JP2012502058A - β細胞機能の改善のための方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本出願は、2008年9月5日付で出願された米国仮特許出願第61/094,842号; 2008年9月5日付で出願された同第61/094,857号; 2008年12月10日付で出願された同第61/121,451号; および2008年12月10日付で出願された同第61/121,486号の米国特許法第119条の下での恩典を主張するものであり、これらの開示はその全体が参照により本明細書に組み入れられる。
本発明は、対象に抗IL-1β抗体またはその断片の1回または複数回用量を投与する段階を含む、β細胞機能の改善を必要としている対象におけるβ細胞機能の改善のための方法に関する。そのような方法は、β細胞生存度の保全もしくはβ細胞代謝回転の低減、β細胞増殖の増大、またはインスリン分泌の増強のために用いることができる。
本発明は、対象に抗IL-1β抗体またはその断片の1回または複数回用量を投与する段階を含む、β細胞機能の改善を必要としている対象におけるβ細胞機能の改善のための方法に関する。そのような方法は、β細胞生存度の保全もしくはβ細胞代謝回転の低減、β細胞増殖の増大、またはインスリン分泌の増強のために用いることができる。
に含まれるエピトープに結合する。本発明の別の局面において、抗体または抗体断片は、IL-1βのGlu64を組み入れたエピトープに結合する。本発明の別の局面において、抗体または抗体断片は、IL-1βのN末端のアミノ酸番号1-34に結合する。好ましくは、抗体または抗体断片は、ヒト遺伝子操作されたもの、ヒト化されたものまたはヒトのものである。
IL-1βは、単球およびマクロファージを含むいくつかの異なる細胞型によって分泌される炎症誘発性サイトカインである。IL-1βは炎症反応の一部として放出されると、主にコルチコトロピン、血小板第4因子、プロスタグランジンE2(PGE2)、IL-6、およびIL-8などの他の炎症性メディエータの誘導を通して媒介される一連の生物学的作用を引き起こす。IL-1βは、ほぼすべての細胞型に見出されるIL-1受容体の活性化を通して、局所的および全身的炎症作用の両方を誘導する。
中に含まれるエピトープに結合するIL-1β結合抗体および断片を包含する。本明細書において意図されるように、当技術分野におけるいくつかの公知の方法のいずれかを用いて、IL-1β結合抗体または断片が、例えばAB7と命名された抗体のような例示的な抗体の1つまたは複数と同じエピトープまたは実質的に同じエピトープに結合するかどうかを容易に判定することができる。
を含むペプチド配列中に含まれるエピトープに結合するかどうかを判定するため、特異性が未知である抗体を、この配列内に含まれるエピトープと結合することが判明している本発明の例示的な抗体(例えば、AB7)のいずれかと比較することができる。結合競合アッセイは、例えば、結合相互作用の反応速度解析用のBiacore(登録商標)装置を用いて、またはELISAによって行うことができる。そのようなアッセイ法では、エピトープ特異性が未知である抗体を、公知の比較抗体(例えば、AB7)に対する結合を競合する能力について評価する。特定のエピトープに対する結合の競合は、公知の比較抗体(例えば、AB7)のIL-1βエピトープに対する結合の少なくとも約50%、または少なくとも約70%、または少なくとも約80%、または少なくとも約90%、または少なくとも約95%、または少なくとも約99%、または約100%の減少によって決定される。
AB7
軽鎖
下線の配列は、(左側から右側に向かって)CDR 1、2、および3を示す。
重鎖
下線の配列は、(左側から右側に向かって)CDR 1、2、および3を示す。
AB5
軽鎖
下線の配列は、(左側から右側に向かって)CDR 1、2、および3を示す。
重鎖
下線の配列は、(左側から右側に向かって)CDR 1、2、および3を示す。
本発明に従って使用するためのIL-1(例えば、IL-1β)結合抗体および抗体断片は、本明細書の方法において使用するための組成物、特に薬学的組成物に製剤化することができる。
そのような組成物は、適切な担体、例えば薬学的に許容される薬剤との混合物中に、本発明のIL-1β結合抗体若しくは抗体断片の治療的または予防的有効量を含む。典型的に、本発明のIL-1β結合抗体および抗体断片は、動物への投与のために十分に精製してから薬学的組成物中に製剤化する。
読み取り値としてIL-8のIL-1誘導性産生を使用するインビトロの細胞ベースのアッセイにおける高親和性IL-1β抗体を用いたIL-1βの阻害
IL-1β特異的抗体の阻害効果を、IL-1経路の非抗体阻害薬、組換えIL-1受容体アンタゴニストであるKineret(登録商標)(アナキンラ)と比較した。健常ドナーから、新鮮なヘパリン処理末梢血を採取した。全血180μlを96ウェルプレートにプレーティングし、種々の濃度の抗体AB7(US出願番号11/472813, WO2007/002261)および100 pM rhIL-1βと共にインキュベートした。アナキンラ処理試料に関しては、アナキンラとrhIL-1βを1:1で混合してから、血液と混合した。試料を37℃、5% CO2にて6時間インキュベートした。次いで、全血を2.5% Triton X-100 50μlで溶解した。清澄化溶解液中のインターロイキン-8(IL-8)の濃度を、製造業者の説明書に従ってELISA(QuantikineヒトIL-8 ELISAキット、R&D Systems)によりアッセイした。AB7およびアナキンラ処理試料中のIL-8濃度を、抗KLH対照で処理した対照試料と比較した。結果を図1に示し、表1に要約する。IC50は、IL-1β刺激によって放出されるIL-8の50%を阻害するのに必要な抗体の濃度である。
IL-6のIL-1β刺激性放出に及ぼす影響によって測定する、IL-1β-特異的抗体を用いたヒトIL-1βの生物活性のインビボ阻害
AB7のインビボ有効性を確認するため、マウスモデルにおいて、ヒトIL-1βの生物活性を阻止するその能力について試験した。アッセイの詳細は、Economides et al., Nature Med., 9: 47-52 (2003)に記載されている。簡潔に説明すると、雄C57/Bl6マウス(Jackson Laboratory、メイン州、バーハーバー)に、滴定量のAB7、別のIL-1β抗体、AB5、または対照抗体を腹腔内注射した。抗体注射の24時間後に、マウスに1μg/kg用量の組換えヒトIL-1β(rhIL-1β)(PeproTech Inc.、ニュージャージー州、ロッキーヒル)を皮下注射した。rhIL-1β注射の2時間後(IL-6のピーク応答時間)に、マウスを屠殺し、血液を回収して血清用に処理した。血清IL-6レベルを、製造業者のプロトコールに従ってELISA(BD Pharmingen、ニュージャージー州、フランクリンレイクス)によりアッセイした。対照動物血清において検出されたIL-6に対する実験動物血清中に検出されたIL-6の比(100を乗じる)から、阻害率を算出した。
ヒト島細胞アッセイ系における抗IL-1β抗体の効果
インビトロモデルとして、ヒト島細胞を単離し、次に2型糖尿病環境を模倣するために高グルコースレベルで処理する。抗IL-1β抗体を島細胞系で使用して、β細胞機能(グルコースに応答したインスリン放出)、β細胞増殖、およびアポトーシスに及ぼす効果を調べることができる。
ラット偽島細胞アッセイ系における抗IL-1β抗体の効果
あるいはまたはヒト島細胞モデルに加えて、抗IL-1β抗体の効果を評価するためのインビトロモデルとして、ラット偽島細胞を使用することもできる。例えば、偽島は、US 20060094714に記載されている通りに調製および試験することができる。Sprague Dawleyラット4匹の膵臓を小片に分割し、Hanks-Hepes緩衝液で3回リンスし、水浴振盪機中で、コラゲナーゼ(Liberase、0.25 mg/ml、Roche Diagnostic Corp.、米国、インディアナ州、インディアナポリス)により37℃で10分間消化する。次いで消化した膵臓組織をHanks-Hepes緩衝液50 mlで3回リンスしてコラゲナーゼを除去し、次に組織ペレットを250ミクロンフィルターを通して濾過する。濾液をHanks-Hepes緩衝液中の27% Ficoll(Sigma、米国、ミズーリ州、セントルイス)w/v 16 mlと混合し、次にFicoll勾配(それぞれ23%、20.5%、および11%;各濃度8 ml)において、1,600 rpm、室温で10分間遠心分離する。膵島は、島のサイズに応じて11%と20.5%の間および20.5%と23%の間の界面に濃縮される。2つの界面から島を回収し、カルシウム不含Hanks-Hepes緩衝液で2回リンスし、次に1 mM EDTAを含むカルシウム不含Hanks-Hepes緩衝液5 mlに再懸濁し、室温で8分間インキュベートする。トリプシンおよびDNAse Iをそれぞれ最終濃度25 ug/mlおよび2 ug/mlになるよう島懸濁液に添加し、懸濁液を振盪させながら30℃で10分間インキュベートする。10% FBSを添加したRPMI 1640(GIBCO Life Technologies、Invitrogen、カリフォルニア州、カールズバッド) 40 mlを添加して、トリプシン消化を停止する。次に、トリプシン消化した島細胞を63ミクロンナイロンフィルター(PGC Scientific、メリーランド州、フレデリック)を通して濾過して、大きな細胞塊を除去する。次に分散された島細胞を洗浄し、計数し、「V底」96ウェルプレートに播種する(2,500個細胞/ウェル)。次いで、分散された島細胞懸濁液を1,000 rpmで5分間遠心分離する。Hanks-Hepes緩衝液を除去し、10% FBS、1%ペニシリン--ストレプトマイシン、および2 mM L-グルタミンを含むRPMI 1640培地200 ulと置換する。次に、96ウェルプレートを1,000 rpmで5分間遠心分離して、偽島を形成している、プレートのV底に濃縮された分散された島細胞を回収する。これらの偽島は次に、5% CO2を伴う37℃の細胞培養インキュベーター中で一晩培養し、その後アッセイに使用する。
T2Dのデブスナネズミ(Psammomys obesus)動物モデルにおける治療のためのIL-1β抗体
2型糖尿病患者で認められるβ細胞質量の減少を妨げるIL-1β抗体の治療有効性は、アレチスナネズミ亜科デブスナネズミにおいて評価されうる。この動物はインスリン抵抗性を示し、初期には高インスリン血症を伴い、β細胞増殖活性の一過性増殖、および島構造の破壊を伴うβ細胞死の割合の長期的増加を伴う重篤な高血糖に徐々に進行する食餌誘導性肥満関連糖尿病を発症する(Donath et al., Diabetes 48: 738-744, 1999)。糖尿病発症中のデブスナネズミの膵島における高血糖誘導性β細胞アポトーシスおよび増殖障害に及ぼすIL-1β抗体の効果を決定するため、抗体を皮下、静脈内、または腹腔内経路により0.1〜5 mg/kg体重の複数回用量レベルで糖尿病易発性動物(高エネルギー食餌に切り替え)に投与し、抗体投与を毎日〜毎週の間隔で繰り返す。対照群の動物は低エネルギー食餌で維持するか、または高エネルギー食餌に切り替え、緩衝液(媒体)のみまたは非関連抗体で処理する。動物の部分群を4、7、14、21、および28日目に屠殺し、その時点で血液を回収し、血漿グルコース、インスリン、およびトリグリセリドの決定に使用する。膵臓も摘出し、一部は後にインスリン含量を決定するために-70℃で凍結し、残りの部分は10%リン酸緩衝ホルマリンで固定し、パラフィンに包埋し、Fas、IL-1β、およびインスリン発現、ならびにβ細胞増殖およびアポトーシスを解析するために切片を作製する。そのような解析により、糖尿病発症の予防または遅延、高血糖誘導性β細胞アポトーシス、増殖障害、およびβ細胞質量減少からの保護、ならびに膵臓インスリン含の正常化の決定が可能になる。
2型糖尿病ヒト対象におけるIL-1β抗体の使用
IL-1β抗体またはその断片を、本明細書の記載に従って、2型糖尿病の治療的処置および/または予防のために、ヒト対象に投与することができる。具体的には、一例において、上記の特性を有するIL-1β抗体(上記のAB7、XOMA052としても既に知られている)を、2型糖尿病の徴候および症状を示す患者の治療的処置に使用する。より具体的には、2型糖尿病に対するIL-1β抗体の安全性、薬物動態、および活性を、例えば以下の設計の治験を含む、1つまたは複数のヒト臨床試験において実証する。
‐空腹時血糖濃度≧126 mg/dL(≧7.0 mmol/L)(0日目の28日前以内に測定されたものであること)
または
‐高血糖の症状(例えば、口渇、多尿、体重減少、視覚のぼやけ)および随時/無作為血漿グルコース値≧200 mg/dL(≧11.1 mmol/L)(0日目の28日前以内に測定されたものであること)
を満たし、さらにHbA1cが>7.5%かつ≦12%(DCCT基準)である患者を、順次試験群により試験に登録し、各試験群内でIL-1β抗体またはプラセボの投与に無作為に割り当てる。対象へのリスクを最小限にするため、次の用量レベルに増大させる前に安全性および許容性を各用量レベルで再検討する。試験のための治療群および対象数を、単回投与の静脈注入のために以下の表に示す:
ヒト対象におけるIL-1β抗体の薬物動態
薬物動態解析のため0、1、2、3、4、7、9±1、11±1、14±1、21±2、28±2、42±3および56±3日目に試料を得る。2型糖尿病対象における0.01、0.03、0.1、0.3または1.0 mg/kgのAB7 (XOMA 052)単回用量のIV投与後の薬物動態データの中間解析から、終末相半減期が22日である血清濃度-時間プロファイル、クリアランス2.54 mL/day/kg、および血清量と極めてよく似た、中心コンパートメントの分布容積41.3 mL/kgが示された(図3)。
2型糖尿病を有するヒト対象におけるHbA1cに及ぼすIL-1β抗体の効果
HbA1cの測定のため0、28±2、42±3および56±3日目に、ならびにスクリーニング日に試料を得る。HbA1cレベルの減少に関するこれらの試料の中間解析を、最初の5つの用量コホート由来の28日目の試料について以下に示す。図4に示されるように、各用量群における患者の数は限られていたが、XOMA 052の単回用量により、プラセボと比べて5つの薬物用量レベル中の4つで、確立された糖尿病管理指標であるグリコシル化ヘモグロビン(HbA1c)の中央値が低減した。HbA1cレベルの中央値が全5群で低減し、この低減はベースラインと比べて28日の時点で0.6%にもなった。XOMA 052の単回用量後28日の時点で、グリコシル化ヘモグロビンの低減中央値は、プラセボでの0.30%と比べて、0.01、0.03、0.1、0.3および1.0 mg/kgの用量群で、それぞれ、0.40、0.45、0.55、0.60および0.20%であった。
2型糖尿病を有するヒト対象におけるインスリン分泌に及ぼすIL-1β抗体の効果
グルカゴン-アルギニン-グルコース刺激試験(GAGST)を含め、β細胞機能およびインスリン産生に関するさらなる糖尿病特異的な方策を行った。GAGSTで測定したところ、2つの最低用量(0.01または0.03 mg/kg)でのXOMA 052の単回用量の中間解析から、抗IL-1β抗体が平均のインスリン産生をベースラインと比べて28日および91日の時点で26%および52%増加させる(図5b)ことが示されたのに対し、プラセボ処置患者(図5a)では改善が示されなかった。これらのデータは図6に濃度曲線下面積(AUC)の計算としてさらに表されており、これはβ細胞機能およびインスリン分泌に及ぼす効果を図解している。
2型糖尿病を有するヒト対象におけるCRPに及ぼすIL-1β抗体の効果
IL-1に応答して産生される、IL-6を含め、さまざまなストレスの引き金に応答して肝臓から放出されるC反応性タンパク質(CRP)も、PK試料と同じ時点の血清において測定した。XOMA 052の単回用量により、プラセボと比べて処置用量群の全てで、複数の疾患と関連している全身性炎症の標準的な指標であり心リスクの指標である超高感度C反応性タンパク質(usCRP)レベルが低減した。図7に示されるように、XOMA 052の単回用量後28日の時点で、usCRPの低減率中央値は、プラセボでの4%と比べて、0.01、0.03、0.1、0.3および1.0 mg/kgの用量群で、それぞれ、33、46、47、36および26であった。
食餌誘導性肥満モデルにおけるIL-1β抗体の効果
抗IL-1β抗体の有効性を2型糖尿病の食餌誘導性肥満(DIO)モデルにおいて試験した(例えば、Sauter et al., 2008, Endocrinology 149:2208-2218を参照のこと)。このモデルにおいて、脂肪/スクロース含量が高い食餌を摂食したマウスは、体重増加を示し、数週間かけて肥満になり、グルコースのボーラス注射に曝露した場合、耐糖能異常およびインスリン分泌障害を呈する。このモデルの他の特徴としては、血清中グルコースの上昇、インスリン抵抗性の増大、コレステロールの増加、トリグリセリドの増加、脂肪酸の増加および/またはβ細胞アポトーシスの増加を挙げることができる。6週齢のC57BL/6雄性マウスに、正常食(ND、Teklad、16 kcal %脂肪)またはSurwitの高脂肪高スクロース食(HFD、Research Diets #D12331、58 kcal %脂肪)を与えた。その前日に抗体投薬を開始した。抗IL-1β試験抗体(AB7, XOMA 052)およびアイソタイプ対照ヒトIgG2抗体を、腹腔内(i.p.)注射によって投与した。抗体は、12週間にわたり週に2回投薬した。体重も週に2回記録した。4、8および12週間後、マウスをグルコース負荷試験(GTT)に供した。GTTでは、マウスを一晩絶食させた後、1 g/kgグルコースをi.p.注射する。注射から0、15、30、60、90、および120分後に、FreeStyleグルコメータを用いて、尾部の切れ目より血糖値を測定する。
− DAPI / インスリン / TUNEL : β細胞のアポトーシスの場合
− DAPI / インスリン / Ki-67 : β細胞の増殖の場合
動物モデルにおけるインスリン感受性に及ぼすIL-1β抗体の効果
インスリン抵抗性改善薬としてのIL-1β抗体のインビボ有効性は、インスリン抵抗性の食餌モデルにおいて、抗体のインスリンおよびグルコース低下活性として測定することができる。雄Sprague-Dawleyラットを、6週齢時に、60%フルクトース、10%ラード、および0.06%マグネシウムを含む高脂肪、高炭水化物食に供する。その食餌の開始から2日後に、ラットを、抗体用量レベル(0.1〜5 mg/kg体重の範囲)、投与経路(皮下、静脈内、または腹腔内経路)、および投与頻度(毎日から隔週)に基づく異なる群に無作為に割り付ける。対照群には、緩衝液(媒体)のみまたは非関連抗体を投与する。食物および水分摂取量は毎日測定し、ペアフィードプロトコールを使用して、3群間で同等の食物摂取量であることを保証する。5週間後、半空腹状態(血液採取の前夜に、動物に制限量の食物を与える)でグルコース、インスリン、およびトリグリセリドの血清レベルを取得し、翌朝に血液を採取する。このプロトコールをさらに9週間継続し、その時点で、グルコース負荷(100 mg/100グラム体重)の経口投与後に、グルコースおよびインスリン測定用に血液を試料採取することにより、半空腹状態の覚醒動物においてグルコース負荷試験(OGTT)を行う。グルコースおよびトリグリセリドの血清レベルは分光光度法により測定し、インスリンレベルは放射性免疫測定法(Linco、ミズーリ州、セントルイス)により測定する。
脂肪細胞機能およびインスリン抵抗性に及ぼすIL-1β抗体の効果
培養脂肪細胞を使用するインビトロアッセイ法を用いて、抗IL-1β抗体の使用によるIL-1β誘導性インスリン抵抗性の軽減(例えば、阻止)を実証することができる。ATCCから入手した3T3-L1前脂肪細胞株(# CL-173)を、DMEM、25 mMグルコース、および10%仔ウシ血清中で7% CO2および37℃にて培養し、脂肪細胞への分化を誘導する。簡潔に説明すると、コンフルエンスの2日後に、培地を、イソブチルメチルキサンチン(0.25 mM)、デキサメタゾン(0.25μM)、インスリン(5μg/ml)、およびピオグリタゾン(10μM)を添加したDMEM、25 mMグルコース、および10% FCSに交換する。2日後に培地を除去し、インスリン(5μg/ml)およびピオグリタゾン(10μM)を添加したDMEM、25 mMグルコース、および10% FCSと置換し、2日間置く。その後、細胞に2日ごとにDMEM、25 mMグルコース、および10% FCSを供給する。分化プロトコールの開始から8〜15日後に、3T3-L1脂肪細胞を使用する。
非肥満糖尿病(NOD)マウスの糖尿病に及ぼす抗IL-1β抗体の効果
他のマウス糖尿病モデルにおける抗IL-1β抗体の有効性を実証するため、雌の3〜4週齢NODマウス(Jackson Laboratories、メイン州、バーハーバー)を入手し、無菌状態下の飼育器に収容する。様々な用量の抗IL-1β抗体(例えば、3〜600μg)を適切な媒体(例えば、PBS)で希釈し、6週齢までの前糖尿病性雌NODマウスに、異なる経路(例えば、腹腔内、皮下、静脈内)を用いて規定の間隔で(例えば、毎週、隔週、毎月)投与する。グルコメーター(Encore Glucometer;Bayer、インディアナ州、エルクハート)を用いて、10週齢から開始して1週間間隔で血糖をモニターする。2回連続して血糖値が200 mg/dlであったマウスを糖尿病とみなす(糖尿病の発症は通常およそ16〜20週齢で認められ、発生率は通常30週齢までに最大約90%となる)。データは、実験過程にわたり糖尿病がないままである動物の割合として算出する。曲線間の差を、全観察期間にわたる分布を比較するログランク検定を用いて検定する。
C57BL/Kマウスの低用量ストレプトゾトシン誘発糖尿病モデルの処置
複数回低用量ストレプトゾトシン(STZ)誘発高血糖および膵島炎糖尿病モデル(Sandberg, et al., Biochem Biophys Res Commun 202:543-548, 1994;Reddy, et al., Ann N Y Acad Sci 1079:109-113, 2006)における抗IL-1β抗体の有効性を実証するため、4〜8週齢C57BL/Kマウスを入手し(Jackson Laboratories、メイン州、バーハーバー)、無菌状態下の飼育器に収容する。この加速モデルにおいてマウスにSTZ(40 mg/kg)を1日1回として5回注射し、様々な間隔で(例えば、週に1回、2回、または3回)1〜3週間にわたる、適切な媒体(例えば、PBS)で希釈した様々な用量の抗IL-1β抗体(例えば、3 ug、30 ug、150 ug、600 ug)またはアイソタイプ対照抗体を用いるまたは用いない、異なる投与経路(例えば、腹腔内、皮下、静脈内)による加速処置(STZ注射の前日から開始)に供した。グルコメーターを用いて、STZ注射の前日から開始して、血糖値を週に1回モニターする。2回連続して血糖値が>200 mg/dlであるものを糖尿病とみなし、抗IL-1β抗体による血糖値の低下を有効性の尺度とする。
中に含まれるエピトープに結合するIL-1β結合抗体および断片を包含する。本明細書において意図されるように、当技術分野におけるいくつかの公知の方法のいずれかを用いて、IL-1β結合抗体または断片が、例えばAB7と命名された抗体のような例示的な抗体の1つまたは複数と同じエピトープまたは実質的に同じエピトープに結合するかどうかを容易に判定することができる。
[請求項1001]
対象に抗IL-1β抗体またはその断片の1回または複数回用量を投与する段階を含む、β細胞機能の改善を必要としている対象におけるβ細胞機能の改善のための方法。
[請求項1002]
β細胞機能の改善がβ細胞生存度の保全またはβ細胞代謝回転の低減である、請求項1001記載の方法。
[請求項1003]
β細胞機能の改善がβ細胞増殖の増大である、請求項1001記載の方法。
[請求項1004]
β細胞機能の改善がインスリン分泌の増強である、請求項1001記載の方法。
[請求項1005]
インスリン分泌がグルコース依存性インスリン分泌である、請求項1004記載の方法。
[請求項1006]
インスリン分泌の増強がグルコース/インスリンCペプチドAUCとして測定される、請求項1004〜1005記載の方法。
[請求項1007]
インスリン分泌の増強がグルカゴン-アルギニン-グルコース刺激試験(GAGST)を用いて測定される、請求項1004〜1005記載の方法。
[請求項1008]
インスリン分泌の増強がベースラインと比べて少なくとも25%の増加である、請求項1004〜1007記載の方法。
[請求項1009]
インスリン分泌の増強がベースラインと比べて少なくとも50%の増加である、請求項1008記載の方法。
[請求項1010]
インスリン分泌の増強がベースラインと比べて少なくとも75%の増加である、請求項1009記載の方法。
[請求項1011]
インスリン分泌の増強がベースラインと比べて少なくとも90%の増加である、請求項1010記載の方法。
[請求項1012]
抗体またはその断片が1 mg/kgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項1001〜1011記載の方法。
[請求項1013]
抗体またはその断片が0.3 mg/kgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項1012記載の方法。
[請求項1014]
抗体またはその断片が0.1 mg/kgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項1013記載の方法。
[請求項1015]
抗体またはその断片が0.03 mg/kgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項1014記載の方法。
[請求項1016]
抗体またはその断片が0.01 mg/kgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項1015記載の方法。
[請求項1017]
抗体またはその断片が0.005 mg/kgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項1016記載の方法。
[請求項1018]
抗体またはその断片が0.001 mg/kgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項1017記載の方法。
[請求項1019]
抗体またはその断片が少なくとも0.0005 mg/kgの用量で投与される、請求項1012〜1018記載の方法。
[請求項1020]
抗体またはその断片が少なくとも0.001 mg/kgの用量で投与される、請求項1019記載の方法。
[請求項1021]
抗体またはその断片が用量/対象体重比とは無関係に、固定された用量として投与される、請求項1001〜1011記載の方法。
[請求項1022]
抗体またはその断片が約250 mgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項1021記載の方法。
[請求項1023]
抗体またはその断片が約100 mgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項1022記載の方法。
[請求項1024]
抗体またはその断片が約25 mgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項1023記載の方法。
[請求項1025]
抗体またはその断片が約5 mgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項1024記載の方法。
[請求項1026]
抗体またはその断片が約1 mgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項1025記載の方法。
[請求項1027]
抗体またはその断片が約0.1 mgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項1026記載の方法。
[請求項1028]
抗体またはその断片が少なくとも約0.05 mgの用量で投与される、請求項1021〜1027記載の方法。
[請求項1029]
抗体またはその断片が少なくとも約0.1 mgの用量で投与される、請求項1028記載の方法。
[請求項1030]
抗体またはその断片の初回用量の投与の後に、抗体またはその断片の1回または複数回のその後の用量の投与が行われる、請求項1001〜1029記載の方法。
[請求項1031]
初回用量および1回または複数回のその後の用量が、2週ごとに1度から12ヶ月ごとに1度の間隔で投与される、請求項1030記載の方法。
[請求項1032]
初回用量および1回または複数回のその後の用量が、1ヶ月ごとに1度から6ヶ月ごとに1度の間隔で投与される、請求項1031記載の方法。
[請求項1033]
初回用量および1回または複数回のその後の用量が、1ヶ月ごとに1度から3ヶ月ごとに1度の間隔で投与される、請求項1032記載の方法。
[請求項1034]
初回用量および1回または複数回のその後の用量が、3ヶ月ごとに1度から6ヶ月ごとに1度の間隔で投与される、請求項1032記載の方法。
[請求項1035]
1回または複数回のその後の用量が、初回用量とほぼ同一のまたは初回用量未満の量でのものである、請求項1030〜1034記載の方法。
[請求項1036]
1回または複数回のその後の用量が、初回用量を超えた量のものである、請求項1030〜1034記載の方法。
[請求項1037]
抗体またはその断片が、ヒトIL-1βに約1 nMまたはそれ以下の解離定数で結合する、請求項1001〜1036記載の方法。
[請求項1038]
抗体またはその断片が、ヒトIL-1βに約250 pMまたはそれ以下の解離定数で結合する、請求項1037記載の方法。
[請求項1039]
抗体またはその断片が、ヒトIL-1βに約100 pMまたはそれ以下の解離定数で結合する、請求項1038記載の方法。
[請求項1040]
抗体またはその断片が、ヒトIL-1βに約10 pMまたはそれ以下の解離定数で結合する、請求項1039記載の方法。
[請求項1041]
抗体またはその断片が、ヒトIL-1βに約1 pMまたはそれ以下の解離定数で結合する、請求項1040記載の方法。
[請求項1042]
抗体またはその断片が、ヒトIL-1βに約0.3 pMまたはそれ以下の解離定数で結合する、請求項1041載の方法。
[請求項1043]
対象が、2型糖尿病、1型糖尿病、インスリン抵抗性、インスリン産生低下、高血糖、代謝症候群および肥満からなる群より選択される疾患または病態と診断されている、請求項1001〜1042記載の方法。
[請求項1044]
対象が、低インスリン血症、糖尿病の二次的原因、薬物誘発性糖尿病および妊娠誘発性糖尿病からなる群より選択される疾患または病態と診断されている、請求項1001〜1042記載の方法。
[請求項1045]
抗IL-1β抗体またはその断片が中和抗体である、請求項1001〜1044記載の方法。
[請求項1046]
抗IL-1β抗体またはその断片は、結合抗体または断片がIL-1βのIL-1受容体I (IL-1RI)への結合を実質的に可能にするようなIL-1βエピトープに結合する、請求項1001〜1044記載の方法。
[請求項1047]
抗体またはその断片が、IL-1α、IL-1RまたはIL-1Raに検出可能に結合しない、請求項1001〜1044記載の方法。
[請求項1048]
抗体またはその断片が、配列
に含まれるエピトープに結合する、請求項1001〜1044記載の方法。
[請求項1049]
抗体またはその断片が、SEQ ID NO:1の軽鎖可変領域およびSEQ ID NO:2の重鎖可変領域を有する抗体の結合と競合する、請求項1001〜1044記載の方法。
[請求項1050]
抗体またはその断片が、IL-1βのGlu64を組み入れたエピトープに結合する、請求項1001〜1044記載の方法。
[請求項1051]
抗体またはその断片が、IL-1βのN末端のアミノ酸番号1-34に結合する、請求項1001〜1044記載の方法。
[請求項1052]
抗体またはその断片が、ヒト遺伝子操作されたものまたはヒト化されたものである、請求項1001〜1051記載の方法。
[請求項1053]
抗体またはその断片が、ヒトのものである、請求項1001〜1051記載の方法。
[請求項1054]
抗IL-1β抗体またはその断片が皮下経路、静脈内経路または筋肉内経路によって投与される、請求項1001〜1053記載の方法。
[請求項1055]
対象における血糖管理の改善をさらにもたらす、請求項1001〜1054記載の方法。
[請求項1056]
血糖管理の改善がヘモグロビンA1cの改善によって測定される、請求項1055記載の方法。
[請求項1057]
血糖管理の改善が空腹時血中グルコースレベルの低減によって測定される、請求項1055記載の方法。
[請求項1058]
血糖管理の改善が経口グルコース負荷試験(OGTT)の改善によって測定される、請求項1055記載の方法。
[請求項1059]
ヘモグロビンA1cの改善がヘモグロビンA1cの少なくとも0.5パーセントポイントの減少である、請求項1056記載の方法。
[請求項1060]
ヘモグロビンA1cの改善がヘモグロビンA1cの少なくとも0.7パーセントポイントの減少である、請求項1059記載の方法。
[請求項1061]
抗体または断片の用量がヘモグロビンA1cの少なくとも1パーセントポイントの改善を達成するのに十分である、請求項1060記載の方法。
[請求項1062]
抗体または断片の用量がヘモグロビンA1cの少なくとも1.5パーセントポイントの改善を達成するのに十分である、請求項1061記載の方法。
[請求項1063]
抗体または断片の用量がヘモグロビンA1cの少なくとも2パーセントポイントの改善を達成するのに十分である、請求項1062記載の方法。
[請求項1064]
以下の変化の少なくとも1つを達成するのに十分である、請求項1001〜1063記載の方法:
空腹時血糖レベルの低減、インスリン抵抗性の減少、低インスリン血症の低減、耐糖能の改善、全身性炎症の低減、C反応性ペプチド(CRP)の低減、超高感度C反応性タンパク質(usCRP)の低減、IL-6レベルの低減、高血糖の低減、糖尿病薬物療法の必要性の低減、BMIの低減、体重増加の速度の低減、体重の安定化、体重の低減、急性期反応物質の低減、脂質プロファイルの改善を伴う血清中脂質の減少、心血管リスク指標の減少。
[請求項1065]
以下の変化の少なくとも1つを達成するのに十分である、請求項1064記載の方法: 全身性炎症の低減、C反応性ペプチド(CRP)の低減、超高感度C反応性タンパク質(usCRP)の低減、IL-6レベルの低減。
[請求項1066]
以下の変化の少なくとも1つを達成するのに十分である、請求項1064記載の方法: BMIの低減、体重増加の速度の低減、体重の安定化、体重の低減。
[請求項1067]
脂質プロファイルの改善を伴う血清中脂質の減少が以下の変化の少なくとも1つを含む、請求項1064記載の方法: コレステロールの減少、低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)の減少、超低密度リポタンパク質コレステロール(VLDL)の減少、トリグリセリドの減少、遊離脂肪酸の減少、アポリポタンパク質B (アポB)の減少。
[請求項1068]
脂質プロファイルの改善を伴う血清中脂質の減少がコレステロールの減少である、請求項1067記載の方法。
[請求項1069]
脂質プロファイルの改善を伴う血清中脂質の減少が低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)の減少である、請求項1067記載の方法。
[請求項1070]
脂質プロファイルの改善を伴う血清中脂質の減少が以下の変化の少なくとも1つをさらに含む、請求項1067〜1069記載の方法: 高密度リポタンパク質コレステロール(HDL)の増加、処置前レベルと比べて高密度リポタンパク質コレステロール(HDL)のレベルを維持すること、アポリポタンパク質A (アポA)の増加。
[請求項1071]
C反応性ペプチド(CRP)の低減と、脂質プロファイルの改善を伴う血清中脂質の減少のいずれをも達成するのに十分である、請求項1064〜1070記載の方法。
[請求項1072]
インスリン抵抗性の減少が恒常性モデル評価(HOMA)またはインスリン抵抗性試験における改善によって測定される、請求項1064記載の方法。
[請求項1073]
低血糖を誘導しない、請求項1064〜1072記載の方法。
[請求項1074]
IL-1β抗体または断片以外の活性薬剤を含んだ少なくとも1つの薬学的組成物を投与する段階を含む、少なくとも1つのさらなる処置方法との組み合わせでのものである、請求項1001〜1073記載の方法。
[請求項1075]
IL-1β抗体または断片以外の活性薬剤を含んだ少なくとも1つの薬学的組成物を投与する段階を含む、少なくとも1つのさらなる処置方法の必要性をなくすまたは先延ばしする、請求項1001〜1073記載の方法。
[請求項1076]
IL-1β抗体または断片以外の活性薬剤を含んだ少なくとも1つの薬学的組成物を投与する段階を含む、少なくとも1つのさらなる処置方法の量、頻度または継続期間を減らす、請求項1001〜1073記載の方法。
[請求項1077]
IL-1β抗体または断片以外の活性薬剤を含んだ少なくとも1つの薬学的組成物が、スルホニル尿素、メグリチニド、ビグアニド、αグルコシダーゼ阻害剤、チアゾリジンジオン、DPP-IV阻害剤、グルカゴン様ペプチド(GLP)-1類似体、およびインスリンからなる群より選択される、請求項1074〜1076記載の方法。
[請求項1078]
活性薬剤がスルホニル尿素である、請求項1077記載の方法。
[請求項1079]
活性薬剤がメグリチニドである、請求項1077記載の方法。
[請求項1080]
活性薬剤がビグアニドである、請求項1077記載の方法。
[請求項1081]
活性薬剤がαグルコシダーゼ阻害剤である、請求項1077記載の方法。
[請求項1082]
活性薬剤がチアゾリジンジオンである、請求項1077記載の方法。
[請求項1083]
活性薬剤がDPP-IV阻害剤である、請求項1077記載の方法。
[請求項1084]
活性薬剤がグルカゴン様ペプチド(GLP)-1類似体である、請求項1077記載の方法。
[請求項1085]
活性薬剤がインスリンである、請求項1077記載の方法。
[請求項1086]
抗体またはその断片が、IL-1β誘発性のIL-8産生を測定するヒト全血中IL-1β阻害アッセイ法においてIL-1β受容体アンタゴニストよりも低いIC 50 を有する、請求項1001〜1085記載の方法。
[請求項1087]
β細胞機能の改善を必要としている対象におけるβ細胞機能の改善に用いるための組成物の製造における、IL-1β誘発性のIL-8産生を測定するヒト全血中IL-1β阻害アッセイ法においてIL-1β受容体アンタゴニストよりも低いIC 50 を有する抗IL-1β抗体またはその断片の使用。
[請求項1088]
対象が、2型糖尿病、1型糖尿病、インスリン抵抗性、インスリン産生低下、高血糖、代謝症候群および肥満からなる群より選択される疾患または病態と診断されている、請求項1087記載の使用。
[請求項1089]
β細胞機能の改善を必要としている対象が、低インスリン血症、糖尿病の二次的原因、薬物誘発性糖尿病および妊娠誘発性糖尿病からなる群より選択される疾患または病態と診断されている、請求項1087記載の使用。
[請求項1090]
IL-1β受容体アンタゴニストがアナキンラである、請求項1086記載の方法または請求項1087〜1089記載の使用。
[請求項1091]
抗体またはその断片がヒトにおいてβ細胞機能を改善することを宣伝する段階を含む、抗IL-1β抗体またはその断片を含んだ製品を売るための方法。
[請求項1092]
β細胞機能の改善がインスリンのレベルの増加によって測定される、請求項1091記載の方法。
[請求項1093]
宣伝する段階が、抗体またはその断片が血糖管理を改善することをさらに含む、請求項1091〜1092記載の方法。
[請求項1094]
宣伝する段階が、抗体またはその断片がC反応性タンパク質レベルを低減することをさらに含む、請求項1091〜1092記載の方法。
[請求項1095]
宣伝する段階が、抗体またはその断片が血糖管理を改善し、かつC反応性タンパク質レベルを低減することをさらに含む、請求項1091記載の方法。
[請求項1096]
血糖管理がヘモグロビンA1cの改善によって測定される、請求項1093または1095記載の方法。
[請求項1097]
血糖管理が空腹時血中グルコースレベルの低減によって測定される、請求項1093または1095記載の方法。
[請求項1098]
血糖管理が経口グルコース負荷試験(OGTT)の改善によって測定される、請求項1093または1095記載の方法。
[請求項1099]
C反応性タンパク質レベルの低減が超高感度C反応性タンパク質(usCRP)の低減によって測定される、請求項1094または1095記載の方法。
[請求項1100]
宣伝する段階が、抗体またはその断片がコレステロールを低減することをさらに含む、請求項1091〜1099記載の方法。
[請求項1101]
宣伝する段階が、抗体またはその断片が低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)を低減することをさらに含む、請求項1091〜1099記載の方法。
[請求項1102]
宣伝する段階が、抗体またはその断片がトリグリセリドを低減することをさらに含む、請求項1091〜1099記載の方法。
[請求項1103]
宣伝する段階が、抗体またはその断片が高密度リポタンパク質コレステロール(HDL)を増大することをさらに含む、請求項1091〜1099記載の方法。
[請求項1104]
宣伝する段階が、抗体またはその断片が低血糖を誘導しないことをさらに含む、請求項1091〜1099記載の方法。
[請求項1105]
宣伝する段階が、抗体またはその断片がインスリン抵抗性を減少させることをさらに含む、請求項1091〜1099記載の方法。
[請求項1106]
インスリン抵抗性の減少が恒常性モデル評価(HOMA)における改善によって測定される、請求項1105記載の方法。
[請求項1107]
インスリン抵抗性の減少がインスリン抵抗性試験における改善によって測定される、請求項1105記載の方法。
[請求項1108]
宣伝する段階が、紙上、テレビ上、ラジオ上、およびインターネット上からなる群より選択される媒体によるものである、請求項1091〜1107記載の方法。
[請求項1109]
宣伝する段階が、抗体またはその断片を用いて2型糖尿病を処置できることを宣伝する段階をさらに含む、請求項1091〜1107記載の方法。
[請求項1110]
宣伝する段階が、β細胞機能を改善することの利点を宣伝する段階をさらに含む、請求項1091〜1107記載の方法。
[請求項1111]
宣伝する段階が、ヒトにおいてβ細胞機能および血糖管理を改善することの利点を消費者に宣伝する段階をさらに含む、請求項1093記載の方法。
[請求項1112]
宣伝する段階が、ヒトにおいてβ細胞機能を改善することおよびC反応性タンパク質レベルを低減することの利点を消費者に宣伝する段階をさらに含む、請求項1094記載の方法。
[請求項1113]
宣伝する段階が、ヒトにおいてβ細胞機能を改善すること、血糖管理を改善することおよびC反応性タンパク質レベルを低減することの利点を消費者に宣伝する段階をさらに含む、請求項1095記載の方法。
[請求項1114]
宣伝する段階が、ヒトにおいてコレステロールを低減することの利点を消費者に宣伝する段階をさらに含む、請求項1110〜1113記載の方法。
[請求項1115]
宣伝する段階が、ヒトにおいて低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)を低減することの利点を消費者に宣伝する段階をさらに含む、請求項1110〜1113記載の方法。
[請求項1116]
宣伝する段階が、ヒトにおいてトリグリセリドを低減することの利点を消費者に宣伝する段階をさらに含む、請求項1110〜1113記載の方法。
[請求項1117]
宣伝する段階が、ヒトにおいて高密度リポタンパク質コレステロール(HDL)を増大することの利点を消費者に宣伝する段階をさらに含む、請求項1110〜1113記載の方法。
[請求項1118]
宣伝する段階が、ヒトにおいて低血糖を誘導しないことの利点を消費者に宣伝する段階をさらに含む、請求項1110〜1113記載の方法。
[請求項1119]
宣伝する段階が、ヒトにおいてインスリン抵抗性を減少させることの利点を消費者に宣伝する段階をさらに含む、請求項1110〜1113記載の方法。
[請求項1120]
宣伝が、抗体またはその断片とともに収納されているラベル上にある、請求項1091〜1119記載の方法。
[請求項1121]
ラベルが、抗体またはその断片を収納している容器中にある、請求項1120記載の方法。
[請求項1122]
抗体またはその断片がヒトにおいてβ細胞機能を改善することを述べる段階を含む、抗IL-1β抗体またはその断片を含む製品の利点を宣伝するための方法。
[請求項1123]
β細胞機能の改善がインスリンのレベルの増加によって測定される、請求項1122記載の方法。
[請求項1124]
β細胞機能の改善がインスリンのレベルの増加によって測定される、請求項1122記載の方法。
[請求項1125]
述べる段階が、抗体またはその断片が血糖管理を改善することを述べる段階をさらに含む、請求項1122〜1124記載の方法。
[請求項1126]
述べる段階が、抗体またはその断片がC反応性タンパク質レベルを低減することを述べる段階をさらに含む、請求項1122〜1124記載の方法。
[請求項1127]
述べる段階が、抗体またはその断片が血糖管理を改善する、かつC反応性タンパク質レベルを低減することを述べる段階をさらに含む、請求項1122〜1124記載の方法。
[請求項1128]
血糖管理がヘモグロビンA1cの改善によって測定される、請求項1125または1127記載の方法。
[請求項1129]
血糖管理が空腹時血中グルコースレベルの低減によって測定される、請求項1125または1127記載の方法。
[請求項1130]
血糖管理が経口グルコース負荷試験(OGTT)の改善によって測定される、請求項1125または1127記載の方法。
[請求項1131]
C反応性タンパク質レベルの低減が超高感度C反応性タンパク質(usCRP)の低減によって測定される、請求項1126または1127記載の方法。
[請求項1132]
述べる段階が、抗体またはその断片がコレステロールを低減することを述べる段階をさらに含む、請求項1122〜1131記載の方法。
[請求項1133]
述べる段階が、抗体またはその断片が低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)を低減することを述べる段階をさらに含む、請求項1122〜1131記載の方法。
[請求項1134]
述べる段階が、抗体またはその断片がトリグリセリドを低減することを述べる段階をさらに含む、請求項1122〜1131記載の方法。
[請求項1135]
述べる段階が、抗体またはその断片が高密度リポタンパク質コレステロール(HDL)を増大することを述べる段階をさらに含む、請求項1122〜1131記載の方法。
[請求項1136]
述べる段階が、抗体またはその断片が低血糖を誘導しないことを述べる段階をさらに含む、請求項1122〜1131記載の方法。
[請求項1137]
述べる段階が、抗体またはその断片がインスリン抵抗性を減少させることを述べる段階をさらに含む、請求項1122〜1131記載の方法。
[請求項1138]
薬学的製品がヒトにおいてβ細胞機能を改善する抗IL-1β抗体またはその断片を含むことを注記する段階を含む、薬学的製品を宣伝するための方法。
[請求項1139]
β細胞機能の改善がインスリンのレベルの増加によって測定される、請求項1138記載の方法。
[請求項1140]
注記する段階が、抗体またはその断片が血糖管理を改善することを注記する段階をさらに含む、請求項1138〜1139記載の方法。
[請求項1141]
注記する段階が、抗体またはその断片がC反応性タンパク質レベルを低減することを注記する段階をさらに含む、請求項1138〜1139記載の方法。
[請求項1142]
注記する段階が、抗体またはその断片が血糖管理を改善する、かつC反応性タンパク質レベルを低減することを注記する段階をさらに含む、請求項1138記載の方法。
[請求項1143]
血糖管理がヘモグロビンA1cの改善によって測定される、請求項1140または1142記載の方法。
[請求項1144]
血糖管理が空腹時血中グルコースレベルの低減によって測定される、請求項1140または1142記載の方法。
[請求項1145]
血糖管理が経口グルコース負荷試験(OGTT)の改善によって測定される、請求項1140または1142記載の方法。
[請求項1146]
C反応性タンパク質レベルの低減が超高感度C反応性タンパク質(usCRP)の低減によって測定される、請求項1141または1142記載の方法。
[請求項1147]
注記する段階が、抗体またはその断片がコレステロールを低減することを注記する段階をさらに含む、請求項1138〜1146記載の方法。
[請求項1148]
注記する段階が、抗体またはその断片が低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)を低減することを注記する段階をさらに含む、請求項1138〜1146記載の方法。
[請求項1149]
注記する段階が、抗体またはその断片がトリグリセリドを低減することを注記する段階をさらに含む、請求項1138〜1146記載の方法。
[請求項1150]
注記する段階が、抗体またはその断片が高密度リポタンパク質コレステロール(HDL)を増大することを注記する段階をさらに含む、請求項1138〜1146記載の方法。
[請求項1151]
注記する段階が、抗体またはその断片が低血糖を誘導しないことを注記する段階をさらに含む、請求項1138〜1146記載の方法。
[請求項1152]
注記する段階が、抗体またはその断片がインスリン抵抗性を減少させることを注記する段階をさらに含む、請求項1138〜1146記載の方法。
[請求項1153]
注記する段階が添付文書の使用を含む、請求項1138〜1152記載の方法。
[請求項1154]
抗IL-1β抗体またはその断片である製品、および抗体またはその断片がヒトにおいてβ細胞機能を改善するという記載を含んだラベルを含む包装。
[請求項1155]
記載は、抗体またはその断片が血糖管理を改善することをさらに含む、請求項1154記載の包装。
[請求項1156]
記載は、抗体またはその断片がC反応性タンパク質レベルを低減することをさらに含む、請求項1154記載の包装。
[請求項1157]
記載は、抗体またはその断片が血糖管理を改善する、かつC反応性タンパク質レベルを低減することをさらに含む、請求項1154記載の包装。
[請求項1158]
記載は、抗体またはその断片がコレステロールを低減することをさらに含む、請求項1154〜1157記載の包装。
[請求項1159]
記載は、抗体またはその断片が低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)を低減することをさらに含む、請求項1154〜1157記載の包装。
[請求項1160]
記載は、抗体またはその断片がトリグリセリドを低減することをさらに含む、請求項1154〜1157記載の包装。
[請求項1161]
記載は、抗体またはその断片が高密度リポタンパク質コレステロール(HDL)を増大することをさらに含む、請求項1154〜1157記載の包装。
[請求項1162]
記載は、抗体またはその断片が低血糖を誘導しないことをさらに含む、請求項1154〜1157記載の包装。
[請求項1163]
記載は、抗体またはその断片がインスリン抵抗性を減少させることをさらに含む、請求項1154〜1157記載の包装。
[請求項1164]
抗IL-1β抗体またはその断片がヒトにおいてβ細胞機能の改善、血糖管理の改善、C反応性タンパク質のレベルの低減、コレステロールの低減、低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)の低減、トリグリセリドの低減、高密度リポタンパク質コレステロール(HDL)の増大、低血糖の誘導の欠如、および/またはインスリン抵抗性の減少をもたらすことを実証するデータの利用に基づく広告活動。
[請求項1165]
抗IL-1β抗体またはその断片を含む、かつ製品がヒトにおいてβ細胞機能を改善する、血糖管理を改善するおよび/またはC反応性タンパク質のレベルを低減する、コレステロールを低減する、低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)を低減する、トリグリセリドを低減する、高密度リポタンパク質コレステロール(HDL)を増大する、低血糖を誘導しない、ならびに/あるいはインスリン抵抗性を減少させるというラベル宣伝文句を含む、薬学的製品。
Claims (165)
- 対象に抗IL-1β抗体またはその断片の1回または複数回用量を投与する段階を含む、β細胞機能の改善を必要としている対象におけるβ細胞機能の改善のための方法。
- β細胞機能の改善がβ細胞生存度の保全またはβ細胞代謝回転の低減である、請求項1記載の方法。
- β細胞機能の改善がβ細胞増殖の増大である、請求項1記載の方法。
- β細胞機能の改善がインスリン分泌の増強である、請求項1記載の方法。
- インスリン分泌がグルコース依存性インスリン分泌である、請求項4記載の方法。
- インスリン分泌の増強がグルコース/インスリンCペプチドAUCとして測定される、請求項4〜5記載の方法。
- インスリン分泌の増強がグルカゴン-アルギニン-グルコース刺激試験(GAGST)を用いて測定される、請求項4〜5記載の方法。
- インスリン分泌の増強がベースラインと比べて少なくとも25%の増加である、請求項4〜7記載の方法。
- インスリン分泌の増強がベースラインと比べて少なくとも50%の増加である、請求項8記載の方法。
- インスリン分泌の増強がベースラインと比べて少なくとも75%の増加である、請求項9記載の方法。
- インスリン分泌の増強がベースラインと比べて少なくとも90%の増加である、請求項10記載の方法。
- 抗体またはその断片が1 mg/kgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項1〜11記載の方法。
- 抗体またはその断片が0.3 mg/kgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項12記載の方法。
- 抗体またはその断片が0.1 mg/kgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項13記載の方法。
- 抗体またはその断片が0.03 mg/kgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項14記載の方法。
- 抗体またはその断片が0.01 mg/kgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項15記載の方法。
- 抗体またはその断片が0.005 mg/kgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項16記載の方法。
- 抗体またはその断片が0.001 mg/kgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項17記載の方法。
- 抗体またはその断片が少なくとも0.0005 mg/kgの用量で投与される、請求項12〜18記載の方法。
- 抗体またはその断片が少なくとも0.001 mg/kgの用量で投与される、請求項19記載の方法。
- 抗体またはその断片が用量/対象体重比とは無関係に、固定された用量として投与される、請求項1〜11記載の方法。
- 抗体またはその断片が約250 mgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項21記載の方法。
- 抗体またはその断片が約100 mgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項22記載の方法。
- 抗体またはその断片が約25 mgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項23記載の方法。
- 抗体またはその断片が約5 mgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項24記載の方法。
- 抗体またはその断片が約1 mgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項25記載の方法。
- 抗体またはその断片が約0.1 mgまたはそれ以下の用量で投与される、請求項26記載の方法。
- 抗体またはその断片が少なくとも約0.05 mgの用量で投与される、請求項21〜27記載の方法。
- 抗体またはその断片が少なくとも約0.1 mgの用量で投与される、請求項28記載の方法。
- 抗体またはその断片の初回用量の投与の後に、抗体またはその断片の1回または複数回のその後の用量の投与が行われる、請求項1〜29記載の方法。
- 初回用量および1回または複数回のその後の用量が、2週ごとに1度から12ヶ月ごとに1度の間隔で投与される、請求項30記載の方法。
- 初回用量および1回または複数回のその後の用量が、1ヶ月ごとに1度から6ヶ月ごとに1度の間隔で投与される、請求項31記載の方法。
- 初回用量および1回または複数回のその後の用量が、1ヶ月ごとに1度から3ヶ月ごとに1度の間隔で投与される、請求項32記載の方法。
- 初回用量および1回または複数回のその後の用量が、3ヶ月ごとに1度から6ヶ月ごとに1度の間隔で投与される、請求項32記載の方法。
- 1回または複数回のその後の用量が、初回用量とほぼ同一のまたは初回用量未満の量でのものである、請求項30〜34記載の方法。
- 1回または複数回のその後の用量が、初回用量を超えた量のものである、請求項30〜34記載の方法。
- 抗体またはその断片が、ヒトIL-1βに約1 nMまたはそれ以下の解離定数で結合する、請求項1〜36記載の方法。
- 抗体またはその断片が、ヒトIL-1βに約250 pMまたはそれ以下の解離定数で結合する、請求項37記載の方法。
- 抗体またはその断片が、ヒトIL-1βに約100 pMまたはそれ以下の解離定数で結合する、請求項38記載の方法。
- 抗体またはその断片が、ヒトIL-1βに約10 pMまたはそれ以下の解離定数で結合する、請求項39記載の方法。
- 抗体またはその断片が、ヒトIL-1βに約1 pMまたはそれ以下の解離定数で結合する、請求項40記載の方法。
- 抗体またはその断片が、ヒトIL-1βに約0.3 pMまたはそれ以下の解離定数で結合する、請求項41載の方法。
- 対象が、2型糖尿病、1型糖尿病、インスリン抵抗性、インスリン産生低下、高血糖、代謝症候群および肥満からなる群より選択される疾患または病態と診断されている、請求項1〜42記載の方法。
- 対象が、低インスリン血症、糖尿病の二次的原因、薬物誘発性糖尿病および妊娠誘発性糖尿病からなる群より選択される疾患または病態と診断されている、請求項1〜42記載の方法。
- 抗IL-1β抗体またはその断片が中和抗体である、請求項1〜44記載の方法。
- 抗IL-1β抗体またはその断片は、結合抗体または断片がIL-1βのIL-1受容体I (IL-1RI)への結合を実質的に可能にするようなIL-1βエピトープに結合する、請求項1〜44記載の方法。
- 抗体またはその断片が、IL-1α、IL-1RまたはIL-1Raに検出可能に結合しない、請求項1〜44記載の方法。
- 抗体またはその断片が、SEQ ID NO:1の軽鎖可変領域およびSEQ ID NO:2の重鎖可変領域を有する抗体の結合と競合する、請求項1〜44記載の方法。
- 抗体またはその断片が、IL-1βのGlu64を組み入れたエピトープに結合する、請求項1〜44記載の方法。
- 抗体またはその断片が、IL-1βのN末端のアミノ酸番号1-34に結合する、請求項1〜44記載の方法。
- 抗体またはその断片が、ヒト遺伝子操作されたものまたはヒト化されたものである、請求項1〜51記載の方法。
- 抗体またはその断片が、ヒトのものである、請求項1〜51記載の方法。
- 抗IL-1β抗体またはその断片が皮下経路、静脈内経路または筋肉内経路によって投与される、請求項1〜53記載の方法。
- 対象における血糖管理の改善をさらにもたらす、請求項1〜54記載の方法。
- 血糖管理の改善がヘモグロビンA1cの改善によって測定される、請求項55記載の方法。
- 血糖管理の改善が空腹時血中グルコースレベルの低減によって測定される、請求項55記載の方法。
- 血糖管理の改善が経口グルコース負荷試験(OGTT)の改善によって測定される、請求項55記載の方法。
- ヘモグロビンA1cの改善がヘモグロビンA1cの少なくとも0.5パーセントポイントの減少である、請求項56記載の方法。
- ヘモグロビンA1cの改善がヘモグロビンA1cの少なくとも0.7パーセントポイントの減少である、請求項59記載の方法。
- 抗体または断片の用量がヘモグロビンA1cの少なくとも1パーセントポイントの改善を達成するのに十分である、請求項60記載の方法。
- 抗体または断片の用量がヘモグロビンA1cの少なくとも1.5パーセントポイントの改善を達成するのに十分である、請求項61記載の方法。
- 抗体または断片の用量がヘモグロビンA1cの少なくとも2パーセントポイントの改善を達成するのに十分である、請求項62記載の方法。
- 以下の変化の少なくとも1つを達成するのに十分である、請求項1〜63記載の方法:
空腹時血糖レベルの低減、インスリン抵抗性の減少、低インスリン血症の低減、耐糖能の改善、全身性炎症の低減、C反応性ペプチド(CRP)の低減、超高感度C反応性タンパク質(usCRP)の低減、IL-6レベルの低減、高血糖の低減、糖尿病薬物療法の必要性の低減、BMIの低減、体重増加の速度の低減、体重の安定化、体重の低減、急性期反応物質の低減、脂質プロファイルの改善を伴う血清中脂質の減少、心血管リスク指標の減少。 - 以下の変化の少なくとも1つを達成するのに十分である、請求項64記載の方法: 全身性炎症の低減、C反応性ペプチド(CRP)の低減、超高感度C反応性タンパク質(usCRP)の低減、IL-6レベルの低減。
- 以下の変化の少なくとも1つを達成するのに十分である、請求項64記載の方法: BMIの低減、体重増加の速度の低減、体重の安定化、体重の低減。
- 脂質プロファイルの改善を伴う血清中脂質の減少が以下の変化の少なくとも1つを含む、請求項64記載の方法: コレステロールの減少、低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)の減少、超低密度リポタンパク質コレステロール(VLDL)の減少、トリグリセリドの減少、遊離脂肪酸の減少、アポリポタンパク質B (アポB)の減少。
- 脂質プロファイルの改善を伴う血清中脂質の減少がコレステロールの減少である、請求項67記載の方法。
- 脂質プロファイルの改善を伴う血清中脂質の減少が低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)の減少である、請求項67記載の方法。
- 脂質プロファイルの改善を伴う血清中脂質の減少が以下の変化の少なくとも1つをさらに含む、請求項67〜69記載の方法: 高密度リポタンパク質コレステロール(HDL)の増加、処置前レベルと比べて高密度リポタンパク質コレステロール(HDL)のレベルを維持すること、アポリポタンパク質A (アポA)の増加。
- C反応性ペプチド(CRP)の低減と、脂質プロファイルの改善を伴う血清中脂質の減少のいずれをも達成するのに十分である、請求項64〜70記載の方法。
- インスリン抵抗性の減少が恒常性モデル評価(HOMA)またはインスリン抵抗性試験における改善によって測定される、請求項64記載の方法。
- 低血糖を誘導しない、請求項64〜72記載の方法。
- IL-1β抗体または断片以外の活性薬剤を含んだ少なくとも1つの薬学的組成物を投与する段階を含む、少なくとも1つのさらなる処置方法との組み合わせでのものである、請求項1〜73記載の方法。
- IL-1β抗体または断片以外の活性薬剤を含んだ少なくとも1つの薬学的組成物を投与する段階を含む、少なくとも1つのさらなる処置方法の必要性をなくすまたは先延ばしする、請求項1〜73記載の方法。
- IL-1β抗体または断片以外の活性薬剤を含んだ少なくとも1つの薬学的組成物を投与する段階を含む、少なくとも1つのさらなる処置方法の量、頻度または継続期間を減らす、請求項1〜73記載の方法。
- IL-1β抗体または断片以外の活性薬剤を含んだ少なくとも1つの薬学的組成物が、スルホニル尿素、メグリチニド、ビグアニド、αグルコシダーゼ阻害剤、チアゾリジンジオン、DPP-IV阻害剤、グルカゴン様ペプチド(GLP)-1類似体、およびインスリンからなる群より選択される、請求項74〜76記載の方法。
- 活性薬剤がスルホニル尿素である、請求項77記載の方法。
- 活性薬剤がメグリチニドである、請求項77記載の方法。
- 活性薬剤がビグアニドである、請求項77記載の方法。
- 活性薬剤がαグルコシダーゼ阻害剤である、請求項77記載の方法。
- 活性薬剤がチアゾリジンジオンである、請求項77記載の方法。
- 活性薬剤がDPP-IV阻害剤である、請求項77記載の方法。
- 活性薬剤がグルカゴン様ペプチド(GLP)-1類似体である、請求項77記載の方法。
- 活性薬剤がインスリンである、請求項77記載の方法。
- 抗体またはその断片が、IL-1β誘発性のIL-8産生を測定するヒト全血中IL-1β阻害アッセイ法においてIL-1β受容体アンタゴニストよりも低いIC50を有する、請求項1〜85記載の方法。
- β細胞機能の改善を必要としている対象におけるβ細胞機能の改善に用いるための組成物の製造における、IL-1β誘発性のIL-8産生を測定するヒト全血中IL-1β阻害アッセイ法においてIL-1β受容体アンタゴニストよりも低いIC50を有する抗IL-1β抗体またはその断片の使用。
- 対象が、2型糖尿病、1型糖尿病、インスリン抵抗性、インスリン産生低下、高血糖、代謝症候群および肥満からなる群より選択される疾患または病態と診断されている、請求項87記載の使用。
- β細胞機能の改善を必要としている対象が、低インスリン血症、糖尿病の二次的原因、薬物誘発性糖尿病および妊娠誘発性糖尿病からなる群より選択される疾患または病態と診断されている、請求項87記載の使用。
- IL-1β受容体アンタゴニストがアナキンラである、請求項86記載の方法または請求項87〜89記載の使用。
- 抗体またはその断片がヒトにおいてβ細胞機能を改善することを宣伝する段階を含む、抗IL-1β抗体またはその断片を含んだ製品を売るための方法。
- β細胞機能の改善がインスリンのレベルの増加によって測定される、請求項91記載の方法。
- 宣伝する段階が、抗体またはその断片が血糖管理を改善することをさらに含む、請求項91〜92記載の方法。
- 宣伝する段階が、抗体またはその断片がC反応性タンパク質レベルを低減することをさらに含む、請求項91〜92記載の方法。
- 宣伝する段階が、抗体またはその断片が血糖管理を改善し、かつC反応性タンパク質レベルを低減することをさらに含む、請求項91記載の方法。
- 血糖管理がヘモグロビンA1cの改善によって測定される、請求項93または95記載の方法。
- 血糖管理が空腹時血中グルコースレベルの低減によって測定される、請求項93または95記載の方法。
- 血糖管理が経口グルコース負荷試験(OGTT)の改善によって測定される、請求項93または95記載の方法。
- C反応性タンパク質レベルの低減が超高感度C反応性タンパク質(usCRP)の低減によって測定される、請求項94または95記載の方法。
- 宣伝する段階が、抗体またはその断片がコレステロールを低減することをさらに含む、請求項91〜99記載の方法。
- 宣伝する段階が、抗体またはその断片が低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)を低減することをさらに含む、請求項91〜99記載の方法。
- 宣伝する段階が、抗体またはその断片がトリグリセリドを低減することをさらに含む、請求項91〜99記載の方法。
- 宣伝する段階が、抗体またはその断片が高密度リポタンパク質コレステロール(HDL)を増大することをさらに含む、請求項91〜99記載の方法。
- 宣伝する段階が、抗体またはその断片が低血糖を誘導しないことをさらに含む、請求項91〜99記載の方法。
- 宣伝する段階が、抗体またはその断片がインスリン抵抗性を減少させることをさらに含む、請求項91〜99記載の方法。
- インスリン抵抗性の減少が恒常性モデル評価(HOMA)における改善によって測定される、請求項105記載の方法。
- インスリン抵抗性の減少がインスリン抵抗性試験における改善によって測定される、請求項105記載の方法。
- 宣伝する段階が、紙上、テレビ上、ラジオ上、およびインターネット上からなる群より選択される媒体によるものである、請求項91〜107記載の方法。
- 宣伝する段階が、抗体またはその断片を用いて2型糖尿病を処置できることを宣伝する段階をさらに含む、請求項91〜107記載の方法。
- 宣伝する段階が、β細胞機能を改善することの利点を宣伝する段階をさらに含む、請求項91〜107記載の方法。
- 宣伝する段階が、ヒトにおいてβ細胞機能および血糖管理を改善することの利点を消費者に宣伝する段階をさらに含む、請求項93記載の方法。
- 宣伝する段階が、ヒトにおいてβ細胞機能を改善することおよびC反応性タンパク質レベルを低減することの利点を消費者に宣伝する段階をさらに含む、請求項94記載の方法。
- 宣伝する段階が、ヒトにおいてβ細胞機能を改善すること、血糖管理を改善することおよびC反応性タンパク質レベルを低減することの利点を消費者に宣伝する段階をさらに含む、請求項95記載の方法。
- 宣伝する段階が、ヒトにおいてコレステロールを低減することの利点を消費者に宣伝する段階をさらに含む、請求項110〜113記載の方法。
- 宣伝する段階が、ヒトにおいて低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)を低減することの利点を消費者に宣伝する段階をさらに含む、請求項110〜113記載の方法。
- 宣伝する段階が、ヒトにおいてトリグリセリドを低減することの利点を消費者に宣伝する段階をさらに含む、請求項110〜113記載の方法。
- 宣伝する段階が、ヒトにおいて高密度リポタンパク質コレステロール(HDL)を増大することの利点を消費者に宣伝する段階をさらに含む、請求項110〜113記載の方法。
- 宣伝する段階が、ヒトにおいて低血糖を誘導しないことの利点を消費者に宣伝する段階をさらに含む、請求項110〜113記載の方法。
- 宣伝する段階が、ヒトにおいてインスリン抵抗性を減少させることの利点を消費者に宣伝する段階をさらに含む、請求項110〜113記載の方法。
- 宣伝が、抗体またはその断片とともに収納されているラベル上にある、請求項91〜119記載の方法。
- ラベルが、抗体またはその断片を収納している容器中にある、請求項120記載の方法。
- 抗体またはその断片がヒトにおいてβ細胞機能を改善することを述べる段階を含む、抗IL-1β抗体またはその断片を含む製品の利点を宣伝するための方法。
- β細胞機能の改善がインスリンのレベルの増加によって測定される、請求項122記載の方法。
- β細胞機能の改善がインスリンのレベルの増加によって測定される、請求項122記載の方法。
- 述べる段階が、抗体またはその断片が血糖管理を改善することを述べる段階をさらに含む、請求項122〜124記載の方法。
- 述べる段階が、抗体またはその断片がC反応性タンパク質レベルを低減することを述べる段階をさらに含む、請求項122〜124記載の方法。
- 述べる段階が、抗体またはその断片が血糖管理を改善する、かつC反応性タンパク質レベルを低減することを述べる段階をさらに含む、請求項122〜124記載の方法。
- 血糖管理がヘモグロビンA1cの改善によって測定される、請求項125または127記載の方法。
- 血糖管理が空腹時血中グルコースレベルの低減によって測定される、請求項125または127記載の方法。
- 血糖管理が経口グルコース負荷試験(OGTT)の改善によって測定される、請求項125または127記載の方法。
- C反応性タンパク質レベルの低減が超高感度C反応性タンパク質(usCRP)の低減によって測定される、請求項126または127記載の方法。
- 述べる段階が、抗体またはその断片がコレステロールを低減することを述べる段階をさらに含む、請求項122〜131記載の方法。
- 述べる段階が、抗体またはその断片が低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)を低減することを述べる段階をさらに含む、請求項122〜131記載の方法。
- 述べる段階が、抗体またはその断片がトリグリセリドを低減することを述べる段階をさらに含む、請求項122〜131記載の方法。
- 述べる段階が、抗体またはその断片が高密度リポタンパク質コレステロール(HDL)を増大することを述べる段階をさらに含む、請求項122〜131記載の方法。
- 述べる段階が、抗体またはその断片が低血糖を誘導しないことを述べる段階をさらに含む、請求項122〜131記載の方法。
- 述べる段階が、抗体またはその断片がインスリン抵抗性を減少させることを述べる段階をさらに含む、請求項122〜131記載の方法。
- 薬学的製品がヒトにおいてβ細胞機能を改善する抗IL-1β抗体またはその断片を含むことを注記する段階を含む、薬学的製品を宣伝するための方法。
- β細胞機能の改善がインスリンのレベルの増加によって測定される、請求項138記載の方法。
- 注記する段階が、抗体またはその断片が血糖管理を改善することを注記する段階をさらに含む、請求項138〜139記載の方法。
- 注記する段階が、抗体またはその断片がC反応性タンパク質レベルを低減することを注記する段階をさらに含む、請求項138〜139記載の方法。
- 注記する段階が、抗体またはその断片が血糖管理を改善する、かつC反応性タンパク質レベルを低減することを注記する段階をさらに含む、請求項138記載の方法。
- 血糖管理がヘモグロビンA1cの改善によって測定される、請求項140または142記載の方法。
- 血糖管理が空腹時血中グルコースレベルの低減によって測定される、請求項140または142記載の方法。
- 血糖管理が経口グルコース負荷試験(OGTT)の改善によって測定される、請求項140または142記載の方法。
- C反応性タンパク質レベルの低減が超高感度C反応性タンパク質(usCRP)の低減によって測定される、請求項141または142記載の方法。
- 注記する段階が、抗体またはその断片がコレステロールを低減することを注記する段階をさらに含む、請求項138〜146記載の方法。
- 注記する段階が、抗体またはその断片が低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)を低減することを注記する段階をさらに含む、請求項138〜146記載の方法。
- 注記する段階が、抗体またはその断片がトリグリセリドを低減することを注記する段階をさらに含む、請求項138〜146記載の方法。
- 注記する段階が、抗体またはその断片が高密度リポタンパク質コレステロール(HDL)を増大することを注記する段階をさらに含む、請求項138〜146記載の方法。
- 注記する段階が、抗体またはその断片が低血糖を誘導しないことを注記する段階をさらに含む、請求項138〜146記載の方法。
- 注記する段階が、抗体またはその断片がインスリン抵抗性を減少させることを注記する段階をさらに含む、請求項138〜146記載の方法。
- 注記する段階が添付文書の使用を含む、請求項138〜152記載の方法。
- 抗IL-1β抗体またはその断片である製品、および抗体またはその断片がヒトにおいてβ細胞機能を改善するという記載を含んだラベルを含む包装。
- 記載は、抗体またはその断片が血糖管理を改善することをさらに含む、請求項154記載の包装。
- 記載は、抗体またはその断片がC反応性タンパク質レベルを低減することをさらに含む、請求項154記載の包装。
- 記載は、抗体またはその断片が血糖管理を改善する、かつC反応性タンパク質レベルを低減することをさらに含む、請求項154記載の包装。
- 記載は、抗体またはその断片がコレステロールを低減することをさらに含む、請求項154〜157記載の包装。
- 記載は、抗体またはその断片が低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)を低減することをさらに含む、請求項154〜157記載の包装。
- 記載は、抗体またはその断片がトリグリセリドを低減することをさらに含む、請求項154〜157記載の包装。
- 記載は、抗体またはその断片が高密度リポタンパク質コレステロール(HDL)を増大することをさらに含む、請求項154〜157記載の包装。
- 記載は、抗体またはその断片が低血糖を誘導しないことをさらに含む、請求項154〜157記載の包装。
- 記載は、抗体またはその断片がインスリン抵抗性を減少させることをさらに含む、請求項154〜157記載の包装。
- 抗IL-1β抗体またはその断片がヒトにおいてβ細胞機能の改善、血糖管理の改善、C反応性タンパク質のレベルの低減、コレステロールの低減、低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)の低減、トリグリセリドの低減、高密度リポタンパク質コレステロール(HDL)の増大、低血糖の誘導の欠如、および/またはインスリン抵抗性の減少をもたらすことを実証するデータの利用に基づく広告活動。
- 抗IL-1β抗体またはその断片を含む、かつ製品がヒトにおいてβ細胞機能を改善する、血糖管理を改善するおよび/またはC反応性タンパク質のレベルを低減する、コレステロールを低減する、低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)を低減する、トリグリセリドを低減する、高密度リポタンパク質コレステロール(HDL)を増大する、低血糖を誘導しない、ならびに/あるいはインスリン抵抗性を減少させるというラベル宣伝文句を含む、薬学的製品。
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