JP2013038037A - 磁気検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リードスイッチに対し被検知磁石ユニット以外の磁石が近づけられた場合に、リードスイッチの作動を抑制し、誤作動や不正操作を防止する。
【解決手段】リードスイッチ3の軸線方向に沿って二重管に形成され、前記リードスイッチの周りを覆う磁気遮蔽管16を備え、前記磁気遮蔽管は、前記リードスイッチの軸方向長さよりも長く形成された内管7と、前記内管の軸方向長さよりも短く形成され、前記リードスイッチの接点に対応する位置において所定の間隔を空けて2本に分割された外管8A,8Bとを有し、被検知磁石ユニット9は、磁極性が互いに異なる一対の被検知磁石9a、9bを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば産業機械において、人物を危険から守るために設けられた防護柵・扉、或いは防災・防犯のための窓や扉等の開閉を確実に検知する磁気検出装置に関する。
従来、産業機械などにおいては、作業中の安全を確保するために防護柵や扉、窓などが設けられ、更に、それらの開閉を検知するための検出装置(センサ)を備えている。
前記検出装置としては、特許文献1に記載されているような磁気近接スイッチが知られている。特許文献1に開示の磁気近接スイッチ200は、図14に示すように、ケーシング201内に設けられたリードスイッチ203と、前記ケーシング201の外側に設けられた操作部202と、操作部202内に組み込まれた被検知磁石204とを備えている。
前記リードスイッチ203は、ガラス管203a内にリードの接点205が不活性ガスと共に密封され、外部雰囲気の影響が排除されている。
この構成において、操作部202が移動し、被検知磁石204がケーシング201内のリードスイッチ203に接近すると、2本のリードの接点205の一方がN極、他方がS極に磁化し、互いに引き付け合って閉じる状態となる。
一方、操作部202が移動し、被検知磁石204がリードスイッチ203から離隔されると(磁界が無くなると)、接点205のバネ性が磁力よりも強くなり、接点205が開く状態となる。
特開2005−259612号公報
しかしながら、図14に示す磁気近接スイッチ200の構成にあっては、被検知磁石204以外のより強力な磁力が近づけられると、誤動作により接点205が開閉する虞があった。また、悪意をもって強力な磁力が近づけられて接点205が開閉され、不正操作がなされる虞もあった。尚、前記誤動作などを引き起こす強力な磁力を有するものとしては、例えば数万ガウス以上のネオジム磁石が挙げられる。
また、図14に示すような構成におけるリードスイッチは、その接点容量が小さく、例えば10mA〜2A程度である。そのため、開閉許容電流を超える電流での接点の溶着が発生する虞があり、その場合、産業機械の例えば防護扉が開になっても、閉信号を出力したままとなり、機械動作が停止しない等の誤動作が発生するという課題があった。
本発明は、上記の技術的課題を解決するためになされたものであり、リードスイッチの開閉を被検知磁石により制御する磁気検出装置において、被検知磁石以外の外部磁力からの影響を受けることなく、誤動作の発生、及び不正操作を防止することができる磁気検出装置を提供することを目的とする。更には、開閉許容電流を超える電流による接点溶着の発生を防止することのできる磁気検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明に係る磁気検出装置は、共通接点と、前記共通接点と開閉可能な開接点及び閉接点を有するリードスイッチと、前記リードスイッチに対し進退移動可能に設けられた被検知磁石ユニットとを具備し、前記被検知磁石ユニットの進退移動により前記リードスイッチを作動させ、磁気を検出する磁気検出装置であって、前記リードスイッチの軸方向に沿って二重管に形成され、前記リードスイッチの周りを覆う磁気遮蔽管を備え、前記磁気遮蔽管は、前記リードスイッチの軸方向長さよりも長く形成された内管と、前記内管の軸方向長さよりも短く形成され、前記リードスイッチの接点の磁極に対応する位置において所定の間隔を空けて軸方向に2つに分割された外管とを有し、前記被検知磁石ユニットは、磁極性が互いに異なる一対の被検知磁石を有し、前記一対の被検知磁石の一方が、前記リードスイッチの一端に対し所定距離内に接近され、且つ、前記一対の被検知磁石の他方が、前記リードスイッチの他端に対し所定距離内に接近されることにより、前記リードスイッチの共通接点と開接点とがそれぞれ相反する極性に磁化され、開から閉となると共に、共通接点と閉接点とが閉から開となることに特徴を有する。
尚、前記リードスイッチは、前記共通接点と前記開接点と前記閉接点とを所定の雰囲気ガスと共に密封する管状容器を有し、前記管状容器の一端から前記共通接点が引き込まれ、前記管状容器の他端から前記開接点及び閉接点がそれぞれ引き込まれていることが望ましい。
また、前記リードスイッチの共通接点は、バネ性を有することにより前記閉接点側に付勢され、前記被検知磁石ユニットが、前記リードスイッチから所定距離以上を離間されることにより、前記共通接点は、そのバネ性により開接点に対し閉から開となると共に、閉接点に対し開から閉となることが望ましい。
また、前記共通接点に直列接続されたヒューズを備えることが望ましい。
このように構成することにより、前記リードスイッチに対し被検知磁石ユニット以外の磁石が近づけられた場合において、前記二重の磁気遮蔽管によりリードスイッチの作動を抑制することができ、誤作動や不正操作を防止することができる。
また、共通接点にヒューズを直列接続し、所定の電流値以上が流れるとヒューズが切断されるように構成することにより、過電流などによる接点溶着を防止することができる。
本発明によれば、リードスイッチの開閉を被検知磁石により制御する磁気検出装置において、被検知磁石以外の外部磁力からの影響を受けることなく、誤動作の発生、及び不正操作を防止することができる。更には、前記共通接点にヒューズを直列接続することにより開閉許容電流を超える電流による接点溶着の発生を防止することができる。
図1は、本発明に係る磁気検出装置の実施の形態の斜視図である。 図2は、図1の磁気検出装置の内部構成を示す断面図である。 図3は、図1の磁気検出装置が備えるリードスイッチを作動させる磁力の領域を表す検知曲線を示す断面図である。 図4は、磁気遮蔽管が無い状態において、図1の磁気検出装置が備えるリードスイッチに対し被検知磁石ユニットを近接させた場合の動作を説明するための断面図である。 図5は、磁気遮蔽管が無い状態において、外部から磁石がリードスイッチに近づけられた場合の誤動作を説明するための断面図である。 図6は、図1の磁気検出装置が備えるリードスイッチに対し被検知磁石ユニットを近接させた場合の動作を説明するための断面図である。 図7は、図1の磁気検出装置が備えるリードスイッチに対し外部磁石を近接させた場合の動作を説明するための断面図である。 図8は、図1の磁気検出装置が備えるリードスイッチに対し外部磁石を近接させた場合の動作を説明するための断面図である。 図9は、図1の磁気検出装置が備えるリードスイッチに対し外部磁石を近接させた場合の動作を説明するための断面図である。 図10は、図1の磁気検出装置が備えるリードスイッチに対し外部磁石を近接させた場合の動作を説明するための断面図である。 図11は、図1の磁気検出装置が備えるリードスイッチに対し外部磁石を近接させた場合の動作を説明するための断面図である。 図12は、図1の磁気検出装置が備えるリードスイッチに対し外部磁石を近接させた場合の動作を説明するための断面図である。 図13は、図1の磁気検出装置の変形例を示す断面図である。 図14は、従来の磁気検出装置の構成を示す断面図である。
以下、本発明に係る磁気検出装置の実施の形態について図面に基づき説明する。図1は、本発明に係る磁気検出装置の実施の形態の斜視図であり、図2は、図1の磁気検出装置をy軸方向から見た断面図である。
図1に示すように、この磁気検出装置100は、操作部2と、これに組み込まれた被検知磁石ユニット9(図2参照)の接近を検知する検知部1とを備える。
即ち、検知部1に対し、操作部2がX,Y,Z方向のいずれかに沿って移動して接近すると、検知部1において磁気が検知されるようになっている。
図2に示すように、検知部1にはリードスイッチ3が設けられている。リードスイッチ3は、閉接点4、開接点5、及び共通接点6を有し、それらが管状容器であるガラス管15の中に所定の雰囲気ガス(例えば不活性ガス)と共に密封されている。
より具体的には、図示するようにガラス管15の一端から前記共通接点6が管内に引き込まれ、他端から前記共通接点6と開閉可能な前記閉接点4及び開接点5がそれぞれ管内に引き込まれている。前記閉接点4と開接点5は、共通接点6を挟んで対向配置され、操作部2(被検知磁石ユニット9)の接近により共通接点6が開接点5と閉になるように作動する構成となっている。また、操作部2(被検知磁石ユニット9)が離れ、磁力の影響を受けない状態では、共通接点6は、そのバネ性により、閉接点4に接するように付勢されている。
このように、操作部2(被検知磁石ユニット9)の接近・離隔により、共通接点6が開接点5と閉接点4とのいずれかと常に閉状態とすることで、リードスイッチ3の不具合の有無を検出が容易となっている。
また、リードスイッチ3の外周面を覆うように、磁力を遮蔽するための二重管状の磁気遮蔽管16が設けられ、その一端から前記共通接点6に接続された配線端子6aが引き出され、他端から前記閉接点4及び開接点5にそれぞれ接続された配線端子4a,5aが引き出されている。
前記磁気遮蔽管16は、リードスイッチ3(管状容器15)の軸方向長さよりも長く形成されて管状容器15の外周面を覆う内管7と、内管7の外周面を覆うように形成され、所定の間隙を空けて2本に分割された外管8A、8Bとを有している。
前記2本の外管8A、8Bは、それぞれ同じ長さであり、それらが連なった状態での全長は、前記リードスイッチ3の軸方向の長さに略一致している。また、前記2本の外管8A,8Bの間に形成された間隙の位置は、リードスイッチ3の閉接点4、開接点5、及び共通接点6の先端(即ち接点の磁極位置)に合わせて配置されている。
尚、磁気遮蔽管16は、例えばフェライトコア等のような、もしくは同等な性質の磁性材料により形成されている。
続いて、この磁気検出装置100が具備するリードスイッチ3の基本動作について説明する。尚、閉接点4と開接点5とは互いに逆の動作をするものであるため、以下、開接点5の動作を主体に説明する。
図3は、リードスイッチ3を作動させる磁力の領域を表す検知曲線10a、10bを示している。即ち、例えば被検知磁石9aが接近し、検知曲線10a、10bで囲まれる正常検知領域13a、13b内に入ると、開接点5と共通接点6とが開から閉となる(閉接点4と共通接点6とが閉から開になる)。
また、被検知磁石9aが正常検知領域13aから外側に出て、さらに解放曲線12a、2bの外側に出ると、開接点5と共通接点6とが閉から開となる(閉接点4と共通接点6とが開から閉になる)ように構成されている。
図4は、前記リードスイッチ3に対し操作部2が有する被検知磁石ユニット9を近接させた場合の動作を説明するための断面図である。
即ち、操作部2が有する被検知磁石ユニット9は、前記のように被検知磁石9a、9bと、それらを接続する磁気間接続材9cとからなり、この構成により磁気がより強力なものとなされている。
この被検知磁石ユニット9が、リードスイッチ3に近づけられた場合、図4に示すように被検知磁石9a(S極)、9bがそれぞれ正常検知領域13a、13bに進入すると、共通接点6の配線端子6aはN極に磁化され、開接点5の配線端子5aはS極に磁化される。これにより、共通接点6の先端6bはS極となり、開接点5の先端5bはN極となる。即ち、共通接点6の先端6bと開接点5の先端5bとが引き付け合い、開から閉となる。
一方、被検知磁石ユニット9がリードスイッチ3から離れ、被検知磁石9a、9bがそれぞれ解放曲線12a、12bの外側に出ると、磁力の影響が低下し、共通接点6の先端6bは、その弾性により開接点5の先端5bと開になり、閉接点6の先端6bと閉じる。
尚、図4に示すように内管7、及び外管8A、8Bからなる磁気遮蔽管16が無い状態では、図5に示すように、外部から磁石20がリードスイッチ3に近づけられた場合、リードスイッチ3は作動してしまう。即ち、誤作動あるいは不正操作により作動する虞があるため、本発明に係る磁気検出装置にあっては、前記した磁気遮蔽管16(内管7、及び外管8A、8B)を具備している。
続いて、図6を用いて、本発明の実施形態に係る磁気検出装置100の動作について説明する。
図6に示すように被検知磁石ユニット9がリードスイッチ3に接近すると、被検知磁石9aのS極が内管7の一端7a、外管8Aの一端8Aa、及び共通接点6の配線端子6aに近づく。このため、それら一端側はN極に磁化され、他端側、即ち内管7の他端7b、外管8Aの他端8Ab、及び共通接点6の先端6bはS極となる。
一方、被検知磁石9bは、そのN極が内管7の他端7b、外管8Bの一端8Ba、及び開接点5の配線端子5aに近づくため、それらはS極に磁化される。このため、内管7の一端7aは、前記被検知磁石9aによるN極磁化の効果と合わせて強いN極となる。また、外管8Bの他端8Bb(リードスイッチ3の中央側)、及び開接点5の先端側5bはN極となる。
これにより、S極となった共通接点6の先端6bと、N極となった開接点5の先端側5bとが引き付け合い、開から閉となる。
また、被検知磁石9がリードスイッチ3から離されると、磁力が低下し、共通接点6の先端6bは、その弾性力により開接点5の先端側5bから離れて開となり、閉接点4と閉となる。
次に、この磁気検出装置100において、リードスイッチ3に被検知磁石ユニット9以外の磁石(磁力)が接近された場合の動作について説明する。
図7に示すように、リードスイッチ3の中央部に被検知磁石9ではない磁石20(S極)が近づいた場合、外管8A,8Bの端部8Ab、8BbがN極に磁化する。また、それらと反対側の端部8Aa,8AbはS極となる。
ここで、外管8A,8Bの間の隙間から磁石20の磁気が入り込むが、前記端部8Ab、8BbのN極の磁気と、磁石20のS極の磁気とが相反することで磁力が低下し、内管7によって前記隙間から入り込んだ磁気は遮蔽される。
また、磁石20のS極がリードスイッチ3の中央に近づくことによって、リードスイッチ3の両端側(共通接点6の配線端子6a、開接点5の配線端子5a)はN極となる。
即ち、共通接点6の先端6bと開接点5の先端5bとは、共にS極となり、リードスイッチ3は作動しない(共通接点6の先端6bと開接点5の先端5bとは閉にならない)。
また、図7に示す状態から、図8に示すように磁石20(S極)が外管8Bの上方に移動された場合、外管8Bにおいて磁石20に最も近い部位(図7において上部)がN極となり、その反対側の部位(図8において下部)がS極となる。
また、磁石20のS極に近い内管7の端部7bがN極に磁化し、その反対側の端部7aはS極となる。
また、開接点5の配線端子5aは、N極に磁化した内管7の端部7bよりも磁力の大きい磁石20のS極の影響によりN極に磁化するが、内管7の磁力遮蔽により、その磁力は弱いものとなる。
また、共通接点6の配線端子6aは、内管7の端部7a(S極)の影響により、弱いN極となる。
即ち、開接点5の先端5bと共通接点6の先端6bとは、共に弱いS極となり、リードスイッチ3は作動しない。
さらに、図8に示す状態から、図9に示すように磁石20(S極)が外管8Bの斜め上方に移動された場合、開接点5の配線端子5aはN極に磁化され、先端5bはS極となる。
また、共通接点6の配線端子6aは、内管7の磁力遮断により、弱いN極に磁化され、先端6bは弱いS極となる。
即ち、この場合も、開接点5の先端側5bと、共通接点6の先端6bとは、共にS極となり、リードスイッチ3は作動することがない。
また、図10に示すように磁石20がリードスイッチ3の中央付近において、そのN極が外管8A側に向けられ、S極が外管8B側に向けられた場合、外管8Aの端部8AbがS極に磁化し、反対側の端部8AaがN極となる。また、外管8Bの端部8BbがN極に磁化し、反対側の端部8BaがS極となる。
また、磁石20のN極側が向けられた内管7の端部7aはS極に磁化し、磁石20のS極側が向けられた内管7の端部7bはN極に磁化する。
また、リードスイッチ3の共通接点6の配線端子6aは、S極に磁化された内管7の端部7aによりN極に磁化される。一方、リードスイッチ3の開接点5の配線端子5aは、N極に磁化された内管7の端部7bによりS極に磁化される。
ここで、図示するようにS極に磁化された内管7の端部7aの磁力は、相反するN極に磁化された外管8Aの端部8Aaの磁力によって弱められる。このため、内管7の端部7aの磁力によりN極に磁化された共通接点6の配線端子6aの磁力は、非常に弱いものとなる。
また、N極に磁化された内管7の端部7bの磁力は、相反するS極に磁化された外管8Bの端部8Baの磁力によって弱められる。このため、内管7の端部7bの磁力によりS極に磁化された開接点5の配線端子5aの磁力は、非常に弱いものとなる。
したがって、S極となる共通接点6の先端部6bと、N極となる開接点5の先端部5bの磁力は非常に小さいものとなり、リードスイッチ3は作動しない。
また、図11に示すように、図10の状態から磁石20が側方(例えば外管8Bの上方)へ移動した場合、磁石20のS極により、外管8Bの端部8Ba及び内管7の端部7bがN極に磁化される。また、開接点5の配線端子5aは、内管7により磁力の弱いN極に磁化される。
一方、磁石20のN極により外管8Aの端部8AbはS極に磁化され、その反対側の端部8AaはN極となる。また、外管8Bの端部8Bbは、反対側の端部8BaがN極に磁化されている影響、及び磁石20のN極の影響によりS極に磁化される。
また、内管7の端部7aは、反対側の端部7bがN極に磁化されているためS極となり、さらに磁石20のN極によりS極に磁化される。しかしながら、S極に磁化された内管7の端部7aの磁力は、相反する磁極であるN極に磁化された外管8Aの端部8Aaの磁力によって弱められる。このため、内管7の端部7aの磁力によりN極に磁化される共通接点6の配線端子6aの磁力は、非常に弱いものとなる。
したがって、共通接点6の先端部6bと開接点5の先端部5bの磁力は共に非常に小さいS極となり、リードスイッチ3は作動しない。
また、図12に示すように、図11の状態から磁石20が外管8Bの斜め上方に移動すると、磁石20のN極により外管8Bの端部8BaはS極に磁化され、その反対側の端部8BbはN極となる。
また、内管7の端部7b及び開接点5の配線端子5aは、磁石20のS極によりN極に磁化され、その反対側端部7a及び先端5bはS極となる。
また、共通接点6の配線端子6aは、S極に磁化された内管7の端部7aの磁力によりN極に磁化されるが、その磁力は相反するN極に磁化された外管8Aの端部8Aaの磁力によって低下する。このため、共通接点6の先端部6bは磁力が非常に弱いS極となる。
このように、共通接点6の先端部6bと開接点5の先端部5bの磁力は共に非常に小さいS極となり、リードスイッチ3は作動しない。
以上のように本発明に係る実施の形態によれば、内管7及び外管8A,8Bからなる磁気遮蔽管に囲まれたリードスイッチ3に対し、被検知磁石ユニット9の構成以外の磁石が近づけられた場合には、リードスイッチ3の作動が抑制される。
即ち、被検知磁石ユニット9以外の外部磁力からの影響を受けることが無く、誤作動や不正操作を防止することができる。
尚、図13に示すように、共通接点6にヒューズ25を直列接続し、所定の電流値以上が流れるとヒューズ25が切断されるように構成することにより、過電流などによる接点溶着を防止することができる。
また、前記実施の形態にあっては、リードスイッチ3は、閉接点4、開接点5、及び共通接点6が管状容器であるガラス管15の中に所定の雰囲気ガスと共に密封されてなるものとしたが、その形態に限定されるものではない。即ち、閉接点4、開接点5、及び共通接点6を備えていればよく、それらが前記ガラス管15などの管状容器に収容されない構成であってもよい。
1 検知部
2 操作部
3 リードスイッチ
4 閉接点
5 開接点
6 共通接点
7 内管
8A 外管
8B 外管
9 被検知磁石ユニット
9a 被検知磁石
9b 被検知磁石
10a 検知曲線
10b 検知曲線
12a 解放曲線
12b 解放曲線
13a 正常検知領域
13b 正常検知領域
15 ガラス管(管状容器)
16 磁気遮蔽管
100 磁気検出装置

Claims (4)

  1. 共通接点と、前記共通接点と開閉可能な開接点及び閉接点を有するリードスイッチと、前記リードスイッチに対し進退移動可能に設けられた被検知磁石ユニットとを具備し、前記被検知磁石ユニットの進退移動により前記リードスイッチを作動させ、磁気を検出する磁気検出装置であって、
    前記リードスイッチの軸方向に沿って二重管に形成され、前記リードスイッチの周りを覆う磁気遮蔽管を備え、
    前記磁気遮蔽管は、
    前記リードスイッチの軸方向長さよりも長く形成された内管と、
    前記内管の軸方向長さよりも短く形成され、前記リードスイッチの接点の磁極に対応する位置において所定の間隔を空けて軸方向に2つに分割された外管とを有し、
    前記被検知磁石ユニットは、磁極性が互いに異なる一対の被検知磁石を有し、
    前記一対の被検知磁石の一方が、前記リードスイッチの一端に対し所定距離内に接近され、且つ、前記一対の被検知磁石の他方が、前記リードスイッチの他端に対し所定距離内に接近されることにより、前記リードスイッチの共通接点と開接点とがそれぞれ相反する極性に磁化され、開から閉となると共に、共通接点と閉接点とが閉から開となることを特徴とする磁気検出装置。
  2. 前記リードスイッチは、
    前記共通接点と前記開接点と前記閉接点とを所定の雰囲気ガスと共に密封する管状容器を有し、
    前記管状容器の一端から前記共通接点が引き込まれ、前記管状容器の他端から前記開接点及び閉接点がそれぞれ引き込まれていることを特徴とする請求項1に記載された磁気検出装置。
  3. 前記リードスイッチの共通接点は、バネ性を有することにより前記閉接点側に付勢され、
    前記被検知磁石ユニットが、前記リードスイッチから所定距離以上を離間されることにより、前記共通接点は、そのバネ性により開接点に対し閉から開となると共に、閉接点に対し開から閉となることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された磁気検出装置。
  4. 前記共通接点に直列接続されたヒューズを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された磁気検出装置。
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DE102013018791A1 (de) * 2013-11-08 2015-05-13 Leonhard Wanner Reed-Schalter-Anordnung
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