JP2012521160A - マルチキャリアシステムのための不連続アップリンク送信動作および干渉回避 - Google Patents

マルチキャリアシステムのための不連続アップリンク送信動作および干渉回避 Download PDF

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Abstract

無線通信システムにおける不連続マルチキャリアアップリンク管理のためのシステム、方法、デバイス、および、コンピュータプログラム製品が記述される。アクセス端末から同時に送信される2つ以上の無線キャリアの各キャリア上での複数の不連続アップリンク送信に関して使用するための共通のタイミングパラメータが識別されうる。第1の動作可能な状態は、第1の無線キャリアと関連付けられ、第2の、異なる状態は、第2の無線キャリアと関連付けられる。第1のキャリアは、第2の動作可能な状態で動作されている第2のキャリアと同時に第1の動作可能な状態で動作されうる。なお、各キャリアは、共通タイミングパラメータに従って動作される。
【選択図】図8

Description

本出願は、全ての目的に対して参照により本明細書に組み込まれる、2009年3月16日に出願された「DISCONTINUOUS UPLINK TRANSMISSION OPERATION AND INTERFERENCE AVOIDANCE FOR A MULTI-CARRIER SYSTEM」と題する米国仮出願61/160,645号の利益を主張する。
下記は一般に、無線通信に関し、さらに詳細には、マルチキャリア無線通信システムのためのマルチキャリアアップリンク動作の制御に関する。無線通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開される。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムでありうる。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、3GPPロングタームエボリューション(LTE)システム、および、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムを含む。
一般に、無線多元接続通信システムは、複数のモバイル局の通信を同時にサポートするために多数の基地局を含みうる。各モバイル局は、順方向リンクおよび逆方向リンク上の伝送を介して1つ以上の基地局と通信する。「ダウンリンク」への言及は、基地局から端末への通信リンクを指し、「アップリンク」への言及は、端末から基地局への通信リンクを指す。システムは、複数のキャリア上の動作をサポートしうる。各キャリアは、特定の中心周波数および特定の帯域幅と関連付けられうる。各キャリアは、そのキャリア上の動作をサポートするためにパイロットおよびオーバヘッド情報を搬送し、そのキャリア上で動作する端末についてのデータを搬送しうる。
典型的に、双方向会話の場合、各パーティは、通信システムがパーティのスピーチを送信する、何らかの長さの時間の間(例えば、全時間の半分以下)、話し、通信システムがサイレンスまたは背景ノイズを送信する他の時間の間、停止する。サイレンス(または、背景ノイズ)期間中の不連続送信(DTX)は、会話の知覚品質にわずかな影響を及ぼすが、セル内/セル間干渉を減少させ(よって、潜在的にシステム容量を増加させ)、会話に使用されるモバイル端末のバッテリ電力を節約しうる。モバイル端末からのアップリンクで複数のキャリアが使用されうる場合、DTXの構成は、複数の課題を提示しうる。
記述される特徴は一般に、不連続アップリンク送信のための1つ以上の改善されたシステム、方法、および/または、装置に関する。記述される方法および装置の適用性のさらなる範囲は、次に続く発明の詳細な説明、特許請求の範囲、および図面から明らかとなるであろう。発明の詳細な説明および特定の例は、本記述の精神および範囲内の様々な変更および修正が当業者に明白になりうることから、実例としてのみ与えられる。
無線通信システムにおける不連続マルチキャリアアップリンク管理のためのシステム、方法、デバイス、およびコンピュータプログラム製品が記述される。一例において、アクセス端末から同時に送信される2つ以上の無線キャリアの各キャリア上での不連続アップリンク送信に関して用いるための共通タイミングパラメータが識別される。第1の動作可能な状態(例えば、データ送信状態)は、第1の無線キャリアと関連付けられる。第2の、異なる状態(例えば、非アクティブデータ送信期間中の周期的バースト状態)は、第2の無線キャリアと関連付けられる。第2のキャリアは、第1の動作可能な状態で動作される第1のキャリアと同時に、第2の動作可能な状態で動作し、各キャリアは、共通タイミングパラメータに従って動作される。
不連続マルチキャリアアップリンク通信のための例示的なアクセス端末は、無線通信を送信および受信するように構成された1つ以上のアンテナと、そのアンテナに結合されたトランシーバと、アクセス端末からの同時送信に使用可能な複数の無線キャリアの各キャリア上での不連続アップリンク送信に関して使用されるべき共通タイミングパラメータを識別するデータを記憶するように構成されたメモリとを含む。その例示的なアクセス端末は、さらに、トランシーバおよびメモリに結合されたプロセッサを含み、且つ、複数の無線キャリアのうちの第1のキャリアと関連付けられるべき第1の動作可能な状態を識別し、複数の無線キャリアのうちの第2のキャリアと関連付けられるべき、第1の動作可能な状態とは異なる第2の動作可能な状態を識別し、トランシーバに、第2のキャリア上で第2の動作可能な状態で動作すると同時に、且つ、共通パイロットパラメータに従って、第1のキャリア上で第1の動作可能な状態で動作させるように構成される。
そのようなアクセス端末の例は、次の特徴のうの1つ以上を含みうる:第1の動作可能な状態は、データ送信状態を備え、第2の動作可能な状態は、非アクティブデータ送信期間中の周期的バースト状態を備える;あるいは、第1の動作可能な状態は、非アクティブデータ送信期間中の第1の周期的バースト状態を備え、第2の動作可能な状態は、非アクティブデータ送信期間中の第2の周期的バースト状態を備え、ここにおいて、第1の周期的バースト状態よりも第2の周期的バースト状態において、バースト間の持続時間が長い。第1の動作可能な状態および第2の動作可能な状態は、共通および同期送信タイミングインターバルを有しうる。
さらに、または、あるいは、そのようなアクセス端末は、共通タイミングパラメータが、非アクティブデータ送信期間中のバースト送信に対する同じバースト長、非アクティブデータ送信期間中のバースト間の同一時間、および、第1の非アクティブデータ送信期間中の、同一の第1の時間および、第2の非アクティブデータ送信期間中のバースト間の、第1の時間よりも長い、同一の第2の時間を含む例を含み、第2の非アクティブ期間は、非アクティビティタイマが閾値を超える場合に、それぞれのキャリアに対して発生する。閾値は、共通非アクティビティ閾値でありうる。
さらに、または、あるいは、第1のキャリアおよび第2のキャリアは、隣接キャリアであり、1つ以上のさらなるキャリアが存在しうる。いくつかの例において、第1および第2のキャリアの間に、さらなる未使用キャリアが存在しうる。そのようなアクセス端末は、プロセッサが、複数の無線キャリアのうちの第3のキャリアと関連付けられる第2の動作可能な状態を識別し、トランシーバに、共通タイミングパラメータに従って、第2の動作可能な状態で、その第3のキャリア上で動作させるようにさらに構成される例を含みうる。プロセッサは、トランシーバに、第2のキャリア上で第2の動作可能な状態で、同時に、第3のキャリア上で第2の動作可能な状態で動作させるようにさらに構成され、第2のキャリアおよび第3のキャリアは、共通および同期送信タイミングインターバルを有する。プロセッサは、アクセス端末において第1のキャリア上で第1の動作可能な状態についてのスケジュール情報を受信し、アクセス端末において第2のキャリア上で第2の動作可能な状態についてのスケジュール情報を受信するようにさらに構成されうる。
複数の無線キャリア上での不連続アップリンク送信のための例示的なデバイスは、アクセス端末からの同時送信に使用可能な複数の無線キャリアの各キャリア上での不連続アップリンク送信のために使用されるべき共通タイミングパラメータを識別するための手段と、複数の無線キャリアのうちの第1のキャリアと関連付けられるべき第1の動作可能な状態を識別するための手段と、複数の無線キャリアのうちの第2のキャリアと関連付けられるべき、第1の動作可能な状態とは異なる第2の動作可能な状態を識別するための手段と、第1のキャリアが、共通タイミングパラメータに従って第1の動作可能な状態で動作させられるようにする手段と、第2のキャリアが、共通タイミングパラメータに従って第2の動作可能な状態で動作されるようにする手段とを含み、第2のキャリアは、第1の動作可能な状態で動作されている第1のキャリアと同時に、第2の動作可能な状態で動作される。
そのようなデバイスの例は、下記特徴の1つ以上を含みうる:第1の動作可能な状態は、データ送信状態を備え、第2の動作可能な状態は、第2のキャリア上の非アクティブデータ送信期間中の周期的バースト状態を備える;および、第1の動作可能な状態および第2の動作可能な状態は、共通送信タイミングインターバルを有する。
複数の無線キャリア上での不連続アップリンク送信のための例示的なコンピュータプログラム製品は、プロセッサに、アクセス端末からの同時送信に使用可能な複数の無線キャリアの各キャリア上での不連続アップリンク送信の間に関連して使用されるべき共通タイミングパラメータを識別させ、複数の無線キャリアのうちの第1のキャリアと関連付けられるべき第1の動作可能な状態を識別させ、複数の無線キャリアのうちの第2のキャリアと関連付けられるべき、第1の動作可能な状態とは異なる第2の動作可能な状態を識別させ、第1のキャリアに、共通タイミングパラメータに従って第1の動作可能な状態で動作させ、第2のキャリアに、共通タイミングパラメータに従って第2の動作可能な状態で動作させるように構成されたプロセッサ可読命令を含む。
そのようなデバイスの例は、下記特徴の1つ以上を含みうる:第1の動作可能な状態のスケジュール情報をアクセス端末に送信するための命令と第2の動作可能な状態のスケジュール情報をアクセス端末に送信するための命令、あるいは、アクセス端末において第1のキャリア上で第1の動作可能な状態につていのスケジュール情報を受信し、アクセス端末において第2のキャリア上で第2の動作可能な状態についてのスケジュール情報を受信するための命令。コンピュータプログラム製品は、アクセス端末に一体化されうる。
複数の無線キャリア上での不連続アップリンク送信のための例示的なプロセッサは、アクセス端末からの同時送信に使用可能な複数の無線キャリアの各キャリア上での不連続アップリンク送信に関連して使用されるべき共通タイミングパラメータを識別するように構成されたパラメータコントローラと、複数の無線キャリアのうちの第1のキャリアと関連付けられた第1の動作可能な状態を識別し、第1のキャリアに、共通タイミングパラメータに従って、第1の動作可能な状態で動作させるように構成された第1のキャリア状態コントローラと、複数の無線キャリアのうちの第2のキャリアと関連付けられるべき、第1の動作可能な状態とは異なる第2の動作可能な状態で識別し、第2のキャリアに、共通タイミングパラメータに従って、第2の動作可能な状態で動作させるように構成された第2のキャリア状態コントローラとを含む。
そのようなプロセッサの例は、下記特徴のうちの1つ以上を含みうる:アクセス端末からの同時送信に使用可能な複数の無線キャリアの各キャリア上での不連続アップリンク送信に使用されるべき共通タイミングパラメータを記憶し、且つ、アクセス端末において第1のキャリア上の第1の動作可能な状態についてのスケジュール情報を記憶し、アクセス端末において第2のキャリア上の第2の動作可能な状態についてのスケジュール情報を記憶するように構成されたメモリ。プロセッサは、アクセス端末または基地局コントローラに一体化されうる。
複数の無線キャリア上での不連続アップリンク送信のための例示的な方法は、アクセス端末からの同時送信に使用可能な複数の無線キャリアの各キャリア上での不連続アップリンク送信に関連して使用されるべき共通タイミングパラメータを確立することと、複数の無線キャリアのうちの第1のキャリア上でアクセス端末のための第1の動作可能な状態を識別することと、複数の無線キャリアのうちの第2のキャリア上でアクセス端末のための、第1の動作可能な状態とは異なる第2の動作可能な状態を識別することとを含み、第1の動作可能な状態および第2の動作可能な状態は、同時に動作する。例として、第1の動作可能な状態は、データ送信状態であり、第2の動作可能な状態は、非アクティブデータ送信期間中の周期的バースト状態である、または、第1の動作可能な状態は、非アクティブデータ送信期間中の第1の周期的バースト状態を備え、第2の動作可能な状態は、非アクティブデータ送信期間中の第2の周期的バースト状態を備え、ここにおいて、第1の周期的バースト状態よりも第2の周期的バースト状態において、バースト間の持続時間は長い。第1の動作可能な状態および第2の動作可能な状態は、同期送信タイミングインターバルを有しうる。
そのような方法の例は、下記特徴のうちの1つ以上を含みうる:アクセス端末に、第1の動作可能な状態で第1のキャリア上で動作させ、同時に、第2の動作可能な状態で第2のキャリア上で動作させること;非アクティブデータ送信期間中の第1のキャリアおよび第2のキャリアバースト送信に対して同じバースト長を設定すること;非アクティブデータ送信期間中のバースト間に同じ時間を設定すること;第1のキャリアおよび第2のキャリアに対して、第1の非アクティブデータ送信期間中のバースト間に、同じ第1の時間を識別すること;第1のキャリアおよび第2のキャリアに対して、第2の非アクティブデータ送信期間中のバースト間に第1の時間よりも長い同一の第2の時間を識別することと;または、同じ非アクティビティ閾値を確立すること;ここにおいて、非アクティビティ閾値を超えることは、複数のキャリアのそれぞれのキャリアに対して非アクティブデータ送信期間中のバースト間の時間を拡張する。
さらに、または、あるいは、そのような方法の例は、下記特徴の1つ以上を含みうる:第1のキャリアおよび第2のキャリアを、それらが隣接キャリアであるため、選択すること;複数の無線キャリアのうちの第3のキャリアと関連付けられるべき第2の動作可能な状態を識別すること;第3のキャリアに、共通タイミングパラメータに従って第2の動作可能な状態で動作させること;あるいは、第2のキャリアに、第2の動作可能な状態で動作させ、第3のキャリアに同時に、第2の動作可能な状態で動作させること。方法は、基地局コントローラまたはアクセス端末によって実行される。
不連続マルチキャリアアップリンク通信のための例示的な基地局コントローラは、有線通信ネットワークと通信するように構成されたネットワークインターフェースと、1つ以上のトランシーバ基地局と通信するように構成されたトランシーバ基地局インターフェースと、アクセス端末からの同時送信に使用可能な複数の無線キャリアの各キャリア上での不連続アップリンク送信に関連して使用されるべき共通タイミングパラメータを記憶し、アクセス端末からの不連続アップリンク送信を実行するための複数の動作可能な状態を記憶するように構成されたメモリとを含む。例示的な基地局コントローラは、さらに、定義された時間期間の間、第1のアップリンク送信が、共通タイミングパラメータに従って、アクセス端末から、複数の動作可能な状態のうちの第1の動作可能な状態で、複数の無線キャリアのうちの第1のキャリア上で、実行されるであろうことを識別し、且つ、定義された時間期間の間、第2のアップリンク送信が、共通タイミングパラメータに従って、アクセス端末から、複数の動作可能な状態のうちの第2の動作可能な状態で、複数の無線キャリアのうちの第2のキャリア上で、実行されるであろうことを識別するように構成されたプロセッサを含む。基地局コントローラのプロセッサは、さらに、第1の動作可能な状態のスケジュール情報が、アクセス端末に送信され、第2の動作可能な状態のスケジュール情報が、アクセス端末に送信されるようにするように構成される。
図1は、無線通信システムのブロック図である。 図2は、不連続マルチキャリアアップリンク送信のためのアクセス端末のブロック図である。 図3は、不連続マルチキャリアップリンク送信のための、プロセッサの機能コンポーネントのブロック図である。 図4は、不連続マルチキャリアアップリンク送信のための基地局コントローラのブロック図である。 図5は、不連続マルチキャリアアップリンク送信を確立するように構成されたプロセッサの機能コンポーネントのブロック図である。 図6は、不連続マルチキャリアアップリンク送信を管理するためのメモリのコンテンツを示すブロック図である。 図7は、不連続アップリンク送信のための方法のフローチャートである。 図8は、マルチキャリア不連続アップリンク送信の管理のための方法のフローチャートである。 図9は、アクセス端末からのマルチキャリア不連続アップリンク送信の管理のための方法のフローチャートである。 図10は、コアとユーザ機器へのインターフェースと共に、2つの無線ネットワークサブシステムを有する無線アクセスシステムのブロック図である。 図11は、セルラ通信システムの簡略化された表示である。 図12は、ノードBと無線ネットワークコントローラが、パケットネットワークインターフェースとインターフェースする通信システムの一部のブロック図である。 図13は、ユーザ機器(UE)のブロック図である。 図14は、送信機の構造を通る信号の機能ブロックフロー図である。
無線通信システムにおける不連続マルチキャリアアップリンク送信の管理が記述される。アクセス端末は、アクセス端末から同時に送信される2つ以上の無線キャリアの各キャリア上での不連続アップリンク送信に関して使用するための共通タイミングパラメータを識別することができる。第1の動作可能な状態(例えば、データ送信状態)は、第1の無線キャリアと関連付けられ、第2の、異なる状態(例えば、非アクティブデータ送信期間中の周期的バースト状態)は、第2の無線キャリアと関連付けられる。第1のキャリアは、第2の動作可能な状態で動作されている第2のキャリアと同時に、第1の動作可能な状態で動作され、各キャリアは、共通タイミングパラメータに従って動作される。
本明細書に記述される技術は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAのような様々な無線通信システム、および別のシステムに対して使用されうる。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば、交換可能に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、UTRA(UMTS地上波無線アクセス)などの無線テクノロジを実施することができる。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856標準をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、一般的に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、一般的に、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広域CDMA(WCDMA)およびCDMAの別の変形を含む。TDMAシステムは、GSM(登録商標)(汎ヨーロッパデジタル移動通信システム)のような無線テクノロジを実施しうる。OFDMシステムは、UMB(ウルトラモバイルブロードバンド)、次世代UTRA(E−UTRA)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、フラッシュOFDM(登録商標)のような無線テクノロジを実施しうる。UTRAおよびE−UTRAは、UMTS(万国移動通信システム)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスド(LTE−A)は、E−UTRAを使用する、UMTSの新リリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)」という名称の団体からの文書に記述されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)」という名称の団体からの文書に記述されている。本明細書に記述される技術は、上述のシステムと無線テクノロジ、並びに、別のシステムと無線テクノロジに使用されうる。しかしながら、本技術は、LETアプリケーションを超えて適用可能であるが、下の記述は、例示の目的で、LTEシステムを記述し、LTE用語が、次の記述の大半で使用される。
このように、次の記述は、複数の例を提供し、特許請求の範囲に示される範囲、適用性、または構成を制限しない。本開示の精神および範囲を逸脱することなく、議論されるエレメントの機能および配列の変更が行われうる。様々な例が、適宜、様々な手順またはコンポーネントを省略、置換、または追加することができる。例えば、記述される方法は、記述される順序とは異なる順序で実行され、様々なステップが、追加、省略、または結合されうる。さらに、ある例に関して記述される特徴は、別の例において結合されうる。次の記述は、DTXおよび不連続送信という用語を交換可能に使用する。
まず、図1を参照すると、ブロック図は、無線通信システム100の例を示す。システム100は、セル110に配置されたトランシーバ基地局(BTS)105、モバイルアクセス端末(AT)115、および基地局コントローラ(BSC)120を含む。システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上の動作をサポートしうる。マルチキャリア送信機は、複数のキャリア上で同時に変調信号を送信することができる。変調信号の各々は、CDMA信号、TDMA信号、OFDMA信号、SC−FDMA信号などでありうる。変調信号の各々は、異なるキャリア上で送信され、パイロット、オーバヘッド情報、データなどを送信しうる。いくつかの例において、システム100は、ネットワークリソースを効率的に割り当てることができるマルチキャリアLTEネットワークである。
BTS 105は、基地局アンテナを介してAT 115と無線で通信することができる。BTS 105は、アクセスポイント、アクセスノード(AN)、ノードB、発展型ノードB(eNB)などとも呼ばれうる。BTS 105は、BSC 120の制御下で複数のキャリアを介してAT 115と通信するように構成される。BTS 105の各々は、それぞれの地理的エリア(ここではセル110−a、110−b、または110−c)に通信カバレッジを提供することができる。BTS 105のセル110の各々は、基地局アンテナ22に応じて、複数(ここでは3つ)のセクタ125(セル110−aで示されるような)に分割される。図1は、AT 115が、各々、1つのセクタ125にだけ存在している状態で明確に定義されているセクタ125を示すが、複数のセクタ125はオーバラップし、1つのAT 115は、BTS 105が、2つ以上のセクタ125および2つ以上のセル110を通してAT 115と通信できるように、複数のセクタ125および複数のセル110に同時に存在することができる。
システム100は、マクロBTS 105のみを含むか、あるいは、例えば、マクロ、ピコ、および/またはフェムト基地局などの異なるタイプのBTS 105を有することができる。マクロBTS 105は、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし、サービスに加入している端末による無制限アクセスを可能にする。ピコBTS 105は、比較的小さい地理的エリア(例えば、ピコセル)をカバーし、サービスに加入している端末による無制限アクセスを可能にする。フェムトセルまたはホームBTS 105は、比較的小さいエリア(例えば、フェムトセル)をカバーし、そのフェムトセルと関連付けられた端末(例えば、家にいるユーザの端末)による制限されたアクセスを可能にする。
AT 115は、セル110全体に分散されうる。AT 115は、モバイル局、モバイルデバイス、ユーザ機器(UE)、または、加入者ユニットと呼ばれうる。ここで、AT 115は、セルラ電話および無線通信デバイスを含が、さらに、携帯情報端末(PDA)、別のハンドヘルドデバイス、ネットブック、ノートブックコンピュータ等を含みうる。
本明細書でより詳細に記述されるように、AT 115は、2つ以上の無線キャリアの各キャリア上での不連続アップリンク送信で使用するための共通タイミングパラメータを識別しうる。第1の動作可能な状態(例えば、データ送信状態)は、第1の無線キャリアと関連付けられ、第2の、異なる状態(例えば、非アクティブデータ送信期間中の周期的バースト状態)は、第2の無線キャリアと関連付けられうる。これらの異なる動作可能な状態は、複数のキャリアにわたって共通タイミングパラメータを共有する間、同時に動作されうる。AT 115は、使用されるべき共通パラメータ、キャリア、または、状態を識別するスケジューリングおよび制御情報を、BTS 105またはBSC 120から(例えば、BTS 105を通して)受信しうる。
次に、図2を参照すると、ブロック図200は、例示的なAT 115−aを示す。これは、例えば、図1のAT 115でありうる。AT 115−aは、各々が、直接的または間接的に、互いに通信状態にありうるアンテナ205、トランシーバモジュール210、メモリ215、プロセッサモジュール225を含む。トランシーバモジュール210は、BTS 105と双方向に通信するように構成される。メモリ215は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取専用メモリ(ROM)を含みうる。メモリ215は、実行されると、プロセッサモジュール225に、本明細書に記述される様々な機能を実行させるように構成された命令を含むコンピュータ読取可能、コンピュータ実行可能ソフトウェアコード220を記憶しうる。あるいは、ソフトウェア220は、プロセッサモジュール225によって直接的に実行可能ではないが、それは、コンピュータに、例えば、コンパイルおよび実行されると、機能を実行させるように構成される。
プロセッサモジュール225は、例えば、インテル(登録商標)社またはAMD(登録商標)によって製造されるもののような中央処理装置(CPU)などのインテリジェントハードウェアデバイス、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)等を含みうる。プロセッサモジュール225は、マイクロフォンを介してオーディオを受信し、そのオーディオを、受信オーディオを表すパケット(例えば、長さ20msの)に変換し、そのオーディオパケットをトランシーバモジュール210に提供し、ユーザが話し中であるか否かを示す表示を提供するように構成された音声符号器(図示されない)を含みうる。あるいは、符号器は、ユーザが通話中であるか否かを表す表示を提供するパケット自体の供給または抑制/停止と共に、パケットをトランシーバモジュール210に提供するだけである。
トランシーバモジュール210は、パケットを変調し、その変調パケットを、送信するためにアンテナ205に提供し、アンテナ205から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含みうる。いくつかの例において、アンテナ205は、複数のアンテナでありうる。AT 115−aは、アクティブなキャリアのセットを使用して、アップリンクおよびダウンリンクを介してBTS 105と通信することができる。ダウンリンクは、BTS 105からAT 115−aへの通信リンクを指し、アップリンクは、AT 115−aからBTS 105への通信リンクを指す。アクティブなキャリアのセットは、BTS 105との通信が、十分に可能であると決定されるキャリアのセットである。
メモリ215は、アクセス端末からの同時送信のためのアクティブな無線キャリアのセットの各キャリア上での不連続アップリンク送信のための共通タイミングパラメータを識別するデータを記憶しうる。プロセッサモジュール225は、アップリンクキャリアのうちの1つについての第1の動作可能な状態(例えば、データ送信状態)と、アップリンクキャリアの2つ目についての異なる動作可能な状態(例えば、不連続データ送信状態、または、非アクティブデータ送信期間中の周期的バースト状態)とを識別する。これらは、隣接キャリアであり、および、1つ以上の追加キャリアが存在しうる。キャリアは、共通および同期送信タイミングインターバルを有しうる。プロセッサモジュール225は、トランシーバモジュール210に、第1の動作可能な状態で第1のキャリア上で、且つ、第2の動作可能な状態で第2のキャリア上で同時に動作させるように構成される。
このように、不連続アップリンクにおけるキャリアの動作可能な状態は、不連続アップリンク送信のための共通タイミングパラメータを共有する間、異なっており、且つ、互いに独立している。例として、そのような共通タイミングパラメータは、不連続アップリンク送信の様々なステージに関係するタイミングパラメータを含みうる。特定のキャリアが、不連続モードで動作している場合、トランシーバモジュール210は、非アクティビティ期間の間、BTS 105との接続を維持するためにバーストを送信し続けうる。これは、そのキャリアの信号品質のモニタリングを可能にしうる。共通タイミングパラメータは、非アクティブデータ送信期間中、各キャリアが、バースト伝送に同じバースト長を使用することを指定しうる。同様に、共通タイミングパラメータは、非アクティブデータ送信期間中、バースト間の同じ時間が使用されることを指定しうる。別の例において、第1の非アクティブ送信期間中、バースト間に第1の共通時間が存在し、第2の非アクティブ送信期間中、バースト間に第2のより長い共通時間が存在し、第2の非アクティブ期間は、非アクティビティタイマが閾値を超えた場合に、それぞれのキャリアに対して発生する。その閾値は、共有ノ非アクティビティ閾値でありうる。複数のキャリアにわたって使用するために設定される様々な共通タイミングパラメータが存在し、これらは、下により詳細に記述されるであろう。
前述されたように、トランシーバモジュール210は、3つ以上のアップリンクキャリア上で送信するように構成されうる。このように、プロセッサモジュール225は、2つ以上のキャリアに、動作可能な状態のうちの1で同時に動作させる(例えば、複数のキャリアが、非アクティブデータ送信期間中の周期的バースト状態で動作すること、および、1つのキャリアのみが、データ送信状態で動作することを指定すること)。よって、キャリアは、ある時に、ある構成で、同一の動作可能な状態で動作しうる。プロセッサモジュール225は、各キャリア上の動作可能な状態についてのスケジュール情報、共通タイミングパラメータ情報、および、別のメトリクを(例えば、トランシーバモジュール210を介してBTS 105から)受信するようにさらに構成されうる。
図3を参照すると、ブロック図300は、プロセッサモジュール225-aのあるコンポーネントの例を示す。このプロセッサモジュール225−aは、図2のプロセッサモジュール225でありうる。プロセッサモジュール225−aは、DTXパラメータ制御モジュール305と、多数のDTX状態制御モジュール310とを含む。
DTX状態制御キャリアモジュール310およびDTXパラメータ制御モジュール305は、各々、直接的または間接的に、互いに通信状態にありうる。DTXパラメータ制御モジュール305およびDTX状態制御モジュール310は、別々に、あるいは、集合的に、ハードウェアにおいて適応可能な機能のいくつかまたは全てを実行することに適応した1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)に実施されうる。あるいは、機能は、1つ以上の別の処理ユニット(または、コア)によって、1つ以上の集積回路に実行されうる。別の例において、当技術分野において既知の任意の方法でプログラムされうる別のタイプの集積回路(例えば、構造化/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)および別のセミカスタムIC)が、使用されうる。各ユニットの機能は、さらに、全体的または部分的に、1つ以上の汎用プロセッサまたはアプリケーション固有プロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令で実施されうる。各モジュールがメモリを含むか、あるいは、アクセスされたメモリが、プロセッサモジュール225−a上の別の場所(例えば、図2のメモリ215)、あるいはプロセッサモジュール225−aから離れた場所に存在しうる。
DTXパラメータ制御モジュール305は、アクセス端末からの同時送信に使用可能な無線キャリア上の不連続アップリンク送信に関して使用されるべき共通タイミングパラメータ(例えば、上で議論された共通タイミングパラメータ)を識別しうる。DTX状態制御モジュール310−aは、第1のキャリアと関連付けられるべき第1の動作可能な状態を識別し、その第1のキャリアを、共通タイミングパラメータに従って、第1の動作可能な状態で動作させる。第2のDTX状態制御モジュール310−aは、第2のキャリアと関連付けられるべき、第1の動作可能な状態とは異なる第2の動作可能な状態を識別し、その第2のキャリアを、共通タイミングパラメータに従って、第2の動作可能な状態で動作させる。このように、異なる動作の状態が、異なるアップリンクキャリア上で同時にランすることができる。
プロセッサモジュール225−a上のメモリまたはプロセッサモジュール225−aから離れたメモリは、不連続アップリンク送信に使用されるべき共通タイミングパラメータを記憶し、各キャリアの動作可能な状態についての構成およびスケジュール情報を記憶しうる。このように、プロセッサモジュール225−aのコンポーネントは、様々な方法で、共通タイミングパラメータおよび状態情報にアクセスしうる。
次に図4を参照すると、ブロック図400は、例示的なBSC 120−aを示す。これは、例えば、図1のBSC 120でありうる。BSC 120−aは、ネットワークインターフェース405、BTSインターフェース410、メモリ415、プロセッサモジュール425、および、ディスクドライブ430を含むコンピュータシステムである。BTSインターフェース410は、BSC 120−aと複数のBTS(例えば、図1の複数のBTS 105)との間の伝送を送信、受信、符号化、復号するための送信機および受信機を含む。BSC 120−aについて記述された1つ以上の機能が、BTSによって実行されうること、および、BSC 120−aが、多かれ少なかれ、BTSと統合されうることは、注目に値する。このように、いくつかの例において、BSC 120−aは、無線で、多数のBTSと通信し、それらを制御することができると同時に、この機能がBTSに統合されうる様々な方法が存在する。
メモリ415は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取専用メモリ(ROM)を含む。ディスクドライブ430は、ハードディスクドライブを含み、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、CD−ROMドライブ、および/または、ジップドライブ(zip drive)を含むことができる。ネットワークインターフェース405は、公衆電話交換ネットワーク(PSTN)のような電話ネットワークと通信状態にあるモバイル切換センタ(MSC)への/からの双方向通信のために適切なハードウェアを含む。BSC 120−aは、BTSとの双方向通信のために接続および構成されうる。BSC 120−aは、BTSインターフェース410およびプロセッサモジュール425を使用して、BTSへの/からの伝送を伝達、受信、符号化、および復号するように構成されうる。
プロセッサモジュール425は、例えば、インテル社またはAMDによって製造されるもののような中央処理装置(CPU)などのインテリジェントハードウェアデバイス、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などでありうる。BSC 120−aは、実行されると、プロセッサモジュール425に、下に記述される機能を実行させるように構成された命令を含むコンピュータ読取可能、コンピュータ実行可能ソフトウェアコード420を、例えば、メモリ415に記憶する。あるいは、ソフトウェア420は、プロセッサモジュール425によって直接実行可能ではないが、例えば、コンパイルおよび実行されると、BSC 120−aに、その機能を実行させるように構成されうる。ソフトウェア420は、例えば、ネットワーク接続を介してダウンロードされること、ディスクを介してアップロードされることなどによってBSC 120−aにロードされうる。
メモリ415は、AT(例えば、図1のAT 115)からの多数の無線キャリアの各キャリア上での同時の不連続アップリンク送信に使用されるべき共通タイミングパラメータを記憶しうる。これらの共通タイミングパラメータは、より広範囲のATのセットにも適用されうる。メモリ415は、様々なキャリアについての信号品質データ、スケジューリングおよびグラント情報、および、ATからの不連続アップリンク送信に関連した異なる動作可能な状態についての構成データを記憶しうる。プロセッサモジュール425は、スケジューリングおよびグラント情報、並びに、構成データにアクセスし、定義される持続時間の間、アップリンク送信が、第1の動作可能な状態(例えば、データ送信状態を可能にする)で、ATから第1のキャリア上で実行されるであろうことを識別しうる。プロセッサモジュール425は、さらに、定義される持続時間の間、アップリンク送信が、第2の動作可能な状態(例えば、不連続データ送信状態、または、非アクティブデータ送信期間中の周期的バースト状態)で、ATから第2のキャリア上で実行されるであろうことを識別するためにアクセスされた情報を使用しうる。プロセッサモジュール425は、動作可能な状態のスケジュール情報が、BTSインターフェース410を介してATに送信されるようにトリガするか、そうでなければ、それを引き起こしうる。基地局コントローラのプロセッサモジュール425は、共通タイミングパラメータが、BTSインターフェース410を介してATに送信されるようにトリガするか、そうでなければ、それを引き起こしうる。
プロセッサモジュール425は、マルチキャリア通信に従事するATに割り当てられたアップリンクキャリアのセットの態様を分析しうる。分析は、キャリアの周波数帯域が、周波数スペクトルで隣接しているか否かに関わらず、その帯域を含みうる。さらに、分析は、アップリンク送信(例えば、パイロット送信)によって引き起こされる、無線ネットワーク内の送信電力および干渉を含みうる。その分析に基づいて、キャリアが、データ送信のために選択(または、有効に)されるか、あるいは、不連続送信のために選択されうる。次に、これらの選択は、スケジューリング目的に使用されうる。
次に図5を参照すると、ブロック図500は、プロセッサモジュール425−aのあるコンポーネントの例を示す。このプロセッサモジュール425−aは、図4のプロセッサモジュール425でありうる。プロセッサモジュール425−aは、各々が、直接的または間接的に、相互に通信状態にありうるDTX UL状態割当モジュール505、DTX ULパラメータモジュール510、および、スケジューラモジュール515を含む。
DTX UL状態割当モジュール505、DTX ULパラメータモジュール510、および、スケジューラモジュール515は、個々に、あるいは、集合的に、ハードウェアにおいて適応可能な機能のいくつかまたは全てを実行することに適応した1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)で実施されうる。あるいは、機能は、1つ以上の別の処理ユニット(または、コア)によって、1つ以上の集積回路に実行されうる。別の例において、当技術分野で既知の任意の方法でプログラムされうる別のタイプの集積回路(例えば、構造/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および、別のセミカスタムIC)が使用されうる。各ユニットの機能は、さらに、全体的または部分的に、1つ以上の汎用プロセッサまたはアプリケーション固有プロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令を用いて実施されうる。各モジュールがメモリを含むか、あるいは、アクセスされたメモリが、プロセッサモジュール425−a上の別の場所(例えば、図4のメモリ415)、あるいはプロセッサモジュール425−aから離れた場所に存在しうる。
DTX ULパラメータモジュール510は、AT(例えば、図1のAT 115)からの無線キャリアからの同時の不連続アップリンク送信に使用されるべき共通タイミングパラメータを記憶、アクセス、識別、および/または生成しうる。これらの共通タイミングパラメータは、より広範囲のATのセットにも適用されうる。DTX UL状態割当モジュール505は、第1の動作可能な状態(例えば、データ送信状態を有効にすること)で、ATから第1のキャリア上で実行されるべきアップリンク送信を記憶、アクセス、識別、および/または引き起こしうる。DTX UL状態割当モジュール505は、第2の動作可能な状態(例えば、不連続データ送信状態、または、非アクティブデータ送信期間中の周期的バースト状態)で、ATから第2のキャリア上で実行されるべきアップリンク送信を記憶、アクセス、識別、および/または引き起こしうる。スケジューラモジュール515は、様々なキャリアについての信号品質データ、スケジューリングおよびグラント情報、並びに、ATからの不連続アップリンク送信に関連する異なる動作可能な状態についての構成データを記憶、識別、および/または生成しうる。プロセッサモジュール425−aは、BSC 120からの動作可能な状態のスケジュール情報、共通タイミングパラメータ、または、別の情報が、ATに送信されるようにトリガするか、そうでなければ、それを引き起こしうる。
次に、図6を参照すると、ブロック図は、メモリ600に記憶されうるデータの例を示す。メモリ600は、例えば、図2のメモリ215、図4のメモリ415であり、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取専用メモリ(ROM)を含みうる。メモリ600は、DTXアップリンク状態機械(DTX uplink state machine)605および共通タイミングパラメータ610を含む。示される例において、共通タイミングパラメータ610は、バースト持続時間データ615、バーストプリアンブル長データ620、バースト間の持続時間−非アクティビティレベル1データ625、バースト間の持続時間−非アクティビティレベル2データデータ630、非アクティビティレベル1と非アクティビティレベル2との間にある閾値データ635、および、DTX/DRXオフセットデータ640を含む。
メモリ600に記憶されるデータは、実行されると、プロセッサに、本明細書に記述される様々な機能を実行させるように構成された命令を含むコンピュータ読取可能、コンピュータ実行可能ソフトウェアコードでありうる。あるいは、ソフトウェアは、プロセッサモジュール225によって直接的に実行可能ではないが、例えば、コンパイルおよび実行されると、コンピュータに、その機能を実行させるように構成されうる。別の例において、データは、1つ以上のATにつての動作の状態および共通タイミングパラメータを識別するため、そのデータは、実行可能な命令を含む必要がない。
DTXアップリンク状態機械605は、AT(例えば、図1のAT 115)からの送信に使用される2つ以上のキャリアに対して使用されるべき動作可能な状態を制御および/または識別しうる。各ATについて、DTXアップリンク状態機械605は、第1のキャリアについての第1の動作可能な状態を、且つ、第2のキャリアについての異なる動作可能な状態を識別しうる。別の例において、追加のキャリアが存在し、各キャリアについての動作可能な状態は独立しているか、あるいは、いくつかのキャリアの動作可能な状態はロックステップ(lock step)で移動しうる。いくつかの例において、第1のキャリアは、データ送信状態で動作し、第2のキャリアは不連続データ送信状態で動作する。別の例において、第1のキャリアは、データ送信状態で動作し、第2のキャリアは、非アクティブデータ送信期間中の周期的バースト状態で動作する。さらに別の例において、第1のキャリアは、第1の非アクティビティレベルと関連付けられた不連続送信状態で動作し、第2のキャリアは、第2の非アクティビティレベルと関連付けられた不連続送信状態で動作する。DTXアップリンク状態機械605は、動作可能な状態を制御する様々な入力を有しうる(例えば、状態は、所与のキャリアについての信号品質、所与のキャリア上のトラフィック、BSCから受信されるスケジューリング情報、および/または、ATから送信されるべきデータ量に基づいて制御されうる)。
共通タイミングパラメータ610は、ATから送信される各キャリアが使用するために記憶されうる。共通タイミングパラメータ610は、不連続アップインク送信の様々なステージに関連するタイミングパラメータを含む。特定のキャリアが、不連続モードで動作している時、バーストが送信され続けうる。バースト持続時間データ615は、非アクティブデータ送信期間中のバースト送信のために、各キャリアに対して同じバースト長を指定しうる。バーストプリアンブル長データ620は、非アクティブデータ送信期間中のバースト送信のために、各キャリアに対して同じバーストプリアンブル長を指定しうる。いくつかの例において、複数のバースト間の持続時間は、どれだけの間、キャリアが非アクティブであったか(すなわち、データを送信していないか)に依存して変化しうる。このように、複数のバースト間の持続時間―非アクティビティレベル1データ625は、第1の非アクティビティレベルの間、全てのキャリアに対して、複数のバースト間の標準的な持続時間を指定しうる。さらに、複数のバースト間の持続時間―非アクティビティレベル2データ630は、第2の非アクティビティレベルの間、全てのキャリアに対して、複数のバースト間の標準的な持続時間を指定しうる。非アクティビティレベル1と非アクティビティレベル2との間にある閾値データ635は、非アクティビティレベル1と非アクティビティレベル2との間にある標準的な閾値を指定しうる(別の例において、さらなる非アクティビティレベル(例えば、3つまたは4つの非アクティビティレベル)が存在しうることに注意されたい)。DTX/DRXオフセットデータ640は、不連続送信と不連続受信との間のいくつかのオフセットが、全てのアップリンクキャリアに対して使用されることを指定しうる。これらの共通タイミングパラメータ610は、例であり、別の例において、より多くの、または、より少ないタイミングパラメータ610が共有されうる。例えば、バースト持続時間、または、複数のバースト間の持続時間は、別の例において、キャリア単位で、管理されうる。
上に記述されたアップリンクキャリア管理は、DC−HSUPA(Dual-carrier - High Speed Uplink Packet Access)システムに対して使用されうる。上に詳述されていないが、キャリアは、様々な基準を使用して、動作可能モードに対して選択されうる。アップリンク干渉が、近隣のATにとっての問題である1つの例として、アップリンク干渉を緩和するアップリンクモードが選択されうる。超過電力消費がATにとっての問題である別の例として、AT電力消費を最小化するアップリンクキャリア管理モードが用いられうる。キャリアは、さらに、より良いアップリンク電力を有するキャリアを識別することによって選択されうる。安定性を提供するために、様々なヒステリシスプロセス(hysteresis process)が使用されうる。しかしながら、主題の開示が前述の例に限定されないことは認識されるべきである。
上に記述されたように、それぞれのアップリンクキャリアは、それらが異なる動作可能な状態で同時に動作可能であるため、少なくとも部分的に独立して動作されうる。DC−HSUPAについて、エンハンスド専用チャネル(E−DCH)送信条件は、各アップリンクキャリアおよびDC−HSUPAに対して個々に構成されうる。しかしながら、パラメータ表示は、複数のアップリンクキャリアにわたって同じでありうる。表1は、DC−HSUPAについての例を示す。ここにおいて、第1の列(左側)にリストされたパラメータは、AT(例えば、図1のAT 115)の各キャリアにわたって共有されるが、各キャリアは、異なる動作可能なモードで動作している。第2の列は、適用可能な測定の単位を示し、第3の列は、複数のキャリアにわたって同じでありうる、パラメータの値/値の範囲を識別する。
Figure 2012521160
表1の特定の共通タイミングパラメータを参照すると、UE_DTX_cycle_1およびUE_DTX_cycle_2パラメータは、アップリンクDPCCHバーストパターンを決定する。UE_DTX_cycle_1は、図6の複数のバースト間の持続時間―非アクティビティレベル1 652のパラメータであり、UE_DTX_cycle_2は、図6の複数のバースト間の持続時間―非アクティビティレベル2 652のパラメータでありうる。
Inactivity_threshold_for_UE_DTX_cycle_2は、AT 115が、UE_DTX_cycle_1からUE_DTX_cycle_2に迅速に移動した後、E−DCH送信を除く連続E−DCH TTIの数を定義する。Inactivity_threshold_for_UE_DTX_cycle_2パラメータは、図6の非アクティビティレベル1と非アクティビティレベルとの2との間の閾値635のパラメータでありうる。
UE_DTX_long_preambleは、UE_DTX_cycle_2と関連付けられたプリアンブルの長さをスロット単位で決定する。UE_DTX_long_preambleは、図6のバーストプリアンブル長620のパラメータでありうる。UE_DTX_cycle_1が適用される場合、UE_DPCCH_burst_1が、サブフレームの単位でアップリンクDPCCHバースト長を決定し、UE_DTX_cycle_2が適用される場合、UE_DPCCH_burst_2が、サブフレームの単位でアップリンクDPCCHバースト長を決定する。UE_DPCCH_burst_1およびUE_DPCCH_burst_2は、個々に、あるいは、集合的に、図6のバースト持続時間615のパラメータでありうる。
UE_DTX_DRX_offsetは、サブフレームの単位で、アップリンクDPCCHバーストパターンとHS−SCCH受信パターンのオフセットを決定する。UE_DTX_DRX_offsetは、図6のDTX/DRXオフセット640のパラメータでありうる。当業者は、表1に示された共通タイミングパラメータの残りを認識するであろう。さらに、それらが、複数のキャリアにわたって同一でありうることに注意されたい。いくつかの例において、表1に示された共通タイミングパラメータ全てよりも少ない数の共通タイミングパラメータが、複数のキャリアにわたって共有されるが、別の例において、表1に示されない追加の共通タイミングパラメータが、複数のキャリアにわたって共有される。
共通タイミングパラメータは、よって、非アクティブデータ送信期間中のバースト送信のために、各キャリアに対して同一のバーストおよびプリアンブル長を指定しうる。これらの同じバーストおよびプリアンブル長は、異なる非アクティビティレベル毎に異なる。共通タイミングパラメータは、複数のバースト間の同じ持続時間を指定しうる。この持続時間は、異なる非アクティビティレベルで、別々に設定されうる。共通タイミングパラメータは、複数の非アクティビティレベル間の標準的な閾値も指定しうる。
図7は、不連続アップリンク送信のための方法700のフローチャートである。方法700は、例えば、図1または2のAT 115によって、あるいは、より具体的には、図2または3のプロセッサモジュール225によって、全体的または部分的に実行されうる。方法700は、図1または4のBSC 120、図4また5のプロセッサモジュール425、または図1のBTS 105によって、全体的または部分的に、実行されうる。
ステージ705において、共通タイミングパラメータは、アクセス端末からの多数の無線キャリアの各線キャリア上での同時の不連続アップリンク送信のために確立される。ステージ710において、第1の動作可能な状態は、無線キャリアのうちの第1のキャリアに対して識別される。ステージ715において、第1の動作可能な状態とは異なる第2の動作可能な状態は、無線キャリアのうちの第2のキャリアに対して識別される。ここにおいて、第1の動作可能な状態と第2の動作可能な状態は、それぞれ各キャリア上で同時に動作しうる。
図8は、マルチキャリア不連続アップリンク送信の管理をするための方法800のフローチャートである。方法800は、例えば、図1または2のAT 115、または、より具体的には、図2または3のプロセッサモジュール225によって、全体的または部分的に実行されうる。方法800の1つ以上の態様が、図1または4のBSC 120、図4または5のプロセッサモジュール425、あるいは、図1のBTS 105によって、全体的または部分的に、実行されうる。
ステージ805において、共通タイミングパラメータが、アクセス端末からの同時送信に使用可能な多数の無線キャリア上での不連続アップリンク送信のために識別される。ステージ810において、第1の動作可能な状態は、無線キャリアのうちの第1のキャリアに対して識別される。ステージ815において、第1の動作可能な状態とは異なる第2の動作可能な状態は、無線キャリアのうちの第2のキャリアに対して識別される。ステージ820において、第1のキャリアが、共通タイミングパラメータに従って、第1の動作可能な状態で動作させられる。ステージ825において、第2のキャリアが、共通タイミングパラメータに従って、第2の動作可能な状態で動作させられる。なお、第2のキャリアは、第1の動作可能な状態で動作されている第1のキャリアと同時に第2の動作可能な状態で動作する。
図9は、アクセス端末からのマルチキャリア不連続アップリンク送信の管理をするための方法900のフローチャートである。方法900は、例えば、図1または2のAT 115によって、あるいは、より具体的には、図2または3のプロセッサモジュール225によって、全体的または部分的に実行されうる。
ステージ905において、共通タイミングパラメータは、アクセス端末からの同時送信に使用可能な2つの無線キャリア上での不連続アップリンク送信のために受信され、共通タイミングパラメータは、バーストサイズおよび複数のバースト間のインターバルを含む。ステージ910において、定義された時間の持続時間にわたって、無線キャリアの各キャリアに適用されるべき動作可能な状態に関連するスケジュール情報が受信される。ステージ915において、無線キャリアの各キャリアに適用されるべき動作可能な状態が、スケジュール情報に従って識別される。
ステージ920において、第1のキャリアは、定義された持続時間の一部の間、共通タイミングパラメータおよびスケジュール情報に従って、データ送信状態で動作される。ステージ925において、第2のキャリアは、その定義された持続時間の一部の間、共通タイミングパラメータおよびスケジュール情報に従って、非アクティブデータ送信期間中の周期的バースト状態で動作される。
UMTS記述
本明細書における図10〜14についてのさらなる記述は、本開示の概念が適用されうるUMTSに従って動作する無線ネットワーク1000(図1のシステム100でありうる)の例である。まず、図10について、ノードB 1005(図1のBTS 105でありうる)および無線ネットワークコントローラ(RNC)1020(図1または4のBSC 120でありうる)は、無線ネットワーク1000の一部である。無線ネットワークは、UMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)でありうる。UTRANは、UMTS無線アクセスネットワークを形成し、それが含んでいる、ノードB 1005(または、基地局)と、ノードB 1005のための制御機器(またはRNC 1020)に対する集合語である。これは、実時間回路交換トラフィックタイプおよびIPベースのパケット交換トラフィックタイプの両方を搬送することができる3G通信ネットワークである。UTRANは、ユーザ機器(UE)1015(図1または2のAT 115でありうる)にエアインターフェースアクセス方法を提供する。接続性が、UTRAによって、UE 1015とコアネットワーク1025との間に提供される。無線ネットワーク1000は、複数のUE 1015の間でデータパケットを転送しうる。
UTRANは、内部的または外部的に、Iu、Uu、Iub、lurという4つのインターフェースで別の機能エンティティに、接続される。UTRANは、Iuと呼ばれる外部インターフェースを介してGSMコアネットワーク1025に接続される。RNC 1020は、このインターフェースをサポートする。加えて、RNC 1020は、Iubとラベル付けされたインターフェースを介して、ノードB 1005と呼ばれる基地局のセットを管理する。Iurインターフェースは、2つのRNC 1020−aと1020−bとを互いに接続する。UTRANは、複数のRNC 1020が、Iurインターフェースによって相互接続されるため、大部分がコアネットワーク1025から自律している。図10は、RNC 1020、ノートB 1005、IuおよびUuインターフェースを使用する通信システム開示する。Uuは、外付けインターフェースであり、ノードB 1005をUE 1015と接続し、Iubは、RNC 1020をノードB 1005と接続する内臓インターフェースである。
無線ネットワーク1000は、上述されたように、企業イントラネット、インターネット、または、従来の公衆電話交換ネットワークのような、無線ネットワーク100の外の追加のネットワークにさらに接続され、各UEデバイス1015とそのような外部ネットワークとの間でデータパケットを転送することができる。
図11は、通信ネットワーク1100の選択されたコンポーネントを示す。通信ネットワーク1100は、ノードB 1005に結合されたRNC 1020を含む。上述されたように、ノードB 1005は、図1のBTS 105であり、RNC 1020は、図1または4のBSC 120でありうる。ノードB 1005は、対応する無線接続1135、1140、1145、1150を通してUE 1015と通信する。上に記述されたように、通信チャネルは、ノードB 1005からUE 1015への送信のための順方向リンク(FL)(ダウンリンクとしても知られている)1135と、UE 1015からノードB 1005への送信のための逆方向リンク(RL)(アップリンクとしても知られている)1140とを含む。本開示全体を通して記述される機能性の大半は、アップリンク上での不連続送信に関する。RNC 1020は、1つ以上のノードB 1005に制御機能を提供する。RNC 1020は、モバイル切換センタ(MSC)1110を通して公衆電話交換ネットワーク(PSTN)1105に結合される。別の例において、RNC 1020は、パケットデータサーバノード(PDSN)(図示されない)を通してパケット交換ネットワーク(PSN)(図示されない)に結合される。RNC 1020およびパケットデータサーバノードなどの様々なネットワークエレメント間でのデータ交換は、例えば、インターネットプロトコル(IP)、非同期転送モード(ATM)プロトコル、T1、E1、フレームリレー、または別のプロトコルのようなプロトコルを、任意の数、使用して実施されうる。
各RNC 1020は、複数の役目を満たす。第1に、それは、ノードB 1005を使用しようとする新しいUE 1015またはサービスの承認を制御しうる。第2に、ノードB 1005、すなわち基地局の観点から、RNC 1020は、制御RNC(controlling RNC)1020である。承認を制御することによって、UE 1015は、ネットワークが利用可能な限度まで、無線リソース(帯域幅および信号/雑音比)を割り当てることを確実にする。RNC 1020は、ノードBのIubインターフェースの終端である。UE 1015の観点から、RNC 1020は、サービングRNC 1020として機能し、UE 1015のリンク層通信を終了させる。コアネットワークの観点から、サービングRNC 1020は、UE 1015のためにIuを終了させる。サービングRNC 1020は、さらに、そのIuインターフェースを通してコアネットワークを使用しようとする新しいUE 1015またはサービスの承認を制御する。
エアインターフェースについて、UMTSは、広域符号分割多元接続(すなわち、W−CDMA)として知られる広域スペクトル拡散モバイルエアインターフェースを最も一般的に使用する。W−CDMAは、ユーザを分けるために、直接拡散方式符号分割多元接続シグナリング方法(すなわちCDMA)を使用する。W−CDMAは、モバイル通信のための第3世代標準である。W−CDMAは、限られたデータ容量で、音声通信に指向された第2世代標準であるGSM(Global System for Mobile Communications)/GPRSから進化した。W−CDMAの最初の商業展開は、W−CDMAリリース99と呼ばれる標準のバージョンに基づく。
リリース99仕様は、アップリンクパケットデータを可能にする2つの技術を定義する。通常、データ送信は、個別チャネル(DCH)またはランダムアクセスチャネル(RACH)を使用してサポートされる。しかしながら、DCHは、パケットデータサービスをサポートするためのプライマリチャネルである。各UE 1015は、直交可変拡散係数(OVSF)コードを使用する。OVSFコードは、個々の通信チャネルを一意的に識別することを容易にする直交コードである。加えて、マイクロダイバーシティが、ソフトハンドオーバを使用してサポートされ、閉ループ電力制御が、DCHで用いられる。
擬似ランダム雑音(PN)シーケンスは、一般的に、送信パイロット信号を含む送信データを拡散するためにCDMAシステムで使用される。PNシーケンスの単一の値を送信するために要求される時間は、チップとして知られており、チップが変化するレートはチップレートとして知られている。直接拡散CDMAシステムの設計の固有性は、受信機が、そのPNシーケンスを、ノードB 1005のPNシーケンスに割り当てることである。W−CDMA標準によって定義されるシステムのようないくつかのシステムは、プライマリスクランブリングコードとして知られている一意的なPNコードを各々に対して使用し、ノードB 1005を区別する。W−CDMA標準は、ダウンリンクをスクランブルするための2つのゴールドコードシーケンスを定義する。1つは同相コンポーネント(I)用であり、もう1つは、直交(Q)用である。IおよびQのPNシーケンスは、共に、データ変調なく、セル全体に同報される。この同報は、共通パイロットチャネル(CPICH)と呼ばれうる。生成されたPNシーケンスは、38400チップの長さに切り捨てられる。38400チップの周期は、無線フレームと呼ばれる。各無線フレームは、スロットとばれる、15個の均等なセクションに分割される。W−CDMAのノードB 1005は、互いに関連して非同時に動作し、そのため、1つのノードB 1005のフレームタイミングの知識は、任意の別のノードB 1005のフレームタイミングの知識に変換されない。この知識を獲得するために、W−CDMAシステムは、同期チャネルおよびセル探索技術を使用する。
3GPPリリース5および後続のリリースは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)をサポートする。3GPPリリース6よび後続のリリースは、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)をサポートする。HSDPAおよびHSUPAは、それぞえ、ダウンリンクおよびアップリンク上の高速パケットデータ伝送を可能にするチャネルおよび手順のセットである。リリース7 HSPA+は、改良を3つ行い、データレートを改善する。第1に、それは、ダウンリンク上の2×2 MIMOに対するサポートを導入する。MIMOの場合、ダウンリンク上でサポートされるピークデータレートは、28 Mbpsである。第2に、より高いオーダ変調が、ダウンリンク上に導入される。ダウンリンク上で64 QAMを使用することによって、21 Mbpsのピークデータレートが可能になる。第3に、より高いオーダ変調が、アップリンクに導入される。アップリンク上で16 QAMを使用することによって、11 Mbpsのピークデータレートが可能になる。
HSUPAにおいて、ノードB 1005は、いくつかのUE 1015が、同時に、ある電力レベルで送信することを可能にする。これらのグラントは、短期ベースで(数十ミリ秒ごとに)リソースを割り当てる高速スケジューリングアルゴリズムを使用することによって、ユーザに割り当てられる。HSUPAの高速スケジューリングは、パケットデータのバースト的な性質に適している。ユーザは、低アクティビティ期間の間、少ない帯域幅を獲得するか、あるいは、帯域幅を獲得しない一方で、高アクティビティの期間の間、より高い割合の利用可能なリソースを獲得する。
3GPPリリース5HSDPAにおいて、アクセスネットワークのノードB 1005は、高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)上でダウンリンクペイロードデータを、高速共有制御チャネル(HS−SCCH)上でダウンリンクデータと関連付けられた制御情報をUE 1015に送信する。データ送信に使用される256個の直交可変拡散係数(OVSFまたはウォルシュ)符号が存在する。HSDPAシステムにおいて、これらの符号は、典型的に、セルラ電話方式(音声)に使用されるリリース1999(従来のシステム)の符号と、データサービスに使用されるHSDPA符号とに分割される。各送信時間インターバル(TTI)について、HSDPAが有効なUE 1015に送信される専用制御情報は、符号空間内のどの符号がダウンリンクペイロードデータ(無線ネットワークの制御データ以外のデータ)をデバイスに送信するために使用されうるかと、ダウンリンクペイロードデータの送信に使用されうる変調とをデバイスに示す。
HSDPA動作の場合、UE 1015へのダウンリンク送信は、15個の利用可能なHSDPA OVSF符号を使用して、異なる送信時間インターバルに対してスケジュールされうる。所与のTTIについて、各UE 1015は、そのTTIの間、デバイスに割り当てられたダウンリンク帯域幅に依存して、15個のHSDPA符号のうちの1つ以上を使用している。
MIMOシステムにおいて、送信アンテナおよび受信機アンテナから、N(送信機アンテナの数)かけるM(受信機アンテナの数)個の信号経路が存在し、これらの経路上の信号は同一ではない。MIMOは、複数のデータ送信パイプを作成する。パイプは、時空間ドメインにおいて直交である。パイプの数は、システムのランクに等しい。これらのパイプが時空間ドメインにおいて直交であるため、それらは、互いに、ほとんど干渉を起こさない。データパイプは、N×M個の経路上の信号を適切に結合することによって、適切なデジタル信号処理で認識されうる。送信パイプは、アンテナ送信チェーン、あるいは、いずれか1つの特定の送信経路に対応しない。
通信システムは、単一キャリア周波数またはマルチキャリア周波数を使用しうる。各リンクは、異なる数のキャリア周波数を組み込みうる。さらに、UE 1015は、無線チャネルを通して、まてたは、例えば、光ファイバーケーブルまたは同軸ケーブルを使用する有線チャネルを通して通信する任意のデータデバイスでありうる。UE 1015は、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、内蔵モデムまたは外付けモデム、あるいは、無線または有線電話を含むがそれに限定されない様々なタイプのデバイスのいずれかでありうる。
1つ以上ノードB 1005とのアクティブトラフィックチャネル接続を確立したUE 1015は、アクティブUE 1015と呼ばれ、トラフィク状態にあると言われる。1つ以上のノードB 1005とのアクティブトラフィックチャネル接続を確立中のUE 1015は、接続セットアップ状態にあると言われる。UE 1015がノードB 1005に信号を送信する通信リンクは、アップリンク1035と呼ばれる。ノードB 1005が、UE 1015に信号を送信する通信リンクは、ダウンリンク1040と呼ばれる。
本明細書において図12が次に詳述され、ノードB 1005−d(図1のBTS 105でありうる)およびRNC 1020−g(図1または4のBSC 120でありうる)が、パケットネットワークインターフェース1230と通信状態にある例を提供する。(図12において、簡潔さのために、複数のノードB 1005のうちの1つと、複数のRNC 1020のうちの1つのみが示される)ノードB 1005−dおよびRNC 1020−gは、無線ネットワーク1030−aの一部であり、それは、図12で、1つ以上のノードB 1005および1つのRNC 1020を囲む点線で示されうる。送信されるべき関連データ量は、ノードB 1005−dのデータ待ち行列1205から検索され、そのデータ待ち行列1205と関連付けられたUE 1015に送信するためのチャネルエレメント1210に提供される。
RNC 1020−gは、モバイル切換センタ1110−aを通して公衆電話交換ネットワーク(PSTN)1105−aとインターフェースする。さらに、RNC 1020−gは、無線ネットワーク1000のノードB 1005とインターフェースする(簡潔さのために、図12には、1つのノードB 1005のみが示される)。加えて、RNC 1020−gは、パケットネットワークインターフェース1230とインターフェースする。RNC 1020−gは、無線ネットワーク1000のUE 1015と、パケットネットワークインターフェース1230およびPSTN 1105−aに接続された別のユーザとの間での通信を協調する。PSTN 1105−aは、標準的な電話ネットワーク(図12に図示されない)を通してユーザとインターフェースする。
RNC 1020−gは、簡潔さのために1つだけが図12に示されているが、多数のセクタエレメント1235を含む。各セレクタエレメント1235は、1つ以上のノードB1005と1つのUE 1015(図示されない)との間の制御通信に割り当てられる。セレクタエレメント1235が、所与のUE 1015に割り当てられなかった場合、呼制御プロセッサ1240は、UE 1015をページングすべき旨の要求を知らされる。呼制御プロセッサ1240は、UE 1015をページングするために、ノードB 1005−dを指揮する。
データソース1245は、所与のUE 1015に送信されるべきデータ量を含む。データソース1245は、データをパケットネットワークインターフェース1230に提供する。パケットネットワークインターフェース1230は、データを受信し、そのデータをセレクタエレメント1235にルーティングする。セレクタエレメント1235は、ターゲットUE 1015と通信状態にあるノードB 1005−dにデータを送信する。例示的な例において、各ノードB 1005は、UE 1015に送信されるべきデータを記憶するデータ待ち行列1205を保持する。
各データパケットについて、チャネルエレメント1210は、必要な制御フィールドを挿入する。チャネルエレメント1210は、データパケットおよび制御フィールドの周期冗長検査CRC符号化を実行し、符号テールビットのセットを挿入する。データパケット、制御フィールド、CRCパリティビット、および符号テールビットは、フォーマット化されたパケットを備える。チャネルエレメント1210は、フォーマット化されたパケットを符号化し、符号化パケット内のシンボルをインターリーブ(あるいは、再配列)する。インターリーブされたパケットは、ウォルシュ符号でカバーされ、短期PNIおよびPNQ符号で拡散される。拡散データは、信号を、直交変調、フィルタ、および増幅するRFユニット1220に提供される。ダウンリンク信号は、無線で、アンテナを通してダウンリンクに送信される。ノードB 1005−dのメモリ1255は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取専用メモリ(ROM)を含みうる。制御ユニット1250は、例えば、インテル社またはAMDによって製造されるもののような中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、特別用途向け集積回路(ASIC)などのインテリジェントハードウェアデバイスでありうる。ノードB 1005−dは、実行されると、制御ユニット1250に、本明細書に記述されたノードB機能性を実行させるように構成された命令を含むコンピュータ読取可能、コンピュータ実行可能ソフトウェアコード1215を、例えば、メモリ1255に、記憶しうる。
UE 1015において、ダウンリンク信号は、アンテナによって受信され、受信機に送られる。受信機は、信号を、フィルタ、増幅、直交復調、および量子化する。デジタル化信号は、デジタル化信号が短期PNIおよびPNQ符号で逆拡散され、ウォルシュカバーでカバー除去(decover)される復調器(DEMOD)に提供される。復調されたデータは、ノードB 1005−dで行われた信号処理機能の逆、具体的には、デインターリービング、復号、CRCチェック機能を実行する復号器に提供される。復号データはデータシンクに提供される。
図13は、ユーザ機器(UE)1015−fが、送信回路1305(PA 1310を含む)、受信回路1315、電力コントローラ1320、復号プロセッサ1325、信号処理に使用する処理ユニット1330、メモリ1335、および1つ以上のアンテナを含むUE1015−fの例1300を示す。UE 1015−fは、図1または2に関して記述されたAT 115の例でありうる。送信回路1305および受信回路1315は、UE 1015−fと、リモートロケーションとの間で、オーディオ通信などのデータの送受信を可能にする。送信回路1305および受信回路1315は、アンテナ1345に結合される。
処理ユニット1330は、UE 1015の動作を制御する。処理ユニット1330は、さらに、CPUとも呼ばれうる。読取専用メモリ(ROM)およびランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含みうるメモリ1335は、命令およびデータを処理ユニット1330に提供する。メモリ1335の一部は、さらに、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)を含みうる。
UE 1015の様々なコンポーネントは、データバスに加えて電力バス、制御信号バス、および状態信号バスを含みうるバスシステム1350によって互いに結合される。簡潔さのために、様々なバスが、バスシステム1350として図13に示される。
記述された方法のステップは、さらに、図3に示されるように、ノードB 105のメモリ1335に位置するソフトウェアまたはファームウェア1340の形で命令として記憶されうる。これらの命令は、図3のノードB 105の制御ユニット350によって実行されうる。あるいは、または、それに関して、議論された方法のステップは、UE 1015のメモリ1335に位置するソフトウェアまたはファームウェア1340の形で命令として記憶されうる。これらの命令は、図13のUE 1015の処理ユニット1330によって実行されうる。
図14は、UE 1015から送信するための例示的な機能ブロックフロー図1400を示す。データソース1405は、データd(t)1406を、FQI/符号器1410に提供する。FQI/符号器1410は、周期冗長検査(CRC)のようなフレーム品質インジケータ(FQI)をデータd(t)1406に追加しうる。FQI/符号器1410は、1つ以上の符号化スキームを使用してデータおよびFQIをさらに符号化しテ符号化シンボル1411を提供する。各符号化スキームは、例えば、畳み込み符号化、ターボ符号化、ブロック符号化、反復符号化、別のタイプの符号化などの1つ以上の符号化タイプを含むか、あるいは、符号化をまったく含まない。別の符号化スキームは、自動反復要求(ARQ)、ハイブリッドARQ(H−ARQ)、増分冗長反復技術(incremental redundancy repeat technique)を含みうる。異なるタイプのデータは、異なる符号化スキームを用いて符号化されうる。
インターリーバ1415は、フェーディングに打ち勝つために迅速に符号化データシンボル1411をインターリーブし、シンボル1415を生成する。インターリーブされた信号のシンボル1416は、フレームフォーマットブロック1420によって、既定のフレームフォーマットにマッピングされ、フレーム1421を生成する。フレームフォーマットは、複数のサブセグメントで構成されているフレームを指定しうる。サブセグメントは、例えば、時間、周波数、符号などの所与の次元、または任意の別次元に沿った、フレームの任意の連続部分である。フレームは、一定の複数のそのようなサブセグメントから成り、各サブセグメントは、フレームに割り当てられたシンボルの総数の一部を含む。例えば、W−CDMA標準に従って、サブセグメントは、スロットと定義されうる。cdma2000標準に従って、サブセグメントは、電力制御グループ(PCG)と定義されうる。一例において、インターリーブされたシンボル1416は、フレーム1421を作る複数(S個)のサブセグメントにセグメント化される。
フレームフォーマットは、インターリーブされたシンボル1416と共に、例えば、制御シンボル(図示されない)を含むことをさらに指定しうる。そのような制御シンボルは、例えば、電力制御シンボル、フレームフォーマット情報シンボルなどを含みうる。
変調器1425は、フレーム1421を変調し、変調データ1426を生成する。変調技術の例は、二位相偏移変調(BPSK)および直交偏移位相(QPSK)を含む。変調器1425は、さらに、変調データのシーケンスを反復しうる。
ベースバンド/無線周波数(RF)転換ブロック1430は、1つ以上のアンテナ1435を介して、無線通信リンクを通して、1つ以上のノードB 1005に信号1436として送信するために、変調信号1426をRF信号に転換しうる。本明細書に関して考慮すべき事柄
添付された図に関して上に示された発明の詳細な説明は例示的な例を記述しており、実施されうる、または、特許請求の範囲内の唯一の例を表すものではない。本記述全体を通して使用される「例示的」という用語は、「例証、実例、または例示として提供される」を意味しており、「好まれる」または「他の例よりも優れている」を意味しない。発明の詳細な説明は、記述された技術の完全な理解を提供する目的のために特定の詳細を含む。しかしながら、これらの技術は、これらの特定な詳細なく実行されうる。いくつかの例において、記述された例のコンセプトを不明瞭にしないために、周知の構造およびデバイスが、ブロック図の形態で示される。
情報および信号は、多種多様なテクノロジおよび技術のいずれかを使用して表されうる。例えば、上記全体を通して参照されるデータ、指示、命令、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または粒子、光電場または光粒子、あるいは、それらのあらゆる組み合わせによって表されうる。
本明細書に開示された態様と関連して記述される様々な実例となる論理、論理ブロック、モジュール、回路は、汎用のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向けIC(ASIC)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、本明細書に記述された機能を実行するよう設計されたこれらの任意の組み合わせと一緒に実行または実施される。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであるが、代替で、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械でありうる。プロセッサは、さらに、例えば、DSPとマクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに結合した1つ以上のマイクロプロセッサ、その他の上記構成の組み合わせといった計算デバイスの組み合わせとしても実施されうる。
本明細書に記述された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアファームウェア、またはそれらの組み合わせに実施される。プロセッサによってソフトウェアに実施された場合、その機能はコンピュータ読取可能媒体上の1つ以上の命令またはコードとして記憶または送信される。コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある箇所から別の箇所へのコンピュータプログラム移送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによりアクセスされることができる任意の利用可能な媒体である。それに制限されない例として、そのようなコンピュータ読取可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは別の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または別の磁気記憶デバイス、あるいは、汎用コンピュータまたは専用コンピュータ、もしくは、汎用プロセッサまたは専用プロセッサによってアクセスされることができ、命令やデータ構造形で所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用されうる任意の別媒体を備えることができる。また、任意の接続は、適切に、コンピュータ読取可能媒体と呼ばれる。例えば、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線対、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、マイクロ波などの無線テクノロジを使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースからソフトウェアが送信されると、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線対、DSL、または赤外線、無線、マイクロ無線などの無線テクノロジは媒体の定義に含まれる。ディスク(disk)とディスク(disc)は、本明細書で使用されているように、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスクを含む。ディスク(disk)は通常磁気作用によってデータを再生し、ディスク(disc)はレーザーで光学的にデータを再生する。上記の組み合わせもコンピュータ読取可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
本開示の以上の記述は、当業者が本開示を実施および使用することを可能にするために提供される。本開示に対する様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書において定義された包括的な原理は、本開示の精神または範囲を逸脱することなく他の変形に適用されうる。本開示全体を通して、「例」または「例示的」という用語は例またはインスタンスを示し、示される例についての任意の選好を暗示または要求しない。従って、本開示は本明細書に記載の例および設計に制限されるものではなく、本明細書で開示される原理および新規な特徴と合致する最も広い範囲が与えられるべきである。

Claims (37)

  1. 無線通信システムのアクセス端末であって、該アクセス端末は下記を備える:
    無線通信を送信および受信するように構成された1つ以上のアンテナ;
    前記アンテナに結合されたトランシーバ;
    前記アクセス端末からの同時送信に使用可能な複数の無線キャリアの各キャリア上での不連続アップリンク送信のために共通タイミングパラメータを識別するデータを記憶するメモリ;および
    前記トランシーバおよび前記メモリに結合されたプロセッサ:
    なお、該プロセッサは、下記を実行するように構成される:
    前記複数の無線キャリアのうちの第1のキャリアと関連付けられるべき第1の動作可能な状態を識別すること;
    前記複数の無線キャリアのうちの第2のキャリアと関連付けられるべき前記第1の動作可能な状態とは異なる第2の動作可能な状態を識別すること;および
    前記トランシーバに、前記共通タイミングパラメータに従って、前記第1の動作可能な状態で前記第1のキャリア上で、且つ、前記第2の動作可能な状態で前記第2のキャリア上で、同時に動作させること。
  2. 前記第1の動作可能な状態はデータ送信状態を備え、
    前記第2の動作可能な状態は、非アクティブデータ送信期間中の周期的バースト状態を備える、請求項1に記載のアクセス端末。
  3. 前記第1の動作可能な状態は、非アクティブデータ送信期間中の第1の周期的バースト状態を備え、
    前記第2の動作可能な状態は、非アクティブデータ送信期間中の第2の周期的バースト状態を備え、ここにおいて、前記第1の周期的バースト状態よりも前記第2の周期的バースト状態において、複数のバースト間の持続時間は長い、請求項1に記載のアクセス端末。
  4. 前記共通タイミングパラメータは、非アクティブデータ送信期間中のバースト送信に対して、同一のバースト長を備える、請求項1に記載のアクセス端末。
  5. 前記共通タイミングパラメータは、非アクティブデータ送信期間中の、同一のバースト間の時間を備える、請求項1に記載のアクセス端末。
  6. 前記共通タイミングパラメータは、
    第1の非アクティブデータ送信期間中の複数のバースト間の、同一の第1の時間と、
    第2の非アクティブデータ送信期間中の複数のバースト間の、前記第1の時間よりも長い、同一の第2の時間とを備え
    前記第2の非アクティブ期間は、非アクティブタイマが閾値を超えると、それぞれのキャリアに対して発生する、請求項1に記載のアクセス端末。
  7. 前記共通タイミングパラメータは、同一の比アクティブ閾値を備える前記閾値を備える、請求項6に記載のアクセス端末。
  8. 前記第1の動作可能な状態および前記第2の動作可能な状態は、共通および同期送信タイミングインターバルを有する、請求項1に記載のアクセス端末。
  9. 前記第1のキャリアおよび前記第2のキャリアは、隣接キャリアを備える、請求項1に記載のアクセス端末。
  10. 前記プロセサは、さらに、
    前記複数の無線キャリアのうちの第3のキャリアと関連付けられるべき前記第2の動作可能な状態を識別し、
    前記トランシーバに、前記共通タイミングパラメータに従って、前記第2の動作可能な状態で前記第3のキャリア上で動作させる
    ように構成される、請求項1に記載のアクセス端末。
  11. 前記プロセッサは、前記トランシーバに、前記第2の動作可能な状態で前記第2のキャリア上で、且つ、前記第2の動作可能な状態で前記第3のキャリア上で、同時に動作させるように構成され、前記第2のキャリアおよび前記第3のキャリアは、共通および同期送信タイミングインターバルを有する、請求項1に記載のアクセス端末。
  12. 前記プロセッサは、さらに、
    前記アクセス端末において前記第1のキャリア上で、前記第1の動作可能な状態についてのスケジュール情報を受信し、
    前記アクセス端末において、前記第2のキャリア上で、前記第2の動作可能な状態についてのスケジュール情報を受信する
    ように構成される、請求項1に記載のアクセス端末。
  13. 複数の無線キャリア上での不連続アップリンク送信のためのデバイスであって、該デバイスは、下記を備える:
    前記デバイスからの同時送信に使用可能な複数の無線キャリアの各キャリア上での不連続アップリンク送信に使用されるべき共通タイミングパラメータを識別するための手段;
    前記複数の無線キャリアのうちの第1のキャリアと関連付けられるべき第1の動作可能な状態を識別するための手段;
    前記複数の無線キャリアのうちの第2のキャリアと関連付けられるべき、前記第1の動作可能な状態とは異なる第2の動作可能な状態を識別するための手段;
    前記第1のキャリアが、前記共通タイミングパラメータに従って、前記第1の動作可能な状態で動作されるようにするための手段;および
    前記第2のキャリアが、前記共通タイミングパラメータに従って、前記第2の動作可能な状態で動作されるようにするための手段、ここにおいて、前記第2のキャリアは、前記第1の動作可能な状態で動作されている前記第1のキャリアと同時に、前記第2の動作可能な状態で動作される。
  14. 前記第1の動作可能な状態はデータ送信状態を備え、
    前記第2の動作可能な状態は、第2のキャリア上での非アクティブデータ送信期間中の周期的バースト状態を備える、請求項13に記載のデバイス。
  15. 前記第1の動作可能な状態および前記第2の動作可能な状態は、共通送信タイミングインターバルを有する、請求項13に記載のデバイス。
  16. プロセッサ読取可能媒体上に存在するコンピュータプログラム製品、ただし、該コンピュータプログラム製品は、プロセッサ読取可能命令を備え、該命令は、プロセッサに、下記を実行させるように構成される:
    アクセス端末からの同時送信に使用可能な複数の無線キャリアの各キャリア上での不連続アップリンク送信に使用されるべき共通タイミングパラメータを識別すること;
    前記複数の無線キャリアのうちの第1のキャリアと関連付けられるべき第1の動作可能な状態を識別すること;
    前記複数の無線キャリアのうちの第2のキャリアと関連付けられるべき、前記第1の動作可能な状態とは異なる第2の動作可能な状態を識別すること;
    前記第1のキャリアを、前記共通タイミングパラメータに従って、前記第1の動作可能な状態で動作させること;および
    前記第2のキャリアを、前記共通タイミングパラメータに従って、前記第2の動作可能な状態で動作させること。
  17. 前記第1のキャリアに、前記第1の動作可能な状態で動作させることを、前記プロセッサに引き起こさせるように構成された前記プロセッサ読取可能命令は、前記プロセッサに、前記第1の動作可能な状態のスケジュール情報を前記アクセス端末に送信させる命令を備え、
    前記第2のキャリアに、前記第2の動作可能な状態で動作させることを、前記プロセッサに引き起こさせるように構成された前記プロセッサ読取可能命令は、前記プロセッサに、前記第2の動作可能な状態のスケジュール情報を前記アクセス端末に送信させる命令を備える、請求項16に記載のコンピュータプログラム製品。
  18. 前記プロセッサ読取可能命令は、前記プロセッサに、下記を実行させる命令をさらに備える、請求項16に記載のコンピュータプログラム製品:
    前記アクセス端末において前記第1のキャリア上で前記第1の動作可能な状態についてのスケジュール情報を受信すること;および
    前記アクセス端末において前記第2のキャリア上で前記第2の動作可能な状態についてのスケジュール情報を受信すること。
  19. 前記コンピュータプログラム製品は、前記アクセス端末を備える、請求項16に記載のコンピュータプログラム製品。
  20. 複数の無線キャリア上での不連続アップリンク送信を確立するためのプロセッサであって、該プロセッサは下記を備える:
    アクセス端末からの同時送信に使用可能な複数の無線キャリアの各キャリア上での不連続アップリンク送信に使用されるべき共通タイミングパラメータを識別するように構成されたパラメータコントローラ;
    前記パラメータに結合され、下記を実行するように構成された第1のキャリア状態コントローラ;
    前記複数の無線キャリアのうちの第1のキャリアと関連付けられるべき第1の動作可能な状態を識別すること;および
    前記第1のキャリアに、前記共通タイミングパラメータに従って、前記第1の動作可能な状態で動作させること; および
    前記パラメータコントローラに結合され、下記を実行するように構成された第2のキャリア状態コントローラ:
    前記複数の無線キャリアのうちの第2のキャリアと関連付けられるべき、前記第1の動作可能な状態とは異なる第2の動作可能な状態を識別すること;および
    前記第2のキャリアに、前記共通タイミングパラメータに従って、前記第2の動作可能な状態で動作させること。
  21. 前記プロセッサは、通信的に、下記を実行するように構成されたメモリに結合される、請求項20に記載のプロセッサ:
    前記アクセス端末からの同時送信に使用可能な前記複数の無線キャリアの各キャリア上での不連続アップリンク送信に使用されるべき共通タイミングパラメータを記憶すること;および
    前記アクセス端末において前記第1のキャリア上で前記第1の動作可能な状態についてのスケジュール情報を記憶し、前記アクセス端末において前記第2のキャリア上で前記第2の動作可能な状態についてのスケジュール情報を記憶すること。
  22. 前記プロセッサは、前記アクセス端末を備える、請求項20に記載のプロセッサ。
  23. 複数の無線キャリア上での不連続アップリンク送信のための方法であって、該方法は、下記を備える:
    アクセス端末からの同時送信に使用可能な複数の無線キャリアの各キャリア上での不連続アップリンク送信のために共通タイミングパラメータを確立すること;
    前記複数の無線キャリアのうちの第1のキャリア上で前記アクセス端末についての第1の動作可能な状態を識別すること;および
    前記複数の無線キャリアのうちの第2のキャリア上で前記アクセス端末についての、前記第1の動作可能な状態とは異なる第2の動作可能な状態を識別すること、ここにおいて、前記第1のキャリア上の前記第1の動作可能な状態は、前記第2のキャリア上の前記第2の動作可能な状態と同時に動作するようにスケジュールされる。
  24. 下記をさらに備える請求項23に記載の方法:
    前記アクセス端末に、前記第1の動作可能な状態で前記第1のキャリア上で動作させ、且つ、同時に、前記第2の動作可能な状態で前記第2のキャリア上で動作させること。
  25. 前記第1の動作可能な状態はデータ送信状態を備え、
    前記第2の動作可能な状態は、非アクティブデータ送信期間中の周期的バースト状態を備える請求項23に記載の方法。
  26. 前記第1の動作可能な状態は、非アクティブデータ送信期間中の第1の周期的バースト状態を備え、
    前記第2の動作可能な状態は、非アクティブデータ送信期間中の第2の周期的バースト状態を備える、ここにおいて、前記第1の周期的バースト状態よりも前記第2の周期的バースト状態における複数のバースト間の持続時間は長い、
    請求項23に記載の方法。
  27. 前記第1の動作可能な状態および前記第2の動作可能な状態は、同期送信タイミングインターバルを有する、請求項23に記載の方法。
  28. 前記共通タイミングパラメータを確立することは、非アクティブデータ送信期間中の前記第1のキャリアおよび前記第2のキャリアバースト送信に対して同一のバースト長を設定することを備える、請求項23に記載の方法。
  29. 前記共通タイミングパラメータを確立することは、非アクティブデータ送信期間中の複数のバースト間の、同一の時間を設定することを備える、請求項23に記載の方法。
  30. 前記共通タイミングパラメータを確立することは、下記を備える、請求項23に記載の方法:
    前記第1のキャリアおよび前記第2のキャリアに対して、第1の非アクティブデータ送信期間中の複数のバースト間の、同一の第1の時間を識別すること;および
    前記第2のキャリアおよび前記第2のキャリアに対して、第2の非アクティブデータ送信期間中の複数のバースト間の、同一の第2の時間を識別すること。
  31. 前記共通タイミングパラメータを確立することは、同一の非アクティブ閾値を確立することを備える、ここにおいて、前記非アクティビティ閾値を超えることは、前記複数のキャリアのそれぞれのキャリアに対する非アクティブデータ送信期間中の複数のバースト間の時間を拡張する、請求項23に記載の方法。
  32. 前記第1のキャリアおよび第2のキャリアを、それらが隣接キャリアであるため、選択することをさらに備える、請求項23に記載の方法。
  33. 下記をさらに備える、請求項23に記載の方法:
    前記複数の無線キャリアのうちの第3のキャリアと関連付けられるべき前記第2の動作可能な状態を識別すること;および
    前記第3のキャリアに、前記共通タイミングパラメータに従って、前記第2の動作可能な状態で動作させること。
  34. 下記をさらに備える、請求項23に記載の方法:
    前記第2のキャリアに、前記第2の動作可能な状態で動作させ、前記第3のキャリアに、同時に、前記第2の動作可能な状態で動作させること。
  35. 前記方法は、基地局コントローラによって実行される、請求項23に記載の方法。
  36. 無線通信システムの基地局コントローラであって、該基地局コントローラは下記を備える:
    有線通信ネットワークと通信するように構成されたネットワークインターフェース;
    1つ以上のトランシーバ基地局と無線で通信するように構成されたトランシーバ基地局インターフェース;および
    下記を記憶するメモリ:
    アクセス端末からの同時送信に使用可能な複数の無線キャリアの各キャリア上での不連続アップリンク送信に使用されるべき共通タイミングパラメータ;
    前記アクセス端末から不連続アップリンク送信を実行するための複数の動作可能な状態;および
    下記を実行するように構成されたプロセッサ:
    定義された持続時間の間、第1のアップリンク送信が、前記共通タイミングパラメータに従って、複数の動作可能な状態のうちの第1の動作可能な状態で、前記複数の無線キャリアのうちの第1のキャリア上で、前記アクセス端末から実行されるであろうことを識別すること;および
    定義された持続時間の間、第2のアップリンク送信が、前記共通タイミングパラメータに従って、複数の動作可能な状態のうちの第2の動作可能な状態で、前記複数の無線キャリアのうちの第2のキャリア上で、前記アクセス端末から実行されるであろうことを識別すること。
  37. 前記プロセッサは、下記を実行するようにさらに構成される、請求項36に記載の基地局コントローラ:
    前記第1の動作可能な状態のスケジュール情報が、前記アクセス端末に送信されるようにすること:および
    前記第2の動作可能な状態のスケジュール情報が、前記アクセス端末に送信されるようにすること。
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