JP2013034702A - 遊技機および遊技板 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機が長い間使用されたとしても、遊技釘に曲がりや折れなどの損傷を生じ難くすることができる技術を提供する。
【解決手段】遊技球の進行方向に変化を与える遊技釘127が打ち込まれた遊技板10を有する遊技機であって、遊技板10は、遊技釘127が打ち込まれた場合に、遊技釘127を保持する奥側部11aと、奥側部11aの手前側に設けられて遊技釘127の外周の少なくとも一部と接触しない手前側部11bとを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機および遊技板に関する。
従来より、遊技機の遊技盤の遊技領域内には、遊技球が落下する方向に変化を与える遊技釘が複数設けられている。例えば、特許文献1に記載されているパチンコ遊技機は、遊技領域に配置された特定入賞口と、該特定入賞口の上方に配置され遊技球を一旦受けた後で落下させるステージ部と、ステージ部の一側方に連設して配置された凹所と、ステージ部の前端縁の下方に沿って配列された複数の遊技釘から構成されて遊技球を特定入賞口へ導く遊技球経路と、を備えている。
特開2009−195335号公報
遊技機の遊技盤の遊技領域内に設けられた遊技釘には、流下する遊技球が繰り返し衝突するので、遊技機が長い間使用されると、遊技釘に曲がりや折れなどの損傷が生じるおそれがある。
本発明は、遊技機が長い間使用されたとしても、遊技釘に曲がりや折れなどの損傷を生じ難くすることを目的とする。
上記の目的を達成する本発明は、遊技球の進行方向に変化を与える遊技釘127が打ち込まれた遊技板10を有する遊技機100であって、前記遊技板10は、前記遊技釘127が打ち込まれた場合に、当該遊技釘127を保持する保持部11aと、当該保持部11aの手前側に設けられて当該遊技釘127の外周の少なくとも一部と接触しない非接触部11bとを有することを特徴とする遊技機100である。
ここで、前記遊技板10の前記非接触部11bにおける前記遊技釘127の外周と接触しない部位と当該遊技釘127の外周との間の隙間は、前記遊技球の衝突に起因して撓んだ当該遊技釘127の外周が当該接触しない部位に当たるように設定されているとよい。
また、前記遊技板10には、先端が鋭くなっている先端部127aと円柱状の円柱部127cとを有する前記遊技釘127が打ち込まれる釘孔11が形成されており、前記非接触部11bは、当該釘孔11における当該遊技釘127の当該円柱部127cの外径よりも大きな径の部位であるとよい。
他の観点から捉えると、本発明は、遊技球の進行方向に変化を与える遊技釘127が打ち込まれる遊技板10であって、前記遊技釘127が打ち込まれた場合に、当該遊技釘127を保持する保持部11aと、当該保持部11aの手前側に設けられて当該遊技釘127の外周の少なくとも一部と接触しない非接触部11bとを有することを特徴とする遊技板である。
ここで、前記非接触部11bにおける前記遊技釘127の外周と接触しない部位と当該遊技釘127の外周との間の隙間は、前記遊技球の衝突に起因して撓んだ当該遊技釘127の外周が当該接触しない部位に当たるように設定されているとよい。
また、先端が鋭くなっている先端部127aと円柱状の円柱部127cとを有する前記遊技釘127が打ち込まれる釘孔11が形成されており、前記非接触部11bは、当該釘孔11における当該遊技釘127の当該円柱部127cの外径よりも大きな径の部位であるとよい。
なお、本欄における上記符号は、本発明の説明に際して例示的に付したものであり、この符号により本発明が減縮されるものではない。
本発明によれば、遊技機が長い間使用されたとしても、遊技釘に曲がりや折れなどの損傷を生じ難くすることができる。
本実施形態に係るパチンコ遊技機の概略正面図である。 本実施形態のパチンコ遊技機の部分拡大図である。 本実施形態のパチンコ遊技機の制御ユニットの内部構成を示す図である。 (a)は、遊技釘の構成を示す図である。(b)は、遊技釘が遊技板に打ち込まれた状態を示す図である。 第1の実施形態に係る遊技板における釘孔を示す図である。 遊技板に遊技釘が打ち込まれた状態を示す図である。 遊技板に打ち込まれた遊技釘に遊技球が衝突したときの遊技釘の状態を示す図である。 第2の実施形態に係る遊技板の釘孔を示す図である。 第3の実施形態に係る遊技板の釘孔を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150とを備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
遊技盤110は、アクリル板、ベニヤ板あるいはポリカーボネイトなどを材料とする遊技板10の前面に、遊技球により遊技を行うための遊技領域111と、下方から発射された遊技球が上昇して遊技領域111の上部位置へ向かう通路を形成するレール部材112と、遊技領域111の右側に遊技球を案内する案内部材113とを備えている。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、液晶ディスプレイ等による表示画面を備え、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に報知するための装飾図柄を表示したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による演出画像を表示したりする。
また、遊技盤110の前面に、各種の演出に用いられる可動役物115および盤ランプ116を備えている。可動役物115は、遊技盤110上で動作することにより各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで各種の演出を行う。
遊技領域111には、遊技球が落下する方向に変化を与えるための図示しない遊技釘127および風車128等が配設されている。また、遊技領域111には、入賞や抽選に関する種々の役物が所定の位置に配設されている。また、遊技領域111には、遊技領域111に打ち出された遊技球のうち入賞口に入賞しなかったものを遊技領域111の外に排出する排出口117が配設されている。
本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する第1始動口121および第2始動口122と、遊技球が通過すると普通図柄抽選(開閉抽選)が始動するゲート124と、が遊技盤110に配設されている。ここにいう第1始動口121および第2始動口122とは、予め定められた1の特別図柄表示器を作動させることとなる遊技球の入賞に係る入賞口をいう。
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球が第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開く。
なお、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選において大当たりに当選する大当たり確率が変動する場合(低確状態(例えば300分の1)から高確状態(例えば30分の1)への変動)がある。また、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間が短縮されたり、普通図柄抽選時の当選する確率が高まったり、普通図柄抽選時の普通図柄変動時間が短縮されたり、電動チューリップ123の羽根の開時間が延長されたり、電動チューリップ123の羽根が開く回数が増えたりする場合がある。
また、本実施の形態では、入賞や抽選に関するその他の役物として、特別図柄抽選の結果に応じて開放する特別電動役物としての大入賞口125と、遊技球が入賞しても抽選が始動しない普通入賞口126と、が遊技盤110に配設されている。
なお、本実施の形態では、遊技領域111に第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例やさらに他の始動口を配設する構成例も考えられる。また、本実施の形態では、遊技領域111に大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。
本実施の形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
また、遊技盤110の裏面には、内部抽選および当選の判定等を行う遊技制御基板、演出を統括的に制御する演出制御基板、画像および音による演出を制御する画像制御基板、各種のランプおよび可動役物115による演出を制御するランプ制御基板などの図示しない各種の基板等が取り付けられる。また、遊技盤110の裏面には、供給された24VのAC電源をDC電源に変換して各種の基板等に出力するスイッチング電源(不図示)が配設されている。
枠部材150は、遊技者がハンドル151に触れてレバー152を時計方向に回転させる操作を行うとその操作角度に応じた打球力にて遊技球を所定の時間間隔(例えば1分間に100個)で電動発射する発射装置(不図示)を備えている。また、枠部材150は、遊技者のレバー152による操作と連動したタイミングで発射装置に遊技球を1つずつ順に供給する供給装置(不図示)と、供給装置が発射装置に供給する遊技球を一時的に溜めておく皿153(図2参照)と、を備えている。この皿153には、例えば払い出しユニットによる払出球が払い出される。
なお、本実施の形態では、皿153を上下皿一体で構成しているが、上皿と下皿とを分離する構成例も考えられる。また、発射装置のハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。
また、枠部材150は、発射装置のハンドル151に遊技者が触れている状態であっても遊技球の発射を一時的に停止させるための停止ボタン154と、皿153に溜まっている遊技球を箱(不図示)に落下させて取り出すための取り出しボタン155と、を備えている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
図2は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100を説明する図であり、(a)は、遊技盤110の右下に配設された表示器130の一例を示す拡大図であり、(b)は、パチンコ遊技機100の部分平面図である。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2の(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過することにより普通図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222および普通図柄表示器223の各々は、LED表示装置で構成され、その点灯態様によって各抽選結果を表す図柄が表示される。
また、表示器130は、第1特別図柄表示器221での保留に対応して作動する第1特別図柄保留表示器218と、第2特別図柄表示器222での保留に対応して作動する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄表示器223での保留に対応して作動する普通図柄保留表示器220と、を備えている。第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220の各々は、LED表示装置で構成され、その点灯態様によって保留数が表示される。
ここで、保留について説明する。特別図柄や普通図柄の変動表示動作中(入賞1回分の変動表示が行なわれている間)にさらに他の遊技球による入賞があると、その入賞した遊技球に対する図柄の変動表示動作は、先に入賞した遊技球に対する変動表示動作が終了するまで、規定個数(例えば4個)を限度に保留される。このような保留がなされていることおよびその保留の数(未抽選数)が、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220に表示される。
パチンコ遊技機100の枠部材150は、遊技者が演出に対する入力を行うための入力装置を備えている。図2の(b)に示すように、本実施の形態では、入力装置の一例として、演出ボタン161と、演出ボタン161に隣接し、略十字に配列された複数のキーからなる演出キー162と、が枠部材150に配設されている。演出キー162は、その中央に1つの中央キーを配置し、また、中央キーの周囲に略同一形状の4つの周囲キーを配置して構成されている。遊技者は、4つの周囲キーを操作することにより、画像表示部114に表示されている複数の画像のいずれかを選ぶことが可能であり、また、中央キーを操作することにより、選んだ画像を情報として入力することが可能である。
〔制御ユニットの構成〕
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。
前述したように、遊技制御部200、演出制御部300、画像/音響制御部310、ランプ制御部320、および払出制御部400各々は、遊技盤110の後面に配設されたメイン基板としての遊技制御基板、サブ基板としての演出制御基板、画像制御基板、ランプ制御基板、および払出制御基板において個別に構成されている。
〔遊技制御部の構成・機能〕
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで開状態を維持するラウンドを所定回数だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
さらに、遊技制御部200は、第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部400に対する指示を行う。例えば、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球をそれぞれ払い出すように、払出制御部400に指示命令(コマンド)を送る。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは払出制御部400に指示しない。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
遊技制御部200には、図2に示すように、第1始動口121への遊技球の入賞を検出する第1始動口検出部(第1始動口スイッチ(SW))211と、第2始動口122への遊技球の入賞を検出する第2始動口検出部(第2始動口スイッチ(SW))212と、電動チューリップ123を開閉する電動チューリップ開閉部213と、ゲート124への遊技球の通過を検出するゲート検出部(ゲートスイッチ(SW))214と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
また、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選(大当たり抽選)の未抽選分の保留個数を限度個数内(例えば4個)で表示する第1特別図柄保留表示器218と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する第2特別図柄保留表示器219と、ゲート124への遊技球の通過により始動した普通図柄抽選(開閉抽選)が始動する未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する普通図柄保留表示器220と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222と、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、パチンコ遊技機100の状態を表示する状態表示器224と、が接続されている。
そして、第1始動口スイッチ211、第2始動口スイッチ212、ゲートスイッチ214、大入賞口スイッチ215および普通入賞口スイッチ217にて検出された検出信号が、遊技制御部200に送られる。また、遊技制御部200からの制御信号が、電動チューリップ開閉部213、大入賞口開閉部216、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、普通図柄表示器223および状態表示器224に送られる。それにより、遊技制御部200は、上記した払い出し賞球数に関連する各種制御を行う。
さらに、遊技制御部200には、ホールに設置されたホストコンピュータ(不図示)に対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板250が接続されている。そして、遊技制御部200は、払出制御部400から取得した払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部200の状態等を示す情報を、盤用外部情報端子基板250を介してホストコンピュータに送信する。
〔演出制御部の構成・機能〕
次に、演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。その際、演出ボタン等(演出ボタン161および演出キー162)を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。この場合、例えば演出ボタン等のコントローラ(不図示)から操作に応じた信号(操作信号)を受け付け、この操作信号により識別される操作内容を演出の設定に反映させる。また、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
〔画像/音響制御部の構成・機能〕
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
〔ランプ制御部の構成・機能〕
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157の発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
〔払出制御部の構成・機能〕
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
また、払出制御部400には、払出駆動部411により遊技球の貯留部から実際に払い出された賞球の数を検出する払出球検出部412と、貯留部(不図示)での遊技球の貯留の有無を検出する球有り検出部413と、遊技者が遊技する際に使用する遊技球や払い出された賞球が保持される皿153が満タン状態に有るか否かを検出する満タン検出部414と、が接続されている。そして、払出制御部400は、払出球検出部412、球有り検出部413および満タン検出部414にて検出された検出信号を受け取り、これらの検出信号に応じた所定の処理を行う。
さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部411に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部412にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
次に、遊技釘127の詳細について説明する。
図4(a)は、遊技釘127の構成を示す図である。図4(b)は、遊技釘127が遊技板10に打ち込まれた状態を示す図である。
遊技釘127は、先端が細く鋭くなっている先端部127aと、らせんが形成されているらせん部127bと、円柱状の円柱部127cと、円柱部127cの径よりも大きな径に成形されて遊技板10に打ち込まれる際に力が加えられる後端部127dと、を有している。
遊技釘127のらせん部127bにおける最も大きな外形の部位の太さDbは、円柱部127cの径Dcよりも大きい。例えば、円柱部127cの径Dcが1.85(mm)である場合に、らせん部127bにおける最も大きな外形の部位の太さDbは、2.0(mm)である。かかる形状の遊技釘127は、らせん部127bを有しているので、遊技板10に打ち込まれると、ゆるみ難く、遊技板10から抜け難い。
図4(b)に示すように、遊技釘127は、円柱部127cが遊技板10における手前側の面である板面(盤面)10aから所定長さLだけ突出するように遊技板10に対して打ち込まれる。これにより、板面(盤面)10aと透明板(不図示)との間の領域で、遊技球が落下する方向に変化を与える。
なお、遊技釘127全体の長さは33(mm)、後端部127dの長さは1(mm)、板面(盤面)10aから突出する上述した所定長さLは17(mm)であることを例示することができる。
次に、遊技板10の詳細について説明する。
〔遊技板の第1の実施形態〕
図5は、第1の実施形態に係る遊技板10における釘孔11を示す図である。
遊技板10には、遊技釘127が打ち込まれる釘孔11が複数形成されている。
釘孔11の中心線は、板面(盤面)10aに垂直な線に対して上方向に所定角度α傾斜している。これにより、遊技釘127が釘孔11に打ち込まれた場合に、遊技釘127は、板面(盤面)10aに対して垂直となるのではなく、上方向に傾斜した状態で板面(盤面)10aより手前側に突出する。所定角度αは、4度であることを例示することができる。
また、釘孔11は、孔径が異なる2つの部位にて構成されている。その一つは、遊技板10における奥側の部位に形成され、遊技釘127の円柱部127cの径と同じ孔径の奥側部11aであり、他は、奥側部11aの手前側に形成され、遊技釘127の円柱部127cの径よりも大きな孔径の手前側部11bである。つまり、手前側部11bの孔径D2は、奥側部11aの孔径D1よりも大きい。孔径D2としては、遊技釘127のらせん部127bにおける最も大きな外形の部位の太さDbと同じであることを例示することができる。また、釘孔11の手前側部11bの深さHは、板面10aから1(mm)〜2(mm)であることを例示することができる。
図6は、遊技板10に遊技釘127が打ち込まれた状態を示す図である。
図6に示すように、遊技釘127が板面10a側から遊技板10に打ち込まれる際、遊技釘127の先端部127aおよびらせん部127bは手前側部11bを通過し、奥側部11aに至る。そして、遊技釘127の円柱部127cの板面(盤面)10aから突出する長さが所定長さLとなるまで遊技板10に対して打ち込まれる。
遊技釘127が遊技板10に打ち込まれると、遊技板10は、奥側部11aにて遊技釘127を保持し、手前側部11bは、遊技釘127とは接触しない。つまり、遊技釘127の円柱部127cの外周と、釘孔11の手前側部11bを形成する遊技板10の壁面10bとの間には隙間が存在する。
このように、釘孔11の奥側部11aは遊技釘127を保持する保持部として機能し、手前側部11bは遊技釘127の外周の少なくとも一部と接触しない非接触部として機能する。
以上のように構成されたパチンコ遊技機100においては、遊技釘127が遊技板10の釘孔11の一部である手前側部11bを形成する壁面10bと接触していないので、遊技板10の釘孔11を形成する壁面10b全てが遊技釘127と接触する遊技機(以下、「比較例の遊技機」と称す。)よりも、落下する遊技球が衝突することに起因して遊技釘127に曲がりや折れなどの損傷が生じ難い。すなわち、遊技釘127の円柱部127cが板面10aから突出する長さは、所定長さLで同じであるので、遊技板10の釘孔11に遊技釘127と接触しない領域がある方が、その領域がない場合(比較例の遊技機の場合)と比べて、遊技釘127における遊技球が衝突したときに撓むことが可能な部分の長さが長くなる。それゆえ、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100においては、遊技釘127における撓むことが可能な部分の長さが長い分、比較例の遊技機と比べて、落下する遊技球がもっていたエネルギーをより吸収することが可能となり、遊技球が衝突することに起因して遊技釘127に生じる応力が小さくなる。その結果、たとえパチンコ遊技機100が長い間使用されたとしても、遊技釘127に曲がりや折れなどの損傷が生じ難くなる。
ここで、遊技板10の釘孔11の手前側部11bの孔径D2を、遊技球の衝突に起因して撓んだ遊技釘127の円柱部127cの外周がこの手前側部11bを形成する遊技板10の壁面10bに当たらない大きさに設定するとよい。
ただ、遊技板10の釘孔11の手前側部11bの孔径D2を、遊技球の衝突に起因して撓んだ遊技釘127の円柱部127cの外周がこの手前側部11bを形成する遊技板10の壁面10bに当たるように設定してもよい。例えば、孔径D2を、遊技釘127のらせん部127bにおける最も大きな外形の部位の太さDbと同じ、2.0(mm)にするとよい。
図7は、遊技板10に打ち込まれた遊技釘127に遊技球が衝突したときの遊技釘127の状態を示す図である。上方から落下した遊技球が遊技釘127に衝突して、遊技釘127が下方に撓み、遊技釘127の円柱部127cの下部が、手前側部11bを形成する壁面10bの板面10a側の端部(図7においては右端部)10brにおける下部に当たった状態を示している。
図7に示すように、遊技釘127が撓んで釘孔11の手前側部11bを形成する遊技板10の壁面10bに当たると、遊技釘127がそれ以上撓むことが抑制される。かかる場合、遊技球から受ける衝撃力が同じであるとすると、手前側部11bの孔径D2が遊技釘127が撓んでも当たらない大きさに設定されている場合よりも、遊技釘127に生じる応力が分散される。より具体的には、手前側部11bの孔径D2が遊技釘127が撓んでも当たらない大きさに設定されている場合、遊技球が衝突すると、遊技釘127の円柱部127cにおける板面10aから突出している部分および壁面10bと接触していない部分の基端部(根本)127eに最大応力σmaxが生じる。これに対して、遊技釘127の円柱部127cが手前側部11bを形成する壁面10bの右端部10brに当たると、遊技釘127の撓みが抑制されるとともに、遊技釘127の円柱部127cが右端部10brから反力を受ける。その結果、遊技釘127に生じる最大応力σmaxが基端部127eの一点に集中せずに分散され、遊技釘127に生じる最大応力が上記最大応力σmaxよりも小さくなる。その結果、たとえパチンコ遊技機100が長い間使用されたとしても、手前側部11bの孔径D2が遊技釘127が撓んでも当たらない大きさに設定されている場合よりも、遊技釘127に曲がりや折れなどの損傷が生じ難くなる。
なお、上述した実施の形態においては、遊技釘127が遊技板10に打ち込まれた状態で、遊技釘127の円柱部127cの一部の箇所における円周方向の全周と、釘孔11の手前側部11bを形成する壁面10bとの間に隙間が存在しているが、特にかかる態様に限定されない。例えば、遊技釘127の円柱部127cの一部の箇所における円周方向の少なくとも一部と、釘孔11の手前側部11bを形成する壁面10bとの間に隙間が存在すればよい。この隙間が存在する方向に遊技釘127が撓む場合には、隙間が存在しない構成よりも、遊技球が衝突したときに撓むことが可能な部分の長さが長くなり、遊技球が衝突することに起因して遊技釘127に曲がりや折れなどの損傷が生じ難くなる。
〔遊技板の第2の実施形態〕
図8は、第2の実施形態に係る遊技板10の釘孔11を示す図である。
第2の実施形態に係る遊技板10は、第1の実施形態に係る遊技板10に対して、釘孔11の手前側部11bの形状が異なる。その他は第1の実施形態に係る遊技板10と同一であるのでその詳細な説明は省略する。
第2の実施形態に係る遊技板10の釘孔11の手前側部11bの形状は、孔の径が奥側から手前側に行くに従って大きくなるように形成されている。言い換えれば、手前側部11bを形成する遊技板10の壁面10bの相対する面が対称的に傾斜するようにテーパ状に形成されている。例えば、手前側部11bにおける最も奥側の部位の径D3の大きさが奥側部11aの径の大きさと同じであり、手前側部11bにおける最も手前側の部位の径D4の大きさが遊技釘127のらせん部127bにおける最も大きな外形の部位の太さDbと同じであることを例示することができる。なお、手前側部11bにおける最も手前側の部位の径D4は、板面10a上の孔径であってもよいし、釘孔11の中心線と板面10aとの交点を通り、この中心線に垂直な面上の孔径(図8参照)であってもよい。
遊技板10の釘孔11がかかる形状である場合においても、遊技釘127が遊技板10に打ち込まれると、遊技板10は、奥側部11aにて遊技釘127を保持し、手前側部11bは、遊技釘127と接触し難い。つまり、遊技釘127の円柱部127cの外周と、釘孔11の手前側部11bを形成する遊技板10の壁面10bにおける手前側の部位との間には隙間が存在し易くなる。
このように、遊技釘127が遊技板10の手前側部11bを形成する壁面10bにおける手前側の部位と接触し難いので、上記比較例の遊技機と比べて、遊技釘127における遊技球が衝突したときに撓むことが可能な部分の長さが長くなる。それゆえ、第2の実施形態に係る遊技板10においても、遊技釘127における撓むことが可能な部分の長さが長い分、比較例の遊技機と比べて、落下する遊技球がもっていたエネルギーをより吸収することが可能となり、遊技球が衝突することに起因して遊技釘127に生じる応力が小さくなる。その結果、たとえパチンコ遊技機100が長い間使用されたとしても、遊技釘127に曲がりや折れなどの損傷が生じ難くなる。
また、遊技板10の釘孔11の手前側部11bの孔の大きさを、遊技球の衝突に起因して撓んだ遊技釘127の円柱部127cの外周がこの手前側部11bを形成する遊技板10の壁面10bに当たるように設定するとよい。遊技釘127が撓んで釘孔11の手前側部11bを形成する壁面10bに当たると、遊技釘127がそれ以上撓むことが抑制される。かかる場合、遊技球から受ける衝撃力が同じであるとすると、手前側部11bの孔径D2が遊技釘127が撓んでも当たらない大きさに設定されている場合よりも、遊技釘127に生じる応力が分散される。
また、第2の実施形態に係る遊技板10においては、手前側部11bを形成する遊技板10の壁面10bの相対する面が対称的に傾斜するようにテーパ状に形成されているので、テーパ状に形成されていない場合と比べて、撓んだ遊技釘127の円柱部127cと釘孔11の手前側部11bを形成する壁面10bとが面接触し易くなる。その結果、遊技釘127の円柱部127cが手前側部11bを形成する壁面10bから受ける反力により遊技釘127に生じる応力が分散される。
これらにより、たとえパチンコ遊技機100が長い間使用されたとしても、遊技釘127に曲がりや折れなどの損傷が生じ難くなる。
〔遊技板の第3の実施形態〕
図9は、第3の実施形態に係る遊技板10の釘孔11を示す図である。
第3の実施形態に係る遊技板10は、第1の実施形態に係る遊技板10に対して、釘孔11の形状が異なる。その他は第1の実施形態に係る遊技板10と同一であるのでその詳細な説明は省略する。
第3の実施形態に係る遊技板10の釘孔11の形状は、孔の径が奥側から手前側に行くに従って大きくなるように形成されている。言い換えれば、釘孔11を形成する遊技板10の壁面10bの相対する面が対称的に傾斜するようにテーパ状に形成されている。そして、釘孔11における最も奥側の部位の径D5の大きさが遊技釘127の円柱部127cの径Dcと同じであり、釘孔11における最も手前側の部位の径D6の大きさが円柱部127cの径Dcよりも大きくなるように形成されている。例えば、釘孔11における最も手前側の部位の径D6の大きさは、遊技釘127のらせん部127bにおける最も大きな外形の部位の太さDbと同じであることを例示することができる。
なお、釘孔11における最も奥側の部位の径D5は、遊技板10の裏面10c上の孔径であってもよいし、釘孔11の中心線と遊技板10の裏面10cとの交点を通り、この中心線に垂直な面上の孔径(図9参照)であってもよい。また、釘孔11における最も手前側の部位の径D6は、板面10a上の孔径であってもよいし、釘孔11の中心線と板面10aとの交点を通り、この中心線に垂直な面上の孔径(図9参照)であってもよい。
遊技板10の釘孔11がかかる形状である場合においても、遊技釘127が遊技板10に打ち込まれると、遊技板10は、釘孔11における奥側の部位にて遊技釘127を保持し、手前側の部位は、遊技釘127とは接触しない。つまり、遊技釘127の円柱部127cの外周と、釘孔11を形成する遊技板10の壁面10dにおける手前側の部位との間には隙間が存在する。
このように、遊技釘127が遊技板10の釘孔11を形成する壁面10dにおける手前側の部位と接触していないので、上記比較例の遊技機と比べて、遊技釘127における遊技球が衝突したときに撓むことが可能な部分の長さが長くなる。それゆえ、第3の実施形態に係る遊技板10においても、遊技釘127における撓むことが可能な部分の長さが長い分、比較例の遊技機と比べて、落下する遊技球がもっていたエネルギーをより吸収することが可能となり、遊技球が衝突することに起因して遊技釘127に生じる応力が小さくなる。その結果、たとえパチンコ遊技機100が長い間使用されたとしても、遊技釘127に曲がりや折れなどの損傷が生じ難くなる。
また、遊技板10の釘孔11の大きさを、遊技球の衝突に起因して撓んだ遊技釘127の円柱部127cの外周が釘孔11を形成する壁面10dに当たるように設定するとよい。遊技釘127が撓んで釘孔11を形成する遊技板10の壁面10dにおける手前側の部位に当たると、遊技釘127がそれ以上撓むことが抑制される。かかる場合、遊技球から受ける衝撃力が同じであるとすると、釘孔11における手前側の部位の大きさが遊技釘127が撓んでも当たらない大きさに設定されている場合よりも、遊技釘127に生じる応力が分散される。
また、第3の実施形態に係る遊技板10においては、釘孔11を形成する壁面10dの相対する面が対称的に傾斜するようにテーパ状に形成されているので、テーパ状に形成されていない場合と比べて、撓んだ遊技釘127の円柱部127cと釘孔11を形成する壁面10dとが面接触し易くなる。その結果、遊技釘127の円柱部127cが釘孔11を形成する壁面10dから受ける反力により遊技釘127に生じる応力が分散される。
これらにより、たとえパチンコ遊技機100が長い間使用されたとしても、遊技釘127に曲がりや折れなどの損傷が生じ難くなる。
10…遊技板、11…釘孔、11a…奥側部、11b…手前側部、100…パチンコ遊技機、110…遊技盤、127…遊技釘、127a…先端部、127b…らせん部、127c…円柱部、127d…後端部

Claims (6)

  1. 遊技球の進行方向に変化を与える遊技釘が打ち込まれた遊技板を有する遊技機であって、
    前記遊技板は、前記遊技釘が打ち込まれた場合に、当該遊技釘を保持する保持部と、当該保持部の手前側に設けられて当該遊技釘の外周の少なくとも一部と接触しない非接触部とを有する
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技板の前記非接触部における前記遊技釘の外周と接触しない部位と当該遊技釘の外周との間の隙間は、前記遊技球の衝突に起因して撓んだ当該遊技釘の外周が当該接触しない部位に当たるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技板には、先端が鋭くなっている先端部と円柱状の円柱部とを有する前記遊技釘が打ち込まれる釘孔が形成されており、前記非接触部は、当該釘孔における当該遊技釘の当該円柱部の外径よりも大きな径の部位であることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 遊技球の進行方向に変化を与える遊技釘が打ち込まれる遊技板であって、
    前記遊技釘が打ち込まれた場合に、当該遊技釘を保持する保持部と、当該保持部の手前側に設けられて当該遊技釘の外周の少なくとも一部と接触しない非接触部とを有する
    ことを特徴とする遊技板。
  5. 前記非接触部における前記遊技釘の外周と接触しない部位と当該遊技釘の外周との間の隙間は、前記遊技球の衝突に起因して撓んだ当該遊技釘の外周が当該接触しない部位に当たるように設定されていることを特徴とする請求項4に記載の遊技板。
  6. 先端が鋭くなっている先端部と円柱状の円柱部とを有する前記遊技釘が打ち込まれる釘孔が形成されており、前記非接触部は、当該釘孔における当該遊技釘の当該円柱部の外径よりも大きな径の部位であることを特徴とする請求項4または5に記載の遊技板。
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