JP2012524321A - 候補リポートを記憶するシステム及び方法 - Google Patents

Abstract

十分に注釈付けされたリポートの大規模なデータベースは、例えば放射線検査のような医用ワークフローにおける重要な知識源である。これらは、一般に、評価されている現在の症例と同様のリポートを探しているヘルスケア専門家によってアクセスされる。しかしながら、このようなデータベースを充填し維持することは、多くの努力を必要とする。候補リポートを記憶するためのシステムであって、クエリデータベースから１又は複数のクエリを取り出し、ユーザ入力部から候補リポートを取り出し、候補リポートの重要性を判定するために、候補リポートに対して１又は複数のクエリを実行し、重要性が予め決められた値を越える場合にリポートデータベースの候補リポートを記憶するように構成される、サーチャを有する。本発明は、記憶の前に、候補リポートが実際にデータベースに加えられる価値があるかどうかを評価するためのチェックを提供する。加えられる価値がない場合、それは、特に指定しない限り加えられない。ヘルスケア専門家は、症例に関してリポーティングする際に警告され、それにより、不必要なケースが識別され、データベースから外される。

Description

本発明は、医学リポートの分野に関し、特に、候補リポートを記憶するシステム及び方法に関する。

医用プロシージャの結果として生成される診断リポートは、診断イメージング結果、臨床ヒストリ及びヘルスケア専門家による注釈を含む多量の情報を含む。

放射線医は、概して、１時間当たり３０症例までも処理する。骨の折れる症例に直面する場合、放射線医は、診断を完結させるために情報源のほうを向く。これらの情報源は、科学的な刊行物を含みうるが、最も多くの場合、以前の症例を含みうる。この理由のため、典型的な興味深い症例は、放射線医自身によってデータベースに収集される。このようなデータベースは、個人ユーザ又は集合的なユーザによってアクセス可能なコンピュータシステム上のローカルフォルダ、ＰＡＣＳシステム、mypacs.net(www.mypacs.net)のような参照症例マネージャのような、多くの形をとりうる。

これらのデータベースは、任意の１人の人物が思い出すことができる症例数をはるかに越える多数のリポートを含む。例えば放射線医のようなヘルスケア専門家によって中身を供給されるパーソナルフォルダは、一般に、そのユーザがその完全なコンテント全体を思い出すことができるポイントを越えて成長する。問題は、集合的なユーザによるデータベースへのアクセスによって一層大きくなる。例えば、University of Texas Medical Branchにおいて、１００万を超える診断リポートが、１９９１−１９９６年に放射線科単独で生成され、放射線検査情報システム（ＲＩＳ）に記憶された。従って、データベースをサーチして、重要なマッチ（matches）を取り出す能力が、ますます重要になっている。医用イメージングがより手軽なものになり、診断モダリティの多様性及び治療処置が増大するにつれて、記憶されるデータ量は増大し、問題は一層深刻になる。

本発明の目的は、候補リポートを記憶するシステム及び方法を提供することである。

本発明は、独立請求項によって規定される。有利な実施形態が、従属請求項に規定されている。

本発明の第１の見地によれば、候補リポートを記憶するためのシステムであって、
−リポートを記憶し、提供するように構成されるリポートデータベースと、
−候補リポートを提供するように構成されるユーザ入力部と、
−リポートデータベースをサーチするのに適したクエリを記憶し、供給するように構成されるクエリデータベースと、
−サーチャであって、
−クエリデータベースから１又は複数のクエリを取り出し、
−ユーザ入力部から候補リポートを取り出し、
−候補リポートの重要性を判定するために、候補リポートに対して１又は複数のクエリを実行し、
−重要性が予め決められた値を越える場合、リポートデータベースに候補リポートを記憶する、
ように構成されるサーチャと、
を有するシステムが提供される。

本発明は、ヘルスケア専門家によるリポートの取り出し可能性が、データベース内の低い品質のリポートの割合を低減することによって、より効率的にされることができるという洞察に基づく。他の洞察は、データベースにリポートが含められる前に、データベースへの包含に関してリポートを評価することが、より効率的でありうることである。

あるケースにおいて、これは、データベース内のリポート数を低減することができる。これは、すべてのリポートをサーチするためのより複雑なサーチアルゴリズムによってリポートの取り出しを改善しようとする従来のアプローチと完全に逆である。

本発明は、候補診断リポートが実際にデータベースに加わる価値があるかどうかを評価するために、記憶の前にチェックを行う。そうでない場合、候補リポートは、特に指定しないと加えられない。ヘルスケア専門家は、症例についてレポートする際に警告され、それゆえ、不必要な症例が識別され、データベースから外される。このようにして、データベースリポートの品質が維持され、それゆえ、同じユーザ又は異なるユーザによる将来の取り出しが、より効率的且つ正確になる。

チェックは、以前のクエリのデータベースを使用し、１又は複数のクエリを選択し、候補リポートに対するクエリを実行することによって、実施される。その結果に基づいて、候補リポートの重要性が判定される。この重要性は、データベースへの包含に関する閾値を表す予め決められた値と比較される。候補リポートがこの値を越える場合、システムは、候補リポートをリポートデータベースに加える。言い換えると、システムは、１又は複数のクエリが実施されたときに、候補リポートがデータベースの一部であるとすると、候補リポートがリポートデータベースから取り出されるかどうかを判定する。

付加の利点は、ヘルスケア専門家にとっての時間の節約である。多くの場合、ヘルスケア専門家は、記憶すべきリポートを準備し、将来の取り出しの機会を高めるために、追加の時間を費やさなければならない。しかしながら、専門家の時間は限られており、基本的なリポートを書くのに要する時間は、完全な参照リポートを書く場合よりも少なくて済む。これは、基本的なリポートを書くことと完全なリポートを書くこととの間に約２０％／８０％の関係があると算定されている。効率は、専門家が、価値の高いリポートにほとんどの時間を費やし、より価値の低いリポートにより少ない時間を費やすように導くことによって改善される。

他の利点は、本発明が、記憶に先立って、リポートが残りのヘルスケアコミュニティにとって価値があるらしいことを示す場合、追加の時間をリポートに費やす動機付けを与えることである。リポートの貢献及び本発明によって表現されるリポートの評価は、専門家に対して彼／彼女のパフォーマンスに関する即座のフィードバックを提供し、動機付けの理由を提供する。

完全なリポートと基本的なリポートとの間の違いは、リポートのタイプに依存する。例えば、参照リポートを生成したいと思う放射線医は、例えば異なる診断又は刊行物の参照のような補足情報を加えることができる。放射線医は更に、例えば適当なキーワード選択の付加、分類、標準化言語、標準化された見出しを有する標準化されたレイアウトのような、取り出しサーチエンジンアルゴリズムの知識に基づいて、取り出しの機会を改善することができる。

本発明の別の見地において、サーチャは、特定のイメージングモダリティに関するクエリ、特定の個人によって実施されるクエリ、個人の特定のグループによって実施されるクエリ、特定のヘルスケア専門分野によって実施されるクエリ、特定のロケーションから実施されるクエリ、特定の時間期間を通じて実施されるクエリ、最後に実施された際にマッチをもたらさかなかったクエリ、特定の数のクエリ、特定の解剖学的特徴に関するクエリ、特定の分類をもつクエリ、及びそれらの任意の組み合わせを含むグループから選択されるパラメータに基づいて、クエリデータベースから取り出すべき１又は複数のクエリを選択するように構成されることができる。

必要とされる計算のパワーを低減し又は効率を高めるために、可能性のある記憶の前にリポートをチェックするために使用されるクエリは、クエリのコンテクストに基づいて制限されることができ、例えば放射線科によって実施されるクエリのみが選択されることができ、又はヘルスケア専門家は、彼／彼女自身のクエリにのみ関心を示すことができる。有利でありうる他の可能性は、最近の数ヵ月のクエリ又は最近実施された一定量のクエリである。

以前にマッチをもたらさなかったクエリを使用することは、特に有利でありうる。候補リポートが、十分に高い程度でマッチする場合、これは、リポートが極めて高い価値を伴って加えられるべきであることを示す。

当然ながら、実際に、ヘルスケア専門家は、反復的にこれらの組み合わせを使用することができる。当業者であれば更に、このようなパラメータが連続的に実施されることができ、複合的な重要性又はインポータンスファクタが、これらの複数の判定から導き出されることができることが分かるであろう。

本発明の他の見地において、サーチャは、１又は複数のクエリとリポートとの間のマッチの程度、マッチをもたらすクエリの数、マッチをもたらすユニークなクエリの数、又はそれらの任意の組み合わせから選択されるパラメータに基づいて、リポートの重要性を判定するように構成される。

重要性を判定する方法は、当分野においてよく知られており、本発明は、任意の特定の規定に制限されない。候補文書の重要性は、将来の取り出しに適応するように判定されるので、リポートデータベースからリポートを取り出すことを試みるユーザによってクエリが最初に実行される際に行われるであろう重要性の判定に匹敵するやり方で、候補リポートの重要性を判定することが、有利でありうる。

本発明の別の見地において、システムは更に、候補リポートの重要性の表示をユーザに提供するように構成されるディスプレイを有する。

このようにして、利用可能なリポートを有するユーザは、データベースへの付加のその価値に関する直接的なフィードバックを受け取る。

本発明の更に別の見地によれば、サーチャは更に、
−リポートデータベースから多数のリポートを取り出すステップと、
−各クエリごとにマッチリスト（match list、適合リスト）を決定するために、多数のリポートに対して１又は複数のクエリを実行するステップであって、マッチリストは、マッチリストのメンバの重要性値を含む、ステップと、
−マッチリストの重要性値に基づいて、予め決められた値を決定するステップと、
を行うように構成される。

クエリについてマッチリストを生成することが有利でありうる。データベース内の多数のリポートについてクエリを実行することによって、最も重要な重要性値を有するリポートのマッチリストが、各クエリごとにコンパイルされることができる。マッチリストの重要性値は、データベースに候補リポートを含めるための閾値を決定するための基礎を形成する。

マッチリストのメンバは、例えば、第２の予め決められた値を越えるリポートの重要性値を選択することによって、又はリポートの最も高い重要性値の予め決められた数を選択することによって、当分野において知られている任意の適当なやり方で決定されることができる。

サーチャは更に、クエリデータベースに、対応するクエリと関連するマッチリストを記憶し、クエリデータベースから、１又は複数のクエリと関連するマッチリストを取り出すように構成されることができる。

必要とされる計算パワーが低減されるように、候補リポートを提供する前にマッチリストをコンパイルすることが有利でありうる。このコンパイルは、定期的に実施されてもよい。マッチリストは、任意のロケーションに記憶されることができるが、クエリデータベースにそれらを記憶することが最も便利でありうる。

一例として、候補リポートを記憶するための閾値の予め決められた値は、マッチリストのメンバの重要性に基づいて、マッチリストをランク付けし、ランク付けされたマッチリストの位置に基づいて予め決められた値を決定することによって、決定されることができる。

候補リポートの重要性を判定することは、その重要性をランク付けされたリスト内の架空の位置と比較することによって簡素化されることができる。候補リポートが、ランク付けされたリスト内の予め決められた位置より高い場合、候補リポートは、リポートデータベースに置かれる価値が十分にあると考えられる。これは、候補リポートの重要性の考慮を簡略化する。

サーチャは更に、クエリデータベースに、対応するクエリと関連する予め決められた値を記憶し、クエリデータベースから、１又は複数のクエリと関連する予め決められた値を取り出すように構成されることができる。

これは、各クエリごとに閾値を提供し又は決定することによって、実現されることができる。これは、候補リポートを記憶するべきか否かを決定する際にそれが処理パワーの低いレベルを必要とするので、有利でありうる。

マッチリスト更に、マッチリストのメンバのリポート識別を含むことができる。これは、それが候補リポートより重要であると考えられるリポートを突き止めるためにユーザによって使用されることができるので、有利でありうる。これは、ユーザが、候補リポートが何故もっと高くてランク付けされないかについてより多くのフィードバックを必要とする場合に有用でありうる。同様に、ユーザは、候補リポートより重要さが低いと考えられるリポートを突き止めたいことがある。

候補リポートの重要性の表示をユーザに提供するように構成されるディスプレイを、システムに含めることが有利でありうる。それゆえ、ユーザは、候補リポートがどれくらい価値があると考えられるかについて知らされる。

これは、ユーザが重要性を高めるために注釈を加え又は他の変更を行いたい場合にも有利でありうる。更に、変更が行われる際、重要性が直ちに表示されることにより、取り出しの将来の機会を最適化するために効率的な方法を専門家に提供するように、動的な重要性が提供されることも企図される。

本発明の他の見地において、
−ユーザ入力部は更に、リポートデータベースに候補リポートを記憶するためのユーザによるリクエストを提供するように構成され、
−サーチャは、ユーザリクエストに応じて、リポートデータベースに候補リポートを記憶するようにも構成される。

システムが、重要性について予め決められた閾値を具え、それにより、ユーザがシステムにリポートを提供すると、リポートは、その重要性が予め決められた閾値を越える場合に自動的に記憶されることが企図される。しかしながら、重要性に関係なく、ユーザに常に記憶確認を与えることが有利でありえ、又はリポートが常に記憶されることを決めるための手段をユーザに提供することが有利でありうる。これは、以前のクエリがない新しいエリア又は新しい分野におけるリポートが生成される場合に有用でありうる。

本発明のシステムは、その実施形態のいずれかにおいて、ワークステーション又は医用イメージング取得装置に含められることができる。

本発明の別の見地において、候補リポートを記憶するための方法であって、
−リポートデータベースを提供するステップと、
−候補リポートを提供するステップと、
−クエリデータベースを提供するステップであって、クエリは、リポートデータベースをサーチするのに適している、ステップと、
−クエリデータベースから１又は複数のクエリを取り出すステップと、
−候補リポートの重要性を判定するために、候補リポートに対して１又は複数のクエリを実行するステップと、
−重要性が予め決められた値を越える場合、リポートデータベースに候補リポートを記憶するステップと、
を含む方法が提供される。

方法は更に、
−リポートデータベースから複数のリポートを取り出すステップと、
−各クエリごとにマッチリストを決定するために、複数のリポートに対して１又は複数のクエリを実行するステップであって、マッチリストが、マッチリストのメンバの重要性値を含む、ステップと、
−マッチリストの重要性値に基づいて、予め決められた値を決定するステップと、
を含む。

更に、コンピュータ上にロードされ、ランされる際に、本発明の方法を実施するコンピュータプログラム製品が企図される。

当業者であれば、本発明の上述の実施形態、実現例及び／又は見地の２又はそれ以上が、有用であるとみなされる任意のやり方で組み合わせられることができることが分かるであろう。

方法の記述される変更及び変形に対応する画像取得装置、ワークステーション、システム及び／又はコンピュータプログラム製品の変更及び変形が、当業者によって本明細書の記述に基づいて実施されることができる。

更に、本発明が、放射線医によって生成されるリポートに制限される必要がないことは、当業者には明らかであろう。本発明は、医用イメージングデータを含むリポートに有利でありうるが、任意の種類の医用データを含むリポートに関して使用されることができる。これらは、多くの記憶容量を必要とすることがあり、記憶されるリポートの数を低減することが、機器コストをも低減することができる。

このイメージングデータは、例えばＸ線イメージング、コンピュータトモグラフィ（ＣＴ）、磁気共鳴イメージング（ＭＲＩ）、超音波（ＵＳ）、ポジトロンエミッショントモグラフィ（ＰＥＴ）、シングルフォトンエミッショントモグラフィ（ＳＰＥＣＴ）及び核医学（ＮＭ）のような任意のイメージングモダリティによって、取得されることができる。

更に、本発明は、例えばインターネットに付加するためにコンパイルされるウェブページのような、データベースによってアクセスされる任意の情報コンテントに関して使用されうることが企図される。インターネットをサーチし、重要性に基づいてクエリに対する結果を生成するサーチエンジンが、当分野において知られている。その場合、候補リポートは、生成されているウェブページであると考えられることができ、インターネットは、リポートデータベースである。あるインターネットサーチエンジンは、クエリのデータベースを維持することが知られているが、かかるクエリは、インターネットにアップロードする前にウェブページの重要性を示すために使用されない。

本発明のこれらの及び他の見地は、以下に記述される実施形態から明らかになり、それらを参照して説明される。

本発明によるシステムを示す図。 本発明による方法を示す図。 ユーザに対するディスプレイ上の起こりうる表示を示す図。

図面は、全く概略的なものであり、一定の縮尺で描かれていない。特に、明確さのために、いくつかの寸法が強く誇張されている。図面における同様の構成要素は、可能な限り同じ参照数字によって示されている。

候補リポート３７０を記憶するためのシステム３００が、図１に示されている。システム３００は、以下を有する：

−リポートを記憶し、提供するように構成されるリポートデータベース３６０。これらは、個人ユーザ又は集合的なユーザによってアクセス可能なシステム３００内のローカルフォルダでありうる。リポートデータベースは更に、例えば適当なネットワーク接続をシステム３００に提供することによって利用可能にされることができるＰＡＣＳシステム又はmypacs.netのような参照症例マネージャのような、オンラインシステムでありうる。データベースは、概して、記憶されるリポートの削除及びそれに対する注釈を可能にすることができる。

−候補リポート３７０を提供するように構成されるユーザ入力部３３０。一般に、ユーザ入力部３３０は、当分野において知られている任意の形で、システムとの対話を提供する。例えば、アイコン、サムネイル、メニュー及びプルダウンメニューである。ユーザ入力部３３０は更に、キーボード、マウス、トラックボール、ポインタ、図面タブレット又はその他を有することができる。ユーザ入力部３３０は更に、スピーチ認識能力を提供することができる。ユーザ入力部３３０が、候補リポート３７０を提供する場合、概して、ユーザ入力部３３０は、例えば編集及びワード処理機能のようなリポート処理機能を提供するために、プロセッサ３２０と協働する。

−クエリを記憶し、提供するように構成されるクエリデータベース３５０。当該クエリは、リポートデータベース３６０をサーチするのに適している。クエリは、リポートに関連付けられ、リポートデータベース３６０に対するクエリからコンパイルされるので、リポートデータベース３６０と共にクエリデータベース３５０を位置付けることが便利でありうる。しかしながら、例えば局所的に又は適当なネットワーク接続を介してオンラインでアクセス可能な任意のロケーションが企図される。

−サーチャ３４０であって、
−クエリデータベース３５０から１又は複数のクエリを取り出し、
−ユーザ入力部３３０から候補リポートを取り出し、
−候補リポート３７０の重要性を判定するために、候補リポート３７０に対して１又は複数のクエリを実行し、
−重要性が予め決められた値を越える場合、リポートデータベース３６０に候補リポート３７０を記憶する、
ように構成されるサーチャ３４０。

サーチャ３４０は、当業者に知られている任意の適当なやり方で、例えばデータベース３５０、３６０との接続部を具えるプロセッサによって、実現されることができる。

クエリデータベース３５０内のクエリは、リポートデータベース３６０のサーチに適している。クエリの性質は、当業者に知られている任意の適当なタイプでありえ、リポートの性質及びユーザのタイプに依存する。クエリは更に、サーチャ３４０が候補リポート３７０の重要性を判定するためにクエリを実行するように構成されるやり方に依存する。

例えば、Ramaswamy、Patterson、Yin、Goodacreによる文献「MoSearch: A radiologist-friendly tool for finding-based diagnostic report and image retrieval」(RSNA 1996); Radiographics 1996, 16, pages 923-933は、放射線医が、患者特性、使用されるモダリティ、検査される解剖学的構造及びイメージング所見に基づいて、診断リポートの洗練されたリアルタームサーチを実施し、結果を容易にレビューし、洗練し、出力することを可能にするソフトウェアパッケージを開示している。それは、大きい学術研究の病院において設計され実現された。従来技術のこのシステムの顕著な特徴は、シノニムマッチング及び構文キューの使用であり、これは、シンプルなキーワードサーチの場合に可能であるよりも非常に正確に、診断リポートのテキスト内の所見を識別することを可能にする。このタイプのシステムは、パーソナルコンピュータ上で容易に且つ安価に実現されることができる。

リポートの符号化、定められたフォーマットによる構造化されたリポートエントリ、リポート内のテキストの自然言語処理、シンプルな又は複雑なキーワードサーチ、のような当業者に知られている他の技法もまた、この文献に記述されている。

当業者であれば、例えばwww.google.com及びwww.yahoo.comのような、重要性を判定するためにインターネットサーチエンジンによって使用される他のサーチアルゴリズムに良く精通しており、かかるアルゴリズムにおいて、重要性は、ヒットのランク付けされたリストに変換される。

従って、本発明を実現する当業者が、システムのユーザの要求が考慮されうるように、クエリ、リポート及び重要性を判定するためのアルゴリズムを規定することが有利でありうる。

図３は、システム３００に含まれうるディスプレイ３１０上でユーザに提供されることができる表示の考えられる実現例を示している。ディスプレイは、候補リポート３７０の表示及び前記候補リポートの重要性３８０の表示を含む。

多くのこのような表示が可能である。例えば、候補リポート３７０は、ナビゲーションのための一連のタブ２６０として利用可能にされることができる。このようなタブ２６０は、ヒストリ、所見、ＤＤｘ、診断、考察、参照及びコメントを含みうる。概して、このようなリポートは、イメージング結果２７０及び説明テキスト２５０を含むことができる。プロセッサ３２０が、説明テキスト２５０が編集されることができるように、ワード処理機能を提供するように構成されることが有利でありうる。

重要性３８０の表示は、当分野において知られている任意の形をとりうる。例えば、当業者であれば、通常０から１００％のパーセンテージとして表現される重要性の結果を認識する。図３は、ボックス２２０内にレベルインジケータ２４０を含むより概略的な表示３８０を与える。レベルインジケータ２４０は、０と候補リポート３７０のパーセンテージ重要性との間の値を表す陰影のついたバーである。この陰影のついたバー２４０は、０から１００％までの重要性レベルを表す陰影のないボックス２２０上にオーバレイされる。

任意には、制御部２１０は、ユーザが候補リポート３７０の重要性の判定をリクエストするために、提供されることができる。更に、このような制御部が、ワード処理パッケージに組み込まれ、それにより、候補リポート３７０が、バッファフォルダに保存される場合に、重要性が自動的に計算され表示される（３８０）ことが企図される。

任意には、他の制御部２９０が、例えば方法に関する更なる詳細をユーザが特定することを可能にするように、他の便利な機能をユーザに提供し、又はシステムの決定をくつがえすために利用可能でありうる。

システムは、図２に示される本発明による方法５００を実施するように構成される。方法は、
−リポートデータベース３６０を提供するステップ（５６０）と、
−候補リポート３７０を提供するステップ（５７０）と、
−クエリデータベース３５０を提供するステップ（５５０）であって、クエリが、リポートデータベース３６０をサーチするのに適している、ステップと、
−クエリデータベース３５０から１又は複数のクエリを取り出すステップ（５４１）と、
−候補リポート３７０の重要性を判定するために、候補リポート３７０に対して１又は複数のクエリを実行するステップ（５４２）と、
−重要性が予め決められた値を越える場合、リポートデータベース３６０に候補リポート３７０を記憶するステップ（５４３）と、
を含む。

システムの使用中、候補リポート３７０は、ユーザ入力部３３０によって提供される（５７０）。

１又は複数のクエリが、クエリデータベース３５０から取り出される（５４１）。取り出される（５４１）クエリの数は、１と、クエリデータベースの全体のコンテントの数との間にありうる。取り出されるべきクエリの選択は、ユーザの要求及び利用可能な計算パワーに基づいて、当業者によって決定されることができる。例えば、取り出されるクエリは、以下に関連するものでありうる：

−ＭＲＩ結果を含むリポートのような特定のイメージングモダリティにのみ関係するクエリ。実際、専門家は、２以上のモダリティによって作られた画像を評価したいと思うことがあり、例えば、放射線医は、Ｘ線画像並びにＭＲＩ及びＣＴスキャンを見たいことがある。従って、１又は複数の特定のモダリティに関するクエリが、取り出されることができる；

−例えばユーザ自身又は当該分野で認識される専門家のような特定の個人によって実施されるクエリ；
−例えば放射線科のトレイニーのような個人の特定のグループによって実施されるクエリ；
−例えばすべての放射線医のような特定のヘルスケア専門家によって実施されるクエリ；
−例えば特定の病院又は特定の科のような特定のロケーションから実施されるクエリ；
−例えば直近３ヵ月のような特定の時間期間を通じて実施されたクエリ；
−最近実施された際にマッチを生成しなかったクエリ。なぜなら、このようなクエリに関して高い重要性を記録した候補リポートは、特にデータベースに加えられる価値があるからである；
−例えば直近の１０００クエリ又は最も一般的な１０００クエリのような特定の数のクエリ；
−例えば脳−頭部、頸部−脊椎のような特定の解剖学的特徴に関するクエリ；
−プロトタイプ、境界線、困難さのような特定の分類を有するクエリ。

当業者であれば、これらは、反復的な評価の組み合わせ、又はその連続、又はその一部において使用されることができることが分かる。このようなアルゴリズムは、自動的に提供されることができ、又はユーザは、ユーザ入力部３３０を介してクエリの個人的な選択を示すことを可能にされることができる。

取り出されたクエリ（５４１）は、候補リポート３７０の重要性を判定するために、候補リポート３７０に対して実行される（５４２）。重要性３８０は、概して、ディスプレイ３１０上に表示される。

例えば、重要性は、取り出されたクエリとリポートとの間のマッチの程度、マッチを生成するクエリの数、マッチを生成するユニークなクエリの数、又はそれらの任意の組み合わせに基づいて、判定されることができる（５４２）。一般に、重要性を判定するための適当なアルゴリズムは、当業者によって選択され、このアルゴリズムは、データベース３６０からリポートを取り出すためにクエリが実行される際に使用される。これは必須ではないが、候補リポート３７０の重要性を判定するために同じアルゴリズムを使用することが有利でありうる。当業者であれば、所望の動作効率を達成するために、アルゴリズムを調整することが可能である。

十分に自動的なシステムにおいて、候補リポート３７０の重要性は、サーチャ３４０によって予め決められた値と比較され、重要性がこの値を越える場合、サーチャ３４０は、リポートデータベース３６０に候補リポート３７０を記憶する（５４３）。

予め決められた値は、例えば陰影がないボックス２２０内の適当な位置における線２３０として、ディスプレイ上に表示されることができる。これは、陰影のついたバー２４０の程度と、包含に必要とされる重要性２３０との間の差として、相対的な重要性の簡素なフィードバックをユーザに提供する。

候補リポート３７０の重要性が、ディスプレイ３１０上に表示されるが（３８０）、記憶は自動ではないという、高度に自動化されたシステムもまた企図される。制御部２９０は、ユーザが候補を記憶するようにサーチャ３４０にリクエストするために、提供される。これは、以下の場合に有利でありうる：

−ユーザが、判定された重要性を考慮せずに、候補リポート３７０をデータベース３６０に加えたいと思う場合。例えば、ユーザが、将来のクエリを期待したい場合、又は候補リポート３７０が、クエリがクエリデータベース３５０に存在しない新しいフィールド又は分野に関連する場合；

−ユーザが、候補リポート３７０の重要性の動的な表示３８０を提供されたいと思う場合。このようにして、ユーザは、例えば注釈、キーワード、参照、リンクのような、重要性を増大するためのコンテントを加えることによって、候補リポート３７０を編集することができる。ユーザが、重要性アルゴリズムが重要性を判定するやり方の理解を提供される場合、これは最も効率的である。重要性の判定５４２は自動的でありえ、又は提供される制御部２１０を使用して、ユーザによってリクエストされることができる；

−ユーザが、候補リポート３７０の重要性の動的な表示３８０を提供されたいと思う場合。重要性が十分に高い場合、ユーザは、コンテントを拡充し、それをシステムの他のユーザにとってより有用にするために、コンテントを加えることによって候補リポート３７０を編集することができる。加えられることができるコンテントの例は、適当なタイトル、患者ヒストリからの重要な事実、所見の概要、鑑別診断（ＤＤｘ）、最終的な診断、考察、参照及び刊行物に対するリンク、他の重要なリポートに対するリンクを含む。重要性の判定５４２は、自動的でありえ、又は提供される制御部２１０を使用してユーザによってリクエストされることができる。これは、他のユーザによる将来の取り出しのためにリポートの品質を高めることに追加の努力を投資するように、ユーザへの動機付けを与える。

他の制御部２９０は、ユーザが、判定された重要性に関係なく、候補リポートを記憶しないようにサーチャ３４０にリクエストすることを可能にするために、提供されることができる。これは、ユーザがリポート上の作業を延期し又は単に方法から抜け出したい場合に有利でありうる。

リポートデータベースへの包含のための閾値を表す予め決められた値は、すべての候補リポート３７０について単一の値でありうる。しかしながら、当業者にとって、サーチャ３４０がそれぞれ異なる環境下で利用することができるそれぞれ異なる予め決められた値を提供することによって、システムを最適化することが可能であることも有利でありうる。

例えば、予め決められた値は、特定のイメージングモダリティ、特定の個人、個人の特定のグループ、特定のヘルスケア専門分野、特定のロケーション、特定の解剖学的特徴、特定の分類又はその任意の組み合わせに関連しうる。更に、予め決められた値は、データベース内のリポートのフローを当業者が制御することを可能にするように、動的でありうることが企図される。例えば、新しいデータベース３６０が生成される場合にデータベース３６０を迅速に成長させるために、閾値を相対的に低く設定し、データベース３６０が完全になった場合に閾値を高めることが有利でありうる。

予め決められた値は、リポートデータベース３６０の現在のコンテントに基づいて、決定されることもできる。サーチャ３４０は更に、リポートデータベースから多数のリポートを取り出し、各クエリごとにマッチのリストを決定するために、これらのリポートに対し取り出されたクエリを実行するように構成されることができる。言い換えると、サーチャ３４０は、ヒットが何であるかを見るために、リポートデータベース３６０に対して取り出されたクエリの各々を実行する。ヒットが得られない場合、このマッチリストはメンバを全くもたないことがあり、又はクエリが非常に一般的である場合、マッチリストは、リポートデータベース３６０上のすべてのリポートを含みうる。概して、メンバの数は、これらの両極端の間のいずれかであり、任意の適当なやり方で、例えば第２の予め決められた値を越える重要性値によって、又は上位１０個のような予め決められた数の最も高い重要性値によって、制限されることができる。

マッチリストは、ヒットの重要性値を含む。これらの重要性値は、当業者に知られている任意の適当なやり方で予め決められた値を決定するために使用されることができる。例えば、最小の重要性、最大の重要性、平均の重要性のような統計処理又は加重平均による。

取り出された各クエリごとのマッチリストの決定は、候補リポート３７０の重要性を判定する直前に実施されることができる。これは、計算集約的でありえ、従って、より早期に各クエリについてマッチリストを決定することが有利でありうる。

例えば、マッチリストは、オフピークの時間中に決定されることができ、予め決められた値は、例えばクエリデータベース３５０のような、何らかの便利なロケーションに記憶される。サーチャ３４０は、取り出された各クエリごとに予め決められた値を記憶し／取り出すように構成されることができる。

更に、各クエリごとにマッチリストが記憶されることが企図される。これは、記憶のための閾値が、候補リポートを含むマッチリストがリポートなしにマッチリストと比較される統計処理によって決定される場合、又はマッチリストがランク付けされ、重要性がこのランク付けされたリストの潜在的な位置として示される場合、有利でありうる。例えば、各クエリごとに上位１０位の最も重要なヒットが記憶される場合、候補リポートを記憶するための閾値は、データベース３６０に加えられる場合にリポートが上位５位に位置付けられるものである。

代替として、ユーザが、候補リポート３７０の記憶をリクエストすることを許される場合、マッチリストは、候補リポート３７０がランク付けされたリストのどこに現れるかの標示を伴って、ディスプレイ３１０上に表示されることができる。これは、特に直観的な表示であり、必要に応じてユーザが記憶をリクエストすること可能にする。

候補リポート３７０の将来の取り出しに影響を与えるために、他の制御部２９０をユーザに提供することが更に有利でありうる：

−キーワード又は注釈を、候補リポート３７０の重要性よりも高いマッチリスト内の重要性に対応するリポートから複製するためのコピー重要性制御部２９０。例えば、ユーザが、リポートがクエリに応じて常に取り出されることを確実にしたいと思う場合、マッチリストは更に、重要性値に対応するリポートの識別を含むことができる。サーチャ３４０は、マッチリストにこれらのリポート識別を記憶し、記憶されたリポート識別を取り出すように構成され、ディスプレイ３１０は、ユーザにリストを表示するように構成される。コピー重要性制御部２９０及びリスト内のエントリを選択することによって、サーチャは、リスト内のこのエントリから候補リポート３７０に適当なキーワード及び注釈を複製して、候補リポート３７０に少なくとも同じ重要性値を与える。代替として、同じ制御部が、１又は複数のクエリに関する候補リポート３７０の重要性を低減するために使用されることができる；

−候補リポート３７０がデータベース３６０に加えられた後にそれがデータベース３６０から別のユーザによって取り出されるとき、ユーザが警告されるようにするための、取り出し警告制御部２９０。ユーザは、リポートが将来のクエリによって実際に取り出されるというフィードバックを受け取るので、これは更にユーザの追加の動機付けを提供する；

−ユーザが、データベース３６０にすでに存在するリポートを選択することができ、それが新しい候補リポート３７０になるように、該リポートを取り出すようにするための、リポート取り出し制御部２９０。これは、ユーザが、それらの重要性を高めるために又は記憶されたより古い候補リポート３７０を取り出して、時間期間を通じて経験される重要性の変化をレビューするために、既存のリポートを改善することを可能にする。

−ユーザが、１又は複数のクエリを監視することをシステムにリクエストすることができるようにする、クエリ警告制御部２９０。サーチャ３４０は、選択されたクエリについてマッチリストを監視し、新しいヒットがリストに加えられる場合にユーザに警告を送るように構成されることができる。これは特に、特定の時点にヒットを返さないクエリに関して有利でありうる。当業者であれば、Ｇｏｏｇｌｅ警告サービスからこの概念を認識するであろう。

開示される方法の詳細を提供される当業者は、本願に開示されるシステムに加えて、方法を実施するために多数のシステムを実現することが可能である。概して、このようなシステムは、コンピュータを具備し、当業者であれば、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせに機能を割り当てることが可能であり、従って、コンピュータ上にロードされるときに、これらの方法を実施するコンピュータプログラムを実現することが可能である。

ユーザは、例えば医学リポートの準備、このようなリポートの注釈付け及びリポートが記憶されることの確認中に、対話を実施するためにワークステーションを使用することができる。ワークステーションは、ユーザ対話を実施し、本発明の方法を実施することを助けるプロセッサ３２０を有することができる。ワークステーションは、本発明によるシステムを有することができる。更に、システム３００は、医用画像取得装置に含められることもできる。

当業者であれば、システムの複数の機能が並列に実現されることにより、同じハードウェアが多くのリポートデータベースを提供するために利用されることができることが分かるであろう。例えば、特定のリポートデータベースを、例えば放射線検査のような１つの特定の分野に制限することが有利でありうる。これは、当業者が、放射線医のためにクエリ規定、リポート構造及び重要性アルゴリズムを最適化することを可能にする。病理のような第２の分野のための第２のデータベースが、並列に提供されることができ、それゆえ、第２のクエリ規定、第２のリポート構造及び第２の重要性アルゴリズムが、病理学者のために最適化されることができる。

請求項において、括弧の中に置かれる参照符号は請求項を制限するものとして解釈されるべきでない。「含む、有する(comprise)」という動詞及びその活用形の使用は、請求項に記載されるもの以外の構成要素又はステップの存在を除外しない。構成要素に先行する「a」又は「an」という不定冠詞は、複数のこのような構成要素の存在を除外しない。本発明は、幾つかの個々の構成要素を有するハードウェアによって実現されることが可能であり、適切にプログラムされたコンピュータによって実現されることも可能である。

ユーザ入力部、サーチャ、リポートデータベース、クエリデータベース及びディスプレイを列挙するシステム請求項において、これらの手段の幾つかは、ハードウェアの同じ１つのアイテムによって実現されることができる。

特定の手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用されることができないことを示さない。

Claims (15)

1. 候補リポートを記憶するシステムであって、
   リポートを記憶し、提供するように構成されるリポートデータベースと、
   前記候補リポートを提供するように構成されるユーザ入力部と、
   クエリを記憶し、提供するように構成されるクエリデータベースであって、前記クエリが、前記リポートデータベースをサーチするのに適している、クエリデータベースと、
   前記クエリデータベースから１又は複数のクエリを取り出す処理と、前記ユーザ入力部から前記候補リポートを取り出す処理と、前記候補リポートの重要性を判定するために、前記候補リポートに対して前記１又は複数のクエリを実行する処理と、前記重要性が予め決められた値を越える場合、前記リポートデータベースに前記候補リポートを記憶する処理と、を行うように構成されるサーチャと、
   を有するシステム。
2. 前記サーチャが更に、
   前記リポートデータベースから複数のリポートを取り出す処理と、
   各クエリごとにマッチリストを決定するために、前記複数のリポートに対して前記１又は複数のクエリする実行する処理であって、前記マッチリストが、前記マッチリストのメンバの重要性値を含む、処理と、
   前記マッチリストのメンバの重要性値に基づいて、前記予め決められた値を決定する処理と、
   を行う、請求項１に記載のシステム。
3. 前記サーチャが更に、
   前記クエリデータベースに、対応するクエリと関連する前記予め決められた値を記憶する処理と、
   前記クエリデータベースから、前記１又は複数のクエリと関連する前記予め決められた値を取り出す処理と、
   を行う、請求項２に記載のシステム。
4. 前記サーチャが更に、
   前記クエリデータベースに、対応するクエリと関連するマッチリストを記憶する処理と、
   前記クエリデータベースから、前記１又は複数のクエリと関連するマッチリストを取り出す処理と、
   を行う、請求項２に記載のシステム。
5. 前記マッチリストのメンバのリポート識別を含む、請求項４に記載のシステム。
6. 前記予め決められた値が、
   前記マッチリストのメンバの重要性に基づいて、前記マッチリストをランク付けし、
   前記ランク付けされたマッチリストの位置に基づいて、前記予め決められた値を決定する、
   ことによって決定される、請求項２に記載のシステム。
7. 前記マッチリストのメンバが、第２の予め決められた値を越える重要性値を有するリポートを選択することによって、又は最も高い重要性値を有する予め決められた数のリポートを選択することによって、決定される、請求項２に記載のシステム。
8. 前記サーチャが、前記１又は複数のクエリと前記リポートとの間のマッチの程度、マッチを生成するクエリの数、マッチを生成するユニークなクエリの数、及びそれらの任意の組み合わせから選択されるパラメータに基づいて、前記リポートの重要性を判定する、請求項１又は２に記載のシステム。
9. 前記候補リポートの重要性の表示を前記ユーザに提供するためのディスプレイを更に有する、請求項１又は２に記載のシステム。
10. 前記ユーザ入力部が、前記リポートデータベースに前記候補リポートを記憶するためのユーザによるリクエストを提供し、
    前記サーチャが更に、前記ユーザのリクエストに応じて、前記リポートデータベースに前記候補リポート記憶する、請求項１又は２に記載のシステム。
11. 前記サーチャが更に、特定のイメージングモダリティに関するクエリ、特定の個人によって実施されるクエリ、個人の特定のグループによって実施されるクエリ、特定のヘルスケア専門分野によって実施されるクエリ、特定のロケーションから実施されるクエリ、特定の時間期間を通じて実施されるクエリ、最後に実施される場合にマッチを生成しなかったクエリ、特定の数のクエリ、特定の解剖学的特徴に関するクエリ、特定の分類を有するクエリ、及びそれらの任意の組み合わせ、を含むグループから選択されるパラメータに基づいて、前記クエリデータベースから前記１又は複数のクエリを選択する、請求項１又は２に記載のシステム。
12. 請求項１乃至１１のいずれか１項に記載のシステムを有するワークステーション又は医用イメージング取得装置。
13. 候補リポートを記憶する方法であって、
    リポートデータベースを提供するステップと、
    前記候補リポートを提供するステップと、
    クエリデータベースを提供するステップであって、クエリが、前記リポートデータベースをサーチするのに適している、ステップと、
    前記クエリデータベースから１又は複数のクエリを取り出すステップと、
    前記候補リポートの重要性を判定するために、前記候補リポートに対して前記１又は複数のクエリを実行するステップと、
    前記重要性が予め決められた値を越える場合、前記リポートデータベースに前記候補リポートを記憶するステップと、
    を含む方法。
14. 前記リポートデータベースから複数のリポートを取り出すステップと、
    各クエリごとにマッチリストを決定するために、前記複数のリポートに対して前記１又は複数のクエリを実行するステップであって、前記マッチリストが、前記マッチリストのメンバの重要性値を含む、ステップと、
    前記マッチリストのメンバの重要性値に基づいて、前記予め決められた値を決定するステップと、
    を更に含む、請求項１３に記載の方法。
15. コンピュータ上にロードされ、ランされるとき、請求項１３又は１４に記載の方法をコンピュータに実施させるためのコンピュータプログラム。

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