JP2013000544A - 鉈及び鉈ホルダー - Google Patents

鉈及び鉈ホルダー Download PDF

Info

Publication number
JP2013000544A
JP2013000544A JP2011138243A JP2011138243A JP2013000544A JP 2013000544 A JP2013000544 A JP 2013000544A JP 2011138243 A JP2011138243 A JP 2011138243A JP 2011138243 A JP2011138243 A JP 2011138243A JP 2013000544 A JP2013000544 A JP 2013000544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper
bag
protector
holder
heel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011138243A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5758714B2 (ja
Inventor
Eiichi Fuchigami
栄一 渕上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2011138243A priority Critical patent/JP5758714B2/ja
Publication of JP2013000544A publication Critical patent/JP2013000544A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5758714B2 publication Critical patent/JP5758714B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
  • Knives (AREA)

Abstract

【課題】鉈を鉈ホルダーに安全に携帯することができる鉈及び鉈ホルダーを提供する。
【解決手段】鉈溝11を設けた鉈1、及び上保護具20と中空の中保護具22とを設けた鉈ホルダー2の組み合わせからなり、前記鉈1を前記鉈ホルダー2の中保護具22に差し込むと、そこに設けたストッパーが自動突出して係止保持し、次にストッパー押部51の押圧でストッパーを解除し抜き出せる構成の鉈及び鉈ホルダーである。ストッパーは、中保護具22の表面略中央に設けた固定具を梃支点として軸支されて、係止突起となるストッパー下部を備えたストッパー先端部とストッパー押部51が交互に上下動するもので、ストッパー下部は中保護具22の孔を貫通して中保護具22の内部に自動突出し退出することで、保持と解除を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、まき割り、枝切り等に用いられる鉈(なた)及び鉈(なた)ホルダーに関するものである。
一般に、鉈はまき割り、枝切り等の作業には必ず使用する道具の一つであり、作業時に鉈以外の道具は少なく鉈を常時携帯している。
また、山に入り作業する場合など、自分の護身用としても持っていく道具でもある。
ところが、まき割り、枝切り等の作業は、足場の悪い場所での作業も多く、転倒することや作業道具の落下は日常茶飯事に起き、所持している鉈で怪我する場合も多々生じている。
怪我の程度では生命の危険を招来する危険性もあった。
そのため安全性確保のための鉈のカバーや袋体等の製品は種々製品化されている。
しかし、まき割り、枝切り等の現場では鉈と鉈を入れる道具の着脱の手間を省くため、むきだしの状態で持ち運びされることが多い。
従来の鉈を入れる道具は、カバー、袋体などで、納刃脱刃、鉈との着脱や体に接着させる手段において難があるため使い勝手が悪く、例えば、次の特許文献1のように鉈を入れる道具自体を所持せず作業をおこなうことが現状である。
実開平05−85370号公報
しかしながら、実開平05−85370号公報のものであると、片手のワンタッチで着脱できる構成でないため自由自在に鉈を使用できないという難が生じる。
また、鉈をバンドで固定するタイプのもので両手を使用しなければ着脱が行えない構成であるため、スムーズに作業がおこなえず作業効率に影響を与えるなどの問題があった。
さらに、使用者の体に完全に接着できる構成を含んでいないため、運搬時や保管時に落下、紛失等が生じる場合があり、安全性についての問題も生じている。
本発明の解決しようとする課題は、以下の通りである。
(1)どのような状況に置かれても鉈を安全に携帯、運搬、保管できる鉈及び鉈ホルダーの開発を課題とする。
(2)体に完全に固定できる鉈及び鉈ホルダーとし、鉈及び鉈ホルダーの落下、グラつきが生じない構成とする。
(3)鉈の着脱をワンタッチで可能とする構成の開発を課題とする。
場所や作業内容を問わず、どんな状況下でも安全に鉈を携帯できる構成とするとともに、鉈ホルダーは着用時には使用者と固定され、第一義的に安全性の高いものを開発する。
すなわち、安全性を最優先とする構成とする。
体に完全に固定できる鉈及び鉈ホルダーとし、鉈使用時(鉈が鉈ホルダーに装着されていない時)、鉈不使用時(鉈が鉈ホルダーに装着されている時)を問わず、激しい作業のときでも鉈及び鉈ホルダーの落下、グラつきが生じない構成とする。
すなわち、どのような状況下でも作業に影響を与えない構成とする。
鉈は作業に入ると頻繁に着脱が行われるため、簡易に着脱しやすい構成が求められる。
片手のワンタッチ操作で鉈の着脱が行えるような構成とする。
装着時には、完全に固定される構成とし、鉈ホルダーや鉈の刃自体に欠損等が生じない構成とする。
鉈の刃部分を覆っているものの素材がフィルム、カバー、ビニール状の物などでは販売店舗までの運搬の際に頻繁にフィルム、カバー、ビニール状の物などに欠損が生じ、さらに稀ではあるが、鉈が他の商品に接触する事態も生じていた。
鉈ホルダーの素材改良で、このような不測の事態の招来を防ぐことができる。
本発明は、鉈の安全な持ち運びを可能とする鉈及び鉈ホルダーを提供することを最も主要な目的とする。
この目的及び前記課題を解決するため、
鉈溝を設けた鉈と、半円筒形の上保護具、凹状の中保護具切欠部及び中保護具屈曲部を有する中空の中保護具を設けた鉈ホルダーとの組み合わせからなる鉈及び鉈ホルダーであって、鉈ホルダーに鉈のストッパー機構を設けたものを提案する。
本発明は、鉈溝を設けた鉈、及び半円筒形の上保護具と、上部開口に凹状の中保護具切欠部と中保護具屈曲部とを有する中空楕円形状の中保護具と、板状の下保護具とを設けた鉈ホルダー(2)からなり、前記鉈を前記鉈ホルダーの中保護具に差し込むと、鉈ホルダーに設けたストッパーが自動係止して保持し、ストッパー押部の押圧でストッパーを解除し抜き出せる構成の鉈及び鉈ホルダーである。
ストッパーは、中保護具の表面に梃支点として軸支されて、係止突片となるストッパー下部を備えた一方側のストッパー先端部と、反対側のストッパー押部とがシーソー運動で交互に上下動するもので、ストッパー下部は孔を貫通して中保護具の内部に自動的に突出し、納刃された鉈の鉈溝にスライドして入る。
ストッパー下部は孔から中保護具内部に突出し、そして所定の押圧で係止を保持する。
自動的に突出する機構は、不動アーム及び可動アームを有するコイルバネの一方の可動アームを前記ストッパーのストッパー先端部側にバネ固定具を介して固設し、かつ不動アームを前記中保護具にバネ固定具を介して固設し、前記コイルバネが有する反発力は前記不動アーム及び前記可動アームを開く方向へ付勢した構成であり、可動アームが作動することにより、連動してストッパーのストッパー下部が可動アームと同様に付勢方向に作動し、ストッパー押部が、前記コイルバネに抗して押圧されることで付勢方向の逆方向に作動しストッパー下部は中保護具の内部から退出するが、ストッパーのストッパー下部は常には前記孔を貫通して中保護具の内部に突出する方向に付勢されており、鉈溝を設けた鉈を中保護具に差し込むと前記ストッパー下部が鉈溝に入って押圧係止することを特徴とする鉈及び鉈ホルダーである。
鉈ホルダーの中保護具の表面に連結固定具を設け、連結固定具に、別途部品として開発したベルト部を有する連結具を着脱自在に設けた構成も提供する。
本発明は前記の構成であり、次の技術的効果がある。
(1)鉈などの危険物を取り扱う時に一番重要な部分である安全性を第一に考慮し、本発明の鉈及び鉈ホルダーを用いることで従来の道具と比べ安全性の高い構成とした。
(2)鉈の着脱を簡易に行える構成とし、作業場所や作業内容を問わず、どんな状況下でも安全に鉈を片手でワンタッチに着脱できる構成とし、鉈を鉈ホルダーに装着時は、鉈は完全固定されるため落下やズレが生じる事態は生じない。
(3)鉈は鉈ホルダーに完全に固定され、鉈ホルダーは掛け具、連結固定具、連結具を設けることによって使用者の体に完全に固定されるため安全性を高めている。
鉈ホルダーにストッパーを設けることで鉈の運搬時や保管時に、脱落や抜き出ることはなく、怪我等を回避できる構成とし、適時に片手によるワンタッチ着脱でき、人体の安全の確保、鉈自体の欠損の防止の効果を奏する。
従来の技術であると鉈を装着する場合、片手で鉈を持ち、もう一方の手でベルトを動かし鉈を固定するという必ず両手で行わなければならないが、本発明では鉈ホルダーをベルト等に通し、脚のひざ下に連結具を装着し使用者の体に固定できる構成であるためグラつくこともないので片手で鉈を着脱することができる効果がある。作業によっては同時に両手が自由に使えない場合等もあるので、本発明では片手のみで鉈を自由に扱うことができ作業効率を向上させた。
刃部分が中保護具と接触せず両道具ともに欠損等が生じない。
様々な形状の鉈に適用でき、鉈、鉈ホルダーを長期間使用できる構成とするとともに廉価に大量生産可能な構成とした。(当然、右刃専用、左刃専用とも構成できる。)
本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例1を示す説明図である。 同じく本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例1で、カバーである上保護具を外した状態の説明図である。 同じく本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例1で、中保護具を示す説明斜視図である。 同じく本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例1で、上保護具を示す斜視図である。 同じく本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例1で、鉈を装填していない状態の鉈ホルダーの底面図である。 同じく本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例1で、鉈を鉈ホルダーから引き抜くときの作動を示した説明図である。上図が、鉈を装填している状態の説明図、下図が鉈を引き出すときの作動説明図である。 同じく本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例1で、鉈を鉈ホルダーに装着する時のストッパーの作動説明図である。 同じく本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例1で、連結具を付設したものの斜視図である。 同じく本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例2で、写真説明図である。 同じく本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例2で、鉈の背に設けた鉈溝の一例を示す写真説明図である。 同じく本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例2で、上保護具を外したストッパーの写真説明図である。 同じく本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例2で、撮影方向を変えた写真説明図である。 同じく本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例2で、上保護具の一例を示す写真説明図である。 同じく本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例2で、体との連結固定具を示す写真説明図である。 同じく本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例3を示すもので、ストッパーをコイルバネの螺旋状部分のバネとバネの間に装着したことを示す説明図である。上図は組み立ての工程を示し、下図は、ボルトを通した状態の説明図である。 同じく本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例3で、コイルバネの取り付けを両面から示す説明図である。 同じく本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例3で、ストッパーの作動を示した説明図である。上図は付勢されたストッパー下部が、中保護具の内部に突出している状態で、下図はストッパー押部への押圧でストッパー下部が中保護具の内部から抜け出た状態を示している。 同じく本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例4で、ストッパーの全体形状を示す写真説明図である。 同じく本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例4で、ストッパーの全体形状を示す別な方向からの写真説明図である。 同じく本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例4で、鉈を装填した状態を示す写真説明図である。
本発明を実施するための基本形態を図や写真全体から概略説明する。
本発明は鉈と、その鉈ホルダーから成立する。
鉈(1)は、その背部の隅に側面視三角に凹む形状の鉈溝(11)を設けた構成である。
鉈溝(11)の形状は、円錐形の穴なども選択できる。
鉈ホルダー(2)は、半円筒形の上保護具(20)と、上部開口に凹状の中保護具切欠部(27)と中保護具屈曲部(28)とを有する中空楕円形状の中保護具(22)とを設けたものである。
半円筒形の上保護具(20)の中には、鉈(1)を納刃収納したときに抑えるストッパー機構が装置されている。
半円筒形の上保護具(20)は、ストッパー機構のカバーであるが、その前端面の大きさが、ストッパーの誤作動を防止する保護機能がある。
その鉈(1)を前記鉈ホルダー(2)の中保護具(22)に差し込むと、鉈ホルダー(2)に設けたストッパー(5)が自動係止して保持する。
逆に、半円筒形の上保護具(20)の前端から露出するストッパー押部(51)を押圧すると、前記ストッパー(5)を解除する。
鉈は、納刃で自動的に押圧保持され、ストッパー(5)を解除することでのみ抜き出せる構成である。
ストッパー(5)の全体形状は、金属製の板状部材を幅の広い面を立てて中間付近を固定具(55)に固定し、上保護具(20)から露出したあたりでストッパー押部(51)として、部材の面を横向きにひねって形成加工して製作している。
ストッパー(5)は、ストッパー先端部(50)、その下方に設けた係止突起となるストッパー下部(52)と反対側のストッパー押部(51)とからなる。
ストッパー(5)は、中保護具(22)の表面に設けた固定具(55)を梃支点として軸支されて、ストッパー下部(52)を備えたストッパー先端部(50)とストッパー押部(51)がシーソー運動で交互に上下動するもので、ストッパー下部(52)は孔(29)を貫通して中保護具(22)の内部に突出する。
ストッパー(5)は、コイルバネ(57)で常にはバネで付勢される。
ストッパー(5)は、不動アーム(57a)及び可動アーム(57b)を有するコイルバネ(57)の一方の可動アーム(57b)を前記ストッパー(5)のストッパー先端部(50)側にバネ固定具(58)・バネ固定具(59)を介して固設し、かつ不動アーム(57a)を前記中保護具(22)にバネ固定具(60)を介して固設し、前記コイルバネ(57)が有する前記不動アーム(57a)及び前記可動アーム(57b)は開く方向へ付勢した構成であり、可動アーム(57b)が作動することにより、連動してストッパー(5)のストッパー下部(52)が可動アーム(57b)と同様に付勢方向に作動し、ストッパー押部(51)が、前記コイルバネ(57)に抗して押圧されることで付勢方向の逆方向に作動し、ストッパー(5)のストッパー下部(52)は常には前記孔(29)を貫通して中保護具(22)の内部に突出する方向に付勢されており、鉈溝(11)を設けた鉈(1)を中保護具(22)に差し込むと前記ストッパー下部(52)が鉈溝(11)に入ってそのまま押圧係止する。
中保護具(22)の裏面には、板状の接着層(23)、板状の下保護具(24)、板状の接着層(25)、フェルト生地(26)を設けている。
又、ベルトに通す掛け具(3)を設けている。
体にフィットするような裏面側の構成である。
前記ストッパー(5)は、金属製の板状で、中保護具(22)の表面に設けた凹状などの固定具(55)を梃支点として設けられ、そのシーソー運動の上下動軌道をガイドする隙間レールを設けた固定具(54)と隙間レールを設けた固定具(56)とを間隔をおいて設けている。
ストッパー(5)の梃支点は略中央に設けられた固定具(55)に軸支する構成である。
頑丈に構成するには、凹型の固定具(55)を用いる。
コイルバネ(57)の配置も、梃支点に設けるか、ずらして設けるかの設計変更がある。
ストッパー(5)の梃支点は、ストッパー孔(61)を貫通するボルト(97)で軸支し、コイルバネ(57)の螺旋状部分のバネとバネの間にストッパー(5)の中途部を挟み、ボルト(97)を前記ストッパー孔(61)及び前記コイルバネ(57)を通しナット(98)で固定した構成である。
前記中保護具(22)と半円筒形の上保護具(20)は硬質合成樹脂製で、上保護具(20)は後端を閉塞し、ストッパー(5)を覆う長さでかつ前端面からストッパー(5)のストッパー押部(51)を露出したもので、前端面の大きさをストッパー押部(51)より高く幅を大きくして、ストッパー押部(51)に不測の外圧がかからないようにしている。
本発明の重要な部分である鉈(1)を引き抜くときについて梃の原理で説明すると、支点に相当する部分はコイルバネ(57)、力点に相当する部分はストッパー押部(51)、作用点に相当する部分はストッパー下部(52)となっていて、力点への押圧が、そのまま梃作用でストッパー下部(52)に伝わるのではなく、コイルバネ(57)のバネ力に抗する力を要するようになっている特徴がある。
つまりストッパー押部(51)の作用力は、意識的強制的に覚える必要がある。
鉈(1)は、一般的には製造主や種類によって大きく寸法、形状が異なる物品ではないため通常の鉈寸法で多くの鉈及び鉈ホルダーに適用できる。
勿論この寸法は、これに制限されるものではない。
図1、図2は、本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例1を示す説明図である。
鉈(1)は、その背部の隅に側面視三角に凹む形状の鉈溝(11)を設けてある。
鉈溝(11)が、係止突起であるストッパー下部(52)と係合する部分である。
鉈(1)には、鉈(1)の孔に紐を通している。そのほか、実際には、鉈(1)を置き忘れてしまうと、草の中に入り思わぬところで大事故になる危険性があるので、蛍光塗料、蛍光テープ、赤い布等を用いることで鉈(1)を発見しやすく置き忘れることがないようにしている。
鉈ホルダー(2)には、装填された鉈(1)を自動的に保持するストッパー機構を設けている。
鉈ホルダー(2)全体は、肉厚の硬質合成樹脂で、半円筒形の上保護具(20)と、中空中保護具(22)を接合し、中保護具(22)と下保護具(24)は合成樹脂製の接着剤である接着層(23)を設けて接着し、下保護具(24)とフェルト生地(26)は接着剤である合成糊を接着層(25)として接着した構成である。
保護具は、素材や接合方法は問わないが、鉈の刃で破損しない強度が必要である。耐久性がある固い木などでも作成可能である。
下保護具(24)と接着層(25)の間にベルト通し用の掛け具(3)を設けている。
鉈(1)を装填する中空形状を備えた中保護具(22)は、上部開口に凹状の中保護具切欠部(27)と中保護具屈曲部(28)とを有する。
鉈(1)を前記鉈ホルダー(2)の中保護具(22)に差し込むと、以下に記述するように、鉈ホルダー(2)に設けたストッパー(5)が自動係止して保持し、ストッパー押部(51)の押圧でストッパー(5)を解除し抜き出せる構成の鉈及び鉈ホルダーである。
ストッパー(5)は、中保護具(22)の表面に設けた固定具(55)を梃支点として軸支されて、ストッパー下部(52)を備えたストッパー先端部(50)とストッパー押部(51)が交互にシーソー運動で上下動するもので、係止突起となるストッパー下部(52)は孔(29)を貫通して中保護具(22)の内部に突出する。
係止突起となるストッパー下部(52)は、前方を30度に傾斜し、後方を60度にして屈折して垂直に立ち上がった形状である。
側面視三角に凹む形状の鉈溝(11)は、前記係止突起と相似形状に設計される。
鉈(1)の差し込み時は、鉈の先端が、係止突起前方の傾斜辺をスライドして押し入り、やがて係止突起は鉈溝(11)に入り、係止突起の垂直辺は、相似形状の垂直溝辺に当接して、鉈溝(11)から係止突起となるストッパー下部(52)が強制的に出さない限り、抜けることがなくなる。
係止突起は、鉈溝(11)に入るように付勢されているので、自然には抜けることはない。
係止突起となるストッパー下部(52)を付勢する構成は、不動アーム(57a)及び可動アーム(57b)を有するコイルバネ(57)の一方の可動アーム(57b)を前記ストッパー(5)のストッパー先端部(50)側にバネ固定具(58)(59)を介して設け、かつ不動アーム(57a)を前記中保護具(22)にバネ固定具(60)を介して設け、前記コイルバネ(57)が有する前記不動アーム(57a)及び前記可動アーム(57b)は開く方向へ付勢するように取り付けられる。
可動アーム(57b)が開く方向に付勢され、連動してストッパー(5)のストッパー下部(52)が可動アーム(57b)と同様に開く方向すなわち常には突出する方向へ付勢される。
ストッパー(5)のストッパー下部(52)は常には前記孔(29)を貫通して中保護具(22)の内部に突出する方向に付勢されており、鉈溝(11)を設けた鉈(1)を中保護具(22)に差し込むと前記ストッパー下部(52)が鉈溝(11)に入って押圧係止する
突出する方向へ付勢されているストッパー下部(52)を押し上げるには、
梃支点の反対にあるストッパー押部(51)を押圧して前記コイルバネ(57)に抗することで、押し上げることができる。
ストッパー押部(51)が、前記コイルバネ(57)に抗して押圧されることで付勢方向の逆方向に作動する。
掛け具(3)には使用者のズボンの腰ベルトを通して装着する。掛け具(3)に紐等を通し、体に紐等を装着する手段でも構わない。
図2は、本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例1で、半円筒形の上保護具(20)を外したストッパー機構を示す説明図である。
ストッパー(5)を固定具(55)で中保護具(22)の表面に固定した構成を示し、コイルバネ(57)の不動アーム(57a)、可動アーム(57b)は常時開く方向に付勢して設け、ストッパー(5)の係止突起となるストッパー下部(52)に常時中保護具(22)内部へ突出を生じさせ、鉈(1)の納刃時に鉈(1)を保持係止させる部分となる。
梃支点としての固定具(55)でストッパー(5)を中保護具(22)に取り付け、さらにストッパー(5)の作動に左右のグラつきが生じないようにストッパー(5)のシーソー運動の上下動軌道をガイドする隙間レールを設けた固定具(54)及び隙間レールを設けた固定具(56)とを間隔をおいて設けている。
コイルバネ(57)は、可動アーム(57b)をバネ固定具(58)(59)でストッパー(5)の先端側に固定し、不動アーム(57a)を中保護具(22)に立ったボルトにバネ固定具(60)で固定した構成である。
尚、図8に示す、肢に巻き付ける布製の連結具(7)を接続するために、中保護具(22)の下端にボルト(97)、ナット(98)、ワッシャー(99)を用いて三角リング等の連結固定具(71)を設けている。
図3は、本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例1で、鉈を収納する開口と鉈の刃部の厚みと幅に相応する中空空間を備えた中保護具の態様を示す概略説明図である。
中保護具(22)には、略凹状の中保護具切欠部(27)、中保護具屈曲部(28)、中保護具孔(29)、連結固定具(71)を設けていることを示している。
中保護具切欠部(27)、中保護具屈曲部(28)は鉈(1)と鉈刃(12)の取り付け部分の形状に対応するためのものである。
開口部に形成された切欠部(27)について説明する。
切欠部(27)は上端に形成された開口の表面側である外側縁に凹状に形成されものである。
鉈を納刃すると、鉈の柄の環状口金が切欠部(27)に嵌まり合う。
一般的な鉈の場合、柄の断面形状はほぼ円形で口金は円形の環状であるので、切欠部(27)の形状に口金が嵌まり合うことになる。
中保護具屈曲部(28)は、前記切欠部(27)の反対側に設けられ、半円形の凹み湾曲背面があり、その背面形状に口金の一部が収まる形状すなわち浅い半円形の凹みを形成しているので、口金は一縁を浅い凹みに入り、その反対の一縁は切欠部(27)の端部にかかって係止する。
中保護具孔(29)はストッパー下部(52)を内部に貫通突出させるためのものである。
ストッパー下部(52)が中保護具孔(29)を通り、鉈溝(11)と係合することにより鉈(1)を係止することができる。
図4は、本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例1を示すもので、カバーである上保護具(20)を示す斜視図である。
上保護具(20)は、ストッパー(5)部分を覆う大きさで、中保護具(22)に取り付けることにより粉塵等の蓄積を排除することができる。
半円筒形の上保護具(20)の両端は合成樹脂製或いは布製の蓋で閉塞したもので、前端面の細い間隙からは、ストッパー(5)のストッパー押部(51)が露出している。
前端面には、ストッパー押部(51)が露出するための間隙を設けている。
前端面の面積を形成する高さと幅は、ストッパー押部(51)の作動範囲より大きくして、不測な外力がストッパー押部(51)にかからないようにしている。さらには、使用者との無意識の接触によりストッパー(5)が解除されないようにしている。
図5は、本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例1を示す底面図である。
ストッパー下部(52)が視認できることを示し、ストッパー下部(52)は中保護具孔(29)を貫通して突出していることを示している。
中保護具(22)を貫通する中空としている理由は、粉塵や、雨水等の液体が蓄積しないためであり、鉈の刃が劣化を防ぐため通気性を良くするためでもある。
図5においては、鉈ホルダー(2)は、上保護具(20)、中保護具(22)、接着層(23)、下保護具(24)、接着層(25)、フェルト生地(26)の順に構成したことを示している。
図5では反対側であるので見えないが、下保護具(24)と接着層(24)の間に掛け具(3)を設けている。
また、連結固定具(71)が設けてあることを示している。
図6は、本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例1を示すもので、鉈を鉈ホルダーから引き抜くときの作動を示した説明図である。
図6中の上図は点線で示した鉈(1)が装着してあり、引き抜くことができない状態を示している。
図中の中保護具(22)は、中保護具孔(29)が設けてある上部分のみ記載した図である。
図6中の下図は、ストッパー押部(51)を矢印(91)方向に押圧し、ストッパー先端部(50)が矢印(90)方向に可動し、係止突起となるストッパー下部(52)が、鉈溝(11)から抜け、鉈(1)を矢印(95)方向にスライドして引き抜くことができる状態を示している。
コイルバネ(57)に設けた不動アーム(57a)、可動アーム(57b)は、常時互いに開く方向へ付勢し、不動アーム(57a)はバネ固定具(60)で固定されているため動かない状態を示し、ストッパー押部(51)を押圧した場合、可動アーム(57b)のみが動くことを示している。
ストッパー押部(51)の押圧は、引き抜くときにのみ強制的に意志的に押圧し、基本的には親指で押圧する。
可動アーム(57b)は、バネ固定具(58)(59)によりストッパー(5)に完全固定されているため、可動アーム(57b)が付勢方向と逆方向に動けば連動してストッパー(5)も作動し、そしてストッパー先端部(50)が矢印(90)方向へ動き、鉈をその押圧力から解放する。
可動アーム(57b)はストッパー先端部(50)の孔(62)、バネ固定具(58)(59)(60)により固定され、孔(62)に可動アーム(57b)の端部を湾曲させ嵌めて固定している。
可動アーム(57b)の付勢力は、ストッパー先端部(50)に伝達されるが、
ストッパー(5)のストッパー押部(51)側には、逆U字状の止具(53)、が設けられ、上下の作動範囲を限定している。
鉈(1)を引き抜くときについて、梃の原理の表現を引用し説明すると、支点に相当する部分はコイルバネ(57)、力点に相当する部分はストッパー押部(51)、作用点に相当する部分はストッパー先端部(50)全体となる。
図7は、本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例1を示すもので、鉈を鉈ホルダーに装着する時の説明図である。
鉈(1)を装着する場合、矢印(96)方向へ鉈(1)をスライドさせる。
鉈ホルダー(2)を体に装着しているときは、鉈(1)の自重と押しやる力で矢印(96)方向に差し込む。
その力により係止突起となるストッパー下部(52)及びストッパー先端部(50)が矢印(90)方向へ、ストッパー押部(51)が矢印(93)方向へ自動的に作動し、ストッパー下部(52)が鉈溝(11)に係合し完全固定される。
図6中の上図の状態となる。
図8は、本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例1を示すもので、太ももなどの下肢に巻き付ける連結具(7)を繋いだ時の斜視図である。
連結具(7)を中保護具(22)に設けてある連結固定具(71)と連結し、下肢にベルト部(72)を装着することで、使用者の体に完全に接着した状態になり安全性が保たれることになる。
図9は、本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例2を示す写真説明図である。
鉈(1)を鉈ホルダー(2)に装着した状態を示す写真説明図である。
鉈(1)には蛍光テープや紐が取り付けられている。
図中の保護生地(21)は、前端面に形成したもので、粉塵などの侵入を防ぎ、かつストッパー押部(51)の押圧作業で指を痛めないようにしたものである。
図10は、本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例2を示す写真説明図である。鉈(1)に鉈溝(11)が設けてあることを示す写真説明図である。
鉈溝(11)は、完全に孔を開けた態様でもよく、ストッパー先端部(52)と係合状態を生じさせる形状であれば特に限定はしない。
好ましくはストッパー先端部(52)の形状が嵌合する相似の溝、孔を形成することが好ましい。
図11は、本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例2を示す写真説明図である。上保護具を取り外した状態の鉈ホルダーである。
図中の6か所のボルト(97)に上保護具(20)を装着するタイプの鉈ホルダー(2)である。
固定具(54)、止具(53)をボルト(97)とナット(98)を用いて固定した態様を示している。
図12は、本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例2を示す写真説明図である。図11とは反対方向から視認した状態を示す写真説明図である。
固定具(55)でストッパー(5)を中保護具(22)に取り付けていることを示し、そのシーソー運動の上下動軌道をガイドする隙間レールを設けた固定具(54)と隙間レールを設けた固定具(56)でストッパー(5)の左右のグラつきが生じないよう支持していることを示している。
図13は、本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例2で、上保護具(20)を示す写真説明図である。
保護生地(21)は布製のもので、粉塵、液体等の浸入を防ぐために保護生地(21)を設け、ストッパー押部(51)の押圧作業で指を痛めないようにしたことを示している。
保護生地(21)に相当する部分の素材等は、布のほか、何を用いてもよい。ストッパー(5)のストッパー押部(51)の上下作動に支障がないように閉塞する。
図14は、本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例2で、連結具(7)を示す写真説明図である。
連結具(7)は長さ調節部材を設けた伸縮自在ゴムバンドで作成した。
下肢に取り付けるベルト部(72)は、着脱自在で、使用者の下肢にしっかり巻き付ける。
図15は、本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例3を示すもので、ストッパー(5)をコイルバネ(57)の螺旋状部分のバネとバネ間に装着したことを示す説明図である。
ストッパー孔(61)を設けたストッパー(5)をコイルバネ(57)の螺旋状部分のバネとバネ間に設け、ボルト(97)とナット(98)で完全に固定する。
ストッパー孔(61)はボルト(97)を通し固定するためのものである。
図15では実施例3の構成を理解しやすくするため凹型の固定具(55)は省略し説明しているが、実施例3に示す本発明は凹型の固定具(55)をストッパー孔(61)及びコイルバネ(57)の螺旋状部分を覆い設ける構成である。孔(62)は可動アーム(57b)の端部を湾曲させ嵌めて固定するためのものである。
図16は、本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例3で、ストッパー(5)を示す説明図である。
図16中の上図及び下図は、鉈(1)が差し込まれていない状態で、不動アーム(57a)、可動アーム(57b)は常時開く方向に付勢している状態であり、ストッパー先端部(50)が固定具(56)の隙間の底に接着し制止している状態を示している。
図16中の上図では、不動アーム(57a)は視認でき、可動アーム(57a)は視認できない方向からの説明図になる。
孔(62)には可動アーム(57b)の端部を湾曲させ嵌めて固定している態様を示している。
図16中の下図は、図16中の上図の反対側から視認したことを示した図で、可動アーム(57b)は固定具(59)でストッパー(5)に固定した態様を示している。
矢印(91)は押圧方向を、矢印(90)はストッパー先端部(50)、ストッパー下部(52)が動く方向を示している。
図16中の下図では、不動アーム(57a)は視認できない方向からの説明図であり、可動アーム(57b)は視認できる方向からの説明図である。
図17は、発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例3を示すもので、ストッパーの作動を示す説明図である。
図17中の上図は、不動アーム(57a)、可動アーム(57b)は常時開く方向に付勢している状態であり、ストッパー押部(51)を矢印(91)方向に押圧することにより、ストッパー先端部(50)、ストッパー下部(52)が矢印(90)方向に作動する。
鉈(1)を装着するときは、鉈ホルダー(2)に鉈刃(12)を中保護具(22)に挿入すれば、鉈刃(12)の先端部とストッパー下部(52)が接触し、ストッパー(5)部分全体が可動アーム(57b)の付勢方向と逆方向に作動し、次いでストッパー下部(52)が鉈溝(11)と係合し鉈(1)を固定装着することができる。
図18は、本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例4で、カバーである上保護具を外した状態を示す写真説明図である。
特にコイルバネ(57)の螺旋状部分のバネとバネ間に装着したことを示す写真説明図で、凹型の固定具(55)を設け、その固定具(55)を含めてボルト(97)とナット(98)で固定したことを示すものである。
可動アーム(57b)はバネ固定具(59)、端部を湾曲させ孔(62)に嵌め、ストッパー(5)に固定している。
この実施例4では、ストッパー(5)の全体形状を、板状部材を幅の広い面を立てて凹型の固定具に固定し、上保護具(20)から露出したあたりで60度位屈折させ、続いてストッパー押部(51)として、部材の面を横向きにひねって形成加工して製作している。
露出したあたりで60度位屈折させて、ストッパー押部(51)の位置を少し後ろ側に持ってきたので、その部分を押圧するにはさらに指を後ろに回して、意識的に押すことが必要で、万が一不測にも押すことがないように工夫している。
図19は、本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例4で、カバーである上保護具(20)を外した状態を示す他側からの写真説明図である。
図18とは反対方向から写した写真説明図である。
可動アーム(57b)の端部を湾曲させ孔(62)に嵌めて固定している態様を示している。
孔(62)に可動アーム(57b)を嵌めることは、鉈ホルダー(2)が長期に渡り使用されるもので、バネ固定具(58)(59)(60)ばかりではなく、直接に連結して、その付勢力を確実なものにしている。
図20は、本発明に係る鉈及び鉈ホルダーの実施例4で、カバーである上保護具を外した状態で、鉈(1)を鉈ホルダー(2)に装填した状態の写真説明図である。
以上の実施例はあくまで一例であり、寸法、素材、形状などはこれに厳密に限定されるものではない。
実施例ではいずれも右利き専用の鉈及び鉈ホルダーで実施したが、左利き専用の鉈及びを鉈ホルダーも当然に可能である。
本発明は、鉈を安全に携帯、運搬、保管することができ、容易に着脱できることを目的としている鉈及び鉈ホルダーである。
大小問わず様々な鉈に適用できるだけでなく、様々な刃を有する野外工具商品などに利用でき使用者の安全を確保できる。
1 鉈
11 鉈溝
12 刃部
2 鉈ホルダー
20 上保護具
21 保護生地
22 中保護具
23 接着層
24 下保護具
25 接着層
26 フェルト生地
27 中保護具切欠部
28 中保護具屈曲部
29 中保護具孔
3 掛け具
5 ストッパー
50 ストッパー先端部
51 ストッパー押部
52 ストッパー下部(係止突起)
53 止具
54 隙間レールのある固定具
55 ストッパーの中間の固定具
56 隙間レールのある固定具
57 コイルバネ
57a 不動アーム
57b 可動アーム
58 バネ固定具
59 バネ固定具
60 バネ固定具
61 ストッパー孔
62 可動アームを嵌合する孔
7 連結具
71 身体に取り付ける連結固定具
72 ベルト部
90 矢印
91 矢印
92 矢印
93 矢印
95 矢印
96 矢印
97 ボルト
98 ナット
99 ワッシャー

Claims (3)

  1. 鉈溝(11)を設けた鉈(1)、及び上保護具(20)と、上部開口に凹状の中保護具切欠部(27)と中保護具屈曲部(28)とを有する中空の中保護具(22)とを設けた鉈ホルダー(2)の組み合わせからなり、前記鉈(1)を前記鉈ホルダー(2)の中保護具(22)に差し込むと、鉈ホルダー(2)に設けたストッパー(5)が自動突出して係止を保持し、ストッパー押部(51)の押圧でストッパー(5)を退出解除し抜き出せる構成の鉈及び鉈ホルダーであって、
    ストッパー(5)は、中保護具(22)の表面略中央に設けた固定具(55)を梃支点として軸支されて、係止突起となるストッパー下部(52)を備えたストッパー先端部(50)とストッパー押部(51)が交互に上下動するもので、ストッパー下部(52)は中保護具(22)の孔(29)を貫通して中保護具(22)の内部に突出し退出するもので、不動アーム(57a)及び可動アーム(57b)を有するコイルバネ(57)の一方の可動アーム(57b)を前記ストッパー(5)のストッパー先端部(50)側にバネ固定具(58)(59)を介して設け、かつ不動アーム(57a)を前記中保護具(22)にバネ固定具(60)を介して設け、前記コイルバネ(57)が有する前記不動アーム(57a)及び前記可動アーム(57b)は開く方向へ付勢した構成であり、可動アーム(57b)が作動することにより、連動してストッパー(5)のストッパー下部(52)が可動アーム(57b)と同様に付勢方向に作動し、ストッパー押部(51)が、前記コイルバネ(57)に抗して押圧されることで付勢方向の逆方向に作動し、ストッパー(5)のストッパー下部(52)は常には前記孔(29)を貫通して中保護具(22)の内部に突出する方向に付勢されており、鉈溝(11)を設けた鉈(1)を中保護具(22)に差し込むと前記ストッパー下部(52)が鉈溝(11)に入って押圧係止することを特徴とする鉈及び鉈ホルダー。
  2. 前記鉈ホルダー(2)のストッパー(5)は、金属製の板状で、中保護具(22)の表面に設けた凹型の固定具(55)を梃支点としてストッパー孔(61)を貫通するボルト(97)で軸支されており、コイルバネ(57)の螺旋状部分のバネとバネの間にストッパー(5)の中途部を挟み、ボルト(97)を前記ストッパー孔(61)及び前記コイルバネ(57)を通しナット(98)で固定し、ストッパー(5)の上下動軌道をガイドする隙間レールを設けた固定具(54)と隙間レールを設けた固定具(56)とを間隔をおいて設けたことを特徴とする請求項1記載の鉈及び鉈ホルダー。
  3. 前記鉈ホルダー(2)の上保護具(20)は半円筒形の硬質合成樹脂製であり、その上保護具(20)は後端面を閉塞し、ストッパー(5)を覆う長さでかつ前端面の間隙からストッパー(5)のストッパー押部(51)を露出したもので、前端面がストッパー押部(51)より高く幅が大きいことを特徴とする請求項1〜請求項2のいずれかに記載の鉈及び鉈ホルダー。

JP2011138243A 2011-06-22 2011-06-22 鉈及び鉈ホルダー Expired - Fee Related JP5758714B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011138243A JP5758714B2 (ja) 2011-06-22 2011-06-22 鉈及び鉈ホルダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011138243A JP5758714B2 (ja) 2011-06-22 2011-06-22 鉈及び鉈ホルダー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013000544A true JP2013000544A (ja) 2013-01-07
JP5758714B2 JP5758714B2 (ja) 2015-08-05

Family

ID=47669726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011138243A Expired - Fee Related JP5758714B2 (ja) 2011-06-22 2011-06-22 鉈及び鉈ホルダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5758714B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55121371U (ja) * 1979-02-20 1980-08-28
JPS60149386U (ja) * 1984-03-13 1985-10-03 原 毅 電工ナイフ収納鞘
JPS61110387U (ja) * 1984-12-25 1986-07-12
US4998350A (en) * 1989-12-05 1991-03-12 Thompson Lynn C Knife and sheath

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55121371U (ja) * 1979-02-20 1980-08-28
JPS60149386U (ja) * 1984-03-13 1985-10-03 原 毅 電工ナイフ収納鞘
JPS61110387U (ja) * 1984-12-25 1986-07-12
US4998350A (en) * 1989-12-05 1991-03-12 Thompson Lynn C Knife and sheath

Also Published As

Publication number Publication date
JP5758714B2 (ja) 2015-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10668638B2 (en) Double headed knife
US4974764A (en) Belt clip
JP4686079B2 (ja) 救命索に使用する滑り部材
US20110167647A1 (en) Cutting implements
US20140097217A1 (en) Tool Holding Device
US9056399B2 (en) Utilty knife
JP5535318B2 (ja) 交換可能なブレードアセンブリを有する電動工具及びブレードアセンブリを交換する方法
US8595903B2 (en) Self-locking clip
EP2564995A1 (en) Tool
JP5758714B2 (ja) 鉈及び鉈ホルダー
US7469475B2 (en) Safe knife sheath
JP5872915B2 (ja) ランヤード保持具
US20040143924A1 (en) Blade holder
US8756767B1 (en) Bundling device
GB2530558A (en) Carabiner
US20170320511A1 (en) Shopping cart item securing device
US20090165262A1 (en) Junctional structure and junction means of various buckle members for wearing
CN105764573B (zh) 用于自给式呼吸设备的气罐附接装置
CN202129807U (zh) 抢险急救切割刀
EP3662784B1 (en) Tool carrier
CN212589357U (zh) 一种具有可拆式手柄的电链锯
US20070152460A1 (en) Adjustable strap with carrying handle
JP2006007388A (ja) 工具ホルダー
EP4018878A1 (en) Retention device
US20180116378A1 (en) Receiving Clamp for a Power Tool; Arrangement of Carrying System for a Power Tool and Receiving Clamp; and Arrangement of Carrying System, Receiving Clamp, and Power Tool

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150525

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5758714

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees