JP2013030096A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013030096A
JP2013030096A JP2011167197A JP2011167197A JP2013030096A JP 2013030096 A JP2013030096 A JP 2013030096A JP 2011167197 A JP2011167197 A JP 2011167197A JP 2011167197 A JP2011167197 A JP 2011167197A JP 2013030096 A JP2013030096 A JP 2013030096A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file name
electronic document
document
form electronic
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011167197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4953148B1 (ja
Inventor
Masahiro Mikami
三上征宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2011167197A priority Critical patent/JP4953148B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4953148B1 publication Critical patent/JP4953148B1/ja
Publication of JP2013030096A publication Critical patent/JP2013030096A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】
記入欄に記入データを有し捺印された原本を最良の形態で電子化したフォーム電子文書を作成し記入データをデータベースに登録する情報処理装置が要求されている。
【解決手段】
未記入フォーム電子文書の記入欄に記入データが記入された場合ファイル名がファイル名領域に記録されて第一のフォーム電子文書が生成される。それが印刷され捺印されて原本が作成される。文書取得部260は原本が読み取られて生成された原本画像データのファイル名領域の画像から第二のフォーム電子文書を取得する。照合部270は原本画像データと第二のフォーム電子文書を照合し一致の場合第二のフォーム電子文書の記入データがデータベースに登録され第二のフォーム電子文書に原本画像データの捺印画像が挿入されて原本フォーム電子文書が生成される。原本フォーム電子文書は内容が正確でファイルサイズが小さく原本の改竄を検出できアクセス制御可能で原本を復元できる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、記入欄に記入データを有するフォーム電子文書が印刷され、捺印された原本の内容を正確に記録し、ファイルサイズが小さい原本フォーム電子文書を作成し、記入データをデータベースに送信する情報処理装置に関する。
申告書、申込書、申請書、注文書、契約書等の文書は、フォーム文書の形式で書かれている場合が多い。それは、フォーム文書の記入データをデータベースに登録することにより記入データの管理や分析や検索を容易にでき、更に、捺印または署名ができるからである。
それらの文書処理は概ね次のようである。まず、利用者が未記入のフォーム電子文書の記入欄に住所氏名等の記入データを記入し、印刷し、捺印または署名して原本を作成し、その原本を未記入のフォーム電子文書の発行元に送付する。発行元は、受け取った原本の記入データをOCRまたは手作業で電子化し、データベース等に登録し、原本を保存する。データベース等に登録された記入データは検索や抽出等により分析される。原本の電子化に関して次のような改善が提案されている。
特許文献1に記載された申込書の登録方法は次のようである。利用者が申込書の記入欄に申込情報を記入する。その申込情報が二次元コードに符号化され、申込書に挿入される。利用者はその申込書をプリントし、捺印する。プリントされた申込書は読取装置で読み取られ、二次元コードから申込情報が読み取られる。従って、従来まで申込情報登録の際に行っていた申込情報のパンチ入力、OCR読取によるエラーの訂正作業等が不要になり、申込書のイメージの登録と同時に申込情報も同時に登録することができる。
特許文献2に記載されたカード申込管理システムは次のようである。利用者がカード申込書の記入欄に申込情報を記入する。その申込情報がサーバに送られる。サーバはその申込情報に対してID番号を生成し、利用者に送信する。サーバは申込情報を含む申込書を印刷する。印刷された申込書は利用者に送られる。利用者は受領した申込書に捺印してカード申込代行業者に送る。この処理によりクレジットカード会社では、手書き帳票を元にしたデータ入力の手間およびデータ入力ミスに伴う修正のための手間から開放され、オペレータにかかる負担が大幅に軽減される。また、ID番号により、利用者の審査状況に関する問い合わせに対してデータベースを参照して回答することができる。
特開2006−260051号公報 特開2004−295389号公報
特許文献1に記載された申込書の登録方法において、申込情報がサーバに保存されていないので二次元コードを読み取ることができない場合、申込情報は全て人手で入力される。更に、イメージ情報のファイルのファイルサイズは大きいので大量の記憶容量が必要になる。更に、特許文献1に記載された申込書の登録方法は契約書のようなセキュリティ管理が必要なフォーム文書に適用するのは困難である。それは、入力情報が修正または改竄されているか否かは人手で確認する必要があり、申込書の申込情報と申込書のイメージ情報が異なるファイルに格納されているので、申込書のアクセス制御(閲覧、印刷、編集等の許諾または拒否の制御)が困難であり、火災等で破損した申込書の復元には、サーバを複数の場所に設置する必要がある、からである。
特許文献2に記載されたカード申込管理システムは、カード申込管理代行業者が印刷し、送付するので、送付に時間と費用がかかる。更に、特許文献2に記載されたカード申込管理システムは契約書のようなセキュリティ管理が必要なフォーム文書に適用するのは困難である。それは、申込情報が修正または改竄されているか否かは人手で確認する必要があり、カード入会申込書を構成するカード入会申込フォームと申込情報が異なるファイルに格納されているために、カード入会申込書のアクセス制御が困難であり、火災等で破損した申込書の復元には、複数のサーバを複数の場所に設置する必要がある、からである。
本発明の目的は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、(A)OCRまたは手入力または光学コードリーダ(バーコードリーダ、二次元コードリーダ等)を使わずに記入データを正確にデータベースに登録することであり、(B)利用者が印刷することにより、送付の時間と費用を削減することであり、(C)原本の内容を正確に記録し、且つファイルサイズが小さい原本フォーム電子文書を作成することであり、(D)原本フォーム電子文書のアクセス制御を容易に可能にすることであり、(E)原本の復元を容易に可能にすることであり、(F)原本が修正または改竄されているか否かの判別を可能にすることである。
前述の目的を達成するために、本発明に係わる情報処理装置は、未記入の記入欄と署名捺印領域を有する未記入フォーム電子文書を含む複数のフォーム電子文書を記憶する記憶部と、
前記未記入フォーム電子文書の記入欄に記入データを記入するデータ記入手段と、
ファイル名を生成するファイル名生成部と、
前記未記入フォーム電子文書の所定のファイル名領域に前記ファイル名生成部が生成したファイル名がそのまま、または暗号化または符号化されて記録され、前記データ記入手段で記入された記入データが前記未記入フォーム電子文書の記入欄に記入された第一のフォーム電子文書を生成し、前記第一のフォーム電子文書を前記ファイル名生成部が生成したファイル名を付与して前記記憶部に格納する第一文書生成部と、
前記第一のフォーム電子文書が印刷された第一のフォーム文書の署名捺印領域に署名または捺印された原本を読み取って、原本画像データを生成する画像読取部と、
前記原本画像データのファイル名領域の画像データに基づいて取得したファイル名が付与された第二のフォーム電子文書を前記記憶部から取得する文書取得部と、
前記原本画像データと前記第二のフォーム電子文書の所定の照合対象領域を照合する照合部と、
前記照合部の照合結果が一致である場合、前記第二のフォーム電子文書の記入データをデータベースまたは電子文書宛に送信する記入データ送信部、または前記照合部の照合結果が一致である場合、前記第二のフォーム電子文書の署名捺印領域に前記原本画像データの署名捺印領域の画像データが貼り付けられた原本フォーム電子文書を生成する第二文書生成部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第一文書生成部は未記入フォーム電子文書にファイル名が記録され、記入データが記入された第一のフォーム電子文書を生成する。利用者は記憶部に格納された第一のフォーム電子文書を印刷できるので、第一のフォーム電子文書が印刷された第一のフォーム文書の送付の時間と費用を削減できる。更に、第一のフォーム文書にはファイル名が記録されているので第一のフォーム電子文書を容易に取得でき、第一のフォーム電子文書に含まれる記入データを、OCRまたは手入力または光学コードリーダを使わずに、データベースに正確に登録できる。更に、第一のフォーム文書と第二のフォーム電子文書(改竄または修正がある場合、第一のフォーム文書と第二のフォーム電子文書の内容が異なる)を照合するので第一のフォーム文書が修正または改竄されているか否かの判別が可能である。更に、第二のフォーム電子文書の署名捺印領域に第一のフォーム文書画像データの署名捺印領域の画像データが貼り付けられて生成された原本フォーム電子文書は、原本(署名または捺印された第一のフォーム文書)の内容を正確に記録し、且つそのファイルサイズは小さい。更に、PDF形式のフォーム電子文書を使用した場合、原本フォーム電子文書はPDF形式であり、そのアクセス制御は容易に可能であり、原本の復元も容易に可能である。
本発明に係わる情報処理装置は、未記入の記入欄を有する未記入フォーム電子文書を記憶する記憶部と、
前記未記入フォーム電子文書の記入欄に記入データを記入するデータ記入手段と、
前記未記入フォーム電子文書の内容またはファイル名または属性情報または前記データ記入手段により記入された記入データに基づいて、ファイル名を生成するファイル名生成部と、
前記未記入フォーム電子文書の所定のファイル名領域に前記ファイル名生成部が生成したファイル名がそのまま、または暗号化または符号化されて記録され、前記データ記入手段により記入された記入データが前記未記入フォーム電子文書の記入欄に記入された第一のフォーム電子文書を生成し、前記第一のフォーム電子文書を前記ファイル名生成部が生成したファイル名を付与して前記記憶部に格納する第一文書生成部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第一のフォーム電子文書はファイル名領域にファイル名が記録され、記入データを含むので第一のフォーム電子文書が印刷された第一のフォーム文書のファイル名領域から第一のフォーム電子文書のファイル名を取得できる。従って、第一のフォーム電子文書に含まれる記入データを、OCRまたは手入力または光学コードリーダを使わずに、データベースに正確に登録できる。更に、未記入フォーム電子文書の内容またはファイル名または属性情報または記入欄に記入された記入データに基づいて、ファイル名が生成されるので、ファイル名から未記入フォーム電子文書の内容またはファイル名または属性情報または記入欄に記入された記入データを推測でき、利便性が良い。更に、PDF形式のフォーム電子文書を使用した場合、第一のフォーム電子文書のアクセス制御は容易に可能である。
本発明に係わる情報処理装置は、記入欄に記入された記入データと自身のファイル名がそのまま、または暗号化または符号化されて記録されたファイル名領域を有する複数のフォーム電子文書を記憶する記憶部と、
前記複数のフォーム電子文書のうちの一つの第一のフォーム電子文書が印刷された第一のフォーム文書のファイル名領域の画像に基づいてファイル名を取得するファイル名取得手段と、
前記ファイル名取得手段が取得したファイル名が付与された第二のフォーム電子文書を前記記憶部から取得するファイル取得手段と、
前記第二のフォーム電子文書の記入データをデータベースまたは電子文書宛に送信する記入データ送信部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第一のフォーム文書には自身のファイル名が記録されているので、第一のフォーム文書の印刷に使われた第一のフォーム電子文書(改竄または修正が無い場合、第二のフォーム電子文書と第一のフォーム電子文書は同一)を取得できる。従って、OCRまたは手入力または光学コードリーダを使わずに、第一のフォーム電子文書に含まれる記入データをデータベースに登録できる。
本発明に係わる情報処理装置は、記入欄に記入された記入データと自身のファイル名がそのまま、または暗号化または符号化されて記録されたファイル名領域と署名捺印領域を有する複数のフォーム電子文書を記憶する記憶部と、
前記複数のフォーム電子文書のうちの一つの第一のフォーム電子文書が印刷された第一のフォーム文書の署名捺印領域に署名または捺印された原本を読み取って、原本画像データを生成する画像読取部と、
前記原本画像データのファイル名領域の画像データに基づいて取得したファイル名が付与された第二のフォーム電子文書を前記記憶部から取得する文書取得部と、
前記原本画像データと前記第二のフォーム電子文書の所定の照合対象領域を照合する照合部と、
前記照合部の照合結果が一致である場合、前記第二のフォーム電子文書の記入データをデータベースまたは電子文書宛に送信する記入データ送信部、または前記照合部の照合結果が一致である場合、前記第二のフォーム電子文書の署名捺印領域に前記原本画像データの署名捺印領域の画像データが貼り付けられた原本フォーム電子文書を生成する第二文書生成部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第一のフォーム文書と第二のフォーム電子文書(改竄または修正がある場合、第一のフォーム文書と第二のフォーム電子文書の内容が異なる)を照合するので第一のフォーム文書が修正または改竄されているか否かの判別が可能である。更に、第二のフォーム電子文書の署名捺印領域に第一のフォーム文書画像データの署名捺印領域の画像データが貼り付けられて生成された原本フォーム電子文書は、原本(署名または捺印された第一のフォーム文書)の内容を正確に記録し、且つそのファイルサイズは小さい。更に、PDF形式のフォーム電子文書を使用した場合、原本フォーム電子文書はPDF形式であり、そのアクセス制御は容易に可能であり、原本の復元も容易に可能である。
本発明の情報処理装置は、次の効果を有する。(A)利用者が記入した記入データはサーバにフォーム電子文書として保存されているので、そのフォーム電子文書を取得することによりOCRまたは手入力または光学コードリーダを使わずに記入データを正確にデータベースに登録できる。(B)利用者がサーバに保存されているフォーム電子文書を印刷するので、送付の時間と費用が削減される。(C)捺印または署名された原本の場合、原本の印刷に使われたフォーム電子文書がサーバに保存されているので、原本の印刷に使われたフォーム電子文書と原本の署名または捺印が合成された原本フォーム電子文書を生成することにより、原本の内容を正確に記録し、且つファイルサイズが小さい原本フォーム電子文書を容易に生成できる。(D)PDF形式のフォーム電子文書を使用した場合、原本フォーム電子文書のアクセス制御は容易に可能である。(E)PDF形式の原本フォーム電子文書を光ディスク(CD、DVD等)に記録して複数の場所に保管することにより、災害等による消失を回避でき、原本の復元が容易に可能である。つまり、光ディスクだけを保存すればよく、複数のサーバを複数の場所に保存する必要は無い。(F)原本の印刷に使われたフォーム電子文書がサーバに保存されているので原本が修正または改竄されているか否かの判別が可能である。
なお、PDF(Portable Document Format)は仕様が公開された標準フォーマットであり、閲覧、編集ソフトは複数のベンダーから供給されているのでそれらを保存する必要は無い。
本発明の情報処理装置の第一実施例である情報処理装置500を含む情報処理システム1000を模式的に示す。 本発明の情報処理装置の第二実施例である情報処理装置500を含む情報処理システム1100を模式的に示す。 本発明の情報処理装置の第三実施例である情報処理装置510を含む情報処理システム1200を模式的に示す。 本発明の情報処理装置の第四実施例である情報処理装置520を含む情報処理システム1300を模式的に示す。 本発明の情報処理装置の第五実施例である情報処理装置530を含む情報処理システム1400を模式的に示す。 未記入フォーム電子文書の一例である建築物許可申請書11Aと記入データが記入された建築物許可申請書12Aを示す。 ファイル名領域情報25が記録された建築物許可申請書13A、13Bと捺印された建築物許可申請書14A,14Bを示す。 第一のフォーム電子文書の他の例である建築物許可申請書13Cを示す。 記入データが登録されたデータベースの一例を示す。 記入データが登録されたデータベースの他の例を示す。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1に、本発明の情報処理装置の第一実施例である情報処理装置500を含む情報処理システム1000を模式的に示す。なお、情報処理システム1000は情報処理装置500の概要を示し、その詳細は図2で説明する。情報処理システム1000は情報処理装置500とWebサーバ630とインターネット800と端末610と印刷装置620を備える。端末610はPC等で構成され、インターネット800と印刷装置620との通信機能を有する。Webサーバ630はウェブサイトを提供すると共にインターネット800と情報処理装置500との通信機能を有する。情報処理装置500はファイル名生成部230と記憶部100と画像読取部250と照合部270とデータベース400を含む。
利用者は端末610を操作することによりインターネット800を介して、所望の未記入フォーム電子文書を提供しているWebサーバ630にアクセスし、それをダウンロードし、表示する。そしてその未記入フォーム電子文書の記入欄にデータを記入する。データが記入されたフォーム電子文書の所定のファイル名領域に、ファイル名生成部230により生成されたファイル名が記録されて第一のフォーム電子文書が生成される。第一のフォーム電子文書は、ファイル名生成部230により生成されたファイル名が付与され、記憶部100に記憶されると共に端末610に送信される。利用者は第一のフォーム電子文書を印刷装置620で印刷し、捺印し、原本を作成し、原本を文書受領者に送付する。
文書受領者は原本を画像読取部250に読ませる。画像読取部250の出力の画像データからファイル名が取得され、そのファイル名が付与された第二のフォーム電子文書が記憶部100から取得される。照合部270は画像読取部250の出力の画像データと第二のフォーム電子文書を、署名捺印領域を除いて、照合する。照合結果が一致の場合、第二のフォーム電子文書の記入データがデータベース400に送信されると共に第二のフォーム電子文書は原本の捺印が合成され、取得されたファイル名が付与されて記憶部100に登録される。
なお、フォーム電子文書はデータを記入する記入欄を有するフォーム形式の電子文書であり、未記入のフォーム形式の電子文書と記入欄に記入された記入データで構成される。フォーム文書はフォーム電子文書が印刷された紙文書である。
記憶部100には複数の未記入のフォーム電子文書(記入欄に記入データが記入されていないフォーム電子文書)が保存され、利用者はその中から所望の未記入フォーム電子文書(複数の未記入のフォーム電子文書のうちの一つ)を選択する。例えば、建築物許可の申請をしたい場合、自治体のWebページにアクセスし、複数の未記入のフォーム電子文書の中から建築物許可を申請するための建築物許可申請書を選択する。複数の利用者が未記入フォーム電子文書に記入する場合、未記入フォーム電子文書から複数の異なる記入データが記入された複数のフォーム電子文書が生成される。
改竄や読み取りエラー等が無い場合、原本のファイル名領域の画像データから取得されるファイル名は、第一のフォーム電子文書のファイル名であるので、第一のフォーム電子文書が記憶部100から取得される。つまり、第二のフォーム電子文書と第一のフォーム電子文書は同一である。一方、第一のフォーム電子文書のファイル名領域に記録されたファイル名が改竄されて印刷された場合、または第一のフォーム文書のファイル名領域に記録されたファイル名が改竄された場合、第二のフォーム電子文書と第一のフォーム電子文書は異なる。
図2に、本発明の情報処理装置の第二実施例である情報処理装置500を含む情報処理システム1100を模式的に示す。情報処理システム1100は、機能の説明を簡単にするために、図1の情報処理システム1000のインターネット800とWebサーバ630を省略し、情報処理装置500と端末610の構成を更に詳細に示したものである。なお、情報処理装置500と端末610は互いに通信可能に接続されていれば良く、その接続形態は問わない。
端末610は表示画面611と入力機器612と端末文書処理プログラム613を備え、印刷装置620と情報処理装置500に接続されている。情報処理装置500は、記憶部100と要求文書取得部210とデータ受信部220とファイル名生成部230と第一文書生成部240と画像読取部250と文書取得部260と照合部270と記入データ送信部280と第二文書生成部290と文書格納部310とデータベース400を備える。なお、文書取得部260は文字認識復号部261とファイル名取得部262とファイル取得部263を備える。照合部270は画像変換・文字認識部271と画像・文字照合部272を備える。
端末610が本発明のデータ記入手段に相当する。
利用者は、端末610を操作して所望の未記入フォーム電子文書を見つけ、そのファイルの送信要求を行なう。要求文書取得部210はファイルの送信要求を受信し、その送信要求からファイル名を抽出し、そのファイル名が付与された未記入フォーム電子文書を記憶部100の未記入フォームフォルダー110から取得し、端末610と第一文書生成部240に送信する。端末文書処理プログラム613は端末610が受信した未記入フォーム電子文書を表示画面611に表示する。また要求文書取得部210は抽出したファイル名をファイル名生成部230に送信する。
なお、未記入フォーム電子文書はデータを記入する記入欄と署名または捺印をするための署名捺印領域を備える。また、自身のファイル名が記録されるファイル名領域は、対象となる未記入のフォーム電子文書に共通の所定の位置、例えばページのフッターの位置に配置される。署名捺印領域は未記入のフォーム電子文書毎に異なった位置に配置されても良い。その場合、未記入のフォーム電子文書のファイル名と署名捺印領域の位置の対応テーブルを用意する。
端末文書処理プログラム613は未記入フォーム電子文書が端末610に送信される前に、端末610に記憶部100からダウンロードされ、実行される。
利用者が記入欄に記入データを記入した後に、端末文書処理プログラム613が表示した記入完了ボタン(不図示)を押下すると、記入データは端末610からデータ受信部220に送られる。データ受信部220は記入データをファイル名生成部230と第一文書生成部240に送る。ファイル名生成部230は、受信した未記入フォーム電子文書の内容またはファイル名または属性情報または記入欄に記入された記入データに基づいて、ファイル名を生成し、第一文書生成部240に送信する。第一文書生成部240は、受信したファイル名を含む、または、そのファイル名を暗号化または符号化したものを含むファイル名領域情報を生成し、要求文書取得部210から受信した未記入フォーム電子文書のファイル名領域にそのファイル名領域情報を書き込み、更にデータ受信部220から受信した記入データを記入することにより第一のフォーム電子文書を生成する。そして第一文書生成部240は第一のフォーム電子文書を、ファイル名生成部230が生成したファイル名を付与して記憶部100の仮登録フォルダー120に格納すると共に第一のフォーム電子文書を端末610に送信する。
端末文書処理プログラム613は第一のフォーム電子文書を受信し、表示すると共に印刷ボタン(不図示)を表示する。利用者は印刷ボタンを押下し第一のフォーム電子文書を印刷装置620に送信する。印刷装置620は第一のフォーム電子文書を紙に印刷し、第一のフォーム文書を出力する。利用者は第一のフォーム文書の署名捺印領域に署名または捺印し、原本を作成し、原本を文書受領者に送る。
ファイル名生成部230は、未記入フォーム電子文書の内容または属性情報または記入欄に記入された記入データに基づいてファイル名を生成する。生成されるファイル名の一例は、未記入フォーム電子文書のファイル名とシリアル番号を合成したものである。例えば、未記入フォーム電子文書のファイル名が「建築物許可申請書」の場合、生成されるファイル名は「建築物許可申請書N」であり、Nは001から順次インクリメントされる。更に、生成されるファイル名の他の例は、未記入フォーム電子文書に「2011年度の建築物許可申請書」が記載されている場合、「2011年度の建築物許可申請書N」であり、更に、記入データに「長坂一郎」がある場合、「建築物許可申請書 長坂一郎」である。更に、文書の生成年月日のような属性情報をファイル名に含めても良い。
第一文書生成部240が生成するファイル名領域情報はファイル名生成部230から受信したファイル名と同一でも良いし、またファイル名生成部230から受信したファイル名を暗号化した暗号ファイル名または符号化した光学コードでも良いし、ファイル名と暗号ファイル名と光学コードを組み合わせたものでも良いし、記入データを送信する記入データ送信先の情報を含んでも良い。例えば、ファイル名領域情報はファイル名「建築物許可申請書N」でも良いし、またファイル名を暗号化した「建許申N」でも良いし、ファイル名を符号化した光学コードでも良い。またはそれらの組み合わせでも良いし、他の情報を含んでも良い。
文書受領者は、受領した原本を読み取らせるように画像読取部250を操作する。画像読取部250は原本を読み取り、原本画像データを出力し、文書取得部260と照合部270と第二文書生成部290に送信する。文書取得部260において、文字認識復号部261は受信した原本画像データのファイル名領域の文字または光学コードを文字認識または復号し、文字コードを出力する。ファイル名取得部262はその文字コードからファイル名を取得し、ファイル取得部263はそのファイル名が付与された第二のフォーム電子文書を記憶部100の仮登録フォルダー120から取得し、その第二のフォーム電子文書を照合部270と記入データ送信部280に送信する。
なお、ファイル名取得部262が取得したファイル名が付与されたファイルを記憶部100の仮登録フォルダー120から取得できなかった場合、文書取得エラーをエラーの処理をするエラー処理部(不図示)に報告する。
原本画像データと第二のフォーム電子文書を受信した照合部270は、画像照合値が1の場合、画像変換・文字認識部271で第二のフォーム電子文書を画像データに変換する。そして画像・文字照合部272はその画像データと原本画像データの所定の照合対象領域を照合する。一方、画像照合値が0の場合、照合部270は、照合対象領域の原本画像データを画像変換・文字認識部271で文字コードに変換する。そして画像・文字照合部はその文字コードと、照合対象領域の第二のフォーム電子文書の文字コードを照合する。照合部270は、照合結果が一致である場合、その旨を記入データ送信部280と第二文書生成部290に送信し、照合結果が一致でない場合、照合エラーをエラー処理部に報告する。
なお、画像照合値は予め1または0に設定されているとする。また所定の照合対象領域は署名捺印領域を含まない。
照合結果が一致である場合、記入データ送信部280は第二のフォーム電子文書の記入データを抽出し、データベース400に送信し、第二文書生成部290は原本画像データの署名捺印領域の画像データを第二のフォーム電子文書の署名捺印領域に貼り付けて原本フォーム電子文書を生成し、原本フォーム電子文書を文書格納部310に送信する。文書格納部310は原本フォーム電子文書にファイル名取得部262が取得したファイル名を付与して記憶部100の登録フォルダー130に格納する。
データベース400は、第二のフォーム電子文書の記入データを一レコードとして記録する。データベース400がデータベース名の異なる複数のデータベースを有する場合、データベース名は予め作成されたテーブル等から取得され、記入データはそのデータベース名に送信される。
なお、第一文書生成部240が第一のフォーム電子文書の内容またはファイル名または属性情報または記入データに基づいて、記入データの送信先のデータベース名を生成してファイル名領域に記録しても良い。その場合、ファイル名取得部262は文字認識復号部261から受信した文字コードからデータベース名を取得し、記入データ送信部280に送る。記入データ送信部280は受信したデータベース名に記入データを送信する。
また、記入データ送信部280は記入データを電子文書宛に送信しても良い。電子文書はスプレッドシートやPDF等の電子文書でも良い。
なお、原本フォーム電子文書が必要で、記入データが不要の場合は、記入データ送信部280とデータベース400は不要であり、記入データが必要で、原本フォーム電子文書が不要の場合は、第二文書生成部290と文書格納部310は不要である。
本発明の情報処理装置500を含む情報処理システム1100は次のような効果をもたらす。
(A)記入データを含む第一のフォーム電子文書はサーバに保存されており、第一のフォーム電子文書を取得することにより記入データを取得できるので記入データを再度OCRまたは人手または光学コードリーダを使用して入力する必要は無い。その記入データは、利用者が入力し、捺印または署名によりその正しさを確認したものである。つまり、利用者が確認した記入データが、OCRまたは人手または光学コードリーダを使用せずに、正確にデータベースに登録される。
(B)サーバに保存されている第一のフォーム電子文書が利用者に送信され、利用者が第一のフォーム電子文書を印刷し、第一のフォーム文書を取得するので第一のフォーム文書を送付する必要画なく、送付の時間と費用が削減される。
(C)原本フォーム電子文書は、原本の印刷に使われた第一のフォーム電子文書と原本の署名または捺印の画像の合成により生成されたものであるので、その内容は正確であり、且つそのファイルサイズは小さい。原本の印刷に使われた第一のフォーム電子文書が無い場合、原本のビットイメージのまたはビットイメージを圧縮したファイルを保存するので保存するファイルのファイルサイズが大きい。原本の高精度の復元には高解像度で高精度の階調のビットイメージが必要であり、そのファイルサイズは原本フォーム電子文書のファイルサイズに比べて遥かに大きくなる場合がある。
(D)PDF形式のフォーム電子文書を使用することにより、フォーム電子文書毎のアクセス制御が可能になる。PDF形式の電子文書は電子文書毎に閲覧、印刷、編集の許可を設定できる。更に、電子文書を管理する文書管理サーバを設置することにより、ユーザごとにまたはグループごとに電子文書の閲覧、印刷、編集の許可を設定できる。
(E)PDF形式の原本フォーム電子文書を光ディスク(CD、DVD等)に記録して複数の場所に保管することにより、災害等による消失を回避でき、原本の復元が容易に可能である。更に、PDFの仕様は公開され、且つPDF形式の電子文書を閲覧、印刷、編集するプログラムは複数のベンダーから供給されているので、PDF形式の電子文書を閲覧、印刷、編集するプログラムを保存する必要は無い。
(F)第一のフォーム電子文書がサーバに保存されているので原本が修正または改竄されたか否かの判別が可能である。その理由を次に説明する。なお、「原本が修正または改竄された」とは、第一文書生成部240が生成した第一のフォーム電子文書が修正または改竄されて印刷された、または第一のフォーム文書が修正または改竄された、ことを意味する。
原本の汚れや印刷不良等及び画像読取部250の解像度等による誤差は充分少ないものとし、照合部270はそれらを考慮し、署名捺印領域を含まない照合対象領域を照合し、照合結果を出力するとする。
原本が修正または改竄されていない場合、ファイル取得部263は第一のフォーム電子文書を取得する。照合部270は、第一のフォーム電子文書と原本画像データ(第一のフォーム文書の画像データ)の照合対象領域を照合するので照合部270の照合結果は一致であり、修正または改竄されていないという判別結果を得る。
原本のファイル名領域のファイル名が改竄された場合、ファイル取得部263は第一のフォーム電子文書と異なる第二のフォーム電子文書を取得する。照合部270は第二のフォーム電子文書と原本画像データ(ファイル名が修正または改竄された第一のフォーム文書の画像データ)の照合対象領域を照合する。第一のフォーム電子文書と第二のフォーム電子文書のファイル名領域の画像データが異なるので、照合部270の照合結果は不一致であり、修正または改竄されたという判別結果を得る。
原本のファイル名領域のファイル名以外の情報が改竄された場合、ファイル取得部263は第一のフォーム電子文書を取得する。照合部270は第一のフォーム電子文書と原本画像データ(ファイル名領域が修正または改竄された第一のフォーム文書の画像データ)を照合するので照合部270の照合結果は不一致であり、修正または改竄されたという判別結果を得る。
原本のファイル名領域以外が修正または改竄された場合、ファイル取得部263は第一のフォーム電子文書を取得する。照合部270は、第一のフォーム電子文書と原本画像データ(修正または改竄された第一のフォーム文書の画像データ)の照合対象領域を照合するので、照合部270の照合結果は不一致であり、修正または改竄されたという判別結果を得る。
なお、捺印または署名が登録されている場合、照合部270の照合結果が一致であり、且つ登録された捺印または署名と原本の署名捺印領域の画像の照合結果が一致の場合に原本フォーム電子文書が登録され、記入データがデータベースに送信される。
また、照合結果が不一致の場合、人が照合部270から出力されるデータに基づいて、不一致の理由(修正、改竄、汚れ、印刷不良、画像読取部250の解像度等による誤差、照合部270のスキュー等による誤差、等)を判断するのが好ましい。
図3に、本発明の情報処理装置の第三実施例である情報処理装置510を含む情報処理システム1200を模式的に示す。情報処理システム1200は端末610と情報処理装置510を備える。端末610は表示画面611と入力機器612と端末文書処理プログラム613を有する。情報処理装置510は、記憶部100Aと要求文書取得部210と受信部220Aとファイル名生成部230Aと第二文書生成部240Aを備える。
端末610が本発明のデータ記入手段に相当する。
利用者は、端末610を操作して所望の未記入フォーム電子文書を見つけ、そのファイルの送信要求を行なう。要求文書取得部210はファイルの送信要求を受信し、その送信要求からファイル名を抽出し、そのファイル名が付与された未記入フォーム電子文書を記憶部100Aの未記入フォームフォルダー110から取得し、端末610に送信する。端末文書処理プログラム613は端末610が受信した未記入フォーム電子文書を表示画面611に表示する。また要求文書取得部210は抽出したファイル名をファイル名生成部230Aに送信する。なお、端末文書処理プログラム613は、未記入フォーム電子文書が端末610に送信される前に、端末610に記憶部100からダウンロードされ、実行される。未記入フォーム電子文書は、情報処理システム1100で説明した未記入フォーム電子文書と同一のものでも良く、また署名捺印領域の無いものでも良い。
利用者が記入欄に記入データを記入した後に、端末文書処理プログラム613が表示した記入完了ボタン(不図示)を押下すると、端末文書処理プログラム613は記入済フォーム電子文書を生成し、データ受信部220Aに送る。データ受信部220Aは記入済フォーム電子文書をファイル名生成部230Aと第一文書生成部240Aに送る。ファイル名生成部230Aは、受信した未記入フォーム電子文書のファイル名または記入済フォーム電子文書の内容または属性情報または記入データに基づいて、ファイル名を生成し、第一文書生成部240Aに送信する。第一文書生成部240Aは、受信したファイル名を含む、または、そのファイル名を暗号化または符号化したものを含むファイル名領域情報を生成し、記入済フォーム電子文書のファイル名領域にそのファイル名領域情報を書き込んで第一のフォーム電子文書を生成する。そして第一文書生成部240Aは、第一のフォーム電子文書をファイル名生成部230Aが生成したファイル名を付与して記憶部100Aの仮登録フォルダー120に格納すると共に第一のフォーム電子文書を端末610に送信する。
第一のフォーム電子文書はファイル名が記録されたファイル名領域と記入データを含むので第一のフォーム電子文書が印刷された第一のフォーム文書のファイル名領域から第一のフォーム電子文書のファイル名を取得できる。従って、そのファイル名から第一のフォーム電子文書を取得でき、第一のフォーム電子文書に含まれる記入データを、OCRまたは手入力または光学コードリーダを使わずに、取得できる。更に、未記入フォーム電子文書の内容またはファイル名または属性情報または記入欄に記入された記入データに基づいて、ファイル名が生成されるので、ファイル名から未記入フォーム電子文書の内容またはファイル名または属性情報または記入欄に記入された記入データを推測でき、利便性がよくなる。更に、PDF形式のフォーム電子文書を使用した場合、第一のフォーム電子文書のアクセス制御は容易に可能である。
なお、情報処理システム1200は、情報処理システム1100のように、記入データが端末610からデータ受信部220を介してファイル名生成部230と第一文書生成部240に送られ、未記入フォーム電子文書が要求文書取得部210からファイル名生成部230と第一文書生成部240に送られる構造であっても良い。
図4に本発明の情報処理装置の第四実施例である情報処理装置520を含む情報処理システム1300を模式的に示す。情報処理システム1300は情報処理装置520と印刷装置620を備える。情報処理装置520は記憶部100Bとファイル名取得手段320とファイル取得手段330と記入データ送信部280とデータベース400を備える。単数または複数の人が作成した複数のフォーム電子文書が記憶部100Bの仮登録フォルダー120に記憶されている。
なお、フォーム電子文書は記入欄に記入された記入データとファイル名領域情報が記録されたファイル名領域を有する。
ファイル名取得手段320は、ファイル名領域に記録されたファイル名領域情報からファイル名を取得し、取得したファイル名をファイル取得手段330に入力する手段である。ファイル名取得手段320はファイル名領域に記録されたファイル名を認識し、認識したファイル名をファイル取得手段330に入力する人または画像認識装置であっても良いし、ファイル名領域に記録された光学コードを復号し、復号された光学コードからファイル名を抽出し、そのファイル名をファイル取得手段330に入力する光学コード処理装置(光学コードリーダとファイル名を抽出するプログラムを備えた装置)でも良い。
ファイル取得手段330は入力されたファイル名が付与されたファイルを記憶部100Bの仮登録フォルダー120から取得する。ファイル名取得手段320が人の場合、ファイル取得手段330はファイル名を入力するユーザインターフェースを備える。
利用者は、印刷装置620と情報処理装置520に接続された端末(不図示)を操作することにより、第一のフォーム電子文書を印刷装置620で印刷し、第一のフォーム文書を取得し、それを文書受領者に送付する。
ファイル名取得手段320が文書受領者の場合、文書受領者は、第一のフォーム文書のファイル名領域に記録されたファイル名領域情報からファイル名を認識し、ファイル取得手段330のユーザインターフェースにファイル名を入力する。
ファイル名取得手段320が画像認識装置の場合、文書受領者は、画像認識装置に第一のフォーム文書のファイル名領域を読み取らせる。画像認識装置はファイル名領域のファイル名領域情報からファイル名を認識し、ファイル取得手段330に認識したファイル名を入力する。
ファイル名取得手段320が光学コード処理装置の場合、文書受領者は、光学コード処理装置で第一のフォーム文書のファイル名領域を読み取らせる。光学コード処理装置はファイル名領域の光学コードを復号し、ファイル名を抽出し、ファイル取得手段330に抽出したファイル名を入力する。
ファイル取得手段330は入力されたファイル名が付与された第二のフォーム電子文書を記憶部100Bの仮登録フォルダー120から取得し、その第二のフォーム電子文書を記入データ送信部280に送信する。記入データ送信部280は第二のフォーム電子文書の記入データを抽出し、データベース400に送信する。
第一のフォーム文書には自身のファイル名が記録されているので、そのファイル名を取得することにより、第一のフォーム文書の印刷に使われた第一のフォーム電子文書(改竄または修正が無い場合、第二のフォーム電子文書と第一のフォーム電子文書は同一)を取得できる。従って、OCRまたは手入力を使わずに、第一のフォーム電子文書に含まれる記入データを取得できる。
図5に本発明の情報処理装置の第五実施例である情報処理装置530を含む情報処理システム1400を模式的に示す。情報処理システム1400は情報処理装置530と印刷装置620を備える。情報処理装置530は、記憶部100Cと画像読取部250と文書取得部260と照合部270と記入データ送信部280と第二文書生成部290と文書格納部310とデータベース400を備える。なお、文書取得部260は、文字認識復号部261とファイル名取得部262とファイル取得部263を備える。照合部270は画像変換・文字認識部271と画像・文字照合部272を備える。
単数または複数の人が作成した複数のフォーム電子文書が記憶部100Cの仮登録フォルダー120に記憶されている。なお、フォーム電子文書は記入欄に記入された記入データと、ファイル名領域情報が記録されたファイル名領域と署名または捺印をするための署名捺印領域を有する。
利用者は、印刷装置620と情報処理装置530に接続された端末(不図示)を操作することにより、第一のフォーム電子文書を印刷装置620で印刷して第一のフォーム文書を取得し、その署名捺印領域に捺印して原本を作成し、原本を文書受領者に送付する。
原本受領者は、受領した原本を読み取らせるように画像読取部250を操作する。画像読取部250は原本を読み取り、原本画像データを出力し、文書取得部260と照合部270と第二文書生成部290に送信する。文書取得部260において、文字認識復号部261は受信した原本画像データのファイル名領域の文字または光学コードを文字認識または復号し、文字コードを出力する。ファイル名取得部262はその文字コードからファイル名を取得し、ファイル取得部263はそのファイル名が付与された第二のフォーム電子文書を記憶部100Cの仮登録フォルダー120から取得し、その第二のフォーム電子文書を照合部270と記入データ送信部280に送信する。
なお、ファイル名取得部262が取得したファイル名が付与されたファイルを記憶部100Cの仮登録フォルダー120から取得できなかった場合、文書取得エラーをエラーの処理をするエラー処理部(不図示)に報告する。
原本画像データと第二のフォーム電子文書を受信した照合部270は、画像照合値が1の場合、画像変換・文字認識部271で第二のフォーム電子文書を画像データに変換する。そして画像・文字照合部272はその画像データと原本画像データの所定の照合対象領域を照合する。一方、画像照合値が0の場合、照合部270は、照合対象領域の原本画像データを画像変換・文字認識部271で文字コードに変換する。そして画像・文字照合部272はその文字コードと、照合対象領域の第二のフォーム電子文書の文字コードを照合する。照合部270は、照合結果が一致である場合、その旨を記入データ送信部280と第二文書生成部290に送信し、照合結果が一致でない場合、照合エラーをエラー処理部に報告する。
なお、画像照合値は予め1または0に設定されているとする。また所定の照合対象領域は署名捺印領域を含まない。
照合結果が一致である場合、記入データ送信部280は第二のフォーム電子文書の記入データを抽出し、データベース400に送信し、第二文書生成部290は原本画像データの署名捺印領域の画像データを第二のフォーム電子文書の署名捺印領域に貼り付けて原本フォーム電子文書を生成し、原本フォーム電子文書を文書格納部310に送信する。文書格納部310は原本フォーム電子文書にファイル名取得部262が取得したファイル名を付与して記憶部100Cの登録フォルダー130に格納する。
データベース400は、第二のフォーム電子文書の記入データを一レコードとして記録する。データベース400がデータベース名の異なる複数のデータベースを有する場合、データベース名は予め作成されたテーブル等から取得され、記入データはそのデータベース名に送信される。
なお、第二のフォーム電子文書のファイル名領域に記入データの送信先のデータベース名が記録されている場合、ファイル名取得部262は文字認識復号部261から受信した文字コードからデータベース名を取得し、記入データ送信部280に送る。記入データ送信部280は受信したデータベース名に記入データを送信する。また、記入データ送信部280は記入データを電子文書宛に送信しても良い。電子文書はスプレッドシートやPDF等の電子文書でも良い。
なお、原本フォーム電子文書が必要で、記入データが不要の場合は、記入データ送信部280とデータベース400は不要であり、記入データが必要で、原本フォーム電子文書が不要の場合は、第二文書生成部290と文書格納部310は不要である。
第一のフォーム文書と第二のフォーム電子文書(改竄または修正がある場合、第一のフォーム文書と第二のフォーム電子文書の内容が異なる)を照合するので第一のフォーム文書が修正または改竄されているか否かの判別が可能である。更に、第二のフォーム電子文書の署名捺印領域に第一のフォーム文書画像データの署名捺印領域の画像データが貼り付けられて生成された原本フォーム電子文書は、原本(署名または捺印された第一のフォーム文書)の内容を正確に記録し、且つそのファイルサイズは小さい。更に、PDF形式のフォーム電子文書を使用した場合、原本フォーム電子文書はPDF形式であり、そのアクセス制御は容易に可能であり、原本の復元も容易に可能である。
次に、フォーム電子文書とフォーム文書の具体例を説明する。
図6(A)に、未記入フォーム電子文書の一例である建築物許可申請書11A示す。建築物許可申請書11Aはデータを記入するための記入欄21と署名または捺印をするための署名捺印領域22を有する。
図6(B)に、建築物許可申請書11Aの記入欄21の記入データ24が記入され建築物許可申請書12Aを示す。
図7(A)に、建築物許可申請書12Aにファイル名領域情報25が書き込まれた建築物許可申請書13Aを示す。建築物許可申請書13Bは建築物許可申請書13Aが印刷された文書である。
図7(B)に建築物許可申請書13Aが印刷され、その署名捺印領域22に印27が捺印された建築物許可申請書14Bを示す。建築物許可申請書14Aは第二文書生成部290が生成した原本フォーム電子文書の一例であり、その画像は建築物許可申請書14Bと同一である。
利用者は建築物許可申請書13Aまたは13Bまたは14Bを改竄または修正しないとする。また印刷装置620の印刷品質は良く、印刷媒体の汚れは無く、画像読取部250の読み取り誤差が無く、文字認識復号部261の認識・復号エラーが無く、照合部270は正しく照合するとする。
利用者は図1の情報処理システム1000を利用して建築物許可の申請をするとする。なお、処理の詳細は図2を参照して説明する。利用者はインターネット800に接続された端末610を操作し、自治体のWebサーバ630にアクセスし、電子申請書のダウンロードを提供するWebページを探す。そして所望の建築物許可申請書11A(ファイル名は「建築物許可申請書」)を見つけ、建築物許可申請書11Aの送信の要求を行なう。
建築物許可申請書11Aの送信要求は要求文書取得部210により受信される。要求文書取得部210は記憶部100の未記入フォルダー110に記憶されている建築物許可申請書11Aと端末610で実行される端末文書処理プログラム613を取得し、端末610に送ると共に建築物許可申請書11Aをファイル名生成部230と第一文書生成部240に送る。端末610が端末文書処理プログラム613を実行すると、端末文書処理プログラム613は建築物許可申請書11Aを表示画面611に表示する。なお、要求文書取得部210はファイル名「建築物許可申請書」をファイル名生成部230に送信する。
利用者が記入欄に記入データを記入して建築物許可申請書12Aを生成した後に、端末文書処理プログラム613が表示した記入完了ボタン(不図示)を押下すると、記入データは端末610からデータ受信部220に送られる。データ受信部220は記入データをファイル名生成部230と第一文書生成部240に送る。ファイル名生成部230はファイル名「建築物許可申請書007」を生成し、第一文書生成部240に送る。
第一文書生成部240はファイル名26Aと、ファイル名26Aが符号化された二つの二次元コード26Bで構成されるファイル名領域情報25を生成する。そして第一文書生成部240は、記入データを建築物許可申請書11Aに記入し、更にページのフッターの位置のファイル名領域23にファイル名領域情報25を書き込むことにより建築物許可申請書13Aを生成する。更に第一文書生成部240は、建築物許可申請書13Aを、「建築物許可申請書007」のファイル名を付与して記憶部100の仮登録フォルダー120に格納すると共に端末610に送信する。
端末文書処理プログラム613は、建築物許可申請書13Aを受信し、表示すると共に印刷ボタン(不図示)を表示する。利用者が印刷ボタンを押下すると、建築物許可申請書13Aは印刷装置620に送信される。印刷装置620は建築物許可申請書13Aを紙に印刷し、建築物許可申請書13Bを出力する。利用者は建築物許可申請書13Bの署名捺印領域に捺印し、建築物許可申請書14Bを作成し、建築物許可申請書14Bを文書受領者に送る。
文書受領者は、受領した建築物許可申請書14Bを読み取らせるように画像読取部250を操作する。画像読取部250は建築物許可申請書14Bを読み取り、建築物許可申請書14B画像データを出力し、文字認識復号部261と照合部270に送信する。文字認識復号部261は建築物許可申請書14B画像データのファイル名領域23の文字または光学コードを文字認識または復号し、文字コードをファイル名取得部262に送信する。ファイル名取得部262はその文字コードからファイル名「建築物許可申請書007」を抽出し、ファイル取得部263に送信する。
ファイル取得部263は、ファイル名「建築物許可申請書007」が付与された建築物許可申請書13Aを記憶部100から取得し、建築物許可申請書13Aを画像変換・文字認識部271と記入データ送信部280に送信する。画像変換・文字認識部271は建築物許可申請書13Aを画像データに変換して建築物許可申請書13A画像データを出力し、画像・文字照合部272に送信する。但し、画像照合値は1とした。画像・文字照合部272は、建築物許可申請書14B画像データの署名捺印領域を除いて、建築物許可申請書14B画像データと建築物許可申請書13A画像データを照合する。
照合結果が一致である場合、記入データ送信部280は建築物許可申請書13Aの記入データを抽出し、データベース400に送信し、第二文書生成部290は建築物許可申請書14B画像データの署名捺印領域の画像データを建築物許可申請書13Aの署名捺印領域に貼り付けて建築物許可電子申請書14Aを生成し、建築物許可申請書14Aを文書格納部310に送信する。文書格納部310は建築物許可申請書14Aを、ファイル名「建築物許可申請書007」を付与して記憶部100の登録フォルダー130に格納する。
建築物許可申請書13A、13B、14A,14Bに示したようにファイル名26Aがファイル名領域23の中央に書き込まれ、その左右にファイル名26Aを含む情報が符号化された二次元コード26Bが書き込まれている。この配置により、二つの二次元コード26Bが文字列に並行に配置されているので、画像・文字照合部272が二つの画像を照合する場合に行なうスキューの調整を容易に行なうことができる。更に、文字認識復号部261がファイル名領域23の文字または光学コードを文字認識または復号できない場合に、ファイル名は次のように入力される。二次元コードリーダが利用できる場合は、二次元コードリーダで二次元コード26Bを読み取ることによりファイル名「建築物許可申請書007」が入力され、二次元コードリーダが利用できない場合は、ファイル名「建築物許可申請書007」が人手で入力される。
なお、建築物許可申請書11A、12A、13A、13B、14A、14Bがそれぞれ未記入フォーム電子文書、記入済フォーム電子文書、第一のフォーム電子文書、第一のフォーム文書、原本フォーム電子文書、原本に対応する。
図8に、第一のフォーム電子文書の他の例である建築物許可申請書13Cを示す。ファイル名領域23Aにファイル名領域情報25Aが記録されている。ファイル名領域情報25Aは暗号化されたファイル名26Cと、暗号化された記入データ送信先26Dと、暗号化されたファイル名26C及び暗号化された記入データ送信先26Dが符号化された二つの二次元コード26Eで構成される。予め作成された復号テーブルにより、暗号化されたファイル名26C「建許申請書007」からファイル名「建築物許可申請書007」が取得され、暗号化された記入データ送信先26D「建許申請者リスト」から記入データ送信先「建築物許可申請者リスト」が取得される。
図9に、記入データが登録されたデータベースの一例を示す。データベース名は「建築物許可申請者リスト」である。記入データは記入欄と同名のデータベースのフィールドに記録される。更に、その記入データを有するフォーム電子文書のファイル名が記録される。これにより、このデータベースで検索された記入データを有するフォーム電子文書を容易に取得できる。記入データは予め設定されたデータベース名に送信される。
図10に、記入データが登録されたデータベースの他の例を示す。データベース名は「山梨県の建築物許可申請者リスト」である。ファイル名が「建築物許可申請書M」(Mは3桁の正の整数)であるフォーム電子文書のうちの申請者住所の記入欄が「山梨県」であるものの記入データがデータベース名「山梨県の建築物許可申請者リスト」のデータベースに記録される。これにより都道府県別のデータベースが容易に構築される。データベース名はファイル名領域情報と記入データに基づいて取得され、記入データはそのデータベース名に送信される。
以上、本発明の実施形態を述べたが本発明はこれらに限られるものではない。
11 12 13 14 建築物許可申請書
21 記入欄、22 署名捺印領域、23 ファイル名領域、24 記入データ、25 ファイル名領域情報、26A ファイル名、26B 二次元コード、26C 暗号化されたファイル名、26D 暗号化された記入データ送信先、26E 二次元コード、27 印
100 記憶部、110 未記入フォームフォルダー、120 仮登録フォルダー、130 登録フォルダー
210 要求文書取得部、220 データ受信部、230 ファイル名生成部、240 第二文書生成部、250 画像読取部、260 文書取得部、261 文字認識復号部、262 ファイル名取得部、263 ファイル取得部、270 照合部、271 画像変換・文字認識部、272 画像・文字照合部、280 記入データ送信部、290 第一文書生成部
310 文書格納部、320 ファイル名取得手段、330 ファイル取得手段
400 データベース
500 510 520 530 情報処理装置
610 端末、611 表示画面、612 入力機器、613 端末文書処理プログラム、620 印刷装置、630 Webサーバ
800 インターネット
1000 1100 1200 1300 1400 情報処理システム
本発明の情報処理装置500を含む情報処理システム1100は次のような効果をもたらす。
(A)記入データを含む第一のフォーム電子文書はサーバに保存されており、第一のフォーム電子文書を取得することにより記入データを取得できるので記入データを再度OCRまたは人手または光学コードリーダを使用して入力する必要は無い。その記入データは、利用者が入力し、捺印または署名によりその正しさを確認したものである。つまり、利用者が確認した記入データが、OCRまたは人手または光学コードリーダを使用せずに、正確にデータベースに登録される。
(B)サーバに保存されている第一のフォーム電子文書が利用者に送信され、利用者が第一のフォーム電子文書を印刷し、第一のフォーム文書を取得するので第一のフォーム文書を送付する必要なく、送付の時間と費用が削減される。
(C)原本フォーム電子文書は、原本の印刷に使われた第一のフォーム電子文書と原本の署名または捺印の画像の合成により生成されたものであるので、その内容は正確であり、且つそのファイルサイズは小さい。原本の印刷に使われた第一のフォーム電子文書を使用しない場合、原本のビットイメージを圧縮したファイルを保存するので保存するファイルのファイルサイズが大きい。原本の高精度の復元には高解像度で高精度の階調のビットイメージが必要であり、そのファイルサイズは原本フォーム電子文書のファイルサイズに比べて遥かに大きくなる場合がある。
(D)PDF形式のフォーム電子文書を使用することにより、フォーム電子文書毎のアクセス制御が可能になる。PDF形式の電子文書は電子文書毎に閲覧、印刷、編集の許可を設定できる。更に、電子文書を管理する文書管理サーバを設置することにより、ユーザごとにまたはグループごとに電子文書の閲覧、印刷、編集の許可を設定できる。
(E)PDF形式の原本フォーム電子文書を光ディスク(CD、DVD等)に記録して複数の場所に保管することにより、災害等による消失を回避でき、原本の復元が容易に可能である。更に、PDFの仕様は公開され、且つPDF形式の電子文書を閲覧、印刷、編集するプログラムは複数のベンダーから供給されているので、PDF形式の電子文書を閲覧、印刷、編集するプログラムを保存する必要は無い。
11 12 13 14 建築物許可申請書
21 記入欄、22 署名捺印領域、23 ファイル名領域、24 記入データ、25 ファイル名領域情報、26A ファイル名、26B 二次元コード、26C 暗号化されたファイル名、26D 暗号化された記入データ送信先、26E 二次元コード、27 印
100 記憶部、110 未記入フォームフォルダー、120 仮登録フォルダー、130 登録フォルダー
210 要求文書取得部、220 データ受信部、230 ファイル名生成部、240 第文書生成部、250 画像読取部、260 文書取得部、261 文字認識復号部、262 ファイル名取得部、263 ファイル取得部、270 照合部、271 画像変換・文字認識部、272 画像・文字照合部、280 記入データ送信部、290 第文書生成部
310 文書格納部、320 ファイル名取得手段、330 ファイル取得手段
400 データベース
500 510 520 530 情報処理装置
610 端末、611 表示画面、612 入力機器、613 端末文書処理プログラム、620 印刷装置、630 Webサーバ
800 インターネット
1000 1100 1200 1300 1400 情報処理システム

Claims (4)

  1. 未記入の記入欄と署名捺印領域を有する未記入フォーム電子文書を含む複数のフォーム電子文書を記憶する記憶部と、
    前記未記入フォーム電子文書の記入欄に記入データを記入するデータ記入手段と、
    ファイル名を生成するファイル名生成部と、
    前記未記入フォーム電子文書の所定のファイル名領域に前記ファイル名生成部が生成したファイル名がそのまま、または暗号化または符号化されて記録され、前記データ記入手段で記入された記入データが前記未記入フォーム電子文書の記入欄に記入された第一のフォーム電子文書を生成し、前記第一のフォーム電子文書を前記ファイル名生成部が生成したファイル名を付与して前記記憶部に格納する第一文書生成部と、
    前記第一のフォーム電子文書が印刷された第一のフォーム文書の署名捺印領域に署名または捺印された原本を読み取って、原本画像データを生成する画像読取部と、
    前記原本画像データのファイル名領域の画像データに基づいて取得したファイル名が付与された第二のフォーム電子文書を前記記憶部から取得する文書取得部と、
    前記原本画像データと前記第二のフォーム電子文書の所定の照合対象領域を照合する照合部と、
    前記照合部の照合結果が一致である場合、前記第二のフォーム電子文書の記入データをデータベースまたは電子文書宛に送信する記入データ送信部、または前記照合部の照合結果が一致である場合、前記第二のフォーム電子文書の署名捺印領域に前記原本画像データの署名捺印領域の画像データが貼り付けられた原本フォーム電子文書を生成する第二文書生成部を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 未記入の記入欄を有する未記入フォーム電子文書を記憶する記憶部と、
    前記未記入フォーム電子文書の記入欄に記入データを記入するデータ記入手段と、
    前記未記入フォーム電子文書の内容またはファイル名または属性情報または前記データ記入手段により記入された記入データに基づいて、ファイル名を生成するファイル名生成部と、
    前記未記入フォーム電子文書の所定のファイル名領域に前記ファイル名生成部が生成したファイル名がそのまま、または暗号化または符号化されて記録され、前記データ記入手段により記入された記入データが前記未記入フォーム電子文書の記入欄に記入された第一のフォーム電子文書を生成し、前記第一のフォーム電子文書を前記ファイル名生成部が生成したファイル名を付与して前記記憶部に格納する第一文書生成部を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. 記入欄に記入された記入データと自身のファイル名がそのまま、または暗号化または符号化されて記録されたファイル名領域を有する複数のフォーム電子文書を記憶する記憶部と、
    前記複数のフォーム電子文書のうちの一つの第一のフォーム電子文書が印刷された第一のフォーム文書のファイル名領域の画像に基づいてファイル名を取得するファイル名取得手段と、
    前記ファイル名取得手段が取得したファイル名が付与された第二のフォーム電子文書を前記記憶部から取得するファイル取得手段と、
    前記第二のフォーム電子文書の記入データをデータベースまたは電子文書宛に送信する記入データ送信部を備えることを特徴とする情報処理装置。
  4. 記入欄に記入された記入データと自身のファイル名がそのまま、または暗号化または符号化されて記録されたファイル名領域と署名捺印領域を有する複数のフォーム電子文書を記憶する記憶部と、
    前記複数のフォーム電子文書のうちの一つの第一のフォーム電子文書が印刷された第一のフォーム文書の署名捺印領域に署名または捺印された原本を読み取って、原本画像データを生成する画像読取部と、
    前記原本画像データのファイル名領域の画像データに基づいて取得したファイル名が付与された第二のフォーム電子文書を前記記憶部から取得する文書取得部と、
    前記原本画像データと前記第二のフォーム電子文書の所定の照合対象領域を照合する照合部と、
    前記照合部の照合結果が一致である場合、前記第二のフォーム電子文書の記入データをデータベースまたは電子文書宛に送信する記入データ送信部、または前記照合部の照合結果が一致である場合、前記第二のフォーム電子文書の署名捺印領域に前記原本画像データの署名捺印領域の画像データが貼り付けられた原本フォーム電子文書を生成する第二文書生成部を備えることを特徴とする情報処理装置。
JP2011167197A 2011-07-29 2011-07-29 情報処理装置 Expired - Fee Related JP4953148B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011167197A JP4953148B1 (ja) 2011-07-29 2011-07-29 情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011167197A JP4953148B1 (ja) 2011-07-29 2011-07-29 情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4953148B1 JP4953148B1 (ja) 2012-06-13
JP2013030096A true JP2013030096A (ja) 2013-02-07

Family

ID=46498773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011167197A Expired - Fee Related JP4953148B1 (ja) 2011-07-29 2011-07-29 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4953148B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019016059A (ja) * 2017-07-04 2019-01-31 富士通株式会社 行政処理支援プログラム、行政処理支援方法及び行政処理支援装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019016059A (ja) * 2017-07-04 2019-01-31 富士通株式会社 行政処理支援プログラム、行政処理支援方法及び行政処理支援装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4953148B1 (ja) 2012-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2382776C (en) System and method for integrating paper-based business documents with computer-readable data entered via a computer network
US7996759B2 (en) Data insertion from a database into a fixed electronic template form that supports overflow data
US20010034835A1 (en) Applied digital and physical signatures over telecommunications media
US20060268352A1 (en) Digitized document archiving system
CN107992759B (zh) 实现电子印章的装置、方法及计算机可读存储介质
JP7139682B2 (ja) 情報処理方法、情報処理装置、及び情報処理システム
CN108629637A (zh) 电子发票处理系统和电子发票处理方法
CN108334484B (zh) 数据录入的方法和装置
US9218589B2 (en) Issuance, conveyance and management of endorsements
US7970169B2 (en) Secure stamping of multimedia document collections
US20080314968A1 (en) System and Method for Capturing and Managing Personal Documents and Information
US10133884B2 (en) Electronic and paper combined data submission, printing, and retrieval method and its system
JP4953148B1 (ja) 情報処理装置
JP2006260051A (ja) 申込書の登録方法
US9531906B2 (en) Method for automatic conversion of paper records to digital form
Lewis et al. Authenticating motor insurance documents using QR codes
US10140369B2 (en) Computer implemented system and method for collating and presenting multi-format information
JP2004005386A (ja) 情報入力方法及びシステム
JP4505251B2 (ja) 既存の電子文書を有効活用する押印文書作成回覧システム及び方法
JP2008242994A (ja) 記録管理装置
JP7352894B2 (ja) 帳票管理装置、及びこれを用いた介護計画作成支援システム
JP2019021981A (ja) 書類生成装置、書類生成方法、および、書類生成装置用のプログラム
RU2692572C2 (ru) Формирование и верификация защищенных документов
TW202326589A (zh) 申請書整合系統及整合申請書的方法
JP2004005387A (ja) 情報入力システム用の文書

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees