JP2013023279A - タンク - Google Patents
タンク Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013023279A JP2013023279A JP2011163123A JP2011163123A JP2013023279A JP 2013023279 A JP2013023279 A JP 2013023279A JP 2011163123 A JP2011163123 A JP 2011163123A JP 2011163123 A JP2011163123 A JP 2011163123A JP 2013023279 A JP2013023279 A JP 2013023279A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- tank body
- nozzle
- deformation
- absorbing portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
【解決手段】最もタンク本体2寄りに配設される開閉弁5を囲うと共にノズル4及びタンク本体2に対して密接配置される保護容器6と、保護容器6の一部に設けられると共に、保護容器6のノズル接合領域61をタンク本体2の熱変形によるノズル4の変位方向に変位可能に変形する変位吸収部7とを備える。
【選択図】図2
Description
例えば、特許文献1には、タンク本体の周囲に鉄鋼矢板を突出させて配置し、タンク本体に漂流物が接触することを防止する構成が開示されている。
また、特許文献2には、タンク本体の周囲に津波防護柵を設置する構成が開示されている。
このノズルには、単数あるいは複数の開閉弁が取り付けられているが、このうち最もタンク本体寄りのものは一般的に第1元弁と称され、緊急時にタンク本体に貯留される液体が外部に漏出することを防ぐためのものとして用いられる。
ところが、タンク本体は、気候の変化や貯留物の温度等によって熱変形する。このため、タンク本体の熱変形によってタンク本体に取り付けられたノズルが変位する。ここで、第1元弁を囲う保護容器を取り付けていると、ノズルの変位によってノズルと保護容器との接合箇所に大きな応力が発生し、保護容器等に損傷が発生する可能性がある。
このため、津波が到来した際に、ノズルにおける開閉弁の設置領域に対して津波が到達することを防止することができる。
よって、本発明によれば、津波到来の緊急時において最もタンク本体よりの開閉弁が機能しなくなることを防止することができる。
このため、タンク本体が熱変形することによってノズルが変位したとしても、変位吸収部がノズルの変位に追従して変形し、ノズル接合領域において大きな応力が作用することを防止することができる。
よって、本発明によれば、平時においてタンク本体の熱変形に起因した損傷が発生することを防止することができる。
図1は、本実施形態のタンク1の概略構成を示す模式図である。なお、図1において(a)が平面図であり、(b)が断面図である。
そして、タンク1は、図1に示すように、タンク本体2と、床板3と、ノズル4とを備えている。
なお、図1に示すように、本実施形態においてはタンク本体2として、金属製の一重殻タンクを用いている。
図2(a)に示すように、本実施形態のタンク1は、第1元弁5と、保護容器6と、エクスパンション7(変位吸収部)と、支持板8とを備えている。
この第1元弁5には、当該第1元弁5を動かすためのシャフト9が接続されている。このシャフト9は、保護容器6を抜け、先端が保護容器6の外部にまで突出している。そして、シャフト9の先端に当該シャフト9を回転させるためのハンドル10が取り付けられている。
この保護容器6は、図2(a)に示すように、タンク本体2の側面とノズル4に対して溶接や接着材によって密接されて固定されている。
このエクスパンション7は、図2(b)に示すように、ノズル4を中心として、凹部と凸部とが交互に同心円状に配列されることによって形成される蛇腹状の部材である。
具体的には、エクスパンション7は、ノズル4の延在方向に膨らんだり凹んだりして変形することができる。
そして、支持板8は、予め設定されたノズル4の最大変位量より大きなエクスパンション7の変形を防止するものである。
そして、これらの支持板8は、エクスパンション7の変形量が上述の最大変位量を超えた際にエクスパンション7に当接してエクスパンション7に作用する荷重を受けることで、エクスパンション7の変形を防止する。
なお、支持板8は、エクスパンション7の変位方向においてエクスパンション7を挟んで配置されているため、どちらの方向にエクスパンション7が大きく変位した場合であっても、エクスパンション7の変形を防止することができる。
このため、津波が到来した際に、ノズル4における第1元弁5の設置領域に対して津波が到達することを防止することができる。
よって、本実施形態のタンク1によれば、津波到来の緊急時において最もタンク本体2よりの第1元弁5が機能しなくなることを防止することができる。
このため、タンク本体2が熱変形することによってノズル4が変位したとしても、エクスパンション7がノズル4の変位に追従して変形し、ノズル接合領域61において大きな応力が作用することを防止することができる。
よって、本実施形態のタンク1によれば、平時においてタンク本体2の熱変形に起因した損傷が発生することを防止することができる。
このため、例えば、津波によってエクスパンション7が大きく変形しようとした際に、その荷重を支持板8が支えることによってエクスパンション7が破損することを防ぐことができる。
このため、エクスパンション7がどちらの方向に変形した場合であっても、エクスパンション7が破損することを防ぐことができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態において、上記第
1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
この図に示すように、本実施形態のタンク1Aは、液体を直接貯留する金属製の内槽2Aと、内槽2Aを囲うと共に金属製あるいはコンクリート製の外槽2Bとを備えるタンク本体2Cを備えている。そして、ノズル4は内槽2Aに接続されている。
また、本実施形態のタンク1Aにおいては、タンク本体2Cの熱変形によって内槽2Aと外槽2Bとの位置関係が変位する。このため、ノズル4が第2エクスパンション12を介して外槽2Bと接続されている。
このような電動バルブ13は、不図示のケーブルによって外部と接続されており、ケーブルを介して入力される開閉信号に基づいて開閉する。
このため、上記第1実施形態のように、シャフト9やハンドル10を保護容器6の外部に取り出す必要がなく、保護容器6の内部の密閉性を向上させることができる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本第3実施形態の説明は、上記第2実施形態の構成を基に行う。
この図に示すように、エクスパンション14がノズル4の周面に対向する保護容器6の壁部63に設けられている。
そして、変形防止機構15は、ブロック15aと、ストッパ15bと、支持棒15cとを備えている。
ストッパ15bは、ブロック15a同士の離間距離の変化量が上述の最大変位量を超えた際に当該変化量がこれ以上大きくならないように、ブロック15a同士の位置関係を固定するものである。そして、このストッパ15bは、各ブロック15aを挟んでの対向配置されている。
支持棒15cは、全てのストッパ15bが固定されると共に、2つのブロック15aを貫通すると共に当該ブロック15aに対してスライド可能に支持されている。
このため、本実施形態のタンク1Bにおいても、エクスパンション14が破損することを防ぐことができる。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、第1実施形態において電動の開閉弁、第2実施形態において手動の開閉弁を用いることも可能である。
Claims (4)
- 液体を貯留するタンク本体と、当該タンク本体の側面に取り付けられると共に前記タンク本体に貯留される液体を前記タンク本体の外部に導出あるいは外部から前記タンク本体に液体を導入するノズルと、当該ノズルに対して設けられる開閉弁とを備えるタンクであって、
最もタンク本体寄りに配設される前記開閉弁を囲うと共に前記ノズル及び前記タンク本体に対して密接配置される保護容器と、
前記保護容器の一部に設けられると共に、前記保護容器のノズル接合領域を前記タンク本体の熱変形による前記ノズルの変位方向に変位可能に変形する変位吸収部と
を備えることを特徴とするタンク。 - 前記タンク本体の熱変形による前記ノズルの最大変位量が予め設定され、当該最大変位量より大きな前記変位吸収部の変形を防止する変形防止手段を備えることを特徴とする請求項1記載のタンク。
- 前記変形防止手段は、前記変位吸収部の変形方向において前記変位吸収部を挟んで対向配置されると共に前記変位吸収部の変形が前記最大変位量を超えた際に前記変位吸収部を支持する支持板であることを特徴とする請求項2記載のタンク。
- 前記変形防止手段は、前記変位吸収部の変形方向において前記変位吸収部を挟んで前記保護容器に固定配置されるブロックと、ブロック同士の離間距離の変化量が前記最大変位量を超えた際に前記ブロック同士の位置関係を固定するストッパとを備えることを特徴とする請求項2記載のタンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011163123A JP5737040B2 (ja) | 2011-07-26 | 2011-07-26 | タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011163123A JP5737040B2 (ja) | 2011-07-26 | 2011-07-26 | タンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013023279A true JP2013023279A (ja) | 2013-02-04 |
JP5737040B2 JP5737040B2 (ja) | 2015-06-17 |
Family
ID=47782049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011163123A Expired - Fee Related JP5737040B2 (ja) | 2011-07-26 | 2011-07-26 | タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5737040B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5943791U (ja) * | 1982-09-14 | 1984-03-22 | 石川島播磨重工業株式会社 | 低温タンクのノズル構造 |
JP2000337570A (ja) * | 1999-05-28 | 2000-12-05 | Seibu Polymer Corp | タイボルト付き可撓管継手 |
JP2004263867A (ja) * | 2003-02-12 | 2004-09-24 | Yazaki Corp | 液化ガス供給装置 |
-
2011
- 2011-07-26 JP JP2011163123A patent/JP5737040B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5943791U (ja) * | 1982-09-14 | 1984-03-22 | 石川島播磨重工業株式会社 | 低温タンクのノズル構造 |
JP2000337570A (ja) * | 1999-05-28 | 2000-12-05 | Seibu Polymer Corp | タイボルト付き可撓管継手 |
JP2004263867A (ja) * | 2003-02-12 | 2004-09-24 | Yazaki Corp | 液化ガス供給装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5737040B2 (ja) | 2015-06-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101349871B1 (ko) | 액화 천연가스 저장탱크 | |
KR101325706B1 (ko) | 액화천연가스 저장 탱크의 펌프타워 설치 구조 | |
KR102323466B1 (ko) | 멤브레인형 액화가스 저장탱크 및 이를 포함하는 선박 | |
KR101672221B1 (ko) | 액화가스 화물창 및 이에 사용되는 방벽보강부재 | |
KR101422513B1 (ko) | 액화천연가스 저장탱크의 펌프타워 설치구조 | |
KR20120136319A (ko) | 액화천연가스 저장탱크의 펌프타워 베이스서포트 구조체 | |
JP2019504980A (ja) | 改良された液化天然ガス貯蔵タンク設計 | |
KR20150140467A (ko) | 액화가스 수송선박의 화물창 | |
KR20110131919A (ko) | 단열 구조체 및 이를 갖는 극저온 액체저장탱크 | |
JP5737040B2 (ja) | タンク | |
KR101258936B1 (ko) | 리퀴드돔 방벽 설치구조물 | |
KR101625877B1 (ko) | 액화가스 화물창 및 그 제작방법 | |
WO2019176097A1 (ja) | 貯湯式給湯機 | |
KR101055701B1 (ko) | 단열 구조체 및 이를 갖는 극저온 액체저장탱크 | |
WO2018062453A1 (ja) | 耐火扉構造及び耐火シェルター | |
JP2013238285A (ja) | 液体貯蔵タンク | |
KR101617026B1 (ko) | 액화가스 화물창 | |
KR101053123B1 (ko) | 액화가스 저장탱크용 단열패널 어셈블리 | |
KR101672209B1 (ko) | 액화가스 화물창 | |
JP2011084316A (ja) | タンクのマンホール構造体 | |
KR102018668B1 (ko) | 단열 패널 체결부 및 이를 구비한 액화가스 화물창의 단열 구조 | |
KR101588661B1 (ko) | 화물창 및 이에 사용되는 방벽 보강부재 | |
KR101291126B1 (ko) | 액화천연가스 저장탱크의 펌프타워 단열구조 | |
KR20210129797A (ko) | 멤브레인형 액화가스 저장탱크 및 이를 포함하는 선박 | |
KR102246669B1 (ko) | 탱크 구조 및 이를 포함하는 선박 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140528 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150120 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150304 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150324 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150406 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5737040 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |