JP2013040756A - プレナムを備えるパルス爆発燃焼器 - Google Patents

プレナムを備えるパルス爆発燃焼器 Download PDF

Info

Publication number
JP2013040756A
JP2013040756A JP2012179135A JP2012179135A JP2013040756A JP 2013040756 A JP2013040756 A JP 2013040756A JP 2012179135 A JP2012179135 A JP 2012179135A JP 2012179135 A JP2012179135 A JP 2012179135A JP 2013040756 A JP2013040756 A JP 2013040756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustor
plenum
explosion
pulse
pulse explosion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012179135A
Other languages
English (en)
Inventor
Adam Rasheed
アダム・ラシード
Venkat Tangirala
ヴェンカット・タンギラーラ
Narendra Joshi
ナレンドラ・ジョッシ
Ross Kenyon
ケニヨン・ロス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2013040756A publication Critical patent/JP2013040756A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23CMETHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN  A CARRIER GAS OR AIR 
    • F23C15/00Apparatus in which combustion takes place in pulses influenced by acoustic resonance in a gas mass
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R7/00Intermittent or explosive combustion chambers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)

Abstract

【課題】パルス爆発エンジンに関し、圧力パルスのピークを低下させ、平坦部および排出の持続期間を延長させるシステムを提供する。
【解決手段】パルス爆発燃焼器10は、長さ方向に沿って位置決めされた少なくとも1つのプレナム24を含み、プレナム24は、1)空気バルブ12に近接して;2)燃料噴射ポート18と点火源20の間に;3)燃料噴射ポート18と点火源20の両方の下流に;および、4)パルス爆発燃焼器の出口ノズル14に近接して、位置決めすることができる。さらに、パルス爆発燃焼器10は、たとえば空気バルブ12に近接した、および出口ノズル14に近接した多重のプレナム24を有することができる。プレナム24の位置および寸法は、壁に対する機械的負荷、燃焼器内で流れる流体の速度、およびパルス爆発燃焼器10によって生成される圧力を制御するために、選択的に調節することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、パルス爆発システムに関し、より詳細には、圧力パルスのピークを低下させ、平坦部の持続期間および排出時間を延長させるために、少なくとも1つのプレナムを備えるパルス爆発燃焼器(PDC: pulse detonation combustor)に関する。
パルス爆発燃焼器(PDC)およびパルス爆発エンジン(PDE: pulse detonation engine)の最近の開発に伴い、航空機エンジンのための燃焼器など、実際の用途において、および/またはタービン後段で追加の駆動力/推進力を生成するための手段として、PDC/Eを使用するための様々な努力が進行中である。さらに、動作効率を最大にする目的で、従来のガスタービンエンジン技術とPDC/E技術の両方の組み合わせを使用する「ハイブリッド」タイプのエンジン中にPDC/E装置を採用するための努力がなされている。
米国特許出願第2011/0146285号明細書
パルス爆発エンジン(PDE)の主要な利点の1つは、擬似一定容積の熱力学サイクルを実現することによって、性能を高めることになる圧力上昇燃焼である。課題は、実際のPDE用途が、爆発の不安定な性質のために、パルス動作を必要とするということである。したがって、圧力上昇は、極めて短い期間だけの間に達成される。典型的な圧力のトレースによると、極めて高い圧力スパイク(約5マイクロ秒の間、持続する)の後、2〜3ミリ秒の間持続することができる平坦部が続き、その後、より低い大気圧(または充填圧力)にまでの排出が続く。平坦部および排出の持続期間は、大体は、チューブ容積と出口ノズルの面積比の関数である。圧力パルスの「ピーク」(それは、上流および下流の構成要素に害を及ぼす恐れがある)を低下させ、平坦部および排出の持続期間を延長させることが、望ましい。
発明者等は、PDCの長さ方向に沿って少なくとも1つのプレナムを設けることによって、PDCのために圧力パルスのピークを低下させ、平坦部の持続期間および排出時間を延長させるという問題を解決した。プレナムは、燃料噴射ポートおよび点火源の上流、または下流のいずれかに存在することができる。プレナムは、排出時間を延長させることにも役立つ下流の出口ノズルの代わりに、またはそれと併せて、使用することができる。
本発明の一態様では、パルス爆発燃焼器は、壁を有し、壁に対する機械的負荷、燃焼器内で流れる流体の速度、およびパルス爆発燃焼器によって生成される圧力の1つを制御するために、パルス爆発燃焼器の長さ方向に沿って少なくとも1つのプレナムを含む。
「パルス爆発燃焼器」PDC(また、PDEを含む)は、ここで使用するとき、装置内での爆発または擬似爆発の一連の繰り返しから圧力上昇および速度増加の両方を発生する、いずれもの装置またはシステムを意味するものと理解される。「擬似爆発」は、爆燃波によって生成される圧力上昇および速度増加より高い圧力上昇および速度増加を発生する、超音速の乱流燃焼プロセスである。PDC(およびPDE)の実施形態は、燃料/酸化剤の混合ガス、たとえば、燃料/空気の混合ガスを点火する手段と、爆発チャンバとを含み、点火プロセスによって創始される圧力波面が融合して、爆発波が生成される。それぞれの爆発または擬似爆発は、火花放電またはレーザパルスなど、外部からの点火によって、またはショック合焦、自動点火などの気体力学プロセスによって、または別の爆発(たとえば、十字火)によって、いずれかで開始される。
「爆発」は、ここで使用するとき、爆発または擬似爆発のいずれかを意味するものと理解される。
「エンジン」は、ここで使用するとき、推進力および/または動力を生成するために使用される、いずれもの装置を意味する。
「プレナム」は、ここで使用するとき、その横断面積が、パルス爆発燃焼器の残部より大きい、流体が集まることができる密閉式チャンバを意味する。
本発明の利点、性質および様々な追加の特徴は、図中で概略的に述べる、本発明の例示の実施形態を検討したとき、より完全に現れることになる。
本発明のプレナムが、空気バルブに近接して(すなわち、燃料噴射ポートと点火源の両方の上流に)位置決めされている、パルス爆発燃焼器(PDC)のダイヤグラム表示図である。 本発明のプレナムが、燃料噴射ポートと点火源の間に位置決めされている(すなわち、プレナムは、燃料噴射ポートの下流で点火源の上流に存在する)、パルス爆発燃焼器(PDC)のダイヤグラム表示図である。 本発明のプレナムが、燃料噴射ポートと点火源の両方の下流に位置決めされている、パルス爆発燃焼器(PDC)のダイヤグラム表示図である。 本発明のプレナムが、出口ノズルに近接して(すなわち、燃料噴射ポートと点火源の両方の下流に)位置決めされている、パルス爆発燃焼器(PDC)のダイヤグラム表示図である。 1つのプレナムが、空気バルブに近接して(すなわち、燃料噴射ポートと点火源の両方の上流に)位置決めされており、別のプレナムが、出口ノズルに近接して(すなわち、燃料噴射ポートと点火源の両方の下流に)位置決めされている、本発明の多重のプレナムを備えるパルス爆発燃焼器(PDC)のダイヤグラム表示図である。 本発明のプレナムを有さないパルス爆発燃焼器(PDC)の典型的な圧力トレースのグラフである。 本発明のプレナムを有するパルス爆発燃焼器(PDC)の典型的な圧力トレースのグラフである。
添付図面を参照して本発明をさらに詳細に述べるが、これは、決して本発明の範囲を限定しない。
図1に、本発明の実施形態による、一方端部で空気バルブ12を、反対側端部で出口ノズル14を有するパルス爆発燃焼器(PDC)10を示す。例示する実施形態では、出口ノズル14は、集中ノズルである。しかし、出口ノズル14は、また、集中ノズルよりはむしろ、集中/発散ノズルとすることができるはずであることを理解されるはずである。空気バルブ12は、ディスク、回転缶(rotating can)、ポペットバルブ、スリーブバルブなど、いずれものタイプのものとすることができる。いずれもの従来の一次空気流源(図示せず)から、たとえばエンジンのコンプレッサ段(図示せず)、またはそれに匹敵する源から、燃焼器10のための空気流16を供給することができる。従来の燃料噴射器ポート18によって燃料を燃焼器10に供給することができる。燃料噴射器ポート18は、いずれもの知られた、または従来の手段によって制御することができる。本発明では、バルブ18が、動作燃料からの放熱を調節する、または調整するように、制御されることが考えられる。すなわち、燃料および爆発であり、制御は、ある下流の装置によるエネルギー変換が効率的であるように、燃焼器10による熱の発生を適切なレベルに設定することができるようなものである。
一般に、パルス爆発燃焼器10の動作および機能は、いずれもの知られた、または従来の手段および方法に従う。本発明は、パルス爆発燃焼器の動作および機能に決して限定されない。爆発を持続可能にするのに適切な燃料/空気比の条件をもたらすように、一次空気の燃焼器10中への流れをバルブ12によって制御することができる。流れ制御は、いずれもの知られた、または従来の手段によって実現することができる。
あるいは、空気流16の代わりに、前もって混合された空気/燃料混合ガスを燃焼器10に供給することができ、燃料噴射器ポート18は、必要でなく、取り除くことができる。点火プラグなどの点火源20が、PDC10内で燃料/空気混合ガスに点火する。また、PDC10は、障害場22を含むことができ、それは、PDC10内の燃料/空気混合ガスの混合を高めるために、乱流および/または渦を与え、それによって、PDC10内での爆発形成を促進する。その恩恵は、最適なエネルギー変換および下流装置のロバストな設計寿命を容易にする、ほぼ一様な温度プロフィールが実現されることである。障害場22は、らせん形のもの、妨害プレート、斜面などの形態とすることができる。
本発明の一態様は、PDC10が、その横断面積がPDC10の残部の横断面積より大きいプレナム24を含むことである。たとえば、プレナム24は、その横断面積が、PDC10の残部の横断面積より、約1.1〜約2.0倍大きいものとすることができる。1つの具体的な実施形態では、プレナム24は、その横断面積が、PDC10の残部の横断面積より、約1.4倍大きい。
プレナム24によってもたらされる追加の容積の1つの利点は、上流(および下流)の構成要素に有害である恐れがある圧力パルスのピークを低下させ、圧力パルスの平坦部および排出の持続期間を延長させることである。ここで図6を参照すると、プレナムを備えない従来の燃焼器の圧力トレースによって、初期値にまで迅速に低下する、平均圧力が比較的より低い、圧力スパイクが示されている。図7に示すように、プレナム24を備えるPDC10の圧力トレースによって、より長く維持され、初期値にまでゆっくりと減少して戻る、平均圧力がより高い、圧力が示されている。実際、プレナム24は、平坦部および排出のプロセスを延長させ、それによって、PDC10が、より長い期間の間、加圧された状態に保たれる。
プレナム24は、いくつかの目的を果たし、それは、PDC10に沿った異なる位置にプレナム24を位置決めすることによって、選択的に調節することができる。これらの目的は、ただしこれらに限定されないが、
1)燃焼器の壁に対する機械的負荷を選択的に制御すること、
2)燃焼器中で流れる流体の速度を選択的に制御すること、および
3)燃焼器によって生成される圧力を選択的に制御することを含む。
これら目的のそれぞれは、以下に論議する。
機械的負荷の制御
より小さい直径からより大きい直径への変化による、横断面積の突然の変化は、爆発波または衝撃波を弱めることに役立ち、それによって、動的衝撃荷重が減少され、過渡的なピークストレスが極めて高くなることになり、また、より大きい容積部分中で「平均圧力」が低下する。しかし、このより大きい直径の横断面積によって、圧力が作用する表面積がより大きくなることになり、したがって、静的負荷をより高くすることができるはずである(したがって、動的負荷対静的負荷の間でトレードオフが存在する)。
一般に、機械的負荷に関するプレナム24の最善位置は、空気バルブ12に近接する。プレナム24が、燃料噴射器ポート18および点火源20の上流に存在する場合、燃料は、プレナム24中に入らない(すなわち、プレナムには燃料が供給されない)。この位置では、多くの利点がある。
1)爆発波が衝撃波に変形したので、ピーク圧力が低下される、
2)空気バルブの近くでは、燃焼が、ほんの少しである、または全くないので、温度が低下され、したがって材料には、より良好になる、および
3)突然の面積変化によって爆発/衝撃波が弱められるので、ピーク圧力が低下されるが、円周方向ストレスによって静的ストレスが潜在的により高くなることに関し、トレードオフが存在する。
流速の制御
流れプロセスの大部分、たとえば、燃料補充、爆発開始、排出などは、バルク流速によって影響される。高いレベルで、PDC10中のバルク流速は、主に、質量流量、密度(たとえば、PおよびT)、PDC10の直径、および出口ノズル14ののど面積によって制御される。局所バルク流速は、PDC10の局所直径を選択的に調節することによって、PDC10の長さ方向に沿って調節することができる。これは、少なくとも2つの領域で役立つことができるはずである。
1)燃料漏出を最小にするために役立つための出口ノズル14に近接する領域。たとえば、局所的に直径をより大きくすることは、バルク流量を遅くする。長さの100%近くチューブを燃料で満たすように試みるとき、誤って過剰に満たすことがある(燃料の浪費になる)。端部の近くで直径を局所的により大きくすることによって、過剰に燃料を満たすことにならずに、流下を遅らせ、流速のわずかな変動をもたらす「バッファ領域」を生成する。
2)空気バルブ12と出口ノズルの間で、PDC10の中間で、障害場22の領域中における領域。局所的により小さな直径が、バルク速度を増加させ、そして乱流の量および混合を増加させて、DDTプロセスをより効果的なものにする。しかし、より小さい直径は、より高い速度を暗示し、それは、より効果的なDDTをもたらす場合があるはずだが、しかし、圧力低下がより大きくなるので、トレードオフが存在する。
圧力の制御
一般に、チューブ容積が大きくなればなるほど、より高い平均圧力上昇が実現されることになる。局所的に直径をどこかでより大きくすることは、圧力上昇を増加させ、排出時間を延長させることに役立つことができる(トレードオフが、ノズルののど直径と動作周波数に関して存在する)。
PDC10に沿った5か所の異なる位置に、プレナム24を位置決めすることができることが想像される。これらの位置は、ただしこれらに限定されないが、
1)燃料噴射器の上流で、空気バルブ12に近接した位置、
2)燃料噴射器と点火源の間の位置、
3)点火源の下流で、PDC10の長さ方向に沿った中間の位置
4)出口ノズル14に近接した位置、
5)1)と4)の両方、および
6)上記のいずれもの組み合わせを含む。
1)〜5)のそれぞれの位置は、PDC10の機械的負荷の制御、流速制御および圧力上昇制御に異なるように影響を与える。図1に示す例示する実施形態では、プレナム24は、PDC10の一方端部で燃料噴射器ポート18と点火源20の両方の上流において空気バルブ12に近接して位置決めされる。この位置において、プレナム24は、上流に進む衝撃(爆発)波に対して、横断面積の突然の変化を示す。爆発波が空気バルブ12に達したとき、プレナム24は、燃料を供給されず、単に加圧される。プレナム24によってもたらされる、より大きい容積のために、爆発波の平坦部および排出時間が延長される。さらに、爆発波は、わずかに弱まり、爆発波のピークが低下され、それによって、空気バルブ12に機械的利点をもたらす。さらに、プレナム24は、PDC10の音響モードをうまく利用し、かつ補充および排気のプロセスに役立つように、調整することができる。
ここで図2を参照すると、プレナム24のための別の位置は、燃料噴射器ポート18と点火源20の間にある(すなわち、燃料噴射器ポート18の下流で点火源20の上流)。この位置において、プレナム24は、燃料を供給される(燃料供給点は、空気バルブ12の上流、または空気バルブ12の下流のいずれか、あるいはその両方とすることができる)。燃料を供給された結果として、プレナム24は、爆発波および熱い排出物からの加圧および爆燃燃焼を経験する。プレナム24によってもたらされる、より大きい容積のために、爆発波の平坦部および排出時間が延長される。さらに、爆発波は、わずかに弱まり、ピークが低下され、それによって、空気バルブ24に対して機械的な利点をもたらす。しかし、プレナム24は、直径がより大きいために、潜在的により高いストレスが局所的に引き起こされる恐れがある(およびストレスは、直径に比例する)。
ここで図3を参照すると、プレナム24のための別の位置は、燃料噴射器ポート18と点火源20の下流にある。この位置において、プレナム24は、燃料を供給される(燃料供給点は、空気バルブ12の上流、または空気バルブ12の下流のいずれか、あるいはその両方とすることができる)。燃料を供給された結果として、プレナム24は、爆発波および熱い排出物からの加圧および爆燃燃焼を経験する。プレナム24によってもたらされる、より大きい容積のために、爆発波の平坦部および排出時間が延長される。さらに、プレナム24は、PDC10の音響モードをうまく利用し、かつ補充および排気のプロセスに役立つように、調整することができる。
ここで図4を参照すると、プレナム24のための別の位置は、出口ノズル14に近接している。この位置において、プレナム24は、PDC10の所望の燃料供給の割合に応じて、燃料を供給する、または供給しないことができる。プレナム24によってもたらされる、より大きい容積は、燃料供給割合の制御を向上させるために使用することができる、というのは、PDC10は、その長さ方向に沿って燃料を対流によって伝導するために、バルク流速に依存するからである。プレナム24によってもたらされる、局所的により大きい直径のために、バルク流速が低下され、それによって、燃料供給時間のいずれもの誤り/ジッタが減少されて、過剰な、または不足した燃料供給が防止される。また、プレナム24によってもたらされる、より大きい容積のために、爆発波の平坦部および排出時間が延長される。さらに、プレナム24は、PDC10の音響モードをうまく利用し、かつ補充および排気のプロセスに役立つように、調整することができる。増加された容積は、燃焼器中の燃焼済みガスの滞留時間を増加させることに役立つ。この滞留時間の増加は、化学反応が完了まで進むことを可能にする。また、容積の増加は、PDCの動作周波数を合わせるために使用される。また、後側端部で(すなわち、出口ノズル14に近い)増加された面積は、燃焼器のより熱い部分中の流速を低下させ、それは、燃焼器壁の冷却を促進する。
本発明は、圧力、速度および/または機械的負荷を、必要に応じて、合わすために、PDC10の長さ方向に沿って多重のプレナム24を有することができることを理解されるはずである。図5に、PDC10の長さ方向に沿って多重のプレナム24を備える、本発明の例示の実施形態を例示する。例示する実施形態では、1つのプレナム24が、空気バルブに近接し、別のプレナム24が、出口ノズル14に近接する。この構成が、前の図のすべて中で暗示されているが、しかし、ここでさらにいっそう明らかにされる別のタイプの速度制御を強調していることに留意されたい。図5では、障害場22が、PDC10の直径が減少された部分中にあることが明らかである。この障害場22の位置は、通常役立つ、というのは、そのために局所速度が増加されて、乱流が障害内で増加され、それによって爆発形成の有効性を向上させるからである。
例示する実施形態では、プレナム24と燃焼器10の残部の間の遷移は、約90度の急峻な角度26である(すなわち、PDC10の壁に対して垂直である)。しかし、本発明は、燃焼器10の壁とプレナム24の間の遷移角度26によって限定されないこと、および本発明は、ゼロから90度の間のいずれもの所望の角度を用いて実施することができることを理解されるはずである。たとえば、遷移角度26は、図5bに示すように、90度より小さくすることができる。
上記に述べたように、プレナム24は、下流(および上流)の構成要素に害を及ぼす恐れがある圧力パルスの「ピーク」を低下させ、パルス爆発燃焼器10中で平坦部および排出の持続期間を延長させる。
例示の実施形態を参照して本発明を述べてきたが、当業者は、本発明の範囲から逸脱せずに、様々な変更を実施することができ、その要素の代わりに同等物を用いることができることを理解されるはずである。さらに、本発明の教示に対して具体的な状況または材料を適合させるために、本発明の本質的な範囲から逸脱せずに、多くの修正を実施することができる。したがって、本発明は、本発明を実施するために考えられる最良の形態として開示した具体的な実施形態に、限定されず、けれども本発明は、添付の請求項の範囲に含まれる、すべての実施形態を含むことになると企図される。
10 パルス爆発燃焼器(PDC)
12 空気バルブ
14 出口ノズル
16 空気流
18 燃料噴射器
20 点火源
22 障害場
24 プレナム
26 遷移角度

Claims (10)

  1. パルス爆発燃焼器(10)であって、
    前記パルス爆発燃焼器は、壁を有し、前記壁に対する機械的負荷、前記燃焼器内で流れる流体の速度、および前記パルス爆発燃焼器によって生成される圧力の1つを制御するために、前記パルス爆発燃焼器の長さ方向に沿って少なくとも1つのプレナム(24)を含む、パルス爆発燃焼器(10)。
  2. 前記プレナム(24)は、その横断面積が、前記パルス爆発燃焼器(10)の残部より約1.1〜約2.0倍大きい、請求項1記載のパルス爆発燃焼器。
  3. 前記プレナム(24)は、その横断面積が、前記パルス爆発燃焼器(10)の残部の横断面積より約1.4倍大きい、請求項1記載のパルス爆発燃焼器。
  4. 前記プレナム(24)は、前記パルス爆発燃焼器(10)の空気バルブ(12)に近接して位置決めされる、請求項1記載のパルス爆発燃焼器。
  5. 前記プレナム(24)は、前記パルス爆発燃焼器(10)の燃料噴射ポート(18)と点火源(20)の間に位置決めされる、請求項1記載のパルス爆発燃焼器。
  6. 前記プレナム(24)は、前記パルス爆発燃焼器(10)の燃料噴射ポート(18)と点火源(20)の両方の下流に位置決めされる、請求項1記載のパルス爆発燃焼器。
  7. 前記プレナム(24)は、前記パルス爆発燃焼器(10)の出口ノズル(14)に近接して位置決めされる、請求項1記載のパルス爆発燃焼器。
  8. 前記パルス爆発燃焼器(10)は、複数のプレナム(24)を含む、請求項1記載のパルス爆発燃焼器。
  9. 前記複数のプレナム(24)の1つが、前記パルス爆発燃焼器(10)の空気バルブ(12)に近接し、
    前記複数のプレナム(24)の別のプレナムが、前記パルス爆発燃焼器(10)の出口ノズル(14)に近接している、請求項8記載のパルス爆発燃焼器。
  10. 前記プレナム(24)と前記パルス爆発燃焼器(10)の残部の間の遷移角度(26)が、90度より小さい、請求項1記載のパルス爆発燃焼器。
JP2012179135A 2011-08-16 2012-08-13 プレナムを備えるパルス爆発燃焼器 Pending JP2013040756A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/210,603 2011-08-16
US13/210,603 US20130042595A1 (en) 2011-08-16 2011-08-16 Pulse detonation combustor with plenum

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013040756A true JP2013040756A (ja) 2013-02-28

Family

ID=46829640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012179135A Pending JP2013040756A (ja) 2011-08-16 2012-08-13 プレナムを備えるパルス爆発燃焼器

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20130042595A1 (ja)
EP (1) EP2559939A2 (ja)
JP (1) JP2013040756A (ja)
CN (1) CN102954496A (ja)
BR (1) BR102012020423A2 (ja)
CA (1) CA2784422A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220013200A (ko) * 2020-07-24 2022-02-04 국방과학연구소 데토네이션 장치 및 이를 이용한 충격파 시험 장치

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012061742A1 (en) 2010-11-05 2012-05-10 ThermoChem Recovery International Solids circulation system and method for capture and conversion of reactive solids
WO2013049368A1 (en) 2011-09-27 2013-04-04 Thermochem Recovery International, Inc. System and method for syngas clean-up
BR102014027404A2 (pt) * 2014-10-21 2016-04-26 Norbert Steininger combustor com ganho de pressão, de combustão intermitente e com escoamento de descarga substancialmente contínuo
CN104500272A (zh) * 2014-11-26 2015-04-08 南京航空航天大学 一种低流阻近壁小空间环形激波聚焦直接起爆装置
CA2908274A1 (en) * 2015-09-16 2017-03-16 Han Yu Zhou Optimal feedback heat energy internal combustion engine and its applications
CN109070156B (zh) 2016-02-16 2021-08-17 国际热化学恢复股份有限公司 两阶段能量集成产物气体发生系统和方法
MX2018011589A (es) 2016-03-25 2019-09-18 Thermochem Recovery Int Inc Sistema y metodo de generacion de gas producto de energia ntegrada de tres etapas.
US10364398B2 (en) 2016-08-30 2019-07-30 Thermochem Recovery International, Inc. Method of producing product gas from multiple carbonaceous feedstock streams mixed with a reduced-pressure mixing gas
CN106352372B (zh) * 2016-10-11 2017-05-31 中国人民解放军国防科学技术大学 一种超声速爆震燃烧室及其起爆与自持控制方法
US11761635B2 (en) * 2017-04-06 2023-09-19 University Of Cincinnati Rotating detonation engines and related devices and methods
US9920926B1 (en) 2017-07-10 2018-03-20 Thermochem Recovery International, Inc. Pulse combustion heat exchanger system and method
US10099200B1 (en) 2017-10-24 2018-10-16 Thermochem Recovery International, Inc. Liquid fuel production system having parallel product gas generation
US11555157B2 (en) 2020-03-10 2023-01-17 Thermochem Recovery International, Inc. System and method for liquid fuel production from carbonaceous materials using recycled conditioned syngas
US11466223B2 (en) 2020-09-04 2022-10-11 Thermochem Recovery International, Inc. Two-stage syngas production with separate char and product gas inputs into the second stage
CN112196701A (zh) * 2020-09-25 2021-01-08 江苏大学 一种基于多区点火的激波聚焦爆震燃烧室

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7669405B2 (en) * 2005-12-22 2010-03-02 General Electric Company Shaped walls for enhancement of deflagration-to-detonation transition
US7841167B2 (en) * 2006-11-17 2010-11-30 General Electric Company Pulse detonation engine bypass and cooling flow with downstream mixing volume
CN101275741B (zh) * 2007-03-26 2011-02-02 靳宇男 脉冲矢量高压燃烧器
US20110047962A1 (en) * 2009-08-28 2011-03-03 General Electric Company Pulse detonation combustor configuration for deflagration to detonation transition enhancement
US20110146285A1 (en) * 2009-12-17 2011-06-23 General Electric Company Pulse detonation system with fuel lean inlet region

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220013200A (ko) * 2020-07-24 2022-02-04 국방과학연구소 데토네이션 장치 및 이를 이용한 충격파 시험 장치
KR102368542B1 (ko) * 2020-07-24 2022-02-28 국방과학연구소 데토네이션 장치 및 이를 이용한 충격파 시험 장치

Also Published As

Publication number Publication date
US20130042595A1 (en) 2013-02-21
BR102012020423A2 (pt) 2014-03-11
EP2559939A2 (en) 2013-02-20
CN102954496A (zh) 2013-03-06
CA2784422A1 (en) 2013-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013040756A (ja) プレナムを備えるパルス爆発燃焼器
JP5650910B2 (ja) 地上設置式単純サイクルパルスデトネーション燃焼器ベースの発電用ハイブリッドエンジン
US8683780B2 (en) Gas turbine engine and pulse detonation combustion system
US7758334B2 (en) Valveless pulsed detonation combustor
US7966803B2 (en) Pulse detonation combustor with folded flow path
US9140456B2 (en) Variable initiation location system for pulse detonation combustor
JP4555654B2 (ja) 二段パルスデトネーションシステム
CN106352372B (zh) 一种超声速爆震燃烧室及其起爆与自持控制方法
CN109990279B (zh) 一种基于声学激励的脉动式钝体绕流燃烧装置
EP2327867A2 (en) Thrust modulation in a multiple combustor pulse detonation engine using cross-combustor detonation initiation
JP2011047638A (ja) デフラグレーションからデトネーションへの遷移を向上させるためのパルスデトネーション燃焼器構成
US20090320446A1 (en) Performance improvements for pulse detonation engines
JP2011127890A (ja) 燃料希薄入口領域を備えたパルスデトネーションシステム
CN109322761B (zh) 高马赫数飞行中发动机环形燃烧室及螺旋斜爆震燃烧方法
JP6082576B2 (ja) パルスデトネーション燃焼器のための可変開始位置特定システム
US20120192545A1 (en) Pulse Detonation Combustor Nozzles
US20130145746A1 (en) Vortex cannon with enhanced ring vortex generation
US20050279083A1 (en) Folded detonation initiator for constant volume combustion device
CN107143432B (zh) 一种爆震波前高压电等离子气接力耦合点火爆震发动机
JP5604075B2 (ja) 液体燃料式パルスデトネーションエンジンの低温始動のためのプレナム空気予熱
Albrecht et al. Lean blowout control using an auxiliary premixed flame in a swirl-stabilized combustor
RU2574156C2 (ru) Многотрубный бесклапанный двигатель с импульсной детонацией
CN116202105A (zh) 一种优化燃烧性能的旋流燃烧室头部结构
Putnam Practical Considerations of Combustion Oscillations