JP2013043933A - 冷却液 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気自動車に搭載される、使用において充電と放電を繰り返す二次電池やキャパシタなどの充放電器の、冷却に必要とされる性能を満たした充放電器用冷却液を提供する。
【解決手段】本発明に係る充放電器用冷却液は、15℃の密度が0.84g/cm以下、40℃の動粘度が20mm/s以下、引火点が190℃以上、蒸発量が4.0mg以下、導電率が10pS/m以下である。熱浸透率は470以上であることが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、自動車、建設機械、農機(トラクター)に搭載され、その使用において充放電を繰り返す二次電池やキャパシタ等の充放電器の昇温を抑制する充放電器用冷却液に関するものである。
環境問題が重要視されている近年、温室効果ガスである二酸化炭素を排出しない電動車両が注目されているが、未だ本格的な普及には至っていないのが実情である。
電動車両があまり普及していない理由の一つとして、電池の性能が未だ要求を満たすものとなっていないことが挙げられる。そして、問題となる電池の性能の一つとして、電池の熱に対する耐久性が挙げられる。電動車両用として現在使用されているリチウムイオン電池は、その使用時や充電時に発熱するが、温度が高くなると、劣化しやすく、また故障に至る場合もある。そのため、電池を適正温度に保つ必要があり、冷却する措置を採る必要がある。現在販売されている電動車両では空気で冷却するのが一般的であるが、走行時の空冷においては、その冷却を効率的に行なうにあたり、電池の設置場所や形状に制限をうけ、また、低速度では十分な冷却効果が得られないという問題があった。更に、電池の容量が高くなった場合には十分に冷却できないおそれもあった。
特に、建機や農機のような車両では走行時に効率的に空冷できない上に、充電時の温度上昇に対する問題もあった。すなわち、電気自動車の普及には、二次電池を効率的に冷却する手法が求められているといえる。
そこで、充電時の温度上昇を防ぐ手法も提案されている。例えば、特開平10−290535号公報には、所定の温度よりも高くなった場合に充電を一時中断し、温度が下がってから充電を再開する手法が開示されている。
また、冷却対象物を冷却する方法としては、冷媒を使用した手法も知られている。そして、電動車両に搭載される装置の冷却を考慮した検討もある。例えば、電動車両に搭載される装置の冷却として特開2009−161604号公報や特開2009−242547号公報に開示されている自動車用変速機油がある。
特開2009−161604号公報には、潤滑性に優れると共に、絶縁性および冷却性に優れた自動車用変速機油組成物が開示されている。この自動車用変速機油組成物は、尿素アダクト値が4質量%以下、40℃における動粘度が25mm/s以下、粘度指数が100以上の基油を用いることで、その熱伝達係数が720W/m・℃以上とされている。
また、特開2009−242547号公報に開示されている自動車用変速機油組成物は、潤滑油基油を基油全量基準でエステル系合成油を10質量%〜100質量%含有するものとし、40℃における動粘度を15mm/s未満、粘度指数を120以上、15℃における密度を0.85g/cm以上とすることで、熱伝達係数が780W/m・℃以上とされている。
更に、電動車両に搭載されるモーターの潤滑油をなす基油構造と冷却性との関係についての研究もなされている。例えば、坪内、弟子丸らは、HEV、EVモーター冷却潤滑兼用油の開発研究において、潤滑油基油による強制対流および自然対流の相対熱伝達率を、基油物性値(動粘度、熱伝導率、比熱、密度)にて推算している。また、強制対流の場合は動粘度が、自然対流の場合は熱伝導率が最も大きく影響しており、短い分岐が少なく主鎖の長い分子が好ましいことを述べている。
特開平10−290535号公報 特開2009−161604号公報 特開2009−242547号公報
HEV、EVモーター冷却潤滑兼用油の開発研究、社団法人自動車技術会 学術講演会前刷集 No.155‐10、pp17‐20
しかしながら、上記従来の変速機油兼冷却油の場合、十分な潤滑性能を保持させる必要があり、潤滑性能と同時に十分な冷却性能を得ることが難しいという問題があった。また、変速機やモータと二次電池とでは、温度を始めとする使用環境が大きく異なり、設計条件が全く異なる。例えば、変速機やモータの使用環境に適した添加剤であっても、導電率を上げるため、感電等の問題が生じることとなり、二次電池の冷却には適さない。そのため、潤滑性能を重視した冷却油では、二次電池の冷却に適した冷却性能と絶縁性能を満たすことは難しかった。さらに、トランス等の冷却にも使用される一般的な電気絶縁油は引火点が低い等、電動車両に搭載するための安全性にも問題があった。
また、上記変速機油兼冷却油などと異なり、冷却性能に重点が置かれた冷媒であっても、使用環境が異なるという問題はあった。例えば、金属加工時の冷却を目的とする熱処理油は冷却対象物や使用温度が大きく異なるため適さない。このように、冷却性能に重点が置かれた従来の電気絶縁油や熱処理油でも、電気自動車に搭載される二次電池の冷却に適した冷却性能や安全性を満たすことは難しかった。
一方、車両の電動化のため、車両にキャパシタを搭載することによる新たな問題点もあった。建設車両では、建設作業に使用されるクレーンなどの装置機械を電動とするにあたり駆動制御等を行う回路が新たに必要となるが、その回路を正常に動作させるためにはそこに使用されるキャパシタを適正な温度に維持しなければならない。すなわち、作業車両に搭載された作動装置の制御回路において、キャパシタを冷却しなければなかった。しかしながら、このキャパシタについても、上記二次電池と同様に、従来の冷媒ではその冷却に特化した冷却性能を満たすことは難しかった。
そこで、本発明は、電気自動車に搭載される充放電器の冷却に必要とされる性能を満たした充放電器用冷却液を提供することを目的とする。なお、本発明では、使用において充電と放電を繰り返す二次電池やキャパシタを充放電器と総称するものとする。
本発明に係る充放電器用冷却液は、15℃の密度が0.84g/cm以下、40℃の動粘度が20mm/s以下、引火点が190℃以上、蒸発量が4.0mg以下、導電率が10pS/m以下である。
なお、本発明において15℃の密度は、JIS K 2249「原油及び石油製品−密度試験方法及び密度・質量・容積換算表」による密度である。40℃の動粘度は、JIS K 2283「原油及び石油製品−動粘度試験方法及び粘度指数算出方法」によって得られる動粘度である。引火点は、JIS K 2265−4「引火点の求め方−第4部:クリーブランド開放法」によって得られる引火点である。蒸発量は、JIS C 2101「電気絶縁油試験方法」に準拠した測定方法によって得られる蒸発量である。導電率は、JIS K 2276「石油製品−航空燃料油試験方法」により得られる導電率である。
本発明に係る充放電器用冷却液は、熱浸透率が470以上であることが好ましい。なお、熱浸透率は、次の式(1)で示される物性値である。
Figure 2013043933
本発明によれば、充放電器の冷却に好適な充放電器用冷却液を提供できる。
従来の冷媒の冷却対象物は、電動車両に搭載される充放電器とは異なる環境での使用が想定されていたため、本発明者らは、電動車両に搭載される充放電器の使用環境を模擬すべく、二次電池の冷却性能を試験する方法を開発し、様々な冷却液について冷却性能の確認を行なった。そして、所定の性状を満たすものであれば、電動車両に搭載される充放電器の冷却液として必要な性能を備えたものとなる事実を見出した。本発明は、この新たな知見に基づくものである。なお、電気自動車に搭載される充放電器の冷却液として満たす必要のある性状は、以下の通りである。
「密度」
密度が小さい程、対流の起こりやすくなることは知られているが、冷却液の冷却性能に対し与える影響についての知見はこれまで無かった。そこで、二次電池の冷却性能を試験する方法において、密度と冷却性能の関係性を評価したところ、15℃の密度が0.84g/cm以下であれば、二次電池の使用が想定される温度領域(120℃程度〜常温)で良好な冷却性能を備えることが示唆された。
「動粘度」
冷却の手法には、自然対流を利用する手法と、モータなどで付与された外力による強制循環を利用する手法がある。一方、液体の対流や循環については、動粘度が高いと、対流速度が低下し、或いは、配管抵抗が大きくなることは一般に知られている。つまり、動粘度が低いほど、冷却性能が優れると考えられる。そこで、二次電池の冷却性能を試験する方法において、動粘度と冷却性能の関係性を評価したところ、40℃動粘度が20mm/s以下であれば、二次電池の使用が想定される温度領域(120℃程度〜常温)で必要な冷却性能を備えることが確認された。なお、温度領域は、今後の高出力化、高容量化を考慮し設定した。
「絶縁性」
二次電池の漏電に備えた安全性を考慮する必要があり、出来るだけ高いことが好ましい。具体的には、導電率10ps/m以下が必要である。
「引火点」
引火点が低いと、冷却液用として設けられる配管から事故などで漏洩した場合に発火するおそれがあり、安全性に問題がある。そのため、電気自動車に搭載される二次電池用の冷却液は、その引火点を出来るだけ高いものとすることが好ましい。なお、潤滑油や熱処理油は、その多くが、消防法の危険物第四類の第三および第四石油類に分類されている。そして、第四類第三石油類では引火点70℃以上200℃未満、第四類第四石油類では、引火点200℃以上が分類基準となっている。従って、消防法で想定されている安全性を考慮すると、引火点は200℃以上とする必要がある。
「蒸発量」
体積の減少による冷却性能の低下を防ぐために、小さいことが好ましく、具体的には蒸発量が4.0mg以下であることが必要である。なお、蒸発量を小さく抑えることで、冷却液を収容する容器が密封されている場合は内圧増加による容器の破損を防止し、容器がか外気に開放されている場合は引火性の高い蒸気の発生を防止することになり、冷却性能に加え、安全性の維持にもつながる。
「熱浸透率」
熱浸透率を決める要素の一つである密度は、動粘度にも影響を与えるため、使用される温度領域での動粘度と熱浸透率の密度を介したバランスを考慮する必要がある。ところが、従来の冷媒では、電動車両に搭載される充放電器が使用される温度領域での動粘度と熱浸透率のバランスを考慮したものはなかった。そこで、二次電池の冷却性能を試験する方法において、熱浸透率と冷却性能の関係性を評価したところ、熱浸透率が470以上であれば、二次電池の使用が想定される温度領域(120℃程度〜常温)で必要な冷却性能を備えることが確認された。
本発明に係る充放電器用冷却液は、潤滑油等の一般的な基油により製造することができる。例えば、通常の潤滑油に使用される鉱油、合成油であって、硫黄含有量が約0.3質量%以下の高度精製油を使用することができ、特に、API(American Petroleum Institute,米国石油協会)基油カテゴリーでグループ2、グループ3、グループ4などに属する基油を、単独または混合物として使用することができる。なお、グループ2に属する基油のうち、その粘度指数のみが優れたものはグループ2プラスと呼ばれているが、グループ2プラスは、グループ3とほぼ同様の製法で得ることができる。従って、以下の説明では、グループ2プラスは、グループ3に含めるものとする。
グループ2基油には、例えば、原油を常圧蒸留して得られる潤滑油留分に対して、水素化分解、脱ろうなどの精製手段を適宜組合せて適用することにより得られたパラフィン系鉱油や、天然ガスの液体燃料化技術のフィッシャートロプッシュ法により合成されたGTL(ガストゥリキッド)ワックスおよび脱ろうプロセスにて生成されるワックスをイソパラフィンに変換・脱ろうするISODEWAXプロセスにより精製された基油がある。ガルフ社法などの水素化精製法により精製されたグループ2基油は、全硫黄分が10ppm未満、アロマ分が5%以下であり、本発明に好適である。ただし、その粘度は、製品となる冷却油の40℃の動粘度が20mm/s以下となる範囲である必要がある。全硫黄分は700ppm未満、好ましくは500ppm未満、更に好ましくは10ppm未満がよい。全窒素分も10ppm未満、好ましくは1ppm未満がよい。さらにアニリン点は80〜150℃、好ましくは100〜135℃のものを使用するのがよい。また、粘度指数は80以上120未満のものが適する。好ましくは100以上120未満のものである。
グループ3基油には、例えば、原油を常圧蒸留して得られる潤滑油留分に対して、高度水素化精製により製造されるパラフィン系鉱油や、天然ガスの液体燃料化技術のフィッシャートロプッシュ法により合成されたGTL(ガストゥリキッド)ワックスおよび脱ろうプロセスにて生成されるワックスをイソパラフィンに変換・脱ろうするISODEWAXプロセスにより精製された基油や、モービルWAX異性化プロセスにより精製された基油も好適である。ただし、その粘度は、製品となる冷却油の40℃の動粘度が20mm/s以下となる範囲である必要がある。全硫黄分は、0〜100ppm、好ましくは10ppm未満がよい。全窒素分も10ppm未満、好ましくは1ppm未満がよい。さらにアニリン点は80〜150℃、好ましくは110〜135℃のものを使用するのがよい。また、粘度指数は120以上のものが適する。好ましくは120以上160未満のものである。
合成油としては、例えば、ポリオレフィン、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン、エステル、ポリオキシアルキレングリコール、ポリフェニルエーテル、ジアルキルジフェニルエーテル、含フッ素化合物(パーフルオロポリエーテル、フッ素化ポリオレフィン等)、シリコーン油などが挙げられる。
上記ポリオレフィンには、各種オレフィンの重合物、又はこれらの水素化物が含まれる。オレフィンとしては任意のものが用いられるが、例えば、エチレン、プロピレン、ブテン、炭素数5以上のα−オレフィンなどが挙げられる。ポリオレフィンの製造にあたっては、上記オレフィンの1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。特にポリαオレフィン(PAO)と呼ばれているポリオレフィンが好適であり、これはグループ4基油である。これらの合成基油の粘度も、既述のように、製品となる冷却油の動粘度が20mm/s以下となる範囲である必要がある。
天然ガスの液体燃料化技術のフィッシャートロプッシュ法により合成されたGTL(ガストゥリキッド)は、原油から精製された鉱油基油と比較して、硫黄分や芳香族分が極めて低く、パラフィン構成比率が極めて高いため、酸化安定性に優れ、蒸発損失も非常に小さいため、本発明の基油として好適である。通例全硫黄分は10ppm未満、全窒素分1ppm未満である。そのようなGTL基油商品の一例として、SHELL XHVI(登録商標)がある。ただし、その粘度は、既述のように、製品となる冷却油の40℃の動粘度が20mm/s以下となるものを選択する必要がある。
本発明に係る冷却液である冷却油の基油成分における硫黄分含有量は、0.3質量%以下、好ましくは1000ppm以下、より好ましくは100ppm以下、更に好ましくは10ppm以下がよい。本発明に係る冷却油における上記基油の含有量は特に制限されないが、冷却油の全量基準で60質量%以上、好ましくは80質量%以上、より好ましくは90質量%以上、更に好ましくは95質量%以上である。
本発明に係る冷却液である冷却油は、必要に応じて公知の添加剤が添加されたものであってもよい。添加剤としては、例えば、以下のものが挙げられる。
酸化防止剤としては、以下に示す、一般に使用されるフェノール系、アミン系の酸化防止剤が使用可能である。
フェノール系酸化防止剤としては、例えば、オクタデシル‐3−(3,5−ジ−tert‐ブチル‐4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール);4,4’−ビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール);4,4’−ビス(2−メチル−6−t−ブチルフェノール);2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール);2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール);4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール);4,4’−イソプロピリデンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール);2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−ノニルフェノール);2,2’−イソブチリデンビス(4,6−ジメチルフェノール);2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノール);2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール;2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール;2,4−ジメチル−6−t−ブチルフェノール;2,6−ジ−t−アミル−p−クレゾール;2,6−ジ−t−ブチル−4−(N,N’−ジメチルアミノメチルフェノール);4,4’−チオビス(2−メチル−6−t−ブチルフェノール);4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール);2,2’−チオビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール);ビス(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルベンジル)スルフィド;ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)スルフィド;n−オクチル−3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフェニル)プロピオネート、n−オクタデシル−3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフェニル)プロピオネート;2,2’−チオ[ジエチル−ビス−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,4−ジ−t−ブチルフェノールなどが挙げられる。
これらの中で、特にビスフェノール系およびエステル基含有フェノール系のものが好適である。
アミン系酸化防止剤としては、例えば、p,p’−ジオクチル−ジフェニルアミン、p,p’−ジ−α−メチルベンジル−ジフェニルアミン、N−p−ブチルフェニル−N−p’−オクチルフェニルアミン、モノ−t−ブチルジフェニルアミン、モノオクチルジフェニルアミンなどのアルキルジフェニルアミン類、またはスチレン化ジフェニルアミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、さらにはメチルフェニル−1−ナフチルアミン、エチルフェニル−1−ナフチルアミン、ブチルフェニル−1−ナフチルアミン、ヘキシルフェニル−1−ナフチルアミン、オクチルフェニル−1−ナフチルアミン、N−t−ドデシルフェニル−1−ナフチルアミンなどのフェニル−α−ナフチルアミン類、ジ(2,4−ジエチルフェニル)アミン、ジ(2−エチル−4−ノニルフェニル)アミンなどのビス(ジアルキルフェニル)アミン類、1−ナフチルアミン、フェニル−1−ナフチルアミン、フェニル−2−ナフチルアミン、N−ヘキシルフェニル−2−ナフチルアミン、N−オクチルフェニル−2−ナフチルアミンなどのアリール−ナフチルアミン類、N,N’−ジイソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミンなどのフェニレンジアミン類、フェノチアジン、3,7−ジオクチルフェノチアジンなどのフェノチアジン類などが挙げられる。
これらのうち、特にフェニル−α−ナフチルアミン、アルキルジフェニルアミンの一種単独でまたは二種を組み合わせて使用するのが好ましく、ジオクチルジフェニルアミンとN−(p−オクチルフェニル)−1−ナフチルアミンとを組み合わせて使用することが、酸化安定性の観点から特に好ましい。
酸化防止剤は、冷却油全量基準で0.01〜5質量%となるように配合することが好ましい。配合量が5質量%以下の範囲であると、冷却油への溶解性、経済性と酸化防止性能との調和がとれたものとなる。より好ましい配合量は、冷却油全量基準で0.05〜4質量%、特に好ましくは、0.1〜3質量%である。
腐食防止剤(金属不活性剤)としては、ベンゾトリアゾール系化合物が好ましい。ベンゾトリアゾール系化合物を前記基油成分、若しくは基油成分及び酸化防止剤と併用することで、金属元素、特にCu、Al、Niなどへの腐食防止効果をさらに向上させることができる。ここで用いられるベンゾトリアゾール系化合物としては、下記一般式(I)で表されるベンゾトリアゾール及びこれの誘導体が挙げられる。また、該誘導体としては、下記一般式(II)で表されるアルキルベンゾトリアゾール、一般式(III)で表されるN−アルキルベンゾトリアゾール、及び一般式(IV)で表されるN−(アルキル)アミノアルキルベンゾトリアゾールを含むものが挙げられる。なお、式中のa、b、cは、それぞれ、0、1、2又は3であり、式中のR3は一般式(V)で表される構造である。また、R1、R2、R4は直鎖又は分岐鎖のC1〜C4アルキル基、R5はメチレン又はエチレン基、R6、R7は水素、あるいは同じか又は異なる、直鎖又は分岐鎖の炭素原子1〜18のアルキル基、好ましくは炭素原子1〜12の分岐鎖アルキル基、R8及びR9は同じか又は異なる炭素原子数3〜15のアルキル基である。
Figure 2013043933
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Figure 2013043933
Figure 2013043933
なお、ベンゾトリアゾール及びその誘導体の具体例としては、以下のものを挙げることができる。まず、ベンゾトリアゾール、4−メチル−ベンゾトリアゾール、4−エチル−ベンゾトリアゾールなどの4−アルキル−ベンゾトリアゾール類、5−メチル−ベンゾトリアゾール、5−エチル−ベンゾトリアゾールなどの5−アルキル−ベンゾトリアゾール、1−ジオクチルアミノメチル−2,3−ベンゾトリアゾールなどの1−アルキル−ベンゾトリアゾール類、1−ジオクチルアミノメチル−2,3−トルトリアゾールなどの1−アルキル−トルトリアゾール類等のベンゾトリアゾール誘導体、ベンゾイミダゾール、2−(オクチルジチオ)−ベンゾイミダゾール、2−(デシルジチオ)−ベンゾイミダゾール、2−(ドデシルジチオ)−ベンゾイミダゾールなどの2−(アルキルジチオ)−ベンゾイミダゾール類、2−(オクチルジチオ)−トルイミダゾール、2−(デシルジチオ)−トルイミダゾール、2−(ドデシルジチオ)−トルイミダゾールなどの2−(アルキルジチオ)−トルイミダゾール類等のベンゾイミダゾール誘導体がある。
また、インダゾール、4−アルキル−インダゾール、5−アルキル−インダゾールなどのトルインダゾール類等のインダゾール誘導体、ベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール誘導体(千代田化学社製:チオライトB−3100)、2−(ヘキシルジチオ)ベンゾチアゾール、2−(オクチルジチオ)ベンゾチアゾールなどの2−(アルキルジチオ)ベンゾチアゾール類、2−(ヘキシルジチオ)トルチアゾール、2−(オクチルジチオ)トルチアゾールなどの2−(アルキルジチオ)トルチアゾール類、2−(N,N−ジエチルジチオカルバミル)ベンゾチアゾール、2−(N,N−ジブチルジチオカルバミル)−ベンゾチアゾール、2−(N,N−ジヘキシルジチオカルバミル)−ベンゾチアゾールなど2−(N,N−ジアルキルジチオカルバミル)ベンゾチアゾール類、2−(N,N−ジエチルジチオカルバミル)トルチアゾール、2−(N,N−ジブチルジチオカルバミル)トルチアゾール、2−(N,N−ジヘキシルジチオカルバミル)トルチアゾールなどの2−(N,N−ジアルキルジチオカルバミル)−トルゾチアゾール類等のベンゾチアゾール誘導体がある。
さらに、2−(オクチルジチオ)ベンゾオキサゾール、2−(デシルジチオ)ベンゾオキサゾール、2−(ドデシルジチオ)ベンゾオキサゾールなどの2−(アルキルジチオ)−ベンゾオキサゾール類、2−(オクチルジチオ)トルオキサゾール、2−(デシルジチオ)トルオキサゾール、2−(ドデシルジチオ)トルオキサゾールなどの2−(アルキルジチオ)トルオキサゾール類等のベンゾオキサゾール誘導体、2,5−ビス(ヘプチルジチオ)−1,3,4−チアジアゾール、2,5−ビス(ノニルジチオ)−1,3,4−チアジアゾール、2,5−ビス(ドデシルジチオ)−1,3,4−チアジアゾール、2,5−ビス(オクタデシルジチオ)−1,3,4−チアジアゾールなどの2,5−ビス(アルキルジチオ)−1,3,4−チアジアゾール類、2,5−ビス(N,N−ジエチルジチオカルバミル)−1,3,4−チアジアゾール、2,5−ビス(N,N−ジブチルジチオカルバミル)−1,3,4−チアジアゾール、2,5−ビス(N,N−ジオクチルジチオカルバミル)−1,3,4−チアジアゾールなどの2,5−ビス(N,N−ジアルキルジチオカルバミル)−1,3,4−チアジアゾール類、2−N,N−ジブチルジチオカルバミル−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール、2−N,N−ジオクチルジチオカルバミル−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾールなどの2−N,N−ジアルキルジチオカルバミル−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール類等のチアジアゾール誘導体、1−ジ−オクチルアミノメチル−2,4−トリアゾールなどの1−アルキル−2,4−トリアゾール類等のトリアゾール誘導体などが挙げられる。
流動点降下剤は、例えばポリアルキルメタクリレート,ポリブテン,ポリアルキルスチレン,ポリビニルアセテート,ポリアルキルアクリレート,エチレン−酢酸ビニル系共重合体,エチレン−アルキルアクリレート系共重合体,塩素化ポリエチレン,アルケニルこはく酸アミド系化合物等が挙げられる。これらの流動点降下剤は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。流動点降下剤の配合量は、冷却油全量基準で0.01〜2.0質量%が好ましく、0.05〜1.0質量%がさらに好ましい。
上記した添加剤の他に、消泡剤、粘度指数向上剤等の添加剤も使用することが可能である。
以下に示す鉱油又は合成油を基油とし冷却液を調製した。
<基油1>
API(米国石油協会)基油分類によりグループ2(Gp2)に分類されるGTL。
<基油2>
API基油分類によりグループ3(Gp3)に分類されるGTL。
<基油3>
原油を常圧蒸留して得られた潤滑油留分に対して、水素化分解、水素化脱ろうなどの精製手段を適宜組み合わせて適用することにより得られたパラフィン系鉱油で、API基油分類によりグループ2(Gp2)に分類されるもの。
<基油4>
原油を常圧蒸留して得られた潤滑油留分に対して、水素化分解、水素化脱ろうなどの精製手段を適宜組み合わせて適用することにより得られたパラフィン系鉱油で、API基油分類によりグループ3(Gp3)に分類されるもの。
<基油5>
原油を常圧蒸留して得られた潤滑油留分に対して、脱ろうなどの精製手段を適宜組み合わせて適用することにより得られたパラフィン系鉱油で、API(米国石油協会)基油分類によりグループ1(Gp1)に分類されるもの。
<基油6>
原油を常圧蒸留して得られた潤滑油留分に対して、脱ろうなどの精製手段を適宜組み合わせて適用することにより得られたナフテン系鉱油で、API(米国石油協会)基油分類によりグループ5(Gp5)に分類されるもの。
また、一部の冷却液には、以下に示す市販のフェノール系酸化防止剤を0.1質量%、腐食防止剤を0.05質量%、流動点降下剤を0.1質量%添加した。
<酸化防止剤>
以下の一般式(VI)に示す構造をもつ、ベンゼンプロパン酸3,5−ビス(1,1−ジメチル−エチル)−4−ヒドロキシ−C7〜C9側鎖アルキルエステルで構成されるフェノール系酸化防止剤。なお、構造式のRはC7〜C9である。
Figure 2013043933
<腐食防止剤>
以下の一般式(VII)に示す構造をもつ、N,N−ビス(2‐エチルヘキシル)‐(4又は5)‐メチル‐1H‐ベンゾトリアゾール‐1‐メチルアミンで構成される腐食防止剤。なお、構造式のRは2‐エチルヘキシルである。
Figure 2013043933
<流動点降下剤>
以下の性状のポリメタクリレート。
Mn(数平均分子量) 32434 (標準物質 ポリスチレン)
Mw(重量平均分子量) 60093 (標準物質 ポリスチレン)
Mw/Mn 1.85279 (標準物質 ポリスチレン)
なお、分子量の測定条件は以下の通りである。
クロマト Shodex GPC101
カラム Shodex GPC KF-805L ×2
温度 40℃
流量 1ml/min
キャリアー THF
検出器 RI
得られた冷却液の性状を表1に示す。また、比較例3として市販の熱処理油の性状を、比較例4として市販の自動車用変速機油の性状を併せて示す。
Figure 2013043933
なお、表1に示す各性状の測定方法は以下の通りである。
<動粘度(@40℃)、動粘度(@100℃)、粘度指数>
JIS K 2283「原油及び石油製品−動粘度試験方法および粘度指数算出方法」によって得られる動粘度及び粘度指数。
<密度(@15℃)>
JIS K 2249「原油及び石油製品−密度試験方法及び密度・質量・容積換算表」による密度である。なお、表中の数値は、上記式(1)の単位g/cmで表示されている。
<引火点>
JIS K 2265−4「引火点の求め方−第4部:クリーブランド開放法」によって得られる引火点。
<流動点>
JIS K 2269「原油及び石油製品の流動点並びに石油製品曇り点試験方法」によって得られる流動点。
<アニリン点>
J I S K 2256「石油製品−アニリン点及び混合アニリン点試験方法」によって得られるアニリン点。
<導電率>
JIS K 2276「石油製品−航空燃料油試験方法」により得られる導電率。
<蒸発量>
JIS C 2101「電気絶縁油試験方法」に準拠した測定方法。50mlビーカーに試験油2gをとり、この50mlビーカーに200mlビーカーをかぶせ、100℃に熱した高温槽の中で24時間静置した後の試験油の減少量。
<JIS法冷却時間>
JIS K 2242「石油製品−熱処理油試験方法」に準拠した方法により得られた冷却時間。ただし、測定条件は以下の通りである。特に測定温度は、電気自動車に搭載される二次電池の使用環境で想定される温度領域とした。
撹拌:無し
油量:250ml
金属:銀棒
測定温度:125℃〜室温
<簡便法冷却時間>
任意の一面の中央に設けた深さ1.5cmの穴に熱電対が差し込まれたステンレス製立方体(一辺3cm)を、ガラス製の容器に入れた150mlの試料に浸漬させたときの、ステンレス製立方体の内部の温度が30℃になるまでの時間。試料の攪拌は行なわず、測定温度領域は、電気自動車に搭載される二次電池の使用環境で想定される120℃〜室温(30℃)とした。
冷却時間の測定方法において、測定温度は、電動車両に搭載される二次電池の使用環境が想定される温度領域となっている。従って、表1の冷却時間は、電動車両に搭載される二次電池の冷却性能を示す指標になるものといえる。また、表1に示すように、実施例について測定したJIS法冷却時間と簡便法冷却時間には相関が認められることから、簡便法冷却時間は、JIS法冷却時間と同様に、冷却性能の指標として有効であることが確認された。
表1に示すように、実施例の簡便法冷却時間は何れも比較例3(従来の熱処理油)よりも短く、冷却性に優れていることが確認された。また、実施例は動粘度、導電率(絶縁性)、密度、引火点、蒸発量、の何れも、電気自動車に搭載される二次電池の冷却液に必要な性状を満たしていることが確認された。
なお、引火点は安全性を考慮し高いものとされており、アニリン点は、粘度指数やゴム膨潤性等の取り扱い性に関する物性を考慮して高いものとされている。引火点が200℃以上、アニリン点が110℃以上である実施例1、2、4はいずれも、冷却性能においても特に優れたものとなることが確認された。

Claims (2)

  1. 15℃の密度が0.84g/cm以下、40℃の動粘度が20mm/s以下、引火点が190℃以上、蒸発量が4.0mg以下、導電率が10pS/m以下であることを特徴とする充放電器用冷却液。
  2. 熱浸透率が470以上である請求項1に記載の充放電器用冷却液。
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