JP2012514418A - フェーズドアレイ共焼成アンテナ構造体およびその形成方法 - Google Patents

フェーズドアレイ共焼成アンテナ構造体およびその形成方法 Download PDF

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Abstract

埋め込み型医療装置(IMD)のためのアンテナ構造体は、複数の別個の誘電層から得られる、構造体の中に埋め込まれるアンテナを備える。電極アレイは、アンテナ構造体に接続され、および、アンテナの性能特性を変更するために、選択された誘電層部分を横断するバイアスを印加するように配列される。電極アレイに印加されるバイアスは、アンテナと埋め込み位置の周囲環境との間に所望のインピーダンス整合を付与し、アンテナ構造体から周囲環境に遷移する場合のエネルギー反射効果を軽減し、アンテナにビームステアリング機能を付与し、または前記アンテナによって受信される信号の利得を変更するように選択できる。IMDは、受信された信号特性(例えば、RSSI、EVMまたはビット誤り率)を監視し、アンテナ性能を制御するバイアスによって誘電材料の材料特性を変更するように構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、通常、埋め込み型医療装置(IMDs)に関し、より具体的には、本発明はIMDs中に配置することが適切なテレメトリアンテナに関する。
さまざまなタイプの健康関連治療法、診断法および/または監視法を提供するために、人体に埋め込むための、さまざまなタイプのデバイスが開発されてきた。該デバイスの例としては、通常、埋め込み型医療装置(IMDs)として知られる、心臓ペースメーカー、心臓除細動器/除細動器、心臓刺激装置、心臓イベント監視装置、神経、筋肉を含むさまざまな生理的刺激装置、および深部脳刺激装置、さまざまなタイプの生理学的監視装置およびセンサ、および薬物送達システムが例として挙げられる。IMDsは、一般には、しばしば「缶」と称する、密封されたエンクロージャまたはハウジングの中に含まれる機能性部品を備える。いくつかのIMDsでは、コネクターヘッダーまたはコネクタブロックがハウジングに取り付けられ、該コネクタブロックは、1つまたは複数の細長い電気医療リードとの接続を容易にする。ヘッダーブロックは、一般に、比較的硬い、誘電性の、非導電性ポリマーで成形される。ヘッダーブロックは、ハウジングの嵌め合い側壁表面に、合致して機械的に取り付けられる、取り付け表面を備える。
IMDの密封された電気回路と、外部プログラマ、監視装置、または他の外部医療装置(「EMD」)との間の通信リンクを提供することが普及し、EMDからIMDへの命令を、ダウンリンクテレメトリ送信で供給し、およびIMDからEMDへの、保存された情報および/または検出された生理的パラメータのアップリンクテレメトリ送信が可能になっている。従来は、IMDとEMDとの間の通信リンクは、IMDテレメトリアンテナおよびトランシーバーと、EMDテレメトリアンテナおよびトランシーバーとの間の符号化無線周波数(「RF」)送信によって実現されている。通常、IMDアンテナは、密封されたハウジングの中に配置される。しかしながら、一般に導電性ハウジングは、IMDRFテレメトリアンテナの放射効率を抑制するので、それによって、これまではプログラマヘッドとIMDRFテレメトリアンテナとの間のデータ伝送距離は、数インチに制限されてきた。この種のシステムは、「近距離」テレメトリシステムと称される。「遠距離」テレメトリ、またはIMDから数メートルから何メートルにもおよぶ距離、またはさらにより遠くの距離を超えるテレメトリを提供するために、密封されたハウジングの外側、かつヘッダーブロック内にアンテナを設置する試みがなされてきた。RFテレメトリアンテナを密封されたハウジングの外側、かつヘッダーブロック内に位置させる多くの該試みでは、参照によってその全体を本明細書に援用する、米国特許第7,317,946号に記載されたアンテナなどの、線状アンテナまたは平面、蛇行アンテナが利用されてきた。埋め込み治療および診断デバイスの距離テレメトリの実装に、従来から要求される、アンテナとヘッダーブロックに関連する体積は、IMDの大きさに対する重要な要因であった(特許文献1)。
米国特許第7,317,946号 米国特許第6,414,835号 米国特許第7,164,572号 Applications of Antena Arrays to Mobile Communications,Part II:Beam−Forming and Direction−of−Arrival Considerations,」by LaI C.Godara,Proceedings of the IEEE,Vol.85,No.8,1997年8月
1つまたは複数の実施形態では、埋め込み型医療装置(IMD)のためのアンテナ構造体は、複数の別個の誘電層から得られる、構造体の中に埋め込まれるアンテナを備える。複数の電極は、アンテナ構造体に接続され、誘電層の少なくとも1つの、少なくとも一部分を横切るバイアスを印加するように配列される。電極は、IMDの電源に接続されている。コントローラは、テレメトリ信号を送受信するためのアンテナと、通信可能に結合される。動作中には、IMDは、アンテナによって受信された信号の特定の特性に基づいて、アンテナの性能を測定し、および複数の電極間に印加されるバイアスを、誘電層の少なくとも一部分に発生させ、アンテナの性能を変更するように構成される。1つまたは複数の実施形態では、複数の電極アレイは、該アレイ中の対応する電極間の誘電材料の選択可能な部分に、バイアスを印加できるように構成される。このように、フェーズドアレイアンテナは、アンテナ構造体の動作特性を変更するために、バイアスを印加することができるように構成される。いくつかの実施形態では、バイアスは、アンテナと埋め込み位置の周囲環境との間に、所望のインピーダンス整合を付与し、アンテナ構造体から周囲環境に遷移する場合のエネルギー反射効果を軽減するように、選択できる。いくつかの実施形態では、バイアスは、前記アンテナにビームステアリング機能を付与するように選択できるので、前記アンテナに入り、および前記アンテナから出る通信信号を所望の方向に向くように選択できる。いくつかの実施形態では、バイアスは前記アンテナにビームステアリング機能を付与するように選択できるので、干渉信号が低減される(すなわち、さもなければ所望の通信が干渉される)。いくつかの実施形態では、バイアスは、前記アンテナによって受信される信号の利得を変更するように選択できる。
1つまたは複数の実施形態では、IMDは、前記アンテナによって受信される信号の特性を監視することによって、フェーズドアレイアンテナに印加される、所望のバイアスを選択することができるように構成される。例えば、受信信号の信号強度(例えば、RSSI)、誤りベクトル度(例えば、EVM)、またはビット誤り率を、アンテナの性能を評価するために測定でき、誘電材料に印加される選択されたバイアスによって、アンテナの性能(例えば、信号強度またはビット誤り率)を所望のレベルまで変更させる。
1つまたは複数の実施形態では、アンテナ構造体は、複数の誘電層の複数の層の中に埋め込まれたアンテナ導体を有する、複数の別個の誘電層から得られる、共焼成モノリシック構造体として形成されてもよい。複数の誘電層から得られるモノリシックアンテナ構造体を形成することによって、複数の誘電層の誘電率を選択でき、さらに印加されるバイアスを制御することによって、アンテナと周囲環境との間の効果的な誘電率を制御し、特定のIMDおよび/または特定の埋め込み位置の要求に合わせる。1つまたは複数の実施形態では、誘電層は、低温度共焼成セラミック(LTCC)材料および/または高温度共焼成セラミック(HTCC)材料の少なくとも1つを含み、セラミック誘電層、アンテナ、および複数の電極を共焼成して、モノリシックアンテナ構造体を形成する。
本発明の上述の特徴および目的は、類似する参照番号が類似する要素を示す添付の図面とともに以下の説明を参照することにより、より明らかになるであろう。
本発明の1つまたは複数の実施形態によって、人体に埋め込まれた埋め込み型医療装置を示す図である。 本発明の1つまたは複数の実施形態による、例示的な埋め込み型医療装置の概略ブロック図である。 本発明の1つまたは複数の実施形態によって形成された、埋め込み型医療装置のためのアンテナ構造体の分解斜視図である。 本発明の1つまたは複数の実施形態によって形成された、埋め込み型医療装置のためのアンテナ構造体の側断面図である。 本発明の1つまたは複数の実施形態による、埋め込み型医療装置のアンテナ構造体の性能を調節するために、バイアスを印加する方法の動作フローチャートである。 本発明の1つまたは複数の実施形態による、スーパーストレート(superstrate)誘電層の上に形成される電極アレイを備える、アンテナ構造体の分解斜視図である。 本発明の1つまたは複数の実施形態による、アンテナと同じ誘電層の上に形成される電極アレイを備える、アンテナ構造体の分解斜視図である。 本発明の1つまたは複数の実施形態による、誘電層基板の上に形成される電極アレイを備える、アンテナ構造体の分解斜視図である。 本発明の1つまたは複数の実施形態による、別の例示的な埋め込み型医療装置の概略ブロック図である。
以下の詳細な記述は単に例示であり、本発明または本願の範囲、および本発明の使用方法を制限することは意図されない。さらに、従来の技術分野、背景、または以下の詳細な説明に存在する、いかなる明示的または暗黙の理論に拘束されるものでもない。
以下の記載では、一緒に「接続された(connected)」または「結合された(coupled)」部品または特徴部を参照する。本明細書で使用する場合、明示的に他に記載がない限り、「接続された」は、1つの要素/特徴部が、直接的または間接的に別の要素/特徴に接続されていることを意味し、必ずしも機械的である必要はない。同様に、明示的に他に記載がない限り、「結合された」は、1つの要素/特徴部が、直接的または間接的に別の要素/特徴に結合されていることを意味し、必ずしも機械的である必要はない。従って、図は、素子の配置例を図示するが、追加の中間素子、デバイス、特徴部、または部品が、実際の実施形態に存在してもよい(IMDsの機能性が、損なわれることがないとすれば)。
1つまたは複数の実施形態では、複数の別個の誘電層から得られる、フェーズドアレイアンテナ構造体を備えるIMDが提供される。簡略化するために、システムのRFアンテナ設計、IMDテレメトリ、RFデータ送信、シグナリング、IMD動作、IMDリードのためのコネクタ、および他の機能的な態様(およびシステムの個別の動作部品)に関する、従来技術および態様は、明細書には詳細に記載されない。さらに、明細書に含まれる、さまざまな図に示される接続線は、実施例の機能的な関係および/またはさまざまな素子間の物理的結合を示すことが意図されている。多くの代替または追加の機能的な関係、または物理的な接続が、実際の実施形態に存在してもよいことに留意されたい。
IMDアンテナは、通常2つの機能を有する。1つは、大気を通じて(および次に生体組織を介して)伝搬した、EMDテレメトリアンテナの、ダウンリンクテレメトリ送信の電磁力を信号(例えば、UHF信号または同種のもの)に変換する機能であって、その信号はIMDトランシーバーが、IMD電子動作システムが理解できる命令およびデータに処理できる。もう一つは、IMDトランシーバー電子機器のアップリンクテレメトリ信号(例えば、UHF信号または同種のもの)を、生体組織および大気を介して伝搬する電磁力に変換する機能であって、EMDテレメトリアンテナ(1つまたは複数)が該信号を受信できる。
図1は、人体12の中に埋め込まれたIMD10の透視図であり、そこには本発明の1つまたは複数の実施形態が実装されている。IMD10は、IMD10を人体12に配置された、電気リードおよび他の生理的センサに結合するために、密封されたハウジング14(すなわち「缶」)およびコネクターヘッダーまたはブロックモジュール16を備え、それらは当分野において周知の方法で、ペーシングパルスを患者の心臓20に届け、心臓20の状態を検出するために、心臓20部分に接続されている、ペーシングおよび検出リード18などである。例えば、該リードはヘッダーブロック16の端部に入り、ヘッダーブロック16の中に位置する導電性レセプタクル、端子、または他の導電性特徴部に、物理的および電気的に接続される。IMD10は、患者の体内の皮下に埋め込まれるように構成され、表皮層、皮下脂肪層、および/または筋肉層を含む、生体組織および体液の中に包み込まれるようになる。IMD10は、ICD構成によって、図1に示されるが、これは説明目的のために示され、IMD10は、テレメトリアンテナを必要とする、いかなる種類の医療装置を備えてもよいことが理解されるべきである。
いくつかの実施形態では、密封されたハウジング14は、通常は、円形、楕円形、角柱、または直線状であって、実質的には主要平面が周囲の側壁と連結している。ハウジング14は、一般に、チタンなどの薄肉の生体適合金属片から形成される。ハウジング12の2つの片側断面は、従来の技術を使用して、レーザシーム溶接によって繋がれてもよく、周囲の側壁の周りに延在する継ぎ目を形成する。ハウジング14およびヘッダーブロック16は、しばしば2つの別々の組立体として製造され、その後に物理的および電気的に連結される。ハウジング14は、多くの機能的な素子、部品、および特徴部を備え、これらには(これに限定されるわけではないが)、電池、高電圧出力コンデンサ、集積回路(「IC」)デバイス、プロセッサまたはコントローラ、メモリ素子、治療モジュールまたは電気回路、RFモジュールまたは電気回路、およびアンテナ整合回路が含まれる。これらの部品は、ハウジングの半分同士をシーム溶接する前に、スペーサの中に組み立てられ、ハウジング14の内部空洞の中に配置される。製造プロセス中に、ハウジング14内に位置する部品と、ヘッダーブロック16内に位置する素子との間に電気的接続が確立される。例えば、ハウジング14およびヘッダーブロック16は、ICコネクタパッド、端子、フィードスルー素子、および他の特徴部を用いて適切に構成され、内部治療モジュールと、ヘッダーブロック16内の治療リードコネクタとの間の電気的接続部を確立し、内部RFモジュールと、ヘッダーブロック16内に位置するテレメトリアンテナの一部との接続を確立する。該電気的(および物理的な)フィードスルー接続を確立するための構造体および技術は当業者に公知であり、したがって、明細書には詳細を記載しない。例えば、米国特許第6,414,835号には、埋め込み型医療装置のための容量性フィルタフィードスルーアレイが記載され、その内容は参照によって本明細書に援用される(特許文献2)。
ヘッダーブロック16は、好ましくは、生体適合合成ポリマーなどの適切な誘電材料から形成される。いくつかの実施形態では、ヘッダーブロック16の誘電材料は、ヘッダーブロック16の中にカプセル化される、テレメトリアンテナ(図1には示されない)によって放射され、または受信されるRFエネルギーの通過を可能にするように選択される。ヘッダーブロック16のための特定の材料は、IMD10の意図する用途、埋め込み位置周囲の環境の電気的特性、所望の動作周波数範囲、所望のRFアンテナの範囲、および他の実際の留意事項に応じて選択される。
図2は、IMD10と、それに関連するいくつかの機能性素子の簡易化した概略を示す。通常、IMD10は、ハウジング14、ハウジング14の中に含まれる治療モジュール22、およびハウジング14の中に含まれるRFモジュール24に結合する、密封されたハウジング14とヘッダーブロック16を備える。実際に、IMD10は、さらに、当分野において公知の、IMD10の機能を支持するために必要な、コントローラ、メモリおよび電源としての電池などの、多くの従来の部品および特徴部を備える。該従来の素子は、本願に全部は記載されない。
治療モジュール22は、これに限定されるわけではないが、電気デバイス、IC、マイクロプロセッサ、コントローラ、メモリ、電源、および同種のものを含むいくつかの部品を備えてもよい。簡潔に言えば、治療モジュール22は、例えば、除細動パルス、ペーシング刺激、患者監視、または同種のものなどの、IMD10に関連する、所望の機能性を付与するように構成される。この点について、治療モジュール22は、1つまたは複数の検出リードまたは治療リード18と結合していてもよい。実際に、治療リード18の接続端は、ヘッダーブロック16に挿入され、ここで治療モジュール22と結合した導電性素子と電気的な接続を確立する。治療リード18は、ヘッダーブロック16の中に形成され、適切に構成されたリード孔に挿入される。例示実施形態では、IMD10は、ハウジング14とヘッダーブロック16との間の移行を橋渡しする、フィードスルー素子26を備える。治療リード18は、患者内での経路および配置のために、ヘッダーブロック16から延在する。
RFモジュール24は、ハウジング14の内側、または外側に配置されてもよく、また、いくつかの部品を含み、それらには、これに限定されるわけではないが、電気デバイス、IC、増幅器、信号発生器、受信機および送信機(すなわちトランシーバー)、変調器、マイクロプロセッサ、コントローラ、メモリ、電源、および同種のものが挙げられる。RFモジュール24は、さらに、整合回路を含み、整合回路は、RFモジュール24とアンテナ28との間に位置してもよい。整合回路は、いくつかの部品を含み、それらには、これに限定されるわけではないが、コンデンサ、抵抗器、またはインダクタ、フィルタ、バラン、チューニング素子、バラクタ、リミッタダイオード、または同種のものなどの電気部品が挙げられ、これらは全て、アンテナ28とRFモジュール24との間のインピーダンス整合を取るために適切に構成され、従ってアンテナ28の効率を改善する。簡潔に言えば、RFモジュール24は、IMD10のためにRFテレメトリ通信を支持し、これらには、これに限定されるわけではないが、RF送信エネルギーの生成、RF送信信号のアンテナ28への供給、アンテナ28によって受信されたRFテレメトリ信号の処理、および同種のものが挙げられる。実際に、RFモジュール24は、ハウジング14に使用される導電性材料を、(いくつかの用途に対して)RFグランド・プレーンとして活用するように設計され、RFモジュール24は、IMD10の意図する用途、埋め込み位置周囲の環境の電気的特性、所望の動作周波数範囲、所望のRFアンテナの範囲、および他の実際の留意事項に従って設計される。
アンテナ28は、RFモジュール24と結合し、IMD10とEMD(図示せず)との間のRFテレメトリを促進する。通常、アンテナ28は、RF動作(例えば、UHF動作またはVHF動作、MICS/MEDSバンドのための401MHzから406MHz、900MHz/2.4GHzおよび他のISMバンド等)のために適切に構成される。図2に示される例示実施形態では、アンテナ28はヘッダーブロック16の中であって、ハウジング14の外側に位置する。しかしながら、埋め込み治療デバイスと診断デバイスの、距離テレメトリの実装に要求される、アンテナ28に関連する体積とヘッダーブロック16内の体積は、IMD10の大きさに対して重要な要因となる。アンテナ28は、モノポールアンテナに類似する特性、ダイポールアンテナに類似する特性、コプレーナ導波路アンテナに類似する特性、ストリップラインアンテナに類似する特性、マイクロストリップアンテナに類似する特性、および/または送信ラインアンテナに類似する特性を有してもよい。アンテナ28は、さらに、いくつかの異なるRF信号源に起因する、いくつかの放射素子を備えてもよい。この点について、アンテナ28は、空間ダイバーシティ、パターンダイバーシティまたは偏波ダイバーシティを提供するように構成される、複数の放射素子を備えてもよい。
1つまたは複数の実施形態では、アンテナ28は、ハウジング14とヘッダーブロック16とを橋渡しする、フィードスルー26のRFフィードスルーを介してRFモジュール24と結合する。アンテナ28は、ヘッダーブロック16の中に位置する、導電性端子または特徴部を介して、フィードスルー26のRFフィードスルーと結合する接続端部を備える。簡潔に言えば、実際のフィードスルー26は、非導電性ガラスまたはセラミック絶縁体を支持するフェルールを備える。絶縁体は、貫通ピンを支持し、フェルールから電気的に絶縁する。ハウジング14の製造中に、フェルールは、ハウジング14の中に形成される、適切な大きさの孔、または開口部に溶接される。次にRFモジュール24は、貫通ピンの内側端に電気的に接続される。貫通ピンの内側端への接続は、内側端を基板パッドに溶接することによって形成され、または内側端を、基板パッドまたはコネクタまで延在する、電線または柔軟なワイヤコネクタに取り付けることによって形成される。貫通ピンの外側端は、アンテナ28のための接続ポイントとして機能し、またはアンテナ28の接続端部を受容する、内部接続ソケット、端子、または特徴部のための接続ポイントとして機能する。アンテナ28のためのフィードスルー26は、特定の設計に適切な、ハウジング14のいずれかの所望の部分上に位置させてもよい。
図3を参照すると、1つまたは複数の実施形態に従って形成された、アンテナ構造体の分解斜視図100が、それぞれ図示されている。アンテナ構造体100の特定の特徴部および態様は、アンテナ28に関連して上述されたものと類似しており、および共通の特徴部および態様は、アンテナ構造体100と関連して、重複しては記載されない。アンテナ構造体100は、誘電層104上に形成された少なくとも1つのアンテナ106を備える。1つまたは複数の追加の別個の誘電層は、アンテナ106の上方に配置されて、スーパーストレート(superstrates)108として機能し、および/またはアンテナ106の下方に配置されて、基板112として機能してもよい。1つまたは複数の実施形態では、アンテナ構造体100は、スーパーストレート誘電層108の上の最外層として位置し、アンテナ構造体110と周囲環境との間の界面として機能する生体適合層110を備える。いくつかの実施形態では、生体適合層110は、スーパーストレート誘電層108の最外層を含んでもよい。異なるタイプの生体適合材料が、アンテナ構造体100およびIMD10の意図される使用方法、並びに意図される周囲環境に基づいて選択できる。例えば、最外層110の例には、アルミナ(AI)、酸化ジルコニウム(ZrO)、それらの混合物などの無機材料、または骨に類似する系[ヒドロキシアパタイト−Ca(POH)(PO]、シリコ−ンおよびその誘導体などの有機材料、および他の伝統的な埋め込み型生体適合材料が挙げられる。
さらに図4を参照すると、1つまたは複数の実施形態では、複数の電極120が、アンテナ構造体100のそれぞれの部分に接続され、配列されて、1つまたは複数の誘電層104、誘電層108または誘電層112の少なくとも一部分を横断する、電極120の間にバイアス電圧が印加される(図3では、電極120は誘電層108に接続されるように示される)。電極は、該バイアス電圧を供給するために、IMD10の電源に接続される。コントローラは、RFモジュール24の中、または、さもなければIMD10の中のどちらかに位置し、テレメトリ信号を送受信するために、アンテナ106と通信可能に結合する。
いくつかの実施形態では、アンテナ構造体100は、アンテナ106の下の層中に位置する遮蔽層114を含んでもよく、それは、フィードスルービア116を介してアンテナ構造体100が取り付けられる、密封されたハウジング14の内側の、デバイスの電気回路を電磁遮蔽する金属化材料から形成される。いくつかの実施形態では、遮蔽層114は、アンテナ構造体100の最内層として位置するとともに、さらに、遮蔽層114は、アンテナ106の下に位置する、別の中間基板層112の間に位置できることが理解されるべきである。1つまたは複数の実施形態では、電磁バンドギャップ材料115の層は、アンテナ106の下に位置してもよく、アンテナ106と遮蔽層114(すなわち、グランド・プレーン)との間の電磁バンドギャップとして機能する。一般に、放射アンテナ素子が、グランド・プレーン上に平行に配置されると、アンテナ素子によって放射される電界と、グランド・プレーンによって反射される電界とは、グランド・プレーンの短絡によって示される反射係数によって、位相が180°異なる。その結果、アンテナ素子とグランド・プレーンとの間の分離されている距離が小さくなると、アンテナ素子から放射される電界と、そのグランド・プレーンから反射によって、互いが完全に打ち消し合う傾向があるので、アンテナによって放射される電界の合計はゼロになる傾向がある。電磁バンドギャップ層115は、電磁バンドギャップとして知られるグランド摂動、または、アンテナ106とグランド・プレーン遮蔽層114との間の高インピーダンス表面を導入することによって、アンテナ放射効率のこの減少を防ぐ。電磁バンドギャップ層115は、アンテナ導体106をグランド・プレーン114に非常に接近させることによって、アンテナ放射効率の減少を防ぎ、または最小化する。一態様において、共振状態の電磁バンドギャップ層115は、入射電界に同調する反射係数を有する、開回路と見なされる。たとえば、電磁バンドギャップ層115は、アンテナ106から放射される電界と、そのグランド・プレーン像から放射される電界とを、同じ方向に生じさせるので、同一の方向を維持して、互いが相殺することをしない。電磁バンドギャップ層115は、さらに高電磁表面インピーダンスを提供するので、アンテナ106は、短絡しないで、グランド・プレーン114に直接隣接して横たわることができる。これによって、放射素子が、限られた空間によって閉じ込められる、小型のアンテナ設計が可能になる。従って、アンテナ106とグランド・プレーン遮蔽層114と間の距離を短くすることができるので、電磁バンドギャップ層115は、デバイスの小型化を助ける。1つまたは複数の実施形態では、電磁バンドギャップ層115は、デバイス100の層の1つの表面に真空蒸着されてもよく、またはセラミック緻密化(後述する)後にエポキシ樹脂で接着してもよく、焼成プロセスの熱サイクルによって誘導される材料変化を最小にする。
1つまたは複数の実施形態では、誘電層104、誘電層108および誘電層112は、それぞれの誘電率がアンテナ構造体100の周囲の環境(例えば、生体組織)の誘電率と一致するように選択でき、アンテナ構造体100から周囲環境に遷移する場合に、エネルギー反射効果を軽減する。デバイス100のさまざまな層の誘電率のマッチングは、共焼成でき、互換性があり、所望の誘電率を有する材料を取り入れることによって達成できる。
1つまたは複数の実施形態では、スーパーストレート誘電層108のために形成されるさまざまな生体適合層は、高誘電率粉が装填されたポリマーを含有してもよく、異なる誘電率を有する粉を異なるポリマー層に装填でき、異なる濃度の粉の装填が異なるポリマー層上で実施でき、または、それぞれのポリマー層の誘電率は、その粉の装填によって、スーパーストレート誘電層108に対して、所望の効果的な誘電率を有する構造体を生成するように調節できる。1つまたは複数の実施形態では、導体106の下の基板誘電層112は、アンテナ106がその上に形成される誘電層104よりも、高誘電率値を有する材料を含有してもよく、基板誘電層112に関連する該高誘電率値によって、アンテナ導体106とグランド・プレーン遮蔽層114間の距離を最小にすることができ、それによってアンテナ構造体100の大きさを低減することができる。それぞれの層の高誘電率Kは、高誘電率K(例えば、容量性材料)を有する、共焼成できる材料を取り入れることによって達成できる。基板誘電層112を形成するために使用される材料によるが、LTCC層自体に対する誘電率値はk=5〜6の範囲で変化でき、LTCCと互換性がある容量性ペーストを使用するよりも、少なくとも1桁〜2桁高い。さらに、セラミック装填プリント配線基板(PWB)は、LTCCベースの構造体に対する別の実施形態である。LTCC材料は、受動部品を埋め込むことができ、空間的および機能的に誘電率、すなわち静電容量を調整して、パッケージング効率および/または性能を最適化する。高誘電率材料は、一般に生体に適合しないので、基板誘電層112は、IMD10周囲の生体環境と接触する可能性が無いように、最も外側の生体適合層110または他のスーパーストレート誘電層108を形成するために使用される、生体適合材料によって分離され、隔離されている。IMD10周囲の生体環境から基板層112を隔離することによって、スーパーストレート誘電層108のための材料を、広い範囲から選択することが可能になる。例えば、数百から数千の誘電率kを有する、誘電酸化物(例えば、チタン酸バリウム(BaTiO))ベースの系が可能である。
1つまたは複数の実施形態では、アンテナ構造体100を形成するために使用されるさまざまな層は、当分野において公知の、いかなる材料層体積技術を使用して形成されてもよく、これらには、これに限定されるわけではないが、蒸着、吹きつけ、スクリーニング、ディッピング、メッキ、等が挙げられる。いくつかの実施形態では、分子線エピタキシー(MBE)、原子層成長(ALD)または他の薄膜、真空蒸着プロセスが、互いの上端に形成する、さまざまな層を堆積するために使用されてもよく、ALDは、薄膜高誘電材料を基板誘電層112に形成するために使用でき、および、薄膜低誘電材料をスーパーストレート誘電層108に形成するために使用でき、それによってアンテナ構造体100全の体の大きさの低減および小型化を達成できつつ、アンテナ構造体100の性能をさらに向上できる。金属層は、積層平板コンデンサ構造体を形成するために積層でき、アンテナ106周囲領域の誘電率を増加させる。
1つまたは複数の実施形態では、アンテナ構造体100のさまざまな層を形成、すなわち、互いに対して堆積した後に、図3に図示されるように、さまざまな層を、さまざまな層からなるモノリシック構造体102に共焼成し、図4に図示されるように、結果として生じるモノリシック構造体102の中に埋め込まれた、アンテナ106を備える。フィードスルービア116は、モノリシック構造体102を介して延在し、フィードスルーなどを介して、アンテナ106をハウジング14に接続するために使用される。複数の誘電層104、誘電層108および誘電層112からなるモノリシックアンテナ構造体102を形成することによって、複数の誘電層104、誘電層108および誘電層112の誘電率を、マッチング特性を提供できるように選択または制御でき、および、アンテナ構造体の全体の寸法を最小化して、小型のアンテナ構造体を提供できる。
1つまたは複数の実施形態では、複数の誘電層104、誘電層108および誘電層112の少なくとも1つの、少なくとも一部分の材料特性を、誘電層104、誘電層108および誘電層112の該部分に電界をかけることによって、さらに変更または調節できる。対応する電極120間にバイアス電圧を印加することによって、電界122は、誘電層104、誘電層108および誘電層112の選択された部分から発生する。電気的接続部124(例えば、生体適合導電性材料の配線)は、電極120をIMD10中の電源(図4には示されない)に接続する。例えば、電極120間に、所望のバイアス電圧を適切に印加させることによって、誘電層104、誘電層108および誘電層112(すなわち、共焼成構造体102の中に結果として生じる誘電材料)の少なくとも1つの、少なくとも一部分の誘電率および/または静電容量を、変更または変化させることができる。バイアスの印加によって、誘電材料の選択された部分の材料特性を変更させることによって、アンテナ106の全体の性能特性を選択的に制御できる。
1つまたは複数の実施形態では、電極120をバイアスすることによって、アンテナ106周囲の、誘電材料を効果的な誘電率に変更するように選択でき、アンテナ106と埋め込み位置の周囲環境との間に、所望のインピーダンス整合を与えることができ、アンテナ構造体102から周囲環境に遷移する場合に、エネルギー反射効果を軽減する。1つまたは複数の実施形態では、電極120をバイアスすることによって、アンテナ106によって受信された信号の利得を変更するように選択することができる。IMD10の埋め込み位置と、埋め込み位置の特定の周囲環境(例えば、異なる誘電率値を有する組織または人体の質量、または埋め込み位置の深さ等)によって異なるが、アンテナ106の動作特性は、周囲環境の状態によって影響される。電極120をバイアスすることによって、アンテナ106の動作性能特性を、周囲環境の状態に適合するように調節でき、バイアスを調節することによって、アンテナ106と周囲環境との間のインピーダンス整合を変更し、またはアンテナ106の利得を変更したりなどする。これによって、IMD10を患者12の中に埋め込んだ後に、テレメトリ通信動作を、最適なアンテナ性能になるように微調整できる。
1つまたは複数の実施形態では、電極120をバイアスすることによって、アンテナ106に対するビームステアリング機能を選択でき、アンテナ106から入出力して通信する信号を、所望の方向に向くように選択できる。図4を参照すると、アンテナ106は、バイアスされていない状態では、放射放出方向126を有してもよく、ここでアンテナ構造体102の一部をバイアスさせて、位相シフト(φ)を導入し、電界122をアンテナ構造体102の一部に適用して、通信信号の波動伝搬特性を変更できる。従って、導入された位相シフト(φ)によって、放射放出方向を方向128に変更できる。このように、電極120をバイアスすることによって、位相シフト(φ)を導入し、アンテナ106にビームステアリング機能を付加するように選択することができる。該ビームステアリング機能は、テレメトリ送信の品質を向上させるために使用することができる。さらに、複数の外部デバイスがIMD10と通信できる場合、または特定の位置に存在する複数のIMDが、1つの特定の外部デバイスと通信できる場合には、ビームステアリング機能は、通信方向を制御するために使用でき、2つの意図されるデバイス間だけの通信(すなわち、空間分割多重接続(SDMA))を確保する。いくつかの実施形態では、電極120をバイアスすることは、アンテナ106にビームステアリング機能を付与するために選択でき、位相シフト(φ)、およびその結果のアンテナ指向性によって、さもなければ所望の通信の品質を下げるであろう、望ましくない(すなわち、干渉)信号を減衰させる。
動作中には、図5の動作フローチャートを参照すると、IMD10は、そのメモリに記憶されたアルゴリズムを動作させ、アンテナ構造体102の動作特性を制御するように構成される。最初に、本願に記載されるアンテナ構造体102(動作200)は、誘電材料の少なくとも1つの層の中に埋め込まれた、アンテナ106を備えるアンテナ構造体102である。動作202では、アンテナ106によって受信された信号の特定の監視された特性に基づいて、アンテナ106の性能が測定され、動作204では、アンテナ106の性能が、条件を満たしているか否かが決定される。例えば、アンテナ106の性能を評価するために、受信信号の信号強度(例えば、RSSI)、誤りベクトル度(例えば、EVM)、またはビット誤り率を測定できる。アンテナ106が所望の状態で動作している場合には、アンテナ構造体の全体の動作には調整が必要とされず、IMD10は何もしないか、または、アンテナ106によって受信された信号の特性の監視を続ける。アンテナ106が要求通りに動作しない場合には、次にIMD10は、動作206で、バイアスを少なくともアンテナ構造体102の一部分(すなわち、少なくとも1つの誘電層104、誘電層108、または誘電層112の一部分)の電極間に印加し、誘電材料の材料特性を変更させて、従ってアンテナ106の性能を変更する。このように、アンテナ構造体102の一部に、バイアスを使用することで、アンテナ構造体102の動作特性を制御する。記載された実施形態は単に例示的なものであり、前記バイアスを生成するための分析アルゴリズムは、当分野において周知であり、参照によってその全体の内容を本明細書に援用する、「Applications of Antena Arrays to Mobile Communications(移動通信に対するアンテナアレイの適用),Part II:Beam−Forming and Direction−of−Arrival Considerations(ビーム成形および到達方向の検討),」by LaI C.Godara,Proceedings of the IEEE,Vol.85,No.8,1997年8月の論文に記載された内容などの、いずれの分析アルゴリズムも使用できる(非特許文献1)。
1つまたは複数の実施形態では、図6に図示されるように、複数の電極120は、電極120アレイとして形成され、選択された部分のスーパーストレート誘電層108に電界122を吸収させるように配列させる。バイアス電圧は、電極120の特定の組み合わせの間で発生するように、可変的に選択し、特定部分の誘電層108にバイアスを印加し、異なる方法で、アンテナ構造体102の動作特性を変更する。電極120は、誘電層108の上に位置するように形成され、少なくとも部分的に誘電層108を介して延在し、誘電層108の側面の上に位置し、またはそのいずれかの組み合わせで、バイアスすることができる、誘電層108の可能性がある異なる部分を形成する。このように、スーパーストレート誘電層108の選択された部分の材料特性は、アンテナ106から放出される放射経路を選択的にバイアスすることによって調節できる。
1つまたは複数の実施形態では、図7に図示されるように、電極120アレイは、アンテナ106がその上に形成される、同一の誘電層104上に形成されてもよい。1つまたは複数の実施形態では、図8に図示されるように、電極120のアレイは、アンテナ106の下に形成される基板誘電層112上に形成されてもよい。
1つまたは複数の実施形態では、アンテナ構造体100が共焼成モノリシック構造体102として形成された後に、アンテナ構造体100のさまざまな層のエッジ118または側面(すなわち、誘電層104、誘電層108および誘電層112、電磁バンドギャップ層115、最も外側の生体適合層110および最内遮蔽層114)は蝋付けされ、または、さもなければアンテナ構造体100のエッジ118が密封される。アンテナ構造体100の最も外側の生体適合層110と、ともに蝋付けされた側面エッジ118は、アンテナ構造体100を密封するので、IMDsのための従来の遠距離テレメトリアンテナでは一般に必要とされていた、アンテナ導体106を取り囲んで密封するためのヘッダーを必要としないで、ハウジング14に直接接続することができる。図9に図示されるように、密封性を付与する、当業者に公知である、ろう付け、グラッシング、拡散接合または他の適切な接合技術を使用して、アンテナ構造体100をハウジング14と結合してもよい。従って、アンテナ構造体100は、アンテナ導体10が適切に放射するために要求される、全体の体積、および物理的な寸法を低減する。いくつかの実施形態では、寸法を小さくしたヘッダーブロック16が、外部リードを治療モジュール16に接続するために、さらに利用されてもよい。
1つまたは複数の実施形態では、アンテナ106は生体適合導電性材料から形成され、それは、これに限定されるわけではないが、次の材料の少なくとも1つ:白金、イリジウム、白金−イリジウム合金、アルミナ、銀、金、パラジウム、銀パラジウムまたはそれらの混合物、またはニオブ、モリブデンおよび/またはモリブデンマンガンまたは他の適切な材料などが、挙げられる。1つまたは複数の実施形態では、誘電層104、誘電層108および誘電層112は、セラミック材料、半導体材料、および/または薄膜誘電材料の少なくとも1つを含んでもよい。誘電層104が少なくとも1つのセラミック材料を含むいくつかの実施形態では、誘電層104、誘電層108および誘電層112は、所望の誘電率値を有する材料を取り込むことを可能にする、低温度共焼成セラミック(LTCC)材料、または高温度共焼成セラミック(HTCC)材料、またはPWB材料の少なくとも1つを含む。通常、LTCC材料の融点は、約850℃から1150℃の間であり、一方HTCC材料の融点は約1100℃から1700℃の間である。セラミック誘電層104、誘電層108および誘電層112、アンテナ106、電磁バンドギャップ層115、最も外側の生体適合層110および最内遮蔽層114、ビア116、電極120、並びに、電気的接続部124として機能する導電性経路は、焼結または共焼成できて、図4に図示されるように、埋め込まれたアンテナ導体106を含む、モノリシックアンテナ構造体102を形成する。IMDsに使用するためのモノリシック構造体を形成するために、セラミック材料の共焼成層を製造する方法は、例えば、両方の内容が全体として参照によって本明細書に援用される、米国特許第6,414,835号および米国特許第7,164,572号に記載されている(特許文献2,3)。
1つまたは複数の実施形態によれば、埋め込まれたアンテナ106を含むモノリシックアンテナ構造体102を形成するために、共焼成技術を使用することによって、組織の内部、および/または、直接的または間接的にさまざまな体液と接触する、埋め込みに適切な、低コストの、小型の、密封されたアンテナ構造体100を製造することができる。
1つまたは複数の実施形態では、さまざまなセラミック誘電層104、誘電層108および誘電層112、アンテナ106、電極120、電気的接続部124、電磁バンドギャップ層115、最も外側の生体適合層110および最内側遮蔽層114を含む材料(あるいはテープの断片)の、複数の異なる個別の別個の層またはシートは、金属ペーストおよび他の回路パターンで印刷され、互いに積み重ねられて、一緒に積層され、所定の温度および圧力条件をかけられ、次に高温度(単数または複数)で焼成され、その間に大多数のバインダー材料(単数または複数)(セラミック中に存在する)および溶媒(単数または複数)(金属ペースト中に存在する)が揮発および/または焼却される一方で、残余の材料は溶け、または焼結する。誘電層104、誘電層108および誘電層112の数は、所望のアンテナ特性に基づいて、可変的に選択されてもよい。いくつかの実施形態では、アンテナ106を形成するために、共焼成できる導体として使用することが適切な材料は、本願に記載された生体適合金属材料、または金属ペーストに対して適切な他の材料である。1つまたは複数の実施形態では、積み層ねられた積層物は、次に、LTCC材料に対しては温度約850℃から1150℃の間の温度、およびHTCC材料に対しては約1100℃から1700℃の間の温度で共焼成される。
1つまたは複数の実施形態では、誘電層104、誘電層108および誘電層112は、複数の平面セラミック層を含む。それぞれのセラミック層は、所望の層厚を有する無公害な状態の形状である。一般的に、平面セラミック層の形成は、セラミック微粒子、熱可塑性ポリマーおよび溶媒を混合して形成したセラミックスラリーから始まる。このスラリーは、所定の厚さのセラミックシートに広がり、そこから溶媒が揮発し、自己支持型の柔軟な無公害シートが残る。ドリリング、パンチング、レーザカッティングなどのいずれかの従来の技術を使用して、セラミック層104およびセラミック層112が形成される無公害シートを介して、ビア116または電気的接続部124を形成するために、特定の誘電層104および誘電層112に、導電性材料が充填された孔が形成される。共焼成できるセラミックとして使用するのに適切な材料には、アルミナ(AI)、窒化アルミニウム、酸化ベリリウム、シリカ(SiO)、ジルコニア(ZrO)、ガラス−セラミック材料、有機(ポリマー)バインダーに懸濁しているガラス、またはそれらの混合物が挙げられる。
本願に記載された多くのアルゴリズムまたは方法が、IMD10のメモリに記憶されたプログラムまたは処理手順を実行する、コントローラによって実装される。コントローラは、アルゴリズムを実行することができる、多種多様なハードウェアまたはソフトウェア構成のいずれをも含むことができる。コントローラの実施例のハードウェア実装には、特定用途用集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プログラム可能論理デバイス、特別に設計されたハードウェア部品、1つまたは複数のプロセッサ、または、それらのいずれかの組み合わせによる実装が挙げられる。ソフトウェアで実装される場合には、IMD10のメモリなどのコンピュータ可読媒体は、例えば、コントローラが実行できるプログラムコード等のコンピュータが読み取り可能な命令を記憶し、本願に記載された技術の1つ以上を実施する。例えば、メモリには、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダム・アクセス・メモリ(NVRAM)、電気的消却・プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、または同種のものが挙げられる。
特定の実施形態に対して現在考えられる観点から、システムおよび方法が記載されたが、本願は、開示された実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲の精神および概要に含まれる、さまざまな変更形態および類似配置を含むことが意図され、該概要にはすべての該変更および類似構造体を包含するように、幅広い解釈が認められるものとする。本発明は、次の特許請求の範囲のあらゆる実施形態を含む。

Claims (10)

  1. 埋め込み型医療装置(「IMD」)であって、
    少なくとも1つの誘電層及びアンテナから得られるアンテナ構造体と、
    前記少なくとも1つの誘電層の少なくとも一部分を横断する、バイアスを印加するために、前記少なくとも1つの誘電層に対して配列される複数の電極であって、前記IMDの電源に接続される前記電極と、
    テレメトリ信号を送受信するための前記アンテナと通信可能に結合されるコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、
    前記アンテナによって受信された信号の特定の特性に基づいて、前記アンテナの性能を測定し、
    前記複数の電極によって、前記少なくとも1つの誘電層の少なくとも一部分に対して、バイアスを印加して、前記アンテナの前記性能を変更するように構成される、埋め込み型医療装置。
  2. 請求項1記載の埋め込み型医療装置において、
    前記少なくとも1つの誘電層と前記アンテナとは、共焼成されたモノリシックアンテナ構造体の一部である、埋め込み型医療装置。
  3. 請求項1記載の埋め込み型医療装置において、
    前記少なくとも1つの誘電層は、セラミック材料を含む、埋め込み型医療装置。
  4. 請求項3記載の埋め込み型医療装置において、
    前記セラミック材料は、約850℃から約1150℃の間の融点を有する低温度共焼成セラミック(LTCC)材料と、高誘電率を有する共焼成可能なペーストを含む、埋め込み型医療装置。
  5. 請求項3記載の埋め込み型医療装置において、
    前記セラミック材料は、約1100℃から約1700℃の間の融点を有する高温度共焼成セラミック(HTCC)材料を含む、埋め込み型医療装置。
  6. 請求項1記載の埋め込み型医療装置において、
    前記アンテナ構造体は複数の誘電層から得られ、前記アンテナは前記複数の誘電層の中に埋め込まれ、
    さらに前記複数の電極と前記アンテナとは、同一の誘電層上に形成される、埋め込み型医療装置。
  7. 請求項1記載の埋め込み型医療装置において、
    前記アンテナ構造体は複数の誘電層から得られ、前記アンテナは前記複数の誘電層の中に埋め込まれ、
    さらに前記複数の電極と前記アンテナとは、異なる誘電層上に形成される、埋め込み型医療装置。
  8. 請求項1記載の埋め込み型医療装置において、
    前記コントローラは、さらに、前記アンテナにビームステアリング機能を付与するために、前記少なくとも1つの誘電層に、前記バイアスを印加するように構成され、前記アンテナに入り、および前記アンテナから出る通信信号を選択的に増幅させることができる、埋め込み型医療装置。
  9. 請求項1記載の埋め込み型医療装置において、
    前記コントローラは、さらに、前記アンテナにビームステアリング機能を付与するために、前記少なくとも1つの誘電層に、前記バイアスを印加するように構成され、前記アンテナに入り、および前記アンテナから出る通信信号を選択的に減衰させることができる、埋め込み型医療装置。
  10. 請求項1記載の埋め込み型医療装置において、
    前記コントローラは、さらに、前記IMDのために、前記アンテナによって受信される前記信号の利得を変更すること、または前記アンテナと、埋め込み位置の周りの伝搬環境との間のインピーダンス整合をとることの少なくとも1つを実施して、前記バイアスを印加するように構成される、埋め込み型医療装置。
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