JP2013000544A - 鉈及び鉈ホルダー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鉈溝11を設けた鉈1、及び上保護具20と中空の中保護具22とを設けた鉈ホルダー2の組み合わせからなり、前記鉈1を前記鉈ホルダー2の中保護具22に差し込むと、そこに設けたストッパーが自動突出して係止保持し、次にストッパー押部51の押圧でストッパーを解除し抜き出せる構成の鉈及び鉈ホルダーである。ストッパーは、中保護具22の表面略中央に設けた固定具を梃支点として軸支されて、係止突起となるストッパー下部を備えたストッパー先端部とストッパー押部51が交互に上下動するもので、ストッパー下部は中保護具22の孔を貫通して中保護具22の内部に自動突出し退出することで、保持と解除を行う。
【選択図】図1
Description
また、山に入り作業する場合など、自分の護身用としても持っていく道具でもある。
怪我の程度では生命の危険を招来する危険性もあった。
しかし、まき割り、枝切り等の現場では鉈と鉈を入れる道具の着脱の手間を省くため、むきだしの状態で持ち運びされることが多い。
また、鉈をバンドで固定するタイプのもので両手を使用しなければ着脱が行えない構成であるため、スムーズに作業がおこなえず作業効率に影響を与えるなどの問題があった。
(1)どのような状況に置かれても鉈を安全に携帯、運搬、保管できる鉈及び鉈ホルダーの開発を課題とする。
(2)体に完全に固定できる鉈及び鉈ホルダーとし、鉈及び鉈ホルダーの落下、グラつきが生じない構成とする。
(3)鉈の着脱をワンタッチで可能とする構成の開発を課題とする。
すなわち、安全性を最優先とする構成とする。
すなわち、どのような状況下でも作業に影響を与えない構成とする。
片手のワンタッチ操作で鉈の着脱が行えるような構成とする。
装着時には、完全に固定される構成とし、鉈ホルダーや鉈の刃自体に欠損等が生じない構成とする。
鉈ホルダーの素材改良で、このような不測の事態の招来を防ぐことができる。
鉈溝を設けた鉈と、半円筒形の上保護具、凹状の中保護具切欠部及び中保護具屈曲部を有する中空の中保護具を設けた鉈ホルダーとの組み合わせからなる鉈及び鉈ホルダーであって、鉈ホルダーに鉈のストッパー機構を設けたものを提案する。
ストッパー下部は孔から中保護具内部に突出し、そして所定の押圧で係止を保持する。
(1)鉈などの危険物を取り扱う時に一番重要な部分である安全性を第一に考慮し、本発明の鉈及び鉈ホルダーを用いることで従来の道具と比べ安全性の高い構成とした。
(2)鉈の着脱を簡易に行える構成とし、作業場所や作業内容を問わず、どんな状況下でも安全に鉈を片手でワンタッチに着脱できる構成とし、鉈を鉈ホルダーに装着時は、鉈は完全固定されるため落下やズレが生じる事態は生じない。
(3)鉈は鉈ホルダーに完全に固定され、鉈ホルダーは掛け具、連結固定具、連結具を設けることによって使用者の体に完全に固定されるため安全性を高めている。
様々な形状の鉈に適用でき、鉈、鉈ホルダーを長期間使用できる構成とするとともに廉価に大量生産可能な構成とした。(当然、右刃専用、左刃専用とも構成できる。)
本発明は鉈と、その鉈ホルダーから成立する。
鉈(1)は、その背部の隅に側面視三角に凹む形状の鉈溝(11)を設けた構成である。
鉈ホルダー(2)は、半円筒形の上保護具(20)と、上部開口に凹状の中保護具切欠部(27)と中保護具屈曲部(28)とを有する中空楕円形状の中保護具(22)とを設けたものである。
半円筒形の上保護具(20)は、ストッパー機構のカバーであるが、その前端面の大きさが、ストッパーの誤作動を防止する保護機能がある。
逆に、半円筒形の上保護具(20)の前端から露出するストッパー押部(51)を押圧すると、前記ストッパー(5)を解除する。
鉈は、納刃で自動的に押圧保持され、ストッパー(5)を解除することでのみ抜き出せる構成である。
ストッパー(5)は、ストッパー先端部(50)、その下方に設けた係止突起となるストッパー下部(52)と反対側のストッパー押部(51)とからなる。
ストッパー(5)は、コイルバネ(57)で常にはバネで付勢される。
又、ベルトに通す掛け具(3)を設けている。
体にフィットするような裏面側の構成である。
頑丈に構成するには、凹型の固定具(55)を用いる。
ストッパー(5)の梃支点は、ストッパー孔(61)を貫通するボルト(97)で軸支し、コイルバネ(57)の螺旋状部分のバネとバネの間にストッパー(5)の中途部を挟み、ボルト(97)を前記ストッパー孔(61)及び前記コイルバネ(57)を通しナット(98)で固定した構成である。
つまりストッパー押部(51)の作用力は、意識的強制的に覚える必要がある。
勿論この寸法は、これに制限されるものではない。
鉈(1)は、その背部の隅に側面視三角に凹む形状の鉈溝(11)を設けてある。
鉈溝(11)が、係止突起であるストッパー下部(52)と係合する部分である。
鉈ホルダー(2)全体は、肉厚の硬質合成樹脂で、半円筒形の上保護具(20)と、中空中保護具(22)を接合し、中保護具(22)と下保護具(24)は合成樹脂製の接着剤である接着層(23)を設けて接着し、下保護具(24)とフェルト生地(26)は接着剤である合成糊を接着層(25)として接着した構成である。
保護具は、素材や接合方法は問わないが、鉈の刃で破損しない強度が必要である。耐久性がある固い木などでも作成可能である。
下保護具(24)と接着層(25)の間にベルト通し用の掛け具(3)を設けている。
鉈(1)を前記鉈ホルダー(2)の中保護具(22)に差し込むと、以下に記述するように、鉈ホルダー(2)に設けたストッパー(5)が自動係止して保持し、ストッパー押部(51)の押圧でストッパー(5)を解除し抜き出せる構成の鉈及び鉈ホルダーである。
係止突起となるストッパー下部(52)は、前方を30度に傾斜し、後方を60度にして屈折して垂直に立ち上がった形状である。
鉈(1)の差し込み時は、鉈の先端が、係止突起前方の傾斜辺をスライドして押し入り、やがて係止突起は鉈溝(11)に入り、係止突起の垂直辺は、相似形状の垂直溝辺に当接して、鉈溝(11)から係止突起となるストッパー下部(52)が強制的に出さない限り、抜けることがなくなる。
係止突起となるストッパー下部(52)を付勢する構成は、不動アーム(57a)及び可動アーム(57b)を有するコイルバネ(57)の一方の可動アーム(57b)を前記ストッパー(5)のストッパー先端部(50)側にバネ固定具(58)(59)を介して設け、かつ不動アーム(57a)を前記中保護具(22)にバネ固定具(60)を介して設け、前記コイルバネ(57)が有する前記不動アーム(57a)及び前記可動アーム(57b)は開く方向へ付勢するように取り付けられる。
ストッパー(5)のストッパー下部(52)は常には前記孔(29)を貫通して中保護具(22)の内部に突出する方向に付勢されており、鉈溝(11)を設けた鉈(1)を中保護具(22)に差し込むと前記ストッパー下部(52)が鉈溝(11)に入って押圧係止する
梃支点の反対にあるストッパー押部(51)を押圧して前記コイルバネ(57)に抗することで、押し上げることができる。
ストッパー押部(51)が、前記コイルバネ(57)に抗して押圧されることで付勢方向の逆方向に作動する。
ストッパー(5)を固定具(55)で中保護具(22)の表面に固定した構成を示し、コイルバネ(57)の不動アーム(57a)、可動アーム(57b)は常時開く方向に付勢して設け、ストッパー(5)の係止突起となるストッパー下部(52)に常時中保護具(22)内部へ突出を生じさせ、鉈(1)の納刃時に鉈(1)を保持係止させる部分となる。
中保護具(22)には、略凹状の中保護具切欠部(27)、中保護具屈曲部(28)、中保護具孔(29)、連結固定具(71)を設けていることを示している。
中保護具切欠部(27)、中保護具屈曲部(28)は鉈(1)と鉈刃(12)の取り付け部分の形状に対応するためのものである。
切欠部(27)は上端に形成された開口の表面側である外側縁に凹状に形成されものである。
鉈を納刃すると、鉈の柄の環状口金が切欠部(27)に嵌まり合う。
一般的な鉈の場合、柄の断面形状はほぼ円形で口金は円形の環状であるので、切欠部(27)の形状に口金が嵌まり合うことになる。
中保護具屈曲部(28)は、前記切欠部(27)の反対側に設けられ、半円形の凹み湾曲背面があり、その背面形状に口金の一部が収まる形状すなわち浅い半円形の凹みを形成しているので、口金は一縁を浅い凹みに入り、その反対の一縁は切欠部(27)の端部にかかって係止する。
ストッパー下部(52)が中保護具孔(29)を通り、鉈溝(11)と係合することにより鉈(1)を係止することができる。
上保護具(20)は、ストッパー(5)部分を覆う大きさで、中保護具(22)に取り付けることにより粉塵等の蓄積を排除することができる。
半円筒形の上保護具(20)の両端は合成樹脂製或いは布製の蓋で閉塞したもので、前端面の細い間隙からは、ストッパー(5)のストッパー押部(51)が露出している。
前端面には、ストッパー押部(51)が露出するための間隙を設けている。
前端面の面積を形成する高さと幅は、ストッパー押部(51)の作動範囲より大きくして、不測な外力がストッパー押部(51)にかからないようにしている。さらには、使用者との無意識の接触によりストッパー(5)が解除されないようにしている。
ストッパー下部(52)が視認できることを示し、ストッパー下部(52)は中保護具孔(29)を貫通して突出していることを示している。
図5においては、鉈ホルダー(2)は、上保護具(20)、中保護具(22)、接着層(23)、下保護具(24)、接着層(25)、フェルト生地(26)の順に構成したことを示している。
図5では反対側であるので見えないが、下保護具(24)と接着層(24)の間に掛け具(3)を設けている。
また、連結固定具(71)が設けてあることを示している。
図6中の上図は点線で示した鉈(1)が装着してあり、引き抜くことができない状態を示している。
図中の中保護具(22)は、中保護具孔(29)が設けてある上部分のみ記載した図である。
図6中の下図は、ストッパー押部(51)を矢印(91)方向に押圧し、ストッパー先端部(50)が矢印(90)方向に可動し、係止突起となるストッパー下部(52)が、鉈溝(11)から抜け、鉈(1)を矢印(95)方向にスライドして引き抜くことができる状態を示している。
コイルバネ(57)に設けた不動アーム(57a)、可動アーム(57b)は、常時互いに開く方向へ付勢し、不動アーム(57a)はバネ固定具(60)で固定されているため動かない状態を示し、ストッパー押部(51)を押圧した場合、可動アーム(57b)のみが動くことを示している。
可動アーム(57b)は、バネ固定具(58)(59)によりストッパー(5)に完全固定されているため、可動アーム(57b)が付勢方向と逆方向に動けば連動してストッパー(5)も作動し、そしてストッパー先端部(50)が矢印(90)方向へ動き、鉈をその押圧力から解放する。
可動アーム(57b)の付勢力は、ストッパー先端部(50)に伝達されるが、
ストッパー(5)のストッパー押部(51)側には、逆U字状の止具(53)、が設けられ、上下の作動範囲を限定している。
鉈(1)を装着する場合、矢印(96)方向へ鉈(1)をスライドさせる。
鉈ホルダー(2)を体に装着しているときは、鉈(1)の自重と押しやる力で矢印(96)方向に差し込む。
その力により係止突起となるストッパー下部(52)及びストッパー先端部(50)が矢印(90)方向へ、ストッパー押部(51)が矢印(93)方向へ自動的に作動し、ストッパー下部(52)が鉈溝(11)に係合し完全固定される。
図6中の上図の状態となる。
連結具(7)を中保護具(22)に設けてある連結固定具(71)と連結し、下肢にベルト部(72)を装着することで、使用者の体に完全に接着した状態になり安全性が保たれることになる。
鉈(1)を鉈ホルダー(2)に装着した状態を示す写真説明図である。
鉈(1)には蛍光テープや紐が取り付けられている。
図中の保護生地(21)は、前端面に形成したもので、粉塵などの侵入を防ぎ、かつストッパー押部(51)の押圧作業で指を痛めないようにしたものである。
鉈溝(11)は、完全に孔を開けた態様でもよく、ストッパー先端部(52)と係合状態を生じさせる形状であれば特に限定はしない。
好ましくはストッパー先端部(52)の形状が嵌合する相似の溝、孔を形成することが好ましい。
図中の6か所のボルト(97)に上保護具(20)を装着するタイプの鉈ホルダー(2)である。
固定具(54)、止具(53)をボルト(97)とナット(98)を用いて固定した態様を示している。
固定具(55)でストッパー(5)を中保護具(22)に取り付けていることを示し、そのシーソー運動の上下動軌道をガイドする隙間レールを設けた固定具(54)と隙間レールを設けた固定具(56)でストッパー(5)の左右のグラつきが生じないよう支持していることを示している。
保護生地(21)は布製のもので、粉塵、液体等の浸入を防ぐために保護生地(21)を設け、ストッパー押部(51)の押圧作業で指を痛めないようにしたことを示している。
保護生地(21)に相当する部分の素材等は、布のほか、何を用いてもよい。ストッパー(5)のストッパー押部(51)の上下作動に支障がないように閉塞する。
連結具(7)は長さ調節部材を設けた伸縮自在ゴムバンドで作成した。
下肢に取り付けるベルト部(72)は、着脱自在で、使用者の下肢にしっかり巻き付ける。
ストッパー孔(61)を設けたストッパー(5)をコイルバネ(57)の螺旋状部分のバネとバネ間に設け、ボルト(97)とナット(98)で完全に固定する。
図15では実施例3の構成を理解しやすくするため凹型の固定具(55)は省略し説明しているが、実施例3に示す本発明は凹型の固定具(55)をストッパー孔(61)及びコイルバネ(57)の螺旋状部分を覆い設ける構成である。孔(62)は可動アーム(57b)の端部を湾曲させ嵌めて固定するためのものである。
図16中の上図及び下図は、鉈(1)が差し込まれていない状態で、不動アーム(57a)、可動アーム(57b)は常時開く方向に付勢している状態であり、ストッパー先端部(50)が固定具(56)の隙間の底に接着し制止している状態を示している。
図16中の上図では、不動アーム(57a)は視認でき、可動アーム(57a)は視認できない方向からの説明図になる。
孔(62)には可動アーム(57b)の端部を湾曲させ嵌めて固定している態様を示している。
矢印(91)は押圧方向を、矢印(90)はストッパー先端部(50)、ストッパー下部(52)が動く方向を示している。
図16中の下図では、不動アーム(57a)は視認できない方向からの説明図であり、可動アーム(57b)は視認できる方向からの説明図である。
図17中の上図は、不動アーム(57a)、可動アーム(57b)は常時開く方向に付勢している状態であり、ストッパー押部(51)を矢印(91)方向に押圧することにより、ストッパー先端部(50)、ストッパー下部(52)が矢印(90)方向に作動する。
特にコイルバネ(57)の螺旋状部分のバネとバネ間に装着したことを示す写真説明図で、凹型の固定具(55)を設け、その固定具(55)を含めてボルト(97)とナット(98)で固定したことを示すものである。
可動アーム(57b)はバネ固定具(59)、端部を湾曲させ孔(62)に嵌め、ストッパー(5)に固定している。
この実施例4では、ストッパー(5)の全体形状を、板状部材を幅の広い面を立てて凹型の固定具に固定し、上保護具(20)から露出したあたりで60度位屈折させ、続いてストッパー押部(51)として、部材の面を横向きにひねって形成加工して製作している。
露出したあたりで60度位屈折させて、ストッパー押部(51)の位置を少し後ろ側に持ってきたので、その部分を押圧するにはさらに指を後ろに回して、意識的に押すことが必要で、万が一不測にも押すことがないように工夫している。
図18とは反対方向から写した写真説明図である。
可動アーム(57b)の端部を湾曲させ孔(62)に嵌めて固定している態様を示している。
孔(62)に可動アーム(57b)を嵌めることは、鉈ホルダー(2)が長期に渡り使用されるもので、バネ固定具(58)(59)(60)ばかりではなく、直接に連結して、その付勢力を確実なものにしている。
実施例ではいずれも右利き専用の鉈及び鉈ホルダーで実施したが、左利き専用の鉈及びを鉈ホルダーも当然に可能である。
大小問わず様々な鉈に適用できるだけでなく、様々な刃を有する野外工具商品などに利用でき使用者の安全を確保できる。
11 鉈溝
12 刃部
2 鉈ホルダー
20 上保護具
21 保護生地
22 中保護具
23 接着層
24 下保護具
25 接着層
26 フェルト生地
27 中保護具切欠部
28 中保護具屈曲部
29 中保護具孔
3 掛け具
5 ストッパー
50 ストッパー先端部
51 ストッパー押部
52 ストッパー下部(係止突起)
53 止具
54 隙間レールのある固定具
55 ストッパーの中間の固定具
56 隙間レールのある固定具
57 コイルバネ
57a 不動アーム
57b 可動アーム
58 バネ固定具
59 バネ固定具
60 バネ固定具
61 ストッパー孔
62 可動アームを嵌合する孔
7 連結具
71 身体に取り付ける連結固定具
72 ベルト部
90 矢印
91 矢印
92 矢印
93 矢印
95 矢印
96 矢印
97 ボルト
98 ナット
99 ワッシャー
Claims (3)
- 鉈溝(11)を設けた鉈(1)、及び上保護具(20)と、上部開口に凹状の中保護具切欠部(27)と中保護具屈曲部(28)とを有する中空の中保護具(22)とを設けた鉈ホルダー(2)の組み合わせからなり、前記鉈(1)を前記鉈ホルダー(2)の中保護具(22)に差し込むと、鉈ホルダー(2)に設けたストッパー(5)が自動突出して係止を保持し、ストッパー押部(51)の押圧でストッパー(5)を退出解除し抜き出せる構成の鉈及び鉈ホルダーであって、
ストッパー(5)は、中保護具(22)の表面略中央に設けた固定具(55)を梃支点として軸支されて、係止突起となるストッパー下部(52)を備えたストッパー先端部(50)とストッパー押部(51)が交互に上下動するもので、ストッパー下部(52)は中保護具(22)の孔(29)を貫通して中保護具(22)の内部に突出し退出するもので、不動アーム(57a)及び可動アーム(57b)を有するコイルバネ(57)の一方の可動アーム(57b)を前記ストッパー(5)のストッパー先端部(50)側にバネ固定具(58)(59)を介して設け、かつ不動アーム(57a)を前記中保護具(22)にバネ固定具(60)を介して設け、前記コイルバネ(57)が有する前記不動アーム(57a)及び前記可動アーム(57b)は開く方向へ付勢した構成であり、可動アーム(57b)が作動することにより、連動してストッパー(5)のストッパー下部(52)が可動アーム(57b)と同様に付勢方向に作動し、ストッパー押部(51)が、前記コイルバネ(57)に抗して押圧されることで付勢方向の逆方向に作動し、ストッパー(5)のストッパー下部(52)は常には前記孔(29)を貫通して中保護具(22)の内部に突出する方向に付勢されており、鉈溝(11)を設けた鉈(1)を中保護具(22)に差し込むと前記ストッパー下部(52)が鉈溝(11)に入って押圧係止することを特徴とする鉈及び鉈ホルダー。
- 前記鉈ホルダー(2)のストッパー(5)は、金属製の板状で、中保護具(22)の表面に設けた凹型の固定具(55)を梃支点としてストッパー孔(61)を貫通するボルト(97)で軸支されており、コイルバネ(57)の螺旋状部分のバネとバネの間にストッパー(5)の中途部を挟み、ボルト(97)を前記ストッパー孔(61)及び前記コイルバネ(57)を通しナット(98)で固定し、ストッパー(5)の上下動軌道をガイドする隙間レールを設けた固定具(54)と隙間レールを設けた固定具(56)とを間隔をおいて設けたことを特徴とする請求項1記載の鉈及び鉈ホルダー。
- 前記鉈ホルダー(2)の上保護具(20)は半円筒形の硬質合成樹脂製であり、その上保護具(20)は後端面を閉塞し、ストッパー(5)を覆う長さでかつ前端面の間隙からストッパー(5)のストッパー押部(51)を露出したもので、前端面がストッパー押部(51)より高く幅が大きいことを特徴とする請求項1〜請求項2のいずれかに記載の鉈及び鉈ホルダー。
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