JP2013025711A - バックアップ管理システムおよびその管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御装置の一つに異常が発生した場合に素早く代替制御を行うことができ、またコスト面に優れたバックアップ管理システムを提供する。
【解決手段】端末機器13と通常時伝送路で接続されたメインコントローラ11と、メインコントローラ11とネットワークを形成し、かつ端末機器13と異常時伝送路で接続されたバックアップコントローラ12と、メインコントローラ11が通常運転時にはメインコントローラ11と端末機器13とを通常時伝送路を介して接続し、メインコントローラ11が停止した場合バックアップコントローラ12と端末機器13とを異常時伝送路を介して接続するように切替制御する切替制御部とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数台の制御装置で形成されるネットワークにおいて制御装置の1台が故障した場合、バックアップ用制御装置によりバックアップを行うバックアップ管理システムおよびその管理方法に関する。
例えば発電設備などの巨大な設備における通行者の出入を管理する管理システムにおいては、機器故障などを起因とするシステムの停止に伴い通行者の停滞が発生する。このため、管理システムには機器故障から復旧までのシステム停止を極力最小にすることが求められる。特に重要系に分類されるシステムについては、システムの停止そのものがないことへの要望が多くなっている。
従来、重要系における故障によるシステムダウンを防止するため、待機冗長二重化であるデュプレックスシステムのホットスタンバイ方式が主に採用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−365238号公報
従来のメイン側の制御装置とサブ側の制御装置とを備えることにより二重化したデュプレックスシステムでは、故障によりメイン側の制御装置が停止するとサブ側の制御装置に瞬時に切り替わる。このため、障害発生時の切り替え時間を含めたシステムの停止時間を小さくすることができる。
バックアップ管理システムにおいては、機器コストを安くすることも課題の一つである。このため、管理システム中において二重化された制御装置の台数が多数になると、二重化に要する機器コストが高額になってしまい、上述したデュプレックスシステムを全システムに適用することはコスト面において困難である。
また、二重化したデュプレックスシステムは制御装置の二重化であるため、各制御装置の電気系統に異常が発生した場合にはバックアップ機能が働かない場合もある。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、制御装置の一つに異常が発生した場合に素早く代替制御を行うことができ、またコスト面に優れたバックアップ管理システムおよびその管理方法を提供することを目的とする。
本発明に係るバックアップ管理システムは、上述した課題を解決するために、端末機器と通常時伝送路で接続されたメインコントローラと、前記メインコントローラとネットワークを形成し、かつ前記端末機器と異常時伝送路で接続された少なくとも一のバックアップコントローラと、前記メインコントローラが通常運転時には前記メインコントローラと前記端末機器とを前記通常時伝送路を介して接続し、前記メインコントローラが停止した場合前記バックアップコントローラと前記端末機器とを前記異常時伝送路を介して接続するように切替制御する切替制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明に係るバックアップ管理システムおよびその管理方法においては、制御装置の一つに異常が発生した場合に素早く代替制御を行うことができ、またコスト面においても優位である。
第1実施形態における出入管理システムのネットワーク構成図。 第1実施形態の出入管理システムにおけるメインコントローラ周辺の接続構成図。 第1実施形態におけるバックアップコントローラの機能構成図。 出入管理システムのバックアップコントローラが一のメインコントローラに対する代替制御を行う場合の動作を説明するシーケンス図。 第1実施形態の変形例としての出入管理システムを示すネットワーク構成図。 第1実施形態の変形例としての出入管理システムのメインコントローラ周辺の接続構成図。 第1実施形態の変形例としての出入管理システムにおけるバックアップコントローラの機能構成図。 第1実施形態の変形例としての出入管理システムのバックアップコントローラが代替制御を行う場合の代替制御を行う場合の動作を説明するシーケンス図。 第2実施形態における出入管理システムのネットワーク構成図。 図9のコントローラ切替装置の内部構成を詳細に示したネットワーク構成図。 第2実施形態の変形例としての出入管理システムにおけるコントローラ切替装置の内部構成を詳細に示したネットワーク構成図。 第2実施形態の他の変形例としての出入管理システムのネットワーク構成図。 図10に示す出入管理システムに対応する出入管理システムにおけるコントローラ切替装置の内部構成を詳細に示したネットワーク構成図。 図11に示す出入管理システムに対応する出入管理システムにおけるコントローラ切替装置の内部構成を詳細に示したネットワーク構成図。
本発明に係るバックアップ管理システムおよびその管理方法の各実施形態について、図面を参照して説明する。各実施形態においては、本発明のバックアップ管理システムを発電関係施設や、企業、銀行、官庁などの建物あるいはその内部で、セキュリティを目的として人間の出入を管理するために設置される出入管理システムおよびこの出入管理システムによる出入管理方法に適用して説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態における出入管理システム1のネットワーク構成図である。
バックアップ管理システムは、メインコントローラ11a〜11dとバックアップコントローラ12とを備える。これらのメインコントローラ11a〜11dとバックアップコントローラ12とは、LANなどのコントローラ間伝送路10で接続されリング型のネットワークを形成する。なお、バックアップコントローラ12は各端末機器13と接続されるが、図1においてはその伝送路の図示を省略する。
メインコントローラ11a〜11d(以下、特に区別しない場合には単に「メインコントローラ11」という。)は、例えば監視室に設置された中央処理制御装置であり、出入管理システム1においては複数台(図1においては4台)設けられる。なお、以下の実施形態においてはメインコントローラ11が4台設けられる例を説明するが、メインコントローラ数は複数台であれば特に限定されない。各メインコントローラ11には、複数台の端末機器13a〜13dが通信ケーブルなどで接続される。
各端末機器13a〜13d(以下、特に区別しない場合には単に「端末機器13」という。)は、例えば建物および建物内部の各監視エリアに設置されたゲートに設けられる出入管理ゲートやゲート制御コントローラなどを備える。
なお、出入管理ゲートには、IDカードリーダ、ゲート扉開閉機構などが設けられる。通行者はこのIDカードリーダに自己のIDカードを挿入し認証を受けてこのゲートを通過する。また、ゲート制御コントローラは例えばマイクロコンピュータやメモリ部を有し、出入管理ゲートをローカルに制御できるようになっている。
図2は、メインコントローラ11a周辺の接続構成図である。図2は、一例としてメインコントローラ11aについて示すが、他のメインコントローラ11b〜11dについても同様の構成である。
メインコントローラ11aは隣り合うメインコントローラ11b、11cと接続する。また、メインコントローラ11aは、端末機器13aとの間の伝送路にリレー(RY)20を有する。例えば、リレー20は、メインコントローラ11aが通常運転時においては励磁状態となり、端末機器13aとメインコントローラ11aとを接続する接点をメーク(接続)し通常時伝送路を形成する。第1実施形態においては、リレー20およびリレー20と接続された接点は、メインコントローラ11が自己の異常の有無に応じて出力する信号に応じて通常時伝送路と異常時伝送路との切り替えを行う切替制御部として機能する。
一方、リレー20は、メインコントローラ11aが停止時(異常時)においては非励磁状態となり、端末機器13aとメインコントローラ11aとを接続する接点をブレーク(切断)する。また、リレー20は、端末機器13aとバックアップコントローラ12とを接続する接点をメークし異常時伝送路を形成する。
メインコントローラ11aは、自らの異常理論(異常発生の判断)に基づくリレー20への出力により、端末機器13aの接続先を切り替える。よって、バックアップコントローラ12と端末機器13aとは、メインコントローラ11aの異常をトリガとして、自動で接続される。
なお、「通常時伝送路」は、リレー20の作用によりメインコントローラ11aが通常運転時にメインコントローラ11aと端末機器13aとの間で形成される伝送路をいう。「異常時伝送路」は、メインコントローラ11aの異常時にバックアップコントローラ12と端末機器13aとの間で形成される伝送路をいう。
図1に示すバックアップコントローラ12は、メインコントローラ11のバックアップのため、メインコントローラ11を監視・待機するコントローラである。バックアップコントローラ12は、メインコントローラ11が故障などの異常により停止した場合、停止したメインコントローラ11に代わって停止したメインコントローラ11に接続される各端末機器13の中央処理制御装置として機能する。
図3は、第1実施形態におけるバックアップコントローラ12の機能構成図である。
バックアップコントローラ12は、コントローラ間伝送用送受信部31、バックアップ伝送用送受信部32、CPU処理部33およびチャンネル切替部34を有する。
コントローラ間伝送用送受信部31は、メインコントローラ11との間の伝送路であるコントローラ間伝送路10を介して所要の信号の送受信を行う。バックアップ伝送用送受信部32は、異常時伝送路が形成された場合、端末機器13との間でバックアップ伝送路36を介して所要の信号の送受信を行う。CPU処理部33は、種々の演算処理を行い、バックアップコントローラ12の各部を統括的に制御する。チャンネル切替部34は、CPU処理部33により特定された切替先のメインコントローラ11に対応するチャンネルへの切替指令に基づいてチャンネルを切り替える。
また、CPU処理部33は、各メインコントローラ11によりシステム上で用いられる識別情報を予め保持し、CH1〜CH4の各チャンネルに割り当てておく。例えば、コントローラ間の伝送路でEthernet(登録商標)の規格が採用される場合、各メインコントローラ11のIPアドレスを対応するCH1〜CH4に予め割り当てる。バックアップコントローラ12は異常が発生したメインコントローラ11の識別情報を用いて代替制御を行うことができる。メインコントローラ11が異常から復旧した場合、バックアップコントローラ12は、代替制御を行ったメインコントローラ11の識別情報の利用を解除する。これにより、出入管理システム1は、CPUの二重化のみならず、伝送路の二重化をも実現することができる。
次に、出入管理システム1の動作およびバックアップ管理方法について説明する。出入管理システム1においてメインコントローラ11に異常が発生し運転が停止した場合、バックアップコントローラ12は、故障したメインコントローラ11に接続されている端末機器13に対し、あたかも故障したメインコントローラ11に成り代わり代替制御を行う。
図4は、出入管理システム1のバックアップコントローラ12が一のメインコントローラ11に対する代替制御を行う場合の動作を説明するシーケンス図である。
通常運転時において、各メインコントローラ11と端末機器13とは通常時伝送路により接続され、通行者の出入管理に必要な処理を行う(ステップS1)。また、バックアップコントローラ12は、メインコントローラ11の状態を監視し待機する(ステップS2)。
メインコントローラ11に異常が発生し運転が停止すると(ステップS3)、メインコントローラ11は自らの異常理論によりリレー20を非励磁状態とし、通常時伝送路から異常時伝送路に切り替える(ステップS4)。すると、メインコントローラ11と端末機器13とを接続する伝送路は切断され(ステップS5)、バックアップコントローラ12と端末機器13とを接続する異常時伝送路が形成される(ステップS6)。これにより、端末機器13から送信される信号は、バックアップコントローラ12に入力されバックアップ伝送用送受信部32において端末機器13から送信される信号を受信する(ステップS7)。
バックアップコントローラ12のCPU処理部33は、この信号に基づいて切替先に該当するメインコントローラ11(チャンネル)を特定し、チャンネル切替部34に切替指令を出力する。チャンネル切替部34は、接続先のチャンネルを該当するチャンネルへ切り替える(ステップS8)。以後、バックアップコントローラ12は、端末機器13に対してメインコントローラ11の代替コントローラとして機能し、代替制御を行う(ステップS9)。
その後、メインコントローラ11が異常状態より復旧し、その結果リレー20が励磁状態となると(ステップS10)、メインコントローラ11はリレー20を励磁状態として異常時伝送路から通常時伝送路に切り替える(ステップS11)。
すると、バックアップコントローラ12と端末機器13とを接続する異常時伝送路は切断され(ステップS12)、メインコントローラ11と端末機器13とを接続する通常時伝送路が形成される(ステップS13)。これにより、端末機器13から送信される信号は、メインコントローラ11に入力されメインコントローラ11が端末機器13の制御を行う通常時運転状態へ戻る。一方、バックアップコントローラ12は、再びメインコントローラ11の状態を監視する待機状態となる(ステップS14)。
この出入管理システム1およびバックアップ管理方法によれば、バックアップ用のバックアップコントローラ12の構成数が最小限で済むので、従来のように各メインコントローラを二重化する場合に比べて製造コスト面において優位である。特に、発電所などの大規模設備はメインコントローラを多数設置する必要があり各メインコントローラを二重化すると製造コストが膨大となってしまう。これに対し、第1実施形態における出入管理システム1は、伝送系を切り替えることによりメインコントローラ11からバックアップコントローラ12に端末機器13の接続先を切り替える、メインコントローラ11が故障した場合であっても、自動的に、かつ素早く代替制御用のバックアップコントローラ12で代替制御することができる。
また、従来の二重化されたデュプレックスシステムは、本実施形態におけるメインコントローラに対応するコントローラ(CPU)の二重化であるため、コントローラの電気系統に異常が発生した場合には待機系のコントローラまで動作し得ない状況も発生し得る。これに対し、第1実施形態における出入管理システム1は、異なる伝送路間を切り替えて代替制御を行うため、上述した課題が発生する可能性が低い点でも有効である。また、CPUの二重化に加え伝送路の二重化をも実現することができる。
なお、上述した出入管理システム1は、メインコントローラ11の独自の異常理論により通常時伝送路と異常時伝送路との切り替えを行ったが、バックアップコントローラ12がメインコントローラ11の異常を検知することにより伝送路の切り替えを行ってもよい。以下、具体的に説明する。なお、上述した出入管理システム1と対応する構成および部分については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図5は、第1実施形態の変形例としての出入管理システム50を示すネットワーク構成図である。
出入管理システム50においては、対応するメインコントローラ61a〜61d(メインコントローラ61)同士で異常の発生を相互監視する。監視の結果、対応するメインコントローラ61において異常が検出された場合、異常を検出したメインコントローラ61はバックアップコントローラ62に異常信号を送信する。
本実施形態における「対応するメインコントローラ」とは、予め対応付けされた一つ以上の他のメインコントローラをいう。図5においては、実線の矢印で関係を示すメインコントローラ61aおよび61bと、メインコントローラ61cおよび61dとの組合せである。このメインコントローラ61の対応付けは一例であり、他の組合せや対応付けを行うコントローラは3以上であってもよい。
図6は、第1実施形態の変形例としての出入管理システム50のメインコントローラ61a周辺の接続構成図である。
メインコントローラ61aは、隣り合うメインコントローラ61b、61cと接続する。また、メインコントローラ61aは、異常検知部66を有する。
異常検知部66は、対応するメインコントローラ61b(の異常検知部66)との間で一定周期でパルス信号を送受信する。異常検知部66は、対応するメインコントローラ61bよりパルス信号が予め設定された所定時間内に送信されない場合、対応するメインコントローラ61bに異常が発生したことを検知する。異常検知部66は、対応するメインコントローラ61bにおいて異常を検知したことを異常信号を送信することによりバックアップコントローラ62へ通知する。異常信号は、コントローラ間伝送路10(図7)を用いてバックアップコントローラ62へ送信される。なお、異常検知部66は、本実施形態においては、信号送受信部と通知部として機能する。
上述した第1実施形態におけるメインコントローラ11はリレー20と接続されるのに対し、本変形例におけるメインコントローラ61aはリレー20と接続されない。
リレー20は、バックアップコントローラ62の切替制御伝送路68と接続されており、バックアップコントローラ62から出力される信号により通常時伝送路と異常時伝送路との切り替えを行う。リレー20は、バックアップコントローラ62からの入力により、メインコントローラ61aが通常運転時においては励磁状態となり端末機器13aとメインコントローラ61aとを接続する接点をメーク(接続)し通常時伝送路を形成する。
一方、リレー20は、メインコントローラ61aが停止時(異常時)においては非励磁状態となり、端末機器13aとメインコントローラ61aとを接続する接点をブレーク(切断)する。また、リレー20は、端末機器13aとバックアップコントローラ62とを接続する接点をメークし異常時伝送路を形成する。
図7は、第1実施形態の変形例としての出入管理システム50におけるバックアップコントローラ62の機能構成図である。
バックアップコントローラ62が第1実施形態におけるバックアップコントローラ12と異なる点は、伝送路切替制御部67が新たに設けられた点である。
バックアップコントローラ62は、コントローラ間伝送用送受信部31においてメインコントローラ61の異常検知部66よりコントローラ間伝送路10を介して異常信号を受信する。これを受け伝送路切替制御部67は、切替制御伝送路68を介してリレー20の状態を切り替える。具体的には、伝送路切替制御部67は、メインコントローラ61と端末機器13との通常時伝送路を、バックアップコントローラ62と端末機器13とを接続する異常時伝送路へ強制的に切り替える。
次に、出入管理システム50の動作について説明する。
図8は、第1実施形態の変形例としての出入管理システム50のバックアップコントローラ62が代替制御を行う場合の代替制御を行う場合の動作を説明するシーケンス図である。以下の説明においては、対応する一組のメインコントローラを第1のメインコントローラ61と第2のメインコントローラ61として説明する。
通常運転時において、各メインコントローラ61とメインコントローラ61に接続された端末機器13とは、通常時励磁状態のリレー20により形成される通常時伝送路により接続され、通行者の出入管理に必要な処理を行う(ステップS21)。対応するメインコントローラ61である第1のメインコントローラ61と第2のメインコントローラ61とは、相互に異常の監視を行う(ステップS22)。また、バックアップコントローラ62は、メインコントローラ61から送信される異常信号を監視し待機する(ステップS23)。
第2のメインコントローラ61に異常が発生し運転が停止する(ステップS24)と、第2のメインコントローラ61は第1のメインコントローラ61に対してパルス信号の送信を行うことができない。第1のメインコントローラ61は、パルス信号が所定時間受信されないことに基づいて、第2のメインコントローラ61に異常が発生したことを検知する。第1のメインコントローラ61は、バックアップコントローラ62に対して異常信号を送信する(ステップS25、S26)。
バックアップコントローラ62の伝送路切替制御部67が異常信号を受信したことに伴い(ステップS27)、CPU処理部33は、この信号に基づいて切替先に該当するメインコントローラ61(チャンネル)を特定し、チャンネル切替部34に切替指令を出力する。チャンネル切替部34は、接続先のチャンネルを該当するチャンネルへ切り替える(ステップS28)。
バックアップコントローラ62は、代替制御の対象となるメインコントローラ61に付随するリレー20に対して切替制御信号を送信する(ステップS29)。リレー20は非励磁状態となり通常伝送路から異常時伝送路に切り替える。すると、メインコントローラ61と端末機器13とを接続する通常時伝送路は切断され(ステップS30)、バックアップコントローラ62と端末機器13とを接続する異常時伝送路が形成される(ステップS31)。
これにより、端末機器13から送信される信号は、バックアップコントローラ62に入力されバックアップ伝送用送受信部32において受信される。以後、バックアップコントローラ62は、第2のメインコントローラ61の代替コントローラとして機能し、端末機器13に対して代替制御を行う(ステップS32)。
その後、メインコントローラ61が異常状態より復旧すると(ステップS33)、第1のメインコントローラ61と第2のメインコントローラ61とは再び相互に異常の監視を行う(ステップS34)。第1のメインコントローラ61は、第2のメインコントローラ61より送信されるパルス信号の受信を再開することから、第2のメインコントローラ61の復帰を検知し、バックアップコントローラ62に対して復帰信号を送信する(ステップS35、S36)。
バックアップコントローラ62の伝送路切替制御部67は、復帰信号を受信したことに伴い切替制御信号をリレー20に送信する(ステップS37)。これに伴い、リレー20は励磁状態となり通常伝送路から異常時伝送路に切り替える。すると、バックアップコントローラ62と端末機器13とを接続する伝送路は切断され(ステップS38)、第2のメインコントローラ61と端末機器13とを接続する通常時伝送路が形成される(ステップS39)。これにより、端末機器13から送信される信号は、第2のメインコントローラ61に入力され第2のメインコントローラ61が端末機器13の制御を行う通常時運転状態へ戻る。一方、バックアップコントローラ62は、再びメインコントローラ61から送信される異常信号を監視する待機状態となる(ステップS40)。
この第1実施形態の変形例としての出入管理システム50は、上述した第1実施形態の出入管理システム1が奏する効果に加え、メインコントローラ61の異常状態の監視をメインコントローラ61が相互に行うことによりバックアップコントローラ62が直接監視を行う場合に比べて伝送路のトラフィックを軽減することができる。
また、メインコントローラ61の故障の態様によっては、自己の異常理論に基づいて伝送路の切替ができない場合も考えられる。これに対し、この出入管理システム50は、メインコントローラ61同士が相互に監視を行うため、故障の態様によらずに伝送路の切り替えを行うことができる。
[第2実施形態]
本発明に係るバックアップ管理システムおよびその管理方法の第2実施形態を添付図面に基づいて説明する。第1実施形態における出入管理システム1は、メインコントローラ11とバックアップコントローラ12とをリング型のネットワークを形成する。これに対し、第2実施形態における出入管理システムはメインコントローラとバックアップコントローラと端末機器とでスター型のネットワークを形成する。
図9は、第2実施形態における出入管理システム100のネットワーク構成図である。
バックアップコントローラ112、メインコントローラ111a〜111d(メインコントローラ111)および端末機器113a〜113d(端末機器113)は、コントローラ切替装置115を介してスター型のネットワークを形成する。このようにスター型にネットワークを形成することにより、リング型の場合に比べてCPU、伝送部、通信ケーブルなどが分散されるため、故障のリスクをより減少させることができる。
図10は、図9のコントローラ切替装置115の内部構成を詳細に示したネットワーク構成図である。なお、図10においては各メインコントローラ111と対応する端末機器まとめてそれぞれ端末機器113a〜113dと示す。
コントローラ切替装置115は、伝送路切替装置120およびハブ装置121を有する。伝送路切替装置120は、各メインコントローラ111と接続された制御信号線122a〜122dより切替制御信号を受信すると、通常時伝送路から異常時伝送路へ伝送路を切り替えるリレーを有する。なお、第1実施形態と同様に、通常時伝送路は、メインコントローラ111が通常運転時にハブ装置121を介して端末機器113との間で形成される伝送路をいう。異常時伝送路は、メインコントローラ111の異常時にハブ装置121を介してバックアップコントローラ112と端末機器113との間で形成される伝送路をいう。
バックアップコントローラ112の機能構成については、第1実施形態において図3の機能構成とほぼ同様であるため、ここでは説明を省略する。
第2実施形態における出入管理システム100の動作については、第1実施形態において図4のシーケンス図に示す動作とほぼ同様であるため、ここでは説明を省略する。
この出入管理システム100およびバックアップ管理方法によれば、第1実施形態で奏する効果に加え、発電所などの施設に既設の伝送路がスター型である場合、その既設ケーブルを流用して本願の出入管理システム100を構築することができる。このため、出入管理システム100の工事費を削減することができる。
また、出入管理システム100は、通常時伝送路と異常時伝送路との切り替えをコントローラ切替装置115内で実施するため、伝送路の切り替えのための回路が各メインコントローラ111に分散せず、システムの機能追加・更新の際、効率的である。
なお、第2実施形態における出入管理システム100は、バックアップコントローラ112がメインコントローラ111の異常を検知することにより伝送路の切り替えを行ってもよい。
図11は、第2実施形態の変形例としての出入管理システム150におけるコントローラ切替装置165の内部構成を詳細に示したネットワーク構成図である。
各メインコントローラ161a〜161d(メインコントローラ161)は、対応するメインコントローラ161同士(例えばメインコントローラ161aと161bおよびメインコントローラ161cと161d)で異常の発生を相互監視する。監視の結果、対応するメインコントローラ161において異常が検出された場合、異常を検出したメインコントローラ161はバックアップコントローラ162に異常信号を送信する。
コントローラ切替装置165内は、伝送路切替装置170およびハブ装置121を有する。伝送路切替装置170は、バックアップコントローラ162と接続された制御信号線172より切替制御信号を受信すると、通常時伝送路から異常時伝送路へ強制的に伝送路を切り替えるリレーを有する。これにより、バックアップコントローラ162は所定の端末機器113とハブ装置121を介して接続し所要の信号の送受信を行う。
また、以下に示すとおり、コントローラ間の信号の送受信は光信号で行ってもよい。
図12は、第2実施形態の他の変形例としての出入管理システム200のネットワーク構成図である。
バックアップコントローラ212、メインコントローラ211a〜211d(メインコントローラ211)および端末機器213a〜213d(端末機器213)は、コントローラ切替装置215を介してスター型のネットワークを形成する。また、各コントローラ211、212および端末機器213は、光信号を送受信する光ケーブルにより接続される。
図13は、図10に示す出入管理システム100に対応する出入管理システム200におけるコントローラ切替装置215の内部構成を詳細に示したネットワーク構成図である。
図14は、図11に示す出入管理システム150に対応する出入管理システム250におけるコントローラ切替装置255の内部構成を詳細に示したネットワーク構成図である。
これらの出入管理システム200、250は、コントローラ間の信号の伝送路が光ケーブルである点および光ケーブルとしたことにより所要の光/電気変換器などが設けられる。他の構成については上述した第2実施形態およびその変形例としての出入管理システムとほぼ同様であるため、対応する構成および部分については説明を省略する。
各メインコントローラ211、261およびバックアップコントローラ212、262は、電気信号(異常信号)を光に変換する電気/光変換器230を有する。電気/光変換器230は、電気信号を光信号に変換し、コントローラ切替装置215、255に供給する。図13のコントローラ切替装置215は、各コントローラ211、212に接続された光/電気変換器231と、各メインコントローラ211に接続された制御出力器232と、伝送路切替装置220と、ハブ装置221とを有する。図14のコントローラ切替装置255は、各コントローラ261、262に接続された光/電気変換器231と、バックアップコントローラ262に接続された制御出力器232と、伝送路切替装置270と、ハブ装置221とを有する。
光/電気変換器231は、各メインコントローラ211、261およびバックアップコントローラ212、262から受信する光信号を電気信号に変換する。制御出力器232は、光/電気変換器231から供給される電気信号(異常検出を示す電気信号)に基づいて伝送路切替装置220、270に供給される信号の制御を行う。
伝送路切替装置220、270(リレー)については、上述した第2実施形態で説明した伝送路切替装置120、170とほぼ同様である。なお、コントローラ切替装置215、255において通常時伝送路と異常時伝送路との切り替えを行うために、メインコントローラ211、261またはバックアップコントローラ212、262から送信された光信号を電気信号に変換したが、伝送路切替装置220、270において光ケーブルを用いた伝送路の切替が可能であれば、光/電気変換器231および制御出力器232を省略してもよい。
このように伝送路を光ケーブルにし、光信号を用いて所要のデータの送受信を行うことにより、コントローラ間の伝送距離を伸ばすことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、50、100、150、200、250 出入管理システム
10 コントローラ間伝送路
11a〜11d、61a〜61d、111a〜111d、161a〜161d、211a〜211d、261a〜261d メインコントローラ
12、62、112、162、212、262 バックアップコントローラ
13、113、213 端末機器
20 リレー(RY)
31 コントローラ間伝送用送受信部
32 バックアップ伝送用送受信部
33 CPU処理部
34 チャンネル切替部
36 バックアップ伝送路
66 異常検知部
67 伝送路切替制御部
115、165、215、255 コントローラ切替装置

Claims (9)

  1. 端末機器と通常時伝送路で接続されたメインコントローラと、
    前記メインコントローラとネットワークを形成し、かつ前記端末機器と異常時伝送路で接続された少なくとも一のバックアップコントローラと、
    前記メインコントローラが通常運転時には前記メインコントローラと前記端末機器とを前記通常時伝送路を介して接続し、前記メインコントローラが停止した場合前記バックアップコントローラと前記端末機器とを前記異常時伝送路を介して接続するように切替制御する切替制御部とを備えたことを特徴とするバックアップ管理システム。
  2. 前記切替制御部は、前記メインコントローラが自己の異常の有無に応じて出力する信号に応じて前記通常時伝送路と前記異常時伝送路との切り替えを行う請求項1記載のバックアップ管理システム。
  3. 前記メインコントローラは、対応する他のメインコントローラとの間で相互に一定周期で信号を送受信する信号送受信部と、前記信号送受信部が前記対応する他のメインコントローラより所定時間前記信号を受信しない場合、前記切替制御部に対して前記対応する他のメインコントローラにおいて異常が発生した旨を通知する異常信号を供給する通知部とを有し、
    前記切替制御部は、前記バックアップコントローラが有し、前記メインコントローラより異常信号を受信した場合、前記通常時伝送路と前記異常時伝送路との切り替えを行う請求項1記載のバックアップ管理システム。
  4. 前記バックアップコントローラは、前記メインコントローラの識別情報を保持し、前記メインコントローラが停止し前記通常時伝送路と前記異常時伝送路との切り替えが行われた場合、停止した前記メインコントローラの前記識別情報を自己の識別情報として利用する請求項1〜3のいずれか一項記載のバックアップ管理システム。
  5. 前記バックアップコントローラは、停止した前記メインコントローラが復旧した場合、停止した前記メインコントローラの前記識別情報の利用を解除する請求項4記載のバックアップ管理システム。
  6. 前記メインコントローラと前記バックアップコントローラとは、リング型のネットワークを形成する請求項1記載のバックアップ管理システム。
  7. 前記メインコントローラおよび前記バックアップコントローラとは、スター型のネットワークを形成する請求項1記載のバックアップ管理システム。
  8. 前記通常時伝送路および前記異常時伝送路は、光ケーブルである請求項1記載のバックアップ管理システム。
  9. 端末機器とメインコントローラとを通常時伝送路で接続し、
    前記メインコントローラと少なくとも一のバックアップコントローラとでネットワークを形成し、
    前記バックアップコントローラと各前記端末機器とを異常時伝送路で接続し、
    前記メインコントローラが通常運転時には前記メインコントローラと前記端末機器とを前記通常時伝送路を介して接続し、
    前記メインコントローラが停止した場合前記バックアップコントローラと前記端末機器とを前記異常時伝送路を介して接続することを特徴とするバックアップ管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111737062A (zh) * 2020-06-24 2020-10-02 浙江大华技术股份有限公司 一种备份处理方法、装置及系统
US20210046942A1 (en) * 2018-04-18 2021-02-18 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Electronic control device

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