JP2013012946A - 受信状況推定方法、受信側多地点配信装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、個々の受信装置におけるFECによる映像や音声の改善度合いや、個々の受信者の個性も含めた受信状況を推定することによって、それを反映した配信ネットワークの再構築を可能にすることが望まれていた。
【解決手段】本発明は、個々の受信装置におけるFECによる映像や音声の改善度合いや個々の受信者の個性も含めた受信状況を把握する方法であって、受信装置から出力される各種IGMPメッセージを同一サブネット内のノードで受信する手順と、該ノードがそれらの受信時刻を記録する手順と、各IGMPメッセージを受信装置毎に分類し、さらにメッセージ中のマルチキャストアドレス毎に分類する手順と、分類された一連のメッセージにおけるMembership ReportメッセージまたはLeave Groupメッセージの時間間隔を分析することにより、受信装置における受信状況を推定する手順と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザ操作に対応した配信ネットワーク再構築方法ならびに装置に係り、例えば、多地点配信(マルチキャスト)サーバからネットワークを介して送られてきた映像や音声等のマルチキャストパケットを受信するPC等の受信装置において、ユーザ操作により受信装置から送出されるIGMP(Internet Group Management Protocol)パケットを受信して、途中のネットワーク内でのパケットロスや遅延ゆらぎ等の影響を受けた受信装置での映像や音声等の受信状況を推定する方法ならびに装置に関する。
インターネットにおいて、コンサート等のライブインターネット配信が行われている。また、社内IPネットワーク等のプライベートネットワークをはじめとして、研修や訓示や講演等の映像や音声を、同時に各社員の受信装置(PC等)に多地点配信(マルチキャスト)することが普及しつつある。
多地点配信を行う配信サーバからネットワークを介して送られる映像や音声等のマルチキャストパケットを受信装置で受信するためには、受信要求を意味するIGMP Membership Reportメッセージ(例えば、非特許文献1参照。)が受信装置から出力され、これを同一サブネット内に繋がっているノードが受信し、配信サーバに向けて受信要求パケット(Joinパケット等)を送出する。また、受信を終了する場合には、終了要求であるIGMP Leave Groupメッセージが受信装置から出力され、同様に、これを同一サブネット内に繋がっているノードが受信し、配信サーバに向けて終了要求パケット(Leaveパケット等)を送出する。上述のノードとしては、IP Multicastプロトコルが動作しているルータまたはレイヤ3スイッチ(L3SW)や、Flexcastプロトコルが動作しているFlexcast Gaetway(例えば、非特許文献2参照。)等がある。
IETF RFC 2236,"Internet Group Management Protocol, Version 2,"Nov.1997.http://www.ietf.org/rfc/rfc2236.txt 井上武,谷誠一郎,高橋宏和,湊真一,宮崎敏明,豊島鑑,"Flexcastによる段階的導入に優れたマルチキャストシステムの設計と実装,"電子情報通信学会論文誌D−I,Vol.J88−D−I,No.2,pp.272〜291, Feb.2005.
配信サーバからネットワークを介して送られてきた映像や音声等のマルチキャストパケットは、途中のネットワーク内でのパケットロスや遅延ゆらぎ等の影響を受けるため、映像や音声等の再生に何らかの不具合が生じることは一般的に避けられない。
RTP(Realtime Transport Protocol)の制御を行うRTCP(RTP Control Protocol)を用いて、受信装置でのパケット紛失率やパケット紛失数を配信サーバ宛に報告することは可能であるが、パケット紛失率やパケット紛失数が測定時間内で同じであっても、バースト性が異なればFEC(Forward Error Correction:前方誤り訂正)による映像や音声の改善度合いも異なるため、一概に一つの閾値で視聴の可否を判断することはできない。また、映像や音声等の再生に何らかの不具合が生じている状況において、視聴が可能か不可能かは受信者の個性によるところも大きい。
このため、個々の受信装置におけるFECによる映像や音声の改善度合いや、個々の受信者の個性も含めた受信状況を推定可能にすることが望まれていた。
前述の課題を解決するために、本願発明の受信状況推定方法は、個々の受信装置におけるFECによる映像や音声の改善度合いや個々の受信者の個性も含めた受信状況を把握する方法であって、受信装置から出力される各種IGMPメッセージを同一サブネット内のノードで受信する手順と、該ノードはそれらの受信時刻を記録する手順と、各IGMPメッセージのIPパケットのソースアドレスを用いて、メッセージを受信装置毎に分類し、さらにIGMPメッセージを送出したメッセージ中のマルチキャストアドレス毎に分類する手順と、分類された一連のメッセージにおけるMembership ReportメッセージまたはLeave Groupメッセージの時間間隔を分析することにより、前記受信装置における受信状況を推定する手順と、を有する。
本願発明の受信状況推定方法により、受信装置において視聴者が映像または音声のストリームを視聴し直しているか否か、即ち、受信を一旦終了して再度受信しているか否かを推定することができる。したがって、本願発明の受信状況推定方法は、個々の受信装置におけるFECによる映像や音声の改善度合いや、個々の受信者の個性も含めた受信状況を推定可能にすることができる。
本願発明の受信状況推定方法では、前記受信状況の推定結果に応じて配信サーバを切り替えてもよい。
本願発明の受信状況推定方法により、受信装置において映像又は音声の乱れが視聴者の許容限度を超えている場合には異なる配信サーバからの映像または音声のストリームを当該受信装置に配信することができる。したがって、本願発明の受信状況推定方法は、受信装置において映像又は音声の乱れが視聴者の許容限度を超えている場合には配信ネットワークの再構築を行うことができる。
本願発明の受信状況推定方法では、分類された一連のメッセージにおけるMembership Reportメッセージとその後に出された直近のLeave Groupメッセージ間の時間間隔を分析することにより、前記受信装置における受信状況を推定してもよい。
また、本願発明の受信状況推定方法では、分類された一連のメッセージにおけるMembership Reportメッセージ間の時間間隔を分析することにより、前記受信装置における受信状況を推定してもよい。
また、本願発明の受信状況推定方法では、分類された一連のメッセージにおけるLeave Groupメッセージ間の時間間隔を分析することにより、前記受信装置における受信状況を推定してもよい。
受信装置において映像又は音声の乱れが視聴者の許容限度を超えている場合、視聴者は一旦視聴を中止して再度映像または音声のストリームの視聴を試みる。本発明により、視聴者が一旦視聴を中止して再度映像または音声のストリームの視聴を試みている受信装置の存在を把握することができるため、受信装置において映像又は音声の乱れが視聴者の許容限度を超えた状況にあることを推定することができる。
前述の目的を達成するために、本願発明の受信状況推定プログラムは、本願発明の受信状況推定方法の手順をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明により、受信装置において視聴者が映像または音声のストリームを視聴しなおしているか否かを推定することができる。したがって、本願発明の受信状況推定プログラムは、個々の受信装置におけるFECによる映像や音声の改善度合いや、個々の受信者の個性も含めた受信状況を推定可能にすることができる。
前述の目的を達成するために、本願発明の受信側多地点配信装置は、映像または音声のストリームをマルチキャストで配信する配信サーバのマルチキャストアドレスと一つまたは複数のユニキャストアドレスを関連付けて記録するマルチキャストアドレス解決テーブル部と、IGMP Membership Reportメッセージパケットの内容が入力されると、マルチキャストアドレスに対応する映像または音声のストリームを配信する配信サーバのユニキャストアドレスを得て、配信サーバ宛の受信要求パケットを作成する受信要求パケット作成部と、IGMP Leave Groupメッセージパケットの内容が入力されると、配信サーバ宛の終了要求パケットを作成する終了要求パケット作成部と、カプセル化された映像音声パケットが入力されると、該パケットをデカプセル化するパケットデカプセル化部と、同一サブネット内の受信装置から出力される各種IGMPメッセージを受信すると、各種IGMPメッセージの受信時刻を記録し、各IGMPメッセージのIPパケットのソースアドレスを用いてメッセージを受信装置毎に分類し、さらにIGMPメッセージを送出したメッセージ中のマルチキャストアドレス毎に分類し、分類された一連のメッセージにおけるMembership ReportメッセージまたはLeave Groupメッセージの時間間隔を分析することにより、前記受信装置における受信状況を推定する受信状況分析部と、を備える。
本発明により、受信装置において視聴者が映像または音声のストリームを視聴しなおしているか否かを推定することができる。したがって、本願発明の受信側多地点配信装置は、個々の受信装置におけるFECによる映像や音声の改善度合いや、個々の受信者の個性も含めた受信状況を推定可能にすることができる。
前述の目的を達成するために、本願発明の受信側多地点配信プログラムは、受信要求パケット作成部が、IGMP Membership Reportメッセージパケットの内容が入力されると、マルチキャストアドレスに対応する映像または音声のストリームを配信する配信サーバのユニキャストアドレスを得て、配信サーバ宛の受信要求パケットを作成する手順と、パケットデカプセル化部が、カプセル化された映像音声パケットが入力されると、該パケットをデカプセル化する手順と、受信状況分析部が、同一サブネット内の受信装置から出力される各種IGMPメッセージを受信すると、各種IGMPメッセージの受信時刻を記録し、各IGMPメッセージのIPパケットのソースアドレスを用いてメッセージを受信装置毎に分類し、さらにIGMPメッセージを送出したメッセージ中のマルチキャストアドレス毎に分類し、分類された一連のメッセージにおけるMembership ReportメッセージまたはLeave Groupメッセージの時間間隔を分析することにより、前記受信装置における受信状況を推定する手順と、をコンピュータに順に実行させるためのプログラムである。
本発明により、受信装置において視聴者が映像または音声のストリームを視聴しなおしているか否かを推定することができる。したがって、本願発明の受信側多地点配信装置は、個々の受信装置におけるFECによる映像や音声の改善度合いや、個々の受信者の個性も含めた受信状況を推定可能にすることができる。
本発明により、個々の受信装置におけるFECによる映像や音声の改善度合いや、個々の受信者の個性も含めた受信状況を推定可能にすることができる。
第1の実施の形態に係るマルチキャスト配信システムの一例を示す。 第1の実施の形態における最初の配信のシーケンス図である。 第1の実施の形態における別の配信のシーケンス図である。 第1の実施の形態における配信ネットワークの再構築等の方法の一例である。 マルチキャストアドレス解決テーブルの一例である。 第2の実施の形態における多地点配信の機器接続図である。 第2の実施の形態における配信のシーケンス図である。 第2の実施の形態における配信ネットワークの再構築等の方法の一例である。 受信側多地点配信装置の構成図である。 マルチキャストアドレス解決サーバの構成図である。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態として、まず、非特許文献2のFlexcastプロトコルを用いた場合における多地点配信の機器接続について、図1に説明する。尚、これらの機器はIPネットワーク内に設置されており、ルータ/L3スイッチやL2スイッチ/Hubの記述を省略している。
本実施形態に係るマルチキャスト配信システムは、配信サーバ1と、サーバ側多地点配信装置2と、分岐装置3(図1に示す3a又は3b)と、受信側多地点配信装置4(図1に示す4a又は4e)と、受信装置5(図1に示す5a、5b、5c又は5e)と、マルチキャストアドレス解決サーバ6と、を備える。配信サーバ1は、映像音声等などの映像または音声のストリームをマルチキャスト配信する。受信側多地点配信装置4aと受信装置5a、5b又は5cは同一サブネットA内に接続されている。受信側多地点配信装置4eと受信装置5eは同一サブネットB内に接続されている。受信装置5a、5b、5c又は5eは、配信サーバ1の配信する映像または音声のストリームを受信する。
ある受信者が、配信される映像音声等を視聴すべく受信装置5(図1では5a又は5b又は5c又は5e)を操作すると、受信要求を意味するIGMP (Internet Group Management Protocol) Membership Reportメッセージが、受信装置5からそれが繋がっているサブネット内に送出される。
受信装置5と同一サブネットに属する受信側多地点配信装置4(図1では4a)は、このIGMP Membership Reportメッセージを受信すると、このメッセージ中のマルチキャストアドレスを読み出し、内部に保持するテーブルを検索してマルチキャストアドレス解決、即ち、マルチキャストアドレスをキーに対応する配信サーバのユニキャストアドレスを得ること、を行う。もし、IGMP Membership Reportメッセージ中のマルチキャストアドレスが受信側多地点配信装置4aのテーブル中にない場合には、マルチキャストアドレス解決サーバ6に問い合わせて、マルチキャストアドレス解決を行う。受信側多地点配信装置4は、得られたユニキャストアドレスを受信要求パケット(Flexcast Join)の宛先とし、該パケットを上流(配信サーバにより近い側)の分岐装置3(図1では3b)に送信する。受信要求パケットを受信した分岐装置3は、もし、受信要求の映像または音声のストリームを受信していない場合には、さらに上流の分岐装置3に向けて受信要求パケットを送信する。
サーバ側多地点配信装置2直下の分岐装置3(図1では3a)が受信要求パケットを受信し、もし、分岐装置3aが受信要求の映像または音声のストリームを受信していない場合には、分岐装置3aはさらに上流のサーバ側多地点配信装置2に向けて受信要求パケットを送信する。サーバ側多地点配信装置2は、配信サーバ1が送出しているマルチキャストパケットを常時受信しており、受信要求パケットを受信すると、受信要求パケット内に記述されたマルチキャストアドレスに対応するマルチキャストパケットをカプセル化してユニキャストパケットに変換し、該ユニキャストパケットを分岐装置3aに向けて送信する。分岐装置3aは分岐処理、即ち、受信要求パケットを送ってきた下流(配信サーバからより遠い側)の分岐装置3に向けて、パケットを複製し各分岐装置3に向けて送信する。分岐装置3bも同様の処理を行い、受信要求パケットの送り元の一つである受信側多地点配信装置4aにも送信する。該ユニキャストパケットを受信した受信側多地点配信装置4aは、ユニキャストパケットをデカプセル化してマルチキャストパケットに変換し、サブネットA内に向けてマルチキャストパケットを転送する。以上のシーケンスを図2に示す。
もし、分岐装置3aが受信要求の映像または音声のストリームを既に受信して下流に送信している場合には、分岐装置3aは前記受信要求に対して分岐処理を行う。そして、関係する分岐装置3(3bを含む)および受信側多地点配信装置4aで上述と同様の処理が行われ、要求した映像または音声のストリームが各受信装置に送られてくる。この場合のシーケンスを図3に示す。
尚、IGMP Membership Reportメッセージには、ルータ等から周期的に出力されるIGMP Membership Queryメッセージに対して、受信継続中であることを示す応答として、受信中の各受信装置5から直後に1回出力されるものがある。このタイプを、受信開始時の受信要求を意味するタイプと区別し、以下の説明では特に断らない限り、IGMP Membership Reportメッセージは受信開始時の受信要求を意味するタイプとする。
また、受信者が、配信されている映像音声等の視聴を終了すべくアプリケーションの停止や終了を受信装置5(図1では5a又は5b又は5c又は5e)上で操作すると、映像音声受信の終了要求に相当するIGMP Leave Groupメッセージが、受信装置5からその受信装置5が属するサブネット内に送出される。
この受信装置5と同一サブネットに属する受信側多地点配信装置4は、このIGMP Leave Groupメッセージを受信すると、IGMP Leave Groupメッセージ中のマルチキャストアドレスが指し示す配信サーバ1のユニキャストアドレス宛に終了要求(Flexcast Leave)パケットを送り、その終了要求パケットが受信側多地点配信装置4に向けてマルチキャストパケットを転送していた分岐装置3bに到着すると、下流の受信側多地点配信装置4に向けたマルチキャストパケットの転送を終了する。もし、他の下流の装置に向けて分岐処理をしていない場合には、更に、上流の分岐装置3に向けて終了要求パケットを送信する。分岐装置3における同様な動作により、もし、分岐装置3bが終了要求パケットを受信した場合には、下流の分岐装置3に向けたマルチキャストパケットの転送を終了する。もし、他の下流の装置に向けて分岐処理をしていない場合には、さらに、上流のサーバ側多地点配信装置2に向けて終了要求パケットを送信する。終了要求パケットを受信したサーバ側多地点配信装置2は、以下の一連の動作、即ち、受信要求パケット内に記述されたマルチキャストアドレスに対応するマルチキャストパケットをカプセル化してユニキャストパケットに変換し、該ユニキャストパケットを分岐装置3aに向けて送信する、という処理を中止する。
以上のような動作が行われている中で、途中のネットワーク内でのパケットロスや遅延ゆらぎ等の影響を受けたマルチキャストパケットが受信装置に到着すると、映像が止まったり乱れたり、音声が途切れたり雑音が入ったりして映像や音声等の受信状況が悪化する。
このような状況下で、例えば、受信者は、概ね以下の3通りの動作
(1)何もしない(継続視聴)
(2)再受信(一度受信を終了し、再度受信)
(3)受信終了
をすることが実験から分かっている。上記の動作に対応する受信者個々人の受信状況を推定すると、概ね
(1)は、映像や音声は乱れるが視聴可能、
(2)は、映像や音声の乱れは許容限度を超えているが視聴したい、
(3)は、許容限度を超えているため視聴終了、
と考えられる。
上記は一例であるが、上記の場合、(2)のケースの受信者について、直ちに配信状況の改善を行う必要がある。また、(3)のケースの受信者についても、次回の配信に備えて、できるだけ早く配信状況の改善を行う必要がある。
(2)または(3)のケースの受信者がいるかどうかは、そのサブネットにそれぞれ接続されている受信側多地点配信装置4において、各受信装置から送出されるIGMPパケットを受信して分析することにより推定される。
例えば、(2)のケースの受信者がいるかどうかを推定する一つの方法として、受信側多地点配信装置4が、IGMP Leave Groupメッセージを受信後、予め決められた一定時間T1以内にIGMP Membership Reportメッセージを受信した場合には、(2)のケースと判断し、直ちに配信ネットワークの再構築等を行う。
他の判断方法として、受信側多地点配信装置4が、IGMP Leave Groupメッセージを受信後、直近のIGMP Membership Reportメッセージを受信するまでの複数回の時間が予め決められた一定時間T2以内の場合、とすることもできる。
また、受信者の動作による他の判断方法とし、IGMP Membership Reportメッセージに着目した方法があり、受信側多地点配信装置4が、IGMP Membership Reportメッセージを受信後、次のIGMP Membership Reportメッセージを受信するまでの1回または複数回の時間が予め決められた一定時間T3以内の場合、とすることもできる。
また、受信者の動作による他の判断方法として、IGMP Leave Groupメッセージに着目した方法があり、受信側多地点配信装置4が、IGMP Leave Groupメッセージを受信後、次のIGMP Leave Groupメッセージを受信するまでの1回または複数回の時間が予め決められた一定時間T3以内の場合とすることもできる。
また、(3)のケースの受信者がいるかどうかを推定する一つの方法として、受信側多地点配信装置4が、IGMP Leave Groupメッセージを受信後、予め決められた一定時間T1以内にIGMP Membership Reportメッセージを受信しなかった場合には、(3)のケースと判断し、配信ネットワークの再構築等を行う。
さらに、受信側多地点配信装置4における、上述のIGMP Membership Reportメッセージの一つまたは複数の受信時刻、または、IGMP Leave Groupメッセージの一つまたは複数の受信時刻、または、IGMP Membership ReportメッセージとIGMP Leave Groupメッセージの一つまたは複数の受信時刻を、教師あり学習の機械学習に入力して、ケース(2)またはケース(3)の判断を行わせることもできる。
図4は、配信ネットワークの再構築の方法の一例である。ここでは、配信サーバとして1aと1bがあり、これらは受信要求パケット内の同一のマルチキャストアドレスに対して同一の映像や音声パケットを送出できるものとする。
この場合、受信側多地点配信装置4aがマルチキャストアドレス解決サーバ6から得たマルチキャストアドレス解決テーブルは、例えば図5に示すように、同一の配信内容(映像または音声のストリーム)について、そのマルチキャストアドレスとそれを配信するサーバのユニキャストアドレスを組にして順に記されており、IGMP Membership Reportメッセージ内に書かれたIP Multicastアドレスが239.192.1.1だとすると、配信サーバへの受信要求パケットの宛先は、まず第1の配信サーバのユニキャストアドレスである192.168.1.1に送られる。尚、図5中の“−”は、同一配信内容の配信サーバが存在しないことを意味している。
これによって送られた映像または音声のストリームを受信装置5a又は5b又は5cが受信して再生した状況が上記ケース(2)または(3)の場合、受信側多地点配信装置4aはそれを検出し、マルチキャストアドレス解決サーバ6から送られたマルチキャストアドレス解決テーブルを再度参照し、今度は第2の配信サーバのユニキャストアドレスである192.168.20.3宛に受信要求パケットを送り、同時に第1の配信サーバ宛に終了要求パケットを送信する。マルチキャストアドレスが異なってもユニキャストアドレスが共通する場合もあるが、第1の配信サーバと第2の配信サーバとはユニキャストアドレスが異なり、配信サーバ1aからの経路と配信サーバ1bからの経路はほとんど異なる。もし、配信サーバ1aから受信側多地点配信装置4aまでの経路で、受信状況を悪化させるパケットロスや遅延が発生している場合には、配信サーバ1bからの経路は殆ど異なるため、受信状況が改善する可能性がある。
尚、上述の受信先の配信サーバを切り替える動作が頻繁に行われることに問題がある場合には、予め設定された一定時間後に切り替える動作が行われるようにすることもできる。
以上説明したように、本実施形態に係る受信状況推定方法及び受信側多地点配信装置4a、4eは、受信装置5a、5b、5c、5eから送出されるIGMPパケットを受信して分析することにより、個々の受信装置におけるFECによる映像や音声の改善度合いや個々の受信者の個性も含めた受信状況を、従来より正確に把握することができる。
本実施形態の受信側多地点配信装置4a、4eは、コンピュータとプログラムによっても実現でき、プログラムを記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
図9は、本発明の受信側多地点配信装置4の機能ブロック図である。受信側多地点配信装置4は、入出力IF部41と、パケット内容振り分け部42と、受信要求パケット作成部43と、映像音声パケットデカプセル化部44と、終了要求パケット作成部45と、マルチキャストアドレス解決テーブル部46と、問い合わせパケット作成部47と、受信状況分析部48と、を備える。
入出力IF部41には、受信要求を意味するIGMP Membership Reportメッセージパケット、終了要求を意味するIGMP Leave Groupメッセージパケット、カプセル化された映像または音声ストリームのパケットが入力する。パケット内容振り分け部42は、これらのパケットの内容を振り分け、受信要求パケットの内容を受信要求パケット作成部43に、終了要求の内容を終了要求パケット作成部45に、カプセル化された映像または音声ストリームのパケットを映像音声パケットデカプセル化部44に、それぞれ出力する。
IGMP Membership Reportメッセージパケットの内容が入力した受信要求パケット作成部43は、まず、マルチキャストアドレス解決、即ち、受信要求パケットの送り先であり、マルチキャストアドレスに対応する映像または音声のストリームを配信する、配信サーバのユニキャストアドレスを得ることを行う。過去にマルチキャストアドレス解決した情報は、マルチキャストアドレス解決テーブル部46に記録されており、受信要求パケット作成部43は、マルチキャストアドレス解決テーブル部46にマルチキャストアドレスを通知する。
マルチキャストアドレス解決テーブル部46は、マルチキャストアドレスをキーにテーブル内を検索する。もし、合致するマルチキャストアドレスがあれば、対応するユニキャストアドレスを受信要求パケット作成部43に通知し、合致するマルチキャストアドレスがない場合は、マルチキャストアドレス解決サーバ6に問い合わせるために、問い合わせパケット作成部47にマルチキャストアドレスを通知する。そして、受信要求パケット作成部43は、マルチキャストアドレス解決テーブル部46から取得したユニキャストアドレス宛に映像または音声のストリームの配信を要求する旨の受信要求パケットを作成する。
もし、合致するマルチキャストアドレスがない場合は、マルチキャストアドレス解決テーブル部46は、マルチキャストアドレス解決サーバ6に問い合わせるために、問い合わせパケット作成部47にマルチキャストアドレスを通知する。
問い合わせパケット作成部47は、マルチキャストアドレス解決サーバ6宛の問い合わせパケットを作成し、該パケットは、入出力IF部41を介して、マルチキャストアドレス解決サーバ6に送られる。マルチキャストアドレス解決サーバ6からの返信内容は、入出力IF部41を介して、パケット内容振り分け部42に通知され、さらに、問い合わせパケット作成部47に送られる。問い合わせパケット作成部47は、例えば図5のような、マルチキャストアドレス解決サーバ6の返信内容から、問い合わせたマルチキャストアドレスとそれに対応するユニキャストアドレス、および、問い合わせたマルチキャストアドレスと同一内容の映像又は音声のストリームを配信するサーバが一つまたは複数存在する場合には、それらのマルチキャストアドレスとユニキャストアドレスの組を取り出し、マルチキャストアドレス解決テーブル部46に通知する。
マルチキャストアドレス解決テーブル部46は、上述の得られたアドレス情報を関連付けて記録するとともに、該マルチキャストアドレスと第1の配信サーバのユニキャストアドレスを受信要求パケット作成部43に通知する。マルチキャストアドレス解決テーブル部46は、例えば図5のような、問い合わせたマルチキャストアドレスとそれに対応するユニキャストアドレス、および、問い合わせたマルチキャストアドレスと同一内容の映像または音声のストリームをマルチキャストで配信するサーバが一つまたは複数存在する場合には、それらのマルチキャストアドレスとユニキャストアドレスの組が関連付けられたテーブルを格納する。
受信要求パケット作成部43は、配信サーバ宛の受信要求パケットを作成し、入出力IF部41に転送する。受信要求パケットは、マルチキャストアドレス解決テーブル部46から通知されたユニキャストアドレスを宛先として、マルチキャストアドレスに対応する映像または音声のストリームの配信を要求する旨のパケットである。入出力IF部41を介して、受信要求パケットはネットワークに出力され、ユニキャストアドレスに従って宛先に転送される。
終了要求パケット作成部45は、受信装置5a、5b、5c、5eが送信したIGMP Leave Groupメッセージパケットの内容を、入出力IF部41およびパケット内容振り分け部42を介して通知されると、マルチキャストアドレス解決テーブル部46に問い合わせる。マルチキャストアドレス解決テーブル部46は、同マルチキャストアドレスに対し、前回の問い合わせに対して通知したユニキャストアドレスを記録しておき、それと同じユニキャストアドレスを通知する。終了要求パケット作成部45は、このユニキャストアドレスを宛先として、マルチキャストアドレスに対応する映像または音声のストリームの配信停止を要求する旨の終了要求パケットを作成し、入出力IF部41に転送する。
映像音声パケットデカプセル化部44は、入出力IF部41およびパケット内容振り分け部42を介してカプセル化された映像音声パケットを入力されると、該パケットをデカプセル化し、入出力IF部41に転送する。入出力IF部41は、これらのパケットを接続されているサブネットに向けて出力する。
パケット内容振り分け部42は、IGMPメッセージを受信すると、受信状況分析部48にも通知する。受信状況分析部48は、IGMPメッセージの種類と時刻などを記録し、IGMPメッセージを出力した受信装置の受信状況を推定する。このとき、ルータ等から周期的に出力されるIGMP Membership Queryメッセージに対して、受信中の各受信装置5から直後に1回出力されるIGMP Membership Reportメッセージは、受信継続中であることを示す応答メッセージとして記録し、受信開始時の受信要求であるIGMP Membership Reportメッセージと区別する。
受信状況分析部48は、前記(2)または(3)のケースと判断した場合、配信ネットワークの再構築を行う。その一つの方法である「配信サーバの切り替え」を行うには、マルチキャストアドレス解決テーブル部46に、次の配信サーバへの切り替えを通知する。
マルチキャストアドレス解決テーブル部46は、内部のテーブルの情報として、図5の第2の配信サーバのような、他の配信サーバのユニキャストアドレスを有している場合には、受信要求パケット作成部43に通知する。受信要求パケット作成部43は、受信要求パケット作成し、入出力IF部41を介して他の配信サーバに受信要求パケットを送信する。それとともに、マルチキャストアドレス解決テーブル部46は、終了要求パケット作成部45に通知する。終了要求パケット作成部45は、終了要求パケットを作成し、入出力IF部41を介して第1の、即ち、現在の配信サーバに終了要求パケットを送信する。また、受信要求パケット作成部43および終了要求パケット作成部45は、これらの動作終了をマルチキャストアドレス解決テーブル部46に通知し、これらの通知を受信したマルチキャストアドレス解決テーブル部46は、配信サーバの切り替えを受信状況分析部48に通知する。
以上のような動作により配信サーバを切り替え、これにより配信経路が変わり(一部は同じ)、パケットロスや遅延の発生を回避または低減できる場合がある。
マルチキャストアドレス解決テーブル部46内に他の配信サーバのユニキャストアドレス情報がない場合には、マルチキャストアドレス解決テーブル部46は、前述のように、マルチキャストアドレス解決サーバ6に問い合わせる。
もし、マルチキャストアドレス解決サーバ6から、他の配信サーバのユニキャストアドレスを得られた場合は、上述と同様の配信サーバの切り替え動作を行う。
もし、得られなかった場合は、配信サーバの切り替え動作ができないことを、受信状況分析部48に通知する。受信状況分析部48は、これらの状態情報を記憶し、この時点からある特定の時間内は、前記(2)のケースと判断した場合でも、直ちに配信ネットワークの再構築を行うための一つの方法である「配信サーバの切り替え」を選択肢から除外する等の動作を行う。
また、受信側多地点配信装置4は、受信状況通知パケット作成部49を有する。受信状況分析部48は、前記(2)または(3)のケースと判断した場合、受信状況通知パケット作成部49に通知することができ(配信サーバのユニキャストアドレスを含む)、受信状況通知パケット作成部49は、配信サーバに向けた受信状況通知パケットを作成する。受信状況通知パケットは、入出力IF部41を介してネットワークに出力され、配信サーバに送られる。受信状況通知パケットを受信した配信サーバは、他の受信側多地点配信装置4からの受信状況通知を含めて総合的に判断し、FECのパラメータを変更する。
本実施形態の受信側多地点配信装置4は、コンピュータとプログラムによっても実現でき、プログラムを記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
図10は、本発明のマルチキャストアドレス解決サーバ6の機能ブロック図である。マルチキャストアドレス解決サーバ6は、入出力IF部61と、パケット内容振り分け部62と、テーブル情報更新部63と、アドレス解決用テーブル64と、テーブル情報パケット化部65と、を備える。
入出力IF部61には、各受信側多地点配信装置4からの「アドレス解決用テーブル情報の転送要求」と、「アドレス解決用テーブル情報の新規登録または変更または削除の情報」が入力する。パケット内容振り分け部62は、これらのパケットの内容を振り分け、「アドレス解決用テーブル情報の転送要求」をテーブル情報パケット化部65に、「アドレス解決用テーブル情報の新規登録または変更または削除の情報」をテーブル情報更新部63に、それぞれ出力する。
「アドレス解決用テーブル情報の転送要求」が入力したテーブル情報パケット化部65は、アドレス解決用テーブル64にアクセスしてテーブル情報を入手し、この情報を予め決められた様式でパケット化し、要求元のIPアドレスを付与して入出力IF部61に転送する。
「アドレス解決用テーブル情報の新規登録または変更または削除の情報」が入力したテーブル情報更新部63は、アドレス解決用テーブル64にアクセスしてテーブル情報を更新し、終了通知のパケットを作成し、送信元のIPアドレスを付与して入出力IF部61に転送する。
入出力IF部61は、これらのパケットをネットワークに出力する。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態における多地点配信の機器接続について、図6を用いて説明する。尚、これらの機器はIPネットワーク内に設置されており、ノード7(a,b,c,…)はルータやL3スイッチなどである。また、各機器間のシーケンスを図7に示す。
配信ネットワーク内の全てのノード7では何らかのマルチキャストルーティングプロトコルが動作しており、受信装置5と同一のサブネットに繋がるノード7bは、受信装置5と同一のサブネットに繋がらないノードとは異なり、第1の実施の形態における受信側多地点配信装置4とマルチキャストアドレス解決サーバ6に相当する機能を有している。
ある受信者が、配信される映像音声等を視聴すべく受信装置5(a, b, c, …)を操作すると、受信装置5からIGMP (Internet Group Management Protocol) Membership Reportメッセージが、その受信装置5が属するサブネット内に送出される。
このIGMP Membership Reportメッセージを、受信装置5と同一のサブネットに繋がるノード7bが受信すると、前記マルチキャストルーティングプロトコルの動作に従って、受信要求パケット(Joinパケット等)がネットワーク内を転送され、配信サーバ1のパケットを既に受信しているノードからノード7bに、要求したマルチキャストパケットが送られてくる。このマルチキャストパケットを受信したノード7bは、受信要求を送出した受信装置5が繋がっているサブネット内に向けてマルチキャストパケットを出力する。
また、受信者が、配信されている映像音声等の視聴を終了すべく受信装置5(a,b,c,…)を操作すると、受信装置5からIGMP Leave Groupメッセージが、その受信装置5が属するサブネット内に送出される。
受信装置5と同一のサブネットに繋がるノード7bは、このIGMP Leave Groupメッセージを受信すると、前記マルチキャストルーティングプロトコルの動作に従って、終了要求パケット(Leaveパケット等)がネットワーク内を転送され、ノード7bに向けてマルチキャストパケットを分岐出力していたノード7cに到着すると、ノード7bに向けたマルチキャストパケットの分岐出力を終了する。もし、ノード7cが他のノード等に分岐出力していない場合には、上流のノードに向けて終了要求パケットを送信する。
以上のような動作が行われている中で、途中のネットワーク内でのパケットロスや遅延ゆらぎ等の影響を受けたマルチキャストパケットが受信装置に到着すると、映像が止まったり乱れたり、音声が途切れたり雑音が入ったりして映像や音声等の受信状況が悪化する。これに対する受信者の動作は第1の実施形態と同様であり、よって、それに対応する受信状況の判断も同様である。
即ち、(2)のケースの受信者がいるかどうかの判断は、そのサブネットに接続されているノード7bにおいて、それぞれ受信装置から送出されるIGMPパケットを受信して分析することにより推定する。
例えば、一つの方法として、IGMP Leave Groupメッセージを受信後、予め決められた一定時間T1以内にIGMP Membership Reportメッセージを受信した場合には、(2)または(3)のケースと判断し、直ちに配信ネットワークの再構築等を行う。
他の判断方法として、IGMP Leave Groupメッセージを受信後、直近のIGMP Membership Reportメッセージを受信するまでの複数回の時間が予め決められた一定時間T2以内の場合とすることもできる。
また、受信者の動作から他の判断方法とし、IGMP Membership Reportメッセージに着目した方法があり、IGMP Membership Reportメッセージを受信後、次のIGMP Membership Reportメッセージを受信するまでの1回または複数回の時間が予め決められた一定時間T3以内等の場合とすることもできる。
また、受信者の動作から他の判断方法とし、IGMP Leave Groupメッセージに着目した方法があり、IGMP Leave Groupメッセージを受信後、次のIGMP Leave Groupメッセージを受信するまでの1回または複数回の時間が予め決められた一定時間T3以内等の場合とすることもできる。
さらに、上述のIGMP Membership Reportメッセージのみの到着時刻を、または、IGMP Leave Groupメッセージのみの到着時刻を、または、IGMP Membership ReportメッセージとIGMP Leave Groupメッセージの到着時刻を、教師あり学習の機械学習に入力して、ケース(2)の判断を行わせることもできる。
また、(3)のケースの受信者がいるかどうかを推定する一つの方法として、ノード7bが、IGMP Leave Groupメッセージを受信後、予め決められた一定時間T1以内にIGMP Membership Reportメッセージを受信しなかった場合には、(3)のケースと判断し、配信ネットワークの再構築等を行う。
また、配信ネットワークの再構築等の方法も、第1の実施の形態の場合と同様の方法を行うことができる。即ち、図8のように、同一の映像や音声等を送出できる複数の配信サーバ1(a,b,…)を用意する。
受信装置5と同一のサブネットに繋がるノード7bは、上述したように、第1の実施の形態における受信側多地点配信装置4とマルチキャストアドレス解決サーバ6に相当する機能を有している。
その一つの機能として、図5に示すような、同一の配信内容(映像または音声のストリーム)について、そのマルチキャストアドレスとそれを配信するサーバのユニキャストアドレスを組にして順に記されているマルチキャストアドレス解決テーブル部と、受信状況分析部と、を有しており、第1の実施形態と同様な動作、即ち、ケース(2)または(3)のような受信状況が悪い場合の配信元の配信サーバ1の切り替えを行うことができる。
尚、第1および第2の実施形態で、IPv4プロトコルをベースに説明してきたが、IPv6プロトコルではIGMPに相当するプロトコルとしてMLD(Multicast Listener Discovery)が使用され、同様に動作させることにより、同様の効果を得られる。
本発明は、インターネットにおけるコンサート等のライブインターネット配信や、今後の社内IPネットワーク等のプライベートネットワークをはじめとした、研修や訓示や講演等の映像や音声を各社員の受信装置(PC等)に多地点配信する状況において、個々の受信装置におけるFECによる映像や音声の改善度合いや個々の受信者の個性も含めた受信状況を、従来より正確に把握することができ、それに対応した配信ネットワークの再構築等を行うことができる。
1、1a、1b:配信サーバ
2:サーバ側多地点配信装置
3a、3b:分岐装置
4、4a、4e:受信側多地点配信装置
5、5a、5b、5c、5e:受信装置
6:マルチキャストアドレス解決サーバ
7a、7b、7c、7d、7e:ノード
41:入出力IF部
42:パケット内容振り分け部
43:受信要求パケット作成部
44:映像音声パケットデカプセル化部
45:終了要求パケット作成部
46:マルチキャストアドレス解決テーブル部
47:問い合わせパケット作成部
48:受信状況分析部
49:受信状況通知パケット作成部
61:入出力IF部
62:パケット内容振り分け部
63:テーブル情報更新部
64:アドレス解決用テーブル
65:テーブル情報パケット化部

Claims (6)

  1. 個々の受信装置におけるFEC(Forward Error Correction)による映像や音声の改善度合いや個々の受信者の個性も含めた受信状況を把握する方法であって、
    受信装置から出力される各種IGMP(Internet Group Management Protocol)メッセージを同一サブネット内のノードで受信する手順と、
    該ノードはそれらの受信時刻を記録する手順と、
    各IGMPメッセージのIPパケットのソースアドレスを用いて、メッセージを受信装置毎に分類し、
    さらにIGMPメッセージを送出したメッセージ中のマルチキャストアドレス毎に分類する手順と、
    分類された一連のメッセージにおけるMembership ReportメッセージまたはLeave Groupメッセージの時間間隔を分析することにより、前記受信装置における受信状況を推定する手順と、
    を有する受信状況推定方法。
  2. 前記受信状況の推定結果に応じて配信サーバを切り替えることを特徴とする請求項1に記載の受信状況推定方法。
  3. 分類された一連のメッセージにおけるMembership Reportメッセージとその後に出された直近のLeave Groupメッセージ間の時間間隔を分析することによるか、或いは、
    分類された一連のメッセージにおけるMembership Reportメッセージ間の時間間隔を分析することによるか、或いは、
    分類された一連のメッセージにおけるLeave Groupメッセージ間の時間間隔を分析することにより、
    前記受信装置における受信状況を推定する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の受信状況推定方法。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載された手順をコンピュータに実行させるための受信状況推定プログラム。
  5. 映像または音声のストリームをマルチキャストで配信する配信サーバのマルチキャストアドレスと一つまたは複数のユニキャストアドレスを関連付けて記録するマルチキャストアドレス解決テーブル部と、
    IGMP Membership Reportメッセージパケットの内容が入力されると、マルチキャストアドレスに対応する映像または音声のストリームを配信する配信サーバのユニキャストアドレスを得て、配信サーバ宛の受信要求パケットを作成する受信要求パケット作成部と、
    IGMP Leave Groupメッセージパケットの内容が入力されると、配信サーバ宛の終了要求パケットを作成する終了要求パケット作成部と、
    カプセル化された映像音声パケットが入力されると、該パケットをデカプセル化するパケットデカプセル化部と、
    同一サブネット内の受信装置から出力される各種IGMPメッセージを受信すると、各種IGMPメッセージの受信時刻を記録し、各IGMPメッセージのIPパケットのソースアドレスを用いてメッセージを受信装置毎に分類し、さらにIGMPメッセージを送出したメッセージ中のマルチキャストアドレス毎に分類し、分類された一連のメッセージにおけるMembership ReportメッセージまたはLeave Groupメッセージの時間間隔を分析することにより、前記受信装置における受信状況を推定する受信状況分析部と、
    を備える受信側多地点配信装置。
  6. 受信要求パケット作成部が、IGMP Membership Reportメッセージパケットの内容が入力されると、マルチキャストアドレスに対応する映像または音声のストリームを配信する配信サーバのユニキャストアドレスを得て、配信サーバ宛の受信要求パケットを作成する手順と、
    パケットデカプセル化部が、カプセル化された映像音声パケットが入力されると、該パケットをデカプセル化する手順と、
    受信状況分析部が、同一サブネット内の受信装置から出力される各種IGMPメッセージを受信すると、各種IGMPメッセージの受信時刻を記録し、各IGMPメッセージのIPパケットのソースアドレスを用いてメッセージを受信装置毎に分類し、さらにIGMPメッセージを送出したメッセージ中のマルチキャストアドレス毎に分類し、分類された一連のメッセージにおけるMembership ReportメッセージまたはLeave Groupメッセージの時間間隔を分析することにより、前記受信装置における受信状況を推定する手順と、
    をコンピュータに実行させるための受信側多地点配信プログラム。
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