JP2013009241A - 映像符号化方法,装置,映像復号方法,装置およびそれらのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】動き補償画面間予測における予測誤差エネルギーを低減させ,符号化効率の改善を図る。
【解決手段】小数精度の動き補償において,小数精度画素位置の補間位置グループごとに複数のフィルタ係数の重み付き和を計算して,予測誤差エネルギーを最小化する最適な重み付きフィルタ係数を求める。その重み付きフィルタ係数を用いて参照画像に補間フィルタを適用することにより動き補償を実施する。重み付きフィルタ係数と補間フィルタ係数とを符号化して符号化ビットストリームに加える。
【選択図】図4

Description

本発明は,映像符号化における補間フィルタの性能改善を図り,符号化効率を改善する映像符号化/復号技術に関するものである。
映像符号化において,異なる画面間で予測を実行する画面間予測(動き補償)符号化では,すでに復号されたフレームを参照して,予測誤差エネルギーを最小にする動きベクトルが求められ,その予測誤差信号(残差信号とも呼ばれる)が直交変換される。その後,量子化が施され,エントロピー符号化を経て,最終的にバイナリーデータ,すなわちビットストリームとなる。符号化効率を高めるためには予測誤差エネルギーの低減が不可欠であり,予測精度の高い予測方式が求められる。
映像符号化標準方式には,数多くの画面間予測の精度を高めるためのツールが導入されている。例えばH.264/AVCでは,直近のフレームにオクルージョンが存在する場合には,時間的に少し離れたフレームを参照したほうが予測誤差エネルギーを低減できるため,複数のフレームを参照可能としている。本ツールを複数参照フレーム予測と呼ぶ。また,複雑な形状の動きにも対応可能とするために,16×16および8×8に加えて,16×8,8×16,8×4,4×8,4×4のように,ブロックサイズを細かく分割可能としている。本ツールを可変ブロックサイズ予測と呼ぶ。
これらと同様に,参照フレームの整数精度画素から6タップのフィルタを用いて1/2精度の画素を補間し,さらにその画素を利用して1/4精度の画素を線形補間で生成する。これにより,小数精度の動きに対して予測が当たるようになる。本ツールを1/4画素精度予測と呼ぶ。
H.264/AVCよりも符号化効率の高い次世代映像符号化標準方式の策定に向け,国際標準化組織ISO/IEC“MPEG”およびITU−T“VCEG”が共同で検討チーム(Joint Collaborative Team for Video Coding:JCT−VC)を設立した。次世代標準方式は,高能率映像符号化方式(High Efficiency Video Coding: HEVC)と呼ばれ,現在世界各国から様々な新規符号化技術が集められ,JCT−VC会合にて審議されている。
その中で,特に画面間予測(動き補償)に関連する提案は多くなされており,HEVC用参照ソフトウェア(HEVC test Model:HM)には,動きベクトルの予測効率を改善するツールや,ブロックサイズを16×16以上に拡張するツールが採用されている。
また,小数精度画素の補間精度を高めるツールも提案されており,補間フィルタ係数をDCT係数の基底から導出したDCTベース補間フィルタ(DCT-based Interpolation Filter: DCT−IF)は効果が高く,HMに採用されている。さらに補間精度を上げるため,補間フィルタ係数をフレーム単位で適応的に変化させる補間フィルタも提案されており,適応補間フィルタ(Adaptive Interpolation Filter:AIF)と呼ばれる。適応補間フィルタは符号化効率改善の効果が高く,VCEG主導で作成された次世代映像符号化向け参照ソフトウェア(Key Technical Area: KTA)にも採用されている。符号化効率向上の寄与が高いため,補間フィルタの性能改善は非常に期待される領域である。
従来の補間フィルタについて,さらに詳しく説明する。
〔固定的補間〕
図8は,H.264/AVCにおける小数精度の画素補間方法を示す図である。H.264/AVCにおいては,図8に示すように1/2画素位置の補間時は,対象となる補間画素の左右3点ずつ計6整数画素を用いて補間を行う。垂直方向については上下3点ずつ計6整数画素を用いて補間する。フィルタ係数は,それぞれ[(1,−5,20,20,−5,1)/32]となっている。1/2画素位置が補間された後,1/4画素位置は[1/2,1/2]の平均値フィルタを用いて補間を行う。一度,1/2画素位置をすべて補間して求める必要があるため,計算複雑度は高いものの,性能の高い補間が可能となり,符号化効率向上を導いている。以上の固定フィルタによる補間の技術は,非特許文献1等に示されている。
H.264/AVCの1次元6タップフィルタのように,係数値が全入力画像および全フレームに対して同じ値を用いるフィルタは,固定補間フィルタ(Fixed Interpolation Filter)と呼ばれる。
H.264/AVCに採用されている補間フィルタの性能をさらに改善する方式として,HEVC用参照ソフトウェアHMでは,DCTベース補間フィルタ(DCT−IF)が採用されている。このDCTベース補間フィルタの小数精度の画素補間方法を,図9に示す。図9のように,小数精度位置における補間対象画素をp,整数位置画素をpx ,pの位置を示す整数位置画素間パラメータをα(0≦α≦1)とする。このとき,補間に使用する整数位置の画素数,すなわちタップ長を2M(Mは1以上の整数値)とする。DCT変換の定義式より,式(1) が成立する。
Figure 2013009241
また,逆DCT変換の定義式より,式(2) が成立する。
Figure 2013009241
xを位置とみなすことにより,小数位置αにおける画素補間式は以下の式(3) となる。
Figure 2013009241
式(3) より,補間に用いるタップ長2Mおよび補間対象位置αが定まれば,一意に係数を導出することができる。以上の議論から得られる補間フィルタの事例を表1および表2にまとめる。以上の詳細については,非特許文献2に示されている。
Figure 2013009241
Figure 2013009241
このDCTベース補間フィルタは,任意のフィルタ長および補間精度に対応でき,性能の高い補間フィルタであるため,HEVC用テストモデルHMに採用されている。
〔適応的補間〕
H.264/AVCでは,入力画像条件(シーケンス種類/画像サイズ/フレームレート)や符号化条件(ブロックサイズ/GOP構造/QP)に関わらず,フィルタ係数値は一定である。フィルタ係数値が固定である場合,例えば,エイリアシング,量子化誤差,動き推定による誤差,カメラノイズといった時間的に変化する効果が考慮されていない。したがって,符号化効率の点で性能向上に限界があると考えられる。そこで,補間フィルタ係数を適応的に変化させる方式が非特許文献3では提案されており,非分離型の適応補間フィルタと呼ばれている。
本方式では,2次元の補間フィルタ(6×6の計36フィルタ係数)を考えており,予測誤差エネルギーを最小にするようにフィルタ係数が決定される。H.264/AVCに用いられている1次元6タップの固定補間フィルタを用いるよりも高い符号化効率が実現できたが,フィルタ係数を求める上での計算複雑度が非常に高いため,その計算複雑度を低減するための提案が非特許文献4で紹介されている。
非特許文献4で紹介されている手法は分離型適応補間フィルタ(SAIF:Separable Adaptive Interpolation Filter )と呼ばれ,2次元の補間フィルタを用いるのではなく,1次元の6タップ補間フィルタを用いる。
図10は,分離型適応補間フィルタ(SAIF)における小数精度の画素補間方法を示す図である。手順としては,図10(B)のStep1に示すように,まず水平方向の画素(a,b,c)を補間する。フィルタ係数の決定には整数精度画素C1からC6が用いられる。式(4) の予測誤差エネルギー関数Eh 2 を最小化するような水平方向フィルタ係数が,一般に知られた最小二乗法(非特許文献3参照)により,解析的に決定される。
Figure 2013009241
ここで,Sは原画像,Pは復号済参照画像,xおよびyはそれぞれ画像中の水平および垂直方向の位置を示す。また,〜x(〜はxの上に付く記号;他も同様)は,
〜x=x+MVx −FilterOffset
であり,MVx は事前に得られた動きベクトルの水平成分, FilterOffset は調整のためのオフセット(水平方向フィルタ長を2で割った値)を示している。垂直方向については,〜y=y+MVy となり,MVy は動きベクトルの垂直成分を示す。wciは求めるべき水平方向フィルタ係数群ci (0≦ci <6)を示す。
式(4) を求めるフィルタ係数と同じ数の一次方程式が得られることになり,最小化処理は,水平方向の各小数画素位置ごとに独立に実施される。この最小化処理を経て,3種類の6タップフィルタ係数群が求まり,そのフィルタ係数を用いて小数画素a,b,cが補間される。
水平方向の画素補間が完了した後,垂直方向の補間処理を実施する。水平方向と同様の線形問題を解くことで垂直方向のフィルタ係数を決定する。具体的には,式(5) の予測誤差エネルギー関数EV 2 を最小化するような垂直方向フィルタ係数が,解析的に決定される。
Figure 2013009241
ここで,Sは原画像,^P(^はPの上に付く記号)は復号後に水平方向に補間処理された画像,xおよびyはそれぞれ画像中の水平および垂直方向の位置を示す。また,〜x=4・(x+MVx )で表現され,MVx は丸められた動きベクトルの水平成分を示す。垂直方向については,〜y=y+MVy −FilterOffset で表現され,MVy は動きベクトルの垂直成分, FilterOffset は調整のためのオフセット(フィルタ長を2で割った値)を示す。wcjは求めるべき垂直方向フィルタ係数群cj (0≦cj <6)を示す。
最小化処理は各小数精度画素ごとに独立に実施され,12種類の6タップフィルタが得られる。このフィルタ係数を用いて,残りの小数精度画素が補間される。
以上より,合計90(=6×15)のフィルタ係数を符号化して復号側に伝送する必要がある。特に低解像度の符号化については,このオーバーヘッドが大きくなるため,フィルタの対称性を用いて,伝送すべきフィルタ係数を削減している。例えば,図10では,b,h,i,j,kの位置は,補間方向に関して各整数精度画素から中心に位置しており,水平方向であれば,左3点に用いる係数を反転させて右3点に適用できる。同様に,垂直方向であれば,上3点に用いる係数を反転させて下3点に適用できる(c1 =c6 ,c2 =c5 ,c3 =c4 )。
他にもdとlの関係はhを挟んで対称となっているため,フィルタ係数もそれぞれ反転して利用できる。すなわち,dの6係数を伝送すれば,その値をlにも適用できる。c(d)1 =c(l)6 ,c(d)2 =c(l)5 ,c(d)3 =c(l)4 ,c(d)4 =c(l)3 ,c(d)5 =c(l)2 ,c(d)6 =c(l)1 となる。この対称性は,eとm,fとn,そしてgとoにも利用可能となる。aとcについても同様の理論が成立するが,水平方向は垂直方向の補間にも結果が影響を及ぼすため,対称性は用いずに,aとcはそれぞれ別々に伝送を行う。以上の対称性を利用した結果,フレームごとに伝送すべきフィルタ係数は51(水平方向が15,垂直方向が36)となる。
以上,非特許文献4の適応補間フィルタは,予測誤差エネルギーの最小化処理の単位がフレームで固定されていた。1枚のフレームに対して,51のフィルタ係数が決定される。符号化対象フレームが仮に大きな2種類(もしくは複数種類の)テクスチャ領域A,Bに分けられる場合,最適なフィルタ係数はその両者(すべてのテクスチャ)を考慮した係数群になる。Aの領域では本来垂直方向のみ特徴的なフィルタ係数が出ていたとして,Bの領域で水平方向のみフィルタ係数が得られるような状況では,その両方が平均化された形でフィルタ係数が導出される。
1枚のフレームにつき1つのフィルタ係数群(51係数)に限定されずに,画像の局所的性質に応じて,領域分割を行い,分割された領域ごとに補間フィルタ係数を生成して,予測誤差エネルギーの低減を達成し,符号化効率の改善を実現する方法が,非特許文献5にて提案されている。
また,非特許文献4の適応補間フィルタの性能改善を目的として,補間位置ごとにグルーピングを行い,予測誤差エネルギーを低減できるように,そのグループ単位で固定補間フィルタと適応補間フィルタの選択をして補間画像を生成する技術が提案されている(非特許文献6参照)。
特開2011−82725号公報
大久保榮, 角野眞也, 菊池義浩, 鈴木輝彦:"H.264/AVC教科書改訂三版",インプレス, pp.119-123,2009 Ken McCann, Woo-Jin Han, Il-Koo Kim, Jung-Hye Min, Elena Alshina, Alexander Alshin, Tammy Lee, Jianle Chen, Vadim Seregin, Sunil Lee, Yoon-Mi Hong, Min-Su Cheon, Nikolay Shlyakhov, "Samsung's Response to the Call for Proposals on Video Compression Technology", JCTVC-A124 r2, pp. 12-14, 1st JCT-VC Meeting, Dresden, Apr. 2010 Y. Vatis, B. Edler, D. T. Nguyen , J. Ostermann: "Moiton-and aliasing-compensated prediction using a two-dimensional non-separable adaptive Wiener interpolation filter", Proc. ICIP2005, IEEE International Conference on Image Processing, pp. II 894-897, Genova, Italy, Sep. 2005 S. Wittmann, T. Wedi: "Separable adaptive interpolation filter for video coding", Proc. ICIP2008, IEEE International Conference on Image Processing, pp. 2500-2503, San Diego, California, USA, Oct. 2008 Shohei Matsuo, Yukihiro Bandoh, Seishi Takamura, Hirohisa Jozawa: "Enhanced region-based adaptive interpolation filter" , Proc. PCS2010, IEEE Picture Coding Symposium, pp. 526-529, Nagoya, Japan, Dec. 2010 Faouzi Kossentini, Nader Mahdi, Hsan Guermazi, Mohammed Ali Ben Ayed: "An Adaptive Interpolation Filtering Technique", JCTVC-E284, 5th JCT-VC Meeting, Geneva,Mar. 2011
非特許文献4や非特許文献5に記載の補間フィルタでは,補間位置ごとに補間フィルタを切り替える機能がなく,動き補償の性能向上に改善の余地がある。
非特許文献6に記載の補間位置適応性を有する補間フィルタは,補間する位置ごとに事前に定義された固定補間フィルタを用いるか,フレーム単位で導出した適応補間フィルタを用いるかを判断する。フィルタ選択は予測誤差エネルギー最小化の観点で選択され,どちらかを必ず選択する方式となっている。
複数の補間フィルタから選択することで符号化効率の向上を狙うには,補間フィルタの選択に幅があるほうが,より予測誤差エネルギーを最小化できると考えられる。しかしながら,非特許文献6に記載の方法は,二者択一の選択となっており,性能向上には限界があると考えられる。複数の補間フィルタの重み付き和を選択範囲に入れることで,より予測誤差エネルギーの低減を実現する補間フィルタを設計できれば,符号化効率の改善が実現可能である。
本発明は,上記課題の解決を図り,補間フィルタの選択に幅を持たせることにより,動き補償画面間予測における予測誤差エネルギーを従来技術よりも低減させ,符号化効率を改善させる新しい方式を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための方法として,本発明は,複数の補間フィルタの重み付き和が,より予測誤差エネルギーを低減できるという想定に基づき,重み付き補間フィルタを補間画像生成の選択に加える。重み付き補間フィルタが予測誤差エネルギーを最小化すると判断された場合には,重み係数を伝送する。本手段を用いることで,より柔軟に補間予測画像を生成することが可能となり,予測誤差エネルギーの低減によって,符号化効率の改善が実現される。
本発明では,小数精度の動き補償を用いる映像符号化において,例えば以下の処理を行う。
・小数精度画素の補間位置をあらかじめ指定された方法または他の何らかの方法により複数にグループに分ける。
・補間位置のグループごとに,複数の補間フィルタセットから複数のパラメータを用いて重み付きフィルタ係数を導出する。
・重み付きフィルタ係数の中で,予測誤差エネルギーを最小化する重み付きフィルタ係数を選択する。
・重み付きフィルタ係数による補間フィルタの適用により,参照画像に対する小数精度画素の補間を行い,小数精度の動き補償により入力画像を符号化する。
・選択された重み付きフィルタ係数の重み値を指定する重みパラメータと動き補償に用いた補間フィルタ係数とを符号化し,符号化ビットストリームに加える。
また,本発明では,小数精度の動き補償を用いる映像復号において,例えば以下の処理を行う。
・補間位置のグループごとに,補間フィルタ係数の重み値を指定する重みパラメータと小数精度画素生成のための補間フィルタ係数を復号する。
・復号された重みパラメータを用いて復号された補間フィルタ係数の重み和により定まる重み付きフィルタ係数を生成する。
・生成された重み付きフィルタ係数を用いて予測信号を生成する。
・残差信号を復号し,その残差信号および前記予測信号を用いて復号画像を生成する。
本発明の作用は以下のとおりである。従来の補間位置適応性を有する補間フィルタでは,補間フィルタを切り替える単位として,二者択一の方式となっており,性能改善には限界があった。一方,本発明では,例えば補間位置グループごとに複数のフィルタ係数の重み付き和を計算して最適な重み係数を求め,その重み係数を用いて補間フィルタを適用することにより動き補償を実施する。これにより,補間フィルタをより柔軟に表現でき,予測誤差エネルギーを低減するフィルタを生成することで動き補償の性能改善を達成し,符号化効率を改善することができる。
本発明によれば,従来の補間位置適応性を有する補間フィルタでは考慮できなかった補間フィルタの重み付き和の表現が可能となり,補間フィルタの選択範囲に幅を持たせ,予測誤差エネルギーの低減による符号化効率の改善が達成できる。
本発明の一実施形態である映像符号化装置の構成例を示す図である。 補間フィルタ係数判定部の構成例1を示す図である。 補間フィルタ係数判定部の構成例2を示す図である。 本発明の一実施形態である符号化処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態である映像復号装置の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態である復号処理のフローチャートである。 本発明をコンピュータとソフトウェアプログラムとを用いて実施する場合のシステムの構成例を示す図である。 映像符号化標準方式(H.264/AVC)の小数精度の画素補間方法を示す図である。 DCTベース補間フィルタ(DCT−IF)の小数精度の画素補間方法を示す図である。 分離型適応補間フィルタ(SAIF)における小数精度の画素補間方法を示す図である。
以下,図面を用いながら,本発明の一実施形態について説明する。
〔映像符号化装置の構成例〕
図1は,本発明の一実施形態である映像符号化装置の構成例を示す図である。
映像符号化装置10において,補間フィルタ係数算出部11は,予測符号化における参照画像に対して用いる小数精度画素の補間フィルタ係数を算出する。補間フィルタ係数判定部12は,動き検出部132が検出した動きベクトルを用いて複数のフィルタ係数の重み付き和を計算して最適な重み係数を求め,その重みパラメータと補間フィルタ係数とを出力する。また,重み付きフィルタ係数を切り替える単位となる補間位置グループを動的に決定した場合には,補間位置グループ情報を出力する。
予測信号生成部13は,参照画像補間部131と動き検出部132とを備える。参照画像補間部131は,参照画像メモリ17に格納された復号済み参照画像に,補間フィルタ係数判定部12が選択した補間フィルタ係数による補間フィルタを適用し,動き検出部132は,補間後の参照画像に対して動き探索を行うことにより,動きベクトルを算出する。予測信号生成部13は,動き検出部132によって算出された小数精度の動きベクトルによる動き補償により予測信号を生成する。
予測符号化部14は,入力映像信号と予測信号との残差信号を算出し,それを直交変換し,変換係数の量子化などによって予測符号化を行う。また,復号部16は,予測符号化の結果を復号し,復号画像を後の予測符号化のために参照画像メモリ17に格納する。このとき,デブロッキングフィルタやALF(Adaptive Loop Filter)などの符号化ノイズ除去のためのインループフィルタを施してから,格納してもよい。
可変長符号化部15は,量子化された変換係数,動きベクトルを可変長符号化するとともに,補間フィルタ係数判定部12の出力である重みパラメータ,補間フィルタ係数を可変長符号化し,これらを符号化ビットストリームとして出力する。また,重み付きフィルタ係数を切り替える単位となる小数精度画素の補間位置グループを動的に決定した場合には,その補間位置グループの情報についても符号化して符号化ビットストリームに加える。
〔補間フィルタ係数判定部の構成例1〕
図2は,補間フィルタ係数判定部の第1の構成例を示す図である。補間フィルタ係数判定部12の部分が従来技術と顕著に異なる部分である。
補間フィルタ係数判定部12において,補間フィルタ情報取得部121は,符号化時に予め用意されている固定補間フィルタ係数値を,重み付きフィルタ係数生成部123に出力する。例えば,H.264/AVCに定義されている6タップの係数や,DCT−IFの8タップもしくは12タップの係数を用いてもよい。
重みパラメータ指定部122は,重みパラメータを設定し,そのパラメータを重み付きフィルタ係数生成部123に出力する。重みパラメータは,例えば2種類のフィルタ係数の重みを取る場合,αを与える(α+β=1の制約から1つ与えればよい。αとβの2種を送ることもできるが,オーバヘッド削減のため1種を送る) 。同様に3種類のフィルタの重みを計算する場合,α+β+γ=1の制約からα,βを与える。m(4以上の整数)種類の場合も同様である。
重み付きフィルタ係数生成部123は,
(a) フレーム単位または領域単位で生成される適応補間フィルタ係数値:fA (x),
(b) 重みパラメータ指定部122から出力される重みパラメータ:α,
(c) 補間フィルタ情報取得部121から出力される固定補間フィルタ係数値:fB (x),を入力とし,以下の計算を行う。
α×fA (x)+β×fB (x)
(ただし,0≦x<t;tはタップ長,β=1−α)
ここでは2種類のフィルタ係数の重み付き和を想定しているが,3種類以上でも同様に設定することができる。得られる重み付きフィルタ係数を,後述するMSE算出部124へ出力する。
MSE算出部124では,入力を
(a) 動き探索処理によって得られる動きベクトルMV,
(b) 復号信号(ローカルデコード画像) ,
(c) 重み付きフィルタ係数生成部123から出力される重み付きフィルタ係数,
とし,動きベクトルMVが指し示す位置における補間画像を,復号画像の整数位置画素と重み付きフィルタ係数とによって生成し,原画像とのMSE(Mean Square Error :平均二乗誤差) ,すわなち予測残差エネルギーを計算する。
MSEには,例として以下のような式を用いることができる。
MSE={(原信号−予測信号)2 の総和}/画素数
計算されたMSEは,最小MSE記憶部125に出力される。
最小MSE記憶部125は,入力をMSE算出部124で得られるMSEとし,その値を保存する。事前に保存ないしは定義されている最小値と,入力のMSEとを比較し,
(a) 保存済みの最小値よりも入力MSE値が小さい場合:入力MSE値,
(b) 保存済みの最小値の方が入力MSE値よりも小さい場合:保存済みの最小値,
というように,最小となるMSEを判定して,最小値の保存と更新を行う。また,その最小値を保存する際には,そのMSE値を実現する重みパラメータを保存する。
補間フィルタ係数判定部12は,MSE算出部124において補間フィルタに関わる取り得る組み合わせを処理した後,最小MSEを実現する組み合わせ,すなわち,(1) 重みパラメータ,(2) 補間フィルタ係数,を出力する。
〔補間フィルタ係数判定部の構成例2〕
図3は,補間フィルタ係数判定部の第2の構成例を示す図である。図3に示す補間フィルタ係数判定部12′が図2に示す補間フィルタ係数部12と異なるのは,補間対象位置グルーピング部126が備わっており,前述した重みパラメータの設定を小数画素位置である補間位置のグループごとに行い,補間位置のグループごとに補間フィルタ係数を切り替える点である。
前述した構成例1では,例えば全画素補間位置に対して重み付きフィルタを用いるが,構成例2では,指定された補間位置グループまたは何らかの方法により算出された補間位置グループごとに補間フィルタによる補間処理に用いる重み付きフィルタ係数を設定する。ある補間位置グループに対して,フィルタ係数の重み付き和をとるかとらないかを選択することもできる。例えば,重要な補間位置,選択確率が高い補間位置には重み付きフィルタを用い,それ以外の位置は重み付きではないフィルタを用いるなど,補間位置グループに対して適応的な処理が可能である。
補間フィルタ情報取得部121,重みパラメータ指定部122,重み付きフィルタ係数生成部123の機能は,前述した構成例1と同様である。
補間対象位置グルーピング部126は,小数画素位置である補間位置ごとにグループ分けを実施し,その補間位置ごとのグループ情報を出力する。この補間位置グループは,小数画素位置に対してあらかじめ定められているものでもよく,また,例えば動きベクトルの確率分布などを用いて,動的に定められるものでもよい。
MSE算出部124は,補間対象位置グルーピング部126が出力する補間位置グループ情報によって指定される補間位置グループごとに,重み付きフィルタ係数生成部123から出力される重み付きフィルタ係数を用いて,動きベクトルMVが指し示す位置における補間画像を,復号画像の整数位置画素と重み付きフィルタ係数とによって生成し,原画像とのMSE,すわなち予測残差エネルギーを計算する。計算されたMSEは,最小MSE記憶部125に出力される。また,その最小値を保存する際には,そのMSE値を実現する重みパラメータ,補間位置グループ情報を保存する。
補間フィルタ係数判定部12は,補間フィルタに関わる取り得る組み合わせを施行した後,最小MSEを実現する組み合わせ,すなわち,(1) 重みパラメータ,(2) 補間位置グループ情報,(3) 補間フィルタ係数,を出力する。なお,補間位置グループが固定であり,符号化側と復号側とで補間位置グループ情報を共有できる場合には,補間位置グループ情報の出力は不要である。
〔符号化の処理フロー〕
図4は,図1に示す映像符号化装置の処理フローチャートである。以下,図4に従って,映像符号化装置が1枚のフレームを符号化する場合の処理の流れを説明する。ここでは,補間フィルタ係数判定部が構成例2で構成される場合の処理の例を説明するが,構成例1の場合の処理もほぼ同様である。以下では,特に断りがない限り,輝度信号での処理を仮定する。
まず,ステップS101にて,符号化処理に必要となる原画像のフレームを入力する。続いて,ステップS102にて,例えば,H.264/AVCに採用されている1次元6タップフィルタやDCTベース補間フィルタの1次元8タップ/12タップフィルタなど,符号化器に備わっている固定補間フィルタを事前定義補間フィルタとして,その補間フィルタを用いてフレーム全体の動きベクトル(MV)を導出する。ここで,固定補間フィルタに限らず,前フレームなどで算出された適応補間フィルタのフィルタを採用してもよい。
続いて,ステップS103にて,ステップS102にて得られた動きベクトルを用いて,符号化対象フレームにおける適応補間フィルタの係数値を算出する。本ステップにおける補間フィルタの係数算出には,一般に知られている予測誤差エネルギー最小化方法(線形回帰)を用いる。
続いて,ステップS104にて,補間フィルタを適用する補間対象画素のグループ分けを行う。具体的には,予め定めたテーブルに従い,補間位置に応じて複数のグループに分ける。なお,何らかの方法により補間位置グループを動的に決定してもよい。補間位置グループを動的に決定した場合には,補間位置グループ情報を符号化して,復号側に伝送する必要がある。
続いて,ステップS105にて,ステップS104にて分けられた補間位置グループごとに重み付きフィルタ係数を生成する。重みパラメータをテーブルから読み込んで設定し,各重みパラメータから以下の式(6) に示されるように重み付き補間フィルタ係数を生成する。
α×fA (x)+β×fB (x) (6)
ここで,αおよびβは重みパラメータ(α+β=1),fA (x)は事前定義された補間フィルタ係数,fB (x)は当該フレームにて求まった補間フィルタ係数である。xは係数番号を示し,0≦x<nの範囲を取る(nはタップ長を示す)。ここでは,2種類のフィルタ係数の重み付きフィルタ係数を想定しているが,m(>2)種類の補間フィルタの場合でも,同様の形式で表現できる。
続いて,ステップS106にて,ステップS104にて定められたグループごとに,ステップS105にて生成された重み付きフィルタ係数を用いて,実際に符号化に適用する補間フィルタを決定する。例えば,評価基準(コスト関数)として予測誤差エネルギーを設定し,原画像とステップS105にて選んだ重みパラメータでの補間フィルタを用いた予測画像を生成し,その二乗誤差和を最小化する重みパラメータを算出する。重みパラメータは,例えば,0.1刻みや0.01刻みでαの値を変更し,一番低いコスト値を実現するαを算出する。
続いて,ステップS107にて,ステップS106で決定された重み付きフィルタ係数により定まる補間フィルタを用いて補間処理を行う。
続いて,ステップS108にて,ステップS106で算出した重みパラメータを符号化する。続いて,ステップS109にて,ステップS103で算出した補間フィルタ係数などの補間フィルタ情報を符号化する。補間位置グループ情報を伝送する場合は,ステップS109で符号化する。続いて,ステップS110にて,残りの符号化すべき情報,例えば予測誤差信号(テクスチャ成分情報)や動きベクトルなどをすべて符号化する。
続いて,ステップS111にて,符号化フレームが最終フレームに到達しているかどうかの判定を行う。もし処理フレームが最終フレームでなければ,次のフレームを処理するためにステップS101に戻る。もし処理フレームが最終フレームであった場合,符号化処理を終了する。
なお,本実施例で述べている補間位置グループ単位で補間フィルタの重みパラメータを最適化させて,符号化処理を実施する機能は,輝度信号だけでなく,色差信号にも同様に適用可能である。
〔映像復号装置の構成例〕
図5は,本発明の一実施形態である映像復号装置の構成例を示す図である。
映像復号装置20において,可変長復号部21は,符号化されたビットストリームを入力して,量子化変換係数,動きベクトル,重みパラメータ,補間フィルタ係数などの復号を行う。また,補間位置グループ情報が符号化されている場合には,補間位置グループ情報についても復号する。
重み付きフィルタ係数生成部22は,可変長復号部21で復号された重みパラメータ,補間フィルタ係数から,重み付きフィルタ係数を生成する。補間フィルタ係数判定部23は,重み付きフィルタ係数生成部22が生成した重み付きフィルタ係数を用いて,グループ分けされた各補間位置に用いる補間フィルタ係数を決定する。
予測信号生成部24における参照画像補間部241は,参照画像メモリ26に格納された復号済み参照画像に,補間フィルタ係数判定部23から受け取った補間フィルタ係数による補間フィルタを適用し,参照画像の小数精度画素の復元を行う。予測信号生成部24は,小数精度画素の復元が行われた参照画像から,復号対象ブロックの予測信号を生成する。
予測復号部25は,可変長復号部21で復号した量子化係数の逆量子化,逆直交変換などを行い,それにより算出された予測誤差信号と,予測信号生成部24が生成した予測信号とを足し合わせて復号画像を生成し,出力画像として出力する。また,予測復号部25が復号した復号画像は,後の予測復号のために,参照画像メモリ26に格納する。このとき,デブロッキングフィルタやALF(Adaptive Loop Filter)などの符号化ノイズ除去のためのインループフィルタを施してから,格納してもよい。
〔復号の処理フロー〕
図6は,図5に示す映像復号装置の処理フローチャートである。以下,図6に従って,映像復号装置が1枚のフレームを復号する場合の処理の流れを説明する。以下では,特に断りがない限り,輝度信号での処理を仮定する。
ステップS201にて,フレームヘッダ(ないしはスライスヘッダ)の情報を取得する。続いて,ステップS202にて,重みパラメータを復号し,その情報を格納する。続いて,ステップS203にて,補間フィルタ係数の情報を復号する。補間位置グループ情報が符号化されている場合には,補間位置グループ情報についても復号する。続いて,ステップS204にて,復号に必要なその他の情報(例えば動きベクトルや予測誤差信号など)をすべて復号する。
続いて,ステップS205にて,ステップS202で復号した重みパラメータとステップS203で復号した補間フィルタ係数から各補間位置グループの補間に必要な重み付きフィルタ係数を生成する。
続いて,ステップS206にて,ステップS204にて復号された動きベクトルとステップS205で得られた重み付きフィルタ係数を用いて,補間処理を実施して予測信号を生成する。
続いて,ステップS207にて,ステップS204にて復号された予測誤差信号とステップS206にて求まった予測信号を合成し,復号信号を復元する。
続いて,ステップS208にて,復号するフレームがすべて復号されたかの判定を行い,すべて復号されていない場合には,ステップS201へ戻って次のフレームの復号に移り,復号されている場合には復号処理を終了する。
輝度信号での説明を行ったが,本フローは色差信号にも同様に適用できる。
〔ソフトウェアプログラムを用いた場合の構成例〕
以上の映像符号化,復号の処理は,コンピュータとソフトウェアプログラムとによっても実現することができ,そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することも,ネットワークを通して提供することも可能である。
図7は,本発明をコンピュータとソフトウェアプログラムとを用いて実施する場合のシステムの構成例を示している。
本システムは,プログラムを実行するCPU50と,CPU50がアクセスするプログラムやデータが格納されるRAM等のメモリ51と,符号化対象の映像信号,または復号画像の映像信号を記憶する映像信号記憶部52と,本発明の実施形態で説明した処理をCPU50に実行させるためのプログラムが格納されたプログラム記憶装置53と,符号化結果のビットストリームまたは復号対象のビットストリームを記憶する符号化ストリーム記憶部54とがバスで接続された構成になっている。
プログラム記憶装置53は,本発明を用いて映像信号を符号化するための映像符号化プログラム531,本発明を用いて符号化ビットストリームを復号するための映像復号プログラム532のいずれかを格納している。これらのプログラムの双方を格納していてもよい。
また,本システムが映像符号化装置として用いられる場合,映像符号化プログラム531がメモリ51にロードされ,CPU50は,メモリ51にロードされた映像符号化プログラム531の命令を逐次フェッチして実行し,映像信号記憶部52に格納されている映像信号を,本発明の実施形態で説明した手法により符号化して,符号化結果のビットストリームを符号化ストリーム記憶部54に格納する。または,ネットワークアダプタ等のインタフェースを介して,ビットストリームを外部装置に出力してもよい。
また,本システムが映像復号装置として用いられる場合,映像復号プログラム532がメモリ51にロードされ,CPU50は,メモリ51にロードされた映像復号プログラム532の命令を逐次フェッチして実行し,符号化ストリーム記憶部54に格納されているビットストリームを,本発明の実施形態で説明した手法により復号して,復号結果の映像信号を映像信号記憶部52に格納する。または,外部の再生装置に復号結果の映像信号を出力する。
10 映像符号化装置
11 補間フィルタ係数算出部
12,12′,23 補間フィルタ係数判定部
121 補間フィルタ情報取得部
122 重みパラメータ指定部
123,22 重み付きフィルタ係数生成部
124 補間対象位置グルーピング部
124 MSE算出部
125 最小MSE記憶部
13,24 予測信号生成部
131,241 参照画像補間部
132 動き検出部
14 予測符号化部
15 可変長符号化部
16 復号部
17,26 参照画像メモリ
20 映像復号装置
21 可変長復号部
25 予測復号部

Claims (10)

  1. 小数精度の動き補償を用いる映像符号化方法であって,
    複数の補間フィルタセットから補間フィルタ係数の重み値を指定する重みパラメータを用いて複数の重み付きフィルタ係数を生成するステップと,
    前記重み付きフィルタ係数の中で,小数精度の動き補償における予測誤差エネルギーを最小化する重み付きフィルタ係数を選択するステップと,
    前記選択された重み付きフィルタ係数による補間フィルタの適用により,参照画像に対する小数精度画素の補間を行い,小数精度の動き補償により入力画像を符号化するステップと,
    前記選択された重み付きフィルタ係数の生成に用いた重みパラメータと,前記補間フィルタ係数とを符号化し,符号化ビットストリームに加えるステップとを有する
    ことを特徴とする映像符号化方法。
  2. 請求項1記載の映像符号化方法において,
    前記重み付きフィルタ係数の選択を,あらかじめ定められた方法により算出された,または指定された小数精度画素の補間位置グループごとに行い,
    前記重み付きフィルタ係数による補間フィルタを,前記小数精度画素の補間位置グループごとに切り替える
    ことを特徴とする映像符号化方法。
  3. 小数精度の動き補償を用いる映像符号化装置であって,
    複数の補間フィルタセットから補間フィルタ係数の重み値を指定する重みパラメータを用いて複数の重み付きフィルタ係数を生成する手段と,
    前記重み付きフィルタ係数の中で,小数精度の動き補償における予測誤差エネルギーを最小化する重み付きフィルタ係数を選択する手段と,
    前記選択された重み付きフィルタ係数による補間フィルタの適用により,参照画像に対する小数精度画素の補間を行い,小数精度の動き補償により入力画像を符号化する手段と,
    前記選択された重み付きフィルタ係数の生成に用いた重みパラメータと,前記補間フィルタ係数とを符号化し,符号化ビットストリームに加える手段とを備える
    ことを特徴とする映像符号化装置。
  4. 請求項3記載の映像符号化装置において,
    前記重み付きフィルタ係数の選択を,あらかじめ定められた方法により算出された,または指定された小数精度画素の補間位置グループごとに行い,
    前記重み付きフィルタ係数による補間フィルタを,前記小数精度画素の補間位置グループごとに切り替える
    ことを特徴とする映像符号化装置。
  5. 小数精度の動き補償を用いる映像復号方法であって,
    小数精度画素生成のための補間フィルタ係数と,補間フィルタ係数の重み値を指定する重みパラメータとを復号するステップと,
    復号された重みパラメータを用いて復号された補間フィルタ係数の重み和により定まる重み付きフィルタ係数を生成するステップと,
    生成された重み付きフィルタ係数により定まる補間フィルタを用いて予測信号を生成するステップと,
    残差信号を復号するステップと,
    復号した残差信号および生成された予測信号を用いて復号画像を生成するステップとを有する
    ことを特徴とする映像復号方法。
  6. 請求項5記載の映像復号方法において,
    前記小数精度画素生成のための補間フィルタ係数と,前記補間フィルタ係数の重み値を指定する重みパラメータの復号を,符号化側から指定された補間位置グループまたは所定の補間位置グループごとに行い,
    前記重み付きフィルタ係数により定まる補間フィルタを,前記補間位置グループごとに切り替える
    ことを特徴とする映像復号方法。
  7. 小数精度の動き補償を用いる映像復号装置であって,
    小数精度画素生成のための補間フィルタ係数と,補間フィルタ係数の重み値を指定する重みパラメータとを復号する手段と,
    復号された重みパラメータを用いて復号された補間フィルタ係数の重み和により定まる重み付きフィルタ係数を生成する手段と,
    生成された重み付きフィルタ係数により定まる補間フィルタを用いて予測信号を生成する手段と,
    残差信号を復号する手段と,
    復号した残差信号および生成された予測信号を用いて復号画像を生成する手段とを備える
    ことを特徴とする映像復号装置。
  8. 請求項7記載の映像復号装置において,
    前記小数精度画素生成のための補間フィルタ係数と,前記補間フィルタ係数の重み値を指定する重みパラメータの復号を,符号化側から指定された補間位置グループまたは所定の補間位置グループごとに行い,
    前記重み付きフィルタ係数により定まる補間フィルタを,前記補間位置グループごとに切り替える
    ことを特徴とする映像復号装置。
  9. 請求項1または請求項2記載の映像符号化方法を,コンピュータに実行させるための映像符号化プログラム。
  10. 請求項5または請求項6記載の映像復号方法を,コンピュータに実行させるための映像復号プログラム。
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