JP2012526238A - バイパス弁を有するフィルタ端部キャップアセンブリ - Google Patents

バイパス弁を有するフィルタ端部キャップアセンブリ Download PDF

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Abstract

フィルタアセンブリ、フィルタエレメント並びに方法を提供する。フィルタアセンブリは、フィルタエレメントが取り付けられるフィルタ基部を含む。フィルタエレメントは、フィルタエレメントに担持されてフィルタ基部と相互作用することなく独立して作動する、完全なバイパス弁を含む。方法は、完全なバイパス弁を含むフィルタエレメントをフィルタ基部に挿入することによって、フィルタアセンブリに完全に新しいバイパス弁を提供するステップを含み、それによって、フィルタ基部が有するバイパスバルブ構造(バイパスバルブメンバ)を無用又は不要にする。

Description

本発明は一般にフィルタ装置に関する。より詳細には、本発明は、エンジンのオイル又は燃料等の液体を清浄化するためのフィルタ装置に関する。
流体フィルタは通常、液体圧(油圧)システムだけでなく、内燃システムの潤滑システム及び燃料供給システムに接続して用いられる。フィルタはその下流のシステムの適正な作動を保証する。システムの多くは交換可能なフィルタエレメントを使用することによって、実際にフィルタの機能を果たす濾過媒体又は濾過装置が消耗したときに、フィルタアセンブリの全体を交換せずに、フィルタエレメントを簡単に経済的に交換できる。
しかしながら、濾過された不純物が過度に堆積すると、システムを通過する流体の流れが制限されることがあり、それが下流に設けられたシステムの作動を妨げたり、ともすれば下流に設けられたシステムに損傷を与えたりする可能性がある。そのため、フィルタアセンブリによっては、過度の圧力上昇が生じると開く流体バイパスを組み込んでいるものもある。バイパスは、フィルタアセンブリのフィルタエレメントが汚染物質で目詰まりしたときに、(濾過の対象とする)汚れた流体がフィルタエレメントを避けて通れるように機能する。汚れた流体を濾過せずにフィルタを通過させて流すことを許容することは通常は好ましくないが、十分な量の潤滑油又は燃料等の流体がシステムに流れなくなってエンジンの破局的な故障が発生してしまう事態よりは好ましい。
このような流体フィルタの一例が、Wilhelm Ardesに発行された米国特許第5,770,054号に開示されている。Ardesの’054特許は、ハウジング内のスタンドパイプ上のバネで付勢されたバルブメンバ(弁部材)に着座するバイパスバルブシート(弁座)を提供する上側の樹脂製の端部キャップを有するフィルタエレメントを含む。端部キャップの位置合わせ(整列)の問題及び材質の問題に起因して、シールの信頼性、特に上側の樹脂製の端部キャップに一体形成されたバルブシートでのシールの信頼性に対する懸念が存在する。更に、バネで付勢されたバルブメンバはフィルタ基部の一部を形成するために、消耗したフィルタエレメントを交換するときに、バネで付勢されたバルブメンバも、一般的にはコイルスプリングとして設けられたその付勢機構も交換されない。本願出願人は、このことが残念なことに新たな問題を生じかねないと判断した。例えば、バイパス弁が低すぎる圧力下で開いてしまう、即ちフィルタエレメントが十分に消耗しないうちに付勢機構が劣化(損耗)してしまうという問題である。
また、WO2008/157244として公開されたJohn Hackerの国際特許出願PCT/US2008/066739は、バイパス機構を用いる更なるフィルタアセンブリを開示している。この装置において、フィルタエレメントは、端部キャップによって形成されたバルブシート(弁座)との間で相互作用するバルブメンバ(弁部材)を含む。フィルタ基部の一部を形成するバルブメンバを閉位置側に付勢するArdes装置のバルブメンバに対して、このバルブメンバが軸方向に付勢される。バイパス弁の一部分つまりバルブメンバをメンテナンス毎に交換する一方で、バルブメンバを付勢する力は、フィルタ基部が提供する付勢機構に再び依存することになる。従って、この設計にも不足のあることが分かる。
本発明は、Ardes及びHackerの流体フィルタ並びに流体バイパスを組み込む流体フィルタにおける現時点での最新技術に対する改良に関する。
本発明は、新規の改良されたバイパス機構を含むフィルタアセンブリに関する。より詳細には、本発明は、バイパス機構の信頼性を向上し、バイパス機構の全体を保守(Service)する能力を提供する、新規の改良されたバイパス機構を含むフィルタアセンブリに関する。更に又、本発明は、フィルタアセンブリを保守する方法に関し、従来のバイパス機構の一部を無用としながらもそのままフィルタアセンブリの一部として残しつつ、新規のバイパス機構を提供する方法に関する。
このために、本発明の第1の実施の形態による方法は、フィルタアセンブリのバイパス弁を保守するために用いる方法に関する。この方法は、消耗したフィルタエレメントをフィルタ基部のフィルタハウジングから取り外すステップを含む。フィルタ基部は、フィルタエレメントがフィルタハウジングから取り外されたときに、フィルタ基部に付いたままである少なくとも1つのバイパスバルブメンバ(バイパス弁部材)を有する。この方法は、また、フィルタエレメントをフィルタハウジングに挿入するステップを含む。フィルタエレメントが完全なフィルタエレメントバイパス弁を有することによって、フィルタアセンブリのフィルタ基部が有するバイパスバルブメンバは、もはやいかなる流体のバイパスにも利用されず、バイパスバルブメンバではなくなるように構成される。フィルタエレメントによって担持される完全なフィルタエレメントバイパス弁を提供することにより、定期メンテナンス毎にバイパス弁が交換されることから、バイパス弁の正確さ及び完全さが減少してしまうことがない。
一の特定の実施では、交換可能なフィルタエレメントをフィルタハウジングに挿入するステップは、完全なフィルタエレメントバイパス弁がフィルタ基部と相互作用することがないように交換可能なフィルタエレメントをフィルタハウジング内に挿入するステップを含む。更なる特定の実施では、交換可能なフィルタエレメントをフィルタハウジングに挿入するステップは、完全なフィルタエレメントバイパス弁はフィルタ基部が有するバイパスバルブメンバ(バイパス弁部材)から横方向にオフセットするように交換可能なフィルタエレメントをフィルタハウジングに挿入するステップを含む。より更なる特定の実施では、交換可能なフィルタエレメントをフィルタハウジングに挿入するステップは、完全なフィルタエレメントバイパス弁が、少なくとも部分的に、フィルタ基部が有するバイパスバルブメンバと軸方向においてオーバーラップするように、交換可能なフィルタエレメントをフィルタハウジング内に挿入するステップを含む。
また、フィルタ基部と交換可能なフィルタエレメントとを備えるフィルタアセンブリが提供される。フィルタ基部はハウジングを含む。交換可能なフィルタエレメントはハウジング内に作動可能に取付けられる。交換可能なフィルタエレメントは、環状のフィルタ媒体と、第1の端部キャップと、バイパス弁とを含む。環状のフィルタ媒体は、開口した内側(内面)を画成(define)する。第1の端部キャップは、環状のフィルタ媒体の第1の端部に固定され、環状のフィルタ媒体の開口した内側を交換可能なフィルタエレメントの外側と流体連通する流路を画成する。交換可能なフィルタエレメントの外側はハウジング内に位置する。バイパス弁は流体が流路を通過してフィルタエレメントの外側からフィルタ媒体の開口した内側まで流れることを防止する閉位置と、流体が流路を通過してフィルタエレメントの外側からフィルタ媒体の開口した内側まで流れることを許容する開位置との間で移動可能な弁部材を有する。また、バイパス弁は弁部材を閉位置に向けて付勢(偏奇)する付勢部材(偏奇部材)を含む。
一の特定の実施では、フィルタエレメントは、バイパス弁がフィルタ基部と相互作用することなく完全に自由に(独立して)作動する完全なフィルタエレメントバイパス弁を、完全に担持する。
更に特定の実施では、フィルタ基部は、交換可能なフィルタエレメントがハウジングから取り外されたときにフィルタ基部に付いたままであるバネで付勢されたバルブメンバ(弁部材)を内部に有する内側の支持部を含む。交換可能なフィルタエレメントは、フィルタ基部が含む内部の支持部上に作動可能に取付けられる。バイパス弁は、フィルタ基部が含む内側の支持部上に交換可能なフィルタエレメントが作動可能に取り付けられたときに、フィルタ基部が含むバネで付勢されたバルブメンバ(弁部材)と相互作用することがないように構成される。より更なる特定の実施では、第1の端部キャップは、第2の部分から離間する第1の部分を含み、弁部材は第1の部分と第2の部分との間に介在して設けられる。第1の部分は、フィルタ媒体の開口した内側と連通する第1の孔を画成する全体として環状の部材として設けられ、第2の部分は第2の孔を含んで設けられる。流路は、バイパス弁が開位置にあるときに、第1の孔と第2の孔とを作動可能に連通するように設けられる。
一の実施では、フィルタ基部が含む内側の支持部の自由端は、第1の端部キャップの第1の孔を貫通して延在するように構成される。更に、フィルタ基部が含むバネで付勢されたバルブメンバ(弁部材)は、フィルタ基部が含む内側の支持部の自由端内に軸方向において露出して設けられる。第1の端部キャップの第2の部分は、バルブメンバのいずれの部分も形成せず、第1の端部キャップの第1の孔及びフィルタ基部が含む内側の支持部の自由端にわたって延在して、流体のバイパスを提供するためにフィルタ基部が含む内側の支持部が有するバネで付勢されたバルブメンバを作動不能にするように構成された、連続した中央部を有する。フィルタエレメントはフィルタ媒体の第2の端部に固定される第2の端部キャップを含んでもよい。第2の端部キャップは、第3の孔を含んで設けられる。フィルタ基部が含む支持部が第3の孔を貫通して延在するように構成される。
本発明のより更なる態様では、交換可能なフィルタエレメントが提供される。交換可能なフィルタエレメントは、フィルタエレメントが交換される毎に、毎回、流体バイパス弁を交換するために用いることができる。フィルタエレメントは、流体を濾過するための環状、リング形状のフィルタ媒体を含む。フィルタ媒体は開口した内側を画成する。フィルタエレメントは、フィルタ媒体の第1の端部に固定された第1の端部キャップを含む。第1の端部キャップは、フィルタ媒体の開口した内側と交換可能なフィルタエレメントの外側とを流体連通する流路を画成する。また、フィルタエレメントは、流体が流路を通過してフィルタエレメントの外側からフィルタ媒体の開口した内側まで流れることを防止する閉位置と、流体が流路を通過してフィルタエレメントの外側からフィルタ媒体の開口した内側まで流れることを許容する開位置との間で移動可能な弁部材と、弁部材を閉位置に向けて付勢する付勢部材とを有するバイパス弁を含む。
特定の実施の形態では、弁部材及び付勢部材は第1の端部キャップに担持される。
更に特定の実施では、第1の端部キャップは、第2の部分から離間する第1の部分を含み、弁部材は第1の部分と第2の部分との間に介在して設けられる。このような構成では、付勢部材は弁部材と第1の端部キャップの第1の部分との間に作動可能に介在して設けられ、それによって付勢部材は、弁部材を第2の部分に向けて付勢するように構成される。より更なる特定の実施では、第1の部分は、フィルタ媒体の開口した内側と連通する第1の孔を画成する全体として環状の部材として設けられ、第2の部分は第2の孔を含んで設けられ、流路が第1の孔と第2の孔とを連通するように設けるものとしてもよい。
更なる実施では、第1の端部キャップの第1の部分はフィルタ媒体の第1の端部に連結(接続)され、第1の端部キャップの第2の部分は第1の部分から軸方向に離間して設けられる。付勢部材は弁部材を第1の部分及びフィルタ媒体から離して第2の部分に向けて付勢するように構成される。弁部材は閉位置において流体が第2の孔を通って流れることを防ぎ、開位置において流体が第2の孔を通って流れることを許容するように構成される。
一の実施の形態では、第1の端部キャップは、第1の部分を第2の部分に取り付けた複数の部品のアセンブリとして設けられる。更に特定の実施の形態では、環状の側壁が第1の部分と第2の部分とを続方向において接続(連結)する。環状の側壁はフィルタ媒体の第1の端部を受容する窪みの一部を形成するものとしてもよい。
流体がフィルタアセンブリのフィルタエレメントをバイパスすることを許容するためのバイパス機構を提供する更なる方法は、フィルタエレメントをフィルタ基部に挿入するステップであって、フィルタ基部は、フィルタ基部に担持された第1のバイパス弁の少なくとも一部(バイパスバルブメンバ(バイパス弁部材))を有し、フィルタエレメントが完全な第2のバイパス弁を有することによって、フィルタ基部に担持された第1のバイパス弁の少なくとも一部(バイパスバルブメンバ)は、もはやいずれの流体のバイパスにも利用されず、バイパスバルブメンバではなくなる、フィルタエレメントをフィルタ基部に挿入するステップを含む。
本発明の他の態様、目的及び利点は、添付図面を併せ見れば、以下の詳細な説明により更に明らかになるであろう。
本明細書に組み入れられ、本明細書の一部を形成する添付図面は、本発明の複数の態様を例示し、記述と共に、本発明の原理の説明に資する。
図1は、本発明の一の実施の形態によるフィルタアセンブリの断面図である。
図2は、閉位置にあるバイパス弁を有する図1に示すフィルタアセンブリのフィルタエレメントの断面図である。
図3は、フィルタエレメントが有するバイパス弁が閉状態にあることを示す図1のフィルタアセンブリの部分拡大断面図である。
図4は、フィルタエレメントが有するバイパス弁が開状態にあることを示す図1のフィルタアセンブリの部分拡大断面図である。
図5は、フィルタエレメントが有するバイパス弁が開状態にあることを示す更なる部分拡大断面図である。
図6は、図2に示すフィルタエレメントの端部キャップの分解図である。
図7は、本発明の更なる実施の形態によるフィルタエレメントの部分拡大断面図である。
図8は、本発明の更なる実施の形態によるフィルタアセンブリの部分拡大断面図である。
図9は、本発明の更なる実施の形態のフィルタエレメント及びフィルタアセンブリを示す更なる簡略化された断面図である。 図10は、同様に、本発明の更なる実施の形態のフィルタエレメント及びフィルタアセンブリを示す更なる簡略化された断面図である。
本発明は、ある好ましい実施の形態と関連付けて説明されるが、それら実施の形態に限定する意図はない。反対に、意図するところは、全ての代替物、変形、及び均等物を、特許請求の範囲に定義されているように本発明の精神と範囲の内に含まれるものとして、カバーすることである。
図1は、本発明の教示に従うフィルタアセンブリ100の一の実施の形態を示す断面図である。典型的にはフィルタアセンブリ100を用いて流体、より典型的には液体を濾過し、更により典型的には燃料、潤滑剤又は作動流体(作動油)を濾過する。
フィルタアセンブリ100は、全体として、フィルタアセンブリ100の再利用可能な部分であるフィルタ基部104と、定期点検(サービス・インターバル)毎に、さもなければ消耗したときに交換される、交換可能なフィルタエレメント106(以下、一般的に「フィルタエレメント106」とも称する)とを含む。従って、交換可能なフィルタエレメント106は、取外し可能にフィルタ基部104内へ装着できる。
フィルタ基部104は、ハウジングカバー110が着脱可能に固定される環状のハウジング本体108を含む。本明細書で使用する用語「環状」はあらゆるリング状の構造を指すが、円形である必要はない。「環状」は、非限定的な例としての多角形、楕円形、長円形及び卵円形も含む。ハウジング本体108及びハウジングカバー110が組み合わされて交換可能なフィルタエレメント106が格納される濾過チャンバ112を形成する。メンテナンス中にハウジングカバー110をハウジング本体108から取り外し、手を入れ(アクセスして)、消耗して古くなったフィルタエレメント106を取り外し、新しい清浄なフィルタエレメント106を装着することができる。
フィルタエレメント106は、(濾過される)汚れた流体の入口114を(濾過された)清浄な流体の出口116から隔てることで、通常作動中は、フィルタアセンブリ100、特にはフィルタ基部104を通るいずれの流体の流れもフィルタエレメント106を通過させ、それによって流体はフィルタエレメント106により清浄化される。
図示の実施の形態のフィルタ基部104は中央支持部120を更に含み、その回りに交換可能なフィルタエレメント106が作動可能に取り付けられる。中央支持部120は多孔質に設けられる。即ち流体がフィルタエレメント106を通過した後に、(濾過された)清浄な流体の出口116へ流れることを許容する孔121を含む。
中央支持部120は、その自由端に担持されるバイパスバルブ機構124を含む。バイパスバルブ機構124は、バルブメンバ(弁部材)126と、コイルスプリングの形態で示した付勢部材(偏奇部材)128とを含む。バルブメンバ126は、フィルタエレメント106が濾過チャンバ112に挿入されていないときに軸方向に露出する軸方向のシール面130(図3参照)を含む。シール面130が軸方向に露出している理由は、本発明と異なる他の装置において、かかるシール面130が、Ardes特許’054で示すような、対応するフィルタエレメント(図示せず)の協働シール構造と協働して、フィルタエレメントが装着されたときに完全な流体バイパス弁を提供することを意図しているからである。それらの装置では、シール面130は、フィルタエレメントを貫通する孔と境界を成す協働シール面に向かって付勢されて、着座し、通常作動中は流体のバイパスを阻止する。(濾過される)汚れた流体は、フィルタエレメントの孔、典型的にはフィルタエレメントの端部キャップを通過し、軸方向のシール面130に作用することになる。付勢部材128は通常作動中、バルブメンバ126をハウジングカバー110側に軸方向に付勢し、(濾過される)汚れた流体がもたらす力に対向するように作用する。
Ardes特許’054に開示されるようなこれらの装置において、フィルタエレメントが著しく目詰まりすると、フィルタエレメント外側の流体の圧力は、流体がバルブメンバ(弁部材)126を軸方向に付勢してハウジングカバー110から離間させる所定の圧力に達するまでは、流れが不十分であるために上昇し続ける。この圧力の上昇がフィルタエレメントとバルブメンバ126との間のシールを破り、流体のバイパスを許容する。
(従来の装置において、)バルブメンバ(弁部材)126も付勢部材128も定期点検において交換されないのは、残念なことにバイパスバルブ機構124のこれらの部分がフィルタ基部104自体、即ち中央支持部120によって提供されるからである。従って、付勢部材128が劣化(損耗)して弱体化しかねず、それによってバルブメンバ126を早期に作動させ、よって(濾過される)汚れた流体を早期にパイパスさせる。同様に、バルブメンバ126のシール面130が損傷するかもしれず、それによって対応するフィルタエレメント(即ちArdes特許’054のフィルタエレメント)の協働シール構造に対するそのシール能力を低下させる。
本発明の一の実施の形態による交換可能なフィルタエレメント106は、単にフィルタ基部104が有するバルブメンバ(弁部材)126の作用部分ではなく、バイパス弁140の全体を含み、実際には、バルブメンバ126の作用部分は含まない。このように、フィルタアセンブリ100において、バネで付勢されたバイパスバルブ機構124はフィルタエレメント106が組み合わさると無用になるので、バイパスバルブ機構124はバイパスバルブのどの部分も形成せず、フィルタ基部104が有するバルブメンバ126は、もはや全くバイパスバルブのバルブメンバではなくなる。その構造は今や、何らの機能も持たない単なる余剰部品である。
図2は、本発明の教示に従う一のフィルタエレメント106の断面図である。交換可能なフィルタエレメント106は、全体として、フィルタ媒体150の延在部の第1の端部146及び第2の端部148とそれぞれ作動可能に連結(接続)する第1の端部キャップ142及び第2の端部キャップ144を含む。
図2及び図3を参照すると、バイパス弁140は、フィルタエレメント106に全体的に担持され、図示のように第1の端部キャップ142に担持される、弁部材152及び付勢部材(偏奇部材)153を含む。言い換えると、フィルタアセンブリ100の完全なバイパス弁140は、フィルタエレメント106によって提供される。以下でより詳細に説明するように、弁部材152は、第1の端部キャップ142の他の部分と相互作用してバイパス弁140を提供する。しかしながら、他の実施の形態では、バイパス弁140は、フィルタ媒体を介する等、フィルタエレメントの他の部分によって提供されるか、又は第2の端部キャップ144によって担持されることもできる。
図示の実施の形態において、第1の端部キャップ142は、軸方向において相互に離間する第1の部分(軸方向の内側の部分)154及び第2の部分(軸方向の外側の部分)156を含む。弁部材152及び付勢部材153が、第1の部分154と第2の部分156との間で軸方向に介在する。
軸方向に延在する外側の環状の側壁158は、第1の部分154を第2の部分156へ軸方向に接続する。好ましい実施の形態では、軸方向に延在する外側の側壁158と第2の部分156とがワンピース(単一片)構成として形成される。本明細書で用いる用語「ワンピース構成」は、共に連結された複数の個別の構成部品を含むと解釈されるものではない。「ワンピース構成」は、連続した1つの部品、あるいは、単一のモールド成形部品として形成される構造か、又は1つの材料から打抜き(スタンピング)加工される構造でなくてはならない。好ましい構成では、第1の部分154は、軸方向に延在する外側の側壁158が形成するキャビティ内に(例えば内側及び外側に半径方向(放射状)に突出するリブ、突起又は溝等の協働する構造を介して)プレス嵌め又はスナップ嵌め(スナップフィット)のいずれかで係合される。
軸方向に延在する外側の側壁158は、第1の部分154を越えて軸方向の下側に向かって即ち第2の端部キャップ144に向かって延在する自由端部160を含む。加えて、第1の部分154は、好ましくは、軸方向に下側に向かって即ち第2の端部キャップ144に向かって延在する、軸方向に延在する内側の環状の側壁162を含む。内側の側壁162及び外側の側壁158(特に自由端部160)並びに第1の部分154は協働して、フィルタ媒体150の第1の端部146を受容する窪み164を形成する。一の実施の形態において、接着剤166を用いてフィルタ媒体150を窪み164内に固定する。接着剤166は、単なる非限定的な例としては、プラスチゾル発泡体又はポリウレタン発泡体であってもよく、また第1の部分154と軸方向に延在する外側の側壁158との間の接合部をシールして、その間での流体の洩れを防ぐ。
代替の実施の形態では、フィルタ媒体150を端部キャップ142、144に直接埋め込むこともできる。また、第1の部分154及び第2の部分156の両方を、互いに結合した複数の構成部品ではなく、ワンピース構成である単体として形成することもできる。
第2の部分156に対して第1の部分154を軸方向に配置させるための支援を目的として、第1の端部キャップ142は、横方向に離間して/角度方向離間して、その間の流体の流れを許容する複数の軸方向に延在する離間壁168も含む。また、軸方向に延在する離間壁168は、図示の実施の形態では、第2の部分156と共に1個の連続ピースとして形成され、第2の部分156の内側の表面170から第1の部分154に向かって軸方向に延在する。離間壁168の自由端は、第1の部分154の軸方向の外側における表面172に軸方向において当接する。しかし、離間壁168を全体として省く、又は第1の部分154もしくは第2の部分156のいずれかから独立して形成する、又は第1の部分154と共に連続的に形成することができる。
加えて、第1の端部キャップ142は、図1及び図3で示すように、交換可能なフィルタエレメント106をハウジングカバー110に取り付けるための複数の軸方向に延在する取付け突起173を含む。取付け突起173は、第2の部分156の、内側の表面170に対向する外側の表面174から軸方向の外側に向かって延在する。取付け突起173は、図示のように、ハウジングカバー110の対応する構造と協働する半径方向(放射状)に設けられた突起部又は突出部等の協働する構造を含むことができる。しかしながら、他の構造を組み込んで、交換可能なフィルタエレメント106をハウジングカバー110に固定することもできる。そのような固定によって、メンテナンス中に行う消耗したフィルタエレメントの取外し及び新しいフィルタエレメントの挿入を可能とする。より詳細には、消耗したフィルタエレメント106は取外しの間、ハウジングカバー110に連結(接続)されたままである。
図2及び図3で示すように、バイパス弁140は閉状態を有し、閉状態では(フィルタ基部104に装着されているときのフィルタエレメント106の外側の、全体として符号181で示す領域の)(濾過される)汚れた流体はフィルタ媒体150をバイパスできない。また図4及び図5で示すように、バイパス弁140は開状態も有し、開状態では汚れた流体がフィルタ媒体150をバイパスしてフィルタエレメント106の内(側)を通ることが許容される。
バイパス弁140は、フィルタ媒体150を通過せずにフィルタ媒体150の内側180をフィルタ媒体150の外側181と作動可能に連通する流路内に形成される。図示の実施の形態における流路は一般に、第1の孔182と第2の孔184との間に形成される。
第1の孔182は第1の部分154を貫通して形成され、全体として内側の側壁162によって区画され、フィルタ媒体150の内側180に開口する。第1の孔182は全体として第1の部分154の中心に配置され、フィルタ媒体の中心軸185と同軸に設けられる。
第2の孔184は第2の部分156を貫通して形成され、図示の実施の形態では、第2の孔184が第1の孔182から横方向に離間して側壁158側に設けられ、それによって、第2の孔184が径方向において側壁158と第1の孔182との間に設けられる。図示の実施の形態では、第2の孔184が第1の孔182と径方向においてオーバーラップしない(重ならない)。更に、第2の孔184は取付け突起173から径方向の外側に離間して設けられる。流体連通及び弁部材152の取付けを許容するために、第2の孔184は、軸方向に延在する離間壁168のうちの隣接する離間壁と離間壁との間に角度方向において位置決めされる。軸方向に延在する離間壁168又は同様の突起を用いて、弁部材152を第2の孔184と整列させる(位置合わせする)ことができる(全体的には図6を参照のこと)。
図2及び図3に示すように、バイパス弁140は、弁部材152と、コイルスプリングの形態で示した本明細書において「コイルスプリング153」とも呼ぶ付勢部材153とを含む。コイルスプリング153は、弁部材152を第2の孔184が設けられた構造体の外側の側面の側に付勢する。このように、コイルスプリング153は、弁部材152を第1の部分154から離して第2の部分156側に付勢する。図示するように、コイルスプリング153は、弁部材152と第1の部分154の上面172との間に軸方向において介在する。
通常作動中、フィルタエレメント106外側の(濾過される)汚れた流体の圧力は十分に低いので、弁部材152に作用する付勢力は、(濾過される)汚れた流体の圧力によって作用する力よりも大きい。従って、通常作動中、弁部材152は第2の部分156の内側の表面170に対して軸方向に付勢される。弁部材152の寸法は、第2の孔184と全体的にオーバーラップする(重なる)のに十分なほど大きく設けられ、第2の孔184をシールして流体の流れが第2の孔184を通らないようにする。
フィルタエレメント106のフィルタ媒体150が消耗すると、汚染物質がフィルタ媒体150を通る流体の流れに抵抗するため、フィルタエレメント106の外側の汚れた流体の圧力を上昇させる。汚れた流体の圧力が所定のレベルに達すると、汚れた流体によって弁部材152の上面186(シール面とも称する)にかかる力は、コイルスプリング153の付勢力に打ち勝つのに十分となるであろう。これによってバイパス弁140が開き(図4参照)、矢印187で示す流路に沿った流体の流れを許容する。これによって汚れた流体がフィルタ媒体150をバイパスでき、フィルタアセンブリ100を通過する流体を所望の流量に維持し、流体を利用する下流に設けられたシステムの損傷又は性能の低下を防ぐ。
図示の実施の形態では、弁部材152は平坦な円板である。しかし他の形状を用いることもできる。上面186の輪郭を、例えば丸め(曲線)形状、円錐状又はテーパ状等にすることができる。このように設けることにより、弁部材152が第2の孔184へガイドされて、第2の孔184との良好なシールを形成する。同様に、例えば波形バネ、弾性片持ち梁等の、他の付勢部材を用いることもできる。
加えて、弁部材152及び付勢部材153(2つの個別の構成部品、即ち円板及びバネ、として示す)をシングルピース(単一)部品として設けることもできる。例えば、十分な量の圧力をかけられたときに撓曲又は圧縮する、弾力性もあるが十分な剛性を有する連続する1個の発泡体を用いることができる。このように、単一の連続する1個の発泡体は、弁部材及び付勢部材の両方を有するとみなされるであろう。
図示の実施の形態では、第1の端部キャップ142の第2の部分156は、第2の孔184を除いては、全体として、無孔のディスク形状部である。なぜなら第2の孔184は、第1の部分154の第1の孔182の全体にわたって延在する連続した無孔部分188を含む第2の部分156の中心から半径方向に離間しているからである。弾性を有する取付け突起173は、この無孔部位188から軸方向の外側に向かって延在する。
図3及び図4を参照すると、本発明の教示によるフィルタエレメント106をフィルタ基部104内に取り付けたとき、フィルタエレメント106はバイパスバルブ機構124、特にはバルブメンバ(弁部材)126及び付勢部材128を無用にし、それによってバルブメンバ126は、もはや全くバルブメンバではなく、ほとんど不要で使用されない。
図示の実施の形態におけるフィルタエレメント106をフィルタ基部104内に取り付けると、中央支持部120の自由端が第1の孔182を軸方向に貫通する。この構成では、中央支持部120、特には中央支持部120の自由端に取り付けられたバイパスバルブ機構124が端部キャップ142の第2の部分156の無孔部分188と整列される(位置合わせさせる)ことによって、如何なる汚れた流体もバルブメンバ(弁部材)126と相互作用しないようにする。
この構成では、フィルタエレメント106が有するバイパス弁140をフィルタ基部104が有するバイパスバルブ機構124から半径方向にオフセットさせ、バイパスバルブ機構124から半径方向の外側に離間させる。加えて、フィルタエレメント106が有するバイパス弁140は、少なくとも部分的に、フィルタ基部104が有するバイパスバルブ機構124と軸方向においてオーバーラップする(重なる)。
従って、本実施の形態では、本発明のバイパス弁140はフィルタ基部104と一切相互作用せず、フィルタエレメントによって完全に提供され、部分的にもフィルタ基部104によっては提供されない。
図示しないが、第1の端部キャップ142は、支持管のロック部材と係合するための軸方向に延在する突起部を含むこともできる。そのようなロック部材は、Clausen等に発行された米国特許第6,986,426号「防滴エレメントのための延長及びロックアセンブリ、並びにそのためのコンテナ」に示され、その教示及び開示を参照により本明細書に組み込む。そのようなロック部材がフィルタ基部のバイパスバルブメンバ(弁部材)と関連するか否かに関わらず、そのような軸方向に延在する突起部の相互作用は、どの様な方法においてもバイパスバルブメンバ126を用いて流体バイパスバルブを提供することではないであろう。
図2を参照すると、第2の端部キャップ144は、内部の支持部120に対して半径方向においてシールするためのシール部材を含む。
前述のフィルタエレメント106を組み込む本発明のフィルタアセンブリ100は、フィルタ基部104のバイパスバルブ機構124のいずれの部分も利用しないため、バイパス弁140の構成部品の全てを毎回の定期メンテナンスで交換する。
本発明の実施の形態は、また、フィルタアセンブリ100のバイパス弁140を保守するために用いる方法に関する。一の方法は、消耗したフィルタエレメント(このフィルタエレメントは、前述のフィルタエレメント106に従ったもの、又はArdesの’054特許で教示されたフィルタエレメントと同様のもの、又は類似のエレメントとすることができる)をフィルタ基部104のフィルタハウジング108から取り外す第1のステップを含む。前述のように、フィルタ基部104は少なくともバイパスバルブメンバ(弁部材)126を含む。消耗したフィルタエレメントを取り除くステップでは、バイパスバルブメンバ126をフィルタ基部と一緒の状態として保つ。消耗したフィルタエレメントを取り除いたあと、一の方法は、交換可能なフィルタエレメント106をフィルタハウジング本体108内に挿入するステップを含み、交換可能なフィルタエレメント106は前述のように、完全なフィルタエレメントバイパス弁140を有し、それによって、フィルタアセンブリ100のフィルタ基部104が有するバイパスバルブメンバ126は、もはや流体のバイパスには一切利用されず、バイパスバルブメンバではなくなる。
フィルタエレメント106を用いる方法の複数の実施の形態では、交換可能なフィルタエレメント106を挿入するステップは、完全なフィルタエレメントバイパス弁140がフィルタ基部104と相互作用することがないように交換可能なフィルタエレメント106をフィルタハウジング108内に挿入するステップを含むものとしてもよい。
フィルタエレメント106を用いる方法の複数の実施の形態では、交換可能なフィルタエレメント106を挿入するステップは、完全なフィルタエレメントバイパス弁140がフィルタ基部104が有するバイパスバルブメンバ(バイパス弁部材)126から横方向にオフセットするように交換可能なフィルタエレメント106をフィルタハウジング108内に挿入するステップを含むものとしてもよい。
更に他の方法では、完全なフィルタエレメントバイパス弁140がフィルタ基部104が有するバイパスバルブメンバ(バイパス弁部材)126と少なくとも部分的に軸方向にオーバーラップする(重なる)ように交換可能なフィルタエレメント106をフィルタハウジング108内に挿入するステップを含むものとしてもよい。更に、支持部120の先端(遠位端)部がフィルタエレメント106の不透水性部分つまり連続した部分(無孔部分)188と整列される(位置合わせされる)ようにフィルタエレメント106を挿入してもよく、それによっていずれの流体の流れ、通常の流れ、そしてバイパス流れも軸方向にフィルタエレメント106を通過して内側の支持部120の自由端に向かって流れないものとしてもよい。
図7は、本発明によるフィルタアセンブリ200の代替の実施の形態の単純化された部分断面図である。本実施の形態は、前述の実施の形態のフィルタアセンブリ100と実質的に同様である。しかしながら、このフィルタアセンブリ200は、以下でより詳細に説明するように、わずかに異なるフィルタエレメント206を有する。本実施の形態は、わずかに異なるバイパスバルブメンバ(バイパス弁部材)226及び上側の端部キャップ242を有する。
バイパスバルブメンバ(バイパス弁部材)226は中央支持部220に担持され、軸方向におけるシール面230から軸方向における外側に向かって延在する、軸方向に延在する突起部229を有する。図示のように、この軸方向に延在する突起部229は軸方向の外側に向かって中央支持部220の先端(遠位端)部231を越えて延在する。
フィルタエレメント206は、前述の実施の形態の上側(第1)の端部キャップ142と実質的に同様の上側の端部キャップ242を含む。しかしながら、本実施の形態の第2の部分256は実質的に平面ではない外側の表面274(取付け突起273を除く)を有する。より詳細には、第2の部分の中央の無孔部分288は、前述の実施の形態で示すような平坦な部分ではない。より詳細には、この無孔部分288は軸方向に延在する受容部290を含む。軸方向に延在する受容部290は、環状の側壁部292と、環状の側壁部292に対して略垂直に延在する上端部293とを含む。環状の側壁292及び上端部293の厚さは実質的に一定である。故に、この構成によって、軸方向に延在する受容部290は内部キャビティ296を形成する。このキャビティ296が、フィルタ基部が有するバルブメンバ(弁部材)226の軸方向に延在する突起部229を受容するのは、軸方向に延在する突起部229を収容するための、この中央の無孔部分288を貫通する孔がないからである。軸方向に延在する受容部290は全体として、軸方向に延在する取付け突起273によって周りを囲まれる。しかしながら、軸方向に延在する受容部290は取付け突起273から半径方向の内側に離間する。キャビティ296はフィルタエレメント206の内側に向かって開口して、キャビティ296がバルブメンバ226の軸方向に延在する突起部229を受容する。
端部キャップ242の第2の部分256は、また、その内側の表面270にシール座部298を画成(define)する。このシール座部298は、テーパ形状に設けられた外形を有する環状の突起部として設けられる。テーパ形状に設けられた外形は、第2の部分256に近接するより幅広の基部及びシール座部298の先端部を形成するより幅狭な先端(頂上)を有する。環状の頂上は弁部材252の上面286と係合する。シール座部298のテーパ形状の構成は、シール座部298と弁部材252との間の接点(又は接線)を集中させることができ、それらの間のシールを向上させる。シール座部298は、端部キャップ242の第2の部分256において第2の孔284を区画し、全体として第2の孔284を画成する。
図8は、更なるフィルタエレメント306を含むフィルタアセンブリ300の更なる実施の形態を示す。このフィルタアセンブリ300は図3で示す実施の形態のフィルタアセンブリ100と実質的に同様である。しかしながら、フィルタエレメント306はわずかに異なる構成を有する。
本実施の形態では、フィルタエレメント306は、それを通って流れる流体からの微粒子の濾過及び使用によってフィルタエレメントが著しく目詰まりしたか消耗したとき、又は低温始動(コールドスタート)中など、フィルタエレメントのフィルタ媒体を介して流体を送り込むのにあまりにも大きな圧力を要する場合に流体のバイパスを許容するための複数のバイパス弁340を含むことを除いては、前述の実施の形態の端部キャップと同様である、上側の端部キャップ342を含む。
図示の実施の形態におけるバイパス弁340は同一であり、同一の付勢機構、即ちコイルスプリング353によって作用を受ける同一の弁部材352を含む。複数のバイパス弁340を用いることで、フィルタエレメント306が提供する流体バイパス機構の最終的な寸法は、端部キャップ342の第2の端部キャップ部分356を貫通する複数の開口部(孔)384によって提供される面積の増加によって、大きくなり得る。
支持部320に格納されたバルブメンバ(弁部材)326の相互作用に依存する必要性を取り除くことで、所望のバイパス弁の断面積を提供するこの能力を得ることができる。従来の装置では、フィルタエレメントは、バルブメンバ326のシール面330と略同じ寸法の、端部キャップを貫通する孔を設ける必要があった。そのため、バイパス弁の構成はフィルタ基部が提供する接続構造によって限定されていた。
更に、複数のバイパス弁340を提供することで、複数のバイパス弁340が提供するバイパス機構を、様々な状況に応じて調整することができる。例えば、複数のバイパス弁340の内の最初の1つ(第1のバイパス弁340)は、それらが異なる圧力値で開くように異なるばね定数を有する、又は代替として異なる寸法の開口部384を有することができ、それによって個々のバイパス弁340を同時に開くのではなく、多様なバイパス弁340を順次開いていくことができる。より小さい圧力下で開くように構成されたバイパス弁340を継続して開くのではなく、複数のバイパス弁340の内の多様な個々のバイパス弁に対して積極的な停止を行う必要があるかもしれないことが考えられるが、この場合には、それによってバイパス弁340の開口変位を限定し、圧力を所与の圧力よりも高くすることができる。
また、低温始動(コールドスタート)条件下で、流体が低温であるために生じる高圧によって開く最初の1つのバイパス弁340を設けるような場合に、この構成が非常に有益となる。一度、流体が加熱されると、バイパス弁340は再び閉じようとする。しかし、フィルタエレメント306が濾過された粒子又は微粒子で著しく目詰りした場合、最初の1つ(第1)のバイパス弁340が開くであろう。その後、フィルタエレメント306が更に目詰りして、フィルタエレメント306の外側の流体の圧力を上昇させる場合、第2のバイパス弁340が開いて増量したバイパス流れを許容することができる。
更に、本実施の形態では、両方のバイパス弁が単一の端部キャップ機構によって形成されるものとして示されているが、本発明による他の複数のフィルタエレメントでは、一の端部キャップに1つ以上のバイパス弁を含んで、及び他の端部キャップに1つ以上のバイパス弁を含んで、複数のバイパス弁を提供することもできる。
図9及び図10は、本発明によるフィルタアセンブリ400(図9参照)及びフィルタエレメント406(図10参照)の更なる実施の形態を高度に単純化された部分的な概略により示す図である。
本実施の形態は、フィルタエレメント406がフィルタ基部のラッチ等の機構を作動させるための手段を含んでもよいことを示す。例えば、支持部420は、いずれかの流体の流れを通常作動中に通過させる前に作動させなくてはならないカラー411を含んでもよい。そのため、フィルタエレメント406は、フィルタエレメント406が中央支持部420上に取り付けられたときにカラー411と係合し、カラー411を軸方向に付勢する、作動突起部421を含む。図示の実施の形態では、作動突起部421が第1の端部キャップ456によってワンピース構成に形成される。
更に、様々な図で第1の端部キャップ部と支持部との間に形成される隙間を示しているが、他の実施の形態ではこのケースに限られないことに留意されたい。例えば、第1の(内側の)端部キャップ部は支持部の外側の表面をシールすることもでき、それによって流体は、第1の端部キャップ部と第2の端部キャップ部との間で軸方向に位置決めされた支持部の一部を通って流れることが求められる。典型的に、このように構成されるのは、フィルタエレメントの内側の流体が中央支持部に、中央支持部の軸方向の端部を介して浸入するときであろう。しかしながら、この構成によれば、中央支持部の半径方向(放射状)に設けられた側壁に形成された孔を流体が通過するように設けることができる。
本明細書中で引用する公報、特許出願及び特許を含む全ての文献は、各文献を個々に、具体的に示し、引用して組み込むかのように、又、その全体を本明細書に記載するかのように、引用して組み込まれる。
本発明の説明に関連して(特に以下の請求項に関連して)用いられる名詞及び同様な指示語の使用は、本明細書中で特に指摘したり、明らかに文脈と矛盾したりしない限り、単数及び複数の両方に及ぶものと解釈される。語句「備える」、「有する」、「含む」及び「包含する」は、特に断りのない限り、オープンエンドターム(即ち「〜を含むが限らない」という意味)として解釈される。本明細書中の数値範囲の具陳は、本明細書中で特に指摘しない限り、単にその範囲内に該当する各値を個々に言及するための略記法としての役割を果たすことだけを意図しており、各値は、本明細書中で個々に列挙されたかのように、明細書に組み込まれる。本明細書中で説明される全ての方法は、本明細書中で特に指摘したり、明らかに文脈と矛盾したりしない限り、あらゆる適切な順番で行うことができる。本明細書中で使用するあらゆる例又は例示的な言い回し(例えば「など」)は、特に主張しない限り、単に本発明をよりよく説明することだけを意図し、本発明の範囲に対する制限を設けるものではない。明細書中のいかなる言い回しも、請求項に記載されていない要素を、本発明の実施に不可欠であるものとして示すものとは解釈されないものとする。
本明細書中では、本発明を実施するため本発明者が知っている最良の形態を含め、本発明の好ましい実施の形態について説明している。当業者にとっては、上記説明を読めば、これらの好ましい実施の形態の変形が明らかとなろう。本発明者は、熟練者が適宜このような変形を適用することを期待しており、本明細書中で具体的に説明される以外の方法で本発明が実施されることを予定している。従って本発明は、準拠法で許されているように、本明細書に添付された請求項に記載の内容の修正及び均等物を全て含む。更に、本明細書中で特に指摘したり、明らかに文脈と矛盾したりしない限り、全ての変形における上記要素のいずれの組み合わせも本発明に包含される。
100 フィルタアセンブリ
104 フィルタ基部
106 フィルタエレメント
108 ハウジング本体
110 ハウジングカバー
112 濾過チャンバ
114 (濾過される)汚れた流体の入口
116 (濾過された)清浄な流体の出口
120 中央支持部(フィルタ基部)
121 孔(中央支持部/フィルタ基部)
124 バイパスバルブ機構(中央支持部/フィルタ基部)
126 バルブメンバ(弁部材)(バイパスバルブ機構/中央支持部/フィルタ基部)
128 付勢部材(偏奇部材)(バルブメンバ/バイパスバルブ機構/中央支持部)
130 軸方向のシール面(バルブメンバ/バイパスバルブ機構/中央支持部)
140 完全なバイパス弁(第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
142 第1の端部キャップ(フィルタエレメント)
144 第2の端部キャップ(フィルタエレメント)
146 第1の端部(フィルタ媒体/フィルタエレメント)
148 第2の端部(フィルタ媒体/フィルタエレメント)
150 フィルタ媒体(フィルタエレメント)
152 弁部材(完全なバイパス弁/フィルタエレメント)
153 付勢部材(コイルスプリング)(完全なバイパス弁/フィルタエレメント)
154 第1の部分(軸方向の内側)(第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
156 第2の部分(軸方向の外側)(第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
158 外側の環状の側壁(第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
160 自由端部(外側の環状の側壁/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
162 内側の環状の側壁(第1の部分/第1の端部キャップ)
164 窪み(内側及び外側の側壁並びに第1の部分(第1の端部キャップ))
166 接着剤
168 離間壁(第2の部分/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
170 内側の表面(第2の部分/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
172 外側の表面(上面)(第1の部分/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
173 取付け突起(第2の部分/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
174 外側の表面(第2の部分/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
180 内側(フィルタ媒体/フィルタエレメント)
181 外側(フィルタ媒体/フィルタエレメント)
182 第1の孔(第1の部分/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
184 第2の孔(第2の部分/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
185 中心軸(フィルタ媒体)
186 上面(シール面)(弁部材/バイパス弁/第1の端部キャップ)
187 矢印(流路)(バイパス弁/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
188 無孔部分(第2の部分/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
200 フィルタアセンブリ
206 フィルタエレメント
220 中央支持部(フィルタ基部)
226 バイパスバルブメンバ(バイパス弁部材)(中央支持部/フィルタ基部)
229 突起部(バイパスバルブメンバ/中央支持部/フィルタ基部)
230 シール面(バイパスバルブメンバ/中央支持部/フィルタ基部)
231 先端部(中央支持部/フィルタ基部)
242 第1の端部キャップ(フィルタエレメント)
252 弁部材(完全なバイパス弁/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
256 第2の部分(第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
270 内側の表面(第2の部分/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
273 取付け突起(第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
274 外側の表面(第2の部分/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
284 第2の孔(第2の部分/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
286 上面(弁部材/完全なバイパス弁/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
288 無孔部分(第2の部分/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
290 受容部(無孔部分/第2の部分/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
292 環状の側壁部(受容部/無孔部分/第2の部分/第1の端部キャップ)
293 上端部(受容部/無孔部分/第2の部分/第1の端部キャップ)
296 内部キャビティ(受容部/無孔部分/第2の部分/第1の端部キャップ)
298 シール座部(第2の部分/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
300 フィルタアセンブリ
306 フィルタエレメント
320 中央支持部(フィルタ基部)
326 バルブメンバ(弁部材)(中央支持部/フィルタ基部)
330 シール面(バルブメンバ/中央支持部/フィルタ基部)
340 複数の完全なバイパス弁(第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
342 第1の端部キャップ(フィルタエレメント)
352 弁部材(複数の完全なバイパス弁/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
353 付勢機構(コイルスプリング)(完全なバイパス弁/第1の端部キャップ)
356 第2の部分(第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
384 第2の孔(開口部)(第2の部分/第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
400 フィルタアセンブリ
406 フィルタエレメント
411 カラー(中央支持部/フィルタ基部)
420 中央支持部(フィルタ基部)
421 作動突起部(第1の端部キャップ/フィルタエレメント)
456 第1の端部キャップ(フィルタエレメント)

Claims (28)

  1. フィルタアセンブリのバイパス弁を保守するために用いる方法であって:
    消耗したフィルタエレメントをフィルタ基部のフィルタハウジングから取り外すステップであって、前記フィルタ基部は、前記フィルタエレメントが前記フィルタハウジングから取り外されたときに、前記フィルタ基部に付いたままである少なくとも1つのバイパスバルブメンバを有する、フィルタエレメントを取り外すステップと;
    フィルタエレメントを前記フィルタハウジングに挿入するステップであって、前記フィルタエレメントが完全なフィルタエレメントバイパス弁を有することによって、前記フィルタアセンブリの前記フィルタ基部が有する前記バイパスバルブメンバは、もはやいかなる流体のバイパスにも利用されず、バイパスバルブメンバではなくなるように構成された、フィルタエレメントを前記フィルタハウジングに挿入するステップとを備える;
    方法。
  2. 前記交換可能なフィルタエレメントを挿入するステップは、前記完全なフィルタエレメントバイパス弁が前記フィルタ基部と相互作用することがないように前記交換可能なフィルタエレメントを前記フィルタハウジング内に挿入するステップを有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記交換可能なフィルタエレメントを挿入するステップは、前記完全なフィルタエレメントバイパス弁は前記フィルタ基部が有する前記バイパスバルブメンバから横方向にオフセットするように前記交換可能なフィルタエレメントを前記フィルタハウジング内に挿入するステップを有する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記交換可能なフィルタエレメントを挿入するステップは、前記完全なフィルタエレメントバイパス弁が、少なくとも部分的に、前記フィルタ基部が有する前記バイパスバルブメンバと軸方向においてオーバーラップするように、前記交換可能なフィルタエレメントを前記フィルタハウジング内に挿入するステップを有する、請求項3に記載の方法。
  5. ハウジングを有するフィルタ基部と;
    前記ハウジング内に作動可能に取り付けられた交換可能なフィルタエレメントとを備え;
    前記交換可能なフィルタエレメントは:
    開口した内側を画成する環状のフィルタ媒体と;
    前記フィルタ媒体の第1の端部に固定され、前記フィルタ媒体の開口した内側を前記交換可能なフィルタエレメントの外側と流体連通する流路を画成する、第1の端部キャップであって、前記交換可能なフィルタエレメントの外側は前記ハウジング内に位置するように構成された、第1の端部キャップと;
    バイパス弁とを有し;
    前記バイパス弁は:
    流体が前記流路を通過して前記フィルタエレメントの外側から前記フィルタ媒体の開口した内側まで流れることを防止する閉位置と、流体が前記流路を通過して前記フィルタエレメントの外側から前記フィルタ媒体の開口した内側まで流れることを許容する開位置との間で移動可能な弁部材と;
    前記弁部材を前記閉位置に向けて付勢する付勢部材とを有する;
    フィルタアセンブリ。
  6. 前記バイパス弁は、前記フィルタ基部と相互作用することなく完全に自由に作動する、請求項5に記載のフィルタアセンブリ。
  7. 前記フィルタ基部は、前記交換可能なフィルタエレメントが前記ハウジングから取り外されたときに前記フィルタ基部に付いたままであるバネで付勢されたバルブメンバを内部に有する内側の支持部を有し;
    前記交換可能なフィルタエレメントは、前記フィルタ基部が有する前記内側の支持部上に作動可能に取り付けられ;
    前記バイパス弁は、前記フィルタ基部が有する前記内側の支持部上に前記交換可能なフィルタエレメントが作動可能に取り付けられたときに、前記フィルタ基部が有する前記バネで付勢されたバルブメンバと相互作用することがないように構成された;
    請求項5に記載のフィルタアセンブリ。
  8. 前記第1の端部キャップは、第2の部分から離間する第1の部分を含み、前記弁部材は前記第1の部分と前記第2の部分との間に介在して設けられ;
    前記第1の部分は、前記フィルタ媒体の開口した内側と連通する第1の孔を画成する全体として環状の部材として設けられ、前記第2の部分は第2の孔を含んで設けられ、前記流路は、前記バイパス弁が前記開位置にあるときに前記第1の孔と前記第2の孔とを作動可能に連通するように設けられた;
    請求項7に記載のフィルタアセンブリ。
  9. 前記フィルタ基部が有する前記内側の支持部の自由端は、前記第1の孔を貫通して延在するように構成された、請求項8に記載のフィルタアセンブリ。
  10. 前記フィルタ基部が有する前記バネで付勢されたバルブメンバは、前記フィルタ基部が有する前記内側の支持部の前記自由端内に軸方向において露出して設けられ;
    前記第2の部分は、前記バルブメンバのいずれの部分も形成せず、前記第1の端部キャップの第1の孔及び前記フィルタ基部が有する前記内側の支持部の前記自由端にわたって延在して、流体のバイパスを提供するために、前記フィルタ基部が有する前記内側の支持部が有する前記バネで付勢されたバルブメンバを作動不能にするように構成された、連続した中央部を有する;
    請求項9に記載のフィルタアセンブリ。
  11. 前記バイパス弁は、前記バネで付勢されたバルブメンバから全体的に半径方向に離間して前記半径方向においてオーバーラップしないように構成された、請求項7に記載のフィルタアセンブリ。
  12. 前記バイパス弁の少なくとも一部が前記バネで付勢されたバルブメンバと軸方向においてオーバーラップするように構成された、請求項11に記載のフィルタアセンブリ。
  13. 前記フィルタ媒体の第2の端部に固定された第2の端部キャップを更に備え、前記第2の端部キャップは第3の孔を含んで設けられ、前記フィルタ基部が有する前記内側の支持部が前記第3の孔を貫通して延在するように構成された、請求項7に記載のフィルタアセンブリ。
  14. 開口した内側を画成する環状のフィルタ媒体と;
    前記フィルタ媒体の第1の端部に固定され、前記フィルタ媒体の開口した内側を前記交換可能なフィルタエレメントの外側と流体連通する流路を画成する、第1の端部キャップと;
    完全なバイパス弁とを備え;
    前記完全なバイパス弁は:
    流体が前記流路を通過して前記交換可能なフィルタエレメントの外側から前記フィルタ媒体の開口した内側まで流れることを防止する閉位置と、流体が前記流路を通過して前記交換可能なフィルタエレメントの外側から前記フィルタ媒体の開口した内側まで流れることを許容する開位置との間で移動可能な弁部材と;
    前記弁部材を前記閉位置に向けて付勢する付勢部材とを有する;
    交換可能なフィルタエレメント。
  15. 前記弁部材及び前記付勢部材は前記第1の端部キャップに担持される、請求項14に記載の交換可能なフィルタエレメント。
  16. 前記第1の端部キャップは、第2の部分から離間する第1の部分を含み、前記弁部材は前記第1の部分と前記第2の部分との間に介在して設けられる、請求項14に記載の交換可能なフィルタエレメント。
  17. 前記付勢部材は前記弁部材と前記第1の端部キャップの前記第1の部分との間に作動可能に介在して設けられ、それによって前記付勢部材は、前記弁部材を前記第2の部分に向けて付勢するように構成された、請求項16に記載の交換可能なフィルタエレメント。
  18. 前記第1の部分は、前記フィルタ媒体の開口した内側と連通する第1の孔を画成する全体として環状の部材として設けられ、前記第2の部分は第2の孔を含んで設けられ、前記流路は前記第1の孔と前記第2の孔との間に画成される、請求項17に記載の交換可能なフィルタエレメント。
  19. 前記第1の端部キャップの前記第1の部分は前記フィルタ媒体の前記第1の端部に連結され、前記第1の端部キャップの前記第2の部分は前記第1の部分から軸方向に離間して設けられ、前記付勢部材は前記弁部材を前記第1の部分及び前記フィルタ媒体から離して前記第2の部分に向けて付勢するように構成された、請求項18に記載の交換可能なフィルタエレメント。
  20. 前記弁部材は前記閉位置において流体が前記第2の孔を通って流れることを防ぎ、前記開位置において前記流体が前記第2の孔を通って流れることを許容するように構成された、請求項19に記載の交換可能なフィルタエレメント。
  21. 前記第1の端部キャップは、前記第1の部分を前記第2の部分に取り付けた複数の部品のアセンブリとして設けられた、請求項18に記載の交換可能なフィルタエレメント。
  22. 前記第1の端部キャップは、前記第1の部分と前記第2の部分とを軸方向において接続する環状の側壁を含み、前記環状の側壁は前記第1の部分と前記第2の部分との間において流体のバイパスを防ぐように構成された、請求項21に記載の交換可能なフィルタエレメント。
  23. 前記第2の孔は前記第1の孔から半径方向にオフセットして設けられた、請求項18に記載の交換可能なフィルタエレメント。
  24. 前記第2の部分は、前記第1の孔の全体にわたって延在する連続した中央部を有する、請求項23に記載の交換可能なフィルタエレメント。
  25. 前記第1の部分を前記第2の部分から軸方向において離間させる、複数のオフセット突起部を更に含み、それによって前記第1の孔と前記第2の孔との間の流体連通を許容するように構成された、請求項21に記載の交換可能なフィルタエレメント。
  26. 前記環状の側壁は、前記第2の部分と共に連続した単体の部品として形成され、前記第1の部分は、環状の部分から軸方向において延在した、軸方向に延在する内側の環状の側壁を含み、前記第1の部分は前記第2の部分と共に連続する単体の部品として形成された環状の側壁の内側に軸方向において受容され、前記第1の部分が含む前記内側の環状の側壁、前記第1の部分が含む前記環状の部分及び前記第2の部分と共に連続する単体の部品として形成された前記環状の側壁は、前記フィルタ媒体の前記第1の端部を受容する窪みを形成するように構成された、請求項22に記載の交換可能なフィルタエレメント。
  27. 一方の前記完全なバイパス弁から離間して設けられ、前記一方の完全なバイパス弁から独立して作動する、第2の完全なバイパス弁を更に備える、請求項14に記載の交換可能なフィルタエレメント。
  28. 流体がフィルタアセンブリのフィルタエレメントをバイパスすることを許容するためのバイパス機構を提供する方法であって:
    前記フィルタエレメントをフィルタ基部に挿入するステップであって、前記フィルタ基部は、前記フィルタ基部に担持された第1のバイパス弁の少なくとも一部を有し、前記フィルタエレメントが完全な第2のバイパス弁を有することによって、前記フィルタ基部に担持された前記第1のバイパス弁の前記少なくとも一部は、もはやいずれの流体のバイパスにも利用されず、バイパスバルブメンバではなくなる、前記フィルタエレメントを前記フィルタ基部に挿入するステップを備える;
    バイパス機構を提供する方法。
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