JP2012253506A - 到着パケット同期方法およびシステム - Google Patents
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Abstract
マルチキャスト通信に代表される1対n通信において、事前にパケットの宛先までの遅延時間を計算し、計算された遅延時間を考慮した上でネットワークの公平性を保つためにパケット到着時刻を同期させる機能を有する装置を備えたネットワークシステムを提供する。
【解決手段】
物理的な距離に関わらず、サーバ相当の装置から複数台のクライアント向けのパケットにおいても送信側で伝送遅延を考慮し、パケットの送出タイミングをずらして送信することで到着パケットを同期する。配信サーバやマルチキャストパケット送出ルータ等に代表されるネットワーク機器が接続し、複数の宛先に送信されるネットワークにおいて、到着パケット同期装置を接続し、予め伝送遅延を計算し、パケットの送出タイミングをずらすことで拠点の位置に関わらず、同一時刻にパケットを到着させる。
【選択図】 図1
Description
(各クライアントに対する遅延時間の誤差と全データの送出時間Δとによる遅延の補正)
上記の実施例では、サーバ101から各クライアントへパケットを送出する際の遅延時間の予め計測した値の誤差は無いものと仮定したが、サーバからクライアントへの伝送路の状況に応じて遅延時間がばらつき、遅延時間の誤差が生じる。パケット送出の遅延時間のばらつきは、伝送路の長さが長いほど、また伝送速度が遅いほど伝送路の状況によって影響を受け易く、遅延時間の誤差は大きくなると考えられる。その結果、上記のようにパケット送出のサーバからの出発時刻を予め遅延させても各クライアント側でパケットを受け取る時間が揃わなくなる。
(1)各クライアント(k)について遅延時間Tkを何回か計測し、その平均値<Tk>と誤差(標準偏差)σkを求め、図4の遅延時間情報テーブル401に保存する。時間帯によって伝送路の状況が変化することを考慮して、更に時間帯ごとの遅延時間の平均値と誤差を各クライアントごとに保持し、時間帯に応じてパケット送出の遅延に対する補正すれば、補正の精度が向上する。
(2)遅延時間の平均値<Tk>が最大のクライアント(Mとする)の<Tm>を基準として、図6に示したように、この<Tm>と各クライアントkの<Tk>との差分から、全データの中央のパケットに対する出発遅延時間τk=<Tm>−<Tk>を求める。図7の斜め破線の矢印は、全データの中央のパケットに対する遅延を表しており、各クライアントでは、図6と同様に、全データの中央のパケットに対して受信時間が一致していることを示している。
(3)パケットの総数をnとし、クライアントMに対するサーバからの各パケットの送出(時間)間隔δm(δmはパケット送出間隔の最小値)とすると、サーバからクライアントMへの全データの送出時間ΔmはΔm=(n−1)δmとなり、遅延時間の誤差σmを含む、クライアントMでの全データ(パケット)の受信所要時間Wmは、Wm=Δm+2σmとなる。他のクライアントkについても同様に、Δk=(n−1)δk、Wk=Δk+2σkとなる。一般に、遅延時間Tkが長いものほど、その誤差σkは大きくなるが(σm>σk)、パケット送出の遅延に対する補正では、遅延時間の長さとは無関係に遅延時間の誤差σkが最大のものをσmとしてもよい。
(4)クライアントM及び各クライアントkでも全データ(全パケット)の受信所要時間が同じくなるようにするために、Wk=Δk+2σk=(n−1)δk+2σkが、Wm=Δm+2σm=(n−1)δm+2σmと同じであるという条件から、サーバから各クライアントkに対するパケットの送出間隔δkは、δk=δm+2(σm−σk)/(n−1)となる。ここで、σm>σkであるからδk>δmとなり、遅延時間の誤差が小さいものほどパケットの送出間隔を長くすれば、統計的に見て、各クライアント側での全データの受信所要時間が同じくなり、かつ、全データ(全パケット)の始めのパケットの受信時間と終わりのパケットの受信時間が同じになることが期待される。
(5)図6を用いて説明したサーバから各クライアントへのデータの出発遅延時間τkに対する補正量は−Δk/2であり、全データの始めのパケットに対する出発遅延時間は、τk→τk−Δk/2と補正される。ここで、基準となるクライアントMに対する出発遅延時間τmの補正量は−Δm/2であり、他のクライアントkに対する出発遅延時間τkの補正量は−Δk/2=−(Δm/2+(σm−σk))となる。但し、Δk>Δmである。
102 パケット同期装置
103 クライアントA
104 クライアントB
105 クライアントC
201 遅延情報制御部
202 メモリ
203 パケット遅延情報テーブル
204 パケット格納テーブル
205 CPU
206 パケット格納部
207 入出力装置
Claims (7)
- マルチキャスト通信に代表される1対n通信において、事前にパケットの宛先までの遅延時間を計算し、計算された遅延時間に基づいてパケット送出に時間をずらすことによってパケット到着時刻を同期させる機能を有する装置を備えたネットワークシステム。
- 前記装置は、
遅延時間計算のために、パケット内に組み込まれた送信時刻および到着時刻をもとに伝送遅延を計算し、格納するパケット遅延情報テーブルと、遅延情報をもとにパケットをずらして送信する指示を出す、遅延情報制御部と送信するパケットを格納するためのパケット格納部を有することを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。 - 前記装置は、公平性を確保する範囲は宛先を変更することで設定可能である機能を有することを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
- サーバと複数のクライアントとがネットワークを介して接続され、前記サーバから前記複数のクライアントのそれぞれに同一のパケットであるデータを送信するネットワークシステムにおける到着パケット同期方法であって、前記サーバは、
前記複数のクライアントのそれぞれにデータを送信した時の送出時刻と前記複数のクライアントのそれぞれが前記データを受信した時の受信時刻から遅延時間を計算し、
前記計算した遅延時間に基づいて、前記複数のクライアントの何れもが所定の時刻にパケットを受信するための、前記複数のクライアントのそれぞれに対するパケットの出発遅延時間を求め、
前記複数のクライアントに対して、前記遅延時間が最大の前記クライアントが前記所定の時刻にパケットを受信するための送出時刻から、前記出発遅延時間だけ送出時刻を遅らせてパケットを送信することを特徴とする到着パケット同期方法。 - サーバと複数のクライアントとがネットワークを介して接続され、前記サーバから前記複数のクライアントのそれぞれに、複数のパケットからなる同一のデータを送信するネットワークシステムにおける到着パケット同期方法であって、前記サーバは、
前記複数のクライアントのそれぞれに複数回データを送信した時の送出時刻と前記複数のクライアントのそれぞれが前記データを受信した時の受信時刻から計算した遅延時間の平均値と複数回データを送信した時の前記遅延時間の誤差とを、前記複数のクライアントに対応して保持し、
前記計算した遅延時間の平均値に基づいて、前記複数のクライアントの何れもが所定の時刻にパケットを受信するための、前記複数のクライアントのそれぞれに対するパケットの出発遅延時間を求め、
前記誤差が最大のクライアントに対して、前記複数のパケットの数、各パケット送出間隔の最小値、及び前記誤差に基づいて、前記複数のパケットを前記誤差が最大のクライアントが受信するための所要時間を求め、
前記誤差が最大であるクライアント以外のクライアントのそれぞれに対して、前記所要時間、及び当該クライアントの前記遅延時間誤差に基づいて、各パケット送出間隔を求め、
前記求めた各パケット送出間隔に基づいて、前記パケットの出発遅延時間を補正し、
前記複数のクライアントに対して、前記遅延時間の平均値が最大の前記クライアントが前記所定の時刻に前記複数のパケットの中央にあるパケットを受信するための送出時刻から、前記補正された出発遅延時間だけ送出時刻を遅らせて前記複数のパケットの送信を開始することを特徴とする到着パケット同期方法。 - 前記複数のクライアントのそれぞれに対して、前記遅延時間の平均値と前記誤差との間に正の相関がある場合は、前記遅延時間が最大のクライアントに対して前記所要時間を求めることを特徴とする請求項5記載の到着パケット同期方法。
- 前記複数のクライアントのそれぞれに対して、時間帯ごとに求めた前記遅延時間の平均値及び前記誤差をそれぞれ保持し、前記時間帯に応じて、前記パケットの出発遅延時間を補正することを特徴とする請求項5記載の到着パケット同期方法。
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