JP2013037421A - 情報処理装置、情報処理システム、メッセージ制御方法およびプログラム - Google Patents
情報処理装置、情報処理システム、メッセージ制御方法およびプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】処理部101は、コンソール表示用メッセージと、エラーメッセージを含むログ・メッセージとの、いずれか一方に所定の識別情報(例えば未使用のエスケープ・シーケンス)を含んでメッセージを出力する。フィルタリング部102は、処理部101から出力されるメッセージに所定の識別情報が含まれるか否かに基づいて、コンソール表示用メッセージとログ・メッセージとを分類する。当該分類により、管理者に対してはエラーメッセージを提供し、一般ユーザに対してはエラーメッセージの表示を抑制して不安や不信感を抑制し得る。
【選択図】図1
Description
より具体的には、シリアル通信部1221が、シリアル通信部1212から出力されたシリアルの通信信号を、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などネットワーク用の規格の通信信号に変換し、プロトコル処理部1225に出力する。そして、プロトコル処理部1225は、シリアル通信部1221から出力された信号を、Telnet(Telecommunication Network)またはSSH(Secure Shell)など端末通信用の規格の通信信号に変換してネットワーク通信部1230に出力する。そして、ネットワーク通信部1230は、プロトコル処理部1225から出力された通信信号を、ネットワーク1293を介してシリアル・コンソール端末装置1291に出力する。
これにより、拡張ボードを用意したり筐体を開けたりすることなく、容易に商品販売データ処理装置におけるファームウェア処理の進捗状況やエラー情報を確認できるとされている。
図1は、本発明の一実施形態における情報処理装置の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、情報処理装置100は、処理部101と、フィルタリング部102と、ログ・メッセージ取得部103と、コンソール表示用メッセージ取得部104とを具備する。
ここでいうBIOSは、情報処理装置100に接続された周辺機器などのハードウェアを、最も低いレベル(ハードウェア側のレベル)にて制御するプログラムである。例えば、BIOSは、情報処理装置100の起動時において、ハードウェアの初期設定を行い、また、オペレーティング・システムを呼び出す。なお、以下では、ファームウェアとしてのBIOSをBIOSファームウェア(BIOSFM)と称する。
ここでいうログは、情報処理装置100の動作履歴を示す記録である。また、ここでいうログ・メッセージは、テキスト(文字)などメッセージ形式にて示される、ログを構成するデータである。
なお、フィルタリング部102によるメッセージの分類に関する詳細については後述する。
例えば、ログ・メッセージ取得部103は、フィルタリング部102の分類に従って得られるログ・メッセージを、情報処理装置100の具備するメモリに書き込む。あるいは、ログ・メッセージ取得部103が、情報処理装置100に接続された記憶装置にログ・メッセージを送信して、当該記憶装置に当該ログ・メッセージを記憶させるようにしてもよい。
例えば、コンソール表示用メッセージ取得部104は、フィルタリング部102の分類に従って得られるコンソール表示用メッセージを、情報処理装置100に接続されたコンソールに送信して、当該コンソール装置の具備する表示装置に表示させる。あるいは、コンソール表示用メッセージ取得部104が、情報処理装置100の具備するメモリにコンソール表示用メッセージを書き込み、情報処理装置100に接続されたコンソールが、当該メモリから定期的にコンソール表示用メッセージを読み出して、コンソール自らの具備する表示装置に表示させるようにしてもよい。
図2は、本実施形態におけるサーバ・システムの機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、サーバ・システム1は、サーバ装置200と、シリアル・コンソール端末装置291と、ログ表示端末装置292とを具備する。また、サーバ装置200と、シリアル・コンソール端末装置291と、ログ表示端末装置292とは、それぞれネットワーク293に接続されている。
ここでいうオペレーティング・システムは、サーバ装置200が実行するアプリケーション・ソフトウェアに対してハードウェアとのインタフェースを提供し、また、サーバ装置200か実行するアプリケーション・ソフトウェアを管理するなど、サーバ装置200を管理するプログラムである。なお、以下では、ソフトウェアとしてのオペレーティング・システムを、OSソフトウェアと称する。
BIOS実行部214は、BIOSを実行する。そして、BIOS実行部214は、BIOSの実行において所定のイベントを検出すると、検出したイベントに応じたメッセージを出力する。
BIOSメッセージ記憶部213は、BIOS実行部214が出力するメッセージのテンプレートを予め記憶する。ここで、BIOSメッセージ記憶部213は、本発明におけるメッセージ記憶部の一例であり、BIOS実行部214が出力するログ・メッセージ(ログ・メッセージのテンプレート)とコンソール表示用メッセージ(コンソール表示用メッセージのテンプレート)とを、当該ログ・メッセージおよび当該コンソール表示用メッセージのいずれか一方に所定の識別情報を含んで予め記憶する。
ここでいうエスケープ・シーケンスは、データ表示における制御用情報を示すコードである。エスケープ・シーケンスには、文字など表示用データに割り当てられていないコード、あるいは、表示用データにて用いられるコードの並び(以下、コード列と称する)とは異なるコード列が用いられる。
ここで、管理部220は、処理部210と別電源で動作して、サーバ装置200の電源が切断(OFF)された状態でもネットワーク通信部230を介して外部からの信号(起動指令)を受信し、受信した信号に従って処理部210などサーバ装置200の各部を制御する。このように、管理部220は処理部210と別電源で動作していることから、処理部210の起動処理中(サーバ装置200の起動処理中)においても各種処理を実行することができる。
プロトコル処理部225は、コンソール表示用メッセージ取得部104(図1)の一例であり、フィルタリング部222から出力されるコンソール表示用メッセージを取得する。そして、プロトコル処理部225は、取得したコンソール表示用メッセージを、TelnetまたはSSHなど端末通信用の規格の通信信号に変換してネットワーク通信部230に出力する。
ここでいうシリアル・コンソールは、シリアル信号のコンソール表示用メッセージを表示するコンソールである。このシリアル・コンソールは、入出力速度は低速だが、テキストで扱うことのできる端末であり、BIOSやオペレーティング・システムから受信するメッセージの表示、および、BIOSやオペレーティング・システムへのデータ送信を行うことができる。
同図において、サーバ装置200は、メイン・ボード310と、管理ボード320と、NIC(Network Interface Card)330とを具備する。
メイン・ボード310は、中央処理装置(Central Processing Unit;CPU)311と、主メモリ312と、BIOSメモリ313と、UART(Universal Asynchronous Reciever Transmitter)314とを具備する。管理ボード320は、BMC(Baseboard Management Controller)プロセッサ321と、BMC−RAM322と、BMC−ROM323と、UART324と、ボード間I/F(Interface)回路325とを具備する。NIC330は、ボード間I/F回路331と、ネットワーク・コントローラ回路332とを具備する。
また、UART314とUART324とはシリアルケーブルによる通信経路W301で接続されており、ネットワーク・コントローラ回路332とネットワーク293(図2)とは、パラレルケーブルによる通信経路W311で接続されている。
中央処理装置311は、サーバ装置200のメインプロセッサ(中心的な処理装置として動作する回路)であり、プログラムを実行することで各種機能を提供する。中央処理装置311が提供する機能には、オペレーティング・システム機能、BIOS機能およびアプリケーション機能が含まれる。
BIOSメモリ313は、BIOSファームウェアを記憶する。
また、中央処理装置311とBIOSメモリ313とで、BIOS実行部214を実現する。具体的には、中央処理装置311がBIOSメモリ313からBIOSファームウェアを読み出して実行することで、BIOS実行部214を実現する。
また、UART314は、シリアル通信部215を実現する。
これら各部を用いてメイン・ボード310は、処理部210を実現する。
BMC−ROM323は、BMCプロセッサ321が実行するファームウェアであるBMCファームウェアを記憶する。
また、BMC−RAM322は、自らの記憶領域によってログ記憶部224を実現する。すなわち、BMC−RAM322は、ログ・メッセージを記憶する。
また、BMCプロセッサ321とBMC−ROM323とボード間I/F回路325とでプロトコル処理部225を実現する。具体的には、BMCプロセッサ321がBMC−ROM323からファームウェアを読み出して実行することで、UART324から出力される信号を、Telnetなど端末通信用の規格の通信信号に変換し、ボード間I/F回路325が、当該信号をNIC330(ボード間I/F回路331)に出力する。また、NIC330から出力される端末通信用の規格の通信信号をボード間I/F回路325が取得すると、ファームウェアを実行するBMCプロセッサ321が、当該信号をUART314向けの信号に変換してUART314に出力する。
これら各部を用いて管理ボード320は、管理部220を実現する。
ボード間I/F回路331は、NIC330内部の信号形式と、ボード間の信号形式との変換を行う。ボード間I/F回路331は、ネットワーク・コントローラ回路332から出力される信号を、ボード間の信号形式にて管理ボード320(ボード間I/F回路325)に出力し、また、管理ボード320から出力される信号をNIC330内部の信号形式にてネットワーク・コントローラ回路332に出力する。
ネットワーク・コントローラ回路332は、ネットワーク293に接続されて信号の送受信を行う。具体的には、ネットワーク・コントローラ回路332は、ボード間I/F回路331から出力される信号をネットワーク293の通信規格の信号にてネットワーク293に送信し、また、ネットワーク293から受信する信号をNIC330内部の信号形式にてボード間I/F回路331に出力する。
図4は、サーバ装置200がメッセージデータを送信する処理手順を示すフローチャートである。サーバ装置200は、オペレーティング・システムの実行またはBIOSの実行においてメッセージ送信対象のイベントを検出すると、同図の処理を開始する。
次に、メッセージを読み出したOSメッセージ記憶部211またはBIOSメッセージ記憶部213は、当該メッセージをシリアル通信部215およびシリアル通信部221を介してフィルタリング部222に出力する(ステップS102)。
そして、フィルタリング部222は、当該メッセージの先頭に、所定の識別情報としてのエスケープ・シーケンスが含まれるか否かを判定する(ステップS112)。
その後、同図の処理を終了する。
その後、同図の処理を終了する。
OS実行部212、BIOS実行部214は、それぞれ、当該データが、オペレーティング・システムに対するデータ、BIOSに対するデータか否かを判定し、該当するデータを取得する(ステップS203)。
その後、同図の処理を終了する。
これにより、サーバ装置200の管理者に対してエラーメッセージなど障害に関する情報を提供でき、かつ、BIOSの設定変更などによるメッセージの切替を必要とせずに一般ユーザに不安や不信感を抱かせるおそれを軽減することができる。
これにより、オペレーティング・システムから出力されるメッセージ(OS実行部212がオペレーティング・システムを実行して出力するメッセージ)にエラーメッセージやデバッグメッセージが含まれない場合に、フィルタリング部222は、所定の信号が出力されたか否かを判定するという、より簡単な処理でコンソール表示用メッセージとログ・メッセージとの分類を行うことが出来るので、フィルタリング部222の負荷を軽減することができる。
これにより、BIOS実行部214は、ログ・メッセージを出力する際に、当該メッセージにエスケープ・シーケンスを挿入する必要が無く、BIOS実行部214の負荷を軽減することができる。
例えば、フィルタリング部222が、エスケープ・シーケンスを含まないメッセージをログ・メッセージに分類し、処理部210から出力される全てのメッセージ(すなわち、エスケープ・シーケンスを含まないメッセージおよびエスケープ・シーケンスを含むメッセージ)をログ・メッセージとして分類するようにしてもよい。
これにより、BIOS実行部214が、コンソール表示用メッセージとして出力したメッセージをさらにログ・メッセージとしても出力する重複を削減できる。
例えば、OS実行部212が、BIOS実行部214と同様に、ログ・メッセージに所定のエスケープ・シーケンスを含んで出力するようにし、オペレーティング・システムの動作中においても、処理部210が、所定のエスケープ・シーケンスの有無に基づいて、コンソール表示用メッセージとログ・メッセージとを分類するようにしてもよい。
このような分類を行うことで、オペレーティング・システムから出力されるメッセージにエラーメッセージやデバッグメッセージが含まれる場合に、フィルタリング部222は、より適切にメッセージを分類することができる。これにより、オペレーティング・システムから出力されるメッセージにエラーメッセージやデバッグメッセージが含まれる場合にも、サーバ装置200の管理者に対してエラーメッセージなど障害に関する情報を提供でき、かつ、BIOSの設定変更などによるメッセージの切替を必要とせずに一般ユーザに不安や不信感を抱かせるおそれを軽減することができる。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
100 情報処理装置
101、210 処理部
102、222 フィルタリング部
103 ログ・メッセージ取得部
104 コンソール表示用メッセージ取得部
200 サーバ装置
211 OSメッセージ記憶部
212 OS実行部
213 BIOSメッセージ記憶部
214 BIOS実行部
215、221 シリアル通信部
220 管理部
223 ログ管理部
224 ログ記憶部
225 プロトコル処理部
230 ネットワーク通信部
291 シリアル・コンソール端末装置
292 ログ表示端末装置
293 ネットワーク
310 メイン・ボード
311 中央処理装置
312 主メモリ
313 BIOSメモリ
314 UART
320 管理ボード
321 BMCプロセッサ321
322 BMC−RAM
323 BMC−ROM
324 UART
325 ボード間I/F回路
330 NIC
331 ボード間I/F回路331
332 ネットワーク・コントローラ回路
Claims (6)
- BIOSを実行する処理部と、
前記処理部が出力したメッセージに所定の識別情報が付与されているか否かに従って、当該メッセージをログ・メッセージとコンソール表示用メッセージとに分類するフィルタリング部と、
前記フィルタリング部がログ・メッセージに分類したメッセージを取得するログ・メッセージ取得部と、
前記フィルタリング部がコンソール表示用メッセージに分類したメッセージを取得するコンソール表示用メッセージ取得部と、
を具備することを特徴とする情報処理装置。 - 前記処理部は、
BIOSを実行するBIOS実行部と、
オペレーティング・システムを実行するOS実行部と、
を具備し、
前記フィルタリング部は、前記BIOS実行部が出力した所定のデータまたは前記OS実行部が出力した所定のデータに基づいて、前記処理部が出力したメッセージが、前記OS実行部が出力したメッセージか否かを判定し、前記OS実行部が出力したメッセージであると判定すると、当該メッセージをコンソール表示用メッセージに分類することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記ログ・メッセージと前記コンソール表示用メッセージとを、当該ログ・メッセージおよび当該コンソール表示用メッセージのいずれか一方に前記所定の識別情報を含んで予め記憶するメッセージ記憶部を具備し、
前記処理部は、前記所定の識別情報を含む前記ログ・メッセージまたは前記コンソール表示用メッセージを、前記メッセージ記憶部から読み出して出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。 - BIOSを実行する処理部と、
前記処理部が出力したメッセージに所定の識別情報が付与されているか否かに従って、当該メッセージをログ・メッセージとコンソール表示用メッセージとに分類するフィルタリング部と、
前記フィルタリング部がログ・メッセージに分類したメッセージを取得するログ・メッセージ取得部と、
前記フィルタリング部がコンソール表示用メッセージに分類したメッセージを送信するコンソール表示用メッセージ送信部と、
を具備する情報処理装置と、
前記コンソール表示用メッセージ送信部が送信したメッセージを表示するコンソール端末装置と、
を具備することを特徴とする情報処理システム。 - 情報処理装置のメッセージ制御方法であって、
BIOSを実行するBIOS実行ステップと、
前記BIOS処理ステップにて出力したメッセージに所定の識別情報が付与されているか否かに従って、当該メッセージをログ・メッセージとコンソール表示用メッセージとに分類するフィルタリング・ステップと、
前記フィルタリング・ステップにてログ・メッセージに分類したメッセージを取得するログ・メッセージ取得ステップと、
前記フィルタリング・ステップにてコンソール表示用メッセージに分類したメッセージを取得するコンソール表示用メッセージ取得ステップと、
を具備することを特徴とするメッセージ制御方法。 - 情報処理装置に、
BIOSを実行するBIOS実行ステップと、
前記BIOS処理ステップにて出力したメッセージに所定の識別情報が付与されているか否かに従って、当該メッセージをログ・メッセージとコンソール表示用メッセージとに分類するフィルタリング・ステップと、
前記フィルタリング・ステップにてログ・メッセージに分類したメッセージを取得するログ・メッセージ取得ステップと、
前記フィルタリング・ステップにてコンソール表示用メッセージに分類したメッセージを取得するコンソール表示用メッセージ取得ステップと、
を実行させるためのプログラム。
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