JP2012512408A - 放射源監視機能付き吸収型光プローブ - Google Patents

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Abstract

【課題】必要な較正操作の回数を最小限まで減らすことのできる吸収測定用光プローブを提供する。
【解決手段】本発明は、分析すべき媒質に放射光を通過させて通過した光を検出することにより前記媒質の吸収係数Amを生成するための吸収測定用光プローブであって、放射光を放射する放射モジュールLED、F1、HDおよび媒質を通過した光を検出して検出信号DSを生成する検出モジュールH1、D1を有する分析セルCAと、前記放射光に生じるドリフトを検出して監視信号MSを生成する監視セルCMとを備え、上記監視セルは、上記放射モジュールと上記検出モジュールとの間の光路上に配置されることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、放射源監視機能付き吸収型光プローブに関する。特に、本発明は、吸収分光法によって流体、気体、または液体の媒質を分析する装置に用いられる吸収型光プローブである。
飲料水の水質監視を行う際には、例えば水中に浮遊する有機物(例えばバクテリアなど)の量を判定する。分析は、近紫外線(UV)から(例えば250nmから)可視光にわたる広域スペクトルにわたって行うことができる。これは十分に選び抜いた狭い範囲の縮小した波長帯セット(詳細には250nm、365nm、465nm、および665nm)でも行うこともできる。
こうした分析は、放射モジュールおよび検出モジュールを含んだ分析セルを備える光プローブによって行われる。上記放射モジュールは、その本体に設けられた拡散窓の内側に光源が配置され、光源と窓の間にフィルタが任意選択で配置される(単色光または準単色光分析)。上記検出モジュールは、その本体にあるポートの内側に検出器が配置され、ポートと検出器の間にフィルタが任意選択で配置される。分析すべき媒質は、放射モジュールと検出モジュールの間には空間が設けられており、光プローブを用いた分析時には、分析対象の媒質で満たすことによって分析が可能となる。
媒質の分析は、既知の方法によれば、2段階で行われる。まず、基準媒質(この例では完全な清浄水)に対して吸収測定することによって較正を行う。次に、分析すべき重要媒質に対して同じ操作をすることによって本測定を行う。重要媒質の測定(本測定)によって得られた光の吸収量は、基準媒質の測定(較正)によって得られた光の吸収量で重み付けされる。
放射モジュールには、その使用期間を通して次第に大きくなる多様なドリフトが生じるということが判明している。このようなドリフトの原因としては、とりわけ、以下のものが挙げられる。
・重要媒質の温度変動
・放射源の出力変動
・上記放射源から放射されるビームの角度プロファイルの変動
・放射スペクトルの変動
・光ノイズの出現および増大
こういった種類の制御不能なドリフトは、しばしばランダムな形で現れる。それらが何時、分析を妨げるほど大きくなるか推定することは不可能である。残念ながら、基準媒質と重要媒質に対する測定値を同じ条件下で取得するために、各種ドリフトごとに新規の較正が必要になる。従って、較正操作を周期的に繰り返す必要があり、それが厳しい制約条件を成すことは言うまでもない。
そこで、特許文献1に、液体中の粒子量を測定するための感光装置であって、放射モジュールおよび検出モジュールとともに、上述した種類のドリフトの部分的補償に適した監視セルを備える装置が記載されている。しかしながら、この監視セルでは検出器の放射源に対する位置依存性の変動、とりわけ、
・重要媒質の均一性の欠落、
・放射源から放射された光の角度プロファイルの変動、および
・光ノイズの三次元的分散、を十分に補正することができない。
米国特許第4037973号
従って、本発明の目的は、当業者の恒常的な懸案を満たす、すなわち、必要な較正操作の回数を最小限まで減らす、吸収測定用光プローブを提供することである。
本発明は、分析すべき媒質に放射光を通過させて通過した光を検出することにより前記媒質の吸収係数Amを生成するための吸収測定用光プローブであって、放射光を放射する放射モジュールおよび前記媒質を通過した光を検出して検出信号を生成する検出モジュールを有する分析セルと、前記放射光に生じるドリフトを検出して監視信号を生成する監視セルとを備え、さらに、上記監視セルは、上記放射モジュールと上記検出モジュールとの間の光路上に配置されることを特徴とする。
このような光プローブによれば、上記監視セルによって、放射光に生じる上述した様々な種類のドリフトを検出することができるので、これを利用して当該ドリフトを補償することができる。
また、本発明の追加の特徴として、上記分析セルおよび上記監視セルは、それぞれ、前記媒質と接する作用面を有し、前記媒質に対して耐漏洩体の形をしていることがより好ましい。
また、本発明の追加の特徴として、上記放射モジュールは、上記分析セルの上記作用面に設けられた拡散窓の内側に配置された光源を有することが好ましい。
また、本発明の追加の特徴として、上記検出モジュールは、上記分析セルの上記作用面に設けられた第1のポートの内側に第1の検出器が配設されていることが好ましい。
また、本発明の追加の特徴として、上記監視セルは、その作用面に設けられて入射する光を部分反射する第2のポートの内側に第2の検出器が配設されていることが好ましい。
また、本発明の追加の特徴として、両検出器は同じものであることが好ましい。
また、本発明の追加の特徴として、上記分析セルと上記監視セルが互いに連結手段によって連結され、その両セルの作用面が互いに面していることが好ましい。
また、本発明の追加の特徴として、上記第2のポートは、上記光源からの光の一部を上記第1のポートの方へ反射するような形で配置されることが好ましい。
また、本発明の追加の特徴として、上記光プローブが、上記検出信号を上記監視信号で重み付けすることによって測定信号(Qm)を生成する制御回路をさらに含むことが好ましい。
また、本発明の追加の特徴として、上記測定信号(Qm)が、上記検出信号と上記監視信号の比によって与えられることが好ましい。
また、本発明の追加の特徴として、上記制御回路は、メモリに、
・基準測定値Qrと、
・基準吸収量Arと、
・特性長Lcの値、を記憶し、
当該制御回路は、吸収係数Amを、次式
Am=Ar−(Ln((Qm−Qr/Qr)+1)/Lc)
によって導き出す。なお、この式において、Lnは自然対数を表す。
また、本発明の追加の特徴として、上記制御回路が前記ドリフトに対して温度補償を行うことが好ましい。
また、その場合、上記制御回路は、2つの定数K1およびK2と、較正温度θと、測定の際の前記媒質の温度θを用いる次式
Qm(θ)/Qr(θ)=exp((Ar−Am)・Lc)・(θ+K1)/(θ+K1)・(θ+K2)/(θ+K2)
を使用して温度補償を行うことが好ましい。
本発明の詳細について、以下に添付の図を参照ながら例示の実施形態を説明することによって述べる。
吸収測定用光プローブの斜視図である。 図1に示す光プローブの機械的構造の断面図である。 光プローブの電気的構造を示すブロック図である。
複数の図面に現れる要素は、各図において同一の参照番号が付与されている。
図1を参照すると、光プローブが、2つの別個の要素である分析セルCAおよび監視セルCMを備える。この例では、分析セルCAおよび監視セルCMの形は、いずれも円筒形と略等しい。これら分析セルCAおよび監視セルCMは、上端バーL1および下端バーL2の形をした連結手段によって連結される。この連結は、上記2つの円筒体が同軸上にあるように行われる。これら2つの円筒体の対向する面を以下「アクティブ」面と呼ぶ。当然ながら、分析すべき媒質は、これら2つの作用面の間に位置する。
図2を参照すると、分析セルCAは、放射モジュールと検出モジュールを備えている。
上記放射モジュールは、分析セルの作用面にある拡散窓HDを照らす光源LEDを有する。なお、本例の光源LEDは、比較的狭い放射スペクトルを呈する発光ダイオードであるので光源と窓HDの間に帯域通過フィルタF1を設ける必要はないが、光源の種類に応じて光源と窓HDの間に帯域通過フィルタF1を設けてもよい。
上記検出モジュールは、第1のポートH1の内側に配置された第1の検出器D1を備える。このポートH1もまた、分析セルCAの作用面の拡散窓HDに近くに位置する。フィルタF2は任意選択で、特に放射モジュールにフィルタが無い場合に、第1のポートH1と検出器D1の間に組み込まれる。
分析すべき媒質が流体であるので、分析セルは当然ながら媒質に対して耐漏洩性を有する。従って、分析セルはその作用面と反対側の端部に壁を備える。
上記の説明は、分析セル本体が、分析に使用する放射光を通さないことを暗に仮定している。この仮定は本発明を限定するものと見なすべきではなく、本体が上記放射光を通す場合にも本発明は適用される。従って、用語「窓」または「ポート」はすなわち透明な表面として大まかに理解すべきことが容易に理解できよう。
監視セルCMは、その分析セルの作用面と対向する作用面を有し、その作用面には、上記放射モジュールから入射する光を部分反射する第2のポートH2が設けられている。そして、監視セルCM本体における第2のポートH2の内側には第2の検出器D2が配置されている。やはり、フィルタF3も任意選択で、特に放射モジュールにフィルタが無い場合に、2つの要素H2とD2の間に組み込まれる。
なお、本例のプローブは、その性能を最適化するために、第2の検出器D2は、第1の検出器D1と同種のものが用いられている。同様に、両ポートH1とH2も同種のものであることが好ましい。
プローブの機械的構造は、光源LEDからの光が、拡散窓HDおよび分析すべき媒質を通過し、その一部はそのまま第2のポートH2を通過して第2の検出器D2に達し、残りの一部または全部は第1のポートH1を通過して第2の検出器D2に達する。
さらに、監視セルCMの作用面または少なくとも第2のポートH2が分析セルの作用面に対して傾斜しており、光源LEDからの光のうちの第2のポートH2で反射された部分が、もう一度分析すべき媒質を通過しつつ、放射モジュール側へは戻らずに第1のポートH1へと入射し、最終的に第1の検出器D1まで達するようになっている。
従って、第2の検出器D2は、光源LEDと第1の検出器D1との間の光路上に配置される。
図3を参照して、引き続き光プローブの電気的構造と、第1の検出器D1の受光帯域で吸収測定する方法について説明する。
制御回路CCは、
・第1の検出器D1から検出信号DSを受信し、
・第2の検出器D2から監視信号MSを受信する。
この回路は、吸収係数Aまたはその係数の取得を可能にする任意の中間の値を生成する。
以下の表記が採用される。
・I0は、光源LEDから放射される強度、
・I1は、第1の検出器D1で受光され、検出信号DSで示される強度、
・I2は、第2の検出器D2で受光され、監視信号MSで示される強度、
・Rは、第2のポートH2の反射係数、
・Tは、上記第2のポートH2の透過係数、
・G2は、光源LEDと第2のポートH2の間の減衰係数、
・G1は、光源LEDと第1のポートH1の間の減衰係数、
・L2は、拡散窓HDと第2のポートH2の間の距離、
・L1は、2つのポートH1とH2の間の距離、
・Aは吸収係数、より詳細には、Arは基準媒質の吸収係数(制御回路CCに保存)、Amは分析すべき媒質の吸収係数、
・expは指数関数、
・Lnは自然対数。
減衰係数は、検出器がそれに向かって放射される光束を全て受光しているわけではないことを考慮している。減衰係数は幾何学的要件に依存し、よって具体的には分析すべき媒質の物理化学的特性に依存する吸収係数には依存しない。
第2の検出器で受光される強度は次式で与えられる。
I2=I0・T・G2・exp(−A・L2)
第1の検出器で受光される強度は次式で与えられる。
I1=I0・R・G1・exp(−A・(L2+L1))
ここで強調すべきは、プローブの感度を最適化するために、2つの受光強度I2とI1が同程度の強度になるように第2のポートH2が設計されるという点である。2つの受光強度I2とI1が同程度となるように第2のポートH2へ入射する放射光の一部を第1のポートH1へと反射する方法としては、例えば、以下のような方法が挙げられる。
・第2のポートH2に、薄い金属コーティングを施す
・第2のポートH2に、開口部分が設けられるように、不透明な反射型金属層を碁盤目模様、縞模様などに形成する
・第2のポートH2に、中心部に開口を有するミラーを配置する
・第2のポートH2に、部分的に重なるようにミラーを配置する
測定値Qは、第1の検出器で受光された強度と第2の検出器で受光された強度の比として定義される。
Q=I1/I2
Q=((R・G1)/(T・G2))・exp(−A・L1)
式(R・G1)/(T・G2)はKで与えられる定数である。
Q=K・exp(−A・L1)
したがって、2つのポートH1とH2の間の距離L1のみが関係しているということが分かる。従ってこの距離が光プローブの特性長Lc(Lc=L1)である。
この特性長Lcが制御回路CCに設けられたメモリに保存される。
基準媒質(この例ではきれいな水)での較正により基準測定値Qrが与えられる。
Qr=K・exp(−Ar・Lc)
この基準測定値も制御回路CCに設けられたメモリに保存される。
分析すべき媒質における測定により測定信号Qmが与えられる。
Qm=K・exp(−Am・Lc)
上式より
(Qm−Qr)/Qr=exp((Ar−Am)・Lc)−1
以上から、求める吸収係数Amが上記制御回路で生成される。
Am=Ar−(Ln(((Qm−Qr)/Qr)+1)/Lc) (1)
分析すべき媒質の吸収係数Amはその他の手段を使用して得ることも可能である。例えば、測定信号Qmと基準信号Qrの比を直接計算することもできる。
Qm/Qr=exp((Ar−Am)・Lc)
上式より
Am=Ar−(Ln(Qm/Qr)/Lc) (2)
等式(1)と(2)は等価である。本発明は、上記で説明した原理から導き出される任意の解決法を包含する。
較正と本測定が同一温度で行われないことを考慮するため、任意選択で温度補償を設けることができる。
強度は温度θの関数として線形的に変化するとし、この変化は4つの定数α、β、χ、およびδで与えられる。
ここで第2の検出器で受光される強度は以下によって与えられる。
I2(θ)=I0・T・G2・exp(−A・L2)・(χθ+δ) (3)
第1の検出器で受光される強度は以下によって与えられる。
I1(θ)=I0・R・G1・exp(−A・(L2+L1))・(αθ+β) (4)
測定値Q(θ)は常に、第1の検出器で受光された強度と第2の検出器で受光された強度の比のである。
Q(θ)=I1(θ)/I2(θ)
Q(θ)=K・exp(−A・Lc)・(αθ+β)/(χθ+δ)
次いで、較正温度θで吸収量が分かっている基準媒質で較正が行われる。
Q(θ)=K・exp(−Ar・Lc)・(αθ+β)/(χθ+δ)
温度θでの分析すべき媒質における測定値により、測定信号Qm(θ)が与えられる。
Qm(θ)=K・exp(−Am・Lc)・(αθ+β)/(χθ+δ)
上式より、
Qm(θ)/Qr(θ)=exp((Ar−Am)・Lc)・(αθ+β)/(χθ+δ)・(χθ+δ)/(αθ+β)
Qm(θ)/Qr(θ)=exp((Ar−Am)・Lc)・(θ+β/α)/(θ+β/α)・(θ+δ/χ)/(θ+δ/χ)
β/αおよびδ/χが実験的に決定される。吸収量が温度と共に変動しない液体では、温度θの関数としての第1の検出器で受光される強度I1(θ)の特性は、2つの定数aおよびbを使用して決定される。
I1(θ)=aθ+b
この等式を、等式(4)を用いて特定すると、以下が分かる。
a=I0・R・G1・exp(−A・(L2+L1))・α
b=I0・R・G1・exp(−A・(L2+L1))・β
これにより、比b/aと等しい比K1=β/αを容易に推定することができる。
引き続き同じ手順で、比K2=δ/χを得るために、温度θの関数としての第2の検出器で受光される強度I2(θ)の特性を決定する。
温度変動を特徴付けるこれら2つの比K1およびK2は、較正温度θと同様に制御回路CCに保存される。さらに、センサ(図示せず)から制御回路CCに測定値の取得温度θが通知される。
本発明の光プローブは、重要媒質の光学特性を基準媒質のものと比較することによって吸収測定を行う。
監視セルにより上記序文で述べた様々な種類のドリフトの克服が可能になることから、較正はプローブを運転開始する前に1度だけ行われる。較正は、安全のためだけに行うとしても、任意選択で時折繰り返してもよい。
機械的な設計はモジュール式になっている。これにより、特定のスペクトル帯域を各々考慮した複数のプローブを、同軸上に並置することが可能になる。従って、各プローブを一体に組み立て易くするために、プローブの両端にピン(図示せず)を設けることが可能である。
一例として、水を分析するために、250nmを中心波長とする単一プローブを設けることができるが、250nm、365nm、および465nmを中心波長とする3つのプローブを設けることも可能である。
2つの別個の光源を、両方同時に活動化しなければ、同じプローブに配置することでさえ可能である。
以上、本発明の各実施形態を具体的な特徴について説明したが、本発明に含まれる可能性のある全ての実施形態を余すところなく列挙することはできない。とりわけ、既述の手段はいずれも本発明の範囲を超えることなく同等の手段と置き換えることが可能である。
CA 分析セル
CM 監視セル
HD 拡散窓
LED 光源
F1、F2、F3 帯域通過フィルタ
H1 第1のポート
H2 第2のポート
D1 第1の検出器
D2 第2の検出器
CC 制御回路
DS 検出信号
MS 監視信号

Claims (13)

  1. 分析すべき媒質に放射光を通過させて通過した光を検出することにより前記媒質の吸収係数Amを生成するための吸収測定用光プローブであって、放射モジュール(LED、F1、HD)および検出信号(DS)の生成に適した検出モジュール(H1、D1)を有する分析セル(CA)と、前記放射光に生じるドリフトを検出して監視信号(MS)を生成する監視セル(CM)とを備える光プローブであって、前記監視セル(CM)は、前記放射モジュールと前記検出モジュールとの間の光路上に配置されることを特徴とする光プローブ。
  2. 前記分析セル(CA)および前記監視セル(CM)は、それぞれ、前記媒質と接する作用面を有し、前記媒質に対して耐漏洩体の形をしていることを特徴とする、請求項1に記載の光プローブ。
  3. 前記放射モジュールは、前記分析セル(CA)の前記作用面に設けられた拡散窓(HD)の内側に配置された光源(LED)を有することを特徴とする、請求項2に記載の光プローブ。
  4. 前記検出モジュールは、前記分析セル(CA)の前記作用面に設けられた第1のポート(H1)の内側に配設された第1の検出器(D1)を含むことを特徴とする、請求項3に記載の光プローブ。
  5. 前記監視セル(CM)は、その作用面に設けられて入射する光を部分反射する第2のポート(H2)の内側に配設された第2の検出器(D2)を含むことを特徴とする、請求項4に記載の光プローブ。
  6. 前記第1の検出器(D1)および前記第2の検出器(D2)は同じものであることを特徴とする、請求項5に記載の光プローブ。
  7. 前記分析セル(CA)と前記監視セル(CM)は、互いに連結手段(L1、L2)によって連結され、前記両セルの作用面が互いに対向していることを特徴とする、請求項5または請求項6に記載の光プローブ。
  8. 前記第2のポート(H2)は、前記光源(LED)からの光の一部を前記第1のポート(H1)の方へ反射することを特徴とする、請求項7に記載の光プローブ。
  9. 前記検出信号(DS)を前記監視信号(MS)で重み付けすることによって測定信号(Qm)を生成する制御回路(CC)をさらに含むことを特徴とする、請求項1から請求項8のいずれかに記載の光プローブ。
  10. 前記測定信号(Qm)が、前記検出信号(DS)と前記監視信号(MS)の比によって与えられることを特徴とする、請求項9に記載の光プローブ。
  11. 前記制御回路(CC)は、メモリに、
    ・基準測定値Qrと、
    ・基準吸収量Arと、
    ・特性長Lcの値、を記憶し、
    前記制御回路(CC)は、前記吸収係数Amを、次式
    Am=Ar−(Ln(((Qm−Qr)/Qr)+1)/Lc)
    によって導き出す(この式において、Lnは自然対数を表す)ことを特徴とする、請求項10に記載の光プローブ。
  12. 前記制御回路(CC)は、前記ドリフトに対して温度補償を行うことを特徴とする、請求項11に記載の光プローブ。
  13. 前記温度補償は、2つの定数K1およびK2と、較正温度θと、測定の際の前記媒質の温度θを用いる次式
    Qm(θ)/Qr(θ)=exp((Ar−Am)・Lc)・(θ+K1)/(θ+K1)・(θ+K2)/(θ+K2)
    を使用して温度補償を行わうことを特徴とする、請求項12に記載の光プローブ。
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