JP2013026757A - 通信システム、データ転送装置及び通信制御方法 - Google Patents

通信システム、データ転送装置及び通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データユニットでデータ転送する通信システムにおいて、伝送品質の点からより適切な伝送路を選択する。
【解決手段】一実施形態の通信システムは、データユニットを転送する第1の転送装置(1−1)と、データユニットを転送する第2の転送装置(1−2)と、第1及び第2の転送装置の間においてデータユニットを転送する複数の中間転送装置とを含む。第2の転送装置は、第1の転送装置に、第1の転送装置からの受信データユニット数の情報を送信する。第1の転送装置は、第2の転送装置への送信データユニット数と上記受信した情報とから、第1の転送装置から第2の転送装置への伝送路におけるデータユニットロスを表す値を算出する。第1の転送装置は、算出した値を使用して、第2の転送装置へのデータユニット送信に使用する伝送路の切替えの有無を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信システム、データ転送装置及び通信制御方法に関し、特に、データ転送装置間の伝送路の切替えに関する。
MPLS(Multi Protocol Label Switching)では、伝送路の切断を確認するためのOAM(Operation Administration and Maintenance)であるCC(Continuity Check)やCV(proactive Connectivity Verification)が規格化されている(非特許文献1)。
これらOAMは、MPLSラベルを処理する転送装置から、目的の転送装置へ向けて診断用のパケットを送信し、送信先からの応答の有無により伝送路の正常性を判断する。伝送路を二重化している場合、上記OAMを使用して稼働中の伝送路の断を監視することで切断が発生していることを確認できた時点で、予備の経路に切替えることが可能である。
また、MPLSでは、上記のOAMの他、伝送路のパケットロスの情報を取得するOAMであるLM(packet Loss Measurement)が規格化されており、MPLSラベルを処理する転送装置と目的の転送装置との間で一定間隔毎にパケット送信数とパケット受信数を記述したパケットを送受信することで、伝送路のパケット到達率を確認することが可能である。
特開2002−344492号公報(特許文献1)には、保守サーバにてMPLSのトラヒックデータの取得及び分析をして、輻輳時に、通常時パスの優先度の低いトラヒックのパケットを予備のパスに切替えるシステムが記載されている。
特開2002−344492号公報
Packet Loss and Delay Measurement for MPLS Networks draft-ietf-mpls-loss-delay-01
前述のとおり、MPLS OAMのドラフト(非特許文献1)において、LMが規格化されており、伝送路のパケットロス率を確認することが可能である。しかし、本ドラフトでは、パケットロス率の使用方法については言及されていない。
特許文献1に記載のシステムは、トラヒックデータの取得及び分析並びにパス設定及び切替えを保守サーバにて一元管理で実施し、そして、パスの切替えの度に保守サーバでラベルの設定変更を実施する必要があるため、保守サーバに処理が集中するとともに、即時性に欠ける。
本発明の一態様の通信システムは、データユニットを転送する第1のノードと、データユニットを転送する第2のノードと、前記第1のノードと前記第2のノードとの間においてデータユニットを転送する複数の中間ノードとを含む。前記第2のノードは、前記第1のノードに、前記第1のノードからの受信データユニット数の情報を送信する。前記第1のノードは、前記第2のノードへの送信データユニット数と前記受信データユニット数の情報とから、前記第1のノードから前記第2のノードへの伝送路におけるデータユニットロスを表す値を算出する。前記第1のノードは、前記算出した値を使用して前記第2のノードへのデータユニット送信に使用する伝送路の切替えの有無を決定する。
本発明の一態様によれば、データユニットでデータ転送する通信システムにおいて、伝送品質の点からより適切な伝送路を使用することができる。
本実施形態におけるMPLS網の構成図である。 本実施形態におけるMPLS網の端に位置する転送装置の内部構成図である。 本実施形態におけるMPLS網の内部に位置する転送装置の内部構成図である。 本実施形態におけるLMパケット処理の概要を示した図である。 本実施形態におけるLMパケットの内部構成図である。 本実施形態におけるLMパケット処理のシーケンスを示した図である。 本実施形態におけるLM生成側の送信処理のフローチャートを示した図である。 本実施形態におけるLM対向側の受信処理のフローチャートを示した図である。 本実施形態におけるLM対向側の送信処理のフローチャートを示した図である。 本実施形態におけるLM生成側の受信処理のフローチャートを示した図である。 本実施形態における伝送路品質情報テーブルの構成を示した図である。 本実施形態におけるMPLS伝送路の構成例を示した図である。 本実施形態における伝送路品質劣化により伝送路切替えが発生する場合のシーケンスを示した図である。 本実施形態におけるMPLS伝送路の切替えを示した図である。 本実施形態におけるMPLS伝送路の切替えを示した図である。 本実施形態における伝送路品質情報テーブルの遷移を示した図である。 本実施形態における伝送路品質情報テーブルの遷移を示した図である。 本実施形態における伝送路品質情報テーブルの遷移を示した図である。 本実施形態における伝送路品質情報テーブルのエントリ作成のフローチャートを示した図である。 本実施形態における伝送路品質劣化による伝送路切替判定処理のフローチャートの前半を示した図である。 本実施形態における伝送路品質劣化による伝送路切替判定処理のフローチャートの後半を示した図である。 本実施形態における伝送路品質情報テーブルの構成を示した図である。 本実施形態における伝送路品質情報テーブルの構成を示した図である。 本実施形態における伝送路品質劣化により伝送路切替えが発生する場合のシーケンスを示した図である。 本実施形態におけるMPLS伝送路の切替えを示した図である。 本実施形態におけるMPLS伝送路の切替えを示した図である。 本実施形態における伝送路品質情報テーブルの遷移を示した図である。 本実施形態における伝送路品質情報テーブルの遷移を示した図である。 本実施形態における伝送路品質情報テーブルの遷移を示した図である。 本実施形態における伝送路品質情報テーブルへのエントリ作成のフローチャートを示した図である。 本実施形態における伝送路品質劣化による伝送路切替判定処理のフローチャートを示した図である。 本実施形態における伝送路品質劣化により伝送路切替えが発生する場合のシーケンスを示した図である。 本実施形態におけるMPLS伝送路の切替えを示した図である。 本実施形態におけるMPLS伝送路の切替えを示した図である。 本実施形態における伝送路品質管理テーブルの遷移を示した図である。 本実施形態における伝送路品質管理テーブルの遷移を示した図である。 本実施形態における伝送路品質管理テーブルの遷移を示した図である。 本実施形態における伝送路品質情報テーブルのエントリ作成のフローチャートを示した図である。 本実施形態における伝送路品質劣化による伝送路切替判定処理のフローチャートを示した図である。
以下において、本発明を実施するための形態を説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。
以下において、本発明の一実施形態として、MPLSラベルの処理を行う複数の転送装置を含むMPLS(Multi Protocol Label Switching)網を説明する。本実施形態は、伝送路の切替えに特徴を有する。MPLSにより転送装置(ノード)間で伝送路が構築される。転送装置は、対向の転送装置との間でLM(packet Loss Measurement)パケットを送受信することで、伝送路の品質劣化情報を取得する。転送装置は、その情報を伝送路の切替えの参照情報として使用する。これにより、伝送路の要求品質を維持することができる。
図1は、本発明の一実施形態のネットワーク網の構成を模式的に示す図である。MPLS網5は、MPLSラベルを付与・削除する転送装置(以下、MEP(Maintenance End Point))1−1、MEP1−2、MEP1−3を含む。
MPLS網5は、さらに、MPLSラベルを書き換える転送装置(以下、MIP(Maintenance Intermediate Point))2−1、MIP2−2、MIP2−3を含む。MEP間のパケット転送において、MEP−MIP間及びMIP間で、MPLSラベルの付与されたパケットが転送される。
MEP1−1はMPLS網5外部の端末3−1及び端末3−2と接続されており、同様にMEP1−2は端末3−4と接続している。MEP1−3は、端末3−3と接続している。MPLSラベルには、PW(Pseudowire)というMEPとMEPとの間での端末間の宛先を示す情報と、LSP(Label Switched Path)というMIPとMIPとの間若しくはMEPとMIPとの間での宛先を示す情報とが、記述されている。
MEPは、MPLS網5外部の端末から受信したパケットに対してPW及びLSPを示したMPLSラベルを付与し、内部のラベルスイッチにて、LSPを基に、次の転送先であるMIP若しくはMEPを決定してパケットを送信する。
MPLSパケットを受信したMIPは、内部のラベルスイッチにて、LSPを基に、次の転送先であるMIP若しくはMEPを決定して、パケットを送信する。MIPは、必要に応じてLSPの内容を書き換える。MPLSパケットを受信したMEPは、PWを基に、次の転送先であるMPLS網5外の端末を決定して、MPLSラベルを削除してパケットを送信する。
保守サーバ4は、MPLS網5の伝送路の情報を管理している。保守サーバ4は、MEPとMEPとの間で目的の伝送路が構築できるように、又、隣接するMIPとMIPとの間若しくはMEPとMIPとの間で目的の伝送路が構築できるように、MPLS網4内の全てのMEP1−1〜1−3、MIP2−1〜2−3及びMPLS網5を構築するその他のMIPとMEPに対して、LSPとPWと転送先の対応情報を設定する。
図2は、MEP1の内部構成を模式的に示すブロック図である。MEP1は、MEP1−1〜1−3の総称であり、これらは同じ構成を有する。MEP1は、光モジュールやEthernet(登録商標)用のコネクタ、及びPHYチップを含む物理インタフェース(IF)11−1〜11−mを具備する。物理IFの実装数は、設計に依存する。これらの物理IFは、MPLS網5の外部の端末と、所定プロトコル、例えば、Ethernetで通信する。
また、MEP1は、MPLSラベル付与・削除部14を具備する。MPLSラベル付与・削除部14は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やファームウェアに従って動作するネットワークプロセッサなどのデバイスで実現され、転送パケットのヘッダを変更して、そのプロトコルを変換する。
MPLSラベル付与・削除部14は、宛先処理部141及びLMパケット処理部142を含む。宛先処理部141は、物理IF(11−1〜11−mのいずれか)から受信したパケットに対して、受信した物理IFのポート番号、パケットのアドレス及びVLAN−ID等を基に、記憶部15に格納されている経路情報151を参照して、LSP、PW及びその他必要な情報を示すMPLSラベルをパケットに付与して、ラベルスイッチ13に送信する。
又、宛先処理部141は、ラベルスイッチ13から受信したパケットのPWを基に、記憶部15に格納されている経路情報151を参照して、送信すべき物理IF(11−1〜11−mのいずれか)を決定して、MPLSラベルをパケットから削除して、送信する。LMパケット処理部142は、伝送路品質情報を取得するためのLMパケットの生成及び他のMIPやMEPから受信したLMパケットを処理する。本機能の詳細については後述する。
ラベルスイッチ13は、例えば、FPGAで実現される。ラベルスイッチ13は、ラベル付与・削除部14及び物理IF12−1〜12−nと接続しており、受信したパケットのMPLSラベルのLSPを基に、記憶部15に格納されている経路情報151を参照して、送信すべき物理IF(12−1〜12−nのいずれか)若しくはラベル付与・削除部14を決定して送信する。
MEP1は、光モジュールやEthernet用のコネクタ、及びPHYチップを含む物理IF12−1〜12−mを具備している。物理スイッチの実装数は、設計に依存する。これらの物理IF12−1〜12−mは、MPLS網5内部の他のMIPやMEP及び保守サーバと、所定プロトコル、例えばEthernetに従って通信する。
又、MEP1は、例えば半導体メモリで実現される記憶部15、及び、例えばファームウェアに従って動作するプロセッサであるMPU(Micro Processing Unit)で実現される装置制御部16を、具備している。記憶部15には、前述の経路情報151及び品質情報152が格納されている。品質情報152についての詳細は後述する。
装置制御部16は、MEP1内部の他のブロックとバス制御線で接続され、記憶部15の情報を他ブロックに出力すること、他ブロックの情報を記憶部15に入力することが可能である。また、保守サーバ4と通信して、記憶部15の情報を保守サーバ4に通知すること、保守サーバ4からの情報を記憶部15に入力することも可能である。
図3は、MIP2の内部構成を模式的に示すブロック図である。MIP2はMIP2−1〜MIP2−3の総称であり、これらは同じ構成を有している。MIP2は、光モジュールやEthernet用のコネクタ及びPHYチップを含む物理IF21−1〜21−m、及び物理IF22−1〜22−nを具備しており、これらの物理IFは、MPLS網5内部の他のMIPやMEP及び保守サーバ4とEthernetその他のプロトコルで通信する。物理IFの実装数は、設計に依存する。
また、MIP2はFPGAやネットワークプロセッサなどのデバイスで実現されるMPLSラベル処理部24、27を具備している。MPLSラベル処理部24は宛先処理部241を含み、MPLSラベル処理部27は、宛先処理部271を含む。
宛先処理部241(271)は、物理IF21−1〜21−mのいずれか(物理IF22−1〜22−nのいずれか)から受信したパケットに対して、LSPを基に、記憶部15に格納されている経路情報251を参照して、必要に応じてラベルを書き換えて、ラベルスイッチ23に送信する。
また、宛先処理部241(271)は、ラベルスイッチ23から受信したパケットに対して、LSPを元に記憶部25に格納されている経路情報251を参照して、必要に応じてラベルを書き換えて、物理IF21−1〜21−mのいずれか(物理IF22−1〜22−nのいずれか)に送信する。
MPLSラベル処理部24、27は、LSP毎に処理を実施し、物理IFからラベルスイッチ23までの経路はLSP毎に独立している。LSPを基に送信する物理ポートを決定するのは、後述するラベルスイッチ23である。
ラベルスイッチ23は、例えばFPGAで実現され、ラベル処理部24、27と接続されている。ラベルスイッチ23は、受信したパケットのMPLSラベルのLSPを基に、記憶部25に格納されている経路情報251を参照して、送信すべき物理IFを決定する。又、MIP2は、例えば半導体メモリで実現される記憶部25及び、例えば、MPUで実現される装置制御部26を具備している。記憶部25には、前述の経路情報251が格納されている。
装置制御部26は、MIP2内部の他のブロックとバス制御線で接続され、記憶部25の情報を他ブロックに出力することや、他ブロックの情報を記憶部25に入力することが可能である。又、装置制御部26は、保守サーバ4と通信して、記憶部25の情報を保守サーバに通知することや保守サーバ4からの情報を記憶部25に入力することも可能である。
図4は、LMを用いた伝送路品質劣化情報の取得方法の概要を示す図である。LMは、クエリのLMパケットを応答のKMパケットを転送装置間で繰り返し通信することで、パケットロス数を特定する。図4において、転送装置6−1と転送装置6−2とは、それぞれ、MEP1である。LMパケット処理部61−1とLMパケット処理部61−2とは、それぞれMEP1内のLMパケット処理部142であり、LMパケット7−1及びLMパケット7−2の生成及び処理を実施する。
図5は、LMパケット7の内部構成を示す。LMパケット7は、EthernetのDA(Destination Address)やSA(Source Address)等の物理ポート間での通信を行うためのヘッダ情報を格納する領域71、LSPを格納する領域72、PWを格納する領域73、LMパケットであることを示す識別子やコントロールコード、シーケンスナンバー等のLMの情報を格納する領域74を含む。
LMパケット7は、さらに、生成側のパケット送信数を格納する領域75、対向側のパケット受信数を格納する領域76、対向側のパケット送信数を格納する領域77、生成側のパケット受信数を格納する領域78、FCS(Frame Check Sequence)を格納する領域79を含む。パケット送信数及びパケット受信数は、LMを開始してからのトータルの送信数及び受信数である。なお、MIP間の通信のパケットではPWが無いなど、一部が異なる場合もありえる。
図6は、図4に示す転送装置6−1と転送装置6−2の間の伝送路品質劣化情報の取得処理のシーケンス図であり、転送装置6−1側でLMパケットを生成する場合を示す。図7は、図6のLM生成側の送信処理(S100)のフローチャートを示す。これは、図4のAの箇所の処理にあたる。
図7のフローチャートにおいて、転送装置6−1のLMパケット処理部61−1は、LMパケット7−1を生成する(S101)。LMパケット処理部61−1は、LMを開始した時点(基準時点)から今回LMパケットを送信する時点までに転送装置6−2に送信したパケット数(A_TxP[n])を、LMパケット7−1の領域75に入力する(S102)。LMパケット処理部61−1は、そのLMパケットを、転送装置6−2に送信する(S103)。
カウントするパケットとして、ユーザデータのパケットの他、監視用のパケットを使用することができる。例えば、転送装置6−1及び6−2は、定期的に品質監視用パケットを通信して、稼働系及び待機系の伝送路の伝送品質をモニタすることができる。稼働系伝送路は、設定されている複数の伝送路において現在使用されている伝送路であり、待機系伝送路はそれ以外の伝送路である。
次に、図8は、図6のLM対向側の受信処理(S110)のフローチャートを示す。これは、図4のBの箇所の処理にあたる。転送装置6−2のLMパケット処理部62−1は、LMパケット7−1を受信したら(S111)、LMを開始した時点から今回LMパケットを受信した時点までに転送装置6−1から受信したパケット数(B_RxP[n])を、受信したLMパケット7−1の領域76に入力する(S112)。
次に、図9は、図6のLM対向側の送信処理(S120)のフローチャートを示す。これは図4のCの箇所の処理にあたる。転送装置6−2のLMパケット処理部62−1は、受信したLMパケット7−1の宛先等を変更してLMパケット7−2を作成し(S121)、LMを開始した時点から今回LMパケットを送信する時点までに転送装置6−1に送信したパケット数(B_TxP[n])を、LMパケット7−2の領域77に入力する(S122)。そして、LMパケット処理部62−1は、LMパケット7−2を、転送装置6−1に送信する(S123)。
最後に、図10は、図6のLM生成側の受信処理(S120)のフローチャートを示す。これは、図4のDの箇所の処理にあたる。転送装置6−1のLMパケット処理部61−1は、LMパケット7−2を受信したら(S131)、LMを開始した時点から今回LMパケットを受信した時点までに転送装置6−1から受信したパケット数(A_RxP[n])を、受信したLMパケット7−1の領域78に入力する(S132)。
次に、LMパケット処理部61−1は、前回のLMパケット送信時点から今回のLMパケット送信時点までの、生成側から対向側へ送信されたパケットのロス数(A_TxLoss[n−1、n])を計算する(S133)。
具体的には、LMパケット処理部61−1は、領域75の生成側のLM開始から今回LMパケット送信時までの送信パケット数(A_TxP[n])と、LM開始から前回LMパケット送信時までの送信パケット数(A_TxP[n−1])との差分(A_TxP[n]−A_TxP[n−1])を算出する。これが、前回LMパケット送信時から今回LMパケット送信時までの、生成側からの送信パケット数である。
LMパケット処理部61−1は、さらに、領域76の対向側のLM開始から今回LMパケット受信時までの受信パケット数(B_RxP[n])と、LM開始から前回LMパケット受信時までの受信パケット数(B_RxP[n−1])との差分(B_RxP[n]−B_RxP[n−1])を算出する。これが、前回LMパケット受信時から今回LMパケット受信時までの、対向側での受信パケット数である。
LMパケット処理部61−1は、上記送信パケット数の差分(A_TxP[n]−A_TxP[n−1])と、受信パケット数の差分(B_RxP[n]−B_RxP[n−1])の差分((A_TxP[n]−A_TxP[n−1])−(B_RxP[n]−B_RxP[n−1]))を算出する。この値が、本例における、生成側から対向側へ送信されたパケットのパケットロス数(A_TxLoss[n−1、n])である。
さらに、LMパケット処理部61−1は、前回のLMパケット受信時点から今回のLMパケット受信時点までの、対向側から生成側へ送信されたパケットのロス数(A_RxLoss[n−1、n])を計算する(S134)。
具体的には、LMパケット処理部61−1は、領域77の対向側のLM開始から今回LMパケット送信時までの送信パケット数(B_TxP[n])とLM開始から前回LMパケット送信時までの送信パケット数(B_TxP[n−1])との差分(B_TxP[n]−B_TxP[n−1])を算出する。これが、前回LMパケット送信時から今回LMパケット送信時までの、対向側からの送信パケット数である。
LMパケット処理部61−1は、さらに、領域78の生成側のLM開始から今回LMパケット受信時までの受信パケット数(A_RxP[n])とLM開始から前回LMパケット受信時までの受信パケット数(A_RxP[n−1])との差分(A_RxP[n]−A_RxP[n−1])を算出する。これが、前回LMパケット受信時から今回LMパケット受信時までの、生成側での受信パケット数である。
LMパケット処理部61−1は、上記送信パケット数の差分(B_TxP[n]−B_TxP[n−1])と、受信パケット数の差分(A_RxP[n]−A_RxP[n−1])の差分((B_TxP[n]−B_TxP[n−1])−(A_RxP[n]−A_RxP[n−1]))を算出する。この値が、本例における、対向側から生成側へ送信されたパケットのパケットロス数(A_RxLoss[n−1、n])である。
転送装置1(6−1)及び転送装置2(6−2)は、上記のLM処理での1サイクル(S100〜S130)を繰り返し実施する(S140)。転送装置1(6−1)のLMパケット処理部61は、算出したパケットロス数を、記憶部15の品質情報152に格納する。装置制御部16は、双方向での伝送路のそれぞれのパケットロス率を、パケットロス数を送信パケット数で除算して算出する。装置制御部16は、それを、品質情報152に格納する。上記パケットのカウント数は一例であって、これと異なるカウント方法を使用してもよい。例えば、LMパケット間の通信パケットをカウントしてもよい。
図11は、記憶部15が格納する伝送路品質情報152の内部テーブル(品質情報テーブル)8を示す。品質情報テーブル8は、MEP1の記憶部15内の品質情報152に含まれる。品質情報テーブル8は、自側転送装置から対向側転送装置への伝送路と対向側転送装置から自側転送装置への伝送路の二つをまとめて一つの固有のID番号を付けて管理する。これら二つの片方向伝送路は、双方向伝送路を構成する。
片方向の経路が同一でも、もう片方向の経路が異なれば、二つの双方向伝送路には異なるID番号が付与される。また、伝送路の始点と終点を示す区間も、固有のID番号を付けて管理する。同一区間に複数の伝送路が存在する場合、それらには、同一の区間ID番号が付与される。装置制御部16は、品質情報テーブル8の各領域に、必要なデータを格納する。
品質情報テーブル8は、格納場所を示す領域81、伝送路毎の固有のID番号を示す領域82、区間のID番号を示す領域83、自側のLSPを示す領域84、自側のPWを示す領域85、対向側のLSPを示す領域86、対向側のPWを示す領域87、そして、自側から対向側への伝送路のパケットロス率を示す領域88を含む。
品質情報テーブル8は、さらに、対向側から自側への伝送路のパケットロス率を示す領域89、伝送路の切替えを実施する契機としての自側から対向側への伝送路のパケットロス率の閾値を示す領域80A、同様に、伝送路の切替えを実施する契機としての対向側から自側への伝送路のパケットロス率の閾値を示す領域80B、そして、伝送路の稼働状況を示す領域80Cを含む。
自側転送装置と対向側転送装置の間の往復の経路が複数存在する場合、経路毎の固有IDが領域82に設定されて、領域84の自側LSP、領域85の自側PW、領域86の対向側LSP、そして領域87の対向側PWが入力される。また、これらには、同一の区間IDが領域83に設定され、端末間でパケットの通信が実施されている経路が稼働系、稼働していない経路が待機系として、領域80Cに表示される。
領域88の自側から対向側への伝送路のパケットロス率と領域89の対向側から自側への伝送路のパケットロス率は、前述のLM処理で算出されたパケットロス数を元に、装置制御部16により計算される。典型的には、自側転送装置の装置制御部16は、1回のLMパケットの送受信において取得されたパケットロス数の値を、パケット送信数の値で除算することで、パケットロス率を算出する。
装置制御部16は、新たに算出したパケットロス率の値により、品質情報テーブル8の値を更新する。パケットロス率の算出方法はこれに限らず、設計に依存する。例えば、装置制御部16は、現在サイクルを含む複数サイクルのパケットロス率の値の平均値を、品質情報テーブル8に格納してもよい。装置制御部16は、パケットロス率の過去の複数の測定値を、品質情報152に格納してもよい。
領域80Aは、伝送路を切替えるために設定する閾値を格納している。領域88の自側から対向側への伝送路のパケットロス率がこの閾値を上回っている場合、装置制御部16は、使用する伝送路を、現在の稼働系の伝送路から待機系の伝送路に切替える。複数の待機系の伝送路が存在する場合、装置制御部16は、例えば、優先度が高い待機系伝送路を選択して、それを稼働系に切替える。例えば、品質情報テーブル8が、各伝送路の優先度の値を格納することができる。
装置制御部16は、自側から対向側及び対向側から自側への双方向の伝送路(双方の伝送路)を切替えてもよいし、自側から対向側の伝送路のみを切替えてもよい。好ましい構成において、装置制御部16は、切替先の伝送路のパケットロス率を参照し、その値が品質情報テーブル8の閾値以下であることを、切替えの条件に含める。これにより、要求品質を満たさない伝送路への切替えを確実に避けることができる。これは、次に説明する対向側から自側への伝送路の切替えにおいて同様である。
領域80Bも伝送路を切替えるために設定する閾値を格納している。領域89の対向側から自側への伝送路のパケットロス率がこの閾値を上回った場合、装置制御部16は、使用する伝送路を、現在の稼働系の伝送路から待機系の伝送路に切替える。この閾値は、領域88の閾値と同一又は異なる。複数の待機系の伝送路が存在する場合、装置制御部16は、例えば、優先度が高い待機系伝送路を選択して、それを稼働系に切替える。例えば、品質情報テーブル8が、各伝送路の優先度の値を格納することができる。
装置制御部16は、稼働系と待機系の伝送路のパケットロス率を監視し、それらを定期的に比較することで、パケットロス率が低い伝送路を次の期間の稼働系の伝送路として選択することも可能である。
図19A、Bは、それぞれ、記憶部15が格納する品質情報テーブルの別の構成例を示している。品質情報テーブル8Aは、自側転送装置から対向側転送装置への伝送路のみの品質情報を管理する、テーブルである。品質情報テーブル8Bは、対向側転送装置から自側転送装置への伝送路のみの品質情報を管理するテーブルである。品質情報テーブル8Aは、自側転送装置から対向側転送装置への伝送路に対して、一つの固有IDをつけて管理する。品質情報テーブル8Bは、対向側転送装置から自側転送装置への伝送路に対して、一つの固有IDを付けて管理する。
MEP1は、このように、自側から対向側への伝送路の品質と、対向側から自側への品質とを、個別に管理することができる。例えば、MEP1は、一方の方向の伝送路の品質によって、双方の方向の伝送路の切替えを行う場合、図11示すように、双方の方向の伝送路の品質を一括で管理し、それぞれの方向伝送路の切替えを個別に行う場合に、図19A、図19Bに示すように個別に管理する。
MEP1は、自側から対向側への伝送路の品質のみを管理し、その品質応じて、自側から対向側への伝送路の切替えを行ってもよい。つまり、各MEP1は、図19Aに示す品質テーブル8Aを保持し、その品質情報に従って、自側から対向側への伝送路の切替えを制御し、対向側から自側への伝送路の切替え制御を、対向側のMEP1に依存する。
図12は、MPLS伝送路の構成例を示す。端末A(3−A)と端末B(3−B)との間の経路として、転送装置A(1−A)、転送装置B(2−B)、転送装置C(2−C)、転送装置D(1−D)を経由する伝送路と、転送装置A(1−A)、転送装置F(2−F)、転送装置E(2−E)、転送装置D(1−D)を経由する二つの伝送路が存在するとする。転送装置A(1−A)及び転送装置D(1−D)は、MEPであり、その他の転送装置は、MIPである。以下において、これら転送装置を表すために、MEP又はMIPを使用する。
図13は、伝送路品質情報が品質劣化を示すため、端末A(3−A)と端末B(3−B)との伝送路が切替わるシーケンス図を示す。まず、MEP A(1−A)の装置制御部16は、設定された経路情報を基に、品質情報テーブル8に項番を追加する(S200)。図16は、品質情報テーブル8への項番追加(S200)のフローチャートを示す。
まず、装置制御部16は、新規に項番を取得して、既に存在する領域の末尾に追加する(S201)。装置制御部16は、経路情報151に基づき、伝送路ID82、区間ID83、自側LSP84、自側PW85、対向側LSP86、対向側PW87の入力を行う(S202)。次に、装置制御部16は、自側→対向側切替閾値80A及び対向側→自側切替閾値80Bの設定を行う(S203)。最後に、装置制御部16は、ACTかSBYかを示すデータを、ACT/SBY判定領域80Cに入力する(S204)。
図14Aに示すように、端末A(3−A)と端末B(3−B)のパケット伝送路として、MEP A(1−A)、MIP B(2−B)、MIP C(2−C)、MEP D(1−D)を経由する伝送路が稼働しているとする。本例では、稼働している双方の方向の伝送路は、同一の転送装置で構成されている。また、予備の伝送路として、MEP A(1−A)、MIP F(2−F)、MIP E(2−E)、MEP D(1−D)を経由する伝送路が設定されているとする。
図13に戻って、品質情報テーブル8への項目追加後、まず稼働系伝送路に対するLMパケットによるパケットロス率の取得が実施される。MEP A(1−A)のLMパケット処理部142は、LM生成側送信処理(S100−A)を実施し、MIP B(2−B)とMIP C(2−C)を経由して、MEP D(1−D)にLMパケット(7−1A)を送信する。LM生成側送信処理は、図7を参照して説明した。
MEP D(1−D)のLMパケット処理部142は、受信したLMパケット(7−1A)に対してLM対向側受信処理(S110−A)及びLM対向側送信処理(S120−A)を実施する。これらは、それぞれ、図8及び図9を参照して説明した。
MEP D(1−D)のLMパケット処理部142は、処理したパケットのヘッダを変更してLMパケット(7−2A)を生成し、MIP C(2−C)とMIP B(2−B)を経由して、MEP A(1−A)に送信する。
MEP A(1−A)のLMパケット処理部142は、受信したLMパケット(7−2A)に対して、LM生成側受信処理(S130−A)を実施し、装置制御部16は、稼働系経路の自側→対向側パケットロス率及び対向側→自側パケットロス率を算出する。LM生成側受信処理は、図10を参照して説明した。
MEP D(1−D)及びMEP A(1−A)は、それぞれ役割を変えて、同様の処理を行う。これにより、MEP D(1−D)は、MEP A(1−A)と同様に、各伝送路の品質情報を取得することができる。伝送路の一方のMEPのみが、伝送路品質を管理し、伝送路切替えを制御してもよい。
次に、MEP A(1−A)及びMEP D(1−D)は、待機系経路でも同様に、LMによるパケットロス率を取得する。これは、稼働系経路の取得と同時に行ってもよい。MEP A(1−A)はLM生成側送信処理(S100−B)を実施し、MIP F(2−F)とMIP E(2−E)を経由して、MEP D(1−D)にLMパケット(7−1B)を送信する。
MEP D(1−D)は受信したLMパケット(7−1B)に対してLM対向側受信処理(S110−B)及びLM対向側送信処理(S120−B)を実施する。MEP D(1−D)は処理したパケットのヘッダを変更してLMパケット(7−2B)として、MIP F(2−F)とMIP D(2−D)を経由して、MEP A(1−A)に送信する。MEP A(1−A)は受信したLMパケット(7−2B)に対して、LM生成側受信処理(S130−A)を実施し、待機系経路の自側→対向側パケットロス率及び対向側→自側パケットロス率を取得する。
装置制御部16は、稼働系経路と待機系経路のそれぞれのパケットロス率を取得したら、切替判定処理(S210−A)を実施する。図17及び図18は、切替判定処理(S210)のフローチャートを示す。まず、装置制御部16は、前述のLMパケットによる伝送品質監視により、稼働系経路の自側→対向側パケットロス率(S211)、待機系経路の自側→対向側パケットロス率(S212)、稼働系経路の対向側→自側パケットロス率(S213)、そして待機系経路の対向側→自側パケットロス率(S214)を取得する。
次に、装置制御部16は、取得した稼働系の自側→対向側パケットロス率が、切替閾値を超過しているかどうか判定する(S215)。判定した結果が超過を示しているのであれば(S215:Y)、装置制御部16は、さらに待機系の自側→対向側パケットロス率と閾値の比較を行い(S216)、さらに、待機系の対向側→自側パケットロス率と閾値の比較を行う(S217)。どちらも超過していない場合(S216:N、S217N)、装置制御部16は、自側及び対向側の稼働系経路と待機系経路を切換える(S218)。
自側→対向側でのパケットロス率が切替閾値を超過していない場合(S215:N)、又は、待機系の一方のパケットロス率が閾値を超えている場合(S216:Y、又は、S217:Y)、装置制御部16は、結合子Aを介して、図18のフローチャートに進む。
図18に示すように、装置制御部16は、まず、稼働系経路の対向側→自側パケットロス率が、切替閾値を超過しているかどうかを判定する(S219)。判定結果が超過を示している場合(S219:Y)、待機系の自側→対向側パケットロス率と閾値の比較(S21A)及び待機系の対向側→自側パケットロス率と閾値の比較(S21B)を行い、どちらも超過していない場合(S21A:N、S21B:N)、装置制御部16は、自側及び対向側の稼働系経路と待機系経路を切換える(S21C)。
S219の判定結果が超過を示してない場合(S219:N)、又は、待機系の自側→対向側パケットロス率のいずれか一方が閾値を超過している場合(S21A:Y、又は、S21B:Y)、装置制御部16は、経路を切替えることなく処理を終了する。
LMによる伝送路品質劣化情報の取得と切替判定は、一定間隔で繰り返し実施される(S140−1)。図15Aは、切替えが行われない場合の品質情報テーブルの例を示す。図15Bは、稼働系経路でパケットロス率が閾値を超過し、かつ待機系経路のパケットロス率が、閾値を下回っている例を示す。
図15Bの例において、図15Cに示すように、MEP A(1−A)は、稼働系と待機系の切替えを行う。MEP A(1−A)は経路切替要求パケット(図13における91−A)を、MEP D(1−D)に送信する。MEP D(1−D)は、経路切替要求パケット(91−A)により、稼働系と待機系を切替える。この切替えの処理は、MEP A(1−A)及びMEP D(1−D)の装置制御部16が行う。結果として、使用する伝送路は、図14B示すように、端末A(3−A)と端末B(3−B)の経路がMEP A(1−A)、MIP F(2−F)、MIP E(2−E)、MEP D(2−D)を経由する伝送路に切り替わる。
上記例において、二方向の伝送路が共に切替えられているが、この一方のみを切替えてもよい。この例を以下に説明する。図20は、伝送路品質情報が劣化を示すため、端末A(3−A)と端末B(3−B)との伝送路において、自側→対向側の伝送路のみが切替わるシーケンス図を示す。
MEP A(1−A)の装置制御部16は、設定された経路情報151を基に、品質情報テーブル8Aに項番を追加する(S220)。図23は、品質情報テーブル8Aへの項番追加(S220)のフローチャートを示す。装置制御部16は、新規に項番を取得して、既に存在する領域の末尾に追加する(S221)。
装置制御部16は、経路情報151に基づき、伝送路ID82、区間ID83,自側LSP84、自側PW85の入力を行う(S222)。次に、装置制御部16は、自側→対向側の切替閾値80Aの設定を行う(S223)。最後に、装置制御部16は、ACTかSBYかを示すデータをACT/SBY判定領域80Cに入力する(S224)。
端末A(3−A)と端末B(3−B)のパケット伝送路として、MEP A(1−A)、MIP B(2−B)、MIP C(2−C)、MEP D(1−D)を経由する伝送路が稼働しているとする。また、予備の伝送路として、MEP A(1−A)、MIP F(2−F)、MIP E(2−E)、MEP D(1−D)を経由する伝送路が存在しているとする。図21Aに、このMPLS伝送路の状態を示す。
品質情報テーブル8への項目追加後、装置制御部16は、稼働系経路において、LMによりパケットロス率を取得する。MEP A(1−A)は、LM生成側送信処理(S100−A)を実施し、MIP B(2−B)とMIP C(2−C)を経由して、MEP D(1−D)にLMパケット(7−1A)を送信する。
MEP D(1−D)は、受信したLMパケット(7−1A)に対してLM対向側受信処理(S110−A)及びLM対向側送信処理(S120−A)を実施する。これらの処理の詳細は上述の通りであり、図20を参照して説明において、MEP A(1−A)及びMEP D(1−D)の処理は、それぞれの装置制御部16が行う。
MEP D(1−D)は、処理したパケットのヘッダを変更してLMパケット(7−2A)を生成し、MIP C(2−C)とMIP B(2−B)を経由して、MEP A(1−A)に送信する。MEP A(1−A)は、受信したLMパケット(7−2A)に対して、LM生成側受信処理(S130−A)を実施し、稼働系経路の自側→対向側パケットロス率を取得する。
次に、MEP A(1−A)は、待機系経路でも同様にLMによりパケットロス率を取得する。これは、稼働系経路の取得と同時に行ってもよい。MEP A(1−A)は、LM生成側送信処理(S100−B)を実施し、MIP F(2−F)とMIP E(2−E)を経由して、MEP D(1−D)にLMパケット(7−1B)を送信する。MEP D(1−D)は、受信したLMパケット(7−1B)に対してLM対向側受信処理(S110−B)及びLM対向側送信処理(S120−B)を実施する。
MEP D(1−D)は、処理したパケットのヘッダを変更してLMパケット(7−2B)を生成し、MIP F(2−F)とMIP D(2−D)を経由して、MEP A(1−A)に送信する。MEP A(1−A)は、受信したLMパケット(7−2B)に対して、LM生成側受信処理(S130−A)を実施し、待機系経路の自側→対向側パケットロス率を取得する。
稼働系経路と待機系経路のそれぞれのパケットロス率を取得したら、MEP A(1−A)は、切替判定処理(S230−A)を実施する。図24は、切替判定処理(S230)のフローチャートを示す。MEP A(1−A)は、まず、前述のLM処理により、稼働系経路の自側→対向側パケットロス率を取得し(S231)、さらに、待機系経路の自側→対向側パケットロス率を取得する(S232)。
次に、MEP A(1−A)は、取得した稼働系の自側→対向側パケットロス率が、切替閾値を超過しているかどうか判定する(S235)。判定結果が超過を示している場合(S235:Y)、MEP A(1−A)は、さらに、待機系の自側→対向側パケットロス率と閾値の比較を行う(S236)。待機系の自側→対向側パケットロス率が閾値を超過していない場合(S236:N)、MEP A(1−A)は、自側の稼働系経路と待機系経路とを切替える(S238)。
稼働系の自側→対向側パケットロス率が切替閾値を超過していない場合(S235:N)、又は、待機系の自側→対向側パケットロス率が閾値を超過している場合(S236:Y)、MEP A(1−A)は、経路を切替える異なる処理を終了する。図25に示すように、LMによる伝送路品質劣化情報の取得と切替判定は、一定間隔で繰り返し実施される(S140−1)。
図22Aは、経路切替えが発生しない場合の品質情報テーブルの例を示す。図22Bは、稼働系経路のパケットロス率が閾値を超過し、かつ待機系経路のパケットロス率は閾値を超過していない場合の品質情報テーブルの例を示す。この場合、図22Cに示すように、MEP A(1−A)が、稼働系経路と待機系経路の切替えを行う。図21Bに示すように、端末A(3−A)から端末B(3−B)への経路が、MEP A(1−A)、MIP F(2−F)、MIP E(2−E)、MEP D(2−D)を経由する伝送路に切り替わる。端末B(3−B)から端末A(3−A)への経路は、変わらない。
図25は、伝送路品質情報が劣化を示す場合に、端末A(3−A)と端末B(3−B)の伝送路において、対向側→自側の伝送路のみが切替えわるシーケンス図を示す。まず、MEP A(1−A)の装置制御部16は、設定された経路情報151を基に品質情報テーブル8Bに項番を追加する(S240)。図28は、品質情報テーブル8Bへの項番追加(S240)のフローチャートを示す。
図28のフローチャートにおいて、装置制御部16は、既に存在する領域の末尾に追加する形で新規に項番を取得する(S241)。そして、装置制御部16は、経路情報151に基づき、伝送路ID82、区間ID83,対向側LSP86、対向側PW87の入力を行う(S242)。装置制御部16は、さらに、対向側→自側切替閾値80Bの設定を行う(S203)。最後に、装置制御部16は、ACTかSBYかを示すデータを、ACT/SBY判定領域80Cに入力する(S244)。
端末A(3−A)と端末B(3−B)のパケット伝送路として、MEP A(1−A)、MIP B(2−B)、MIP C(2−C)、MEP D(1−D)を経由する伝送路が稼働しているとする。また、予備の伝送路としてMEP A(1−A)、MIP F(2−F)、MIP E(2−E)、MEP D(1−D)を経由する伝送路が設定されているとする。図26Aは、このMPLS伝送路の状態を示す。
品質情報テーブル8への項目追加後、MEP A(1−A)は、稼働系経路において、LMによるパケットロス率を取得する。MEP A(1−A)はLM生成側送信処理(S100−A)を実施し、MIP B(2−B)とMIP C(2−C)を経由して、MEP D(1−D)にLMパケット(7−1A)を送信する。
MEP D(1−D)は受信したLMパケット(7−1A)に対してLM対向側受信処理(S110−A)及びLM対向側送信処理(S120−A)を実施する。なお、図25を参照した以下の説明において、MEP A(1−A)及びMEP D(1−D)の処理は、それぞれの装置制御部16が行う。
MEP D(1−D)は、処理したパケットのヘッダを変更してLMパケット(7−2A)を生成し、MIP C(2−C)とMIP B(2−B)を経由して、MEP A(1−A)に送信する。MEP A(1−A)は、受信したLMパケット(7−2A)に対して、LM生成側受信処理(S130−A)を実施し、稼働系経路の対向側→自側パケットロス率を取得する。
次に、MEP A(1−A)は、待機系経路でも同様にLMによるパケットロス率の取得を実施する。これは稼働系経路におけるパケットロス率の取得と同時でもよい。MEP A(1−A)は、LM生成側送信処理(S100−B)を実施し、MIP F(2−F)とMIP E(2−E)を経由して、MEP D(1−D)にLMパケット(7−1B)を送信する。MEP D(1−D)は、受信したLMパケット(7−1B)に対してLM対向側受信処理(S110−B)及びLM対向側送信処理(S120−B)を実施する。
MEP D(1−D)は、処理したパケットのヘッダを変更してLMパケット(7−2B)を生成し、MIP F(2−F)とMIP D(2−D)を経由して、MEP A(1−A)に送信する。MEP A(1−A)は、受信したLMパケット(7−2B)に対して、LM生成側受信処理(S130−A)を実施し、待機系経路の対向側→自側パケットロス率を取得する。
稼働系経路と待機系経路のそれぞれのパケットロス率を取得したら、MEP A(1−A)は、切替判定処理(S250−A)を実施する。図29は、切替判定処理(S250)のフローチャートを示す。まず、MEP A(1−A)は、前述のLM処理により、稼働系経路の対向側→自側パケットロス率(S253)及び待機系経路の対向側→自側パケットロス率(S254)を取得する。
次に、MEP A(1−A)は、稼働系経路の対向側→自側パケットロス率が、切替閾値を超過しているかどうか判定する(S259)。判定結果が超過を示している場合(S259:Y)、MEP A(1−A)は、待機系の対向側→自側パケットロス率と閾値を比較する(S25B)。そのパケットロス率が閾値を超過していない場合(S25B:N)、MEP A(1−A)は、対向側の稼働系経路と待機系経路を切替える(S25C)。
稼働系経路の対向側→自側パケットロス率が、切替閾値を超過していない場合(S259:N)、又は、待機系の対向側→自側パケットロス率が超過している場合(S25B:Y)、MEP A(1−A)は、経路を切替えることなく処理を終了する。LMによる伝送路品質劣化情報の取得と切替判定は、一定間隔で繰り返し(S140−1)実施される。
図27Aは、経路の切替えが発生しない場合の品質情報テーブルの例を示す。図27Bに示す例においては、切替判定は、稼働系経路でパケットロス率が閾値を超過しており、待機系経路のパケットロス率は、閾値以下であることを示す。この場合、図27Cに示すように、MEP A(1−A)は、経路切替要求パケット(91−A)をMEP D(1−D)に送信する。
MEP D(1−D)は、経路切替要求パケット(91−A)に応答して、稼働系と待機系を切替える。端末B(3−B)から端末A(3−A)への経路は、図14Bにおける経路状態と同じであり、MEP A(1−A)、MIP F(2−F)、MIP E(2−E)、MEP D(2−D)を経由する伝送路に切り替わる。端末A(3−A)から端末B(3−B)の経路は変わらず、図14Aにおける経路状態と同じである。
以上のように、本実施形態によれば、伝送路の品質をパケットロスによって監視し、その監視結果に従って伝送路を切替えることで、より高品質の伝送路による通信を実現することができる。本実施形態によれば、ケーブルや装置の故障による伝送路切断の予兆として品質が劣化している場合は、完全に故障して伝送路が切断される前に、前もって伝送路を切替えることができる。本実施形態によれば、伝送路毎に品質情報を取得して品質が良い伝送路を選択することができる。
上述のように、本実施形態においては伝送路切替えの判定及び実行を転送装置が行うため、シンプルなシステム構成よって伝送路切替えを行うことができ、さらに、負荷の集中を避けることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明が上記の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、上記の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換、省略することが可能である。上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、集積回路で設計されたハードウェアで実現してもよいし、各機能を実現するプログラムをプロセッサが実行することによって実現してもよい。
本発明は、ラベルによってパケット転送先を決定するMPLSに特に有効であるが、これと異なるプロトコルに従ったデータユニットによる通信、例えばATM(Asynchronous Transfer Mode)やイーサネット(登録商標)による通信に適用することができる。パケットはデータユニットの一種類である。上述のように、本実施形態は、パケットロスを表す値として、パケットロス率と異なる値を使用することができる。例えば、MEPは、パケットロス数を使用することができる。例えば、所定期間内のパケットロス数により、伝送路の切替判定を行う。
上記例は、稼働系伝送路の品質が閾値より小さいことを切替えの条件として使用するが、稼働系伝送路の品質が所定基準を満たしている場合でも、本実施形態の転送装置は、使用する伝送路を、現在の伝送路からより高品質の伝送路に切替えてもよい。これにより、高い伝送品質を維持することができる。
伝送路に対する要求品質は、一方向と他方向との間において異なることがある。従って、伝送路切替えの判定で参照される閾値は、各方向の伝送路に対して独立に規定することが好ましい。設計によっては、共通の閾値を使用してもよい。
上記例において、MEPは、自側から対向側への伝送路の切替判定及び対向側から自側への伝送路の切替判定を行うが、その一方についてのみ切替判定のみを行ってもよい。例えば、両端のそれぞれのMEPは、自側から対向側への伝送路の切替判定を、その方向の伝送路におけるパケットロスを参照して行う。この構成において、一方のMEPから他方のMEPへの切替指示は不要である。
1 MPLSラベルの付与・削除を実施する転送装置(MEP)、11−1〜11−m 物理IF、12−1〜12−m 物理インタフェース、13 ラベルスイッチ、14 ラベル付与・削除部、141 宛先処理部、142 LMパケット処理部、15 記憶部、151 経路情報、152 品質情報、16 装置制御部、2 MPLSラベルの処理を実施する転送装置(MIP)、21 物理IF、22 物理IF、23 ラベルスイッチ、24 ラベル付与・削除部、241 宛先処理部、242 LMパケット処理部、25 記憶部、251 経路情報、26 装置制御部、27 ラベル付与・削除部、271 宛先処理部、272 LMパケット処理部、3 端末、4 保守サーバ、5 MPLS網、6 転送装置、61 LMパケット処理部、7−1、7−1A、7−1B、7−2、7−2A、7−2B LMパケット、71 下位ヘッダ、72 LSP、73 PW、74 LMヘッダ、75 生成側パケット送信数、76 対向側パケット受信数、77 対向側パケット送信数、78 生成側パケット受信数、79 FCS、8 伝送路品質情報テーブル、81 項番、82 伝送路ID、83 区間ID、84 自側LSP、85 自側PW、86 対向側LSP、87 対向側PW、88 自側→対向側パケットロス率、89 対向側→自側パケットロス率、80A 自側→対向側切替閾値、80B 対向側→自側切替閾値、80C ACT/SBY判定、91−A 伝送路切替要求パケット

Claims (15)

  1. データユニットを転送する第1のノードと、
    データユニットを転送する第2のノードと、
    前記第1のノードと前記第2のノードとの間においてデータユニットを転送する複数の中間ノードと、を含み、
    前記第2のノードは、前記第1のノードに、前記第1のノードからの受信データユニット数の情報を送信し、
    前記第1のノードは、当該第1のノードから前記第2のノードへの送信データユニット数と前記受信した情報とから、前記第1のノードから前記第2のノードへの伝送路におけるデータユニットロスを表す値を算出し、
    前記第1のノードは、前記算出した値を使用して前記第2のノードへのデータユニット送信に使用する伝送路の切替えの有無を決定する、通信システム。
  2. 前記データユニットロスを表す値は、前記第1のノードから前記第2のノードへの送信データユニット数に対するデータユニットロス数の比率を表すデータユニットロス率である、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第1のノードから前記第2のノードへの伝送路と、前記第2のノードから前記第1のノードへの伝送路とは、互いに独立であり、
    前記算出した値を使用した前記伝送路の切替えの有無の決定は、前記第1のノードと前記第2のノードとの間の伝送路のうち、前記第1のノードから前記第2のノードへの伝送路のみの切替えの有無を決定する、請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記第1のノードから前記第2のノードに対して、第1及び第2の伝送路が設定されており、
    前記算出した値は、前記第1の伝送路における値であり、
    前記第1の伝送路から前記第2の伝送路への切替えは、前記第2の伝送路におけるデータロスを表す値が予め定められた閾値より小さいことを条件とする、請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記第1のノードは、前記算出した値を使用して、前記第1のノードと前記第2のノードの双方向の伝送路の切替えの有無を決定する、請求項2に記載の通信システム。
  6. 前記第1のノードは、前記双方向の伝送路の切替えを決定すると、前記第2のノードに、前記第2のノードから前記第1のノードへの伝送路の切替えを指示する、請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記第1のノードは、前記第2のノードから、前記第2のノードから前記第1のノードへの送信データフレーム数の情報を受信し、
    前記第1のノードは、前記第2のノードからの受信データユニット数と前記受信した送信データフレーム数の情報とから、前記第2のノードから前記第1のノードへの伝送路におけるデータユニットロスを表す値を算出し、
    前記第1のノードは、前記算出した前記第2のノードから前記第1のノードへの伝送路におけるデータユニットロスを表す値を使用して、前記第2のノードから前記第1のノードへのデータユニット送信に使用する伝送路の切替えの有無を決定する、請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記データフレームはパケットであり、
    前記第1のノード及び前記第2のノードは、パケット転送の転送先を示すラベルのパケットへの付与及びパケットからの削除を行う、請求項2に記載の通信システム。
  9. 複数の中間データ転送装置を介して、対向データ転送装置とデータフレームの通信を行う、データ転送装置であって、
    データフレームのプロトコル変換を行うプロトコル変換部と、
    プロトコル変換されたデータフレームを転送するインタフェースの切替えを行うスイッチと、
    制御部と、を含み、
    前記制御部は、前記対向データ転送装置が前記データ転送装置から受信したデータユニット数の情報を、取得し、
    前記制御部は、前記対向データ転送装置への送信データユニット数と前記取得した情報とから、前記データ転送装置から前記対向データ転送装置への伝送路におけるデータユニットロスを表す値を、算出し、
    前記制御部は、前記算出した値を使用して、前記対向データ転送装置へのデータユニット送信に使用する伝送路の切替えの有無を決定し、
    前記スイッチは、前記決定に従って前記インタフェースの切替えを行う、データ転送装置。
  10. 前記データユニットロスを表す値は、前記データ転送装置から前記対向データ転送装置への送信データユニット数に対するデータユニットロス数の比率を表すデータユニットロス率である、請求項9に記載のデータ転送装置。
  11. 前記データ転送装置から前記対向データ転送装置への伝送路と、前記対向データ転送装置から前記データ転送装置への伝送路とは、互いに独立であり、
    前記算出した値を使用した前記伝送路の切替えの有無の決定は、前記データ転送装置と前記対向データ転送装置との間の伝送路のうち、前記データ転送装置から前記対向データ転送装置への伝送路のみの切替えの有無を決定する、請求項9に記載のデータ転送装置。
  12. 前記データ転送装置から前記対向データ転送装置に対して、第1及び第2の伝送路が設定されており、
    前記算出した値は、前記第1の伝送路における値であり、
    前記制御部は、前記第2の伝送路におけるデータロスを表す値を使用して前記第1の伝送路から前記第2の伝送路への切替えの有無を決定する、請求項9に記載のデータ転送装置。
  13. 前記制御部は、前記算出した値を使用して、前記データ転送装置と前記対向データ転送装置の双方向の伝送路の切替えの有無を決定する、請求項9に記載のデータ転送装置。
  14. 前記制御部は、前記対向データ転送装置から前記データ転送装置への送信データフレーム数の情報を取得し、
    前記制御部は、前記対向データ転送装置からの受信データユニット数と前記取得した送信データフレーム数の情報とから、前記対向データ転送装置から前記データ転送装置への伝送路におけるデータユニットロスを表す値を算出し、
    前記制御部は、前記算出した前記対向データ転送装置から前記データ転送装置への伝送路におけるデータユニットロスを表す値を使用して、前記対向データ転送装置から前記データ転送装置へのデータユニット送信に使用する伝送路の切替えの有無を決定する、請求項9に記載のデータ転送装置。
  15. データユニットを転送する第1のノード及び第2のノードと、前記第1のノード及び前記第2のノードの間においてデータユニットを転送する複数の中間ノードと、を含む通信システムにおいて、前記第1のノードと前記第2のノードとの間における伝送路を決定する、通信制御方法であって、
    前記第1のノードにおいて、前記第2のノードから前記第1のノードへの送信データユニット数の情報を受信し、
    前記第1のノードにおいて、前記第2のノードからの受信データユニット数と前記受信した情報とから、前記第2のノードから前記第1のノードへの伝送路におけるデータユニットロスを表す値を算出し、
    前記第1のノードにおいて、前記算出した値を使用して、前記第2のノードから前記第1のノードへのデータユニット送信に使用する伝送路の切替えの有無を決定する、通信制御方法。
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