JP2012530405A - ロングタームエボリューションアドバンスのキャリアアグリゲーションのための不連続受信動作のための方法およびシステム - Google Patents

ロングタームエボリューションアドバンスのキャリアアグリゲーションのための不連続受信動作のための方法およびシステム Download PDF

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Abstract

キャリアアグリゲーションのための不連続受信動作の方法であって、第1のキャリアのための第1の不連続受信パラメータ集合および第2のキャリアのための異なる不連続受信パラメータ集合を受信するステップと、第1のキャリアおよび第2のキャリアでの不連続受信パラメータを構成するステップと、を備える、方法。本開示は、ロングタームエボリューションアドバンス(LTE-A)技術に関し、特に、キャリアアグリゲーションがLTE-Aにおいて利用される、不連続受信に関する。

Description

本開示は、ロングタームエボリューションアドバンス(LTE-A)技術に関し、特に、キャリアアグリゲーションがLTE-Aにおいて利用される、不連続受信に関する。
不連続受信によって、ユーザ機器(UE)は、UEでのバッテリ寿命を節約するために、種々の周期の間、その無線送受信機をオフにすることが可能となる。ロングタームエボリューション(LTE)規格では、UEは、接続モードにある時でも、不連続受信(DRX)に移行可能である。DRX動作は、3GPP TS 36.321のLTE Release 8第3.1章および第5.7章における単一キャリア動作に対して定義されており、その内容は、参照することによって本明細書に組み込まれる。
LTEアドバンス(LTE-A)技術では、キャリアアグリゲーションは、LTE-A要件に準拠するために、潜在的ピークデータレートの増加に対して、より広い伝送帯域幅をサポートするために使用されてもよいことが承認されている。キャリアアグリゲーションでは、複数のコンポーネントキャリアが、集約され、サブフレームとして、UEに配分可能である。したがって、各コンポーネントキャリアは、例えば、20MHzの帯域幅と、最大100MHzの総集約システム帯域幅と、を有してもよい。UEは、その能力に応じて、複数のコンポーネントキャリアで受信または伝送してもよい。さらに、キャリアアグリゲーションは、同一帯域内に位置するキャリアおよび/または異なる帯域内に位置するキャリアとともに生じてもよい。例えば、あるキャリアは、2GHzに位置してもよく、第2の集約されたキャリアは、800MHzに位置してもよい。
単一キャリアLTE Rel-8システムから複数のキャリアLTE-AシステムへのDRX動作の変換に関して、問題が生じる。LTE Rel-8下のDRXは、複数のキャリアが使用される時、動作不能または非効率的となり得る。LTE-Aフォーラムでは、2つのアプローチが、提案されている。
R2-092959「DRX with Carrier Aggregation in LTE-Advanced」では、提案の1つは、異なるDRXパラメータが、異なるコンポーネントキャリアに対して独立して構成され、DRXは、各コンポーネントキャリアに対して独立して行なわれるというものである。例えば、あるコンポーネントキャリアは、短期DRXサイクルを利用してもよい一方、別のコンポーネントキャリアは、長期DRXサイクルのみ利用してもよい。すなわち、異なるコンポーネントキャリアに対して構成されるDRXサイクルは、相互に完全に独立する。本アプローチに関する問題は、UEが、異なるキャリアに対して、異なる状態またはタイマを維持することの複雑性である。また、キャリア間に完全独立DRXサイクルおよびタイマを有する利点は殆どあり得ない。上層トラフィックが、複数のキャリアにわたって多重化されるため、どのキャリアでエンコードされたパケットを伝送すべきかを判定するのは、発展型ノードB(eNB)スケジューラの決定である。
R2-092992「Consideration on DRX」に概説される、第2のアプローチでは、DRX動作は、アンカキャリアでのみ構成される。付加的コンポーネントキャリアが、アンカキャリアの「アクティブ時間」の間、必要に応じて、配分される。
しかしながら、上述の2つの提案は、付加的コンポーネントキャリアの配分および配分解除に関する詳細を提供していない。種々のキャリアのDRX動作に関する詳細も、明示的に提供していない。
本開示は、以下の図面を参照することにより、より理解されるであろう。
図1は、LTE Rel.8におけるキャリアのDRX動作を示す、タイミング図である。 図2は、非指定キャリアがDRX非アクティビティタイマを有する、LTE-AにおけるDRX動作を示す、タイミング図である。 図3は、非指定キャリアがDRX非アクティビティタイマ集合を有さない、LTE-AにおけるDRX動作を示す、タイミング図である。 図4は、第1の非指定キャリアがDRX非アクティビティタイマを含み、第2の非指定キャリアがDRX非アクティビティタイマを有さない、LTE-AにおけるDRX動作を示す、タイミング図である。 図5は、非指定キャリアが、関連付けられた指定キャリアのアクティブ化に応じて、アクティブ化するように設定される、LTE-AにおけるDRX動作を示す、タイミング図である。 図6は、非指定キャリアが、関連付けられた指定キャリアのアクティブ化に応じて、アクティブ化するように設定され、さらに、DRX非アクティビティタイマを含む、LTE-AにおけるDRX動作を示す、タイミング図である。 図7は、非指定キャリアがオン持続時間タイマ値集合を有する、LTE-AにおけるDRX動作を示す、タイミング図である。 図8は、非指定キャリアがオン持続時間タイマ値集合を有し、オン持続時間タイマ値が、関連付けられた指定キャリアでのアクティブ時間より長い、LTE-AにおけるDRX動作を示す、タイミング図である。 図9は、非指定キャリアがオン持続時間タイマ値およびDRX非アクティビティタイマ値集合を有する、LTE-AにおけるDRX動作を示す、タイミング図である。 図10は、非指定キャリアがdrx追随指定タイマのタイマ値集合を有する、LTE-AにおけるDRX動作を示す、タイミング図である。 図11は、短期および長期DRXサイクルによって構成される、非指定キャリアを示す、タイミング図である。 図12は、非指定キャリアでのキャリア受信を有効化または無効化するための媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を例証する、ブロック図である。 図13は、図12のMAC CEを肯定応答するためのMAC CEを例証する、ブロック図である。 図14は、複数の非指定ダウンリンクキャリアでのキャリア受信を有効化または無効化するためのMAC CEを例証する、ブロック図である。 図15は、図14のMAC CEを肯定応答するためのMAC CEを例証する、ブロック図である。 図16は、複数のダウンリンクおよびアップリンクキャリアを有効化または無効化するように構成される、MAC CEを例証する、ブロック図である。 図17は、図16のMAC CEを肯定応答するためのMAC CEを例証する、ブロック図である。 図18は、本明細書の実施形態と併用可能な例示的携帯デバイスのブロック図である。 図19は、候補キャリアの構成を示す、データフロー図である。 図20は、キャリアのための制御情報構成および無効化されるキャリアからの伝送の停止を示す、データフロー図である。
一側面によると、キャリアアグリゲーションのための不連続受信動作の方法であって、第1のキャリアのための第1の不連続受信パラメータ集合と、限定された、すなわち、第2のキャリアのための異なる不連続受信パラメータ集合と、を受信するステップと、第1のキャリアおよび第2のキャリアでの不連続受信パラメータを構成するステップと、を備える、方法が提供される。
別の側面によると、媒体アクセス制御要素信号伝達を通して、キャリア受信を有効化または無効化するための方法であって、キャリア受信有効化または無効化コマンド制御要素を追加するステップと、キャリア受信有効化または無効化肯定応答制御要素を構成するステップと、を備える、方法が提供される。
DRX動作は、異なる目的のために使用されてもよい。例えば、低レベルのトラフィック活動を現在経験しているUEは、DRX状態にあって、トラフィックを受信するために、DRXから時々ウェイクアップし得る。本実施例として、UEが音声呼を行なっている状況が考えられ得る。音声パケットは、発生の予測可能パターンを有し、サブフレーム毎に伝送される必要がなく、したがって、UEは、DRXにおいて、連続音声パケット伝送/受信間の時間を費やすように構成され得る。別の実施例として、現在、本質的にアイドル状態であって、トラフィックを有さないUEが考えられるであろう。UEは、eNBが、UEに対して、任意のトラフィックを有するかどうかを確認するために、一時的にウェイクアップする必要がある。
DRXはまた、リソース共有目的のために使用され得る。特定のUEが、持続的ベースで、サブフレーム毎にデータ伝送および/または受信を有することはあり得ない。したがって、信号伝達効率上の理由から、付加的待ち時間が認められ得る場合、より少なくかつより大きなリソース配分にデータを統合することがより望ましくあり得る。そのような待ち時間は、一般に、最小限となるであろう。
例えば、10サブフレーム毎に、1サブフレーム内で1000バイトのバーストを送信することは、それらの同一10サブフレームのそれぞれにわたって、10個の100バイト伝送よりも、より効率的となり得る。パケットデータチャネルの共有される性質によって、他のUEは、対象UEが受信または伝送を行なっていないサブフレームの間に、データチャネルを利用し得る。したがって、UEは、eNBが、UEへの伝送を行なわないことを把握している時、DRXに入るように構成され得る。eNBは、それらのサブフレーム内の他のUEに伝送を行なうであろう。
当業者によって理解されるように、異なるDRXサイクル長、例えば、長期DRXサイクルの場合、10ミリ秒、短期DRXサイクルの場合、2、5、8、および10ミリ秒が、存在し、したがって、本データチャネル共有目的のためのDRX機能の使用が可能となり得る。加えて、複数のUEは、同一DRXサイクル長であるが、異なる開始オフセットによって構成可能である。これは、異なる時間間隔の間にウェイクアップする異なるUE集合をもたらし、それによって、複数のUE間の時分割を促進するであろう。
ここで、LTE Rel-8動作を示す、図1を参照する。図1では、アクティブモード110が、第1のレベルに例証され、DRXモード112が、第2のレベルに例証されている。アクティブモード110の間、UEは、ダウンリンクまたはアップリンクトラフィックチャネルでの可能性のあるリソース配分のためのダウンリンク制御チャネルを監視する。同時に、参照数字120によって、DRXサイクルがぶつかる境界が例証される。本時点で、モードは、DRXモード112からアクティブモード110に変化する。さらに、オン持続時間タイマ122が開始される。オン持続時間タイマ122は、本持続時間の間、UEへ/からのラフィック伝送がない場合でも、UEがアクティブモードのままであるべき持続時間を表す。
図1の実施例では、アクティブモード内では、矢印130は、最後の物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)メッセージが受信されることを示し、物理的ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)での新しいパケット伝送または物理的アップリンク共有チャネル(PUSCH)での新しいパケット伝送のためのアップリンクグラントを指示する。本時点で、DRX非アクティビティタイマ132が開始される。DRX非アクティビティタイマ132は、PDCCHの最も直近のデコード成功後の連続PDCCHサブフレームの数を規定し、UEのための初期アップリンクまたはダウンリンクユーザデータ伝送を指示する。当業者によって理解されるように、図1の実施例では、UEは、DRX非アクティビティタイマ132の終了まで、アクティブモード110のままである。DRX非アクティビティタイマ132の終了は、UEがDRXモード112に遷移する時点である、矢印134によって示される。
参照数字120によって示される時間と矢印134との間の総持続時間は、アクティブ時間136と称される。アクティブ時間136は、3GPP TS 36. 321のLTE Rel-8 DRX規格第5.7項に定義される、DRX動作に関連し、UEがPDCCHを監視するサブフレームを定義する。
矢印130によって示される、最後の送信データパケットは、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)再送を見込み得る。HARQ再送が見込まれ得る第1の時点は、矢印140によって示される。本時点で、HARQ再送が、UEによって要求される場合、DRX再送タイマ142が開始され、その間に、HARQ再送が受信され得る。HARQ再送が受信されない場合、DRX再送タイマは、143で終了する。DRX非アクティビティタイマまたはDRX再送タイマのいずれかが稼働している時、UEは、アクティブ時間のままである。
理解されるように、上述に基づいて、アクティブ時間136は、したがって、データ活動によって潜在的に延長可能であって、DRX非アクティビティタイマの再設定をもたらし得る。さらに、HARQ再送が、以前に伝送されたPDSCHパケットに対して見込まれる場合、対応するDRX再送タイマが開始され、アクティブ時間136を延長させる。
UEが、短期DRXサイクルのために構成される場合、新しいアクティブモード110が、図1における矢印150によって例証されるように、短期DRXサイクルの終了時に開始される。矢印150は、オン持続時間の周期的反復を規定する、DRXサイクルを示し、その後、可能性として、非アクティビティの周期が追随する。
また、図1に示されるように、長期DRXサイクル152を有する可能性もある。一般に、長期DRXサイクル152は、短期DRXサイクルより長く、両方とも、eNBによって構成されてもよい。
UEは、UEのセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)のためのUEのPDCCH監視活動を制御するDRX機能を伴う、無線リソース制御(RRC)、伝送電力制御物理的アップリンク制御チャネルRNTI(TPC-PUCCH-RNTI)、伝送電力制御物理的アップリンク共有チャネルRNTI(TPC-PUSCH-RNTI)、および半永続スケジューリングC-RNTI(SPS C-RNTI)(構成される場合)によって、構成されてもよい。RRC_CONNECTEDにある時、DRXが構成される場合、UEは、LTE Rel-8規格3GPP TS 36.321の第5.7項によって規定されるDRX動作を使用して、PDCCHを不連続的に監視可能である。そうでなければ、UEは、PDCCHを継続的に監視する。DRX動作を使用時、UEはまた、規格の他の項に見出される要件に従って、PDCCHを監視する。RRCは、以下を構成することによって、DRX動作を制御する:オン持続時間タイマ、DRX非アクティビティタイマ、DRX再送タイマ(DL HARQプロセス毎に1つであるが、ブロードキャストプロセスを除く)、DRXサイクルが開始するサブフレームである、DRX開始オフセットの値、ならびに随意に、DRX短期サイクルタイマおよび短期DRXサイクル。ダウンリンクHARQ再送前のサブフレームの最小量を規定する、HARQ再送タイマ(RTT)パラメータもまた、ダウンリンクHARQプロセス毎に定義される。
LTE Rel.8規格3GPP TR 36.321の第5.7章は、上述に対して、以下を提供する:
DRXサイクルが構成される時、アクティブ時間は、以下の間の時間を含む:
- オン持続時間タイマ、またはdrx非アクティビティタイマ、またはdrx再送タイマ、またはmac競合解決タイマ(第5.1.5項に説明されるように)が稼働している、あるいは
- PUCCHで送信されたスケジューリング要求が、保留中である(第5.4.4項に説明されるように)、あるいは
- 保留中のHARQ再送のためのアップリンクグラントが生じ得、対応するHARQバッファ内にデータが存在する、あるいは
- UEのC-RNTIにアドレスされる新しい伝送を指示するPDCCHが、明示的に信号伝達されたプリアンブルに対するランダムアクセス応答の受信成功後、受信されていない(第5.1.4項に説明されるように)。
DRXが構成されている時、UEは、各サブフレームに対して、
- 短期DRXサイクルが使用され、[(SFN*10)+サブフレーム番号]モジュロ(短期DRXサイクル)=(drx開始オフセット)モジュロ(短期DRXサイクル)である場合、または
- 長期DRXサイクルが使用され、[(SFN*10)+サブフレーム番号]モジュロ(長期DRXサイクル)=drx開始オフセットである場合、
- オン持続時間タイマを開始する、
- HARQ RTTタイマが、本サブフレーム内で終了し、対応するHARQプロセスのソフトバッファ内のデータのデコードが成功しなかった場合、
- 対応するHARQプロセスのためのdrx再送タイマを開始する。
- DRXコマンドMAC制御要素が受信される場合、
- オン持続時間タイマを停止し、
- drx非アクティビティタイマを停止する。
- drx非アクティビティタイマが、本サブフレーム内で終了する、またはDRXコマンドMAC制御要素が受信される場合、
- 短期DRXサイクルが構成される場合、
- drx短期サイクルタイマを開始または再開し、
- 短期DRXサイクルを使用する、
- そうでなければ、
- 長期DRXサイクルを使用する。
- drx短期サイクルタイマが、本サブフレーム内で終了する場合、
- 長期DRXサイクルを使用する。
- アクティブ時間の間、PDCCHサブフレームに対して、サブフレームが、半二重FDD UE動作のためのアップリンク伝送のために要求される場合を除き、そしてサブフレームが、構成される測定間隔の一部である場合を除き、
- PDCCHを監視し、
- PDCCHが、DL伝送を指示する場合、またはDL割当が、本サブフレームに対して構成されている場合、
- 対応するHARQプロセスのHARQ RTTタイマを開始し、
- 対応するHARQプロセスのdrx再送タイマを停止する、
- PDCCHが、新しい伝送(DLまたはUL)を指示する場合、
- drx非アクティビティタイマを開始または再開する。
- アクティブ時間ではない時、PUCCHおよびSRSでのCQI/PMI/RIは、報告されない。
UEが、PDCCHを監視しているかどうかにかかわらず、UEは、それが見込まれる時、HARQフィードバックを受信し、伝送する。
注記: UEは、随意に、PDCCHのアクティブ時間の最後のサブフレーム内で受信される新しい伝送(ULまたはDL)指示に従って、最大4サブフレームに対して、PUCCHおよび/またはSRS伝送でのCQI/PMI/RI報告を送信しないように選択してもよい。PUCCHおよび/またはSRS伝送でのCQI/PMI/RI報告を送信しない選択は、オン持続時間タイマが稼働中のサブフレームに対しては適用不可能である。
(LTE-AにおけるDRX)
本開示によると、キャリアアグリゲーションをサポートするために、LTE-AにおいてDRXを利用するための種々の実施形態が提供される。
一実施形態では、UEは、トラフィック要求に準拠する間、信号受信をオンにする必要がある、最小数のコンポーネントキャリアを有するはずである。UEに割り当てられたコンポーネントキャリア間に完全独立DRXサイクルを有することは、UEにおける不必要な複雑性および電力消費を生じさせ得る。一実施形態では、UEに割り当てられたコンポーネントキャリア間に、調整されたDRXサイクルを有することが可能である。
LTEとLTE-Aとの間の種々の差異は、DRX動作に影響を及ぼし、したがって、LTE-A DRXソリューションによって解決される必要があり得る。
第1の差異は、LTEが、1つのダウンリンクおよび1つのアップリンクキャリアを有することである。これらの2つのキャリア間には、1対1のマッピングが存在する。反対に、LTE-Aでは、複数のダウンリンクおよび/または複数のアップリンクキャリアが存在するだけではなく、ダウンリンクの数およびアップリンクキャリアの数も異なり得る。その結果、ダウンリンクとアップリンクキャリアとの間に、直接的1対1の関連付けは存在し得ない。
理解されるように、LTEおよびLTE-Aの両方において、UEがDRX動作にある間、見込まれるように、HARQフィードバックが、常時、受信および送信されなければならない。キャリアアグリゲーションを伴うLTE-Aの場合、これは、ダウンリンクおよびアップリンクにおける対応するコンポーネントキャリアが、本情報を受信または伝送するために、アクティブのままでなければならないことを含意する。
LTEでは、各リンク方向に1つのキャリアのみ存在するため、PDCCHでのリソース指示は、同一ダウンリンクキャリアまたは関連付けられたアップリンクキャリアのいずれかと対応する。LTE-Aでは、アンカキャリア等の1つのキャリアでのPDCCH信号伝達は、複数の他のアップリンクまたはダウンリンクキャリアでの伝送または受信と関連付けられ得る。当業者によって理解されるように、「アンカキャリア」はまた、「一次キャリア」と称され、「非アンカキャリア」はまた、「二次キャリア」と称され得る。
2つの間のさらなる区別は、1つのキャリアでのPDCCHを複数の他のアップリンクまたはダウンリンクキャリアでの受信と関連付けさせる結果、1つのキャリア(例えば、非アンカキャリア)でのみHARQ再送を見込むUEはまた、潜在的HARQ再送に関するPDCCH情報を受信するために、異なるキャリア(例えば、アンカキャリア)の受信を維持する必要があり得るということである。
さらに、複数の集約されたキャリアを伴うLTE-A UEは、多数のHARQプロセスを有するであろう。HARQプロセスのいずれかが、潜在的に、HARQ再送を見込む場合、UEは、アクティブ時間となり得る。多数のHARQプロセスによって、UEがアクティブ時間となる確率、その結果、アクティブ時間において費やされる時間の割合は、LTEの場合より、LTE-Aの場合で遥かに高くなり得る。
(キャリア構成)
UEが、RRC_CONNECTED状態にある時、N個のコンポーネントキャリアが割り当てられ得る(Nは、1以上である)。N個のコンポーネントキャリアの1つ以上は、指定キャリアとして割り当てられてもよい。一実施形態では、指定キャリアはまた、「アンカキャリア」である。UEは、N個のコンポーネントキャリアすべてでのキャリア受信を有効化する。用語「キャリア受信」は、コンポーネントキャリアのキャリア受信が、UEに対して有効化される時、UEが、本コンポーネントキャリアと関連付けられたダウンリンク物理的制御チャネルならびに本コンポーネントキャリアでのダウンリンク物理的データチャネルのRF受信および/または受信を有効化するように定義される。キャリア受信はまた、本開示から逸脱することなく、信号受信またはある他の用語で呼ばれ得る。当業者によって理解されるように、コンポーネントキャリアのキャリア受信が、UEに対して無効化される場合、UEは、PDCCHが、PDSCHリソース配分と同一キャリアまたは異なるキャリアで、伝送されたかどうかにかかわらず、本コンポーネントキャリアと関連付けられたPDSCH、PDCCH、および他の制御チャネルのデコードを停止する。UEは、指定キャリアの1つ以上でのみ、N個のコンポーネントキャリアの部分集合、またはすべてのN個のコンポーネントキャリアで、PDCCHを監視してもよい。UEが、特定のコンポーネントキャリアでPDSCHリソースを割り当てるPDCCHを検出する場合、UEは、そのコンポーネントキャリアで割り当てられたPDSCHリソースのベースバンド復調およびデコードを行なう。
eNBは、新しいコンポーネントキャリアを集合に追加する、または集合から既存のコンポーネントキャリアを除去することによって、N個のコンポーネントキャリアの集合を変更可能である。eNBはまた、指定キャリアの1つ以上を変更可能である。
UEは、1つまたは複数のコンポーネントキャリアでのUEのキャリア受信を制御する、DRX機能を伴うRRC信号伝達によって構成可能である。本明細書で使用されるように、DRXパラメータは、LTE Rel-8に定義されるものと類似定義を有し、オン持続時間タイマ、drx非アクティビティタイマ、drx再送タイマ(ダウンリンクHARQプロセス毎に1つであるが、ブロードキャストプロセスを除く)、長期DRXサイクル、drx開始オフセットの値、および随意に、drx短期サイクルタイマおよび短期DRXサイクルを含む。ブロードキャストプロセスを除く、ダウンリンクHARQプロセス毎のHARQ再送タイマもまた、定義される。上述は、限定を意味するものではなく、他のDRXパラメータもまた、指定キャリアを含む、種々のコンポーネントキャリアのために使用可能である。
非指定キャリアもまた、種々のDRXタイマおよびパラメータを有し得る。一実施形態では、非指定キャリアは、drx非アクティビティタイマ、drx再送タイマ、およびHARQ RTTタイマ(後者2つのタイマは、各ダウンリンクHARQプロセスのために存在する)等のタイマを有してもよい。しかしながら、drx非アクティビティタイマは、種々の実施形態では、省略されてもよく、したがって、使用されるパラメータは、drx再送タイマおよびHARQ RTTタイマ終了時間設定のみから成る。他の実施形態では、非指定キャリアのための縮小DRXパラメータ集合が存在し得る。異なる非指定キャリアは、異なる縮小DRXパラメータ集合を有してもよい。さらに別の実施形態では、いくつかの非指定キャリアは、完全DRXパラメータ集合によって構成可能である一方、他の非指定キャリアは、縮小DRXパラメータ集合によって構成可能である。さらなる実施形態では、全非指定キャリアは、完全または縮小のいずれかの同一DRXパラメータ集合を有してもよい。さらなる実施形態では、eNBは、全非指定キャリアに対して、1つの信号パラメータ集合のみ必要とする。
DRXパラメータは、eNBによって、RRC信号伝達を通して、UEに信号伝達される。eNBは、指定キャリアおよびM個の他の非指定コンポーネントキャリアでDRXパラメータを構成可能である(Mは、0以上である)。これらの指定キャリアおよびM個の非指定コンポーネントキャリアは、eNBが、潜在的に、UEにキャリア受信を有効化するように命令し得るものである。一実施形態では、eNBは、UEに、指定キャリアおよびM個の非指定キャリアの集合内にない、コンポーネントキャリアでのキャリア受信を有効化するように命令してもよい。別の実施形態では、全M個の非指定コンポーネントキャリアは、同一DRX構成を有し、故に、1つの共通信号伝達のみ、M個の個々の設定の代わりに、必要とされる。さらなる実施形態では、DRXパラメータが構成される、指定キャリアまたは非指定キャリアに対して、eNBは、UEに、DRX動作を有効化または無効化するように、明示的に信号伝達可能である。DRX動作が、キャリアに対して有効化される時、UEは、DRXパラメータによって規定されるDRX動作を行なう。DRX動作が無効化される時、UEは、そのキャリアでのキャリア受信が以前に有効化されている場合、そのキャリアでアクティブモードのままである。
上述から、N個のキャリアの集合は、アクティブキャリアと呼ばれる一方、DRXパラメータが構成される、指定キャリアおよびM個の非指定キャリアの集合は、DRX構成されるキャリアと呼ばれ得る。DRX構成されるキャリアおよびアクティブキャリア集合は、重複してもよく、またはそうでなくてもよい。アクティブキャリア集合はまた、DRX構成されるキャリアの集合の部分集合であってもよく、またはその逆であってもよい。
アクティブキャリアおよびDRX構成されるキャリアに加え、UEは、論理的キャリアインデックスが、具体的物理的キャリアにマップするように割り当てられる、付加的コンポーネントキャリアが事前に配分されてもよい。論理的キャリアインデックスが割り当てられるキャリア集合は、候補キャリアと呼ばれる。UEはまた、eNBからのユニキャストまたはブロードキャスト信号伝達を通して、キャリア周波数、帯域幅、制御チャネルサポート等を含む、候補キャリアの特性が、信号伝達される。DRX動作は、候補キャリア集合内の1つ以上のキャリアに対して構成可能である。候補キャリア集合内のキャリアのUE受信は、eNBからの明示的信号伝達(例えば、RRC信号伝達またはMAC CE)を通して、または黙示的にDRXパラメータ構成を通して、有効化可能である。これは、例えば、図19に示され、eNB1910が、メッセージ1930をUE1920に送信する。メッセージ1930は、キャリア論理的インデックスを含む、キャリア構成のための情報を提供する。次いで、キャリアは、矢印1940によって示されるように、UE1920で構成可能である。
一実施形態では、M個の集合内の非指定キャリア(Mは、上述で定義される)は、指定キャリアと関連付けられる。1つ以上の非指定キャリアは、指定キャリアの1つと関連付け可能である。関連付けは、eNB(例えば、RRC信号伝達を通して)によって、UEに信号伝達される。一実施形態では、eNBは、同一RRC信号伝達メッセージにおいて、DRXパラメータおよび関連付け情報をUEに信号伝達する。別の実施形態では、関連付けは、非指定キャリアの論理的/物理的キャリアインデックスの指定キャリアへの規定のマッピングを通して、黙示的であり得る。さらに別の実施形態では、非指定キャリアと指定キャリアとの間の関連付けは、eNBによって、ブロードキャストまたはマルチキャスト信号伝達(例えば、ブロードキャストまたはマルチキャストRRC信号伝達)を使用して、セル内の複数のUEに信号伝達可能である。
一実施形態では、M個の非指定キャリアのそれぞれに対して(Mは、上述で定義される)、そのキャリアでのキャリア受信は、関連付けられた指定キャリアのオン持続時間の開始時に有効化可能である、または関連付けられた指定キャリアのアクティブ時間の間に有効化可能である。そのような有効化は、UEへの明示的eNB信号伝達(例えば、PDCCH有効化信号伝達)を通して、またはある代替手段によってであってもよい。
2つのモードが、構成され、RRC信号伝達またはMAC CEを通して等、eNBによって、M個の非指定キャリアのそれぞれに対して、UEに信号伝達可能である。後者のモードでは、関連付けられた指定キャリアでのアクティブ時間の間、eNBは、UEに、制御信号伝達を通して、別のコンポーネントキャリアでのキャリア受信を有効化するように命令してもよい。そのような制御信号伝達は、RRC信号伝達、PDCCH信号伝達、またはMAC CE信号伝達を含んでもよいが、それらに限定されない。信号伝達は、関連付けられた指定キャリアまたはN個のコンポーネントキャリア(Nは、上述で定義される)のうちの1つで送信されてもよい。
上述の一実施例は、UEが、SPS C-RNTI、SI-RNTI(システム情報RNTI)、P-RNTI(ページングRNTI)、またはTPC RNTIではなく、N個のコンポーネントキャリアのうちの1つにおいて、C-RNTIとともに、グラントまたはキャリア有効化信号伝達の受信に成功する場合、UEが、M個の非指定キャリアのうちの1つまたはM個のキャリアの集合内にないキャリアでのキャリア受信を有効化するという状況である。非指定キャリアでのキャリア受信を有効化するためのアクション時間は、eNBから対応する信号を受信後のx数のサブフレーム等、黙示的であり得る、または信号伝達メッセージ内に明示的に指示されてもよい。具体的実施形態では、xは、0であり得る。
アクション時間では、UEは、非指定キャリアでのアクティブ時間に入る。あるキャリアのキャリア受信が無効化される場合、UEは、PDCCHが、PDSCHリソース配分と同一キャリアまたは異なるキャリアで伝送されるかどうかにかかわらず、本キャリアに対するPDCCHの監視を停止可能であることに留意されたい。一実施形態では、あるキャリアのキャリア受信が無効化される場合、UEは、関連付けられたPDCCHが、本キャリアまたは異なるキャリアで伝送されるかどうかにかかわらず、本キャリアと関連付けられたPDCCHの監視を停止可能である。
UEが、非指定キャリアでのキャリア受信を有効化するように指示される場合、UEは、指定アップリンクキャリアまたはダウンリンク非指定キャリアと関連付けられるアップリンクキャリアにおいて、アクション時間に先立って、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディングマトリクスインジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、およびサウンディング基準シンボル(SRS)等、本非指定キャリアに対応する制御情報を伝送し得る。これは、例えば、eNB2010が、アクティブ化時間に先立って、UE2020に、矢印2030によって示されるように、アクティブ化時間を判定し、矢印2040によって示されるように、キャリア構成のための制御情報を提供する、図20を参照して示される。
さらに、あるキャリアのキャリア受信が無効化される時、UEは、その特定のキャリアに対応するeNBへのアップリンク制御情報の伝送を停止してもよい。これは、例えば、図20を参照して示されており、この図では、キャリア受信が、矢印2050によって示されるような信号伝達、または矢印2055によって示されるようなキャリアに対するDRX動作のいずれかによって、無効化される。キャリア受信の無効化に応じて、キャリアでの伝送もまた、矢印2060によって示されるように、無効化される。一実施形態では、非指定キャリアに対応するアップリンク制御情報のみ、非指定キャリアのアクティブ時間の間、eNBに伝送される。さらなる実施形態では、制御情報は、例えば、組み合わせられた制御情報として、N個のキャリアの全部または部分集合に対する制御情報を含有する。本制御情報のみ、「すべてに対する単一報告」等、関連付けられたアップリンクキャリアを介して、指定キャリアのいずれかのアクティブ時間の間、伝送される。
上述は、以下の種々の実施形態に関して実証される。これらの実施形態は、限定を意味するものではなく、単独でも使用可能であって、本開示に関連する当業者に明白であろう他の実施形態または種々の他の代替との併用もまた、想定される。
(1.明示的開始、個々のdrx非アクティビティタイマ)
第1の実施形態では、非指定キャリアでのキャリア受信は、eNB信号伝達によって、関連付けられた指定キャリアのアクティブ時間の間、有効化される。非指定キャリアに対するdrx非アクティビティタイマは、アクション時間において開始される。drx非アクティビティタイマは、新しいPDSCHパケットが非指定キャリアで受信される場合、常時、再開される。drx再送タイマはまた、非指定キャリアのアクティブ時間の間、維持される。HARQプロセスに対するdrx再送タイマは、再送が、対応するHARQプロセスで以前に伝送されたパケットに対して見込まれ得る、最も早い時間に開始される。
HARQプロセスに対するdrx再送タイマは、パケットが、HARQプロセスに対して正確に受信される、または最大数の再送が到達された時、無効化される。
UEは、キャリアのdrx非アクティビティタイマまたはdrx再送タイマのいずれかが稼働している時、非指定キャリアでアクティブ時間のままである。非指定キャリアでのアクティブ時間の間の任意の時間において、eNBは、UEに、信号伝達を通して、非指定キャリアでのキャリア受信を無効化するように命令可能である。
キャリアでのキャリア受信は、drx非アクティビティタイマおよびdrx再送タイマのいずれも稼働していない時、無効化される。
次に、図2を参照する。図2では、非指定キャリア205が関連付けられる、指定キャリア200は、図1のキャリアと類似特性を有して示される。この点に関して、類似参照番号が利用される。
指定キャリア200は、参照番号120として示される時間において開始する、オン持続時間122を有する。次いで、UEは、drx非アクティビティタイマ132が再開される、矢印130によって示される時間において、指定キャリアでの新しいデータ伝送に対応する、その最後のPDCCHメッセージを受信する。さらに、ダウンリンクHARQプロセスのためのHARQ再送タイマ終了後、同一ダウンリンクHARQプロセス140のためのdrx再送タイマが開始される。これは、UEが、HARQ再送が受信されたかどうかの確認を待機する間のタイマである。
図1に示されるように、drx非アクティビティタイマ132は、矢印134によって示される時間に終了する。これは、drx再送タイマ142の終了に後続する。本時点で、指定キャリア200は、DRXモードに移行する。UEが指定キャリアでのPDCCHを監視する間のアクティブ時間は、矢印136によって示される。
短期DRXサイクルが構成される場合、指定キャリア200は、短期DRXサイクル150終了後、アクティブモード110に戻る。反対に、長期DRXサイクルが構成される場合、指定キャリア200は、長期DRXサイクル152の終了後、アクティブモード110に戻る。
ある時点で、eNBは、UEに送信すべきデータがさらにあることを認識し、第2の(すなわち、後続)コンポーネントキャリアを開始するための信号を送信する。非指定キャリア205は、矢印210に示されるメッセージの結果、開始され、コンポーネントキャリアでのキャリア受信を有効化する。
第1の実施形態によると、drx非アクティビティタイマは、コンポーネントキャリアと関連付けられる。drx非アクティビティタイマは、事前構成長を有してもよく、またはdrx非アクティビティタイマの長さは、eNBによって信号伝達されてもよい。
矢印210によって示される、信号(または、対応するアクション時間)の受信に応じて、非指定キャリア205は、アクティブモードに移行する、すなわち、UEは、非指定キャリア205でのキャリア受信を有効化する。アクティブモードの間、最後の新しいPDSCHパケットは、矢印220によって示されるように、非指定キャリアで受信される。本時点で、drx非アクティビティタイマ222が再開される。また、HARQ RTT時間後に開始されるのは、drx再送タイマ224である。
図2の実施例では、HARQ再送が受信され、drx再送タイマ224が停止される。
drx非アクティビティタイマ222の終了に応じて、非指定キャリア205は、参照数字230によって示されるように、その受信が無効化される。本時点で、eNBは、関連付けられた指定キャリア200を通して信号伝達し、将来のある時点で、非指定キャリア205での受信を再有効化可能である。
(2.明示的信号伝達、drx非アクティビティタイマなし)
さらなる実施形態では、非指定キャリアでのキャリア受信が、eNB信号伝達によって関連付けられた指定キャリアのアクティブ時間の間、有効化される。別個のdrx非アクティビティタイマは、非指定キャリアに対して維持されない。アクション時間において、UEは、eNBによって割り当てられた非指定キャリアでのキャリア受信を有効化する。UEは、明示的信号伝達が、UEに、非指定キャリアでのキャリア受信を無効化するように命令するように、eNBから受信されない限り、指定キャリアのアクティブ時間の間、非指定キャリアでのキャリア受信を継続して有効化する。HARQ再送プロセスは、関連付けられた指定キャリアと非指定キャリアのそれぞれとの間で独立して生じるため、これらのキャリアはそれぞれ、そのダウンリンクHARQプロセスのそれぞれのためのその独自のdrx再送タイマを維持する。一実施形態では、指定キャリアは、指定キャリアのためのdrx非アクティビティタイマ、あるいは、指定キャリアのためのdrx再送タイマまたは指定キャリアと関連付けられた任意の非指定キャリアのためのdrx再送タイマのうちの少なくとも1つが稼働している時、アクティブ時間のままであるだろう。さらなる実施形態では、指定キャリアは、指定キャリアと関連付けられた非指定キャリアのdrx再送タイマのうちの1つ以上が、依然として、稼働している場合でも、DRXに入ることが可能である。
次に、図3を参照する。図3では、非指定キャリア305が関連付けられる、指定キャリア200は、図2の指定キャリア200に類似する。
指定キャリア200と関連付けられた非指定キャリア305は、そのダウンリンクHARQプロセスのそれぞれに対して構成される、drx再送タイマのみ有する。
図3に例証されるように、明示的信号伝達が、eNBによって、UEに送信され、UEに、非指定キャリア305をアクティブ化するように指示する。これは、矢印310によって示される。次いで、非指定キャリアは、関連付けられた指定キャリア200のアクティブ時間136によって判定される、または上述のように、drx再送タイマによって判定され得る、周期の間、アクティブ時間に入る。
drx再送タイマが稼働していないと仮定すると、134では、指定キャリア200は、DRXに移行する。同時に、UEは、非指定キャリア305での受信を無効化する。
第2のアクティブ周期では、UEは、非指定キャリア305に対するeNB信号伝達を受信し、320によって示されるように、受信を有効化する。続いて、受信は、矢印322によって示されるように、UEへの明示的eNB信号伝達によって、無効化される。
(3.実施形態図2および図3の混合)
次に、図4を参照する。上述の図2および図3に説明されるDRX動作は、同一UEに対して、同一または異なる非指定キャリアで、異なる回数生じることが可能である。eNBが、非指定キャリアに対して、キャリア受信を有効化するために、UEに信号伝達すると、eNBは、その非指定キャリアのためのdrx非アクティビティタイマを維持すべきかどうかをUEに指示可能である。一実施形態では、eNBが、UEに、drx非アクティビティタイマを維持するように指示する場合、上述の図2に関して説明されるDRX動作が追随する。そうでなければ、上述の図3に関して説明されるDRX動作が追随する。他の実施形態では、信号伝達は、反転され得、drx非アクティビティタイマは、明示的信号伝達がそうでないことを指示しない限り、使用され得る。
図4は、2つの非指定キャリアがアクティブ化される、信号伝達を示す。すなわち、非指定キャリア205は、矢印210によって示されるメッセージによってアクティブ化される。矢印210のメッセージでは、eNBは、drx非アクティビティタイマが利用されるべきであることを信号伝達する。そのような信号伝達は、例えば、単一ビットフラグによって指示可能である。他の実施形態では、信号伝達は、drx非アクティビティタイマのための値を含んでもよい。drx非アクティビティタイマが使用されるべき他の信号伝達も可能である。
矢印210のメッセージに基づいて、非指定キャリア205は、図2に関して上述のように移行する。drx非アクティビティタイマ222の終了時、非指定キャリア205は、参照番号230で示されるように、受信を無効化するように移行する。
同様に、非指定キャリア305は、参照数字310によって示されるように、アクティブ化を行なうように信号伝達される。信号伝達は、drx非アクティビティタイマまたはdrx非アクティビティタイマが利用されるべきであることの指示を提供しない。この点に関して、非指定キャリア305のアクティブ時間は、関連付けられた指定キャリア200のアクティブ時間136に追随する。drx再送タイマが稼働している場合は、例外が生じ得る。
同様に、非指定キャリア305での受信を有効化するための明示的信号伝達は、矢印320によって例証されるように提供されてもよく、非指定キャリア305での受信を無効化するための明示的信号伝達もまた、矢印322によって示されるように、提供されてもよい。
(4.固有アクティブ化)
さらなる実施形態では、指定キャリアでのオン持続時間の開始時、UEは、eNBによって割り当てられた指定キャリアと関連付けられた非指定キャリアでのキャリア受信を有効化する。UEは、明示的信号伝達が、UEに、非指定キャリアでのキャリア受信を無効化するように命令するために、eNBから受信されない限り、関連付けられた指定キャリアのアクティブ時間の間、非指定キャリアでのキャリア受信を継続して有効化する。
HARQ再送プロセスは、指定キャリアと非指定キャリアとの間で独立して生じるため、キャリアはそれぞれ、そのHARQプロセスのそれぞれのためのその独自のdrx再送タイマを維持する。指定キャリアは、指定キャリアのためのdrx非アクティビティタイマあるいは指定キャリアまたは任意の指定キャリアと関連付けられた非指定キャリアのためのDRX再送タイマのうちの少なくとも1つが稼働している時、アクティブ時間のままである。
次に、図5を参照する。図5では、非指定キャリア505が関連付けられる、指定キャリア200は、図2から4に関連して上述の指定キャリア200に類似する。
非指定キャリア505に関して、参照数字120によって例証される時間と対応する、510によって例証される時間において、非指定キャリア505に対するアクティブ時間が開始する。同様に、drx非アクティビティタイマ132が、矢印134によって示されるように終了すると、非指定キャリア505もまた、参照数字512によって示されるように、DRXに移行する。
続いて、短期DRXサイクル150終了時、指定キャリア200と、指定キャリア200と関連付けられた非指定キャリア505との両方とも、参照番号520で示されるように、アクティブ時間に移行する。
図5の実施例では、矢印522によって提供されるように、eNBからUEへの明示的信号伝達は、UEに、非指定キャリア505での受信を無効化させ、DRXに移行させる。しかしながら、図5の一実施形態では、指定キャリア200での次のアクティブ時間サイクルもまた、指定キャリア200と関連付けられた非指定キャリア505をアクティブ時間に移行させる。
上述のように、アクティブ時間136は、非指定キャリア505で稼働しているdrx再送タイマに基づいて、延長されてもよい。
(5.固有アクティブ化、非アクティビティタイマ)
さらなる実施形態では、図5に関連して上述の実施形態同様に、指定キャリアのオン持続時間の開始時、UEは、eNBによって割り当てられた指定キャリアと関連付けられた非指定キャリアでのキャリア受信を有効化する。いくつかの実施形態では、複数の指定キャリアと関連付けられた非指定キャリアでのキャリア受信は、有効化されてもよい。
加えて、drx非アクティビティタイマは、非指定キャリアに対して維持される。drx非アクティビティタイマは、非指定キャリアのキャリア受信が、関連付けられた指定キャリアのオン持続時間の開始時、有効化されると、開始される。drx非アクティビティタイマは、新しいPDSCHパケットが、非指定キャリアで受信される場合、常時、再開される。drx再送タイマもまた、非指定キャリアのアクティブ時間の間、維持される。HARQプロセスのためのdrx再送タイマは、対応するHARQプロセスで以前に伝送されたパケットに対して見込まれ得る、最も早い時間に開始される。HARQプロセスのためのdrx再送タイマは、パケットが、プロセスに対して正確に受信される、または最大数の再送が達成されると、無効化される。
非指定キャリアは、drx非アクティビティタイマまたはdrx再送タイマのいずれかが稼働している時、アクティブ時間のままである。非指定キャリアでのアクティブ時間の間の任意の時間において、eNBは、UEに、信号伝達を通して、非指定キャリアでのキャリア受信を無効化するように命令可能である。
一実施形態では、指定キャリアは、全非アクティビティタイマおよびDRX再送タイマが、指定キャリアと関連付けられた非指定キャリアで終了するまで、アクティブ時間からDRXへの移行を遅延してもよい。
図6を参照すると、非指定キャリア605が関連付けられる、指定キャリア200は、上述の指定キャリアに類似する。
非指定キャリア605は、関連付けられた指定キャリア200のオン持続時間122においてアクティブ化される。具体的には、参照番号610で示されるように、アクティブ時間は、関連付けられた指定キャリア200と同時に120開始する。
非指定キャリアのためのdrx非アクティビティタイマ622は、最後の新しいPDSCHパケットが、矢印620によって示されるように、その非指定キャリアで受信されると再開される。
drx非アクティビティタイマ622の終了時、非指定キャリア605は、参照番号630で示されるように、DRX周期に移行する。
続いて、参照番号640で示されるように、非指定キャリア605は、関連付けられた指定キャリア200の短期DRXサイクル150の終了と連動して、アクティブ時間に移行する。
明示的メッセージ642が、eNBから受信され、非指定キャリア605に受信を無効化させる。しかしながら、一実施形態では、関連付けられた指定キャリア200での後続オン持続時間は、非指定キャリア605をアクティブ時間に移行させる。
drx再送タイマ624もまた、非指定キャリア605のアクティブ時間を延長するために利用されてもよい。
(6.非指定キャリアのためのオン持続時間タイマの規定)
さらなる実施形態では、eNBは、RRC信号伝達、またはMAC CE、あるいは他の信号伝達方法を通して、非指定キャリアのためのオン持続時間タイマをUEに信号伝達してもよい。オン持続時間タイマは、drx再送タイマに追加される。
上述の図5を参照して説明される実施形態同様に、関連付けられた指定キャリアでのオン持続時間の開始時、UEは、eNBによって割り当てられた非指定キャリアでのキャリア受信を有効化する。UEはまた、本時間において、オン持続時間タイマを開始する。
drx再送タイマもまた、非指定キャリアのアクティブ時間の間、維持される。HARQプロセスのためのdrx再送タイマは、再送が、対応するHARQプロセスで以前に伝送されたパケットに対して見込まれ得る、最も早い時間において、開始される。HARQプロセスのためのdrx再送タイマは、パケットが本HARQプロセスに対して正確に受信される、または最大数の再送が達成されると、無効化される。
UEは、オン持続時間タイマが稼働している時、および関連付けられた指定キャリアがアクティブ時間にある、またはdrx再送タイマが非指定キャリアに対して稼働している時、非指定キャリアに対して、アクティブ時間のままである。別の実施形態では、UEは、関連付けられた指定キャリアがアクティブ時間にあるかどうかにかかわらず、オン持続時間タイマが稼働している時またはdrx再送タイマが稼働している時、非指定キャリアに対して、アクティブ時間のままである。さらに、一実施形態では、eNBは、UEに、信号伝達を通して、非指定キャリアのアクティブ時間の間、随時、非指定キャリアでのキャリア受信を無効化するように命令してもよい。
図7を参照すると、非指定キャリア705が関連付けられる、指定キャリア200は、上述の指定キャリア200に類似する。
非指定キャリア705は、関連付けられた指定キャリアのアクティブ時間のアクティブ化に追随する。したがって、参照番号710で示されるように、非指定キャリア705は、関連付けられた指定キャリア200に対して、参照数字120によって示されるものに類似する、アクティブモードに移行する。
図7の実施形態では、オン持続時間タイマ720は、参照数字722によって示される時間において終了する。本時点で、UEは、非指定キャリア705での受信を無効化する。
受信は、関連付けられた指定キャリア200が、参照数字110によって示されるように、アクティブモードに戻ると、短期DRXサイクル150の終了と対応する、参照数字730によって示される時間において、非指定キャリア705で有効化される。
続いて、明示的信号が受信され、非指定キャリア705を無効化する。明示的信号は、矢印732によって示され、非指定キャリア705に受信を無効化させる。
図8を参照する。代替実施形態では、図8におけるオン持続時間タイマ820は、比較的に長期間の間、設定される。
図8の実施形態では、非指定キャリア705は、時間710において、アクティブ時間に移行する。これは、参照数字120によって示されるように、アクティブ時間への関連付けられた指定キャリア200のアクティブ化と対応する。
しかしながら、図7の実施形態とは対照的に、オン持続時間タイマ820は、図8の実施形態では、アクティブ時間136の終了時、DRXモードに戻る関連付けられた指定キャリア200に先立って、終了しない。この場合、UEは、関連付けられた指定キャリア200のアクティブ時間136の終了と対応する、参照数字822によって示される時間において、非指定キャリア705での受信を無効化する。
図8の残りの点は、図7のものと対応する。
したがって、上述の実施形態に従って、オン持続時間タイマは、UEに、関連付けられた指定キャリア200のアクティブ時間136の終了に先立って、非指定キャリア705での受信を無効化させてもよい。反対に、関連付けられた指定キャリア200のアクティブ時間136が、非指定キャリア705のオン持続時間タイマ820の終了に先立って終了する場合、これは、UEに、非指定キャリア705での受信を無効化させてもよい。
(7.オン持続時間タイマおよびdrx非アクティビティタイマの信号伝達)
さらなる実施形態では、eNBは、drx再送タイマおよびdrx非アクティビティタイマに加え、RRC信号伝達、MAC CE、または他の信号伝達を通して、非指定キャリアのためのオン持続時間タイマをUEに信号伝達可能である。上述の図6と同様に、関連付けられた指定キャリアでのオン持続時間の開始時、UEは、eNBによって割り当てられた非指定キャリアでのキャリア受信を有効化する。UEはまた、本時間において、オン持続時間タイマおよびdrx非アクティビティタイマを開始する。
drx非アクティビティタイマは、新しいPDSCHパケットが非指定キャリアで受信される場合、常時、再開される。drx再送タイマもまた、非指定キャリアのアクティブ時間の間、維持される。HARQプロセスのためのdrx再送タイマは、再送が、対応するHARQプロセスで以前に伝送されたパケットに対して見込まれ得る、最も早い時間において、開始される。HARQプロセスのためのdrx再送タイマは、パケットがHARQプロセスに対して正確に受信される、または最大数の再送が達成されると、無効化される。
UEは、オン持続時間タイマが稼働していて、関連付けられた指定キャリアがアクティブ時間にある、あるいはdrx非アクティビティタイマが稼働しているまたはdrx再送タイマが稼働している時、非指定キャリアでアクティブ時間のままである。別の実施形態では、UEは、関連付けられた指定キャリアがアクティブ時間にあるかどうかにかかわらず、オン持続時間タイマが稼働している、またはdrx非アクティビティタイマが稼働している、あるいはdrx再送タイマが稼働している時、非指定キャリアに対して、アクティブ時間のままである。
非指定キャリアでのアクティブ時間の間の任意の時間において、eNBは、UEに、信号伝達を通して、非指定キャリアでのキャリア受信を無効化するように命令可能である。
次に、図9を参照する。図9では、非指定キャリア905が関連付けられる、指定キャリア200は、上述のものに類似する。
非指定キャリア905に関して、オン持続時間タイマ912値が、drx非アクティビティタイマ922と同様に、eNBによって、UEに信号伝達される。
図9に関して、図7に関連して上述のものと同様に、非指定キャリア905のアクティブ時間910は、オン持続時間タイマ912値であってもよい。加えて、アクティブ時間910は、drx非アクティビティタイマ922に基づいて、延長されてもよい。最後の新しいPDSCHパケットが、矢印920によって示されるように受信されると、drx非アクティビティタイマは、再開し、drx非アクティビティタイマが、非指定キャリア905が、受信の無効化に移行する時点で終了する、参照数字930によって示される時間まで、継続して稼働する。
他の実施形態では、drx再送タイマ924は、アクティブ時間910を延長してもよい。
オン持続時間タイマ912は、リセットされ、非指定キャリア905は、関連付けられた指定キャリア200に対して、短期DRXサイクル150の終了と対応する、参照数字940によって示される時間において、アクティブ時間に移行する。明示的信号伝達がUEに提供され、矢印942によって描写されるように、非指定キャリア905を無効化する。
他の実施形態では、図9のアクティブ時間136は、非指定キャリア905でのdrx非アクティビティタイマ922またはdrx再送タイマ924が、依然として、稼働している場合、延長されてもよい。代替として、非指定キャリア905は、drx非アクティビティタイマ922またはdrx再送タイマ924が終了しているかどうかにかかわらず、アクティブ時間136の終了時、受信を無効化させられてもよい。
さらなる代替実施形態では、非指定キャリア905のアクティブ時間910は、関連付けられた指定キャリア200のアクティブ時間136を延長してもよい。
(8.drx追随指定タイマ)
さらなる実施形態では、eNBは、RRC信号伝達、またはMAC CE、あるいは他の通信方法を通して、非指定キャリアのための「drx追随指定タイマ」をUEに信号伝達してもよい。加えて、drx再送タイマが、信号伝達されてもよい。
drx追随指定タイマ値は、RRC信号伝達を通して等、「静的に」、またはMAC CEを通して、動的に構成されてもよい。指定キャリアでのアクティブ時間の間、eNBは、UEに、信号伝達を通して、具体的アクション時間において、指定キャリアと関連付けられた非指定キャリアでのキャリア受信を有効化するように命令してもよい。drx追随指定タイマの動的構成の場合、非指定キャリアのキャリア受信を有効化するための信号伝達は、drx追随指定タイマ値を含む。アクション時間では、UEは、drx追随指定タイマを開始する。
drx再送タイマもまた、非指定キャリアのアクティブ時間の間、維持される。HARQプロセスのためのdrx再送タイマは、再送が、対応するHARQプロセスで以前に伝送されたパケットに対して見込まれ得る、最も早い時間において、開始される。HARQプロセスのためのdrx再送タイマは、パケットがHARQプロセスに対して正確に受信される、または最大数の再送が達成されると、無効化される。drx追随指定タイマが稼働している時、UEは、関連付けられた指定キャリアがアクティブ時間にある時、またはdrx再送タイマが稼働している時、非指定キャリアでのみアクティブ時間のままである。drx追随指定タイマが終了すると、drx再送タイマもまた、終了している場合、UEは、関連付けられた指定キャリアのアクティブ時間にかかわらず、非指定キャリアでのキャリア受信を無効化する。
一具体的実施形態では、drx追随指定タイマは、持続時間におけるいくつかの長期DRXサイクルまたは短期DRXサイクルのためのものである。これは、非指定キャリアのアクティブ時間が、いくつかの長期DRXサイクルまたは短期DRXサイクルに対して関連付けられた指定キャリアのアクティブ時間に追随し、次いで、非指定キャリアでのキャリア受信が無効化されることを意味する。
次に、図10を参照する。図10では、非指定キャリア1005が関連付けられる、指定キャリア200は、上述に類似する。
明示的信号伝達1008が、非指定キャリア1005のための開始を提供する。
非指定キャリア1005は、それに信号伝達される、drx追随指定タイマ1020を有する。そのような信号伝達は、事前構成される値を含んでもよく、または上述のように、動的値を有してもよい。
非指定キャリア1005は、drx追随指定タイマ1020がアクティブである間、関連付けられた指定キャリア200に追随する。したがって、参照数字1010によって示される時間では、非指定キャリア1005は、アクティブモードに移行し、参照数字1022によって示される時間では、非指定キャリア1005は、DRXモードに移行する、または受信が無効化される。参照数字1022によって示される本時間は、関連付けられた指定キャリア200でのdrx非アクティビティタイマ132の終了と対応する。
同様に、図10の実施例における短期DRXサイクル150の終了時、非指定キャリア1005は、参照番号1030で示されるように、アクティブ時間に戻る。
drx追随指定タイマ1020の終了時、非指定キャリア1005は、さらなる明示的信号伝達が受信されるまで、受信を無効化する。
いくつかの実施形態では、drx追随指定タイマ1020は、drx非アクティビティタイマと併用されてもよい。
3GPP TS 36.321等のLTE Rel 8規格が、上述の実施形態を考慮して補足されてもよい。指定キャリアのためのそのような規格追加の実施例は、以下であってもよい:
DRXサイクルが、指定キャリアで構成される時、アクティブ時間は、以下の間の時間を含む:
- オン持続時間タイマDC、またはdrx非アクティビティタイマDC、またはdrx再送タイマDC、またはmac競合解決タイマDCが、稼働している第5.1.5項に説明されるように)、あるいは
- UEに割り当てられた任意のULキャリアのPUCCHで送信されたスケジューリング要求が、保留中である(第5.4.4項に説明されるように)、あるいは
- UEに割り当てられた任意のULキャリアでの保留中のHARQ再送のためのPHICHでのアップリンクグラント/DL ACK/NAK[または、そのPHICHでのグラント/DL ACK/NAKが、DL指定キャリアに表出し得る、ULキャリア]が、生じ得、対応するHARQバッファ内にデータが存在する、あるいは
- PDCCHが、明示的に信号伝達されるプリアンブルに対するランダムアクセス応答の受信成功後、UEのC-RNTIにアドレスされた新しい伝送が受信されていないことを指示する(第項5.1.4項に記載されるように)、あるいは
- drx非アクティビティタイマまたはdrx再送タイマが、指定キャリアと関連付けられたDL非指定キャリアのうちの少なくとも1つで稼働している、またはそのグラントが指定キャリアと関連付けられたDL非指定キャリアのいずれかに表出する、ULキャリアでの保留中のHARQ再送のために、PHICHでのアップリンクグラント/DL ACK/NAKが、生じ得、対応するHARQバッファ内にデータが存在する。
DRXサイクルが構成されていた場合、UEは、各ダウンリンクサブフレームに対して、
- 短期DRXサイクルが使用され、[(SFN*10)+サブフレーム番号]モジュロ(短期DRXサイクルDC)=(drx開始オフセットDC)モジュロ(短期DRXサイクルDC)である場合、あるいは
- 長期DRXサイクルが使用され、[(SFN*10)+サブフレーム番号]モジュロ(長期DRXサイクルDC)=drx開始オフセットDCである場合、
- オン持続時間タイマDCを開始する。
- HARQ RTTタイマが、本サブフレームで終了し、対応するHARQプロセスのソフトバッファ内のデータのデコードが成功しなかった場合、
- 対応するHARQプロセスのdrx再送タイマDCを開始する。
- DRXコマンドMAC制御要素が受信される場合、
- オン持続時間タイマDCを停止し、
- drx非アクティビティタイマDCを停止する
- drx非アクティビティタイマDCが終了する、またはDRXコマンドMAC制御要素が本サブフレーム内で受信される場合、
- 短期DRXサイクルが構成される場合、
- drx短期サイクルタイマDCを開始または再開し、
- 短期DRXサイクルDCを使用する、
- そうでなければ、
- 長期DRXサイクルDCを使用する。
- drx短期サイクルタイマDCが、本サブフレーム内で終了する場合
- 長期DRXサイクルDCを使用する。
- アクティブ時間の間、PDCCHサブフレームに対して、サブフレームが、半二重FDD UE動作のためのアップリンク伝送のために要求される場合、およびサブフレームが、構成される測定間隔の一部である場合を除き、
- PDCCHを監視し、
- PDCCHが、DL伝送を指示する場合、またはDL割当が、本サブフレームのために構成されている場合、
- 対応するHARQプロセスのHARQ RTTタイマを開始する。
- 対応するHARQプロセスのdrx再送タイマDCを停止する。
- PDCCHが、新しい伝送(DLまたはUL)を指示する場合、
- drx非アクティビティタイマDCを開始または再開する。
- アクティブ時間ではない時、PUCCHおよびSRSでのCQI/PMI/RIは、報告されない。
UEがPDCCHを監視しているかどうかにかかわらず、UEは、それが見込まれる時、HARQフィードバックを受信および伝送する。
注記: UEは、随意に、PDCCHのアクティブ時間の最後のサブフレーム内で受信される新しい伝送(ULまたはDL)指示に従って、最大4サブフレームに対して、PUCCHおよび/またはSRS伝送でのCQI/PMI/RI報告を送信しないように選択してもよい。PUCCHおよび/またはSRS伝送でのCQI/PMI/RI報告を送信しない選択は、オン持続時間タイマが稼働中のサブフレームに対しては適用不可能である。
M個の非指定キャリア(Mは、上述で定義される)のそれぞれに対して、上述の実施形態で構築する、非指定キャリアの場合、そのキャリアでのキャリア受信は、非指定キャリアが関連付けられる、指定キャリアのオン持続時間の開始時、黙示的に有効化可能である(すなわちモード1)、またはUEへの明示的eNB信号伝達を通して、明示的に関連付けられた指定キャリアのアクティブ時間の間、有効化可能である(すなわち、モード2)。これらの2つのモードは、M個の非指定キャリアのそれぞれに対して、構成され、eNBによって、UE信号伝達可能である(例えば、RRC信号伝達を通して)。モード2では、指定キャリアでのアクティブ時間の間、eNBは、UEに、指定キャリアまたは他のN個のコンポーネントキャリア(Nは、上述で定義される)のうちの1つで送信される、制御信号伝達(例えば、RRC信号伝達、PDCCH、またはMAC制御要素)を通して、指定キャリアと関連付けられた別の非指定コンポーネントキャリア(例えばキャリアi)でキャリア受信を有効化するように命令してもよい。
コンポーネントキャリアでキャリア受信を有効化するためのアクション時間は、黙示的(例えば、eNBから対応する信号伝達を受信後のxサブフレーム)または信号伝達メッセージ内で明示的に指示可能である。信号伝達メッセージはまた、アクティブ時間の間、drx非アクティビティタイマを維持するかどうかUEに指示してもよい。drx追随指定タイマが、非指定キャリアに対して構成される場合、非指定キャリアの初期有効化は、モード2を使用する、すなわち、関連付けられた指定キャリアのアクティブ時間の間、eNBからの明示的信号伝達を通して行なわれる。drx追随指定タイマは、アクション時間で開始される。drx追随指定タイマが稼働している時間の間、続いて、非指定キャリアが、モード1を使用して、すなわち、関連付けられた指定キャリアのオン持続時間の開始時、有効化される。
キャリアiでのキャリア受信が、モード1に対する関連付けられた指定キャリアのオン持続時間の開始時、またはモード2に対するアクション時間のいずれかにおいて有効化される時、UEは、drx非アクティビティタイマが構成され、UEが、eNBによって、キャリアiでのアクティブ時間の間、drx非アクティビティタイマを維持するように命令される場合、drx非アクティビティタイマを開始するそうでなければ、UEは、アクティブフラグを初期化し、1に設定する。モード1の場合、UEはまた、オン持続時間タイマが、eNBによって、構成される場合、オン持続時間タイマを開始する。モード2の場合、UEは、drx追随指定タイマが、eNBによって、構成される場合、アクション時間において、drx追随指定タイマを開始する。
非指定キャリアのための追加規格として、以下が挙げられてもよい:
DRXサイクルが、非指定キャリアiで構成される時、キャリアiでのアクティブ時間は、以下の間の時間を含む:
- drx再送タイマが稼働している、あるいは
- drx非アクティビティタイマが稼働している、あるいは
- アクティブフラグが1に設定され、関連付けられた指定キャリアがアクティブ時間にある、あるいは
- オン持続時間タイマが稼働していて、関連付けられた指定キャリアがアクティブ時間にある、あるいは
- drx追随指定タイマが稼働していて、関連付けられた指定キャリアがアクティブ時間にある、あるいは
- そのグラントがキャリアiで表出し得る、ULキャリアでの保留中のHARQ再送のために、PHICHでのアップリンクグラント/DL ACK/NAKが、生じ得、対応するHARQバッファ内にデータが存在する。
DRXサイクルが、非指定キャリアiで構成される場合、UEは、各サブフレームに対して、
- HARQ RTTタイマが、本サブフレーム内で終了し、対応するHARQプロセスのソフトバッファ内のデータのデコードが成功しなかった場合、
- 対応するHARQプロセスのdrx再送タイマiを開始する。
- eNBからの信号伝達(例えば、RRC信号伝達またはMAC制御要素)が、受信され、コンポーネントキャリアiでのキャリア受信の無効化を指示する場合、
- 信号伝達内で指示されるアクション時間において、drx非アクティビティタイマが構成される場合、drx非アクティビティタイマを停止し、オン持続時間タイマ構成される場合、オン持続時間タイマを停止し、アクティブフラグが初期化される場合、drx再送タイマを停止し、アクティブフラグを0に設定し、drx追随指定タイマが構成される場合、drx追随指定タイマを停止する。コンポーネントキャリアiでのキャリア受信を無効化するためのアクション時間は、黙示的(例えば、eNBから対応する信号伝達受信後のyサブフレーム)または明示的に信号伝達メッセージ内で指示可能である。
- アクティブ時間の間、サブフレームが、半二重FDD UE動作のためのアップリンク伝送のために要求される場合、およびサブフレームが、構成される測定間隔の一部である場合を除き、
- コンポーネントキャリアiでのキャリア受信を有効化し、
- DL伝送の場合、または本サブフレームに対して、DL割当が構成されている場合、
- 対応するHARQプロセスのHARQ RTTタイマを開始し、
- 対応するHARQプロセスのdrx再送タイマを停止する。
- 新しい伝送が受信される場合、
- drx非アクティビティタイマを開始または再開する。
- drx追随指定タイマが終了する場合、アクティブフラグが初期化される場合、アクティブフラグを0に設定する。
- アクティブ時間ではない時、PUCCHおよびSRSでのCQI/PMI/RIは、キャリアiで報告されない。
- アクティブ時間ではない時、終了していない場合、オン持続時間タイマは、無効化される。
(指定および非指定両方のキャリアでの短期および長期DRXサイクル)
別の実施形態では、DRXパラメータの完全集合が、指定キャリアおよび非指定キャリアの両方に対して構成されてもよい。eNBにおける知的スケジューリングは、指定および非指定キャリア両方での短期および長期DRXサイクルの効率的使用のための潜在性を有効化し得る。
短期DRXサイクルもまた、構成される時、UEは、本質的に、新しいデータ(HARQ再送ではなく、新しいデータのみ)のためのリソース配分を最近受信している場合、短期DRXサイクルにおいて動作する。新しいデータリソース配分が受信されず、ある時間周期後、UEは、drx短期サイクルタイマが終了後、長期DRXサイクルに切り替わる。UEは、別の新しいデータリソース配分が、PDCCHで受信されるまで、長期DRXサイクルを継続して使用する。
各非指定キャリアが、短期および長期DRXサイクルの両方で動作するように構成される場合、UEは、任意の明示的信号伝達の必要なく、バースト性トラフィックシナリオに適応可能となるであろう。大量のデータを受信するUEは、そのキャリアのすべて(指定および非指定の両方)を短期DRXサイクルで動作させるであろう。データ量が減少する場合、知的eNBは、UEのためのデータすべてを指定キャリアでのみスケジューリングするであろう。これは、指定キャリアに、短期DRXサイクルで継続して動作させる一方、非指定キャリアは、drx短期サイクルタイマ終了後、長期DRXサイクルへの使用に自動的に切り替わるであろう(任意の新しいデータリソース配分を受信していないため)。次いで、UEに対するトラフィック活動が増加する場合、非指定キャリアは、再度、オン持続時間の間、eNBによって使用され始め、これらの非指定キャリアは、短期DRXサイクルモードに自動的に戻るであろう。非指定キャリアの短期DRXサイクルと長期DRXサイクルの境界は、関連付けられた指定キャリアのものと整合してもよい。
上述のさらなる延長として、ある時間周期(例えば、構成される複数の長期DRXサイクル長)において使用されなかったキャリアは、UEによって自動的に(黙示的に)非アクティブ化され、使用前に、eNBによって、再有効化される必要があるであろう。
さらなる実施形態では、UEにおけるキャリアの黙示的アクティブ化も可能である。現在無効化されているキャリアのためのリソース割当が、関連付けられたPDCCH上でUEによって受信される場合、そのキャリアは、直ちに再アクティブ化されるはずである。理解されるように、黙示的アクティブ化を生じさせたリソース割当は、処理され得ないが、対象キャリアでの任意の将来的リソースは、処理可能となるだろう。
次に、図11を参照する。図11では、指定キャリア200は、上述のように動作する。
非指定キャリア1105は、短期DRXサイクル1150および長期DRXサイクル1152によって、独立して構成される。データ交換の開始時、非指定キャリア1105は、短期DRXサイクルを利用するように構成される。したがって、図11に例証されるように、非指定キャリア1105は、アクティブ時間の間、指定キャリア200に追随する。
データが、短期DRXサイクル1150持続時間の間、非指定キャリア1105で受信されない場合、非指定キャリアは、図11に例証されるように、長期DRXサイクル1152に切り替わる。図11の実施例では、長期DRXサイクル1152は、短期DRXサイクル1150の2倍の長さである。しかしながら、これは、長期DRXサイクルが、任意の複数の短期DRXサイクルであることが可能であるため、限定を意味するものではない。
(信号伝達)
(DRXパラメータの信号伝達)
上述のように、eNBは、指定キャリアのためのDRXパラメータおよびUEに対する一式のM個の非指定キャリアのためのDRXパラメータを構成してもよい。M個の非指定キャリアのそれぞれに対して、DRXパラメータ集合は、drx再送タイマを含み、drx非アクティビティタイマを含んでもよく、オン持続時間タイマを含んでもよく、drx追随指定タイマを含んでもよい。M個の非指定キャリアのそれぞれに対して、eNBは、非指定キャリアと関連付けられた指定キャリアを構成してもよい。M個の非指定キャリアのそれぞれに対して、eNBは、UEが、関連付けられた指定キャリアのオン持続時間の開始時、そのキャリアでのキャリア受信を有効化する、または明示的アクティブ化信号伝達がeNBから受信される場合のみ、そのキャリアでのキャリア受信を有効化すべきかどうかを指示してもよい。
一実施形態では、drx非アクティビティタイマ(含まれる場合)、オン持続時間タイマ(含まれる場合)、drx再送タイマの値は、全コンポーネントキャリアにわたって同一である。この場合、DRX機能を構成するために使用されるRRC信号伝達は、コンポーネントキャリアのそれぞれに対して、drx非アクティビティタイマ、オン持続時間タイマ、およびdrx再送タイマフィールドを含む必要はない。DRXパラメータの完全集合の値は、指定キャリアのうちの1つに対するRRC信号伝達内に含まれることが可能である一方、他の指定キャリアのDRXパラメータ、ならびに他のM個の非指定コンポーネントキャリアのdrx非アクティビティタイマ(含まれる場合)、オン持続時間タイマ(含まれる場合)、およびdrx再送タイマの値は、指定キャリアのものと同一である。RRC信号伝達はまた、drx追随指定タイマが構成される場合、それらの非指定キャリアのためのdrx追随指定タイマを含む。
別の実施形態では、異なる指定キャリアのためのDRXパラメータの値は、異なる。非指定コンポーネントキャリアのdrx非アクティビティタイマ(含まれる場合)、オン持続時間タイマ(含まれる場合)、drx再送タイマの値は、関連付けられた指定キャリアのものと同一である。この場合、RRC信号伝達は、指定キャリアのそれぞれのためのDRXパラメータの完全集合を含む。M個の非指定コンポーネントキャリアのそれぞれに対して、drx非アクティビティタイマ(含まれる場合)、オン持続時間タイマ(含まれる場合)、およびdrx再送タイマ値は、その関連付けられた指定キャリアのものと同一である。
別の実施形態では、drx非アクティビティタイマ(含まれる場合)、オン持続時間タイマ(含まれる場合)、drx再送タイマ、およびdrx追随指定タイマ(非指定キャリアのために含まれる場合)の値は、異なるコンポーネントキャリアに対して異なる。この場合、RRC信号伝達は、指定キャリアに対して、DRXパラメータの完全集合、ならびにM個の他のコンポーネントキャリアのそれぞれに対して、DRXパラメータの減少集合、すなわち、drx非アクティビティタイマ(含まれる場合)、オン持続時間タイマ(含まれる場合)、drx再送タイマ、およびdrx追随指定タイマ(非指定キャリアのために含まれる場合)を含む。
さらに別の実施形態では、コンポーネントキャリアのいくつかのdrx非アクティビティタイマ(含まれる場合)、オン持続時間タイマ(含まれる場合)、およびdrx再送タイマの値は、その関連付けられた指定キャリアのものと同一である一方、いくつかの他のコンポーネントキャリアのdrx非アクティビティタイマ(含まれる場合)、オン持続時間タイマ(含まれる場合)、およびdrx再送タイマの値は、その指定キャリアのものと異なる。この場合、RRC信号伝達は、指定キャリアに対して、DRXパラメータの完全集合、M個のコンポーネントキャリアのいくつかに対して、DRXパラメータの減少集合、すなわち、drx非アクティビティタイマ(含まれる場合)、オン持続時間タイマ(含まれる場合)、およびdrx再送タイマを含み、drx追随指定タイマが構成される場合、M個のコンポーネントキャリアのいくつかに対して、drx追随指定タイマを含む。
さらに別の実施形態では、全非指定キャリアのDRXパラメータは、同一値であるように構成される。この場合、RRC信号伝達は、指定キャリアに対して、DRXパラメータの完全集合を含み、M個の他のコンポーネントキャリアすべてに対して、DRXパラメータの減少集合、すなわち、drx非アクティビティタイマ(含まれる場合)、オン持続時間タイマ(含まれる場合)、drx再送タイマ、およびdrx追随指定タイマ(含まれる場合)を含む。
以下の表1は、異なる実施形態をサポートする、対応するRRC信号伝達内に含まれるフィールドの実施例を示す。示される信号伝達フィールドおよびフォーマットは、限定を意味するものではない。当業者は、他の信号伝達フィールドおよびフォーマットもまた、本開示に関連して、想定されることが可能であることを理解されたい。
Figure 2012530405
Figure 2012530405
Figure 2012530405
(キャリア受信を有効化/無効化するためのeNBからUEへの信号伝達)
eNBは、RRC信号伝達、またはMAC CEを通して、あるいはPDCCHでのあるダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット(すなわち、層1信号伝達)を介して、UEに、コンポーネントキャリアでのキャリア受信を有効化または無効化するように命令可能である。RRC信号伝達、またはMAC CE、あるいはPDDCHは、指定キャリアでのみ、もしくはN個のコンポーネントキャリア(Nは、上述で定義される)のいずれかで送信可能である。コンポーネントキャリアでのキャリア受信を有効化するために、RRC信号伝達、MAC CE、またはPDCCH内で送信される信号伝達メッセージでは、フィールドは、コンポーネントキャリアが、指定キャリアまたは非指定キャリアであるかどうかを指示するために含まれてもよい。
次に、図12を参照する。図12は、明示的アクション時間とともに、キャリアでのキャリア受信を有効化/無効化するために、eNBによって、UEに送信される、「キャリア受信有効化/無効化コマンドMAC制御要素」1200の実施例を示す。新しいMAC制御要素1200は、3GPP TS 36.321の表6.2.1-1に示される、DL-SCH(ダウンリンク共有チャネル)のために留保されたDL LCID(論理的チャネルID)値のうちの1つを使用可能である。「DS」1205は、キャリアが、指定または非指定キャリアであるかどうかを指示するための1ビットフィールドである。「E/D」1210は、コマンドが、キャリア受信を有効化または無効化するためのものであるかどうかを指示するための1ビットフィールドである。「キャリアインデックス」1220は、キャリア受信が有効化/無効化されるべきである、キャリアの物理的または論理的キャリアインデックスである。「E/D」1210が、キャリア受信を無効化するように設定される場合、「DS」1205の値は、規定値に設定可能であって、UEによって無視される。別の実施形態は、「キャリア受信有効化/無効化コマンドMAC制御要素」1200が送信される、キャリアのみ、本コマンドによって影響を受けるものである。例えば、キャリア受信を無効化するMAC CEが、キャリア#3で受信される場合、キャリア#3は、キャリア受信を無効化するであろう。キャリアでのキャリア受信が有効化/無効化されるべき時のアクション時間は、「アクション時間(SFNのLSB)」1230に等しい4最小有効ビット(LSB)のシステムフレーム番号(SFN)を伴う、次の無線フレームと、「アクション時間(サブフレームオフセット)」1240に等しいシステムフレーム番号を伴う、本無線フレーム内のサブフレームと、によって定義される。
アクション時間の別の代替は、相対時間オフセットを定義することである。当業者は、ある場合には、MAC CE伝送がHARQ再送を伴い得るため、相対時間オフセットのための固定基準タイミングを判定するのが困難である場合があることを理解するであろう。固定基準時間を確立するための可能性のある方法の1つは、HARQ ACKがULで受信される時、HARQフィードバック伝送が、一実施形態では、対応する伝達ブロック受信後、4msであるため、eNBが、UEが対応するMAC CEを4ms早く受信することを導き出すことが可能であることである。
SFNの4LSBは、MAC CEのための最大16無線フレームまたは160msのHARQ再送の試行が、UEでの受信に成功し、eNBに肯定応答することを可能にする。MAC ACK CE(「キャリア受信有効化/無効化ACK MAC制御要素」と呼ばれる)は、「キャリア受信有効化/無効化コマンドMAC制御要素」の受信を肯定応答するために、UEのためのアップリンク(UL)において定義される。明示的肯定応答プロトコルは、UEが、割り当てられたキャリアでPDSCHデータをUEに送信する前に、「キャリア受信有効化/無効化コマンドMAC制御要素」1200の受信に成功したことをeNBに確認可能にする。
一般に、制御信号伝達は、RRCレベルでのみ肯定応答される。しかしながら、本特定のMAC制御信号伝達は、潜在的に、長期的結果を有し、したがって、ある形態の肯定応答を有するために十分に重要である。RRC信号伝達が可能であるが、いくつかの実施形態では、所望の目的に対して、本明細書で提案されるMACレベル信号伝達と比較して、過度にゆっくりであるオーバーヘッドまたは過剰なオーバーヘッドを被り得る。
「キャリア受信有効化/無効化コマンドMAC制御要素」1200の受信に肯定応答するためのさらなる代替解決法は、HARQフィードバックを使用することである。MAC CEを含有する伝達ブロックが、UEに伝送されると、eNBは、対応するUL HARQフィードバックを監視するであろう。対応するHARQ ACKが、UL内で受信されると、eNBは、「キャリア受信有効化/無効化コマンドMAC制御要素」1200が、UEによって受信に成功したとみなす。
次に、「キャリア受信有効化/無効化ACK MAC制御要素」1300の実施例を示す、図13を参照する。「キャリアインデックス」1310は、キャリア受信有効化/無効化されるコマンドが肯定応答される、キャリアの物理的または論理的キャリアインデックスである。本新しいMAC CE1300は、3GPP TS 36.321の表6.2.1-2に示される、UL-SCHのために留保されたUL LCID値のうちの1つを使用可能である。
次に、キャリアでの受信を有効化または無効化キャリアするために使用される、MAC制御要素のための別の例示的フォーマットを提供する、図14を参照する。ここでは、バイナリフラグ1410、1412、1414、および1416が、最大4つのキャリアを選択的に有効化または無効化するために使用される。フィールド1411、1413、1415、1417は、それぞれ、1410、1412、1414、1416に指示される各キャリアが、指定キャリアまたは非指定キャリアであるかどうかを指示するために使用される。CIフィールドが、キャリア受信を無効化するように設定される場合、DSフィールドの対応する値は、規定値に設定可能であって、UEによって無視される。
理解されるように、指定キャリアおよび4つの非指定キャリアを有する一実施形態では、5つのキャリアが、1つのUEと集約されてもよい。1つのキャリアは、アクティブ時間にある、指定キャリアであって、バイナリフラグ1410、1412、1414、および1416のために、4つの非指定キャリアを残す。さらに、一実施形態では、任意の非配分キャリアのためのキャリアインデックスは、単純に、留保またはパディングビットとして扱われるであろう。
例えば、0のバイナリフラグ1410の値は、対応する非指定キャリアが無効化されることを指示する一方、1の値は、対応する非指定キャリアが有効化されることを指示するであろう。同様に、バイナリフラグ1412、1414、および1416も設定され得る。その現在の状態を継続する任意のキャリアは、単純に、以前と同一値に設定される、その対応するバイナリフラグを有するであろう。例えば、キャリア1および2が、現在有効化されており、キャリア3および4が、現在無効化されている場合、MAC制御要素の第1のバイト1420のためのバイナリ値00001010は、UEに、(a)キャリア1の有効化を維持し、(b)キャリア2を無効化し、(c)キャリア3を有効化し、(d)キャリア4の無効化を維持するように命令するであろう。アクション時間フィールドは、上述と同様に信号伝達される。
図15は、図14に示されるキャリア有効化/無効化MAC制御要素のUEによる受信を肯定応答するであろう、肯定応答MAC CE 1500の対応する例示的フォーマットを含有する。CI、CI、CI、CIに対応するバイナリフラグ1510、1512、1514、および1516の値は、図14の「キャリア受信有効化/無効化コマンドMAC制御要素」1400内で以前に受信された対応するバイナリフラグ値1410、1412、1414、および1416と同一に設定される。
図14および15のMAC CEフォーマットの利点は、同一目標を達成するために、複数のMAC制御要素(それによって、付加的信号伝達オーバーヘッドを表す)を送信する必要なく、複数のキャリアが、同一MAC CEによって、同時に有効化可能および/または無効化可能であることである。
アップリンクキャリアを選択的に有効化および無効化する能力もまた、所望される場合、上述のMAC CEは、図16におけるMAC制御要素1600によって示されるように、延長され、最大4つのダウンリンクキャリアおよび4つのアップリンクキャリアを扱う。各キャリアのための1ビット有効化/無効化フィールドは、上述と同様に機能するであろう。特に、ダウンリンクキャリアフラグ1610、1612、1614、および1616は、4つのダウンリンクキャリアを制御し、アップリンクキャリアフラグ1620、1622、1624、および1626は、4つのアップリンクキャリアのアクティブ化/非アクティブ化を制御する。
図17は、図16に示される、UEによるキャリア有効化/無効化MAC CE 1600の受信を肯定応答するための対応するMAC CE 1700フォーマットを示す。したがって、ダウンリンクキャリアフラグ1710、1712、1714、および1716は、ダウンリンクキャリアフラグ1610、1612、1614、および1616と対応し、アップリンクキャリアフラグ1720、1722、1724、および1726は、アップリンクキャリアフラグ1620、1622、1624、および1626と対応する。
図14および15に提案される、MAC CE集合の場合のように、図17における肯定応答制御要素のコンテンツは、図16における有効化/無効化制御要素の第1のペイロードバイトを監視するであろう。
理解されるように、上述は、任意のUEに実装可能である。一例示的UEは、図18を参照して後述される。これは、限定を意味するものではなく、例証的目的のために提供される。
図18は、本願の装置および方法の実施形態と併用可能なUEを例証する、ブロック図である。モバイルデバイス1800は、典型的には、音声またはデータ通信機能を有する双方向無線通信デバイスである。提供される正確な機能に応じて、無線デバイスは、例えば、データメッセージングデバイス、双方向ポケットベル、無線電子メールデバイス、データメッセージング機能を伴う携帯電話、無線インターネット装置、モバイルデバイス、またはデータ通信デバイスと称され得る。
UE1800の双方向通信が有効化される場合、受信機1812および送信機1814の両方を含む、通信サブシステム1811、ならびに1つ以上の、概して、埋め込み型または内蔵型アンテナ要素1816および1818、ローカル発振器(LO)1813、およびデジタル信号プロセッサ(DSP)1820等の処理モジュールを組み込む。通信分野における当業者には明白となるように、通信サブシステム1811の特定の設計は、デバイスが動作するように意図される通信ネットワークに依存するであろう。
ネットワークアクセス要件はまた、ネットワーク1819の種類に応じて、変動するであろう。LTE UEは、LTEまたはLTE-Aネットワークで動作するために、加入者識別モジュール(SIM)カードを要求してもよい。SIMインターフェース1844は、通常、ディスケットまたはPCMCIAカードのように、SIMカードを挿入および排出可能なカードスロットに類似する。SIMカードは、キー構成1851、ならびに識別および加入者関連情報等の他の情報1853を保持してもよい。
要求されるネットワーク登録またはアクティブ化手順が完了すると、UE1800は、ネットワーク1819上で通信信号を送信および受信してもよい。図18に例証されるように、ネットワーク1819は、UEとの複数のアンテナ通信から構成可能である。これらのアンテナは、順に、eNB1870に接続される。
通信ネットワーク1819を通してアンテナ1816によって受信される信号は、受信機1812に入力され、信号増幅、周波数下方変換、フィルタリング、チャネル選択等、および図18に示される例示的システムでは、アナログ/デジタル(A/D)変換のような共通受信機機能を果たしてもよい。受信された信号のA/D変換は、DSP1820において行なわれる復調およびデコード等のより複雑な通信機能を可能にする。同様に、伝送される信号が、DSP1820によって、例えば、変調やエンコードを含めて処理され、デジタルからアナログへの変換、周波数の上方変換、フィルタリング、増幅、およびアンテナ1814を経由して通信ネットワーク1819上への伝送のために、送信機1818に入力される。DSP1820は、通信信号を処理するだけではなく、受信機および送信機の制御を提供する。例えば、受信機1812および送信機1814において通信信号に適用された増幅は、DSP1820に実装された自動増幅制御アルゴリズムを介して、適合可能に制御されてもよい。
UE1800は、典型的には、デバイスの全体的な操作を制御する、プロセッサ1838を含む。データおよび音声通信を含む、通信機能は、通信サブシステム1811を通して行なわれる。プロセッサ1838はまた、ディスプレイ1822、フラッシュメモリ1824、ランダムアクセスメモリ(RAM)1826、補助入力/出力(I/O)サブシステム1828、シリアルポート1830、1つ以上のキーボードまたはキーパド1832、スピーカ1834、マイクロホン1836、短距離通信サブシステムおよび概して1842として指定される任意の他のデバイスサブシステム1840等、さらなるデバイスサブシステムとも相互作用する。シリアルポート1830は、USBポートまたは当業者に周知の他のポートを含み得る。
図18に示されるサブシステムの一部は、通信関連機能を実施する一方、他のサブシステムは、「常駐」またはデバイス上の機能を提供してもよい。特に、例えば、キーボード1832およびディスプレイ1822等の一部のサブシステムは、通信ネットワーク上に伝送するためのテキストメッセージの入力等の通信関連システム、および計算機またはタスクリスト等のデバイス上の機能の両方のために使用されてもよい。
プロセッサ1838によって使用されるオペレーティングソフトウェアは、概して、フラッシュメモリ1824等の永久的ストレージに格納されるが、当該ストレージは、代わりに、読取専用メモリ(ROM)または同様のストレージ要素(図示せず)であってもよい。当業者は、オペレーティングシステム、特定のデバイスアプリケーション、またはそれらの一部が、RAM1826等の揮発性メモリに一時的にロードされてもよいことを理解するであろう。受信した通信信号もまた、RAM1826内に格納されてもよい。
示されるように、フラッシュメモリ1824は、コンピュータプログラム1858ならびにプログラムデータストレージ1850、1852、1854および1856の両方で異なる領域に隔離可能である。これらの異なるストレージ種類は、各プログラムが、その独自のデータストレージ要件に対して、フラッシュメモリ1824の一部を配分可能であることを指示する。プロセッサ1838は、そのオペレーティングシステム機能に加えて、UEでソフトウェアアプリケーションの実行を有効化してもよい。例えば、データおよび音声通信アプリケーションを含む、基本的な操作を制御する既定のアプリケーション集合は、通常、製造の際にUE1800にインストールされるであろう。他のアプリケーションも、続いて、または動的に、インストールされ得る。
一ソフトウェアアプリケーションは、電子メール、カレンダーイベント、ボイスメール、予約、およびタスク項目等であるが、これらに限定されない、UEのユーザに関連するデータ項目を整理および管理する能力を有するパーソナル情報管理(PIM)アプリケーションであってもよい。当然、1つ以上のメモリストレージが、PIMデータ項目のストレージを促進するように、UEで利用可能となるであろう。そのようなPIMアプリケーションは、概して、無線ネットワーク1819を介して、データ項目を送信および受信する能力を有するであろう。一実施形態では、PIMデータ項目は、無線ネットワーク1819を介して、ホストコンピュータシステムに格納され、それと関連付けられたUEユーザの対応するデータ項目と、シームレスに統合、同期、および更新される。さらなるアプリケーションもまた、ネットワーク1819、補助I/Oサブシステム1828、シリアルポート1830、短距離通信サブシステム1840、または任意のその他の好適なサブシステム1842を通して、UE1800にロードされ、プロセッサ1838によって実行されるために、RAM1826または不揮発性ストレージ(図示せず)内に、ユーザによってインストールされてもよい。アプリケーションインストールにおけるそのような柔軟性は、デバイスの機能を向上させ、拡張されたデバイス上機能、通信関連機能、または両方を提供してもよい。例えば、セキュア通信アプリケーションは、UE1800を使用して電子商取引機能および他のこのような金融取引が実施されることを有効化してもよい。
データ通信モードでは、テキストメッセージまたはウェブページのダウンロード等の受信された信号は、通信サブシステム1811によって処理され、プロセッサ1838に入力され、ディスプレイ1822、または代替として、補助I/Oデバイス1828に出力するための要素属性に対して、さらに受信された信号を処理してもよい。
UE1800のユーザはまた、例えば、ディスプレイ1822および可能性として補助I/O装置1828と併用して、完全英数キーボードまたは電話機式キーパッドであり得る、キーボード1832を使用して、電子メールメッセージ等のデータ項目を作成してもよい。このような構成された項目は、その後、通信サブシステムを介して通信ネットワーク上で送信されてもよい。
音声通信の場合、UE1800の全体的動作は、類似するが、受信された信号は、典型的には、スピーカ1834に出力され、伝送のための信号が、マイクロホン1836によって生成されるであろうということである。音声メッセージ記録サブシステム等の代替音声またはオーディオI/Oサブシステムもまた、UE1800に実装されてもよい。音声またはオーディオ信号出力は、主に、スピーカ1834を通して達成されてもよいが、ディスプレイ1822もまた、例えば、発呼者の識別、音声呼の持続時間、または他の音声呼関連情報の指示を提供するために使用されてもよい。
図18のシリアルポート1830は、通常、ユーザのデスクトップコンピュータ(図示せず)との同期が所望され得る場合、携帯デバイス(PDA)型UEに実装されるが、随意のデバイスコンポーネントである。そのようなポート1830によって、ユーザは、外部のデバイスまたはソフトウェアアプリケーションを通して、選好を設定することが可能となり、無線通信ネットワークを通して以外に、UE1800に情報またはソフトウェアのダウンロードを提供することによって、UE1800の機能を拡張することになる。代替ダウンロードパスは、例えば、直接的、したがって、信頼性が高く、トラストされる接続を介して、デバイスに暗号キーをロードするために使用されてもよく、それによって、安全なデバイス通信を可能にする。当業者によって理解されるように、シリアルポート1830はさらに、UEをコンピュータに接続し、モデムとして作用するために使用可能である。
短距離通信サブシステム等の他の通信サブシステム1840は、UE1800と、必ずしも類似デバイスである必要はない、異なるシステムまたはデバイスとの間の通信を提供し得る、さらなるコンポーネントである。例えば、サブシステム1840は、同様に有効化されたシステムおよびデバイスとの通信を提供するために、赤外線デバイスと関連付けられた回路およびコンポーネント、またはBluetooth(登録商標)通信モジュールを含んでもよい。サブシステム1840もまた、WiFiまたはWiMAX通信のために使用されてもよい。
プロセッサ1838および通信サブシステム1811は、図1から17の手順および特徴を実装するために利用され得る。
本明細書に説明された実施形態は、本明細書の技術の要素に対応する要素を有する構造、システム、または方法の実施例である。本記載は、当業者が、本明細書の技術の要素に同様に対応する、代替の要素を有する実施形態を作成および使用することを可能にすることができる。したがって、本明細書の技術の意図する範囲は、本明細書に説明された本出願の技法とは異ならない、他の構造、システム、または方法を含み、本明細書に説明された本出願の技法とはごくわずかに異なる他の構造、システム、または方法をさらに含む。
しかしながら、上述の2つの提案は、付加的コンポーネントキャリアの配分および配分解除に関する詳細を提供していない。種々のキャリアのDRX動作に関する詳細も、明示的に提供していない。
(項目1)
キャリアアグリゲーションのための不連続受信動作の方法であって、
第1のキャリアのための第1の不連続受信パラメータ集合および第2のキャリアのための異なる不連続受信パラメータ集合を受信することと、
上記第1のキャリアおよび第2のキャリアでの不連続受信パラメータを構成することと
を含む、方法。
(項目2)
上記第2のキャリアは、不連続受信動作のために、上記第1のキャリアと関連付けられる、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記不連続受信パラメータの限定された集合は、
非アクティビティタイマと、
再送タイマと、
オン持続時間タイマと
のうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
基地局からのメッセージ伝達を通して、上記第2のキャリアを明示的に有効化することをさらに含む、項目3に記載の方法。
(項目5)
上記非アクティビティタイマおよび再送タイマの終了後、上記第2のキャリアでの受信を無効化することをさらに含む、項目3に記載の方法。
(項目6)
基地局からの明示的メッセージに基づいて、上記第2のキャリアでの受信を無効化することをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目7)
上記提供することは、非アクティビティタイマのためのフラグまたは値を利用し、
上記フラグのための第1の設定または上記値の存在は、上記非アクティビティタイマが利用されるべきであることを示し、
上記フラグのための第2の設定または上記値の不在は、上記非アクティビティタイマが利用されるべきではないことを示す、項目1に記載の方法。
(項目8)
アクティブ時間に遷移する上記第1のキャリアに従って、第2のキャリアをアクティブ時間に遷移させることをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目9)
上記第1のキャリアは、指定キャリアであり、上記第2のキャリアは、非指定キャリアである、項目1に記載の方法。
(項目10)
上記第1のキャリアは、一次キャリアであり、上記第2のキャリアは、二次キャリアである、項目1に記載の方法。
(項目11)
アクティブ時間から不連続受信状態に遷移する上記第1のキャリアに基づいて、上記第2のキャリアでの受信を無効化することをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目12)
基地局からの明示的メッセージの受信に応じて、上記第2のキャリアでの受信を無効化することをさらに含む、項目11に記載の方法。
(項目13)
上記第2のキャリアのための異なるパラメータ集合は、非アクティビティタイマを含み、
上記第2のキャリアは、上記非アクティビティタイマの終了前に、受信を無効化し、
上記第1のキャリアは、不連続受信モードに遷移する、項目11に記載の方法。
(項目14)
上記第2のキャリアのための異なるパラメータ集合は、オン持続時間タイマを含み、
上記第2のキャリアは、上記オン持続時間タイマの終了前に、受信を無効化し、
上記第1のキャリアは、不連続受信モードに遷移する、項目11に記載の方法。
(項目15)
上記第2のキャリアのための異なるパラメータ集合はさらに、非アクティビティタイマを含み、
上記第2のキャリアは、上記オン持続時間タイマおよび非アクティビティタイマの終了後、受信を無効化する、項目14に記載の方法。
(項目16)
上記第1のキャリアは、上記第2のキャリアでの上記非アクティビティタイマが稼働しているとき、そのアクティブ時間を延長する、項目15に記載の方法。
(項目17)
上記第2のキャリアのための異なるパラメータ集合は、タイマを含み、
上記第2のキャリアは、上記第1のキャリアが上記タイマの持続時間の間にアクティブ時間にあるかどうかに基づいて、有効化または無効化される、項目1に記載の方法。
(項目18)
第2のキャリアのアクティブ時間の開始を上記第1のキャリアのアクティブ時間内に整合させることをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目19)
短期不連続受信サイクルおよび長期不連続受信サイクル構成が、第2のキャリアのために構成され、
上記第2のキャリアは、データが、上記短期不連続受信タイマ値の持続時間の間、上記第2のキャリアで受信されない場合、上記短期不連続受信サイクルから上記長期不連続受信サイクルに遷移可能である、項目18に記載の方法。
(項目20)
上記異なるパラメータ集合は、短期不連続受信サイクルおよび長期不連続受信サイクル構成を含み、
上記第2のキャリアは、データが、上記短期不連続受信タイマ値の持続時間の間、上記第2のキャリアで受信されない場合、上記短期不連続受信サイクルから上記長期不連続受信サイクルに遷移可能である、項目1に記載の方法。
(項目21)
上記第2のキャリアのための不連続受信パラメータ集合は、無線リソース制御信号伝達を通して、信号伝達される、項目1に記載の方法。
(項目22)
複数の第2のキャリアは、不連続受信パラメータによって構成される、項目21に記載の方法。
(項目23)
複数の第2のキャリアは、上記第1のキャリアと同一値を有する異なる不連続受信パラメータ集合によって構成される、項目21に記載の方法。
(項目24)
上記第2のキャリアは、他の第2のキャリアから独立して構成される、項目21に記載の方法。
(項目25)
媒体アクセス制御要素信号伝達を通して、キャリア受信を有効化または無効化するための方法であって、
キャリア受信有効化または無効化コマンド制御要素を受信することと、
キャリア受信有効化または無効化肯定応答制御要素を伝送することと
を含む、方法。
(項目26)
上記有効化または無効化コマンド制御要素は、
キャリアを有効化または無効化するかどうかを指定するための単一ビットと、
キャリアを識別するためのキャリアインデックスフィールドと、
キャリア受信が有効化または無効化されるべきアクション時間と、
アクション時間に等しいサブフレーム番号を有する無線フレーム内のサブフレームと
のうちの少なくとも1つを含む、項目25に記載の方法。
(項目27)
上記有効化または無効化肯定応答制御要素は、上記コマンド制御要素からのキャリアインデックスフィールドと対応するキャリアインデックスを含む、項目26に記載の方法。
(項目28)
上記有効化または無効化コマンド制御要素は、
キャリア識別子と対応する複数のビットフィールドであって、上記複数のビットフィールドのそれぞれは、上記ビットフィールドのキャリア識別子と対応するキャリアが有効化または無効化されるべきかどうかを指定する、複数のビットフィールドと、
キャリア受信が有効化または無効化されるべきアクション時間と、
アクション時間に等しいサブフレーム番号を有する無線フレーム内のサブフレームと
のうちの少なくとも1つを含む、項目25に記載の方法。
(項目29)
上記有効化または無効化肯定応答制御要素は、上記コマンド制御要素内の複数のビットフィールドと対応する複数のビットフィールドを含む、項目28に記載の方法。
(項目30)
上記有効化または無効化コマンド制御要素は、
ダウンリンクおよびアップリンクキャリア識別子と対応する複数のビットフィールドであって、上記複数のビットフィールドのそれぞれは、上記ビットフィールドのキャリア識別子と対応するダウンリンクまたはアップリンクキャリアが有効化または無効化されるべきかどうかを指定する、複数のビットフィールドと、
キャリア受信が有効化または無効化されるべきアクション時間と、
アクション時間に等しいサブフレーム番号を有する無線フレーム内のサブフレームと
のうちの少なくとも1つを含む、項目25に記載の方法。
(項目31)
上記有効化または無効化肯定応答制御要素は、上記コマンド制御要素内の複数のビットフィールドと対応する複数のビットフィールドを含む、項目30に記載の方法。
(項目32)
ユーザ機器であって、
プロセッサと、
通信サブシステムと
を含み、
上記プロセッサおよび通信サブシステムは、項目1〜31のうちのいずれか1つの方法を実行するように協働する、ユーザ機器。

Claims (32)

  1. キャリアアグリゲーションのための不連続受信動作の方法であって、
    第1のキャリアのための第1の不連続受信パラメータ集合および第2のキャリアのための異なる不連続受信パラメータ集合を受信することと、
    前記第1のキャリアおよび第2のキャリアでの不連続受信パラメータを構成することと
    を含む、方法。
  2. 前記第2のキャリアは、不連続受信動作のために、前記第1のキャリアと関連付けられる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記不連続受信パラメータの限定された集合は、
    非アクティビティタイマと、
    再送タイマと、
    オン持続時間タイマと
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 基地局からのメッセージ伝達を通して、前記第2のキャリアを明示的に有効化することをさらに含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記非アクティビティタイマおよび再送タイマの終了後、前記第2のキャリアでの受信を無効化することをさらに含む、請求項3に記載の方法。
  6. 基地局からの明示的メッセージに基づいて、前記第2のキャリアでの受信を無効化することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記提供することは、非アクティビティタイマのためのフラグまたは値を利用し、
    前記フラグのための第1の設定または前記値の存在は、前記非アクティビティタイマが利用されるべきであることを示し、
    前記フラグのための第2の設定または前記値の不在は、前記非アクティビティタイマが利用されるべきではないことを示す、請求項1に記載の方法。
  8. アクティブ時間に遷移する前記第1のキャリアに従って、第2のキャリアをアクティブ時間に遷移させることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1のキャリアは、指定キャリアであり、前記第2のキャリアは、非指定キャリアである、請求項1に記載の方法。
  10. 前記第1のキャリアは、一次キャリアであり、前記第2のキャリアは、二次キャリアである、請求項1に記載の方法。
  11. アクティブ時間から不連続受信状態に遷移する前記第1のキャリアに基づいて、前記第2のキャリアでの受信を無効化することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  12. 基地局からの明示的メッセージの受信に応じて、前記第2のキャリアでの受信を無効化することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第2のキャリアのための異なるパラメータ集合は、非アクティビティタイマを含み、
    前記第2のキャリアは、前記非アクティビティタイマの終了前に、受信を無効化し、
    前記第1のキャリアは、不連続受信モードに遷移する、請求項11に記載の方法。
  14. 前記第2のキャリアのための異なるパラメータ集合は、オン持続時間タイマを含み、
    前記第2のキャリアは、前記オン持続時間タイマの終了前に、受信を無効化し、
    前記第1のキャリアは、不連続受信モードに遷移する、請求項11に記載の方法。
  15. 前記第2のキャリアのための異なるパラメータ集合はさらに、非アクティビティタイマを含み、
    前記第2のキャリアは、前記オン持続時間タイマおよび非アクティビティタイマの終了後、受信を無効化する、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第1のキャリアは、前記第2のキャリアでの前記非アクティビティタイマが稼働しているとき、そのアクティブ時間を延長する、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第2のキャリアのための異なるパラメータ集合は、タイマを含み、
    前記第2のキャリアは、前記第1のキャリアが前記タイマの持続時間の間にアクティブ時間にあるかどうかに基づいて、有効化または無効化される、請求項1に記載の方法。
  18. 第2のキャリアのアクティブ時間の開始を前記第1のキャリアのアクティブ時間内に整合させることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  19. 短期不連続受信サイクルおよび長期不連続受信サイクル構成が、第2のキャリアのために構成され、
    前記第2のキャリアは、データが、前記短期不連続受信タイマ値の持続時間の間、前記第2のキャリアで受信されない場合、前記短期不連続受信サイクルから前記長期不連続受信サイクルに遷移可能である、請求項18に記載の方法。
  20. 前記異なるパラメータ集合は、短期不連続受信サイクルおよび長期不連続受信サイクル構成を含み、
    前記第2のキャリアは、データが、前記短期不連続受信タイマ値の持続時間の間、前記第2のキャリアで受信されない場合、前記短期不連続受信サイクルから前記長期不連続受信サイクルに遷移可能である、請求項1に記載の方法。
  21. 前記第2のキャリアのための不連続受信パラメータ集合は、無線リソース制御信号伝達を通して、信号伝達される、請求項1に記載の方法。
  22. 複数の第2のキャリアは、不連続受信パラメータによって構成される、請求項21に記載の方法。
  23. 複数の第2のキャリアは、前記第1のキャリアと同一値を有する異なる不連続受信パラメータ集合によって構成される、請求項21に記載の方法。
  24. 前記第2のキャリアは、他の第2のキャリアから独立して構成される、請求項21に記載の方法。
  25. 媒体アクセス制御要素信号伝達を通して、キャリア受信を有効化または無効化するための方法であって、
    キャリア受信有効化または無効化コマンド制御要素を受信することと、
    キャリア受信有効化または無効化肯定応答制御要素を伝送することと
    を含む、方法。
  26. 前記有効化または無効化コマンド制御要素は、
    キャリアを有効化または無効化するかどうかを指定するための単一ビットと、
    キャリアを識別するためのキャリアインデックスフィールドと、
    キャリア受信が有効化または無効化されるべきアクション時間と、
    アクション時間に等しいサブフレーム番号を有する無線フレーム内のサブフレームと
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項25に記載の方法。
  27. 前記有効化または無効化肯定応答制御要素は、前記コマンド制御要素からのキャリアインデックスフィールドと対応するキャリアインデックスを含む、請求項26に記載の方法。
  28. 前記有効化または無効化コマンド制御要素は、
    キャリア識別子と対応する複数のビットフィールドであって、前記複数のビットフィールドのそれぞれは、前記ビットフィールドのキャリア識別子と対応するキャリアが有効化または無効化されるべきかどうかを指定する、複数のビットフィールドと、
    キャリア受信が有効化または無効化されるべきアクション時間と、
    アクション時間に等しいサブフレーム番号を有する無線フレーム内のサブフレームと
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項25に記載の方法。
  29. 前記有効化または無効化肯定応答制御要素は、前記コマンド制御要素内の複数のビットフィールドと対応する複数のビットフィールドを含む、請求項28に記載の方法。
  30. 前記有効化または無効化コマンド制御要素は、
    ダウンリンクおよびアップリンクキャリア識別子と対応する複数のビットフィールドであって、前記複数のビットフィールドのそれぞれは、前記ビットフィールドのキャリア識別子と対応するダウンリンクまたはアップリンクキャリアが有効化または無効化されるべきかどうかを指定する、複数のビットフィールドと、
    キャリア受信が有効化または無効化されるべきアクション時間と、
    アクション時間に等しいサブフレーム番号を有する無線フレーム内のサブフレームと
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項25に記載の方法。
  31. 前記有効化または無効化肯定応答制御要素は、前記コマンド制御要素内の複数のビットフィールドと対応する複数のビットフィールドを含む、請求項30に記載の方法。
  32. ユーザ機器であって、
    プロセッサと、
    通信サブシステムと
    を含み、
    前記プロセッサおよび通信サブシステムは、請求項1〜31のうちのいずれか1つの方法を実行するように協働する、ユーザ機器。
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