネットワーク8を介する管理装置13との間の信号の出入力を制御している。
ここで、制御部600は、ROMやRAM等の記憶手段に格納されたプログラムにしたがって、会員用ICカード30等を取り扱う精算機10の処理動作を実行する。
カード処理部601は、カード挿入口10aから挿入された会員用ICカード30又は非会員用ICカード31に記憶された、例えば、IDやそのIDで管理されている有価情報等の読み取り、その読み取った情報の制御部600への出力、制御部600からの更新された有価情報等の会員用ICカード30又は非会員用ICカード31への書き込み等を行うもので、例えば、リーダライタ等で構成される。
また、カード処理部601は、遊技媒体数情報処理手段としても機能し、会員用ICカード30や非会員用ICカード31から、ワゴン1550等の景品交換装置1500において書き込まれた景品交換情報を読み出して、少なくとも、選択された景品に対応する遊技媒体数に係る情報を、管理装置13に出力するための処理や制御部600を介して管理装置13に出力する処理を行なう。また、カード処理部601を、上記した景品交換許可情報を会員用ICカード30や非会員用ICカード31に書き込む景品交換許可情報書込手段として機能させてもよい。
貨幣処理部602は、カード処理部601で読み取られたIDに基づいて、管理装置13から読み取った有価情報の度数に対応する金額を紙幣返却口10c、釣銭受10dから返金するものである。また、貨幣処理部602は、度数残高や返金額等の情報を表示部10gに出力し、表示部10gに度数残高や返金額等を表示させることもできる。さらに、貨幣処理部602は、精算機10内の精算金が不足しているか否かを検知する機能も備えている。
選択ボタン検知部603は、暗証番号入力用テンキーボード10b、精算ボタン10e、取消ボタン10fが押されたことを検知し、その押された信号に基づいて、制御部600に信号を出力するものである。
従業員情報読込部604は、信号送受信部10h等で構成される。また、従業員情報読込部604は、精算機10に精算金を補充する等の作業を行う従業員を特定可能な情報を、例えば、店員カード32から読み取る。この従業員情報読込部604は、例えば、リーダライタ等で構成される。
そして、制御部600によって制御される、表示部10g、カード処理部601、貨幣処理部602、選択ボタン検知部603、従業員情報読込部604の各機器部は、次のように動作する(図15)。
以下に、図15を参照してその動作を説明する。
精算機10の制御部600は、カード処理部601によりカード挿入口10aから会員用ICカード30又は非会員用ICカード31が挿入されるか否かを検出するために待機しており、会員用ICカード30又は非会員用ICカード31の挿入を検知すると、それに応じた処理を実行する。
制御部600は、カード処理部601からの情報に基づいて、非会員用ICカード31が投入されているか否かを判定する(ステップS610)。
ここで、非会員である遊技者がカード挿入口10aに非会員用ICカード31を投入したとすると、制御部600は、そのカード挿入によるカード処理部601からの情報に基づいて非会員用ICカード31が投入されたものと判定する(ステップS610での判定結果がYes)。
ステップS610の判定で、非会員用ICカード31が投入されていると判定した場合(ステップS610のYes)において、挿入されたカードが、ワゴン1550等の景品交換装置1500において書き込まれた景品交換情報を有するときには、カード処理部601は景品交換情報を読み出し、制御部600は、カード処理部601で読み出された景品交換情報とカードIDを管理装置13に出力する(ステップSF1)。ここで、景品交換情報は、前述したとおりである。
続いて、制御部600は、管理装置13で記憶されている所定条件を読み出し、所定条件を満たしているか否かを判定する(ステップSF2)。ここで、本景品交換システムにおいて、所定条件とは、例えば、(1)持数として計数され、又は持数として管理装置13に記憶されてから所定時間経過したとき、又は閉店時間等の所定時刻になったとき、(2)少なくとも持数及び貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)を特定可能な情報を記憶する、会員用ICカード30や非会員用ICカード31等の記憶媒体を台間機から取り出したとき、(3)少なくとも持数及び貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)を特定可能な情報を記憶する、会員用ICカード30や非会員用ICカード31等の記憶媒体が、持数として管理された際に挿入されていた台間機とは異なる台間機に挿入されたとき、(4)景品交換をしたとき、等をいう。また、所定の条件として、上記した(1)〜(4)のいずれか1つの条件を設定してもよいし、これらの条件の中から複数の条件を選択して設定してもよい。なお、上記した所定条件を満たしているか否かを判定は、管理装置13で記憶されている所定条件に基づいて管理装置13で実行してもよい。
ステップSF2の判定で、所定条件を満たしていないと判定した場合(ステップSF2のNo)には、SD4の処理を実行する。
ステップSF2の判定で、所定条件を満たしていると判定した場合(ステップSF2のYes)には、制御部600は、所定条件を満たす、持数に係る情報を貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)に書き換えた情報及び該持数を管理されている持数から減算する情報を管理装置13に出力する(ステップSF3)。なお、上記した所定条件を満たしているか否かの判定を管理装置13が実行する場合には、管理装置13は、所定条件を満たす、持数に係る情報を、貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)に書き換える。
また、上記したステップS610の判定で、非会員用ICカード31が投入されていると判定した場合(ステップS610のYes)制御部600は、カード処理部601からの情報に基づいて、非会員用ICカード31に記憶されている日付情報が有効か否かを判定する(ステップS611)。
ステップS611の判定で、日付情報が有効でないと判定した場合(ステップS611のNo)には、制御部600は、カード処理部601に非会員用ICカード31を返却する情報を出力する。その情報を受けたカード処理部601は、非会員用ICカード31をカード挿入口10aから返却する(ステップS612)。そして、メインルーチンの処理はリターンしてスタートに戻る。
一方、ステップS611の判定で、日付情報が有効であると判定した場合(ステップS611のYes)には、カード処理部601は、非会員用ICカード31に記憶されたIDを読み取り、読み取ったIDを制御部600に出力する。制御部600に出力されたIDは、ネットワーク8を介して管理装置13に出力される(ステップS613)。そして、管理装置13に記憶されている非会員用ICカード31のIDに基づく度数残高の情報を管理装置13からネットワーク8を介して制御部600に出力する(ステップS613)。
また、制御部600に出力された度数残高の情報は、制御部600から貨幣処理部602に出力される。さらに、その度数残高の情報は、貨幣処理部602から表示部10gに出力され、度数残高が表示部10gに表示される(ステップS619)。
ステップS610の判定で、非会員用ICカード31が投入されていないと判定した場合(ステップS610のNo)には、続いて、制御部600は、カード処理部601からの情報に基づいて、会員用ICカード30が挿入されているか否かを判定する(ステップS614)。
ステップS614の判定で、会員用ICカード30が挿入されていないと判定した場合(ステップS614のNo)には、メインルーチンの処理はリターンしてスタートに戻る。
一方、会員である遊技者がカード挿入口10aに会員用ICカード30を挿入すると、制御部600は、そのカード挿入によるカード処理部601からの情報に基づいて会員用ICカード30が挿入されたものと判定する(ステップS614での判定結果がYes。
ステップS614の判定で、会員用ICカード30が挿入されていると判定した場合(ステップS614のYes)において、挿入されたカードが、ワゴン1550等の景品交換装置1500において書き込まれた景品交換情報を有するときには、カード処理部601は景品交換情報を読み出し、制御部600は、カード処理部601で読み出された景品交換情報とカードIDを管理装置13に出力する(ステップSF4)。ここで、景品交換情報は、前述したとおりである。
続いて、制御部600は、管理装置13で記憶されている所定条件を読み出し、所定条件を満たしているか否かを判定する(ステップSF5)。ここで、本景品交換システムにおいて、所定条件とは、例えば、(1)持数として計数され、又は持数として管理装置13に記憶されてから所定時間経過したとき、又は閉店時間等の所定時刻になったとき、(2)少なくとも持数及び貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)を特定可能な情報を記憶する、会員用ICカード30や非会員用ICカード31等の記憶媒体を台間機から取り出したとき、(3)少なくとも持数及び貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)を特定可能な情報を記憶する、会員用ICカード30や非会員用ICカード31等の記憶媒体が、持数として管理された際に挿入されていた台間機とは異なる台間機に挿入されたとき、(4)景品交換をしたとき、等をいう。また、所定の条件として、上記した(1)〜(4)のいずれか1つの条件を設定してもよいし、これらの条件の中から複数の条件を選択して設定してもよい。なお、上記した所定条件を満たしているか否かを判定は、管理装置13で記憶されている所定条件に基づいて管理装置13で実行してもよい。
ステップSF5の判定で、所定条件を満たしていないと判定した場合(ステップSF5のNo)には、SD4の処理を実行する。
ステップSF5の判定で、所定条件を満たしていると判定した場合(ステップSF5のYes)には、制御部600は、所定条件を満たす、持数に係る情報を貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)に書き換えた情報及び該持数を管理されている持数から減算する情報を管理装置13に出力する(ステップSF6)。なお、上記した所定条件を満たしているか否かの判定を管理装置13が実行する場合には、管理装置13は、所定条件を満たす、持数に係る情報を、貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)に書き換える。
また、上記したステップS614の判定で、会員用ICカード30が挿入されていると判定した場合(ステップS614のYes)には、カード処理部601は、会員用ICカード30に記憶されたID及び暗証番号を読み取り、読み取ったID及び暗証番号を制御部600に出力する(ステップS615)。また、制御部600に出力されたIDは、ネットワーク8を介して管理装置13に出力される(ステップS615)。そして、管理装置13に記憶されている会員用ICカード30のIDに基づく度数残高を管理装置13からネットワーク8を介して制御部600に出力する(ステップS615)。
次に、選択ボタン検知部603は、暗証番号入力用テンキーボード10bで入力された暗証番号を検知し、その検知信号を制御部600に出力する(ステップS616)。
制御部600は、会員用ICカード30から読み取られた暗証番号と暗証番号入力用テンキーボード10bで入力された暗証番号とを比較判定する(ステップS617)。
ステップS617の判定で、双方の番号が一致しないと判定した場合(ステップS617の「NG」)には、制御部600は、カード処理部601に会員用ICカード30を返却する情報を出力する。その情報を受けたカード処理部601は、会員用ICカード30をカード挿入口10aから返却する(ステップS618)。
一方、ステップS617の判定で、双方の番号が一致すると判定した場合(ステップS617の「OK」)には、制御部600は、ステップS615で管理装置13からネットワーク8を介して制御部600に出力された度数残高の情報を貨幣処理部602に出力する。さらに、その度数残高の情報は、貨幣処理部602から表示部10gに出力され、度数残高が表示部10gに表示される(ステップS619)。
続いて、制御部600は、選択ボタン検知部603からの情報に基づいて、精算ボタン10eが押されたか否かを判定する(ステップS620)。
ステップS620の判定で、精算ボタン10eが押されていないと判定した場合(ステップS620のNo)には、続いて、制御部600は、選択ボタン検知部603からの情報に基づいて、取消ボタン10fが押されたか否かを判定する(ステップS621)。
ステップS621の判定で、取消ボタン10fが押されていないと判定した場合(ステップS621のNo)には、メインルーチンの処理はリターンしてスタートに戻る。
一方、ステップS621の判定で、取消ボタン10fが押されたと判定した場合(ステップS621のYes)には、制御部600は、カード処理部601に、会員用ICカード30又は非会員用ICカード31を返却する情報を出力する。その情報を受けたカード処理部601は、会員用ICカード30又は非会員用ICカード31をカード挿入口10aから返却する(ステップS622)。
遊技者が取消ボタン10fを押した場合には、そのボタン押下による選択ボタン検知部603からの情報に基づき、上述のように制御部600によって取消ボタン10fが押されたものと判定され(ステップS621での判定結果がYesとなり)、会員用ICカード30又は非会員用ICカード31がカード挿入口10aから返却される。そして、メインルーチンの処理はリターンしてスタートに戻る。
また、遊技者が精算ボタン10eを押した場合、制御部600は、そのボタン押下による選択ボタン検知部603からの情報に基づいて精算ボタン10eが押されたものと判定し(上記ステップS620での判定結果がYesとなり)、制御部600は、貨幣処理部602に、IDに基づいて管理装置13から読み取られた残高度数に対応する金額を返金する情報を出力する。貨幣処理部602は、その情報に基づいて、紙幣返却口10c、釣銭受10dから貨幣を返金する(ステップS623)。
会員用ICカード30又は非会員用ICカード31のIDに基づいて、精算された金額は、制御部600からネットワーク8を介して管理装置13に出力され、それぞれのIDに基づいて、度数残高から精算された度数が減じられる。基本的には、度数残高の全てが精算されるため、度数残高は0となる(ステップS624)。
ステップS624の処理が終わると、会員用ICカード30は、カード処理部601によって、カード挿入口10aから返却される(ステップS618)。
一方、非会員用ICカード31は、度数残高の全てが精算され、度数残高が0となるので、カード処理部601から精算機10に設けられた貯留部(図示しない)に移動され、回収される(ステップS625)。そして、メインルーチンの処理はリターンしてスタートに戻る。
なお、精算機10の動作は、上述した動作に限られるものではなく、例えば、精算金不足になったときの精算金補充等の要求、その要求に対して従業員が行う作業等に関する処理を必要に応じて実行することとしてもよい。また、精算機10に呼出ボタン等を設け、紙幣が詰まったときや会員用ICカード30が返却されないとき等に遊技者に呼出ボタンを押させるようにし、その呼出ボタン押下や従業員の対応に関する処理等を必要に応じて実行することとしてもよい。
(データ表示機21)
次に、各遊技機の上部に取り付けられ、各遊技機における、例えば、大当たりスタート回数履歴グラフ、スタート回数(パチンコ台であれば所定入賞口に入賞することで複数の絵柄を揃えて大当たり抽選を行った回数、スロットマシンであればスタートレバーを叩くことでビッグボーナス等の複数の絵柄を揃えて大当たり抽選を行った回数)、大当たり回数等の情報を表示するデータ表示機21について、図16〜図18を参照して説明する。
図16は、データ表示機21の外観を示す正面図、図17は、データ表示機21の構成部を示す図、図18は、データ表示機21における動作の流れを示すフローチャートである。
まず、図16を参照して、データ表示機21の構成について説明する。
図16には、データ表示機21を正面から見た図が示されており、データ表示機21の正面には、各回の大当たりとなるまでのスタート回数を示した大当たりスタート回数履歴グラフ21a、スタート回数の積算値を示すスタート回数表示部21b、大当たり回数の積算値を示す大当たり回数表示部21c、確変大当たり回数の積算値を示す確変大当たり回数表示部21d、表示データが何日前のデータであるかを示す期日特定表示部21e、等の各種表示部が備えられている。さらに、データ表示機21の正面には、表示したい日のデータを表示させるデータ変更ボタン21f、従業員を呼び出す際に押す呼出ボタン21g、従業員の所持する店員カード32に対しての情報の送受信をする信号送受信部21h、例えば従業員を呼び出す際に点灯して視覚的に認識させるランプ21i等が備えられている。
また、データ表示機21は、パチンコ機2若しくはスロットマシン5、台間機3、4若しくは6、及び島コンピュータ7等と接続されており、台間機3、パチンコ機2やスロットマシン5等の遊技機、管理装置13等との情報通信が可能になっている。
図17に示すように、データ表示機21は、制御部640、遊技情報入力部641、遊技情報集計部642、表示部643、従業員情報読込部644、選択ボタン検知部645から主に構成されている。
制御部640は、データ表示機21内の各構成機器の制御、データ表示機21以外の、例えば、管理装置13等との情報通信を行うものであり、インタフェース回路、CPU、ROM、RAMから主に構成される。また、CPUでは、そのROMやRAM等の記憶手段に格納されたプログラムやデータ等を用いて各種の演算処理を実行する。この制御部640では、遊技情報入力部641、遊技情報集計部642、表示部643、従業員情報読込部644、選択ボタン検知部645の各機部間の信号の出入力、及び、島コンピュータ7、ネットワーク8を介する管理装置13との間の信号の出入力を制御している。
ここで、制御部640は、ROMやRAM等の記憶手段に格納されたプログラムにしたがって、データ表示機21全体に関する処理を実行する。
遊技情報入力部641は、例えば、台間機3、パチンコ機2やスロットマシン5、管理装置13等から遊技に供する情報を入力するものである。
遊技情報集計部642は、遊技情報入力部641で入力された情報について、例えば、制御部640で演算等された結果を集計し、管理するものである。例えば、大当たりスタート回数履歴グラフ21a、スタート回数表示部21b、大当たり回数表示部21c、確変大当たり回数表示部21d等の各種表示部に表示する情報の管理等を実行する。また、これらの情報は、管理装置13から出力された情報に基づいて、遊技情報集計部642で集計して、各種表示部に表示する情報としてもよい。
表示部643は、遊技情報入力部641から入力された情報等に基づく種々の情報、遊技情報集計部642で集計された種々の情報を表示するもので、例えば、上記した大当たりスタート回数履歴グラフ21a、スタート回数表示部21b、大当たり回数表示部21c、確変大当たり回数表示部21d、期日特定表示部21e等で構成される。また、点灯して視覚的に情報を認識させるランプ21i等も表示部643として機能する。
従業員情報読込部644は、信号送受信部21h等で構成される。また、従業員情報読込部644は、種々の作業要求に対する作業を行う従業員を特定可能な情報を、例えば、店員カード32や所定の従業員用リモコン(後述)から読み取る。この従業員情報読込部644は、例えば、リーダライタ等で構成される。
選択ボタン検知部645は、データ変更ボタン21fや呼出ボタン21gが押されたことを検知し、その押された信号に基づいて、制御部640に信号を出力するものである。
そして、制御部640によって制御される、遊技情報入力部641、遊技情報集計部642、表示部643、従業員情報読込部644、選択ボタン検知部645の各機器部は、次のように動作する(図18)。
制御部640は、選択ボタン検知部645により、呼出ボタン21gが押されることによる従業員の呼出信号の入力を待機しており、呼出ボタン21gが押され、呼出信号の入力を検知すると、それに応じた処理を実行する。
ここで、呼出信号の入力に応じて実行される処理は、その呼出しに応対する従業員の作業に関する処理が主な内容となるが、遊技ホール管理システム1においては、上述したように従業員が作業への着手や休憩等の情報を所定の従業員用リモコンによって管理装置13に送信するようにしてもよい。そこで、以下の従業員の作業に関する処理では、かかる所定の従業員用リモコンを従業員が使用するものとして話を進める。具体的には、作業への着手を知らせる着手ボタン、休憩を知らせる休憩ボタン、送信情報等を取り消す取消ボタン等が設けられた従業員用リモコンを従業員が所持し、それらのボタン操作信号が従業員IDと共に信号送受信部21hからデータ表示機21に入力され、島コンピュータ7及びネットワーク8を介して管理装置13に送信されるものとする(ただし、従業員IDは従業員が所持する店員カード32からの情報でも検知することはできる。)。なお、従業員用リモコンを用いずに店員カード32のみを用いる場合には、従業員用リモコンの前記休憩ボタン、取消ボタンのそれぞれに代わる休憩申請用の装置、取消申請用の装置をネットワーク8に接続し、店員カード32をかざすと、それぞれ休憩の申請、取消の申請ができるようにしてもよい。この場合、休憩申請用の装置は、休憩所の近傍等に1台設置すればよいが、管理装置13側で特定した作業内容が違っていたときの取消申請用の装置は、遊技ホール内の随所に設けられることが望ましいので、データ表示機21の一部に装着される。その取消申請用の装置としては、信号送受信部21hから離れた部位に他の信号送受信部を設けることにしてもよい。
呼出ボタン21gが押され、呼出信号の入力を検知する(ステップS650)と、制御部640は、呼出ボタンがオンとなった履歴があるか否かを判定する(ステップS651)。
ステップS651の判定で、呼出ボタンがオンとなった履歴がないと判定した場合(ステップS651の「ON履歴無」)には、続いて、制御部640は、データ表示機21の両側に備えられたランプ21iが点灯しているか否かを判定する(ステップS652)。
ステップS652の判定で、ランプ21iが点灯していないと判定した場合(ステップS652のNo)には、続いて、制御部640は、従業員情報読込部644からの情報に基づいて、入力された情報の種別が、従業員用リモコンの休憩ボタンが押されたことに伴う休憩信号なのか、取消ボタンが押されたことに伴う取消信号なのかを判定する(ステップS653)。
ステップS653の判定で、休憩ボタンが押されたことに伴う休憩信号を入力したと判定した場合(ステップS653の「休憩」)には、制御部640は、以前の休憩の履歴を消去する(ステップS654)。
続いて、制御部640は、従業員ID及び休憩に入る旨の休憩情報を管理装置13に出力する(ステップS655)。そして、リターンして、スタートに戻る。
一方、ステップS653の判定で、取消ボタンが押されたことに伴う取消信号を入力したと判定した場合(ステップS653の「取消」)であって、例えば、従業員が休憩状態にあるとされていたときには、休憩状態を解除する(ステップS656)。また、従業員が休憩状態になく、かつ、呼び出しランプが点灯していない場合において、管理装置13側で特定されて無線通信システム23により報知された作業内容が間違っているときには、順次、無線通信システム23介して送られてくる次の作業内容候補が当るまで、従業員が取消ボタンを押すことを繰り返すことになる。
ステップS652の判定で、ランプ21iが点灯していると判定した場合(ステップS652のYes)には、制御部640は、従業員を呼び出すための呼出信号を管理装置13に出力する。管理装置13は、例えば、場内放送や従業員の所持している無線通信システム23を介して従業員に呼出要求があった旨や呼出要求があった遊技機の台番号等の情報を報知する。さらに、この際、従業員が行う作業内容の情報が場内放送や従業員の所持している無線通信システム23を介して従業員に報知される(ステップS657)。
ここで、従業員が行う作業内容の情報は、遊技情報入力部641、遊技情報集計部642等からの情報に基づいて、データ表示機21において特定した情報を管理装置13に出力して、それを場内放送や従業員の所持している無線通信システム23を介して従業員に報知してもよい。また、管理装置13に入力された種々の情報に基づいて、管理装置13が、従業員が行う作業内容を特定し、その特定した情報を場内放送や従業員の所持している無線通信システム23を介して従業員に報知してもよい。
続いて、呼出要求があった遊技機上に備えられたデータ表示機21の従業員情報読込部644は、従業員IDを読み込み、制御部640に出力する(ステップS658)。また、制御部640は、その従業員IDの情報を管理装置13に出力する。また、従業員情報読込部644は、従業員IDを読み込むと共に、例えば無線通信システム23を介して、従業員に店員カード32をデータ表示機21の信号送受信部21hに近づけることを報知する。
従業員は、ステップS657の処理において報知された従業員が行う作業内容の情報が正しい場合には、従業員用リモコンの着手ボタンを押し、正しくない場合には、従業員用リモコンの取消ボタンを押す。
そこで、制御部640は、従業員情報読込部644からの情報に基づいて、入力された情報の種別が、従業員用リモコンの取消ボタンが押されたことに伴う取消信号なのか、着手ボタンが押されたことに伴う着手信号なのかを判定する(ステップS659)。
ステップS659の判定で、取消ボタンが押されたことに伴う取消信号を入力したと判定した場合(ステップS659の「取消」)には、制御部640は、以前の取消の履歴を消去し、取消信号を入力したことに基づく情報を管理装置13に出力する(ステップS660)。
続いて、管理装置13は、ステップS657の処理において報知された従業員が行う作業内容と異なる作業内容の情報を場内放送や従業員の所持している無線通信システム23を介して従業員に報知する(ステップS661)。そして、ステップS658からの処理を実行する。
ステップS659の判定で、着手ボタンが押されたことに伴う着手信号を入力したと判定した場合(ステップS659の「着手」)には、制御部640は、従業員ID及びステップS657の処理において報知された従業員が行う作業内容に着手する旨の着手情報を管理装置13に出力する(ステップS662)。そして、リターンして、スタートに戻る。
ステップS659の判定で、未入力と判定した場合(ステップS659の「未入力」)には、ステップS658からの処理を実行する。
一方、遊技者等が呼出ボタン21gを押したときには、そのボタン押下による呼出信号の入力が検知されるが(上記ステップS650)、制御部640は、呼出ボタン21gが押された時の呼出信号入力によって呼出ボタンのオン履歴をRAM等に記録する。
ステップS651の判定で、呼出ボタン21gがオンとなった履歴があると判定した場合(ステップS651の「ON履歴」)に、制御部640は、そのオン履歴を消去する(ステップS663)。
続いて、制御部640は、データ表示機21の両側に備えられたランプ21iが点灯しているか否かを判定する(ステップS664)。
ステップS664の判定で、ランプ21iが点灯していないと判定した場合(ステップS664のNo)には、制御部640は、そのランプ21iを点灯させる(ステップS665)。
続いて、制御部640は、遊技情報入力部641、遊技情報集計部642等からの情報に基づいて、従業員が行う作業内容を特定する(ステップS666)。また、上記したように、この従業員が行う作業内容の特定は、管理装置13に入力された種々の情報に基づいて、管理装置13が行ってもよい。
ステップS666において作業内容が特定された後、リターンして、スタートに戻る。
ステップS664の判定で、ランプ21iが点灯していると判定した場合(ステップS664のYes)には、制御部640は、そのランプ21iを消灯させる(ステップS667)。
続いて、制御部640は、従業員ID、特定された作業内容、特定された作業の完了情報、遊技機の台番号等を管理装置13に出力する(ステップS668)。
続いて、制御部640は、記憶していた従業員IDに係る情報を消去する(ステップS669)。そして、リターンして、スタートに戻る。
上記したデータ表示機21では、制御部640を有し、この制御部640では、遊技情報入力部641、遊技情報集計部642、表示部643、従業員情報読込部644、選択ボタン検知部645の各機部間の信号の出入力等を制御する一例を示したが、この構成に限られるものではない。例えば、制御部640、遊技情報入力部641、遊技情報集計部642、表示部643、従業員情報読込部644、選択ボタン検知部645等の機能を、管理装置13や島コンピュータ7等に備え、データ表示機21は、管理装置13や島コンピュータ7等からの出力に基づいて、例えば、大当たりスタート回数履歴グラフ21a、スタート回数表示部21b、大当たり回数表示部21c、確変大当たり回数表示部21d等の各種表示部に情報を表示するものとしてもよい。なお、上述した動作中の従業員の作業に関する処理は、台間機等で行うことも可能である。
(管理装置13)
次に、カードの売上、精算、会員及び非会員の計数有価価値(持数、貯数)、景品の在庫・入庫・出庫、遊技機毎の売上や遊技状態(大当り、確変等)毎の打ち込み遊技媒体数、賞としての払い出し数等の各種情報の集計や管理等を行う管理装置13について図19〜図22を参照して説明する。
図19は、管理装置13の構成部を示す図、図20は、管理装置13における動作の流れを示すフローチャートである。また、図21、図22は、それぞれ情報管理一覧表750、751の一例を示す図である。
図1に示されているように、管理装置13は、複数のパチンコ機2、複数のパチンコ機2のそれぞれに接続された台間機3、4、複数のスロットマシン5、スロットマシン5間に接続された台間機6と島コンピュータ7及びネットワーク8を介して接続されている。また、管理装置13は、計数機9、精算機10、景品交換POS11、再プレー受付機12、発行機20、データ表示機21、データ公開機としての機能を備える店外景品交換用端末22、無線通信システム23等ともネットワーク8を介して接続されている。
さらに、ネットワーク8を介して管理装置13に入力された情報は、プロトコルコンバータ14、モデム15を介して情報管理センタ16に送信される。また、管理装置13は、例えば、パーソナルコンピュータ17等とも接続され、パーソナルコンピュータ17で管理装置13の情報を見ることができる。また、パーソナルコンピュータ17は、管理装置13で管理している各情報にアクセスことができるので、各情報の表示や印刷をすることができる。さらに、パーソナルコンピュータ17では、例えば、再プレー手数料の設定等の管理装置13の種々の設定や会員登録等を行うこともできる。
パーソナルコンピュータ17では、このように管理装置13で管理されている各種情報を取り扱うことができる。
管理装置13は、台間機3、4、6、計数機9、精算機10、景品交換POS11、再プレー受付機12、発行機20、データ表示機21、店外景品交換用端末22、無線通信システム23等の機器からの情報を管理するものである。前述した機器毎の管理装置13との情報の通信に基づいて、管理装置13には後述するような様々な情報が記憶されている。なお、管理装置13は1のコンピュータで構成させてもよいが、例えば、複数のコンピュータである、カードの売上、精算、等の度数に係る有価価値を管理するカード管理装置、会員及び非会員の計数有価価値(持数、貯数)を管理する貯玉管理装置、景品の在庫・出庫・入庫を管理する景品管理装置、遊技機毎の売上や遊技状態(大当り、確変等)毎の打ち込み遊技媒体数、賞としての払い出し数を管理するホールコンピュータ、等複数の装置にて構成するようにしてもよい。上記カード管理装置、貯玉管理装置、景品管理装置、ホールコンピュータの間をネットワーク8を介してデータ授受させ管理装置13を構成してもよいし、或いはそれぞれ単独に動作させるようにして管理装置13と総称してもよい。本実施の形態は一例であり、本願発明における景品交換システムとしては、景品交換受付手段、遊技状態読取手段、景品交換順設定手段、景品交換順変更手段、景品交換処理手段、等の請求項記載の各手段を適宜の各種装置に備えれば、本発明に含まれる。
また、管理装置13は、これらの各機器に他の遊技ホールで発行された会員用ICカード30や非会員用ICカード31が使用された場合におけるそれらのICカードに記憶された各種情報を、それらに新たに付与された本遊技ホールのIDに基づいて記憶する。また、業者用カードが使用された場合には、業者用カードに記憶されている全景品交換情報等の各種情報を、業者を特定可能な業者IDに基づいて記憶する。ここで、全景品交換情報として、例えば、複数の遊技者における景品交換された1営業日等の所定期間における総額情報、複数の遊技者における景品交換された1営業日等の所定期間における個々の景品額情報全てを挙げられ、そのワゴン1550及び特定景品サービスカウンタ1560等の遊技ホール以外の業者が運営する可能性のある景品交換装置が行った景品交換に係る全ての景品交換額が算定ないし特定可能な情報であればよい。複数の遊技者における景品交換された1営業日等の所定期間における個々の景品額情報全てとしては、例えば、各種選択された景品の種別(景品ID等)や個数の情報、景品を選択した遊技者に係る情報(例えば、カードID等)等が例示できる。また、全景品交換情報と同時に、景品交換に係る業務を行なった業者ID情報を管理装置13に出力する。また、管理装置13では、全景品交換情報を、例えば運営主体である業者毎に集計することもできる。なお、この業者毎に集計する処理は、景品交換装置1500で実行し、その結果を管理装置13で記憶して管理するようにしてもよい。また、管理装置13では、ワゴン1550等に設置された景品交換装置1500において、現金にて商品販売した販売情報と遊技媒体にて景品交換した情報とを別個に集計することもできる。
また、管理装置13では、ワゴン1550等に設置された景品交換装置1500において書き込まれた景品交換情報を、例えば会員用ICカード30、非会員用ICカード31、業者用カード等の記憶媒体、又は景品交換装置1500に情報を出力可能な通信回線等を介して読み込むことができる。さらに、管理装置13では、景品交換装置1500における景品交換の際に、勝玉及び貯玉のいずれかから優先して景品交換に係る遊技媒体数を引き落とすかを設定した情報等を記憶している。さらに、管理装置13は、例えば、遊技者のカードID等に基づいて、持数及び貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)を区分して管理し、前述した所定条件に基づいて、勝玉から貯玉への変換、貯玉から勝玉への変換を実行することができる。また、管理装置13は、勝玉を再プレーに利用する際に、再プレー手数料に対応する遊技媒体数を減算して、持数に係る情報を更新し、また、貯玉を再プレーに利用する際に、再プレー手数料に対応する遊技媒体数を減算して、貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)に係る情報を更新する。なお、勝玉を再プレーに利用する際に徴収する再プレー手数料と、貯玉を再プレーに利用する際に徴収する再プレー手数料とを同じにしても異ならせてもよく、任意に設定することができる。例えば、勝玉を再プレーに利用する際に徴収する再プレー手数料を、貯玉を再プレーに利用する際に徴収する再プレー手数料よりも多く徴収してもよいし、少なく徴収してもよい。
また、管理装置13では、前述した遊技媒体の価値を台間機毎、遊技機毎、遊技島毎、遊技機グループ毎のいずれか毎に対応して設定された遊技媒体の価値に係る情報を記憶している。例えば、ある機種の遊技機から排出されるパチンコ玉の価値は1玉4円換算、他の機種の遊技機から排出されるパチンコ玉の価値は1玉2円換算、さらに他の機種の遊技機から排出されるパチンコ玉の価値は1玉1円換算する等の遊技媒体の価値に係る情報を記憶している。なお、上記した遊技媒体の価値は、台間機毎、遊技機毎、遊技島毎、遊技機グループ毎のいずれか毎に対応して設定可能である。ここで、遊技機グループ毎とは、1つの遊技島に複数の遊技機が設置されている場合、遊技機を種類別にグループ分けしたときのグループ毎を意味する。
さらに、管理装置13は、各遊技機における、例えば、大当たりスタート回数履歴グラフ、スタート回数、大当たり回数等の情報を各遊技機の上部に取り付けられたデータ表示機21に出力することもできる。データ表示機21では、こられの情報を表示部に表示して、遊技機の情報を遊技者に提供する。
さらに、管理装置13は、例えば、各遊技機における大当たりスタート回数履歴グラフ、スタート回数、大当たり回数等の情報、遊技機ランキング、遊技機毎の勝敗等の情報を店外景品交換用端末22に出力することもできる。店外景品交換用端末22では、これらの情報を表示部に表示して、遊技機の情報を遊技者に提供する。
図19に示すように、管理装置13は、制御部700、会員カード情報管理部701、非会員カード情報管理部702、入出力処理部703、作業時間計時部704、作業内容情報管理部705、遊技状態読取部710、景品交換順設定部711、景品交換順変更部712、景品交換処理部713、遅延停止部714、申出自動再登録部715、実施予定時期提示部716、第1実施予定時期演算部717、第2実施予定時期演算部718、第1実施予定時期補正部719、第2実施予定時期補正部720、第1順番演算部721、第2順番演算部722、景品交換実行可否判断部723、第1順番補正部724、第2順番補正部725から主に構成され、701から725に至る各種の部は、制御部700によって制御されるプログラムにより実現される機能である。なお、ここでは、業者用カードが使用された場合における情報は、会員カード情報管理部701によって管理されるものとして説明するが、例えば業者カード情報管理部を別個に設けて、業者カードが使用された場合における各種情報を管理してもよい。
制御部700は、管理装置13内の各構成機器の制御、管理装置13以外の、例えば、台間機3等との情報通信を行うものであり、インタフェース回路、CPU、ROM、RAMから主に構成される。また、CPUでは、そのROMやRAM等の記憶手段に格納されたプログラムやデータ等を用いて各種の演算処理を実行する。この制御部700では、会員カード情報管理部701、非会員カード情報管理部702、入出力処理部703、作業時間計時部704、作業内容情報管理部705の各機部間の信号の出入力、パーソナルコンピュータ17や他の周辺機器との間の信号の出入力、及び、ネットワーク8を介する各機器との間の信号の出入力を制御している。また、制御部700は、管理装置13とネットワーク8を介して各機器の制御部と通信できるように接続されている。
ここで、制御部700は、ROMやRAM等の記憶手段に格納されたプログラムにしたがって、管理装置13全体に関する処理を実行する。管理装置13の記憶手段には、後述する、申出と順番とが対応付けられた順番テーブル及び申出と交換の実施予定時期とが対応付けられた実施時刻テーブルが記憶されている。
なお、ここで管理装置13は役割分担した同一ネットワーク上の複数のコンピュータシステムで構成することもできる。例えば、カード管理用、顧客管理用、遊技機管理用、データ表示機管理用、作業内容管理用等の複数のコンピュータシステムを用いれば、それだけ各役割を高速に実行することができる。
会員カード情報管理部701は、各機器に会員用ICカード30が用いられたときの情報を管理するもので、図21に情報管理一覧表750の一例を示す。図21に示された情報管理一覧表750は、管理装置13に接続された、例えば、パーソナルコンピュータ17等で見ることができる。また、会員カード情報管理部701は、業者用カードが用いられたときの情報をも管理し、上記したパーソナルコンピュータ17等で管理情報を見ることができる。
会員用ICカード30が用いられた場合には、会員用ICカード30のIDに基づき、情報管理一覧表750に記載されているような、例えば、貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)、度数残高、再プレー用貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)、ポイント、台間機又は発行機に挿入した金額、精算金額等を管理している。これらのデータは、会員用ICカード30のID毎に管理され、さらに、履歴情報、日毎情報、週毎情報等としても管理されている。図21に示された情報管理一覧表750は、日毎情報の一例である。
なお、会員用ICカード30を用いた会員の遊技者用の管理項目は、図21の情報管理一覧表750に記載された管理項目に限るものではなく、例えば、遊技した遊技機種毎のアウト(発射玉)、セーフ(遊技の上皿への供給玉、つまり遊技者の獲得玉)、勝敗情報(セーフからアウトを減じたもの)、大当たり回数、CR機売上等の情報や、会員の遊技者の住所、氏名、年齢、好きな台、連絡先、持数等も管理項目とすることもできる。
非会員カード情報管理部702は、各機器に非会員用ICカード31が用いられたときの情報を管理するもので、図22に情報管理一覧表751に記載の項目名称等の一例を示す。図22に示された情報管理一覧表751は、管理装置13に接続された、例えば、パーソナルコンピュータ17等で見ることができる。
非会員用ICカード31が用いられた場合には、非会員用ICカード31のIDに基づき、情報管理一覧表751に記載されているような、例えば、度数残高、台間機又は発行機に挿入した金額、精算金額等を管理している。これらのデータは、非会員用ICカード31のID毎に管理される。非会員用ICカード31を用いる場合には、度数残高を保持できる期間が、例えば、1日等のように限られている。そのため、その期間内でなければ、精算機10で度数残高を精算し、現金化することができない。
非会員用ICカード31が用いられた場合には、度数残高を保持できる期間に対応した情報が管理されている。図22に示された情報管理一覧表751は、その管理期間における情報の一例である。なお、レシート発券時の簡易管理ID及び玉数(計数機9で計数されたもの)の情報は、偽造されたレシートが使用されるのを防ぐために、一時的に管理されている。したがって、景品交換POS11における景品交換時において、レシートの適正を確認した後には、簡易管理ID及び玉数の情報は、管理装置13から消去される。
ここで、非会員用ICカード31が用いられた場合には、アウト(発射玉)、セーフ(遊技の上皿への供給玉、つまり遊技者の獲得玉)、勝敗(セーフからアウトを減じたもの)、持数(持玉数、持メダル数)、貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)、再プレー用貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)、再プレー手数料、ポイント、遊技機種別、大当たり回数、CR機売上等の情報が含まれない点で、会員用ICカード30を用いた場合の情報とは異なる。
入出力処理部703は、LANを用いたネットワーク8を介して台間機3、4、6、各遊技機に付帯した個別計数機2C、計数機9、精算機10、景品交換POS11、再プレー受付機12、発行機20、データ表示機21、店外景品交換用端末22、無線通信システム23等の機器との情報を授受する入出力処理や、外部との専用回線(VAN)を用いて情報管理センタ16との情報の入出力処理を行う。上記した機器からは、常時、遊技データや遊技に伴う各種情報等が入力される。また、会員カード情報管理部701、非会員カード情報管理部702及び作業内容情報管理部705に管理されている、例えば、一日の営業結果、従業員の作業内容や仕事量等の情報を情報管理センタ16に出力する。情報管理センタ16への出力は、例えば、パーソナルコンピュータ17等から終業処理の信号が管理装置13に入力された場合に行われ、情報管理センタ16に送信される情報は、制御部700を介してプロトコルコンバータ14、モデム15を介して情報管理センタ16に送信される。また、入出力処理部703では、情報管理センタ16から、例えば、本遊技ホールの会員の遊技者が本遊技ホールの会員用ICカード30を用いて他の遊技ホールで遊技したときの度数等の情報、それに伴う他の遊技ホールからの金銭請求情報等の各種情報、各遊技ホールの従業員の作業内容に伴う情報等を入力することができる。
作業時間計時部704は、従業員が特定された各作業を行う際の、その作業に費やした時間を計時するものである。作業時間計時部704によって計時された時間は、作業内容及び従業員を特定するための例えば従業員IDと共に、作業内容情報管理部705で管理される。
作業内容情報管理部705は、台間機3、4、6、計数機9、精算機10、景品交換POS11、再プレー受付機12、発行機20、データ表示機21、店外景品交換用端末22、無線通信システム23等の機器から入力された、従業員の作業に係る情報を、例えば、従業員毎、作業内容毎等に管理するものである。また、これらの情報に基づいて、例えば、従業員毎の仕事量、作業内容毎の各従業員の仕事量等を演算、集計した結果等も管理する。特に、景品交換POS11においては、1人当りの景品交換に要する時間を計時して集計し、全体、店員毎、会員毎の平均景品交換時間が算出されている。これら全体、店員毎、会員毎の平均景品交換時間は、後程詳述する景品交換実施予定時期を算出するパラメータとして用いられる。
遊技状態読取部(遊技状態読取手段)710は、台間機3、4、6、計数機9、景品交換POS11における景品交換受付手段(台間機3では305)が景品交換の申出を受け付けた場合に、その申出を行った遊技者の遊技状態を読み取る手段である。遊技状態読取部(遊技状態読取手段)710は、継続遊技状態の信号、通常遊技状態の信号、特定遊技状態の信号、遊技終了状態の信号、大当りか否かを示す大当り信号、確変状態か否かを示す確変信号、パチンコ遊技機の遊技盤面に打ち込まれた玉の全てが排出される排出口からの排出玉をカウントするアウト信号、パチンコ遊技機から賞として払い出されるセーフ信号、スロットマシンのIN信号(投入メダルの投入信号)とOUT信号(賞メダルの払出信号)、有価価値が特定可能な有価価値特定情報(カードIDまたは/及び有価価値そのもの)を記憶した記憶媒体の有価価値情報(貸玉のための度数情報、計数結果である計数情報(持数、貯数)等)、パチンコ遊技機における発射装置のハンドルに対する人間による接触状態情報、スロット遊技機におけるスタートレバーに対する人間による接触状態情報等の各種遊技データを各種機器からネットワーク8を介して読み取ることができる。遊技状態読取部(遊技状態読取手段)710は、管理装置13に備えられている場合には、上記の遊技状態を読み取ることが可能なこれらの信号の一部は、各遊技機もしくは台間機3,4,6から島コンピュータ7、ネットワーク8を介して受信する。遊技状態読取部(遊技状態読取手段)710は、遊技機毎に設けられた各種遊技情報を入力する入力ボックス(台端末とも言う)の信号状態を、管理装置13または島コンピュータ7等の中継装置側の制御部がメモリイメージで読み出すハイスピードリンク(HLS(登録商標))方式を採用して実現する場合も例示できるし、台間機3、4、6のCPUが遊技状態を入力して管理装置13に送信して実現する場合も例示できる。即ち、遊技状態読取手段305は、台間機3、4、6等、景品交換システムを構成可能な互いに信号授受または通信可能に接続されたネットワーク上の各種装置が単独または協働して実行可能である。
遊技状態読取部710の読み取る遊技状態としては、受信した遊技データによって判定される、通常遊技状態、特定遊技状態としての大当り状況、確率変動状況があり、また通常遊技状態または特定遊技状態において遊技中である旨の継続遊技状態と、遊技をしていない遊技終了状態を判定する。通常遊技状態としては、一例として、有価価値となるパチンコ玉を、1玉4円で遊技者に貸与し、1玉2.5円相当にて特殊景品を遊技ホールが買い取る場合(2.5円未満で買い取ることは警察が認めていない)、1分間に100玉遊技に投入し、40玉を遊技客に賞として払い出す(1分間の出玉をベースと呼ぶ)のが一般的であり、パチンコ玉1玉4円で貸与し、1玉4円相当にて特殊景品を買い取る場合、1分間に100玉遊技に投入し、18玉を遊技客に賞として払い出す(1分間の出玉をベースと呼ぶ)のが一般的である。従って、通常遊技状態としては、遊技者の獲得遊技媒体数が遊技に投入した遊技媒体数より約半分以下である遊技状態とすることを例示できる。
継続遊技状態とは、会員用ICカード30、または非会員用ICカード31を外部に排出した後、遊技客が交代することなく遊技を継続する状態のことを言う。継続遊技状態か否かの判定(遊技継続判定手段)としては、下記を例示できる。
つまり、記憶媒体(会員用ICカード30、または非会員用ICカード31)が外部に排出された後、
1)排出遊技媒体を検知しなくなって所定時間経過したか否か、
2)獲得遊技媒体数+払出処理手段によって払い出した払出遊技媒体数−排出遊技媒体数が所定値(0を含む)より大または所定値以上か否か、
3)遊技者側に向けた撮像情報に変化があったか否か、
遊技機の遊技媒体貯留部または遊技機前方であって下方の玉箱に遊技媒体があるか否か、(撮影とノズルや台間機から伸びた触手に導通Sをつけて遊技媒体の有無を検知)
4)前記有価価値設定手段によって設定された有価価値が0でない状態が継続していたか否か
の1)〜4)の内、少なくとも1つによって遊技継続判定がなされる。
通常遊技状態とは、継続遊技状態にあって、かつ、後述の特定遊技状態に当てはまらない状態である。したがって、通常遊技状態は、継続遊技状態に包含されており、通常遊技状態として読み取られる場合は、継続遊技状態としても読み取られる。
特定遊技状態とは、継続遊技状態にあって、かつ、大当たり状況及び大当たり確率が通常より高くなった確率変動状況の少なくとも一方を含む、遊技者の獲得遊技媒体数が遊技に投入した遊技媒体数より約半分以下である通常遊技状態より遊技者が有利な状況である。したがって、特定遊技状態は、継続遊技状態に包含されており、特定遊技状態として読み取られる場合は、継続遊技状態としても読み取られる。
遊技終了状態とは、継続遊技を行っていない状態である。
景品交換順設定部(景品交換順設定手段)711は、景品交換受付手段(台間機3、4、6では305、他に計数機9、景品交換POS11が備える)が受け付けて管理装置13に送信した過去申出に基づいて、景品交換の申出毎に景品交換の順番と景品交換の実施予定時期との少なくとも一方を設定する。申出の順番を設定するとは、管理装置13の制御部700における記憶手段RAMやハードディスクに記憶された順番テーブルに、申出を行った遊技者のカードID又は管理装置13が識別可能な遊技機の番号と、景品交換を行う順番を対応付けて記憶すること、又は、管理装置13の制御部700における記憶手段RAMやハードディスクに記憶された実施時刻テーブルに、申出を行った遊技者のカードID又は管理装置13が識別可能な遊技機の番号と、景品交換を行う時刻を対応付けて記憶することのいずれか又は双方である。順番テーブルと実施時刻テーブルは、組み合わせて使用されてもよく、順番が重なることがないように、いずれかのテーブルが予め優先するように設定されていてよい。
景品交換順設定部(景品交換順設定手段)711は、例えば、景品交換が完了していない過去申出件数の残数に+1した交換順を設定する。順番テーブルとしては、例えば1000人分の並んだ構造体メモリ領域に、登録カウンタ、交換実行カウンタの2種で特定するような形態を例示できる。順番テーブルは、閉店処理によって全てクリアされ、開店後、景品交換予約の申出があるごとに、順次若い方のアドレスのメモリ領域から、記憶媒体のID情報、各持数、各貯数、時刻、遊技機番号、下記に詳述するプログラムロジックで算出する景品交換の実施予定時刻、選択または自動決定された景品種別と数量情報等を、1のメモリブロック内に記憶する。登録カウンタ、及び交換実行カウンタの1単位は、それぞれ閉店処理によって0にクリアされ、順番テーブルの先頭アドレスからの1のメモリブロック分飛んだメモリ領域を示す。そして、登録カウンタは、最初の景品交換予約の申出を受けた際には0であり、次いで、順次景品交換予約の申出を受ける毎に+1インクリメントされ、999を超えると0に戻る。従って、順番テーブルの先頭アドレス+1ブロック分のオフセットアドレス×登録カウンタのメモリ領域に、前記景品交換予約に係る情報を記憶させる。また同様に交換実行カウンタは、最初の景品交換予約の実行がなされる際には0であり、次いで、順次景品交換予約の実行を行う毎に+1インクリメントされる(景品交換順設定手段)。なお、この例は一例であり、本発明では当該一例に限定されるものではない。
また、パチンコホールに複数の景品交換POS11が存在し、パチンコホールの建物の構造上、一方が発見しやすいことに基づく景品交換の待ち客の集中が発生しないよう、景品交換POS11毎に順番を設定する必要がある。この為、景品交換順設定部(景品交換順設定手段)711は、景品交換POS11毎に近い遊技機の景品交換グループ情報を有し、入出力処理部703が受けた景品交換予約の申出に伴う遊技機番号が前記景品交換POS毎のどの景品交換グループに所属するかを検索し、その検索結果である景品交換を行う景品交換POS11を特定可能な情報と景品交換順番と景品交換実施予定時期を送信元の機器へ返信する。受信した景品交換受付手段を有する送信元の機器である装置では、いずれの景品交換POS11なのかを特定する情報と景品交換順番と景品交換実施予定時期とを当該景品交換POS11のパチンコホールにおける配置位置を表示部に表示制御する。
また、複数ある景品交換POS11の内、上記遊技機の配置位置に基づく、景品交換を行う場所の指定をしても尚、たまたま特定の景品交換POS11に景品交換の予約が集中することがある。このような場合の対処として、景品交換順設定部(景品交換順設定手段)711では、更に、遊技機毎の各景品交換POS11迄の距離情報を有し、前記申出のあった景品交換予約の景品交換POS11毎の待ち数を等しくすべく、待ち数の多い景品交換POS11の距離の遠い遊技機を、他のより近い景品交換POS11への待ちに振り分けるよう制御部700によって演算して設定される。そして制御部700は入出力処理部703、ネットワーク8を介して景品交換を行う景品交換POS11を特定可能な情報と景品交換順番と景品交換実施予定時期を送信元の機器へ返信する。受信した景品交換受付手段を有する送信元の機器である装置では、いずれの景品交換POS11なのかを特定する情報と景品交換順番と景品交換実施予定時期とを当該景品交換POS11のパチンコホールにおける配置位置を表示部に表示制御する。
また台間機3、4、6では図6AのステップS318において、カード挿入初回におけるカードID情報を管理装置13に送信する。カードID情報を受信した管理装置13における制御部700は、ただちに、当該カードID情報に基づいて景品交換予約の申出があったか否かを順番テーブル(又は実施予定時期テーブル)から参照し、当該申出があった場合、再び上記同様景品交換すべき景品交換POS11を特定し、送信元の台間機3、4、6に、制御部700は入出力処理部703、ネットワーク8を介して景品交換を行う景品交換POS11を特定可能な情報と景品交換順番と景品交換実施予定時期を送信元の機器へ返信する。受信した景品交換受付手段を有する送信元の機器である装置では、いずれの景品交換POS11なのかを特定する情報と景品交換順番と景品交換実施予定時期とを当該景品交換POS11のパチンコホールにおける配置位置を表示部に表示制御する。
ここで、景品交換順設定部(景品交換順設定手段)711における、過去申出に基づいて実施予定時期を設定するとは、第1実施予定時期演算部(第1実施予定時期演算手段)717又は第2実施予定時期演算部(第2の実施予定時期演算手段)718により設定されるものである。
第1実施予定時期演算部(第1実施予定時期演算手段)717は、平均景品交換時間を店員による手入力及び/又は後程詳述する如くに実際の景品交換時間を計測して設定する平均景品交換時間設定部(平均景品交換時間設定手段)717aを備えている。第1実施予定時期演算部(第1実施予定時期演算手段)717は、過去申出件数×平均景品交換時間=実施予定時期を演算する。なお、平均景品交換時間設定部(平均景品交換時間設定手段)717aは、第1実施予定時期演算部(第1実施予定時期演算手段)717が備えている形態とせず、第1実施予定時期演算部(第1実施予定時期演算手段)717から独立して設けてもよい。
例えば1人当りのある会員の会員毎景品交換時間A={全体平均交換時間+(店員毎平均交換時間−全体平均景品交換時間)+(会員毎平均景品交換時間−全体平均交換時間)+(景品交換POS11毎平均交換時間−全体平均交換時間)}、一人当たりの非会員の景品交換時間B={全体平均交換時間+(店員毎平均交換時間−全体平均景品交換時間)+(非会員平均景品交換時間−全体平均交換時間)+(景品交換POS11毎平均交換時間−全体平均交換時間)}とし、当該申出のあった客の景品交換実施予定時期=現在非会員人数×B+Σ会員毎景品交換時間Aで算出すれば高精度である。
景品交換POS11が複数設置される場合には、景品交換POS11の周囲のスペースに景品が多数存在する場合には選択に時間がかかり、また景品数が少ない場合には短時間で済むので、景品交換POS11毎に異なる景品交換時間を計測する。また会員毎に景品の選択に迷う客とそうでない客もいるので、会員毎に景品交換時間を計測する。また店員毎に景品交換POS11の操作の慣れ不慣れもあるので店員毎に景品交換時間を計測する。上式A、Bは、これら状況に応じて、全体平均交換時間から、店員毎のズレ、会員毎のズレ、景品交換POS11毎のズレを補正する考え方の式である。その他、曜日毎時間帯毎の混みようにともなるズレ等も考えられる。
上記各場合の平均景品交換時間は、景品交換POS11において、景品交換POS11の制御部が、各場合に応じて会員用ICカード30、非会員用ICカード31、またはレシートをカードリーダ11a、バーコードリーダ11c等で読み取った瞬間から、景品交換終了迄に係る時間を計時し、その結果を、管理装置13にネットワーク8を介して送信し、受けた管理装置13の制御部700が、各場合に応じて各景品交換時間の総計を各場合のサンプル数で割った値である。
上記の如く、平均景品交換時間は、景品交換を行う遊技ホールの建物の構造、景品交換する景品の種類の多寡、景品交換装置に対する遊技客の慣れ不慣れによって異なるので、景品交換時間を算出して、その平均を平均景品交換時間として学習し、更新するようにしてもよい。学習の例としては、例えば、平均景品交換時間を、複数回、計測して、その都度、フィードバック制御をすることにより、時間の最適化をすることも可能である。また、景品交換を行う装置に対する店員の習熟度合などで平均景品交換時間が異なるので、店員カードから所定の装置によりカードIDを読み取り、このカードIDを管理装置13に送信し、今回の操作者である店員を特定して、特定した操作者毎に、平均景品交換時間を学習し、最適化するようにしてもよい。
第2実施予定時期演算部(第2実施予定時期演算手段)718は、景品交換種別数量入力手段306に入力された景品交換する景品の種別と景品の種別毎の数量とを用いて、以下のように実施予定時期を演算する。第2実施予定時期演算部(第2実施予定時期演算手段)718は、景品交換する種別毎に種別毎景品交換時間を入力及び/又は実際の種別毎景品交換時間を計測して設定し、種別毎景品交換時間に、景品交換する種別毎に1個を取り上げる時間として入力及び/又は実際の種別毎に1個を取り上げる時間を計測して設定された手取時間に、景品交換する種別毎の数量で乗算した値を加算して景品交換種別毎総景品交換時間を算出し、全ての景品交換種別毎総景品交換時間の総和を計算して申出毎総景品交換時間とし、全ての過去申出の申出毎総景品交換時間の総和を今回の申出毎総景品交換時間に加算して実施予定時期を演算する。
景品交換順変更部(景品交換順変更手段)712は、申出毎の順番と実施予定時期との少なくとも一方を遊技状態読取手段の読取内容に基づいて変更する。景品交換順変更手段712は、例えば、大当りか否かを示す大当り信号、確変状態か否かを示す確変信号、パチンコ遊技機の遊技盤面に打ち込まれた玉の全てが排出される排出口からの排出玉をカウントするアウト信号、パチンコ遊技機から賞として払い出されるセーフ信号、スロットマシンのIN信号(投入メダルの投入信号)とOUT信号(賞メダルの払出信号)、有価価値が特定可能な有価価値特定情報(カードIDまたは/及び有価価値そのもの)を記憶した記憶媒体の有価価値情報(貸玉のための度数情報、計数結果である計数情報等)、パチンコ遊技機における発射装置のハンドルに対する人間による接触状態情報の少なくとも一つに基づいて、例えば、景品交換システム内の各種装置の何れか又は夫々に記憶され、申出と順番とが対応付けられた順番テーブル内の申出の順番を繰り上げの中止、または、後ろに変更する。
即ち、順番テーブル内の申出のうち、変更する申出を、この申出よりも後ろの順番の申出と、順番を入れ替えて、順番テーブルを変更する。ここで、景品交換順変更手段は、申出の順番を変更することに代えて、例えば、申出と交換の実施予定時期とが対応付けられた実施時刻テーブルとして景品交換システム内の各種装置の何れか又は夫々に記憶されている場合には、この実施予定時期の時刻を、この実施予定時期よりも遅らせた時刻に変更する。
通常、申出の順番を後ろに変更する、又は/及び、実施予定時刻を遅らせる、または順番の繰り上げを中止するのは、遊技者が著しく多数の遊技媒体を獲得可能な大当り状態を検知した場合であることが好ましい。
実施予定時期の遅らせる時間は、手入力もしくは測定された遊技者が著しく多数の遊技媒体を獲得可能な大当り継続時間に、出玉が増えも減りもしない確変(時短)状態の継続時間を加算した時間が例示できる。確変(時短状態)の後更に大当り状態となった場合には再び、大当り継続時間に、出玉が増えも減りもしない確変(時短)状態の継続時間を加算した時間をこれまでの実施予定時期に加えて再設定する。
また、景品交換順変更部(景品交換順変更手段)712は、遊技状態読取部(遊技状態読取手段)710による読取結果が継続遊技状態かつ特定遊技状態である場合に、景品交換の申出(予約)についての順番(他の客の景品交換予約の実施に伴う順番の繰り上げ中止を含む)及び/又は実施予定時期を遅らせる。ここで、特定遊技状態とは、大当たり状況及び大当たり確率が通常より高くなった確率変動状況の少なくとも一方を含む、遊技者の獲得遊技媒体数が遊技に投入した遊技媒体数より約半分以下である通常遊技状態より遊技者が有利な状況である。
なお、景品交換順変更部(景品交換順変更手段)712は、遊技状態読取部(遊技状態読取手段)710による読取結果が継続遊技状態かつ特定遊技状態である場合に、景品交換の申出(予約)をキャンセル、即ち順番テーブル、実施予定時期テーブルから削除、または順番テーブルへの無効フラグを書き込み、無効フラグがONであれば、景品交換予約の実施を行わない、ようにするようにしてもよい。
さらに、景品交換順変更部(景品交換順変更手段)712は、遊技状態が特定遊技状態、通常遊技状態である順に、順番及び/又は実施予定時期が遅くなるように変更を行うことが可能である。
さらに、また、景品交換順変更部(景品交換順変更手段)712は、景品交換の申出(予約)を行った遊技者が、記憶媒体(会員用ICカード30、非会員用ICカード31)を台間機3、4、6の機体外に抜いて、その際の台間機3、4、6残有価価値(度数、貯数、持数)が0、及び貸玉や再プレーに基づく放出数と賞として遊技機が払い出した玉数の合算値>発射玉数(アウト数)である遊技機の皿状の玉数を検知しない場合等の条件によって判定される、遊技終了状態である場合には、順番及び/又は実施予定時期が早くなるようにする。
ここで、景品交換順変更部(景品交換順変更手段)712における、遊技状態読取部(遊技状態読取手段)710の読取内容に基づいて実施予定時期を変更するとは、第1実施予定時期補正部(第1実施予定時期補正手段)719又は第2実施予定時期補正部(第2実施予定時期演算手段)720により変更されるものである。
第1実施予定時期補正部(第1実施予定時期補正手段)719は、第1実施予定時期演算部(第1実施予定時期演算手段)717又は第2実施予定時期演算部(第2実施予定時期演算手段)718により演算した実施予定時期に、入力及び/又は実際の各遊技状態が維持される時間を遊技機種毎に計測して設定する加算時間を遊技状態読取部(遊技状態読取手段)710の読取内容に基づいて判定した遊技状態に応じて、加算して実施予定時期を補正する。
第2実施予定時期補正部(第2実施予定時期演算手段)720は、第1実施予定時期演算部(第1実施予定時期演算手段)717又は第2実施予定時期演算部(第2実施予定時期演算手段)718により演算した実施予定時期を、遊技者の獲得遊技媒体数が遊技に投入した遊技媒体数より約半分以下である通常遊技状態より遊技者が有利な状況である特定遊技状態を終了する迄は、表示をしないか、無限大又は所定時間を表示し、通常遊技状態に戻った際に、第1実施予定時期演算部(第1実施予定時期演算手段)717又は第2実施予定時期演算部(第2実施予定時期演算手段)718により再度実施予定時期を計算して補正する。
また、景品交換順設定部(景品交換順設定手段)711における、過去申出に基づいて順番を設定するとは、第1順番演算部(第1順番演算手段)721又は第2順番演算部(第2順番演算手段)722により設定されるものである。
第1順番演算部(第1順番演算手段)721は、申出を受けた際に過去申出毎に設定された順番の内最新のものに+1した順番を設定し、過去申出毎の景品交換が完了する毎に順番を繰り下げる。即ち景品交換実行カウンタのインクリメントにより実現される。
第2順番演算部(第2順番演算手段)722としては、制御部700は、登録されている実施予定時期の内、一番現在に近いものを抽出して最も若い順番の遊技客のカードIDを順番テーブルから読み出してを設定するようにしてもよい
また、景品交換順変更部(景品交換順変更手段)712における、遊技状態読取部(遊技状態読取手段)710の読取内容に基づいて順番を変更するとは、第1順番補正部(第1順番補正手段)724又は第2順番補正部(第2順番補正手段)725により変更されるものである。
第1順番補正部(第1順番補正手段)724は、第1順番演算部(第1順番演算手段)721又は第2順番演算部(第2順番演算手段)722で演算した順番に、入力及び/又は実際の各遊技状態が維持される時間を遊技機種毎に計測して設定する加算順番を遊技状態読取手段の読取内容に基づいて判定した遊技状態に応じて、加算して順番を補正する。
第2順番補正部(第2順番補正手段)725は、第1順番演算部(第1順番演算手段)721又は第2順番演算部(第2順番演算手段)722で演算した順番を、遊技者の獲得遊技媒体数が遊技に投入した遊技媒体数より約半分以下である通常遊技状態より遊技者が有利な状況である特定遊技状態を終了する迄は、表示をしないか、無限大又は所定順位を表示し、通常遊技状態に戻った際に第1順番演算部(第1順番演算手段)721又は第2順番演算部(第2順番演算手段)722により再度順番を計算して補正する。
景品交換処理部(景品交換処理手段)713は、順番と実施予定時期の少なくとも一方にしたがって、即ち、順番と実施予定時期の少なくとも一方に達したときに、景品交換に関する処理を行う。
景品交換処理部(景品交換処理手段)713は、景品交換に関する処理として、以下の(処理1)から(処理7)までの処理の少なくとも1つを備える。
(処理1)遊技媒体を計数させる処理
この処理1は、遊技者が自発的に遊技媒体の計数を行うことを受け付ける場合に限らず、例えば、遊技者に計数を促す処理や、強制的に計数を行う処理であってもよい。遊技者に計数を促す処理としては、管理装置13の制御部700は、ネットワーク8を介して台間機3、4、6に、「景品交換の為、計数した後、カードを抜いて景品交換カウンタにお越しください」と表示する旨の情報を、順番テーブルに記憶した台間機IDに基づいて当該台間機に送信する。受信した台間機3、4、6では制御部300は、表示部3e、4e、6eに「景品交換の為、計数した後、カードを抜いて景品交換カウンタにお越しください」と表示させる。また強制的に計数を行う処理としては、管理装置13の制御部700は、ネットワーク8を介して台間機3、4、6に強制的個別計数機2Cのシャッタを開とする指示情報を、順番テーブルに記憶した台間機IDに基づいて当該台間機に送信する。受信した台間機3、4、6では制御部300は、個別計数機2Cのシャッタ制御部にシャッタ開の指示信号を送信する。制御部300は、賞として払い出した玉数(セーフ数)+持数・貯数の払戻数及び度数を使った払出数≒発射玉数(アウト数)となり所定時間経過する迄シャッタの開動作を維持する。シャッタの開動作維持中に遊技者によるシャッタ閉を指示する旨のボタン押圧は無視する。なお、賞として払い出した玉数(セーフ数)+持数・貯数の払戻数及び度数を使った払出数≒発射玉数(アウト数)とならない場合、店員が呼び出され、店員の判断によりシャッタ閉動作をリモコン指示により行わしめる。賞として払い出した玉数(セーフ数)+持数・貯数の払戻数及び度数を使った払出数≒発射玉数(アウト数)とならない場合、他の遊技客からの玉の授受等が例示できる。
(処理2)景品交換種別及び数量の選択をさせる処理
この処理2は、台間機3、4、6、景品交換POS11、その他ネットワーク8に接続されるデータ公開機(図1に図示せず)等の他の装置等で行うことができる。景品交換種別及び数量の選択をさせる処理としては、管理装置13の制御部700は、ネットワーク8を介して、台間機3、4、6、景品交換POS11、その他ネットワーク8に接続されるデータ公開機(図1に図示せず)等の他の装置の各制御部に、景品交換予約を行った順番テーブルに記憶のカードID情報と、景品交換種別及び数量選択を行わせめる旨の指示情報を送信する。これら情報を受けた台間機3、4、6、景品交換POS11、その他ネットワーク8に接続されるデータ公開機(図1に図示せず)等の他の装置の各制御部は、当該カードIDのカードを受け付けた際には、景品交換種別及び数量の選択を受け付ける準備モードとなり、当該カードを受け付けた際には、各制御部は、景品交換種別及び数量の選択画面を表示部に表示させ、景品交換種別及び数量のボタン押圧を受けて、景品交換種別及び数量を受け付ける(例えば台間機3、4、6においては、ステップSG6)。受け付けた後には、ネットワーク8、管理装置13を介して景品交換POS11の制御部が、表示部に当該景品交換予約の景品種別及び数量を表示し、店員がこれら景品種別及び数量を籠に入れて「準備完了」ボタンを押圧すると、次の客の景品交換または景品交換予約の実行に移行する。
(処理3)景品交換を促す処理
この処理3は、台間機3、4、6、景品交換POS11に限らず、店内放送等によっても行うことができる。景品交換を促す処理としては、管理装置13の制御部700は、ネットワーク8を介して、台間機3、4、6、景品交換POS11の各制御部に、景品交換の予約の順番なった旨あるいは実施予定時期になった旨の情報を送信する。つまり、遊技者が継続遊技中である場合には、その遊技機(パチンコ機2、スロットマシン5)、又は、台間機3、4、6の表示装置にその旨の表示等を行う。また、継続遊技中ではない場合には、無線通信システムによって従業員に対してその旨を伝えたり、従業員がその旨を無線システムにより受信した場合には、店内放送によりその旨を報知する処理を行う。また、店内放送は、管理装置13の制御部700が、図示しない店内放送装置を起動制御して自動的に行ってもよい。
(処理4)獲得有価価値から交換する景品分の有価価値を減算する処理
この処理4は、管理装置13の制御部700が行う処理である。獲得有価価値から交換する景品分の有価価値を減算する処理としては、管理装置13の制御部700が景品交換POS11から得たID及び交換された景品の種別と数量とから求まる景品交換に用いられた有価価値分を、IDに関連付けられて記憶されている有価価値から差し引くものである。
(処理5)媒体を排出する処理
この処理5は、管理装置13の制御部700が行う処理である。つまり、遊技者による媒体排出指示(媒体排出ボタンの押下)を管理装置13の制御部700が検出すると、管理装置13の制御部700が、遊技機に隣接して設置される台間機(記憶媒体処理装置)3、4、6から発行又は返却され、獲得有価価値を特定可能な情報を記憶又は印字した媒体を台間機(記憶媒体処理装置)の排出口から排出する。処理5により排出する媒体は、会員用ICカード30、非会員用ICカード31、レシート等である。
(処理6)申出に係る景品交換を従業員に実行させるための促す処理
この処理6は、景品交換POS11が行う処理である。つまり、景品交換POS11の制御部が、予め受信し、格納しておいた次に景品交換を行うIDと申出に係る予約された景品の種別と数量等を、景品交換POS11の表示部11dに表示して、景品交換を担当する従業員に対して、景品交換の実行を促す。この処理6により景品交換の実行を促された従業員は、景品交換される景品を集めてひとまとめにしておく等の、景品交換の準備を行うことができる。
(処理7)継続遊技を強制的に停止させる処理
この処理7は、管理装置13の制御部700が行う処理である。つまり、パチンコ機2に対して遊技玉が発射できないように、管理装置13の制御部700がパチンコ機2の制御部に対して、モーターストップ信号を出したり、スロットマシン5に対してリールの回転を停止させる信号を出したりする等の処理を行う。
遅延停止部(遅延停止手段)714は、遊技状態読取部(遊技状態読取手段)710による読取内容に基づいて、制御部700が特定遊技状態の終了を判断したときに、制御部700から特定遊技状態停止信号を受信し、順番及び/又は実施予定時期の遅延を停止させる。ここで、遅延を停止とは、例えば、遊技状態読取部(遊技状態読取手段)710による読取結果が継続遊技状態かつ特定遊技状態である場合に、景品交換順変更部(景品交換順変更手段)712が遅らせた景品交換の申出(予約)についての順番及び/又は実施予定時期を元に戻すことをいう。
申出自動再登録部(申出自動登録手段)715は、遊技状態読取部(遊技状態読取手段)710による読取内容に基づいて、制御部700が特定遊技状態の終了を判断したときに、制御部700から特定遊技状態停止信号を受信すると、申出を新たに受け付けたことにする。ここで、申出を新たに受け付けたことにするとは、遊技状態読取部(遊技状態読取手段)710による読取結果が継続遊技状態かつ特定遊技状態である場合に、景品交換順変更部(景品交換順変更手段)712がキャンセルした景品交換の申出(予約)を、再度申出の操作等を行わなくとも、再度同じ申出を行ったのと同じ状態にすることである。
実施予定時期提示部(実施予定時期提示手段)716は、景品交換の申出を行う遊技者に対して、制御部700を介して、実施予定時期情報を送信することにより、実施予定時期を提示する。例えば、申出が行われた台間機3、4、6の表示部3e、4e、6eに、実施予定時期を表示したり、申出が遊技者の携帯端末により行われた場合には、その携帯端末に対して実施予定時期を送ったりする。
景品交換実行可否判断部(景品交換実行可否判断手段)723は、制御部700を介して、RAM内の過去申出の件数を読み出し、この情報に基づいて、今回の申出に係る景品交換処理を直ちに行うか、過去申出に係る景品交換処理を実行してから行うかを判断する。ここで、過去申出とは、景品交換実行可否判断手段723が判断を行う対象の申出よりも以前に他の遊技者により行われた景品交換の申出を指す。また、景品交換実行可否判断部(景品交換実行可否判断手段)723が過去申出に係る景品交換処理を実行してから行うと判断する場合には、景品交換処理が直ちに行われないので、その申出については、景品交換の予約として取り扱われる。
さらに、景品交換実行可否判断部(景品交換実行可否判断手段)723は、制御部700を介して、RAM内の過去申出の件数を読み出し、この情報数が、所定値(例えば、3件、5件等、店舗により適宜設定可能)よりも少ない、又は、所定値以下の場合に今回の申出に係る景品交換処理を直ちに行う。
そして、制御部700によって制御される、会員カード情報管理部701、非会員カード情報管理部702、入出力処理部703、作業時間計時部704、作業内容情報管理部705、遊技状態読取部710、景品交換順設定部711、景品交換順変更部712、景品交換処理部713、遅延停止部714、申出自動再登録部715、実施予定時期提示部716、第1実施予定時期演算部717、第2実施予定時期演算部718、第1実施予定時期補正部719、第2実施予定時期補正部720、第1順番演算部721、第2順番演算部722、景品交換実行可否判断部723、第1順番補正部724、第2順番補正部725の各機器部、及びパーソナルコンピュータ17の表示部は、次のように動作する(図20)。
以下に、図20を参照してその動作を説明する。
制御部700は、システムを構成する各装置からの受信信号に基づいて、機器の操作の有無を判定する(ステップS709)。ここにいう機器の操作とは、管理装置13自体の一機器としての操作であり、管理装置13に設けられた所定の操作ボタン等の操作がこれに当たるが、管理装置13の管理情報にアクセスするパーソナルコンピュータ17や他の周辺機器等の操作も含む。事実上は管理装置13自体が操作されることよりもパーソナルコンピュータ17等の周辺機器が操作されることの方が多いので、制御部700による機器の操作の有無判定では、パーソナルコンピュータ17のキーボード操作やマウス等のポインティング・デバイスの操作等が主な判定対象となる。このため、制御部700は、パーソナルコンピュータ17や他の周辺機器から管理装置13に対する入力操作以外の操作についても操作検知の信号を受け、機器の操作の有無を監視している。
各機器からの情報の入力と情報の分別の処理では、管理装置13の制御部700に、発行機20、再プレー受付機12、台間機3、4、6、計数機9、景品交換POS11、精算機10、無線通信システム23等からの情報が入力される。また、各機器に他の遊技ホールで発行された会員用ICカードや非会員用ICカードが使用された場合には、それらのICカードに記憶された各種情報は、それらに新たに付与された本遊技ホールのIDに基づいて記憶され、さらに、他の遊技ホールで発行された会員用ICカードや非会員用ICカードが有するIDも同様に記憶される(ステップS710)。
ここで、他の遊技ホールの会員用ICカード及び非会員用ICカードの情報は、管理装置13と通信可能に接続された情報管理センタ16から入手することができる。これによって、他の遊技ホールの会員用ICカード及び非会員用ICカードには、ID情報しか記憶されていなくても、残度数等の有価価値情報を得ることができる。また、会員用ICカード及び会員用ICカードにIDと共に残度数等の有価価値情報が記憶されている場合には、直接、他の遊技ホールの会員用ICカードから残度数等の有価価値情報の読み取り、又は書き込みを行うことができる。
ステップS710で入力された情報は、制御部700で、業者用カード又は会員用ICカード30を用いた場合の情報か否かが判定される(ステップS711)。なお、この情報には、他の遊技ホールの会員用ICカードが使用される場合も含まれ、本遊技ホールで付与したIDに基づいて管理される。
ステップS711の判定で、制御部700が、業者用カード又は会員用ICカード30が用いられていると判定した場合(ステップS711のYes)には、入力された情報は、会員カード情報管理部701に出力される(ステップS712)。会員カード情報管理部701では、その入力された情報に基づいて、例えば、図21に示すように、ID及び項目毎に入力情報が管理される(ステップS712)。なお、他の遊技ホールの会員用ICカードが使用される場合、他の遊技ホールの会員用ICカードに記憶されたIDは、図21には示していないが、項目の欄に「他の遊技ホールの会員用ICカードのID」が加えられ管理される。また、業者用カードが用いられた場合には、業者ID及び項目毎に入力情報が管理される。
ステップS711の判定で、制御部700が、業者用カード又は会員用ICカード30が用いられていないと判定した場合(ステップS711のNo)には、入力された情報は、非会員カード情報管理部702に出力される(ステップS713)。なお、この情報には、発行機20において、他の遊技ホールの非会員用ICカードを使用して、本遊技ホールの非会員用ICカード31が発行された場合において、本遊技ホールの非会員用ICカード31を使用したときの情報も含まれ、本遊技ホールで付与したIDに基づいて管理される。
非会員カード情報管理部702では、その入力された情報に基づいて、例えば、図22に示すように、ID及び項目毎に入力情報が管理される(ステップS713)。なお、発行機20において、他の遊技ホールの非会員用ICカードを使用して、本遊技ホールの非会員用ICカード31が発行された場合において、本遊技ホールの非会員用ICカード31を使用した場合、他の遊技ホールの非会員用ICカードに記憶されたIDは、図22には示していないが、項目の欄に「他の遊技ホールの非会員用ICカードのID」が加えられ管理される。
次に、制御部700は、入出力処理部703からの情報に基づいて、台間機3、4、6等により景品交換の予約が行われたか否かを判定する(ステップSG11)。このステップSG11の判定で、制御部700が、景品交換の予約が行われたと判定した場合(ステップSG11のYes)には、景品交換予約管理処理サブルーチンを起動する(ステップSG12)。
ステップSG11の判定で、制御部700が、景品交換の予約が行われていないと判定した場合(ステップSG11のNo)、又は、ステップSG12のサブルーチンからリターンしたら、次に、制御部700は、入出力処理部703からの情報に基づいて、パーソナルコンピュータ17等から終業処理信号が管理装置13に入力されたか否かを判定する(ステップS714)。
ステップS714の判定で、制御部700が、終業処理信号が入力されていないと判定した場合(ステップS714のNo)には、ステップS719の処理を実行する。
一方、ステップS714の判定で、制御部700が、終業処理信号が入力されたと判定した場合(ステップS714のYes)には、入出力処理部703から、例えば、会員カード情報管理部701及び非会員カード情報管理部702で管理されているデータに基づいて集計された一日の営業結果、他の遊技ホールの会員用ICカードや非会員用ICカードが使用された場合の、残度数等の情報を他の遊技ホール毎に各IDに基づいて集計した結果等の情報が、制御部700、プロトコルコンバータ14及びモデム15を介して情報管理センタ16に送信される(ステップS715)。
続いて、制御部700は、入出力処理部703からの情報に基づいて、パーソナルコンピュータ17等からデータ送信要求信号が管理装置13に入力されたか否かを判定する(ステップS716)。
ステップS716の判定で、制御部700が、データ送信要求信号が入力されていないと判定した場合(ステップS716のNo)には、ステップS719の処理を実行する。
ステップS716の判定で、制御部700が、データ送信要求信号が入力されたと判定した場合(ステップS716のYes)には、会員カード情報管理部701及び非会員カード情報管理部702に管理されているデータに基づいて、例えば、図21や図22に示すようなデータを、パーソナルコンピュータ17等に出力する(ステップS717)。会員カード情報管理部701及び非会員カード情報管理部702に管理されているデータに基づいて、出力されたデータは、パーソナルコンピュータ17の画面に表示される。
続いて、制御部700が、始業処理を実施する(ステップS718)。始業処理とは、上記した各機器との通信がネットワークを介して可能か否か、及び、各機器の自己診断機能により、各機器における故障の有無を確認する。この確認において、各機器との通信ができない場合や各機器で故障があると判断された場合には、従業員に報知される。また、この始業処理を実行する際、景品交換装置1500で景品交換処理をするときに、勝玉及び貯玉のいずれかから優先して景品交換に係る遊技媒体数を引き落とすかを設定した情報を、例えばフラグ情報として、例えば、遊技ホールの各種機器に送信する(ステップS718)。例えば、台間機3、4、6で会員用ICカード30等にその情報を書き込み、会員用ICカード30に持数や貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)の情報が記憶されている場合には、そのフラグ情報に基づいて、対応する玉数から、選択された景品に対応する遊技媒体数を減算する。また、例えば、景品交換POS11で、業者用カードにそのフラグ情報を書き込み、業者用カードを介して景品交換装置1500にフラグ情報を記憶させることもできる。これによって、景品交換装置1500では、そのフラグ情報に基づいて景品交換に係る処理を実行することができる。
そして、制御部700は、ステップS719の処理を実行する。ステップS719の処理では、パチンコ機2、台間機3、4及び6並びにスロットマシン5から受信される情報と必要に応じてネットワーク8上の他の機器から受信される情報等に基づき、制御部700が、種々の遊技稼動データ(例えば、アウト、セーフ、差玉、カードID毎の勝敗(差玉)、売上(貸玉)、入金額、入金金種、不正(ドア開、電波)、大当たり、確変等のデータ、全景品交換情報)の収集と集計を行う(ステップS719)。また、それらの収集及び集計をした遊技稼動データをパーソナルコンピュータ17からの指示入力等による要求に応じて制御部700が、表示部に表示させたり周辺機器のプリンタ等で印字したりする。
また、制御部700は、遊技ホールの各機器等からの要求信号に基づいて、上記集計した情報を出力する(ステップS720)。管理装置13の制御部700は、ステップS719において集計された、例えば、カードID毎の持数や貯数(当日貯玉数、当日貯メダル数、翌日貯玉数、翌日貯メダル数)に係る情報、業者毎における有価価値毎の景品の交換又は販売に係る有価価値数等の情報を、要求信号を出力した遊技ホールの機器に出力する。なお、管理装置13の制御部700では、業者毎における有価価値毎の景品の交換に係る有価価値数又は販売に係る有価価値数の情報を、それぞれ別個に記憶し、別個に集計することができる。
このステップS719の処理は、遊技ホールのホールコンピュータとしての処理であり、これを完了するとメインルーチンの処理はリターンしてスタートに戻る。なお、上記ステップS710〜ステップS717の処理は、遊技ホールのカード管理装置や会員管理装置としての処理に当たるので、以上のメインルーチンを実行する管理装置13の制御部700は、カード管理装置や会員管理装置としての機能に加え、ホールコンピュータとしての機能も兼ね備えたものとなっている。
管理装置13の制御部700で実行するメインルーチンの処理は以上であるが、管理装置13の動作は上述した処理動作に限られるものではなく、必要に応じて各機器からの要求や従業員の作業等に関する処理を制御部700によって実行させてもよい。例えば、発行機20からの釣銭補充要求、入金回収要求及びカード補充要求、再プレー受付機12からの端玉補充要求、景品交換POS11からの景品補充要求、精算機10からの精算金補充要求等の要求を受け、それを場内放送や無線通信システム23によって従業員に報知する処理を実行するものとしてもよい。また、従業員の作業着手から作業完了までの時間を計時したり、作業のための従業員の移動距離を算出したりすることにより、従業員の作業時間、仕事量、作業内容、従業員ID等の各種データを集計する処理を実行するものとしてもよい。
上記した景品交換システムにおいて、前述した、例えば、発行機20、再プレー受付機12、台間機3、4、6、計数機9、景品交換POS11、精算機10等の第1の端末装置は、遊技媒体を受け付けたときに、この第1の端末装置の受付情報書込手段で、受付情報を遊技媒体に書き込む。例えば、遊技ホールに設置された、第4の端末装置として機能する自動販売機に、上記した第1の端末装置に受け入れられずに、カードIDのみの情報を有するICカードが挿入された場合でも、自動販売機の商品と交換処理を行うこともある。このような場合、このICカードが有価価値を有しないとき等は、有価価値がマイナスとなる。そこで、第4の端末装置が、上記したような受付情報が書き込まれていないカードを受け付けた場合には、処理可能な範囲を制限するように構成してもよい。処理可能な範囲を制限することとして、例えば、商品交換を禁止すること、記憶媒体が第4の端末装置に挿入される場合には記憶媒体の商品交換を伴わない返却、非接触式の記憶媒体の場合に受付情報が書き込まれていなければ表示部に「1度台間機にカードを挿入されると商品を払い出すことができます。」と表示すること等が挙げられる。例えば、第4の端末装置に、受付情報が書き込まれていない、いわゆる白カードが挿入された場合でも、処理可能な範囲を制限することができる。これによって、遊技者は、上記した第1の端末装置において受付情報を書き込む処理を行うようになる。
(景品交換予約サブルーチンの処理動作)
図23は、景品交換予約サブルーチン(ステップSG3)を示すフローチャートである。景品交換予約の処理は、台間機3、4、6の制御部300と管理装置13の制御部700とにより行われる。
景品交換予約サブルーチンが起動すると、制御部300は、下記の通り遊技客からの景品交換の申出を受け付ける。具体的には、制御部300は、景品予約受付情報を出力し、表示部300eに設けられたタッチパネルに「景品交換予約」の表示を行う。台間機3、4、6は、予約内容の入力に必要なアイコンをタッチパネルからなる表示部3e、4e、6eに「景品交換予約」の表示をして、遊技者によりタッチ操作により予約内容の入力を受け付ける(ステップS810)。具体的には、遊技客がこの表示領域を押圧すると、タッチパネルの押圧検知部が「景品交換予約」の表示領域に該押圧を検知する。押圧検知部は、該押圧を検知すると、制御部300のCPUが備えるIOポート端子(信号を読み取る端子)に「景品交換予約」がなされた旨の信号であるON−OFF信号を出力し、制御部300は、景品交換の申出があったか否かを該ON−OFF信号の状態で判断する。制御部300が、景品交換予約がありと判断した場合、制御部300は、景品交換可能な有価価値である持数情報及び貯数情報と、記憶媒体のID情報、台間機ID情報、景品交換予約の要求情報を管理装置13にインタフェース回路及びネットワーク8を介して送信し、景品交換予約がなされた旨の情報をクリアし、スタートからリターンに至る本ループ完了後再び本ループを行う際、再度景品交換予約をしないようにする。なお、予約専用端末を用いたり、携帯電話端末等の携帯通信機器を用いたりして予約内容の入力を受け付けてもよい。ここで、予約内容としては、例えば、交換したい景品の種別、即ち、特殊景品であるのか一般景品であるのか、一般景品であればどの景品であるのか、景品毎の交換数量をいくつにするのか等である。また、予約内容の入力を受け付けるときには、遊技者が所有する有価価値により景品交換可能な景品の種別及び個数等を例示する等してもよい。例えば、可能な限り特殊景品に交換するときの特殊景品の数量と端数により交換可能な一般景品を表示してもよい。予約内容の入力完了は、例えば、「入力完了」と表示されたアイコンを表示する等して、このアイコンが遊技者によってタッチされたことにより、入力に不備が無いことを確認して、入力完了とする。
管理装置13の制御部700は、台間機3、4、6から予約内容を受信する(ステップS830)。台間機3、4、6から予約内容を受信した管理装置13の制御部700は、受信した予約内容情報に基づいて、順番と実施予定時期の設定を行う。この設定は、景品交換順設定部(景品交換順設定手段)711が先に説明したようにして行う。
順番と実施予定時期の設定を行った管理装置13の制御部700は、設定した順番と実施予定時期を遊技者に提示するための処理を行う。具体的には、管理装置13の制御部700は、設定した順番と実施予定時期と交換予定の景品の種別及び数量とに関する情報を、台間機3、4、6及び景品交換POS11に送信し、台間機3、4、6及び景品交換POS11にこれらの表示を行わせる命令を伝える(ステップS850)。(実施予定時期提示手段)
管理装置13の制御部700からステップS850での命令と設定された順番と実施予定時期と交換予定の景品の種別及び数量とを受信した台間機3、4、6の制御部300では、表示部3e、4e、6eに当該順番と当該実施予定時期と交換予定の景品の種別及び数量とを表示し、景品交換の申出(予約)を行った遊技者に対してこれらを提示し、リターンする。これらの提示を受けた遊技者は、景品交換までに何人目であるのか、どのぐらい待ち時間があるのかを知ることができ、待ち時間のイライラを軽減できる。
また、これと同様に、順番と実施予定時期と交換予定の景品の種別及び数量とを受信した景品交換POS11の制御部500では、これら順番と実施予定時期と交換予定の景品の種別及び数量を、遊技者を特定可能なID等の情報と共に従業員に対して提示を行う。これらの提示を受けた従業員は、予め景品交換の準備を行うことができ、景品交換に要する時間を短縮できる。
(景品交換順設定サブルーチンの処理動作)
図24は、景品交換順設定サブルーチン(ステップSG4)を示すフローチャートである。景品交換順設定の処理は、台間機3、4、6の制御部300と管理装置13の制御部700とにより行われる。
景品交換順設定サブルーチンが起動すると、台間機3、4、6の制御部300は、他の遊技機に隣接して設置された台間機3、4、6からの同様な景品交換予約を受け付けた順番に従い、今回の景品交換予約に対応した順番及び景品交換実施予定時期を算出し(ステップS900)、ネットワーク8を介して返信する(ステップS910)。なお、景品交換実施予定時期の計算方法としては、1乃至複数台の景品交換POS11で計測された「景品交換時間の平均値」と「順番数」を乗じて算出する。また、「景品交換時間の平均値」×「順番数」の代わりに、会員毎に求めた過去受け付けた景品交換予約の客の「会員毎の景品交換時間の平均」の総計値と、「非会員の景品交換時間の平均値」の総計値、の合計値を用いてもよいし、単純に管理装置13にホールの店員が設定した「景品交換時間」×「順番数」を用いるようにしてもよい。これらの例の上位概念として「申出毎に景品交換の順番と景品交換の実施予定時期との少なくとも一方を景品交換受付手段が既に受け付けた過去申出に基づいて設定する景品交換順設定手段」として例示する。管理装置13の制御部700では、景品交換POS11において景品交換予約付きの景品交換がなされる毎に順番−1を計算し「景品交換予定時期」を上述の如く再計算し(ステップS930)、台間機3、4、6の制御部300に送信し(ステップS940)、これを受けた台間機3、4、6の制御部300は、表示部300eに更新された「順番」と「景品交換予測時刻」を表示する処理を行う(ステップS950)。
(景品交換順変更サブルーチンの処理動作)
図25は、景品交換順変更サブルーチン(ステップSG5)を示すフローチャートである。景品交換順変更の処理は、台間機3、4、6の制御部300と管理装置13の制御部700とにより行われる。
景品交換順変更サブルーチンが起動すると、制御部300は、遊技機の遊技状態をインタフェース回路を介して入力し(ステップS1000)、定期的に管理装置13の制御部700に、景品交換可能な有価価値である持数情報及び貯数情報と、台間機ID情報と記憶媒体のID情報、及び当該遊技状態を送信する(ステップS1010)。当該遊技状態を受信した管理装置13の制御部700は、遊技状態が所定の遊技状態か否か、例えば大当り信号等の遊技機から出力される遊技状態信号に基づく遊技状態の判定や、単に時間毎に遊技者が遊技に投じた遊技媒体数以上の獲得遊技媒体数に基づく遊技状態判定が例示でき、さらに例えば遊技者の獲得遊技媒体数が遊技に投入した遊技媒体数より約半分以下である通常遊技状態より遊技者が有利な状況である特定遊技状態か否かを判定し(ステップS1020)、景品交換予約をキャンセル処理(次順以降の予約について、自身の予約登録の削除に伴う予約順位の繰り上げと景品交換予測時間の再計算)を行い(ステップS1030)、その旨を台間機3、4、6の制御部300に通知する(ステップS1040)。なお、台間機3、4、6の制御部300は、景品交換予約がキャンセル処理された旨を表示部に表示し(ステップS1050)、遊技者に周知させる。なお、ここで、所定の遊技状態が終わった場合、その時点で自動的に台間機3、4、6の制御部300から、再度景品交換の申出を行うようにしてもよい。また、パチンコホールの店員が設定する設定に応じて下記の処理を行う。なお機種別に大当りの継続時間が限定されていたり、同一機種でも複数の大当り種別を備え、大値種別毎に大当り継続時間が異なるので機種別、大当り種別に設定1〜4の内いずれかを選択可能にしてもよい。また景品交換可能な有価価値である持数と貯数の合計が0となり、かつセーフ+放出数≦アウトであればただちに景品交換予約をキャンセルする設定1の処理を行うようにしてもよい。
設定1:景品交換予約の予約順位の更新禁止処理(先順の景品交換予約の実行にともなう、次順以降の予約順位の繰り上げと景品交換予測時間の再計算、及び所定条件が解除されるまでの自身の予約順位の繰り上げの一時停止)を行う。
設定2:何もしない。
設定3:景品交換予約順位が所定順位(待ち時間が少ない)までは、設定1を採用し、所定順位より低い場合には、設定2を採用する。
(景品交換予約管理サブルーチンの処理動作)
図26Aと図26Bは、景品交換予約管理サブルーチン(ステップSG6)を示すフローチャートである。なお、図26Aの左方は、台間機3、4、6の制御部300の処理を示し、図26Aの右方は、管理装置13の制御部700の処理を示し、図26Bは、管理装置13の制御部700の処理を示している。
景品交換予約管理サブルーチンが起動すると、管理装置13の景品交換実行可否判断部(景品交換実行可否判断手段)723は、直ちに景品交換を実施するか否かの判断を行う(ステップS1100)。ここで、景品交換実行可否判断部(景品交換実行可否判断手段)723は、過去申出の件数に基づいて、今回の申出に係る景品交換処理を直ちに行うか、過去申出に係る景品交換処理を実行してから行うかを判断する。ステップS1100の判断の結果、直ちに景品交換を実施する場合(ステップS1100のYes)には、ステップS1250以下の処理(Sからの処理)を実行する。一方、ステップS1100の判断の結果、直ちに景品交換を実施しない場合(ステップS1100のNo)には、ステップS1110に進む。
ステップS1110では、景品交換実行可否判断部(景品交換実行可否判断手段)723は、申出(予約)毎に、順番、又は、実施予定時期に到達したか否かを判断する。なお、この判断は、順番のみを用いて行ってもよいし、実施予定時期のみを用いて行ってもよいし、これらの両方を用いて行ってもよい。順番、又は、実施予定時期に到達した場合(ステップS1110のYes)には、ステップS1120へ進み、順番、又は、実施予定時期に到達していない場合(ステップS1110のNo)には、ステップS1110の判断を繰り返す。
ステップS1110でYesとなった後、管理装置13の遊技状態読取部(遊技状態読取手段)710が、予約を行った遊技者の遊技状態を読み取る(ステップS1120)。そして、管理装置13の制御部700は、遊技者が継続遊技状態にあるか否かの判断を行う(ステップS1130)。
ステップS1130の判断の結果、管理装置13の制御部700が、継続遊技状態にあると判断した場合(ステップS1130のYes)には、ステップS1140に進み、遊技が行われていない遊技終了状態である場合(ステップS1130のNo)には、遊技者に対して景品交換カウンタに来て景品交換を行うように促す呼び出しを、遊技ホール内の放送を利用したり、遊技者の携帯電話等に対するメール送信を利用したりして行う(ステップS1160)。
ステップS910では、管理装置13の制御部700は、遊技者の遊技状態が特定遊技状態にあるか否かの判断を行う。管理装置13の制御部700が、遊技者の遊技状態が特定遊技状態にあると判断した場合(ステップS1040のYes)には、順番と実施予定時期を遅らし(ステップS1150)、ステップS1110に戻る。継続遊技中に大当たり等の特定遊技状態になっているときに、景品交換の順番となって呼び出されたとしても、遊技者は継続遊技を続けたいと思う場合が多い。また、強制的に継続遊技を終了させることも望ましくない。そこで、本実施形態では、大当たり等の特定遊技状態になっているときには、呼び出しを行ったり、遊技を強制的に終了させたりすることなく、遊技者が継続遊技を続けることができるように、ステップS1150の処理により、順番と実施予定時期を遅らせる。ここで、順番と実施予定時期を遅らすとは、例えば、順番が5つ遅くなるようにしたり、実施予定時期を15分先になるようにしたりしてこれらを再設定するようにしてもよいし、これらの再設定を行わずに景品交換の実施を保留して先延ばしすることにより遅らすようにしてもよい。
なお、ステップS1150では、順番と実施予定時期を遅らす代わりに、予約をキャンセルするようにしてもよい。この場合には、その後、予約をキャンセルされた遊技者について特定遊技状態が終了したと判定されたら、管理装置13の申出自動再登録部(申出自動再登録手段)715により当該景品交換の予約と同等の景品交換の申出を自動的に再登録してもよい。
なお、管理装置13の景品交換順変更部(景品交換順変更手段)712は、特定遊技状態であると判定した場合に、申出をキャンセルするか否かを、特定遊技状態となった時刻に応じて決定するようにしてもよい。即ち、上記特定遊技状態であると判定した場合に、申出をキャンセルするのは、遊技ホールが閉店間際の場合は、好ましくない。そこで、閉店時間後等の所定の時刻以降には、たとえ、特定遊技状態であっても遊技が中断させられるので、申出をキャンセルすることなく、過去に受け付けた申出順に景品交換を行うようにするとよい。
ステップS1040の判断の結果、管理装置13の制御部700が、遊技者の遊技状態が特定遊技状態にないと判断した場合(ステップS1040のNo)には、管理装置13の制御部700は、順番と実施予定時期との遅延を停止させる(ステップS1170)。ステップ1170では、具体的には、景品交換の実施を保留して先延ばししていた予約について、その保留状態を解除して、その予約について直ちに景品交換を実施することとする処理として、その予約を行っている遊技者が遊技している遊技機に対応する台間機3、4、6の制御部300に対して、景品交換を実施する順番、時期になったことを通知する。なお、ステップS1150で順番と実施予定時期の再設定を行うようにした場合には、再設定された順番と実施予定時期に達してからこのステップ1170を行うことになるので、このステップS1170では、何ら処理を行わなくてもよい。
ステップS1180では、管理装置13の制御部700は、景品交換の順番や実施予定時期に到達した予約を行った遊技者の継続遊技が行われている遊技機(パチンコ機2又はスロットマシン5)の遊技を強制的に終了させる。例えば、パチンコ機2の場合には、パチンコ玉の打ち出しを行うモータの駆動を停止(モータストップ)させたり、スロットマシン5の場合には、メダルの受付を無効としたりする。
ステップS1190では、管理装置13の制御部700からの通知を受けた台間機3、4、6の制御部300は、遊技者に対して、景品交換実施の告知、計数の指示、カード取り出しの指示、景品交換カウンタへの移動指示等を行う。これらの告知や指示は、表示部3e、4e、6eにより表示を行ったり、音声により行ったりすることができる。
なお、遊技者に対する景品交換カウンタへの移動指示は、後述するステップS1270を行った後に行ったり、景品交換POS11により景品交換の準備完了の入力をさせ、この準備完了の信号が送信された後に行ったりしてもよい。このようにすることにより、遊技者が景品交換カウンタに来たら景品の準備で待たされたりすることなく直ぐに景品交換を完了させることが可能となる。
景品交換の申出について、先のステップS1100の判定により直ちに景品交換を行わず、その申出を予約として取り扱った申出(予約)について、景品交換を実施することとなると、ステップS1200が実行される。
ステップS1200では、管理装置13の制御部700は、返却したカードの再挿入禁止フラグをONとする。
ステップS1210では、管理装置13の制御部700は、有価価値(度数、持玉、当日貯玉、翌日貯玉)の使用禁止フラグをONとする。
上記ステップS1200とステップS1210の処理により、これから景品交換を実行する遊技者のカードが再び台間機3、4、6に挿入されたり、有価価値が使用されて有価価値の残高が減少してしまったりすることを防止できる。
ステップS1220では、管理装置13の制御部700は、最後の計数実施後から、所定時間(例えば、1分間)が経過したか否かの判定を行い、所定時間が経過している場合(ステップS1220のYes)には、ステップS1270へ進み、所定時間が経過していない場合(ステップS1220のNo)には、ステップS1230へ進む。
ステップS1230では、管理装置13の制御部700は、返却ボタン3dが押された後にカードが返却されているか否かの判定を行い、カードが返却済みの場合(ステップS1230のYes)には、ステップS1270へ進み、カードが返却されていない場合(ステップS1230のNo)には、ステップS1240へ進む。
ステップS1240では、管理装置13の制御部700は、計数完了ボタンが押された後であるか否かの判定を行い、計数完了ボタンが押された後である場合(ステップS1240のYes)には、ステップS1270へ進み、計数完了ボタンが押されていない場合(ステップS1230のNo)には、ステップS1220へ戻る。ここで、計数完了ボタンとは、遊技媒体の計数を行った遊技者が計数完了したときに押すボタンであり、例えば、台間機3、4、6の表示部3e、4e、6eに表示されたタッチパネル用のアイコンにより「計数完了」等と表示されるボタンとしてもよいし、台間機3、4、6にハードウェアとして設けられたボタンであってもよい。
景品交換の申出について、先のステップS1100の判定により直ちに景品交換を行うこととなると、ステップS1250が実行される。
ステップS1250では、管理装置13の制御部700は、返却したカードの再挿入禁止フラグをONとする。
ステップS1260では、管理装置13の制御部700は、有価価値(度数、持玉、当日貯玉、翌日貯玉)の使用禁止フラグをONとする。
上記ステップS1250とステップS1260の処理により、これから景品交換を実行する遊技者のカードが再び台間機3、4、6に挿入されたり、有価価値が使用されて有価価値の残高が減少してしまったりすることを防止できる。
ステップS1270では、管理装置13の制御部700は、景品交換指示信号を景品交換POS11へ送信する。景品交換指示信号を景品交換POS11が受信すると、先に示したように、景品交換カウンタにおいて、従業員が景品交換の実施の準備と景品交換の実施を行う。
その後、管理装置13の制御部700は、景品交換POS11の制御部から景品交換完了信号を受信し(ステップS1280)、これに対応して該当する遊技者の有価価値から交換した景品の価値に相当する有価価値を減算し、リターンする。
以上、説明したように、本実施形態によれば、申出毎に景品交換の順番と景品交換の実施予定時期との少なくとも一方を、既に受け付けた過去申出に基づいて設定するので、景品交換の申出を行った後に、遊技者は、遊技を継続することができ、景品交換時に景品交換カウンタで並ぶ必要がなく、遊技者が景品交換までの時間を無駄にすることなく有意義に過ごすことができる。また、景品交換の申出を受け付けるので、従業員は、予め景品交換の準備を行うことができ、景品交換に要する時間を短縮できる。
(第2実施形態)
次に、遊技ホールにおける景品交換システムを備える遊技ホール管理システム1の第2実施形態を説明する。
第2実施形態は、景品交換予約管理サブルーチンの処理動作が異なる他は、上述した第1実施形態と同様である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
(景品交換予約管理サブルーチンの処理動作)
図27Aと図27Bは、第2実施形態の景品交換予約管理サブルーチン(ステップSG6)を示すフローチャートである。なお、図27Aの左方は、台間機3、4、6の制御部300の処理を示し、図27Aの右方は、管理装置13の制御部700の処理を示し、図27Bは、管理装置13の制御部700の処理を示している。
景品交換予約管理サブルーチンが起動すると、管理装置13の景品交換実行可否判断部(景品交換実行可否判断手段)723は、直ちに景品交換を実施するか否かの判断を行う(ステップS1100)。ここで、景品交換実行可否判断部(景品交換実行可否判断手段)723は、過去申出の件数に基づいて、今回の申出に係る景品交換処理を直ちに行うか、過去申出に係る景品交換処理を実行してから行うかを判断する。ステップS1100の判断の結果、直ちに景品交換を実施する場合(ステップS1100のYes)には、ステップS1250以下の処理(Uからの処理)を実行する。一方、ステップS1100の判断の結果、直ちに景品交換を実施しない場合(ステップS1100のNo)には、ステップS851に進む。
ステップS1100でNoとなった後、管理装置13の遊技状態読取部(遊技状態読取手段)710が、予約を行った遊技者の遊技状態を読み取る(ステップS851)。そして、管理装置13の制御部700は、遊技者が継続遊技状態にあるか否かの判断を行う(ステップS852)。
ステップS852の判断の結果、管理装置13の制御部700が、継続遊技状態にあると判断した場合(ステップS852のYes)には、ステップS853に進み、管理装置13の制御部700が、遊技が行われていない遊技終了状態であると判断した場合(ステップS852のNo)には、ステップS1110へ進む。
ステップS853では、管理装置13の制御部700は、遊技者の遊技状態が特定遊技状態にあるか否かの判断を行う。管理装置13の制御部700は、遊技者の遊技状態が特定遊技状態にあると判断した場合(ステップS853のYes)には、ステップS854へ進み、遊技者の遊技状態が特定遊技状態にないと判断した場合(ステップS853のNo)には、ステップS1110へ進む。
ステップS854では、管理装置13の制御部700は、既に行われている景品交換の申出(予約)の内容で、それまでの獲得玉(持玉、当日貯玉、翌日貯玉)分の景品交換を店員に指示する。店員への指示は、例えば、景品交換POS11の制御部へその旨の指示を送信して景品交換POS11に表示してもよいし、無線通信システム23を利用して従業員に伝えるようにしてもよい。この指示を管理装置13から受けた従業員は、申出(予約)内容を確認し、その内容により指定されている特殊景品や一般景品を用意する。そして、従業員は、景品交換POS11を操作することにより、制御部が、対応する有価価値分を遊技者が有する獲得玉(有価価値)から差し引いて、景品交換処理を行う。そして、従業員は、景品交換した景品を、遊技者が遊技している遊技機のところまで運んだり、景品交換カウンタに保管したりする。
ステップS855では、管理装置13の制御部700は、既に行われている景品交換の申出(予約)の内容で獲得玉分の景品交換が完了したか否かを判断する。この判断は、該当する申出(予約)について、景品交換POS11により景品交換処理がなされたことにより行うことができる。ステップS855の判断の結果、管理装置13の制御部700が、景品交換が完了したと判断した場合にはステップS856へ進み、景品交換が完了していないと判断した場合には、ステップS855の判断を繰り返す。
ステップS856では、管理装置13の遊技状態読取部(遊技状態読取手段)710が、予約を行った遊技者の遊技状態を読み取る(ステップS856)。そして、管理装置13の制御部700は、遊技者が特定遊技状態にあるか否かの判断を行う(ステップS857)。
ステップS857の判断の結果、管理装置13の制御部700が、特定遊技状態が継続していると判断した場合(ステップS857のYes)には、S856からの処理を繰り返し、特定遊技状態ではないと判断した場合(ステップS857のNo)には、景品交換予約のサブルーチンを起動(ステップSG3)して、その後リターンする。ここで、遊技者に景品交換の申出(予約)を再度行ってもらうために、遊技機の作動を景品交換予約が完了するまで停止するようにしてもよい。
ステップS1110では、管理装置13の制御部700が、申出(予約)毎に、順番、又は、実施予定時期に到達したか否かを判断する。なお、この判断は、順番のみを用いて行ってもよいし、実施予定時期のみを用いて行ってもよいし、これらの両方を用いて行ってもよい。管理装置13の制御部700が、順番、又は、実施予定時期に到達したと判断した場合(ステップS1110のYes)には、ステップS1120へ進み、順番、又は、実施予定時期に到達していないと判断した場合(ステップS1110のNo)には、ステップS851へ戻る。
ステップS1120移行の動作は、第1実施形態の場合と同様であるので、詳細な説明は省略する。
以上、上述した第2実施形態の景品交換システムを備える遊技ホール管理システム1によれば、景品交換の申出を受け付け、直ちに景品交換が可能であるか否かを判断し、直ちに景品交換できない場合には、その申出を予約として取り扱う。よって、遊技者は、景品交換の申出をするだけで、直ちに景品交換を行えたり、景品交換が混み合っているときには自動的に景品交換の予約が行えたりでき、利便性が向上する。
また、景品交換の予約となったときには、継続遊技が可能であるので、景品交換時に景品交換カウンタで並ぶ必要がなく、遊技者が景品交換までの時間を無駄にすることなく有意義に過ごすことができる。
さらに、継続遊技中に大当たり等の特定遊技状態となったときには、景品交換の順番や実施予定時期を遅らしたり、予約をキャンセルしたりするので、大当たり中に景品交換の順番や実施予定時期になってしまったとしても、遊技者は、安心して遊技を継続できる。
さらにまた、景品交換の予約が行われた内容と順番と実施予定時期とを景品交換POS11により表示するので、従業員が予め景品交換の準備を行うことができ、景品交換に要する時間を短縮できる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
また、第1実施形態及び第2実施形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
上記に記載された各手段は、ROM、RAM、ハードディスク等の記憶部に記憶された所定のプログラムが、演算装置であるCPU等の制御部に読み出されることで、ソフトウェアによる情報処理がハードウェア資源を用いて具体的に実現される。さらに、各手段は、制御部、記憶部とともに、他のハードウェアであるタッチパネル等の入出力部、無線通信システム等の通信部その他のハードウェア装置との恊働により実現されてもよい。
1…遊技ホール管理システム、2…パチンコ機、2C…個別計数機、3,4,6…台間機、5…スロットマシン機、7…島コンピュータ、8…ネットワーク、9…計数機、10…精算機、11…景品管理機(POS)、12…再プレー受付機、13…管理装置、14…プロトコルコンバータ、15…モデム、16…管理センタ、17…パーソナルコンピュータ、18…景品払出機、20…発行機、21…データ表示機、22…店外景品交換用端末装置、23…無線通信システム、50…財務管理装置

Claims (13)

  1. 遊技により獲得した遊技媒体の数に対応する遊技者所有の獲得有価価値と景品とを交換する景品交換の申出を受け付ける景品交換受付手段と、
    前記申出を行った遊技者の遊技状態を読み取る遊技状態読取手段と、
    前記申出毎に景品交換の順番と景品交換の実施予定時期との少なくとも一方を前記景品交換受付手段が既に受け付けた過去申出に基づいて設定する景品交換順設定手段と、
    前記申出毎の前記順番と前記実施予定時期との少なくとも一方を前記遊技状態読取手段の読取内容に基づいて変更する景品交換順変更手段と、
    前記順番と前記実施予定時期の少なくとも一方にしたがって、景品交換に関する処理を行う景品交換処理手段と、
    を備える景品交換システム。
  2. 請求項1に記載の景品交換システムにおいて、
    前記景品交換順変更手段は、遊技者の獲得遊技媒体数が遊技に投入した遊技媒体数より約半分以下である通常遊技状態より遊技者が有利な状況である特定遊技状態である場合に、前記申出についての前記順番及び/又は前記実施予定時期を遅らせること、
    を特徴とする景品交換システム。
  3. 請求項2に記載の景品交換システムにおいて、
    前記遊技状態読取手段による読取内容に基づいて前記特定遊技状態が終了したと判断された後に、前記順番及び/又は前記実施予定時期の遅延を停止させる遅延停止手段を備えること、
    を特徴とする景品交換システム。
  4. 請求項1に記載の景品交換システムにおいて、
    前記景品交換順変更手段は、前記遊技状態読取手段によって読み取った遊技状態が、遊技者の獲得遊技媒体数が遊技に投入した遊技媒体数より約半分以下である通常遊技状態より遊技者が有利な状況である特定遊技状態であると判定した場合に、前記申出をキャンセルすること、
    を特徴とする景品交換システム。
  5. 請求項4に記載の景品交換システムにおいて、
    前記遊技状態読取手段による読取内容に基づき前記特定遊技状態が終了したと判定された後に、前記申出を新たに受け付けたことにする申出自動再登録手段を備えること、
    を特徴とする景品交換システム。
  6. 請求項2から請求項3までのいずれか1項に記載の景品交換システムにおいて、
    前記遊技状態読取手段による読取内容に基づき判別可能な遊技状態が、遊技が継続している継続遊技状態、前記継続遊技状態が終了した遊技終了状態、前記特定遊技状態又は、前記通常遊技状態のいずれかであり、
    前記景品交換順変更手段は、前記遊技状態が前記通常遊技状態、前記特定遊技状態である順に、前記順番及び/又は前記実施予定時期が遅くなるように変更を行うことが可能かつ、前記遊技終了状態である場合には、前記順番及び/又は前記実施予定時期が早くなるようにすること、
    を特徴とする景品交換システム。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の景品交換システムにおいて、
    前記景品交換処理手段は、前記獲得有価価値を遊技機に隣接して設置された記憶媒体処理装置の表示を0とし、再び遊技に供することを禁止すると共に、その後の計数を許可させ、前記記憶媒体処理装置から記憶媒体を排出した場合に、前記獲得有価価値に前記計数による分の有価価値を加算した総獲得有価価値を使って景品交換可能とすること、
    を特徴とする景品交換システム。
  8. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の景品交換システムにおいて、
    前記景品交換処理手段は、景品交換に関する処理として、
    (1)遊技媒体を計数させる処理、
    (2)景品交換種別及び数量の選択を受け付ける処理、
    (3)景品交換を促す処理、
    (4)前記獲得有価価値から交換する景品分の有価価値を減算する処理、
    (5)遊技機に隣接して設置される記憶媒体処理装置から発行又は返却され、前記獲得有価価値を特定可能な情報を記憶又は印字した媒体を排出する処理、
    (6)前記申出に係る景品交換を従業員に実行させるための促す処理、
    (7)継続遊技を強制的に停止させる処理、
    の(1)から(7)までの処理の少なくとも1つを備えること、
    を特徴とする景品交換システム。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の景品交換システムにおいて、
    前記実施予定時期を提示する実施予定時期提示手段を備えること、
    を特徴とする景品交換システム。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の景品交換システムにおいて、
    前記景品交換受付手段は、遊技機に隣接して設置された装置、景品交換カウンタに設置された装置、島端に設置された装置の少なくとも1つに備えられ、
    前記申出は、景品交換を希望する旨の指示操作、景品交換する景品の種別と数量を特定する入力、景品交換を希望する景品の優先順位の入力、の少なくとも1つであること、
    を特徴とする景品交換システム。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の景品交換システムにおいて、
    前記景品交換順設定手段における、前記過去申出に基づいて実施予定時期を設定するとは、下記(1)の第1実施予定時期演算手段又は(2)の第2実施予定時期演算手段により設定されるものであり、
    (1)平均景品交換時間を入力及び/又は実際の景品交換時間を計測して設定する平均景品交換時間設定手段を備え、過去申出件数×平均景品交換時間=実施予定時期を演算する第1実施予定時期演算手段、
    (2)前記景品交換受付手段によって景品交換の申出を受ける際に景品交換する種別と種別毎の数量を入力する景品交換種別数量入力手段を備え、景品交換する種別毎に種別毎景品交換時間を入力及び/又は実際の種別毎景品交換時間を計測して設定し、前記種別毎景品交換時間に、前記景品交換する種別毎に1個を取り上げる時間として入力及び/又は実際の種別毎に1個を取り上げる時間を計測して設定された手取時間に、前記景品交換する種別毎の数量で乗算した値を加算して景品交換種別毎総景品交換時間を算出し、全ての景品交換種別毎総景品交換時間の総和を計算して申出毎総景品交換時間とし、全ての前記過去申出の前記申出毎総景品交換時間の総和を今回の申出毎総景品交換時間に加算して実施予定時期を演算する第2実施予定時期演算手段、
    また、前記景品交換順変更手段における、前記遊技状態読取手段の読取内容に基づいて実施予定時期を変更するとは、下記(A)の第1実施予定時期補正手段又は(B)の第2実施予定時期補正手段により変更されるものであり、
    (A)前記(1)又は前記(2)で演算した実施予定時期に、入力及び/又は実際の各遊技状態が維持される時間を遊技機種毎に計測して設定する加算時間を前記遊技状態読取手段の読取内容に基づいて判定した遊技状態に応じて、加算して実施予定時期を補正する第1実施予定時期補正手段、
    (B)前記(1)又は前記(2)で演算した実施予定時期を、遊技者の獲得遊技媒体数が遊技に投入した遊技媒体数より約半分以下である通常遊技状態より遊技者が有利な状況である特定遊技状態を終了する迄は、表示をしないか、無限大又は所定時間を表示し、前記通常遊技状態に戻った際に前記(1)又は前記(2)により再度実施予定時期を計算して補正する第2実施予定時期補正手段、
    また、前記景品交換順設定手段における、前記過去申出に基づいて順番を設定するとは、下記(3)の第1順番演算手段又は(4)の第2順番演算手段により設定されるものであり、
    (3)前記申出を受けた際に前記過去申出毎に設定された順番の内最新のものに+1した順番を設定し、前記過去申出毎の景品交換が完了する毎に前記順番を繰り下げる第1順番演算手段、
    (4)前記実施予定時期の一番現在に近いものから若い順番を設定する第2順番演算手段、
    また、前記景品交換順変更手段における、前記遊技状態読取手段の読取内容に基づいて順番を変更するとは、下記(C)の第1順番補正手段又は(D)の第2順番補正手段、
    (C)前記(3)又は前記(4)で演算した順番に、入力及び/又は実際の各遊技状態が維持される時間を遊技機種毎に計測して設定する加算順番を前記遊技状態読取手段の読取内容に基づいて判定した遊技状態に応じて、加算して順番を補正する第1順番補正手段、
    (D)前記(3)又は前記(4)で演算した順番を、遊技者の獲得遊技媒体数が遊技に投入した遊技媒体数より約半分以下である通常遊技状態より遊技者が有利な状況である特定遊技状態を終了する迄は、表示をしないか、無限大又は所定順位を表示し、前記通常遊技状態に戻った際に前記(3)又は前記(4)により再度順番を計算して補正する第2順番補正手段、により変更されるものであること、
    を特徴とする景品交換システム。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の景品交換システムにおいて、
    前記過去申出の件数に基づいて、今回の申出に係る景品交換処理を直ちに行うか、前記過去申出に係る前記景品交換処理を実行してから行うかを判断する景品交換実行可否判断手段を備えること、
    を特徴とする景品交換システム。
  13. 遊技により獲得した遊技媒体の数に対応する遊技者所有の獲得有価価値と景品とを交換する景品交換の申出を受け付け、
    前記申出を行った遊技者の遊技状態を読み取り、
    前記申出毎に景品交換の順番と景品交換の実施予定時期との少なくとも一方を既に受け付けた過去申出に基づいて設定し、
    前記申出毎の前記順番と前記実施予定時期との少なくとも一方を遊技状態の読取内容に基づいて変更し、
    前記順番と前記実施予定時期の少なくとも一方にしたがって、景品交換に関する処理を行う景品交換方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016214730A (ja) * 2015-05-25 2016-12-22 大都販売株式会社 景品交換用装置、および、これを用いた景品交換システム

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