JP2013028040A - 循環式インクジェット装置、及び循環式インクジェット装置の調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】種々のインクを、高精度かつ安定的に吐出可能な循環式インクジェット装置、及び循環式インクジェット装置の調整方法を提供すること。
【解決手段】循環式インクジェット装置は、インクジェットヘッドと、供給インクタンクと、回収インクタンクと、を備える。この循環式インクジェット装置は、第1配管と、第2配管と、第1圧力センサと、第2圧力センサと、を備える。第1配管は、供給インクタンクに接続された第1主配管と、第1主配管から分岐し、インクジェットヘッドに接続された複数の第1副配管と、を有する。第2配管は、回収インクタンクに接続された第2主配管と、第2主配管から分岐し、インクジェットヘッドに接続された複数の第2副配管と、を有する。第1圧力センサは、供給インクタンクから最下流端に位置するインクジェットヘッド近傍の第1副配管に設置される。第2圧力センサは、インクジェットヘッド近傍の第2主配管に設置される。
【選択図】図1

Description

ここに開示された技術は、インク循環型のインクジェットヘッドを用いて微小液滴を吐出する機能を有する循環式インクジェット装置、及び循環式インクジェット装置の調整方法に関する。
ヘッドに接続される第1インクタンクおよびインクを貯溜する第2インクタンクを備え、第2インクタンク内のインクはポンプにより第1インクタンクに断続的に供給され、圧力調整機構により第2インクタンク内を減圧することにより、第1インクタンクからヘッドを経由して第2インクタンクへとインクが連続的に戻され、インクの循環開始後、圧力調整機構が有する減圧ポンプおよび気体導入機構を制御することにより、インクの連続的な流入および断続的な流出による第2インクタンク内の圧力変動が低減され、ヘッドの吐出口におけるインクの圧力変動を抑制できるインクジェット装置が知られている。
特開2009−285846号公報
インクジェットヘッドで、インクを高精度に吐出するためには、インクを吐出するために設けられたノズル穴におけるインクの液面の形状(「メニスカス」とも言う)を適正に保持することが非常に重要である。そのためには、インクジェットヘッド内の圧力を高精度に制御することが必要である。
さらに、固形成分を含むインクを用いる場合、インクを停滞させると、固形成分の凝集や沈降などが生じてしまう。この場合、インクを常に一定流速で循環させておくことが好ましいが、この場合、インクジェットヘッド内に大きな圧力変動を引き起こす要因になる。
そのような外乱に対しても、インクジェットヘッド内の圧力を高精度に制御することが重要である。
ここに開示された技術は、凝集や沈降が懸念される固形成分を含むインクをはじめとする各種物性を有するインクを、高精度かつ安定的に吐出可能な循環式インクジェット装置、及び循環式インクジェット装置の調整方法を提供することにある。
上記目的は、
インクジェットヘッドと、供給インクタンクと、回収インクタンクと、を備え、
インクが前記供給インクタンク、前記インクジェットヘッド、前記回収インクタンクの順に循環する循環式インクジェット装置であって、
前記供給インクタンクから前記インクジェットヘッドへ前記インクを供給するための第1配管と、
前記インクジェットヘッドから前記回収インクタンクに前記インクを回収するための第2配管と、
前記インクジェットヘッドへ供給されるインクの圧力を検出する第1圧力センサと、
前記インクジェットヘッドから回収されるインクの圧力を検出する第2圧力センサと、を備え、
前記第1配管は、前記供給インクタンクに接続された第1主配管と、前記第1主配管から分岐し、前記インクジェットヘッドに接続された複数の第1副配管と、を有し、
前記第2配管は、前記回収インクタンクに接続された第2主配管と、前記第2主配管から分岐し、前記インクジェットヘッドに接続された複数の第2副配管と、を有し、
前記第1圧力センサは、前記第1インクタンクから最下流端に位置する前記インクジェットヘッド近傍の前記第1副配管に設置され、
前記第2圧力センサは、前記インクジェットヘッド近傍の前記第2主配管に設置された、循環式インクジェット装置によって達成される。
種々のインクを、高精度かつ安定的に吐出可能な循環式インクジェット装置、及び循環式インクジェット装置の調整方法を提供することができる。
第1実施形態の循環式インクジェット装置の全体構成を説明するための図 第2実施形態の循環式インクジェット装置の全体構成を説明するための図
以下、図面を参照しながら、本発明にかかる実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
以下に、第1実施形態における循環式インクジェット装置について説明する。
<循環式インクジェット装置の構成>
図1は第1実施形態の循環式インクジェット装置の全体構成を説明するための図である。
循環式インクジェット装置1は、複数のインクジェットヘッド2a〜2e、供給インクタンク3、回収インクタンク4、第1圧力センサ5、第2圧力センサ6、タンク間循環用ポンプ10、第1圧力調整装置21、第2圧力調整装置22、インクタンク内圧力制御システム23、インク供給配管31、および、インク回収配管41とを備える。
供給インクタンク3からインクジェットヘッド2のインク入口にインクが送りこまれ、インクジェットヘッド2のインク出口から回収タンク4にインクが引き出される。タンク間循環用ポンプ10により、回収インクタンク4から供給インクタンク3にインクが送り込まれる。
タンク間循環用ポンプ10には、ダイヤフラムポンプを用いているが、遠心渦巻きポンプやチューブポンプであってもよい。
(インクジェットヘッド)
インクジェットヘッド2は、インク入口とインク出口、インクを微少量ずつ吐出し可能なノズル部、および内部にインク入口からインク出口へのインクの流路を有する。インクジェットヘッド2は、ピエゾ素子に電圧を加え歪ませ、そのピエゾ素子で構成したインク室に発生する圧力波を利用してインクを押し出す。そして、ノズル部は、インクジェットヘッド2内のインクを微少量ずつ吐出する。
(供給インクタンク、回収インクタンク)
供給インクタンク3および回収インクタンク4は、攪拌装置7、液面センサ8および温度センサ9を備えている。供給インクタンク3および回収インクタンク4は、インクの貯蔵や攪拌およびインク温度の調整等を行う。供給インクタンク3からインクジェットヘッド2のインク入り口にインクが送り込まれ、インクジェットヘッド2のインク出口から回収インクタンク4にインクが引き出される。
攪拌装置7はインクを攪拌する。これにより、インク中に含まれる固形成分の沈降や凝集を防ぐ。
また、液面センサ8は供給インクタンク3および回収インクタンク4の液面を管理する。これにより、供給インクタンク3および回収インクタンク4内の水頭圧を一定に保ち、圧力変動を抑制する。
さらに、温度センサ9と供給インクタンク3および回収インクタンク4の外部に設置された温度調節器により、供給インクタンク3および回収インクタンク4内のインク温度が一定に保たれる。これにより、インクの流速の変化による圧力変動を抑制する。
インクジェットヘッド2内の圧力制御は、供給インクタンク3および回収インクタンク4により行われる。
供給インクタンク3は、インク入口にインクを送り込む圧力を発生する。インクジェットヘッド2のインク入口側の圧力が制御される。さらに、回収インクタンク4は、インク出口からインクを引き出す圧力を発生する。インクジェットヘッド2のインク出口側の圧力が制御される。これにより、インクジェットヘッド2内の圧力変動を制御することができ、より高精度なメニスカスコントロールが可能となる。
(循環システム)
インク供給配管31およびインク回収配管41は、供給インクタンク3、インクジェットヘッド2、回収インクタンク4、タンク間循環用ポンプ10をこの順に通ってインクが循環する経路を形成する。
(圧力センサ)
第1圧力センサ5は、供給インクタンク3から最下流端に位置するインクジェットヘッド2e近傍の第1副配管32eに設置される。第1圧力センサ5を最下流に位置する第1副配管32eに設置する理由は以下の通りである。
インクは、供給インクタンク3からインクジェットヘッド2へ向かって送り出される。送り出されたインクは、上流側に位置する第1副配管32a、32c、32d、・・・の順にそれぞれの副配管に送り込まれ、最後に第1副配管32eに送り込まれる。インク内の気泡を確実に検出するためには、第1副配管32a〜32e全てに圧力センサを設置するのが好ましい。しかし、このような構成にすると、部品数が増え、装置自体が大型化してしまう。そこで本実施形態では、最下流に位置するインクジェットヘッド2e近傍の第1副配管32eに第1圧力センサを設置している。これは、供給インクタンク3からインクジェットヘッド2に送り出されるインクに供給遅れが発生した場合、最下流に位置する第1副配管32e内に、最初に気泡が発生するためである。したがって、最下流に位置するインクジェットヘッド2e近傍の第1副配管32eに第1圧力センサ5を設置することで、部品点数を増やしたり、装置自体を大型化することなく、インク内の気泡を検出することができる。
第2圧力センサ6は、インクジェットヘッド2e近傍の第2主配管41に設置される。第2主配管41には、インクヘットヘッド2a〜2eから回収されるインクがまとめて送り込まれる。第2主配管41に送り込まれたインクに気泡が発生した場合は、インクジェットヘッド2a〜2eのいずれかのヘッドで気泡が発生している可能性がある。したがって、第2主配管41に第2圧力センサ6を設置することで、インクジェットヘッド2a〜2eのいずれかで不具合が発生しても、その不具合を確実に検出することができる。
第1圧力センサ5と、第2圧力センサ6は、前記インクジェットヘッド2のノズルから同じ高さに設置される。
第1圧力センサ5は、供給インクタンク3からインクジェットヘッド2eに送り込まれるインクの圧力を測定する。第2圧力センサ6は、インクジェットヘッド2から回収インクタンク4に引き出されるインクの圧力を測定する。
(インクタンク内圧力制御システム)
インクタンク内圧力制御システム23は、第1圧力センサ5による測定結果および第2圧力センサ6による測定結果に基づき、第1圧力調整装置21および第2圧力調整装置22の動作を制御する。
したがって、インク流速やインクジェットヘッド2の駆動条件の変化による圧力変動の影響を受けることなく、安定したインクジェットヘッド2内の圧力(メニスカス)コントロールが可能となる。
(インク)
インクは、固形成分を含むインクである。
<インクジェット装置の調整方法>
インクジェットヘッド2内に気泡が混入すると、吐出精度に影響を与える。しかし、配管内を流れる、固形成分を含むインクに混入した気泡を、目視で確認するのは困難である。
第1圧力センサ5は、供給インクタンク3からインクジェットヘッド2eに送り込まれるインクの圧力を測定する。第2圧力センサ6は、インクジェットヘッド2から回収インクタンク4に引き出されるインクの圧力を測定する。これにより、インクジェットヘッド2へのインク供給遅れやノズルからの空気引き込みによってインク中に混入する気泡を、第2圧力センサ6の圧力値が示す極短周期の変動で検出することができる。
インクタンク内圧力制御システム23は、第1圧力センサ5による測定結果および第2圧力センサ6による測定結果に基づき、第1圧力調整装置21および第2圧力調整装置22の動作を制御する。これにより、安定したインクジェットヘッド2内の圧力(メニスカス)コントロールが可能となる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態を説明する。図2に、第2実施形態の構成を示す。
第2実施形態は、第1実施形態の変形例であり、その基本的構成は第1実施形態と同様である。したがって、以下に、第1実施形態とは異なる部分を主に説明し、共通する部分の説明を省略する。
本実施形態では、インクジェットヘッド2から吐出されるインクを受け止め可能なインク受け部51を備えている。インク受け部51は、第1圧力センサ5または第2圧力センサ6が検知するインク圧力の値に応じて、インクジェットヘッド2のインク吐出方向に配置される第1状態と、第1状態とは異なる位置に配置される第2状態とを切り替え可能である。第1状態とは、ノズル近傍にインク受け部51を設置することである。
第2圧力センサ6が、定常状態の圧力と異なるインク圧力を検知した場合、インクジェットヘッド2からの吐出を停止し、インク受け部51を第2状態から第1状態へと切り替える。第1状態とは、ノズル近傍にインク受け部51を設置することである。第2状態とは、インクジェットヘッド2から離れた位置に、インク受け部51を設置することである。次に、第2圧力センサ6が検知するインク圧力を、一旦、設定循環圧力値よりも絶対値が小さくなるように調整し、その後、設定循環圧力値へと復帰させる。ノズル近傍にインク受け部51を設置することで、圧力調整中に、ヘッド圧力が正圧になった場合でも、塗布対象物へのインク垂れを防ぎながら、気泡の混入を止めることができる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
第3実施形態は、第2実施形態の変形例であり、その基本的構成は第2実施形態と同様である。したがって、以下に、第1実施形態とは異なる部分を主に説明し、共通する部分の説明を省略する。
以下、インク圧力の検出方法について説明する。ここで、第1圧力センサ5が検知するインク圧力をPinとし、第2圧力センサ6が検知するインク圧力をPoutとする。
まず、第2圧力センサ6で第2主配管41内のインク圧力Poutを測定する。第2圧力センサ6が、定常状態の圧力と異なるインク圧力Poutを検知した場合、インクジェットヘッド2からの吐出を停止する。そして、インク圧力Poutの値が設定循環圧力値よりも絶対値が小さくなるように調整する。その後、インク圧力Pin、および、インク圧力Poutを設定循環圧力値へと復帰させる際に、(Pin+Pout)/2=−1.5±1.0[kPa]を満たすように保持する。上記関係式を保つようにインク圧力Pinとインク圧力Poutを調整することで、ノズルからのインク漏れを防ぎながら気泡の混入を止めることができる。
インク受け部51は、第2状態から第1状態へと切り替えることで、インク漏れが起こった場合でも、印刷対象物に付着するのを防ぐことができる。
〔実施形態の特徴〕
上記実施形態において特徴的な部分を以下に列記する。なお、上記実施形態に含まれる発明は、以下に限定されるものではない。また、各特徴について記載された効果を得るためは、記載された特徴以外の構成は変形または削除されてもよい。
[F1]
循環式インクジェット装置は、インクジェットヘッド2と、供給インクタンク3(第1インクタンクの一例)と、回収インクタンク4(第2インクタンクの一例)と、を備える。この循環式インクジェット装置は、インクが供給インクタンク3、インクジェットヘッド2、回収インクタンク4の順に循環する循環式インクジェット装置である。この循環式インクジェット装置は、第1配管と、第2配管と、第1圧力センサ5と、第2圧力センサ6と、を備える。第1配管は、供給インクタンク3からインクジェットヘッド2へインクを供給するための配管である。第2配管は、インクジェットヘッド2から回収インクタンク4にインクを回収するための配管である。第1圧力センサ5は、インクジェットヘッド2へ供給されるインクの圧力を検出する。第2圧力センサ6は、インクジェットヘッド2から回収されるインクの圧力を検出する。
第1配管は、供給インクタンク3に接続された第1主配管31と、第1主配管31から分岐し、インクジェットヘッド2に接続された複数の第1副配管32a〜32eと、を有する。
第2配管は、回収インクタンク4に接続された第2主配管41と、第2主配管41から分岐し、インクジェットヘッド2に接続された複数の第2副配管42a〜42eと、を有する。
第1圧力センサ5は、供給インクタンク3から最下流端に位置するインクジェットヘッド2e近傍の第1副配管32eに設置される。第2圧力センサ6は、インクジェットヘッド2e近傍の第2主配管41に設置される。
これは、第1実施形態に対応している。
これにより、種々のインクを、高精度かつ安定的に吐出可能な循環式インクジェット装置を提供することができる。
[F2]
F1に記載の循環式インクジェット装置において、第1圧力センサ5と、第2圧力センサ6は、インクジェットヘッド2のノズル面から同じ高さに設置される。
[F3]
F1に記載の循環式インクジェット装置は、インクジェットヘッド2から吐出されるインクを受け止め可能に設けられたインク受け部51をさらに備える。
インク受け部51は、第1圧力センサ5または第2圧力センサ6が検知するインク圧力の値に応じて、インクジェットヘッド2のインク吐出方向に配置される第1状態と、前記第1状態とは異なる位置に配置される第2状態とを切り替え可能である。
これは、第2実施形態に対応している。
これにより、F1の効果をより大きくことができる。
[F4]
F1〜2に記載の循環式インクジェット装置において、インクは、固形成分を含むインクである。
[F5]
F1〜4のいずれかに記載の循環式インクジェット装置のインク圧力を調整するための調整方法は以下の通りである。まず、第2圧力センサ6が、定常状態の圧力と異なるインク圧力を検知した場合、インクジェットヘッド2からの吐出を停止する。そして、インク受け部51を第2状態から第1状態へと切り替える。
これは、第2実施形態に対応している。
これにより、種々のインクを、高精度かつ安定的に吐出可能な循環式インクジェット装置の調整方法を提供することができる。
[F6]
F5に記載の循環式インクジェット装置の調整方法はさらに以下の工程を含む。
第2圧力センサ6が検知するインク圧力を、一旦、設定循環圧力値よりも絶対値が小さくなるように調整する。その後、第2圧力センサ6が検知するインク圧力を設定循環圧力値へと復帰させる。
これにより、F4の効果をより大きくすることができる。
[F6]
F1〜4のいずれかに記載の循環式インクジェット装置の調整方法は以下の工程を含む。
まず、第2圧力センサ6が、定常状態の圧力と異なるインク圧力を検知した場合、前記インクジェットヘッド2からの吐出を停止する。
そして、第1圧力センサが検知するインク圧力をPinとし、第2圧力センサ6が検知するインク圧力をPoutとしたとき、一旦、Poutを設定循環圧力値よりも絶対値が小さくなるように調整する。その後、Pin、および、Poutを設定循環圧力値へと復帰させる際に、(Pin+Pout)/2=−1.5±0.5[kPa]を満たすように保持する。
これは、第3実施形態に対応している。
これにより、F5の効果をより大きくすることができる。
[F7]
F6に記載の循環式インクジェット装置の調整方法は、インク受け部51を第2状態から第1状態へと切り替える工程を含む。
これにより、F6の効果をより大きくすることができる。
ここに開示された循環式インクジェット装置、及び循環式インクジェット装置の調整方法は、各種の印刷に利用可能である。特に、固形成分が含まれるインクを用いた印刷に利用可能である。
1 循環式インクジェット装置
2 インクジェットヘッド
3 供給インクタンク
4 回収インクタンク
5 第1圧力センサ
6 第2圧力センサ
7 攪拌装置
8 液面センサ
9 温度センサ
10 タンク間循環用ポンプ
21 第1圧力調整装置
22 第2圧力調整装置
23 インクタンク内圧力制御システム
31 第1主配管
32 第1副配管
41 第2主配管
42 第2副配管
51 インク受け部

Claims (8)

  1. インクジェットヘッドと、供給インクタンクと、回収インクタンクと、を備え、
    インクが前記供給インクタンク、前記インクジェットヘッド、前記回収インクタンクの順に循環する循環式インクジェット装置であって、
    前記供給インクタンクから前記インクジェットヘッドへ前記インクを供給するための第1配管と、
    前記インクジェットヘッドから前記回収インクタンクに前記インクを回収するための第2配管と、
    前記インクジェットヘッドへ供給されるインクの圧力を検出する第1圧力センサと、
    前記インクジェットヘッドから回収されるインクの圧力を検出する第2圧力センサと、を備え、
    前記第1配管は、前記供給インクタンクに接続された第1主配管と、前記第1主配管から分岐し、前記インクジェットヘッドに接続された複数の第1副配管と、を有し、
    前記第2配管は、前記回収インクタンクに接続された第2主配管と、前記第2主配管から分岐し、前記インクジェットヘッドに接続された複数の第2副配管と、を有し、
    前記第1圧力センサは、前記供給インクタンクから最下流端に位置する前記インクジェットヘッド近傍の前記第1副配管に設置され、
    前記第2圧力センサは、前記インクジェットヘッド近傍の前記第2主配管に設置された、
    循環式インクジェット装置。
  2. 前記第1圧力センサと、前記第2圧力センサは、前記インクジェットヘッドのノズル面から同じ高さに設置された、
    請求項1に記載の循環式インクジェット装置。
  3. 前記インクジェットヘッドから吐出されるインクを受け止め可能に設けられたインク受け部をさらに備え、
    前記インク受け部は、前記第1または第2圧力センサが検知するインク圧力の値に応じて、前記インクジェットヘッドのインク吐出方向に配置される第1状態と、前記第1状態とは異なる位置に配置される第2状態とを切り替え可能である、
    請求項1に記載の循環式インクジェット装置。
  4. 前記インクは、固形成分を含むインクである、
    請求項1〜2に記載の循環式インクジェット装置。
  5. 請求項1に記載の循環式インクジェット装置のインク圧力を調整するための調整方法であって、
    前記第2圧力センサが、定常状態の圧力と異なるインク圧力を検知した場合、前記インクジェットヘッドからの吐出を停止し、前記インク受け部を前記第2状態から前記第1状態へと切り替える、循環式インクジェット装置の調整方法。
  6. 前記第2圧力センサが検知するインク圧力を、一旦、設定循環圧力値よりも絶対値が小さくなるように調整し、その後、設定循環圧力値へと復帰させる、
    請求項5に記載の循環式インクジェット装置の調整方法。
  7. 請求項1に記載の循環式インクジェット装置のインク圧力を調整するための調整方法であって、
    前記第2圧力センサが、定常状態の圧力と異なるインク圧力を検知した場合、前記インクジェットヘッドからの吐出を停止し、
    前記第1圧力センサが検知するインク圧力をPinとし、
    前記第2圧力センサが検知するインク圧力をPoutとしたとき、
    一旦、Poutを設定循環圧力値よりも絶対値が小さくなるように調整し、その後、Pin、および、Poutを設定循環圧力値へと復帰させる際に、(Pin+Pout)/2=−1.5±1.0[kPa]を満たすように保持されることを特徴とする、
    循環式インクジェット装置の調整方法。
  8. 前記インク受け部を前記第2状態から前記第1状態へと切り替える、
    請求項7に記載の循環式インクジェット装置の調整方法。
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