JP2013004344A - フレキシブル面状照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】湾曲状態においても、導光板の裏面の側に配置される反射シートを安定保持して、フレキシブル面状照明装置の輝度の低下を防ぐ。
【解決手段】ハウジングフレーム26の床板部34が、枠部26aに囲まれる領域を、導光板12の裏面の側から塞ぎ、導光板12と共に、反射シート16を導光板12の裏面の側に保持する。床板部34が枠部26aよりも高い柔軟性を有することから、フレキシブル面状照明装32を湾曲させた際に、床板部34は容易に変形して導光板12の湾曲に追従し、反射シート16を導光板12の裏面の側に安定保持する。導光板12の側端面に配置されている光源ユニットから、導光板12に入射した光が、導光板12の内部を伝搬する過程で、導光板12の裏面側に漏れ出たとしても、反射シート16により導光板12に戻され、輝度の低下が抑制される。
【選択図】図1
【解決手段】ハウジングフレーム26の床板部34が、枠部26aに囲まれる領域を、導光板12の裏面の側から塞ぎ、導光板12と共に、反射シート16を導光板12の裏面の側に保持する。床板部34が枠部26aよりも高い柔軟性を有することから、フレキシブル面状照明装32を湾曲させた際に、床板部34は容易に変形して導光板12の湾曲に追従し、反射シート16を導光板12の裏面の側に安定保持する。導光板12の側端面に配置されている光源ユニットから、導光板12に入射した光が、導光板12の内部を伝搬する過程で、導光板12の裏面側に漏れ出たとしても、反射シート16により導光板12に戻され、輝度の低下が抑制される。
【選択図】図1
Description
本発明は、液晶表示装置等の照明手段として用いられる面状照明装置に関し、特に可撓性を有するフレキシブル面状照明装置に関するものである。
近年、パーソナルコンピュータや携帯電話等の電子装置の表示デバイスとして液晶表示装置が広く使用されている。液晶は、ブラウン管等とは異なり自発光型の表示素子ではないため、たとえば透過型の液晶表示装置では、その液晶パネルに対して光を照射する照明手段が必須であり、外光を利用する半透過型の液晶表示装置でも、暗所での使用を可能にするために補助的な照明手段を備えている。導光板と導光板の側方に配置された光源とを主要な構成要素とするサイドライト型の面状照明装置は、薄型化が容易であるという利点を有するため、このような液晶表示装置の照明手段として好適に使用されるものである。
そして、面状照明装置の小型・薄型化及び低消費電力化を図るため、近年の高性能化が著しい白色発光ダイオード(LED)を光源とする面状照明装置が、広く用いられている。
そして、面状照明装置の小型・薄型化及び低消費電力化を図るため、近年の高性能化が著しい白色発光ダイオード(LED)を光源とする面状照明装置が、広く用いられている。
又、従来のガラス基板をベースとした液晶表示装置に加え、多義の電子表示装置への適用を可能とすべく、可撓性(屈曲性)を有する液晶表示装置に用いられる、フレキシブル面状照明装置が開発されている。このフレキシブル面状照明装置は、導光板やその他の光学シートが可撓性を有するものからなり、一例として、図3に示されるような構成を有している。
図3のフレキシブル面状照明装置10は、平面視で矩形のシート状の導光板12と、導光板12の表面(光の出射面)側に配置された、平面視で矩形の光学シート14と、導光板12の裏面側に配置された、平面視で矩形の反射シート16とが積層されており、これら導光板12、光学シート14、反射シート16は、何れも可撓性を有する材料により構成されている。又、導光板12の長辺側の側端面のうち少なくとも一面に沿って複数の白色LED18及びフレキシブルプリント基板20からなる光源ユニット22が配置されている。そして、導光板12の短辺側の両側端部で、導光板12、光学シート14、反射シート16が、直線状チャネル型フレーム24によって、一体に保持されている(例えば、特許文献1参照。)。
又、図4に示されるフレキシブル面状照明装置11は、シート状の導光板12と、導光板12の表面側に配置された光学シート14の周辺部を取囲むように構成された、可撓性を有する縁状のハウジングフレーム26が用いられたものである。そして、導光板12の裏面の側から、ハウジングフレーム26の側面に沿って、両面テープ28を介して反射シート16を固定したものである。図4の例では、導光板12の表面側に配置される光学シート14として、プリズムシート14pと、拡散シート14dとが積層されている。又、導光板12の表面の側から、ハウジングフレーム26の側面に沿って、拡散シート14dの周辺部を覆うように、遮光シート30が固定されている。
なお、ハウジングフレーム26の破線で示される部分は、必要に応じて設けられる上部枠である。又、図4では、フレキシブル面状照明装置11の一方向の断面のみ図示しているが、図3の例と同様に、導光板12の少なくとも一側端面に沿って、複数の白色LED18及びフレキシブルプリント基板20からなる光源ユニット22が配置されたものである。具体的には、光源ユニット22は、ハウジングフレーム26の内側に配置されている。
又、図4では、導光板12及び光学シート14の側端面に対し、ハウジングフレーム26が離間し、かつ、導光板12の裏面に対し反射シート16が離間したように図示されている。しかしながら、各部の位置決め精度や光学特性等を考慮した上で、必要に応じこれらを密着させても良く、図示の如く離間して配置しても良い。
又、図4では、導光板12及び光学シート14の側端面に対し、ハウジングフレーム26が離間し、かつ、導光板12の裏面に対し反射シート16が離間したように図示されている。しかしながら、各部の位置決め精度や光学特性等を考慮した上で、必要に応じこれらを密着させても良く、図示の如く離間して配置しても良い。
ところで、図4に示されたように、縁状のハウジングフレーム26が用いられ、その側面に沿って、両面テープ28を介して反射シート16を固定した構造を採用すると、フレキシブル面状照明装置11を湾曲させた際に、反射シート16がハウジングフレーム26の変形による寸法変化に追従しきれず、両面テープ28の粘着力を超える負荷が両面テープ28の接着層に加わり、反射シート16がハウジングフレーム26から部分的に剥離する場合がある。すると、導光板12に対して、反射シート16を安定して配置することが困難となり、フレキシブル面状照明装置11の輝度の低下が懸念されることとなる。
本発明は、上記のような問題に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、湾曲状態においても、導光板の裏面の側に配置される反射シートを安定保持して、フレキシブル面状照明装置の輝度の低下を防ぐことにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)導光板と、該導光板の裏面の側に配置される反射シートと、前記導光板及び前記反射シートを保持するハウジングフレームとを含み、前記ハウジングフレームは、前記導光板及び前記反射シートの周辺部を取囲む枠部と、該枠部に囲まれる領域の少なくとも一部を、前記導光板の裏面の側から塞ぐ床板部とを備え、該床板部が、前記枠部よりも高い柔軟性を有するフレキシブル面状照明装置(請求項1)。
本項に記載のフレキシブル面状照明装置は、ハウジングフレームの床板部が、枠部に囲まれる領域の少なくとも一部を、導光板の裏面の側から塞ぎ、導光板と共に、反射シートを導光板の裏面の側に保持するものである。又、床板部が枠部よりも高い柔軟性を有することから、フレキシブル面状照明装置を湾曲させた際に、床板部は容易に変形して導光板の湾曲に追従し、反射シートを導光板の裏面の側に安定保持するものである。なお、反射シートは、導光板又はハウジングフレームの変形を阻害しない範囲で、導光板又は床板部に固定されていても良く、導光板と床板部とで挟持されていても良い。或いは、導光板と床板部との間に、単に介在した状態であっても、ハウジングフレームの枠部によってその周辺部が取囲まれていることから、反射シートが脱落することなく、導光板に対して安定して配置されるものとなる。
(2)上記(1)項において、前記床板部は、前記枠部とは別体の伸縮性フィルムが、前記枠部に固定されてなるフレキシブル面状照明装置(請求項2)。
本項に記載のフレキシブル面状照明装置は、枠部とは別体の伸縮性フィルムが、枠部に固定されることで、枠部に囲まれる領域の少なくとも一部を、導光板の裏面の側から塞ぎ、導光板と共に、反射シートを導光板の裏面の側に保持するものである。又、床板部が枠部よりも高い柔軟性を有することから、フレキシブル面状照明装置を湾曲させた際に、床板部は容易に変形して導光板の湾曲に追従し、反射シートを導光板の裏面の側に安定保持するものである。
本項に記載のフレキシブル面状照明装置は、枠部とは別体の伸縮性フィルムが、枠部に固定されることで、枠部に囲まれる領域の少なくとも一部を、導光板の裏面の側から塞ぎ、導光板と共に、反射シートを導光板の裏面の側に保持するものである。又、床板部が枠部よりも高い柔軟性を有することから、フレキシブル面状照明装置を湾曲させた際に、床板部は容易に変形して導光板の湾曲に追従し、反射シートを導光板の裏面の側に安定保持するものである。
(3)上記(2)項において、前記伸縮フィルムはポリウレタン製であることを特徴とする請求項2記載のフレキシブル面状照明装置(請求項3)。
本項に記載のフレキシブル面状照明装置は、伸縮性フィルムの好ましい一形態としてポリウレタン製の伸縮フィルムが、枠部に固定されることで、枠部に囲まれる領域の少なくとも一部を、導光板の裏面の側から塞ぎ、導光板と共に、反射シートを導光板の裏面の側に保持するものである。又、床板部が枠部よりも高い柔軟性を有することから、フレキシブル面状照明装置を湾曲させた際に、床板部は容易に変形して導光板の湾曲に追従し、反射シートを導光板の裏面の側に安定保持するものである。
本項に記載のフレキシブル面状照明装置は、伸縮性フィルムの好ましい一形態としてポリウレタン製の伸縮フィルムが、枠部に固定されることで、枠部に囲まれる領域の少なくとも一部を、導光板の裏面の側から塞ぎ、導光板と共に、反射シートを導光板の裏面の側に保持するものである。又、床板部が枠部よりも高い柔軟性を有することから、フレキシブル面状照明装置を湾曲させた際に、床板部は容易に変形して導光板の湾曲に追従し、反射シートを導光板の裏面の側に安定保持するものである。
(4)上記(1)項において、前記床板部が、前記枠部と一体に、かつ、前記枠部よりも薄肉に成形されてなるフレキシブル面状照明装置(請求項4)。
本項に記載のフレキシブル面状照明装置は、ハウジングフレームの、枠部と一体に成形されてなる床板部が、枠部に囲まれる領域の少なくとも一部を、導光板の裏面の側から塞ぎ、導光板と共に、反射シートを導光板の裏面の側に保持するものである。又、床板部は、枠部よりも薄肉に成形されていることから、枠部よりも高い柔軟性を有するものである。そして、フレキシブル面状照明装置を湾曲させた際に、床板部は容易に変形して導光板の湾曲に追従し、反射シートを導光板の裏面の側に安定保持するものである。なお、反射シートは、導光板又はハウジングフレームの変形を阻害しない範囲で、導光板又は床板部に固定されていても良く、導光板と床板部とで挟持されていても良い。或いは、導光板と床板部との間に、単に介在した状態であっても、ハウジングフレームの枠部によってその周辺部が取囲まれていることから、反射シートが脱落することなく、導光板に対して安定して配置されるものとなる。
本項に記載のフレキシブル面状照明装置は、ハウジングフレームの、枠部と一体に成形されてなる床板部が、枠部に囲まれる領域の少なくとも一部を、導光板の裏面の側から塞ぎ、導光板と共に、反射シートを導光板の裏面の側に保持するものである。又、床板部は、枠部よりも薄肉に成形されていることから、枠部よりも高い柔軟性を有するものである。そして、フレキシブル面状照明装置を湾曲させた際に、床板部は容易に変形して導光板の湾曲に追従し、反射シートを導光板の裏面の側に安定保持するものである。なお、反射シートは、導光板又はハウジングフレームの変形を阻害しない範囲で、導光板又は床板部に固定されていても良く、導光板と床板部とで挟持されていても良い。或いは、導光板と床板部との間に、単に介在した状態であっても、ハウジングフレームの枠部によってその周辺部が取囲まれていることから、反射シートが脱落することなく、導光板に対して安定して配置されるものとなる。
(5)上記(2)から(4)項において、前記床板部が、前記枠部に囲まれる領域の内側方向へと広がる縁状に形成されているフレキシブル面状照明装置(請求項5)。
本項に記載のフレキシブル面状照明装置は、床板部が、枠部に囲まれる領域の内側方向へと広がる縁状に形成されることで、床板部の中央よりの部分に開口部が形成されるものである。そして、この開口部が形成された床板部の縁状の部分によって、枠部に囲まれる領域の一部を、導光板の裏面の側から塞ぎ、導光板と共に、反射シートを導光板の裏面の側に保持するものである。又、開口部の開口面積に応じて、床板部の変形の容易さを調整するものともなる。
本項に記載のフレキシブル面状照明装置は、床板部が、枠部に囲まれる領域の内側方向へと広がる縁状に形成されることで、床板部の中央よりの部分に開口部が形成されるものである。そして、この開口部が形成された床板部の縁状の部分によって、枠部に囲まれる領域の一部を、導光板の裏面の側から塞ぎ、導光板と共に、反射シートを導光板の裏面の側に保持するものである。又、開口部の開口面積に応じて、床板部の変形の容易さを調整するものともなる。
(6)上記(1)から(5)項において、前記導光板の側端面に光源が配置されているフレキシブル面状照明装置(請求項6)。
本項に記載のフレキシブル面状照明装置は、導光板の側端面に配置されている光源から、導光板に入射した光が、導光板の内部を伝搬する過程で、導光板の裏面側に形成された、光路を偏向するための手段により導光板の表面側へと光路偏向され、導光板の表面側から出射されることで、導光板の全体が発光するものである。そして、導光板の裏面側から外部に漏れ出した光が、導光板の裏面側に配置された反射シートにより反射されて導光板内に戻され、輝度の低下が抑制されるものである。
本項に記載のフレキシブル面状照明装置は、導光板の側端面に配置されている光源から、導光板に入射した光が、導光板の内部を伝搬する過程で、導光板の裏面側に形成された、光路を偏向するための手段により導光板の表面側へと光路偏向され、導光板の表面側から出射されることで、導光板の全体が発光するものである。そして、導光板の裏面側から外部に漏れ出した光が、導光板の裏面側に配置された反射シートにより反射されて導光板内に戻され、輝度の低下が抑制されるものである。
本発明はこのように構成したので、湾曲状態においても、導光板の裏面の側に配置される反射シートを安定保持して、フレキシブル面状照明装置の輝度の低下を防ぐことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。ここで、従来技術と同一部分、若しくは相当する部分については同一符号で示し、詳しい説明を省略する。
図1に示されるように、本発明の実施の形態に係るフレキシブル面状照明装置32は、導光板12と、導光板12の裏面の側に配置される反射シート16と、導光板12及び反射シート16を保持するハウジングフレーム26とを含むものである。
図1に示されるように、本発明の実施の形態に係るフレキシブル面状照明装置32は、導光板12と、導光板12の裏面の側に配置される反射シート16と、導光板12及び反射シート16を保持するハウジングフレーム26とを含むものである。
ここで、図1に示される、本発明の第1の実施の形態に係るフレキシブル面状照明装置32は、ハウジングフレーム26が、導光板12及び反射シート16の周辺部を取囲む枠部26aと、枠部26aに囲まれる領域を、導光板12の裏面の側から塞ぐ床板部34とを備えている。床板部34は、枠部26aとは別体の伸縮性フィルムが、枠部26aに対して両面テープ28で固定されてなるものであり、枠部26aよりも高い柔軟性を有している。
図示の例では、この床板部34はポリウレタン製である。一方、ハウジングフレーム26は、例えばポリカーボネート(白色ポリカーボネート)により構成されている。又、導光板12の材料としては、例えばポリジメチルシロキサン(PDMS)、ポリアルキルアルケニルシロキサン、ポリアルキルフェニルシロキサン等のシリコーンゴム樹脂材料が挙げられる。なお、導光板の成形に一般的に使用されているポリカーボネートやアクリルなども、板厚を薄くすることにより可撓性が生じるので、本発明の導光板に適用することができる。プリズムシート14p、拡散シート14d及び反射シート16についても、必要な柔軟性を有する可撓性材料により構成されるものである。又、両面テープ28は、例えば、ポリエステルフィルムの両面に、アクリル系接着剤層を形成してなるものである。
なお、図1では、フレキシブル面状照明装置32の一方向の断面のみ図示しているが、従来技術と同様に、導光板12の少なくとも一側端面に沿って、複数の白色LED18及びフレキシブルプリント基板20からなる光源ユニット22(図3参照)が配置されている。又、光源ユニット22は、ハウジングフレーム26の内側に配置されるものである。
さて、図1に示される、本発明の第1の実施の形態に係るフレキシブル面状照明装置32によれば、次のような作用効果を得ることが可能である。すなわち、ハウジングフレーム26の床板部34が、枠部26aに囲まれる領域を、導光板12の裏面の側から塞ぎ、導光板12と共に、反射シート16を導光板12の裏面の側に保持するものである。又、床板部34が枠部26aよりも高い柔軟性を有することから、フレキシブル面状照明装32を湾曲させた際に、床板部34は容易に変形して導光板12の湾曲に追従し、反射シート16を導光板12の裏面の側に安定保持するものである。
そして、導光板12の側端面に配置されている光源ユニット22(図3参照)から、導光板12に入射した光が、導光板12の内部を伝搬する過程で、導光板12の裏面側に形成された、光路を偏向するための手段(例えば、ドーム状のドットパターン、不図示)により導光板12の表面側へと光路偏向され、導光板12の表面側から出射されることで、導光板12の全体が発光するものである。そして、導光板12の裏面側から外部に漏れ出した光が、導光板12の裏面側に配置された反射シート16により反射されて導光板12内に戻され、輝度の低下が抑制されるものである。
なお、反射シート16は、導光板12又はハウジングフレーム26の変形を阻害しない範囲で、導光板12又は床板部16に固定されていても良く、導光板12と床板部16とで挟持されていても良い。或いは、導光板12と床板部16との間に、単に介在した状態であっても、ハウジングフレーム26の枠部26aによってその周辺部が取囲まれていることから、反射シート16が脱落することなく、導光板12に対して安定して配置されるものとなる。
又、図1のフレキシブル面状照明装置32においては、導光板12、光学シート14及び反射シート16に対し、ハウジングフレーム26が離間し、反射シート16に対し床板部34が離間したように図示されているが、各部の位置決め精度や光学特性を考慮した上で、必要に応じこれらを密着させても良く、図示の如く離間して配置しても良い。
又、図1のフレキシブル面状照明装置32においては、導光板12、光学シート14及び反射シート16に対し、ハウジングフレーム26が離間し、反射シート16に対し床板部34が離間したように図示されているが、各部の位置決め精度や光学特性を考慮した上で、必要に応じこれらを密着させても良く、図示の如く離間して配置しても良い。
又、本発明の第1の実施の形態では、ハウジングフレーム26の、枠部26aとは別体の床板部34は、伸縮性フィルムが枠部26aに固定されてなるものであることから、必要に応じて伸縮性フィルムを置換することにより、床板部34として必要な柔軟性を適宜確保することが可能となる。又、床板部34には、可撓性を考慮してポリウレタンフィルムが用いられるが、この部分には光学的な配慮は必要ないことから、同様の可撓性(伸び率)を有する別材料からなる伸縮性フィルムを採用することで、様々な要請に対応することも可能となる。
続いて、図2を参照しながら、本発明の第2の実施の形態に係るフレキシブル面状照明装置の説明を行う。ここで、従来技術と同一部分、若しくは相当する部分については同一符号で示し、詳しい説明を省略する。
図2(a)に示される、本発明の第2の実施の形態に係るフレキシブル面状照明装置36は、第1の実施の形態に係る、ハウジングフレーム26の、枠部26aとは別体の床板部34に換えて、枠部26aと一体に、かつ、枠部26aよりも薄肉に成形されてなる床板部26bを備えるものである。一例として、枠部26aは、少なくとも、導光板12、光学シート14、反射シート16を収納可能な高さが確保されるのに対し、床板部26bの厚みは、装置の大きさや装置を曲げる際の曲率半径、部材の材料定数などを考慮して適宜決定され、限定されるものではないが例示すれば0.1mm〜0.2mm程度に成形されるものである。
又、図2(b)に示される応用例では、床板部26bが、枠部26aに囲まれる領域の内側方向へと、一定幅で広がる縁状に形成されることで、床板部26bの中央よりの部分に、開口部26cが形成されたものである。
その他の構成部分は、第1の実施の形態に係るフレキシブル面状照明装置32と同様である。
又、図2(b)に示される応用例では、床板部26bが、枠部26aに囲まれる領域の内側方向へと、一定幅で広がる縁状に形成されることで、床板部26bの中央よりの部分に、開口部26cが形成されたものである。
その他の構成部分は、第1の実施の形態に係るフレキシブル面状照明装置32と同様である。
さて、上記構成を有する、本発明の第2の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能である。
すなわち、図2(a)に示されるフレキシブル面状照明装置36は、ハウジングフレーム26の、枠部26aと一体に成形されてなる床板部26bが、枠部26aに囲まれる領域を、導光板12の裏面の側から塞ぎ、導光板12と共に、反射シート16を導光板12の裏面の側に保持するものである。又、床板部26bは、枠部26aよりも薄肉に成形されていることから、枠部26aよりも高い柔軟性を有することとなる。そして、フレキシブル面状照明装置36を湾曲させた際に、床板部26bは容易に変形して導光板12の湾曲に追従し、反射シート16を導光板12の裏面の側に安定保持することが可能となる。
すなわち、図2(a)に示されるフレキシブル面状照明装置36は、ハウジングフレーム26の、枠部26aと一体に成形されてなる床板部26bが、枠部26aに囲まれる領域を、導光板12の裏面の側から塞ぎ、導光板12と共に、反射シート16を導光板12の裏面の側に保持するものである。又、床板部26bは、枠部26aよりも薄肉に成形されていることから、枠部26aよりも高い柔軟性を有することとなる。そして、フレキシブル面状照明装置36を湾曲させた際に、床板部26bは容易に変形して導光板12の湾曲に追従し、反射シート16を導光板12の裏面の側に安定保持することが可能となる。
又、図2(b)に示されるフレキシブル面状照明装置38は、開口部26cが形成された床板部26bの、一定幅で広がる縁状の部分によって、枠部26aに囲まれる領域の一部を、導光板12の裏面の側から塞ぎ、導光板12と共に、反射シート16を導光板12の裏面の側に保持することができる。しかも、開口部26cの開口面積(床板部26bの縁状の部分の幅)に応じて、床板部26bの変形の容易さを調整することも可能となる。
なお、床板部26bは、必ずしも枠部26aの全周から一定幅で広がる縁状に形成される必要はなく(言い換えれば、開口部26cの平面視形状が矩形である必要はなく)、例えば、枠部26aから部分的に内側方向に張り出した(広がる)複数の爪からなる形態(「縁状」の一形態)であってもよい。その際、張り出す長さ(幅)は、全ての爪で一致させる必要はない。
また、本発明の第1の実施の形態に係る、ハウジングフレーム26の、枠部26aとは別体の床板部34にも、開口部26cと同様の開口部を設けることで、同様の作用効果を得ることが可能である。その他、本発明の第1の実施の形態と同様の作用効果については、詳しい説明を省略する。
なお、床板部26bは、必ずしも枠部26aの全周から一定幅で広がる縁状に形成される必要はなく(言い換えれば、開口部26cの平面視形状が矩形である必要はなく)、例えば、枠部26aから部分的に内側方向に張り出した(広がる)複数の爪からなる形態(「縁状」の一形態)であってもよい。その際、張り出す長さ(幅)は、全ての爪で一致させる必要はない。
また、本発明の第1の実施の形態に係る、ハウジングフレーム26の、枠部26aとは別体の床板部34にも、開口部26cと同様の開口部を設けることで、同様の作用効果を得ることが可能である。その他、本発明の第1の実施の形態と同様の作用効果については、詳しい説明を省略する。
12:導光板、14:光学シート、14d:拡散シート、14p:プリズムシート、16:反射シート、18:白色LED、26:ハウジングフレーム、26a:枠部、 26b、34:床板部、26c:開口部、28:両面テープ、 32、36、38:フレキシブル面状照明装置
Claims (6)
- 導光板と、該導光板の裏面の側に配置される反射シートと、前記導光板及び前記反射シートを保持するハウジングフレームとを含み、
前記ハウジングフレームは、前記導光板及び前記反射シートの周辺部を取囲む枠部と、該枠部に囲まれる領域の少なくとも一部を、前記導光板の裏面の側から塞ぐ床板部とを備え、
該床板部が、前記枠部よりも高い柔軟性を有することを特徴とするフレキシブル面状照明装置。 - 前記床板部は、前記枠部とは別体の伸縮性フィルムが、前記枠部に固定されてなることを特徴とする請求項1記載のフレキシブル面状照明装置。
- 前記伸縮フィルムはポリウレタン製であることを特徴とする請求項2記載のフレキシブル面状照明装置。
- 前記床板部が、前記枠部と一体に、かつ、前記枠部よりも薄肉に成形されてなることを特徴とする請求項1記載のフレキシブル面状照明装置。
- 前記床板部が、前記枠部に囲まれる領域の内側方向へと広がる縁状に形成されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載のフレキシブル面状照明装置。
- 前記導光板の側端面に光源が配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載のフレキシブル面状照明装置。
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JP2011135112A JP2013004344A (ja) | 2011-06-17 | 2011-06-17 | フレキシブル面状照明装置 |
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JP2011135112A JP2013004344A (ja) | 2011-06-17 | 2011-06-17 | フレキシブル面状照明装置 |
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JP (1) | JP2013004344A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017103168A (ja) * | 2015-12-04 | 2017-06-08 | 三菱電機株式会社 | バックライトおよび表示装置 |
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2011
- 2011-06-17 JP JP2011135112A patent/JP2013004344A/ja not_active Withdrawn
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JP2017103168A (ja) * | 2015-12-04 | 2017-06-08 | 三菱電機株式会社 | バックライトおよび表示装置 |
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