JP2012513019A - 壁の表面の層を除去する方法及び除去装置 - Google Patents

壁の表面の層を除去する方法及び除去装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、壁(P)の表面の層(2)を払い除くことにより、層(2)を除去する方法に関する。光学的なデフレクタ(5)によって複数のパルスレーザー光線(7)を直接的に制御するステップ(Ecom)と、複数のレーザー光線(7)によって生成される複数の衝突領域(ILC)で、層(2)を除去するステップ(Eab)と、を含む。各衝突領域(ILC)は、中心(C)と、特性寸法(d、d、d)とによって規定されている。衝突領域(ILC)が互いに離れていて、各々の衝突領域(ILC)の中心(C)間の距離(D)が、衝突領域(ILC)の最も大きな特性寸法(d、d、d)の少なくとも10倍に設定されている。本発明はまた、対応する装置に関する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、例えば原子力施設等における塗装された壁の表面の層をレーザーで除去する方法、及びその方法を実行するための装置に関する。
老朽化したり耐久年数に至った原子力施設の除染や浄化は、原子力産業にとって重要である。
ゴミや汚染物の発生を避け、浄化による排出物を最小限にしながらこれら施設の汚染された部位を浄化することが求められている。原子力施設の壁の大部分については、単純な塗料の除去が効果的である。
現在用いられている主な技術としては、グラインダーやニブラーの機器や研磨、化学ジェルによる剥離がある。
これら技術の主たる利点は技術的行為の単純さにある。しかしながら、これらには、照射された環境下に人が介入し、屋内で多量のダストが放出され、多量のゴミが発生することによりコストが高くつく問題がある。
原子力施設の除染の他の解決策に、レーザー除去の利用がある。
レーザー除去では、パルスレーザーから出力される焦点の合ったコヒーレントな光と汚染材料との相互作用によって汚染材料の層が除去される。
層の表面での急激な加熱によって、蒸発が発生し、材料の表の層群が除去される。このレーザー除去技術は原子力以外の分野にも適用可能である。
一般的なレーザー除去装置は、パルスレーザー光線を生成するレーザー源や、レーザー源の下流側に位置する剥離ヘッドにその光線を移送させる手段を備え、そこには除去層上の的に焦点を合わせる光学的なシステムが設けられている。
現在この技術分野では、除去効率を改良するために、同じ部位に効率よく作用するレーザーパルスの数を増加させるだけでなく、これらレーザーパルスによる除去方法に用いられるレーザーの照射出力を増加させる傾向にある。これらの出力は、一般に数100Wのオーダーである。これは、大きな容積や実施コストに加え、制約(換言すれば、電気や圧縮空気の供給の必要性など)や面倒な作業の強制を生じる。
それ以外にも、レーザーによって供給される焦点の合った光線の直径の問題がある。その直径は、数mmのオーダーであり、必要な表面出力を得るために、扱われる素材の特性に対して大き過ぎてもいけないし小さ過ぎてもいけない。これらに大きな直径を与えると、高度な照射頻度やそれを達成し得る光線の移動速度、過度な照射負担は避けられない。また、過度な照射には、除去した素材が再度堆積する問題がある。その問題性を軽減するため、除去表面を払い取っている間に、作業者は何度か移動させる必要がある。従って、除去作業の効率化には難がある。
これらの課題を解消するために、特許文献1には、払い取ることによって壁の表層を除去する方法が記載されており、その方法には、光学的デフレクタにより、複数のパルスレーザー光線を直接的に制御するステップが含まれている。
仏国特許明細書(FR2887161)
図1a及び1bは、この公報の方法を示している。その方法では、各々の光線が層上に衝突する領域は、2つ(図1aの領域6a及び6bを参照)か、あるいは、6a、6bの行に沿い、好ましくは6c、6d(図1b参照)の列に沿って重なるように4つ、のいずれかで近接並置されている。4つの衝突領域の配置(図1b参照)は、2つの衝突領域(図1a参照)の配置と比べて、明らかに除去速度を2倍にできる。
従って、いくつかの小さなレーザーの多重化により、その方法では、使用されるレーザー数に対し、ある程度は効率が増加している。
それにもかかわらず、そのような配置には問題がある。
まず、図1aや1bのように、衝突領域を近接並置できるようにするには、除去装置に複雑で高コストな光学的仕組みを構築する必要がある。現に、表示したような場合では、衝突領域の配置は高精度を要する。
更に、そのような除去装置は、作業現場で使用されるように設けられており、上述した光学的仕組みは外部からの振動に対して極めて敏感である。
加えて、その装置では、他の衝突時における材料の再堆積を避けるために、レーザーパルスの極めて高精度な同期性(ナノ秒のオーダー)が求められる。
第1の観点によれば、本発明は、壁の表面の層を払い除くことにより、層を除去する方法に関する。この方法は、光学的なデフレクタによって複数のパルスレーザー光線を直接的に制御するステップと、複数のレーザー光線によって生成される複数の衝突領域で、層を除去するステップとを含む。各衝突領域は、中心と、特性寸法とによって規定されている。
本発明では、衝突領域が互いに離れていて、各々の衝突領域の中心間の距離が、衝突領域の最も大きな特性寸法の少なくとも10倍に設定されていることを特徴としている。
このように衝突領域を互いに離すことにより、除去物質の再堆積が回避できると同時に、光学的仕組みの設計や配置、同期性の困難さを解消できる。具体的には、衝突領域の間の距離により、各々の衝突領域では、除去物質の塵埃が衝突領域のいずれかの側に放出されるが、他のレーザー光線の影響を受けずに済む。
第2の観点では、本発明は、第1の観点の本発明による方法を実行するための除去装置に関する。本発明の除去装置は、パルスレーザー光線を生成する複数のレーザー源と、レーザー源の下流側に配置され、壁の表面の層に光線を偏向する光学的なデフレクタと、生成された光線をデフレクタの光取入口に誘導する誘導装置とを備える。光取入口は、各レーザー光線の大きさに対応している。
本発明の装置は、光学的仕組みでの調整や照射の同期性が不要になるため、従来の装置に比べて簡素化される。更に、本発明の装置は、調整での制約から開放されているので、外部振動に対しそれほど不安定でもない。
本発明によれば、光学的仕組みや同期性における設計の困難さが改良でき、低出力のレーザー光線が使用できる。本発明の装置によれば、振動等の外乱に対する影響を抑制することができる。
公報に記載された方法を表した図である。 公報に記載された方法を表した図である。 本発明に係る装置の側面を概略的に示した図である。 本発明に係る方法の工程における照射されたレーザー光線の異なった衝突領域を表した図である。 本発明に係る方法の工程における照射されたレーザー光線の異なった衝突領域を表した図である。 本発明に係る方法の工程における照射されたレーザー光線の異なった衝突領域を表した図である。 本発明に係る方法の各ステップを示す図である。 除去する表面に衝突している2つのレーザー光線を示す側面図である。 本発明に係る方法において、制御された2つの光線の間での払い除き照射を示す図である。 本発明に係る方法において、制御された4つの光線の間での払い除き照射を示す図である。 本発明に係る装置の光学的デフレクタへ光線を誘導する装置の形態を示す図である。 本発明に係る装置の光学的デフレクタへ光線を誘導する装置の形態を示す図である。 本発明に係る装置の光学的デフレクタへ光線を誘導する装置の形態を示す図である。 本発明に係る装置の光学的デフレクタへ光線を誘導する装置の形態を示す図である。
本発明の特徴や効果は、添付の図を参照して読まれる次の説明によって更に明確なものとなる。ただし、これは単なる例示であって限定するものではない。
図2は、例えば原子力施設のような、除染すべき壁Pから塗料の層2を除去するための除去装置を示している。被覆層2は、現場(換言すれば、塗料によって固定されたエアロゾルによる汚染を伴うような現場)の領域1での表面に相当している。
本発明は、当然に原子力の分野以外の分野にも適用される。
除去装置1は、フレーム3を備え、これに次の各部材が組み付けられている。
・複数のレーザー源4(図1の例示では1つだけが表示されている):出力手段(図示せず)に接続されている。
・光学的なデフレクタ5:レーザー源4の下流側に配置されている。レーザー光線7を受け入れて、それらが払い除き動作を行うように偏向させる。デフレクタ5は、その出力部に偏向ヘッド5aを有し、偏向ヘッド5aは、除去する層2の表面にレーザー光線7の焦点を合わせるフォーカスレンズ6を有している。
・制限ユニット8:デフレクタ5及び好ましくは偏向ヘッド5aと、除去する層2の表面との間の空間に用いられる。除去残留物を吸引、濾過する手段9を有している。
レーザー源4は、YLPタイプである(イッテルビウムファイバーレーザ)。各レーザー源は、赤外、好ましくは近赤外領域において、パルスレーザー光線7を放射する。レーザー光線は、例えば9mmなど、2〜15mmの範囲の直径を有している。この直径は、空間を移動するその全長に関わらず一定であると考えられているが、各々の光線の直径は、装置内、特にフォーカスレンズ6を移動している間に小さくなる。
図3の各々に示すように、各衝突領域は、中心Cと、特性寸法d1、d2、d3とによって規定されている。
図3a、図3b、図3cは、それぞれ、これらに限定されず、可能性がある3つの衝突領域の形状を表している。円形の特性寸法である直径d1や、楕円形の特徴寸法である、楕円の2つの焦点f1とf2の間の距離d2、四角形の特性寸法である対角d3である。
各々の特性寸法は、100μmのオーダーである。
制限ユニット8は、スロート10を備える。スロート10は、その小さい基部がフレーム3における光学的デフレクタ5の周囲に組み付けられるように、実質的に裁頭形状とされている。スロート10は、除去する層2に用いられる外部カメラ11を有するのが好ましい。外部カメラ11は、除去装置を制御、命令するために、層2の状態を可視化する。
スロート10は、作業者が保護されるように、ガスやエアロゾルの動的な制限を確保するために備えられている。スロート10は、空気取入口(図示せず)に通じており、吸引手段9に設けられたフィルタ12でガスやエアロゾルを正常に戻すために、これらガス等の整流を生じさせる。その流速は180m3/hである。
フィルタ12は、除去残留物の特徴に合わせて、除去残留物で閉塞しないように特別に設計されている。フィルタ12の選択は、除去で生じる微粒子の量やサイズ等、その性状に依存する。
除去装置1は、次のような方法で作動する。除去装置1は、塗料の層2に対し、制限ユニット8を位置決めする装置(図示せず)を介して、500mmの距離D離れて設置される。
そうして、壁Pの層2を除去する方法が実行される。図4に、その方法のステップを示す。
除去方法は、複数のレーザー源によって複数のレーザー光線を生成するステップEgenや、生成した光線を光線誘導装置Dによってデフレクタ5の光取入口5bに誘導するステップEguiを含む。
誘導装置Dにより、除去装置1のデフレクタ5の光取入口5bに少なくとも2つの光線を単純な方法で誘導することができる。
除去方法は、デフレクタ5により、直接的に複数のパルスレーザー光線7を制御するステップEcom、複数のレーザー光線によって生成される衝突領域ILCで層2を除去するステップEabを含む。各衝突領域ILCは、中心Cと、特性寸法d1、d2、d3とによって規定されている(図3a、3b、3c参照)。
詳細には、衝突領域ILCは互いに離れている。各々の衝突領域ILCにおける中心C間の距離Dは、衝突領域ILCの最も大きな特性寸法d1、d2、d3の少なくとも10倍に設定されている。
距離Dは、衝突領域ILCの最も大きな特性寸法d1、d2、d3の少なくとも50倍に設定するのが好ましく、衝突領域ILCの最も大きな特性寸法d1、d2、d3の50倍〜100倍の間で設定するのがより好ましい。
図5に、2つのレーザー光線7と衝突領域ILCの側面図を示す。
衝突領域は互いに離れているため、除去素材の塵埃の再堆積を防ぐことができる。衝突領域間の離された距離により、塵埃が他の光線7の影響を受けることがないからである。加えて、光線の同期性は必要ない。具体的には、各々の衝突領域では、除去された素材の塵埃40は衝突領域のいずれかの側方へ放出されるが、本発明によれば、塵埃が除去方法を損なわない。衝突領域間の距離が有効に作用する。それゆえ、パルスレーザー光線を同期させる必要がない。
従来技術における(極めて高精度なために)衝突領域の配置の複雑で高コストな光学的な仕組みの設計もまた不要である。本発明によれば、衝突領域間の距離が有効に作用するので、相互の関係における衝突領域の正確な配置の制約が存在しない。
しかしながら、除去表面の払い除き処理が行われる領域を制御するためには、層上のその領域ILCは、0.2〜4cm2の間の表面MLCに限定される。
図6、図7は、Fで示す列方向への変位による、除去層の払い除き処理を表している。変位は、その後、Fで示す行方向への変位によって完了する。
図6は、2つのパルスレーザー光線が制御されている場合の払い除き処理を表している。払い除く2つの衝突領域ILC、JLCの各々が、除去層の上に形成されている。これらの指標Lは行に対応しており、指標Cは列に対応している。F方向に沿った払い除き処理は、F方向に光線の設定がシフトした後に実行可能になる。
同様に、図7は、4つのパルスレーザー光線が制御されている場合の払い除き処理を表している。各々の払い除き部位には、4つの光線により、行に対応した指標Lと列に対応した指標Cを伴った4つの衝突領域ILC、JLC、KLC、LLCが形成されている。
誘導装置Dは、いくつかの手段によって光線を光取入口の入口に誘導することができる。光取入口は各レーザー光線の大きさに対応している。
図8a〜図8dに、誘導装置におけるこれらの可能な異なった手段を示す。手段は固定された大きさの制約に基づいて選択されることに留意すべきである。
図8aでは、誘導装置Dは、バヨネット形態において組み付けられた2つの反射ミラーM1、M2を備えている。同図に示すように、各レーザー源4から出たレーザー光線は、第1のミラーM1で反射され、第1のミラーM1で反射された光線は第2のミラーM2で反射されて光取入口5bを通じてデフレクタ5に入り込む。
図8b、図8cでは、複数のレーザー源4は、中央の偏向プリズム20の周囲に星形状に配置されている。偏向プリズム20は、レーザー源4の個数と同数の面を有している。
その装置は、各レーザー源4と中央の偏向プリズム20との間の第1の光学軸BB’と、中央の偏向プリズム20とデフレクタ5の光取入口5bとの間の第2の光学軸AA’とを有している。第1の光学軸BB’と第2の光学軸AA’とは、互いに直交している。
図8dでは、複数のレーザー源4は、中央の偏向プリズム20の周囲に星形状に配置されている。偏向プリズム20は、レーザー源4の個数と同数の面を有している。
誘導装置Dは、各レーザー源4に付随したペンタプリズム22を有している。各ペンタプリズム20は、付随する各レーザー源4から出力される光線を中央の偏向プリズム20へ反射する。従って、この装置は次の構成を備えている。
・各レーザー源4と各ペンタプリズム22との間の第1の光学軸CC’
・各ペンタプリズム22と中央の偏向プリズム20との間の第2の光学軸BB’
・中央の偏向プリズム20とデフレクタ5の光取入口5bとの間の第3の光学軸AA’
各第1の光学軸CC’は、各第2の光学軸BB’と互いに直交し、かつ、第3の光学軸AA’と互いに平行している。

Claims (8)

  1. 壁(P)の表面の層(2)を払い除くことにより、層(2)を除去する方法であって、
    光学的なデフレクタ(5)によって複数のパルスレーザー光線(7)を直接的に制御するステップ(Ecom)と、
    複数のレーザー光線(7)によって生成される複数の衝突領域(ILC)で、層(2)を除去するステップ(Eab)と、
    を含み、
    各衝突領域(ILC)は、中心(C)と、特性寸法(d1、d2、d3)とによって規定されており、
    衝突領域(ILC)が互いに離れていて、各々の衝突領域(ILC)の中心(C)間の距離(D)が、衝突領域(ILC)の最も大きな特性寸法(d1、d2、d3)の少なくとも10倍に設定されていることを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、
    層(2)上の複数の衝突領域(ILC)が、1cm2の位の表面(MLC)の範囲内に限定されている方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の方法において、
    制御ステップ(E)に先だって、
    複数のレーザー源(4)によって複数のレーザー光線を生成するステップ(Egen)と、
    生成した光線を光線誘導装置(D)によってデフレクタ(5)の光取入口(5b)に誘導するステップ(Egui)と、
    を含む方法。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の方法において、
    各々の衝突領域(ILC)の中心(C)間の前記距離(D)が、衝突領域(ILC)の最も大きな特性寸法(d1、d2、d3)の50倍〜100倍の間に設定されている方法。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の方法を実行するための除去装置(1)であって、
    パルスレーザー光線(7)を生成する複数のレーザー源(4)と、
    レーザー源(4)の下流側に配置され、壁(P)の表面の層(2)に光線(7)を偏向する光学的なデフレクタ(5)と、
    生成された光線(7)をデフレクタ(5)の光取入口(5b)に誘導する誘導装置(D)と、
    を備え、
    光取入口(5b)は、各レーザー光線(7)の大きさに対応しており、
    衝突領域(ILC)が互いに離れていて、各々の衝突領域(ILC)の中心(C)間の距離(D)が、衝突領域(ILC)の最も大きな特性寸法(d1、d2、d3)の少なくとも10倍に設定されるように構成されている除去装置。
  6. 請求項5に記載の除去装置において、
    誘導装置(D)は、バヨネットの構成で配置された2つの反射ミラー(M1、M2)を備え、
    第1のミラー(M1)によって、レーザー源(4)から出力される全ての光線が、デフレクタ(5)の光取入口(5b)へ光線を反射する第2のミラー(M2)へ反射されるように、レーザー源(4)が配置されている除去装置。
  7. 請求項5に記載の除去装置において、
    複数のレーザー源(4)が、これらレーザー源(4)の個数と同数の面を有する、中央の偏向プリズム(20)の周囲に星形状に配置されており、
    各レーザー源(4)と、中央の偏向プリズム(20)との間の第1の光学軸(BB’)と、
    中央の偏向プリズム(20)と、デフレクタ(5)の光取入口(5b)との間の第2の光学軸(AA’)と、
    を有し、
    各第1の光学軸(BB’)と、第2の光学軸(AA’)とが互いに直交している除去装置。
  8. 請求項5に記載の除去装置において、
    複数のレーザー源(4)が、これらレーザー源(4)の個数と同数の面を有する、中央の偏向プリズム(20)の周囲に星形状に配置されており、
    誘導装置(D)は、各レーザー源4に付随したペンタプリズム(22)を有し、
    各ペンタプリズム(20)は、付随する各レーザー源(4)から出力される光線を中央の偏向プリズム(20)へ反射し、
    各レーザー源(4)と各ペンタプリズム(22)との間の第1の光学軸(CC’)と、
    各ペンタプリズム(22)と中央の偏向プリズム(20)との間の第2の光学軸(BB’)と、
    中央の偏向プリズム(20)とデフレクタ(5)の光取入口(5b)との間の第3の光学軸(AA’)と、
    を有し、
    各第1の光学軸(CC’)が、各第2の光学軸(BB’)と互いに直交し、かつ、第3の光学軸(AA’)と互いに平行している除去装置。
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