JP2012513330A - ランチャー用の再利用可能モジュール - Google Patents

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Abstract

本発明は、再利用可能モジュール(14)と、打ち上げ中には再利用可能モジュール(16)に堅固に固定された消耗部分(16)とを備える、運行体を宇宙空間へと打ち上げるための推進モジュールに関し、再利用可能モジュール(14)は、運行体の打ち上げのための推進システム(8)を備え、再利用可能モジュール(14)と消耗部分(16)とは、推進モジュールが所定の高度に達したときに分離するよう意図されており、再利用可能モジュール(14)は、たとえば打ち上げ場所への帰還のための通常飛行の後に、制御された様式で着陸するよう構成されている。

Description

本発明は、クラフトを宇宙空間に送り出すことを意図された推進モジュールの一部を形成するよう意図された再利用可能モジュールに関し、ここでクラフトは、たとえば、通信衛星などのペイロードを宇宙空間に送り出すことを意図されたランチャーである。
アリアンVロケットは、主低温ステージ(EPC)と呼ばれる第1のステージおよび貯蔵可能推進ステージ(EPS)と呼ばれる第2のステージからなる中心本体を備えたランチャーの公知の例である。第1のステージは、極低温に冷却された液体酸素および水素を運搬し、そしてこれらの液体は低温エンジンに供給される。最終ステージは、打ち上げられるペイロード、たとえば衛星を支持する。このロケットはまた、中心本体の両側に、離陸のために使用される2基の固体ロケットブースターステージ(EAP)を備える。低温エンジンは、離陸前に始動させられ、そして第1および第2のステージの分離まで稼働する。
メタンベース推進手段あるいは固形燃料推進手段を利用するランチャーもまた存在する。
こうしたランチャー、特に、こうしたランチャーの第1ステージは、完全に消耗品であり、すなわちそれを再利用する試みはなされていない。
ランチャーの開発および製造には莫大なコストを要する。さらに、そうした開発は極めて長期に及ぶ。
それゆえ、その第1のステージが再利用可能である(すなわち第2のステージから分離された後、それが損傷を伴わずに地球に帰還できる)ランチャーを設計することが試みられた。そうしたランチャーは、特許文献1に開示されている。第1のステージを形成するランチャー本体の一部は、下側推進部分、燃料および燃焼タンクから形成された中間部分、そして地球へ第1のステージアセンブリを帰還させることを意図された上側部分からなる。このために、第1のステージは、地球への帰還を可能としかつそれが着陸することを可能とすることができる一組の手段を備える。第1のステージは、ランチャーが打ち上げられるとき、第1のステージに沿って折り畳まれかつ第1のステージの地球への帰還のために広がるように意図されたエアフォイルと、着陸ギアと、制御システムと、帰還飛行のための、そして着陸動作のための空気吸入エンジンとを備える。
このランチャーは、それが第1のステージ全体の完全な回収を可能とするという利点を有する。
だが、そうした構造は、いくつかの欠点を有する。まず、第2のステージからの分離の時に、中間部分のタンクは空である。したがって、それは非常に小さな質量の非常に大きな容積の典型である。第1のステージの平均密度は結果的に低く、これが、第1のステージの回収を極めて困難にする。さらに、特にタンクの領域において、ランチャーのケースに比例した大きな翼面の使用が必要となる(これは概して完全にフレキシブルである)。取り付け領域は、したがって補強する必要がある。この翼面の、そして補強材の付加は、推進させる必要がある追加的質量をもたらし、それゆえ、タンクのサイズの増大を、したがってランチャーのコストのかなりの増大を伴う。結果として、第1のステージ全体を回収することによって得られる利益は、この回収を可能とするためになされる改変で、部分的に損なわれる。さらに、このタイプのランチャーは、公知のランチャーとは著しく相違する。
米国特許第6,454,216号明細書
したがって、本発明の目的は、その製造および運行コストが現在のランチャーのコストに比べて低廉なものであるランチャーを提供することである。
上記目的は、少なくとも一つのステージを具備してなるランチャーによって達成されるが、ここで、当該ステージは二つの部分、ロケットエンジン、航空電子装置、推進ベイ、そしてタンク加圧システムならびに独立した空気吸入飛行用手段(エアフォイル、空気吸入エンジンおよびその燃料)を含む第1の部分と、タンクによって形成された第2の部分とに分割されており、両部分は打ち上げ後に分離させることができ、第1の部分は新しいランチャーにおいて再利用するために、損傷を伴わずに地球へのその帰還を可能とするための手段を含む。第1の部分は当該ステージの下側部分を形成する。
すなわち、目的は、高いコストがかかる要素を再利用することであり、このために、それを一般的な滑走路上に着陸ことを可能とするエアフォイルおよび航空機エンジンを備えた分離可能なモジュールが製造される。タンクを回収しないことで、その増大した密度によって、回収部分をさらに容易に回収できるようになる。
テールユニットの存在と関連付けられた回収部分の下側ポジションはまた、上昇段階の間、ランチャー自体に、より高い安定性を付与する。
有利なことに、ランチャーのテールユニットの一部は、地球への帰還のための翼面として使用されるよう設計され、これによって、ランチャーの質量を増大させることなく、翼の取り付けの問題が排除される。
本発明の対象事項は、それゆえ、主として、少なくとも一つのステージを具備してなる、クラフトを宇宙空間へと打ち上げることを意図された推進モジュール用の回収可能モジュールであり、ここで、当該回収可能モジュールは、打ち上げ時に、回収されない部分に固定され、回収可能モジュールは、クラフトの打ち上げのために意図された推進システムと、推進システムの指令および制御のためのシステムと、亜音速飛行推進エンジンと、亜音速飛行のためのエアフォイルと、着陸ギアと、制動パラシュートとを有し、回収可能モジュールは、ステージの下側ポジションに設置されることを意図されており、非回収部分は、推進システムに供給を行うための少なくとも一つのタンクを有し、回収可能モジュールおよび非回収部分は、推進モジュールが所定の高度に達した時点で分離させられるよう意図されており、かつ、回収可能モジュールは、たとえば打ち上げ場所への帰還のための惰性飛行の後に、制御された様式で着陸できるようになっている。
特に有利な様態では、エアフォイルは上記クラフトのテールユニットの少なくとも一部から形成される。テールユニットは少なくとも二つのフィンを備える。たとえば、それは三つのそうしたものを有し、そのうちの二つが、エアフォイルを形成するために変更可能な形状のものである。
二つの変更可能なフィンのそれぞれは、たとえば、モジュールのケースに対して固定された第1の部分と、この第1の部分上で可動であるように設けられた第2の部分とを備え、ここで、第1の部分に対する第2の部分の変位は、たとえば、少なくとも一つの電動モーターあるいは油圧モーターによって実現される。
回収可能モジュールはまた、有利なことには、この回収可能モジュールの軸線と共有された軸線を有する中央チャネルを備え、亜音速飛行推進エンジンは、キャニスターと呼ばれるユニット内に封入された制動パラシュートと共に、この中央チャネル内に設置され、かつ、このキャニスターは、亜音速飛行推進エンジンの後部において排気ダクト内に設置される。
空気吸入エンジンタイプの亜音速飛行推進エンジンの場合、その燃料は、テールユニットを形成するフィン内に配置されたタンク内に貯蔵することができる。
有利なことに、大気圏再突入の初期段階の間、超音速造波抵抗を増大させるために、そして回収可能モジュールの減速に寄与するために、回収可能モジュールはブラントノーズを有する。
超音速飛行段階の間、回収可能モジュールは、ベースの抵抗を変化させるための手段、たとえば拡張可能なコーンタイプの手段を備えることができる。
回収可能モジュールは、軌道面に対してモジュールの姿勢を変化させるための姿勢制御システムを備えることができ、ここで当該システムは、たとえば、ラダーユニットを形成するテールユニットのフィンの端部に設置される。
本発明の対象事項はまた、本発明に基づく回収可能モジュールを備えた少なくとも一つのステージと、推進システムに供給を行うための少なくとも一つのタンクを備える、回収されないことを意図された部分とを備えた、宇宙空間にクラフトを打ち上げることを意図された推進モジュールである。
本発明の対象事項はまた、本発明に基づく推進モジュールを備えたランチャータイプのクラフトであって、これは、少なくとも二つのステージ、推進モジュールによって形成されたステージおよびペイロードを支持するステージを備え、これら二つのステージは分離可能であって、かつ、ランチャーは微小ランチャータイプから超重量ランチャータイプまでの多岐にわたり得る。
さらに、推進モジュールは、ランチャーの下側ステージから、あるいは上側ステージの一つから形成できる。
本発明の対象事項はまた、本発明に基づく回収可能モジュールの回収のための方法であり、当該方法は、以下のステップ、
a)回収可能モジュールと非回収部分との分離、
b)回収可能モジュールの自由落下、
c)回収可能モジュールの速度が亜音速となった時点での制動パラシュートの展開、
d)亜音速飛行推進エンジンの始動およびエアフォイルの位置調整、
e)パラシュートの投下、
f)可能な再加速の後の、フレアの起動、
g)帰還惰性飛行、および
h)着陸
を具備してなる。
有利なことを言うと、ステップc)は、亜音速パラシュートの展開に適したマッハ速度で、たとえばマッハ0.85付近で実施される。
ステップa)の間、回収可能モジュールの、そして非回収部分の分離は、軌道面に対して概ね直交する方向に実施できる。
ステップd)は、有利なことには、エアフォイルの形状の変更を容易なものとするために、そして推進エンジンを始動させるのに必要な時間を得るために、400Paのオーダーの低い動圧にて実施される。
本発明は、以下の詳細な説明ならびに図面から、より良く理解されるであろう。
本発明に基づくツインステージランチャーの斜視図である。 二つの異なる角度から見た図1のランチャーの破断図である。 図2の長手方向断面図である。 図3のランチャーの背面図である。 本発明に基づく再利用可能モジュールの破断斜視図である。 図5のモジュールの側面図である。 図5のモジュールの背後から見た図である。 図5のモジュールの飛翔経路の概略図であり、第1および第2のステージの分離のポイントに対して進んだ、地面に対してメートルで測定した距離Dの関数としてメートルでのモジュールの高さZを示している。 図5のモジュールの飛翔経路の概略図であり、第1および第2のステージの分離のポイントに対して進んだ、地面に対してメートルで測定した距離Dの関数としてメートルでのモジュールの高さZを示している。 地球へのその帰還の間に採用される、さまざまな形態で図5のモジュールを示す図である。 地球へのその帰還の間に採用される、さまざまな形態で図5のモジュールを示す図である。 地球へのその帰還の間に採用される、さまざまな形態で図5のモジュールを示す図である。 地球へのその帰還の間に採用される、さまざまな形態で図5のモジュールを示す図である。 地球へのその帰還の間に採用される、さまざまな形態で図5のモジュールを示す図である。 地球へのその帰還の間に採用される、さまざまな形態で図5のモジュールを示す図である。 地球へのその帰還の間に採用される、さまざまな形態で図5のモジュールを示す図である。 地球へのその帰還の間に採用される、さまざまな形態で図5のモジュールを示す図である。 地球へのその帰還の間に採用される、さまざまな形態で図5のモジュールを示す図である。
以下、本発明を説明するためにツーステージタイプのランチャーについて詳しく言及するが、やがて分かるように、本発明が、このタイプのランチャーに限定されないことは明らかである。
図1ないし図4は、たとえば、軌道に通信衛星を配置するべく意図された、本発明に基づくランチャーを示している。
ランチャー2は、第1のステージ4と、第2のステージ6と、カウル9とを備える。
第1のステージ4は、ランチャーの推進のために意図された要素を備えるが、これについては以下で説明する。
第2のステージ6は、特に、ペイロード、たとえば軌道に設置される衛星を支持する。
第1のステージは、その下側端部に、ランチャーが離陸することを可能とする推進アセンブリ8を備える。図示する実施例では、この推進アセンブリは、四つの低温エンジンおよび全エンジンの制御リソースからなる。
ランチャーはまた、第1のステージの外周の下側部分の領域にテールユニット10を備える。このテールユニット10は、上昇段階の間、ランチャーの空力的安定性に貢献する。図示する実施例では、テールユニットは、第1のステージの周囲に均一に割り当てられた三つのフィンからなる。
第1のステージ4はまた、リフトオフ(離昇)時に、推進システム8に供給を行うために必要な物質のタンク12,13を備える。これは、低温エンジンの場合には、液体酸素タンク12および液体水素タンク13である。
本発明によれば、第1のステージ4は、ランチャーにおいて再利用されることを意図された第1の部分14、および、非回収部分と呼ばれる、失われることを意図された第2の部分16へと分けられる。第1の部分14はまたモジュールとも呼ばれる。
モジュール14は高コストの要素を備え、その再利用は非常に有益である。これは、特に、ランチャーの推進アセンブリ8、推進ベイ、加圧システム、航空電子装置ならびに電力発生手段からなる。
タンクあるいはタンク群を含む非回収部分16は、新たな飛行のために供給されるべき部品のコストを低減するために、いくつかの高コストの複雑な部品を含まないように製造される。この部品は消耗品であるので、その構造は、効率的かつ安全な様式で推進システムに供給を行うために厳格に必要とされる要素まで軽減される。
本発明によれば、モジュール14は高い密度を有する。というのは、それは、打ち上げ後にタンクによって形成される空の容積を含まないからである。
本発明によれば、モジュール14は、それが地球へのその帰還を保証するようなものである。図9Aないし9Iでは、地球への帰還の異なる段階にあるモジュールを認識できる。
図示する実施形態では、モジュール14は、第1のステージ4の下側端部の領域に組み込まれる。実際に、モジュール14は、実質的なフィン安定化表面を有するので、そしてそれは低いポジションに存在するので、それは空力中心を後方に移動させる効果を、したがってランチャーの大気圏上昇段階での静安定余裕を増大させる効果を発揮する。
この場合、酸素が充填されたタンク(これは離陸の際に最も重い要素である)を低い位置に置くことが可能である。これによる効果は、酸素タンクが低温エンジンの近くに位置するようになることであるが、静安定余裕はランチャーに高い安定性を付与するのに十分なままである。酸素タンク12を低温エンジンの近くに位置させることで、第1のステージの供給ラインの長さを低減することが可能となり、質量、容積、そしてそれゆえ第1のステージのコストの低減につながる。
以下で詳しく説明する本発明の特に有利な実施形態によれば、テールユニットの一部は地球への帰還のためのエアフォイルとして再利用される。これは、特に、モジュール14の、すなわちランチャーのテールユニットの領域における低いポジションによって可能となっている。実際、回収可能モジュールの重心はランチャーのテールユニットの領域に配置され、この結果、テールユニット、あるいはその少なくとも一部は、亜音速飛行段階の間、モジュールの空力的揚力作用を実現するために利用できる。
ここでモジュール14について詳しく、そして特にそれを地球へと帰還させるのに使用される手段について説明する。
図5ないし7において、フレアを開始する準備が完了した形態にある回収可能なモジュールを認識することができ、そして、ここで、テールユニット10は、空力的揚力を生み出すために、この形態を有する。
モジュール14は、第1のステージ4のケースの一部を形成するケース18と、このケース18に対して取り付けられた互いに120°の間隔で配置されたテールユニット10の三つのフィン19a,19bおよび19cとを備える。
モジュール14は、初期の大気圏再突入段階の間、増大する超音速造波抵抗によって制動を促進するブラント形状のノーズ21を備える。この形状は、亜音速抵抗を著しく損なうことなく、最大長手方向荷重係数(減速度)および大気圏への再突入時の最大動圧を低減する。
モジュール14はまた、ランチャーの推進システム、エンジン20、たとえば帰還惰性飛行の間にモジュールを推進することを意図された、空気吸入タイプの航空機用エンジン、エンジン20に供給を行うための、(図9Aから分かるように)たとえばテールユニットのフィン内に配置された、ケロシンタイプの、燃料のタンク20.1を備える。
モジュール14はまた、キャニスター23内に封入された制動パラシュート22を備える。
図示する実施例では、そして有利なことには、モジュール14は、筒状ハウジング24を、すなわちこのモジュールの長手方向軸線Xに沿って設置され、かつ、モジュールのノーズ21内に、そしてモジュールのベース内に現れる排気ダクトを備える。この中央ハウジングは、上流側モジュール20、およびパラシュート22を備えた下流側キャニスター23を収容する。排気ダクト24は、本体の外部で設計できる。すなわちそれは、たとえば、本体の周囲に対称的に割り当てられた複数のチャネルから形成されるであろう。
ノーズ21内に現れる筒状ハウジング24の端部は、タブ25によって閉塞される。このタブは、エンジン20が空気の供給を受けることができるように可動式である。
モジュール14がランチャーの第1のステージの下側部分を形成するとき、モジュールのパイプ26は、モジュール14の低温エンジン8に対して非回収部分16のタンクを接続するために、非回収部分のパイプ(図示せず)に接続される。モジュール14が非回収部分から分離するとき、これらのパイプ26は、それらが非回収部分のパイプと接続される領域のバルブ28によって閉塞される。
モジュール14はまた着陸装置30を備える。モジュールは非常に短いので、大きな高さの着陸装置を有する必要はない。それゆえ固定式の着陸装置(これはランチャーの表面から常時突出している)が有利なことに使用可能である。したがって、これは、非常にシンプルでかつ非常に頑丈な構造のものであってもよい。格納可能な着陸装置を備えたモジュールが本発明の範囲を超えないことは明らかである。
着陸装置30は三つのホイール32a,32b,32cからなる。ホイール32aは、モジュールのケースに対して取り付けられ、そしてホイール32bおよび32cは、フィン19bおよび19cに対して取り付けられる。
モジュール14は、当該モジュールの姿勢を変更するよう意図された姿勢制御システム(図示せず)を備える。有利なことには、この姿勢制御システムは、垂直スタビライザーを形成しているフィン19aの端部に配置され、そして、このフィンはエアフォイルの一部を形成することを意図されていない。このポジションは、大きな、てこ比を得ることを、したがってモジュールの姿勢制御を容易にすることを可能とする。こうした姿勢制御システムを、別のフィンに、あるいはモジュールの本体に設置できることは明らかである。こうした姿勢制御システムの構造は、当業者には公知である。
本発明の特に有利な実施形態によれば、テールユニット10の三つのフィンのうちの二つ19b,19cは、低速フレア、惰性帰還および着陸段階の間、モジュールの地球への帰還を可能とするよう意図されたエアフォイルを形成できるように構成される。これを実現するために、その形状は変更可能であるように設計され、かつ、モジュールを支持するために亜音速飛行中の揚力形状へとランチャーの打ち上げのための概ね平坦な形状から変化することができる。フィン19b,19cは、それらを、ランチャー安定化フィンからモジュール14のエアフォイルへと変形させることを可能とする、二つの連結部分19b1,19b2および19c1,19c2から形成される。
第1の部分19b1,19cは、第1のステージのケースに対して直に取り付けられた第1の近位端部と、第1の端部によって連結された第2の端部(これに対しては二つの部分19b2,19c2が組み付けられる)とを備える。フィンの形態の変化、さらに詳しくは、第1の部分19b1,19c1に対する二つの部分19b2,19c2の向きの変更は、シンプルな、低出力の電動あるいは油圧モーターによって実現できる。実際、以下で明らかとなるように、フィンの変化の段階は低い動圧にて実施される。したがって、それらは非回収部分の変位の間、ストレスを受けず、そして、それゆえ、そうした変位のために必要な出力が大きなものであることは要求されない。
モジュール14は、フランジなどの公知のタイプの手段によって非回収部分16に固定される。
モジュール14は、高い内在的受動安定性を有し、すなわち、極超音速飛行とマッハ0.8との間で、モジュール14は、自動的に、落下の方向に関してそのノーズが前方を向くように姿勢が調整される。したがって、モジュールと非回収部分とが非従来様式で分離した場合、モジュールは、この再姿勢調整を実現するための特別な手段を要さずに、自動的にかつ自然に、その安定ポジションを取り戻す。
以下、図8Aおよび8Bならびに図9Aないし9Iを用いて、本発明に基づくモジュールの飛行のさまざまな段階について説明する。
その初期の形態では、ランチャーは第1のステージ4からなり、かつ、第2のステージ6はペイロードおよびノーズコーンを含む。第1のステージ4はモジュール14および満杯のタンクからなる。テールユニットのフィン19bおよび19cは平坦であり、すなわち、第1のもの19b1,19c1および第2のもの19b2,19c2は、概して、それぞれ同じ平面内に存在する。
モジュール14を備えたランチャーは、低温エンジンによって推進させられて、垂直に離陸するが、このエンジンは、非回収部分に含まれるタンクによって供給を受ける。
およそ50kmの高度において、第1のステージ4は第2のステージ6から切り離されるが、速度は約マッハ5である。このポイント以降は、モジュール14は、図8Aに大まかに示す軌道のステップIIに対応して、タンクに対してのみ取り付けられる。
第2のステージからの分離の後、第1のステージ4は、それが地球の大気圏を離れるまで、軌道を外れた弾道経路を進み続ける(段階III)。
このポイントにおいて、モジュール14は非回収部分16から分離させられるが、動圧は、この時、20Paのオーダーの極めて低いものである(段階IV)。
モジュールと非回収部分との分離は、有利なことには、モジュール14と非回収部分16との間の十分な区別を実現するために、経路平面P(これは図8Aの紙面によって形成される)と直交する方向に行える。それを行うために、分離前に、第1のステージは、フィン19aの端部に組み込まれた姿勢制御システムを用いて、その長手方向軸線が経路の面Pと概ね直交するように整列させられる。第1のステージ6が正確に整列させられたとき、公知の手段によって、たとえば、第1および第2のステージの分離のために使用されるものと類似の手段によって、モジュール14と非回収部分16との分離が引き起こされる(図9A)。モジュール14は、非回収部分16のそれよりも非常に大きな密度を有するので、それは、より速く、そしてより遠くへ落下する。さらに、先に述べたとおり、その内在的安定性によって、モジュールは、図9Cから分かるように、そのノーズが下方を向くように、自動的に整列させられる。
この後、モジュール14は弾道経路に従って落下する。ポイントVにおいて、モジュール14は、それがマッハ0.85付近の亜音速に達するまで、迎え角ゼロでかつ横滑り角ゼロで弾道大気圏再突入を行う。この速度に対応する高度は約10kmであり、経路のポイント6に対応する。この速度は依然として第1のステージのカルミネーション(culmination)の異なる条件およびモジュール14の弾道係数の異なる値のために概ね10kmの高度に対応することを示すことができる。
ポイント(VI)において(図8B)、したがって、約10kmの高度において、制動パラシュートが、たとえば炸薬によって展開される(図9D)。キャニスター23は中央ハウジングから放出され、制動パラシュート22は展開させられる。モジュールの速度は低下し、そしてモジュールは安定化する。モジュールは、続いて、垂直経路をたどり、そしてモジュールの速度は50m/s未満である。
上記ケースは、ケーブルによって、モジュールに対して取り付けられる。
モジュール14は、制動パラシュートによってその降下状態を継続する(段階VII)。本発明によれば、この段階の間に、エンジン20を始動させるための、そして亜音速飛行翼と類似の様式でそれらを位置決めすることによってエアフォイルを形成するためにフィン19b,19cの形態の変化のための両方の許可が与えられる。制動段階が始まる高い高度(約10km)の結果として、この段階は十分に長く、たとえばそれは約120秒継続する。したがって、モジュールは、両操作を行うのに十分な時間を有する。
図9Eにおいては、テールユニットのフィンの形態の変化を認識できる。
制動パラシュートが展開された際のフィン19bおよび19cの形態の変化は、それはフィンの空力表面を曲げ応力にさらさないという利点を有する。実際、パラシュート22による制動の結果として、フィンの両部分19b2,19c2の動作は、400Paのオーダーの、極めて低い動圧にて生じる。さらに、先に述べたとおり、形態の変化は、シンプルな低出力電動モーターによって実現できる。
エンジン20として標準的な航空機エンジンを用いることで、始動時間は約2分となるが、これは、パラシュート制動段階の継続時間と一致することに留意されたい。
上記モジュールが全翼機(flying wing)の形状を有し、かつ、エンジン20が作動させられた場合、制動パラシュート22は、そのキャニスター23と共に投下され(図9F)、高度は約6500m(ポイントVIII)である。モジュールは、その後、速度を回復する。
それが約100m/sの速度に達したとき、モジュールはポイントIXとポイントXとの間で低速フレアを行う(図9G)。これは約12秒間継続し、そして水平飛行段階で終了する。
ポイントXからが帰還惰性飛行段階であり、それは、マッハ0.3のオーダーの亜音速にて、そして5000mのオーダーの高度にて始まる。
この惰性飛行段階は、一般的な着陸滑走路上への着陸によって終了するが、これは、有利なことには、ランチャーの打ち上げパッドから遠く離れてはいない(図9I)。
モジュールの飛行は、完全に独立したものであっても、あるいは遠隔操縦されてもよい。
本発明に基づくモジュール14は、ランチャーの値の80%超を、そして第1のステージの慣性質量の概ね60%を占める。ランチャーの全体コストに対する本モジュールによって示されるパーセンテージは、推進システムのエンジンの数に依存することは明らかである。したがってモジュール14を再利用することで、新しいランチャーの製造コストを、かなりの程度低減できる。
さらに、モジュール14の開発コストは、完全に再利用可能な第1のステージの開発のコストに比べて著しく、概ね35%だけ、低減される。
モジュール14が帰還してから、ランチャーのエンジンが10回(概ね2000秒の総耐用期間に対応する)再利用されると仮定すると、本発明に基づく第1のステージの平均反復コストは(100回の飛行のモジュールの総耐用期間を考慮すれば)、同等の使い捨てステージのコストの25%と評価される。
再利用の回数を最大化するために、極めて丈夫な推進エンジンを製造する試みがなされるのが有利である。
したがって、本発明によって製造および運用コストのかなりの低減が可能になることは明らかである。
本発明によれば、揚力空力作用は、フレアのための亜音速段階および惰性飛行ならびに着陸段階の間にのみ生じる。本発明は、それゆえ、全翼機の分野において公知でかつ試験済の技術を利用できるという利点を有する。コストおよび開発時間はそれゆえ低減される。
有利なことには、約30°の矢形フィンを選択できる。このタイプの矢を選択することによって、飛行は、極超音速、超音速および遷音速モードでは迎え角ゼロおよび横滑り角ゼロで、そして亜音速モードでは揚力飛行のための小さな迎え角で安定するように、亜音速および極超音速空力的中心のポジションが実現される。
本発明によって、モジュール14は高いスペース密度を有する。なぜなら、それは空のタンクを持たないからであり、これは、その地球への帰還の際のそのハンドリングおよびその回収シナリオを容易なものとする。
ノーズのブラント形状によって造波抵抗を最大化することが可能となる。厚い断面を備えたテールユニットフィン(これは亜音速飛行に適したものである)はまた、超音速飛行造波抵抗を増大させるのを助けることに留意されたい。
上記のフィンの形状は決して限定でないことは明らかであり、そして、たとえば、二つ以上の部分からフィン19b,19cを製造することも考えられる。弾道再突入および帰還惰性飛行の要求を満たすために、フィン19a,19cおよび/または19cの端部に、ウィングレット、周縁垂直フィンを付加することも考えられる。こうしたウィングレットは折り畳み式であっても、非折り畳み式であってもよい。
モジュールの長手方向軸線を共有するダクト内へエンジン20を設置したことで、高温空気がベースに供給されるが、その効果はベース抵抗を、したがって全体抵抗を低減することである。
モジュールの全体抵抗は、帰還亜音速惰性飛行の間、モジュールのベース抵抗を最適化することによって、依然としてさらに最適化することが可能であるが、この抵抗が亜音速全体抵抗に対する重要な貢献をもたらすことに留意されたい。これを実現するために、変更可能な形状の後部コーン、たとえばパラシュート制動段階22の間、拡張させられるものが付加されてもよい。
パラシュートおよび亜音速上昇段階は、モジュールの性能特性を調整するために多くの自由度を有する。制動パラシュートのサイズは変更可能であり、フレアの初期速度は変更可能であり、横向き荷重ファクターはフレアの間、変更可能であり、そして着陸滑走路の範囲でのモジュールの帰還惰性飛行高度もまた変更可能である。
本発明に基づく再利用可能モジュール14は、微小ランチャーから超重量ランチャータイプまで、全てのサイズのランチャーのために利用可能である。このモジュールは、さまざまな推進モジュール、さまざまな運行体サイズおよびさまざまなミッションタイプに容易に適応できる。
本発明に基づくモジュールを、ツーステージランチャーの場合に関して説明してきたが、それはまた、飛行試験用のデモンストレータあるいは飛行試験ベンチを形成するために単一のステージを備えた運行体に、または、モジュールが下側ステージ内にあるいは上側ステージの一方内に配置されている少なくとも二つのステージを備えたランチャーにも適用可能である。
2 ランチャー
4 第1のステージ
6 第2のステージ
8 推進システム
9 カウル
10 テールユニット
12,13 タンク
14 第1の部分(モジュール)
16 第2の部分(非回収部分)
18 ケース
19a,19b,19c フィン
20 エンジン
21 ノーズ
22 制動パラシュート
23 キャニスター
24 排気ダクト
25 タブ
26 パイプ
28 バルブ
30 着陸装置
32a,32b,32c ホイール

Claims (15)

  1. 少なくとも一つのステージを具備してなる、クラフトを宇宙空間へと打ち上げることを意図された推進モジュール用の回収可能モジュールであって、前記回収可能モジュールは、打ち上げ時に、回収されない部分(16)に固定され、前記回収可能モジュール(14)は、前記クラフトの打ち上げのために意図された推進システム(8)と、前記推進システムの指令および制御のためのシステムと、亜音速飛行推進エンジン(20)と、亜音速飛行のためのエアフォイルと、着陸ギア(30)と、制動パラシュート(22)と、を有し、前記回収可能モジュール(14)は、前記ステージの下側ポジションに設置されることを意図されており、前記非回収部分(16)は、前記推進システム(8)に供給を行うための少なくとも一つのタンク(12,13)を有し、前記回収可能モジュール(14)および前記非回収部分(16)は、前記推進モジュールが所定の高度に達した時点で分離させられるように意図されており、かつ、前記回収可能モジュール(14)は、たとえば打ち上げ場所への帰還のための惰性飛行の後に、制御された様式で着陸できるようになっていることを特徴とする回収可能モジュール。
  2. 前記エアフォイルは、前記クラフトの前記テールユニット(10)の少なくとも一部から形成されることを特徴とする請求項1に記載の回収可能モジュール。
  3. 前記テールユニット(10)は、少なくとも二つのフィン(19a,19b,19c)を備えることを特徴とする請求項2に記載の回収可能モジュール。
  4. 少なくとも三つのフィン(19a,19b,19c)を具備してなり、その少なくとも二つ(19b,19c)は、エアフォイルを形成するために変更可能な形状を有することを特徴とする請求項3に記載の回収可能モジュール。
  5. 前記二つの変更可能なフィン(19b,19c)のそれぞれは、前記モジュールの前記ケースに対して取り付けられた第1の部分(19b1,19c1)と、前記第1の部分(19b1,19c1)上で動作可能であるように設けられた第2の部分(19b2,19c2)と、を有し、かつ、前記第1の部分(19b1,19c1)に対する前記第2の部分(19b2,19c2)の移動は、たとえば、少なくとも一つの電動あるいは油圧モーターによって得られるようになっていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の回収可能モジュール。
  6. 前記回収可能モジュールの前記軸線と共有された軸線を有する中央チャネル(24)を具備してなり、前記亜音速飛行推進エンジン(20)は、キャニスター(25)内に封入された制動パラシュートと共に、前記中央チャネル(24)内に設けられており、かつ、前記キャニスター(25)は、前記亜音速飛行推進エンジン(20)の前記エンジンの後方において前記排気ダクト内に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の回収可能モジュール。
  7. 前記亜音速飛行推進エンジン(20)は、前記テールユニットの前記フィン内に設けられたタンクによって燃料が供給される空気吸入エンジンであることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の回収可能モジュール。
  8. 前記回収可能モジュールはブラントノーズを有することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の回収可能モジュール。
  9. 宇宙空間にクラフトを打ち上げることを意図された推進モジュールであって、請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の回収可能モジュールを具備してなる少なくとも一つのステージと、前記推進システム(8)に供給を行うための少なくとも一つのタンク(12,13)を具備してなる回収されないことを意図された部分と、を具備してなることを特徴とする推進モジュール。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の推進モジュールを備えたランチャータイプのクラフトであって、少なくとも二つのステージ、前記推進モジュールによって形成された一つのステージおよびペイロードを支持するステージ、を具備してなり、前記二つのステージは分離可能であることを特徴とするクラフト。
  11. 前記ランチャーは、微小ランチャーから超重量ランチャータイプまでの多岐にわたり得ることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載のランチャー。
  12. 前記推進モジュールは、前記ランチャーの下部ステージを、あるいは前記上部ステージの一つを形成することを特徴とする請求項11に記載のランチャー。
  13. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の回収可能モジュールの回収方法であって、
    a)回収可能モジュールと非回収部分とを分離させるステップと、
    b)前記回収可能モジュールを自由落下させるステップと、
    c)前記回収可能モジュールの速度が亜音速になったとき、前記制動パラシュートを展開させるステップと、
    d)前記亜音速飛行推進エンジンを始動させ、かつ、前記パラシュート段階の間、前記エアフォイルを位置調整するステップと、
    e)前記パラシュートを投下するステップと、
    f)可能な再加速の後、フレアを始動させるステップと、
    g)帰還惰性飛行するステップと、
    h)着陸ステップと、
    を具備することを特徴とする回収方法。
  14. ステップa)の間、回収可能モジュールの、および非回収部分の分離は、飛翔経路面と概ね直交する方向に生じることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. ステップd)は、前記エアフォイルの形状の変更を容易なものとするために、かつ、前記推進エンジンを始動させるために必要な時間を得るために、400Paのオーダーの低い動圧にて実施されることを特徴とする請求項13または請求項14に記載の方法。
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