JP2013045347A - 出力制御方法および出力制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】位相制御器を用いずに、分解能を低下させることなく、オン/オフされる操作対象の出力を平滑化することができる、出力制御方法および出力制御装置を提供する。
【解決手段】まず、一定の制御周期Ts内にリレーをオンさせるオン信号を出力するオン期間Tsonおよびリレーをオフさせるオフ信号を出力するオフ期間Tsoffが設定される。次に、制御周期Tsに対するオン期間Tsonの割合Msおよびリレーに向けて出力可能な最小のパルス幅である出力最小期間dTsに基づいて、制御周期Ts内に複数の小時分割周期Tssが設定される。そして、各小時分割周期Tssにおいて、制御周期Tsに対するオン期間Tsonの割合Msに応じた期間にわたって、リレーに向けてオン信号が出力され、残りの期間にわたって、リレーに向けてオフ信号が出力される。
【選択図】図3

Description

本発明は、リレーなどの出力(操作量)を制御する方法および装置に関する。
たとえば、樹脂材料の予備乾燥のための減圧乾燥装置では、樹脂材料が収容された乾燥ホッパ内が減圧されつつ、樹脂材料がヒータからの発熱で所定温度に温められる。これにより、樹脂材料に含まれる水分が気化する。
樹脂材料の温度を所定温度に調節するために、ヒータへの通電およびその停止を切り替えるリレーの出力が制御される。すなわち、ヒータを駆動する回路に含まれるリレーがオン/オフされて、ヒータへの通電が制御されることにより、樹脂材料の温度が樹脂材料の乾燥に適した所定温度に調節される。
このような温度制御における制御動作の一例として、時分割比例動作が知られている。時分割比例動作では、樹脂材料の温度が所定温度に近づくにつれて、一定の比例周期内でリレーがオンされる時間が徐々に短くなるように、比例周期内でリレーがオンされる時間とオフされる時間との比が比例的に変えられる。これにより、いわゆるオン/オフ動作と比較して、所定温度付近での樹脂材料の温度の波打ち(ハンチング)を小さく抑制することができる。
特開2010−115807号公報
その反面、時分割比例動作では、比例周期内でリレーがオン/オフされるので、リレーの出力が平滑ではないという問題がある。
リレーの出力を平滑に近づけるには、比例周期を短くするか、または、リレーがSSR(Solid
State Relay:ソリッドステートリレー)などの無接点リレーである場合には、位相制御方式を採用すればよい。
しかしながら、リレーに入力される信号の最小時間およびリレーの応答速度から、リレーがオン/オフ可能な最小時間(オン状態およびオフ状態を最低限持続する時間)が決まっているので、比例周期を短くすると、分解能がそれに伴って低下する。また、位相制御方式を採用するには、位相制御器が必要となり、制御装置のコストが高くなる。
本発明の目的は、位相制御器を用いずに、分解能を低下させることなく、オン/オフされる操作対象の出力を平滑化することができる、出力制御方法および出力制御装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る出力制御方法は、オン/オフされる操作対象の出力を制御する方法であって、一定の制御周期内に前記操作対象をオンさせるオン信号を出力するオン期間および前記操作対象をオフさせるオフ信号を出力するオフ期間を設定するオン/オフ期間設定ステップと、前記制御周期に対する前記オン期間の割合および前記操作対象に向けて出力可能な最小のパルス幅である出力最小期間に基づいて、前記制御周期内に複数の小時分割周期を設定する小時分割周期設定ステップと、各前記小時分割周期において、前記割合に応じた期間にわたってオン信号を出力し、残りの期間にわたってオフ信号を出力する信号出力ステップとを含む。
また、本発明に係る出力制御装置は、オン/オフされる操作対象の出力を制御する装置であって、一定の制御周期内に前記操作対象をオンさせるオン信号を出力するオン期間および前記操作対象をオフさせるオフ信号を出力するオフ期間を設定するオン/オフ期間設定手段と、前記制御周期に対する前記オン期間の割合および前記操作対象に向けて出力可能な最小のパルス幅である出力最小期間に基づいて、前記制御周期内に複数の小時分割周期を設定する小時分割周期設定手段と、各前記小時分割周期において、前記割合に応じた期間にわたってオン信号を出力し、残りの期間にわたってオフ信号を出力する信号出力手段とを含む。
まず、一定の制御周期内に操作対象をオンさせるオン信号を出力するオン期間および操作対象をオフさせるオフ信号を出力するオフ期間が設定される。次に、制御周期に対するオン期間の割合および操作対象に向けて出力可能な最小のパルス幅である出力最小期間(操作対象がオン状態およびオフ状態を最低限持続する時間)に基づいて、制御周期内に複数の小時分割周期が設定される。そして、各小時分割周期において、制御周期に対するオン期間の割合に応じた期間にわたって、操作対象に向けてオン信号が出力され、残りの期間にわたって、操作対象に向けてオフ信号が出力される。
このように、制御周期が変えられることなく、制御周期よりも短い小時分割周期が設定される。そして、その制御周期よりも短い各小時分割周期で、操作対象がオン/オフされる。これにより、分解能を低下させることなく、操作対象の出力を平滑化することができる。
また、出力の平滑化のために、位相制御器を必要としない。
よって、位相制御器を用いずに、分解能を低下させることなく、操作対象の出力を平滑化することができる。
たとえば、制御周期に対するオン期間の割合が0.5未満である場合には、操作対象に向けて出力可能な最小のパルス幅である出力最小期間が小オン期間に設定されて、1を制御周期に対するオン期間の割合で除算したときの整数商と出力最小期間との乗算値が小時分割周期に設定されてもよい。
これにより、小時分割周期に対する小オン期間の割合を制御周期に対するオン期間の割合とほぼ一致させることができながら、小時分割周期を操作対象に向けて信号を出力可能な最短の周期に設定することができる。
この場合、各小時分割周期において、小オン期間にわたって、オン信号が出力され、残りの期間にわたって、オフ信号が出力される。
一方、制御周期に対するオン期間の割合が0.5以上である場合には、操作対象に向けて出力可能な最小のパルス幅である出力最小期間が小オフ期間に設定されて、1から制御周期に対するオン期間の割合を減算して得られる値で1を除算したときの整数商と出力最小期間との乗算値が小時分割周期に設定されてもよい。
これにより、小時分割周期に対する小オフ期間の割合を制御周期に対するオフ期間の割合とほぼ一致させることができながら、小時分割周期を操作対象に向けて信号を出力可能な最短の周期に設定することができる。
この場合、各小時分割周期において、小オフ期間にわたって、オフ信号が出力され、残りの期間にわたって、オン信号が出力される。
さらに、制御周期に対するオン期間の割合が0.5未満の場合には、制御周期において、小時分割周期が繰り返される度にオン信号の出力時間が累積して加算されることにより、累積オン時間が求められ、その累積オン時間が制御周期と制御周期に対するオン期間の割合との乗算値以上になると、その後の期間は、オフ信号が出力されるとよい。
これにより、制御周期において、オン信号が必要以上に長く出力されることを防止できる。
一方、制御周期に対するオン期間の割合が0.5以上の場合には、制御周期において、小時分割周期が繰り返される度にオフ信号の出力時間が累積して加算されることにより、累積オフ時間が求められ、その累積オフ時間が前記制御周期と1から割合を減算して得られる値との乗算値以上になると、その後の期間は、オン信号が出力されるとよい。
これにより、制御周期において、オフ信号が必要以上に長く出力されることを防止できる。
また、制御周期の繰り返しによる制御が進むにつれて、制御周期に対するオン期間の割合が比例的に変化するように、制御周期におけるオン期間およびオフ期間が設定されてもよい。
たとえば、本発明に係る出力制御方法または出力制御装置がヒータ制御に用いられる場合、制御周期の繰り返しによる制御が進み、制御対象である温度が目標温度に近づくにつれて、制御周期に対するオン期間の割合が比例的に小さくなるように、制御周期におけるオン期間およびオフ期間が設定されてもよい。
これにより、目標温度付近での温度の波打ち(ハンチング)を小さく抑制することができる。
本発明によれば、制御周期が不変のまま、制御周期よりも短い小時分割周期が設定されて、各小時分割周期で操作対象がオン/オフされる。これにより、位相制御器を用いずに、分解能を低下させることなく、操作対象の出力を平滑化することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る減圧乾燥装置の図解的な断面図である。 図2は、減圧乾燥装置の電気的構成を示すブロック図である。 図3は、各制御周期におけるリレーのオン/オフのタイミング(制御周期に対するオン期間の割合が50%未満である場合)を示す図である。 図4は、各制御周期におけるリレーのオン/オフのタイミング(制御周期に対するオン期間の割合が50%以上である場合)を示す図である。 図5は、制御周期に対するオン期間の割合が50%未満である場合に各制御周期で実行される処理の流れを示すフローチャート(メインルーチン)である。 図6は、各小時分割周期で実行される処理の流れを示すフローチャート(サブルーチン)である。 図7は、制御周期に対するオン期間の割合が50%以上である場合に各制御周期で実行される処理の流れを示すフローチャート(メインルーチン)である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る減圧乾燥装置の図解的な断面図である。
減圧乾燥装置1は、射出成形機2に接続されて、射出成形機2に供給される樹脂材料(ペレット)をその供給前に乾燥(予備乾燥)させるための装置である。減圧乾燥装置1は、乾燥ホッパ3と、乾燥ホッパ3に供給される樹脂材料を一時的に貯留するバッファホッパ4と、乾燥ホッパ3で乾燥した樹脂材料が供給されるローダホッパ5とを備えている。
乾燥ホッパ3は、ステンレス鋼などからなる。乾燥ホッパ3の上部6は、上下方向に延びる円筒状をなしている。乾燥ホッパ3の下部7は、上部6に連続して形成され、下方に先細りとなる円錐状をなしている。
乾燥ホッパ3内には、スペーサ8が設けられている。スペーサ8は、ステンレス鋼からなる。スペーサ8は、中空の略円柱状をなしている。スペーサ8は、乾燥ホッパ3とそれらの中心軸線が一致するように配置されており、スペーサ8の外周面と乾燥ホッパ3の上部6の内周面との間には、その周方向にわたって一定間隔の隙間が生じている。スペーサ8の上部は、上方に先細りとなる円錐状をなしている。
乾燥ホッパ3の上部6の外周面、下部7の外周面およびスペーサ8の内周面には、それぞれ第1ヒータ9、第2ヒータ10および第3ヒータ11が設けられている。第1ヒータ9、第2ヒータ10および第3ヒータ11は、バンドヒータからなり、それぞれ乾燥ホッパ3の上部6の外周面、下部7の外周面およびスペーサ8の内周面の全周にわたって密着している。
乾燥ホッパ3の上端開口は、上蓋12によって開閉可能に覆われている。上蓋12には、真空ポンプ13から延びる真空ライン14が接続されている。真空ライン14の途中部には、真空ポンプ13への樹脂材料などの進入を防止するための真空フィルタ15が介裝されている。
真空ポンプ13が作動されると、乾燥ホッパ3内の空気が真空ライン14に吸い出され、乾燥ホッパ3内が真空状態に減圧される。また、それと並行して、第1ヒータ9、第2ヒータ10および第3ヒータ11がオン(通電)されて、乾燥ホッパ3内の樹脂材料が第1ヒータ9、第2ヒータ10および第3ヒータ11からの発熱で加熱される。これにより、樹脂材料の減圧乾燥が達成される。
また、真空ライン14には、乾燥ホッパ3内の真空状態を開放するための真空開放バルブ16が分岐して接続されている。
なお、真空状態は、完全に真空の状態に限らず、真空に近い状態も含む。
バッファホッパ4は、乾燥ホッパ3の上方に配置されている。バッファホッパ4の下部は、下方に先細りとなる円錐状をなしている。バッファホッパ4の下端部には、接続管17の上端が接続されている。接続管17の下端は、乾燥ホッパ3の上蓋12の中央部に接続されている。接続管17には、接続管17を開閉する供給バルブ18が介裝されている。
バッファホッパ4には、選択バルブ19から延びる第1分岐吸気ライン20が接続されている。選択バルブ19には、輸送ブロワ21から延びる吸気ライン22が接続されている。吸気ライン22には、輸送ブロワ21への樹脂材料などの進入を防止するための輸送フィルタ23が介裝されている。
また、バッファホッパ4には、材料供給管(図示せず)が接続されている。
輸送ブロワ21が作動している状態で、選択バルブ19によって吸気ライン22と第1分岐吸気ライン20とが接続(連通)されると、バッファホッパ4内の空気が第1分岐吸気ライン20に吸い出されて、気力により、材料供給管からバッファホッパ4内に樹脂材料が供給される。そして、供給バルブ18が開かれると、バッファホッパ4内の樹脂材料は、自重により、接続管17を介して乾燥ホッパ3内に流入する。
接続管17から乾燥ホッパ3内に流入する樹脂材料は、スペーサ8の上部に降りかかる。スペーサ8の上部が上方に先細りとなる円錐状に形成されているので、スペーサ8の上部に降りかかる樹脂材料は、スペーサ8(乾燥ホッパ3)の周方向にほぼ均一に分散し、スペーサ8の上部の円錐面に案内されて、乾燥ホッパ3の内周面とスペーサ8の外周面との間へ落下する。
ローダホッパ5は、射出成形機2の上方に配置されている。ローダホッパ5の下部は、下方に先細りとなる円錐状をなしている。ローダホッパ5の下端部には、接続管24の上端が接続されている。接続管24の下端は、射出成形機2に接続されている。接続管24には、接続管24を開閉する供給バルブ25が介裝されている。
ローダホッパ5には、選択バルブ19から延びる第2分岐吸気ライン26が接続されている。
また、ローダホッパ5には、輸送管27の一端が接続されている。輸送管27の他端は、輸送バルブ28を介して、乾燥ホッパ3の下端部に接続されている。
輸送ブロワ21が作動し、輸送バルブ28が開かれている状態で、選択バルブ19によって吸気ライン22と第2分岐吸気ライン26とが接続(連通)されると、ローダホッパ5内の空気が第2分岐吸気ライン26に吸い出されて、気力により、乾燥ホッパ3内の乾燥した樹脂材料が輸送管27を通してローダホッパ5内に供給される。そして、供給バルブ25が開かれると、ローダホッパ5内の樹脂材料は、自重により、接続管24を介して射出成形機2内に流入する。
輸送管27の途中部には、リークライン29の一端が接続されている。リークライン29の他端は、大気に開放されている。リークライン29には、リークバルブ30およびリークフィルタ31が介装されている。リークバルブ30は、たとえば、電磁弁からなり、リークライン29を開閉する。リークフィルタ31は、リークバルブ30よりもエアの流通方向の上流側(リークライン29の開放端側)に介装されており、リークライン29への塵埃などの進入を防止する。
なお、リークライン29の一端は、乾燥ホッパ3の下端部に接続されていてもよい。
図2は、減圧乾燥装置の電気的構成を示すブロック図である。
減圧乾燥装置1は、CPU41Aおよびメモリ41Bを含むマイクロコンピュータからなる制御部41を備えている。
また、減圧乾燥装置1には、第1ヒータ9、第2ヒータ10および第3ヒータ11に関連して、それぞれ第1温度センサ42、第2温度センサ43および第3温度センサ44が設けられている。第1温度センサ42、第2温度センサ43および第3温度センサ44は、それぞれ第1ヒータ9、第2ヒータ10および第3ヒータ11の温度(発熱温度)を検出する。第1温度センサ42、第2温度センサ43および第3温度センサ44の検出信号は、制御部41に入力されるようになっている。
さらに、減圧乾燥装置1には、真空ライン14のゲージ圧(減圧値)PMを検出する圧力センサ45が設けられている。真空ライン14のゲージ圧PMは、乾燥ホッパ3内のゲージ圧と等しいので、真空ライン14のゲージ圧PMを検出することは、乾燥ホッパ3内のゲージ圧を検出することと同じである。圧力センサ45の検出信号は、制御部41に入力されるようになっている。
制御部41には、第1ヒータ9、第2ヒータ10および第3ヒータ11がそれぞれヒータ駆動回路46,47,48を介して接続されている。各ヒータ駆動回路46〜48には、制御部41からの信号によってオン/オフされるリレー46R,47R,48Rが含まれている。リレー46R,47R,48Rのオン/オフにより、第1ヒータ9、第2ヒータ10および第3ヒータ11への通電/その停止が切り替えられる。リレー46R,47R,48Rは、有接点リレーであってもよいし、SSR(Solid State Relay:ソリッドステートリレー)などの無接点リレーであってもよい。
制御部41にはさらに、真空ポンプ13、真空開放バルブ16、供給バルブ18,25、選択バルブ19、輸送ブロワ21、輸送バルブ28およびリークバルブ30が制御対象として接続されている。
減圧乾燥装置1では、制御部41により、供給バルブ18、選択バルブ19および輸送ブロワ21が制御されて、乾燥ホッパ3に乾燥対象の樹脂材料が供給される。具体的には、輸送ブロワ21が作動される。また、選択バルブ19が切り替えられて、吸気ライン22と第1分岐吸気ライン20とが接続(連通)される。これにより、材料供給管(図示せず)からバッファホッパ4内に樹脂材料が供給される。バッファホッパ4への樹脂材料の供給が完了すると、輸送ブロワ21が停止される。その後、供給バルブ18が開かれて、バッファホッパ4から乾燥ホッパ3内に樹脂材料が供給される。このとき、輸送バルブ28およびリークバルブ30は、閉じられている。
乾燥ホッパ3に所定量の樹脂材料が供給されると、制御部41により、供給バルブ18が閉じられる。その後、制御部41により、真空ポンプ13が作動される。また、制御部41により、第1ヒータ9、第2ヒータ10および第3ヒータ11がオン(通電)されて、乾燥ホッパ3内の樹脂材料が第1ヒータ9、第2ヒータ10および第3ヒータ11からの発熱で加熱される。これにより、樹脂材料に含まれる水分に気化熱が与えられて、樹脂材料に含まれる水分が気化し、その一方で、乾燥ホッパ3内の水蒸気を含む空気が真空ライン14に吸い出される。
そして、供給バルブ18が閉じられてから所定時間が経過すると、樹脂材料を乾燥させる工程が終了し、制御部41により、真空ポンプ13が停止されるとともに、第1ヒータ9、第2ヒータ10および第3ヒータ11がオフされる。
その後、制御部41により、選択バルブ19、輸送ブロワ21および輸送バルブ28が制御されて、乾燥ホッパ3からローダホッパ5に乾燥した樹脂材料が輸送される。具体的には、輸送ブロワ21が作動される。また、輸送バルブ28が開かれる。さらに、選択バルブ19が切り替えられて、吸気ライン22と第2分岐吸気ライン26とが接続(連通)される。これにより、乾燥ホッパ3内の乾燥した樹脂材料が輸送管27を通してローダホッパ5内に供給される。ローダホッパ5への樹脂材料の輸送が完了すると、輸送バルブ28が閉じられるとともに、輸送ブロワ21が停止される。このとき、リークバルブ30は、閉じられている。
樹脂材料を乾燥させる工程では、真空ポンプ13の作動により、乾燥ホッパ3内が減圧される。乾燥ホッパ3内の減圧が進み、乾燥ホッパ3内が真空に近い状態になると、乾燥ホッパ3内の圧力がそれ以上に低下しなくなる。この状態が続くと、乾燥ホッパ3内から真空ライン14への排気量が少なく、乾燥ホッパ3内の水蒸気を十分に排出できないため、樹脂材料の乾燥効率(樹脂材料に含まれる水分の気化量)が低下する。
そこで、制御部41により、圧力センサ45の検出信号から乾燥ホッパ3内のゲージ圧(真空ライン14のゲージ圧)PMが取得され、そのゲージ圧PMが予め定められたしきい値を超えると、リークバルブ30が所定のデューティ比で開閉(オン/オフ)される。リークバルブ30が開かれると、乾燥ホッパ3の内外の気圧差により、リークライン29から乾燥ホッパ3内にエア(ガス)が流入する。リークバルブ30は、間欠的に開かれるので、乾燥ホッパ3内には、リークライン29からエアがパルス的に導入される。これにより、乾燥ホッパ3内の圧力が急変し、乾燥ホッパ3内の環境が乾燥ホッパ3内で対流が生じやすい環境となる。また、乾燥ホッパ3内の水蒸気を排気とともに真空ライン14へ良好に排出することができる。その結果、乾燥ホッパ3内で樹脂材料の乾燥をむらなく促進させることができる。
また、樹脂材料を乾燥させる工程では、制御部41により、ヒータ駆動回路46〜48にそれぞれ含まれるリレー46R,47R,48Rの出力が制御される。
具体的には、第1温度センサ42、第2温度センサ43および第3温度センサ44による検出温度が予め定められた目標温度となるように、それぞれリレー46R,47R,48Rのオン/オフが制御される。
より具体的に、第1ヒータ9、第2ヒータ10および第3ヒータ11の立ち上げ時には、制御が進み、第1温度センサ42、第2温度センサ43および第3温度センサ44による検出温度が目標温度に近づくにつれて、一定の制御周期Tsに対するリレー46R,47R,48Rのオン時間TSonの割合Msが小さくなるように設定される。そして、その設定された割合Msに基づいて、リレー46R,47R,48Rのオン/オフが制御される。すなわち、第1ヒータ9、第2ヒータ10および第3ヒータ11の立ち上げ時には、いわゆる時分割比例動作により、リレー46R,47R,48Rのオン/オフが制御される。
第1温度センサ42、第2温度センサ43および第3温度センサ44による検出温度が目標温度に達した後は、第1温度センサ42、第2温度センサ43および第3温度センサ44による検出温度を目標温度に維持すべく、制御周期Tsに対するリレー46R,47R,48Rのオン時間Tsonの割合Msが予め定める割合(たとえば、デューティ比20%)に設定される。そして、その設定された割合Msに基づいて、リレー46R,47R,48Rのオン/オフが制御される。
図3,4は、各制御周期におけるリレーのオン/オフのタイミングを示す図である。
制御部41において、各制御周期Tsでは、制御周期Tsに対するオン期間Tsonの割合Msおよび制御部41からリレー46R,47R,48Rに向けて出力可能な最小のパルス幅(信号幅)である出力最小期間dTsに基づいて、小時分割周期Tssが設定される。
具体的には、制御周期Tsに対するオン期間Tsonの割合Msが50%(=0.5)未満であるか50%以上であるかによって、小時分割周期Tssの設定手法が異なる。
割合Msが50%未満である場合には、図3に示されるように、出力最小期間dTsが小時分割周期Tssにおける小オン期間Tssonに設定される。また、1が割合Msで除算されて、その整数商ITss’が取得される。そして、整数商ITss’と出力最小期間dTsとが乗算されて、その乗算値ITss’×dTsが小時分割周期Tssに設定される。また、小時分割周期Tssから小オン期間Tssonが減算されて、その減算値Tss−Tssonが小オフ期間Tssoffに設定される。すなわち、式(1),(2),(3)で示されるように、小時分割周期Tss、小オン期間Tssonおよび小オフ期間Tssoffが設定される。
Tss=ITss’×dTs ・・・(1)
Tsson=dTs ・・・(2)
Tssoff=Tss−Tsson ・・・(3)
出力最小期間dTsは、制御部41の処理能力および/またはリレー46R,47R,48Rの応答速度によって決まり、リレー46R,47R,48Rがオン→オフ→オンまたはオフ→オン→オフと切り替わるのに要する最短時間である。
一方、割合Msが50%以上である場合には、図4に示されるように、出力最小期間dTsが小時分割周期Tssにおける小オフ期間Tssoffに設定される。また、1から割合Msを減算して得られる値1−Msで1が除算されて、その整数商ITss’が取得される。そして、整数商ITss’と出力最小期間dTsとが乗算されて、その乗算値ITss’×dTsが小時分割周期Tssに設定される。また、小時分割周期Tssから小オフ期間Tssoffが減算されて、その減算値Tss−Tssoffが小オン期間Tssonに設定される。すなわち、式(4),(5),(6)で示されるように、小時分割周期Tss、小オフ期間Tssoffおよび小オン期間Tssonが設定される。
Tss=ITss’×dTs ・・・(4)
Tssoff=dTs ・・・(5)
Tsson=Tss−Tssoff ・・・(6)
図5は、制御周期に対するオン期間の割合が50%未満である場合に各制御周期で実行される処理の流れを示すフローチャート(メインルーチン)である。また、図6は、その場合に各小時分割周期で実行される処理の流れを示すフローチャート(サブルーチン)である。
制御周期Tsに対するオン期間Tsonの割合Msが50%未満である場合、制御周期Tsが始まると、図5に示されるように、制御部41により、まず、小時分割処理が行われる(ステップS1)。
小時分割処理では、図6に示されるように、小時分割周期Tssの開始からの経過時間T1が小オン期間Tsson以下であるか否かが判断される(ステップS11)。メモリ41Bには、第1周期タイマを構成するカウンタが設定されており、経過時間T1は、その第1周期タイマによって計測される。
経過時間T1が小オン期間Tsson以下であれば(ステップS11のYES)、制御部41からリレー46R,47R,48Rに向けて、リレー46R,47R,48Rをオンさせるオン信号が出力される(ステップS12)。小時分割処理(小時分割周期Tss)の開始直後は、経過時間T1が小オン期間Tsson以下であるから、制御部41からリレー46R,47R,48Rに向けて、オン信号が出力される。これにより、リレー46R,47R,48Rがオンし、第1ヒータ9、第2ヒータ10および第3ヒータ11が発熱する。
また、経過時間T1を計測する第1周期タイマのカウントが進められる(ステップS13)。
その後、経過時間T1が小時分割周期Tss以上であるか否かが判断される(ステップS14)。
経過時間T1が小時分割周期Tss未満である場合(ステップS14のNO)、経過時間T1が小オン期間Tsson以下であるか否かが再び判断される(ステップS11)。そして、経過時間T1が小オン期間Tsson以下であれば(ステップS11のYES)、制御部41からリレー46R,47R,48Rへのオン信号の出力が継続される(ステップS12)。また、経過時間T1を計測する第1周期タイマのカウントがさらに進められる(ステップS13)。その後、経過時間T1が小時分割周期Tss以上であるか否かが再び判断される(ステップS14)。
こうして、経過時間T1が小オン期間Tssonに達するまで、ステップS11〜S14の処理が繰り返され、制御部41からリレー46R,47R,48Rへのオン信号の出力が維持される。
経過時間T1が小オン期間Tssonを超えると(ステップS11のNO)、制御部41からリレー46R,47R,48Rへのオン信号の出力が停止される。言い換えれば、制御部41からリレー46R,47R,48Rに向けて、リレー46R,47R,48Rをオフさせるオフ信号が出力される(ステップS15)。これにより、リレー46R,47R,48Rがオフし、第1ヒータ9、第2ヒータ10および第3ヒータ11の発熱が停止する。
また、経過時間T1を計測する第1周期タイマのカウントがさらに進められる(ステップS13)。
その後、経過時間T1が小時分割周期Tss以上であるか否かが再び判断される(ステップS14)。
経過時間T1が小時分割周期Tss未満である場合(ステップS14のNO)、経過時間T1が小オン期間Tsson以下であるか否かが再び判断される(ステップS11)。経過時間T1が小オン期間Tssonを超えているので(ステップS11のNO)、制御部41からリレー46R,47R,48Rへのオフ信号の出力が継続される(ステップS15)。また、経過時間T1を計測する第1周期タイマのカウントがさらに進められる(ステップS13)。その後、経過時間T1が小時分割周期Tss以上であるか否かが再び判断される(ステップS14)。
こうして、経過時間T1が小オン期間Tssonを超えてから小時分割周期Tssに達するまで、ステップS11,S13〜S15の処理が繰り返され、制御部41からリレー46R,47R,48Rへのオフ信号の出力が維持される。
そして、経過時間T1が小時分割周期Tssに達すると(ステップS14のYES)、小時分割処理が終了し(図6に示されるサブルーチンから図5に示されるメインルーチンに戻り)、制御部41からオン信号が出力されている時間の累積値(累積オン時間)sTsonに、小時分割処理におけるオン信号の出力時間である小オン期間Tssonが加算される(ステップS2)。累積値sTsonは、メモリ41Bに保持されている。
また、制御周期Tsの開始からの経過時間T2を計測する第2周期タイマのカウントが進められる(ステップS3)。第2周期タイマは、メモリ41Bに設定されるカウンタで構成される。
つづいて、その第2周期タイマによって計測される経過時間T2が制御周期Ts以上であるか否かが判断される(ステップS4)。
経過時間T2が制御周期Ts未満である場合(ステップS4のNO)、累積値sTsonがオン期間Tson(=Ts×Ms)以上であるか否かが判断される(ステップS5)
累積値sTsonがオン期間Tson未満であれば(ステップS5のNO)、小時分割処理が再び行われる(ステップS1)。
こうして、累積値sTsonがオン期間Tson以上になるまで、小時分割処理が繰り返され、各小時分割周期Tssにおける小オン期間Tssonおよび小オフ期間Tssoffにわたって、それぞれオン信号およびオフ信号が出力される。
そして、累積値sTsonがオン期間Tson以上になると(ステップS5のYES)、小時分割処理はそれ以上実行されず、第2周期タイマのカウントが進められる(ステップS3)。
その後、経過時間T2が制御周期Tsに達すると(ステップS4のYES)、1の制御周期で実行される処理が終了される。
これにより、図3に示されるように、制御周期Tsにおいて累積値sTsonがオン期間Tson以上になった後の期間Treは、制御部41からリレー46R,47R,48Rにオフ信号が与えられる。
図7は、制御周期に対するオン期間の割合が50%以上である場合に各制御周期で実行される処理の流れを示すフローチャート(メインルーチン)である。
制御周期Tsに対するオン期間Tsonの割合Msが50%以上である場合にも、制御周期Tsが始まると、制御部41により、まず、小時分割処理が行われる(ステップS21)。
小時分割処理は、前述の図6に示される処理であるから、ここでの説明は省略する。
小分割処理が終了すると、図6に示されるサブルーチンから図7に示されるメインルーチンに戻り、制御部41からオフ信号が出力されている時間の累積値(累積オフ時間)sTsoffに、小時分割処理におけるオフ信号の出力時間である小オフ期間Tssoffが加算される(ステップS22)。累積値sTsoffは、メモリ41Bに保持されている。
また、制御周期Tsの開始からの経過時間T2を計測する第2周期タイマのカウントが進められる(ステップS23)。第2周期タイマは、メモリ41Bに設定されるカウンタで構成される。
つづいて、その第2周期タイマによって計測される経過時間T2が制御周期Ts以上であるか否かが判断される(ステップS24)。
経過時間T2が制御周期Ts未満である場合(ステップS24のNO)、累積値sTsoffがオフ期間Tsoff(=Ts×(1−Ms))以上であるか否かが判断される(ステップS25)
累積値sTsoffがオフ期間Tsoff未満であれば(ステップS25のNO)、小時分割処理が再び行われる(ステップS21)。
こうして、累積値sTsoffがオフ期間Tsoff以上になるまで、小時分割処理が繰り返され、各小時分割周期Tssにおける小オン期間Tssonおよび小オフ期間Tssoffにわたって、それぞれオン信号およびオフ信号が出力される。
累積値sTsoffがオフ期間Tsoff以上になると(ステップS25のYES)、小時分割処理はそれ以上実行されずに、制御部41からリレー46R,47R,48Rに向けて、オン信号が出力される(ステップS26)。そして、第2周期タイマのカウントが進められる(ステップS23)。
その後、経過時間T2が制御周期Tsに達すると(ステップS24のYES)、1の制御周期で実行される処理が終了される。
これにより、図4に示されるように、制御周期Tsにおいて累積値sTsoffがオフ期間Tsoff以上になった後の期間Treは、制御部41からリレー46R,47R,48Rにオン信号が与えられる。
以上のように、まず、一定の制御周期Ts内にリレー46R,47R,48Rをオンさせるオン信号を出力するオン期間Tsonおよびリレー46R,47R,48Rをオフさせるオフ信号を出力するオフ期間Tsoffが設定される。次に、制御周期Tsに対するオン期間Tsonの割合Msおよびリレー46R,47R,48Rに向けて出力可能な最小のパルス幅である出力最小期間dTsに基づいて、制御周期Ts内に複数の小時分割周期Tssが設定される。そして、各小時分割周期Tssにおいて、制御周期Tsに対するオン期間Tsonの割合Msに応じた期間にわたって、リレー46R,47R,48Rに向けてオン信号が出力され、残りの期間にわたって、リレー46R,47R,48Rに向けてオフ信号が出力される。
このように、制御周期Tsが変えられることなく、制御周期Tsよりも短い小時分割周期Tssが設定される。そして、その制御周期Tsよりも短い各小時分割周期Tssで、リレー46R,47R,48Rがオン/オフされる。これにより、分解能を低下させることなく、リレー46R,47R,48Rの出力を平滑化することができる。
また、出力の平滑化のために、位相制御器を必要としない。
よって、位相制御器を用いずに、分解能を低下させることなく、リレー46R,47R,48Rの出力を平滑化することができる。
制御周期Tsに対するオン期間Tsonの割合Msが0.5未満である場合には、出力最小期間dTsが小オン期間Tssonに設定されて、1を制御周期Tsに対するオン期間Tsonの割合Msで除算したときの整数商ITss’と出力最小期間dTsとの乗算値ITss’×dTsが小時分割周期Tssに設定される。これにより、小時分割周期Tssに対する小オン期間Tssonの割合を制御周期Tsに対するオン期間Tsonの割合Msとほぼ一致させることができながら、小時分割周期Tssをリレー46R,47R,48Rに向けて信号を出力可能な最短の周期に設定することができる。
一方、制御周期Tsに対するオン期間Tsonの割合Msが0.5以上である場合には、出力最小期間dTsが小オフ期間Tssoffに設定されて、1から制御周期Tsに対するオン期間Tsonの割合Msを減算して得られる値1−Msで1を除算したときの整数商ITss’と出力最小期間dTsとの乗算値ITss’×dTsが小時分割周期Tssに設定されてもよい。これにより、小時分割周期Tssに対する小オフ期間Tssoffの割合を制御周期Tsに対するオフ期間Tsoffの割合Msとほぼ一致させることができながら、小時分割周期Tssをリレー46R,47R,48Rに向けて信号を出力可能な最短の周期に設定することができる。
さらに、制御周期Tsに対するオン期間Tsonの割合Msが0.5未満の場合には、制御周期Tsにおいて、小時分割周期Tssが繰り返される度にオン信号の出力時間が累積して加算されることにより、累積値(累積オン時間)sTsonが求められ、その累積値sTsonが制御周期Tsと制御周期Tsに対するオン期間Tsonの割合Msとの乗算値Ts×Ms(=Tson)以上になると、その後の期間は、オフ信号が出力される。これにより、制御周期Tsにおいて、オン信号が必要以上に長く出力されることを防止できる。
一方、制御周期Tsに対するオン期間Tsonの割合Msが0.5以上の場合には、制御周期Tsにおいて、小時分割周期Tssが繰り返される度にオフ信号の出力時間が累積して加算されることにより、累積値(累積オフ時間)sTsoffが求められ、その累積値sTsoffが前記制御周期Tsと1から割合Msを減算して得られる値1−Msとの乗算値Ts×(1−Ms)(=Tsoff)以上になると、その後の期間は、オン信号が出力される。これにより、制御周期Tsにおいて、オフ信号が必要以上に長く出力されることを防止できる。
また、第1ヒータ9、第2ヒータ10および第3ヒータ11の立ち上げ時には、制御周期Tsの繰り返しによる制御が進むにつれて、制御周期Tsに対するオン期間Tsonの割合Msが比例的に変化するように、制御周期Tsにおけるオン期間Tsonおよびオフ期間Tsoffが設定される。これにより、目標温度付近での温度の波打ち(ハンチング)を小さく抑制することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、本発明がリレー46R,47R,48Rの出力制御に適用された場合を取り上げた。しかしながら、本発明は、リレー46R,47R,48Rの出力制御に限らず、リークバルブ30の出力制御に適用されてもよいし、モータのPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御などに適用されてよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
30 リークバルブ(操作対象)
41 制御部(オン/オフ期間設定手段、小時分割周期設定手段、信号出力手段、累積手段)
46R リレー(操作対象)
47R リレー(操作対象)
48R リレー(操作対象)

Claims (8)

  1. オン/オフされる操作対象の出力を制御する方法であって、
    一定の制御周期内に前記操作対象をオンさせるオン信号を出力するオン期間および前記操作対象をオフさせるオフ信号を出力するオフ期間を設定するオン/オフ期間設定ステップと、
    前記制御周期に対する前記オン期間の割合および前記操作対象に向けて出力可能な最小のパルス幅である出力最小期間に基づいて、前記制御周期内に複数の小時分割周期を設定する小時分割周期設定ステップと、
    各前記小時分割周期において、前記割合に応じた期間にわたってオン信号を出力し、残りの期間にわたってオフ信号を出力する信号出力ステップとを含む、出力制御方法。
  2. 前記小時分割周期設定ステップでは、
    前記割合が0.5未満の場合には、前記出力最小期間が小オン期間に設定されて、1を前記割合で除算したときの整数商と前記出力最小期間との乗算値が小時分割周期とされ、
    前記割合が0.5以上の場合には、前記出力最小期間を小オフ期間に設定されて、1から前記割合を減算して得られる値で1を除算したときの整数商と前記出力最小期間との乗算値が小時分割周期とされ、
    前記信号出力ステップでは、
    前記割合が0.5未満の場合には、各前記小時分割周期において、前記小オン期間にわたってオン信号が出力され、残りの期間にわたってオフ信号が出力され、
    前記割合が0.5以上の場合には、各前記小時分割周期において、前記小オフ期間にわたってオフ信号が出力され、残りの期間にわたってオン信号が出力される、請求項1に記載の出力制御方法。
  3. 前記割合が0.5未満の場合には、前記制御周期において、前記小時分割周期が繰り返される度にオン信号の出力時間を累積して加算することにより、累積オン時間を求め、前記割合が0.5以上の場合には、前記制御周期において、前記小時分割周期が繰り返される度にオフ信号の出力時間を累積して加算することにより、累積オフ時間を求める累積ステップをさらに含み、
    前記信号出力ステップでは、
    前記割合が0.5未満の場合には、前記制御周期において、前記累積オン時間が前記制御周期と前記割合との乗算値以上になると、その後の期間はオフ信号が出力され、
    前記割合が0.5以上の場合には、前記制御周期において、前記累積オフ時間が前記制御周期と1から前記割合を減算して得られる値との乗算値以上になると、その後の期間はオン信号が出力される、請求項2に記載の出力制御方法。
  4. 前記オン/オフ期間設定ステップでは、前記制御周期の繰り返しによる制御が進むにつれて、前記割合が比例的に変化するように、前記オン期間および前記オフ期間が設定される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の出力制御方法。
  5. オン/オフされる操作対象の出力を制御する装置であって、
    一定の制御周期内に前記操作対象をオンさせるオン信号を出力するオン期間および前記操作対象をオフさせるオフ信号を出力するオフ期間を設定するオン/オフ期間設定手段と、
    前記制御周期に対する前記オン期間の割合および前記操作対象に向けて出力可能な最小のパルス幅である出力最小期間に基づいて、前記制御周期内に複数の小時分割周期を設定する小時分割周期設定手段と、
    各前記小時分割周期において、前記割合に応じた期間にわたってオン信号を出力し、残りの期間にわたってオフ信号を出力する信号出力手段とを含む、出力制御装置。
  6. 前記小時分割周期設定手段は、
    前記割合が0.5未満の場合には、前記出力最小期間を小オン期間に設定し、1を前記割合で除算したときの整数商と前記出力最小期間との乗算値を小時分割周期とし、
    前記割合が0.5以上の場合には、前記出力最小期間を小オフ期間に設定し、1から前記割合を減算して得られる値で1を除算したときの整数商と前記出力最小期間との乗算値を小時分割周期とし、
    前記信号出力手段は、
    前記割合が0.5未満の場合には、各前記小時分割周期において、前記小オン期間にわたってオン信号を出力し、残りの期間にわたってオフ信号を出力し、
    前記割合が0.5以上の場合には、各前記小時分割周期において、前記小オフ期間にわたってオフ信号を出力し、残りの期間にわたってオン信号を出力する、請求項5に記載の出力制御装置。
  7. 前記割合が0.5未満の場合には、前記制御周期において、前記小時分割周期が繰り返される度にオン信号の出力時間を累積して加算することにより、累積オン時間を求め、前記割合が0.5以上の場合には、前記制御周期において、前記小時分割周期が繰り返される度にオフ信号の出力時間を累積して加算することにより、累積オフ時間を求める累積手段をさらに含み、
    前記信号出力手段は、
    前記割合が0.5未満の場合には、前記制御周期において、前記累積オン時間が前記制御周期と前記割合との乗算値以上になると、その後の期間はオフ信号を出力し、
    前記割合が0.5以上の場合には、前記制御周期において、前記累積オフ時間が前記制御周期と1から前記割合を減算して得られる値との乗算値以上になると、その後の期間はオン信号を出力する、請求項6に記載の出力制御装置。
  8. 前記オン/オフ期間設定手段は、前記制御周期の繰り返しによる制御が進むにつれて、前記割合が比例的に変化するように、前記オン期間および前記オフ期間を設定する、請求項5〜7のいずれか一項に記載の出力制御装置。
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