JP2012248140A - サーバシステムにおける直流電源の給電構造 - Google Patents

サーバシステムにおける直流電源の給電構造 Download PDF

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Abstract

【課題】分岐線を短絡事故を生じることもなくバスバーに対して安全に着脱でき、しかも、分岐線の着脱をワンタッチで簡便に行えるサーバシステムにおける直流電源の給電構造を提供する。
【解決手段】絶縁シート18で被覆されたバスバー11・12と、両バスバー11・12から分岐される分岐線13とを備えている。分岐線13は、各バスバー11・12のプラスタブ14およびマイナスタブ15に対して、挿抜自在なコネクタープラグ21およびコネクターソケット22と、接続構造23とを介して接続する。接続構造23は、プラス導通体24およびマイナス導通体25と、両導通体24・25とともに前記各タブ14・15に固定される絶縁材製の端子台26とを含む。分岐線13に接続したコネクタープラグ21をコネクターソケット22に接続して、両バスバー11・12の電流を分岐線13に接続されたサーバ2へ供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、サーバラックに適用されて、ラック内に配置した一群のサーバに対して直流電流を分岐供給するための給電構造に関する。
例えば、データセンターには多数個のサーバが設置されて、各種のデータが保存されている。サーバは数十台ずつサーバラックに収容されており、サーバラックにはこれらのサーバに対して直流電流を供給するための給電構造が設けられている。従来の給電構造の多くは、無停電電源装置を介して各サーバに電流を供給する関係で、AC−DCコンバータ、DC−ACコンバータ、AC−DCコンバータ、およびDC−DCコンバータなどを経由して、所定の電圧に調整された直流電流を各サーバに供給している。そのため、給電構造が複雑でコストが嵩む要因になっていた。さらに、各コンバータにおける変換ロスを避けることができず、商用電源に対する変換効率は約80パーセント前後でしかない。
こうした変換ロスを避けるために、近年では、各サーバラックに対して380〜400Vの直流電流を供給し、ラック内に設置したDC−DCコンバータで電圧を調整したのちバスバーへ供給し、バスバーから分岐した分岐線を介して各サーバに電流を供給することが行われている(特許文献1参照)。このように、バスバーに対して低圧の直流電流を供給する給電構造によれば、給電構造を低コスト化できるうえ、変換ロスを低下して、変換効率を約90パーセント前後にまで向上できる。
上記のバスバーは帯板状の銅板で形成してあり、その表面は絶縁材でラミネートしてあって、プラス側のバスバーとマイナス側のバスバーとが重ねて一体化してある。各バスバーの一側縁には分岐線を接続するためのタブが一定間隔おきに突設してあり、各タブにはねじ穴が形成してある。各分岐線に固定した接続端子を先のねじ穴にビスで締結することにより、バスバーに供給された電流を分岐線側へ分岐できる。タブは、所定の縁面間隔を確保した状態で段違い状に突設してあり、この種のバスバーは市販されている。
特開2010−200279号公報(段落番号0017、図1)
上記のように、各分岐線に固定した接続端子を、バスバーのタブに対してビスで締結する従来の給電構造では、一対の接続端子をタブに対して着脱する際に誤って短絡し、サーバに格納されたデータが消失するおそれがある。また、1個のサーバラックには40〜80台のサーバが収容してあるため、全てのサーバの接続端子をタブに締結し、あるいは分離するのに多くの手間と時間が掛かり、施工時のコストが嵩む点でも問題がある。
本発明の目的は、分岐線を短絡事故を生じることもなくバスバーに対して安全に着脱でき、しかも、分岐線の着脱をワンタッチで簡便に行えるサーバシステムにおける直流電源の給電構造を提供することにある。
本発明に係る直流電源の給電構造は、絶縁シート18で被覆されたプラス側のバスバー11およびマイナス側のバスバー12と、両バスバー11・12から分岐される分岐線13とを備えている。分岐線13は、各バスバー11・12のプラスタブ14およびマイナスタブ15に対して、挿抜自在なコネクタープラグ21およびコネクターソケット22と、接続構造23とを介して接続する。接続構造23は、一端がコネクターソケット22に固定され、他端がプラスタブ14およびマイナスタブ15に対して接続されるプラス導通体24およびマイナス導通体25と、両導通体24・25とともに前記各タブ14・15に固定されてコネクターソケット22を支持する絶縁材製の端子台26とを含む。分岐線13に接続したコネクタープラグ21をコネクターソケット22に接続して、両バスバー11・12の電流を分岐線13に接続されたサーバ2へ供給する。
端子台26は、一対の締結座37と一対の切欠38とを備えたプラスチック成形品で構成する。各締結座37に、プラスタブ14とプラス導通体24の第1接続壁27、およびマイナスタブ15とマイナス導通体25の第1接続壁27を収容する。各切欠38にプラス側の接続ピン31とプラス導通体24の第2接続壁28、およびマイナス側の接続ピン31とマイナス導通体25の第2接続壁28を収容する。接続構造23をプラスタブ14およびマイナスタブ15に固定した状態において、プラス導通体24およびマイナス導通体25の外面を、端子台26とコネクターソケット22のハウジング22aとで覆う。
プラスタブ14およびマイナスタブ15に挿通したビス34を、端子台26の締結座37に形成したねじ下穴39にねじ込んで、プラス導通体24の第1接続壁27とマイナス導通体25の第1接続壁27を、プラスタブ14およびマイナスタブ15と端子台26との間に挟持固定する。ねじ下穴39の外側の開口を、コネクターソケット22のハウジング22aで覆う。
プラス導通体24およびマイナス導通体25のいずれか一方と端子台26との間に、サーバ2に供給される電流値を検出する電流センサー43を配置する。センサー43で検出した電流値の合計値に基づき、サーバ2の作動状態を制御部で制御する。
本発明においては、分岐線13をバスバー11・12に対して、挿抜自在なコネクタープラグ21およびコネクターソケット22と、接続構造23とを介して接続するようにした。また、プラス導通体24およびマイナス導通体25と、絶縁材製の端子台26とで接続構造23を構成して、分岐線13はコネクタープラグ21に、コネクターソケット22は両導通体24を介してプラスタブ14、およびマイナスタブ15に接続するようにした。このように、コネクタープラグ21およびコネクターソケット22と、接続構造23とを介してバスバー11・12から分岐線13を分岐する給電構造によれば、コネクタープラグ21をコネクターソケット22に着脱するだけで、各サーバ2をバスバー11・12に接続し、あるいは分離できる。従って、メンテナンスなどのためにサーバ2を着脱するような場合に、分岐線13を短絡事故を生じることもなくバスバー11・12に対して安全に着脱できる。また、コネクタープラグ21を挿抜することで分岐線13を接続ないし分離できるので、サーバ側の接続端子をタブに対してビスで締結する必要があった従来の接続構造に比べて、分岐線13の着脱をワンタッチで簡便に行うことができる。
一対の締結座37と一対の切欠38とを備えたプラスチック成形品で端子台26を構成し、締結座37および切欠38に各導通体24・25、および両タブ14・15を収容すると、両導通体24・25の外面を、端子台26とハウジング22aとで覆うことができる。従って、使用状態において両導通体24・25が露出するのを防止して、各導通体24・25が短絡し、あるいは両導通体24・25から漏電するのを防止できる。
ビス34を締結座37に設けたねじ下穴39にねじ込んで、各導通体24・25の第1接続壁27を、プラスタブ14およびマイナスタブ15と端子台26との間に挟持固定すると、ねじ穴の加工を省くことができ、その分だけ給電構造のコストを削減できる。また、端子台26および両導通体24・25を各タブ14・15にビス34で締結した状態において、ねじ下穴39の外側の開口をハウジング22aで覆うことにより、異物がねじ下穴39に入込んで漏電し、あるいは短絡するのを防止できる。
両導通体24・25のいずれか一方と端子台26との間に、サーバ2に供給される電流値を検出する電流センサー43を配置し、センサー43で検出した電流値の合計値に基づき、各サーバ2の作動状態を制御部で制御すると、一群のサーバ2が過負荷状態に陥って作動不能となるのを回避できる。従って、サーバ2に格納されたデータ等の消失を確実に防止できる。
本発明に係る直流電源の給電構造を示す正面図である。 サーバラックにおけるサーバの給電構造を示す概略正面図である。 本発明に係る給電構造の分解斜視図である。 コネクターとバスバーとの関係を示す正面図である。 図4におけるA−A線断面図である。 図4におけるB−B線断面図である。
(実施例) 図1ないし図6は本発明に係るサーバシステムにおける直流電源の給電構造の実施例を示す。図2においてサーバシステムは、一群のサーバラック1と、各サーバラック1の内部に収容される48台のサーバ2の一群などで構成してある。サーバラック1は角箱状の筐体からなり、その内部にサーバ2を搭載するためのラックや、LANケーブルおよび給電用のケーブルラックなどが組込んである。各サーバラック1の内部には、サーバ2以外にDC−DCコンバータ3が配置してある。このDC−DCコンバータ3は、図示していない母線から供給される400Vの直流電流を12V(200A)にまで降圧して、本発明に係る給電構造を介して各サーバ2に供給する。母線は、サーバラック1が設置された床の下方空間を利用して配線してある。図示していないが、母線とDC−DCコンバータ3との間の給電路にはバックアップ用のバッテリが接続してある。
給電構造は、プラス側のバスバー11とマイナス側のバスバー12と、両バスバー11・12から分岐導出される分岐線13とを備えている。バスバー11・12は、幅が25mm、厚みが3mm、上下長さが1000mmの帯板状の銅板で形成してあり、その一側縁には分岐線13を接続するためのプラスタブ14およびマイナスタブ15が、一定間隔おきに突設してある。バスバー11・12の一端には、先のDC−DCコンバータ3から導出された接続母線16が接続され(図1、図2、図3参照)、さらに上下のバスバー11・12どうしが銅板製の接続バー17を介して接続してある。バスバー11・12の各タブ14・15を除く外面は、例えばPET樹脂製の絶縁シート18でラミネートしてある。
プラス側のバスバー11とマイナス側のバスバー12とは、プラスタブ14とマイナスタブ15とが、長手方向へ位置ずれする状態で重ねられて一体化してある。この状態の4個のバスバーがサーバラック1の内壁に絶縁台19を介して固定してあり、各バスバーごとに12台のサーバ2まで給電できる。プラスタブ14およびマイナスタブ15の中央には、後述するビス34用の挿通穴14a・15aがそれぞれ形成してある。
分岐線13は、各バスバー11・12のプラスタブ14およびマイナスタブ15に対して、挿抜自在なコネクタープラグ21およびコネクターソケット22と、接続構造23とを介して接続してある。コネクタープラグ21およびコネクターソケット22は市販品であり、コネクタープラグ21に分岐線13が接続してある。この実施例におけるコネクタープラグ21およびコネクターソケット22は、タイコ エレクトロニクス ジャパン合同会社製のD−5200である場合を示しており、コネクタープラグ21とコネクターソケット22との間には接続状態を保持するためのロック構造が設けてある。コネクターソケット22のハウジング22aの内部には、分岐線13を接続するための4個の接続端子が設けてある(図4参照)。
図3に示すように接続構造23は、一端がコネクターソケット22に半田付けされ、他端がプラスタブ14およびマイナスタブ15に対して接続されるプラス導通体24およびマイナス導通体25と、各導通体24・25とともに各タブ14・15に固定される端子台26とで構成する。プラス導通体24およびマイナス導通体25は、それぞれ銅板製のプレス成形品からなり、それぞれ平坦な第1接続壁27および第2接続壁28と、これら両壁27・28を接続する中間壁29とで段違い状に形成してある。第1接続壁27にはビス挿通穴30が形成され、第2接続壁28にはコネクターソケット22の接続ピン31を半田付けするための4個のピン穴32が形成してある。先に説明したように、プラスタブ14とマイナスタブ15とは、厚み方向に位置ずれした状態で配置されるので、この配置形態に対応して、プラス導通体24の中間壁29の寸法は、マイナス導通体25の中間壁29の寸法より小さく設定してある。
端子台26は絶縁性に優れたプラスチック材を素材とする射出成形品からなり、先の両導通体24・25と共にプラスタブ14およびマイナスタブ15にビス34で締結されて、コネクターソケット22を支持する台として機能する。図3に示すように端子台26は、上下に長い四角ブロック状の台本体35と、台本体35の側縁の上下3個所から突出する絶縁腕36とを一体に備えている。台本体35の各タブ14・15との対向面には一対の締結座37が段違い状に凹み形成してある。
上記の締結座37の内部に、プラスタブ14とプラス導通体24の第1接続壁27、およびマイナスタブ15とマイナス導通体25の第1接続壁27が収容される。3個の絶縁腕36の間は切欠38になっており、これらの切欠38の内部に、プラス側の接続ピン31とプラス導通体24の第2接続壁28、およびマイナス側の接続ピン31とマイナス導通体25の第2接続壁28を収容できる。締結座37の中央には、先のビス34をねじ込むためのねじ下穴39が貫通状に形成してある。また、プラス側の締結座37には、後述する電流センサー43を収容するための角穴40が貫通状に形成してある。
コネクターソケット22および接続構造23は、基本的に予め各バスバー11・12に固定する。具体的には、コネクターソケット22の接続ピン31を、プラス導通体24およびマイナス導通体25の第2接続壁28に設けたピン穴32に差込んで半田付けする。このとき、図6に示すように、第2接続壁28がコネクターソケット22のハウジング22aに対して小さな隙間を介して対向する状態で、接続ピン31を第2接続壁28に半田付けする。次に、プラス導通体24およびマイナス導通体25の第1接続壁27を、端子台26の締結座37にあてがってコネクターソケット22を端子台26に仮組みし、第1接続壁27の端縁を締結座37の内奥壁で受止めることにより、第1接続壁27のビス挿通穴30とねじ下穴39の中心同士を簡便に位置決めできる。なお、コネクターソケット22および接続構造23は、サーバ2の追加搭載に応じて各バスバー11・12に順次固定してもよい。
上記のように位置決めした状態の端子台26を、各導通体24・25の第1接続壁27のそれぞれがプラスタブ14およびマイナスタブ15に接合する状態でバスバー11・12に仮組する。最後に、各タブ14・15の挿通穴14a・15aに挿通したビス34を、ねじ下穴39にねじ込むことにより、バスバー11・12と端子台26を一体化でき、同時にコネクターソケット22を各導通体24・25を介してバスバー11・12と一体化できる。
ビス34で締結された状態の第1接続壁27は、図5に示すように端子台26と各タブ14・15との間に挟持固定されて、締結座37で覆われている。また、第2接続壁28は切欠38に収容されて、各絶縁腕36の外面よりも凹んだ位置に位置している(図6参照)。このように、第2接続壁28を各絶縁腕36の外面よりも凹んだ位置に位置させて、他物が第2接続壁28に接触するのを極力避けるために、第2接続壁28とハウジング22aとが小さな隙間を介して対向する状態で、接続ピン31を第2接続壁28に半田付けしている。全体的に見ると、プラス導通体24およびマイナス導通体25の外面は、端子台26とコネクターソケット22のハウジング22aとで覆われている。また、ハウジング22aの一部は、台本体35の外面で支持されて、ねじ下穴39の外側の開口を覆い隠している。従って、異物がねじ下穴39に入込んで漏電し、あるいは短絡するのをよく防止できる。
各サーバ2に供給される電流量を測定するために、プラスタブ14に対応する締結座37に設けた角穴40に電流センサー43を配置して、第2接続壁28の電流使用量を検出できるようにしている。電流センサー43はホール素子からなり、通電に伴って発生する第2接続壁28における磁界の大きさに応じて出力信号を出力する。電流センサー43の出力信号は、図示していない制御部へ出力され、各サーバ2の電流値の合計値に基づき、サーバ2の作動状態を制御部で制御する。具体的には、サーバラック1内の全サーバ2の消費電力の合計値が所定値を越える場合に、制御部は各サーバ2に対する作動負荷を減少して、他のサーバラック1内のサーバ2へ負荷を分配する。
以上のように、各サーバ2の分岐線13を、コネクタープラグ21およびコネクターソケット22と、接続構造23とを介して接続すると、コネクタープラグ21をコネクターソケット22に対して挿抜するだけで、各サーバ2をバスバー11・12に接続し、あるいは分離できる。従って、メンテナンスや、サーバ2の追加搭載などのために、サーバ2をサーバラック1から着脱するような場合に、分岐線13を短絡事故を生じることもなくバスバー11・12に対して安全に着脱できる。また、コネクタープラグ21を挿抜するだけで分岐線13を接続ないし分離できるので、サーバ側の接続端子をタブに対してビスで締結する必要があった従来の接続構造とは異なり、分岐線13の着脱をワンタッチで簡便に行うことができる。とくに、データセンターを構築する際に、予めコネクターソケット22をバスバー11・12に組付けておくことにより、各サーバ2をサーバラック1に組付けるための手間と時間を減らして、施工コストを減少できる。
上記の実施例ではコネクタープラグ21およびコネクターソケット22が、タイコ エレクトロニクス ジャパン合同会社製である場合について説明したがその必要はなく、顧客の要望に応じて他社から市販されているコネクタープラグとコネクターソケットを適用することができる。例えば、分岐線13のコネクタープラグ21に対する接続形態には、ねじ式、ばね式、圧着端子式などがあるが、顧客に指定された接続形態のコネクタープラグを使用することができる。その場合には、コネクターソケット22の接続ピン31の配置形態に対応してピン穴32を第2接続壁28に形成しておく。このように、本発明に係る給電構造によれば、顧客の要望に応じて分岐線13のコネクタープラグ21に対する接続構造を適宜選択できるので、とくに一群のサーバ2を収容するサーバラック1の給電構造として好適な直流電源の給電構造を提供できる。
上記の実施例では、分岐線13がサーバ2から直接導出してある場合について説明したが、その必要はなく、挿抜自在なコネクターを介して分岐線13とサーバ2が接続してあってもよい。
2 サーバ
11 プラス側のバスバー
12 マイナス側のバスバー
13 分岐線
14 プラスタブ
15 マイナスタブ
21 コネクタープラグ
22 コネクターソケット
23 接続構造
24 プラス導通体
25 マイナス導通体
26 端子台
34 ビス
37 締結座
38 切欠
43 電流センサー

Claims (4)

  1. 絶縁シート(18)で被覆されたプラス側のバスバー(11)およびマイナス側のバスバー(12)と、両バスバー(11・12)から分岐される分岐線(13)とを備えており、
    分岐線(13)は、各バスバー(11・12)のプラスタブ(14)およびマイナスタブ(15)に対して、挿抜自在なコネクタープラグ(21)およびコネクターソケット(22)と、接続構造(23)とを介して接続されており、
    接続構造(23)は、一端がコネクターソケット(22)に固定され、他端がプラスタブ(14)およびマイナスタブ(15)に対して接続されるプラス導通体(24)およびマイナス導通体(25)と、両導通体(24・25)とともに前記各タブ(14・15)に固定されてコネクターソケット(22)を支持する絶縁材製の端子台(26)とを含み、
    分岐線(13)に接続したコネクタープラグ(21)をコネクターソケット(22)に接続して、両バスバー(11・12)の電流を分岐線(13)に接続されたサーバ(2)へ供給するサーバシステムにおける直流電源の給電構造。
  2. 端子台(26)が、一対の締結座(37)と一対の切欠(38)とを備えたプラスチック成形品で構成されており、
    各締結座(37)に、プラスタブ(14)とプラス導通体(24)の第1接続壁(27)、およびマイナスタブ(15)とマイナス導通体(25)の第1接続壁(27)が収容されており、
    各切欠(38)にプラス側の接続ピン(31)とプラス導通体(24)の第2接続壁(28)、およびマイナス側の接続ピン(31)とマイナス導通体(25)の第2接続壁(28)が収容されており、
    接続構造(23)をプラスタブ(14)およびマイナスタブ(15)に固定した状態において、プラス導通体(24)およびマイナス導通体(25)の外面が、端子台(26)とコネクターソケット(22)のハウジング(22a)とで覆われている請求項1に記載のサーバシステムにおける直流電源の給電構造。
  3. プラスタブ(14)およびマイナスタブ(15)に挿通したビス(34)を、端子台(26)の締結座(37)に形成したねじ下穴(39)にねじ込んで、プラス導通体(24)の第1接続壁(27)とマイナス導通体(25)の第1接続壁(27)とが、プラスタブ(14)およびマイナスタブ(15)と端子台(26)との間に挟持固定されており、
    ねじ下穴(39)の外側の開口が、コネクターソケット(22)のハウジング(22a)で覆われている請求項2に記載のサーバシステムにおける直流電源の給電構造。
  4. プラス導通体(24)およびマイナス導通体(25)のいずれか一方と端子台(26)との間に、サーバ(2)に供給される電流値を検出する電流センサー(43)が配置されており、
    前記センサー(43)で検出した電流値の合計値に基づき、サーバ(2)に対する電流供給状態を制御部で制御する請求項2または3に記載のサーバシステムにおける直流電源の給電構造。
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