JP2013019952A - 駆動モジュール及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】全体の外形サイズの小型化や、外形サイズを変更することなくレンズ径の大径化を図ること。
【解決手段】板ばね部材6、7が、軸線Oを挟んで突出部24とは径方向の反対側に位置する部分において支持体5の端面5a上に連結された第1連結部50と、被駆動体4の周方向に間隔を開けて配置され、該被駆動体の端面上に連結された一対の第2連結部51と、支持体の端面5a上に重ねられると共に、両端部が第1連結部と第2連結部とに接続され、両連結部を連結する一対の帯状のばね部53と、を備え、一対の第2連結部が、被駆動体及び支持体の平面視において、該第2連結部同士を結ぶ連結線が、突出部と軸線と第1連結部とを結ぶ仮想線に対して交差するように配置されている駆動モジュール1を提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、駆動モジュール及び電子機器に関するものである。
特に、光学系や可動部材を駆動して、焦点位置調整を行ったり、アクチュエータとして用いたりするのに好適な駆動モジュール及び電子機器に関するものである。
従来から、カメラ機能付き携帯電話等の小型の電子機器において、撮像レンズユニット等の被駆動体を駆動してオートフォーカスやズーム等を行うために、形状記憶合金ワイヤの伸縮を利用して駆動を行う駆動モジュールが種々提案されている(特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載された駆動モジュールは、モジュール下板に固定された支持体と、該支持体に対して一定方向に沿って往復移動可能なレンズ枠と、そのレンズ枠を弾性保持する板ばね部材と、レンズ枠を板ばね部材の弾性復元力に抗して駆動する駆動手段と、を備えている。
駆動手段は、両端部が導電性のワイヤ端子部によって保持され、中間部がレンズ枠の係止部に掛けられた形状記憶合金ワイヤを備えている。そして、この形状記憶合金ワイヤに電力を供給して温度上昇させ、それによる収縮によってレンズ枠を移動させることが可能とされている。その逆に、形状記憶合金ワイヤへの電力供給を停止させる等して温度低下させ、それによる伸長によってレンズ枠を逆方向に移動させることが可能とされている。
上記板ばね部材は、レンズ枠及び支持体の上下にそれぞれ配設され、これらを上下方向から挟持した状態でレンズ枠及び支持体に対して固定されている。これにより、支持体は板ばね部材を介してレンズ枠を支持している。
この板ばね部材について詳細に説明すると、図13に示すように、平面視の外形が支持体と同様な略矩形状とされていると共に、その中央部にレンズ枠の内側より僅かに大きい開口200が形成されて全体としてリング状とされており、枠体部201及びリング部202と、この両者を連結する4つのばね部203と、を備えている。
リング部202には、その外周から径方向外側に張り出した4つの張出部204が形成されている。これら各張出部204には、レンズ枠に形成された固定ピンの配置位置に対応して、各固定ピンがそれぞれ挿通可能な貫通孔205がそれぞれ形成されている。枠体部201の四隅部分の近傍には、モジュール枠に形成された固定ピンの配置位置に対応して、各固定ピンがそれぞれ挿通可能な貫通孔206が形成されている。
ばね部203は、略四分円弧状に形成された帯状部であり、リング部202と枠体部201との間に配設されている。そして、ばね部203の一端部がリング部202における張出部204に接続され、他端部が隣接する張出部204の近傍で枠体部201に接続されている。
特開2009−134292号公報
ところで、近年の電子機器に対する小型化、コンパクト化の要求に対応するため、駆動モジュールについてもさらなる小型化が求められている。しかしながら、上述したようにばね部材は、枠体部201、リング部202及びばね部203で構成されており、駆動モジュールを横断面視した際に板ばね部材が占める面積が大きい。そのため、駆動モジュールを設計するにあたり、板ばね部材の存在に大きく左右され易く設計の自由度が少なかった。これにより、駆動モジュールのさらなる小型化を図ることが難しいものであった。
また、駆動モジュールを搭載した電子機器においてカメラ性能等、特に高画素化を向上させることが求められている。そのためには、駆動モジュールにおけるレンズ径を大径化することが考えられる。ここで、駆動モジュール自体の外形サイズを大きくすることが考えられるが、電子機器内部には駆動モジュールを含む各種の電子部品が無駄なく密に配設されていることが多く、十分なスペースの余裕がないのが現状である。そこで、駆動モジュール自体の外形サイズを変えずにレンズ枠の大径化を図ることが望まれる。
しかしながら、上記従来の駆動モジュールでは、上述したように板ばね部材の存在に設計が左右され易いので、外形サイズを変更することなくレンズ径の大径化を図ることが困難であった。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、全体の外形サイズの小型化や、外形サイズを変更することなくレンズ径の大径化を図ることができる駆動モジュール、及びそれを備えた電子機器を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するために以下の手段を提供する。
(1)本発明に係る駆動モジュールは、被駆動体と、該被駆動体を内側に収容する筒状の支持体と、前記被駆動体の上下に配設され、該被駆動体を前記支持体に対して軸線方向に沿って往復移動可能に弾性保持する一対の板ばね部材と、前記被駆動体から径方向外方に突設された突出部に発生力を付与することで、該被駆動体を前記板ばね部材の復元力に抗して前記軸線方向に往復移動させる駆動手段と、を備え、前記板ばね部材が、前記軸線を挟んで前記突出部とは径方向の反対側に位置する部分において前記支持体の端面上に連結された第1連結部と、前記被駆動体の周方向に間隔を開けて配置され、該被駆動体の端面上に連結された一対の第2連結部と、前記支持体の端面上に重ねられると共に、両端部が前記第1連結部と前記第2連結部とに接続され、両連結部を連結する一対の帯状のばね部と、を備え、一対の前記第2連結部が、前記被駆動体及び前記支持体の平面視において、該第2連結部同士を結ぶ連結線が、前記突出部と前記軸線と前記第1連結部とを結ぶ仮想線に対して交差するように配置されていることを特徴とする。
本発明に係る駆動モジュールによれば、駆動手段を作動させて突出部に板ばね部材の復元力に抗する発生力を付与させることで、被駆動体を支持体に対して相対的に移動させることができ、軸線方向に沿って往復移動させることができる。
被駆動体が移動すると板ばね部材が変形し、その変形量に応じた弾性復元力が被駆動体に作用する。具体的には、被駆動体の移動に伴って板ばね部材の第2連結部が移動する。このため、第2連結部と支持体に連結された第1連結部とを連結する一対のばね部が変形し、この一対のばね部の弾性復元力が被駆動体に作用する。そして、その弾性復元力が上記発生力と釣り合う位置で被駆動体の移動が停止する。
ところで、被駆動体を移動させる際、突出部に発生力を付与させるので該突出部の一点に力が作用してしまい、この突出部が形成された吊上げ側が持ち上がり、その反対側が下がるような力が被駆動体に作用する。そのため、被駆動体の径方向に沿って突出部と軸線とを結ぶ仮想線に直交し、且つ軸線を通る回転軸線回りに被駆動体が回転傾斜し易い。
ここで板ばね部材の一対の第2連結部は、両第2連結部同士を結ぶ連結線が上記仮想線に対して交差する位置に配置されている。またばね部が、これら第2連結部と、軸線を挟んで突出部とは径方向の反対側に位置して上記仮想線上に配置されている第1連結部と、を連結している。
これにより被駆動体は、上記回転軸線回りに回転し難い状態でばね部によって支持される。従って、被駆動体の傾斜を抑えつつ、該被駆動体を軸線方向に沿って極力真っ直ぐに往復移動させることができる。
特に、板ばね部材は、全体がリング状とされた従来のものとは異なり、第1連結部、一対の第2連結部、及び一対のばね部を具備するシンプルなものであるので、駆動モジュールを横断面視した際に板ばね部材が占める面積を小さくすることができる。
従って、板ばね部材の存在に比較的左右されることなく設計でき、設計の自由度を高めることができる。そのため、駆動モジュール全体の小型化を図ることができる。又は、小型化に代えて、外形サイズを変更することなく被駆動体を大径化でき、該被駆動体をレンズ枠として用いた場合にはレンズ径の大径化を図ることができる。
(2)上記本発明に係る駆動モジュールにおいて、一対の前記第2連結部が、前記仮想線に対して線対称の関係となる位置に配置されていることが好ましい。
この場合には、一対の第2連結部が仮想線に対して線対称の関係となる位置に配置されているので、一対のばね部の有効ばね長を揃えることができ、ばね定数を揃え易い。従って、板ばね部材自体を簡便に設計することができ、駆動モジュールの小型化やレンズ径の大径化に繋げ易い。
(3)上記本発明に係る駆動モジュールにおいて、一対の前記第2連結部が、前記連結線が前記軸線を通過する位置に配置されていることが好ましい。
この場合には、一対の第2連結部が上記した回転軸線上に位置するように配置されるので、被駆動体の傾斜をより効果的に抑えつつ往復移動させることができ、該被駆動体の直進性をより高めることができる。
(4)上記本発明に係る駆動モジュールにおいて、前記板ばね部材が、前記被駆動体の端面上に該端面の形状に沿って重ねられると共に、一対の前記第2連結部同士を連結する帯状の連結体を備えていることが好ましい。
この場合には、連結体が被駆動体の端面上にその形状に沿って重ねられているので、一対のばね部の弾性復元力を被駆動体に対して作用させ易い。従って、板ばね部材の弾性復元力を利用して被駆動体の移動制御をより正確に行い易い。
また、連結体によって第2連結部同士が連結されているので、板ばね部材は全体的に途中で途切れることなく輪状に形成される。従って、駆動モジュールの組み立て時や、組み立てに伴う搬送時に、板ばね部材が変形し難くなる。更に、板ばね部材を例えばプレスにて製造する場合には、型抜きを容易にすることができる。
(5)上記本発明に係る駆動モジュールにおいて、前記連結体が、環状に形成され、前記被駆動体の端面上に全周に亘って重ねられていることが好ましい。
この場合には、上記した作用効果をより効果的に奏効することができる。即ち、被駆動体の移動制御をより正確に行い易い点、板ばね部材の変形を防止する点、型抜きを容易にできる点、をより顕著に奏効することができる。
(6)上記本発明に係る駆動モジュールにおいて、前記連結体が、前記被駆動体の端面に対して第3連結部を介して連結されていることが好ましい。
この場合には、連結体が反り等によって被駆動体の端面上から浮いてしまうことを防止できる。従って、連結体を介してばね部の弾性復元力を被駆動体に対して確実に作用させ易いうえ、連結体が他部品と接触する等して性能不良を招いてしまうことを防止することができる。
(7)上記本発明に係る駆動モジュールにおいて、前記支持体には、前記板ばね部材の厚みよりも前記軸線方向に沿って突出した複数の突起部が突設され、前記突起部の先端面が、平坦な度当たり面とされていることが好ましい。
この場合には、先端面が平坦な度当たり面とされた複数の突起部が支持体に形成されているので、板ばね部材がどのような形状であったとしても、板ばね部材の存在に影響されることなく、例えば支持体を安定的に他部品上に固定したり、支持体上に安定的に他部品を載置したりすることができる。従って、板ばね部材の設計の自由度を向上することができる。
(8)上記本発明に係る駆動モジュールにおいて、前記駆動手段が、両端部が前記支持体に固定されると共に、中間部が前記突出部に掛けられて、給電がなされる形状記憶合金ワイヤを備えていることが好ましい。
この場合には、通電により形状記憶合金ワイヤを発熱させると該ワイヤが温度に応じた長さに収縮するので、ワイヤの中間部が掛けられている被駆動体の突出部を軸線方向に移動させることができる。これにより、突出部に板ばね部材の復元力に抗する発生力を付与することができ、被駆動体を軸線方向に移動させることができる。なお、形状記憶合金ワイヤへの通電を停止等することで該ワイヤを伸長させることができるので、被駆動体を逆方向に移動させることができる。このように、形状記憶合金ワイヤを伸縮させることで、被駆動体を軸線方向に沿って往復移動させることができる。
特に、形状記憶合金ワイヤを利用した簡便な構成で駆動手段を構成できるので、駆動モジュールの小型化及び低コスト化に繋げることができる。
(9)本発明に係る電子機器は、上記本発明に係る駆動モジュールを備えていることを特徴とする。
本発明に係る電子機器によれば、小型化を図り易いうえ、例えばカメラ性能が向上した高品質な電子機器とすることができる。また、駆動モジュールにおける被駆動体の直進性が向上しているので、作動性能に優れた信頼性の高い電子機器とすることができる。
本発明に係る駆動モジュールによれば、全体の外形サイズの小型化や外形サイズを変更することなく被駆動体を大径化でき、例えばレンズ径の大径化を図ることができる。加えて、被駆動体の傾斜を抑えつつ、軸線方向に沿って極力真っ直ぐに被駆動体を往復移動させることができるので、被駆動体の直進性の向上化を図ることができる。
また、本発明に係る電子機器によれば、上記駆動モジュールを備えているので、小型化を図り易いうえ、例えばカメラ性能が向上した高品質な電子機器とすることができるうえ、作動性能に優れた信頼性の高い電子機器とすることができる。
本発明に係る実施形態を示す駆動モジュールの外観斜視図である。 図1に示す状態からカバーを取り外した状態での駆動ユニットの外観斜視図である。 図1に示す駆動モジュールの分解斜視図である。 図2に示す駆動ユニットを上方から見た平面図である。 本発明に係る電子機器の実施形態を示す図であり、(a)はカメラ付き携帯電話の操作面側からの斜視図であり、(b)はカメラ付き携帯電話の裏面側からの斜視図であり、(c)はカメラ付き携帯電話のカメラ部分を模式的に表した断面図である。 本発明に係る変形例を示す図であって、ばね部の有効ばね長が長い板ばね部材を具備する駆動ユニットの平面図である。 図6に示す板ばね部材に対して第1連結部が1本の固定ピンでモジュール枠に連結されている板ばね部材を具備する駆動ユニットの平面図である。 本発明に係る変形例を示す図であって、さらに別の板ばね部材を具備する駆動ユニットの平面図である。 図8に示す板ばね部材に対して環状の連結体により第2連結部同士が連結されている板ばね部材を具備する駆動ユニットの平面図である。 図8に示す板ばね部材に対して半円形状の連結体により第2連結部同士が連結されている板ばね部材を具備する駆動ユニットの平面図である。 図10に示す板ばね部材に対して半円形状の連結体がレンズ枠に連結されている板ばね部材を具備する駆動ユニットの平面図である。 図9に示す板ばね部材に対して環状の連結体がレンズ枠に連結されている板ばね部材を具備する駆動ユニットの平面図である。 従来の板ばね部材の一例を示す平面図である。
以下、本発明に係る駆動モジュール及び電子機器の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
〔駆動モジュール〕
本実施形態では、カメラにおける図示せぬレンズユニットの駆動モジュールを例にして説明する。また、形状記憶合金ワイヤを用いてレンズユニットを駆動する場合を例に挙げて説明する。
図1に示す本実施形態の駆動モジュール1は、全体として箱型に形成されている。
この駆動モジュール1は、組み立て完成後、該駆動モジュール1に制御信号や電力を供給する図示せぬ基板上に固定されて電子機器等に取り付けられるものであり、その概略構成としては、図示せぬアダプタ上に配設される駆動ユニット2と、駆動ユニット2を覆うように配設されたカバー3と、を備えている。
なお、図中の鎖線Oは、後述する駆動ユニット2のモジュール枠5の中心軸線を示しており、この軸線Oは図示せぬレンズユニットの光軸に一致する駆動モジュール1の軸線である。そして駆動モジュール1は、レンズユニットを軸線Oに沿って駆動されるものである。
以下の説明では、分解された各構成品の説明においても、組立時の軸線Oとの位置関係に基づいて、位置や方向を参照する場合がある。例えば、各構成品に明確な円、円筒面が存在しない場合でも、誤解の恐れのない限り、軸線Oに沿う方向を単に「軸方向」と称し、軸線Oを中心とする方向を単に「径方向」と称し、軸線Oを周回する方向を単に「周方向」と称する場合がある。また、特に断らない限り、軸方向一方側(図1における上側)を「上」とし、軸方向他方側(図1における下側)を「下」とする。
駆動ユニット2は、図2及び図3に示すように、レンズ枠(被駆動体)4と、このレンズ枠4を内側に収容してレンズ枠4と同軸に配設された筒状のモジュール枠(支持体)5と、モジュール枠5及びレンズ枠4の上方に配設された上板ばね(板ばね部材)6と、モジュール枠5及びレンズ枠4の下方に配設された下板ばね(板ばね部材)7と、下板ばね7の下方に配設されたモジュール下板8と、上板ばね6及び下板ばね7の弾性復元力に抗してレンズ枠4をモジュール枠5に対して相対的に上下方向(モジュール枠5の軸方向)に沿って往復移動させる駆動手段9と、を備えている。
上記した駆動手段9は、モジュール枠5の外周面に沿って延設されていると共に、レンズ枠4に係合する形状記憶合金(Shape Memory Alloy、以下、SMAと略称する)ワイヤ10と、モジュール下板8の下方に配設された給電部材11と、を備えている。
次に、上記した駆動ユニット2の各構成品について詳細に説明する。
レンズ枠4は、駆動手段9によって駆動される被駆動体であり、モジュール枠5に対して相対的に軸方向に往復移動可能とされた部材である。また、このレンズ枠4は、鏡筒の内側にレンズ又はレンズ群が保持された図示せぬレンズユニットを保持する筒状部材であり、全体として略円筒形状に形成されている。このレンズ枠4の内周面には雌ねじ20が形成されており、この雌ねじ20に上記した鏡筒の外周面に形成された雄ねじが螺合されることでレンズ枠4の内側に上記したレンズユニットが装着される。
レンズ枠4の外周面には、径方向外側に突出すると共に軸方向に沿って延在した4つの凸条部21が設けられている。これら4つの凸条部21は、軸線O回りに略90度の間隔を開けて回転対称に配設されている。また、これら4つの凸条部21のうち、3つの凸条部21(21A〜21C)はモジュール枠5の後述する溝部30に嵌め込まれるガイド部とされている。残り1つの凸条部21(21D)は、モジュール枠5の後述する切欠き部31の内側に嵌め込まれている。
モジュール枠5の溝部30に嵌め込まれる3つの凸条部21(21A〜21C)の上端面(下端面)は、レンズ枠4の上端面(下端面)と面一に形成されている。そして、これら3つの凸条部21(21A〜21C)の上端面(下端面)には、軸方向に沿って延在する固定ピン22(23)が突設されている。これら固定ピン22(23)は、上板ばね6及び下板ばね7を固定するためのピンである。
ところで、モジュール枠5の切欠き部31に嵌め込まれる残り1つの凸条部21(21D)には、さらに径方向の外方に突出してモジュール枠5よりも外方に位置する突出部24が突設されている。この突出部24の上端面はレンズ枠4の上端面よりも下方に位置し、突出部24の下端部はレンズ枠4の下端面よりも下方に垂下している。そしてこの突出部24には、SMAワイヤ10の中間部を掛ける引掛部24aが形成されている。この引掛部24aは下向きに開いた切り込み部とされている。これにより、突出部24にはこの引掛部24aを介してSMAワイヤ10の中間部が下方から引っ掛けられている。
また、突出部24の上端面には、レンズ枠4を下向きに付勢するコイルスプリング12の内側に挿通されるコイルガイドピン25が突設されている。このコイルガイドピン25は、軸方向に沿って延在する円柱形状のピンである。このコイルスプリング12によって、SMAワイヤ10が周囲環境の影響等により収縮してレンズ枠4を上昇させようとする動きを抑制することが可能とされている。
また、モジュール枠5の切欠き部31に嵌め込まれる凸条部21(21D)と、該凸条部21(21D)と軸線Oを挟んで径方向の反対側に位置する凸条部21(21A)と、の上端面にはそれぞれ度当たり部26が上方に向けて突設されている。これら度当たり部26の上端面は、互いに面一とされていると共にレンズ枠4の上端面よりも上方に位置する平坦な度当たり面とされている。
また、レンズ枠4の外周面には、径方向外方に向けて突出する鍔部27が残り2つの凸条部21(21B、21C)の側方部分から突設されている。これら鍔部27は、レンズ枠4の厚みよりも薄い板厚をもって、レンズ枠4の周方向に沿って延設されている。そして、これら鍔部27の上端面は、互いに面一とされると共にレンズ枠4の上端面よりも上方に位置し、且つ上記した度当たり部26の度当たり面に対しても面一とされた度当たり面とされている。
なお、上記のように構成されたレンズ枠4は、熱加締め又は超音波加締めが可能な熱可塑性樹脂、例えばポリカーボネート(PC)、液晶ポリマー(LCP)樹脂等により一体成形されている。
モジュール枠5は、上記したレンズ枠4を上板ばね6及び下板ばね7を介して支持する支持体であり、その外形が全体として平面視矩形状に形成されている。このモジュール枠5の内周部は、レンズ枠4を収容可能に該レンズ枠4の外形形状に倣って形成されている。またモジュール枠5の内周面には、モジュール枠5の上端面から下端面に亘って3つの円弧状の溝部30が形成されている。これら3つの溝部30は、レンズ枠4の3つの凸条部21(21A〜21C)に対応する位置、即ち、軸線O回りに略90度の間隔を開けた3箇所に形成されている。
また、レンズ枠4の残り1つの凸条部21(21D)に対応するモジュール枠5の隅部には、上方から下方に向けて延在する切欠き部31が形成されている。
これにより、レンズ枠4をモジュール枠5内に上方から挿入して収容させることが可能となり、レンズ枠4の3つの凸条部21(21A〜21C)をモジュール枠5の溝部30の内部に嵌め込み、突出部24が形成されたレンズ枠4の残り1つの凸条部21(21D)をモジュール枠5の切欠き部31の内部に嵌め込むことが可能とされている。
切欠き部31に隣り合うモジュール枠5の2つの隅部には、切欠き部31が設けられた隅部と同方向側の側面において、SMAワイヤ10を保持するワイヤ保持部材40を取り付けるための一対の係止壁32が段付き状に凹んだ状態で形成されている。
またこの係止壁32には、基準ピン33及び回り止めピン34が周方向に並んで形成されている。基準ピン33は平面視円形状に形成され、回り止めピン34は平面視で上方の外形部分及び下方の外形部分が円弧状に形成され、且つ残りの外形部分が直線状に形成されている。
ところで、モジュール枠5の側面のうち、上記一対の係止壁32が形成された側面を除く残り2つの側面における上端面5aに上板ばね6が重ねられ、その下端面5bに下板ばね7が重ねられている。そして、この上端面5aにおいて、切欠き部31と軸線Oを挟んで径方向の反対側に位置する溝部30を周方向に挟んだ位置に、軸方向に上方に向けて上板ばね6及び下板ばね7を固定する固定ピン35(36)が突設されている。
また、一対の係止壁32が形成されたモジュール枠5の側面の上端面5cは、上述した上板ばね6が重ねられる上端面5aよりも高さが低く形成されている。そして、この上端面5cにレンズ枠4の鍔部27の下面が当接している。これにより、モジュール枠5内に収容されたレンズ枠4は、それ以上の下方への移動が規制されている。
また、駆動モジュール1の四隅部分には、上板ばね6及び下板ばね7の厚みよりも上下に突出した複数の突起部37が突設されている。このうち、切欠き部31が形成された隅部においては、切欠き部31を周方向から挟むように2つの突起部37が形成されている。そして、これら複数の突起部37の先端面は、互いに面一とされていると共に平坦な度当たり面とされている。
更に、モジュール枠5の四隅部分には、下方に向けてモジュール下板8及び給電部材11を固定する固定ピン38が突設されている。
なお、上記のように構成されたモジュール枠5は、レンズ枠4と同様に熱加締め又は超音波加締めが可能な熱可塑性樹脂、例えばポリカーボネート(PC)、液晶ポリマー(LCP)樹脂等により一体成形されている。
上記したワイヤ保持部材40は、ワイヤ保持部41にSMAワイヤ10の端部を加締めることで鍵状に形成された金属板等の導電性部材であって、上記したモジュール枠5の一対の係止壁32にそれぞれ取り付けられている。
これらワイヤ保持部材40には、係止壁32に形成された基準ピン33に嵌合する基準孔42、及び回り止めピン34に嵌合する回り止め孔43がそれぞれ形成されている。基準孔42は基準ピン33の形状に対応して平面視円形状に形成され、回り止め孔43は回り止めピン34の形状に対応して平面視略四角形状に形成されている。
そして、ワイヤ保持部材40は、係止壁32に当接した状態で、基準ピン33及び回り止めピン34に対して基準孔42及び回り止め孔43がそれぞれ嵌合しており、これによりモジュール枠5に対して精度良く位置決めされている。
なお、基準ピン33及び回り止めピン34の頭部は、熱加締め等により基準孔42及び回り止め孔43のサイズよりも大径化され、これによりワイヤ保持部材40がモジュール枠5に対して固着されている。
また、ワイヤ保持部材40は、SMAワイヤ10を保持するワイヤ保持部41と反対側に位置する下端部には端子部44を備えており、この端子部44がモジュール枠5の下方に積層されたモジュール下板8の下方に僅かに突出されるようになっている。
そして、一対のワイヤ保持部材40によって両端部が保持されたSMAワイヤ10は、レンズ枠4の突出部24に発生力を付与することで、レンズ枠4を上板ばね6及び下板ばね7の復元力に抗して軸方向に駆動させる駆動手段9として機能するものである。
詳細に説明すると、図2に示すように、SMAワイヤ10は中間部がモジュール枠5の切欠き部31から突出されたレンズ枠4の突出部24の引掛部24aに下方から引っ掛けられて係止されている。これによりSMAワイヤ10は、中間部がレンズ枠4の突出部24に係止された状態で、両端部がワイヤ保持部材40を介して軸線Oを挟んで対向するようにモジュール枠5に固定されている。そして、このSMAワイヤ10の張力により、突出部24を介してレンズ枠4を上方に付勢している。また、SMAワイヤ10は、給電部材11を介して通電された際に、発熱により収縮し、レンズ枠4を上板ばね6及び下板ばね7の弾性復元力に抗して軸方向に駆動させる役割を担っている。
上板ばね6及び下板ばね7は、図3に示すように、レンズ枠4を軸方向に移動可能に弾性保持する平板状の板ばね部材であり、平面視略同一形状に打ち抜かれた例えばステンレス(SUS)鋼板等の金属板からなる。
以下では、上板ばね6を詳細に説明し、下板ばね7については、上板ばね6と形状が同一でありレンズ枠4の下端面に取り付けられる点で異なるだけであるので詳細な説明は省略する。
図2から図4に示すように、上板ばね6は、レンズ枠4の突出部24が嵌め込まれる切欠き部31とは軸線Oを挟んで反対側に位置するモジュール枠5の隅部において、該モジュール枠5の上端面5aに2本の固定ピン35により連結された第1連結部50と、レンズ枠4の周方向に間隔を開けて配置され、該レンズ枠4の上端面に固定ピン22によりそれぞれ連結された一対の第2連結部51と、モジュール枠5の上端面5aに重ねられると共に、第1連結部50と第2連結部51とを連結する一対の帯状のばね部52と、レンズ枠4の上端面に該上端面の形状に沿って重ねられると共に、第2連結部51同士を連結する帯状の連結体53と、を備えている。
第1連結部50には、モジュール枠5の固定ピン35の配置位置に対応して、これら固定ピン35がそれぞれ挿通可能な2つの貫通孔50aが形成されている。そして、この貫通孔50aに固定ピン35を挿通させた状態でその固定ピン35の上端部を熱や超音波で潰して加締めることで、第1連結部50はモジュール枠5に連結されている。
一対の第2連結部51は、平面視において、両連結部52同士を結ぶ連結線L1が、突出部24と軸線Oと第1連結部50とを結ぶ(より具体的にはコイルガイドピン25の中心と軸線Oとを結ぶ)仮想線L2に対して交差するように配置されている(図4参照)。
本実施形態では、仮想線L2に対して線対称の関係となる位置に一対の第2連結部52が配置されている。
そしてこれら第2連結部51には、レンズ枠4の固定ピン22がそれぞれ挿通可能な貫通孔51aが形成されている。そして、この貫通孔51aに固定ピン22を挿通させた状態でその固定ピン22の上端部を熱や超音波で潰して加締めることで、第2連結部51はレンズ枠4に連結されている。
ばね部52は、第1ばね部52aと第2ばね部52bとで帯状に形成された部材である。第1ばね部52aは、モジュール枠5の上端面5aに重ねられ、第1連結部50に接続された部分である。第2ばね部52bは、この第1ばね部52aと第2連結部51とを繋ぐ部分であり、ばね部52としての有効ばね長を延ばすために湾曲形状とされている。
連結体53は、平面視半円形状に形成されており、レンズ枠4の上端面のうち、第1連結部50側に位置する略半分の部分に亘って重ねられている。そして、連結体53の周方向における中間部分には、径方向外方に向けて張り出した張出部(第3連結部)54が形成されている。
この張出部54には、レンズ枠4の上側の残り1つの固定ピン22が挿通可能な貫通孔54aが形成されている。そして、この貫通孔54aに固定ピン22を挿通させた状態でその固定ピン22の上端部を熱や超音波で潰して加締めることで、連結体53についてもレンズ枠4に連結されている。
モジュール下板8は、図2及び図3に示すように、電気絶縁性及び遮光性を有する樹脂材料で形成された板材であり、その外形はモジュール枠5と同様に平面視矩形状に形成されている。また、モジュール下板8は、全体としてリング状に形成されており、その中央には図示せぬレンズユニットを出し入れ可能な大きさの平面視円形の開口60が形成されている。
モジュール下板8の四隅部分には、モジュール枠5の下側の固定ピン38が挿入される貫通孔61と、レンズ枠4の下側の固定ピン23との干渉を回避する凹部62と、が形成されている。
また、モジュール下板8の外周縁部には、外周面から径方向外側に向けて突出する4つの突出片63が形成されている。これら突出片63は、図2に示すように、後述するカバー3の側壁部80に形成された収容凹部83内に収容される板片である。
給電部材11は、図2及び図3に示すように、それぞれ板状の金属板からなる一対の電極70、71から構成されている。これら電極70、71は、いずれもモジュール下板88の外形に沿う略L字状の配線部75と、配線部75の端部に配設された端子部76と、を備える折れ線状の金属板からなる。
そして、それぞれの配線部75には、モジュール下板8の下面から下方に突出されるモジュール枠5の固定ピン38をそれぞれ挿通させて、電極70、71をモジュール枠5に対して位置決めを行う2つの貫通孔77が設けられている。また、電極70、71の端子部76は、モジュール枠5において、ワイヤ保持部材40が取り付けられた側の側面に隣り合う側面から並列して下方に突出するように設けられている。
そして、一方の電極70には、貫通孔77と端子部76との間の配線部75上の側面に、ワイヤ保持部材40の端子部44を電気的に接続するための導電接続部78が設けられている。また、他方の電極71にも同様に、配線部75の側面にワイヤ保持部材40の端子部44を電気的に接続するための導電接続部78が形成されている。これら導電接続部78において、電極70、71とワイヤ保持部材40とがそれぞれ電気的に接続されている。
なお、それぞれの導電接続部78を、端子部44に対して電気的に接続する手段としては、例えば、半田付け又は導電性接着剤による接着を採用することができる。
カバー3は、図1及び図2に示すように、駆動ユニット2を上方側から覆うように被せられ、モジュール下板8に対して接着固定されている。
このカバー3は、モジュール枠5を外嵌可能に囲む側壁部80と、該側壁部80の上端に連設された天壁部81と、を備え、下方に矩形状の開口が開いた有頂筒状に形成されている。天壁部81の中央部には、軸線Oを中心とした平面視円形状の開口82が形成されている。なお、この開口82のサイズはレンズユニットを出し入れ可能な大きさとされている。
カバー3の各側壁部80における下端側中央部には、下方に開口した収容凹部83がそれぞれ形成されている。この収容凹部83は、周方向に長く、軸方向に短い側面視長方形状に形成されている。そして、これら各収容凹部83内にモジュール下板8の突出片63が収容されるように、モジュール下板8に対してカバー3が被せられ、収容凹部83と突出片63との間に接着剤Wが充填されることでモジュール下板8とカバー3とが接着固定されている。
なお、カバー3の天壁部81の下面には、モジュール枠5から上方に向けて突設された突起部37の先端面が度当たりして当接する図示しない受け部が形成されている。これにより、カバー3は、軸方向に正確に位置決めされた状態で駆動ユニット2に対して組み合わされている。
更に、天壁部81の下面には、レンズ枠4が過度に上方移動した際に、該レンズ枠4の
度当たり部26の上端面及び鍔部27の上端面が度当たりして当接する図示しないストッパ部が形成されている。これにより、レンズ枠4の過度の上方移動が規制されて、上板ばね6及び下板ばね7の過度の弾性変形が規制されている。
(駆動モジュールの組み立て)
次に、上記した駆動モジュール1の組立方法について、以下に説明する。
まず、モジュール枠5の内側に上方からレンズ枠4を挿入する。この際、レンズ枠4の3つの凸条部21(21A〜21C)がモジュール枠5の溝部30内に挿入されると共に、レンズ枠4の突出部24がモジュール枠5の切欠き部31内に挿入されるように、レンズ枠4を周方向に位置合わせしながら挿入する。そして、レンズ枠4の鍔部27の下面がモジュール枠5の上端面5cに接すると共に、レンズ枠4の凸条部21(21D)の下面が切欠き部31の底面に接するまで挿入し、この状態でレンズ枠4及びモジュール枠5を仮固定しておく。
続いて、モジュール枠5の上端面5a及びレンズ枠4の上端面に上板ばね6を積層する。この際、モジュール枠5の固定ピン35に上板ばね6における第1連結部50の貫通孔50aを挿通させると共に、レンズ枠4の固定ピン22に上板ばね6における第2連結部51の貫通孔51a及び連結体53に形成された張出部54の貫通孔54aを挿通しながら、上板ばね6を積層する。これにより、モジュール枠5及びレンズ枠4に対して上板ばね6を正確に位置決めしながら積層できる。
その後、上板ばね6の貫通孔50aを貫通して上方に突き出されたモジュール枠5の固定ピン35の先端部を加締め、モジュール枠5と上板ばね6とを連結して組み合わせると共に、上板ばね6の貫通孔51a、54aを貫通して上方に突き出されたレンズ枠4の固定ピン22の先端部を加締め、レンズ枠4と上板ばね6とを連結して組み合わせる。
続いて、上述した上板ばね6と同様の手順により、モジュール枠5及びレンズ枠4の下面に下板ばね7を積層し、モジュール枠5及びレンズ枠4と下板ばね7とを互いに連結して組み合わせる。
この時点で、モジュール枠5及びレンズ枠4の上下に、上板ばね6及び下板ばね7が積層されて組み合わされた状態となる。
続いて、下板ばね7を間に非接触で挟みながらモジュール枠5に対してモジュール下板8及び給電部材11を積層する。この際、モジュール枠4の固定ピン38に、モジュール下板8の貫通孔61及び給電部材11の貫通孔77をそれぞれ挿通する。その後、これらモジュール下板8及び給電部材11を貫通して下方に突き出された固定ピン38の先端部を加締め、モジュール枠5とモジュール下板8及び給電部材11とを互いに連結して組み合わせる。
なお、モジュール下板8を積層した際、モジュール枠5の突起部37がモジュール下板8に度当たりするので、モジュール枠5を安定的にモジュール下板8上に載置することができる。
続いて、SMAワイヤ10が取り付けられた一対のワイヤ保持部材40を、モジュール枠5に固定する。
具体的には、モジュール枠5の一対の係止壁32にワイヤ保持部材40を当接させながら、モジュール枠5の基準ピン33及び回り止めピン34にワイヤ保持部材40の基準孔42及び回り止め孔43をそれぞれ嵌合させる。この際、SMAワイヤ10の中間部を、レンズ枠4の突出部24の引掛部24aに引っ掛けながら行う。そして、基準孔42及び回り止め孔43に挿通された基準ピン33及び回り止めピン34の頭部を加締めて大径化させる。これにより、抜け止め対策が施され、モジュール枠5とワイヤ保持部材40とが強固に固着される。
続いて、例えば半田付けや導電性接着剤等を用いて、各端子部44をそれぞれ導電接続部78に対して電気的に接続させる。
続いて、駆動ユニット2のコイルガイドピン25にコイルスプリング12を被せた後、モジュール枠5の上方からカバー3を被せて、該カバー3とモジュール下板8とを組み合わせる。この際、図1に示すように、モジュール下板8に形成された突出片63がカバー3の収容凹部83内に収容されるように組み合わせると共に、モジュール枠5の突起部37の上端面がカバー3の天壁部81の受け部に確実に度当たりするまでカバー3を被せる。これにより、カバー3は駆動ユニット2に対して確実に位置決めされながら、安定的に被せられる。
続いて、例えば図示しない接着剤吐出装置のニードルにより、カバー3の収容凹部83内に接着剤Wを吐出させて充填させることで、カバー3とモジュール下板8とを確実に接着固定することができる。これにより、駆動モジュール1の組み立てが完了し、図1に示す駆動モジュール1を得ることができる。
なお、駆動モジュール1を実装する場合には、モジュール下板8の下面に図示しないアダプタを取り付け、該アダプタを介して図示しない制御基板上に実装すれば良い。この制御基板への取り付けは、接着、嵌め込み等の固定手段を採用することができる。
〔駆動モジュールの動作〕
次に、上述したように構成された駆動モジュール1の動作について説明する。
はじめに、給電部材11の端子部76に電力が供給されない状態では、SMAワイヤ10からの張力及びコイルスプリング12の付勢力と、上板ばね6及び下板ばね7からの復元力等のレンズ枠4に作用する力とが釣り合っているので、レンズユニットが取り付けられたレンズ枠4が、軸方向の一定位置に保持されている。
ここで、通電によりSMAワイヤ10を発熱させると、該SMAワイヤ10は温度に応じた長さに収縮する。具体的に説明すると、端子部76を介して給電部材11に電力を供給すると、SMAワイヤ10に電流が流れるので、該SMAワイヤ10にジュール熱が発生して温度が上昇する。そして、その温度がSMAワイヤ10の変態開始温度を超えると、SMAワイヤ10が温度に応じた長さに収縮する。
すると、SMAワイヤ10は、中間部が突出部24における引掛部24aに係止された状態で両端部がワイヤ保持部材40を介してモジュール枠5に固定されているので、収縮によって突出部24に発生力(駆動力)を及ぼし、レンズ枠4を軸方向に移動させることができる。
また、レンズ枠4が移動すると、コイルスプリング12、上板ばね6及び下板ばね7が変形し、この変形量に応じた弾性復元力がレンズ枠4に作用する。
具体的には、レンズ枠4の移動に伴って上板ばね6(下板ばね7)の第2連結部51及び連結体53が移動する。そのため、第2連結部51とモジュール枠5に連結された第1連結部50とを連結する一対のばね部52が変形し、このばね部52の弾性復元力がレンズ枠4に作用する。そして、その弾性復元力がSMAワイヤ10の張力と釣りあう位置で、レンズ枠4の移動が停止する。
そして、SMAワイヤ10の発熱量を制御することで、レンズ枠4を上下方向に移動させ、所定位置で停止させることができる。また、本実施形態では、レンズ枠4を上方移動させた際、レンズ枠4の鍔部27の上端面及び度当たり部26の上端面が、カバー3の天壁部81の下面に形成されたストッパ部に度当たりするので、過度な上昇移動を規制することができ、上板ばね6及び下板ばね7の過度な弾性変形を抑制できる。
なお、SMAワイヤ10は、昇温時と降温時との間で温度ヒステリシスが現れるが、ソフト等で補正することで対応可能とされている。
〔駆動モジュールの作用効果〕
ところで、レンズ枠4を移動させる際、突出部24に上記発生力を付与させるので該突出部24の一点に力が作用してしまい、この突出部24が形成された吊上げ側が持ち上がり、その反対側が下がるような力がレンズ枠4に作用する。そのため、突出部24と軸線Oとを結ぶ仮想線L2に直交し、且つ軸線Oを通る回転軸線M(図4参照)回りにレンズ枠4が回転傾斜し易い。
ここで、本実施形態の上板ばね6(下板ばね7)の一対の第2連結部51は、両第2連結部51同士を結ぶ連結線L1が仮想線L2に対して交差する位置に配置されている。また一対のばね部52が、これら第2連結部51と、軸線Oを挟んで突出部24とは反対側に位置して上記仮想線L2上に配置されている第1連結部50と、を連結している。
これによりレンズ枠4は、上記回転軸線M回りに回転し難い状態でばね部52によって支持される。従って、レンズ枠4の傾斜を抑えつつ、レンズ枠4を軸線O方向に沿って極力真っ直ぐに往復移動させることができる。
しかも本実施形態では、一対の第2連結部51が上記仮想線L2に対して線対称となる位置に配置されている。従って、レンズ枠4の傾斜をより効果的に抑えつつ往復移動させることができるので、レンズ枠4の直進性を優れたものにすることができる。
特に、上板ばね6(下板ばね7)は、上記したように、全体がリング状とされた従来のものとは異なり、第1連結部50、一対の第2連結部51、一対のばね部52及び連結体53を具備するシンプルなものであるので、駆動モジュール1を横断面視した際に上板ばね6(下板ばね7)が占める面積を小さくすることができる。
従って、これら上板ばね6(下板ばね7)の存在に比較的左右されることなく設計でき、設計の自由度を高めることができる。そのため、駆動モジュール1全体の小型化を図ることができる。又は、小型化に代えて、外形サイズを変更することなくレンズ枠4を大径化でき、該レンズ枠4に保持されるレンズユニットをサイズUPしてレンズ径の大径化を図ることができる。
また、本実施形態では、連結体53がレンズ枠4の上端面に重ねられているので、一対のばね部52の弾性復元力をレンズ枠4に対して作用させ易い。従って、この弾性復元力を利用してレンズ枠4の移動制御をより正確に行い易い。しかも固定ピン22により連結体53がレンズ枠4に連結されているので、該連結体53が反り等によってレンズ枠4の上端面から浮いてしまうことを防止できる。従って、連結体53を介してばね部52の弾性復元力をレンズ枠4に対して確実に作用させ易いうえ、連結体53が他部品に接触する等して性能不良を招いてしまうことを防止することができる。
更に、連結体53によって第2連結部51同士が連結されているので、上板ばね6(下板ばね7)は全体的に途中で途切れることなく輪状に形成される。従って、駆動モジュール1の組み立て時や、組み立てに伴う搬送時に、上板ばね6(下板ばね7)が変形し難くなる。また、上板ばね6(下板ばね7)をプレスにて製造する際、型抜きが容易になる。
また、上板ばね6(下板ばね7)は、レンズ枠4及びモジュール枠5に対して部分的に重なっているが、モジュール枠5には上下に突起部37が突設されているので、上板ばね6(下板ばね7)がどのような形状であったとしてもこれらの存在に影響されることなく、カバー3及びモジュール下板8を確実且つ安定的に駆動モジュール1に対して組み合わせることができる。従って、上板ばね6(下板ばね7)の設計の自由度が高い。
なお、上記実施形態において、上板ばね6(下板ばね7)の一対の第2連結部51を仮想線L2に対して線対称の関係となる位置に配置したが、それに加え連結線L1が軸線Oを通過する位置に配置しても構わない。こうすることで、一対の第2連結部51を回転軸線M上に位置させることができるので、レンズ枠4の傾斜をより効果的に抑えつつ往復移動させることができ、レンズ枠4の直進性をさらに優れたものにすることができる。
さらには、仮想線L2に対して線対称となる位置に配置される場合に限られず、少なくとも平面視において連結線L1が仮想線L2に対して交差するように配置されていれば構わない。この場合には、一対のばね部52のそれぞれの有効ばね長が変化してしまうので、ばね幅や厚み等を調整する等して両者のばね定数を同一にすれば良い。
但し、仮想線L2に対して線対称となる位置に一対の第2連結部51を配置することで、一対のばね部52の有効ばね長を揃えることができるので、ばね幅や厚み等を調整しなくても両者のばね定数を一致させることができる。従って、上板ばね6(下板ばね7)を簡便に設計することができ、駆動モジュール1の小型化やレンズ径の大径化に繋げ易い。
また、上記実施形態では、平面視半円形状の連結体53により第2連結部51同士を連結した構成としたが、この連結体53は必須なものではなく具備しなくても構わない。また、連結体53を具備する場合、レンズ枠4の上端面のうち、第1連結部50が位置する半分側ではなく突出部24が位置する半分側に重ねるようにしても構わない。また、連結体53を環状に形成し、レンズ枠4の上端面の全周に亘って重なるようにしても構わない。更に、固定ピン22を利用して連結体53をレンズ枠4に連結した構成としたが、レンズ枠4の上端面に単に重ねるだけでも構わない。
[電子機器]
次に、本発明に係る電子機器の一実施形態について説明する。なお、本実施形態では、電子機器の一例として、上記実施形態の駆動モジュール1を備えたカメラ付き携帯電話を例に挙げて説明する。
図5は、カメラ付き携帯電話300の説明図である。なお、図5(a)は、カメラ付き携帯電話300の表側(操作面側)の外観斜視図である。図5(b)は、カメラ付き携帯電話300の裏側の外観斜視図である。図5(c)は、図5(b)のA−A線における断面図である。
図5(a)に示すように、本実施形態のカメラ付き携帯電話300は、受話部310と、送話部320と、操作部330と、液晶表示部340と、アンテナ部350と、不図示の制御回路部等の周知の携帯電話の電子部と、をハウジング360内外に備えている。
図5(b)に示すように、液晶表示部340が設けられた側の裏面側のハウジング360には、外光を透過させる窓361が設けられている。
そして、図5(c)に示すように、駆動モジュール1におけるカバー3の開口82が、ハウジング360の窓361を臨み、この窓361の法線方向に軸線Oが沿うように駆動モジュール1が設置されている。なお、駆動モジュール1は、基板370に機械的及び電気的に接続されている。基板370は、不図示の制御回路部に接続され、駆動モジュール1に電力を供給できるようになっている。
このように構成されているので、窓361を透過した光を駆動モジュール1の不図示のレンズユニットで集光し、撮像素子380上に結像することができる。そして、駆動モジュール1に制御回路部から適宜の電力を供給することで、レンズユニットを軸方向に駆動し、焦点位置調整を行って、撮影を行うことができる。
特に、本実施形態のカメラ付き携帯電話300は、全体の外形サイズを変更することなく、レンズ径の大径化を図ることができる駆動モジュール1を備えているので、カメラ性能が向上した高品質な携帯電話とすることができる。更に、レンズ枠4の傾斜を抑えつつ、軸線O方向に沿って極力真っ直ぐにレンズ枠4を往復移動させることができる駆動モジュール1を備えているので、作動性能の向上化、即ち焦点位置調整の向上化を図ることができ、信頼性の高い高精度なカメラ付き携帯電話を提供することができる。
なお、上記した実施形態では、駆動モジュール1を用いた電子機器として、カメラ付き携帯電話300の例で説明したが、電子機器の種類はこれに限定されない。例えば、デジタルカメラ、パソコン内蔵のカメラ等の光学機器に用いても良いし、情報読取記憶装置やプリンタ等の電子機器において、被駆動体を目標位置に移動させるアクチュエータとしても用いることができる。
以上、本発明に係る駆動モジュール1及び電子機器の実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、上板ばね6(下板ばね7)におけるばね部52を、第1ばね部52aと第2ばね部52bとで構成し、第2ばね部52bを利用してばね部52全体の有効ばね長を長くしたが、図6に示すように、第2ばね部52bをさらに長くしてばね部52全体の有効ばね長を長くしても構わない。こうすることで、ばね定数を小さくできるので、レンズ枠4のストロークを増やすことができる。
また、この場合において、図7に示すように、モジュール枠5から突設された1本の固定ピン35だけで第1連結部50をモジュール枠5に連結させても構わない。この場合であっても同様の作用効果を奏効することができる。
但し、上板ばね6(下板ばね7)の精密な位置決めが可能になる点、駆動時の傾きや製品仕上がりのばらつきを抑制できる点等から、2本の固定ピン35を利用して第1連結部50を連結することが好ましい。
また、図8に示すように、上板ばね(下板ばね)をさらにシンプルな形状に構成しても構わない。なお、ここでは、上板ばねを例に挙げて説明するが、下板ばねも同様に構成すればよい。
この場合の上板ばね100は、1本の固定ピン35でモジュール枠5に連結された第1連結部101と、固定ピン22で連結された第2連結部102と、両連結部102を連結するばね部103と、で構成されている。なお、ばね部103は、第1連結部101と第2連結部102とを最短長さで連結している。
特にこの場合には、よりシンプルな形状に設計しているので、横断面視した際に上板ばね100の占める面積をさらに小さくでき、その分、設計スペースを余分に確保できる。従って、設計の自由度が増し、駆動モジュール1の小型化やレンズ径の大径化に繋げることができる。
なお、この場合において、図9に示すように第2連結部102同士を環状の連結体104で連結し、該連結体104をレンズ枠4の上端面の全周に亘って重ねるようにすることが好ましい。こうすることで、上板ばね100の搬送時や組立時における変形を防止できると共に組立性を向上できる。また、ばね部103の弾性復元力をレンズ枠4に対してより効率良く伝え易い。また、プレス成形を用いる際、型抜きが容易となる。
また、連結体104としては図10に示すように、環状ではなくレンズ枠4の上端面のうち第1連結部101側の半分に重なるように半円形状にしても構わない。こうすることで、環状に形成する場合に比べて、材料を減らすことができコストダウンになるうえ、駆動モジュール1を横断面視した際に上板ばね100の占める面積を減らすことができるので、設計の自由度を向上できる。
さらに連結体104が上記のように環状又は半円形状のいずれであったとしても、図11及び図12に示すように、レンズ枠4の上面から固定ピン22を突設させると共に、連結体に張出部(第3連結部)105を形成し、該固定ピン22を利用して張出部105を介して連結体104をレンズ枠4に連結することが好ましい。こうすることで、連結体104が反り等によりレンズ枠4から浮いてしまうことを防止でき、他部品への接触を防止できる。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
O…軸線
L1…連結線
L2…仮想線
1…駆動モジュール
4…レンズ枠(被駆動体)
5…モジュール枠(支持体)
6、100…上板ばね(板ばね部材)
7…下板ばね(板ばね部材)
9…駆動手段
10…SMAワイヤ(形状記憶合金ワイヤ)
24…突出部
37…突起部
50、101…第1連結部
51、102…第2連結部
52、103…ばね部
53、104…連結体
54、105…張出部(第3連結部)
300…カメラ付き携帯電話(電子機器)

Claims (9)

  1. 被駆動体と、
    該被駆動体を内側に収容する筒状の支持体と、
    前記被駆動体の上下に配設され、該被駆動体を前記支持体に対して軸線方向に沿って往復移動可能に弾性保持する一対の板ばね部材と、
    前記被駆動体から径方向外方に突設された突出部に発生力を付与することで、該被駆動体を前記板ばね部材の復元力に抗して前記軸線方向に往復移動させる駆動手段と、を備え、
    前記板ばね部材は、
    前記軸線を挟んで前記突出部とは径方向の反対側に位置する部分において前記支持体の端面上に連結された第1連結部と、
    前記被駆動体の周方向に間隔を開けて配置され、該被駆動体の端面上に連結された一対の第2連結部と、
    前記支持体の端面上に重ねられると共に、両端部が前記第1連結部と前記第2連結部とに接続され、両連結部を連結する一対の帯状のばね部と、を備え、
    一対の前記第2連結部は、前記被駆動体及び前記支持体の平面視において、該第2連結部同士を結ぶ連結線が、前記突出部と前記軸線と前記第1連結部とを結ぶ仮想線に対して交差するように配置されていることを特徴とする駆動モジュール。
  2. 請求項1に記載の駆動モジュールにおいて、
    一対の前記第2連結部は、前記仮想線に対して線対称の関係となる位置に配置されていることを特徴とする駆動モジュール。
  3. 請求項2に記載の駆動モジュールにおいて、
    一対の前記第2連結部は、前記連結線が前記軸線を通過する位置に配置されていることを特徴とする駆動モジュール。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の駆動モジュールにおいて、
    前記板ばね部材は、前記被駆動体の端面上に該端面の形状に沿って重ねられると共に、一対の前記第2連結部同士を連結する帯状の連結体を備えていることを特徴とする駆動モジュール。
  5. 請求項4に記載の駆動モジュールにおいて、
    前記連結体は、環状に形成され、前記被駆動体の端面上に全周に亘って重ねられていることを特徴とする駆動モジュール。
  6. 請求項4又は5に記載の駆動モジュールにおいて、
    前記連結体は、前記被駆動体の端面に対して第3連結部を介して連結されていることを特徴とする駆動モジュール。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の駆動モジュールにおいて、
    前記支持体には、前記板ばね部材の厚みよりも前記軸線方向に沿って突出した複数の突起部が突設され、
    前記突起部の先端面は、平坦な度当たり面とされていることを特徴とする駆動モジュール。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の駆動モジュールにおいて、
    前記駆動手段は、両端部が前記支持体に固定されると共に、中間部が前記突出部に掛けられて、給電がなされる形状記憶合金ワイヤを備えていることを特徴とする駆動モジュール。
  9. 請求項1に記載の駆動モジュールを備えていることを特徴とする電子機器。
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