JP2013042638A - 中継器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 現場における各種調整作業の容易化を図ることが可能にする中継器を提供すること。
【解決手段】 上位コントローラと下位コントローラ内装型アクチュエータとの間に介挿され分配機能及び又は変換機能を発揮する中継器において、上記下位コントローラ内装型アクチュエータに対して動作指示を出力するためのJOG機能を付与した構成になっているので、煩雑な作業を要することなく、現場において、各種調整作業を容易に行うことができるようになった。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば、上位コントローラとしてのプログラマブルロジックコントローラ(Programmable Logic Controller、以下、PLC略称する。)と複数又は単数の下位コントローラ内装型アクチュエータとの間に介挿され分配機能又は変換機能を発揮する中継器に係り、特に、下位コントローラ内装型アクチュエータを動作させるための動作指示機能(JOG機能)を付与することにより、現場における各種調整作業の容易化を図ることができるように工夫したものに関する。
PLCと単数の下位コントローラ内装型アクチュエータとの間に介挿され変換機能を発揮する変換器がある。又、PLCと複数の下位コントローラ内装型アクチュエータとの間に介挿され分配機能を発揮する分配器がある。これら変換器や分配器は、PLCと複数又は単数の下位コントローラ内装型アクチュエータとの間に介挿され、いわゆる中継器として機能するものである。
これら分配器や変換器等の中継器の構成を開示するものとして、例えば、特許文献1、特許文献2等がある。
特開2011−83045号公報 特開2011−78278号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。
すなわち、従来の変換器や分配器等の中継器には、下位コントローラ内装型アクチュエータを直接動作させるための動作指示機能、いわゆる「JOG機能」がなく、その為、現場で様々な調整を行う作業が面倒であるという問題があった。以下、具体的に説明する。
例えば、複数の下位コントローラ内装型アクチュエータが任意の組み合わせで設置されている現場を想定する。その際、各種の調整作業を行うためには、各下位コントローラ内装型アクチュエータを個別に動作させる必要が生じる。このような場合には、いわゆる「ティーチングペンダント」或いは「ティーチングボックス」と称される教示器を各下位コントローラ内装型アクチュエータにケーブルを介して直接接続して動作指示を与えることになる。
ところが、上記複数の下位コントローラ内装型アクチュエータは様々な状況で組み合わされて設置されているため、上記ケーブルをそれら下位コントローラ内装型アクチュエータに個別に接続していく作業は極めて面倒であり、それが原因して、現場における各種調整作業が極めて困難なものとなっていた。場合によっては、ケーブルを下位コントローラ内装型アクチュエータに接続できないような場合もあった。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、現場における各種調整作業の容易化を図ることを可能にする中継器を提供することにある。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による中継器は、上位コントローラと下位コントローラ内装型アクチュエータとの間に介挿され分配機能及び又は変換機能を発揮する中継器において、上記下位コントローラ内装型アクチュエータに対して動作指示を出力するためのJOG機能を付与したことを特徴とするものである。
又、請求項2による中継器は、請求項1記載の中継器において、全面パネルにポジション調整スイッチが設けられており、これらポジション調整スイッチにより動作指示を出力するものであることを特徴とするものである。
又、請求項3による中継器は、請求項2記載の中継器において、上記下位コントローラ内装型アクチュエータは複数台設置されており、上記ポジション調整スイッチも上記複数台の下位コントローラ内装型アクチュエータ毎に設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項4による中継器は、請求項3記載の中継器において、上記ポジション調整スイッチは、上記下位コントローラ内装型アクチュエータのモータのオン・オフスイッチと前進スイッチと後退スイッチの3つのスイッチから構成されていて、それら3つのスイッチが下位コントローラ内装型アクチュエータ毎に設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項5による中継器は、請求項4記載の中継器において、上記前面パネルには各下位コントローラ内装型アクチュエータブレーキ解除スイッチが設けられていることを特徴とするものである。
以上述べたように本願発明の請求項1による中継器によると、上位コントローラと下位コントローラ内装型アクチュエータとの間に介挿され分配機能及び又は変換機能を発揮する中継器において、上記下位コントローラ内装型アクチュエータに対して動作指示を出力するためのJOG機能を付与した構成になっているので、従来のように、ティーチングペンダントやティーチングボックスといった教示器を下位コントローラ内装型アクチュエータに直接接続するという煩雑な作業を要することなく、現場において、各種調整作業を容易に行うことができるようになった。
又、請求項2による中継器は、請求項1記載の中継器において、全面パネルにポジション調整スイッチが設けられており、これらポジション調整スイッチにより動作指示を出力するように構成されているので、動作指示の出力作業も容易である。
又、請求項3による中継器は、請求項2記載の中継器において、上記下位コントローラ内装型アクチュエータは複数台設置されており、上記ポジション調整スイッチも上記複数台の下位コントローラ内装型アクチュエータ毎に設けられている構成になっているので、各下位コントローラ内装型アクチュエータ毎に調整作業を容易に行うことができる。
又、請求項4による中継器は、請求項3記載の中継器において、上記ポジション調整スイッチは、上記下位コントローラ内装型アクチュエータのモータのオン・オフスイッチと前進スイッチと後退スイッチの3つのスイッチから構成されていて、それら3つのスイッチが下位コントローラ内装型アクチュエータ毎に設けられている構成になっているので、上記効果をより確実なものとすることができる。
又、請求項5による中継器は、請求項4記載の中継器において、上記前面パネルには各下位コントローラ内装型アクチュエータブレーキ解除スイッチが設けられている構成になっているので、それによっても、各種調整作業の容易化を図ることができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、中継器としての分配器を組み込んだシステム全体の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、中継器としての分配器の前面パネルの構成を示す正面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、中継器としての分配器の平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、中継器としての分配器の底面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、中継器としての分配器の取付構造を説明するための中継器の背面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、下位コントローラ内装型アクチュエータの外観を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、中継器としての分配器の回路構成を示す図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、中継器におけるJOG機能を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施の形態を示す図で、中継器におけるJOG機能を説明するためのフローチャートである。
以下、図1乃至図9を参照して本発明の一実施の形態を説明する。図1は本実施の形態による中継器としての分配器1を使用したシステムの全体の構成を示す図であり、分配器1はフィールドネットワーク3を介して上位コントローラとしてのPLC5に接続されている。又、上記分配器1には複数台(この実施の形態の場合には4台)の下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dが接続されている。
尚、図1では4台の下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dが並列・配置された状態で図示されているが、実際には、単独で又は任意の組み合わせで設置されている。
又、上記分配器1には、電源ユニット9、バッテリーユニット11、パーソナルコンピュータ13、ティーチングペンダント15、ティーチングボックス17が接続可能な構成になっている。上記バッテリーユニット11によりアブソ機能の電源をバックアップするものである。すなわち、上記バッテリーユニット11は、下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dのエンコーダ部とアブソ基板のみに電力を供給するものであり、例えば、内装されたコントローラ電源が「OFF」となった場合に、エンコーダ部とアブソ基板のみに電力を供給する。それによって、アブソ基板の記憶部にスライダ95の位置を記憶することができる。
以上がシステム全体の概略の構成である。以下、各部の構成を詳細に説明する。
まず、分配器1の構成であるが、その前面パネル21は図2に示すようなものとなっており、又、その上面23と下面25は、それぞれ図3及び図4に示すような構成になっている。まず、前面パネル21側からみてみると、図2に示すように、前面パネル21の下部には電源コネクタ23が設置されていて、この電源コネクタ23には、図1に示した電源ユニット9からのケーブル25が接続されることになる。
尚、図1では、ケーブル25は1本のみ示されているが、実際には複数本である。
すなわち、上記電源コネクタ23には、まず、4つの下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dのコントローラに電源を供給する為のCPコネクタ対23eと、上記4つの下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dのモータ駆動用電源を供給する為のMPコネクタ対23f、又、緊急時に上記4つの下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dのモータ駆動電源を遮断する信号を入力するEMGコネクタ対23g,Sコネクタ対23hが設置されている。又、上記CPコネクタ対23eは一対のコネクタ23e、23eから構成されている。又、上記MPコネクタ対23fは一対のコネクタ23f、23fから構成されている。又、上記コネクタ対23gは一対のコネクタ23g、23gから構成されている。又、上記コネクタ対23hは一対のコネクタ23h、23hから構成されている。
又、上記4つの下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dに対応するように、4組のコネクタ対23a、23b、23c、23dが設けられている。これら4組のコネクタ対23a、23b、23c、23dによって緊急時にそれぞれのモータ駆動用電源を個々に遮断する信号を入力することができる。上記コネクタ対23aは一対のコネクタ23a、23aから構成されている。又、上記コネクタ対23bは一対のコネクタ23b、23bから構成されている。又、上記コネクタ対23cは一対のコネクタ23c、23cから構成されている。又、上記コネクタ対23dは一対のコネクタ23d、23dから構成されている。
又、上記電源コネクタ23の上にはバッテリーコネクタ27が設置されている。このバッテリーコネクタ27には、図1に示したバッテリーユニット11からのケーブル29が接続されることになる。
又、上記バッテリーコネクタ27の上にはSIO(Serial Input/Output)コネクタ31が設けられている。このSIOコネクタ31には、図1に示したパーソナルコンピュータ13からのケーブル33、ティーチングペンダント15からのケーブル35、ティーチングボックス17からのケーブル37が選択的に接続可能な構成になっている。上記ケーブル33、35、37には、同じ構成をなすコネクタ39がそれぞれ取り付けられている。
上記電源コネクタ23の下方には、下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7D及び中継器の接地を行う為の保護接続端子41が設置されているとともに、上記SIOコネクタ31の上方には運転モード切換スイッチ43が設けられている。又、上記運転モード(自動/手動)切換スイッチ43の横には、ブレーキ解除スイッチ45、47、49、51が設置されている。
そして、上記ブレーキ解除スイッチ45、47、49、51の上方に、4つのポジション調整スイッチ群、すなわち、第1ポジション調整スイッチ群53、第2ポジション調整スイッチ群55、第3ポジション調整スイッチ群57、第4ポジション調整スイッチ群59が設置されている。これら第1ポジション調整スイッチ群53、第2ポジション調整スイッチ群55、第3ポジション調整スイッチ群57、第4ポジション調整スイッチ群59は、4つの下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dにそれぞれ対応して設けられている。
上記第1ポジション調整スイッチ群53は、下位コントローラ内装型アクチュエータ7Aに対応するサーボオン・オフスイッチ53a、前進(原点位置側から離間する動作を意味する。)スイッチ53b、後退(原点位置側に戻る動作を意味する。)スイッチ53cから構成されている。同様に、上記第2ポジション調整スイッチ群55は、下位コントローラ内装型アクチュエータ7Bに対応するサーボオン・オフスイッチ55a、前進スイッチ55b、後退スイッチ55cから構成されている。又、上記第3ポジション調整スイッチ群57は、下位コントローラ内装型アクチュエータ7Cに対応するサーボオン・オフスイッチ57a、前進スイッチ57b、後退スイッチ57cから構成されている。又、上記第4ポジション調整スイッチ群59は、下位コントローラ内装型アクチュエータ7Dに対応するサーボオン・オフスイッチ59a、前進スイッチ59b、後退スイッチ59cから構成されている。
又、上記第1ポジション調整スイッチ群53の上方には、LED表示部群61が設置されている。このLED表示部群61には、6個のLED表示部61a、61b、61c、61d、61e、61fが設けられている。
尚、上記第1ポジション調整スイッチ群53、第2ポジション調整スイッチ群55、第3ポジション調整スイッチ群57、第4ポジション調整スイッチ群59の上にも、それぞれ6個ずつのLED表示部62が設けられている。これらLED表示部62は、下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dのモータの負荷や下位コントローラ内装型アクチュエータでエラーが発生した際にエラーの内容を知らせる簡易ALMコード表示を示している。
又、分配器1の上面23には、図3に示すように、ネットワークコネクタ63が設置されている。このネットワークコネクタ63には、図1に示したフィールドネットワーク3からのケーブル64が接続されることになる。又、中継器1の下面25には、図4に示すように、4個のモータコネクタ65、67、69、71が設けられている。これら4個のモータコネクタ65、67、69、71には、図1に示した下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dからのケーブル73が接続されることになる。すなわち、ケーブル73にはプラグ74が取り付けられていて、このプラグ74を上記モータコネクタ65、67、69、71に差し込むものである。
次に、上記分配器1の取付構造について説明する。図5に示すように、分配器1の背面側であって上側には係止片81、81が設けられている。又、分配器1の背面側であって下側には、移動係止体83が、図中上下方向に移動可能な状態で設置されている。この移動係止体83の先端部が係止片83aとなっている。
一方、分配器1を取り付けるための取付レール85が、例えば、図示しない制御盤の中に敷設されていて、この取付レール85の上下端部には溝状の係止凹部87、89が設けられている。そして、上記係止片81、81を係止凹部87に上側から係合させ、下側の移動係止体83を上方に押し上げることにより、その係止片83aを取付レール85の下側の係止凹部89に係合させる。それによって、分配器1を取付レール85に強固に固定することができるものである。
さて、既に説明した下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dであるが、図6に示すような構成になっている。まず、モータハウジング91があり、このモータハウジング91内には、図示しないサーボモータ、エンコーダが内装されているとともに、コントローラが内装されている。又、上記モータハウジング91には別のハウジング93が連結されていて、このハウジング93内には図示しないボールネジが敷設されている。このボールネジは上記サーボモータの回転軸に対して図示しないカップリングを介して連結されている。
上記ボールネジには図示しないボールナットが螺合・配置されていて、このボールナットにスライダ95が連結されている。よって、サーボモータが正転・逆転することにより、ボールナットひいてはスライダ95が、図6中左右方向の何れかに移動することになる。又、上記モータハウジング91の背面側には、コネクタ97、99が設けられている。上記コネクタ97には、図1に示すように、ケーブル101が接続されることになり、このケーブル101と既に説明したケーブル73が、それぞれのコネクタ102、104を介して接続されることになる。それによって、下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dに電源と制御信号の両方が入力されることになる。
尚、コネクタ97、99には、ティーチングペンダント15、ティーチングボックス17からのケーブルに取り付けられた端子39を差し込むことも可能であり、それによって、下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dに対して、ティーチングペンダント15、ティーチングボックス17から直接教示することもできる。
次に、分配器1の回路構成であるが図7に示すような構成になっている。まず、マイコン111があり、このパラメータ111にはパラメータ格納部113が接続されている。その他、既に説明した各種コネクタ類、すなわち、電源コネクタ23、バッテリーコネクタ27、SIOコネクタ31、ブレーキ解除スイッチ45、47、49、51、ポジション調整スイッチ群53、55、57、59、フィールドネットワークコネクタ63、モータコネクタ65、67、69、71、LED61、62が設置されている。又、4つのリレー137が設置されているとともに非常停止ボタン139が設置されている。上記4つのリレー137は、図2に示した4組のコネクタ対23a、23b、23c、23dのラインにそれぞれ接続・配置されるものであり、これら4つのリレー137を適宜動作させることにより、緊急時にそれぞれのモータ駆動用電源を個々に遮断する信号を入力することができる。又、上記非常停止ボタン139は、図2に示したEMGコネクタ対23gのコネクタ23g、23gに接続されるものである。
尚、電源投入時に、下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dのコントローラから、パラメータ情報が読み出され、上記パラメータ格納部113に格納されるものである。上記パラメータとしては、例えば、アクチュエータのストローク(ソフトウェアリミット+、ソフトウェアリミット−)、アクチュエータの最高速度、アクチュエータの最高加速度等がある。
以上の構成を基にその作用を説明する。
まず、電源ユニット9より分配器1を介して下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dに電源が供給される。又、下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dは、PLC5によって分配器1を介して制御される。又、パーソナルコンピュータ13、ティーチングペンダント15、ティ―チングボックス17によって、分配器1を介して、下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dに各種教示が行われる。
次に、分配器1を使用したJOG機能について説明する。ここでいうJOG
機能とは、例えば、現場において、下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dに動作指令を直接入力して動作させて各種調整作業を行うことを意味している。具体的には、調整作業時における下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7D相互間の干渉を防止するために、任意の下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dを所定量だけ動作させるような場合である。この場合には次のような操作を行う。
例えば、下位コントローラ内装型アクチュエータ7Aを動作させたい場合には、上記第1ポジション調整スイッチ群53の、サーボオン・オフスイッチ53aを操作して「サーボオン」の状態とする。次に、スライダ95を前進方向に所定量移動させたい場合には、前進スイッチ53bを操作して、スライダ95を前進方向に所定量移動させる。同様に、スライダ95を後退方向に所定量移動させたい場合には、後退スイッチ53cを操作して、スライダ95を後退方向に所定量移動させる。
これは、下位コントローラ内装型アクチュエータ7B、7C、7Dを動作させたい場合についても同様である。それぞれ、上記第2ポジション調整スイッチ群55の、サーボオン・オフスイッチ55a、前進スイッチ55b、後退スイッチ55c、第3ポジション調整スイッチ群57の、サーボオン・オフスイッチ57a、前進スイッチ57b、後退スイッチ57c、第4ポジション調整スイッチ群59の、サーボオン・オフスイッチ59a、前進スイッチ59b、後退スイッチ59cを適宜操作すれば良い。
上記下位コントローラ内装型アクチュエータ7Aの第1ポジション調整スイッチ群53の前進スイッチ53bと後退スイッチ53cについて説明を追加する。まず、前進スイッチ53b又は後退スイッチ53cが1度のみ押された場合には1mm移動する。又、前進スイッチ53b又は後退スイッチ53cが1秒以上継続して押された場合には連続移動となる。そして、前進スイッチ53b又は後退スイッチ53cの押し続けられた時間が1秒増える毎に、順次、1mm/s、10mm/sec、30mm/sec、50mm/sec、100mm/secといった具合に順次速度を大きくしていくものである。
これは、第2〜第4ポジション調整スイッチ群55、57、59についても同様である。
以下、図8及び図9を参照してより具体的に説明する。
まず、図8は、下位コントローラ内装型アクチュエータ7Aを動作させたい場合であって、第1ポジション調整スイッチ群53の、サーボオン・オフスイッチ53aを操作して「サーボオン」の状態とするとともに、スライダ95を前進方向に所定量移動させるべく前進スイッチ53bを操作する場合を例に挙げて示している。
まず、スタートして、ステップS1において、前進スイッチ53bが押されたことを中継器1が認識する。次いで、ステップS2に移行して、マイコン111から下位コントローラ内装型アクチュエータ7Aに対して(+)側に1mm移動させる移動指令が出力される。
次いで、ステップS3に移行して、前進スイッチ53bが1秒以上押されているか否かの判別が行われる。前進スイッチ53bが1秒以上押されていないと判別された場合にはそのまま終了する。これに対して、前進スイッチ53bが1秒以上押されていると判別された場合には、ステップS4に移行する。このステップS4においては、速度の値の設定が行われる。すなわち、前進スイッチ53bの押されている時間が1秒増える毎に、順次、1mm/sec、10mm/sec、30mm/sec、50mm/sec、100mm/secといった具合に順次速度を大きくしていくものである。
次に、ステップS5に移行する。このステップS5においては、速度の設定値がパラメータ格納部113に格納されている「アクチュエータの最高速度」より低いか否かが判別される。速度の設定値がパラメータ格納部113に格納されている「アクチュエータの最高速度」より低くないと判別された場合には、ステップS6に移行して、速度の設定値を「アクチュエータの最高速度」とする。これに対して、速度の設定値がパラメータ格納部113に格納されている「アクチュエータの最高速度」より低いと判別された場合には、ステップS7に移行する。このステップS7においては、パラメータ格納部113より読み出した目標位置(「ソフトウェアリミット+」設定値)と先に設定した速度の設定値の2つの情報に基づいて、マイコン111から下位コントローラ内装型アクチュエータ7Aに移動指令を出力する。そして、終了する。
又、連続運転の場合には前進スイッチ53bの押圧操作を止めることにより停止する。
次に、図9であるが、下位コントローラ内装型アクチュエータ7Aを動作させたい場合であって、第1ポジション調整スイッチ群53の、サーボオン・オフスイッチ53aを操作して「サーボオン」の状態とするとともに、スライダ95を後退方向に所定量移動させるべく後退スイッチ53cを操作する場合を例に挙げて示している。
まず、スタートして、ステップS11において、後退スイッチ53cが押されたことを中継器1が認識する。次いで、ステップS12に移行して、マイコン111から下位コントローラ内装型アクチュエータ7Aに対して(−)側に1mm移動させる移動指令が出力される。
次いで、ステップS13に移行して、後退スイッチ53cが1秒以上押されているか否かの判別が行われる。後退スイッチ53cが1秒以上押されていないと判別された場合にはそのまま終了する。これに対して、後退スイッチ53cが1秒以上押されていると判別された場合には、ステップS14に移行する。このステップS14においては、速度の値の設定が行われる。すなわち、後退スイッチ53cの押されている時間が1秒増える毎に、順次、1mm/s、10mm/sec、30mm/sec、50mm/sec、100mm/secといった具合に順次速度を大きくしていくものである。
次に、ステップS15に移行する。このステップS15においては、速度の設定値がパラメータ格納部113に格納されている「アクチュエータの最高速度」より低いか否かが判別される。速度の設定値がパラメータ格納部113に格納されている「アクチュエータの最高速度」より低くないと判別された場合には、ステップS16に移行して、速度の設定値を「アクチュエータの最高速度」とする。これに対して、速度の設定値がパラメータ格納部113に格納されている「アクチュエータの最高速度」より低いと判別された場合には、ステップS17に移行する。このステップS17においては、パラメータ格納部113より読み出した目標位置(「ソフトウェアリミット−」設定値)と先に設定した速度の設定値の2つの情報に基づいて、マイコン111から下位コントローラ内装型アクチュエータ7Aに移動指令を出力する。そして、終了する。
又、連続運転の場合には後退スイッチ53cの押圧操作を止めることにより停止する。
尚、下位コントローラ内装型アクチュエータ7Aを例に挙げて説明したが、下位コントローラ内装型アクチュエータ7B、7C、7Dについても同様である。
以上、本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。
まず、分配器1にJOG機能が付与されているので、例えば、現場において、下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dを動作させたい場合にも、容易に対応することができる。すなわち、上記第1ポジション調整スイッチ群53の、サーボオン・オフスイッチ53a、前進スイッチ53b、後退スイッチ53c、第2ポジション調整スイッチ群55の、サーボオン・オフスイッチ55a、前進スイッチ55b、後退スイッチ55c、第3ポジション調整スイッチ群57の、サーボオン・オフスイッチ57a、前進スイッチ57b、後退スイッチ57c、第4ポジション調整スイッチ群59の、サーボオン・オフスイッチ59a、前進スイッチ59b、後退スイッチ59cを適宜操作することにより、下位コントローラ内装型アクチュエータ7A、7B、7C、7Dを容易に動作させることができるからである。
特に、従来の場合には、ティーチングペンダント15やティーチングボックス17を、各下位コントローラ内装型アクチュエータ7B、7C、7Dに直接接続して作業を行う必要があったが、そのような煩雑な作業を大幅に改善させることができるものである。
又、本実施の形態の場合には、分配器1を強固に固定することができるとともに、その着脱が容易な構成になっている。すなわち、係止片81、81を係止凹部87に上側から係合させ、下側の移動係止体83を上方に押し上げることにより、その係止片83aを取付レール85の下側の係止凹部89に係合させる。それによって、分配器1を取付レール85に強固に固定することができるように構成されているので、分配器1を強固に固定することができるとともに、その着脱も容易であめる。
尚、本発明は前記一実施の形態に限定されるものではない。
例えば、前記一実施の形態の場合には、4台の下位コントローラ内装型アクチュエータに対応する分配器を例に挙げて説明したが、1台の下位コントローラ内装型アクチュエータとの間に介挿される変換器として使用する場合にも同様に適用可能である。
又、分配器として使用する場合において、下位コントローラ内装型アクチュエータの台数を特に限定するものではない。
又、前記一実施の形態の場合には、各下位コントローラ内装型アクチュエータに対して、3つのスイッチ、すなわち、サーボオン・オフスイッチ、前進スイッチ、後退スイッチによって必要なJOG機能を発揮するように構成したが、それに限定されるものではなく、様々な構成が想定されるものである。
又、中継器の前面パネルの構成としても図示したものに限定されるものではなく、様々な構成のものが想定される。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
本発明は、例えば、PLCと複数又は単数の下位コントローラ内装型アクチュエータとの間に介挿され分配機能又は変換機能を発揮する中継器に係り、特に、アクチュエータを動作させるための動作指示機能(JOG機能)を付与することにより、現場における各種調整作業の容易化を図ることができるように工夫したものに関し、例えば、複数の下位コントローラ内装型アクチュエータを使用して組み立てられた各種設備における分配器として好適である。
1 分配器(中継器)
5 PLC(上位コントローラ)
7A 下位コントローラ内装型アクチュエータ
7B 下位コントローラ内装型アクチュエータ
7C 下位コントローラ内装型アクチュエータ
7D 下位コントローラ内装型アクチュエータ
53 第1ポジション調整スイッチ群
53a サーボオン・オフスイッチ
53b 前進スイッチ
53c 後退スイッチ
55 第2ポジション調整スイッチ群
55a サーボオン・オフスイッチ
55b 前進スイッチ
55c 後退スイッチ
57 第3ポジション調整スイッチ群
57a サーボオン・オフスイッチ
57b 前進スイッチ
57c 後退スイッチ
59 第4ポジション調整スイッチ群
59a サーボオン・オフスイッチ
59b 前進スイッチ
59c 後退スイッチ

Claims (5)

  1. 上位コントローラと下位コントローラ内装型アクチュエータとの間に介挿され分配機能及び又は変換機能を発揮する中継器において、
    上記下位コントローラ内装型アクチュエータに対して動作指示を出力するためのJOG機能を付与したことを特徴とする中継器。
  2. 請求項1記載の中継器において、
    前面パネルにポジション調整スイッチが設けられており、これらポジション調整スイッチにより動作指示を出力するものであることを特徴とする中継器。
  3. 請求項2記載の中継器において、
    上記下位コントローラ内装型アクチュエータは複数台設置されており、上記ポジション調整スイッチも上記複数台の下位コントローラ内装型アクチュエータ毎に設けられていることを特徴とする中継器。
  4. 請求項3記載の中継器において、
    上記ポジション調整スイッチは、上記下位コントローラ内装型アクチュエータのモータのオン・オフスイッチと前進スイッチと後退スイッチの3つのスイッチから構成されていて、それら3つのスイッチが下位コントローラ内装型アクチュエータ毎に設けられていることを特徴とする中継器。
  5. 請求項4記載の中継器において、
    上記前面パネルには各下位コントローラ内装型アクチュエータブレーキ解除スイッチが設けられていることを特徴とする中継器。
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