JP2012511295A - アップリンク調整されたマルチ・ポイントをサポートするための最適化 - Google Patents

アップリンク調整されたマルチ・ポイントをサポートするための最適化 Download PDF

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Abstract

アップリンク調整されたマルチ・ポイント(CoMP)無線通信環境において、アップリンク信号を送信するためにモバイル・デバイスによって利用されるアップリンク・リソースを割り当てることを容易にするシステムおよび方法が記載される。例えば、基地局間でホッピング・ツリーが定義され、近隣の基地局は、ホッピング・ツリーから別のノードへマップされたアップリンク・リソースで、干渉元のモバイル・デバイスをスケジュールしうる。別の例によれば、アップリンクCoMP無線通信環境において、基地局間で複数のホッピング・ツリーが適用されうる。さらに、アップリンク・リソースに応じて識別されたダウンリンク・リソースで、モバイル・デバイスへアクノレッジメントが送信されうる。さらに、ダウンリンク・リソースは、別の基地局から別のモバイル・デバイスへアクノレッジメントを送信するために利用される別のダウンリンク・リソースとは異なる。

Description

優先権主張
本願は、本明細書において参照によって明確に組み込まれ、本願の譲受人に譲渡された、2008年12月8日出願の「LTEにおけるアップリンク・ネットワークMIMOをサポートするための最適化」(OPTIMIZATIONS TO SUPPORT UPLINK NETWORK MIMO IN LTE)と題された米国仮出願61/120,659号への優先権を主張する。
以下の記載は、一般に、無線通信に関し、さらに詳しくは、無線通信環境において、アップリンク調整されたマルチ・ポイント(CoMP)をサポートする最適化を実施することに関する。
無線通信システムは、例えば、音声、データ等のようなさまざまなタイプの通信コンテンツを提供するために広く開発された。一般的な無線通信システムは、利用可能なシステム・リソース(例えば、帯域幅、送信電力)を共有することにより、複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムでありうる。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム等を含む。さらに、これらシステムは、例えば、第3世代パートナシップ計画(3GPP)、3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、および/または、例えばイボリューション・データ・オプティマイズド(EV−DO)のようなマルチ・キャリア無線仕様、あるいはこれら技術の1または複数の改訂技術等に準拠しうる。
通常、無線多元接続通信システムは、複数のモバイル・デバイスのための通信を同時にサポートすることができる。おのおののモバイル・デバイスは、順方向リンクおよび逆方向リンクによる送信を介して、1または複数の基地局と通信することができる。順方向リンク(すなわち、ダウンリンク)は、基地局からモバイル・デバイスへの通信リンクを称し、逆方向リンク(すなわち、アップリンク)は、モバイル・デバイスから基地局への通信リンクを称する。さらに、モバイル・デバイスと基地局との間の通信は、単一入力単一出力(SISO)システム、複数入力単一出力(MISO)システム、複数入力複数出力(MIMO)システム等によって確立されうる。さらに、モバイル・デバイスは、ピア・ツー・ピア無線ネットワーク構成で、他のモバイル・デバイスと(および/または基地局が他の基地局と)通信することができる。
従来、複数の基地局および複数のモバイル・デバイスを備えた無線通信ネットワークでは、モバイル・デバイスはおのおのの、一般に、複数の基地局のうちの特定の1つと関連付けられる。例えば、モバイル・デバイスは、信号強度、チャネル品質インジケータ(CQI)等のようなさまざまな要因に応じて、所与の基地局と関連付けられうる。したがって、モバイル・デバイスは、所与の基地局によってサービス提供される(例えば、アップリンク送信およびダウンリンク送信が交換される)一方、近隣の他の基地局は、干渉をもたらしうる。
さらに、基地局間の協調が、より一般的に導入されるようになった。特に、無線通信ネットワーク内の複数の基地局が、相互に接続されうる。これによって、基地局間のデータ共有および、基地局間の通信等が可能となる。例えば、都市を横切る無線通信ネットワーク構成では、この構成に含まれる基地局は、基地局の近傍内に位置するモバイル・デバイスのセットに対してサービス提供しうる。したがって、複数のソースおよび/または宛先が、無線通信ネットワーク内のデバイス間でのデータ、制御シグナリング、および/または、その他の情報の送信および受信のための協調的なストラテジの一部として利用されうる。それぞれの送信のために複数のソースおよび/または宛先を用いることで、より高いデータ・レート、改善された信号品質、および、その他の利点がもたらされうる。例によれば、無線通信ネットワークは、ネットワーク複数入力複数出力(N−MIMO)システムであるか、あるいは、複数の基地局が1または複数のモバイル・デバイスと情報を交換するために協調する、調整されたマルチ・ポイント(CoMP)システムでありうる。
アップリンクN−MIMOシステムあるいはアップリンクCoMPシステムでは、モバイル・デバイスは、複数の基地局へアップリンク信号を送信しうる。従来、モバイル・デバイスは、オーバラップするリソースのセットで、複数の基地局へそれぞれのアップリンク信号を送信するようにスケジュールされうる。したがって、アップリンク信号を送信するために共通のリソースのセットを使用する複数のモバイル・デバイスから、しばしば、高いレベルの干渉が生じる。さらに、(例えば、アップリンク信号の受信に応じて、)ダウンリンクによってモバイル・デバイスへアクノレッジメントを送信するために利用されるリソースは、一般に、モバイル・デバイスへ割り当てられアップリンク信号を送信するために適用されるリソースに対応する。したがって、従来技術は、複数のモバイル・デバイスへダウンリンクによってアクノレッジメントを送信するために利用されるものと同じリソースになりうる。アップリンク信号は、複数のモバイル・デバイスによって送信されうるので、ダウンリンクでは、複数のモバイル・デバイスへそれぞれのアクノレッジメントを、異なるリソースで送信することが望ましい。
以下は、1または複数の態様の基本的な理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を示す。この概要は、考えられるすべての態様の広範囲な概観ではなく、すべての態様の重要要素や決定的要素を特定することも、何れかまたは全ての態様のスコープを線引きすることも意図されていない。その唯一の目的は、後に示されるより詳細な記載に対する前置きとして、簡略化された形式で1または複数の態様のいくつかの概念を表すことである。
1または複数の実施形態および対応する開示によれば、さまざまな態様が、アップリンク調整されたマルチ・ポイント(CoMP)無線通信環境において、アップリンク信号を送信するために、モバイル・デバイスによって利用されるためのアップリンク・リソースを割り当てることを容易にすることに関連して記載される。例えば、基地局間でホッピング・ツリーが定義され、近隣の基地局が、このホッピング・ツリーから別のノードへマップされたアップリンク・リソースにおける干渉元モバイル・デバイスをスケジュールしうる。別の例によれば、アップリンクCoMP無線通信環境において、基地局間で、複数のホッピング・ツリーが適用されうる。さらに、アップリンク・リソースに応じて識別されたダウンリンク・リソースで、モバイル・デバイスへアクノレッジメントが送信されうる。さらに、ダウンリンク・リソースは、近隣の基地局から別のモバイル・デバイスへアクノレッジメントを送信するために利用される別のダウンリンク・リソースとは異なりうる。
関連する態様によれば、本明細書において、方法が記載される。この方法は、アップリンク調整されたマルチ・ポイント環境において、モバイル・デバイスからのアップリンク信号のためのアップリンク・リソースを割り当てるために、近隣の基地局と調整することを含みうる。さらに、この方法は、アップリンク・リソースを識別する情報を、モバイル・デバイスへシグナリングすることを含みうる。さらに、この方法は、モバイル・デバイスからアップリンク信号をこのアップリンク・リソースで受信することを含みうる。
別の態様は、無線通信装置に関する。この無線通信装置は、少なくとも1つのプロセッサを含みうる。この少なくとも1つのプロセッサは、アップリンク調整されたマルチ・ポイント環境において、バックホールによって近隣の基地局と調整することによって、モバイル・デバイスからのアップリンク信号のためのアップリンク・リソースを割り当てるように構成されうる。さらに、この少なくとも1つのプロセッサは、アップリンク・リソースを、モバイル・デバイスへ割り当てられたものとして示す情報を送信するように構成されうる。さらに、この少なくとも1つのプロセッサは、モバイル・デバイスからのアップリンク信号を、このアップリンク・リソースで取得するように構成されうる。
また、別の態様は、装置に関連する。この装置は、調整されたマルチ・ポイント環境において、アップリンク信号を送信するために、ホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソースをモバイル・デバイスへ割り当てるために、近隣の基地局と調整する手段を含みうる。さらに、この装置は、アップリンク・リソースを示す情報を、モバイル・デバイスへシグナリングする手段を備えうる。さらに、この装置は、このアップリンク・リソースで、モバイル・デバイスから、アップリンク信号を受信する手段を含みうる。
また、別の態様は、コンピュータ読取可能媒体を備えうるコンピュータ・プログラム製品に関する。このコンピュータ読取可能媒体は、少なくとも1つのコンピュータに対して、調整されたマルチ・ポイント環境において、アップリンク信号を送信するために、ホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソースをモバイル・デバイスへ割り当てるために、近隣の基地局と調整させるためのコードを含みうる。さらに、このコンピュータ読取可能媒体は、少なくとも1つのコンピュータに対して、アップリンク・リソースを識別する情報を、モバイル・デバイスへシグナルさせるためのコードを含みうる。さらに、このコンピュータ読取可能媒体は、少なくとも1つのコンピュータに対して、このアップリンク・リソースで、モバイル・デバイスからアップリンク信号を受信させるためのコードを含みうる。
また別の態様は、調整されたマルチ・ポイント環境において、アップリンク信号を送信するために、モバイル・デバイスへアップリンク・リソースを割り当てるように、別の基地局と調整する、調整スケジューリング構成要素を含む装置に関連する。さらに、この装置は、モバイル・デバイスによって送信されたアップリンク信号を受信する受信構成要素を含みうる。さらに、この装置は、アップリンク信号に基づいて、チャネル推定を実行するチャネル推定構成要素を含みうる。
前述した目的および関連する目的を達成するために、1または複数の実施形態は、後に十分に記載され、特許請求の範囲において特に指摘されている特徴を備える。次の記載および添付図面は、1または複数の態様のある例示的な特徴を詳細に記載する。しかしながら、これらの特徴は、さまざまな態様の原理が適用されるさまざまな方式のうちの極く一部しか示しておらず、本説明は、そのような態様およびそれらの均等物の全てを含むことが意図されている。
図1は、本明細書に記載されたさまざまな態様にしたがう無線通信システムの例示である。 図2は、無線通信環境において、アップリンクCoMPのためのスケジューリングを調整するシステムの例示である。 図3は、本明細書に記載されたさまざまな態様にしたがうホッピング・ツリーの例示である。 図4は、アップリンクCoMPを導入する無線通信環境において、基地局間の動作の調整、および/または、アクノレッジメントの交換を行うシステムの例示である。 図5は、アップリンクCoMP無線通信環境において、アップリンク送信をスケジューリングすることを容易にする方法の例示である。 図6は、アップリンクCoMP無線通信環境において、基地局間で複数のホッピング・ツリーを適用することを容易にする方法の例示である。 図7は、アップリンクCoMP無線通信システムにおいて、アクノレッジメントを受信するモバイル・デバイスの例示である。 図8は、アップリンクCoMP無線通信環境において、アップリンク信号をスケジューリングするシステムの例示である。 図9は、本明細書で開示されたさまざまなシステムおよび方法と共に適用されうる無線ネットワーク環境の実例である。 図10は、無線通信環境において、基地局間で複数のホッピング・ツリーを適用することを可能にするシステムの例示である。
さまざまな態様が、図面を参照して記載される。以下の記載では、説明の目的のために、1または複数の態様の完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細が述べられる。しかしながら、そのような態様は、これら具体的な詳細無しで実現されうることが明確である。
本願で使用されるように、用語「構成要素」、「モジュール」、「システム」等は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、あるいは実行中のソフトウェアのうちの何れかであるコンピュータ関連エンティティを含むことが意図されている。例えば、構成要素は、限定される訳ではないが、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行形式、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータでありうる。例示によれば、コンピュータ・デバイス上で実行中のアプリケーションと、コンピュータ・デバイスとの両方が構成要素になりえる。1または複数の構成要素は、プロセスおよび/または実行スレッド内に存在し、構成要素は、1つのコンピュータに局在化されるか、および/または、複数のコンピュータに分散されうる。さらに、これらの構成要素は、さまざまなデータ構造を格納したさまざまなコンピュータ読取可能媒体から実行可能である。これら構成要素は、(例えば、信号によってローカル・システムや分散システム内の他の構成要素とインタラクトする1つの構成要素からのデータ、および/または、他のシステムを備えた例えばインターネットのようなネットワークを介して他の構成要素とインタラクトする1つの構成要素からのデータのような)1または複数のデータのパケットを有する信号にしたがって、ローカル処理および/またはリモート処理によって通信することができる。
さらに、本明細書では、さまざまな態様が、有線端末または無線端末でありうる端末と関連して開示される。端末は、システム、デバイス、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、モバイル・デバイス、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信デバイス、ユーザ・エージェント、ユーザ・デバイス、またはユーザ機器(UE)とも称されうる。無線端末は、セルラ電話、衛星電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、無線ローカル・ループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、無線接続機能を有するハンドヘルド・デバイス、コンピュータ・デバイス、あるいは無線モデムに接続されたその他の処理デバイスでありうる。さらに、本明細書では、さまざまな態様が、基地局に関して記載される。基地局は、無線端末と通信するために利用することができ、アクセス・ポイント、ノードB、イボルブド・ノードB(eNode B、eNB)、あるいはその他のいくつかの用語で称されうる。
さらに、用語「または」は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味することが意図されている。すなわち、別に示されていない場合、あるいは、文脈から明らかではない場合、「XはAまたはBを適用する」という句は、自然な包括的な置き換えのうちの何れかを意味することが意図されている。すなわち、「XはAまたはBを使用する。」という句は、以下の例のうちの何れによっても満足される。XはAを使用する。XはBを使用する。あるいは、XはAとBとの両方を使用する。さらに、本願および特許請求の範囲で使用されているような冠詞“a”および“an”は、特に指定されていない場合、あるいは、単数を対象としていることが文脈から明らかではない場合、一般に、「1または複数」を意味するものと解釈されるべきである。
本明細書に記載された技術は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、およびその他のシステムのようなさまざまな無線通信システムに使用することができる。「システム」、「ネットワーク」という用語はしばしば置換可能に使用される。CDMAシステムは、例えばユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、CDMA2000等のようなラジオ技術を実現することができる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)およびCDMAのその他の変形を含んでいる。さらに、CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のような無線技術を実現することができる。OFDMAシステムは、例えばイボルブドUTRA(E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)等のような無線技術を実現することができる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)は、ダウンリンクではOFDMAを適用し、アップリンクではSC−FDMAを適用するE−UTRAを用いるUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、およびGSMは、「第3世代パートナシップ計画プロジェクト」(3GPP)と命名された組織からのドキュメントに記述されている。さらに、CDMA2000およびウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)は、「第3世代パートナシップ計画2」(3GPP2)と命名された機構からのドキュメントに記載される。さらに、そのような無線通信システムは、アンペア(unpaired)な無許可のスペクトルをしばしば用いるピア・トゥ・ピア(例えば、モバイル・トゥ・モバイル)アド・ホック・ネットワーク・システム、802.xx無線LAN、Bluetooth(登録商標)、および、その他任意の短距離または長距離の無線通信技術を含みうる。
シングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)は、シングル・キャリア変調および周波数ドメイン等値化を用いる。SC−FDMAは、OFDMAシステムと類似の性能を有し、本質的に全体的に同等の複雑さを有する。SC−FDMA信号は、その固有のシングル・キャリア構造により、より低いピーク対平均電力比(PAPR)を有する。SC−FDMAは、例えば、より低いPAPRが送信電力効率の観点からアクセス端末に非常に役立つアップリンク通信で使用されうる。したがって、SC−FDMAは、3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)すなわちイボルブドUTRAにおけるアップリンク多元接続性スキームとして実施されうる。
本明細書に記載されたさまざまな態様または特徴は、標準的なプログラミング技術および/またはエンジニアリング技術を用いた方法、装置、または製造物品として実現されうる。本明細書で使用される用語「製造物品」は、任意のコンピュータ読取可能デバイス、キャリア、または媒体からアクセスすることが可能なコンピュータ・プログラムを含むことが意図される。例えば、コンピュータ読取可能媒体は、限定される訳ではないが、磁気記憶装置(例えば、ハード・ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等)、光ディスク(例えば、コンパクト・ディスク(CD)、DVD等)、スマート・カード、およびフラッシュ・メモリ・デバイス(例えば、EPROM、カード、スティック、キー・ドライブ等)を含みうる。さらに、本明細書に記載されたさまざまな記憶媒体は、情報を格納するための1または複数のデバイス、および/または、その他の機械読取可能媒体を表すことができる。用語「機械読取可能媒体」は、限定されることなく、無線チャネル、および、命令群および/またはデータを格納、包含、および/または搬送することができるその他任意の媒体を含みうる。
図1に示すように、本明細書に記載されたさまざまな実施形態にしたがった無線通信システム100が例示されている。無線通信システム100は、複数のアンテナ・グループを含みうる基地局102を備える。例えば、1つのアンテナ・グループは、アンテナ104およびアンテナ106を含むことができ、別のグループはアンテナ108およびアンテナ110を備えることができ、さらに別のグループはアンテナ112およびアンテナ114を含むことができる。おのおののアンテナ・グループについて2本のアンテナしか例示されていないが、2本より多いアンテナ、または2本より少ないアンテナも、各グループのために利用されうる。基地局102はさらに、送信機チェーンおよび受信機チェーンを含みうる。それらおのおのは、当業者によって理解されるように、信号の送信および受信に関連する複数の構成要素(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナなど)を備えうる。
基地局102は、例えばモバイル・デバイス116およびモバイル・デバイス122のような1または複数のモバイル・デバイスと通信することができる。しかしながら、基地局102は、モバイル・デバイス116およびモバイル・デバイス122に類似した実質的に任意の数のモバイル・デバイスと通信しうることが理解されるべきである。モバイル・デバイス116、122は例えば、セルラ電話、スマート・フォン、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルド・コンピュータ・デバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム、PDA、および/または、無線通信システム100を介して通信するのに適切なその他任意のデバイスでありうる。図示するように、モバイル・デバイス116は、アンテナ112およびアンテナ114と通信している。ここで、アンテナ112およびアンテナ114は、順方向リンク118によってアクセス端末116へ情報を送信し、逆方向リンク120によってアクセス端末116から情報を受信する。さらに、モバイル・デバイス122はアンテナ104およびアンテナ106と通信している。ここで、アンテナ104およびアンテナ106は、順方向リンク124でアクセス端末122へ情報を送信し、逆方向リンク126でアクセス端末122から情報を受信する。周波数分割デュプレクス(FDD)システムでは、例えば、順方向リンク118は、逆方向リンク120によって使用されるものとは異なる周波数帯域を使用し、順方向リンク124は、逆方向リンク126によって使用されるものとは異なる周波数帯域を使用することができる。さらに、時分割デュプレクス(TDD)システムでは、順方向リンク118および逆方向リンク120は、共通の周波数帯域を使用し、順方向リンク124および逆方向リンク126は、共通の周波数帯域を使用することができる。
通信するように指定された領域および/またはアンテナのおのおののグループは、基地局102のセクタと称されうる。例えば、基地局102によってカバーされる領域のセクタ内のアクセス端末に通信するように、複数のアンテナが設計されうる。順方向リンク118および順方向リンク124による通信では、基地局102の送信アンテナは、アクセス端末116およびアクセス端末122のための順方向リンク118および順方向リンク124の信号対雑音比を改善するためにビームフォーミングを適用することができる。また、基地局102が、関連付けられた有効通信範囲にランダムに散在したモバイル・デバイス116、122に送信するためにビームフォーミングを利用している間、近隣セル内のモバイル・デバイスは、すべてのモバイル・デバイスに対して単一のアンテナによって送信している基地局に比べて、少ない干渉しか被らない。
基地局102およびモバイル・デバイス116、122は、例えば、調整されたマルチ・ポイント(CoMP)環境(例えば、ネットワーク複数入力複数出力(N−MIMO)環境)のような協調的な無線通信環境において適用されうる。例えば、基地局102は、マクロ・セル基地局、ピコ・セル基地局、フェムト・セル基地局、ミクロ・セル基地局、リレー等でありうる。さらに、別の基地局(単数または複数)(図示せず)が、基地局102の近くに位置し、これら近隣の基地局(単数または複数)は、マクロ・セル基地局(単数または複数)、ピコ・セル基地局(単数または複数)、フェムト・セル基地局(単数または複数)、ミクロ・セル基地局(単数または複数)、リレー(単数または複数)、これらの組み合わせ等でありうる。
さまざまな態様によれば、モバイル・デバイス116、122はおのおの、任意の適切な数の基地局(例えば、基地局102、別の基地局(単数または複数))と通信しうる。例えば、モバイル・デバイス116、122はおのおの、例えば、N−MIMO技術、CoMP技術、および/または、その他の技術のような1または複数の技術を利用しうる。これによって、単一のモバイル・デバイス116、122が、複数の基地局(例えば、基地局102、別の基地局(単数または複数))および/またはこれらのセクタと通信できるようになる。それに加えて、あるいは、その代わりに、基地局102とモバイル・デバイス(例えば、モバイル・デバイス116、122のうちの1つ)との間の通信は、近隣の他の基地局および/またはモバイル・デバイスに対して強い支配的な干渉となりうる。例えば、モバイル・デバイスが、このモバイル・デバイスにサービス提供する基地局102に対応する有効通信範囲領域の端部に位置する場合、モバイル・デバイスとこのサービス提供基地局102との間の通信は、モバイル・デバイスの範囲内の1または複数の他の基地局へ干渉をもたらしうる。これによって、モバイル・デバイスは、さまざまな環境において通信できなくなる。これは例えば、モバイル・デバイスがフェムト・セル基地局の有効通信範囲領域内に位置する場合、フェムト・セル基地局を含むシステムにおいて生じうる。一方、フェムト・セル基地局は、マクロ・セル基地局の有効通信範囲領域に組み込まれる。
別の態様によれば、無線通信システム100における基地局(例えば、基地局102や別の基地局(単数または複数))は、無線通信システム100において、所与のモバイル・デバイス116、122との通信に関連付けられたデータ・レートを高めるために、および/または、別の基地局および/またはモバイル・デバイス116、122にもたらされた干渉を低減するために、1または複数の調整ストラテジにしたがって調整しうる。例によれば、無線通信システム100における基地局(例えば、基地局102や別の基地局(単数または複数))のそれぞれのセットは、対応するモバイル・デバイス116、122によるアップリンク信号の送信のために、共同して、スケジュール決定を調整しうる。したがって、例えば、複数の基地局は、所与のモバイル・デバイス(例えば、モバイル・デバイス116、モバイル・デバイス122)へ割り当てるアップリンク・リソースを選択するために、(例えば、バックホールによって)互いに調整しうる。そして、これら複数の基地局のうちの特定の1つが、割り当てられたアップリンク・リソースを識別する情報を、所与のモバイル・デバイスへシグナルしうる。この例によれば、所与のモバイル・デバイスによって送信された、ともにスケジュールされたアップリンク信号が、複数の基地局によって受信されうる。さらに、干渉を制御するために、複数の基地局間で、スケジューリング決定が調整されうる。別の例では、スケジューリング決定をともに調整し、それぞれのモバイル・デバイス116、122からアップリンク信号を受信するように協調する基地局のような無線通信システム100のさまざまな動作態様が、限界効用計算および/またはその他任意の適切なメトリックに少なくとも部分的に基づきうる。
アップリンクCoMPの利用は、モバイル・デバイス116、122に透過的でありうる。したがって、本明細書に記載されたさまざまな最適化は、基地局102(および他の任意の基地局(単数または複数))によってサポートされうる。
図2に移って、無線通信環境において、アップリンクCoMPのためのスケジューリングを調整するシステム200が例示されている。システム200は、基地局202および基地局204を含みうる。例えば、基地局202および基地局204は、近隣の基地局になりえる。しかしながら、権利主張された主題は、それには限定されない。基地局202および基地局204はおのおの、情報、信号、データ、命令群、指示、ビット、シンボル等を送信および/または受信しうる。基地局202および/または基地局204は、順方向リンクおよび/または逆方向リンクによって、モバイル・デバイス206および/またはモバイル・デバイス208と通信しうる。モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208はおのおの、情報、信号、データ、命令群、指示、ビット、シンボル等を送信および/または受信しうる。さらに、図示していないが、基地局202および基地局204に類似の任意の数の基地局が、システム200に含まれるか、および/または、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208に類似の任意の数のモバイル・デバイスが、システム200に含まれうることが考慮される。さらに、基地局202および基地局204は、おのおの、任意のタイプの基地局(例えば、フェムト・セル基地局、ピコ・セル基地局、ミクロ・セル基地局、マクロ・セル基地局)でありうることが考慮される。
基地局202は、調整スケジューリング構成要素210、受信構成要素212、およびチャネル推定構成要素214を含みうる。同様に、基地局204は、調整スケジューリング構成要素216、受信構成要素218、およびチャネル推定構成要素220を含みうる。さらに、モバイル・デバイス206は、割当認識構成要素222および送信構成要素224を含みうる。同様に、モバイル・デバイス208は、割当認識構成要素226および送信構成要素228を含みうる。
調整スケジューリング構成要素210および調整スケジューリング構成要素216は、それぞれのアップリンク信号を送信することに関連する利用のために、モバイル・デバイス206および/またはモバイル・デバイス208へリソースを割り当てうる。例えば、割り当てられたリソースによって送信されたそれぞれのアップリンク信号は、サウンディング基準信号(SRS)でありうる。この例によれば、SRSは、アップリンク・パイロットとして使用されうる。さらに、SRSは、チャネル推定のために適用されうる。別の例示によれば、それぞれのアップリンク信号は、アップリンク制御チャネルによって送信されうる。例えば、アップリンク制御チャネルは、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)、SRS、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)(例えば、PUCCHは、チャネル品質インジケータ(CQI)、アクノレッジメント、スケジューリング要求等を伝送するために利用されうる)等でありうる。
調整スケジューリング構成要素210および調整スケジューリング構成要素216は、それぞれのアップリンク信号(例えば、それぞれのSRS)を送信するために導入されるべきそれぞれのリソースをモバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208へ割り当てるように(例えば、バックホールによって)協調しうる。例えば、調整スケジューリング構成要素210は、モバイル・デバイス206によって利用されるべきリソースを示す割当を(例えば、ダウンリンクによって)送信しうる。そして、調整スケジューリング構成要素216は、モバイル・デバイス208によって利用されるべきリソースを示す割当を(例えば、ダウンリンクによって)送信しうる。しかしながら、権利主張される主題はそれに限定されない(例えば、調整スケジューリング構成要素210が、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208へ割当を送信し、調整スケジューリング構成要素216が、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208へ割当を送信しうる)ことが認識されるべきである。割当認識構成要素222は、アップリンク信号(例えば、SRS)を送信するために利用されるべきモバイル・デバイス206へ割り当てられるリソースを検出しうる。例えば、割当認識構成要素222は、基地局202から受信した割当から割り当てられたリソースを検出しうる。さらに、送信構成要素224は、検出されたリソースを利用するモバイル・デバイス206からアップリンク信号(例えば、SRS)を送信しうる。同様に、割当認識構成要素226は、アップリンク信号(例えば、SRS)を送信するために適用されるべきモバイル・デバイス208へ割り当てられるリソースを識別しうる。例によれば、割当認識構成要素226は、基地局204から受信した割当から割り当てられたリソースを識別しうる。さらに、送信構成要素224は、識別されたリソースを適用するモバイル・デバイス208から、アップリンク信号(例えば、SRS)を送信しうる。
受信構成要素212は、モバイル・デバイス206によって送信されたアップリンク信号、および/または、モバイル・デバイス208によって送信されたアップリンク信号を取得しうる。同様に、受信構成要素218は、モバイル・デバイス208によって送信されたアップリンク信号、および/または、モバイル・デバイス206によって送信されたアップリンク信号を取得しうる。したがって、モバイル・デバイス206によって送信されたアップリンク信号、および/または、モバイル・デバイス208によって送信されたアップリンク信号は、アップリンクCoMP環境において複数のポイントにおいて(例えば、複数の基地局202−204によって)受信されうる。しかし、権利主張される主題は、それに限定されないことが認識されるべきである。
さらに、チャネル推定構成要素214および/またはチャネル推定構成要素220は、取得されたアップリンク信号(単数または複数)(例えば、SRS)に基づいて、チャネル推定を実行しうる。例によれば、調整スケジューリング構成要素210および調整スケジューリング構成要素216は、チャネル推定構成要素214および/またはチャネル推定構成要素220によって生成されたチャネル推定品質を改善するために、異なるサブフレームおよび/またはサブ帯域における干渉元モバイル・デバイス(例えば、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208)のアップリンク信号(例えば、それぞれのSRS)の送信をスケジュールしうる。この例によれば、共通のホッピング・ツリーが、基地局間で定義されうる(例えば、セル間で定義されうる)。したがって、基地局202および基地局204は、リソースを割り当てるために、共通のホッピング・ツリーを利用しうる。さらに、調整スケジューリング構成要素210および調整スケジューリング構成要素216は、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208を、共通のホッピング・ツリー上の別のノードに割り当てるように協調しうる。したがって、共通のホッピング・ツリー上に別のノードが割り当てられることによって、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208は、それぞれのアップリンク信号(例えば、それぞれのSRS)を送信するために別のリソースを利用しうる。
別の例によれば、異なるホッピング・ツリーが、システム200内の利用のために定義されうる。ホッピング・ツリーのノードは、対応するリソースにマップしうる(例えば、おのおののノードは、所与の期間の間、リソース・ブロック(RB)のセットにマップしうる)。したがって、調整スケジューリング構成要素210および/または調整スケジューリング構成要素216は、モバイル・デバイス206を、第1のホッピング・ツリー上の特定のノードに割り当て、モバイル・デバイス208を、第2のホッピング・ツリー上の特定のノードに割り当てる。例によれば、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208が割り当てられるそれぞれのノードは、時間にわたって同じリソース(例えば、同じホッピング・シーケンス)にリンクされ、これによって、アップリンク信号が、時間にわたって、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208によって、同じリソースで送信されうる。この例によれば、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208は、時間にわたってともにホップするようにスケジュールされうる。別の例によれば、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208が割り当てられるそれぞれのノードは、時間にわたって異なるリソース(例えば、異なるホッピング・シーケンス)へリンクされ、もって、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208によって送信されるアップリンク信号間の干渉がランダム化されうる。このような例によれば、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208は、時間にわたって、互いにランダムにホップしうる。
本明細書に記載された例の多くは、ホッピング・ツリー(例えば、チャネル・ツリー)の利用に関連するが、任意のマッピング手順が、添付された特許請求の範囲のスコープ内に入るように意図されていることが認識されるべきである。例えば、権利主張される主題に関連して導入されうるマッピング手順の別の例は、ビット・マッピングであるが、しかしながら、権利主張された主題は、それには限定されない。
図3に移って、ホッピング・ツリー300の例が示される。ホッピング・ツリー300は、CoMPをサポートする無線通信環境内のアップリンクにおけるリソースを割り当てることに関連する基地局(例えば、図2の基地局202、図2の基地局204)によって利用されうる。ホッピング・ツリー300のノードは、所与の時間において、対応するRBのセットにマップしうる。
図示されるように、ホッピング・ツリー300は、16のベース・ノード302−332を含みうる。しかしながら、権利主張される主題に関して導入されるホッピング・ツリーは、実質的に任意の数のベース・ノードを含みうるか、および/または、図3に図示される構造に限定されないことが認識されるべきである。
ベース・ノード302−332はおのおの、所与の時間において、それぞれのRBのセットにマップしうる。さらに、異なる時間またはフレームにおいて、ベース・ノード302−332は、周波数ホッピングを提供するために、それぞれ異なるRBのセットにマップしうる。さらに、RBのセットは、オーバラップすることができない。したがって、ベース・ノード302−332は、直交的にマップし、これによって、(例えば、ベース・ノード302−322からの)2つのベース・ノードが、同時に同じ物理リソースへマップしないようになる(例えば、RBは、所与の時間において、ベース・ノード302−322からの複数のノードにはマップされない)。
ホッピング・ツリー300内のおのおののノードは、チャネル識別子(ID)に関連付けられうる。ノードがモバイル・デバイスに割り当てられた場合、このようなノードのチャネルIDは、モバイル・デバイスに伝えられうる。モバイル・デバイスは、ホッピング・ツリー300からの1または複数のノードを割り当てられうる。例えば、モバイル・デバイスが、ベース・ノード302に対応する割当を送られた場合、モバイル・デバイスは、ベース・ノード302に関連する対応するRBのセットを利用してアップリンク信号(例えば、SRS)を送信しうる。別の例示によれば、モバイル・デバイスは、より高いレベルのノードを割り当てられうる。この例によれば、モバイル・デバイスがノード334に割り当てられた場合、モバイル・デバイスは、ベース・ノード302およびベース・ノード304に関連する対応するRBのセットを適用してアップリンク信号(例えば、SRS)を送信しうる。さらに、権利主張される主題は、前述の例に限定されないことが考慮される。
例によれば、ホッピング・ツリー300は、アップリンクCoMPを導入する無線通信環境において、基地局間で定義されうる(例えば、セル間で定義されうる)。この例によれば、近隣の基地局は、干渉元のモバイル・デバイスを識別するために協調しうる。さらに、干渉元のモバイル・デバイスは、ホッピング・ツリー300上の別のノードに割り当てられうる。したがって、干渉元のモバイル・デバイスは、それぞれのアップリンク信号(例えば、それぞれのSRS)を送信する場合、異なるRBのセットを利用しうる。別の例によれば、レガシー・モバイル・デバイス(単数または複数)(例えば、レガシー・ユーザ(単数または複数))が、SRSについて1つのサブフレームでスケジュールされうる一方、非レガシー・モバイル・デバイス(単数または複数)(例えば、非レガシー・ユーザ(単数または複数))の場合、偽のセルIDベースのホッピングがサポートされうる。さらに、上述したことは、時分割デュプレクス(TDD)におけるダウンリンクでの使用のために拡張されうることが考慮される。しかしながら、権利主張される主題は、それに限定されない。
別の例によれば、アップリンクCoMP無線通信環境において複数のホッピング・ツリーが定義され、(例えば、複数のセルのような)複数の基地局によって使用されうる。ここで、複数のホッピング・ツリーは、ホッピング・ツリー300に類似しうる。例示目的のために、2つのホッピング・ツリーが、2つの基地局によって適用される場合が考慮される。しかし、このような例は、別の数のホッピング・ツリー、および/または、別の数の基地局に拡張されうることが考慮される。さらに、2つの基地局は、第1のモバイル・デバイスを、第1のホッピング・ツリーからのノードに割り当て、第2のモバイル・デバイスを、第2のホッピング・ツリーからのノードに割り当てるように協調する。第1のモバイル・デバイスに割り当てられた第1のホッピング・ツリーからのノードと、第2のモバイル・デバイスに割り当てられた第2のホッピング・ツリーからのノードは、同じ物理リソース(例えば、共通のRBのセット)、または、異なる物理リソース(例えば、異なるRBのセット)にマップしうることが考慮される。したがって、異なるサービス提供基地局を持つ複数のモバイル・デバイスは、同じ物理リソースまたは異なる物理リソースが割り当てられうる。
前述した例によれば、複数のホッピング・ツリーはおのおの、全体的に同じ帯域幅にマップしうる。例えば、無線通信環境における使用のために10MHzの帯域幅が利用可能である場合、複数のホッピング・ツリーはおのおの、同じ10MHzから、対応するRBのセットへノードをマップしうる。
さらに、2つのホッピング・ツリーが導入される例によれば、第1のホッピング・ツリーにおけるノード0に対応するRBのセットは、時間にわたって、第2のホッピング・ツリーにおけるノード0に対応するRBのセットと同じでありうる(例えば、2つの並行したホッピング・ツリーが定義されうる)。例えば、第1の基地局によってチャネルID 0を割り当てられた(例えば、第1のホッピング・ツリーからのノード0に関連付けられた)モバイル・デバイスは、第2の基地局によってチャネルID 0を割り当てられた(例えば、第2のホッピング・ツリーからのノード0に関連付けられた)別のモバイル・デバイスと衝突しうる。したがって、異なるセルにおいてスケジュールされたモバイル・デバイスは、このようなシナリオの下で共にホップしうる。
2つのホッピング・ツリーが使用される別の例によれば、第1のホッピング・ツリー上のノード0に対応するRBのセットは、第1の期間中、第2のホッピング・ツリー上のノード1に対応するRBのセットに類似しうる。さらに、第2の期間中、第1のホッピング・ツリー上のノード0に対応するRBのセットは、第2のホッピング・ツリー上のノード3に対応するRBのセットに類似しうる等である。したがって、ホッピング・ツリーは、干渉をランダム化するために、異なるホッピング・シーケンスを実施しうる。したがって、異なるセルでスケジュールされたモバイル・デバイスは、互いに関してランダムにホップしうる。
図4を参照して、アップリンクCoMPを導入する無線通信環境において、基地局間の動作を調整し、アクノレッジメントを交換するシステム400が例示されている。システム400は、複数の基地局(例えば、基地局202および基地局204)と、複数のモバイル・デバイス(例えば、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208)とを含む。本明細書に記載されるように、基地局202は、調整スケジュール構成要素210、受信構成要素212、およびチャネル推定構成要素214を含み、同様に、基地局204は、調整スケジュール構成要素216、受信構成要素218、およびチャネル推定構成要素220を含みうる。さらに、モバイル・デバイス206は、割当認識構成要素222および送信構成要素224を含み、モバイル・デバイス208は、割当認識構成要素226および送信構成要素228を含みうる。
基地局202および基地局204(および/または任意の他の基地局(単数または複数))は、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208(および/または、任意の他のモバイル・デバイス(単数または複数))との通信のための協調ストラテジを生成する動作を調整しうる。このため、基地局202は、協調構成要素402を含み、基地局204は、協調構成要素404を含みうる。協調構成要素402および協調構成要素404は、1または複数の協調技術を有効にするために、基地局202および基地局204の動作を調整しうる。例えば、協調技術が導入され、これによって、モバイル・デバイス206および/またはモバイル・デバイス208は、基地局202および基地局204によって協調的にサービス提供される。したがって、協調構成要素402および協調構成要素404によって管理されるような仮想的なMIMOが実行され、基地局202および基地局204を1つの基地局として効率的に取り扱う。しかしながら、権利主張される主題は、それに限定されないことが認識されるべきである。
協調構成要素402および協調構成要素404によってサポートされる協調ストラテジによって、基地局202および基地局204は、ともに、リソース、アンテナ等をプールすることができる。さらに、このような協調ストラテジは、共通の協調ストラテジに含まれる基地局202および基地局204(例えば、協調スケジューリング構成要素210および協調スケジューリング構成要素216)によって取り扱われる共同スケジューリングを考慮しうる。さらに、共通の協調ストラテジにおいて、基地局202と基地局204との間で情報が共有されうる。例えば、共有される情報は、(例えば、共通の協調ストラテジにおける基地局(単数または複数)とモバイル・デバイス(単数または複数)との間のチャネル(単数または複数)に関する)チャネル情報、(例えば、共通の協調ストラテジにおけるモバイル・デバイス206および/またはモバイル・デバイス208から受信した)パケット等を含みうる。したがって、基地局202および基地局204は、互いに協調しうる。しかし、基地局202および基地局204は、異なる協調ストラテジに含まれる基地局と協調する必要はない。
協調構成要素402および協調構成要素404(および/または調整スケジューリング構成要素210および調整スケジューリング構成要素216)は、システム400内の基地局202、基地局204、モバイル・デバイス206、および/または、モバイル・デバイス208(および/または、他の任意の基地局(単数または複数)および/またはモバイル・デバイス(単数または複数))間のそれぞれの送信を調整しうる。一般に、協調構成要素402および協調構成要素404は、基地局202および基地局204それぞれによって利用され、ノード・クラスタリング、スケジューリング等に関連するスケジュール決定の計算および/または実行を行う。これらの目的のために、協調構成要素402および協調構成要素404は、モバイル・デバイス206および/またはモバイル・デバイス208との通信のために利用されるべき各ノードをスケジュールし、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208との通信を実施するための協調形態を決定する等を行いうる。
さまざまな態様によれば、例えば、モバイル・デバイス・モビリティ、モバイル・デバイス206および/またはモバイル・デバイス208に関連付けられたキャリア対干渉(C/I)レベル、基地局202と基地局204(および/または、任意の他の基地局(単数または複数))の間のバックホール・リンクの機能に基づいて、協調構成要素402および協調構成要素404によって、協調ストラテジが選択されうる。他の態様によれば、それぞれのモバイル・デバイス(例えば、モバイル・デバイス206、モバイル・デバイス208、別のモバイル・デバイス(単数または複数))に関連付けられた計画されたレートは、それぞれの協調技術を選択するために、例えばバックホール帯域幅、レイテンシ制約等のような要因とともに利用されうる。
さらに、基地局202は、アクノレッジメント(ACK)送信構成要素406を含み、同様に、基地局204は、ACK送信構成要素408を含みうる。ACK送信構成要素406およびACK送信構成要素408によって、ダウンリンクで、アクノレッジメントが、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208へ送信されるようになる。さらに、モバイル・デバイス206は、ACK受信構成要素410を含み、モバイル・デバイス208は、ACK受信構成要素412を含みうる。ACK受信構成要素410は、ダウンリンクでモバイル・デバイス206のために送られたアクノレッジメントを認識および取得し、ACK受信構成要素412は、ダウンリンクでモバイル・デバイス208のために送られたアクノレッジメントを認識および取得しうる。
ACK送信構成要素406およびACK送信構成要素408は、それぞれのアクノレッジメントを送るために利用するために、ダウンリンクにおけるリソースを選択しうる。さらに、ACK受信構成要素410は、モバイル・デバイス206のアクノレッジメントが伝送されるダウンリンクにおけるリソースを識別し、ACK受信構成要素412は、モバイル・デバイス208のアクノレッジメントが伝送されるダウンリンクにおけるリソースを識別しうる。したがって、アクノレッジメントを送信するために適用されるダウンリンク上のリソースは、アクノレッジメントが応答するアップリンク信号のための割当にリンクされうる。さらに詳しくは、アクノレッジメントのために利用されるリソースは、ホッピング・ツリーや、(例えば、調整スケジューリング構成要素210および/または調整スケジューリング構成要素216によって提供される)アップリンク信号のために割り当てられたホッピング・ツリーからのノードにマップされうる。したがって、追加ビット(単数または複数)が、割当の識別情報に導入されうる。ここで、追加ビット(単数または複数)は、アップリンク信号のために割り当てられたノードを含む対応するホッピング・ツリーに関連しうる。追加ビット(単数または複数)は、このようなモバイル・デバイスが、それぞれのアップリンク信号を送信するために、同じ物理リソースに割り当てられているか、別の物理リソースに割り当てられているかに関わらず、モバイル・デバイスを区別することができる。例によれば、チャネルIDは、ホッピング・ツリーを示す追加ビット(単数または複数)を含みうる。このホッピング・ツリーは、アップリンク信号が同じアップリンク・リソースで送信されたか、別のアップリンク信号で送信されたかに関わらず、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208によって送信されたアップリンク信号を個別にアクノレッジすることができる。
調整スケジューリング構成要素210および調整スケジューリング構成要素216は、第1のホッピング・ツリーからのノードをモバイル・デバイス206へ割り当て、第2のホッピング・ツリーからのノードをモバイル・デバイス208へ割り当てるように協調しうる。モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208は、それぞれ割り当てられたノードに関連付けられた対応するリソースを認識しうる。したがって、モバイル・デバイス206(例えば、送信構成要素224)は、第1のホッピング・ツリーから割り当てられたノードに対応するリソースで、アップリンク信号(例えば、SRS)を送信し、モバイル・デバイス208(例えば、送信構成要素228)は、第2のホッピング・ツリーから割り当てられたノードに対応するリソースで、アップリンク信号(例えば、SRS)を送信しうる。さらに、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208が、それぞれのアップリンク信号を、同じリソースで送信するか、あるいは別のリソースで送信するかに関わらず、個別のアクノレッジメントがダウンリンクで送信されうる。
例によれば、第1のホッピング・ツリーからのノードと、第2のホッピング・ツリーからのノードとは、時間にわたって同じ物理リソースにマップしうる(例えば、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208は、時間にわたってともにホップしうる)。例えば、異なるサービス提供基地局(例えば、基地局202および基地局204)を持つモバイル・デバイス(例えば、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208)は、マルチ・ユーザMIMO(MU−MIMO)を用いて同じリソースが割り当てられうる。これは、両方の基地局(例えば、基地局202と基地局204、両セル)との明示的なホッピング・モード(例えば、ディセーブルされたセル・ベースのホッピング)を使用することによって有効とされうる。さらに、アクノレッジメント目的のために、ACK送信構成要素406およびACK送信構成要素408によって送信されたアクノレッジメントは、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208にそれぞれ割り当てられたリソースにリンクされうる。割り当てられたノードは、同じ物理リソースにマップしうるが、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208は、前述した例における異なるホッピング・ツリーから割り当てられたノードであるので、割当が識別されうる。したがって、(例えば、ACK送信構成要素406および/またはACK送信構成要素408によって送信され、ACK送信構成要素410および/またはACK送信構成要素412によって取得されるような)アクノレッジメントをダウンリンクで交換するために、異なるリソースが利用されうる。
別の例によれば、第1のホッピング・ツリーからのノードと、第2のホッピング・ツリーからのノードとが、時間によって異なる物理リソースにマップしうる。したがって、モバイル・デバイス206およびモバイル・デバイス208からのアップリンク信号の送信に関連付けられた(例えば、MU−MIMOのための)周波数ダイバーシティが生成されうる。このような周波数ダイバーシティを提供するために、さまざまなホッピング・スキームが実施されうる。ホッピング・スキームの例は、セル特有のホッピング、クラスタ・ベースのホッピング、サブ帯域ホッピング等をともなう暗黙的なホッピング・モードを含みうる。例えば、異なるホッピング・シーケンスが、(例えば、CoMPクラスタのように、基地局のセットおよびモバイル・デバイスのセットを含む)クラスタのアイデンティティおよび/またはセルIDに基づいて定義されうる。さらに、(例えば、ACK送信構成要素406および/またはACK送信構成要素408によって送信され、ACK受信構成要素410および/またはACK受信構成要素412によって取得される)アクノレッジメントをダウンリンクによって交換するために適用されるリソースが、(例えば、割り当てられたホッピング・ツリー、および、割り当てられたホッピング・ツリーからのノードに関連する)アップリンク信号のために割り当てられたそれぞれの物理リソースにリンクされうる。
例示によれば、CoMPセル(例えば、基地局202、基地局204)は、クラスタにグループ化されうる。クラスタ間での調整が欠けている間、特定のクラスタ内で調整がイネーブルされうる。例として、クラスタは、相互接続された遠隔ラジオ・ヘッド(RRH)のセットでありうる。さらに、ホッピング・シーケンスが、セル特有の置換およびクラスタ特有の(例えば、クラスタ内の基地局間で共通の)置換のシリーズ(例えば、プロダクト)として定義されうる。クラスタ特有の置換は、異なるクラスタ間で異なる。さらに、セル特有の置換は、所与のクラスタについて(例えば、共通のホッピングについて)同じであるか、あるいは、(例えば、独立したホッピングついて)ランダム化されうる。
他の態様によれば、専用基準信号(DRS)が(例えば、基地局202、基地局204に対応する)サービス提供セルIDに基づいてチャネル化されると、パイロットは直交化されない。したがって、基地局202および基地局204(例えば、受信セル)は、(例えば、チャネル推定構成要素214およびチャネル推定構成要素220によって生成された)チャネル推定信号対雑音比(SNR)を改善するために、パイロット干渉除去を使用しうる。さらに、異なるホッピング・ツリーを利用することによって、異なるパイロット・オフセットの適用できるようになる。例えば、パイロット・オフセットは、ホッピング・ツリーにリンクされうる(例えば、第1のホッピング・ツリーが、パイロット・オフセット0に関連付けられ、第2のホッピング・ツリーが、パイロット・オフセット1に関連付けられうる)。パイロット・オフセットは、時間または周波数において直交するパイロット・パターンを生成するように設計されうる。したがって、(アップリンクCoMPに関連付けられた)マルチ・セル送信のコンテキストでは、セル間での(例えば、基地局間での)直交性を与えるために、互いに直交する異なるパイロット・オフセットが導入されうる。これは、一般に、従来技術を適用する場合には存在しない。別の例によれば、直交パイロットは、下位互換性のない場合にZadoff−Chuシーケンスを実施することによって取得されうる(例えば、モバイル・デバイス206またはモバイル・デバイス208は、非サービス提供セルに対応するZadoff−Chuシーケンスを割り当てられうる)(例えば、Zadoff−Chuシーケンスは、Chuシーケンスとも称されうる)。しかしながら、権利主張された主題は、それには限定されない。
図5および図6を参照して、無線通信環境においてアップリンクCoMPを高めることに関連する方法が例示される。説明を単純にする目的で、これら方法は、一連の動作として示され説明されているが、これら方法は、1または複数の実施形態にしたがって、幾つかの動作が本明細書で示され記載されたものとは異なる順序で、あるいは他の動作と同時に生じうるので、動作の順序によって限定されないことが理解され認識されるべきである。例えば、当業者であれば、これら方法はその代わりに、例えば状態図におけるように、一連の相互関連する状態またはイベントとして表されうることを理解し認識するだろう。さらに、1または複数の実施形態にしたがって方法を実現するために、必ずしも例示されたすべての動作が必要とされる訳ではない。
図5に移って、アップリンクCoMP無線通信環境においてアップリンク送信をスケジュールすることを容易にする方法500が例示される。502では、アップリンク調整マルチ・ポイント(CoMP)環境において、近隣の基地局との調整が有効とされ、モバイル・デバイスから、アップリンク信号のためのアップリンク・リソースが割り当てられうる。例によれば、近隣の基地局との調整が導入され、モバイル・デバイスからのアップリンク信号、および、異なるサブフレームまたはサブ帯域における干渉元のモバイル・デバイスからの別のアップリンク信号がスケジュールされうる。しかしながら、権利主張された主題は、それには限定されない。504では、アップリンク・リソースを識別する情報が、モバイル・デバイスへシグナルされうる。
506では、アップリンク信号が、アップリンク・リソースで、モバイル・デバイスから受信されうる。例えば、アップリンク信号は、サウンディング基準信号(SRS)でありうる。さらに、SRSは、アップリンク・パイロットでありうる。したがって、SRSは、チャネル推定のために評価されうる。
例によれば、アップリンク・リソースに応じて識別されたダウンリンク・リソースによって、モバイル・デバイスへアクノレッジメントが送信されうる。ここでは、ダウンリンク・リソースは、近隣の基地局から別のモバイル・デバイスへアクノレッジメントを送信するために利用される他のダウンリンク・リソースとは異なりうる。したがって、モバイル・デバイスによって適用されるアップリンク・リソースが、別のアップリンク信号のために別のモバイル・デバイスへ割り当てられたアップリンク・リソースと実質的に類似していようか、あるいは、異なっていようかに関わらず、モバイル・デバイスのためのアクノレッジメントのために使用されるダウンリンク・リソースは、別のモバイル・デバイスのためのアクノレッジメントのために使用される別のダウンリンク・リソースとは異なる。
別の例によれば、ホッピング・ツリーが、アップリンクCoMP環境における基地局間で定義されうる。例えば、モバイル・デバイスおよび別のモバイル・デバイスは、互いに干渉するものとして識別されうる。この例によれば、近隣の基地局との調整が有効とされ、モバイル・デバイスが、ホッピング・ツリーの第1のノードへ、別のモバイル・デバイスが、ホッピング・ツリーの第2のノードへと割り当てられる。ここで、第1のノードは、アップリンク・リソースにマップし、第2のノードは、オーバラップしない別のアップリンク・リソースにマップしうる。しかしながら、権利主張される主題は、前述の例に限定されないことが認識されるべきである。
別の例によれば、アップリンク信号はパイロットでありうる。この例によれば、パイロット干渉除去が実施され、チャネル推定SNRが改善されうる。さらに、直交パイロットが、アップリンクCoMP環境で利用されうる。したがって、例えば、基地局間の直交性が、Zadoff−Chuシーケンスを用いうることにより得られる。したがって、パイロットを直交化するために、非サービス提供基地局(例えば、非サービス提供セル)に対応するZadoff−Chuシーケンスがモバイル・デバイスに割り当てられうる。しかし、権利主張される主題は、それに限定されないことが考慮される。
図6を参照して、アップリンクCoMP無線通信環境において、基地局間で複数のホッピング・ツリーを適用することを容易にする方法600が例示される。602では、調整マルチ・ポイント(CoMP)環境において、近隣の基地局との協調が有効とされ、アップリンク信号を送信するために、ホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソースが、モバイル・デバイスへ割り当てられうる。さらに、別のホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソースが、別のアップリンク信号を送信するために、別のモバイル・デバイスへ割り当てられうる。例によれば、ホッピング・ツリーからのノードと、別のホッピング・ツリーからのノードとが、時間にわたって実質的に同じアップリンク・リソースへマップしうる。この例によれば、ホッピング・ツリーおよび別のホッピング・ツリーによって、モバイル・デバイスおよび別のモバイル・デバイスは、ともにホップできるようになる。別の例によれば、ホッピング・ツリーからのノードと、別のホッピング・ツリーからのノードとは、時間にわたって異なるアップリンク・リソースにマップしうる。この例によれば、ホッピング・ツリーおよび別のホッピング・ツリーによって、異なるホッピング・シーケンスが利用されうる。例えば、セル特有のホッピング・シーケンス、クラスタ・ベースのホッピング・シーケンス等が利用されうる。別の例によれば、異なるホッピング・シーケンスはおのおの、セル特有の置換(例えば、セル特有のホッピング・シーケンス)、および、クラスタ特有の置換(例えば、クラスタ・ベースのホッピング・シーケンス)のシリーズ(例えば、プロダクト)として定義されうる。しかし、権利主張される主題は、それに限定されないことが考慮される。
604では、アップリンク・リソースを示す情報が、モバイル・デバイスにシグナルされうる。606では、アップリンク信号が、アップリンク・リソースでモバイル・デバイスから受信されうる。例えば、アップリンク信号は、SRSでありうる。これは、チャネル推定のためのアップリンク・パイロットとして利用されうる。
608では、ホッピング・ツリーの識別情報に応じて認識されたダウンリンク・リソースによって、および、ホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソースによって、アクノレッジメントがモバイル・デバイスへ送信されうる。例えば、CoMP環境において2つのホッピング・ツリーが適用される場合、ホッピング・ツリーの識別情報を示す追加ビットが、チャネル識別子に含まれうる。ここで、ダウンリンク・リソースは、追加ビットを持つチャネル識別子に応じうる。しかしながら、権利主張される主題は、それに限定されない。したがって、ホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソース、および、別のホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソースが、時間にわたって実質的に同じである(例えば、ともにホップする)か、異なっているか(例えば、ランダムにホップする)に関わらず、モバイル・デバイスのためのアクノレッジメントのために使用されるダウンリンク・リソースは、別のモバイル・デバイスのためのアクノレッジメントのために使用される別のダウンリンク・リソースとは異なる。
本明細書に記載された1または複数の態様によれば、推論がなされ、アップリンクCoMP無線通信環境において、アップリンク・リソースの割当、および/または、アクノレッジメントの区別がなされうる。本明細書で使用されるように、「推論する」または「推論」なる用語は一般に、イベントおよび/またはデータによって取得されたような観察のセットから、システム、環境、および/または、ユーザの状態の推論あるいはそれらに関する推理のプロセスを称する。推論は、特定のコンテキストまたは動作を特定するために適用されるか、あるいは、例えば状態にわたる確率分布を生成しうる。推論は、確率論的、すなわち、データおよびイベントの考慮に基づいて、該当する状態にわたる確率分布を計算することでありうる。推論はまた、イベントおよび/またはデータのセットから、より高いレベルのイベントを構築するために適用される技術を称することができる。そのような推論によって、イベントが時間的に近接していようといまいと、これらイベントおよびデータが1または幾つかのイベント・ソースおよびデータ・ソースに由来していようと、観察されたイベントおよび/または格納されたイベント・データのセットから、新たなイベントまたは動作を構築することができる。
例によれば、上述した1または複数の方法は、アクノレッジメントのためのダウンリンク・リソースを決定することに関して、推論を行うことを含みうる。さらなる例示によれば、CoMP環境において適用するために、モバイル・デバイスへ割り当てるためのアップリンク・リソースを識別することに関連して推論がなされうる。前述した例は本質的には例示的であり、本明細書に記載されたさまざまな実施形態および/または方法と連携してなされうる推論の数、あるいは、そのような推論がなされる方式を限定することは意図されていないことが認識されるだろう。
図7は、アップリンクCoMP無線通信システムにおいて、アクノレッジメントを受信するモバイル・デバイス700の実例である。モバイル・デバイス700は、例えば受信アンテナ(図示せず)から信号を受信し、受信した信号について一般的な動作(例えば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート等)を実行し、この調整された信号をデジタル化してサンプルを得る受信機702を備える。受信機702は、例えばMMSE受信機であり、受信したシンボルを復調し、それらをチャネル推定のためにプロセッサ706へ送る復調器704を備えうる。プロセッサ706は、受信機702によって受信された情報の分析、および/または、送信機716(例えば、図2の送信構成要素224、図2の送信構成要素224)による送信のための情報の生成に特化されたプロセッサ、モバイル・デバイス700の1または複数の構成要素を制御するプロセッサ、および/または、受信機702によって受信された情報を分析し、送信機716による送信のための情報を生成し、モバイル・デバイス700の1または複数の構成要素を制御するプロセッサでありうる。
モバイル・デバイス700はさらに、プロセッサ706に動作可能に接続されたメモリ708を備えうる。メモリ708は、送信されうるデータ、受信されたデータ、および、本明細書に記載されたさまざまな動作および機能を実行することに関連するその他任意の適切な情報を格納しうる。メモリ708、例えば、アップリンク信号の送信のためにモバイル・デバイス700へ割り当てられたアップリンク・リソースを識別することと、アクノレッジメントが送信されうるダウンリンク・リソースを認識することと、アクノレッジメントを検出するためのダウンリンク/リソースをモニタすること等に関連付けられたプロトコルおよび/またはアルゴリズムを格納しうる。
本明細書に記載されたデータ・ストア(例えば、メモリ708)は、揮発性メモリであるか、あるいは不揮発性メモリである。あるいは、揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含みうることが認識されるだろう。限定ではなく例示によって、不揮発性メモリは、読取専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電子的プログラマブルROM(EPROM)、電子的消去可能PROM(EEPROM)、あるいはフラッシュ・メモリを含みうる。揮発性メモリは、外部キャッシュ・メモリとして動作するランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含みうる。限定ではなく例示によって、RAMは、例えばシンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブル・データ・レートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクト・ラムバスRAM(DRRAM)のような多くの形態で利用可能である。主題となるシステムおよび方法のメモリ708は、限定される訳ではないが、これらおよびその他任意の適切なタイプのメモリを備えることが意図される。
プロセッサ706は、割当認識構成要素710および/またはACK受信構成要素712に動作可能に接続されうる。割当認識構成要素710は、図2の割当認識構成要素222、および/または、図2の割当認識構成要素226に実質的に類似しうる。さらに、ACK受信構成要素712は、図4のACK受信構成要素410、および/または、図4のACK受信構成要素412に実質的に類似しうる。割当認識構成要素710は、割当を取得し、アップリンク信号(例えば、SRS)を送信するために、モバイル・デバイス700に割り当てられたアップリンク・リソースを検出しうる。さらに、アップリンク・リソースは、このようなアップリンク信号を(例えば、送信機716によって)送信するために使用されうる。アップリンク信号を送信することに応じて、ACK受信構成要素712は、アクノレッジメントを送信するために利用されうるダウンリンク・リソースを認識し、アクノレッジメントのためのダウンリンク・リソースをモニタしうる。モバイル・デバイス700はさらに、変調器714と、データ、信号等を基地局へ送信する送信機716とを備えうる。プロセッサ706と別に示されているが、割当認識構成要素710、ACK受信構成要素712、および/または、変調器714は、プロセッサ706または多くのプロセッサ(図示せず)の一部でありうることが認識されるべきである。
図8は、アップリンクCoMP無線通信環境において、アップリンク信号をスケジュールするシステム800の例示である。システム800は、複数の受信アンテナ806によって1または複数のモバイル・デバイス804から信号(単数または複数)を受信する受信機810(例えば、図2の受信構成要素212、図2の受信構成要素218)と、送信アンテナ808によって1または複数のモバイル・デバイス804へ送信する送信機824とを有する、基地局802(例えば、アクセス・ポイント)を備える。さらに、基地局802は、1または複数の他の基地局からの、複数の受信アンテナ806を介した信号(単数または複数)を、受信機810を用いて受信し、および/または、送信機824を用いて、送信アンテナ808を介して、1または複数の別の基地局へ送信しうる。別の例示によれば、基地局802は、1または複数の他の基地局と、バックホールによって、信号(単数または複数)の(例えば、受信機810を用いた)受信および/または(例えば、送信機824を用いた)送信を行いうる。受信機810は、受信アンテナ806から情報を受信する。さらに、受信した情報を復調する復調器812と動作可能に関連付けられている。復調されたシンボルは、図7に関して上述されたプロセッサに類似しうるプロセッサ814によって分析される。プロセッサ814は、モバイル・デバイス(単数または複数)804および/または他の基地局(単数または複数)との間で送受信されるデータ、および/または、本明細書に記載されたさまざまな動作および機能を実行することに関連するその他任意の適切な情報を格納するメモリ816に接続されている。プロセッサ814はさらに、調整スケジューリング構成要素818および/またはACK送信構成要素820に接続される。調整スケジューリング構成要素818は、図2の調整スケジューリング構成要素210、および/または、図2の調整スケジューリング構成要素216に実質的に類似しうる。さらに、ACK送信構成要素820は、図4のACK送信構成要素406、および/または、図4のACK送信構成要素408に実質的に類似しうる。調整スケジューリング構成要素818によって、(例えば、SRS(単数または複数)のような)アップリンク信号(単数または複数)を送信することに関連して利用するためのアップリンク・リソースを、1または複数のモバイル・デバイス804へ割り当てるために、他の基地局(単数または複数)と調整することが可能となる。さらに、ACK送信構成要素820は、アップリンク信号(単数または複数)を受信することに応答して、1または複数のモバイル・デバイス804へアクノレッジメントを送信するために利用するダウンリンク・リソースを識別しうる。さらに、ACK送信構成要素820は、このようなアクノレッジメントを送信しうる。さらに、図示していないが、基地局802はさらに、(例えば、図2のチャネル推定構成要素214、および/または、図2のチャネル推定構成要素220に実質的に類似した)チャネル推定構成要素、および/または、(例えば、図4の協調構成要素402、および/または、図4の協調構成要素404に実質的に類似した)協調構成要素を含みうることが認識されるべきである。基地局802はさらに、変調器822を含みうる。変調器822は、前述した記載にしたがって、送信機824によってアンテナ808を介してモバイル・デバイス(単数または複数)804へ送信されるフレームを多重化しうる。プロセッサ814と別に示されているが、調整スケジューリング構成要素818、ACK送信構成要素820、および/または、変調器822は、プロセッサ814または多くのプロセッサ(図示せず)の一部でありうることが認識されるべきである。
図9は、無線通信システム900の例を示す。無線通信システム900は、簡潔さの目的で、1つの基地局910と1つのモバイル・デバイス950とを示している。しかしながら、システム900は、1より多い基地局、および/または、1より多いモバイル・デバイスを含むことができ、これら追加の基地局および/またはモバイル・デバイスは、以下に説明する基地局910およびモバイル・デバイス950の例と実質的に同じでも、別のものでもありうることが認識されるべきである。それに加えて、基地局910および/またはモバイル・デバイス950は、無線通信を容易にするために、本明細書に記載されたシステム(図1−2、4、7−8、10)および/または方法(図5−6)を適用しうることが認識されるべきである。
基地局910では、多くのデータ・ストリームのためのトラフィック・データが、データ・ソース912から送信(TX)データ・プロセッサ914へ提供される。一例によれば、おのおののデータ・ストリームが、それぞれのアンテナを介して送信される。TXデータ・プロセッサ914は、トラフィック・データ・ストリームをフォーマットし、このデータ・ストリームのために選択された特定の符号化スキームに基づいて符号化し、インタリーブして、符号化されたデータを提供する。
おのおののデータ・ストリームの符号化されたデータは、直交周波数分割多重化(OFDM)技術を用いてパイロット・データと多重化されうる。さらに、あるいは、その代わりに、パイロット・シンボルは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、あるいは符号分割多重化(CDM)されうる。パイロット・データは一般に、既知の方法で処理される既知のデータ・パターンであり、チャネル応答を推定するためにモバイル・デバイス950において使用されうる。おのおののデータ・ストリームについて多重化されたパイロットおよび符号化されたデータは、データ・ストリームのために選択された特定の変調スキーム(例えば、バイナリ・フェーズ・シフト・キーイング(BPSK)、直交フェーズ・シフト・キーイング(QPSK)、Mフェーズ・シフト・キーイング(M−PSK)、M直交振幅変調(M−QAM)等)に基づいて変調(例えば、シンボル・マップ)され、変調シンボルが提供される。おのおののデータ・ストリームのデータ・レート、符号化、および変調は、プロセッサ930によって実行または提供される命令によって決定されうる。メモリ932は、プロセッサ930、あるいは、基地局910のその他の構成要素によって使用されるプログラム・コード、データ、およびその他の情報を格納しうる。
データ・ストリームの変調シンボルは、(例えば、OFDMのために)変調シンボルを処理するTX MIMOプロセッサ920に提供される。TX MIMOプロセッサ920はその後、N個の変調シンボル・ストリームを、N個の送信機(TMTR)922a乃至922tへ提供する。さまざまな実施形態において、TX MIMOプロセッサ920は、データ・ストリームのシンボル、および、そのシンボルが送信されるアンテナへ、ビームフォーミング重みを適用する。
おのおのの送信機922は、1または複数のアナログ信号を提供するために、それぞれのシンボル・ストリームを受信して処理し、さらには、MIMOチャネルを介した送信に適切な変調信号を提供するために、このアナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)する。さらに、送信機922a乃至922tからのN個の変調信号は、N個のアンテナ924a乃至924tそれぞれから送信される。
モバイル・デバイス950では、送信された変調信号が、N個のアンテナ952a乃至952rによって受信され、おのおののアンテナ952から受信した信号が、それぞれの受信機(RCVR)954a乃至954rへ提供される。おのおのの受信機954は、それぞれの信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、およびダウンコンバート)し、この調整された信号をデジタル化してサンプルを提供し、さらにこのサンプルを処理して、対応する「受信された」シンボル・ストリームを提供する。
RXデータ・プロセッサ960は、N個の受信機954からN個のシンボル・ストリームを受信し、受信されたこれらシンボル・ストリームを、特定の受信機処理技術に基づいて処理して、N個の「検出された」シンボル・ストリームを提供する。RXデータ・プロセッサ960は、検出されたおのおののシンボル・ストリームを復調し、デインタリーブし、復号して、そのデータ・ストリームのためのトラフィック・データを復元する。RXデータ・プロセッサ960による処理は、基地局910におけるTX MIMOプロセッサ920およびTXデータ・プロセッサ914によって実行されるものと相補的である。
プロセッサ970は、上述したように、どの事前符号化行列を使用するのかを定期的に決定する。さらに、プロセッサ970は、行列インデクス部およびランク値部を備えた逆方向リンク・メッセージを規定することができる。
逆方向リンク・メッセージは、通信リンクおよび/または受信されたデータ・ストリームに関するさまざまなタイプの情報を備えうる。逆方向リンク・メッセージは、多くのデータ・ストリームに関するトラフィック・データをデータ・ソース936から受け取るTXデータ・プロセッサ938によって処理され、変調器980によって変調され、送信機954a乃至954rによって調整され、基地局910へ送り戻される。
基地局910では、モバイル・デバイス950からの変調信号が、アンテナ924によって受信され、受信機922によって調整され、復調器940によって復調され、RXデータ・プロセッサ942によって処理されて、モバイル・デバイス950によって送信された逆方向リンク・メッセージが抽出される。さらに、プロセッサ930は、ビームフォーミング重みを決定するためにどの事前符号化行列を使用するかを決定するために、この抽出されたメッセージを処理する。
プロセッサ930およびプロセッサ970は、基地局910およびモバイル・デバイス950それぞれにおける動作を指示(例えば、制御、調整、管理等)する。プロセッサ930およびプロセッサ970はそれぞれ、プログラム・コードおよびデータを格納するメモリ932およびメモリ972に関連付けられうる。プロセッサ930およびプロセッサ970はまた、アップリンクおよびダウンリンクそれぞれのための周波数およびインパルス応答推定値を導出する計算をも実行する。
本明細書に記載された実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、あるいはこれらの任意の組み合わせで実現されうることが理解されるべきである。ハードウェアで実現する場合、処理ユニットは、1または複数の特定用途向けIC(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラム可能論理回路(PLD)、フィールドプログラム可能ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本明細書に記載の機能を実行するために設計されたその他の電子ユニット、あるいはこれらの組み合わせ内に実装されうる。
これら実施形態が、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェアあるいはマイクロコード、プログラム・コードあるいはコード・セグメントで実現される場合、これらは、例えば記憶素子のような機械読取可能媒体に格納されうる。コード・セグメントは、手順、機能、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェア・パッケージ、クラス、または、命令、データ構造、あるいはプログラム文からなる任意の組み合わせを表すことができる。コード・セグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、あるいは記憶内容の引渡および/または受信を行うことによって、他のコード・セグメントまたはハードウェア回路に接続されうる。情報、引数、パラメータ、データなどは、メモリ共有、メッセージ引渡し、トークン引渡、ネットワーク送信などを含む任意の適切な手段を用いて引渡、転送、あるいは送信されうる。
ソフトウェアで実現する場合、本明細書に記載のこれら技術は、本明細書に記載の機能を実行するモジュール(例えば、手続き、機能等)を用いて実現されうる。ソフトウェア・コードは、メモリ・ユニット内に格納され、プロセッサによって実行されうる。メモリ・ユニットは、プロセッサ内部またはプロセッサ外部に実装されうる。プロセッサ外部に実装される場合、メモリ・ユニットは、当該技術分野で周知のさまざまな手段によってプロセッサと通信可能に接続されうる。
図10を参照して、無線通信環境において、基地局間で複数のホッピング・ツリーを適用することを可能にするシステム1000が例示されている。例えば、システム1000は、基地局内に少なくとも部分的に存在しうる。システム1000は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実現される機能を表す機能ブロックでありうる機能ブロックを含むものとして示されることが認識されるべきである。システム1000は、連携して動作しうる電子構成要素の論理グループ1002を含む。例えば、論理グループ1002は、調整マルチ・ポイント環境において、アップリンク信号を送信するために、ホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソースを、モバイル・デバイスへ割り当てるために、近隣の基地局と協調するための電子構成要素1004を含みうる。さらに、論理グループ1002は、モバイル・デバイスへアップリンク・リソースを示す情報をシグナルするための電子構成要素1006を含みうる。さらに、論理グループ1002は、アップリンク・リソースでモバイル・デバイスからアップリング信号を受信するための電子構成要素1008を含みうる。論理グループ1002はまた、オプションとして、ホッピング・ツリーの識別情報、および、ホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソース、に応じて認識されたダウンリンク・リソースでモバイル・デバイスへアクノレッジメントを送信するための電子構成要素1010を含みうる。さらに、システム1000は、電子構成要素1004、1006、1008、1010に関連付けられた機能を実行するための命令群を保持するメモリ1012を含みうる。メモリ1012の外側にあると示されているが、電子構成要素1004、1006、1008、1010のうちの1または複数は、メモリ1012内に存在しうることが理解されるべきである。
本明細書で開示された実施形態に関連して記述されたさまざまな例示的なロジック、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、あるいはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲートあるいはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、または上述された機能を実現するために設計された上記何れかの組み合わせを用いて実現または実施されうる。汎用プロセッサとしてマイクロプロセッサを用いることが可能であるが、代わりに、従来技術によるプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいは順序回路を用いることも可能である。プロセッサは、例えばDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1または複数のマイクロプロセッサ、またはその他任意のこのような構成である計算デバイスの組み合わせとして実現することも可能である。それに加えて、少なくとも1つのプロセッサは、上述したステップおよび/または動作のうちの1または複数を実行するように動作可能な1または複数のモジュールを備えうる。
さらに、本明細書に開示された態様に関して記述された方法またはアルゴリズムのステップおよび/または動作は、ハードウェアによって直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールで、あるいは、これら2つの組み合わせによって具体化されうる。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、あるいは、当該技術で周知のその他任意の形態の記憶媒体内に存在しうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサに結合されており、これによって、プロセッサは、記憶媒体との間で情報を読み書きできるようになる。あるいは、この記憶媒体は、プロセッサに統合されうる。さらに、ある態様では、プロセッサと記憶媒体が、ASIC内に存在しうる。さらに、ASICは、ユーザ端末に存在することができる。あるいは、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内のディスクリートな構成要素として存在することができる。それに加えて、いくつかの態様では、方法またはアルゴリズムのステップおよび/または動作が、コンピュータ・プログラム製品に組み込まれうるマシン読取可能媒体および/またはコンピュータ読取可能媒体における命令群および/またはコードのうちの1つまたは任意の組み合わせまたはセットとして存在しうる。
1または複数の態様では、説明された機能が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせで実現されうる。ソフトウェアで実現される場合、これら機能はコンピュータ読取可能媒体に格納されうるか、あるいは、コンピュータ読取可能媒体上の1または複数の命令群またはコードとして送信されうる。コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体との両方を含む。これらは、コンピュータ・プログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされる利用可能な任意の媒体でありうる。例として、限定することなく、このようなコンピュータ読取可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、所望のプログラム・コード手段を命令群またはデータ構造の形式で搬送または格納するために使用され、しかも、コンピュータによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。さらに、いかなる接続も、コンピュータ読取可能媒体と適切に称される。同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいはその他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるdiskおよびdiscは、コンパクト・ディスク(disc)(CD)、レーザ・ディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多目的ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルーレイ・ディスク(disc)を含む。通常、diskは、データを磁気的に再生し、discは、レーザを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
前述した開示は、例示的な態様および/または実施形態を開示しているが、さまざまな変更および修正が、特許請求の範囲で定義されたような説明された態様および/または実施形態の範囲から逸脱することなくなされうることが注目されるべきである。さらに、説明された態様および/または実施の構成要素は、単数形で記載または特許請求されているが、もしも単数であると明示的に述べられていないのであれば、複数が考慮される。さらに、任意の態様および/または実施形態のすべてまたは一部は、特に述べられていないのであれば、その他任意の態様および/または実施形態のすべてまたは一部とともに利用されうる。

Claims (45)

  1. 方法であって、
    アップリンク調整されたマルチ・ポイント環境において、モバイル・デバイスからのアップリンク信号のためのアップリンク・リソースを割り当てるために、近隣の基地局と調整することと、
    前記アップリンク・リソースを識別する情報を、前記モバイル・デバイスへシグナリングすることと、
    前記モバイル・デバイスから前記アップリンク信号を前記アップリンク・リソースで受信することと
    を備える方法。
  2. 前記モバイル・デバイスからのアップリンク信号と、別のサブフレームまたは別のサブ帯域のうちの少なくとも1つにおける干渉元のモバイル・デバイスからの別のアップリンク信号とを、前記近隣の基地局と調整することをさらに備える請求項1に記載の方法。
  3. 前記アップリンク信号は、サウンディング基準信号(SRS)である請求項1に記載の方法。
  4. 前記SRSは、チャネル推定のために評価されたアップリンク・パイロットである請求項3に記載の方法。
  5. 前記アップリンク・リソースに応じて識別されたダウンリンク・リソースによって、前記モバイル・デバイスへアクノレッジメントを送信することをさらに備え、
    前記ダウンリンク・リソースは、前記近隣の基地局から、別の基地局へアクノレッジメントを送信するために利用される別のダウンリンク・リソースとは異なる請求項1に記載の方法。
  6. 前記モバイル・デバイスによって適用されるアップリンク・リソースが、別のアップリンク信号のために別のモバイル・デバイスへ割り当てられたアップリンク・リソースと実質的に同じである場合、前記モバイル・デバイスのためのアクノレッジメントのために使用されるダウンリンク・リソースは、前記別のモバイル・デバイスのためのアクノレッジメントのために使用される別のダウンリンク・リソースとは異なる請求項5に記載の方法。
  7. 前記アップリンク調整されたマルチ・ポイント環境における基地局間でホッピング・ツリーが定義される請求項1に記載の方法。
  8. 前記モバイル・デバイスおよび別のモバイル・デバイスを、互いに干渉しているものとして識別することと、
    前記モバイル・デバイスを、前記ホッピング・ツリーの第1のノードに割り当て、前記別のモバイル・デバイスを、前記ホッピング・ツリーの第2のノードに割り当てるように、前記近隣の基地局と調整することとをさらに備え、
    前記第1のノードは、前記アップリンク・リソースにマップし、前記第2のノードは、オーバラップしない別のアップリンク・リソースにマップする請求項7に記載の方法。
  9. 前記アップリンク信号はパイロットである請求項1に記載の方法。
  10. 前記パイロットを直交させるために、非サービス提供基地局に対応するZadoff−Chuシーケンスを非サービス提供基地局へ割り当てることをさらに備える請求項9に記載の方法。
  11. 前記アップリンク信号を送信するために、ホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソースを、前記モバイル・デバイスへ割り当てることと、
    前記ホッピング・ツリーの識別情報、および、前記ホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソース、に応じて認識されたダウンリンク・リソースによって、前記モバイル・デバイスへアクノレッジメントを送信することと
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  12. 前記アップリンク調整されたマルチ・ポイント環境において、基地局間で、複数のホッピング・ツリーが適用される請求項11に記載の方法。
  13. 別のアップリンク信号を送信するために、別のホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソースが、別のモバイル・デバイスへ割り当てられる請求項11に記載の方法。
  14. 前記ホッピング・ツリーからのノードと、前記別のホッピング・ツリーからのノードとが、時間にわたって実質的に同じアップリンク・リソースにマップする請求項13に記載の方法。
  15. 前記ホッピング・ツリーからのノードと、前記別のホッピング・ツリーからのノードとが、時間にわたって異なるアップリンク・リソースにマップする請求項13に記載の方法。
  16. 前記ホッピング・ツリーおよび前記別のホッピング・ツリーは、異なるホッピング・シーケンスを用いる請求項15に記載の方法。
  17. 前記異なるホッピング・シーケンスは、セル特有のホッピング・シーケンスまたはクラスタ・ベースのホッピング・シーケンスのうちの少なくとも1つである請求項16に記載の方法。
  18. 前記異なるホッピング・シーケンスはおのおの、セル特有の置換およびクラスタ特有の置換のシリーズとして定義される請求項16に記載の方法。
  19. 無線通信装置であって、
    アップリンク調整されたマルチ・ポイント環境において、バックホールによって近隣の基地局と調整することによって、モバイル・デバイスからのアップリンク信号のためのアップリンク・リソースを割り当て、
    前記アップリンク・リソースを、前記モバイル・デバイスへ割り当てられたものとして示す情報を送信し、
    前記モバイル・デバイスからのアップリンク信号を、前記アップリンク・リソースで取得する
    ように構成されたプロセッサを備える無線通信装置。
  20. 前記アップリンク信号は、サウンディング基準信号(SRS)である請求項19に記載の無線通信装置。
  21. 前記モバイル・デバイスからのアップリンク信号と、別のサブフレームまたは別のサブ帯域のうちの少なくとも1つにおける干渉元のモバイル・デバイスからの別のアップリンク信号とをスケジュールするために、前記バックホールで、前記近隣の基地局と調整するように構成された少なくとも1つのプロセッサをさらに備える請求項19に記載の無線通信装置。
  22. 前記アップリンク・リソースに応じて識別されたダウンリンク・リソースによって、前記モバイル・デバイスへアクノレッジメントを送信するように構成された少なくとも1つのプロセッサをさらに備え、
    前記ダウンリンク・リソースは、前記近隣の基地局から別のモバイル・デバイスへアクノレッジメントを送信するために利用される別のダウンリンク・リソースとは異なる請求項19に記載の無線通信装置。
  23. 前記アップリンク調整されたマルチ・ポイント環境における基地局間でホッピング・ツリーが定義される請求項19に記載の無線通信装置。
  24. 前記モバイル・デバイスを、前記ホッピング・ツリーの第1のノードに、別のモバイル・デバイスを、前記ホッピング・ツリーの第2のノードに割り当てるために、前記バックホールによって、前記近隣の基地局と調整するように構成された少なくとも1つのプロセッサをさらに備え、
    前記第1のノードは、前記アップリンク・リソースにマップし、前記第2のノードは、オーバラップしない別のアップリンク・リソースにマップする請求項23に記載の無線通信装置。
  25. 前記アップリンク信号を送信するために、ホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソースを、前記モバイル・デバイスへ割り当て、
    前記ホッピング・ツリーの識別情報、および、前記ホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソース、に応じて識別されたダウンリンク・リソースによって、前記モバイル・デバイスへアクノレッジメントを送信する
    ように構成された少なくとも1つのプロセッサをさらに備える請求項19に記載の無線通信装置。
  26. 前記アップリンク調整されたマルチ・ポイント環境において、基地局間で、複数のホッピング・ツリーが適用される請求項25に記載の無線通信装置。
  27. 別のアップリンク信号を送信するために、別のホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソースが、別のモバイル・デバイスへ割り当てられる請求項25に記載の無線通信装置。
  28. 前記ホッピング・ツリーからのノードと、前記別のホッピング・ツリーからのノードとが、時間にわたって実質的に同じアップリンク・リソースにマップする請求項27に記載の無線通信装置。
  29. 前記ホッピング・ツリーからのノードと、前記別のホッピング・ツリーからのノードとが、時間にわたって異なるアップリンク・リソースにマップする請求項27に記載の無線通信装置。
  30. 装置であって、
    調整されたマルチ・ポイント環境において、アップリンク信号を送信するために、ホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソースをモバイル・デバイスへ割り当てるために、近隣の基地局と調整する手段と、
    前記アップリンク・リソースを示す情報を、前記モバイル・デバイスへシグナリングする手段と、
    前記アップリンク・リソースで、前記モバイル・デバイスから、前記アップリンク信号を受信する手段と
    を備える装置。
  31. 前記ホッピング・ツリーの識別情報、および、前記ホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソース、に応じて識別されたダウンリンク・リソースによって、前記モバイル・デバイスへアクノレッジメントを送信する手段をさらに備える請求項30に記載の装置。
  32. 前記調整されたマルチ・ポイント環境において、基地局間で複数のホッピング・ツリーが適用される請求項30に記載の装置。
  33. 別のアップリンク信号を送信するために、別のホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソースが、別のモバイル・デバイスへ割り当てられる請求項30に記載の装置。
  34. 前記ホッピング・ツリーからのノードと、前記別のホッピング・ツリーからのノードとが、時間にわたって実質的に同じアップリンク・リソースにマップする請求項33に記載の装置。
  35. 前記ホッピング・ツリーからのノードと、前記別のホッピング・ツリーからのノードとが、時間にわたって異なるアップリンク・リソースにマップする請求項33に記載の装置。
  36. 前記アップリンク信号は、サウンディング基準信号である請求項30に記載の装置。
  37. コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、
    前記コンピュータ読取可能媒体は、
    少なくとも1つのコンピュータに対して、調整されたマルチ・ポイント環境において、アップリンク信号を送信するために、ホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソースをモバイル・デバイスへ割り当てるために、近隣の基地局と調整させるためのコードと、
    少なくとも1つのコンピュータに対して、前記アップリンク・リソースを識別する情報を、前記モバイル・デバイスへシグナルさせるためのコードと、
    少なくとも1つのコンピュータに対して、前記アップリンク・リソースで、前記モバイル・デバイスからアップリンク信号を受信させるためのコードと
    を備えるコンピュータ・プログラム製品。
  38. 前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、少なくとも1つのコンピュータに対して、前記ホッピング・ツリーの識別情報、および、前記ホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソース、に応じて識別されたダウンリンク・リソースによって、前記モバイル・デバイスへアクノレッジメントを送信させるためのコードを備える請求項37に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  39. 前記調整されたマルチ・ポイント環境において、基地局間で複数のホッピング・ツリーが適用される請求項37に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  40. 別のアップリンク信号を送信するために、別のホッピング・ツリーからのノードに対応するアップリンク・リソースが、別のモバイル・デバイスへ割り当てられる請求項37に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  41. 前記ホッピング・ツリーからのノードと、前記別のホッピング・ツリーからのノードとが、時間にわたって実質的に同じアップリンク・リソースにマップする請求項40に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  42. 前記ホッピング・ツリーからのノードと、前記別のホッピング・ツリーからのノードとが、時間にわたって異なるアップリンク・リソースにマップする請求項40に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  43. 前記アップリンク信号は、サウンディング基準信号である請求項37に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  44. 装置であって、
    調整されたマルチ・ポイント環境において、アップリンク信号を送信するために、モバイル・デバイスへアップリンク・リソースを割り当てるように、他の基地局と調整する、調整スケジューリング構成要素と、
    前記モバイル・デバイスによって送信されたアップリンク信号を受信する受信構成要素と、
    前記アップリンク信号に基づいて、チャネル推定を実行するチャネル推定構成要素と
    を備える装置。
  45. 前記アップリンク・リソースに応じて識別されたダウンリンク・リソースによって、前記モバイル・デバイスへアクノレッジメントを送信するアクノレッジメント(ACK)送信構成要素をさらに備え、
    前記ダウンリンク・リソースは、前記別の基地局から別のモバイル・デバイスへアクノレッジメントを送信するために利用される別のダウンリンク・リソースとは異なる請求項44に記載の装置。
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