JP2012248985A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な特殊撮影を1台の撮像装置にて実現する。
【解決手段】撮像装置1、カメラユニットを接続可能な接続部を複数個有する。例えば、基準となる接続部にカメラユニットUNを接続している状態において、他のカメラユニットを追加的に接続部UN、UN又はUNに接続すると、撮像装置1の撮影モードが、夫々、被写体の三次元情報を生成する三次元撮影モード、複数視点からの複数画像を撮影する複数視点撮影モード又はパノラマ合成画像を生成するパノラマ撮影モードに設定される。
【選択図】図6

Description

本発明は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮像装置に関する。
複数のカメラを用いて被写体の三次元情報を生成する三次元映像撮影、複数のカメラを用いて複数視点から見た複数の画像を撮影する複数視点撮影、イメージモザキングを用いて複数の画像を貼り合わせ合成することにより水平又は垂直方向において広い画角を有したパノラマ画像を生成するパノラマ撮影など、様々な特殊撮影が実用化されている。従来の撮像装置において、三次元映像撮影、複数視点撮影、パノラマ撮影を行おうとすると、夫々の撮影に適した専用の撮像装置を夫々に用意する必要があった。
他方、一つのカメラを備えたカメラ付き携帯電話に他のカメラを装着可能な端子を設けておき、当該端子に他のカメラが装着されたとき、立体視撮影モードにて撮影動作を行う方法も提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2004−120611号公報
特許文献1の方法は、カメラ付き携帯電話の撮影モードを必要に応じて立体視撮影モードに切り替えることのできる方法として有益である。但し、三次元映像撮影、複数視点撮影、パノラマ撮影などに代表されるような、様々な特殊撮影を単一の撮像装置にて実現しようとすると更なる工夫が必要であり、様々な特殊撮影を単一の撮像装置にて実現できれば非常に有益である。
そこで本発明は、様々な種類の撮影を実現可能な撮像装置を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の撮像装置は、当該撮像装置に対して着脱可能なm個のレンズユニットを接続するためのn個の接続部と(m及びnは2以上の整数であって、m≦n)、複数の撮影モードの中から対象撮影モードを選択するモード選択部と、前記n個の接続部の内の、m個の接続部に接続された前記m個のレンズユニットを用いて得た光学像の信号を、入力信号として受け、該入力信号に対し前記対象撮影モードにおける信号処理を実行することで対象画像信号を生成する信号処理部と、を備え、前記モード選択部は、前記m個のレンズユニットが何れの接続部に接続されたかに応じて、前記対象撮影モードを選択することを特徴とする。
これにより、カメラユニットの接続状態を変更するだけで対象撮影モードが切り替わって様々な撮影モードにおける撮影(上述したような特殊撮影を含みうる)を実現することが可能となる。即ち、様々な撮影モードにおける撮影を実現するに当たり、専用カメラを別々に用意する必要がなくなる。
本発明に係る第2の撮像装置は、当該撮像装置に固定されたレンズユニットを用いて得た光学像の信号を出力する固定撮像部と、当該撮像装置に対して着脱可能なp個のレンズユニットを接続するためのq個の接続部と(p及びqは1以上の整数であって、p≦q)、複数の撮影モードの中から対象撮影モードを選択するモード選択部と、前記q個の接続部の内の、p個の接続部に接続された前記p個のレンズユニットを用いて得た光学像の信号と、前記固定撮像部の出力信号とを、入力信号として受け、該入力信号に対し前記対象撮影モードにおける信号処理を実行することで対象画像信号を生成する信号処理部と、を備え、前記モード選択部は、前記p個のレンズユニットが何れの接続部に接続されたかに応じて、前記対象撮影モードを選択することを特徴とする。
これによっても、カメラユニットの接続状態を変更するだけで対象撮影モードが切り替わって様々な撮影モードにおける撮影(上述したような特殊撮影を含みうる)を実現することが可能となる。即ち、様々な撮影モードにおける撮影を実現するに当たり、専用カメラを別々に用意する必要がなくなる。
具体的には例えば、第1又は第2の撮像装置において、前記複数の撮影モードは、前記入力信号に対し第1信号処理を成すことで、被写体の三次元情報を含む画像信号を前記対象画像信号として生成する第1撮影モード、前記入力信号に対し第2信号処理を成すことで、視点が互いに異なる複数の画像の画像信号を前記対象画像信号として生成する第2撮影モード、及び、前記入力信号に対しイメージモザイキングを含む第3信号処理を成すことで前記対象画像信号を生成する第3撮影モードの内、少なくとも2以上の撮影モードを含んでいてもよい。
また例えば、第1の撮像装置において、前記複数の撮影モードは、前記入力信号に対し第1信号処理を成すことで、被写体の三次元情報を含む画像信号を前記対象画像信号として生成する第1撮影モード、前記入力信号に対し第2信号処理を成すことで、視点が互いに異なる複数の画像の画像信号を前記対象画像信号として生成する第2撮影モード、前記入力信号に対しイメージモザイキングを含む第3信号処理を成すことで前記対象画像信号を生成する第3撮影モード、及び、前記入力信号に対し第4信号処理を成すことで前記対象画像信号を生成する第4撮影モードの内、少なくとも2以上の撮影モードを含んでいてもよい。そして、前記第4撮影モードが前記対象撮影モードとして選択される場合、前記m個のレンズユニットを用いて得たm個の光学像は共通の被写体像を含んでいてもよく、前記信号処理部は、前記入力信号に含まれる、前記共通の被写体像の画像信号を合成することで前記対象画像信号を生成してもよい。
また例えば、第2の撮像装置において、前記複数の撮影モードは、前記入力信号に対し第1信号処理を成すことで、被写体の三次元情報を含む画像信号を前記対象画像信号として生成する第1撮影モード、前記入力信号に対し第2信号処理を成すことで、視点が互いに異なる複数の画像の画像信号を前記対象画像信号として生成する第2撮影モード、前記入力信号に対しイメージモザイキングを含む第3信号処理を成すことで前記対象画像信号を生成する第3撮影モード、及び、前記入力信号に対し第4信号処理を成すことで前記対象画像信号を生成する第4撮影モードの内、少なくとも2以上の撮影モードを含んでいてもよい。そして、前記第4撮影モードが前記対象撮影モードとして選択される場合、前記p個のレンズユニットを用いて得たp個の光学像及び前記固定撮像部のレンズユニットを用いて得た光学像は共通の被写体像を含んでいてもよく、前記信号処理部は、前記入力信号に含まれる、前記共通の被写体像の画像信号を合成することで前記対象画像信号を生成してもよい。
また例えば、第1又は第2の撮像装置において、各レンズユニットは、撮像素子と前記撮像素子に被写体の光学像を結像させるためのレンズとを備えたカメラユニットであって、前記撮像素子の出力信号を前記光学像の信号として出力しても良い。
本発明によれば、様々な種類の撮影を実現可能な撮像装置を提供することが可能である。
本発明の実施形態に係る撮像装置の概略全体ブロック図である。 互いに接続された一対のカメラユニット及び接続部を示す図である。 1つのカメラユニットの内部構成図である。 本発明の実施形態に係る撮像装置の外観斜視図である。 撮像装置を斜めから見たときの撮像装置の分解図(a)と、撮像装置を上方から見たときの撮像装置の分解図(b)である。 本発明の実施形態に係る撮像装置の正面図である 撮像装置のメイン筐体とXYZ座標系との関係を示す図である。 本発明の第1実施例に係り、或るケースにおけるカメラユニットの接続状態を示す図である。 本発明の第1実施例に係り、他のケースにおけるカメラユニットの接続状態を示す図である。 本発明の第1実施例に係り、更に他のケースにおけるカメラユニットの接続状態を示す図である。 図10の接続状態に対応する2つのカメラユニットの撮影領域を示す図(a)と、パノラマ画像の例を示す図(b)である。 本発明の第2実施例に係り、3つのカメラユニットの光軸方向の関係を示す図である。 本発明の第3実施例に係るカメラユニットの接続状態を示す図である。 本発明の第4実施例に係り、撮像装置を斜めから見たときの撮像装置の分解図(a)と、撮像装置を上方から見たときの撮像装置の分解図(b)である。 本発明の第4実施例に係り、2つのカメラユニットの撮影領域を示す図である。 本発明の第5実施例に係る撮像装置の変形概略全体ブロック図である。 本発明の第6実施例に係り、複数の接続部及び複数のカメラユニットの配置状態を示す図である。 本発明の第6実施例に係る4枚の撮影画像を示す図である。
以下、本発明の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。尚、本明細書では、記述の簡略化上、情報、物理量、状態量又は部材等を参照する記号又は符号を記すことによって該記号又は符号に対応する情報、物理量、状態量又は部材等の名称を省略又は略記することがある。
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置1の概略全体ブロック図である。撮像装置1は、静止画像及び動画像を撮影及び記録可能なデジタルビデオカメラである。但し、撮像装置1は、静止画像のみを撮影及び記録可能なデジタルスチルカメラであっても良い。撮像装置1は、携帯電話機などの携帯端末に搭載されるものであっても良い。
図1に示す如く、撮像装置1は、m個のカメラユニットUN〜UNm−1から成るカメラユニット群11と、n個の接続部PT〜PTn−1から成る接続部群12とを備え、更に符号13〜20によって参照される各部位を備える。m及びnは2以上の整数である。m=nであっても良いが、ここでは、m<nが成立するものとする。
カメラユニットUN〜UNm−1の夫々は、接続部を介し、撮像装置1に対して着脱可能である。ユーザは、カメラユニットUN〜UNm−1の夫々を接続部PT〜PTn−1の何れかに接続することが可能であり、1つの接続部に対して1つのカメラユニットを接続可能である。ユーザは、何れかの接続部に接続されたカメラユニットを、自由に当該接続部から取り外すことができる。
何れかのカメラユニットが何れかの接続部に接続されると、撮像装置1の電源回路(不図示)から供給される電力が当該カメラユニットに供給されて当該カメラユニットは駆動する。カメラユニットの構成、機能及び動作は、カメラユニットUN〜UNm−1間で同じであるため、カメラユニットUN〜UNm−1の何れかを記号UNにて表し(iは整数)、カメラユニットUNの構成、機能及び動作を説明する。図2に示す如く、カメラユニットUNが接続部PTに接続されていることを想定する(jは整数)。
図3は、カメラユニットUNの内部構成図である。カメラユニットUNは、ズームレンズ30及びフォーカスレンズ31を含む複数枚のレンズから成る光学系35と、絞り32と、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどから成る撮像素子(固体撮像素子)33と、光学系35や絞り32を駆動制御するためのドライバ34と、を有している。撮像素子33は、光学系35及び絞り32を介して入射した撮影領域内の被写体の光学像を光電変換し、該光電変換により得られた電気信号(画像信号)を出力する。レンズ30及び31の位置並びに絞り32の開度は、主制御部13によって制御される。
カメラユニットUNが接続部PTに接続されているとき、カメラユニットUNの出力信号は、接続部PTを介してバスライン20に出力される。撮像装置1を形成する各部位(主制御部13、信号処理部16、表示部17及び記録媒体18を含む)は、接続部PTに接続されたカメラユニットUNの出力信号を、バスライン20を介して取得することができ、主制御部13は、接続部PTに接続されたカメラユニットUNの撮影動作を制御することができる。
カメラユニットUNの出力信号とは、カメラユニットUNの撮像素子33の出力信号を指す。カメラユニットUNの撮像素子33の出力信号をデジタル化及び増幅して得た信号が、カメラユニットUNの出力信号であっても良い。カメラユニットUNの出力信号は、カメラユニットUNの撮像素子33に形成される、カメラユニットUNの撮影領域内の被写体の光学像を表し、カメラユニットUNにおける光学像は、当然、カメラユニットUNの光学系35を用いて形成される。
以下、何れかの接続部に接続された何れかのカメラユニットを、接続カメラユニットとも呼ぶ。
主制御部13は、撮像装置1内の各部位の動作を統括的に制御する。接続状態検出部14は、接続部群12に対するカメラユニット群11の接続状態を検出する。例えば、接続部にカメラユニットUNが接続されたか否かに応じて信号レベルが変化する接続検出用信号を、スイッチ等を用いて接続部ごとに発生させ、接続状態検出部14は、接続部ごとの接続検出用信号の信号レベルを監視することで、接続部ごとにカメラユニットが接続されているか否かを検出する。撮影モード選択部15は、接続状態検出部14による接続状態の検出結果に基づき、予め登録された複数の候補撮影モードの中から対象撮影モードを選択する。信号処理部16は、接続カメラユニットの出力信号を入力信号として受け、入力信号に対して対象撮影モードに応じた信号処理を施すことで、1枚以上の画像の画像信号である対象画像信号を生成する。詳細は後述するが、複数の候補撮影モードでは、接続カメラユニットの出力信号に対し、互いに異なる信号処理が実行される。
表示部17は、液晶ディスプレイパネル等から成り、主制御部13による制御の下、接続カメラユニットを用いて撮影された画像や記録媒体18に記録されている画像などを表示する。記録媒体18は、カード状半導体メモリや磁気ディスク等の不揮発性メモリであり、主制御部13による制御の下、撮影画像の画像信号等を記録する。操作部19は、ユーザからの各種操作を受け付ける。操作部19に対するユーザの操作内容は、主制御部13に伝達され、主制御部13の制御の下、撮像装置1内の各部位は操作内容に応じた動作を行う。操作部19にタッチパネルが含まれていても良い。
図4は、撮像装置1の外観斜視図である。図5(a)は、撮像装置1を斜めから見たときの撮像装置1の分解図であり、図5(b)は、撮像装置1を上方から見たときの撮像装置1の分解図である。図6は、撮像装置1の正面図である。撮像装置1は、表示部17以外の各部位が配置されるメイン筐体2と、表示部17が配置されるサブ筐体3と、を有する。メイン筐体2の形状は任意であるが、ここでは、説明の具体化及び便宜上、メイン筐体2が直方体であるとし、メイン筐体2としての直方体の6面が、前面H、上面H、側面H、後面H、底面H及び側面Hから成るものとする。当然、面H〜Hは互いに異なる面である。面H及びHは互いに対向する面であり、面H及びHは互いに対向する面であり、面H及びHは互いに対向する面である。図5に示す如く、前面Hに接続部PTが配置されており、図4及び図6では、接続部PTにカメラユニットUNが接続されている(このため、接続部PTが図面上で見えない)。接続部PT、PT、PTは、夫々、上面H、側面H、底面Hに配置されている(図4、図5(a)、図5(b)及び図6参照)。図4、図5(a)、図5(b)及び図6を含む、接続部を示した図面では、接続部を斜線領域で示している。図4、図5(a)、図5(b)及び図6に示す例では、撮像装置1に接続部が4つ設けられているが、接続部の個数は4に限定されない。
図7に示す如く、三次元の直交座標系であるXYZ座標系を定義する。XYZ座標系は、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸から成る。X軸、Y軸及びZ軸は、原点Oにて交差する。後面Hから前面Hに向かう方向をX軸の正方向と定義し、側面Hから側面Hに向かう方向をY軸の正方向と定義し、底面Hから上面Hに向かう方向をZ軸の正方向と定義する。サブ筐体3は、板状の部材であって、Y軸の負方向に向かって突出するように側面Hに取り付けられる。但し、サブ筐体3及び表示部17から成るモニタは、所謂開閉式モニタであって、サブ筐体3と側面Hとの間に介在するヒンジ(不図示)を用いて、サブ筐体3と側面Hとの位置関係及び角度関係を変えることができる。
接続カメラユニットの個数(即ち、接続部群12に接続されたカメラユニットの個数)が1である場合、撮影モード選択部15は、通常撮影モードを対象撮影モードとして選択する。通常撮影モードが対象撮影モードとして選択された場合、信号処理部16は、接続カメラユニットの出力信号に対して所定の基準信号処理(例えば、ノイズ低減処理、デモザイキング処理)を施すことで対象画像信号を生成する。例えば、接続カメラユニットからの、1フレーム分の出力信号より、1枚の静止画像の対象画像信号を生成することができ、接続カメラユニットからの、複数フレーム分の出力信号より、動画像の対象画像信号を生成することができる(通常撮影モード以外の、任意の候補撮影モードが対象撮影モードとして選択された場合も同様)。生成された対象画像信号を、表示部17及び記録媒体18に出力することができる(通常撮影モード以外の、任意の候補撮影モードが対象撮影モードとして選択された場合も同様)。
以下、上述の構成を基本とする撮像装置1の動作等の具体例を、第1〜第6実施例として説明する。矛盾なき限り、第1〜第6実施例の内の、複数の実施例を組み合わせることも可能である。
<<第1実施例>>
第1実施例を説明する。第1実施例では、接続カメラユニットの個数が2であって且つカメラユニットUNが常に接続部PTに接続されていることを前提とし、カメラユニットUNが、接続部PT、PT又はPTに接続された場合の動作を説明する(図8〜図10参照)。
図8は、カメラユニットUN及びUNがそれぞれ接続部PT及びPTに接続されたケースCA1における撮像装置1の正面図である。ケースCA1において、撮影モード選択部15は、上記複数の候補撮影モードの中に含まれる三次元撮影モードを対象撮影モードとして選択する。三次元撮影モードが対象撮影モードとして選択された場合、接続カメラユニットUN及びUNは同時に被写体の撮影を行って撮影結果を表す画像信号を出力し、信号処理部16は、接続カメラユニットUN及びUNの出力信号に対し、所定の三次元信号処理を施すことで対象画像信号を生成する。
ケースCA1において、接続カメラユニットUN及びUNは、共通の被写体を異なる視点から撮影する2つのカメラ(ステレオカメラ)として機能し、三次元信号処理は、該共通の被写体の三次元情報を復元する処理を含む。結果、三次元信号処理を介して得られる対象画像信号は、上記共通の被写体の三次元情報を含む画像信号となる。即ち、ケースCA1では、カメラユニットUN及びUNの出力信号に基づく被写体の三次元画像が得られる。
図9は、カメラユニットUN及びUNがそれぞれ接続部PT及びPTに接続されたケースCA2における撮像装置1の正面図である。図9からは明らかではないが、ケースCA2において、カメラユニットUNの撮影方向(カメラユニットUNの光軸方向)とカメラユニットUNの撮影方向(カメラユニットUNの光軸方向)は互いに異なっている。換言すれば、ケースCA2において、カメラユニットUN及びUNの撮影領域は互いに異なっており、典型的には例えば、カメラユニットUN及びUNの撮影領域は互いに重複しない。
より具体的には例えば、ケースCA2において、カメラユニットUNの光軸は原点OからX軸の正側へ向かう向きを有しているのに対し、カメラユニットUNの光軸は原点OからY軸の正側へ向かう向きを有している或いは原点OからX軸の負側へ向かう向きを有している。このため、ケースCA2においては、カメラユニットUN及びUNが、別々の撮影領域内の被写体を撮影することになる。カメラユニットUNの光軸が原点OからY軸の正側へ向かう向きを有している場合、撮像装置1の側方に位置する被写体をカメラユニットUNにて撮影することができ、カメラユニットUNの光軸が原点OからX軸の負側へ向かう向きを有している場合、撮像装置1の後方に位置する被写体(撮影者を含む)をカメラユニットUNにて撮影することができる。
ケースCA2において、撮影モード選択部15は、上記複数の候補撮影モードの中に含まれる複数視点撮影モードを対象撮影モードとして選択する。複数視点撮影モードが対象撮影モードとして選択された場合、接続カメラユニットUN及びUNは同時に被写体の撮影を行って撮影結果を表す画像信号を出力し、信号処理部16は、接続カメラユニットUN及びUNの出力信号に対し、所定の複数視点信号処理を施すことで対象画像信号を生成する。
ケースCA2における複数視点信号処理は、カメラユニットUNの出力信号に対する基準信号処理(例えば、ノイズ低減処理、デモザイキング処理)とカメラユニットUNの出力信号に対する基準信号処理を含む。結果、複数視点信号処理を介して得られる対象画像信号は、互いに異なる視点から撮影された複数の画像(換言すれば、カメラユニットUNの出力信号に基づく撮影画像とカメラユニットUNの出力信号に基づく撮影画像)の画像信号となる。即ち、ケースCA2では、カメラユニットUN及びUNの出力信号に基づく、視点の異なる複数の撮影画像が得られる。
図10は、カメラユニットUN及びUNがそれぞれ接続部PT及びPTに接続されたケースCA3における撮像装置1の正面図である。ケースCA3では、サブ筐体3が上方側に位置するように(Y軸が鉛直方向と平行となり且つY軸の正側が地面側を向くように)撮像装置1の全体が回転される。図11(a)の実線321内の領域及び破線322内の領域は、夫々、ケースCA3におけるカメラユニットUNの撮影領域及びカメラユニットUNの撮影領域の例である。ケースCA3において、カメラユニットUN及びUNの撮影領域は、互いに異なるが一部において重複している。
ケースCA3において、撮影モード選択部15は、上記複数の候補撮影モードの中に含まれるパノラマ撮影モードを対象撮影モードとして選択する。パノラマ撮影モードが対象撮影モードとして選択された場合、接続カメラユニットUN及びUNは同時に被写体の撮影を行って撮影結果を表す画像信号を出力し、信号処理部16は、接続カメラユニットUN及びUNの出力信号に対し、所定のパノラマ合成信号処理を施すことで対象画像信号を生成する。
ケースCA3におけるパノラマ合成信号処理では、カメラユニットUNの撮影画像とカメラユニットUNの撮影画像を公知のイメージモザイキングによって貼り合わせ合成することで、カメラユニットUN及びUNの夫々の撮影画像の画角よりも広い画角を有するパノラマ画像を生成する。このパノラマ画像の画像信号が対象画像信号として生成される。図11(b)の画像323は、パノラマ画像の例である。
ケースCA3では、水平方向において広い画角を有するパノラマ画像が生成されるが、ケースCA3における撮像装置1の姿勢を基準にして、カメラユニットUNの光軸周りにメイン筐体2を90°回転させると、垂直方向において広い画角を有するパノラマ画像を生成することができる。公知の傾きセンサ又は接続カメラユニットの出力信号を用いてメイン筐体2の傾き(例えば、接続部PT及びPT間の接続線の、鉛直線に対する傾き)を検出し、傾きの検出結果に応じて、水平方向において広い画角を有するパノラマ画像を生成するのか、垂直方向において広い画角を有するパノラマ画像を生成するのかを切り替えるようにしてもよい。
本実施例によれば、カメラユニットの接続状態を変更するだけで対象撮影モードが切り替わって三次元画像や複数視点画像などを得ることができるため、三次元カメラや複数視点カメラなどの専用カメラを別々に用意する必要がない。
尚、ケースCA2において、カメラユニットUNの撮影領域内に撮影者を含めた場合、以下のような応用も可能である。即ち、主制御部13における笑顔検出部(不図示)において、カメラユニットUNの出力信号に基づき撮影者の顔が笑ったタイミングを検出する。そして、表示部17を用いてカメラユニットUNの出力信号に基づく動画像を再生する際、検出タイミングを元に、カメラユニットUNの出力信号に基づく動画像の一部のみをダイジェスト再生する。
<<第2実施例>>
第2実施例を説明する。カメラユニットUN、UN及びUNを、それぞれ接続部PT、PT及びPTに接続するようにしても良い。カメラユニットUN、UN及びUNを、それぞれ接続部PT、PT及びPTに接続したケースを、ケースCB1と呼ぶ。ケースCB1において、図12に示す如く、接続部PTに接続されたカメラユニットUNの光軸方向と、接続部PTに接続されたカメラユニットUNの光軸方向と、接続部PTに接続されたカメラユニットUNの光軸方向とを互いに異ならせ、例えば、カメラユニットUN〜UNの合成撮影領域に撮像装置1の周辺360°の被写体(景色を含む)が収まるように、接続部PT及びPTに接続されたカメラユニットの光軸方向を調整可能にしておくとよい。
ケースCB1において、撮影モード選択部15は、上記複数の候補撮影モードの中に含まれるパノラマ撮影モードを対象撮影モードとして選択する。パノラマ撮影モードが対象撮影モードとして選択された場合、接続カメラユニットUN、UN及びUNは同時に被写体の撮影を行って撮影結果を表す画像信号を出力し、信号処理部16は、接続カメラユニットUN、UN及びUNの出力信号に対し、所定のパノラマ合成信号処理を施すことで対象画像信号を生成する。
ケースCB1におけるパノラマ合成信号処理では、カメラユニットUN〜UNの撮影画像を公知のイメージモザイキングによって貼り合わせ合成することで、カメラユニットUN、UN及びUNの夫々の撮影画像の画角よりも広い画角を有するパノラマ画像を生成する。このパノラマ画像の画像信号が対象画像信号として生成される。例えば、撮像装置1の全周360°の被写体(景色を含む)の様子を表すパノラマ画像を生成することも可能である。
<<第3実施例>>
第3実施例を説明する。カメラユニットUN及びUNを、それぞれ接続部PT及びPTに接続するようにしても良い。カメラユニットUN及びUNを、それぞれ接続部PT及びPTに接続したケースを、ケースCC1と呼ぶ。
図13は、撮像装置1をY軸の負側から見た、ケースCC1における撮像装置1の平面図である。図13からは明らかではないが、ケースCC1において、カメラユニットUNの撮影方向(カメラユニットUNの光軸方向)とカメラユニットUNの撮影方向(カメラユニットUNの光軸方向)を互いに正反対にすることができる。ケースCC1において、サブ筐体3(表示部17)がメイン筐体2の上方側に位置するように撮像装置1の全体を回転させ、更に、サブ筐体3及び側面H間のヒンジを用いて、サブ筐体3が側面Hから突出しないようにサブ筐体3を配置することができる。
ケースCC1において、撮影モード選択部15は、上記複数の候補撮影モードの中に含まれる複数視点撮影モードを対象撮影モードとして選択する。ケースCC1における撮像装置1の動作(信号処理部16の動作を含む)は、第1実施例で述べたケースCA2におけるそれと同じである。
ケースCC1の接続方法の利用方法例として、自動車の車内天井に撮像装置1を設置しておき自動車の進行方向と進行方向の逆方向の映像を同時に撮影及び記録するドライブレコーダとしての利用方法や、電車内に撮像装置1を設置しておき電車の進行方向の左右の風景を同時に撮影及び記録するといった利用方法が考えられる。
<<第4実施例>>
第4実施例を説明する。第4実施例では、上述のようにメイン筐体2に配置された接続部PT〜PTに加えて、接続部PTが更にメイン筐体2に設けられていることを想定する。図14(a)は、第4実施例に係る撮像装置1を斜めから見たときの撮像装置1の分解図であり、図14(b)は、第4実施例に係る撮像装置1を上方から見たときの撮像装置1の分解図である。図14(a)及び(b)に示す如く、接続部PTは接続部PTと隣接するように、側面Hに設けられている。
カメラユニットUNを接続部PTに接続した状態で、カメラユニットUNを接続部PT、PT又はPTに接続したときの動作は、第1実施例で述べた通りである。
一方、カメラユニットUN及びUNをそれぞれ接続部PT及びPTに接続したケースCD1において、撮影モード選択部15は、上記複数の候補撮影モードの中に含まれる高画質撮影モードを対象撮影モードとして選択する。尚、カメラユニットUNを接続部PTに接続したまま、カメラユニットUN及びUNをそれぞれ接続部PT及びPTに接続したケースがケースCD1であっても良い。この場合、第4実施例における以下の説明文中の“UN”及び“UN”を夫々“UN”及び“UN”に読み替えれば良い。
高画質撮影モードが対象撮影モードとして選択された場合、接続部PT及びPTに接続されたカメラユニットUN及びUNは同時に被写体の撮影を行って撮影結果を表す画像信号を出力し、信号処理部16は、カメラユニットUN及びUNの出力信号に対し、所定の画質向上用信号処理を施すことで対象画像信号を生成する。
ケースCD1において、カメラユニットUN及びUNの撮影領域は、全体又は一部において重複しており、カメラユニットUN及びUNは共通の被写体の撮影を行う。図15において、実線341内の領域及び破線342内の領域は、夫々、接続部PT及びPTに接続されたカメラユニットUN及びUNの撮影領域の例であり、破線領域343は、カメラユニットUN及びUNの撮影領域の重複領域である。ケースCD1において、重複領域343は、カメラユニットUN又はUNの撮影領域と一致しうる。
上記のような重複領域343の存在により、ケースCD1において、カメラユニットUNを用いて得た光学像(カメラユニットUNの撮像素子33に形成される光学像)とカメラユニットUNを用いて得た光学像(カメラユニットUNの撮像素子33に形成される光学像)は共通の被写体像を含み、ケースCD1における画質向上用信号処理では、カメラユニットUN及びUNの光学像の信号を合成することで対象画像信号を生成する。換言すれば、ケースCD1における画質向上用信号処理では、カメラユニットUN及びUNの出力信号(即ち、信号処理部16への入力信号)に含まれる、共通の被写体像の画像信号(即ち、カメラユニットUNから出力される重複領域343についての画像信号とカメラユニットUNから出力される重複領域343についての画像信号)を合成することで対象画像信号を生成する。
この種の合成によって、例えば、画像信号に含まれるノイズを低減させ、重複領域343の画質を向上させることが可能である。即ち、重複領域343において、対象画像信号の画質(例えば、信号対雑音比)を、カメラユニットUN又はUNの出力信号のそれよりも高めることができる。例えば、カメラユニットUN及びUNの出力信号を合成する際、各画素において、ノイズの少ない方を対象画像信号に選択するようにすれば、重複領域343に対して高画質の対象画像信号を生成することができる。
或いは、高解像度化処理の一種である超解像処理を画質向上用信号処理として用い、重複領域343についてのカメラユニットUN及びUNの出力信号を合成することで、カメラユニットUN又はUNの出力信号よりも解像度の高い対象画像信号を生成するようにしてもよい。
尚、上述の説明と異なるが、ケースCD1において三次元撮影モードが対象撮影モードとして選択されるように撮像装置1を形成しておくことも可能である。
<<第5実施例>>
第5実施例を説明する。上述の各実施例の説明では、m個のカメラユニットの全てが撮像装置1に対して着脱可能であることを想定した(上述したように、mは2以上の整数)。このため、信号処理部16は、m個の接続カメラユニット(n個の接続部PT〜PTn−1の内の、m個の接続部に接続されたm個のカメラユニット)の出力信号を入力信号として受け、入力信号に対し対象撮影モードにおける信号処理を実行することで対象画像信号を生成している。この際、撮影モード選択部15は、m個のカメラユニットが何れの接続部に接続されたかに応じて、対象撮影モードを複数の候補撮影モードの中から選択する。第1、第2、第3及び第4撮影モードとも言うべき三次元撮影モード、複数視点撮影モード、パノラマ撮影モード、高画質撮影モードの信号処理の例として、夫々、三次元信号処理(第1信号処理)、複数視点信号処理(第2信号処理)、パノラマ合成信号処理(第3信号処理)、画質向上用信号処理(第4信号処理)を挙げた。
しかしながら、1以上のカメラユニットは撮像装置1に対して固定されていても良い。
即ち例えば、第1及び第2実施例において、カメラユニットUNは接続部PTの位置に固定配置されていても良い。この場合、接続部群12から接続部PTを割愛することが可能であり、接続部PTの割愛を成すと、接続部群12内の接続部の個数は“q=n−1”個になると共に、接続部群12に接続可能なカメラユニットの個数は“p=m−1”個になる。
同様に例えば、第4実施例において、カメラユニットUNは接続部PTの位置に固定配置されていても良い。この場合、接続部群12から接続部PTを割愛することが可能であり、接続部PTの割愛を成した場合も、接続部群12内の接続部の個数は“q=n−1”個になると共に、接続部群12に接続可能なカメラユニットの個数は“p=m−1”個になる。
図16は、第1及び第2実施例において、カメラユニットUNが接続部PTの位置に固定配置され且つ接続部群12から接続部PTが割愛されたときの、撮像装置1の概略全体ブロック図である。図1の撮像装置1に対して固定撮像部21を追加することで、図16の撮像装置1が形成される。但し、図16の撮像装置1では、接続部群12が(n−1)個の接続部PT〜PTn−1から成り、カメラユニット群11が(m−1)個のカメラユニットUN〜UNm−1から成る。固定撮像部11は、カメラユニットUNから成る。固定撮像部11は、カメラユニットUNを用いて得た光学像(カメラユニットUNの撮像素子33に形成される光学像)の信号、即ち、カメラユニットUNの出力信号を出力する。
図16の信号処理部16への入力信号には、カメラユニットUNの出力信号が固定撮像部21の出力信号として常に含まれる。従って、図16の信号処理部16は、固定撮像部21の出力信号を第1入力信号として受けるとともに、接続部PT〜PTn−1中の(m−1)個の接続部に接続された(m−1)個のカメラユニットを用いて得た光学像(撮像素子33に形成される光学像)の信号を第2入力信号として受け、第1及び第2入力信号から成る入力信号に対し対象撮影モードにおける信号処理を実行することで対象画像信号を生成する。この際、撮影モード選択部15は、(m−1)個のカメラユニットが何れの接続部に接続されたかに応じて、対象撮影モードを複数の候補撮影モードの中から選択することになる。
第4実施例において、カメラユニットUNが接続部PTの位置に固定配置され且つ接続部群12から接続部PTが割愛された場合における、撮像装置1の概略全体ブロック図も、図16と同様である。但し、この場合、図16の接続部群12における接続部PTが接続部PTに置き換えられる。
<<第6実施例>>
第6実施例を説明する。上述してきた接続部の配置位置とは異なるが、例えばメイン筐体2に複数の接続部を二次元配列しておき、二次元配列された複数の接続部に複数のカメラユニットが接続されたとき、第5撮影モードが対象撮影モードとして選択されても良い。第5撮影モードを上記複数の候補撮影モードの中に含めておいても良い。
例えば、図17(a)に示す如くメイン筐体2に接続部PT〜PTを水平及び垂直方向に並べて配置しておく。そして、図17(b)に示す如く、接続部PT〜PTにそれぞれカメラユニットUN〜UNが接続されたケースCF1を考える。接続部PT〜PTに接続されたカメラユニットUN〜UNは、全く又は殆ど同じ撮影領域を有し、共通の被写体を撮影する。
ケースCF1において、撮影モード選択部15は第5撮影モードを対象撮影モードとして選択する。第5撮影モードが対象撮影モードに選択された場合、主制御部13は、カメラユニットUN〜UNにおける撮影の焦点距離を互いに異ならせた上でカメラユニットUN〜UNに共通の被写体を同時に撮影させ、この結果として得られる、カメラユニットUN〜UNの出力信号が信号処理部16に入力される。ケースCF1において、信号処理部16は、カメラユニットUN〜UNの出力信号に基づく、カメラユニットUN〜UNの撮影画像360〜363の画像信号を対象画像信号として生成する(図18(a)〜(d)参照)。撮影画像360〜363の画像信号は、互いに関連付けられた上で記録媒体18に記録される。撮影画像360の画像信号のみを記録媒体18に記録し、撮影画像361〜363については、撮影画像360との差分信号だけを記録媒体18に記録するようにしても良い。この場合、差分信号から撮影画像361〜363の画像信号を復元することができる。
上記のような記録後、撮像装置1の動作モードが再生モードに設定されたとき、撮像装置1は、ユーザ希望に応じて、撮影画像360〜363の何れかを表示部17に表示させることができる。例えば、まず撮影画像360を表示部17に表示させ、ユーザが操作部19に対して所定操作を成したら、表示部17の表示画像を撮影画像360から撮影画像361、362又は363へと変更する。ユーザは、互いに合焦状態の異なる撮影画像360〜363の中から、所望の合焦状態を有する撮影画像を選択することができる。選択されなかった撮影画像の画像信号を記録媒体18から削除することもできる。
<<変形等>>
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。上述の説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。上述の実施形態に適用可能な注釈事項として、以下に、注釈1〜注釈4を記す。各注釈に記載した内容は、矛盾なき限り、任意に組み合わせることが可能である。
[注釈1]
上述の実施形態では、複数の候補撮影モードの中に、三次元撮影モード、複数視点撮影モード及びパノラマ撮影モードが含まれていること、或いは、三次元撮影モード、複数視点撮影モード、パノラマ撮影モード及び高画質撮影モードが含まれていることを想定している。しかしながら、三次元撮影モード、複数視点撮影モード、パノラマ撮影モード及び高画質撮影モードの内の2つ又は3つのみが、複数の候補撮影モードに含まれていても良い。例えば、図8及び図9に対応するケースCA1及びCA2での使用しか想定されていない場合には、三次元撮影モード及び複数視点撮影モードのみが複数の候補撮影モードに含まれていても良い。
[注釈2]
上述の実施形態では、カメラユニットUN内に撮像素子33が設けられている構成を説明したが、カメラユニットUNから撮像素子33を削除しても良い(但し、固体撮像部21におけるカメラユニットUNは除く)。カメラユニットUNから撮像素子33を削除する場合、例えば、接続部ごとに接続部PT内に撮像素子33を設けておき、カメラユニットUNの光学系35を介して入射した光学像をカメラユニットUNに接続された接続部PTの撮像素子33に結像させ、接続部PTの撮像素子33の出力信号をカメラユニットUNの出力信号であるとみなして上述の各処理を実行すればよい。この際、同時にカメラユニットが接続されることが想定されえない複数の接続部が存在する場合には、当該複数の接続部に対して1つの撮像素子33を割り当てるようにしてもよい。
[注釈3]
本実施形態に係る撮像装置1を、ハードウェア、或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって構成することができる。ソフトウェアを用いて撮像装置1を構成する場合、ソフトウェアにて実現される部位についてのブロック図は、その部位の機能ブロック図を表すことになる。ソフトウェアを用いて実現される機能をプログラムとして記述し、該プログラムをプログラム実行装置(例えばコンピュータ)上で実行することによって、その機能を実現するようにしてもよい。
[注釈4]
例えば、以下のように考えることができる。カメラユニットは、撮像用のレンズ(光学系35を形成するレンズ)を有して構成されるため、カメラユニットをレンズユニットと呼ぶこともできる。本明細書において、“撮影”と“撮像”は同じ意義を有する。
1 撮像装置
2 メイン筐体
3 サブ筐体
11 カメラユニット群
12 接続部群
14 接続状態検出部
15 撮影モード選択部
16 信号処理部
21 固定撮像部
33 撮像素子
〜H
UN〜UNm−1 カメラユニット
PT〜PTn−1 接続部

Claims (6)

  1. 当該撮像装置に対して着脱可能なm個のレンズユニットを接続するためのn個の接続部と(m及びnは2以上の整数であって、m≦n)、
    複数の撮影モードの中から対象撮影モードを選択するモード選択部と、
    前記n個の接続部の内の、m個の接続部に接続された前記m個のレンズユニットを用いて得た光学像の信号を、入力信号として受け、該入力信号に対し前記対象撮影モードにおける信号処理を実行することで対象画像信号を生成する信号処理部と、を備え、
    前記モード選択部は、前記m個のレンズユニットが何れの接続部に接続されたかに応じて、前記対象撮影モードを選択する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 当該撮像装置に固定されたレンズユニットを用いて得た光学像の信号を出力する固定撮像部と、
    当該撮像装置に対して着脱可能なp個のレンズユニットを接続するためのq個の接続部と(p及びqは1以上の整数であって、p≦q)、
    複数の撮影モードの中から対象撮影モードを選択するモード選択部と、
    前記q個の接続部の内の、p個の接続部に接続された前記p個のレンズユニットを用いて得た光学像の信号と、前記固定撮像部の出力信号とを、入力信号として受け、該入力信号に対し前記対象撮影モードにおける信号処理を実行することで対象画像信号を生成する信号処理部と、を備え、
    前記モード選択部は、前記p個のレンズユニットが何れの接続部に接続されたかに応じて、前記対象撮影モードを選択する
    ことを特徴とする撮像装置。
  3. 前記複数の撮影モードは、
    前記入力信号に対し第1信号処理を成すことで、被写体の三次元情報を含む画像信号を前記対象画像信号として生成する第1撮影モード、
    前記入力信号に対し第2信号処理を成すことで、視点が互いに異なる複数の画像の画像信号を前記対象画像信号として生成する第2撮影モード、及び、
    前記入力信号に対しイメージモザイキングを含む第3信号処理を成すことで前記対象画像信号を生成する第3撮影モード
    の内、少なくとも2以上の撮影モードを含む
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記複数の撮影モードは、
    前記入力信号に対し第1信号処理を成すことで、被写体の三次元情報を含む画像信号を前記対象画像信号として生成する第1撮影モード、
    前記入力信号に対し第2信号処理を成すことで、視点が互いに異なる複数の画像の画像信号を前記対象画像信号として生成する第2撮影モード、
    前記入力信号に対しイメージモザイキングを含む第3信号処理を成すことで前記対象画像信号を生成する第3撮影モード、及び、
    前記入力信号に対し第4信号処理を成すことで前記対象画像信号を生成する第4撮影モード
    の内、少なくとも2以上の撮影モードを含み、
    前記第4撮影モードが前記対象撮影モードとして選択される場合、前記m個のレンズユニットを用いて得たm個の光学像は共通の被写体像を含み、前記信号処理部は、前記入力信号に含まれる、前記共通の被写体像の画像信号を合成することで前記対象画像信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記複数の撮影モードは、
    前記入力信号に対し第1信号処理を成すことで、被写体の三次元情報を含む画像信号を前記対象画像信号として生成する第1撮影モード、
    前記入力信号に対し第2信号処理を成すことで、視点が互いに異なる複数の画像の画像信号を前記対象画像信号として生成する第2撮影モード、
    前記入力信号に対しイメージモザイキングを含む第3信号処理を成すことで前記対象画像信号を生成する第3撮影モード、及び、
    前記入力信号に対し第4信号処理を成すことで前記対象画像信号を生成する第4撮影モード
    の内、少なくとも2以上の撮影モードを含み、
    前記第4撮影モードが前記対象撮影モードとして選択される場合、前記p個のレンズユニットを用いて得たp個の光学像及び前記固定撮像部のレンズユニットを用いて得た光学像は共通の被写体像を含み、前記信号処理部は、前記入力信号に含まれる、前記共通の被写体像の画像信号を合成することで前記対象画像信号を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  6. 各レンズユニットは、撮像素子と前記撮像素子に被写体の光学像を結像させるためのレンズとを備えたカメラユニットであって、前記撮像素子の出力信号を前記光学像の信号として出力する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の撮像装置。
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