JP2013042538A - 通信パラメータの共有手順を実行する通信装置、通信装置の制御方法、プログラム - Google Patents

通信パラメータの共有手順を実行する通信装置、通信装置の制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信装置間で通信パラメータを共有する方法を提供する。
【解決手段】通信装置であって、無線通信手段と、通信パラメータの提供装置と受信装置との間で予め定められた手順によりメッセージを送信及び受信し、前記提供装置と前記受信装置とで通信パラメータを共有する共有手段と、を有し、前記提供装置が提供する通信パラメータは、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵の何れかを含み、前記提供装置として機能する他の通信装置を検出した場合、前記共有手段は、通信パラメータの受信装置として前記無線通信手段を介して前記共有処理を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信パラメータの共有手順を実行する通信装置、通信装置の制御方法、プログラムに関する。
IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線LANに代表される無線通信では、使用前に設定しなければならない設定項目が数多く存在する。例えば、設定項目として、ネットワーク識別子としてのSSID、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵等の無線通信を行うために必要な無線パラメータがあり、ユーザが手入力により設定するには非常に煩雑である。
そこで、様々なメーカーから、無線パラメータを簡単に無線機器に設定するための自動設定方法が考案されている。これら自動設定方法は、接続する機器間で予め定められた手順、及びメッセージにより、一方の機器から他方の機器に無線パラメータを提供し、無線パラメータの設定を自動的に行っている。
無線パラメータの自動設定方法に関しては、各メーカーが独自の方法を採用している場合が多い。従って、共通の無線パラメータ自動設定方法に対応していない機器間では、無線パラメータ設定のための手順が異なるか、解読可能なメッセージが異なり、自動設定方法を用いて無線パラメータの設定を行うことはできない。一方、共通の無線パラメータ自動設定方法に対応している機器の間では、当該自動設定方法を用いて簡単に無線パラメータの設定を行うことができる。
特許文献1には、無線パラメータの自動設定の一例が開示されている。
特開2003−338821号公報
従来の無線パラメータ設定方法では、無線パラメータの提供元(送信側)、提供先(受信側)の役割が予め決まっているため、無線パラメータの転送方向も一意に決まる。
しかし、無線パラメータの提供元、提供先の役割が予め決まっていない場合、無線パラメータの転送方向を一意に決定できない。このような場合、どの機器をパラメータの提供元にし、どの機器を提供先にするかをユーザが選択するようにすると、ユーザの操作性を損なうという問題がある。
さらには、複数の機器が提供元になってしまうと、提供先の機器はどの提供元機器からパラメータ情報を受け取ればよいか判別できないという問題がある。
上記問題は、無線パラメータに限らず、機器間の通信に設定が必要な有線等の通信パラメータであっても起り得る。
本発明は、かかる点を課題にしたものであり、通信パラメータを共有できるようにすることを目的とする。
本発明は、通信装置であって、ネットワーク上の役割に基づいて、通信パラメータを他の通信装置と共有する共有手段と、共有した通信パラメータに基づいて、通信する通信手段と、を有する。
本発明により、他の通信装置との間で通信パラメータを共有できる。
実施形態における複数の端末によりアドホックネットワークを形成した場合の構成図 実施形態における端末の構成例を示す図 実施形態における端末の動作を表すフローチャート 実施形態における端末の動作を表すフローチャート 実施形態における端末A,端末B、端末Cの動作を表すシーケンス図 実施形態における端末A,端末B、端末Cの動作を表すシーケンス図 実施形態における端末A,端末B、端末Cの動作を表すシーケンス図
図1は、本実施形態を説明するためのネットワーク構成例である。
図1に示す構成には、IEEE802.11無線LANの無線通信機能を備えた端末A100a、端末B100b、端末C100cが存在する。以下、端末A100aを端末A、端末B100bを端末B、端末C100cを端末Cとして説明する。端末A、端末B、端末Cは、無線パラメータの自動設定アプリケーションを備えている。本実施形態に係る無線パラメータの自動設定アプリケーションは、第1の端末から第2の端末に対して、無線通信を行うための無線パラメータを提供する。無線パラメータは、ネットワーク識別子としてのSSID、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵等の全てもしくは一部の情報とする。なお、SSIDは、Service Set Identifierの略である。そして、第2の端末は、提供された無線パラメータを設定する。ここで、無線パラメータの提供は、両通信端末の無線パラメータに関係なく通信できるパケットを用いて予め定められた手順、及びメッセージにより行われる。または、無線パラメータを提供する際に両端末が設定モードに移行し、予め定められた設定用の無線パラメータに切り替え、端末間の通信を行えるようにし、予め定められた手順及びメッセージにより無線パラメータの提供が行われるようにしてもよい。
また、図1の端末Bは、無線通信のための無線パラメータの設定情報である無線パラメータ設定情報101bをメモリに格納している。また、端末Cは、無線パラメータ設定情報101cをメモリに格納している。ここで、無線パラメータ設定情報には、ネットワーク識別子としてのSSID、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵等の無線通信を行うための無線パラメータが含まれるものとする。また、各端末は、IEEE802.11無線LANのアドホックモードによるアドホック通信により無線通信を行う。
図2は端末A、端末B、端末Cの構成の一例を示すブロック図である。
ROM12は、後述の各種処理を実行するためのプログラムを記憶する。RAM11は、一時的な変数や、データ及びキャッシュを格納する。RAM11は、無線パラメータを設定する無線パラメータ設定部11aを有する。また、RAM11は、後述の機能情報設定部11b、機能情報受信フラグ11c、機能情報変更フラグ11d、タイマT1(11e)、タイマT2(11f)を有する。CPU13は、ROM11に記憶されているプログラムを実行し、後述の各種処理を実行する。また、CPU13は、無線パラメータの自動設定アプリケーションを実行する自動設定実行部13aを有する。制御部14は、無線機能の制御を行う。RF部15は、アンテナ部18を介して、IEEE802.11準拠の無線LAN通信を行う。外部インタフェース部16は、端末と外部装置とを接続するための有線インタフェースである。外部インタフェースモジュール17は、外部装置を接続するためのコネクタ等のモジュールである。外部インタフェース部16、外部インタフェースモジュール17を介して、外部装置としてのパーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、プリンタ、スキャナ等の情報処理装置が接続する。なお、図2に示すハードウェア構成は一つの事例であり、他の構成を用いることもできる。
図3、図4は本実施形態における端末A、端末B、端末Cの無線パラメータ設定処理の動作を表すフローチャートである。図3、図4に示す動作は、端末A、端末B、端末CのCPU13の自動設定実行部13aがROM12に記憶されているプログラムを実行することにより行われる。
無線パラメータ設定処理は、端末の操作部(不図示)のボタン押下等の操作により開始される。無線パラメータ設定処理が開始されると、自動設定実行部13aは無線パラメータ設定情報が無線パラメータ設定部11aに格納されているかを判断する(S300)。端末Aは、無線パラメータ設定情報が無線パラメータ設定部11a に格納されていないので、図4に進む。
端末Bは、無線パラメータ設定情報101bを無線パラメータ設定部11aに格納しているので、S301に進む。端末Cも、無線パラメータ設定情報101cを無線パラメータ設定部11aに格納しているので、S301に進む。無線パラメータ設定情報を無線パラメータ設定部11aに格納している端末の自動設定実行部13aは、パラメータの提供可能、あるいは受取可能を示す機能情報を「提供候補」にして機能情報設定部11bに設定する(S301)。
また、自動設定実行部13aは、他の端末から機能情報を受信したか否かを示す機能情報受信フラグ11cをOFFに設定する(S302)。また、自動設定実行部13aは、自端末の機能情報に変更の発生があるかどうかを示す機能情報変更フラグ11dをOFFに設定する(S303)。
つぎに、自動設定実行部13aは、無線パラメータ設定処理の全体のタイムアウト値が設定されているタイマT1を開始する(S304)。また、無線パラメータ設定処理の際に他の端末からの機能情報を待ち、最終的な自端末の機能を決定する処理を起動するタイムアウト値が設定されているタイマT2を開始する(S305)。
ここで、タイマT1の値は、タイマT2の値よりも十分大きな値であり、予め決められている。また、タイマT2の値は、システムで事前に決定されている固定のタイムアウト値でも、タイマを起動するときにタイマT1より小さな範囲でランダムな値として決定されたタイムアウト値でも構わない。
つぎのS306からS311の処理は、タイマT2がタイムアウトするまでの繰り返し処理となる。
まず、自動設定実行部13aは、自端末の機能情報(ここではすでに「提供候補」に設定されている)を同一ネットワークに存在している他の端末に対してブロードキャストで送信する(S306)。
つぎに、自動設定実行部13aは、タイマT2が満了になったか否かを確認し(S307)、満了となっていない場合には、他の端末から機能情報を受信したかどうかを確認する(S308)。他の端末から機能情報を受信していなければ、機能情報送信(S306)に戻る。機能情報を受信した場合には、自動設定実行部13aは、機能情報受信フラグ11cをONに設定する(S309)。さらに自動設定実行部13aは、受信した機能情報がすでにパラメータの提供者として確定している「提供」を示す情報であるか否かを確認する(S310)。受信した機能情報が「提供」を示していれば、自動設定実行部13aは、機能情報変更フラグ11dをONにする(S311)。受信した機能情報が「提供」を示していなければ、機能情報送信(S306)に戻る。
ここで、タイマT2が満了となった場合には(S307)、自動設定実行部13aは、機能情報受信フラグ11cがONになっているかどうかを確認する(S312)。機能情報受信フラグ11cがOFFの場合には、同一ネットワークに他の端末がいなかったものとして、自端末の機能情報を「提供」に変更して機能情報設定部11bに設定する(S315)。また、機能情報受信フラグ11cがONの場合は、機能情報変更フラグ11を調べる(S313)。機能情報受信フラグ11cがONの場合は、同一ネットワークに他の端末がいることになる。
機能情報変更フラグ11dがONになっている場合は、同一ネットワークに既に無線パラメータの提供者が存在するので、自端末の機能情報を「受取」に変更して機能情報設定部11bに設定する(S314)。また、機能情報変更フラグ11dがOFFの場合には、同一ネットワークに無線パラメータの提供者が存在しないので、自端末の機能情報を「提供」に変更して機能情報設定部11bに設定する(S315)。S314、S315が終了した段階で、端末の役割が、無線パラメータの提供側か、受取側かが決定したことになる。
以降のステップでは、実際に無線パラメータを提供側から提供先(受取側)へ送信し、提供先の端末に登録する登録処理を行う。
自動設定実行部13aは、まず自端末の機能情報を他の端末に送信し(S316)、他端末との無線パラメータ登録処理を開始する(S317)。ここで、自動設定実行部13aは、機能情報設定部11bの設定内容を調べ、自端末の機能情報が「提供」か「受取」かを確認する(S318)。機能情報が「提供」の場合は、無線パラメータの提供側となり、「受取」の場合は、無線パラメータの受取側となる。
自端末の機能情報が「提供」の場合は、自動設定実行部13aは、受取側の端末からの要求に従って、無線パラメータ設定部11aに設定されている無線パラメータを受取側の端末に提供する(S319)。また、自動設定実行部13aは、タイマT1の満了か、ユーザによる終了操作を検出した場合には(S320)、設定処理を終了する。設定処理を終了すると、CPU13は、無線パラメータ設定部11aに設定されている無線パラメータを利用した無線LAN通信を行う。もしタイマT1が満了でないかつ終了操作を検出しない場合には、自動設定実行部13aは、他の残りの端末との無線パラメータ登録処理を繰り返し行う。
一方、自端末の機能情報が「受取」の場合は(S318でNO)、自動設定実行部13aは、機能情報が「提供」の他の端末に無線パラメータを要求し、無線パラメータの受信処理を行う(S321)。そして、受信した無線パラメータを無線パラメータ設定部11aに設定し、設定処理を完了する(S322)。設定処理を終了すると、CPU13は、無線パラメータ設定部11aに設定した無線パラメータを利用した無線LAN通信を行う。上述の無線パラメータの要求は、後述する登録開始要求を送信することにより行われる。
次に図4の処理を説明する。上述したように図4は、無線パラメータ設定情報が無線パラメータ設定部11aに格納されていない端末が行う処理である。
自動設定実行部13aは、パラメータの提供可能、あるいは受取可能を示す機能情報を「受取」にして機能情報設定部11bに設定する(S401)。これは、無線パラメータが無線パラメータ設定部11aに格納されていない端末は、他の端末から無線パラメータの提供を受けるために無線パラメータ設定処理を開始するからである。
つぎに、自動設定実行部13aは、無線パラメータ設定処理の全体のタイムアウト値が設定されているタイマT1を開始する(S402)。そして、自動設定実行部13aは、自端末の機能情報(ここではすでに「受取」に設定されている)を同一ネットワークに存在している他の端末に対してブロードキャストで送信する(S403)。そして、自動設定実行部13aは、他の端末から機能情報を受信したかどうかを確認する(S404)。他の端末から機能情報を受信していなければ、自動設定実行部13aは、タイマT1が満了となったか、ユーザによる終了操作が行われたかを確認する(S409)。タイマT1が満了となったか、ユーザによる終了操作を検出した場合は(S409)、設定処理を終了する。もしタイマT1が満了でないかつ終了操作を検出しない場合には、自動設定実行部13aは、機能情報の送信を繰り返す(S403)。
また、機能情報を受信した場合、自動設定実行部13aは、受信した機能情報が、パラメータの提供者として確定している「提供」を示す情報であるか否かを確認する(S405)。受信した機能情報が「提供」でない場合は、上述のS409の処理を行う。受信した機能情報が「提供」の場合は、「提供」を示す機能情報を送信した端末と、無線パラメータの登録処理を開始する(S406)。登録処理を開始すると、自動設定実行部13aは、「提供」を示す機能情報を送信した端末に無線パラメータを要求する。そして、この要求を受けた端末から送られた無線パラメータを受信し(S407)、受信した無線パラメータを無線パラメータ設定部11aに設定し、設定処理を完了する(S408)。設定処理を終了すると、CPU13は、無線パラメータ設定部11aに設定した無線パラメータを利用した無線LAN通信を行う。
各端末が以上の処理を実行することにより、無線パラメータを提供する端末、受け取る端末が決定し、提供側端末から受取側端末への無線パラメータの自動設定が行われる。無線パラメータの設定後は、設定した無線パラメータを利用した無線LAN通信を行うことができる。
図5は、端末A、端末B、端末Cが無線LANのアドホックモードで動作し、各端末が同一ネットワーク上にある場合を示すシーケンス図である。図5の例は、端末Aと端末Bがほぼ同時に無線パラメータの設定処理を開始した後に、端末Cが設定処理を開始し、端末BのタイマT2が端末CのタイマT2よりも早くタイムアウトした場合の各端末の動作を示す。
図5では、端末Aは、機能情報を「受取」(図中ではMyMode=Receiverと示してあり、以下Rと略す。)に設定している。端末B、端末Cは、処理開始時は、機能情報を「提供候補」(図中ではMyMode=Provider Candidateと示してあり、以下PCと略す。)に設定している。
以下、図5のシーケンス図に従って各端末の動作を説明する。
まず、端末Aと端末Bがほぼ同時に無線パラメータの設定処理を開始し、端末BはタイマT2を起動する。
端末Aは自端末の機能情報をRに設定したProbe Request(以下プローブ要求R)をブロードキャスト送信する(F500)。端末Aからのプローブ要求Rを受信した端末Bは自端末の機能情報をPCに設定したProbe Response(以下プローブ応答PC)を返信する(F501)。
これとは逆に、端末Bは自端末の機能情報をPCに設定したProbe Request(以下プローブ要求PC)をブロードキャスト送信する(F502)。端末Bからのプローブ要求PCを受信した端末Aは自端末の機能情報をRに設定したProbe Response(以下プローブ応答R)を返信する(F503)。
つぎに、新たに端末Cがネットワークに参加し、自端末の機能情報をPCに設定したプローブ要求PCをブロードキャスト送信する(F504)。それに対する応答として端末Bはプローブ応答PCを返信する(F505)。また、端末Aは、プローブ応答Rを返信する(F505−1)。
ここまでは、端末B、端末C共に、タイマT2がタイムアウトしていないので、機能情報を決定していない状態である。
端末Bは、タイマT2が満了するまでに、「提供」の機能情報を受信していないので、タイマT2が満了すると自端末の機能情報を「提供」(図中ではMyMode=Providerと示してあり、以下Pと略す。)に変更する。そして、端末Bは、機能情報をPに設定したProbe Request(以下プローブ要求P)をブロードキャスト送信する(F506、F507)。
端末Aは、端末Bからのプローブ要求Pに対してプローブ応答Rを返信する(F509)。また、端末Cは、タイマT2が満了していないので、端末Bからのプローブ要求Pに対してプローブ応答PCを返信する(F508)。
端末Aは、機能情報が「提供」に設定されたプローブ要求Pを受信したので、プローブ要求Pを送信した端末Bとの登録処理を開始する。登録処理を開始した端末Aは、無線パラメータの設定処理の開始要求を示すRegistration Start Request(以下登録開始要求)を端末Bに対して送信する(F510)。この要求を受信した端末Bは、端末Aとの登録処理を進める(F512)。ここではセキュリティーの認証、鍵交換などが端末間で行われる。
F512の処理が成功すれば、端末Bから端末Aに、無線パラメータをParameter Info Offerにより送信し、無線パラメータが提供される(F513)。
無線パラメータを受信すると、端末Aは、受信成功を示すParameter ReceiveSucceededを端末Bに送信する(F514)。端末Bは、Parameter ReceiveSucceededを受信すると、端末Aに登録処理の終了を示すRegistration Finishedを送信する(F515)。
以上の処理により、端末Aは、端末Bから無線パラメータを提供され、該無線パラメータを設定して無線LAN通信を行う。また、端末Bは端末Aと登録処理が開始された場合には、他の端末からの登録処理を抑制するためにBeacon(以下ビーコン)にBUSYを示す情報を含めてネットワーク上に送信する。このビーコンを受信した端末は登録処理の開始を抑制する(F511)。
端末Bは、端末Aとの登録処理が完了すると、ビーコンにIDLEを示す情報を含めてネットワーク上に送信する(F516)。このビーコンを検知した端末は抑制していた登録処理を開始する(F517)。ただし、タイマT2を起動している場合は、タイマT2がタイムアウトしてから登録処理を開始する。
端末Cは、タイマT2が満了する前に、端末Bから「提供」を示す機能情報を受信しているので、タイマT2が満了すると、自端末の機能情報を「受取」に設定する。
その後、端末Cは、IDLEを示す情報を含むビーコンを受信すると、登録開始要求を端末Bに送信し、無線パラメータの登録処理の開始を要求する(F517)。以下の端末Bと端末Cとの登録処理(F518、F519、F520、F521)は、前述の端末Aと端末Bとのの処理と同様のため説明は割愛する。なお、上記説明では、設定処理抑制のために状態を通知するためにビーコンを利用した。しかし、Probe要求やProbe応答に設定処理中を示す情報、ビジーを示す情報等を含めても同様の効果が得られることをここに明記しておく。
図6は、端末A、端末B、端末Cが無線LANのアドホックモードで動作し、各端末が同一ネットワーク上にある場合を示すシーケンス図である。図6の例は、端末Aと端末Cがほぼ同時に無線パラメータの設定処理を開始した後に、端末Bが設定処理を開始し、端末CのタイマT2が端末BのタイマT2よりも早くタイムアウトした場合の各端末の動作を示すものである。
図6においても、端末Aは、機能情報を「受取」(図中ではMyMode=Receiverと示してあり、以下Rと略す。)に設定している。端末B、端末Cは、処理開始時は、機能情報を「提供候補」(図中ではMyMode=Provider Candidateと示してあり、以下PCと略す。)に設定している。
基本的な部分は図5のシーケンスと同様のため、本図の特徴を表す部分について以下シーケンス図に従って各端末の動作を説明する。
まず、端末Aと端末Cがほぼ同時に無線パラメータ設定処理を開始し、端末CはタイマT2を起動する。端末Aは自端末の機能情報をRに設定したプローブ要求Rをブロードキャスト送信する(F600)。
端末Cは、端末Aからのプローブ要求Rを受信すると、自端末の機能情報をPCに設定したプローブ応答PCを返信する(F601)。
つぎに、端末Bが設定処理を開始したとする。端末Bは、設定処理を開始すると、自端末の機能情報をPCに設定したプローブ要求PCをブロードキャスト送信する(F602、F603)。このプローブ要求PCに対する応答として、端末Cがプローブ応答PCを返信し(F604)、端末Aがプローブ応答Rを返信する(F605)。
その後、端末CのタイマT2が満了したとする。端末Cは、タイマT2が満了するまでに、「提供」の機能情報を受信していないので、タイマT2が満了すると自端末の機能情報を「提供」(図中ではMyMode=Providerと示してあり、以下Pと略す。)に変更する。そして、端末Cは、プローブ要求Pをブロードキャスト送信する(F606、F607)。
端末Aは端末Cからのプローブ要求Pを受信すると、プローブ応答Rを返信する(F608)。
また、端末Bは、端末Cからプローブ要求Pに応答する前に、タイマT2が満了したとする。端末Bは、端末Cからプローブ要求Pを受信しているので、端末Cからのプローブ要求Pに対して自端末の機能情報を「受取」に変更して、プローブ応答Rを返信する(F609)。
端末Cは、ビーコンにIDLEを示す情報を含めてネットワーク上に送信する(F610、F611)。
端末Aは、端末CからのビーコンがIDLEであるのを確認後、登録処理の開始要求を示す登録開始要求を機能情報が「提供」である端末Cに対して送信する(F612)。端末Cは、登録開始要求を受信すると、ビーコンにBUSYを示す情報を含めてネットワーク上に送信する(F613、F614)。
端末Aから登録開始要求を受信した端末Cは、端末Aと登録処理を進めて(F615)、無線パラメータ設定情報を端末Aに提供する(F616、F617、F618)。
一方、BUSYを示すビーコンを受信した端末Bは、登録処理を抑制している。
端末Aとの登録処理を完了すると、端末Cは、ビーコンをIDLEに変更し、送信する(619)。端末Bは、IDLEを示すビーコンを受信すると、登録処理の抑制を解除し、端末Cとの間で登録処理を開始する(F620〜F624)。
図7は、端末Aと端末Bと端末Cが無線LANのアドホックモードで動作し、端末Bがはじめに一台だけでネットワークを形成し、端末BのタイマT2が満了した後に、端末Aと端末Cが同一ネットワークに参加した場合のシーケンス図である。
基本的な部分は図5、図6のシーケンスと同様のため、本図の特徴を表す部分について以下シーケンス図に従って各端末の動作を詳細に説明する。
端末Bは、無線パラメータ設定処理を開始し、タイマT2を起動する。
端末Bは自端末の機能情報をPCに設定したプローブ要求PCをブロードキャスト送信する(F700〜F703)。図7は、この時点では他の端末がまだネットワークに参加していないため、応答がない状態を示している。
端末Bは、タイマT2がタイムアウトすると、自端末の機能情報を「提供」に設定したプローブ要求Pをブロードキャスト送信するが、まだ他の端末は参加していない(F704、F705)。
つぎに、端末Cがネットワークに参加する。端末Cは、プローブ要求PCをブロードキャスト送信すると(F706、F707)、端末Bが応答として送信したプローブ応答Pを受信する(F708)。
つぎに、端末Aもネットワークに参加する。端末Aは、端末Bからのプローブ要求P(F710)に対して、プローブ応答Rを返信する(F712)。また、端末Cは、タイマT2が満了すると、端末Bから「提供」を示す機能情報を受信しているので、自端末の機能情報を「受取」に変更する。そして、端末Bからのプローブ要求Pに対してプローブ応答Rを返信する(F709、F711)。
以後、端末Bと端末Cが登録処理を行い(F713〜F719)、端末Bと端末Aも登録処理を行う(F720〜F725)。
以上のように、通信パラメータを提供できる端末は、機能情報を「提供候補」にして動作を開始する。機能情報が「提供候補」の端末は、その後、機能情報を「提供」または「受取」に最終決定し、通信パラメータの提供側または受取側として動作する。通信パラメータを提供できない端末は、機能情報を「受取」にして動作を開始し、機能情報が「提供」の端末を発見すると、該端末から通信パラメータの提供を受ける。このようにすることにより、通信パラメータの提供元、提供先の役割が予め決まっていない場合でも、簡単に、通信パラメータの転送方向を一意に決定することができる。また、通信パラメータを提供できる端末が複数存在する場合でも、一台だけを通信パラメータの提供元に決定することができる。従って、通信パラメータの提供側、受取側の選択等のユーザに複雑な操作を強いることなく、通信パラメータの設定を行うことができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、実施形態は種々に変形することが可能である。
例えば上記説明は、IEEE802.11準拠の無線LANを例に説明したが、本発明は、ワイヤレスUSB、MBOA(Multi Band OFDM Alliance)、Bluetooth(登録商標)、UWB(WUSB,W1394、WINET)、ZigBee等の他の無線媒体において実施してもよい。また、有線LAN等の有線通信媒体において実施してもよい。
また、通信パラメータとしてネットワーク識別子、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵を例にしたが、他の情報であってもよいし、他の情報も通信パラメータには含まれるようにしてもよい。
100a 端末A
100b 端末B
100c 端末C
101b パラメータ設定情報
101c パラメータ設定情報

Claims (14)

  1. 通信装置であって、
    ネットワーク上の役割に基づいて、通信パラメータを他の通信装置と共有する共有手段と、
    共有した通信パラメータに基づいて、通信する通信手段と、
    を有する通信装置。
  2. 前記ネットワーク上の役割は、前記通信パラメータの提供装置と前記提供装置から通信パラメータを受信する受信装置との何れかを含むことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 通信装置であって、
    無線通信手段と、
    通信パラメータの提供装置と受信装置との間で予め定められた手順によりメッセージを送信及び受信し、前記提供装置と前記受信装置とで通信パラメータを共有する共有手段と、を有し、
    前記提供装置が提供する通信パラメータは、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵の何れかを含み、
    前記提供装置として機能する他の通信装置を検出した場合、前記共有手段は、通信パラメータの受信装置として前記無線通信手段を介して前記共有処理を実行することを特徴とする通信装置。
  4. 前記無線通信手段は、IEEE802.11に準拠した無線通信を実行することを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記提供装置として機能する他の通信装置を検出できない場合、前記通信装置の機能を通信パラメータを提供する提供装置に設定することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記通信装置の機能を通信パラメータの提供装置と設定した場合、通信パラメータの提供装置として、通信パラメータの受信装置と予め定められた手順によりメッセージを送信及び受信し、通信パラメータを受信装置に提供することを特徴とする請求項3乃至請求項5の何れかに記載の通信装置。
  7. 前記提供装置として機能する他の通信装置を検出できない場合とは、他の通信装置の存在を確認できない場合を含むことを特徴とする請求項3乃至請求項6の何れかに記載の通信装置。
  8. 前記通信装置の機能を、他の通信装置に通知する通知手段と、を有することを特徴とする請求項3乃至請求項7の何れかに記載の通信装置。
  9. 前記通信パラメータの提供装置として通信パラメータの受信装置に通信パラメータを提供している場合に、他の受信装置からの通信パラメータの要求を抑制する手段を有することを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  10. 通信パラメータの受信装置として機能する場合に、通信パラメータの提供装置が他の受取側装置に通信パラメータを提供している間は、前記提供装置への通信パラメータの要求を抑制する手段を有することを特徴とする請求項3乃至請求項9の何れかに記載の通信装置。
  11. 通信装置であって、
    外部装置と接続するコネクタと、
    アンテナと、
    前記アンテナを介して無線通信する無線通信手段と、
    通信パラメータの提供装置と受信装置との間で予め定められた手順によりメッセージを送信及び受信し、前記提供装置と前記受信装置とで通信パラメータを共有する共有手段と、を有し、
    前記提供装置が提供する通信パラメータは、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵の何れかを含み、
    前記提供装置として機能する他の通信装置を検出した場合、前記共有手段は、通信パラメータの受信装置として前記無線通信手段を介して前記共有処理を実行することを特徴とする通信装置。
  12. 通信装置の制御方法であって、
    ネットワーク上の役割に基づいて、通信パラメータを他の通信装置と共有する共有工程と、
    共有した通信パラメータに基づいて、通信する通信工程と、
    を有する通信装置の制御方法。
  13. 通信装置の制御方法であって、
    通信パラメータの提供装置として機能する他の通信装置を検出した場合、通信パラメータの受信装置として予め定められた手順によりメッセージを送信及び受信し、前記提供装置と通信パラメータを共有し、
    前記提供装置が提供する通信パラメータは、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵の何れかを含むことを特徴とする通信装置の制御方法。
  14. コンピュータを、請求項1から11のいずれか1項の通信装置として機能させるためのプログラム。
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