JP2013027508A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技に用いる透明のタッチセンサ91が有機ELディスプレイ92の表面に設けられたタッチパネル90が上受け皿6の表面に設けられている。第1タッチパネル90aに触れると、第1タッチパネル90aに表示されている画像Z1により表される日本刀が武器として選択され、日本刀を使って戦う武士の動画が演出表示器30によって表示される。
【選択図】図14
Description
しかし、遊技盤の大きさには制約があるため、演出表示器が大型化すると、遊技球の流下領域が狭くなるという問題がある。
遊技に用いる透明のタッチセンサ(91)が有機ELディスプレイ(92)の表面に設けられたタッチパネル(90)が、前記貯留部材の表面に設けられているという技術的手段を用いる。
なお、有機ELディスプレイのELは、Electro-Luminescenceの略である。以下同じ。
請求項1に係る発明を実施すれば、遊技に用いる透明のタッチセンサが有機ELディスプレイの表面に設けられたタッチパネルが、賞球払出装置により払出された賞球を貯留する貯留部材の表面に設けられているため、画像表示装置のみでは不足していた表示領域を有機ELディスプレイによって補うことができる。
したがって、画像表示装置を大型化しなくても画像の表示領域を拡大することができ、演出効果を高めることができる。
しかも、遊技に用いる透明のタッチセンサが有機ELディスプレイの表面に設けられているため、タッチセンサを設けるためのスペースを省くことができる。
請求項2に係る発明を実施すれば、有機ELディスプレイが画像表示装置の動画と関連のある画像を表示するため、画像表示装置による演出効果を高めることができる。
請求項3に係る発明を実施すれば、貯留部材の表面のうち、曲面に形成された部分にもタッチパネルを一体化するように設けることができる。
したがって、貯留部材の表面にタッチパネルを配置するために、貯留部材の形状として曲面が使えなくなってしまうおそれがない。
請求項4に係る発明を実施すれば、タッチパネルに触れることにより、そのタッチパネルに表示されている画像が、画像表示装置に表示される動画の中で用いられるため、その動画による演出に遊技者が参加することができる。
したがって、遊技の面白さを増大させることができる。
[主要構成]
この実施形態に係るパチンコ機の主要構成について図を参照して説明する。図1は、この実施形態に係るパチンコ機1を斜め前方から見た斜視図である。
次に、上受け皿6の構造について図を参照して説明する。
図2は図1に示すパチンコ機1に設けられた上受け皿6の平面図である。図3は図1に示すパチンコ機1に設けられた上受け皿6の正面図である。図4は図1に示すパチンコ機1に設けられた上受け皿6の裏面図である。図5は図4のA−A矢視断面図の一部を省略して示す説明図である。
図1および図5に示すように、上受け皿6の表面は、上方に膨らんだ曲面に形成されている。図4に示すように、上受け皿6の底面6fは、発射装置(図示省略)へ遊技球を供給する供給口6hに向けて下り勾配に形成されている。
次に、下受け皿7の構造について図を参照して説明する。
図6は図1に示すパチンコ機1に設けられた下受け皿7の平面図である。図7は図1に示すパチンコ機1に設けられた下受け皿7の正面図である。
次に、パチンコ機1に備えられた遊技盤の主要構成について図を参照して説明する。
図8は図1に示すパチンコ機1に設けられた遊技盤5の正面図である。図9は図8に示す遊技盤5を斜め前方から見た斜視図である。図10は図8に示す遊技盤5に設けられた可動役物40が下降した状態を示す正面図である。図11(a)は図8に示す遊技盤5に設けられた第1変動入賞装置24および第2変動入賞装置25を拡大して示す正面図であり、(b)は図8に示す遊技盤5に設けられた特別図柄表示装置31などを拡大して示す正面図である。
この実施形態では、演出表示器30は、液晶表示器により構成されている。なお、LEDをドットマトリクス状に配置したドット表示器、7セグメントLED、有機ELディスプレイなどを演出表示器30として用いることもできる。
この実施形態では、特別図柄表示装置31、普通図柄表示装置33および普通図柄保留数表示装置34は、それぞれLEDにより構成されているが、液晶表示装置などにより構成することもできる。
ここで、時短とは、特別図柄が変動表示を開始したタイミングから変動表示を終了したタイミングまでに要する時間が短縮され、かつ、普通図柄が変動表示を開始してから変動表示を終了するまでに要する時間が短縮された遊技状態をいう。
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図12および図13を参照して説明する。
主制御用ROM53には、主制御用CPU52が上記の各処理を実行するためのコンピュータプログラム、各制御基板へ送信する制御コマンド、大当り判定を行う際に参照する大当り値が設定された大当り値テーブル(図示省略)、転落抽選を行う際に参照する当り値が設定された当り値テーブル、各種の演出を行うときに参照する演出テーブルなどが読出し可能に記憶されている。
払出制御基板60には、下受け皿7が遊技球で満杯になった状態を検出するための下皿満杯スイッチ7bと、扉開放中継端子板86とが電気的に接続されている。扉開放中継端子板86には、ガラス枠セット3が開放された状態を検出するための扉開放スイッチ87と、外枠セット8が開放された状態を検出するための外枠開放スイッチ88とが電気的に接続されている。
補助演出下中継端子板507には、可動役物40を上昇させる左リフト(図示省略)を駆動する左リフトモータ40fと、左リフトが原点に復帰したことを検出する左リフト原点センサ40gと、収納部材46に収納された右側の可動役物45を移動させる扉右モータ45aと、その可動役物が原点に復帰したことを検出する扉右原点センサ45bと、左側の可動役物44を移動させる扉左モータ44aと、その可動役物44が原点に復帰したことを検出する扉左原点センサ44bとが電気的に接続されている。
次に、上受け皿6による演出例について図を参照して説明する。
図14(a)は上受け皿6に設けられたタッチパネル90に表示された画像の一例を示す説明図であり、(b)は(a)に示すタッチパネル90に表示された画像を拡大して示す説明図である。図15は上受け皿6に設けられたタッチパネル90に表示された画像の一例を示す説明図である。図16は遊技盤5に設けられた演出表示器30に表示された画像の一例を示す説明図である。図17は上受け皿6に設けられたタッチパネル90に表示された画像の一例を示す説明図である。
図14(a)に示すように、上受け皿6の表面に設けられたタッチパネル90は、第1タッチパネル90aおよび第2タッチパネル90bを備える。第1タッチパネル90aおよび第2タッチパネル90bは、それぞれ異なる画像を表示可能に構成されている。第1タッチパネル90aおよび第2タッチパネル90bは、演出表示器30が表示する動画の中で用いられる画像と同じまたは類似した画像を表示する。
しかも、演出表示器30が表示する武士が、遊技者が選択した武器を使って戦うという演出を行うことができる。
したがって、演出表示器30が表示する演出に遊技者が参加することができるため、従来には存在しない面白い遊技を楽しむことができる。
図15に示すように、上受け皿6の表面には、フレキシブルの有機ELディスプレイ92が一体的に設けられている。その有機ELディスプレイ92に遊技状態の変化を報知する報知画像Z3を表示することもできる。たとえば、パチンコ機1が実行する演出モードが複数種類存在する場合に、どの演出モードに変化しているのかを表示することができる。図示の例では、有機ELディスプレイ92には、「修羅モード突入」というメッセージから成る報知画像Z1が表示されており、修羅モードという演出モードに変化したことを報知している。
このように、従来のパチンコ機では演出表示器30に表示しているメッセージを上受け皿6に設けた有機ELディスプレイ92に表示することができるため、その分、演出表示器30は演出画像の表示領域を拡大することができる。
演出表示器30が変動表示する演出図柄と同じ図柄、あるいは、関連する図柄をタッチパネル90に表示することができる。図16に示すように、演出表示器30は、一〜九の漢数字を表現した演出図柄Z7を配列した演出図柄列を、画面の横方向の3箇所においてそれぞれ画面の上から下へ数字の昇順に変動表示している。図示の状態は、演出表示器30の画面において横方向に設定された3つの表示領域のうち、左右の表示領域における演出図柄Z7の変動表示が停止し、左右の表示領域には漢数字の七が確定表示されており、中央の表示領域では演出図柄が変動中の状態になっている。
また、図17に示すように、タッチパネル90は、一〜九の漢数字を表現した演出図柄Z6を配列した演出図柄列を、画面の上から下へ数字の昇順に変動表示している。また、タッチパネル90は、演出表示器30の変動表示の速度と同じ速度で変動表示を行っている。
(1)上述した実施形態のパチンコ機1を実施すれば、遊技に用いる透明のタッチセンサ91が有機ELディスプレイ92の表面に設けられたタッチパネル90が、上受け皿6の表面に設けられているため、演出表示器30のみでは不足していた表示領域を有機ELディスプレイ92によって補うことができる。
したがって、演出表示器30を大型化しなくても画像の表示領域を拡大することができ、演出効果を高めることができる。
しかも、遊技に用いる透明のタッチセンサ91が有機ELディスプレイ92の表面に設けられているため、タッチセンサ91を設けるためのスペースを省くことができる。
したがって、上受け皿6の表面にタッチパネル90を配置するために、上受け皿6の形状として曲面が使えなくなってしまうおそれがない。
したがって、遊技の面白さを増大させることができる。
(1)下受け皿7の表面にタッチパネル90を設けることもできる。この場合、下受け皿7は、パチンコ機1の下方に配置されており、下受け皿7の正面は見難いため、下受け皿7の上部端面にタッチパネル90を設けることが望ましい。このように、下受け皿7の表面にタッチパネル90を設けた場合でも前述の実施形態と同じ効果を奏することができる。
(3)タッチパネル90が演出ボタン9の役割をするように構成することもできる。
5・・遊技盤、6・・上受け皿(貯留部材)、7・・下受け皿(貯留部材)、
17・・左袖上入賞口(入賞口)、21・・中始動口(始動口)、
22・・右始動口(始動口)、24・・第1変動入賞装置(変動入賞装置)、
24a・・第1大入賞口(大入賞口)、25・・第2変動入賞装置(変動入賞装置)、
25a・・第2大入賞口(大入賞口)、30・・演出表示器(画像表示装置)、
90・・タッチパネル、91・・タッチセンサ、92・・有機ELディスプレイ、
Z1,Z2・・画像。
Claims (4)
- 遊技球の流下領域が形成された遊技盤と、
前記流下領域へ遊技球を発射する発射装置と、
前記遊技盤に設けられた入賞口および始動口と、
前記発射装置により発射された遊技球が前記始動口に入賞したときに大当りかハズレかの判定(以下、大当り判定という)を行うマイクロコンピュータと、
前記発射装置により発射された遊技球が前記始動口に入賞した場合に動画の表示を開始し、その開始から所定時間経過後に前記大当り判定の結果に対応する画像を表示する画像表示装置と、
前記遊技盤に設けられており、遊技球の入賞領域が前記入賞口よりも大きい大入賞口を有し、前記マイクロコンピュータによる大当り判定の結果が大当りであり、その大当りに対応する画像を前記画像表示装置が表示した場合に前記大入賞口を所定回数開閉するように構成された変動入賞装置と、
前記発射装置により発射された遊技球が前記入賞口または始動口に入賞したときに、当該パチンコ機の内部から、当該パチンコ機にて遊技を行う遊技者が視認可能な領域へ賞球を払出す賞球払出装置と、
前記領域に設けられており、前記賞球払出装置により払出された賞球を貯留する貯留部材と、を備えたパチンコ機において、
遊技に用いる透明のタッチセンサが有機ELディスプレイの表面に設けられたタッチパネルが、前記貯留部材の表面に設けられていることを特徴とするパチンコ機。 - 前記有機ELディスプレイが前記動画と関連のある画像を表示することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
- フレキシブルな前記タッチパネルが前記貯留部材の曲面に形成された表面と一体化して設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパチンコ機。
- 前記タッチパネルに触れることにより、そのタッチパネルに表示されている画像が、前記画像表示装置に表示される動画の中で用いられるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のパチンコ機。
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