JP2012517430A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012517430A5 JP2012517430A5 JP2011549205A JP2011549205A JP2012517430A5 JP 2012517430 A5 JP2012517430 A5 JP 2012517430A5 JP 2011549205 A JP2011549205 A JP 2011549205A JP 2011549205 A JP2011549205 A JP 2011549205A JP 2012517430 A5 JP2012517430 A5 JP 2012517430A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer matrix
- bioactive agent
- ultrasound
- bound
- linked
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims description 34
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 claims description 34
- 230000000975 bioactive Effects 0.000 claims description 24
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 claims description 24
- 238000002604 ultrasonography Methods 0.000 claims description 11
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 claims description 4
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 claims description 3
- 229940072056 alginate Drugs 0.000 claims description 2
- 235000010443 alginic acid Nutrition 0.000 claims description 2
- 229920000615 alginic acid Polymers 0.000 claims description 2
- 238000006065 biodegradation reaction Methods 0.000 claims description 2
- 230000003993 interaction Effects 0.000 claims description 2
- 230000004962 physiological condition Effects 0.000 claims description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 2
- -1 cation cation Chemical class 0.000 claims 1
- 150000001768 cations Chemical class 0.000 description 1
- 239000003814 drug Substances 0.000 description 1
- 229940079593 drugs Drugs 0.000 description 1
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 1
Description
一局面において、本発明は、外部からの合図に応じて、オンデマンドで生体活性剤を放出させるための方法であって、生体活性剤を含んだ生理的に許容される自己修復性ポリマーマトリックスを提供する工程と、当該薬物を放出させるために超音波により当該ポリマーマトリックスにおいてキャビテーションを誘起する工程とを含む方法を提供する。
[本発明1001]
超音波に応じて、オンデマンドで生体活性剤を放出させるための方法であって、
該生体活性剤を含む生理的に許容される自己修復性ポリマーマトリックスを提供する工程と、
該生体活性剤を放出させるために超音波により該ポリマーマトリックスにおいてキャビテーションを誘起する工程であって、該自己修復性ポリマーマトリックスが可逆的に架橋される、工程と
を含む、前記方法。
[本発明1002]
前記ポリマーマトリックスが、Ca 2+ 、Mg 2+ 、Ba 2+ 、Sr 2+ 、およびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される二価イオンのカチオンによって可逆的に架橋される、本発明1001の方法。
[本発明1003]
前記ポリマーマトリックスが、生理的条件下で可逆的に架橋される、本発明1001〜1002のいずれかの方法。
[本発明1004]
前記ポリマーマトリックスが、アルギン酸塩またはその誘導体を含む、本発明1001〜1003のいずれかの方法。
[本発明1005]
前記生体活性剤が、水中での同じ生体活性剤の拡散に関する平均自由行程より短い前記ポリマーマトリックス中での拡散の平均自由行程を有する、本発明1001〜1004のいずれかの方法。
[本発明1006]
前記生体活性剤が、前記ポリマーマトリックスに可逆的に結合される、本発明1001〜1005のいずれかの方法。
[本発明1007]
前記生体活性剤が、イオン相互作用によって前記ポリマーマトリックスに結合される、本発明1001〜1006のいずれかの方法。
[本発明1008]
前記生体活性剤が、加水分解可能な結合によって前記ポリマーマトリックスに結合される、本発明1001〜1006のいずれかの方法。
[本発明1009]
前記生体活性剤が、切断可能なリンカーによって前記ポリマーマトリックスに結合される、本発明1001〜1006のいずれかの方法。
[本発明1010]
超音波が、約20KHz〜約1MHzの周波数を有する、本発明1001〜1009のいずれかの方法。
[本発明1011]
超音波が、約1ワット〜約30ワットの強度を有する、本発明1001〜1010のいずれかの方法。
[本発明1012]
前記ポリマーマトリックスが、約5,000ダルトン〜約500,000ダルトンの分子量を有する、本発明1001〜1011のいずれかの方法。
[本発明1013]
放出された生体活性剤が、該生体活性剤が最初にポリマーマトリックス中に封入されなかった場合の生体活性に匹敵する生体活性を有する、本発明1001〜1012のいずれかの方法。
[本発明1014]
前記ポリマーマトリックスが、超音波の反復適用の後にそれらの初期値の24%以内、10%以内、5%以内、2%以内、またはそれ未満の物理的完全性および/または機械的剛性値を有する、本発明1001〜1013のいずれかの方法。
[本発明1015]
前記ポリマーマトリックスが、生体分解性である、本発明1001〜1014のいずれかの方法。
[本発明1016]
対象内の部位に前記ポリマーマトリックスを提供する工程をさらに含む、本発明1001〜1015のいずれかの方法。
[本発明1001]
超音波に応じて、オンデマンドで生体活性剤を放出させるための方法であって、
該生体活性剤を含む生理的に許容される自己修復性ポリマーマトリックスを提供する工程と、
該生体活性剤を放出させるために超音波により該ポリマーマトリックスにおいてキャビテーションを誘起する工程であって、該自己修復性ポリマーマトリックスが可逆的に架橋される、工程と
を含む、前記方法。
[本発明1002]
前記ポリマーマトリックスが、Ca 2+ 、Mg 2+ 、Ba 2+ 、Sr 2+ 、およびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される二価イオンのカチオンによって可逆的に架橋される、本発明1001の方法。
[本発明1003]
前記ポリマーマトリックスが、生理的条件下で可逆的に架橋される、本発明1001〜1002のいずれかの方法。
[本発明1004]
前記ポリマーマトリックスが、アルギン酸塩またはその誘導体を含む、本発明1001〜1003のいずれかの方法。
[本発明1005]
前記生体活性剤が、水中での同じ生体活性剤の拡散に関する平均自由行程より短い前記ポリマーマトリックス中での拡散の平均自由行程を有する、本発明1001〜1004のいずれかの方法。
[本発明1006]
前記生体活性剤が、前記ポリマーマトリックスに可逆的に結合される、本発明1001〜1005のいずれかの方法。
[本発明1007]
前記生体活性剤が、イオン相互作用によって前記ポリマーマトリックスに結合される、本発明1001〜1006のいずれかの方法。
[本発明1008]
前記生体活性剤が、加水分解可能な結合によって前記ポリマーマトリックスに結合される、本発明1001〜1006のいずれかの方法。
[本発明1009]
前記生体活性剤が、切断可能なリンカーによって前記ポリマーマトリックスに結合される、本発明1001〜1006のいずれかの方法。
[本発明1010]
超音波が、約20KHz〜約1MHzの周波数を有する、本発明1001〜1009のいずれかの方法。
[本発明1011]
超音波が、約1ワット〜約30ワットの強度を有する、本発明1001〜1010のいずれかの方法。
[本発明1012]
前記ポリマーマトリックスが、約5,000ダルトン〜約500,000ダルトンの分子量を有する、本発明1001〜1011のいずれかの方法。
[本発明1013]
放出された生体活性剤が、該生体活性剤が最初にポリマーマトリックス中に封入されなかった場合の生体活性に匹敵する生体活性を有する、本発明1001〜1012のいずれかの方法。
[本発明1014]
前記ポリマーマトリックスが、超音波の反復適用の後にそれらの初期値の24%以内、10%以内、5%以内、2%以内、またはそれ未満の物理的完全性および/または機械的剛性値を有する、本発明1001〜1013のいずれかの方法。
[本発明1015]
前記ポリマーマトリックスが、生体分解性である、本発明1001〜1014のいずれかの方法。
[本発明1016]
対象内の部位に前記ポリマーマトリックスを提供する工程をさらに含む、本発明1001〜1015のいずれかの方法。
Claims (16)
- 超音波に応じて、オンデマンドで生体活性剤を放出させるための方法であって、
該生体活性剤を含む生理的に許容される自己修復性ポリマーマトリックスを提供する工程と、
該生体活性剤を放出させるために超音波により該ポリマーマトリックスにおいてキャビテーションを誘起する工程であって、該自己修復性ポリマーマトリックスが可逆的に架橋される、工程と
を含む、前記方法。 - 前記ポリマーマトリックスが、Ca2+、Mg2+、Ba2+、Sr2+、およびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される二価イオンのカチオンによって可逆的に架橋される、請求項1記載の方法。
- 前記ポリマーマトリックスが、生理的条件下で可逆的に架橋される、請求項1〜2のいずれか一項記載の方法。
- 前記ポリマーマトリックスが、アルギン酸塩またはその誘導体を含む、請求項1〜3のいずれか一項記載の方法。
- 前記生体活性剤が、水中での同じ生体活性剤の拡散に関する平均自由行程より短い前記ポリマーマトリックス中での拡散の平均自由行程を有する、請求項1〜4のいずれか一項記載の方法。
- 前記生体活性剤が、前記ポリマーマトリックスに可逆的に結合される、請求項1〜5のいずれか一項記載の方法。
- 前記生体活性剤が、イオン相互作用によって前記ポリマーマトリックスに結合される、請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。
- 前記生体活性剤が、加水分解可能な結合によって前記ポリマーマトリックスに結合される、請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。
- 前記生体活性剤が、切断可能なリンカーによって前記ポリマーマトリックスに結合される、請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。
- 超音波が、約20KHz〜約1MHzの周波数を有する、請求項1〜9のいずれか一項記載の方法。
- 超音波が、約1ワット〜約30ワットの強度を有する、請求項1〜10のいずれか一項記載の方法。
- 前記ポリマーマトリックスが、約5,000ダルトン〜約500,000ダルトンの分子量を有する、請求項1〜11のいずれか一項記載の方法。
- 放出された生体活性剤が、該生体活性剤が最初にポリマーマトリックス中に封入されなかった場合の生体活性に匹敵する生体活性を有する、請求項1〜12のいずれか一項記載の方法。
- 前記ポリマーマトリックスが、超音波の反復適用の後にそれらの初期値の24%以内、10%以内、5%以内、2%以内、またはそれ未満の物理的完全性および/または機械的剛性値を有する、請求項1〜13のいずれか一項記載の方法。
- 前記ポリマーマトリックスが、生体分解性である、請求項1〜14のいずれか一項記載の方法。
- 対象内の部位に前記ポリマーマトリックスを提供する工程をさらに含む、請求項1〜15のいずれか一項記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US15127709P | 2009-02-10 | 2009-02-10 | |
US61/151,277 | 2009-02-10 | ||
PCT/US2010/022769 WO2010093528A2 (en) | 2009-02-10 | 2010-02-01 | On-demand and reversible drug release by external cue |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012517430A JP2012517430A (ja) | 2012-08-02 |
JP2012517430A5 true JP2012517430A5 (ja) | 2013-03-21 |
Family
ID=42562244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011549205A Pending JP2012517430A (ja) | 2009-02-10 | 2010-02-01 | 外部からの合図によるオンデマンドで可逆的な薬物放出 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20120035531A1 (ja) |
EP (1) | EP2395981A4 (ja) |
JP (1) | JP2012517430A (ja) |
CN (1) | CN102316855A (ja) |
WO (1) | WO2010093528A2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8753309B2 (en) | 2011-06-24 | 2014-06-17 | The Invention Science Fund I, Llc | Device, system, and method including micro-patterned cell treatment array |
WO2013103956A1 (en) * | 2012-01-05 | 2013-07-11 | President And Fellows Of Harvard College | Interpenetrating networks with covalent and ionic crosslinks |
WO2017165490A1 (en) | 2016-03-22 | 2017-09-28 | President And Fellows Of Harvard College | Biocompatible adhesives and methods of use thereof |
WO2021174021A1 (en) * | 2020-02-27 | 2021-09-02 | Fred Hutchinson Cancer Research Center | Tunable extended release hydrogels |
CN114681437A (zh) * | 2020-12-30 | 2022-07-01 | 苏州百迈生物医药有限公司 | 一种米托蒽醌组合物及其制备方法 |
WO2022268284A1 (en) * | 2021-06-21 | 2022-12-29 | Sorbonne Universite | Sonosensitive composition |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4657543A (en) * | 1984-07-23 | 1987-04-14 | Massachusetts Institute Of Technology | Ultrasonically modulated polymeric devices for delivering compositions |
AU6419899A (en) * | 1998-10-09 | 2000-05-01 | Regents Of The University Of Michigan, The | Hydrogels and water soluble polymeric carriers for drug delivery |
US6748954B2 (en) * | 2000-10-27 | 2004-06-15 | The Regents Of The University Of Michigan | Drug release from polymer matrices through mechanical stimulation |
NL1023720C2 (nl) * | 2003-06-23 | 2004-12-28 | Univ Eindhoven Tech | Werkwijze voor het wijzigen van de transporteigenschappen van een materiaal, werkwijze voor het vrijmaken van een werkstof uit een implantaat, evenals implantaat met werkstof. |
WO2007024972A2 (en) * | 2005-08-22 | 2007-03-01 | Quick-Med Technologies, Inc. | Non-leaching absorbent wound dressing |
-
2010
- 2010-02-01 JP JP2011549205A patent/JP2012517430A/ja active Pending
- 2010-02-01 EP EP10741563.0A patent/EP2395981A4/en not_active Withdrawn
- 2010-02-01 WO PCT/US2010/022769 patent/WO2010093528A2/en active Application Filing
- 2010-02-01 US US13/147,870 patent/US20120035531A1/en not_active Abandoned
- 2010-02-01 CN CN2010800072705A patent/CN102316855A/zh active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2012517430A5 (ja) | ||
Cao et al. | Ultrafast fabrication of self-healing and injectable carboxymethyl chitosan hydrogel dressing for wound healing | |
Zou et al. | Multi-crosslinking hydrogels with robust bio-adhesion and pro-coagulant activity for first-aid hemostasis and infected wound healing | |
Chen et al. | Polysaccharide based hemostatic strategy for ultrarapid hemostasis | |
WO2006116565A3 (en) | Biodegradable peptide sustained release compositions containing porogens | |
JP2009532087A5 (ja) | ||
JP2017537130A5 (ja) | ||
US20030212022A1 (en) | Compositions and methods for gene therapy | |
Dong et al. | Injectable adhesive hydrogel through a microcapsule cross-link for periodontitis treatment | |
CN101018812A (zh) | 光反应性多糖,光交联的多糖产品,其制备方法和从交联多糖制备的医药材料 | |
WO2011091205A3 (en) | Intracameral sustained release therapeutic agent implants | |
KR101569482B1 (ko) | 음이온성 고분자를 포함하는 항암제 흡착능력이 향상된 생분해성 마이크로 비드 및 이의 제조방법 | |
CN102964612B (zh) | 聚乙烯醇-硼砂微球及其制备方法 | |
HRP20161138T1 (hr) | Farmaceutski pripravak za oralnu primjenu | |
WO2010017215A3 (en) | Biodegradable microspheres and methods of use thereof | |
WO2007092290A2 (en) | Conductive articles including hot melt superabsorbent polymer composition and method of making and method of using the same | |
CA2669780A1 (en) | Medical devices comprising water-soluble or dispersible materials for the delivery of therapeutic agents | |
Xia et al. | Application of chitosan-based materials in surgical or postoperative hemostasis | |
WO2004035093A3 (en) | Polymeric materials for site specific delivery to the body | |
WO2001072280A2 (en) | Microspheres for gene therapy | |
WO2006129320A3 (en) | Biodegradable polymers having a pre-determined chirality | |
Panday et al. | Calcium silicate‐reinforced pH‐sensitive alginate‐gellan gum composite hydrogels for prolonged drug delivery | |
Xu et al. | Green Starch-Based Hydrogels with Excellent Injectability, Self-Healing, Adhesion, Photothermal Effect, and Antibacterial Activity for Promoting Wound Healing | |
CA2948610C (en) | Composition for transarterial chemoembolization, comprising first and second biodegradable microbeads, and preparation method therefor | |
KR20150127269A (ko) | 하이드로콜로이드 접착제 내의 정유의 안정화 |