JP2013008237A - 関連情報抽出プログラム、関連情報抽出方法及び関連情報抽出装置 - Google Patents

関連情報抽出プログラム、関連情報抽出方法及び関連情報抽出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】トレース情報を精度よく抽出する。
【解決手段】要素情報取得部12が、要件定義書に含まれる要件要素情報と要件要素項目情報を取得するとともに、基本設計書に含まれる設計要素情報と設計要素項目情報を取得し、設計要素候補判定部18が、取得した設計要素項目情報のうち積集合が空集合でない組み合わせを抽出するとともに、抽出した設計要素項目情報の和集合を生成する。そして、トレース候補判定部16は、要素情報取得部12が取得した要件要素情報の1つを抽出し、その要件要素情報が有する要件要素項目情報と和集合とを比較して、要件要素項目情報が和集合に所定割合以上(閾値以上)含まれていた場合に、要件要素項目情報に対応する要件要素情報と和集合に対応する複数の設計要素情報との組をトレース情報として抽出する。
【選択図】図2

Description

本件は、関連情報抽出プログラム、関連情報抽出方法及び関連情報抽出装置に関する。
従来より、ソフトウェア開発では、顧客の要求を業務要件やシステムの機能要件として要件定義書に定義する工程(要件定義工程)と、システムの仕様や機能構成を基本設計書として定義する工程(基本設計工程)と、が行われている。要件定義書には、機能、概念データ、画面、帳票、インタフェースについての要件情報があり、基本設計書には、機能、論理テーブル、画面、帳票、インタフェースについての設計情報がある。
ソフトウェア開発では、業務要件に変更が生じた場合に、その変更が設計書のどの機能・仕様に影響を与えるかを特定することや、設計書の内容に業務要件が漏れなく反映されているか否かを検証することが重要である。そのため、業務要件に変更が生じた場合に、要件定義工程と基本設計工程に生じる影響を分析する技術が必要とされている。
影響分析を行うためには、要件定義工程の成果物と基本設計工程の成果物の間で、基本設計書の個々の設計内容がどの要件に基づいて設計が行われたのかという関連情報(トレース情報)を定義しておく必要がある。この場合、要件定義書と基本設計書間で網羅性検証や影響分析を効率的に行うことが重要である。また、影響分析には、個々の要件情報(以下、「要件要素情報」と呼ぶ)と個々の設計情報(以下、「設計要素情報」と呼ぶ)との間のトレース情報の抽出が必要であり、正確なトレース情報の抽出が重要である。
しかるに、現実の開発現場では、要件定義書内の要件情報と基本設計書内の設計情報の間で効率的な網羅性検証や影響分析を行うのに必要なトレーサビリティを確保するための、両情報の正確な対応付けができていない。両情報間のトレース情報を抽出するためには、本来はそれぞれの内容を理解することが必要である。しかしながら、現在の処理装置の言語処理能力及び意味処理能力では、その内容を理解して要件要素情報と設計要素情報を1対1対応で抽出することができていない。このため、通常は、近似的な手法でトレース情報の候補を抽出して優先度を付けている。例えば、非特許文献1では、要件定義書や設計図などの中間生成物間の依存関係のうち、UML図とその構成要素の依存関係の自動生成法について提案している。この自動生成法では、UML図とその構成要素間の名称の類似性を利用している。
小谷正行、落水浩一郎:「UML記述の変更波及解析に利用可能な依存関係の自動生成」 情報処理学会論文誌Vol.49 No.7, 2008
しかしながら、要件定義書で定義している要件情報は、基本設計書で設計情報として定義する際に詳細化されるため、要件要素情報と設計要素情報では作成粒度が異なる。すなわち、要件定義書で定義された要件要素情報(Aとする)が、基本設計書では複数の設計要素情報(例えば、A’、A”の2つ)に分かれる場合がある。このような場合に、従来のように名前の類似度を用いてトレース情報の候補を抽出することとすると、情報Aと情報A’、A”の名前の類似度が低い場合には情報Aのトレース情報の候補を正確に抽出できないおそれがあった。
そこで本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、要件要素情報と設計要素情報との間の関連性を示す関連情報を精度良く抽出することが可能な関連情報抽出プログラム、関連情報抽出方法及び関連情報抽出装置を提供することを目的とする。
本明細書に記載の関連情報抽出プログラムは、要件定義書から当該要件定義書に含まれる複数の要件要素情報と当該要件要素情報が有する項目情報である要件要素項目情報を取得するとともに、基本設計書から当該基本設計書に含まれる複数の設計要素情報と当該設計要素情報が有する項目情報である設計要素項目情報を取得し、取得した複数の設計要素情報のうち、該設計要素情報が有する前記設計要素項目情報の積集合が空集合でない設計要素情報の組み合わせを抽出するとともに、抽出した設計要素項目情報の和集合を生成し、前記取得した要件要素情報の1つを抽出し、当該抽出した要件要素情報が有する要件要素項目情報と前記生成した和集合とを比較して、当該要件要素項目情報が前記和集合に所定割合以上含まれていた場合に、当該要件要素項目情報に対応する要件要素情報と前記和集合に対応する設計要素情報との組を、前記要件要素情報と前記設計要素情報との間の関連性を示す関連情報として抽出する、処理をコンピュータに実行させる関連情報抽出プログラムである。
本明細書に記載の関連情報抽出方法は、要件定義書に含まれる複数の要件要素情報と当該要件要素情報が有する項目情報である要件要素項目情報を取得するとともに、基本設計書に含まれる複数の設計要素情報と当該設計要素情報が有する項目情報である設計要素項目情報を取得する要素情報取得工程と、前記要素情報取得工程で取得した複数の設計要素情報のうち、該設計要素情報が有する前記設計要素項目情報の積集合が空集合でない設計要素情報の組み合わせを抽出するとともに、抽出した設計要素項目情報の和集合を生成する集合生成工程と、前記要素情報取得工程で取得した要件要素情報の1つを抽出し、当該抽出した要件要素情報が有する要件要素項目情報と前記集合生成工程で生成した前記和集合とを比較して、当該要件要素項目情報が前記和集合に所定割合以上含まれていた場合に、当該要件要素項目情報に対応する要件要素情報と前記和集合に対応する設計要素情報との組を、前記要件要素情報と前記設計要素情報との間の関連性を示す関連情報として抽出する関連情報抽出工程と、をコンピュータが実行する。
本明細書に記載の関連情報抽出装置は、要件定義書に含まれる複数の要件要素情報と当該要件要素情報が有する項目情報である要件要素項目情報を取得するとともに、基本設計書に含まれる複数の設計要素情報と当該設計要素情報が有する項目情報である設計要素項目情報を取得する要素情報取得手段と、前記要素情報取得手段が取得した複数の設計要素情報のうち、該設計要素情報が有する前記設計要素項目情報の積集合が空集合でない設計要素情報の組み合わせを抽出するとともに、抽出した設計要素項目情報の和集合を生成する集合生成手段と、前記要素情報取得手段が取得した要件要素情報の1つを抽出し、当該抽出した要件要素情報が有する要件要素項目情報と前記集合生成手段が生成した前記和集合とを比較して、当該要件要素項目情報が前記和集合に所定割合以上含まれていた場合に、当該要件要素項目情報に対応する要件要素情報と前記和集合に対応する設計要素情報との組を、前記要件要素情報と前記設計要素情報との間の関連性を示す関連情報として抽出する関連情報抽出手段と、を備える関連情報抽出装置である。
本明細書に記載の関連情報抽出プログラム、関連情報抽出方法及び関連情報抽出装置は、要件要素情報と設計要素情報との間の関連性を示す関連情報を精度良く抽出することができるという効果を奏する。
一実施形態に係るトレース情報抽出装置のハードウェア構成を示す図である。 図1のトレース情報抽出装置の機能ブロック図である。 要件定義書の一例を示す図である。 基本設計書の一例を示す図である。 要件要素情報DBの一例を示す図である。 要件要素項目情報DBの一例を示す図である。 設計要素情報DBの一例を示す図である。 設計要素項目情報DBの一例である。 トレース情報抽出処理(その1)を示すフローチャートである。 図9のステップS16の処理(設計要素情報候補の抽出処理)を示すフローチャートである。 図11(a)〜図11(c)は、図10の処理を説明するための図である。 図9のステップS20の処理(設計要素情報の項目情報の積集合の抽出処理)を示すフローチャートである。 図13(a)、図13(b)は、図12の処理を説明するための図である。 図9のステップS24の処理(設計要素情報の項目情報の積集合の抽出処理)を示すフローチャートである。 積集合が空の場合の例について示す図である。 図16(a)、図16(b)は、積集合が空集合の場合の、設計要素情報候補の設計要素群IDの変更について説明するための図である。 図9のステップS26の処理(設計項目和情報の生成・保存処理)を示すフローチャートである。 図17の処理を説明するための図である。 図9のステップS28の処理(要件要素項目情報の検索処理)を示すフローチャートである。 図19の処理を説明するための図(その1)である。 図19の処理を説明するための図(その2)である。 図19の処理における検索結果(トレース候補情報DB)を示す図である。 トレース情報抽出処理(その2)を示す図である。 図23のステップS40(要件要素関連情報の抽出処理)を示すフローチャートである。 業務フローの一例を示す図である。 図25の一部を拡大して示す図である 要件要素関連情報DBを示す図である。 図23のステップS42(設計要素関連情報の抽出処理)を示すフローチャートである。 プロセス関連図の一例を示す図である。 設計要素関連情報DBを示す図である。 トレース候補情報DBを示す図である。 図23のステップS46(関連先要件要素情報の抽出処理)を示すフローチャートである。 図33(a)、図33(b)は、図32の処理を説明するための図である。 図23のステップS50の処理(関連先設計要素情報の抽出処理)を示すフローチャートである。 図35(a)、図35(b)は、図34の処理を説明するための図である。 図23の処理の結果得られるトレース候補情報DBを示す図である。 図37(a)は、トレース情報抽出処理(その1)の処理の一部を模式的に示す図であり、図37(b)は、トレース情報抽出処理(その2)の処理の一部を模式的に示す図である。 設計要素群ID取得処理について示すフローチャートである。 図39(a)は画面遷移図の一例であり、図39(b)は、図39(a)の画面遷移図を用いた図38の処理の結果得られる設計要素情報DBを示す図である。 図39(a)の画面遷移図から図39(b)の設計要素群IDを取得する手順を模式的に示す図(その1)である。 図39(a)の画面遷移図から図39(b)の設計要素群IDを取得する手順を模式的に示す図(その2)である。 図39(a)の画面遷移図から図39(b)の設計要素群IDを取得する手順を模式的に示す図(その3)である。 図38のステップS106(遷移情報から設計要素情報を生成する処理)を示すフローチャートである。 図43の処理を説明するための図(その1)である。 図45(a)〜図45(f)は、図43の処理を説明するための図(その2)である。 変形例に係る処理を示すフローチャートである。 図47(a)〜図47(e)は、図46の処理を説明するための図(その1)である。 図48(a),図48(b)は、図46の処理を説明するための図(その2)である。
以下、関連情報抽出装置としてのトレース情報抽出装置の一実施形態について、図1〜図45に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態のトレース情報抽出装置は、ソフトウェア開発において作成される要件定義書に変更が生じた場合に、その変更が基本設計書のどこに影響を与えるかを示す情報(トレース情報)を抽出する処理を実行する装置である。
図1には、トレース情報抽出装置10のハードウェア構成が示されている。トレース情報抽出装置10は、PC(Personal Computer)などの情報処理装置であり、図1に示すように、CPU90、ROM92、RAM94、記憶部(ここではHDD(Hard Disk Drive))96、入力部97、表示部93、及び可搬型記憶媒体用ドライブ99等を備えている。これらトレース情報抽出装置10の構成各部は、バス98に接続されている。トレース情報抽出装置10では、ROM92あるいはHDD96に格納されているプログラム(関連情報抽出プログラム)、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ99が可搬型記憶媒体91から読み取ったプログラム(関連情報抽出プログラム)をCPU90が実行することにより、図2に示す各部の機能が実現されている。
図2は、トレース情報抽出装置10の機能ブロック図である。図2に示すように、トレース情報抽出装置10においては、CPU90により、要素情報取得手段としての要素情報取得部12、遷移情報取得手段としての遷移情報取得部14、集合生成手段としての設計要素候補判定部18、関連情報抽出手段としてのトレース候補判定部16、関連情報取得手段としての関連情報取得部20、関連情報追加手段としての関連トレース候補抽出部22、としての機能が実現されている。
なお、図2では、HDD96等に格納されている、要件要素情報DB30、要件要素項目情報DB32、設計要素情報DB36、設計要素項目情報DB34、設計項目積情報37、設計項目和情報39、トレース候補情報DB38、要件要素関連情報DB40、及び設計要素関連情報DB42についても図示している。また、図2では、トレース情報抽出装置10に対する入力(要件定義書50及び基本設計書52)についても図示している。図3には、要件定義書50の一例が示され、図4には、基本設計書52の一例が示されている。
要件定義書50は、プログラム開発の現場において、オペレータ等が顧客の要求を業務要件やシステムの機能要件として定義したファイルである。要件定義書50は、一例として、図3に示すように、画面一覧と画面レイアウトを含んでいる。画面一覧は、通し番号である「No.」に対して、「画面ID」、「画面名」、「概要」、「利用組織名/役割名」、「備考」の各項目が対応付けられている。また、画面レイアウトは、「画面ID」及び「画面名」に対応して、画面上における項目情報(区分、顧客コードなど)の配置等を定めている。
一方、基本設計書52は、プログラム開発の現場において、オペレータ等がシステムの仕様や機能構成を定義したファイルである。基本設計書52は、一例として、図4に示すように、画面一覧と画面項目定義とを含んでいる。画面一覧は、通し番号である「No.」に対して、「画面名」、画面識別子としての「画面ID」、「画面概要」、「利用組織」、「備考」の各項目が対応付けられている。また、画面項目定義は、画面ID及び画面名に対し、各画面項目の「画面項目名」、「画面項目英名」、「型」、「桁数」、…、「タブ順」、「備考」が対応付けられている。
次に、図2の機能ブロック図の各部及び各DBについて詳細に説明する。
要素情報取得部12は、要件定義書50から、要件定義書50が有する要件要素情報(要件要素ID(画面ID)や要件要素名(画面名))を取得して要件要素情報DB30に保持(格納)するとともに、要件要素情報が有する要件要素項目名(区分、顧客コードなど)を取得して、要件要素項目情報DB32に保持(格納)する。また、要素情報取得部12は、基本設計書52から、基本設計書52が有する設計要素情報(設計要素ID(画面ID)や設計要素名(画面名))を取得して設計要素情報DB36に保持(格納)するとともに、設計要素項目名(区分、顧客コードなど)を取得して、設計要素項目情報DB34に保持(格納)する。
ここで、要件要素情報DB30は、図5に示すような情報であり、通し番号「No.」に対し、「要件要素ID」、「要件要素名」の項目が対応付けられている。この図5の例では、要件要素情報DB30は、画面に関する要件要素情報を格納しており、要件定義書に含まれる画面名(「空室検索」、「顧客管理」…)が抽出・定義されている。また、要件要素項目情報DB32は、図6に示すような情報を格納するデータベースであり、通し番号「No.」に対し、「要件要素名」、「ファイル名」、「要件要素項目No.」、「要件要素項目名」の各項目が対応付けられている。図6の例では、例えば、画面「顧客管理」に関し、「区分」、「顧客コード」、「顧客」、「代表者名」、「カナ」、「郵便番号」、「住所」、「情報配信区分」、「顧客分類」、「利用支店」、「担当者」という画面項目が対応付けられている。
設計要素情報DB36は、図7に示すような情報を格納するデータベースであり、通し番号「No.」に対し、遷移情報としての「設計要素群ID」、「設計要素ID」、「設計要素名」の各項目が対応付けられている。また、設計要素項目情報DB34は、図8に示すような情報を格納するデータベースであり、通し番号「No.」に対し、「設計要素名」、「設計要素ID」、「ファイル名」、「設計要素項目No.」、「設計要素項目名」の各項目が対応付けられている。
図2に戻り、遷移情報取得部14は、基本設計書52の画面遷移図(図39(a)参照)から、画面間の遷移情報を取得して、設計要素群IDを決定・取得し、設計要素情報DB36に格納する。
設計要素候補判定部18は、トレース情報を設定する候補となる設計要素情報を、要素情報取得部12で取得された設計要素情報DB36から複数(例えば2つ)抽出する。そして、設計要素情報に対応する設計要素項目情報の積集合である設計項目積情報37を生成し、積集合が空集合であるか否かを判定する。積集合が空であれば、設計要素候補判定部18は、設計要素情報の候補からはずし、積集合が空でなければ、設計要素項目情報の和集合を生成し、設計項目和情報39として保持する。
トレース候補判定部16は、要素情報取得部12が取得した要件要素項目情報と、設計要素候補判定部18で保持した設計項目和情報39とを比較する。そして、トレース候補判定部16は、要件要素項目情報と設計項目和情報39が同等となるような要件情報と設計情報を取得し、それらを組としてトレース候補情報DB38に格納する。
関連情報取得部20は、要件定義書50が有する業務フローや基本設計書52が有するプロセス関連図から、要件情報の関連情報と設計情報の関連情報を取得する。そして、関連情報取得部20は、要件情報の関連情報を要件要素関連情報DB40に保持(格納)するとともに、設計情報の関連情報を設計要素関連情報DB42に保持(格納)する。
関連トレース候補抽出部22は、トレース候補判定部16がトレース候補情報DB38に保持したトレース情報の組に含まれる要件要素情報の関連先の要件要素情報を抽出する。また、関連トレース候補抽出部22は、トレース情報の組に含まれる設計要素情報の関連先の設計要素情報を、関連情報取得部20で取得した設計要素関連情報DB42から抽出する。そして、関連トレース候補抽出部22は、抽出した要件要素情報と設計要素情報同士を、組としてトレース候補情報DB38に保持する。
なお、トレース候補情報DB38は、図22、図31、図36に示すようなデータベースであり、要件要素関連情報DB40は、図27に示すようなデータベースである。また、設計要素関連情報DB42は、図30に示すようなデータベースである。これらのデータベースの詳細については、後述する。
(トレース情報抽出処理(その1))
次に、図9に沿って、その他図面を適宜参照しつつ、トレース情報抽出装置10(要素情報取得部12、設計要素候補判定部18、トレース候補判定部16)の処理(トレース情報抽出処理(その1))について詳細に説明する。なお、ここでは、画面に関する要件要素情報と設計要素情報間のトレース情報(関連情報)の抽出について説明する。
図9の処理では、まず、ステップS10において、要素情報取得部12が、要件要素情報及び要件要素項目情報の作成処理を行う。この場合、要素情報取得部12は、読み込み対象となる要件定義書50(例えば、図3)に含まれる画面に関する定義(画面一覧、画面レイアウト)を読み込む。そして、要素情報取得部12は、要件情報(画面IDや画面名)と、要件情報が有する項目情報(画面項目名(区分、顧客コード等))を取得して、要件要素情報DB30(図5)、要件要素項目情報DB32(図6)に格納する。
次いで、ステップS12では、要素情報取得部12が、設計要素情報及び設計要素項目情報の作成処理を行う。この場合、要素情報取得部12は、読み込み対象となる基本設計書52(例えば、図4)に含まれる画面に関する定義(画面一覧、画面項目定義)を読み込む。そして、要素情報取得部12は、設計情報(画面IDや画面名)と、設計情報を構成する項目情報(画面項目名)を取得して、設計要素情報DB36(図7)、設計要素項目情報DB34(図8)に格納する。
ここで、図7の設計要素情報DB36では、各画面名(設計要素名)に群が設定されている。この場合、群の識別子である設計要素群IDが“1”である設計要素として「物件検索」と「物件詳細照会」があり、設計要素群IDが“2”である設計要素として「顧客情報管理」と「顧客情報登録」がある。なお、設計要素情報DB36の設計要素群IDは、所定の方法により決定されるものとする(当該所定の方法については、後述する(図38等参照))。
一方、図8の設計要素項目情報DB34には、画面「顧客情報管理」が、「区分」、「顧客コード」、「顧客」、「代表者名」、「カナ」、「郵便番号」、「住所」の画面項目を有すること、画面「顧客情報登録」が、「顧客コード」、「情報配信区分」、「顧客分類」、「利用支店」、「担当者」の画面項目を有すること、などが格納されている。
図9に戻り、次のステップS14では、設計要素候補判定部18が、未だ抽出が行われていない設計要素情報候補が残っているか否かを判断する。ここでは設計要素情報候補を1つも抽出していないので、判断は肯定され、ステップS16に移行する。
次いで、ステップS16では、設計要素候補判定部18が、設計要素情報候補を抽出する処理を実行する。このステップS16の処理では、設計要素候補判定部18が、設計要素情報候補として、ステップS12で取得した設計要素情報から設計要素群IDが一致するものをまとまりとして抽出する。具体的には、設計要素候補判定部18は、図10のフローチャートに沿った処理を実行する。
図10の処理では、まず、ステップS162において、設計要素候補判定部18が、設計要素情報から設計要素を取り出し、設計要素情報候補とする。例えば、図11(a)の設計要素情報の場合、破線で囲んだ設計要素が図11(b)のように取り出され、設計要素情報候補とされる。
次いで、ステップS164では、設計要素候補判定部18が、設計要素情報候補の設計要素群IDを抽出する。図11(b)の場合、設計要素群ID=「1」が抽出される。
次いで、ステップS166では、設計要素候補判定部18が、設計要素情報から次の設計要素を新たに取り出す。図11(a)の設計要素情報の場合、図11(c)に示すように、No.=2の設計要素が取り出される。
次いで、ステップS168では、設計要素候補判定部18が、新たに取り出した設計要素の設計要素群IDを抽出する。図11(c)の場合、設計要素群ID=「1」が抽出される。
次いで、ステップS170では、設計要素候補判定部18が、抽出した設計要素群IDが一致するか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合(図11(b)、図11(c)では肯定される)、ステップS172に移行する。そして、ステップS172では、設計要素候補判定部18が、新たに取り出した設計要素情報(図11(c))を設計要素情報候補とし、ステップS166以降の処理を実行する。
なお、ステップS170の判断が否定された場合、すなわち、抽出した設計要素群IDが一致しなかった場合には、図10の全処理が終了し、図9のステップS18に移行する。
なお、図10の全処理が終了した段階では、設計要素群ID=1の設計要素情報が設計要素情報候補とされていたり、あるいは、設計要素群ID=2の設計要素情報が設計要素情報候補とされていたりする。また、設計要素群IDが一致する設計要素情報が3以上ある場合には、図10の処理により、3つ以上の設計要素情報が抽出されることになる。なお、以下においては、説明の便宜上、設計要素群ID=2の設計要素情報が設計要素情報候補とされている(図13(a)参照)ものとする。
図9に戻り、ステップS18では、設計要素候補判定部18が、設計要素情報候補が複数あるか否かを判断する。例えば、図13(a)の場合には、設計要素情報候補が2つあるので、ステップS18の判断は肯定される。ステップS18の判断が肯定されると、ステップS20に移行する。一方、ステップS16において設計要素情報候補が1つのみ抽出された場合には、ステップS18の判断が否定され、ステップS26に移行する。
ステップS20に移行した場合、設計要素候補判定部18は、設計要素情報の項目情報の積集合の抽出処理を行う。具体的には、図12のフローチャートに沿った処理を実行する。
図12の処理では、まず、ステップS202において、設計要素候補判定部18が、設計要素情報候補を1つ取り出す。例えば図13(a)の設計要素情報候補からは、「顧客情報管理」が取り出される。
次いで、ステップS204では、設計要素候補判定部18が、取り出した設計要素情報候補に対応する設計要素項目情報を抽出する。この場合、例えば図13(b)のNo.=「3」の設計要素項目情報が抽出される。
次いで、ステップS206では、設計要素候補判定部18が、設計要素情報候補はまだあるか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、ステップS202に戻る。そして、ステップS202では、設計要素候補判定部18が、設計要素情報候補を新たに1つ取り出す。例えば図13(a)の設計要素情報候補から、「顧客情報登録」が取り出される。次いで、ステップS204では、設計要素候補判定部18が、新たに取り出した設計要素情報候補「顧客情報登録」に対応する設計要素項目情報を抽出する。この場合、例えば、図13(b)のNo.=「4」の設計要素項目情報が抽出される。
一方、ステップS206の判断が否定された場合には、ステップS208に移行する。ステップS208では、設計要素候補判定部18が、対応する設計要素項目情報の設計要素項目名の積集合を抽出する。例えば、図13(b)の場合、抽出された設計要素項目情報で、共通する設計要素項目名は、「顧客コード」のみであるので、積集合として、「顧客コード」が抽出されることになる。
その後は、図12の全処理を終了し、図9のステップS22に移行する。ステップS22では、設計要素候補判定部18が、積集合が空であるか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS26に移行するが、肯定された場合には、ステップS24に移行する。なお、図13(b)の場合は、ステップS22の判断は否定される。
ここで、ステップS22の判断が肯定される場合(積集合が空集合の場合)の例について説明する。ステップS22の判断が肯定されてステップS24に移行すると、設計要素候補判定部18は、設計要素情報候補変更処理を実行する。具体的には、図14のフローチャートに沿った処理が実行される。なお、ステップS22の判断が肯定される場合の一例が、図15に示されている。図15では、設計要素群IDが一致する4つの設計要素情報候補のすべてで、共通する設計要素項目名が存在していない。以下、図15の例を用いて、図14の処理を説明する。
図14の処理では、まず、ステップS242において、設計要素候補判定部18が、着目している設計要素情報候補から最後の1つを除く。図15の例では、設計要素候補判定部18は、設計要素情報候補から図16(a)に矢印にて示すNo.=「4」の設計要素情報候補を除く。
次いで、ステップS244では、設計要素候補判定部18が、最後の1つを除いた、残りの設計要素情報候補に対応する設計要素情報の設計要素群IDを変更する。ここでは、例えば、図16(b)において実線矢印で示すように、設計要素群IDを「1」から「1.1」に変更する。
次いで、ステップS246では、設計要素候補判定部18が、除いた設計要素情報の設計要素群IDを変更する。ここでは、例えば、図16(b)において破線矢印で示すように、設計要素群IDを「1」から「1.2」に変更する。
次いで、ステップS248では、設計要素候補判定部18が、設計要素群IDが一致する設計要素情報を新たな設計要素情報候補とする。図16(b)の場合、設計要素群ID=「1.1」の設計要素情報が新たな設計要素情報候補とされる。
その後は、図14の全処理を終了し、ステップS18に戻る。これ以降、ステップS18〜S22では、設計要素群ID=「1.1」の設計要素情報についての処理が行われる。
その後、ステップS22の判断が否定されるか、あるいは前述したステップS18の判断が否定されると、ステップS26に移行する。
ステップS26では、設計要素候補判定部18が、設計項目和情報の生成・保存処理を実行する。このステップS26では、設計要素候補判定部18は、図17のフローチャートに沿った処理を実行する。
図17の処理では、まず、ステップS262において、設計要素候補判定部18が、設計要素項目情報を1つ取り出す。より詳細には、図13(b)で抽出された設計要素項目情報と同一の設計項目情報、すなわち、図18に示す設計要素項目情報に含まれるNo.=「3」の設計要素項目情報(破線で囲んだ上側の設計要素項目情報)を抽出する。
次いで、ステップS264では、設計要素候補判定部18が、設計要素項目情報はまだあるか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、ステップS262に戻る。そして、設計要素候補判定部18は、ステップS262の処理を再度行う。具体的には、図13(b)で抽出された設計要素項目情報と同一の設計項目情報、すなわち、図18に示す設計要素項目情報のNo.=「4」の設計要素項目情報(破線で囲んだ下側の設計要素項目情報)を抽出する。
次いで、ステップS264では、設計要素候補判定部18が、設計要素項目情報はまだあるか否かを再度判断する。図18の場合、図13(b)で抽出された設計要素項目情報と同一の設計項目情報は残っていないので、ステップS264の判断は肯定されることとなる。
次いで、ステップS266では、設計要素候補判定部18が、図18に示すように、取り出した設計要素項目情報の設計要素項目名の和集合を抽出し、設計項目和情報39として保存する。図18の場合、設計要素項目情報の和集合として、「区分」、「顧客コード」、「顧客」、「代表者名」、「カナ」、「郵便番号」、「住所」、「情報配信区分」、「顧客分類」、「利用支店」、「担当者」が抽出される。
上記のようにして、図17の全処理が終了すると、図9のステップS28に移行する。なお、設計要素項目情報が1つの場合(図9のステップS18が否定されてステップS26に移行した場合)には、当該設計要素項目情報そのものが和情報となる。
図9に戻り、次のステップS28では、トレース候補判定部16が、要件要素項目情報の検索処理を実行する。具体的には、トレース候補判定部16は、図19のフローチャートに沿った処理を実行する。
図19の処理では、まず、ステップS282において、トレース候補判定部16が、要件要素情報を1つ取り出す。ここでは、例えば、図20の上段において実線で囲んで示すように、要件要素情報の中からNo.=「1」の要件要素情報が取り出される。
次いで、ステップS284では、トレース候補判定部16が、要件要素情報に対応する要件要素項目情報を抽出する。図20の例では、図20の要件要素項目情報DB32において実線で囲んで示すように、要件要素項目情報の中からNo.=「1」の要件要素項目情報が取り出される。
次いで、ステップS286では、トレース候補判定部16が、ステップS284で抽出された要件要素項目情報の中から要件要素項目名を1つ取り出す。図20では、要件要素項目情報の要件要素名「空室検索」から、要件要素項目名「受注日」が取り出される。
次いで、ステップS288では、トレース候補判定部16が、要件要素項目が設計項目和情報に含まれるかをチェックする。そして、ステップS290では、トレース候補判定部16が、含まれるか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合(要件要素項目名「受注日」が抽出されている場合は否定される)、ステップS294に移行する。一方、ステップS290の判断が肯定された場合には、ステップS292に移行する。
ステップS292に移行すると、トレース候補判定部16が、カウンタ(和集合に含まれた数をカウントするカウンタ)を1増やし、ステップS294に移行する。
そして、ステップS294では、トレース候補判定部16が、要件要素項目名はまだあるか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、ステップS286に移行し、次の要件要素項目名(例えば、受注者)についてもステップS288〜S292の処理判断を行う。以降、全ての要件要素項目名についてステップS288〜S292を繰返し、ステップS294の判断が否定された段階で、ステップS296に移行する。
ステップS296に移行した場合、トレース候補判定部16は、カウンタ/要件要素項目数が閾値以上であるか否かを判断する。すなわち、トレース候補判定部16は、1つの要件要素項目情報における全要件要素項目名と、積集合が空集合でない複数の設計要素項目情報の和集合とを比較し、和集合に含まれている要件要素項目名の全要件要素項目名に対する割合が所定割合以上であるか否かを判断する。ここで、閾値は、適宜定めることができる値であるものとする。
ステップS296の判断が否定された場合には、ステップS300に移行する。なお、図20の要件要素項目情報No.=「1」の要件要素項目情報については、ステップS296の判断が否定されるものとする。そして、ステップS300に移行すると、トレース候補判定部16は、要件要素情報がまだあるか(残っているか)否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS282に戻り、次の要件要素情報(No.=「2」の要件要素情報)について、上記と同様の処理を行う(図21参照)。この場合、図21に示すように、要件要素名「顧客管理」の要件要素項目名は全て設計要素項目情報の和集合に含まれているので、ステップS296の判断は肯定され、ステップS298に移行する。
ステップS298に移行すると、トレース候補判定部16が、検索結果に、要件要素名「顧客管理」と、和集合を抽出した2つの設計要素名「顧客情報管理」及び「顧客情報登録」と、が関連しているという情報を追加する
以上のようにして、処理を行い、ステップS300の判断が否定されると(要件要素情報がなくなると)、図19の全処理を終了して、図9のステップS30に移行する。
図9のステップS30では、トレース候補判定部16が、検索結果があるか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS14に戻るが、肯定された場合には、ステップS32に移行する。
ステップS32に移行した場合には、トレース候補判定部16が、トレース候補情報として保持する。ここで、トレース候補情報DB38には、図22に示すように、設計要素ID、設計要素名、その設計要素が定義されている基本設計書のパスと、その設計要素に対応する要件要素ID、要件要素名、要件要素が定義されている要件定義書のパスとが、組として格納される。上述した図20、図21の例の場合、トレース候補判定部16は、図22に示すように、設計要素名「顧客情報管理」と要件要素名「顧客管理」とを組としてトレース候補情報DB38に格納し、設計要素名「顧客情報登録」と要件要素名「顧客管理」とを組としてトレース候補情報DB38に格納する。その後は、ステップS14に戻る。
以降、ステップS14の判断が否定されるまで上記処理を繰返し実行し、ステップS14の判断が否定された段階で、図9のフローチャートの全処理が終了する。
以上の処理により、要件要素情報と、これに関連する設計要素情報との関連を示すトレース情報(関連情報)をトレース候補情報DB38に格納することができる。
(トレース情報抽出処理(その2))
次に、図23のフローチャートに沿って、その他図面を適宜参照しつつ、トレース情報抽出装置10(関連情報取得部20、関連トレース候補抽出部22)の処理(トレース情報抽出処理(その2))について詳細に説明する。本処理は、要件定義書の業務フローと、基本設計書のプロセス関連図と、上記トレース情報抽出処理(その1)の結果得られたトレース候補情報DB38とに基づいて、トレース候補情報を新たに抽出しトレース候補情報DB38に追加する処理である。
図23の処理では、まず、ステップS40において、関連情報取得部20が、要件要素関連情報の抽出処理を行う。このステップS40では、関連情報取得部20は、要件定義書50の業務フロー(図25参照)から、要件要素間の関連情報を抽出して、要件要素関連情報DB40に保持する。なお、図25の業務フローでは、機能を表す要件要素ごとに関連先の要件要素の情報が保持されている。ステップS40では、具体的には、図24のフローチャートに沿った処理が実行される。
図24の処理では、まず、ステップS402において、関連情報取得部20が、要件定義書50から図25に示す業務フローを読み込む。次いで、ステップS404では、関連情報取得部20が、要件要素(機能)を1つ取り出す。ここでは、例えば、図26において破線で囲んで示す「空室検索機能」が取り出されたものとする。
次いで、ステップS406では、関連情報取得部20が、関連する要件要素があるか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS408に移行する。そして、ステップS408では、関連情報取得部20が、関連する要件要素の種別・名前を取り出す。図26では、「空室検索機能」に関連する要件要素の「種別・名前」として、一点鎖線で囲んで示す「画面・空室検索」、「概念データ・物件」が取り出される。
次いで、ステップS410では、関連情報取得部20が、取り出した要件要素の種別・名前を、要件要素関連情報DB40に保存する。具体的には、図27に示すように、要件要素(機能)名「空室検索機能」に対して、「画面・空室検索」、「概念データ・物件」が関連付けられた状態で要件要素関連情報DB40に保存される。なお、関連情報取得部20は、矢印の向きに基づいて、入出力区分「in」又は「out」も要件要素関連情報DB40に保存する。
次いで、ステップS412では、関連情報取得部20が、取り出した要件要素(機能)の接続先の要件要素はあるか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS404に戻る。その後は、ステップS404において新たに要件要素(機能)を取り出し、上記と同様の処理・判断(S406〜S412)を実行する。なお、ステップS406の判断が否定された場合には、ステップS408、S410を経ずに、ステップS412に直接移行する。なお、図26の例では、破線で囲んで示す要件要素(機能)が順次取り出され(S404)、図27に示すように、3つの要件要素(機能)名に対して、関連する要件要素の種別・名前が保存される。
以上のようにして処理が行われ、ステップS412の判断が否定されると、図24の全処理を終了し、図23のステップS42に移行する。
図23に戻り、次のステップS42では、関連情報取得部20が、設計要素関連情報の抽出処理を実行する。このステップS42では、関連情報取得部20が、基本設計書52のプロセス関連図(図29参照)から、設計要素の関連情報を抽出して、設計要素関連情報DB42に保持(格納)する。なお、図29のプロセス関連図では、機能を表す設計要素ごとに関連先の設計要素の情報が保持されている。ステップS42では、具体的には、図28のフローチャートに沿った処理が実行される。
図28の処理では、まず、ステップS422において、関連情報取得部20が、プロセス関連図(図29)を読み込む。次いで、ステップS424では、関連情報取得部20が、設計要素(機能)を1つ取り出す。ここでは、例えば、図29において、破線で囲んで示す設計要素(機能)「顧客登録」が取り出されたものとする。
次いで、ステップS426では、関連情報取得部20が、関連する設計要素があるか否かを判断する。図29の場合、設計要素(機能)「顧客登録」に関連する設計要素として、一点鎖線で囲んで示す設計要素「顧客情報登録」があるので、ステップS426の判断は肯定され、ステップS428に移行する。
ステップS428に移行すると、関連情報取得部20は、関連する設計要素の「種別・名前」を取り出す。図29の場合、関連する設計要素の「種別・名前」として、「画面・顧客情報登録」が取り出される。
次いで、ステップS430では、関連情報取得部20が、ステップS428において取り出した関連する設計要素の「種別・名前」を設計要素関連情報DB42に保存する。具体的には、図30に示すように、設計要素(機能)名「顧客登録」に関連付けて、「画面・顧客情報登録」が設計要素関連情報DB42に保存される。なお、関連情報取得部20は、矢印の向きに基づいて、入出力区分「in」又は「out」も設計要素関連情報DB42に保存する。
次いで、ステップS432では、関連情報取得部20が、設計要素(機能)はほかにあるか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS424に戻る。その後は、ステップS424において新たに設計要素(機能)を取り出し、上記と同様の処理・判断(S426〜S432)を実行する。なお、ステップS426の判断が否定された場合には、ステップS428、S430を経ずに、ステップS432に直接移行する。
以上のようにして処理が行われ、ステップS432の判断が否定されると、図28の全処理を終了し、図23のステップS44に移行する。なお、図28の全処理が終了した段階では、設計要素関連情報DB42が、図30に示す状態になっているものとする。
次いで、ステップS44では、関連トレース候補抽出部22が、トレース候補情報を1つ取り出す。具体的には、関連トレース候補抽出部22は、上述したトレース情報抽出処理(その1)で生成されたトレース候補情報(図22参照)の中から、例えば、図31において破線で囲んで示すトレース候補情報を1つ取り出す。
次いで、ステップS46では、関連トレース候補抽出部22が、関連先要件要素情報の抽出処理を実行する。このステップS46では、関連トレース候補抽出部22は、図32のフローチャートに沿った処理を実行する。
図32の処理では、まず、ステップS462において、関連トレース候補抽出部22が、ステップS44で取り出したトレース候補情報から、要件要素情報を抽出する。具体的には、関連トレース候補抽出部22は、図33(a)において実線で囲んで示す要件要素情報を抽出する。
次いで、ステップS464では、関連トレース候補抽出部22が、要件要素関連情報を1つ取り出す。具体的には、関連トレース候補抽出部22は、要件要素関連情報DB40(図27参照)の中から、例えば、図33(b)において破線で囲んで示す要件要素関連情報を抽出する。
次いで、ステップS466では、関連トレース候補抽出部22が、ステップS462において抽出した要件要素名と等しいものが、ステップS464で取り出した要件要素関連情報にあるか否かを判断する。図33(b)の破線で囲んで示す要件要素関連情報の場合、図33(a)において実線で囲んだ要件要素名と等しくないので、ここでの判断は否定される。この場合、ステップS470に移行する。ステップS470では、関連トレース候補抽出部22が、要件要素関連情報がまだあるか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS464に戻る。
その後は、図33(b)の要件要素関連情報「顧客管理機能」及び「進捗登録機能」についても、上記と同様の処理を行う。ここで、ステップS464において、要件要素関連情報「顧客管理機能」が取り出された場合には、その中に要件要素名「顧客管理」を含んでいる。この場合、要件要素名「顧客管理」は、図33(a)において実線で囲んで示す要件要素名「顧客管理」と等しい。したがって、ステップS466の判断は肯定されることになる。
ステップS466の判断が肯定されると、ステップS468に移行し、関連トレース候補抽出部22は、現時点で取り出されている要件要素関連情報「顧客管理機能」を関連先要件要素情報として保持する。
以上の処理を行い、ステップS470の判断が否定されると、図32の全処理が終了し、図23のステップS48に移行する。
ステップS48に移行すると、関連トレース候補抽出部22は、関連先要件要素情報があるか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS50に移行する。なお、ステップS48の判断が否定された場合、すなわち、ステップS46において、関連先要件要素情報が保持されなかった場合には、ステップS56に移行する。
ステップS48が肯定され、ステップS50に移行すると、関連トレース候補抽出部22は、関連先設計要素情報の抽出処理を実行する。具体的には、関連トレース候補抽出部22は、図34のフローチャートに沿った処理を実行する。
図34の処理では、まず、ステップS502において、関連トレース候補抽出部22が、トレース候補情報から設計要素情報を抽出する。具体的には、関連トレース候補抽出部22は、図35(a)において実線で囲んで示す設計要素情報を抽出する。
次いで、ステップS504では、関連トレース候補抽出部22が、設計要素関連情報を1つ取り出す。具体的には、関連トレース候補抽出部22は、設計要素関連情報DB42(図30参照)の中から、例えば、図35(b)において破線で囲んで示す設計要素関連情報を抽出する。
次いで、ステップS506では、関連トレース候補抽出部22が、ステップS502において抽出した設計要素名と等しいものが、ステップS504において取り出した設計要素関連情報にあるか否かを判断する。図35(b)の破線で囲んで示す設計要素関連情報の場合、図35(a)において実線で囲んだ設計要素名と等しくないので、ここでの判断は否定される。この場合、ステップS510に移行する。ステップS510では、関連トレース候補抽出部22が、設計要素関連情報がまだあるか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS504に戻る。
その後は、図35(b)の設計要素関連情報「顧客管理」についても、上記と同様の処理を行う。ここで、ステップS504において、設計要素関連情報「顧客管理」が取り出された場合には、その中に設計要素名「顧客情報管理」を含んでいる。この場合、設計要素名「顧客情報管理」は、図35(a)において実線で囲んで示す設計要素名「顧客情報管理」と等しい。したがって、ステップS506の判断は肯定されることになる。
ステップS506の判断が肯定されると、ステップS508に移行し、関連トレース候補抽出部22は、現時点で取り出されている設計要素関連情報「顧客管理」を関連先設計要素情報として保持する。
その後は、上記と同様の処理を行い、ステップS510の判断が否定された段階で図34の全処理を終了し、図23のステップS52に移行する。
図23のステップS52に移行すると、関連トレース候補抽出部22は、関連先設計要素情報があるか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS54に移行する。なお、ステップS52の判断が否定された場合には、ステップS56に移行する。
ステップS54に移行した場合、すなわち、関連先要件要素情報及び関連先設計要素情報の両方が関連トレース候補抽出部22において保持されている場合には、関連トレース候補抽出部22が、それらの情報をトレース候補情報DB38に保持する。具体的には、図36の矢印Aで示すように、トレース候補情報DB38に対して、関連先要件要素情報「顧客管理機能」と、関連先設計要素情報「顧客管理」を格納する。
次いで、ステップS56では、関連トレース候補抽出部22が、トレース候補情報がまだあるか否かを判断する。この場合、図31に示すように、トレース候補情報がまだ残っている(No.=2)ので、ここでの判断は肯定され、ステップS44に戻る。なお、その後は、新たなトレース候補情報について、上記と同様の処理(ステップS44〜S56)を実行する。なお、トレース候補情報(No.=2)に関する処理(ステップS44〜S56)が終了した段階では、図36の矢印Bで示すトレース候補情報が、トレース候補情報DB38に格納される。その後、ステップS56の判断が否定された段階で、図23の全処理を終了する。
以上のように、図23のトレース情報抽出処理(その2)が行われることで、トレース情報抽出処理(その1)で抽出されたトレース候補情報(図37(a))を利用して、図37(b)に示す新たなトレース候補情報をトレース候補情報DB38に追加できたことになる。
(設計要素群IDの決定方法)
次に、図7に示す設計要素情報DB36に含まれている設計要素群IDの取得方法について、図38のフローチャートに沿って説明する。この図38の処理は、図2の遷移情報取得部14が実行する処理である。なお、以下においては、説明の簡単のため、図39(a)に示す画面遷移図に基づいて、図39(b)に示す設計要素群IDを取得する場合を例に採り説明する。なお、図40〜図42は、図39(a)の画面遷移図から図39(b)の設計要素群IDを取得する手順を模式的に示す図である。また、説明を簡便化するため、図39(b)、図45(f)にある「設計要素ID」については記述を省略する。
図38の処理では、まず、ステップS70において、遷移情報取得部14が、画面遷移図を読み込む。ここでは、図39(a)に示す画面遷移図が読み込まれたものとする。
次いで、ステップS72では、遷移情報取得部14が、始点(スタート)の接続先を取り出し、出現画面・遷移元画面として保存する。図39(a)の場合、図40の(1)に示すように、出現画面及び遷移画面として「画面A」が取り出される。また、遷移情報取得部14は、始点からの深さカウンタを1とし、遷移情報として、始点からの深さ、始点、終点(遷移元画面に相当)を保存する。
次いで、ステップS74では、遷移情報取得部14が、遷移先の画面を抽出し、遷移元画面候補として保存する。図39(a)の場合、遷移先の画面として「画面B」、「画面D」が抽出され、図40の(2)に示すように遷移元画面候補として保存される。また、遷移情報取得部14は、始点からの深さカウンタを1増やす(始点からの深さ=2)。
次いで、ステップS76では、遷移情報取得部14が、遷移元画面候補から1つ取り出して、遷移元画面候補から消去する。具体的には、図40の(3)に示すように、「画面B」と「画面D」のいずれか(図49の(3)では「画面B」)を遷移元画面候補から取り出し、消去する。
次いで、ステップS78では、遷移情報取得部14が、取り出した遷移元画面候補(「画面B」)を、出現画面に保存する。また、遷移情報取得部14は、遷移情報を保存する。この状態が、図40の(4)に示されている。遷移情報には、始点からの深さ=2と、始点「画面A」、終点「画面B」が保存される。
次いで、ステップS80では、遷移情報取得部14が、ステップS78で出現画面に保存した画面を、遷移元画面に追加する。また、遷移情報取得部14は、ステップS76で取り出した画面の遷移先の画面を抽出し、遷移元画面候補として追加する。また、遷移情報取得部14は、始点からの深さカウンタを1増やす。すなわち、遷移情報取得部14は、図40の(5)に示すように、遷移元画面に「画面B」を追加し、遷移元画面候補に画面Bの遷移先である「画面C」を追加し、始点からの深さのカウンタを「3」にする。
次いで、ステップS82では、遷移情報取得部14が、抽出した遷移先画面から1つ取り出し、遷移元画面候補から消す。図40の(6)では、「画面C」が遷移元画面候補から取り出され、消去されている。
次いで、ステップS84では、遷移情報取得部14が、取り出した遷移先画面が空であるか否かを判断する。図40の場合、画面Cが取り出されているので、ここでの判断は否定され、ステップS86に移行する。そして、ステップS86に移行すると、遷移情報取得部14が、取り出した遷移先画面が「エンド」か否かを判断する。ここでは、取り出した遷移先画面はエンドではないので、判断は否定され、ステップS88に移行する。
ステップS88に移行すると、遷移情報取得部14は、取り出した遷移先画面(画面C)は出現画面に含まれているか否かを判断する。ここでは、出現画面には画面A,Bしか含まれていないので、判断は否定され、ステップS90に移行する。
ステップS90では、遷移情報取得部14が、取り出した画面(画面C)を出現画面として保存し、遷移情報を保存する。より具体的には、遷移情報取得部14は、図40の(7)に示すように、出現画面を「画面A」、「画面B」、「画面C」とし、遷移情報に始点の深さ=3と、始点「画面B」、終点「画面C」を保存する。その後は、ステップS80に戻る。
ステップS80では、図41の(8)に示すように、遷移情報取得部14が、ステップS90で出現画面に保存した画面(画面C)を、遷移元画面に追加する。また、遷移情報取得部14は、ステップS82で取り出した画面の遷移先の画面(エンド)を抽出し、遷移元画面候補として追加する。また、遷移情報取得部14は、始点からの深さカウンタを1増やし、「4」とする。
次いで、ステップS82では、遷移情報取得部14が、抽出した遷移先画面から1つ(ここでは、「エンド」)を取り出し、遷移元画面候補から消す。図41の(9)では、「エンド」が遷移元画面候補から取り出され、消去されている。
次いで、ステップS84では、遷移情報取得部14が、取り出した遷移先画面が空であるか否かを判断する。ここでは、「エンド」が取り出されているので、ここでの判断は否定され、ステップS86に移行する。そして、ステップS86に移行すると、遷移情報取得部14が、取り出した遷移先画面がエンドか否かを判断する。ここでは、取り出した遷移先画面がエンドであるので、判断は肯定されステップS94に移行する。
ステップS94に移行すると、遷移情報取得部14は、図41の(10)に示すように、遷移情報を保存する。ここでは、始点からの深さ=4と、始点「画面C」、終点「エンド」を保存する。
次いで、ステップS96では、遷移情報取得部14が、遷移元画面候補はまだあるか否かを判断する。ここでは、遷移元画面候補に画面Dが残っているので、判断が肯定され、ステップS98に移行する。
ステップS98では、遷移情報取得部14が、遷移元画面候補から1つ(ここでは「null」)を取り出す。次いで、ステップS100では、遷移情報取得部14が、取り出した遷移元画面候補がnull(空)であるか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS102に移行する。
ステップS102では、遷移情報取得部14が、始点からの深さカウンタを1減らすとともに、遷移元画面を減らす。この場合、図41の(11)に示すように、始点からの深さが3になり、遷移元画面が「画面A」、「画面B」となる。その後は、ステップS96に戻る。
ステップS96に戻ると、遷移情報取得部14が、遷移元画面候補はまだあるか否かを判断する。ここでは、遷移元画面候補に画面Dが残っているので、判断が肯定され、ステップS98に移行する。
ステップS98では、遷移情報取得部14が、遷移元画面候補から1つ(ここでは「null」)を取り出す。次いで、ステップS100では、遷移情報取得部14が、取り出した遷移元画面候補がnull(空)であるか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS102に移行する。
ステップS102では、遷移情報取得部14が、始点からの深さカウンタを1減らすとともに、遷移元画面を減らす。この場合、図41の(12)に示すように、始点からの深さが2になり、遷移元画面が「画面A」となる。その後は、ステップS96に戻る。
ステップS96に戻ると、遷移情報取得部14が、遷移元画面候補はまだあるか否かを判断する。ここでは、遷移元画面候補に画面Dが残っているので、判断が肯定され、ステップS98に移行する。
ステップS98では、遷移情報取得部14が、遷移元画面候補から1つ(ここでは「画面D」)を取り出す(図41の(13))。次いで、ステップS100では、遷移情報取得部14が、取り出した遷移元画面候補がnull(空)であるか否かを判断する。ここでの判断が否定されると、ステップS104に移行し、遷移情報取得部14は、遷移元画面候補から「画面D」を消す。その後は、ステップS78に戻る。
ステップS78では、遷移情報取得部14が、取り出した遷移元画面候補(「画面D」)を、出現画面に保存する。また、遷移情報取得部14は、遷移情報を保存する。この状態が、図42の(15)に示されている。遷移情報には、始点からの深さ=2と、始点「画面A」、終点「画面D」が保存される。
次いで、ステップS80では、遷移情報取得部14が、ステップS78で出現画面に保存した画面(画面D)を、遷移元画面に追加する。また、遷移情報取得部14は、取り出した画面(画面D)の遷移先の画面(画面C)を抽出し、遷移元画面候補として追加し、始点からの深さカウンタを1増やす(図42の(16)参照)。
次いで、ステップS82では、遷移情報取得部14が、抽出した遷移先画面から1つ(画面C)取り出し、遷移元画面候補から消す(図42の(17)参照)
次いで、ステップS84では、遷移情報取得部14が、取り出した遷移先画面が空であるか否かを判断する。ここでの判断が否定されるとステップS86に移行し、ステップS86の判断も否定されると、ステップS88に移行する。
そして、ステップS88に移行すると、遷移情報取得部14は、取り出した遷移先画面(画面C)は出現画面に含まれているか否かを判断する。ここでは、出現画面には画面Cが含まれているので、判断が肯定され、ステップS92に移行する。
ステップS92に移行すると、遷移情報取得部14が、遷移情報を保存する。具体的には、遷移情報取得部14は、図42の(18)に示すように、始点からの深さ=3と、始点「画面D」、終点「画面C」を保存する。その後は、ステップS82に戻る。
ステップS82に戻ると、遷移情報取得部14は、抽出した遷移先画面から1つ(ここでは、null)を取り出し、遷移元画面候補から消す(図42の(19)参照)。
次いで、ステップS84では、遷移情報取得部14が、取り出した遷移先画面が空であるか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS96に移行し、遷移情報取得部14が、遷移元画面候補はまだあるか否かを判断する。ここでは、遷移元画面候補にnullが残っているので、判断が肯定され、ステップS98に移行する。そして、ステップS98では、遷移情報取得部14が、遷移元画面候補から1つ(ここでは「null」)を取り出す。次いで、ステップS100では、遷移情報取得部14が、取り出した遷移元画面候補がnullであるか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS102に移行し、遷移情報取得部14が、始点からの深さカウンタを1減らすとともに、遷移元画面を減らす(図42の(20)参照)。
その後はステップS96に戻るが、遷移元画面候補はまだあるので、判断は肯定され、ステップS98において、遷移情報取得部14が、遷移元画面候補から1つ(null)を取り出す。この場合、次のステップS100の判断が肯定されるので、ステップS102において、始点からの深さを1減らすとともに、遷移元画面を減らす(図42の(21)参照)。
その後ステップS96に戻ると、この段階では遷移元画面候補が全てなくなっているので、ステップS96の判断は否定され、ステップS106に移行する。
ステップS106に移行した場合、遷移情報取得部14は、遷移情報(図42の(18)参照)から設計要素情報を生成する処理を実行する。このステップS106の処理では、図43のフローチャートに沿った処理が実行される。
図43の処理では、まず、ステップS110において、遷移情報取得部14が、遷移情報を1行読み込む。ここでは、例えば、図44の遷移情報の1行目が読み込まれたものとする。
次いで、ステップS112では、遷移情報取得部14が、最終行か否かを判断する。ここでの判断が否定されると、ステップS114に移行し、遷移情報取得部14が、始点からの深さをキーに、始点と終点の組を遷移組情報に格納する。具体的には、図44の(22)に示すように、地点からの深さ=1に対応して、{スタート,A}が格納される。
その後は、遷移情報取得部14は、ステップS110と、ステップS112(否定)と、ステップS114とを繰り返す。これにより、図44の(23)〜(27)に示すように、遷移組情報には、始点からの深さをキーとして始点と終点の組が格納される。そして、全ての行の処理が終了し、ステップS112の判断が肯定されると、ステップS116に移行する。
ステップS116に移行すると、遷移情報取得部14が、深さ1の遷移の組の終点を取り出す。ここでは、図45(a)の始点からの深さ1に対応する遷移の組の終点である「画面A」が取り出される。
次いで、ステップS118では、遷移情報取得部14が、深さ2の遷移の組を1つ取り出す。ここでは、図45(a)の始点からの深さ2の遷移の組の1つである、{A,B}が取り出されたものとする。
次いで、ステップS120では、遷移情報取得部14が、経路候補情報に、取り出した深さ2の遷移の組の始点・終点を順に格納する。この場合の経路候補情報の状態が、図45(b)に示されている。
次いで、ステップS122では、遷移情報取得部14が、経路候補数をカウントする。次いで、ステップS124では、遷移情報取得部14が、経路候補数のカウント値に基づいて、遷移の組がまだあるか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS118に戻り、遷移情報取得部14が、深さ2の遷移の組を1つ取り出す。ここでは、図45(a)の始点からの深さ2の遷移の組の1つである、{A,D}が取り出されたものとする。
次いで、ステップS120では、遷移情報取得部14が、経路候補情報に、取り出した深さ2の遷移の組の始点・終点を順に格納する。この場合の経路候補情報の状態が、図45(c)に示されている。その後、ステップS122の経路候補数カウント処理を経て、ステップS124の判断が否定されると、ステップS126に移行する。
ステップS126に移行すると、遷移情報取得部14は、1つ深い遷移(ここでは深さ3)に着目する。次いで、ステップS128では、遷移情報取得部14が、最も深いか、すなわち、深さ3は図45(a)の最大深さであるか否かを判断する。ここでの判断が否定されると、ステップS130に移行する。
ステップS130に移行すると、遷移情報取得部14は、遷移の組を取り出す。ここでは、図45(a)に示す、深さ3に対応する遷移の組の1つである{B,C}が取り出されたものとする。
次いで、ステップS132では、遷移情報取得部14が、経路候補を1つ取り出す。ここでは、図45(c)のNo.=1の経路候補A,Bが取り出されたものとする。
次いで、ステップS134では、遷移情報取得部14が、経路候補の終点(ここではB)と遷移の組の始点(ここではB)が一致するか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS136に移行する。
ステップS136に移行すると、遷移情報取得部14は、遷移の組の終点(ここではC)を経路候補として追加格納する。このときの経路候補情報の状態が、図45(d)に示されている。
次いで、ステップS138では、遷移情報取得部14が、経路候補はまだあるか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS132に戻る。
ステップS132に戻ると、経路候補A,Dと、遷移の組B,Cとを用いた処理になるが、この場合には、ステップS134の判断が否定されるので、ステップS138に移行する。そして、ステップS138では、経路候補が残っていないため、判断が否定されて、ステップS140に移行する。ステップS140では、遷移情報取得部14が、遷移の組はまだあるか否かを判断する。ここでは、まだ、遷移の組として{D,C}が残っているので、判断が肯定されステップS130に戻る。
ステップS130に戻ると、遷移情報取得部14は、遷移の組を取り出す。ここでは、図45(a)に示す、深さ3に対応する遷移の組の1つである{D,C}が取り出されたものとする。次いで、ステップS132では、遷移情報取得部14が、経路候補を1つ取り出す。ここでは、図45(c)のNo.=1の経路候補A,Bが取り出されたものとする。
次いで、ステップS134では、遷移情報取得部14が、経路候補の終点(ここではB)と遷移の組の始点(ここではD)が一致するか否かを判断する。ここでの判断が否定されると、ステップS138に移行する。ステップS138では、経路候補がまだ残っているので、判断が肯定されて、ステップS132に戻る。
ステップS132では、遷移情報取得部14が、図45(c)のNo.=2の経路候補A,Dが取り出す。そして、ステップS134の判断が肯定されると、ステップS136において、遷移情報取得部14が、遷移の組の終点(ここではD)を経路候補として追加格納する。このときの経路候補情報の状態が、図45(e)に示されている。その後は、ステップS138、S140の判断がともに否定されるので、ステップS126に戻る。
ステップS126に戻ると、遷移情報取得部14は、1つ深い遷移(ここでは深さ4)に着目する。次いで、ステップS128では、遷移情報取得部14が、最も深いか、すなわち、深さ4は図45(a)の最大深さであるか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS142に移行する。
ステップS142に移行すると、遷移情報取得部14は、経路候補情報を設計要素情報のフォーマットに変換する。具体的には、図45(f)に示すようなフォーマットに変換する。この場合、経路候補情報の「No.」が、設計要素情報DB36における「設計要素群ID」に変換されている。以上の処理が終了すると、図43の全処理及び図38の全処理が終了する。
以上のように、画面遷移図に基づいて、設計要素群IDを取得することにより、遷移関係がある画面が、同一の設計要素群として定義されることになる。これにより、上述したトレース情報抽出処理(その1)及びトレース情報抽出処理(その2)を高精度に行うことが可能となる。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によると、要素情報取得部12が、要件定義書50に含まれる複数の要件要素情報と要件要素項目情報を取得するとともに、基本設計書52に含まれる複数の設計要素情報と設計要素項目情報を取得し、設計要素候補判定部18が、取得した複数の設計要素情報のうち、該設計要素情報が有する前記設計要素項目情報の積集合が空集合でない設計要素情報の組み合わせを抽出するとともに、抽出した設計要素項目情報の和集合を生成する。そして、トレース候補判定部16は、要素情報取得部12が取得した要件要素情報の1つを抽出し、その要件要素情報が有する要件要素項目情報と和集合とを比較して、要件要素項目情報が和集合に所定割合以上(閾値以上)含まれていた場合に、要件要素項目情報に対応する要件要素情報と和集合に対応する複数の設計要素情報との組をトレース情報として抽出する。このように、関連のある(積集合が空集合でない)複数の設計要素項目情報の和集合と要件要素項目情報とを比較することで、要件定義書50での1つの要件要素情報が基本設計書52で複数の設計要素情報に分かれるような場合であっても、高精度にトレース情報を抽出することができる。この場合、従来技術のように、要件要素の名称の類似性を利用するような場合と比較しても、トレース情報の抽出を精度良く行うことが可能となる。
また、本実施形態によると、関連情報取得部20が、要件定義書50に含まれる業務フロー(図25)から、各要件要素情報に関連する情報を要件要素関連情報として取得するとともに、基本設計書52に含まれるプロセス関連図(図29)から、各設計要素情報に関連する情報を設計要素関連情報として取得する。そして、関連トレース候補抽出部22が、トレース候補判定部16で抽出されたトレース情報に含まれる組の1つを取得し、関連情報取得部20が取得した要件要素関連情報の中から組に含まれる要件要素情報の関連先の要件要素情報を抽出するとともに、関連情報取得部20が取得した設計要素関連情報の中から組に含まれる設計要素情報の関連先の設計要素情報を抽出し、トレース情報として追加する。このように、業務フローやプロセス関連図に更に基づいてトレース情報を追加することで、より高精度なトレース情報の抽出が可能となる。これにより、結果として、トレース情報抽出の網羅性が高められ、網羅性検証や影響分析を効率化することが可能となる。
また、本実施形態によると、遷移情報取得部14が、基本設計書の画面遷移図の画面間の遷移情報に基づいて、複数の設計要素情報間の遷移関係を示す遷移情報(設計要素群ID)を取得する。これにより、本実施形態では、実際の画面遷移図に基づいて、精度良く遷移情報(設計要素群ID)を取得することが可能となる。
(変形例)
なお、上記実施形態では、画面遷移図(図39(a))に基づいて、設計要素情報DB36の設計要素群IDを取得・設定する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、基本設計書52の画面一覧に含まれる画面IDに基づいて、設計要素群IDを取得することも可能である。
以下、画面IDに基づいて設計要素群IDを取得する方法について、図46のフローチャートに沿って、その他図面を適宜参照しつつ、詳細に説明する。
図46の処理では、まず、ステップS170において、遷移情報取得部14が、画面一覧(図47(a))から設計要素を1つ取り出し、画面IDを抽出し、設計要素群ID候補として保持する。ここでは、設計要素群ID候補として、「HB_JH_BP004_SCR011」が保持されたものとする(図47(c)のように、設計要素群ID候補とした「HB_JH_BP004_SCR011」の「設計要素群ID候補」に「TRUE」フラグをたてる)。
次いで、ステップS172では、遷移情報取得部14が、抽出した画面IDの末尾の数値部分を除いた文字列を抽出し、分割値として保持する。この場合、図47(b)の(30)に示すように、太線枠で囲んだ部分「HB_JH_BP004_SCR」が分割値として保持されることになる。
次いで、ステップS174では、遷移情報取得部14が、画面一覧から設計要素を1つ取り出し、画面IDを抽出する。ここでは、画面IDとして、「HB_JH_BP004_SCR012」が抽出されたものとする。
次いで、ステップS176では、遷移情報取得部14が、抽出した画面IDの末尾の数値部分とそれ以外の文字列に分割する。この場合、画面ID「HB_JH_BP004_SCR012」が、「012」と「HB_JH_BP004_SCR」に分割される(図47(b)の(31)参照)。
次いで、ステップS178では、遷移情報取得部14は、抽出した数値以外の文字列「HB_JH_BP004_SCR」が、ステップS172で保持した分割値と一致するか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、ステップS180に移行する。
ステップS180に移行した場合、遷移情報取得部14は、抽出した設計要素ID(HB_JH_BP004_SCR012)を設計要素群ID候補として保持する(図47(d)の「設計要素群ID候補」の値が「TRUE」になる)。
次いで、ステップS182では、遷移情報取得部14が、画面一覧に設計要素はまだあるか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS174に戻る。
ステップS174に戻ると、遷移情報取得部14は、画面一覧から設計要素を1つ取り出し、画面IDを抽出する。ここでは、画面IDとして、「HB_JH_BP005_SCR001」が抽出されたものとする。
次いで、ステップS176では、遷移情報取得部14が、抽出した画面IDの末尾の数値部分とそれ以外の文字列に分割する。この場合、画面ID「HB_JH_BP005_SCR001」が、「001」と「HB_JH_BP005_SCR」に分割される。
次いで、ステップS178では、遷移情報取得部14が、抽出した数値以外の文字列「HB_JH_BP005_SCR」が、ステップS172の分割値と一致するか否かを判断する。ここでの判断が否定されると、ステップS184に移行する。
ステップS184に移行すると、遷移情報取得部14は、設計要素群ID候補として保持している画面IDに対して、設計要素群ID(ここでは、1)を与える。また、遷移情報取得部14は、設計要素群ID候補(TRUE)をクリアし、抽出した設計要素IDを候補として保持する(「TRUE」を設定する。図47(e)参照)。
次いで、ステップS186では、遷移情報取得部14が、抽出した数値以外の文字列「HB_JH_BP005_SCR」を分割値として保持する。その後は、ステップS182に移行する。
ステップS182に移行すると、遷移情報取得部14が、画面一覧に設計要素はまだあるか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS174に戻る。その後は、ステップS174において、画面ID「HB_JH_BP005_SCR002」が抽出され、ステップS176において、画面ID「HB_JH_BP005_SCR002」が、「002」と「HB_JH_BP005_SCR」に分割される。そして、ステップS178の判断が肯定される。更に、ステップS180において、画面ID「HB_JH_BP005_SCR002」が設計要素群ID候補として保持され(図48(a)参照)、ステップS182の判断が否定され、ステップS188に移行する。
ステップS188に移行すると、遷移情報取得部14は、設計要素群ID候補として保持した画面IDに対して、設計要素群IDを与える。具体的には、図48(b)に示すように、画面ID「HB_JH_BP005_SCR001」、「HB_JH_BP005_SCR002」に対して、設計要素群ID=2を与える。以上の処理が終了すると、図46の全処理が終了する。
以上のような処理を行うことで、画面IDに基づいて、設計要素群IDを取得することができる。これにより、上記実施形態と同様、上述したトレース情報抽出処理(その1)及び(その2)を高精度に行うことが可能となる。
なお、上記実施形態及び変形例では、画面に関する要件要素情報と設計要素情報間のトレース情報の抽出を例に採り説明したが、これに限られるものではない。例えば、機能、概念データ、帳票、インタフェースなどに関する要件要素情報と設計要素情報間のトレース情報を抽出する場合にも本発明は好適に適用できる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 要件定義書から当該要件定義書に含まれる複数の要件要素情報と当該要件要素情報が有する項目情報である要件要素項目情報を取得するとともに、基本設計書から当該基本設計書に含まれる複数の設計要素情報と当該設計要素情報が有する項目情報である設計要素項目情報を取得し、
取得した複数の設計要素情報のうち、該設計要素情報が有する前記設計要素項目情報の積集合が空集合でない設計要素情報の組み合わせを抽出するとともに、抽出した設計要素項目情報の和集合を生成し、
前記取得した要件要素情報の1つを抽出し、当該抽出した要件要素情報が有する要件要素項目情報と前記生成した和集合とを比較して、当該要件要素項目情報が前記和集合に所定割合以上含まれていた場合に、当該要件要素項目情報に対応する要件要素情報と前記和集合に対応する設計要素情報との組を、前記要件要素情報と前記設計要素情報との間の関連性を示す関連情報として抽出する、処理をコンピュータに実行させる関連情報抽出プログラム。
(付記2) 前記要件定義書に含まれる業務フローから、各要件要素情報に関連する情報を要件要素関連情報として取得するとともに、前記基本設計書に含まれるプロセス関連図から、各設計要素情報に関連する情報を設計要素関連情報として取得し、
前記抽出された関連情報に含まれる組の1つを取得し、前記取得した要件要素関連情報の中から前記組に含まれる要件要素情報の関連先の要件要素情報を抽出するとともに、前記取得した設計要素関連情報の中から前記組に含まれる設計要素情報の関連先の設計要素情報を抽出し、前記関連先の要件要素情報と前記関連先の設計要素情報との組を前記関連情報に追加する、処理を前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする付記1に記載の関連情報抽出プログラム。
(付記3) 複数の前記設計要素情報間の遷移関係を示す遷移情報を取得する処理を前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする付記1又は2に記載の関連情報抽出プログラム。
(付記4) 前記遷移情報を取得する処理では、前記基本設計書の画面遷移図の画面間の遷移情報に基づいて、あるいは前記基本設計書の画面に対して付与された画面識別子に基づいて、前記遷移情報を取得することを特徴とする付記3に記載の関連情報抽出プログラム。
(付記5) 要件定義書に含まれる複数の要件要素情報と当該要件要素情報が有する項目情報である要件要素項目情報を取得するとともに、基本設計書に含まれる複数の設計要素情報と当該設計要素情報が有する項目情報である設計要素項目情報を取得する要素情報取得工程と、
前記要素情報取得工程で取得した複数の設計要素情報のうち、該設計要素情報が有する前記設計要素項目情報の積集合が空集合でない設計要素情報の組み合わせを抽出するとともに、抽出した設計要素項目情報の和集合を生成する集合生成工程と、
前記要素情報取得工程で取得した要件要素情報の1つを抽出し、当該抽出した要件要素情報が有する要件要素項目情報と前記集合生成工程で生成した前記和集合とを比較して、当該要件要素項目情報が前記和集合に所定割合以上含まれていた場合に、当該要件要素項目情報に対応する要件要素情報と前記和集合に対応する設計要素情報との組を、前記要件要素情報と前記設計要素情報との間の関連性を示す関連情報として抽出する関連情報抽出工程と、をコンピュータが実行することを特徴とする関連情報抽出方法。
(付記6) 前記要件定義書に含まれる業務フローから、各要件要素情報に関連する情報を要件要素関連情報として取得するとともに、前記基本設計書に含まれるプロセス関連図から、各設計要素情報に関連する情報を設計要素関連情報として取得する関連情報取得工程と、
前記関連情報抽出工程で抽出した前記関連情報に含まれる組の1つを取得し、前記関連情報取得工程で取得した要件要素関連情報の中から前記組に含まれる要件要素情報の関連先の要件要素情報を抽出するとともに、前記関連情報取得工程で取得した設計要素関連情報の中から前記組に含まれる設計要素情報の関連先の設計要素情報を抽出し、前記関連先の要件要素情報と前記関連先の設計要素情報との組を前記関連情報に追加する関連情報追加工程と、を前記コンピュータが更に実行することを特徴とする付記5に記載の関連情報抽出方法。
(付記7) 複数の前記設計要素情報間の遷移関係を示す遷移情報を取得する遷移情報取得工程を前記コンピュータが更に実行することを特徴とする付記5又は6に記載の関連情報抽出方法。
(付記8) 前記遷移情報取得工程では、前記基本設計書の画面遷移図の画面間の遷移情報に基づいて、あるいは前記基本設計書の画面に対して付与された画面識別子に基づいて、前記遷移情報を取得することを特徴とする付記7に記載の関連情報抽出方法。
(付記9) 要件定義書に含まれる複数の要件要素情報と当該要件要素情報が有する項目情報である要件要素項目情報を取得するとともに、基本設計書に含まれる複数の設計要素情報と当該設計要素情報が有する項目情報である設計要素項目情報を取得する要素情報取得手段と、
前記要素情報取得手段が取得した複数の設計要素情報のうち、該設計要素情報が有する前記設計要素項目情報の積集合が空集合でない設計要素情報の組み合わせを抽出するとともに、抽出した設計要素項目情報の和集合を生成する集合生成手段と、
前記要素情報取得手段が取得した要件要素情報の1つを抽出し、当該抽出した要件要素情報が有する要件要素項目情報と前記集合生成手段が生成した前記和集合とを比較して、当該要件要素項目情報が前記和集合に所定割合以上含まれていた場合に、当該要件要素項目情報に対応する要件要素情報と前記和集合に対応する設計要素情報との組を、前記要件要素情報と前記設計要素情報との間の関連性を示す関連情報として抽出する関連情報抽出手段と、を備える関連情報抽出装置。
(付記10) 前記要件定義書に含まれる業務フローから、各要件要素情報に関連する情報を要件要素関連情報として取得するとともに、前記基本設計書に含まれるプロセス関連図から、各設計要素情報に関連する情報を設計要素関連情報として取得する関連情報取得手段)と、
前記関連情報抽出手段で抽出された前記関連情報に含まれる組の1つを取得し、前記関連情報取得手段が取得した要件要素関連情報の中から前記組に含まれる要件要素情報の関連先の要件要素情報を抽出するとともに、前記関連情報取得手段が取得した設計要素関連情報の中から前記組に含まれる設計要素情報の関連先の設計要素情報を抽出し、前記関連先の要件要素情報と前記関連先の設計要素情報との組を前記関連情報に追加する関連情報追加手段と、を更に備える付記9に記載の関連情報抽出装置。
(付記11) 複数の前記設計要素情報間の遷移関係を示す遷移情報を取得する遷移情報取得手段を更に備える付記9又は10に記載の関連情報抽出装置。
(付記12) 前記遷移情報取得手段は、前記基本設計書の画面遷移図の画面間の遷移情報に基づいて、あるいは前記基本設計書の画面に対して付与された画面識別子に基づいて、前記遷移情報を取得することを特徴とする付記11に記載の関連情報抽出装置。
10 トレース情報抽出装置(関連情報抽出装置)
12 要素情報取得部(要素情報取得手段)
14 遷移情報取得部(遷移情報取得手段)
16 トレース候補判定部(関連情報抽出手段)
18 設計要素候補判定部(集合生成手段)
20 関連情報取得部(関連情報取得手段)
22 関連トレース候補抽出部(関連情報追加手段)

Claims (6)

  1. 要件定義書から当該要件定義書に含まれる複数の要件要素情報と当該要件要素情報が有する項目情報である要件要素項目情報を取得するとともに、基本設計書から当該基本設計書に含まれる複数の設計要素情報と当該設計要素情報が有する項目情報である設計要素項目情報を取得し、
    取得した複数の設計要素情報のうち、該設計要素情報が有する前記設計要素項目情報の積集合が空集合でない設計要素情報の組み合わせを抽出するとともに、抽出した設計要素項目情報の和集合を生成し、
    前記取得した要件要素情報の1つを抽出し、当該抽出した要件要素情報が有する要件要素項目情報と前記生成した和集合とを比較して、当該要件要素項目情報が前記和集合に所定割合以上含まれていた場合に、当該要件要素項目情報に対応する要件要素情報と前記和集合に対応する設計要素情報との組を、前記要件要素情報と前記設計要素情報との間の関連性を示す関連情報として抽出する、
    処理をコンピュータに実行させる関連情報抽出プログラム。
  2. 前記要件定義書に含まれる業務フローから、各要件要素情報に関連する情報を要件要素関連情報として取得するとともに、前記基本設計書に含まれるプロセス関連図から、各設計要素情報に関連する情報を設計要素関連情報として取得し、
    前記抽出された関連情報に含まれる組の1つを取得し、前記取得した要件要素関連情報の中から前記組に含まれる要件要素情報の関連先の要件要素情報を抽出するとともに、前記取得した設計要素関連情報の中から前記組に含まれる設計要素情報の関連先の設計要素情報を抽出し、前記関連先の要件要素情報と前記関連先の設計要素情報との組を前記関連情報に追加する、
    処理を前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項1に記載の関連情報抽出プログラム。
  3. 複数の前記設計要素情報間の遷移関係を示す遷移情報を取得する処理を前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載の関連情報抽出プログラム。
  4. 前記遷移情報を取得する処理では、前記基本設計書の画面遷移図の画面間の遷移情報に基づいて、あるいは前記基本設計書の画面に対して付与された画面識別子に基づいて、前記遷移情報を取得することを特徴とする請求項3に記載の関連情報抽出プログラム。
  5. 要件定義書に含まれる複数の要件要素情報と当該要件要素情報が有する項目情報である要件要素項目情報を取得するとともに、基本設計書に含まれる複数の設計要素情報と当該設計要素情報が有する項目情報である設計要素項目情報を取得する要素情報取得工程と、
    前記要素情報取得工程で取得した複数の設計要素情報のうち、該設計要素情報が有する前記設計要素項目情報の積集合が空集合でない設計要素情報の組み合わせを抽出するとともに、抽出した設計要素項目情報の和集合を生成する集合生成工程と、
    前記要素情報取得工程で取得した要件要素情報の1つを抽出し、当該抽出した要件要素情報が有する要件要素項目情報と前記集合生成工程で生成した前記和集合とを比較して、当該要件要素項目情報が前記和集合に所定割合以上含まれていた場合に、当該要件要素項目情報に対応する要件要素情報と前記和集合に対応する設計要素情報との組を、前記要件要素情報と前記設計要素情報との間の関連性を示す関連情報として抽出する関連情報抽出工程と、
    をコンピュータが実行することを特徴とする関連情報抽出方法。
  6. 要件定義書に含まれる複数の要件要素情報と当該要件要素情報が有する項目情報である要件要素項目情報を取得するとともに、基本設計書に含まれる複数の設計要素情報と当該設計要素情報が有する項目情報である設計要素項目情報を取得する要素情報取得手段と、
    前記要素情報取得手段が取得した複数の設計要素情報のうち、該設計要素情報が有する前記設計要素項目情報の積集合が空集合でない設計要素情報の組み合わせを抽出するとともに、抽出した設計要素項目情報の和集合を生成する集合生成手段と、
    前記要素情報取得手段が取得した要件要素情報の1つを抽出し、当該抽出した要件要素情報が有する要件要素項目情報と前記集合生成手段が生成した前記和集合とを比較して、当該要件要素項目情報が前記和集合に所定割合以上含まれていた場合に、当該要件要素項目情報に対応する要件要素情報と前記和集合に対応する設計要素情報との組を、前記要件要素情報と前記設計要素情報との間の関連性を示す関連情報として抽出する関連情報抽出手段と、
    を備える関連情報抽出装置。
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