JP2012529783A - キャリアアグリゲーション方式の移動通信システムにおいて端末のランダムアクセス方法 - Google Patents

キャリアアグリゲーション方式の移動通信システムにおいて端末のランダムアクセス方法 Download PDF

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Abstract

本文書は、複数の構成搬送波(Component Carrier:CC)を用いて通信を行うキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation:CA)方式の移動通信システムにおいて端末が基地局にランダムアクセス手順を行う方法及びそのための端末装置に関するものである。CA方式の移動通信システムにおいて端末が効率的にランダムアクセスを行うために、端末は、バックオフ動作をCC別にそれぞれ管理し、特定CCのバックオフ期間適用中にも、利用可能な別のCCがあると、該当のCCを用いてランダムアクセスプリアンブル伝送を行うことができる。
【選択図】図6

Description

以下の説明は、複数の構成搬送波(Component Carrier)を用いて通信を行うキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)方式の移動通信システムにおいて端末が基地局にランダムアクセス手順を行う方法及びそのための端末装置に関するものである。
LTEシステムは、UMTSシステムから進化した移動通信システムで、国際標準化機構である3GPP(3rd Generation Partnership Project)で標準が制定されており、その概略的なシステム構造が図1に示されている。
図1は、LTEシステムの構造を説明するための図である。
LTEシステム構造は、大きく、E−UTRAN(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network)とEPC(Evolved Packet Core)とからなることができる。E−UTRANは、UE(User Equipment、端末)及びeNB(Evolved NodeB、基地局)で構成され、UE−eNB間をUuインターフェース、eNB−eNB間をX2インターフェースと呼ぶ。EPCは、制御プレーン(Control−plane)機能を担当するMME(Mobility Management Entity)及びユーザープレーン(User−plane)機能を担当するS−GW(Serving Gateway)で構成され、eNB−MMEの間をS1−MMEインターフェース、eNB−S−GWの間をS1−Uインターフェースと呼び、両者を総称してS1インターフェースとも呼ぶ。
無線区間であるUuインターフェースには無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)が定義されており、これは、水平的には物理層(Physical Layer)、データリンク層(Data Link Layer)及びネットワーク層(Network Layer)からなり、垂直的にはユーザーデータの伝送のためのユーザープレーン(User Plane、U−plane)と制御信号(Signaling)伝達のための制御プレーン(Control Plane、C−plane)とに区別される。このような無線インターフェースプロトコルは、一般に、通信システムで広く知られた開放型システム間相互接続(Open System Interconnection;OSI)基準モデルの下位3つの層に基づき、物理層であるPHYを含むL1(第1の層)、MAC/RLC/PDCP層を含むL2(第2の層)、そしてRRC層を含むL3(第3の層)に区別することができる。これらは、UEとE−UTRANに対(pair)として存在し、Uuインターフェースのデータ伝送を担当する。
以下、LTE−Aシステムについて説明する。
LTE−A(Long−Term Evolution Advanced)システムは、LTEシステムを、ITU−R(International Telecommunication Union−Radiocommunication sector、国際電気通信連合−無線通信部門)で勧告する4世帯移動通信条件であるIMT−Advanced条件に合わせて発展させたシステムで、現在LTEシステム標準を開発した3GPPではLTE−Aシステム標準の開発が盛んである。
LTE−Aシステムにおいて新しく追加される代表的な技術には、使用帯域幅を拡張し、且つ柔軟(flexible)に使用できるようにするキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)技術と、カバレッジ(coverage)を高め、グループ移動性(group mobility)を支援し、ユーザー中心のネットワーク配置を可能にする中継器技術とを挙げることができる。
図2及び図3は、無線プロトコルの各層について説明するための図である。
第1の層である物理(Physical;PHY)層は、物理チャネル(Physical Channel)を用いて上位層に情報伝送サービス(Information Transfer Service)を提供する。PHY層は、上位の媒体アクセス制御(Medium Access Control;MAC)層と伝送チャネル(Transport Channel)を通じて接続されており、この伝送チャネルを通じてMAC層とPHY層との間にデータが移動する。この場合、伝送チャネルは、大きく、チャネルが共有されるか否かによって専用(Dedicated)伝送チャネルと共用(Common)伝送チャネルとに区別される。そして、互いに異なるPHY層の間、すなわち、送信側のPHY層と受信側のPHY層との間は、無線リソースを用いた物理チャネルを通じてデータが移動する。
第2の層には種々の層が存在する。まず、媒体アクセス制御(Medium Access Control;MAC)層は、種々の論理チャネル(Logical Channel)を種々の伝送チャネルにマッピングさせる役割を果たし、また、多数の論理チャネルを一つの伝送チャネルにマッピングさせる論理チャネル多重化(Multiplexing)の役割を果たす。MAC層は、上位層であるRLC層とは論理チャネルで接続されており、論理チャネルは、伝送される情報の種類によって制御プレーン(Control Plane)の情報を伝送する制御チャネル(Control Channel)とユーザープレーン(User Plane)の情報を伝送するトラフィックチャネル(Traffic Channel)とに大別される。
第2の層の無線リンク制御(Radio Link Control;RLC)層は、上位層から受信したデータを分割(Segmentation)及び連結(Concatenation)して、下位層が無線区間でデータを伝送するのに適するようにデータサイズを調節する役割を担う。また、それぞれの無線ベアラー(Radio Bearer;RB)が要求する様々なQoSを保障可能にするために、TM(Transparent Mode、透過モード)、UM(Un−acknowledged Mode、非確認モード)、及びAM(Acknowledged Mode、確認モード)を含む3種類の動作モードを提供している。特に、AM RLCは、信頼性できるデータ伝送のために、自動再送要求(Automatic Repeatand Request;ARQ)機能を用いた再伝送機能を実行している。
第2の層のパケットデータコンバージェンス(Packet Data Convergence Protocol;PDCP)層は、IPv4やIPv6のようなIPパケット伝送時に、帯域幅の小さい無線区間で効率的に伝送するために、相対的にサイズが大きいとともに不要な制御情報を含んでいるIPパケットヘッダーサイズを減らすヘッダー圧縮(Header Compression)機能を実行する。これは、データのヘッダー(Header)部分で必須の情報のみを伝送するようにし、無線区間の伝送効率を増大させる役割を果たす。また、LTEシステムでは、PDCP層が保安(Security)機能も提供するが、これは第三者のデータ傍受を防止する暗号化(Ciphering)と、第三者のデータ操作を防止する完全性保護(Integrity protection)とで構成される。
第3の層の最上部に位置している無線リソース制御(Radio Resource Control;RRC)層は、制御プレーンでのみ定義され、無線ベアラー(Radio Bearer;RB)の設定(Configuration)、再設定(Re−configuration)及び解除(Release)と関連して論理チャネル、伝送チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。ここで、RBは、端末とUTRANとの間のデータ伝達のために無線プロトコルの第1及び第2の層により提供される論理的通路(path)を意味し、一般に、RBが設定されるということは、特定サービスを提供するために必要な無線プロトコル層及びチャネルの特性を規定し、それぞれの具体的なパラメータ及び動作方法を設定することを意味する。RBはSRB(Signaling RB)とDRB(Data RB)とに分類され、SRBは制御プレーンでRRCメッセージを伝送する通路とされ、DRBはユーザープレーンでユーザーデータを伝送する通路とされる。
以下では、LTE−Aシステムのキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation;以下、「CA」という。)について説明する。
図4は、CA技術を説明するための図である。
上述のように、LTE−A技術標準は、ITU(International Telecommunication Union)のIMT−Advancedの候補技術で、ITUのIMT−Advanced技術要求事項に見合うように設計されている。これにより、LTE−Aでは、ITUの要求事項を満たすために、既存LTEシステム対応帯域幅を拡張する議論が進行中である。LTE−Aシステムでは、帯域幅を拡張するために、既存LTEシステムで有し得る搬送波(Carrier)を構成搬送波(Component Carrier;以下、「CC」という。)と定義し、このようなCCを、図4に示すように、最大5個まで集めて使用する方案が議論されている。CCは、LTEシステムのように最大20MHzの帯域幅を有することができるため、LTE−A技術標準のCA技術は、最大100MHzまで帯域幅を拡張できる概念である。このように複数個のCCを集めて使用する技術をCAと呼ぶ。
上述のようにCA機能が設定されている端末は、複数個のアップリンクCC(以下、「ULCC」)と複数個のダウンリンクCC(以下、「DLCC」)を通じて基地局とデータを送信または受信することができる。また、ULCCのそれぞれに対してランダムアクセスプリアンブルを伝送できるPRACHリソースを設定することができる。
一方、LTE−Aに対する3GPP Release 10では、具現の簡便化のために、特定時点に一つのCCを通じてのみランダムアクセスが行われることを考慮している。また、既存3GPP LTEシステムに従う場合、端末がランダムアクセスプリアンブル伝送後に、バックオフ指示子を含むランダムアクセス応答を受信する場合、バックオフ期間が経過しないとランダムアクセスプリアンブルを伝送することができない。
以下の説明では、上記のCAシステムの特定を十分に活用しながらも、上記ランダムアクセス動作具現の簡便化を図ることができる端末のランダムアクセス方法及びそのための端末構成について説明する。
上記課題を解決するための本発明の一側面では、複数の構成搬送波(Component Carrier)を用いて通信を行うキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)方式の移動通信システムにおいて端末が基地局にランダムアクセス手順を行う方法であって、前記基地局に、複数のアップリンク構成搬送波(以下、「ULCC」という。)のうちの第1のULCCを通じて第1のランダムアクセスプリアンブルを伝送するステップと、前記第1のランダムアクセスプリアンブルに対する応答として、バックオフ指示子を含む第1のランダムアクセス応答メッセージを、前記第1のULCCと対応関係を有する第1のダウンリンク構成搬送波(以下、「DLCC」という。)を通じて受信するステップと、前記第1のULCCに、前記第1のランダムアクセス応答メッセージを通じて受信したバックオフ指示子を考慮してバックオフ期間を適用するステップと、前記第1のULCCのバックオフ期間中であっても、前記複数のULCCのうち、バックオフ期間が適用されていない第2のULCCを通じて、第2のランダムアクセスプリアンブルを前記基地局に伝送するステップと、を含む端末のランダムアクセス方法を提案する。
ここで、前記端末は、前記基地局にランダムアクセス手順を行うにあって、前記複数のULCCに対するバックオフ動作を独立して管理することが好ましく、前記基地局へのランダムアクセス手順に利用可能な前記複数のULCCに関する情報、及び前記複数のULCCと対応関係を有する複数のDLCCに関する情報を獲得するステップをさらに含むことができる。
また、上記の端末のランダムアクセス方法は、前記第2のランダムアクセスプリアンブルに対する応答として、バックオフ指示子を含む第2のランダムアクセス応答メッセージを、前記第2のULCCと対応関係を有する第2のDLCCを通じて受信するステップと、前記第2のULCCに、前記第2のランダムアクセス応答メッセージを通じて受信したバックオフ指示子を考慮してバックオフ期間を適用するステップと、前記複数のULCCの全てにバックオフ期間が適用されている場合、前記複数のULCCのうち、最も早くバックオフ期間が終了するULCCを通じて、第3のランダムアクセスプリアンブルを前記基地局に伝送するステップとをさらに含む。
また、前記端末は、特定時点に、前記複数のULCCのいずれか一つ及び前記一つのULCCと対応関係を有するDLCCを通じてのみランダムアクセスプリアンブルの伝送及びランダムアクセス応答メッセージの受信をそれぞれ行うように構成されてもよい。
一方、上記課題を解決するための本発明の他の側面では、解決複数の構成搬送波(Component Carrier)を用いて通信を行うキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)方式の移動通信システムにおいて基地局にランダムアクセス手順を行う端末装置であって、前記複数の構成搬送波のそれぞれに対応する複数のHARQエンディティ(Entity)を含み、前記複数のHARQエンディティを介して、複数のアップリンク構成搬送波(以下、「ULCC」)を通じた信号伝送及び前記複数のULCCにそれぞれ対応する複数のダウンリンク構成搬送波(以下、「DLCC」)を通じた信号受信を制御するMAC層モジュールと、前記MAC層モジュールと機能的に連結され、前記複数のULCCを通じた信号伝送及び前記複数のDLCCを通じた信号受信を行う物理層モジュールと、を備えるプロセッサを含み、前記プロセッサは、第1のULCCのバックオフ期間中であっても、前記複数のULCCのうち、バックオフ期間が適用されていない第2のULCCがある場合、前記第2のULCCを通じてランダムアクセスプリアンブルを前記基地局に伝送するように構成される端末装置を提案する。
ここで、前記プロセッサは、前記基地局にランダムアクセス手順を行うにあって、前記複数のULCCのバックオフ動作を独立して管理することが好ましく、前記プロセッサは、前記基地局へのランダムアクセス手順に利用可能な前記複数のULCCに関する情報、及び前記複数のULCCと対応関係を有する複数のDLCCに関する情報を保存することができる。
また、前記プロセッサは、前記複数のULCCの全てにバックオフ期間が適用されている場合、前記複数のULCCのうち、最も早くバックオフ期間が終了するULCCを通じて、ランダムアクセスプリアンブルを前記基地局に伝送するように構成されてもよく、特定時点に、前記複数のULCCのいずれか一つ、及び前記一つのULCCと対応関係を有するDLCCを通じてのみランダムアクセスプリアンブルの伝送及びランダムアクセス応答メッセージの受信をそれぞれ行うように構成されてもよい。
上述した本発明の各実施形態によれば、複数のCCを用いることに起因するランダムアクセス手順の複雑度増加を最小化しながらも、ランダムアクセス手順による所要時間を減らすことができる。
LTEシステムの構造を説明するための図である。 無線プロトコルの各層を説明するための図である。 無線プロトコルの各層を説明するための図である。 CA技術を説明するための図である。 競合ベースのランダムアクセス手順において端末と基地局の動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態によって端末が基地局にランダムアクセスを行う方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態によって端末がランダムアクセスプリアンブル再伝送を行う方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る端末及び基地局のプロセッサ構造を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る端末及び基地局のプロセッサ構造を説明するための図である。
以下、本発明に係る好適な実施形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。添付の図面と共に以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態を説明するためのもので、本発明が実施できる唯一の実施形態を表すためのものではない。以下の詳細な説明は、本発明の完全な理解を提供するために具体的な細部事項を含む。しかし、当業者には、それらの具体的な細部事項なしにも本発明を実施できるということが理解できる。例えば、以下の詳細な説明は、移動通信システムが3GPP LTE系列システムであるとして具体的に説明するが、3GPP LTE系列システムの特有な事項を除けば、他の任意の移動通信システムにも適用可能である。
本発明の概念が曖昧になることを避けるために、公知の構造及び装置は省略されたり、各構造及び装置の核心機能を中心にしたブロック図の形式で示す場合もある。また、本明細書全体を通じて同一の構成要素には同一の図面符号を付して説明する。
なお、以下の説明において、端末は、UE(User Equipment)、MS(Mobile Station)等を含む移動または固定型のユーザー端機器を総称するとする。また、基地局は、Node B、eNode B、BS(Base Station)などを含む、端末と通信するネットワーク端の任意のノードを総称するとする。
以下では、まず、LTEシステムで行われるランダムアクセス手順と、CAの適用されたシステムにおいてこのようなランダムアクセス手順が行われる場合について具体的に説明する。
LTEシステムにおいて、端末は、下記のような場合にランダムアクセス手順を行えばよい。
−端末が基地局との接続(RRC Connection)なしに初期接続(initial access)をする場合
−端末がハンドオーバー手順において、ターゲット(target)セルに初めて接続する場合
−基地局の命令により要請される場合
−アップリンクの時間同期が合わない、または、無線リソースを要請するのに用いられる指定された無線リソースが割り当てられなかった状況で、アップリンクへのデータが発生する場合
−無線リンク失敗(radio link failure)またはハンドオーバー失敗(handover failure)時における復旧過程の場合
これに基づき、以下では一般の競合ベースのランダムアクセス手順について説明する。
図5は、競合ベースのランダムアクセス手順において端末と基地局の動作を説明するための図である。
(1)第1のメッセージの伝送
まず、端末は、システム情報またはハンドオーバー命令(Handover Command)を通じて指示されたランダムアクセスプリアンブルの集合から、任意に(randomly)一つのランダムアクセスプリアンブルを選択し、このランダムアクセスプリアンブルを伝送できるPRACH(Physical RACH)リソースを選択して伝送できる(S501)。
(2)第2のメッセージの受信
端末は、上記段階S501のようにランダムアクセスプリアンブルを伝送した後、基地局がシステム情報またはハンドオーバー命令を通じて指示したランダムアクセス応答受信ウィンドウ内で、自身のランダムアクセス応答の受信を試みる(S502)。さらにいうと、ランダムアクセス応答情報はMACPDUの形式で伝送され、該MACPDUはPDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)を通じて伝達されればよい。また、このPDSCHで伝達される情報を端末が適切に受信するために、端末は、PDCCH(Physical Downlink Control CHannel)をモニタリングすることが好ましい。すなわち、PDCCHには、このPDSCHを受信すべき端末の情報と、PDSCHの無線リソースの周波数及び時間情報、そしPDSCHの伝送形式などが含まれていると好ましい。一応、端末が、自身に伝送されてくるPDCCHの受信に成功すると、このPDCCHの情報に基づき、PDSCHで伝送されるランダムアクセス応答を適切に受信することができる。そして、このランダムアクセス応答には、ランダムアクセスプリアンブル識別子(ID;例えば、RAPID(Random Access Preamble IDentifier))、アップリンク無線リソースを知らせるアップリンク承認(UL Grant)、臨時セル識別子(Temporary C−RNTI)、そして時間同期補正値(Timing Advance Command:TAC)が含まれるとよい。
上述したように、ランダムアクセス応答においてランダムアクセスプリアンブル識別子を必要とする理由は、一つのランダムアクセス応答には一つ以上の端末のためのランダムアクセス応答情報が含まれることがあり、アップリンク承認(UL Grant)、臨時セル識別子そしてTACがいずれの端末に有効であるかを知らせる必要があるためである。本段階で、端末は、段階S502で自身が選択したランダムアクセスプリアンブルと一致するランダムアクセスプリアンブル識別子を選択すると仮定する。これにより、端末はアップリンク承認(UL Grant)、臨時セル識別子(Temporary C−RNTI)及び時間同期補正値(TAC)などを受信することができる。
(3)第3のメッセージの伝送
端末が自身に有効なランダムアクセス応答を受信した場合は、該ランダムアクセス応答に含まれた情報をそれぞれ処理する。すなわち、端末は、TACを適用し、臨時セル識別子を保存する。また、有効なランダムアクセス応答受信に対応して伝送するデータをメッセージ3バッファーに保存することができる。
一方、端末は、受信したUL承認を用いて、データ(すなわち、第3のメッセージ)を基地局に伝送する(S503)。第3のメッセージには端末の識別子が含まれなければならない。競合ベースのランダムアクセス手順において、基地局は、いかなる端末がランダムアクセス手順を行うか判断できず、将来、衝突解決をするためには端末を識別しなければならないわけである。
端末の識別子を含める方法としては、2種類の方法が議論された。その一つは、端末がランダムアクセス手順以前に既に該当のセルから割り当てられた有効なセル識別子を有しているとすれば、端末は、UL承認に対応するアップリンク伝送信号を通じて自身のセル識別子を伝送する。もう一つは、もしランダムアクセス手順以前に有効なセル識別子が割り当てられなかった場合は、端末は、自身の固有識別子(例えば、S−TMSIまたは任意ID(Random Id))を含めて伝送する。一般に、固有識別子は、セル識別子よりも長い。端末は、UL承認に対応するデータを伝送すると、衝突解決のためのタイマー(contention resolution timer;以下、「CRタイマー」という。)を開始する。
(4)第4のメッセージの受信
端末が、ランダムアクセス応答に含まれたUL承認を通じて自身の識別子を含めたデータを伝送した後、衝突解決のために基地局の指示を待つ。すなわち、特定メッセージを受信するためにPDCCHの受信を試みる(S504)。このPDCCHを受信する方法としても2種類の方法が議論された。上述したように、UL承認に対応して伝送された第3のメッセージにおいて自身の識別子がセル識別子を用いて伝送された場合は、自身のセル識別子を用いてPDCCHの受信を試み、識別子が固有識別子である場合は、ランダムアクセス応答に含まれた臨時セル識別子を用いてPDCCHの受信を試みればよい。その後、前者の場合は、もし衝突解決タイマーが満了する前に自身のセル識別子を通じてPDCCHを受信すると、端末は正常にランダムアクセス手順が行なわれたと判断し、ランダムアクセス手順を終了する。後者の場合は、衝突解決タイマーが満了する前に、臨時セル識別子を通じてPDCCHを受信すると、該PDCCHが指示するPDSCHが伝達するデータを確認する。もし、このデータの内容に自身の固有識別子が含まれていると、端末は、正常にランダムアクセス手順が行なわれたと判断し、ランダムアクセス手順を終了する。
一方、非競合ベースのランダムアクセス手順における動作は、図5に示す競合ベースのランダムアクセス手順と違い、第1のメッセージの伝送及び第2のメッセージの伝送だけでランダムアクセス手順が終了する。ただし、第1のメッセージとして端末が基地局にランダムアクセスプリアンブルを伝送する前に、端末には基地局からランダムアクセスプリアンブルが割り当てられ、端末は、この割り当てられたランダムアクセスプリアンブルを基地局に第1のメッセージとして伝送し、基地局からランダムアクセス応答を受信することで、ランダムアクセス手順が終了する。
以下では、上述したようなランダムアクセス手順を、CAが適用される通信システムにおいて、本発明の一実施形態に係る端末が基地局に行う方法について説明する。
上述したように、CA機能の設定された端末は、複数個のULCC及び複数個のDLCCを通じて基地局とデータを送信または受信することができる。また、ULCCに対してそれぞれランダムアクセスプリアンブルを伝送できるPRACHリソースが設定されてもよい。このような状況で、下記のシナリオを考慮することができる。
1.端末は、ランダムアクセス手順を行うために、自身に設定されたULCCから一つのULCCを取ってランダムアクセスプリアンブルを基地局に伝送することができる。
2.しかるに、このULCCのランダムアクセス負荷の問題から、基地局は端末にバックオフを指示し、端末がランダム時間の後にランダムアクセスプリアンブルを再伝送するように命令することがある。
3.端末は、自身に設定されたULCCのうち、PRACHリソースが設定されており、現在ランダムアクセス負荷の状態が正常であるULCCが存在することもあるが、従来技術によって、バックオフで指示された任意時間を待った後、ランダムアクセスプリアンブルを基地局に再伝送しなければならない。
上記のシナリオのように、CA機能によって端末が複数個のULCCを使用可能であるにもかかわらず、ランダムアクセス手順において基地局から特定ULCCに対するバックオフ指示子を受信した場合、他のULCCを使用できなくなった場合、任意時間の間、ランダムアクセスプリアンブルの再伝送が余計に遅延されるという問題点がある。
そこで、、本発明の一実施形態において、端末は、特定ULCCに対するバックオフ期間(任意期間)中であっても、利用可能な複数のULCCのうち、バックオフ期間が適用されていないULCCがある場合は、該当のULCCを通じてランダムアクセスプリアンブル伝送を行うことを提案する。
図6は、本発明の一実施形態によって端末が基地局にランダムアクセスを行う方法を説明するための図である。
図6で、端末(UE)及び基地局(eNB)はそれぞれ、2個のDLCC(DL(A)及びDL(B))、2個のULCC(UL(A)及びUL(B))を用いて通信を行うと仮定する。具体的に、ULCCであるUL(A)とDLCCであるDL(A)とが、そしてULCCであるUL(B)とDLCCであるDL(B)とが、互いに連結されているとする。端末は、基地局から受信したシステム情報から、利用可能なCC情報及びUL/DLCC間の連結情報を獲得することができる。
図6を参照すると、端末は基地局に、UL(A)及びUL(B)のうちのUL(A)を通じてランダムアクセスプリアンブルを伝送することができる(S601)。本実施形態では、端末のランダムアクセスが競合ベースのランダムアクセスである場合を取り上げて説明するが、非競合ベースのランダムアクセスにも同様に適用可能である。
段階S601で、基地局に伝送したランダムアクセスプリアンブルに応答して、基地局は端末にランダムアクセス応答メッセージを伝送できる(S602)。ランダムアクセス応答メッセージは、ランダムアクセスプリアンブルの伝送されたUL(A)と対応関係を有するDL(A)を通じて受信される。この場合、ランダムアクセス応答メッセージは、UL(A)の負荷の問題から、バックオフ指示子の含まれたランダムアクセス応答メッセージとすることができる。
バックオフ指示子を含むランダムアクセス応答メッセージを受信した端末は、ランダムアクセスプリアンブル再伝送のために遅延するバックオフ時間を計算できる(S603)。本実施形態では、端末がバックオフ時間を100msとして計算した場合を想定する。特に、本実施形態において端末が計算したバックオフ時間は、全体ULCCに対するものではなく、UL(A)に対するものであることを提案する。すなわち、本実施形態に係る端末(端末のプロセッサ)は、各ULCCに対するバックオフ期間を独立して管理することを提案する。
本実施形態に係る端末は、UL(A)に対するバックオフ期間、例えば100msが経過する前であっても、UL(A)以外の別のULCCの利用が可能か否かを検討することができる。すなわち、端末は、特定ULCCに対するバックオフ期間中であっても、有効なPRACHリソースが設定されていると共にバックオフが設定されていない別のULCCを用いてランダムアクセスプリアンブルを伝送することができる。図6の実施形態において、端末は、UL(A)に対するバックオフ期間中に、利用可能なUL(B)を用いて基地局にランダムアクセスプリアンブルを伝送することを提案する(S604)。このようにUL(B)を通じてランダムアクセスプリアンブルを受信した基地局は、端末にDL(B)を通じてランダムアクセス応答メッセージを伝送することができる(S605)。このようなランダムアクセス応答メッセージを受信した端末は、以降、第3のメッセージの伝送及び第4のメッセージの受信のような残りの動作を行うことができる(S606)。ただし、このランダムアクセスが非競合ベースのランダムアクセスである場合は、段階S606は省略すればよい。
図6の例を挙げて説明した本発明の一実施形態では、特定ULCCに対してバックオフが設定されている場合であっても、他のULCCを用いてランダムアクセス手順を行うことを提案した。これは、本実施形態に係る端末が、各ULCCのバックオフを独立して管理することに基盤することができる。具体的に、本実施形態に係る端末は、基地局からバックオフ指示子を含むランダムアクセス応答受信に用いられたDLCCを通じて、該当のバックオフが適用されるULCCを区別することができる。
同様に、本発明の他の実施形態では、端末が利用できるULCC全体にバックオフが設定された場合、最も早くバックオフ期間が終了するULCCを用いてランダムアクセスプリアンブル再伝送を行うことを提案する。
図7は、本発明の一実施形態によって端末がランダムアクセスプリアンブル再伝送を行う方法を説明するための図である。
図7で、段階S601乃至段階S604までの動作は、図6におけると同様である。すなわち、端末は、UL(A)を通じてランダムアクセスプリアンブルを伝送し、基地局からバックオフ指示子を含むランダムアクセス応答メッセージをDL(A)を通じて受信し、UL(A)に対する100msのバックオフ期間を適用する間にも、端末はUL(B)を通じてランダムアクセスプリアンブルを伝送することができる。
このように、UL(B)を通じて基地局に伝送したランダムアクセスプリアンブルの応答として、基地局からDL(B)を通じてバックオフ指示子を含むランダムアクセス応答メッセージを受信した場合を仮定する(S705)。基地局からバックオフ指示子を含むランダムアクセス応答メッセージを受信した端末は、UL(B)に対するバックオフ期間を計算できる(S706)。本実施形態で、端末は、UL(B)に対して50msのバックオフ期間を計算して適用するとする。
一方、UL(A)及びUL(B)の両方にバックオフ期間が適用されている場合、端末は、該当のバックオフ期間が終了するまでランダムアクセスプリアンブルの再伝送を行うことができない。ただし、本実施形態に係る端末は、特定ULCCに制限されることなく、全体ULCCから、バックオフ期間が最も早く終了するULCCを選択して、ランダムアクセスプリアンブル再伝送に用いることができる。図7の実施形態において、端末は、UL(A)に対するバックオフ期間がUL(B)に対するバックオフ期間よりも早く終了するので、UL(A)に対するバックオフ期間が終了すると、UL(A)を通じてランダムアクセスプリアンブル再伝送を行うことを示している(S707)。その後、端末は、第2のメッセージの受信、第3のメッセージの伝送、第4のメッセージの受信などを含む残りのランダムアクセス手順を行えばよい(S708)。
一方、本実施形態に係る端末が利用可能なULCC全体にバックオフが適用されている中、2つ以上のULCCのバックオフ期間が同時に終了する場合は、端末は、バックオフ期間が終了するULから任意のULCCを選択して、ランダムアクセスプリアンブル再伝送に用いることができる。
上述したように、3GPP LTE−A release 10では、具現を簡素化するために、特定時点に一つのCCのみを通じてランダムアクセス手順が行われることを仮定している。この場合、一つのランダムアクセス手順が、競合ベースのランダムアクセス手順において、第1のメッセージの伝送、第2のメッセージの受信の他、バックオフが適用されて以来、第1のメッセージの再伝送、第2のメッセージの受信、第3のメッセージの伝送、そして第4のメッセージの受信までを含む場合、上記の実施形態によって各CC別にバックオフを管理し、特定CCに対するバックオフ期間中であっても、他のCCを用いる方式を利用することができなくなる。
そこで、本発明の一実施形態では、特定時点に一つのCCを通じたランダムアクセス手順が行われるようにするものの、ここで、ランダムアクセス手順は、第1のメッセージの伝送及び第2のメッセージの受信までの手順を含むと仮定する。第3のメッセージの伝送及び第4のメッセージの受信の場合、一般的にHARQ動作と分類されるので、ここでいう「一つのランダムアクセス手順」の概念に含まれないものと仮定する。
また、本発明の他の一実施形態では、第1のメッセージ乃至第4のメッセージまでの全体手順をランダムアクセス手順と見なすが、第2のメッセージでバックオフ指示子を含むランダムアクセス応答メッセージを受信して特定バックオフ期間を待機しなければならない場合、該当のランダムアクセス手順は終了し、次のランダムアクセス手順が開始されるものと設定されることを提案する。
以上の実施形態において、ランダムアクセス手順がなされるCCをPセル(P−Cell;Primary Cell)、ランダムアクセス手順がなされないCCをSセル(S−Cell;Secondary Cell)と呼ぶことができる。
一方、以下では、上述したように、基地局にランダムアクセス手順を行うための端末及び基地局の装置構成について説明する。
端末及び基地局装置は、機種によってアンテナ、プロセッサなどを含む。ただし、以下の説明は、上述した動作を制御するためのプロセッサ構成について重点的に説明する。
まず、端末及び基地局のプロセッサは、図2及び図3を参照して説明したような層構造を有することができる。ただし、本発明の各実施形態によってCAを適用したシステムに用いるために、端末及び基地局のプロセッサは、下記のような構造を有することを提案する。
図8及び図9は、本発明の一実施形態に係る端末及び基地局のプロセッサ構造を説明するための図である。
具体的に、図8は、上述したような方法を行うための基地局のダウンリンク第2の層構造を、図9は、上述したような方法を行うための端末のアップリンク第2の層構造を示している。
CA技術は、第2の層(Layer 2)のMAC層に多くの影響を与えることになる。例えば、CAを用いるシステムでは、複数個のCCを使用し、一つのHARQ個体は一つのCCを管理するため、本実施形態に係る端末及び基地局のプロセッサにおけるMAC層は、複数個のHARQ個体と関連した動作を行わねばならない。また、各HARQ個体は、独立して伝送ブロック(Transport Block)が処理されるため、CAでは、複数個のCCを通じて複数個の伝送ブロックを同一の時間に送信または受信することが可能になる。
すなわち、本実施形態に係る端末及び基地局のMAC層モジュールは、複数のHARQエンディティを含み、複数のHARQエンディティは、複数のCAのそれぞれの処理を担当することができる。図8に示すように、基地局プロセッサのMAC層モジュールの場合、複数のCCにそれぞれ対応する複数のHARQエンディティを、各端末(例えば、UE1、UE2)別に多重化する多重化モジュールを含むことができ、全体端末に対するスケジューリング/優先順位処理のためのモジュールを含むことができる。また、図9に示すように、端末プロセッサのMAC層モジュールも同様、複数のCCにそれぞれ対応する複数のHARQエンディティを含み、アップリンクリソースに対するスケジューリング/優先順位を処理するためのモジュールを含むことができる。
以下では、上記の第2の層構造を持つ端末装置を、上述したランダムアクセス動作の観点からより具体的に説明する。
まず、端末プロセッサは、ネットワークにRRC接続または再接続のための論理チャネル信号を生成するRRC(Radio Resource Control)層モジュールを含む。例えば、RRC接続要請メッセージは、CCCHにマッピングされて後述のMAC層に伝達されてもよい。
MAC層モジュールは、RRC接続/再接続のための論理チャネル信号(例えば、CCCH)をMACPDUフォーマットにマッピングし、これを伝送チャネルとして物理層に伝達することができる。ここで、この伝送チャネルは、複数のHARQエンディティのいずれか一つを用いて伝送することができる。物理層モジュールは、これを物理チャネル(例えば、PDSCH)にマッピングして基地局に伝送することができる。上述したRRC接続/再接続のための信号の場合、ランダムアクセス手順で伝送される第3のメッセージとして基地局に伝送されればよい。一方、ランダムアクセス手順における第1及び第2のメッセージは、HARQエンディティによらず、物理層の決定によって伝送されればよい。
一方、本実施形態に係る端末プロセッサは、特定ULCCに対するバックオフ期間が適用中であっても、バックオフ期間が適用されていない他のULCCを用いてランダムアクセスプリアンブルを基地局に伝送するように構成できる。すなわち、上述した実施形態と同様に、各ULCC別にバックオフ動作が独立して適用されるように動作できる。このために、本実施形態に係るプロセッサは、複数のULCC及びこれらに対応するDLCCに関する情報を有していることが好ましく、バックオフ指示子を含むランダムアクセス応答を受信したDLCCによって対応するULCCを判別し、該当のULCCに特有のバックオフ動作を設定できる。
一方、本実施形態に係るプロセッサは、端末が使用可能なULCC全体にバックオフ期間が設定されている場合、最も早くバックオフ期間が終了するULCCを通じてランダムアクセスプリアンブル再伝送が行われるように設定されることを提案する。上述した実施形態で、端末プロセッサは、特定時点に一つのランダムアクセス手順が行われるように設定され、ここで、ランダムアクセス手順は、第1のメッセージの伝送及び第2のメッセージの受信がなされる過程を意味することができる。もし、バックオフ指示子を含むランダムアクセス応答メッセージを受信する場合、該当のランダムアクセス手順は終了し、新しいランダムアクセス手順が始まる。
以上、開示された本発明の好適な実施例についての詳細な説明は、当業者が本発明を具体化し実施できるように提供された。以上では本発明の好適な実施形態を参照して本発明を説明してきたが、当該技術の分野における熟練した当業者には、添付した特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域を逸脱しない範囲内で、本発明を種々に修正及び変更可能であるということが理解できるであろう。したがって、本発明は、ここに開示した実施形態に制限されるものではなく、ここに開示された原理及び新規な特徴と一致する最も広い範囲を与えるためのものである。
上述したような各実施形態は、主に3GPP LTE系列システムを取り上げて説明したが、これに限定されるものではなく、CA技術の適用された種々の移動通信システムにおいて端末がランダムアクセス動作を行う上で同様の方式で適用されることも可能である。

Claims (10)

  1. 複数の構成搬送波(Component Carrier)を用いて通信を行うキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)方式の移動通信システムにおいて端末が基地局にランダムアクセス手順を行う方法であって、
    前記基地局に、複数のアップリンク構成搬送波(以下、「ULCC」という。)のうちの第1のULCCを通じて第1のランダムアクセスプリアンブルを伝送し、
    前記第1のランダムアクセスプリアンブルに対する応答として、バックオフ指示子を含む第1のランダムアクセス応答メッセージを、前記第1のULCCと対応関係を有する第1のダウンリンク構成搬送波(以下、「DLCC」という。)を通じて受信し、
    前記第1のULCCに、前記第1のランダムアクセス応答メッセージを通じて受信したバックオフ指示子を考慮してバックオフ期間を適用し、
    前記第1のULCCのバックオフ期間中であっても、前記複数のULCCのうち、バックオフ期間が適用されていない第2のULCCを通じて、第2のランダムアクセスプリアンブルを前記基地局に伝送すること、
    を含む、端末のランダムアクセス方法。
  2. 前記端末は、前記基地局にランダムアクセス手順を行うにあって、前記複数のULCCに対するバックオフ動作を独立して管理する、請求項1に記載の端末のランダムアクセス方法。
  3. 前記基地局へのランダムアクセス手順に利用可能な前記複数のULCCに関する情報、及び前記複数のULCCと対応関係を有する複数のDLCCに関する情報を獲得することをさらに含む、請求項2に記載の端末のランダムアクセス方法。
  4. 前記第2のランダムアクセスプリアンブルに対する応答として、バックオフ指示子を含む第2のランダムアクセス応答メッセージを、前記第2のULCCと対応関係を有する第2のDLCCを通じて受信し、
    前記第2のULCCに、前記第2のランダムアクセス応答メッセージを通じて受信したバックオフ指示子を考慮してバックオフ期間を適用し、
    前記複数のULCCの全てにバックオフ期間が適用されている場合、前記複数のULCCのうち、最も早くバックオフ期間が終了するULCCを通じて、第3のランダムアクセスプリアンブルを前記基地局に伝送すること、
    をさらに含む、請求項1に記載の端末のランダムアクセス方法。
  5. 前記端末は、特定時点に、前記複数のULCCのいずれか一つ及び前記一つのULCCと対応関係を有するDLCCを通じてのみランダムアクセスプリアンブルの伝送及びランダムアクセス応答メッセージの受信をそれぞれ行うように構成される、請求項1に記載の端末のランダムアクセス方法。
  6. 複数の構成搬送波(Component Carrier)を用いて通信を行うキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)方式の移動通信システムにおいて基地局にランダムアクセス手順を行う端末装置であって、
    前記複数の構成搬送波のそれぞれに対応する複数のHARQエンディティ(Entity)を含み、前記複数のHARQエンディティを介して、複数のアップリンク構成搬送波(以下、「ULCC」)を通じた信号伝送及び前記複数のULCCにそれぞれ対応する複数のダウンリンク構成搬送波(以下、「DLCC」)を通じた信号受信を制御するMAC層モジュールと、
    前記MAC層モジュールと機能的に連結され、前記複数のULCCを通じた信号伝送及び前記複数のDLCCを通じた信号受信を行う物理層モジュールと、
    を備えるプロセッサを含み、
    前記プロセッサは、
    第1のULCCのバックオフ期間中であっても、前記複数のULCCのうち、バックオフ期間が適用されていない第2のULCCがある場合、前記第2のULCCを通じてランダムアクセスプリアンブルを前記基地局に伝送するように構成される、端末装置。
  7. 前記プロセッサは、前記基地局にランダムアクセス手順を行うにあって、前記複数のULCCのバックオフ動作を独立して管理する、請求項6に記載の端末装置。
  8. 前記プロセッサは、前記基地局へのランダムアクセス手順に利用可能な前記複数のULCCに関する情報、及び前記複数のULCCと対応関係を有する複数のDLCCに関する情報を保存する、請求項7に記載の端末装置。
  9. 前記プロセッサは、前記複数のULCCの全てにバックオフ期間が適用されている場合、前記複数のULCCのうち、最も早くバックオフ期間が終了するULCCを通じて、ランダムアクセスプリアンブルを前記基地局に伝送するように構成される、請求項6に記載の端末装置。
  10. 前記プロセッサは、特定時点に、前記複数のULCCのいずれか一つ、及び前記一つのULCCと対応関係を有するDLCCを通じてのみランダムアクセスプリアンブルの伝送及びランダムアクセス応答メッセージの受信をそれぞれ行うように構成される、請求項6に記載の端末装置。
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