以下、本発明によるナビゲーション装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、所定の情報等が格納され得る格納部等において、当該格納部に情報等が記憶される過程は問わないものとする。例えば、記録媒体を介して情報等が格納部等で記憶されるようになってもよい。また、通信回線などを介して送信された情報等が格納部等で記憶されるようになってもよい。さらに、入力デバイスを介して入力された情報等が格納部等で記憶されるようになってもよい。また、本実施の形態において、検索とは、検索対象となる情報から、指定された情報を用いて、当該指定された情報に一致する情報を検知することや、当該検知した情報を取得すること、当該検知した情報に対応付けられた情報を取得することなどを意味し、広く解する。また、本実施の形態において説明する各情報の形式、内容などは、あくまで例示であり、各情報の持つ意味を示すことができれば、形式、内容などは問わない。
(実施の形態1)
本実施の形態において、履歴情報に対応する地点名称情報であり、ユーザが入力した文字を含む地点名称情報を、入力候補として出力するナビゲーション装置1について説明する。
なお、本実施の形態におけるナビゲーション装置1は、通常、2以上の機能を有する。当該機能は、例えば、出発地や、経由地、目的地などの地点を設定する機能や、出発地や、経由地、目的地などの地点を検索する機能などである。また、本実施の形態におけるナビゲーション装置は、通常、例えば、車や、バイク、自転車などの乗り物に搭載される。また、ナビゲーション装置は、ナビゲーションソフトが搭載された携帯端末や携帯電話等でもよい。
図1は、本実施の形態におけるナビゲーション装置1のブロック図である。ナビゲーション装置1は、地点情報格納部11、履歴情報格納部12、受付部13、履歴情報取得部14、履歴情報蓄積部15、地点名称情報取得部16、出力部17を備える。地点名称情報取得部16は、地域管理情報格納手段161、地域取得手段162、履歴情報取得手段163、現在位置取得手段164、距離算出手段165、一致具合取得手段166、属性取得手段167、地点名称情報取得手段168を備える。
地点情報格納部11は、地点を示す1以上の地点情報を格納し得る。当該地点は、通常、地図上の地点であり、例えば、駅や、施設、ランドマーク、観光スポット、寺社、仏閣、飲食店、その他の建造物などである。また、地点情報は、通常、地点の名称を示す地点名称情報と、当該地点の位置を示す地点位置情報などを有する。また、地点情報は、地点を識別するための地点識別子や、地点の地域を示す地点地域情報、地点の種類を示す地点種類情報などを有していてもよい。
地点名称情報は、漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字を問わない。また、地点名称情報は、これらの文字の2以上の種類の組み合わせであってもよい。また、地点名称情報は、地点の名称の読み仮名であってもよい。また、地点名称情報は、地点の名称と、当該地点の名称の読み仮名とを有していてもよい。読み仮名は、ひらがな、カタカナ、ローマ字を問わない。また、読み仮名は、これらの文字の2以上の種類の組み合わせであってもよい。
また、地点位置情報は、例えば、経緯度を示す経緯度情報や、座標を示す座標情報、高度を示す高度情報などである。
また、地点識別子は、例えば、ID情報などである。地点識別子は、地点名称情報であってもよい。また、地点地域情報は、地域を示す地域情報である。地域情報は、例えば、都道府県名や、市区町村名、その他の行政区画名などである。
地点情報格納部11は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
履歴情報格納部12は、1以上の履歴情報を格納し得る。履歴情報とは、ナビゲーション装置1が有する一の機能においてユーザが入力した情報、またはナビゲーション装置1が取得した情報の履歴である。
「一の機能」は、通常、予め決められているが、そうでなくてもよい。そうでない場合、「一の機能」は、ナビゲーション装置1が有する2以上の機能の中から、ユーザが選択した機能であってもよい。「一の機能」は、例えば、経路探索機能である。なお、一の機能が経路探索機能である場合、履歴情報は、例えば、ユーザが入力した目的地を示す地点名称情報である。
「ユーザが入力した情報」とは、例えば、出発地や、経由地、目的地などの地点を設定する際に入力した文字や、位置情報などである。当該位置情報は、経緯度を示す経緯度情報や、座標を示す座標情報、高度を示す高度情報などである。また、「ユーザが入力した情報」は、通常、受付部13が入力を受け付けた情報である。なお、「ユーザが入力した情報」が文字の場合、当該文字は、地点名称情報であることが好適である。また、「ユーザが入力した情報」が位置情報である場合、当該位置情報は、地点位置情報であることが好適である。
また、「ナビゲーション装置1が取得した情報」とは、ナビゲーション装置1が搭載されている乗り物の現在位置を示す位置情報である現在位置情報や、当該乗り物が移動中に通過した地点の位置を示す地点位置情報、当該地点の名称である地点名称情報などである。
また、履歴情報は、日付を示す日付情報を有していてもよい。当該日付情報は、時刻を示す時刻情報を有していてもよい。また、当該日付情報は、履歴情報に対応する情報である。なお、当該日付情報は、後述の履歴情報取得部14が履歴情報を取得した際の日付を示す情報であってもよいし、後述の履歴情報蓄積部15が履歴情報を蓄積した際の日付を示す情報であってもよい。
また、履歴情報は、履歴情報の種類を示す履歴種類情報を有していてもよい。履歴種類情報は、例えば、履歴情報が地点情報であることや、履歴情報が位置情報であること、履歴情報が文字であることなどを示す。また、履歴種類情報は、例えば、ユーザからの入力を受け付けた情報であることや、ナビゲーション装置1が取得した情報であることを示してもよい。
履歴情報格納部12は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
受付部13は、文字の入力や、位置情報の入力、文字入力確定指示などを受け付ける。当該文字は、地点名称情報であることが好適である。また、当該位置情報は、地点位置情報であることが好適である。また、文字入力確定指示とは、文字の入力を確定する指示である。また、受付部13は、取得基準指定指示や、出力順序指定指示などを受け付けてもよい。
取得基準指定指示とは、地点名称の取得の基準を指定する指示である。当該指示は、通常、基準情報を有する。基準情報とは、地点名称情報の取得の基準を示す情報であり、何の情報を用いて地点名称情報を取得するかを示す。なお、基準情報の詳細については、地点名称情報取得部16において説明する。
また、出力順序指定指示とは、地点名称の出力順序を指定する指示である。当該指示は、通常、順序情報を有する。順序情報とは、地点名称情報の出力の順序を示す情報であり、何の情報に基づいて地点名称情報を出力するかを示す。なお、順序情報の詳細については、出力部17において説明する。
また、基準情報と順序情報とは、通常、同様の意味を示す。つまり、基準情報が示す取得の基準と、順序情報が示す出力の順序とは、通常、同一である。
また、受付部13は、電源ONの指示や、電源OFFの指示などを受け付けてもよい。また、受付部13は、前述の指示以外の指示を受け付けてもよい。なお、受付部13が当該指示を受け付けた場合、ナビゲーション装置1は、通常、当該受け付けた指示に応じた処理を行う。
また、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
受付部13における文字や位置情報などの入力手段は、キーボードやマウスやメニュー画面によるものなど、何でもよい。受付部13は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェアなどで実現され得る。
履歴情報取得部14は、1以上の履歴情報を取得する。履歴情報とは、前述の通りである。
例えば、受付部13が、予め決められた一の機能(例えば、経路探索機能)において文字、または位置情報の入力を受け付けた場合、履歴情報取得部14は、当該文字、または位置情報を取得する。また、例えば、ナビゲーション装置1が搭載されている乗り物が移動中である場合、履歴情報取得部14は、現在位置情報を取得する。なお、当該現在位置情報は、後述の現在位置取得手段164が取得する現在位置情報であってもよい。
また、例えば、受付部13が一の機能において文字の入力を受け付けた場合、履歴情報取得部14は、当該文字を含む地点名称情報を取得してもよい。当該地点名称情報は、通常、地点情報格納部11に格納されている地点情報が有する地点名称情報である。また、さらに、履歴情報取得部14は、当該地点名称情報に対応する地点位置情報を取得してもよい。当該地点位置情報は、地点情報格納部11に格納されている地点情報が有する地点名称情報である。
また、例えば、受付部13が一の機能において位置情報の入力を受け付けた場合、履歴情報取得部14は、当該位置情報に対応する地点名称情報を取得してもよい。当該地点名称情報は、通常、地点情報格納部11に格納されている地点情報が有する地点名称情報である。
また、例えば、受付部13が、一の機能において文字入力確定指示を受け付けた場合、履歴情報取得部14は、当該文字入力確定指示により入力が確定された文字を取得する。また、この場合、履歴情報取得部14は、当該文字を含む地点名称情報、および当該地点名称情報に対応する地点位置情報を取得してもよい。なお、これらの情報の取得の方法は、前述のとおりである。
また、例えば、履歴情報取得部14は、現在位置情報を取得した場合、当該現在位置情報に対応する地点名称情報を取得してもよい。当該地点名称情報は、通常、地点情報格納部11に格納されている地点情報が有する地点名称情報である。
また、履歴情報取得部14は、履歴情報の取得の際に、当該履歴情報に対応する日付情報を取得してもよい。また、履歴情報取得部14は、履歴情報の取得の際に、履歴種類情報を生成してもよい。
履歴情報取得部14は、通常、MPUやメモリ等から実現され得るが、いわゆるGPS受信機や、移動体通信用の基地局の位置情報を受信する装置などのハードウェア(専用回路)で実現されてもよい。履歴情報取得部14の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。
履歴情報蓄積部15は、履歴情報取得部14が取得した履歴情報を、履歴情報格納部12に蓄積する。なお、履歴情報取得部14が取得した履歴情報が日付情報を有していない場合、履歴情報蓄積部15は、日付情報を取得し、当該履歴情報に対応付け、当該日付情報に対応付いた履歴情報を、履歴情報格納部に蓄積してもよい。また、例えば、蓄積しようとする履歴情報が、既に履歴情報格納部12に格納されている場合、履歴情報蓄積部15は、当該履歴情報を蓄積した回数を、履歴情報格納部12に蓄積してもよい。なお、当該「蓄積した回数」は、入力した回数や、取得した回数と同様の概念である。
地点名称情報取得部16は、地点情報格納部11から1以上の地点名称情報を取得する。地点名称情報取得部16は、通常、まず、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報に対応する地点情報が有する地点名称情報を、地点情報格納部11から取得する。そして、地点名称情報取得部16は、当該地点名称情報のうち、受付部13が入力を受け付けた文字を含む地点名称情報を取得する。
ここで、「履歴情報に対応する地点情報」とは、例えば、以下のような地点情報である。
(1)履歴情報が、文字である場合
(1−a)当該文字を含む地点名称情報を有する地点情報
(1−b)当該文字を含む地点名称情報を有する地点情報が有する地点位置情報で示される位置の周辺の地点情報
(1−c)当該文字を含む地点名称情報を有する地点情報が有する地点位置情報が属する地域内の地点情報
(1−d)当該文字を含む地点名称情報を有する地点情報が有する地点位置情報が属する地域と、当該地域に隣接する地域内の地点情報
(2)履歴情報が、位置情報である場合
(2−a)当該位置情報と同一の地点位置情報を有する地点情報
(2−b)当該位置情報で示される位置の周辺の地点情報
(2−c)当該位置情報が属する地域内の地点情報
(2−d)当該位置情報が属する地域と、当該地域に隣接する地域内の地点情報
「周辺」とは、当該位置情報を中心とした予め決められた範囲内を意味する。「周辺」は、例えば、「現在位置から半径500m以内」や、「現在位置から半径1km未満」、「目的地から半径2km以内」、「目的地から半径10km未満」などである。
また、「入力を受け付けた文字」とは、例えば、2以上の文字が別の2以上の文字に変換されるような場合における、変換前の文字、および変換後の文字や、文字入力確定指示により入力が確定された文字であり、文字入力確定指示を受け付けるまでに入力を受け付けた文字、いわゆるローマ字入力における子音を示すアルファベットなどを含んでもよい。また、「文字を含む地点名称情報」とは、当該文字に前方一致する地点名称情報や、当該文字に中間一致する地点名称情報、当該文字に後方一致する地点名称情報、当該文字に完全一致する地点名称情報などである
また、地点名称情報取得部16は、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報に対応し、かつ、受付部13が入力を受け付けた文字を含む地点名称情報を、地点情報格納部11から取得できればよく、その方法や手順などは問わない。つまり、地点名称情報取得部16は、例えば、まず、受付部13が入力を受け付けた文字を含む地点名称情報を有する地点情報を、地点情報格納部11から取得する。そして、地点名称情報取得部16は、当該地点情報のうち、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報に対応する地点情報が有する地点名称情報を取得してもよい。
また、地点名称情報取得部16は、例えば、地域情報や、日付情報、距離、一致具合、属性のいずれの情報を用いて地点名称情報を取得するのかを判断し、当該判断結果に応じて、前述の手段により地点名称情報を取得してもよい。
例えば、地点情報格納部11に格納されている地点情報のうち、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報に対応する地域に対応する地点情報の数が予め決められた閾値以上である場合、地点名称情報取得部16は、地域情報を用いて地点名称情報を取得すると判断する。
また、例えば、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報のうち、ある日付を示す日付情報に対応する履歴情報の数が予め決められた閾値以上である場合、地点名称情報取得部16は、日付情報を用いて地点名称情報を取得すると判断する。
また、例えば、地点情報格納部11に格納されている地点情報のうち、現在位置周辺の地点情報の数が予め決められた閾値以上である場合、地点名称情報取得部16は、距離を用いて地点名称情報を取得すると判断する。
また、例えば、地点情報格納部11に格納されている地点情報のうち、受付部13が入力を受け付けた文字を含む地点名称情報を有する地点情報の数が予め決められた閾値以上である場合、地点名称情報取得部16は、一致具合を用いて地点名称情報を取得すると判断する。
また、例えば、上記のいずれにも該当しない場合、地点名称情報取得部16は、属性を用いて地点名称情報を取得すると判断する。なお、地点名称情報取得部16は、前述の情報の2以上を用いて、地点名称情報を取得すると判断してもよい。また、前述のいずれの情報を用いて地点情報を取得するのかの判断の方法や手順などは、問わない。
また、地点名称情報取得部16は、例えば、受付部13が受け付けた取得基準指定指示が有する基準情報に応じて、前述の手段により地点名称情報を取得してもよい。基準情報は、例えば、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報に対応する地域を示す地域情報を用いて地点名称情報を取得することや、当該履歴情報が有する日付情報を用いて地点名称情報を取得すること、現在位置からの距離を用いて地点名称情報を取得すること、受付部13が入力を受け付けた文字との一致具合を用いて地点名称情報を取得すること、地点名称情報の属性を用いて地点名称情報を取得することなどを示す。なお、取得基準情報は、これらのうちのいずれかのことを示してもよいし、2以上のことを示してもよい。なお、地点名称情報取得部16は、取得基準指定指示を用いずに、前述の手段により地点名称情報を取得してもよい。
例えば、基準情報が、地域情報を用いて地点名称情報を取得することを示す場合、地域取得手段162は、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報に対応する地域を取得する。また、例えば、基準情報が、日付情報を用いて地点名称情報を取得することを示す場合、履歴情報取得手段163は、予め決められた条件を満たす日付情報に対応する履歴情報を、履歴情報格納部12から取得する。また、例えば、基準情報が、距離を用いて地点名称情報を取得することを示す場合、現在位置取得手段164は、現在位置情報を取得し、距離算出手段165は、当該現在位置情報が示す位置と、地点情報格納部11に格納されている各地点情報が有する地点位置情報が示す位置との距離を算出する。また、例えば、基準情報が、一致具合を用いて地点名称情報を取得することを示す場合、一致具合取得手段166は、受付部13が入力を受け付けた文字と、地点情報格納部11に格納されている各地点情報が有する地点名称情報との一致具合を取得する。また、例えば、基準情報が、属性を用いて地点名称情報を取得することを示す場合、属性取得手段167は、地点情報格納部11に格納されている各地点情報が有する地点名称情報の属性を取得する。
地域管理情報格納手段161は、1以上の地域管理情報を格納し得る。地域管理情報とは、地域位置情報と、当該地域位置情報に対応する地域情報とを有する情報である。地域位置情報とは、当該地域の位置を示す位置情報である。また、当該地域位置情報は、地点の位置を示す1つの位置情報であってもよいし、地域や領域などの範囲を示す2以上の位置情報であってもよい。
地域管理情報格納手段161は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
地域取得手段162は、通常、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報に対応する地域情報を、地域管理情報格納手段161から取得する。地域取得手段162は、通常、まず、履歴情報格納部12に格納されている各履歴情報に対応する地域情報を、地域管理情報格納手段161から取得する。そして、地域取得手段162は、当該地域情報のうち、数が最大である1つの地域情報を取得する。
ここで、「各履歴情報に対応する地域情報」とは、当該履歴情報に対応する地点情報が有する地点位置情報により示される位置が属する地域を示す地域情報である。つまり、「各履歴情報に対応する地域情報」とは、当該履歴情報に対応する地点情報が有する地点位置情報と同一の地域位置情報に対応する地域情報、または、当該地点位置情報が示す位置が、地域位置情報が示す範囲内の位置である地域位置情報に対応する地域情報である。
例えば、地域管理情報格納手段161に格納されている地域管理情報が有する地域位置情報が、1つの位置情報である場合、地域取得手段162は、通常、各履歴情報に対応する地点情報が有する地点位置情報により示される位置が、当該地域位置情報が示す位置と同一であるか否かを判断する。そして、同一である場合、地域取得手段162は、当該地域位置情報に対応する地域情報を、地域管理情報格納手段161から取得する。
また、例えば、地域管理情報格納手段161に格納されている地域管理情報が有する地域位置情報が、2以上の位置情報である場合、地域取得手段162は、通常、各履歴情報に対応する地点情報が有する地点位置情報により示される位置が、当該地域位置情報が示す範囲内の位置であるか否かを判断する。そして、範囲内である場合、地域取得手段162は、当該地域位置情報に対応する地域情報を、地域管理情報格納手段161から取得する。
また、地域取得手段162は、2以上の地域情報を取得してもよい。つまり、例えば、地域取得手段162は、前述のように取得した地域情報について、当該地域情報で示される地域ごとに数をカウントする。そして、地域取得手段162は、予め決められた閾値以上の数である2以上の地域情報を、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報に対応する地域情報として取得する。なお、当該閾値は、地域取得手段162が保持していてもよいし、任意の記憶領域に格納されていてもよい。
また、地域取得手段162は、1つの履歴情報を用いて、地域情報を取得してもよい。つまり、例えば、地域取得手段162は、履歴情報格納部12から、1つの履歴情報を取得する。そして、地域取得手段162は、当該履歴情報に対応する地域情報を、地域管理情報格納手段161から取得する。なお、当該「1つの履歴情報」は、ユーザが選択した履歴情報であってもよいし、履歴情報が有する日付情報により最新であることが示される履歴情報であってもよいし、どのような履歴情報であるかは、問わない。
つまり、地域取得手段162は、履歴情報格納部12に格納されている1、または2以上の履歴情報に対応する地域情報を取得してもよい。また、地域取得手段162は、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報に対応する地域情報を、1、または2以上取得してもよい。
なお、地域取得手段162は、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報に対応する地域情報を取得できればよく、当該地域情報の取得の方法や手順などは問わない。
また、地域取得手段162は、受付部13が受け付けた取得基準指定指示が有する基準情報が、地域を用いて地点名称情報を取得することを示すか否かを判断してもよい。そして、基準情報が、地域情報を用いて地点名称情報を取得することを示す場合、地域取得手段162は、前述の地域情報を取得する。
履歴情報取得手段163は、予め決められた条件を満たす日付情報を有する履歴情報を、履歴情報格納部12から取得する。例えば、履歴情報取得手段163は、まず、履歴情報格納部12に格納されている各履歴情報が有する日付情報により示される日付が、当該予め決められた条件を満たすか否かを判断する。そして、履歴情報取得手段163は、当該履歴情報から、当該条件を満たす履歴情報を取得する。
なお、予め決められた条件とは、日付に関する条件であり、例えば、日付がある日付であること、日付がある日付以降であること、日付がある日付以前であること、日付がある日付以降であり、かつある日付以前であること、などである。
また、履歴情報取得手段163は、受付部13が受け付けた取得基準指定指示が有する基準情報が、日付情報を用いて地点名称情報を取得することを示すか否かを判断してもよい。そして、基準情報が、日付情報を用いて地点名称情報を取得することを示す場合、履歴情報取得手段163は、前述の履歴情報を取得する。
現在位置取得手段164は、現在位置情報を取得する。当該現在位置情報は、履歴情報取得部14が取得した現在位置情報であってもよい。
現在位置取得手段164は、通常、いわゆるGPS受信機や、移動体通信用の基地局の位置情報を受信する装置などのハードウェア(専用回路)で実現され得る。また、現在位置取得手段164は、MPUやメモリ等から実現されてもよい。現在位置取得手段164の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。
距離算出手段165は、通常、現在位置取得手段164が取得した現在位置情報が示す位置と、地点情報格納部11に格納されている各地点情報が有する地点位置情報が示す位置との距離を、算出する。また、距離算出手段165は、履歴情報取得部14が取得した現在位置情報が示す位置と、地点情報格納部11に格納されている各地点情報が有する地点位置情報が示す位置との距離を、算出してもよい。
ここでの距離とは、通常、空間的距離であるが、時間的距離であってもよい。なお、空間的距離、および時間的距離の算出の方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。
また、距離算出手段165は、受付部13が受け付けた取得基準指定指示が有する基準情報が、距離を用いて地点名称情報を取得することを示すか否かを判断してもよい。そして、基準情報が、距離を用いて地点名称情報を取得することを示す場合、距離算出手段165は、前述の距離を算出する。
一致具合取得手段166は、通常、入力文字と、地点情報格納部11に格納されている各地点情報が有する地点名称情報との一致具合を取得する。入力文字とは、受付部13が入力を受け付けた文字である。また、「一致具合」とは、例えば、一致の種類や、一致の度合い、一致の位置などである。「一致の種類」は、例えば、完全一致や、前方一致、中間一致、後方一致、不一致などである。また、「一致の度合い」は、例えば、地点名称情報に入力文字が含まれる場合における地点名称情報の文字数に対する入力文字の文字数の割合や、地点名称情報に入力文字が含まれる場合における地点名称情報の文字数と入力文字の文字数の差、地点名称情報に入力文字が含まれる場合における地点名称情報の文字数に対する、地点名称情報の文字数と入力文字の文字数の差の割合などである。また、「一致の位置」は、例えば、地点名称情報に含まれる入力文字の前方からの文字数や、地点名称情報に含まれる入力文字の後方からの文字数、地点名称情報に含まれる入力文字の開始文字の番目、地点名称情報に含まれる入力文字の終了文字の番目などである。
また、「一致具合」は、一致の種類や、一致の度合い、一致の位置などのいずれかであってもよいし、これらの2以上であってもよい。2以上の場合、「一致具合」は、例えば、一致の種類や、一致の度合い、一致の位置などを数値化した数値であってもよいし、当該数値から算出された指標値であってもよい。
一致の種類についての「数値化」は、例えば、完全一致であれば「1」、前方一致であれば「2」、中間一致であれば「3」、後方一致であれば「4」、不一致であれば「0」とする、などである。また、一致の度合いについての「数値化」は、例えば、前述のような割合や文字数を算出し、その値が小数である場合に整数化すること、などである。また、一致の位置についての「数値化」は、例えば、前述の通りである。
また、「数値から算出」は、例えば、前述のようにして数値化した数値を合計することであってもよいし、各数値に係数を掛けた数値を合計することであってもよいし、当該算出の方法や手順などは、問わない。
また、一致具合取得手段166は、受付部13が受け付けた取得基準指定指示が有する基準情報が、一致具合を用いて地点名称情報を取得することを示すか否かを判断してもよい。そして、基準情報が、一致具合を用いて地点名称情報を取得することを示す場合、一致具合取得手段166は、前述の一致具合を取得する。
属性取得手段167は、通常、地点名称情報の属性を、地点情報格納部11に格納されている各地点情報が有する地点名称情報から取得する。地点名称情報の属性とは、例えば、文字数や、漢字を含む割合、ひらがなを含む割合、カタカナを含む割合、アルファベットを含む割合、選択回数などである。また、地点名称情報の属性は、地点種類情報であってもよい。選択回数は、通常、任意の記憶領域に格納されているが、属性取得手段167が保持していてもよい。また、選択回数は、地点情報格納部11に格納されていてもよい。なお、選択回数の蓄積の方法や手順などは問わない。例えば、選択回数は、受付部13が地点名称情報の入力を受け付けた際に、蓄積されてもよい。
また、属性取得手段167は、受付部13が受け付けた取得基準指定指示が有する基準情報が、属性を用いて地点名称情報を取得することを示すか否かを判断してもよい。そして、基準情報が、属性を用いて地点名称情報を取得することを示す場合、属性取得手段167は、前述の属性を取得する。
地点名称情報取得手段168は、地域取得手段162が取得した地域、または履歴情報取得手段163が取得した履歴情報、または距離算出手段165が取得した距離、または一致具合取得手段166が取得した一致具合、または属性取得手段167が取得した属性を用いて、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報に対応する地点名称情報であり、入力文字を含む地点名称情報を、地点情報格納部11から取得する。入力文字とは、受付部13が入力を受け付けた文字のことである。また、地点名称情報取得手段168は、通常、これらの手段が取得、または算出した情報に応じて、地点名称情報を取得する。
例えば、地域取得手段162が地域情報を取得した場合、地点名称情報取得手段168は、まず、地点情報格納部11に格納されている各地点情報に対し、当該地域情報に対応する地点情報であるか否かを判断する。そして、地点名称情報取得手段168は、当該地域情報に対応する地点情報が有する地点名称情報を、地点情報格納部11から取得する。そして、地点名称情報取得手段168は、当該各地点名称情報に対し、入力文字を含むか否かを判断する。そして、地点名称情報取得手段168は、当該地点名称情報から、入力文字を含む地点名称情報を取得する。
また、例えば、履歴情報取得手段163が履歴情報を取得した場合、地点名称情報取得手段168は、まず、地点情報格納部11に格納されている各地点情報に対し、当該履歴情報のいずれかに対応する地点情報であるか否かを判断する。そして、地点名称情報取得手段168は、当該履歴情報に対応する地点情報が有する地点名称情報を、地点情報格納部11から取得する。そして、地点名称情報取得手段168は、当該各地点名称情報に対し、入力文字を含むか否かを判断する。そして、地点名称情報取得手段168は、当該地点名称情報から、入力文字を含む地点名称情報を取得する。
また、例えば、距離算出手段165が距離を算出した場合、地点名称情報取得手段168は、まず、地点情報格納部11に格納されている各地点情報に対し、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報のいずれかに対応する地点情報であるか否かを判断する。そして、地点名称情報取得手段168は、当該履歴情報に対応する地点情報を、地点情報格納部11から取得する。そして、地点名称情報取得手段168は、当該地点情報に対して算出された距離が、予め決められた条件を満たすか否かを判断する。地点名称情報取得手段168は、当該地点情報から、当該条件を満たす地点情報が有する地点名称情報を取得する。そして、地点名称情報取得手段168は、当該各地点名称情報に対し、入力文字を含むか否かを判断する。そして、地点名称情報取得手段168は、当該地点名称情報から、入力文字を含む地点名称情報を取得する。
なお、当該予め決められた条件とは、距離に関する条件であり、例えば、ある距離以下であることや、ある距離以上かつある距離未満であること、ある距離以上かつある距離以下であること、ある距離以上であることなどである。また、当該予め決められた条件は、例えば、自宅の位置からある距離以上であることや、現在位置からある距離以内であり、かつ、自宅の位置からある距離以上であることなどであってもよい。また、当該条件は、通常、地点名称情報取得手段168が保持しているが、距離算出手段165が保持していてもよい。また、当該条件は、任意の記憶領域に格納されていてもよいし、取得基準指定指示に含まれていてもよい。
また、例えば、一致具合取得手段166が一致具合を取得した場合、地点名称情報取得手段168は、まず、地点情報格納部11に格納されている各地点情報に対し、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報のいずれかに対応する地点情報であるか否かを判断する。そして、地点名称情報取得手段168は、当該履歴情報に対応する地点情報が有する地点名称情報を、地点情報格納部11から取得する。そして、地点名称情報取得手段168は、当該各地点名称情報に対して取得された一致具合が、予め決められた条件を満たすか否かを判断する。そして、地点名称情報取得手段168は、当該地点名称情報から、当該条件を満たす地点名称情報を取得する。
なお、当該予め決められた条件とは、一致具合に関する条件であり、例えば、一致の度合いや、一致の位置、一致の種類などを示す。また、当該条件は、通常、地点名称情報取得手段168が保持しているが、一致具合取得手段166が保持していてもよい。また、当該情報は、任意の記憶領域に格納されていてもよいし、取得基準指定指示に含まれていてもよい。
また、例えば、属性取得手段167が属性を取得した場合、地点名称情報取得手段168は、まず、地点情報格納部11に格納されている各地点情報に対し、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報のいずれかに対応する地点情報であるか否かを判断する。そして、地点名称情報取得手段168は、当該履歴情報に対応する地点情報が有する地点名称情報を、地点情報格納部11から取得する。そして、地点名称情報取得手段168は、当該各地点名称情報に対し、入力文字を含むか否かを判断する。そして、地点名称情報取得手段168は、当該地点名称情報から、入力文字を含む地点名称情報を取得する。そして、地点名称情報取得手段168は、当該各地点名称情報に対して取得された属性が、予め決められた条件を満たすか否かを判断する。そして、地点名称情報取得手段168は、当該地点名称情報から、当該条件を満たす地点名称情報を取得する。
なお、当該予め決められた条件とは、地点名称情報の属性に関する条件であり、例えば、ある文字数以下であることや、ある文字数以上であること、選択回数がある回数以下であること、選択回数がある回数以上であることなどである。また、当該条件は、通常、地点名称情報取得手段168が保持しているが、属性取得手段167が保持していてもよい。また、当該条件は、任意の記憶領域に格納されていてもよし、取得基準指定指示に含まれていてもよい。
また、地点名称情報取得手段168は、前述のようにして取得した地点名称情報を、地点名称情報を取得する際に用いた情報に基づいて、ソートしてもよい。例えば、地域情報を用いて地点名称情報を取得した場合、地点名称情報取得手段168は、当該地域情報が示す地域ごとに、または当該地域情報が示す地域の五十音順に、取得した地点名称情報をソートする。また、例えば、日付情報を用いて地点名称情報を取得した場合、地点名称情報取得手段168は、当該日付情報が示す日付ごとに、取得した地点名称情報をソートする。なお、当該日付情報は、当該地点名称情報に対応する履歴情報が有する日付情報である。また、例えば、距離を用いて地点名称情報を取得した場合、地点名称情報取得手段168は、当該距離の近い順に、取得した地点名称情報をソートする。また、例えば、一致具合を用いて地点名称情報を取得した場合、地点名称情報取得手段168は、当該一致具合ごとに、または当該一致具合が示す数値の大きい順に、または当該一致具合が示す指標値が小さい順に、取得した地点名称情報をソートする。また、例えば、属性を用いて地点名称情報を取得した場合、地点名称情報取得手段168は、当該属性ごとに、取得した地点名称情報をソートする。
また、地点名称情報取得手段168は、例えば、地域情報が示す地域ごとにソート後、さらにその地域ごとに距離の近い順にソートするなど、2以上の情報に基づいて、取得した地点名称情報をソートしてもよい。なお、ソートの方法や手順などは、問わない。
また、地点名称情報取得手段168は、受付部13が受け付けた取得基準指定指示が有する基準情報に応じて、前述の手段に対して、それぞれの手段が取得または算出する情報を、取得または算出するように指示してもよい。例えば、基準情報が、地域情報を用いて地点名称情報を取得することを示す場合、地点名称情報取得手段168は、地域取得手段162に対し、地域情報を取得するように指示する。また、例えば、基準情報が、日付情報を用いて地点名称情報を取得することを示す場合、地点名称情報取得手段168は、履歴情報取得手段163に対し、履歴情報を取得するように指示する。また、例えば、基準情報が、距離を用いて地点名称情報を取得することを示す場合、地点名称情報取得手段168は、距離算出手段165に対し、距離を算出するように指示する。また、例えば、基準情報が、一致具合を用いて地点名称情報を取得することを示す場合、地点名称情報取得手段168は、一致具合取得手段166に対し、一致具合を取得するように指示する。また、例えば、基準情報が、属性を用いて地点名称情報を取得することを示す場合、地点名称情報取得手段168は、属性取得手段167に対し、属性を取得するように指示する。
また、地域情報を用いて地点名称情報を取得する場合、地点名称情報取得手段168は、以下のいずれの条件も満たす地点名称情報を、地点情報格納部11から取得できればよく、その方法や手順などは問わない。
(1)履歴情報格納部12に格納されている履歴情報に対応する地域情報に対応する
(2)受付部13が入力を受け付けた文字を含む
また、例えば、日付情報を用いて地点名称情報を取得する場合、地点名称情報取得手段168は、以下のいずれの条件も満たす地点名称情報を、地点情報格納部11から取得できればよく、その方法や手順などは問わない。
(1)履歴情報格納部12に格納されている履歴情報であり、予め決められた条件を満たす日付情報を有する履歴情報に対応する
(2)受付部13が入力を受け付けた文字を含む
また、例えば、距離を用いて地点名称情報を取得する場合、地点名称情報取得手段168は、以下のいずれの条件も満たす地点名称情報を、地点情報格納部11から取得できればよく、その方法や手順などは問わない。
(1)現在位置からの距離が予め決められた条件を満たす
(2)受付部13が入力を受け付けた文字を含む
また、例えば、一致具合を用いて地点名称情報を取得する場合、地点名称情報取得手段168は、以下のいずれの条件も満たす地点名称情報を、地点情報格納部11から取得できればよく、その方法や手順などは問わない。
(1)履歴情報格納部12に格納されている履歴情報に対応する
(2)受付部13が入力を受け付けた文字との一致具合が予め決められた条件を満たす
また、例えば、属性を用いて地点名称情報を取得する場合、地点名称情報取得手段168は、以下のいずれの条件も満たす地点名称情報を、地点情報格納部11から取得できればよく、その方法や手順などは問わない。
(1)履歴情報格納部12に格納されている履歴情報に対応する
(2)受付部13が入力を受け付けた文字を含む
(3)属性が予め決められた条件を満たす
なお、地点名称情報取得部16は、前述の各手段が取得または算出した情報のうち、2以上の情報を用いて、地点名称情報を取得してもよい。例えば、地点名称情報取得部16は、以下の様な手順で、地点名称情報を取得してもよい。
(1)履歴情報取得手段163が、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報から、当該履歴情報が有する日付情報が予め決められた条件を満たす履歴情報を取得する。
(2)地域取得手段162が、(1)で取得した履歴情報に対応する地域情報を、地域管理情報格納手段161から取得する。
(3)地点名称情報取得手段168が、(2)で取得した地域情報に対応する地点情報を、地点情報格納部11から取得する。
(4)距離算出手段165が、(3)で取得した各地点情報が有する地点位置情報が示す位置と、現在位置取得手段164が取得している現在位置情報が示す位置との距離を算出する。
(5)地点名称情報取得手段168が、(3)で取得した地点情報のうち、(4)で算出した距離が予め決められた条件を満たす地点情報が有する地点名称情報を取得する。
なお、当該取得の手順は、あくまで例示であり、地点名称情報取得部16が用いる情報については、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
出力部17は、通常、前述の「一の機能」とは異なる機能において、地点名称情報取得部16が取得した地点名称情報を、入力候補として出力する。例えば、履歴情報が、一の機能においてユーザが入力した情報である場合、出力部17は、地点名称情報取得部16が取得した地点名称情報を、当該「一の機能」とは異なる機能において入力候補として出力する。また、例えば、履歴情報が、ナビゲーション装置1が取得した情報である場合、出力部17は、地点名称情報取得部16が取得した地点名称情報を、前述の「2以上の機能」において入力候補として出力する。また、出力部17は、通常、履歴情報が有する種類情報に応じて、当該履歴情報が、一の機能においてユーザが入力した情報であるのか、またナビゲーション装置1が取得した情報であるのかを判断する。
また、出力部17は、通常、画面上の予め決められた領域に、予め決められた形式にて、地点名称情報を出力するが、地点名称情報の出力の形式や様式などは、問わない。また、出力部17は、地点名称情報取得部16が地点情報を取得した場合は、当該各地点情報が有する地点名称情報を、入力候補として出力する。
また、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、送信や蓄積、処理結果の引渡しについては、出力対象が最終的にユーザに提示されるものとする。
また、出力部17は、受付部13が受け付けた出力順序指定指示に応じて、地点名称情報を出力してもよい。具体的には、出力部17は、当該出力順序指定指示が有する順序情報に応じて、地点名称情報を出力する。
例えば、順序情報が、地域に基づき地点名称情報を出力することを示す場合、出力部17は、地域取得手段162が取得した地域情報が示す地域に基づき、地点名称情報を出力する。「地域に基づき」とは、地域ごとや、地域の五十音順などを意味する。
また、例えば、順序情報が、日付に基づき地点名称情報を出力することを示す場合、出力部17は、地点名称情報に対応する履歴情報が有する日付情報が示す日付に基づき、地点名称情報を出力する。「日付に基づき」とは、日付ごとや、日付の新しい順、日付の古い順などを意味する。
また、例えば、順序情報が、距離に基づき地点名称情報を出力することを示す場合、出力部17は、距離算出手段165が算出した距離に基づき、地点名称情報を出力する。「距離に基づき」とは、距離の近い順や、距離の遠い順などを意味する。
また、例えば、順序情報が、受付部13が入力を受け付けた文字との一致具合に基づき地点名称情報を出力することを示す場合、出力部17は、一致具合取得手段166が取得した一致具合に基づき、地点名称情報を出力する。「一致具合に基づき」とは、一致の度合いが高い順や、一致の度合いが低い順、一致の位置が小さい順、一致の位置が大きい順、一致の種類ごとなどを意味する。
また、例えば、順序情報が、地点名称情報の属性に基づき地点名称情報を出力することを示す場合、出力部17は、属性取得手段167が取得した属性に基づき、地点名称情報を出力する。「属性に基づき」とは、文字数の多い順や、文字数の少ない順、選択回数が多い順、選択回数が少ない順、漢字を含む割合が多い順、漢字を含む割合が少ない順などを意味する。
出力部17は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。出力部17は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
なお、履歴情報蓄積部15、地点名称情報取得部16、地域取得手段162、履歴情報取得手段163、距離算出手段165、一致具合取得手段166、属性取得手段167、地点名称情報取得手段168は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。履歴情報蓄積部15等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
次に、ナビゲーション装置1の動作について説明する。なお、所定の情報におけるi番目の情報は、「情報[i]」と記載するものとする。図2は、ナビゲーション装置1の全体動作を示すフローチャートである。
(ステップS201)履歴情報取得部14は、履歴情報を取得し、履歴情報蓄積部15は、履歴情報取得部14が取得した履歴情報を、履歴情報格納部12に蓄積する。この処理の詳細は、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS202)受付部13は、文字を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS203に進み、そうでない場合は、ステップS205に進む。
(ステップS203)地点名称情報取得部16は、地点情報格納部11から、地点名称情報を取得する。この処理の詳細は、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS204)出力部17は、ステップS203で取得した地点名称情報を出力し、ステップS201に戻る。
(ステップS205)受付部13は、指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS206に進み、そうでない場合は、ステップS201に戻る。
(ステップS206)ナビゲーション装置1は、ステップS205で受け付けた指示に応じた処理を行い、ステップS201に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
図3は、図2のフローチャートのステップS201の履歴情報の取得と蓄積の処理を示すフローチャートである。
(ステップS301)履歴情報取得部14は、ナビゲーション装置1が移動中であるか否かを判断する。移動中である場合は、ステップS302に進み、そうでない場合は、ステップS307に進む。
(ステップS302)履歴情報取得部14は、現在位置情報を取得する。
(ステップS303)履歴情報蓄積部15は、ステップS302で取得した現在位置情報を、履歴情報格納部12に蓄積する。
(ステップS304)履歴情報取得部14は、ステップS302で取得した現在位置情報に対応する地点名称情報が、地点情報格納部11に存在するか否かを判断する。存在する場合は、ステップS306に進み、そうでない場合は、ステップS307に進む。
(ステップS305)履歴情報取得部14は、ステップS302で取得した現在位置情報に対応する地点名称情報を、地点情報格納部11から取得する。
(ステップS306)履歴情報蓄積部15は、ステップS305で取得した地点名称情報を、履歴情報格納部12に蓄積する。
(ステップS307)履歴情報取得部14は、受付部13が一の機能において文字の入力を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS308に進み、そうでない場合は、ステップS313に進む。
(ステップS308)履歴情報取得部14は、ステップS307で入力を受け付けた文字を取得する。
(ステップS309)履歴情報蓄積部15は、ステップS308で取得した文字を、履歴情報格納部12に蓄積する。
(ステップS310)履歴情報取得部14は、ステップS308で取得した文字に対応する地点情報が、地点情報格納部11に存在するか否かを判断する。存在する場合は、ステップS311に進み、そうでない場合は、ステップS313に進む。
(ステップS311)履歴情報取得部14は、ステップS308で取得した文字に対応する地点情報を、地点情報格納部11から取得する。
(ステップS312)履歴情報蓄積部15は、ステップS311で取得した地点情報を、履歴情報格納部12に蓄積する。
(ステップS313)履歴情報取得部14は、受付部13が位置の機能において位置情報の入力を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS314に進み、そうでない場合は、上位処理にリターンする。
(ステップS314)履歴情報取得部14は、ステップS313で入力を受け付けた位置情報を取得する。
(ステップS315)履歴情報蓄積部15は、ステップS314で取得した位置情報を、履歴情報格納部12に蓄積する。
(ステップS316)履歴情報取得部14は、ステップS314で取得した位置情報に対応する地点名称情報が、地点情報格納部11に存在するか否かを判断する。存在する場合は、ステップS317に進み、そうでない場合は、上位処理にリターンする。
(ステップS317)履歴情報取得部14は、ステップS314で取得した位置情報に対応する地点名称情報を、地点情報格納部11から取得する。
(ステップS318)履歴情報蓄積部15は、ステップS317で取得した地点名称情報を、履歴情報格納部12に蓄積し、上位処理にリターンする。
なお、図3のフローチャートにおいて、履歴情報取得部14は、常に現在位置情報を取得してもよい。
図4は、図2のフローチャートのステップS203の地点名称情報の取得処理を示すフローチャートである。
(ステップS401)地点名称情報取得部16は、地点情報格納部11に格納されている地点情報を取得する。ここで、m個の地点情報が取得できたものとする。
(ステップS402)地点名称情報取得部16は、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報を取得する。ここで、n個の履歴情報が取得できたものとする。
(ステップS403)地点名称情報取得部16は、ステップS202で入力を受け付けた文字である入力文字を取得する。
(ステップS404)地点名称情報取得部16は、受付部13が取得基準指定指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS405に進み、そうでない場合は、ステップS411に進む。
(ステップS405)地点名称情報取得部16は、ステップS404で受け付けた取得基準指定指示が有する基準情報を取得する。
(ステップS406)地点名称情報取得部16は、ステップS405で取得した基準情報が、地域情報を用いて地点名称情報を取得することを示すか否かを判断する。示す場合は、ステップS411に進み、そうでない場合は、ステップS407に進む。
(ステップS407)地点名称情報取得部16は、ステップS405で取得した基準情報が、日付情報を用いて地点名称情報を取得することを示すか否かを判断する。示す場合は、ステップS412に進み、そうでない場合は、ステップS408に進む。
(ステップS408)地点名称情報取得部16は、ステップS405で取得した基準情報が、距離を用いて地点名称情報を取得することを示すか否かを判断する。示す場合は、ステップS413に進み、そうでない場合は、ステップS409に進む。
(ステップS409)地点名称情報取得部16は、ステップS405で取得した基準情報が、一致具合を用いて地点名称情報を取得することを示すか否かを判断する。示す場合は、ステップS414に進み、そうでない場合は、ステップS410に進む。
(ステップS410)地点名称情報取得部16は、ステップS405で取得した基準情報が、属性を用いて地点名称情報を取得することを示すか否かを判断する。示す場合は、ステップS415に進み、そうでない場合は、ステップS411に進む。
(ステップS411)地点名称情報取得部16は、地域情報を用いて地点名称情報を取得し、上位処理にリターンする。この処理の詳細は、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS412)地点名称情報取得部16は、日付情報を用いて地点名称情報を取得し、上位処理にリターンする。この処理の詳細は、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS413)地点名称情報取得部16は、距離を用いて地点名称情報を取得し、上位処理にリターンする。この処理の詳細は、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS414)地点名称情報取得部16は、一致具合を用いて地点名称情報を取得し、上位処理にリターンする。この処理の詳細は、図9のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS415)地点名称情報取得部16は、属性を用いて地点名称情報を取得し、上位処理にリターンする。この処理の詳細は、図10のフローチャートを用いて説明する。
なお、図4のフローチャートにおいて、基準情報が地域情報を用いて地点名称情報を取得することを示すか否かの判断や、基準情報が日付情報を用いて地点名称情報を取得することを示すか否かの判断、基準情報が距離を用いて地点名称情報を取得することを示すか否かの判断、基準情報が一致具合を用いて地点名称情報を取得することを示すか否かの判断、基準情報が属性を用いて地点名称情報を取得することを示すか否かの判断の順序は、問わない。
また、図4のフローチャートにおいて、地域情報や日付情報など、2以上の情報を用いて、地点名称情報を取得してもよい。
図5は、図4のフローチャートのステップS411の地域情報を用いた地点名称情報の取得処理を示すフローチャートである。
(ステップS501)地域取得手段162は、ステップS402で取得した履歴情報に対応する地域情報を、地域管理情報格納手段161から取得する。この処理の詳細は、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS502)地点名称情報取得手段168は、カウンタcに1をセットする。
(ステップS503)地点名称情報取得手段168は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS504)地点名称情報取得手段168は、地点情報[i]が有する地点位置情報が、ステップS501で取得した地域情報が示す地域内の位置であるか否かを判断する。地域内の位置である場合は、ステップS505に進み、そうでない場合は、ステップS508に進む。
(ステップS505)地点名称情報取得手段168は、地点情報[i]が有する地点名称情報が、ステップS403で取得した入力文字を含むか否かを判断する。含む場合は、ステップS506に進み、そうでない場合は、ステップS508に進む。
(ステップS506)地点名称情報取得手段168は、カウンタcを1インクリメントする。
(ステップS507)地点名称情報取得手段168は、地点名称情報[c]に地点情報[i]が有する地点名称情報をセットする。
(ステップS508)地点名称情報取得手段168は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS509に進む。
(ステップS509)地点名称情報取得手段168は、iを1インクリメントし、ステップS504に戻る。
なお、図5のフローチャートにおいて、地点情報が有する地点位置情報が、地域情報が示す地域内の位置であるか否かの判断、および地点情報が有する地点名称情報が、入力文字を含むか否かの判断の順序は、問わない。
図6は、図5のフローチャートのステップS501の地域情報の取得処理を示すフローチャートである。
(ステップS601)地域取得手段162は、地域管理情報格納手段161に格納されている地域管理情報を取得する。ここで、p個の地域管理情報が取得できたものとする。
(ステップS602)地域取得手段162は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS603)地域取得手段162は、カウンタjに1をセットする。
(ステップS604)地域取得手段162は、地域管理情報[j]が有する地域情報が、履歴情報[i]に対応する地域情報であるか否かを判断する。対応する地域情報である場合は、ステップS605に進み、そうでない場合は、ステップS606に進む。
(ステップS605)地域取得手段162は、履歴情報[i]に対応する地域情報に地域管理情報[j]が有する地域情報をセットする。
(ステップS606)地域取得手段162は、jがpであるか否かを判断する。pである場合は、ステップS608に進み、そうでない場合は、ステップS607に進む。
(ステップS607)地域取得手段162は、jを1インクリメントし、ステップS604に戻る。
(ステップS608)地域取得手段162は、iがnであるか否かを判断する。nである場合は、ステップS610に進み、そうでない場合は、ステップS609に進む。
(ステップS609)地域取得手段162は、iを1インクリメントし、ステップS603に戻る。
(ステップS610)地域取得手段162は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS611)地域取得手段162は、変数aに履歴情報[i]に対応する地域情報をセットする。
(ステップS612)地域取得手段162は、カウンタcount[a]が存在するか否かを判断する。存在する場合は、ステップS613に進み、そうでない場合は、ステップS614に進む。
(ステップS613)地域取得手段162は、count[a]を1インクリメントする。
(ステップS614)地域取得手段162は、count[a]に0をセットする。
(ステップS615)地域取得手段162は、iがnであるか否かを判断する。nである場合は、ステップS616に進み、そうでない場合は、ステップS617に進む。
(ステップS616)地域取得手段162は、iを1インクリメントし、ステップS611に戻る。
(ステップS617)地域取得手段162は、countが最大であるaを地域情報として取得し、上位処理にリターンする。
図7は、図4のフローチャートのステップS412の日付情報を地点名称情報の取得処理を示すフローチャートである。
(ステップS701)履歴情報取得手段163は、カウンタcに1をセットする。
(ステップS702)履歴情報取得手段163は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS703)履歴情報取得手段163は、ステップS402で取得した履歴情報[i]が有する日付情報が、予め決められた条件を満たすか否かを判断する。満たす場合は、ステップS704に進み、そうでない場合は、ステップS706に進む。
(ステップS704)履歴情報取得手段163は、cを1インクリメントする。
(ステップS705)履歴情報取得手段163は、取得した履歴情報である取得履歴情報[c]に履歴情報[i]をセットする。
(ステップS706)履歴情報取得手段163は、iがnであるか否かを判断する。nである場合は、ステップS707に進み、そうでない場合は、ステップS708に進む。
(ステップS707)履歴情報取得手段163は、iを1インクリメントし、ステップS703に戻る。
(ステップS708)地点名称情報取得手段168は、カウンタcに1をセットする。
(ステップS709)地点名称情報取得手段168は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS710)地点名称情報取得手段168は、ステップS401で取得した地点情報[i]が、取得履歴情報に対応する地点情報であるか否かを判断する。対応する地点情報である場合は、ステップS711に進み、そうでない場合は、ステップS714に進む。
(ステップS711)地点名称情報取得手段168は、地点情報[i]が有する地点名称情報が、ステップS403で取得した入力文字を含むか否かを判断する。含む場合は、ステップS712に進み、そうでない場合は、ステップS714に進む。
なお、以降のステップS712からステップS715までの処理は、図5のフローチャートのステップS506からステップS509までと同様であるので、説明を省略する。
なお、図7のフローチャートにおいて、地点情報が、取得履歴情報に対応する地点情報であるか否かの判断、および地点情報が有する地点名称情報が、入力文字を含むか否かの判断の順序は、問わない。
図8は、図4のフローチャートのステップS413の距離を用いた地点名称情報の取得処理を示すフローチャートである。
(ステップS801)現在位置取得手段164は、現在位置情報を取得する。
(ステップS802)地点名称情報取得手段168は、カウンタcに0をセットする。
(ステップS803)地点名称情報取得手段168は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS804)地点名称情報取得手段168は、地点情報[i]が、ステップS402で取得した履歴情報に対応する地点情報であるか否かを判断する。対応する地点情報である場合は、ステップS805に進み、そうでない場合は、ステップS810に進む。
(ステップS805)距離算出手段165は、ステップS801で取得した現在位置情報が示す位置と、地点情報[i]が有する地点位置情報が示す位置との距離を算出する。
(ステップS806)地点名称情報取得手段168は、ステップS805で算出した距離が、予め決められた条件を満たすか否かを判断する。満たす場合は、ステップS807に進み、そうでない場合は、ステップS810に進む。
(ステップS807)地点名称情報取得手段168は、地点情報[i]が有する地点名称情報が、ステップS403で取得した入力文字を含むか否かを判断する。含む場合は、ステップS808に進み、そうでない場合は、ステップS810に進む。
なお、以降のステップS808からステップS811までの処理は、図5のフローチャートのステップS506からステップS509までと同様であるので、説明を省略する。
なお、図8のフローチャートにおいて、地点情報が、履歴情報に対応する地点情報であるか否かの判断、および距離が予め決められた条件を満たすか否かの判断、および地点情報が有する地点名称情報が、入力文字を含むか否かの判断の順序は、問わない。
図9は、図4のフローチャートのステップS414の一致具合を用いた地点名称情報の取得処理を示すフローチャートである。
(ステップS901)地点名称情報取得手段168は、カウンタcに0をセットする。
(ステップS902)地点名称情報取得手段168は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS903)地点名称情報取得手段168は、地点情報[i]が、ステップS402で取得した履歴情報に対応する地点情報であるか否かを判断する。対応する地点情報である場合は、ステップS904に進み、そうでない場合は、S908に進む。
(ステップS904)一致具合取得手段166は、ステップS403で取得した入力文字と、地点情報[i]が有する地点名称情報との一致具合を取得する。
(ステップS905)地点名称情報取得手段168は、ステップS904で取得した一致具合が、予め決められた条件を満たすか否かを判断する。満たす場合は、ステップS906に進み、そうでない場合は、ステップS908に進む。
なお、以降のステップS906からステップS909までの処理は、図5のフローチャートのステップS506からステップS509までと同様であるので、説明を省略する。
なお、図9のフローチャートにおいて、地点情報が、履歴情報に対応する地点情報であるか否かの判断、および一致具合が予め決められた条件を満たすか否かの判断の順序は、問わない。
図10は、図4のフローチャートのステップS415の属性を用いた地点名称情報の取得処理を示すフローチャートである。
(ステップS1001)地点名称情報取得手段168は、カウンタcに0をセットする
(ステップS1002)地点名称情報取得手段168は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS1003)地点名称情報取得手段168は、地点情報[i]が、ステップS402で取得した履歴情報に対応する地点情報であるか否かを判断する。対応する地点情報である場合は、ステップS1004に進み、そうでない場合は、S1009に進む。
(ステップS1004)地点名称情報取得手段168は、地点情報[i]が有する地点名称情報が、ステップS403で取得した入力文字を含むか否かを判断する。含む場合は、ステップS1005に進み、そうでない場合は、ステップS1009に進む。
(ステップS1005)属性取得手段167は、地点情報[i]が有する地点名称情報の属性を取得する。
(ステップS1006)地点名称情報取得手段168は、ステップS1005で取得した属性が、予め決められた条件を満たすか否かを判断する。満たす場合は、ステップS1007に進み、そうでない場合は、ステップS1009に進む。
なお、以降のステップ1007からステップS1010までの処理は、図5のフローチャートのステップS506からステップS509までと同様であるので、説明を省略する。
なお、図10のフローチャートにおいて、地点情報が、履歴情報に対応する地点情報であるか否かの判断、および地点情報が有する地点名称情報が、入力文字を含むか否かの判断、および属性が予め決められた条件を満たすか否かの判断の順序は、問わない。
(具体例)
次に、ナビゲーション装置1の動作の具体例について説明する。なお、本具体例において、ナビゲーション装置1は、自動車に搭載されているナビゲーション装置(以下、カーナビ)であるものとする。また、地点情報格納部11には、図11に示す地点情報が格納されているものとする。当該地点情報は、各レコードを一意に特定するためのIDと、地点名称情報と、地点名称情報の読み仮名と、地点位置情報とを有する。また、地域管理情報格納手段161には、図13に示す地域管理情報が格納されているものとする。当該地域管理情報は、各レコードを一意に特定するためのIDと、地域情報と、当該地域情報で示される地域の範囲を示す2つの位置情報とを有する。また、履歴情報取得部14は、出発地や、経由地、目的地などの地点を設定する機能において受付部13が入力を受け付けた情報を取得する。また、出力部17は、出発地や、経由地、目的地などの地点を検索する機能において、地点名称情報取得部16が取得した地点名称情報を出力する。また、履歴情報取得部14と、現在位置取得手段164とは、常に、カーナビの現在位置を取得しているものとする。
(例1:履歴情報の蓄積)
まず、ユーザが、カーナビを操作し、目的地の地点名称情報「ステーキ京都屋」を入力したとする。すると、受付部13は、地点名称情報「ステーキ京都屋」の入力を受け付ける。そして、履歴情報取得部14は、当該地点名称情報「ステーキ京都屋」を取得する。すると、履歴情報蓄積部15は、当該地点名称情報「ステーキ京都屋」を、履歴情報格納部12に蓄積する。
また、自動車が移動中に、ある地点を通過した際の位置を示す位置情報を、履歴情報取得部14が取得したとする。すると、履歴情報取得部14は、当該位置情報に対応する地点名称情報を図11の地点情報から取得する。ここで、履歴情報取得部14は、図11の「ID=034」の地点名称情報を取得したとする。すると、履歴情報蓄積部15は、履歴情報取得部14が取得した位置情報と、当該位置情報に対応する地点名称情報を、履歴情報格納部12に蓄積する。
このようにして、履歴情報取得部14が取得し、履歴情報蓄積部15が蓄積した履歴情報は、図12のようになる。なお、以降の説明において、履歴情報格納部12には、図12の履歴情報が格納されているとする。
(例2:地域情報を用いた地点名称情報の取得と出力)
まず、ユーザが、カーナビの電源がONになっている状態で、履歴情報に対応する地域にある地点を検索するための操作を行い、地点の名称の読み仮名の一部である「こうべ」を入力したとする。すると、受付部13は、基準情報「地域」を有する取得基準指定指示と、文字「こうべ」の入力を受け付ける。
次に、地域取得手段162は、基準情報「地域」に応じて、図12の履歴情報を取得する。そして、地域取得手段162は、図12の各履歴情報に対応する地域情報を、図13の地域管理情報から取得する。このとき、地域取得手段162は、図12の履歴情報が文字であるか、位置情報であるかを判断する。そして、履歴情報が文字である場合、地域取得手段162は、当該文字に対応する地点位置情報を、図11の地点情報から取得する。そして、地域取得手段162は、取得した地点位置情報に対応する地域情報を、図13の地域管理情報から取得する。このとき、地域取得手段162は、地域管理情報が有する2つの位置情報で示される範囲に、地点位置情報が含まれているか否かを判断する。また、履歴情報が位置情報である場合、地域取得手段162は、当該位置情報に対応する地域情報を、図13の地域管理情報から取得する。このときも同様に、地域取得手段162は、地域管理情報が有する2つの位置情報で示される範囲に、位置情報が含まれているか否かを判断する。その結果、地域取得手段162は、図12の各履歴情報に対し、図14のように地域情報を取得したものとする。
次に、地域取得手段162は、図14の履歴情報から、数が最多である地域情報を取得する。図14において、数が最多である地域情報は、「神戸」である。従って、地域取得手段162は、最終的に、図12の履歴情報に対応する地域情報として、地域情報「神戸」を取得する。
次に、地点名称情報取得手段168は、図11の地点情報のうち、地域情報「神戸」に対応する地点情報を取得する。このとき、地点名称情報取得手段168は、図11の各地点情報が有する地点位置情報が示す位置が、地域情報「神戸」に対応する図13の「ID=038」の地域管理情報が有する2つの位置情報が示す範囲内の位置であるか否かを判断する。その結果、地点名称情報取得手段168は、図11の地点情報のうち、「ID=012」、「ID=014」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=026」、「ID=034」の地点情報を取得したものとする。
次に、地点名称情報取得手段168は、入力文字「こうべ」を地点名称情報の読み仮名に含む地点情報を、取得した図11の「ID=012」、「ID=014」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=026」、「ID=034」の地点情報から取得する。このとき、地点名称情報取得手段168は、当該各地点名称情報の読み仮名が、入力文字「こうべ」を含むか否かを判断する。その結果、地点名称情報取得手段168は、図15に示す地点情報を取得したものとする。
次に、出力部17は、地点名称情報取得部16が取得した図15の地点情報が有する地点名称情報を出力する。このときの出力の様子は、例えば、図16のようになる。
(例3:日付情報を用いた地点名称情報の取得と出力)
まず、ユーザが、カーナビの電源がONになっている状態で、日付が「2011/06/01」である履歴情報に対応する地点を検索するための操作を行い、地点の名称の読み仮名の一部である「こうべ」を入力したとする。すると、受付部13は、基準情報「日付」を有する取得基準指定指示と、文字「こうべ」の入力を受け付ける。
次に、履歴情報取得手段163は、基準情報「日付」に応じて、図12の履歴情報から、履歴情報が有する日付情報が、予め決められた条件を満たす履歴情報を取得する。ここで、履歴情報取得手段163が、ユーザが指定した条件「日付:2011/06/01」を保持していたとする。すると、履歴情報取得手段163は、図12の履歴情報のうち、日付情報が示す日付が「2011/06/01」である地点情報を取得する。その結果、履歴情報取得手段163は、図12の履歴情報のうち、「ID=052」から「ID=059」までの履歴情報を取得したものとする。
次に、地点名称情報取得手段168は、図11の地点情報のうち、図12の「ID=052」から「ID=059」までの履歴情報に対応する地点情報を取得する。このとき、地点名称情報取得手段168は、図11の各地点情報が、図12の「ID=052」から「ID=059」までの履歴情報のいずれかに対応する地点情報であるか否かを判断する。その結果、地点名称情報取得手段168は、図11の地点情報のうち、「ID=012」、「ID=014」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=026」、「ID=034」の地点情報を取得したものとする。
次に、地点名称情報取得手段168は、入力文字「こうべ」を地点名称情報の読み仮名に含む地点情報を、取得した図11の「ID=012」、「ID=014」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=026」、「ID=034」の地点情報から取得する。このとき、地点名称情報取得手段168は、当該各地点名称情報の読み仮名が、入力文字「こうべ」を含むか否かを判断する。その結果、地点名称情報取得手段168は、図15に示す地点情報を取得したものとする。
次に、出力部17は、地点名称情報取得部16が取得した図15の地点情報が有する地点名称情報を出力する。このときの出力の様子は、例えば、図16のようになる。
(例4:距離を用いた地点名称情報の取得と出力)
まず、ユーザが、カーナビの電源がONになっている状態で、現在位置周辺の地点を検索するための操作を行い、地点の名称の読み仮名の一部である「こうべ」を入力したとする。このとき、ユーザは、現在位置から半径5km以内にある地点名称情報を出力するように指定したとする。すると、受付部13は、基準情報「距離」を有する取得基準指定指示と、文字「こうべ」の入力を受け付ける。
次に、地点名称情報取得手段168は、受付部13が受け付けた取得基準指定指示が有する基準情報「距離」と、受付部13が入力を受け付けた文字である入力文字「こうべ」と、を取得する。
次に、地点名称情報取得手段168は、図11の各地点情報のうち、図12の履歴情報に対応する地点情報を取得する。このとき、地点名称情報取得手段168は、図11の各地点情報が、図12の履歴情報のいずれかに対応する地点情報であるか否かを判断する。その結果、地点名称情報取得手段168は、図11の地点情報のうち、「ID=012」、「ID=014」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=026」、「ID=034」の地点情報を取得したものとする。
次に、距離算出手段165は、基準情報「距離」に応じて、現在位置取得手段164が取得している現在位置情報を取得する。そして、距離算出手段165は、当該現在位置情報が示す位置と、図11の「ID=012」、「ID=014」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=026」、「ID=034」の地点情報が有する地点位置情報が示す位置との距離を算出する。
次に、地点名称情報取得手段168は、図11の「ID=012」、「ID=014」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=026」、「ID=034」の地点情報のうち、距離算出手段165が算出した距離が、予め決められた条件を満たす地点情報を取得する。ここで、地点名称情報取得手段168が、ユーザが指定した条件「距離:5km以内」を保持していたとする。すると、地点名称情報取得手段168は、図11の「ID=012」、「ID=014」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=026」、「ID=034」のうち、距離算出手段165が算出した距離が「5km以内」である地点情報を取得する。ここで、地点名称情報取得手段168は、図11の地点情報のうち、「ID=012」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=026」、「ID=034」の地点情報を取得したものとする。
次に、地点名称情報取得手段168は、入力文字「こうべ」を地点名称情報の読み仮名に含む地点情報を、取得した図11の「ID=012」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=026」、「ID=034」の地点情報から取得する。このとき、地点名称情報取得手段168は、当該各地点名称情報の読み仮名が、入力文字「こうべ」を含むか否かを判断する。その結果、地点名称情報取得手段168は、図15に示す地点情報を取得したものとする。
次に、出力部17は、地点名称情報取得部16が取得した図15の地点情報が有する地点名称情報を出力する。このときの出力の様子は、例えば、図16のようになる。
(例5:一致具合を用いた地点名称情報の取得と出力)
まず、ユーザが、カーナビの電源がONになっている状態で、地点を検索するための操作を行い、地点の名称の読み仮名の一部である「こうべ」を入力したとする。このとき、ユーザは、読み仮名が、入力した文字に前方一致する地点名称情報を出力するように指定したとする。すると、受付部13は、基準情報「一致具合」を有する取得基準指定指示と、文字「こうべ」の入力を受け付ける。
次に、地点名称情報取得手段168は、受付部13が受け付けた取得基準指定指示が有する基準情報「一致具合」と、受付部13が入力を受け付けた文字である入力文字「こうべ」と、を取得する。
次に、地点名称情報取得手段168は、図11の各地点情報のうち、図12の履歴情報に対応する地点情報を取得する。このとき、地点名称情報取得手段168は、図11の各地点情報が、図12の履歴情報のいずれかに対応する地点情報であるか否かを判断する。その結果、地点名称情報取得手段168は、図11の地点情報のうち、「ID=012」、「ID=014」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=026」、「ID=034」の地点情報を取得したものとする。
次に、一致具合取得手段166は、基準情報「一致具合」に応じて、入力文字と、図11の「ID=012」、「ID=014」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=026」、「ID=034」の地点情報との一致具合を取得する。
次に、地点名称情報取得手段168は、図11の「ID=012」、「ID=014」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=026」、「ID=034」の地点情報のうち、一致具合取得手段166が取得した一致具合が、予め決められた条件を満たす地点情報を取得する。ここで、地点名称情報取得手段168が、ユーザが指定した条件「一致具合:前方一致」を保持していたとする。すると、地点名称情報取得手段168は、図11の「ID=012」、「ID=014」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=026」、「ID=034」の地点情報のうち、一致具合取得手段166が取得した一致具合が「前方一致」である地点情報を取得する。その結果、地点名称情報取得手段168は、図17に示す地点情報を取得したものとする。
次に、出力部17は、地点名称情報取得部16が取得した図17の地点情報が有する地点名称情報を出力する。このときの出力の様子は、例えば、図16のようになる。
(例6:属性を用いた地点名称情報の取得と出力)
まず、ユーザが、カーナビの電源がONになっている状態で、地点を検索するための操作を行い、地点の名称の読み仮名の一部である「こうべ」を入力したとする。このとき、ユーザは、読み仮名が、8文字以内である地点名称情報を出力するように指定したとする。すると、受付部13は、基準情報「文字数」を有する取得基準指定指示と、文字「こうべ」の入力を受け付ける。
次に、地点名称情報取得手段168は、受付部13が受け付けた取得基準指定指示が有する基準情報「文字数」と、受付部13が入力を受け付けた文字である入力文字「こうべ」と、を取得する。
次に、地点名称情報取得手段168は、図11の各地点情報のうち、図12の履歴情報に対応する地点情報を取得する。このとき、地点名称情報取得手段168は、図11の各地点情報が、図12の履歴情報のいずれかに対応する地点情報であるか否かを判断する。その結果、地点名称情報取得手段168は、図11の地点情報のうち、「ID=012」、「ID=014」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=026」、「ID=034」の地点情報を取得したものとする。
次に、地点名称情報取得手段168は、入力文字「こうべ」を地点名称情報の読み仮名に含む地点情報を、取得した図11の「ID=012」、「ID=014」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=026」、「ID=034」の地点情報から取得する。このとき、地点名称情報取得手段168は、当該各地点名称情報の読み仮名が、入力文字「こうべ」を含むか否かを判断する。その結果、地点名称情報取得手段168は、図11の地点情報のうち、「ID=012」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=034」の地点情報を取得したものとする。
次に、属性取得手段167は、基準情報「文字数」に応じて、図11の「ID=012」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=034」の地点情報が有する地点名称情報の文字数を取得する。
次に、地点名称情報取得手段168は、図11の「ID=012」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=034」の地点情報のうち、属性取得手段167が取得した文字数が、予め決められた条件を満たす地点情報を取得する。ここで、地点名称情報取得手段168が、ユーザが指定した条件「文字数:8文字以内」を保持していたとする。すると、地点名称情報取得手段168は、図11の「ID=012」、「ID=015」、「ID=024」、「ID=025」、「ID=034」の地点情報のうち、属性取得手段167が取得した文字数が「8文字以内」である地点情報を取得する。その結果、地点名称情報取得手段168は、図17に示す地点情報を取得したものとする。
次に、出力部17は、地点名称情報取得部16が取得した図17の地点情報が有する地点名称情報を出力する。このときの出力の様子は、例えば、図16のようになる。
なお、本具体例のように、地点名称情報取得部16は、地点情報格納部11から地点情報を取得してもよい。この場合、出力部17は、通常、地点名称情報取得部16が取得した地点情報が有する地点名称情報を、入力候補として出力する。
また、本具体例のように、距離算出手段165は、地点情報格納部11に格納されている地点情報のうち、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報に対応する地点情報に対して、距離を算出してもよい。
また、本具体例のように、一致具合取得手段166は、地点情報格納部11に格納されている地点情報のうち、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報に対応する地点情報が有する地点名称情報に対して、入力文字との一致具合を取得してもよい。
また、本具体例のように、属性取得手段167は、地点情報格納部11に格納されている地点情報のうち、履歴情報格納部12に格納されている履歴情報に対応し、かつ入力文字を含む地点情報に対して、当該地点情報が有する地点名称情報の属性を取得してもよい。
以上、本実施の形態によるナビゲーション装置1によれば、履歴情報、および入力した文字に対応する地点名称を出力することができる。
また、本実施の形態によるナビゲーション装置1によれば、履歴情報に対応する地域に属する地点の名称を出力することができる。
また、本実施の形態によるナビゲーション装置1によれば、日付が予め決められた条件を満たす履歴情報に対応する地点名称を出力することができる。
また、本実施の形態によるナビゲーション装置1によれば、現在位置からの距離が予め決められた条件を満たす地点の名称を出力することができる。
また、本実施の形態によるナビゲーション装置1によれば、入力文字との一致具合が予め決められた条件を満たす地点名称を出力することができる。
また、本実施の形態によるナビゲーション装置1によれば、属性が予め決められた条件を満たす地点名称を出力することができる。
また、本実施の形態によるナビゲーション装置1によれば、ユーザは、よく訪れる地域に存在する地点の名称を知ることができる。
また、本実施の形態によるナビゲーション装置1によれば、ユーザは、一の機能において入力した情報を、他の機能において履歴情報として使用することができる。
なお、本実施の形態において、ナビゲーション装置1は、地図を示す情報であり、当該地図上の地点を示す地図地点情報を有する地図情報を格納し得る地図情報格納部を備えていてもよい。また、この場合、出力部17は、地点名称情報取得部16が取得した地点名称情報を、当該地図情報と共に出力してもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよいし、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよいし、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
また、上記各実施の形態におけるナビゲーション装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、記録媒体に、地点を示す情報であり、当該地点の名称を示す地点名称情報と、当該地点名称情報に対応する情報であり地点の位置を示す地点位置情報とを有する地点情報と、2以上の機能を有し、地点の名称を示す地点名称情報を出力するナビゲーション装置が有する一の機能においてユーザが入力した情報、または前記ナビゲーション装置が取得した情報の履歴である履歴情報とが格納されており、コンピュータを、文字の入力を受け付ける受付部と、履歴情報を取得する履歴情報取得部と、前記履歴情報取得部が取得した履歴情報を、前記記録媒体に蓄積する履歴情報蓄積部と、前記記録媒体に格納されている履歴情報に対応する地点名称情報であり、前記受付部が入力を受け付けた文字を含む地点名称情報を、前記記録媒体から取得する地点名称情報取得部と、前記履歴情報が一の機能においてユーザが入力した情報である場合は、前記地点名称情報取得部が取得した地点名称情報を、前記一の機能とは異なる機能において入力候補として出力し、前記履歴情報が前記ナビゲーション装置が取得した情報である場合は、前記地点名称情報取得部が取得した地点名称情報を、前記2以上の機能において入力候補として出力する出力部として動作させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアでしか行われない処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理は少なくとも含まれない。
また、上記プログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよいし、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよいし、複数であってもよい。つまり、集中処理を行ってもよいし、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、図18は、前述のプログラムを実行して、前述の実施の形態のナビゲーション装置等を実現するコンピュータシステム9の概観図である。前述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図18において、コンピュータシステム9は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ9011、FD(Flexible Disk)ドライブ9012を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図19は、コンピュータシステム9のブロック図である。図19において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012に加えて、CPU(Central Processing Unit)9013と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM(Read−Only Memory)9014と、CPU9013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM(Random Access Memory)9015と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク9016と、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012、CPU9013等を相互に接続するバス9017とを備える。ここでは図示しないが、コンピュータ901は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを備えていてもよい。
コンピュータシステム9に、前述の実施の形態のナビゲーション装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM9101、またはFD9102に記憶されて、CD−ROMドライブ9011またはFDドライブ9012に挿入され、さらにハードディスク9016に転送されてもよい。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク9016に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM9015にロードされる。プログラムは、CD−ROM9101、FD9102またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、前述の実施の形態のナビゲーション装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいればよい。コンピュータシステム9がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。