JP2013034131A - 通信サービス制御方法、通信サービス制御システムおよび発信履歴流通装置 - Google Patents
通信サービス制御方法、通信サービス制御システムおよび発信履歴流通装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】複数の端末60b−1,60b−4に通信サービスを提供する通信サービス制御システムは、大規模災害の発生などに代表される所定の蓄積条件を検知した際に、第1の端末60b−1からの通話開始要求を間引いて第2の端末60b−4に転送する間引きステップと、この間引きステップに於いて転送されなかった通話開始要求に係る発信情報を発信履歴データベースに蓄積する蓄積ステップと、この発信履歴データベースに蓄積された第2の端末60b−4に係る発信情報である発信履歴情報を、この第2の端末60b−4に送信する発信履歴送信ステップを実行する。
【選択図】図1
Description
比較例の電話網は、複数の携帯端末である端末60b−1,60b−4と、複数の基地局システム11b−1,11b−2と、複数の回線交換システム12b−1,12b−2と、呼制御システム30と、SMS(Short Message Service)センタ70とを有している。端末60b−1は、基地局システム11b−1に収容(接続)されている。端末60b−2は、基地局システム11b−2に収容(接続)されている。
着信側の端末60b−4の電源が投入され、基地局システム11b−2に収容されている場合に於ける通常動作を、以下に説明する。
通話の着信側は、端末60b−4である。この端末60b−4は、基地局システム11b−2に収容されており、回線交換システム12b−2を介して呼制御システム30と回線交換システム12b−1とに発呼要求を送信することができる。
シーケンスQ312に於いて、呼制御システム30は、回線交換システム12b−1に回線設定要求を送信する。
シーケンスQ313に於いて、回線交換システム12b−1は、基地局システム11b−1を介した端末60b−1との間に音声回線を確立する。
シーケンスQ314に於いて、回線交換システム12b−1は、回線交換システム12b−2との間に音声回線を確立する。
シーケンスQ315に於いて、回線交換システム12b−2は、基地局システム11b−2を介した端末60b−4との間に音声回線を確立する。
以降、端末60b−1と端末60b−4との間で、音声通話が行われる。この動作により、着信側の端末60b−4がいずれかに収容されている場合には音声通話が可能である。
この音声通話が切断されたのち、端末60b−4の電源がオフされて、基地局システム11b−2は、端末60b−4を収容しない状態となる。
着信側の端末60b−4の電源がオフされ、収容されていない場合に於ける通常動作を、以下に説明する。
シーケンスQ320に於いて、端末60b−1は、基地局システム11b−1と回線交換システム12b−1を介して、呼制御システム30に発呼要求を送信する。このとき、端末60b−4の電源がオフされているので、呼制御システム30は、この発呼要求に係る着信側の端末60b−4が、いずれにも収容されていないことを検出する。
シーケンスQ321に於いて、呼制御システム30は、SMSセンタ70に、着信履歴保持の要求を送信する。SMSセンタ70は、送信された着信履歴を保持する。
その後、着信側の端末60b−4は電源が投入されることによって、ふたたび基地局システム11b−2に収容される。
シーケンスQ322に於いて、端末60b−4は、呼制御システム30に位置情報を送信して登録または変更する。
シーケンスQ324に於いて、SMSセンタ70は、着信側の端末60b−4との間にデータ回線を確立する。
シーケンスQ325に於いて、SMSセンタ70は、着信側の端末60b−4に着信履歴を転送し、図24の処理を終了する。
非特許文献1には、災害のときには、重要通信などを確保すると共に、サービスを早期に復旧させるという発明が記載されている。
図1(a),(b)は、第1の実施形態に於ける電話網を示す概略の構成図である。
第1の実施形態の固定電話網は、固定電話である複数の端末60a−1,60a−4と、転送システム10aと、呼制御システム30と、発信履歴流通システム40と、運用管理システム50とを有している。端末60a−1,60a−4は、転送システム10aに収容されている。呼制御システム30と、発信履歴流通システム40と、運用管理システム50とは、転送システム10aに接続されている。第1の実施形態の固定電話網は、複数の端末60a−1,60a−4に通信サービスを提供する通信サービス制御システムである。
第1の実施形態の携帯電話網は、携帯電話である複数の端末60b−1,60b−4と、転送システム10bと、呼制御システム30と、発信履歴流通システム40と、運用管理システム50とが接続されている。端末60b−1,60b−4は、電源が投入され、かつ、転送システム10bのいずれかの基地局システム11b−n(nは自然数)の電波が届いているとき、この転送システム10bに収容されている。呼制御システム30と、発信履歴流通システム40と、運用管理システム50とは、転送システム10bに接続されている。
なお、この固定電話網と携帯電話網とは、中継網100を介して相互に音声通話が可能である。
図2は、第1の実施形態に於ける発信履歴の蓄積開始処理を示すシーケンス図である。
シーケンスQ10に於いて、運用管理システム50の通信部は、外部から災害情報を受信し、災害の発生を検知する。災害の発生は、所定の蓄積条件のひとつである。
シーケンスQ12に於いて、端末60b−3の処理部は、基地局システム11b−1に通話開始要求を送信する。
シーケンスQ13に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、呼制御システム30に通話開始要求を送信し、呼制御システム30は通話処理を行う。
シーケンスQ15に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、発信履歴流通システム40に発信情報を送信する。発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報を自身の記憶部に蓄積する。
シーケンスQ17に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、呼制御システム30に通話開始要求を送信し、呼制御システム30は通話処理を行う。
シーケンスQ19に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、発信履歴流通システム40に発信情報を送信する。発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報を自身の記憶部に蓄積する。
このように、基地局システム11b−1は、通話開始要求を受信するたびに、通話と蓄積との比率を1対1になるように、呼制御システム30と発信履歴流通システム40とに振り分けている。
シーケンスQ21に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、呼制御システム30に通話開始要求を送信する。
シーケンスQ22に於いて、呼制御システム30の処理部は、端末60b−4との間に通話処理を行い、以降、端末60b−3と端末60b−4との間で、音声通話(通常通話)が行われる。
シーケンスQ24に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、発信履歴流通システム40に発信情報を送信する。発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報を自身の記憶部に蓄積する。
シーケンスQ26に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、呼制御システム30に通話開始要求を送信する。
シーケンスQ27に於いて、呼制御システム30の処理部は、端末60b−5との間に通話処理を行い、以降、端末60b−1と端末60b−5との間で、音声通話(通常通話)が行われる。
シーケンスQ29に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、発信履歴流通システム40に発信情報を送信する。発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報を自身の記憶部に蓄積する。
発信履歴データベース41は、着番号の項目と、発番号の項目と、時間の項目と、位置の項目とを有している。
着番号の項目は、着信側の端末に係る電話番号の情報が格納されている。
発番号の項目は、発信側の端末に係る電話番号の情報が格納されている。
時間の項目は、発信側の端末が通話開始要求を送信した時間の情報が格納されている。
位置の項目は、この発信側の端末を収容している基地局システムの名称(情報)が格納されている。
シーケンスQ31に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、発信履歴流通システム40に発信情報を送信する。発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報を自身の記憶部に蓄積する。
シーケンスQ33に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、発信履歴流通システム40に発信情報を送信する。発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報を自身の記憶部に蓄積する。
シーケンスQ34に於いて、呼制御システム30の処理部は、位置情報登録中の番号リストを、発信履歴流通システム40に送信する。
以上説明した第1の実施形態では、次の(A)〜(D)のような効果がある。
第2の実施形態は、第1の実施形態と同様に、発信履歴の蓄積開始を行うものである。第2の実施形態は、第1の実施形態とは異なり、運用監視システム50の災害確認を、発信履歴の蓄積開始処理のトリガとしている。
第2の実施形態の携帯電話網の構成は、図1(b)に示す第1の実施形態の携帯電話網の構成と同様である。
図6は、第2の実施形態に於ける発信履歴の蓄積開始処理を示すシーケンス図である。
シーケンスQ40に於いて、端末60b−3の処理部は、基地局システム11b−1に通話開始要求を送信する。
シーケンスQ41に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、呼制御システム30に通話開始要求を送信し、呼制御システム30は通話処理を行う。
シーケンスQ43に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、呼制御システム30に通話開始要求を送信し、呼制御システム30の処理部は通話処理を行う。このとき、呼制御システム30の処理部は、単位時間あたり通話開始要求数が閾値1を超過したことを判定する。しかし、これに限られず、自らのプロセッサ使用率、自らのメモリ使用率、または、収容中回線数を判定対象としてもよい。
シーケンスQ46に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、発信履歴流通システム40に発信情報を送信する。発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報を自身の記憶部に蓄積する。
シーケンスQ47に於いて、端末60b−3の処理部は、基地局システム11b−1に通話開始要求を送信する。
シーケンスQ48に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、呼制御システム30に通話開始要求を送信し、呼制御システム30は通話処理を行う。
シーケンスQ49に於いて、端末60b−2の処理部は、基地局システム11b−1に通話開始要求を送信する。
シーケンスQ50に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、呼制御システム30に通話開始要求を送信し、呼制御システム30は通話処理を行う。
シーケンスQ52に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、発信履歴流通システム40に発信情報を送信する。発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報を自身の記憶部に蓄積する。
シーケンスQ53に於いて、端末60b−3の処理部は、基地局システム11b−1に通話開始要求を送信する。
シーケンスQ54に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、呼制御システム30に通話開始要求を送信し、呼制御システム30は通話処理を行う。
シーケンスQ55に於いて、端末60b−2の処理部は、基地局システム11b−1に通話開始要求を送信する。
シーケンスQ56に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、呼制御システム30に通話開始要求を送信し、呼制御システム30は通話処理を行う。
呼制御システム30が、プロセッサ使用率を基準に発信履歴を振り分けている場合を考える。
呼制御システム30が、メモリ使用率を基準に発信履歴を振り分けている場合を考える。
呼制御システム30が、単位時間あたり通信開始要求数を基準に発信履歴を振り分けている場合を考える。
呼制御システム30が、収容中回線数を基準に発信履歴を振り分けている場合を考える。
以上説明した第2の実施形態では、次の(E)〜(G)のような効果がある。
第3の実施形態は、第1の実施形態と同様に、発信履歴の蓄積開始を行うものである。第3の実施形態は、第1の実施形態とは異なり、基地局システムの閾値超過判定を発信履歴の蓄積開始処理のトリガとしている。
第3の実施形態の携帯電話網の構成は、図1(b)に示す第1の実施形態の携帯電話網の構成と同様である。
シーケンスQ60に於いて、端末60b−3の処理部は、基地局システム11b−1に通話開始要求を送信する。
シーケンスQ61に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、呼制御システム30に通話開始要求を送信し、呼制御システム30は通話処理を行う。
以上説明した第3の実施形態では、次の(H)〜(J)のような効果がある。
第4の実施形態は、第1の実施形態と同様に、発信履歴を蓄積して着信側の端末に通知している。第4の実施形態は、第1の実施形態とは異なり、着信側の端末に対して呼制御信号で番号を通知している。
第4の実施形態の固定電話網の構成は、図1(a)に示す第1の実施形態の固定電話網の構成と同様である。
図9は、第4の実施形態に於ける災害発生時の発信履歴送信処理を示すシーケンス図である。図9では、発信側の端末60a−1〜60a−3の処理部が、着信側の端末60a−4〜60a−6のいずれかに対して通話開始要求を行う。発信側の端末60a−1〜60a−3は、第1の端末である。着信側の端末60a−4〜60a−6は、第2の端末である。
シーケンスQ81に於いて、加入者収容システム11a−1の処理部は、呼制御システム30に通話開始要求を送信する。
シーケンスQ82に於いて、呼制御システム30の処理部は、端末60a−6との間に通話処理を行い、以降、端末60a−3と端末60a−6との間で、音声通話(通常通話)が行われる。
シーケンスQ84に於いて、加入者収容システム11a−1の処理部は、発信履歴流通システム40に、端末60a−5への発信情報を送信する。発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報を自身の記憶部に蓄積する。
シーケンスQ86に於いて、加入者収容システム11a−1の処理部は、発信履歴流通システム40に、端末60a−4への発信情報を送信する。発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報を自身の記憶部に蓄積する。
シーケンスQ87に於いて、呼制御システム30の処理部は、登録中(収容中)の固定電話の番号リストを、発信履歴流通システム40に送信する。
シーケンスQ89に於いて、発信履歴流通システム40の処理部は、シーケンスQ88から所定時間が経過したと判断し、端末60a−5に切断要求を行う。この所定時間とは、通話開始要求したのち、ナンバー・ディスプレイ(登録商標)機能によって、端末60a−5に、発信側の端末60a−2の番号が通知されるまでの時間である。
シーケンスQ91に於いて、発信履歴流通システム40の処理部は、シーケンスQ86に於いて蓄積した発信情報の着番号の項目に基き、端末60a−4に通話開始要求を行う。通話開始要求により、端末60a−4には、発信情報の発番号が通知される。
シーケンスQ92に於いて、発信履歴流通システム40の処理部は、シーケンスQ91から所定時間が経過したと判断し、端末60a−4に切断要求を行う。
以上説明した第4の実施形態では、次の(K)のような効果がある。
第5の実施形態は、第1の実施形態と同様に、発信履歴を着信側の端末で確認可能とするものである。第5の実施形態では、第1の実施形態とは異なり、着信側の端末60b−4〜60b−6が、発信履歴流通システム40から発信履歴を受信する。
第5の実施形態の携帯電話網の構成は、図1(b)に示す第1の実施形態の携帯電話網の構成と同様である。
図10は、第5の実施形態に於ける転送システム内部での発信履歴蓄積処理を示すシーケンス図である。
このようにすることで、発信履歴流通システム40は、通話開始要求ごとに蓄積するよりも処理負荷を少なくすることができる。
シーケンスQ110〜Q113は、ユーザの位置情報の登録がトリガになる場合の発信履歴送信ステップである。
シーケンスQ110に於いて、端末60b−4の処理部は、呼制御システム30に位置情報を送信して登録または変更する。
シーケンスQ111に於いて、呼制御システム30の処理部は、位置情報登録中の番号リストを、発信履歴流通システム40に送信する。
すなわち、発信履歴流通システム40の処理部は、シーケンスQ110〜Q113の発信履歴送信ステップに於いて、第2の端末である着端末から情報が送信された際に、この第2の端末に発信履歴情報を送信する。
シーケンスQ114に於いて、端末60b−4の処理部は、発信履歴流通システム40との間にデータ回線を確立し、明示的に発信履歴を要求する。
以上説明した第5の実施形態では、次の(L)〜(N)のような効果がある。
第6の実施形態は、第1の実施形態と同様に、発信履歴を着信側の端末で確認可能とするものである。第6の実施形態では、第1の実施形態とは異なり、発信履歴流通システム40が、着信側の端末60b−4〜60b−6に、同一グループに係る発信履歴を送信する。
第6の実施形態の携帯電話網の構成は、図1(b)に示す第1の実施形態の携帯電話網の構成と同様である。
端末グループデータベース42は、グループ番号の項目と、番号「1」の項目と、番号「2」の項目と、番号「3」の項目とを有している。番号3の項目以降は省略しているが、何個の番号を登録可能としてもよい。
図13は、第6の実施形態に於ける同一グループ端末群へのプッシュ型の同報配信処理を示すシーケンス図である。ここで「プッシュ型」とは、情報が更新される毎に、システム側からユーザ(端末)に最新の情報を提供するサービスをいう。
シーケンスQ120〜Q121は、事前動作である番号登録のシーケンスである。
シーケンスQ120に於いて、端末60b−4の処理部は、発信履歴流通システム40との間にデータ回線を確立する。
シーケンスQ121に於いて、端末60b−4の処理部は、確立したデータ回線を介して、発信履歴流通システム40に、一斉同報する端末グループの電話番号を登録する。一斉同報する端末グループの電話番号とは、端末60b−4〜60b−6の電話番号である。
シーケンスQ122に於いて、端末60b−1の処理部は、基地局システム11b−1に、端末60b−4への通話開始要求を送信する。
シーケンスQ123に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、発信履歴流通システム40に発信情報を送信する。発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報を自身の記憶部に蓄積する。
シーケンスQ124に於いて、呼制御システム30の処理部は、位置情報登録中の番号リストを、発信履歴流通システム40に送信する。
以上説明した第6の実施形態では、次の(O)のような効果がある。
第7の実施形態は、第1の実施形態と同様に、発信履歴を着信側の端末で確認可能とするものである。第7の実施形態では、第1の実施形態とは異なり、同一グループ端末群に対して、プル型の同報配信処理を行う。
第7の実施形態の携帯電話網の構成は、図1(b)に示す第1の実施形態の携帯電話網の構成と同様である。
図14は、第7の実施形態に於ける同一グループ端末群へのプル型の同報配信処理を示すシーケンス図である。
シーケンスQ150〜Q151は、事前動作である番号登録のシーケンスである。
シーケンスQ150に於いて、端末60b−4の処理部は、発信履歴流通システム40との間にデータ回線を確立する。
シーケンスQ152〜Q156は、災害発生時のシーケンスである。
シーケンスQ152に於いて、端末60b−3の処理部は、基地局システム11b−1に、端末60b−4への通話開始要求を送信する。
シーケンスQ154に於いて、端末60b−4の処理部は、明示的にデータを要求するため、発信履歴流通システム40との間にデータ回線を確立する。
(第7の実施形態の効果)
以上説明した第7の実施形態では、次の(P)のような効果がある。
第8の実施形態は、第1の実施形態と同様に、発信履歴を着信側の端末で確認可能とするものである。第8の実施形態では更に、発信側の端末に対して、発信履歴の記録通知を行う。
第8の実施形態の携帯電話網の構成は、図1(b)に示す第1の実施形態の携帯電話網の構成と同様である。
図15は、第8の実施形態に於ける発端末への応答処理を示すシーケンス図である。
シーケンスQ160に於いて、端末60b−3の処理部は、基地局システム11b−1に、端末60b−4への通話開始要求を送信する。
シーケンスQ162に於いて、発信履歴流通システム40の処理部は、基地局システム11b−1に発信履歴情報記録通知(Ack:ACKnowledgement)を送信する。
以上説明した第8の実施形態では、次の(Q)のような効果がある。
第9の実施形態は、第1の実施形態と同様に、発信履歴を着信側の端末で確認可能とするものである。第9の実施形態では更に、発信側の端末に対して、データ回線を確立し、このデータ回線を介して発信履歴の記録通知を行う。
第9の実施形態の携帯電話網の構成は、図1(b)に示す第1の実施形態の携帯電話網の構成と同様である。
図16は、第9の実施形態に於ける発端末への応答処理を示すシーケンス図である。
シーケンスQ170に於いて、端末60b−3の処理部は、基地局システム11b−1に、端末60b−4への通話開始要求を送信する。
シーケンスQ172に於いて、発信履歴流通システム40の処理部は、端末60b−3との間にデータ回線を確立する。
シーケンスQ173に於いて、発信履歴流通システム40の処理部は、確立したデータ回線を介して端末60b−3に、発信履歴情報記録通知(Ack)を送信する。端末60b−3は、液晶表示部に発信履歴情報を記録した旨(Ack表示)を表示する。
以上説明した第9の実施形態では、次の(R)のような効果がある。
第10の実施形態は、第1の実施形態と同様に、発信履歴を着信側の端末で確認可能とするものである。第10の実施形態では更に、発信履歴に発信側端末の詳細位置情報を加えて、着信側の端末に通知を行う。
第10の実施形態の携帯電話網の構成は、図1(b)に示す第1の実施形態の携帯電話網の構成と同様であり、更に、端末60b−1〜60b−3には、GPS(Global Positioning System)装置によって自端末位置の詳細位置情報を取得する機能が搭載されている。
発信履歴データベース41Aは、図4に示す発信履歴データベース41と同様に、発信履歴流通システム40の記憶部に格納されている。
図18は、第10の実施形態に於ける発端末位置情報の履歴共有処理を示すシーケンス図である。
シーケンスQ180〜Q185は、発信情報を蓄積する蓄積ステップである。
このシーケンスQ180〜Q185は、間引きステップに於いて送信されなかった発信履歴情報と第1の端末の詳細位置情報とを発信履歴データベース41Aに蓄積する蓄積ステップである。
シーケンスQ186に於いて、呼制御システム30の処理部は、位置情報登録中の番号リストを、発信履歴流通システム40に送信する。
以上説明した第10の実施形態では、次の(S)のような効果がある。
第11の実施形態は、第1の実施形態と同様に、発信履歴を着信側の端末で確認可能とするものである。第11の実施形態では更に、発信履歴を蓄積したのち、データ回線を確立して発信側端末の詳細位置情報を受信する。
第11の実施形態の携帯電話網の構成は、図1(b)に示す第1の実施形態の携帯電話網の構成と同様である。更に、端末60b−1〜60b−3には、GPS装置によって自端末位置の詳細位置情報を取得する機能が搭載されている。
図19は、第11の実施形態に於ける発端末位置情報の履歴共有処理を示すシーケンス図である。
シーケンスQ200〜Q205は、発信情報の蓄積処理である。
シーケンスQ200に於いて、端末60b−3の処理部は、基地局システム11b−1に、端末60b−4への通話開始要求を送信する。
シーケンスQ203に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、発信履歴流通システム40に、端末60b−5への発信情報を送信する。発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報を自身の記憶部に蓄積する。
シーケンスQ205に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、発信履歴流通システム40に、端末60b−6への発信情報を送信する。発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報を自身の記憶部に蓄積する。
シーケンスQ206に於いて、発信履歴流通システム40の処理部は、シーケンスQ201に於いて蓄積した発信情報の発番号の項目に基き、端末60b−3との間にデータ回線を確立する。
以上説明した第11の実施形態では、次の(T)のような効果がある。
第12の実施形態は、第1の実施形態と同様に、発信履歴を着信側の端末で確認可能とするものである。第12の実施形態では更に、発信履歴にメッセージ情報を加えて、着信側の端末に通知を行う。
第12の実施形態の携帯電話網の構成は、図1(b)に示す第1の実施形態の携帯電話網の構成と同様である。更に、発信履歴流通システム40の記憶部は、後述する図20に示す発信履歴データベース41Bとメッセージデータベース43とを記憶している。
発信履歴データベース41のオプション番号の項目には、当該発信履歴に係るオプション番号の情報が格納されている。
メッセージデータベース43は、オプション番号の項目と、メッセージの項目とを有している。
図21は、第12の実施形態に於けるメッセージ付き履歴送信処理を示すシーケンス図である。
シーケンスQ220〜Q225は、発信情報を蓄積する蓄積ステップである。
シーケンスQ226に於いて、呼制御システム30の処理部は、位置情報登録中の番号リストを、発信履歴流通システム40に送信する。
以上説明した第12の実施形態では、次の(U)のような効果がある。
第13の実施形態は、第1の実施形態と同様に、発信履歴を着信側の端末で確認可能とするものである。第13の実施形態では更に、同一端末からの通話開始要求を一定時間に亘って蓄積しないことで、履歴データの増大を抑止するものである。
第13の実施形態の携帯電話網の構成は、図1(b)に示す第1の実施形態の携帯電話網の構成と同様である。
図22は、第13の実施形態に於ける履歴データの増大抑止処理を示すシーケンス図である。このシーケンスに於いて、基地局システム11b−1は、全ての通話開始要求を、発信履歴流通システム40に転送している。
シーケンスQ240に於いて、端末60b−3の処理部は、基地局システム11b−1に、端末60b−6への通話開始要求を送信する。
シーケンスQ243に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、発信履歴流通システム40に発信情報を送信する。発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報に含まれている発番号で発信履歴データベース41を検索し、同一端末からの通話開始要求が所定期間以内に行われていたか否かを判断する。同一端末からの通話開始要求が無いと判断したので、発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報を自身の記憶部に蓄積する。
シーケンスQ245に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、発信履歴流通システム40に発信情報を送信する。発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報に含まれている発番号で発信履歴データベース41を検索し、同一端末からの通話開始要求が所定期間以内に行われていたか否かを判断する。シーケンスQ240で端末60b−3からの通話開始要求が行われていたので、発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報を破棄し、自身の記憶部に蓄積しない。
シーケンスQ247に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、発信履歴流通システム40に発信情報を送信する。発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報に含まれている発番号で発信履歴データベース41を検索し、同一端末からの通話開始要求が所定期間以内に行われていたか否かを判断する。同一端末からの通話開始要求が無いと判断したので、発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報を自身の記憶部に蓄積する。
シーケンスQ249に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、発信履歴流通システム40に発信情報を送信する。発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報に含まれている発番号で発信履歴データベース41を検索し、同一端末からの通話開始要求が所定期間以内に行われていたか否かを判断する。同一端末からの通話開始要求の記録はシーケンスQ241に係るものであり、所定期間が経過していると判断したので、発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報を自身の記憶部に蓄積する。
以上説明した第13の実施形態では、次の(V)のような効果がある。
第14の実施形態は、第1の実施形態と同様に、発信履歴を着信側の端末で確認可能とするものである。第14の実施形態では、第13の実施形態と同様に、同一端末からの通話開始要求を一定時間に亘って蓄積しないことで、履歴データの増大を抑止するものである。
第14の実施形態の携帯電話網の構成は、図1(b)に示す第1の実施形態の携帯電話網の構成と同様である。
図23は、第14の実施形態に於ける履歴データの増大抑止処理を示すシーケンス図である。このシーケンスに於いて、基地局システム11b−1は、全ての通話開始要求を、発信履歴流通システム40に転送している。
シーケンスQ256に於いて、基地局システム11b−1の処理部は、定期的に発信履歴流通システム40に発信情報を送信する。発信履歴流通システム40の処理部は、この発信情報を自身の記憶部に蓄積する。
以上説明した第14の実施形態では、次の(W)のような効果がある。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(e)のようなものがある。
11b−1,11b−2 基地局システム
12a−1,12a−2 エッジシステム
12b−1,12b−2 回線交換システム
30 呼制御システム
40 発信履歴流通システム
50 運用管理システム
60a−1〜60a−4 端末(固定電話端末)
60b−1〜60b−4 端末(携帯電話端末)
70 SMSセンタ
100 中継網
110 集線網
Claims (27)
- 複数の端末に通信サービスを提供する通信サービス制御システムが実行する通信サービス制御方法であって、
所定の蓄積条件を検知した際に、第1の端末からの通話開始要求を間引いて第2の端末に転送する間引きステップと、
前記間引きステップに於いて転送されなかった通話開始要求に係る発信情報を発信履歴データベースに蓄積する蓄積ステップと、
前記発信履歴データベースに基き、前記第2の端末への前記発信情報の履歴である発信履歴情報を、前記第2の端末に送信する発信履歴送信ステップと、
を実行することを特徴とする通信サービス制御方法。 - 前記所定の蓄積条件とは、所定の災害を検知したこと、所定の事故を検知したこと、所定のイベントが開催されたこと、所定の期間であること、単位時間あたりの通話開始要求数が閾値を超えたこと、収容中の回線数が閾値を超えたこと、プロセッサ使用率が閾値を超えたこと、メモリ使用率が閾値を超えたこと、のいずれかを含んでいる、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信サービス制御方法。 - 前記発信履歴送信ステップに於いて、
前記第2の端末との間にデータ回線を確立し、前記第2の端末に前記発信履歴情報を送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信サービス制御方法。 - 前記発信履歴送信ステップに於いて、
前記第2の端末に通話開始要求を送信し、呼制御信号によって前記第1の端末の番号情報を送信したのちに前記第2の端末との回線を切断する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信サービス制御方法。 - 前記通信サービス制御システムは、
端末との間で情報を相互に送受信する転送システムと、
前記転送システムとの間で、呼制御を実行する呼制御システムと、
発信履歴流通システムと、を有し、
前記転送システムが前記間引きステップを実行し、
前記発信履歴流通システムが、前記蓄積ステップを実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信サービス制御方法。 - 前記発信履歴送信ステップに於いて、
前記第2の端末から情報が送信された際、
または、前記第2の端末から前記発信履歴情報を要求された際に、
前記第2の端末に前記発信履歴情報を送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信サービス制御方法。 - 前記第2の端末とは、予め番号登録された複数の端末である、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信サービス制御方法。 - 前記発信履歴送信ステップに於いて、
前記第2の端末のうちのいずれか1つの端末の要求に基き、前記要求した端末に前記発信履歴情報を送信する、
ことを特徴とする請求項7に記載の通信サービス制御方法。 - 前記蓄積ステップを実行したのち、前記発信履歴情報を記録した旨を前記第1の端末に通知する発信履歴記録通知ステップを実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信サービス制御方法。 - 前記発信履歴記録通知ステップに於いて、
呼制御信号によって、
または、前記第1の端末との間にデータ回線を確立し、このデータ回線を介して、
前記発信履歴情報を記録した旨を前記第1の端末に通知する、
ことを特徴とする請求項9に記載の通信サービス制御方法。 - 前記蓄積ステップに於いて、前記間引きステップで送信されなかった前記発信履歴情報と前記第1の端末の詳細位置情報とを前記発信履歴データベースに蓄積する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信サービス制御方法。 - 前記蓄積ステップの後に、前記第1の端末との間にデータ回線を確立し、前記第1の端末から詳細位置情報を受信して前記発信履歴データベースに蓄積する詳細位置情報蓄積ステップを実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信サービス制御方法。 - 前記蓄積ステップに於いて、前記間引きステップに於いて送信されなかった通話開始要求に係る情報と所定のメッセージ情報とを前記発信履歴データベースに蓄積する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信サービス制御方法。 - 前記蓄積ステップに於いて、所定時間内に同一の端末からの通信開始要求が繰り返されたとき、当該繰り返された通信開始要求を蓄積しない、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信サービス制御方法。 - 請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載の通信サービス制御方法を実行する、
ことを特徴とする通信サービス制御システム。 - 処理部と記憶部とを有する発信履歴流通装置であって、
前記処理部は、
第1の端末からの発信履歴情報を受信したとき、前記記憶部に蓄積する蓄積ステップと、
前記記憶部に蓄積された前記発信履歴情報を、前記発信履歴情報の着番号に係る第2の端末に送信する発信履歴送信ステップと、
を実行することを特徴とする発信履歴流通装置。 - 前記処理部が、前記発信履歴送信ステップに於いて、
前記第2の端末との間にデータ通信を確立し、前記第2の端末に前記発信履歴情報を送信する、
ことを特徴とする請求項16に記載の発信履歴流通装置。 - 前記処理部が、前記発信履歴送信ステップに於いて、
前記第2の端末に通話開始要求を送信して、呼制御信号によって前記第1の端末の番号情報を送信したのちに前記第2の端末との回線を切断する、
ことを特徴とする請求項16に記載の発信履歴流通装置。 - 前記処理部が、前記発信履歴送信ステップに於いて、
前記第2の端末から情報が送信された際、
または、前記第2の端末から前記発信履歴情報を要求された際に、
前記第2の端末に通話開始要求に係る情報を転送する、
ことを特徴とする請求項16に記載の発信履歴流通装置。 - 前記第2の端末とは、予め前記記憶部に番号が登録された複数の端末である、
ことを特徴とする請求項16に記載の発信履歴流通装置。 - 前記処理部が、前記発信履歴送信ステップに於いて、
前記第2の端末のうちのいずれか1つの端末の要求に基き、前記要求した端末に通話開始要求に係る情報を転送する、
ことを特徴とする請求項20に記載の発信履歴流通装置。 - 前記処理部が、前記蓄積ステップを実行したのち、前記発信履歴情報を記録した旨を前記第1の端末に通知する発信履歴記録通知ステップを実行する、
ことを特徴とする請求項16に記載の発信履歴流通装置。 - 前記処理部が、前記発信履歴記録通知ステップに於いて、
呼制御信号によって、
または、前記第1の端末との間にデータ回線を確立し、このデータ回線を介して、
前記発信履歴情報を記録した旨を前記第1の端末に通知する、
ことを特徴とする請求項22に記載の発信履歴流通装置。 - 前記処理部が、前記蓄積ステップに於いて、前記間引きステップで送信されなかった前記発信履歴情報と前記第1の端末の詳細位置情報とを前記発信履歴データベースに蓄積する、
ことを特徴とする請求項16に記載の発信履歴流通装置。 - 前記処理部が、前記蓄積ステップの後に、前記第1の端末との間にデータ回線を確立し、前記第1の端末から詳細位置情報を受信して前記発信履歴データベースに蓄積する詳細位置情報蓄積ステップを実行する、
ことを特徴とする請求項16に記載の発信履歴流通装置。 - 前記処理部が、前記蓄積ステップに於いて、前記間引きステップに於いて送信されなかった通話開始要求に係る情報と所定のメッセージ情報とを前記発信履歴データベースに蓄積する、
ことを特徴とする請求項16に記載の発信履歴流通装置。 - 前記処理部が、前記蓄積ステップに於いて、所定時間内に同一の端末からの通信開始要求が繰り返されたとき、当該繰り返された通信開始要求を蓄積しない、
ことを特徴とする請求項16に記載の発信履歴流通装置。
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