JP2012521176A - 無線通信のためのスケジューリング情報 - Google Patents

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Abstract

複数キャリアで通信するためのシステムおよび方法が本明細書で説明される。所定の事象が、複数のキャリアのうち2つ以上に対するスケジューリング情報の生成を引き起こす。所定の事象は、2つ以上のキャリアのうち少なくとも1つに対するタイマセットの終了、バッファに以前保存されたデータより高い送信優先度を有するデータをバッファに保存すること、または2つ以上のキャリアのうち少なくとも1つを第1セルのサービス提供対象から第2セルのサービス提供対象に変更することを含むことができる。

Description

米国特許法第119条に基づく優先権の主張
本特許出願は、本明細書の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明示的に組み込まれる、2009年3月17日に出願された「REDUCING REDUNDANCY IN SCHEDULING INFORMATION FEEDBACK IN MULTI-CARRIER HSUPA」と題する米国仮特許出願第61/160,859号、および2009年10月5日に出願された「REDUCING REDUNDANCY IN SCHEDULING INFORMATION FEEDBACK IN MULTI-CARRIER HSUPA」と題する米国仮特許出願第61/248,794号の優先権を主張する。
本出願は、一般的には無線通信に関し、より具体的には複数キャリアで通信するためのシステム、デバイスおよび方法に関する。
無線通信システムは複数のユーザに各種通信(例えば、音声、データ、マルチメディアサービスなど)を提供するため広く配備されている。高速のマルチメディアデータサービスへの需要が急増する中、より高い性能を備えた効率的かつ頑強な通信システムを実施する課題が横たわっている。より高い性能をサポートするため、複数キャリアで効率的に通信する新たなシステム、デバイスおよび方法が必要とされている。
本開示のシステム、方法およびデバイスはそれぞれ複数の態様を有し、そのいずれも単独で所望の属性をもたらすことはない。後述の特許請求の範囲によって表される本開示の範囲を限定することなく、以下では、いくつかの特徴について簡単に述べる。この論述を考慮した後、また特に「発明を実施するための形態」と題するセクションを読んだ後、本開示の特徴が複数キャリアでの効率的な通信を含む利点をいかに提供するか理解できよう。
本開示の1つの実施形態は、無線通信のための装置を提供する。本装置は、送信されるデータを保存するように構成されたバッファを備える。本装置はまた、複数のキャリアでバッファに保存されたデータを送信する許可を求めるリクエストを無線送信するように構成されたアンテナを備える。本装置は加えて、リクエストされた許可を付与する通信を受信するように構成された受信器を備える。本装置はさらに、バッファに保存されたデータに少なくとも部分的に基づいてスケジューリング情報を周期的に生成するように構成されたプロセッサを備える。所定の事象が、複数のキャリアのうち2つ以上に対するスケジューリング情報の生成を引き起こす。所定の事象は、2つ以上のキャリアのうち少なくとも1つに対するタイマセットの終了、バッファに以前保存されたデータより高い送信優先度を有するデータをバッファに保存すること、または2つ以上のキャリアのうち少なくとも1つを第1セルのサービス提供対象から第2セルのサービス提供対象に変更することを含むことができる。
本開示の別の実施形態は、無線通信の方法を提供する。本方法は、許可の付与に従い送信されるデータを保存することを含む。本方法は加えて、所定の事象の発生に応じて、保存済みデータに少なくとも部分的に基づき複数のキャリアに対するスケジューリング情報を生成することを含む。本方法はさらに、複数のキャリアのうち1つまたは複数で生成済みスケジューリング情報の少なくとも一部を無線送信することを含む。所定の事象は、複数のキャリアのうち少なくとも1つに対するタイマセットの終了を識別すること、以前保存されたデータより高い送信優先度を有するデータを保存すること、または複数のキャリアのうち少なくとも1つを第1セルのサービス提供対象から第2セルのサービス提供対象に変更することを含むことができる。
本開示のさらに別の実施形態は、無線通信のための装置を提供する。本装置は、送信されるデータを保存するための手段を備える。本装置はまた、複数のキャリアで保存手段に保存されたデータを送信する許可を求めるリクエストを無線送信するための手段を備える。本装置は加えて、リクエストされた許可を付与する通信を受信するための手段を備える。本装置はさらに、保存手段に保存されたデータに少なくとも部分的に基づいてスケジューリング情報を周期的に生成するための手段を備える。所定の事象が、複数のキャリアのうち2つ以上に対するスケジューリング情報の生成を引き起こす。所定の事象は、2つ以上のキャリアのうち少なくとも1つに対するタイマセットの終了、保存手段に以前保存されたデータより高い送信優先度を有するデータを保存手段に保存すること、または2つ以上のキャリアのうち少なくとも1つを第1セルのサービス提供対象から第2セルのサービス提供対象に変更することを含むことができる。
本開示のさらなる実施形態は、コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータ可読媒体は、許可の付与に従い送信されるデータを保存することをコンピュータに行わせるコードを備える。コンピュータ可読媒体はさらに、保存済みデータに少なくとも部分的に基づき複数のキャリアに対するスケジューリング情報を生成することをコンピュータに行わせるコードを備える。スケジューリング情報の生成は所定の事象によって引き起こされる。コンピュータ可読媒体はさらに、複数のキャリアのうち1つまたは複数で生成済みスケジューリング情報の少なくとも一部を無線通信することをコンピュータに行わせるコードを備える。所定の事象は、複数のキャリアのうち少なくとも1つに対するタイマセットの終了を識別すること、以前保存されたデータより高い送信優先度を有するデータを保存すること、または複数のキャリアのうち少なくとも1つを第1セルのサービス提供対象から第2セルのサービス提供対象に変更することを含むことができる。
例示的な無線通信ネットワークの図である。 図1に示されている例示的なノードおよび例示的なアクセス端末を示す機能ブロック図である。 図1の第2の例示的なアクセス端末の機能ブロック図である。 例示的なスケジューリング情報の図である。 図4に示されている例示的なキュー情報の図である。 アクセス端末の無線通信の例示的なプロセスを示す流れ図である。
「例示的」という用語は、「1つの例、ケースまたは具体例としての役割を果たすこと」を意味するように本明細書において使用される。「例示的」なものとして本明細書で説明されるいかなる実施形態も、必ずしも他の実施形態より好ましい、または有利であると解釈されるべきものではない。本明細書で説明する技術は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、単一キャリアFDMA(SC-FDMA)ネットワークなどの様々な無線通信ネットワークに使用できる。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、CDMA2000などの無線技術を実施することができる。UTRAは、広帯域CDMA(W-CDMA)および低チップレート(LCR)を含む。CDMA2000は、IS-2000、IS-95およびIS-856規格をカバーする。TDMAネットワークは、グローバル移動体通信システム(GSM)などの無線技術を実施することができる。OFDMAネットワークは発展型UTRA(E-UTRA)、IEEE 802.11、IEEE 802.16、IEEE 802.20、Flash-OFDMAなどの無線技術を実施することができる。UTRA、E-UTRAおよびGSMはユニバーサル移動体通信システム(UMTS)の一部である。ロングタームエボリューション(LTE)は、E-UTRAを使用するUMTSの次期リリース版(upcoming release)である。UTRA、E-UTRA、GSM、UMTSおよびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名の組織による文書に記載されている。CDMA2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名の組織による文書に記載されている。これらの様々な無線技術および規格は、当分野では知られている。
単一キャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)は、単一キャリア変調および周波数ドメイン等化を利用するものであって、無線通信のための技術である。SC-FDMAは、OFDMAシステムと同様のパフォーマンス、およびOFDMAシステムと基本的に同じ全体的な複雑性を有する。SC-FDMA信号は、固有の単一キャリア構造のため、ピーク対平均電力比(PAPR)が相対的に低い。SC-FDMAは、送信電力効率の点でモバイル端末に対し相対的に低いPAPRが大きな恩恵を与えるアップリンク通信との関係で特に大きな関心を集めている。これは現在、3GPPのロングタームエボリューション(LTE)または発展型UTRAのアップリンク多元接続スキームの作業仮説である。
図1は、例示的な無線通信ネットワーク100を示している。無線通信ネットワーク100は、複数のユーザ間の通信をサポートするように構成される。無線通信ネットワーク100は、1つまたは複数のセル102、例えばセル102a〜102gに分割されうる。セル102a〜102gの通信カバレッジは、1つまたは複数のノード104(例えば基地局)、例えばノード104a〜104gによって提供されうる。各ノード104は、対応するセル102に通信カバレッジを提供することができる。ノード104は、複数のアクセス端末(AT)、例えばAT 106a〜106lと対話することができる。
各AT 106は所与の時点で順方向リンク(FL)および/または逆方向リンク(RL)で1つまたは複数のノード104と通信することができる。FLは、ノードからATへの通信リンクである。RLは、ATからノードへの通信リンクである。FLはダウンリンクと呼ばれることもある。また、RLはアップリンクと呼ばれることもある。ノード104は、例えば適切な有線または無線インタフェースによって相互接続でき、互いに通信することができる。したがって、各AT 106は1つまたは複数のノード104を通じて、別のAT 106と通信することができる。例えば、AT 106jは以下のようにしてAT 106hと通信することができる。AT 106jはノード104dと通信することができる。次いでノード104dはノード104bと通信することができる。次いでノード104bはAT 106hと通信することができる。以上により、AT 106jとAT 106hとの間に通信が確立される。
無線通信ネットワーク100は、広い地理的地域でサービスを提供することができる。例えば、セル102a〜102gは近隣地域内のほんの数ブロックまたは農村地域の数平方マイルを対象とすることができる。1つの実施形態では、各セルは1つまたは複数の領域(図示せず)にさらに分割されうる。
上記のとおり、ノード104はアクセス端末(AT)106に対し、カバレッジエリア内において、例えばインターネットやセルラーネットワークなどの通信ネットワークへのアクセスを提供することができる。
AT 106は、通信ネットワークを介して音声またはデータを送受信するためユーザによって使用される無線通信デバイス(例えば、携帯電話、ルータ、パーソナルコンピュータ、サーバなど)であってよい。本明細書においてアクセス端末(AT)は、ユーザ機器(UE)、移動局(MS)または端末装置と呼ばれることもある。図示されているように、AT 106a、106hおよび106jはルータを含む。AT 106b〜106g、106i、106kおよび106lは携帯電話を含む。ただし、AT 106a〜106lはそれぞれ、あらゆる適切な通信デバイスを含むことができる。
無線多元接続通信システムは、複数の無線アクセス端末の通信を同時にサポートすることができる。上記のとおり、各アクセス端末は、順方向リンクおよび逆方向リンクでの伝送を通じて、1つまたは複数のノードと通信することができる。順方向リンク(すなわちダウンリンク)は、ノードからアクセス端末への通信リンクを指し、逆方向リンク(すなわちアップリンク)は、アクセス端末からノードへの通信リンクを指す。この通信リンクは、単一入力単一出力システム、複数入力複数出力(「MIMO」)システムまたは何らかの他の種類のシステムを介して確立できる。
MIMOシステムは、データ伝送用の複数(NT個)の送信アンテナおよび複数(NR個)の受信アンテナを用いる。NT個の送信アンテナおよびNR個の受信アンテナによって形成されるMIMOチャネルは、空間チャネルとも呼ばれるNS(NS≦min{NT, NR})個の独立チャネルを含むことができる。NS個の独立チャネルの各々は、1つの次元に対応する。複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって形成された追加の次元が利用される場合、MIMOシステムはパフォーマンスの改善(例えば、スループットの増大および/または信頼性の向上)をもたらすことができる。
MIMOシステムは、時分割二重通信(「TDD」)および周波数分割二重通信(「FDD」)をサポートすることができる。TDDシステムでは、順方向リンクの伝送および逆方向リンクの伝送が同じ周波数域にあるため、相互性原理により逆方向リンクチャネルから順方向リンクチャネルの推定が可能である。これによりデバイス(例えば、ノード、アクセス端末など)は、デバイスで複数アンテナが利用可能な場合、順方向リンクで送信ビームフォーミングゲインを抽出することができる。
本明細書における教示内容を各種構成要素を使用するデバイス(例えば、ノード、アクセス端末など)に組み込んで、少なくとも1つの他のデバイスと通信することができる。
図2は、図1に示されている例示的なノード104aおよび例示的なアクセス端末106aの機能ブロック図を示している。MIMOシステム200では、ノード104aはAT 106aのような1つまたは複数のATと通信する。ノード104aでは、複数のデータストリームのトラフィックデータが、データ源212から送信(「TX」)データプロセッサ214に提供される。
1つの実施形態では、各データストリームは、それぞれの送信アンテナを介して送信される。TXデータプロセッサ214は、各データストリームのトラフィックデータを、そのデータストリームのために選択された特別なコード体系に基づきフォーマット、コーディング、インタリーブして、コード化データを提供する。他の実施形態では、複数のデータストリームが1つのアンテナを介して送信される。
各データストリームのコード化データは、OFDM技術を用いて試験用データで多重化できる。試験用データは、典型的には既知の方法で処理される既知のデータパターンであり、チャネル応答を推定するため受信器システムで使用できる。次いで、各データストリームの多重化された試験用のコード化データは、そのデータストリームのために選択された特別な変調体系(例えば、BPSK、QSPK、M-PSKまたはM-QAM)に基づき変調(すなわち、シンボルマップ)され、変調記号を提供する。各データストリームのデータ率、コーディングおよび変調は、プロセッサ230で命令を実行することによって決定できる。データメモリ232は、プロセッサ230またはノード104aの他の構成要素によって使用されるプログラムコード、データおよび他の情報を保存することができる。
次いで、全てのデータストリームの変調記号がTX MIMOプロセッサ220へ提供され、TX MIMOプロセッサ220は、(例えばOFDMのために)変調記号をさらに処理することができる。次いで、TX MIMOプロセッサ220は、NT個の変調記号ストリームをNT個のトランシーバ222a〜222tに提供する。態様によっては、TX MIMOプロセッサ220は、データストリームの記号および記号を送信するアンテナにビームフォーミングウェイトを適用する。
各トランシーバ222は、それぞれの記号ストリームを受信および処理して1つまたは複数のアナログ信号を提供し、アナログ信号をさらに条件設定(例えば、増幅、フィルタリングおよびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介した送信に適した変調信号を提供する。次いでトランシーバ222a〜222tからのNT個の変調信号が、それぞれNT個のアンテナ224a〜224tから送信される。
AT 106aでは、送信された変調信号は、NR個のアンテナ252a〜252rによって受信され、各アンテナ252からの受信信号は、それぞれのトランシーバ254a〜254rに提供される。各トランシーバ254は、それぞれの受信信号を条件設定(例えば、フィルタリング、増幅およびダウンコンバート)し、条件設定された信号をデジタル化してサンプルを提供し、サンプルをさらに処理して対応する「受信」記号ストリームを提供する。
次いで、受信(「RX」)データプロセッサ260が、特別な受信器処理技術に基づいて、NR個のトランシーバ254からのNR個の受信記号ストリームを受信および処理して、NT個の「検出」記号ストリームを提供する。次いで、RXデータプロセッサ260は、各検出記号ストリームを復調、ディインタリーブおよび復号して、データストリームのトラフィックデータを回復する。RXデータプロセッサ260によって実行される処理は、ノード104aにおけるTX MIMOプロセッサ220およびTXデータプロセッサ214によって実行される処理と相補的である。
プロセッサ270は、どのプリコーディング行列を使用するかを周期的に決定する。プロセッサ270は、行列インデックス部分およびランク値部分を備える逆方向リンクメッセージを公式化する。データメモリ272は、プロセッサ270またはAT 106aの他の構成要素によって使用されるプログラムコード、データおよび他の情報を保存することができる。
逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する各種情報を含むことができる。次いで、逆方向リンクメッセージは、TXデータプロセッサ238によって処理される。TXデータプロセッサ238はまた、データ源236から複数のデータストリームのトラフィックデータを受信する。変調器280は、データストリームを変調する。また、254aから254rまでのトランシーバは、データストリームを条件設定し、データストリームをノード104aに戻す。
ノード104aでは、AT 106aからの変調信号がアンテナ224によって受信される。トランシーバ222は変調信号を条件設定する。復調器(「DEMOD」)240は変調信号を復調する。RXデータプロセッサ242は復調信号を処理し、AT 106aによって送信された逆方向リンクメッセージ(例えば情報)を抽出する。次いでプロセッサ230が、ビームフォーミングウェイトを決定するためにどのプリコーディング行列を使用するかを決定する。さらに、プロセッサ230は、抽出されたメッセージを処理する。それぞれのノード104aおよびAT 106aにおいて、説明済み構成要素のうち2つ以上の構成要素の機能が1つの構成要素によって提供されうることを理解すべきである。同様に、1つの説明済み構成要素の機能は複数の構成要素に分割されうる。
図1に関して上述したとおり、AT 106aはノード104a〜104gの各々の通信範囲内にあるときノード104a〜104gの各々と通信することができる。AT 106aは、AT 106aが位置する場所で104a〜104gのうちどのノードが「最良の」信号を提供するか判断し、それに応じて104a〜104gのうち該当するノードと通信するように構成されうる。例えば、AT 106aは、ノード104a〜104gのうち1つまたは複数から送信されるパイロット信号を受信することができる。AT 106aは、パイロット信号の信号対雑音比(SNR)を計算することができる。SNRが最も高いパイロット信号が「最良の」信号でありうる。信号対雑音干渉比(SNIR)、キャリア対干渉比(C/I)など、「最良の」信号を判断する他の品質測定を使用してよいことに留意すべきである。ただし、具体例を示すことのみを目的として、SNRが本明細書での説明で使用される。したがって、AT 106aは、104a〜104gのうちでSNRが最も高いパイロット信号を送信したノードと通信することができる。
AT 106aが異なるセル102a〜102gの間を移動し、異なるセル102a〜102gによってサービスを提供されることに伴い、AT 106aはノード104a〜104gの間でハンドオフされるように構成されうる。例えば、AT 106aはセル102aの中に存在し、ノード104aと通信することができる。次いでAT 106aはセル102bに移動することができる。セル102bにおいてノード104bのパイロット信号は、AT 106aによって受信されるノード104aのパイロット信号よりも、SNRが高いことがある。したがって、AT 106aはノード104aからノード104bにハンドオフ可能であり、ノード104aの代わりにノード104bとの通信を開始することができる。
AT 106aは、(AT 106aにサービスを提供するセル102に対応する)ノード104のリストまたはセットを維持することができ、これはアクティブセットと呼ばれ、AT 106aはアクティブセットにハンドオフされるように構成される。1つの実施形態では、アクティブセットは無線リンクセット(RLS)として構成される。実施形態によっては、無線リンクセットは、送信電力制御(TPC)の共通の生成(common generation)を有する1つまたは複数の無線リンクを含む。当業者は、AT 106aがアクティブまたは無線リンクセットにおけるサービス提供セルを変更できることを理解するだろう。実施形態によっては、AT 106aはほぼ同時に、アクティブまたは無線リンクセットにおける複数のノード104と通信することができる。実施形態によっては、AT 106aは、AT 106aの現在のアクティブまたは無線リンクセット内に存在しないシステム100のセル102の特定および当該セルへの移行を、例えばAT 106aの移行先の当該セルがAT 106aによって特定され、現在のアクティブまたは無線リンクセットにおけるセル「より良好な」信号を提供する場合に行うように構成される。
AT 106aは、AT 106aの通信範囲内でノード104を検索することによってアクティブまたは無線リンクセットを維持することができる。例えば、AT 106aがパイロット信号を1つまたは複数のノード104a〜104gから受信した場合、AT 106aは受信したパイロット信号のSNRを測定することができる。受信したパイロット信号のSNRがセットのノード104のSNRより大きい場合、SNRが最も低いノード104がセットから除去され、パイロット信号を送信したノードがセットに追加される。当業者は、AT 106aがノードの特定、追加および/またはアクティブもしくは無線リンクセットからの除去のために利用できる他の方法を理解するだろう。
上記のとおり、AT 106aは、アップリンクを介してノード104に情報、信号、データ、命令、コマンド、ビット、記号およびこれらに類似したもの(本明細書では総称して「データ」と呼ぶ)を送信することができる。さらに、ノード104はダウンリンクを介してAT 106aにデータを送信することができる。アップリンクおよびダウンリンクの各々は1つまたは複数のキャリアを含むことができる。キャリアは周波数範囲(例えば、850 MHz ± 7 MHz)を含む。アップリンクのキャリアはアップリンクキャリアと呼ばれることがある。ダウンリンクのキャリアはダウンリンクキャリアと呼ばれることがある。1つの実施形態では、AT 106aは複数のアップリンクキャリアでノード104にデータを送信し、各キャリアは異なる周波数範囲を含む。さらに、ノード104は1つまたは複数のダウンリンクキャリアでAT 106aにデータを送信し、各キャリアは異なる周波数範囲を含む。1つの実施形態では、アップリンクキャリアはダウンリンクキャリアと異なる周波数を含む。別の実施形態では、アップリンクキャリアのうち1つまたは複数およびダウンリンクキャリアのうち1つまたは複数は、共通の周波数を共用する。
各ダウンリンクキャリアおよび各アップリンクキャリアは1つまたは複数の通信チャネルをさらに含むことができる。チャネルは、キャリアでのデータ送信に利用できる資源の論理分割である。例えば、キャリアでデータを送信するために、符号分割多重方式(CDM)、空間分割多重方式(SDM)、時分割多重方式(TDM)など様々な技術を使用できる。データを送受信するために、これらの技術の各々は異なる資源(例えば、コード、時間間隔など)を利用することができる。しかし、データを送受信するためにキャリアで利用できる資源の量は限られている場合がある。したがって、チャネルは、ある種のデータを送受信するために確保されるキャリアの資源と定義されうる。
1つの実施形態では、論理チャネルは制御チャネルとトラフィックチャネルに分類される。制御チャネルは、制御情報(例えば、チャネル品質表示(CQI)フィードバック、肯定応答/否定応答(ACK/NACK)、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)情報、アップリンクスケジューリング要求、他のペイロードなど)を送信するために使用されるチャネルを含むことができる。トラフィックチャネルは、コンテンツデータ(例えば、音声データ、映像データ、ウェブパケットなど)を送信するために使用されるチャネルを含むことができる。
制御チャネルは以下のうち1つまたは複数を含むことができる。システム制御情報をブロードキャストするためのDLチャネルであるブロードキャスト制御チャネル(BCCH)、ページング情報を転送するDLチャネルであるページング制御チャネル(PCCH)、1つまたは複数のマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)のマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)のスケジューリングおよび制御情報を送信するために使用されるポイント-マルチポイントDLチャネルであるマルチキャスト制御チャネル(MCCH)、ならびに専用制御情報を送信する二地点間双方向チャネルであり、無線リソース制御(RRC)接続を有するATによって使用される専用制御チャネル(DCCH)。
トラフィックチャネルは、以下のうち1つまたは複数を含むことができる。ユーザ情報の転送のための、1つのAT専用の、二地点間双方向チャネルである専用トラフィックチャネル(DTCH)、およびトラフィックデータを送信するためのポイント-マルチポイントDLチャネルに対するMTCH。
1つの実施形態では、キャリアのチャネルのうち1つまたは複数は、共通チャネルまたはブロードキャストチャネルである。キャリアの共通チャネルは、複数のデバイス間の通信に使用できる。例えば、共通チャネルは、システム100においてAT 106b、106hおよび106iとして示されている、ノード104bによってサービスが提供されるセル102b内のAT 106全部とノード104bとの間の通信に使用できる。さらに、キャリアの1つまたは複数のチャネルは、1つまたは複数のノードと、1つまたは複数のノードによってサービスが提供されるAT全部よりも少ない場合がある定義済みATセットとの間の通信用の専用チャネルでありうる。例えば、専用チャネルはノード104bとAT 106bとの間の通信用にのみ使用できる。
キャリアでの情報の送信は、当該キャリアの条件の影響を受けることがある。例えば、キャリアで情報を送信するために使用される電力水準は、様々な理由で調整されうる。1つの実施形態では、総電力はリンクバジェットおよびシステムの安定性に基づき制御されうる。リンクバジェットは、例えばセルの端にあるATのキャリアの通信パフォーマンスを維持することによって達成できる。システムの安定性は、1つのセル内のまたは複数のセルにわたるユーザ間の電力競合(power racing)を回避することによって達成できる。当業者は、電力水準を調整する他の方法が利用できることを理解するだろう。
セルの端近くにあるATは、当該セルにサービスを提供するノードの近くに位置するATとは異なるキャリア条件を経験することがある。例えば、セル102aの端近くにあるATは、セル102aにサービスを提供するノード104aに近いATよりも低い信号対雑音比(SNR)でノード104aから信号を受信することがある。これはセル102aの端において、セル102aに隣接するセル(例えば、セル102b〜102d)のATおよびノードからの伝送による干渉が相対的に大きいことに起因する場合がある。1つのセル内のかつ/または複数のセルにわたるATは、同じキャリア周波数で通信信号を受信しうるため、信号は互いに干渉することがある。
十分なSNRを有する信号を受信することで、受信信号が適切に解読される確率が高まる。所与の通信信号の受信済みSNRを高める1つの方法は、送信装置からより大きな電力で信号を送信することである。しかし、通信信号は、同じキャリア周波数で送信された他の通信信号に干渉し、その結果、他の通信信号の受信場所で他の通信信号のSNRに悪影響が及ぶことがある。例えば、AT 106aおよびAT 106bの両方がセル102aに存在することがある。また、各々は、ノード104aと通信するためノード104aと通信する全てのATによって使用される第1キャリア周波数の共通チャネルを利用することができる。したがって、AT 106aからの送信は、AT 106bの送信に対する干渉信号として働くことがある。したがって、送信のためAT 106aおよびAT 106bの両方による送信で使用される電力水準は、ノード104aにおいてAT 106aおよびAT 106bから受信する信号のSNRが受け入れ可能な水準となるように制御されうる。
実施形態によっては、送信するデータを有するAT 106は、データ送信の許可をリクエストするように構成される。次いで1つのノード104にあるか複数のノード104の中心にあるパケットスケジューラが、AT 106に許可の付与を送信することによって、データを送信するAT 106をスケジュールすることができる。この付与は、AT 106がデータを送信できる時間を識別する情報、AT 106がデータを送信するために使用できるコーディングもしくは畳み込み、AT 106に割り当てられるサービスの質、AT 106が送信する際の電力、および/またはAT 106が送信できるデータの量などの情報を含むことができる。実施形態によっては、許可の付与はサービング許可付与(serving grant)と呼ばれる。実施形態によっては、AT 106は、サービング許可付与がなければ非常に遅い速度でデータを送信することができるが、一定の水準を上回る速度でデータを送信するためにはサービング許可付与を受信しなければならない。例えば、許可またはサービング許可付与は、AT 106がデータを送信する際のトラフィック対パイロット比(T/P)を含むことができる。
サービング許可付与は、任意の数の要素に基づき決定されうる。例えば、SNRが高いデータを送信できるAT 106が、送信のためスケジュールされうる。別の例では、AT 106は、AT 106に割り当てられるサービス品質(QoS)に従ってスケジュールされうる。実施形態によっては、AT 106は、例えば上述したリンクバジェットおよび/またはシステムの安定性に従ってAT 106全部の総送信電力を制御するようスケジュールされる。送信のためAT 106を適切にスケジュールすることで、システムの安定性を高め、AT 106からの信号がノード104によって受信される際の信頼性を高めることができる。実施形態によっては、リクエストおよび許可付与は高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)プロトコルまたはエンハンストアップリンク(Enhanced Uplink:EUL)プロトコルに従って実施される。
上記のとおり、AT 106は複数のキャリアでデータを送信することができる。複数キャリアでの送信は、様々な利点を提供することができる。例えば、様々なデータを複数のキャリアでほぼ同時に、または時間的に非常に接近した状態で送信することができ、それによりシステムのスループットを向上させることができる。別の例として、同一または類似のデータを複数のキャリアで送信し、それにより信号ダイバーシティに起因するデータのノード104における受信の確率の上昇をもたらすことができる。実施形態によっては、送信される他の信号に対する干渉を減らすよう、データが送信されるキャリアが選択される。例えば、あるAT 106に、システム100における送信で利用できるキャリアの第1サブセットを割り当てることができ、別のAT 106に、当該キャリアの第2サブセットを割り当てることができる。第1サブセットおよび第2サブセットはキャリアを共有してよく、またはキャリアは第1サブセットおよび第2サブセットで別個のものであってよい。送信するAT 106間で衝突を回避するようにサブセットが選択されうる。別の例として、例えばセル102またはシステム100の様々な場所から送信される際の様々な周波数の特性が薄れることで、送信信号のSNRを高めるようキャリアが選択されうる。
図3は、図1の第2の例示的なアクセス端末106aの機能ブロック図である。上述のとおり、AT 106aは携帯電話であってよい。AT 106aを使用して、複数のキャリアを介してノード104aと通信することができる。以下の説明はAT 106aの実施形態に言及しており、さらにノード104aに言及することもあるが、当業者は、図1に関して説明するシステム100の実施形態によっては、本明細書で説明するAT 106aの実施形態が任意のAT 106において、かつ/または任意のノード104との通信で実施できることを理解するだろう。
AT 106aは、データを保存するために使用される保存モジュール302を備えることができる。データの一部または全部は、例えばノード104aに送信するためのものであってよい。上述のとおり、データは、情報、ビット、記号または他のデータもしくは表現形態の任意の組合せを含むことができる。保存モジュールは、図2に関して上述したメモリ272を使用して実施できる。実施形態によっては、保存モジュール302は、データを保存するように構成されたデータバッファもしくはメモリアレイ、または他のデータ構造を含む。保存モジュール302はまた、複数のこれらの要素を含むことができる。保存モジュール302は、複数の送信装置から送信されるデータを受信することができる。例えば、データは、図2に関して説明したデータ源236および/もしくはプロセッサ270によって生成、もしくはこれらから受信でき、または例えばトランシーバ254a〜254rのうち1つもしくは複数を使用して受信された受信済み情報から部分的に導出できる。
保存モジュール302は、レベルによって容量およびアクセス速度が異なる多レベル階層的キャッシュ(multi-level hierarchical cache)を含む処理モジュールキャッシュを備えることができる。保存モジュール302はまた、ランダムアクセスメモリ(RAM)、他の揮発性記憶装置または非揮発性記憶装置を備えることができる。記憶装置は、ハードドライブ、光ディスク、例えばコンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD)、フラッシュメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープおよびZipドライブを含むことができる。
AT 106aはさらに、情報を送信するために使用される送信モジュール304を備えることができる。1つの実施形態では、送信モジュール304は、保存モジュール302に保存されたデータを送信する許可を求めるリクエストを無線送信するように構成され、許可を求めるリクエストは上述のとおりである。送信モジュール304は、例えばノード104aにリクエストを送信するように構成されうる。送信モジュール304はさらに、保存モジュール302に保存されたデータを、保存モジュール302から直接的に送信するか、保存モジュール302に保存されたデータが他のモジュールもしくは要素を通過した後または他のモジュールもしくは要素によって処理された後に送信するように構成されうる。よって、例えば図3に示されているように、送信モジュール304は保存モジュール302と結合できる。実施形態によっては、データは送信モジュール304によって複数のキャリアで送信される。データは、上述のとおりキャリアの各々において1つまたは複数のチャネルで送信できる。
送信モジュール304は、トランシーバ254a〜254rのうち1つもしくは複数の送信器部分、変調器280、RXデータプロセッサ238およびプロセッサ270の1つまたは組合せを使用して実施できる。実施形態によっては、送信モジュール304はアンテナおよびトランシーバを備える。トランシーバは、ノード104aに向かうアウトバウンド無線メッセージを変調するように構成されうる。メッセージはアンテナを介して送信できる。アンテナは、1つまたは複数のキャリアおよび1つまたは複数のチャネルでノード104aと通信するように構成されうる。無線メッセージは音声および/またはデータのみの情報を含むことができる。
AT 106aはさらに、情報を受信するために使用される受信モジュール306を備えることができる。1つの実施形態では、受信モジュール306は、許可の付与または許可が付与されたことを示す他の通信であって、例えば送信モジュール304を使用して保存モジュール302に保存されたデータを送信してよいことを示しうる通信を無線受信するように構成される。付与は例えば、ノード104aによって、送信モジュール304によって送信されたリクエストに応じて生成でき、または他の情報に応じて生成できる。許可の付与については上述した。
受信モジュール306は、トランシーバ254a〜254rのうち1つもしくは複数の受信器部分、TXデータプロセッサ260およびプロセッサ270の1つまたは組合せを使用して実施できる。実施形態によっては、受信モジュール306はアンテナおよびトランシーバを備える。トランシーバは、ノード104aから来るインバウンド無線メッセージを復調するように構成されうる。メッセージはアンテナを介して受信できる。アンテナは、1つまたは複数のキャリアおよび1つまたは複数のチャネルでノード104aと通信するように構成されうる。無線メッセージは音声および/またはデータのみの情報を含むことができる。受信モジュール306は受信したデータを復調することができる。
AT 106aは、スケジューリング情報を生成するために使用されるスケジューリング情報モジュール308をさらに備えることができる。スケジューリング情報モジュール308は、複数のキャリアに対するスケジューリング情報を生成するように構成される。1つの実施形態では、スケジューリング情報モジュール308による2つ以上のキャリアに対するスケジューリング情報の生成は、所定の事象によって引き起こされる。よって、スケジューリング情報モジュール308は、1つの事象または出来事に応じて複数のキャリアに対するスケジューリング情報を生成することができる。
スケジューリング情報はスケジューリング情報モジュール308によって周期的に生成できる。周期性は、例えば、決定または設定されたスケジュールに従った規則的なものであってよく、または周期性は、例えば、所定の事象が発生した場合のみの断続的なものであってよい。実施形態によっては、所定の事象は例えば循環タイマ(recurring timer)に従い規則的な間隔で発生するよう選択される。実施形態によっては、周期性が規則的なものであっても、規則的な時間間隔の間に発生する所定の事象が断続的にスケジューリング情報の生成を引き起こすことがある。
図3に示す実施形態では、スケジューリング情報モジュール308は送信モジュール304に結合されている。送信モジュール304はスケジューリング情報モジュール308によって生成されたスケジューリング情報を送信することができ、または送信モジュール304は、生成済みスケジューリング情報の一部または生成済みスケジューリング情報から導出された情報もしくはデータを送信することができる。スケジューリング情報モジュール308はさらに、例えば図3に示されているように保存モジュール302および/または受信モジュール306と結合できる。
スケジューリング情報は、例えば送信モジュール304によって、1つまたは複数のキャリアで送信できる。1つの実施形態では、スケジューリング情報は複数のキャリアに対して、当該キャリアに関する情報に基づき、または当該キャリアの状態もしくは検出された特性に基づき生成される。この複数のキャリアに対して生成されたスケジューリング情報は、単一キャリア、例えば制御情報の送信のため割り当てられたキャリアで送信でき、または各キャリアに対するスケジューリング情報はそれぞれのキャリアで送信できる。1つの実施形態では、各キャリアに対するスケジューリング情報は、当該キャリアの特定のチャネル、例えば拡張専用チャネル(E-DCH)で送信される。当業者は、スケジューリング情報が別のチャネルまたは複数のチャネルでも送信できることを理解するだろう。実施形態によっては、同一または類似のスケジューリング情報が、複数のキャリアでの送信のため生成される。実施形態によっては、スケジューリング情報はアンカーキャリア(anchor carrier)で常に送信され、かつ選択的に他のキャリアで追加的に送信される。こうした実施形態では、他のキャリアで送信されるスケジューリング情報は、アンカーキャリアで送信されるスケジューリング情報の一部のみを含みうる。
実施形態によっては、スケジューリング情報は、データを送信する許可を求めるリクエストとして送信され、許可を求めるリクエストは上述したとおりである。他の実施形態では、スケジューリング情報の一部がリクエストの一部として送信される。実施形態によっては、スケジューリング情報は、リクエストとは別に送信される。例えば、リクエストを最初に送信し、その後周期的にスケジューリング情報を送信することができる。
スケジューリング情報を例えばノード104aが使用して、例えばAT 106aにデータ送信の時間を割り当てることができ、またはAT 106aの例えば保存モジュール302に保存されたデータの送信許可がAT 106aに付与されていることを示すことができる。AT 106aが例えば受信モジュール306を使用してサービング許可付与を受信済みの場合、スケジューリング情報を使用して送信に関する最新情報をノード104aに与えることができる。例えば、スケジューリング情報は、保存されている新情報に関してノード104aに知らせることができ、またはスケジューリング情報は変更されたキャリア条件に関する情報を含むことができる。スケジューリング情報は、AT 106aによって要求もしくはリクエストされたシステム資源の量および/またはAT 106aが所与の時間に使用できるシステム資源の量の表示を提供することができる。スケジューリング情報の実施形態は、以下で図4および5に関連してさらに詳しく説明する。
スケジューリング情報モジュール308は例えばプロセッサ270を使用して実施できる。実施形態によっては、スケジューリング情報モジュールは、複数のプロセッサを備える処理システムを使用して実施される。他の実施形態では、処理システムは、単一プロセッサの一部を含み、または単一プロセッサの一部として実装される。当業者は、スケジューリング情報モジュール308を実施するために使用できる様々な回路、チップ、モジュールおよび/または構成要素を理解するだろう。
スケジューリング情報モジュール308はさらに、電力決定モジュール310と結合できる。電力決定モジュール310は、以下でさらに詳しく説明する、例えば電力ヘッドルームに含めるキャリアおよび/またはチャネルに関する電力情報を決定するように構成される。電力決定モジュール310はまた、例えば図3に示されている受信モジュール306と結合できる。
電力決定モジュール310は、スケジューリング情報モジュール308の一部として、かつ/またはプロセッサ270の一部として実施できる。あるいは、電力決定モジュール310は、スケジューリング情報モジュール308およびプロセッサ270のいずれかまたは両方とは別個に実施できる。当業者は、電力決定モジュール310を実施するために使用できる様々な回路、チップ、モジュールおよび/または構成要素を理解するだろう。加えて、当業者は、電力決定モジュール310の機能を実施する際に使用する方法およびプロセス、例えば、後述するPDPCCHを計算する方法を理解するだろう。電力決定モジュール310のさらなる機能については後述する。
AT 106aはさらに、いつ所定量の時間が経過したかを判断するため、かつ/またはプロセッササイクルもしくは時間の一部の経過をカウントするために使用されるタイマモジュール312を備えることができる。タイマモジュール312は、例えば図3に示されているように、保存モジュール302、受信モジュール306および/またはスケジューリング情報モジュール308と結合できる。タイマモジュール312は、例えばプロセッサ270または別の処理デバイスもしくはシステムを使用して実施できる。当業者は、タイマモジュール312を実施するために使用できる様々なクロック、信号ジェネレータ、回路、チップ、モジュールおよび/または構成要素を理解するだろう。タイマモジュール312のさらなる機能については後述する。
AT 106aに関して説明した機能ブロックは、個別に説明してきたが、個別の構造要素である必要はないことを理解すべきである。例えば、スケジューリング情報モジュール308および保存モジュール302は単一チップに具現化できる。スケジューリング情報モジュール308は、追加的または代替的に、レジスタなどの記憶装置を含むことができる。同様に、機能ブロックのうち1つもしくは複数または各種ブロックの機能の一部は、単一チップに具現化できる。あるいは、特定のブロックの機能は2つ以上のチップで実施できる。また、追加のモジュールまたは機能をAT 106aで実施できる。例えば、AT 106aは、AT 106aによって使用できる1つまたは複数のキャリアを識別するモジュールを備えることができる。同様に、より少ないモジュールまたは機能をAT 106aで実施することができ、AT 106aの構成要素は複数の構成のいずれでも配列できる。図3に示されている各種モジュール間または追加モジュール間のさらなる結合またはより少ない結合が実施可能である。
スケジューリング情報モジュール308、電力決定モジュール310および/またはタイマモジュール312など、AT 106aに関して説明した機能ブロックのうち1つもしくは複数および/または機能ブロックの1つもしくは複数の組合せは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラム可能論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェアコンポーネント、または本明細書で説明した機能を行うよう設計されたそれらの任意の適切な組合せとして具現化できる。AT 106aに関して説明した機能ブロックのうち1つもしくは複数および/または機能ブロックの1つもしくは複数の組合せはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、例えばDSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSP通信と連動した1つもしくは複数のマイクロプロセッサまたはその他のかかる構成もしくは処理システムとして実現できる。
図4は、スケジューリング情報モジュール308によって生成されたスケジューリング情報400の実施形態を示している。スケジューリング情報は、キュー情報402および電力ヘッドルーム404を含むものとして示されている。1つの実施形態では、スケジューリング情報は18ビットであり、キュー情報がそのうちの13ビットによって表され、電力ヘッドルーム404がそのうちの5ビットによって表される。他の実施形態では、スケジューリング情報400の長さまたはサイズは、その生成(generation)によって異なることがあり、または様々なデバイスもしくはキャリアの間で異なることがある。実施形態によっては、スケジューリング情報400は18ビット未満であり、実施形態によっては、スケジューリング情報400は18ビット超である。当業者は、生成済みスケジューリング情報が追加の情報を含むことができ、またはスケジューリング情報400との関係で本明細書において説明した情報を省略できることを理解するだろう。スケジューリング情報は、送信モジュール304による無線送信用に構成されたパケットとしてフォーマット可能であり、またはスケジューリング情報ユニット308によって生成されるときにその他の方法で、例えば、スケジューリング情報ユニット308のバッファもしくはレジスタに保存された一連のデータとして表示可能である。
キュー情報402は、AT 106aに保存されたデータ、例えば保存モジュール302に保存されたデータに関する情報を含む。この情報は、例えばノード104aに送信するため保存モジュール302に保存されたデータの量を含むことができる。上記のとおり、スケジューリング情報モジュール308は保存モジュール302に結合できる。実施形態によっては、キュー情報402は複数のフィールドに分割でき、これについては以下でさらに詳しく述べる。
電力ヘッドルーム404は、信号電力もしくは送信電力および/または1つもしくは複数のキャリアもしくはチャネルに関する情報を含むことができる。実施形態によっては、電力ヘッドルーム404に含まれる情報はキャリア条件を表すことがあり、これは例えば最大送信電力に基づき送信されるデータのスループットを拡大または最大化するため、他のチャネルのキャリア条件を表す別の電力ヘッドルームの情報と比較できる。例えば、ノード104aは2つの異なるキャリアの電力ヘッドルームを、各キャリアの適切な送信電力を判断するために比較することができる。実施形態によっては、CQIがスケジューリング情報400、例えば電力ヘッドルーム404に含まれる。
1つの実施形態では、電力ヘッドルーム404は、AT 106aの最大送信電力と専用物理制御チャネル(DPCCH)のコード電力の比率を表す情報を含む。例えば、電力ヘッドルーム404は以下の方程式に従い、AT 106aのユーザ機器(UE)電力ヘッドルーム(UPH)によって表すことができる。
UPH = Pmax,tx/PDPCCH (1)
方程式1では、Pmax,txはAT 106aの最大送信電力であり、AT 106aの電力クラスに従い許容アップリンク送信電力および通常の最大出力電力の最小値として決定される。PDPCCHは、AT 106aで受信された、例えば受信モジュール306によって受信された所与のキャリアのDPCCHにおける送信コード電力である。上記のとおり、スケジューリング情報モジュール308は、受信モジュール306および/または電力決定モジュール310と結合できる。電力決定モジュール310は、PDPCCHおよび/もしくはUPHまたは電力ヘッドルーム404におけるその他の情報を計算するように構成される。上記のとおり、電力決定モジュール310は受信モジュール306と結合できる。電力ヘッドルーム404に含める情報は、追加的または代替的に、例えばE-DCHおよび/またはHS-DPCCHの電力に基づき計算されうる。
UPHおよび電力ヘッドルーム404の情報は、決定される際の対象チャネルおよび/またはキャリアによって異なりうる。例えば、複数のキャリアの各々のDPCCHで受信される通信は、各キャリアの条件に基づき異なる。こうした様々な条件は、当該キャリアの各々につき計算されるPDPCCHに反映されることがあり、ひいては当該キャリアの各々のUPHおよび電力ヘッドルーム404に反映されることがある。よって、複数のキャリアの各々につき決定される電力ヘッドルームおよびスケジューリング情報は、当該キャリアの各々に固有のものでありうる。例えば、あるキャリアの受信コード電力は、当該キャリアのチャネル周波数応答に起因する当該キャリアで送信された信号のフェーディングの影響を受けることがあり、または当該キャリアに対する干渉に起因する当該キャリアで送信された信号の減衰の影響を受けることがある。当業者は、複数のキャリアに対して生成される電力ヘッドルームおよび/またはスケジューリング情報が固有のものではない実施形態がありうることを認識するだろう。
図5は複数のフィールドに分割されたキュー情報402の実施形態を示している。フィールドは、事前に決定されてよく、または様々な時間に生成されるスケジューリング情報によって異なってよい。当業者は、任意の数のフィールドを利用できることを認識するだろう。例えば、キュー情報402のあるフィールドは、保存モジュール302に保存されたデータの量に関する情報のみを対象とすることができ、キュー情報402の別のフィールドは、データの優先度またはサービス品質に関する情報のみを対象とすることができる。別の選択的フィールドは、データが所定の閾値より長い時間にわたって保存されている場合におけるデータが保存されている時間量に関する情報のために使用できる。
図5に示されているキュー情報402は、3つのフィールド502、504および506を有するものとして示されている。1つの実施形態では、フィールド502はデータ送信のためのチャネルであって、AT 106aが使用する、使用しているまたはデータ送信のために使用することをリクエストしている全てのチャネルの中で優先度が最も高いチャネルを示す情報を含む。例えば、フィールド502は、4ビットによって表される最優先論理チャネルID(HLID)を含む。1つの実施形態では、フィールド504は、例えば保存モジュール302に保存されている、AT 106aのバッファに保存されているデータの量を示す情報を含む。例えば、フィールド504は、5ビットで表される総E-DCHバッファ状態(total E-DCH buffer status:TEBS)を含むことができる。1つの実施形態では、フィールド506は最優先チャネルで送信するため保存されたデータの量を示す情報を含む。例えば、フィールド506は、4ビットで表される最優先論理チャネルバッファ状態(HLBS)を含むことができる。当業者は、フィールド502、504および506の各々の長さまたはサイズが異なりうること、ならびにフィールド502、504および506が任意の順序で配列されうることを認識するだろう。
図6は、AT 106aの無線通信の方法600の実施形態を示す流れ図を表している。ステップ602において、送信されるデータが例えば保存モジュール302に保存される。ステップ604において、信号が例えば受信モジュール306を使用して1つまたは複数のキャリアで受信される。信号は、AT 106aに送信される複数の通信のいずれを含んでもよい。例えば、信号は例えば制御通信、パイロット、ビーコンまたはサービング許可付与を符号化することができる。ステップ606において、所定の事象が識別される。
所定の事象は、スケジューリング情報モジュール308によって、またはAT 106aのその他のモジュールによって識別されうる。例えば、タイマモジュール312は、所定の事象が識別されたことをスケジューリング情報モジュール308に通知することができる。別の例を挙げると、スケジューリング情報モジュール308は、1つまたは複数のプロセスの作動または作動停止を、保存モジュール302の一定の条件が存在するか満たされるときに所定の事象であると識別するように構成されうる。実施形態によっては、図3に示されているAT 106aは、1つまたは複数の所定の事象を識別するために使用される事象識別モジュール(不図示)を含む。事象識別モジュールは、例えばプロセッサ270または別の処理デバイスもしくはシステムを使用して実施できる。当業者は、こうした事象識別モジュールを実施するために使用できる様々な回路、チップ、モジュールおよび/または構成要素を理解するだろう。
所定の事象は任意の数の選択済み事象を含むことができる。実施形態によっては、所定の事象はタイマの終了を含む。1つの実施形態では、タイマモジュール312は、AT 106aが最新のサービング許可付与または他の許可付与を有していない場合に、例えば送信モジュール304を使用して送信されるデータが保存モジュール302に保存されているときに、タイマを作動させるか開始するように構成される。よって、送信されるデータが保存されており(これは、TEBSがゼロより大きいことによって表すことができる)、AT 106aが例えばノード104aにデータを送信する許可を持っていないときにタイマが開始されうる。上述したように、タイマモジュール312は保存モジュール302と結合できる。タイマをタイマモジュール312および/またはスケジューリング情報308が使用して、いつ所定量の時間が経過したかを判断することができる。所定の事象は、所定量の時間の経過を含むことができ、これはタイマの終了と呼ばれることがあり、またはタイマモジュール312および/またはスケジューリング情報モジュール308が、所定量の時間が経過したと判断することを含むことができる。実施形態によっては、本明細書で説明するタイマは、HSUPAまたはEULプロトコルに従って実施されるT_SING(タイマスケジューリング情報-「ゼログラント」)タイマを含む。実施形態によっては、所定の事象は、タイマが終了したときにTEBSが依然としてゼロより大きい場合にのみタイマの終了を含む。バッファに保存されたデータは、任意の数の理由で減少している可能性がある。例えば、AT 106aがサービング許可付与を受信し、タイマ終了前にデータを送信した可能性がある。
実施形態によっては、AT 106aがデータを送信できる各キャリアに対してタイマが維持される。こうした実施形態では、タイマモジュール312は、送信されるデータが保存モジュール302に保存されている場合に、あるキャリアに対するプロセス全てが作動を停止しているか停止したときに、当該キャリアに対するタイマを開始するように構成されうる。このプロセスは、任意の数の各種プロセス、例えば自動再送要求配信プロセス(automatic repeat request delivery process)を含むことができる。また、タイマモジュール312は、送信されるデータが保存モジュール302に保存されている場合に、あるキャリアに対するある種のプロセス全てが作動を停止しているか停止したときに、当該キャリアに対するタイマを開始するように構成されうる。上述したように、所定の事象はタイマの終了を含むことができ、実施形態によってはタイマが終了したときにTEBSがゼロより大きい場合のみタイマの終了を含むことができる。実施形態によっては、タイマモジュール312は、例えば受信モジュール306でサービス許可付与が受信されたとき、および/または各キャリアのプロセスが作動しているときに上述のタイマの一部または全部を停止するように構成される。上述したように、タイマモジュール312は受信モジュール306と結合できる。
当業者は、1つのタイマを複数のキャリアに使用できることを理解するだろう。当業者はまた、AT 106aがデータを送信できる各キャリアに対して個別のタイマが維持される場合でも、当該タイマのうち2つ以上がほぼ同期化されうることを理解するだろう。例えば、タイマモジュール312は、1つまたは複数の既存のタイマを、新たなタイマが開始されたとき、または当該タイマのうち別のものがリセットされたときにリセットするように構成されうる。リセットされるタイマは、ほぼ同時に終了するよう構成されうる。
1つの実施形態では、タイマモジュール312は、AT 106aに対するサービング許可付与が最新のものになり、AT 106aの少なくとも1つのプロセスまたはある種のプロセスのうち1つが作動状態にあるときにタイマを開始するように構成される。サービング許可付与は、例えばAT 106aによって受信されたときに最新のものになることができ、または以前に受信されたサービング許可付与は、例えばサービング許可付与で示された送信時間が到来したときに最新のものになることができる。当業者は、最新のサービング許可付与を含む他の実施形態を理解するだろう。上述のとおり、プロセスは、複数のプロセスのうちいずれか1つ、例えば自動再送要求配信プロセスを含むことができる。また上述のとおり、所定の事象はタイマの終了を含むことができる。実施形態によっては、本明細書で説明するタイマは、HSUPAまたはEULプロトコルに従って実施されるT_SIG(タイマスケジューリング情報-「ゼログラント」でない)タイマを含む。実施形態によっては、タイマモジュール312は、サービス許可付与が失効したか最新性を失ったとき、またはAT 106aでプロセス全てが作動を停止しているときに前述のタイマの一部または全部を停止するように構成される。例えば、受信モジュール306は、例えばノード104aからサービング許可付与を取り消す通信を受信することがある。実施形態によっては、AT 106aがデータを送信できる各キャリアに対してタイマが維持される。こうした実施形態では、タイマモジュール312は、当該キャリアに対するサービング許可付与が最新のものになり、当該キャリアの少なくとも1つのプロセスが作動状態にあるときにタイマを開始するように構成されうる。タイマモジュール312はさらに、当該キャリアに対するサービス許可付与が失効したか、最新性を失ったとき、または当該キャリアに対するプロセス全てが作動を停止しているときにタイマを停止するように構成されうる。
実施形態によっては、タイマモジュール312は、例えば図6のステップ608に関して後述するように、スケジューリング情報モジュール308によってスケジューリング情報が生成されたときに上記のタイマの一部または全部をリセットまたは再開するように構成される。実施形態によっては、あるキャリアに対してスケジューリング情報モジュール308によってスケジューリング情報が生成された場合のみ、当該キャリアのタイマが再開される。
実施形態によっては、所定の事象は、AT 106aもしくはそのキャリアが最新のサービング許可付与もしくは他の許可付与を持っていないとき、またはAT 106aもしくはそのキャリアのプロセス全てが作動を停止しているときに保存モジュール312にデータを保存することを含む。実施形態によっては、保存モジュール312にデータを保存する時点で、送信される他のデータが保存モジュール302に保存されていない場合のみ所定の事象が識別される。よって、例えばこうした実施形態における所定の事象は、AT 106aもしくはそのキャリアが最新のサービング許可付与もしくは他の許可付与を持っていないとき、またはAT 106aもしくはそのキャリアのプロセス全てが作動を停止しているときにTEBSがゼロを超えることを含むことができる。このプロセスは、上記のプロセスのうちいずれか1つを含むことができる。実施形態によっては、所定の事象は、AT 106aまたはそのキャリアのある種のプロセス全てが作動を停止しているときに保存モジュール312にデータを保存することを含む。例えば、所定の事象は、所与のキャリアの全てのハイブリッド自動再送要求(HARQ)が作動を停止しているときに保存モジュール312にデータを保存することを含むことができる。
実施形態によっては、データが保存モジュールに312に保存されているとき、例えばTEBSがゼロより大きいとき、およびAT 106aまたはそのキャリアに対する最新のサービング許可付与による情報が、AT 106aまたはそのキャリアの送信余地がAT 106aまたはそのキャリアのフローからプロトコルデータユニット(PDU)を送信するには不十分であることを示しているとき、所定の事象が識別される。例えば、AT 106aは保存モジュール312に保存されているデータを送信する許可を受信することができるが、この許可は、PDUを送信するには不十分なスループットまたは送信電力をAT 106aに割り当てていることを示すことができる。所定の事象の識別は、この許可またはスループットもしくは送信電力が不十分であるとの判断の受信を含むことができる。実施形態によっては、PDUはシステム100でAT 106aからノード104aに送信できる最小パケットを含む。
実施形態によっては、AT 106aによって送信されるデータは、送信の優先度と結び付くことがある。例えば、音声データは会話の遅れを防ぐために高い優先度と結び付くことができ、ベンダーからダウンロードされているアプリケーションに対応するデータは、異なる時間に受信されるアプリケーションの各部分が実施態様によっては各部分の受信時間に関係なく再組み立てされるため、より低い優先度と結び付くことができる。こうした実施形態では、所定の事象は、保存モジュール302に以前保存されたデータが、新たなデータの優先度より低い優先度と結び付いている場合に保存モジュール302に新たなデータを保存することを含むことができる。
実施形態によっては、所定の事象は、AT 106aの1つまたは複数のキャリアにサービスを提供するセルを変更すること含む。上記のとおり、任意の数の理由でサービス提供セルは変更されうる。例えば、セルは、ハンドオフ手順中に、かつ/またはセルでノード104から受信される信号のSNRを高めるために変更されうる。実施形態によっては、1つのキャリアが異なるセルのサービス提供対象に変更されるとき、AT 106aの他のキャリアも全て、その異なるセルのサービス提供対象に変更される。1つの実施形態では、所定の事象は、AT 106aのキャリアにサービスを提供するセルを、セルの変更前にキャリアの上述のRLSに存在していないセルに変更することを含む。例えば、所定の事象は、E-DCHのサービス提供セルを、E-DCHの以前のRLSの一部でなかった新たなサービス提供セルに変更することを含むことができる。
実施形態によっては、所定の事象を識別することは、自動再送要求手法の使用中にデータの配信が失敗したことを、例えばHARQによりデータの配信が失敗したときに識別することを含む。例えば、所定の事象は、スケジューリング情報が媒体アクセス制御(MAC)副層、例えばMAC-eまたはMAC-I副層においてPDUで他のデータと共に送信された場合にスケジューリング情報の配信に失敗したことを含むことができる。
実施形態によっては、所定の事象を識別することは、例えば後述するように、スケジューリング情報モジュール308によって生成されるスケジューリング情報を連結できるように、データを送信するための変形フォーマット組合せ(transform format combination)が定義されうることを確認することを含む。例えば、所定の事象を識別することは、E-DCH変形フォーマット組合せ(E-TFC)を選択することを含むことができ、この場合、選択されたE-TFCにおける量子化によりスケジューリング情報の連結が可能になる。
当業者は、本明細書で説明する所定の事象が、任意の数の手段によって決定または選択されうることを理解するだろう。実施形態によっては、所定の事象のうち1つまたは複数は、AT 106aまたは所定の事象を識別するAT 106aの構成要素、例えばスケジューリング情報モジュール308またはタイマモジュール312を製造する時点で確立される。実施形態によっては、プロセッサ270および/またはAT 106aの他の構成要素は、例えばネットワーク技術者または無線サービスプロバイダによって、製造後に所定の事象のうち1つまたは複数を識別するようにプログラムされうる。実施形態によっては、AT 106aのユーザは、例えばユーザインタフェースデバイスでグラフィカルインタフェース上の一連のメニューまたは他の表示をナビゲートすることによって、識別すべき所定の事象を選択することができる。当業者は、所定の事象を選択するために使用できる他の手段を理解するだろう。
ステップ606における所定の事象の識別に応じて、ステップ608では、複数のキャリアに対するスケジューリング情報が、例えばスケジューリング情報モジュール308によって生成される。よって、複数キャリアに対するスケジューリング情報の生成は、所定の事象によって引き起こされ、その複数の実施形態は上で詳述したとおりである。スケジューリング情報が生成される複数のキャリアは、任意の数の方法で選択されうる。スケジューリング情報は、AT 106aがデータを送信できる全てのキャリアに対して生成でき、キャリアは例えばノード104aからの通信で識別されうる。実施形態によっては、ノード104aはAT 106aに対し、例えば受信モジュール306によって受信される無線通信を使用して、AT 106aがスケジュール情報を生成すべきキャリアを知らせることができる。実施形態によっては、AT 106aはスケジューリング情報の生成および/またはデータの送信の対象キャリアを特定またはリクエストすることができる。例えば、キャリアはAT 106aの物理層で、例えばプロセッサ270または他の処理デバイスもしくはシステムによって特定できる。AT 106aはノード104aと通信することにより、特定されたキャリアの使用をリクエストできる。実施形態によっては、スケジューリング情報は、AT 106aがデータを送信できる全てのキャリアのサブセットのみのために生成される。サブセットは、例えばスケジューリング情報モジュール308によって、保存モジュールに保存されているデータ量に少なくとも部分的に基づき選択されうる。実施形態によっては、スケジューリング情報モジュール308は、制御情報、パイロット、ビーコン、サービング許可付与または他の通信を受信した全ての対象キャリアに対するスケジューリング情報を生成する。
例えばステップ606および/またはステップ608で、所定の事象の識別および/またはスケジューリング情報の生成のために、スケジューリング情報モジュール308および/またはAT 106aの他の構成要素で単一または複数の状態機械を実施できる。例えば、所定の事象が識別されたときに複数のキャリアに対するスケジューリング情報の生成が引き起こされるよう、複数のキャリアに対して状態機械を維持できる。別の例を挙げると、各キャリアは、当該キャリアに固有の少なくとも1つの状態機械と結び付くことができる。複数キャリアに対するスケジューリング情報の生成は、いつスケジューリング情報が生成されるかを状態機械の1つが他の状態機械に知らせることによって、またはスケジューリング情報の生成が引き起こされているか否かを判断するため、状態機械に他の状態機械をポーリングさせることによって引き起こすことができる。実施形態によっては、複数の状態機械は、類似した状況下で稼動しているため、類似の事象によってスケジューリング情報の生成が引き起こされる。例えば、上記のとおり、複数のタイマが同じ値にセットされることがあり、スケジューリング情報の生成はタイマの終了によって引き起こされる。実施形態によっては、単一状態機械は複数の所定の事象を識別するように構成されうる。実施形態によっては、各状態機械は所定の事象のうち1つのみを識別するように構成される。状態機械は、適切なコード、ソフトウェア、書き込み、回路、ハードウェアまたはソリッドステートの実施形態で、例えば、スケジューリング情報モジュール308および/またはプロセッサ270で実施できる。
ステップ608におけるスケジューリング情報の生成は、上記のように、電力ヘッドルームを決定することを含むことができる。当業者は、この電力ヘッドルームが、スケジュール情報が生成される各キャリアに固有のものであってよいことを認識するだろう。ステップ608におけるスケジューリング情報の生成はまた、保存モジュール302に保存されているデータの量を判断することを含むことができる。当業者は、この情報が、スケジューリング情報が生成される各キャリアで類似する場合があることを認識するだろう。当業者はまた、ステップ608で生成されるスケジューリング情報に他の情報が追加的または代替的に含まれうることを認識するだろう。上述のとおり、スケジューリング情報は、図4に関して示したように具現化でき、または本明細書で明確に記述もしくは説明していない他の方法で具現化できる。
当業者は、上で論じた所定の事象のうち1つまたは複数が単一キャリアに対するスケジューリング情報の生成を引き起こすこともあることを理解するだろう。例えば、所与のキャリアに対するサービング許可付与がない場合に保存モジュール302にデータを保存すること、当該キャリアに対するプロセス全てが作動を停止しているときに保存モジュール302にデータを保存すること、および/または当該キャリアのフローからPDUを送信するには不十分な送信余地を受信済みサービング許可付与が含むときに保存モジュール302にデータを保存することが、当該所与のキャリアに対するスケジューリング情報の生成を引き起こすことができる。別の例を挙げると、HARQを使用した場合の所与のキャリアでのデータ配信の失敗を識別すること、または生成済みスケジューリング情報を連結できるようなキャリアの変形フォーマット組合せを識別することが、当該所与のキャリアに対するスケジューリング情報の生成を引き起こすことができる。当業者はさらに、複数キャリアに対するスケジューリング情報の生成を引き起こす実施態様を、単一キャリアに対するスケジューリング情報の生成を引き起こす実施態様と結び付けることができることを理解するだろう。例えば、上述した所定の事象のうち1つまたは複数を、複数キャリアに対するスケジューリング情報の生成を引き起こすため選択することができ、上述した他の所定の事象を、単一キャリアに対するスケジューリング情報の生成を引き起こすため選択することもできる。
ステップ610では、ステップ608で生成されたスケジューリング情報の少なくとも一部が、例えば送信モジュール304を使用して1つまたは複数のキャリアで送信される。上述のとおり、複数のキャリアに対して生成されたスケジューリング情報は、単一キャリア、例えば制御情報の送信用に割り当てられたキャリアで送信でき、または各キャリアに対するスケジューリング情報はそれぞれのキャリアで送信できる。1つの実施形態では、各キャリアに対するスケジューリング情報は、当該キャリアの特定のチャネル、例えば上述したE-DCHで送信される。当業者は、スケジューリング情報が別のチャネルまたは複数のチャネルでも送信できることを理解するだろう。
当業者は、図6に関して説明した例示的な方法600が様々な方法で実施できることを理解するだろう。例えば、本方法は無線装置106aにおいて特定のハードウェアを使用して、無線装置106aを構成するためのソフトウェアを使用して、またはこれらの実施態様の組合せを使用して実施できる。選択された特定の実施態様により、特別なハードウェアを必要とせずに例示的方法を実行できることがある。図6の方法600の上記説明はAT 106aの動作に言及しているが、説明した例示的方法600は任意の数のデバイスで実施できる。
当業者は、本明細書で説明するステップ、方法、アルゴリズムまたは態様が様々な構成またはステップを使用して実施できることを認識するだろう。上記の例のうち、限定的な構成または数のステップとなるものは1つもない。具体例を機能の一般的表現で上述してきた。これよりも多いまたは少ないステップまたはプロセスを実施してよく、実施されるステップまたはプロセスの各々の順序は本開示の範囲から逸脱することなく異なってよい。当業者は、説明した機能を実施するための様々な方法を認識するだろうが、こうした実施態様を本開示の範囲からの逸脱と解釈すべきではない。
当業者はさらに、図2および3のモジュールおよび/または構成要素の機能が、本明細書における教示内容と合致した様々な方法で実施できることを認識するだろう。態様によっては、こうしたモジュールおよび構成要素の機能は、1つまたは複数の電気構成要素として実施できる。態様によっては、これらのブロックの機能は、1つまたは複数のプロセッサ構成要素を含む処理システムとして実施できる。態様によっては、これらのモジュールの機能は、例えば1つまたは複数の集積回路(例えばASIC)の少なくとも一部を使用して実施できる。本明細書で論じたように、集積回路はプロセッサ、ソフトウェア、他の関連構成要素またはこれらの何らかの組合せを含むことができる。これらのモジュールの機能は、本明細書で教示したように他の方法で実施することも可能である。
(例えば、添付の図のうち1つまたは複数に関して)本明細書で説明した機能は、態様によっては同様に指定された、添付の特許請求の範囲における機能「のための手段」に対応しうる。図2および3を参照して、ノード104aおよびAT 106aは、一連の相関する機能ブロックとして表される。
「第1」、「第2」などの指定を利用した本明細書の要素へのいかなる言及も、そうした要素の量または順序を一般に制限するものではないことを理解すべきである。むしろ、こうした指定は、2つ以上の要素または1つの要素における複数の例を区別する便利な方法として本明細書で利用されている場合がある。したがって、第1要素および第2要素への言及は、そこではたった2つの要素が使用できることや、何からの方法で第1要素が第2要素に先行しなければならないことを意味しない。また、別段の説明がなければ、1組の要素は1つまたは複数の要素を含むことができる。加えて、説明または請求項で使用される「A、BまたはCのうち少なくとも1つ」という形の表現は、「AまたはBまたはCまたはこれらの要素の任意の組合せ」を意味する。
当業者は、様々な技術および技法のいずれを用いても情報および信号を表すことができることを理解するだろう。例えば、上記説明で言及されることのあるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、記号およびチップを、電圧、電流、電磁波、磁界、磁性粒子、光電場、光学粒子、またはこれらの任意の組合せによって表すことができる。
当業者はさらに、本明細書で開示した例との関係で説明した様々な具体例としての論理ブロック、モジュール、回路、方法およびアルゴリズムが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェアまたは両方の組合せとして実施できることを理解するだろう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明示するため、様々な具体例としての構成要素、ブロック、モジュール、回路、方法およびアルゴリズムについて、これらの機能面から全般的に上述してきた。こうした機能がハードウェアまたはソフトウェアとして実施されるか否かは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられる設計上の制約に左右される。当業者は、各々の特定のアプリケーションについて様々な方法で前述の機能を実施することができるが、かかる実施の決定を、本発明の範囲から逸脱するものと解釈すべきではない。
本明細書で開示した例との関係で説明した様々な具体例としての論理ブロック、モジュールおよび回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラム可能論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明した機能を行うよう設計されたそれらの任意の組合せで実現または実行されうる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよいが、別の方法では、プロセッサは従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、例えばDSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSP通信と連動した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、またはその他のかかる構成として実装できる。
本明細書で開示する例との関係で説明する方法またはアルゴリズムは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、またはこの2つの組合せで直接的に具現化できる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能ディスク、CD-ROMまたは当技術分野で知られているその他の形式の記憶媒体に存在しうる。記憶媒体はプロセッサに結合してよく、それによりプロセッサは記憶媒体から情報を読み取ること、および記憶媒体に情報を書き込むことができる。別の方法では、記憶媒体はプロセッサに不可欠なこともある。プロセッサおよび記憶媒体はASICに存在しうる。
1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの任意の組合せで実施できる。ソフトウェアで実施する場合、当該機能をコンピュータ可読媒体に保存すること、またはコンピュータ可読媒体に対する1つもしくは複数の命令もしくはコードとして当該機能を送信することができる。コンピュータ可読媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にするコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、汎用または専用のコンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であってよい。限定することなく例を挙げると、かかるコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROM、または他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造の形式で所望のプログラムコードを伝達もしくは保存するために使用でき、汎用もしくは専用のコンピュータまたは汎用もしくは専用のプロセッサによってアクセスできるその他の媒体を備えることができる。本明細書で使用するディスク(diskおよびdisc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多目的ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、diskは通常、データを磁気的に再生し、discはレーザで光学的にデータを再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
さらに、ソフトウェアで実施する場合、機能は伝送媒体で1つまたは複数の命令またはコードとして送信されうる。伝送媒体は、1つまたは複数の命令またはコードを送信するために利用できる任意の接続であってよい。例えば、ソフトウェアがウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、デジタル加入者回線(D)を使用して送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、DS+は、伝送媒体の定義に含まれる。
開示された例に関するこれまでの説明は、当業者が本発明を実施または利用できるようにするため提供されている。これらの例の様々な修正形態が当業者には容易に理解されると思われ、本明細書に定める一般的原理は、本発明の趣旨または範囲から離れることなく他の例に適用できる。よって、本発明は、本明細書に示す例に限定されることを意図しておらず、この原理および本明細書で開示する新たな特徴と合致する最大の範囲を認めるものである。
100 無線通信ネットワーク
102 セル
104 ノード
106 AT
200 MIMOシステム
212、236 データ源
214、238 TXデータプロセッサ
220 TX MIMOプロセッサ
222、254 トランシーバ
230、270 プロセッサ
232、272 データメモリ
240 復調器
252 アンテナ
260 RXデータプロセッサ
280 変調器
302 保存モジュール
304 送信モジュール
306 受信モジュール
308 スケジューリング情報モジュール
310 電力決定モジュール
312 タイマモジュール
400 スケジューリング情報
402 キュー情報
404 電力ヘッドルーム

Claims (50)

  1. 無線通信する装置であって、
    送信されるデータを保存するように構成されたバッファと、
    複数のキャリアで前記バッファに保存されたデータを送信する許可を求めるリクエストを無線送信するように構成された送信器と、
    前記許可を付与する通信を受信するように構成された受信器と、
    前記バッファに保存されたデータに少なくとも部分的に基づきスケジューリング情報を周期的に生成するように構成されたプロセッサとを備え、所定の事象が前記複数のキャリアのうち2つ以上に対する前記スケジューリング情報の生成を引き起こす、装置。
  2. 前記所定の事象が前記2つ以上のキャリアのうち少なくとも1つに対するタイマセットの終了を含む、請求項1に記載の装置。
  3. 送信されるデータが前記バッファに保存されており、前記2つ以上のキャリアのうち前記少なくとも1つについて前記許可の付与が受信されていない場合にタイマが開始される、請求項2に記載の装置。
  4. 前記タイマが高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)プロトコルまたはエンハンストアップリンク(EUL)プロトコルによるT_SINGタイマを含む、請求項3に記載の装置。
  5. 前記2つ以上のキャリアのうち前記少なくとも1つについて前記許可の付与が受信された後に前記装置の自動再送要求プロセスが作動している場合にタイマが開始される、請求項2に記載の装置。
  6. 前記タイマが高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)プロトコルまたはエンハンストアップリンク(EUL)プロトコルによるT_SIGタイマを含む、請求項5に記載の装置。
  7. 前記所定の事象が、前記2つ以上のキャリアのうち少なくとも1つについて許可の付与がない場合に前記バッファにデータを保存することを含む、または前記所定の事象が、前記2つ以上のキャリアのうち少なくとも1つに対するプロセス全てが動作を停止している場合に前記バッファにデータを保存することを含む、請求項1に記載の装置。
  8. 前記所定の事象が、前記2つ以上のキャリアのうち少なくとも1つのフローからプロトコルデータユニットを送信するには不十分な送信余地を前記付与された許可が含む場合に前記バッファにデータを保存することを含む、請求項1に記載の装置。
  9. 前記送信器を介した送信のための第1データが前記バッファに保存された後、前記所定の事象が、前記第1データより高い送信優先度を有する第2データを前記バッファに保存することを含む、請求項1に記載の装置。
  10. 前記所定の事象が、前記2つ以上のキャリアのうち少なくとも1つを、第1セルのサービス提供対象から第2セルのサービス提供対象に変更することを含む、請求項1に記載の装置。
  11. 前記2つ以上のキャリアのうち少なくとも1つの無線リンクセットにおけるセルから許可の前記付与が受信され、前記第1セルが前記無線リンクセットにあり、前記第2セルが前記無線リンクセットにない、請求項10に記載の装置。
  12. 前記プロセッサが、自動再送要求手法を使用してデータの配信が失敗したときに少なくとも1つのキャリアに対するスケジューリング情報を生成するようにさらに構成される、請求項1に記載の装置。
  13. 前記プロセッサが少なくとも1つのキャリアに対するスケジューリング情報を、前記少なくとも1つのキャリアを介してデータを送信するために変形フォーマット組合せが選択されたときに生成するようにさらに構成され、前記変形フォーマット組合せが、前記生成済みスケジューリング情報の連結を可能にするように定義される、請求項1に記載の装置。
  14. 前記プロセッサが前記2つ以上のキャリアの各々につき電力ヘッドルームを決定するようにさらに構成され、前記2つ以上のキャリアの各々につき生成される前記スケジューリング情報が当該キャリアの前記電力ヘッドルームを含む、請求項1に記載の装置。
  15. 各キャリアの前記電力ヘッドルームが、前記装置の最大送信電力と当該キャリアのコード電力の比率として少なくとも部分的に計算される、請求項14に記載の装置。
  16. 前記生成されたスケジューリング情報が、前記バッファに保存されているデータの量を示す情報を含む、請求項15に記載の装置。
  17. 無線通信する方法であって、
    許可の付与に従って送信されるデータを保存する段階と、
    所定の事象の発生に応じて、前記保存済みデータに少なくとも部分的に基づき複数のキャリアに対するスケジューリング情報を生成する段階と、
    前記複数のキャリアのうち1つまたは複数で生成されたスケジューリング情報の少なくとも一部を無線送信する段階とを含む方法。
  18. 前記所定の事象が前記複数のキャリアのうち少なくとも1つに対するタイマセットの終了を識別すること含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記複数のキャリアのうち前記少なくとも1つについて前記許可の付与が受信されていない場合に送信されるデータを前記保存する段階に応じてタイマを動作させる段階をさらに含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記タイマが高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)プロトコルまたはエンハンストアップリンク(EUL)プロトコルによるT_SINGタイマを含む、請求項19に記載の方法。
  21. 前記複数のキャリアのうち前記少なくとも1つについて許可の前記付与が受信されている場合にプロセスの作動に応じてタイマを作動させる段階をさらに含む、請求項18に記載の方法。
  22. 前記タイマが高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)プロトコルまたはエンハンストアップリンク(EUL)プロトコルによるT_SIGタイマを含む、請求項21に記載の方法。
  23. 前記所定の事象が、前記複数のキャリアのうち少なくとも1つについて許可の付与が受信されていない場合に送信されるデータを前記保存することを含む、または前記所定の事象が、前記複数のキャリアのうち前記少なくとも1つに対するプロセス全てが動作を停止している場合に送信されるデータを前記保存することを含む、請求項17に記載の方法。
  24. 前記許可の付与が受信されており、かつ前記複数のキャリアのうち少なくとも1つのフローからプロトコルデータユニットを送信するには不十分な送信余地を前記許可の付与が含む場合に、前記所定の事象が、送信されるデータを前記保存することを含む、請求項17に記載の装置。
  25. 送信されるデータを保存する段階が、送信される第1データを保存する段階を含み、前記所定の事象が、送信される第2データを保存することを含み、前記第2データが、前記第1データより高い送信優先度を有する、請求項17に記載の方法。
  26. 前記所定の事象が、前記複数のキャリアのうち少なくとも1つを、第1セルのサービス提供対象から第2セルのサービス提供対象に変更することを含む、請求項17に記載の方法。
  27. 前記複数のキャリアのうち前記少なくとも1つの無線リンクセットにおけるセルから前記許可の付与を受信する段階をさらに含み、前記第1セルが前記無線リンクセットにあり、前記第2セルが前記無線リンクセットにない、請求項26に記載の方法。
  28. 自動再送要求手法を使用してデータの配信が失敗したときに少なくとも1つのキャリアに対するスケジューリング情報を生成する段階をさらに含む、請求項17に記載の方法。
  29. 少なくとも1つのキャリアに対するスケジューリング情報を、前記少なくとも1つのキャリアを介してデータを送信するために変形フォーマット組合せが選択された場合に生成する段階をさらに含み、前記変形フォーマット組合せが、前記生成されたスケジューリング情報の連結を可能にするように定義される、請求項17に記載の方法。
  30. スケジューリング情報を生成する段階が、前記複数のキャリアのうち2つ以上に対する電力ヘッドルームを決定する段階を含む、請求項17に記載の方法。
  31. 前記複数のキャリアのうち2つ以上の各々の前記電力ヘッドルームを、最大送信電力と当該キャリアのコード電力の比率として少なくとも部分的に計算する段階を含む、請求項30に記載の方法。
  32. 前記生成されたスケジューリング情報が、バッファに保存されているデータの量を示す情報を含む、請求項31に記載の方法。
  33. 無線通信する装置であって、
    送信されるデータを保存する手段と、
    複数のキャリアで前記保存する手段に保存されたデータを送信する許可を求めるリクエストを無線送信する手段と、
    前記許可を付与する通信を受信する手段と、
    前記保存する手段に保存されたデータに少なくとも部分的に基づきスケジューリング情報を周期的に生成する手段とを備え、所定の事象が前記複数のキャリアのうち2つ以上に対する前記スケジューリング情報の前記生成を引き起こす、装置。
  34. 前記所定の事象が、前記2つ以上のキャリアのうち少なくとも1つに対するタイマセットの終了を含み、送信されるデータが前記保存する手段に保存されており、かつ前記2つ以上のキャリアのうち前記少なくとも1つについて前記許可の付与が受信されていない場合にタイマが開始される、請求項33に記載の装置。
  35. 前記所定の事象が、前記2つ以上のキャリアのうち少なくとも1つに対するタイマセットの終了を含み、前記2つ以上のキャリアのうち少なくとも1つについて前記許可の付与が受信された後に前記装置のプロセスが作動しているときにタイマが開始される、請求項33に記載の装置。
  36. 前記所定の事象が、前記2つ以上のうちキャリアの少なくとも1つについて許可の付与がない場合に前記保存する手段にデータを保存することを含み、前記所定の事象が、前記2つ以上のキャリアのうち前記少なくとも1つのプロセス全てが作動を停止している場合に前記保存する手段にデータを保存することを含む、または前記所定の事象が、前記2つ以上のキャリアのうち少なくとも1つのフローからプロトコルデータユニットを送信するには不十分な送信余地を前記付与された許可が含む場合に前記保存する手段にデータを保存することを含む、請求項33に記載の装置。
  37. 前記送信手段を介した送信のための第1データが前記保存する手段に保存された後、前記所定の事象が、前記第1データより高い送信優先度を有する第2データを前記保存する手段に保存することを含む、請求項33に記載の装置。
  38. 前記所定の事象が、前記2つ以上のキャリアのうち少なくとも1つを、第1セルのサービス提供対象から第2セルのサービス提供対象に変更することを含む、請求項33に記載の装置。
  39. 前記2つ以上のキャリアの各々につき電力ヘッドルームを決定する手段をさらに含み、前記2つ以上のキャリアの各々につき生成される前記スケジューリング情報が当該キャリアの前記電力ヘッドルームを含む、請求項33に記載の装置。
  40. 前記生成されたスケジューリング情報が、前記保存する手段に保存されているデータの量を示す情報を含む、請求項39に記載の装置。
  41. 前記保存する手段がバッファを含み、前記送信手段が送信器を含み、前記受信手段が受信器を含み、または前記生成手段が処理システムを含む、請求項33に記載の装置。
  42. 許可の付与に従い送信されるデータを保存することを少なくとも1つのコンピュータに行わせることができるコードと、
    前記保存されたデータに少なくとも部分的に基づき複数のキャリアに対するスケジューリング情報を生成することを少なくとも1つのコンピュータに行わせることができるコードとを備えるコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、
    前記生成が所定の事象によって引き起こされ、
    前記コンピュータ可読媒体は、前記複数のキャリアのうち1つまたは複数で前記生成されたスケジューリング情報の少なくとも一部を無線通信することを少なくとも1つのコンピュータに行わせることができるコードを備える、コンピュータプログラム製品。
  43. 前記所定の事象が、前記複数のキャリアのうち少なくとも1つに対するタイマセットの終了を識別することを含み、前記コンピュータ可読媒体が、前記複数のキャリアのうち前記少なくとも1つについて前記許可の付与が受信されていない場合に送信されるデータを前記保存することに応じてタイマを作動させることを少なくとも1つのコンピュータに行わせることができるコードをさらに含む、請求項42に記載のコンピュータプログラム製品。
  44. 前記所定の事象が、前記複数のキャリアのうち少なくとも1つに対するタイマセットの終了を識別することを含み、前記コンピュータ可読媒体が、前記複数のキャリアのうち前記少なくとも1つについて前記許可の付与が受信されている場合にプロセスの作動に応じてタイマを作動させることを少なくとも1つのコンピュータに行わせることができるコードをさらに含む、請求項42に記載のコンピュータプログラム製品。
  45. 前記所定の事象が、前記複数のキャリアのうち少なくとも1つについて許可の付与が受信されていない場合に送信されるデータを保存することを含み、前記所定の事象が、前記複数のキャリアのうち前記少なくとも1つに対するプロセス全てが作動を停止している場合に送信されるデータを保存することを含む、または前記許可の付与が受信されており、かつ前記複数のキャリアのうち少なくとも1つのフローからプロトコルデータユニットを送信するには不十分な送信余地を前記許可の付与が含む場合に、前記所定の事象が送信されるデータを保存することを含む、請求項42に記載のコンピュータプログラム製品。
  46. 送信される第1データが保存された後に、前記所定の事象が、送信される第2データを保存することを含み、前記第2データが前記第1データより高い送信優先度を有する、請求項42に記載のコンピュータプログラム製品。
  47. 前記所定の事象が、複数のキャリアのうち少なくとも1つを、第1セルのサービス提供対象から第2セルのサービス提供対象に変更することを含む、請求項42に記載のコンピュータプログラム製品。
  48. 前記2つ以上のキャリアの各々につき生成される前記スケジューリング情報が、当該キャリアの電力ヘッドルームを含む、請求項42に記載のコンピュータプログラム製品。
  49. 前記生成されたスケジューリング情報が、バッファに保存されているデータの量を示す情報を含む、請求項48に記載のコンピュータプログラム製品。
  50. スケジューリング情報を生成することを少なくとも1つのコンピュータに行わせることができるコードが、バッファに保存されているデータの量を示す情報を生成することを少なくとも1つのコンピュータに行わせることができるコードを含む、請求項42に記載のコンピュータプログラム製品。
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