JP2012242926A - 回路改善装置、回路改善装置の回路改善方法および回路改善プログラム - Google Patents

回路改善装置、回路改善装置の回路改善方法および回路改善プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電子機器の信頼性を向上するための情報を自動的に生成することにより、設計者の負担を軽減できるようにすることを目的とする。
【解決手段】故障率比較分析部210は、予測故障率データ119と目標故障率データ291とを参照して、予測故障率が目標故障率より高い構成部品の種類を「改善種類」として判定する。並列接続部品特定部221は、部品リスト293を参照して改善種類の構成部品を「改善部品候補」として判定する。並列接続部品特定部221は、基板回路図データ292を参照して改善部品候補毎に接続先の構成部品を「接続先部品」として判定する。並列接続部品特定部221は、改善部品候補毎に判定した接続先部品に基づいて、並列に接続する改善部品候補の組み合わせを「改善組み合わせ」として判定する。並列接続部品特定部221は、改善組み合わせを示す改善ポイントデータ209を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、電子機器の回路の故障率を低減するための回路改善装置、回路改善装置の回路改善方法および回路改善プログラムに関するものである。
電子機器の信頼性設計では、定量的な評価指標(故障率)を用いて電子機器の信頼性の評価が行われる。
故障率を算出する方法として、加速試験や市場実績から得られたフィールドデータの値を用いる方法や、経験則に基づく信頼度予測モデルを用いて算出する方法が知られている。
信頼度予測モデルには、MIL−HDBK−217F Notice2、Telcordia SR−332、Siemens SN29500などがある。
これらのモデルに対して複数種類のパラメータ(使用環境条件、品質条件、周囲温度条件、印加電圧など)を入力データとして設定することにより、電子機器に使用されている各部品の故障率の積み上げ値が電子機器の故障率として算出される。
例えば、特許文献1は、電子機器に発生した故障現象に応じた信頼度予測モデルを複数の信頼度予測モデルから選択し、選択した信頼度予測モデルによって故障現象の信頼度(故障率)を予測する技術を開示している。
特開2006−277370号公報
上記従来技術の分析結果を基にして電子機器の信頼性を向上する(故障率を低減する)案を立案し、立案した内容を電子機器の設計にフィードバックするためには、高いレベルの回路設計スキルと、回路設計情報の詳細なチェックとが必要となる。そのため、非常に大きな負担が設計者にかかってしまう。
本発明は、例えば、電子機器の信頼性を向上するための情報を自動的に生成することにより、設計者の負担を軽減できるようにすることを目的とする。
本発明の回路改善装置は、
特定の回路を構成する構成部品毎に構成部品と構成部品の種類とを対応付けて示す部品種類データと、他の構成部品に接続する接続元の構成部品と接続元の構成部品が接続する接続先の構成部品とを対応付けて示す部品接続データとを記憶する回路データ記憶部と、
前記回路データ記憶部に記憶される部品種類データに基づいて特定種類の構成部品を接続元の構成部品として判定し、前記回路データ記憶部に記憶される部品接続データに基づいて特定種類の構成部品毎に接続先の構成部品を判定し、判定した接続先の構成部品に基づいて所定の接続条件を満たす特定種類の構成部品の組み合わせを改善組み合わせとして判定し、判定した改善組み合わせを示す改善組み合わせデータを出力する改善組み合わせ判定部とを備える。
本発明によれば、例えば、電子機器(特定の回路の一例)の信頼性を向上するための情報(改善組み合わせデータ)を自動的に生成して設計者の負担を軽減することができる。
実施の形態1における信頼度改善システム100の構成図。 実施の形態1における信頼度改善システム100の信頼性改善方法を示すフローチャート。 実施の形態1における予測故障率データ119と目標故障率データ291との一例を示す図。 実施の形態1における目標故障率と予測故障率とを対比して示したグラフ。 実施の形態1における基板回路図データ292を示す図。 実施の形態1における部品リスト293の一例を示す図。 実施の形態1における接続先リスト221aの一例を示す図。 実施の形態1における改善ポイントデータ209の一例を示す図。 実施の形態1における信頼度改善装置200のハードウェア資源の一例を示す図。 実施の形態2における信頼度改善システム100の構成図。 実施の形態2における信頼度改善方法を示すフローチャート。 実施の形態2における基板回路図データ292の一例を示す図。 実施の形態2における部品リスト293の一例を示す図。 実施の形態2における部品用途定義データ294の一例を示す図。 実施の形態2における部品用途リスト222aの一例を示す図。 実施の形態2における高故障率部品データ295の一例を示す図。 実施の形態2における改善ポイントデータ209の一例を示す図。 実施の形態3における信頼度改善システム100の構成図。 実施の形態3における信頼度改善システム100の信頼度改善方法を示すフローチャート。 実施の形態3における部品リスト293の一例を示す図。 実施の形態4における信頼度改善システム100の構成図。 実施の形態4における信頼度改善装置200の信頼度改善方法を示すフローチャート。 実施の形態4における故障率改善箇所特定ルール299の一例を示す図。 実施の形態4における改善ポイントデータ209の一例を示す図。
実施の形態1.
電子機器を機能させる回路の信頼性を向上するために、予測故障率が高い部品の組み合わせのうち並列に接続されている部品の組み合わせを改善ポイントとして特定する形態について説明する。
図1は、実施の形態1における信頼度改善システム100の構成図である。
実施の形態1における信頼度改善システム100について、図1に基づいて説明する。
信頼度改善システム100は、信頼度予測モデル解析装置110と信頼度改善装置200とを備える。
信頼度予測モデル解析装置110は、信頼度予測モデル入力データ118を入力し、予測故障率データ119を出力する装置である。
信頼度予測モデル入力データ118は、電子機器を機能させる回路(特定の回路の一例)に関する特定の設計情報を含んだデータである。
予測故障率データ119(予測故障率データの一例)は、回路を構成する構成部品の種類毎に構成部品の故障率の予測値を予測故障率として示すデータである。
信頼度予測モデル解析装置110は、信頼度予測モデル入力データ118に基づいて構成部品の種類毎に予測故障率を算出し、予測故障率データ119を生成する。
予測故障率データ119は、信頼度改善装置200によって使用される。
例えば、信頼度予測モデル解析装置110および信頼度予測モデル解析装置110の解析方法として、特許文献1に開示されたシステムおよび方法を利用することができる。
予測故障率は、故障率の積み上げ値である。例えば、予測故障率は、同じ種類の複数の部品それぞれの故障率を合計した値(故障率の積み上げ値)である。
信頼度改善装置200(回路改善装置の一例)は、故障率比較分析部210、故障率改善可能箇所特定部220、および装置記憶部290を備える。
装置記憶部290(回路データ記憶部の一例)は、信頼度改善装置200が使用するデータを記憶する。
予測故障率データ119、目標故障率データ291、基板回路図データ292、部品リスト293および改善ポイントデータ209は、装置記憶部290に記憶されるデータの一例である。
目標故障率データ291(目標故障率データの一例)は、構成部品の種類毎に故障率の閾値を目標故障率として示すデータである。
基板回路図データ292(部品接続データの一例)は、特定の回路を構成する構成部品のうち他の構成部品に接続する接続元の構成部品と接続元の構成部品が接続する接続先の構成部品とを対応付けて示すデータである。
部品リスト293(部品種類データの一例)は、構成部品毎に構成部品と構成部品の種類とを対応付けて示すデータである。
改善ポイントデータ209(改善組み合わせデータの一例)は、故障率改善可能箇所特定部220によって生成されるデータである。
故障率比較分析部210(改善種類判定部の一例)は、予測故障率データ119と目標故障率データ291とに基づいて、予測故障率が目標故障率より高い構成部品の種類を改善種類として判定する。
故障率改善可能箇所特定部220は、並列接続部品特定部221を備える。
並列接続部品特定部221(改善組み合わせ判定部の一例)は、部品リスト293に基づいて改善種類(特定種類の一例)の構成部品を接続元の構成部品として判定する。
並列接続部品特定部221は、基板回路図データ292に基づいて改善種類の構成部品毎に接続先の構成部品を判定する。
並列接続部品特定部221は、判定した接続先の構成部品に基づいて並列に接続(接続条件の一例)する改善種類の構成部品の組み合わせを改善組み合わせとして判定する。
並列接続部品特定部221は、判定した改善組み合わせを示す改善ポイントデータ209を生成し、生成した改善ポイントデータ209を出力する。
図2は、実施の形態1における信頼度改善システム100の信頼性改善方法を示すフローチャートである。
実施の形態1における信頼度改善システム100の信頼性改善方法(回路改善方法、回路改善プログラムの一例)について、図2に基づいて説明する。
まず、信頼性改善方法の概要について説明する。
故障率比較分析部210は、予測故障率データ119と目標故障率データ291とを参照して、予測故障率が目標故障率より高い構成部品の種類を「改善種類」として判定する(S110)。
並列接続部品特定部221は、部品リスト293を参照して改善種類の構成部品を「改善部品候補」として判定する(S121)。
並列接続部品特定部221は、基板回路図データ292を参照して改善部品候補毎に接続先の構成部品を「接続先部品」として判定する(S122)。
並列接続部品特定部221は、改善部品候補毎に判定した接続先部品に基づいて、並列に接続する改善部品候補の組み合わせを「改善組み合わせ」として判定する(S123)。
並列接続部品特定部221は、改善組み合わせを示す改善ポイントデータ209を生成し、生成した改善ポイントデータ209を出力する(S124)。
但し、S110で複数の改善種類が判定された場合、S121−S123を改善種類毎に実行する。また、S124では複数の改善種類それぞれの改善組み合わせを示す改善ポイントデータ209を生成する。
次に、信頼性改善方法の詳細について説明する。
予測故障率データ119、目標故障率データ291、基板回路図データ292および部品リスト293は、装置記憶部290に予め記憶されているものとする。
S110において、故障率比較分析部210は、予測故障率データ119に構成部品の種類毎に示される「予測故障率」と、目標故障率データ291に構成部品の種類毎に示される「目標故障率」とを構成部品の種類毎に比較する。
故障率比較分析部210は、予測故障率が目標故障率より高い構成部品の種類を判定する。
以下、S110で判定される構成部品の種類を「改善種類」という。
S110の後、S121に進む。
図3は、実施の形態1における予測故障率データ119と目標故障率データ291との一例を示す図である。
実施の形態1における予測故障率データ119と目標故障率データ291とについて、図3に基づいて説明する。
予測故障率データ119は「部品種類」と「予測故障率」とを対応付けて示す。また、目標故障率データ291は「部品種類」と「目標故障率」とを対応付けて示す。
「部品種類」には、構成部品の種類を識別する名称(識別子の一例)が設定されている。「抵抗」「コンデンサ」「IC(Integrated Circuit、集積回路)」「コネクタ」「水晶発振機」は構成部品の種類の一例である。
「予測故障率」には故障率の予測値が設定されていて、「目標故障率」には故障率の上限値が設定されている。
図4は、実施の形態1における目標故障率と予測故障率とを対比して示したグラフである。図3に示した目標故障率データ291の目標故障率と予測故障率データ119の予測故障率とを対比したグラフを図4に示す。
図4または図3に示すように、抵抗の予測故障率は目標故障率より高く、その他の種類の構成部品(コンデンサ、IC、コネクタ、水晶発振機)の予測故障率は目標故障率より低い。
この場合、故障率比較分析部210は、抵抗を改善種類として判定する(図2のS110)。
図5は、実施の形態1における基板回路図データ292を示す図である。実施の形態1における基板回路図データ292について後述する。
図2に戻り、信頼度改善方法の説明をS121から続ける。
S121において、並列接続部品特定部221は、部品リスト293に示される構成部品のうちS110で判定された改善種類と同じ種類の構成部品を判定する。
以下、S121で判定する構成部品を「改善部品候補」という。
S121の後、S122に進む。
図6は、実施の形態1における部品リスト293の一例を示す図である。
実施の形態1における部品リスト293について、図6に基づいて説明する。
部品リスト293は、「部品名」と「部品種類」とを対応付けて示す。
「部品名」には、構成部品を識別する名称が設定されている。
「部品種類」には、構成部品の種類を識別する名称が設定されている。
改善種類が「抵抗」である場合、並列接続部品特定部221は改善種類「抵抗」に対応付けて部品リスト293(図6)に設定されている「R001」「R002」「R003」および「R004」を改善部品候補として判定する(図2のS121)。
図2に戻り、信頼度改善方法の説明をS122から続ける。
S122において、並列接続部品特定部221は、S121で判定された改善部品候補毎に、基板回路図データ292に示される構成部品のうち改善部品候補が接続する構成部品を判定する。以下、S122で判定される構成部品を「接続先部品」という。
並列接続部品特定部221は、改善部品候補毎に接続先部品を示す接続先リスト221aを生成し、生成した接続先リスト221aを装置記憶部290に記憶する。
S122の後、S123に進む。
実施の形態1における基板回路図データ292について、図5に基づいて説明する。
基板回路図データ292は、回路図面データ292Bと部品接続情報292Aとを含むデータである。
回路図面データ292Bは、回路の図面を表すデータである。
部品接続情報292Aは、回路を構成する構成部品の「接続先」と「接続元」とを対応付けて示す。
「接続先」には接続先の構成部品の名称が設定されていて、「接続元」には接続元の構成部品の名称が設定されている。接続元の構成部品は接続先の構成部品に接続する。
図5において、抵抗「R001」「R002」は電源電圧「3.3VCC」と信号線「N001」とに接続している。
また、抵抗「R003」「R004」はグランド「GND」(アース、接地ともいう)と信号線「N001」とに接続している。
図7は、実施の形態1における接続先リスト221aの一例を示す図である。
実施の形態1における接続先リスト221aについて、図7に基づいて説明する。
接続先リスト221aは、「部品名」と「接続先(1)」と「接続先(2)」とを対応付けて示す。
「部品名」には、改善部品候補の名称が設定されている。
「接続先(1)」には第一の接続先部品の名称が設定されていて、「接続先(2)」には第二の接続先部品の名称が設定されている。
改善部品候補が抵抗「R001」「R002」「R003」「R004」である場合、並列接続部品特定部221は図5に示した部品接続情報292Aに基づいて図7に示すような接続先リスト221aを生成する。
抵抗「R001」「R002」の接続先(1)は電源電圧「3.3VCC」であり、抵抗「R001」「R002」の接続先(2)は信号線「N001」である。
抵抗「R003」「R004」の接続先(1)はグランド「GND」であり、接続先(2)は信号線「N001」である。
図2に戻り、信頼度改善方法の説明をS123から続ける。
S123において、並列接続部品特定部221は、接続先リスト221aに示される改善部品候補のうち共通する接続先部品に接続する複数の改善部品候補を判定する。
以下、S123で判定した複数の改善部品候補から成る改善部品候補の組み合わせを「改善組み合わせ」という。
S123の後、S124に進む。
図7において、「R001」の接続先(1)と「R002」の接続先(1)とが「3.3VCC」で一致している。さらに、「R001」の接続先(2)と「R002」の接続先(2)とが「N001」で一致している。つまり、「R001」と「R002」とは共通する接続先(1)(2)に接続している。
また、「R003」の接続先(1)と「R004」の接続先(1)とが「GND」で一致している。さらに、「R003」の接続先(2)と「R004」の接続先(2)とが「N001」で一致している。つまり、「R003」と「R004」とは共通する接続先(1)(2)に接続している。
この場合、並列接続部品特定部221は、「R001」と「R002」とを第一の改善組み合わせとして判定し、「R003」と「R004」とを第二の改善組み合わせとして判定する(図2のS123)。
図2に戻り、信頼度改善方法の説明をS124から続ける。
S124において、並列接続部品特定部221は、S123で判定した改善組み合わせを設定して改善ポイントデータ209を生成し、生成した改善ポイントデータ209を装置記憶部290に記憶する。
また、並列接続部品特定部221は改善ポイントデータ209を出力する。例えば、並列接続部品特定部221は改善ポイントデータ209を表示装置(出力装置の一例)に表示する。
S124により、信頼度改善方法の処理は終了する。
図8は、実施の形態1における改善ポイントデータ209の一例を示す図である。
例えば、並列接続部品特定部221は、図8に示すような改善ポイントデータ209を生成する(図2のS124)。
改善ポイントデータ209は「改善箇所」を示す。「改善箇所」には改善組み合わせを構成する各構成部品の名称が設定されている。
例えば、電子機器の回路の設計者は、改善組み合わせを構成する複数の部品を定格値が大きい一つの部品に取り換えることにより、部品数を削減すると共に電子機器の故障率を低減させることができる。
図9は、実施の形態1における信頼度改善装置200のハードウェア資源の一例を示す図である。
図9において、信頼度改善装置200(コンピュータの一例)は、CPU901(Central Processing Unit)を備えている。CPU901は、バス902を介してROM903、RAM904、通信ボード905、ディスプレイ装置911、キーボード912、マウス913、ドライブ装置914、磁気ディスク装置920などのハードウェアデバイスと接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。ドライブ装置914は、FD(Flexible Disk Drive)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などの記憶媒体を読み書きする装置である。
ROM903、RAM904、磁気ディスク装置920およびドライブ装置914は記憶機器の一例である。キーボード912およびマウス913は入力機器の一例である。ディスプレイ装置911は出力機器の一例である。
通信ボード905は、有線または無線で、LAN(Local Area Network)、インターネット、電話回線などの通信網に接続している。
通信ボード905は、通信機器、入力機器または出力機器の一例である。
磁気ディスク装置920には、OS921(オペレーティングシステム)、プログラム群922、ファイル群923が記憶されている。
プログラム群922には、実施の形態において「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが含まれる。プログラム(例えば、信頼度改善プログラム)は、CPU901により読み出され実行される。すなわち、プログラムは、「〜部」としてコンピュータを機能させるものであり、また「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
ファイル群923には、実施の形態において説明する「〜部」で使用される各種データ(入力、出力、判定結果、計算結果、処理結果など)が含まれる。
実施の形態において構成図およびフローチャートに含まれている矢印は主としてデータや信号の入出力を示す。
実施の形態において「〜部」として説明するものは「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明するものは、ファームウェア、ソフトウェア、ハードウェアまたはこれらの組み合わせのいずれで実装されても構わない。
実施の形態2.
電子機器を機能させる回路の信頼性を向上するために、予測故障率が高い種類の部品のうち単体の故障率が高い部品を改善ポイントとして特定する形態について説明する。
以下、実施の形態1と異なる事項について主に説明する。説明を省略する事項については実施の形態1と同様である。
図10は、実施の形態2における信頼度改善システム100の構成図である。
実施の形態2における信頼度改善システム100の構成について、図10に基づいて説明する。
信頼度改善装置200の故障率改善可能箇所特定部220は、実施の形態1で説明した並列接続部品特定部221(図1参照)の代わりに、高故障率部品特定部222を備える。
信頼度改善装置200の装置記憶部290は、さらに、部品用途定義データ294と高故障率部品データ295とを記憶する。
部品用途定義データ294(部品用途データの一例)は、構成部品の用途毎に用途と種類と接続先の構成部品とを対応付けて示す。
高故障率部品データ295(条件定格値データの一例)は、構成部品の用途毎に所定の定格値を条件定格値として示す。
また、部品リスト293(部品種類データ、部品定格値データの一例)は、構成部品毎に構成部品と構成部品の種類と構成部品の定格値とを対応付けて示す。
高故障率部品特定部222(改善部品判定部の一例)は、部品用途定義データ294と部品リスト293と基板回路図データ292とに基づいて、構成部品毎に構成部品の用途を部品用途として判定する。
高故障率部品特定部222は、部品リスト293に基づいて構成部品毎に構成部品の定格値を部品定格値として判定する。
高故障率部品特定部222は、高故障率部品データ295に基づいて、部品定格値が部品用途の条件定格値と一致する構成部品を改善部品として判定する。
高故障率部品特定部222は、判定した改善部品を示す改善ポイントデータ209(改善部品データの一例)を出力する。
図11は、実施の形態2における信頼度改善方法を示すフローチャートである。
実施の形態2における信頼度改善方法(回路改善方法、回路改善プログラムの一例)について、図11に基づいて説明する。
まず、信頼度改善方法の概要について説明する。
故障率比較分析部210は、予測故障率データ119と目標故障率データ291とを参照して、予測故障率が目標故障率より高い構成部品の種類を「改善種類」として判定する(S110)。
高故障率部品特定部222は、部品用途定義データ294と部品リスト293と基板回路図データ292とを参照して、改善部品候補(改善種類の構成部品)毎に改善部品候補の用途を「部品用途」として判定する(S131)。
高故障率部品特定部222は、部品リスト293を参照して改善部品候補毎に改善部品候補の定格値を「部品定格値」として判定する(S132)。
高故障率部品特定部222は、高故障率部品データ295を参照して、部品定格値が部品用途の条件定格値と一致する改善部品候補を「改善部品」として判定する(S133)。
高故障率部品特定部222は、改善部品を示す改善ポイントデータ209を生成し、生成した改善ポイントデータ209を出力する(S134)。
但し、S110で複数の改善種類が判定された場合、S131−S133を改善種類毎に実行する。また、S134では複数の改善種類それぞれの改善部品を示す改善ポイントデータ209を生成する。
次に、信頼性改善方法の詳細について説明する。
部品用途定義データ294と高故障率部品データ295とは、装置記憶部290に予め記憶されているものとする。
S110において、故障率比較分析部210は、実施の形態1と同様に、予測故障率が目標故障率より高い構成部品の種類を「改善種類」として判定する(図2参照)。
S110の後、S131に進む。
S131において、高故障率部品特定部222は、部品リスト293に示される構成部品のうちS110で判定された改善種類と同じ種類の構成部品を「改善部品候補」として判定する(図2のS121と同様)。
高故障率部品特定部222は、改善部品候補毎に、基板回路図データ292に示される構成部品のうち改善部品候補が接続する構成部品を「接続先部品」として判定する(図2のS122と同様)。
高故障率部品特定部222は、改善部品候補毎に、部品用途定義データ294に示される構成部品の用途のうち改善種類と改善部品候補の接続先部品とに対応付けられた構成部品の用途を判定する。
以下、S131で判定する構成部品の用途を改善部品候補の「部品用途」という。
S131の後、S132に進む。
図12は、実施の形態2における基板回路図データ292の一例を示す図である。実施の形態2では、図12に示す基板回路図データ292を例にして説明する。
図12において、コンデンサ「C004」「C005」「C006」はそれぞれ電源電圧「5VCC」とグランド「GND」とに接続している。
図13は、実施の形態2における部品リスト293の一例を示す図である。
実施の形態2における部品リスト293について、図13に基づいて説明する。
部品リスト293は、「部品名」と「部品種類」と「特性値」と「定格値」とを対応付けて示す。
「特性値」には、構成部品の特性を表す値(特性値)が設定されている。例えば、コンデンサの静電容量や抵抗の抵抗値が設定される。
「定格値」には、定格電圧や定格電流など、構成部品の定格値が設定されている。
図14は、実施の形態2における部品用途定義データ294の一例を示す図である。
実施の形態2における部品用途定義データ294について、図14に基づいて説明する。
部品用途定義データ294は、「部品用途」と「部品種類」と「接続先(1)」と「接続先(2)」とを対応付けて示す。
「部品用途」には、構成部品の用途を識別する名称が設定されている。
「部品種類」には、構成部品の種類を識別する名称が設定されている。
「接続先(1)」には、構成部品が接続する第一の構成部品を識別する名称が設定されている。
「接続先(2)」には、構成部品が接続する第二の構成部品を識別する名称が設定されている。
例えば、電源電圧「5VCC」とグランド「GND」とに接続する「コンデンサ」は、「バイパスコンデンサ」として使用される構成部品である。
例えば、高故障率部品特定部222は、改善部品候補の部品用途を以下のように判定する(図11のS131)。
改善種類が「コンデンサ」である場合、高故障率部品特定部222は、部品リスト293(図13参照)に設定されている構成部品(部品名)のうち、改善種類「コンデンサ」に対応付けられている構成部品「C004」「C005」「C006」を改善部品候補として判定する。
高故障率部品特定部222は、部品接続情報292A(図12参照)に設定されている接続先の構成部品のうち、改善部品候補「C004」「C005」「C006」に対応付けられている電源電圧「5VCC」とグランド「GND」とを接続先部品として判定する。
高故障率部品特定部222は、部品用途定義データ294(図14参照)に設定されている部品用途のうち「バイパスコンデンサ」を改善部品候補「C004」「C005」「C006」の部品用途として判定する。改善部品候補「C004」「C005」「C006」の部品種類「コンデンサ」および接続先部品「5VCC」「GND」が部品用途「バイパスコンデンサ」の部品種類および接続先(1)(2)と一致するからである。
図11に戻り、信頼度改善方法の説明をS132から続ける。
S132において、高故障率部品特定部222は、改善部品候補毎に、部品リスト293に示される定格値のうち改善部品候補の定格値を判定する。以下、S132で判定する定格値を「部品定格値」という。
高故障率部品特定部222は、改善部品候補毎に、部品リスト293に示される特性値のうち改善部品候補の特性値を判定する。以下、S132で判定する特性値を「部品特性値」という。
高故障率部品特定部222は、改善部品候補毎に部品用途と部品定格値と部品特性値とを示す部品用途リスト222aを生成し、生成した部品用途リスト222aを装置記憶部290に記憶する。
S132の後、S133に進む。
例えば、改善部品候補がコンデンサ「C004」「C005」「C006」である場合、高故障率部品特定部222は、部品リスト293(図13参照)に設定されている定格値のうち改善部品候補「C004」に対応付けられている定格値「10V」を改善部品候補「C004」の部品定格値として判定する。
同様に、高故障率部品特定部222は、改善部品候補「C005」の部品定格値「10V」と改善部品候補「C006」の部品定格値「16V」とを判定する。
さらに、高故障率部品特定部222は、部品リスト293に設定されている特性値のうち改善部品候補「C004」に対応付けられている特性値「0.1μF」を改善部品候補「C004」の部品特性値として判定する。
同様に、高故障率部品特定部222は、改善部品候補「C005」の部品特性値「0.1μF」と改善部品候補「C006」の部品特性値「22μF」とを判定する。
図15は、実施の形態2における部品用途リスト222aの一例を示す図である。
実施の形態2における部品用途リスト222aについて、図15に基づいて説明する。
部品用途リスト222aは、「部品名」と「部品用途」と「特性値」と「定格値」とを対応付けて示す。
「部品名」には、改善部品候補の名称が設定されている。
「部品用途」には、改善部品候補の部品用途の名称が設定されている。
「特性値」には、改善部品候補の部品特性値が設定されている。
「定格値」には、改善部品候補の部品定格値が設定されている。
例えば、高故障率部品特定部222は、改善部品候補の部品名と部品用途と部品特性値と部品定格値とを対応付けて設定し、図15に示す部品用途リスト222aを生成する。
図11に戻り、信頼度改善方法の説明をS133から続ける。
S133において、高故障率部品特定部222は、部品用途リスト222aに設定されている改善部品候補のうち、部品用途と部品定格値と部品特性値との組み合わせが高故障率部品データ295に設定されている部品用途と条件定格値と条件特性値との組み合わせと一致する改善部品候補を判定する。
以下、S133で判定する改善部品候補を「改善部品」という。
S133の後、S134に進む。
図16は、実施の形態2における高故障率部品データ295の一例を示す図である。
実施の形態2における高故障率部品データ295について、図16に基づいて説明する。
高故障率部品データ295は、「部品用途」と「特性値」と「定格値」とを対応付けて示す。
「部品用途」には、故障率が高い構成部品の用途を識別する名称が設定されている。
「特性値」には、故障率が高い構成部品の特性値(以下、「条件特性値」という)が設定されている。
「定格値」には、故障率が高い構成部品の定格値(以下、「条件定格値」という)が設定されている。
ここで、部品用途リスト222a(図15参照)に設定されている改善部品候補「C006」の「部品用途、部品特性値、部品定格値」と高故障率部品データ295(図16参照)に設定されている「部品用途、条件特性値、条件定格値」とは、「バイパスコンデンサ、22.0μF、16V」で一致している。
この場合、高故障率部品特定部222は、改善部品候補「C006」を改善部品として判定する(図11のS133)。
図11に戻り、信頼度改善方法の説明をS134から続ける。
S134において、高故障率部品特定部222は、S133で判定した改善部品を設定して改善ポイントデータ209を生成し、生成した改善ポイントデータ209を装置記憶部290に記憶する。
また、高故障率部品特定部222は改善ポイントデータ209を出力する。例えば、高故障率部品特定部222は改善ポイントデータ209を表示装置に表示する。
S134により、信頼度改善方法の処理は終了する。
図17は、実施の形態2における改善ポイントデータ209の一例を示す図である。
例えば、高故障率部品特定部222は、図17に示すような改善ポイントデータ209を生成する(図11のS134)。
改善ポイントデータ209は「改善箇所」を示す。「改善箇所」には改善部品の名称が設定されている。
例えば、電子機器の回路の設計者は、故障率が高いセラミックコンデンサ(改善部品の一例)を同じ静電容量を有するタンタルコンデンサに取り換えることにより、電子機器の故障率を低減させることができる。
実施の形態3.
電子機器を機能させる回路の信頼性を向上するために、予測故障率が高い種類の部品のうち負荷が高い部品を改善ポイントとして特定する形態について説明する。
以下の実施の形態1と異なる事項について主に説明する。説明を省略する事項については実施の形態1と同様である。
図18は、実施の形態3における信頼度改善システム100の構成図である。
実施の形態3における信頼度改善システム100の構成について、図18に基づいて説明する。
信頼度改善装置200の故障率改善可能箇所特定部220は、実施の形態1で説明した並列接続部品特定部221(図1参照)の代わりに、高負荷部品特定部223を備える。
高負荷部品特定部223(負荷部品判定部の一例)は、基板回路図データ292に基づいて構成部品毎に印加電圧を算出する。
高負荷部品特定部223は、部品リスト293に基づいて構成部品毎に定格電圧に対する印加電圧の割合を電圧割合として算出する。
高負荷部品特定部223は、電圧割合が所定の割合閾値より大きい構成部品を負荷部品として判定する。
高負荷部品特定部223は、判定した負荷部品を示す改善ポイントデータ209(負荷部品データの一例)を出力する。
図19は、実施の形態3における信頼度改善システム100の信頼度改善方法を示すフローチャートである。
実施の形態3における信頼度改善システム100の信頼度改善方法(回路改善方法、回路改善プログラムの一例)について、図19に基づいて説明する。
まず、信頼度改善方法の概要について説明する。
故障率比較分析部210は、予測故障率データ119と目標故障率データ291とを参照して、予測故障率が目標故障率より高い構成部品の種類を「改善種類」として判定する(S110)。
高負荷部品特定部223は、基板回路図データ292を参照して改善部品候補(改善種類の構成部品)毎に印加電圧を算出する(S141)。
高負荷部品特定部223は、部品リスト293を参照して改善部品候補毎に定格電圧に対する印加電圧の割合を「電圧割合」として算出する(S142)。
高負荷部品特定部223は、電圧割合が所定の割合閾値より大きい改善部品候補を「負荷部品」として判定する(S143)。
高負荷部品特定部223は、負荷部品を示す改善ポイントデータ209を生成し、生成した改善ポイントデータ209を出力する(S144)。
但し、S110で複数の改善種類が判定された場合、S141−S143を改善種類毎に実行する。また、S144では複数の改善種類それぞれの負荷部品を示す改善ポイントデータ209を生成する。
次に、信頼度改善方法の概要について説明する。
S110において、故障率比較分析部210は、実施の形態1と同様に、予測故障率が目標故障率より高い構成部品の種類を「改善種類」として判定する(図2参照)。
S110の後、S141に進む。
S141において、高負荷部品特定部223は、部品リスト293に示される構成部品のうちS110で判定された改善種類と同じ種類の構成部品を「改善部品候補(負荷部品候補)」として判定する(図2のS121と同様)。
高負荷部品特定部223は、改善部品候補毎に、基板回路図データ292に示される構成部品のうち改善部品候補が接続する構成部品を「接続先部品」として判定する(図2のS122と同様)。
高負荷部品特定部223は、接続先部品毎に、部品リスト293に示される特性値のうち接続先部品の特性値を判定する。
高負荷部品特定部223は、改善部品候補毎に、接続先部品の特性値を用いて所定の算出式を演算して改善部品候補の印加電圧を算出する。
S141の後、S142に進む。
例えば、高負荷部品特定部223は、改善部品候補の印加電圧を以下のように算出する(図19のS141)。
図20は、実施の形態3における部品リスト293の一例を示す図である。
改善種類が「コンデンサ」である場合、高負荷部品特定部223は、部品リスト293(図20参照)に設定されている構成部品のうち改善種類「コンデンサ」に対応付けられている「C001」「C002」「C003」を改善候補部品として判定する。
高負荷部品特定部223は、部品接続情報292A(図5参照)に設定されている接続先の構成部品のうち、改善部品候補「C001」に対応付けられている電源電圧「1.2VCC」とグランド「GND」とを改善部品候補「C001」の接続先部品として判定する。同様に、高負荷部品特定部223は、改善部品候補「C002」「C003」の接続先部品「1.2VCC」「GND」を判定する。
高負荷部品特定部223は、部品リスト293(図20参照)に設定されている特性値のうち、改善部品候補「C004」の接続先部品「1.2VCC」に対応付けられている特性値「1.2V」(電圧値)と接続先部品「GND」に対応付けられている特性値「0V」とを判定する。
高負荷部品特定部223は、接続先部品「1.2VCC」の特性値「1.2V」と接続先部品「GND」の特性値「0V」とを用いて、改善部品候補「C004」の印加電圧「1.2V」を算出する。
同様に、高負荷部品特定部223は、改善部品候補「C005」「C006」の印加電圧「1.2V」を算出する。
図19に戻り、信頼度改善方法の説明をS142から続ける。
S142において、高負荷部品特定部223は、改善部品候補毎に、部品リスト293に示される定格電圧のうち改善部品候補の定格電圧を判定する。
高負荷部品特定部223は、改善部品毎に定格電圧に対する印加電圧の割合を算出する。
以下、S142で算出する印加電圧の割合を「電圧割合」という。
S142の後、S143に進む。
例えば、高負荷部品特定部223は、以下のように改善部品候補の電圧割合を算出する。
改善部品候補が「C004」「C005」「C006」である場合、高負荷部品特定部223は、部品リスト293に設定されている定格値(定格電圧)のうち改善部品候補「C004」に対応付けられている定格値「10V」を改善部品候補「C004」の定格電圧として判定する。同様に、高負荷部品特定部223は、改善部品候補「C005」の定格電圧「10V」と改善部品候補「C006」の定格電圧「16V」とを判定する。
改善部品候補「C004」の印加電圧が「1.2V」である場合、高負荷部品特定部223は、印加電圧「1.2V」を定格電圧「10V」で除算して改善部品候補「C004」の電圧割合「12%(=0.12=1.2V/10V)」を算出する。同様に、高負荷部品特定部223は、改善部品候補「C005」の電圧割合「12%(=0.12)」と改善部品候補「C006」の電圧割合「7.5%(=0.075=1.2V/16V)」とを算出する。
S143において、高負荷部品特定部223は、改善部品候補毎に電圧割合と所定の割合閾値とを比較する。
高負荷部品特定部223は、電圧割合が割合閾値より大きい改善部品候補を判定する。
以下、S143で判定する改善部品候補を「負荷部品(改善部品)」という。
例えば、割合閾値が「10%(=0.1)」であり、改善部品候補「C004」「C005」の電圧割合が「12%(=0.12)」である場合、高負荷部品特定部223は、改善部品候補「C004」「C005」を負荷部品として判定する。
また、改善部品候補「C006」の電圧割合が「7.5%(=0.075)」である場合、電圧割合「7.5%(=0.075)」が割合閾値「10%(=0.1)」より小さいため、改善部品候補「C006」は負荷部品ではない。
S143の後、S144に進む。
S144において、高負荷部品特定部223は、S143で判定した負荷部品を設定して改善ポイントデータ209を生成し、生成した改善ポイントデータ209を装置記憶部290に記憶する(図17参照)。
また、高負荷部品特定部223は改善ポイントデータ209を出力する。例えば、高負荷部品特定部223は改善ポイントデータ209を表示装置に表示する。
S144により、信頼度改善方法の処理は終了する。
例えば、電子機器の回路の設計者は、負荷部品を定格値が大きい部品に取り換えることにより、電子機器の故障率を低減させることができる。
実施の形態4.
改善する部品の種類に応じたルールに従って改善ポイントを特定する形態について説明する。
以下の実施の形態1−3と異なる事項について主に説明する。説明を省略する事項については実施の形態1−3と同様である。
図21は、実施の形態4における信頼度改善システム100の構成図である。
実施の形態4における信頼度改善システム100の構成について、図21に基づいて説明する。
信頼度改善装置200は、故障率比較分析部210と故障率改善可能箇所特定部220とルール追加部230および装置記憶部290を備える。
装置記憶部290は、実施の形態1−3で説明した各種データ(例えば、符号291−295、119、209)の他に、故障率改善箇所特定ルール299を記憶する。
故障率改善箇所特定ルール299(対象処理データの一例)は、構成部品の種類毎にルールA(改善組み合わせ判定処理)とルールB(改善部品判定処理)とルールC(負荷部品判定処理)とのうち少なくともいずれかのルールを対象ルール(対象処理)として示す。
故障率改善可能箇所特定部220は、並列接続部品特定部221と高故障率部品特定部222と高負荷部品特定部223とルール判定部229とを備える。
ルール判定部229(対象処理判定部の一例)は、改善種類に対応する対象ルールを故障率改善箇所特定ルール299に基づいて判定する。
並列接続部品特定部221は、ルール判定部229によって判定された対象ルールがルールAである場合に改善種類の改善組み合わせを判定する。
高故障率部品特定部222は、ルール判定部229によって判定された対象ルールがルールBである場合に改善種類の改善部品を判定する。
高負荷部品特定部223は、ルール判定部229によって判定された対象ルールがルールCである場合に改善種類の負荷部品を判定する。
ルール追加部230は、利用者によって指定された編集情報に基づいて故障率改善箇所特定ルール299を編集する。
例えば、利用者は、信頼度改善装置200のキーボードやマウス(入力装置の一例)を操作して、故障率改善箇所特定ルール299を編集(追加、変更、削除など)するための編集情報を信頼度改善装置200に入力する。
信頼度改善装置200に「追加」の編集情報が入力された場合、ルール追加部230は、編集情報に設定されているルールを故障率改善箇所特定ルール299に追加する。
信頼度改善装置200に「変更」の編集情報が入力された場合、ルール追加部230は、故障率改善箇所特定ルール299に設定されているルールを編集情報に設定されているルールに変更する。
信頼度改善装置200に「削除」の編集情報が入力された場合、ルール追加部230は、編集情報で指定されているルールを故障率改善箇所特定ルール299から削除する。
図22は、実施の形態4における信頼度改善装置200の信頼度改善方法を示すフローチャートである。
実施の形態4における信頼度改善装置200の信頼度改善方法(回路改善方法、回路改善プログラムの一例)について、図22に基づいて説明する。
まず、信頼度改善方法の概要について説明する。
故障率比較分析部210は、予測故障率データ119と目標故障率データ291とを参照して、予測故障率が目標故障率より高い構成部品の種類を「改善種類」として判定する(S110)。
ルール判定部229は、改善種類に対応する「対象ルール」を故障率改善箇所特定ルール299を参照して判定する(S191)。
対象ルールが「ルールA」である場合(S192)、並列接続部品特定部221は、改善種類の改善組み合わせを「改善ポイント」として判定する(S121−S123)。
対象ルールが「ルールB」である場合(S192)、高故障率部品特定部222は、改善種類の改善部品を「改善ポイント」として判定する(S131−S133)。
対象ルールが「ルールC」である場合(S192)、高負荷部品特定部223は、改善種類の負荷部品を「改善ポイント」として判定する(S141−S143)。
ルール判定部229は、判定された改善ポイントを示す改善ポイントデータ209を生成し、生成した改善ポイントデータ209を出力する(S193)。
但し、S110で複数の改善種類が判定された場合、S191からS193の前までの処理を改善種類毎に実行する。また、S193では複数の改善種類それぞれの改善ポイントを示す改善ポイントデータ209を生成する。
次に、信頼度改善方法の詳細について説明する。
故障率改善箇所特定ルール299は、装置記憶部290に予め記憶されているものとする。
S110において、故障率比較分析部210は、実施の形態1と同様に、予測故障率が目標故障率より高い構成部品の種類を「改善種類」として判定する(図2参照)。
S110の後、S191に進む。
S191において、ルール判定部229は、故障率改善箇所特定ルール299に示される対象ルールのうち改善種類に対応する対象ルールを判定(選択)する。
S191の後、S192に進む。
図23は、実施の形態4における故障率改善箇所特定ルール299の一例を示す図である。
実施の形態4における故障率改善箇所特定ルール299について、図23に基づいて説明する。
故障率改善箇所特定ルール299は、「部品種類」と「対象ルール」とを対応付けて示す。
「部品種類」には、構成部品の種類を識別する名称が設定されている。
「対象ルール」には、特定の処理を識別する名称が設定されている。
「ルールA」は並列接続部品特定部221の処理を意味し、「ルールB」は高故障率部品特定部222の処理を意味し、「ルールC」は高負荷部品特定部223の処理を意味する。
改善種類が「抵抗」である場合、ルール判定部229は「ルールA」と「ルールC」とを対象ルールとして判定する(図22のS191)。
図22に戻り、信頼度改善方法の説明をS192から続ける。
S192において、S191で判定された対象ルールが「ルールA」の場合、ルール判定部229は並列接続部品特定部221を起動する。並列接続部品特定部221は、実施の形態1と同様に、改善種類の改善組み合わせをとして判定する(図2のS121−S123)。以下、並列接続部品特定部221によって判定される改善種類の改善組み合わせを「改善ポイント」という。
S191で判定された対象ルールが「ルールB」の場合、ルール判定部229は高故障率部品特定部222を起動する。高故障率部品特定部222は、実施の形態2と同様に、改善種類の改善部品を判定する(図11のS131−S133)。以下、高故障率部品特定部222によって判定される改善種類の改善部品を「改善ポイント」という。
S191で判定された対象ルールが「ルールC」の場合、ルール判定部229は高負荷部品特定部223を起動する。高負荷部品特定部223は、実施の形態3と同様に、改善種類の負荷部品を判定する(図19のS141−S143)。以下、高負荷部品特定部223によって判定される改善種類の負荷部品を「改善ポイント」という。
但し、S191で複数の対象ルールが判定された場合、ルール判定部229は対象ルールに対応する複数の特定部(符号221−223)を起動する。
例えば、S191で2つの対象ルール「ルールA」「ルールC」が判定された場合、ルール判定部229は並列接続部品特定部221と高負荷部品特定部223とを起動する。この場合、並列接続部品特定部221が改善種類の改善組み合わせを改善ポイントとして判定すると共に、高負荷部品特定部223が改善種類の負荷部品を改善ポイントとして判定する。
改善ポイントの判定処理(S121−S123、S131−S133、S141−S143)の後、S193に進む。
S193において、ルール判定部229は、改善ポイントを設定して改善ポイントデータ209を生成し、生成した改善ポイントデータ209を装置記憶部290に記憶する。
また、ルール判定部229は改善ポイントデータ209を出力する。例えば、ルール判定部229は改善ポイントデータ209を表示装置に表示する。
S193により、信頼度改善方法の処理は終了する。
図24は、実施の形態4における改善ポイントデータ209の一例を示す図である。
実施の形態4における改善ポイントデータ209について、図24に基づいて説明する。
改善ポイントデータ209は、「対象ルール」と「改善箇所」とを対応付けて示す。
「対象ルール」にはS191(図22参照)で判定された対象ルールが設定されていて、「改善箇所」には「改善ポイント」が設定されている。
改善種類に応じたルールで改善ポイントを判定することにより、電子機器の故障率を低減するためにより効果的な改善ポイントをより多く設計者に提供することができる。
100 信頼度改善システム、110 信頼度予測モデル解析装置、118 信頼度予測モデル入力データ、119 予測故障率データ、200 信頼度改善装置、209 改善ポイントデータ、210 故障率比較分析部、220 故障率改善可能箇所特定部、221 並列接続部品特定部、221a 接続先リスト、222 高故障率部品特定部、222a 部品用途リスト、223 高負荷部品特定部、229 ルール判定部、230 ルール追加部、290 装置記憶部、291 目標故障率データ、292 基板回路図データ、292A 部品接続情報、292B 回路図面データ、293 部品リスト、294 部品用途定義データ、295 高故障率部品データ、299 故障率改善箇所特定ルール、901 CPU、902 バス、903 ROM、904 RAM、905 通信ボード、911 ディスプレイ装置、912 キーボード、913 マウス、914 ドライブ装置、920 磁気ディスク装置、921 OS、922 プログラム群、923 ファイル群。

Claims (13)

  1. 特定の回路を構成する構成部品毎に構成部品と構成部品の種類とを対応付けて示す部品種類データと、他の構成部品に接続する接続元の構成部品と接続元の構成部品が接続する接続先の構成部品とを対応付けて示す部品接続データとを記憶する回路データ記憶部と、
    前記回路データ記憶部に記憶される部品種類データに基づいて特定種類の構成部品を接続元の構成部品として判定し、前記回路データ記憶部に記憶される部品接続データに基づいて特定種類の構成部品毎に接続先の構成部品を判定し、判定した接続先の構成部品に基づいて所定の接続条件を満たす特定種類の構成部品の組み合わせを改善組み合わせとして判定し、判定した改善組み合わせを示す改善組み合わせデータを出力する改善組み合わせ判定部と
    を備えることを特徴とする回路改善装置。
  2. 前記回路データ記憶部は、構成部品の種類毎に構成部品の故障率の予測値を予測故障率として示す予測故障率データと、構成部品の種類毎に故障率の閾値を目標故障率として示す目標故障率データとを記憶し、
    前記回路改善装置は、さらに、
    前記予測故障率データと前記目標故障率データとに基づいて予測故障率が目標故障率より高い構成部品の種類を改善種類として判定する改善種類判定部を備え、
    前記改善組み合わせ判定部は、前記改善種類判定部によって判定された改善種類の改善組み合わせを判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の回路改善装置。
  3. 前記回路データ記憶部は、構成部品の用途毎に用途と種類と接続先の構成部品とを対応付けて示す部品用途データと、構成部品毎に構成部品と構成部品の定格値とを対応付けて示す部品定格値データと、構成部品の用途毎に所定の定格値を条件定格値として示す条件定格値データとを記憶し、
    前記回路改善装置は、さらに、
    前記部品用途データと前記部品種類データと前記部品接続データとに基づいて構成部品毎に構成部品の用途を部品用途として判定し、前記部品定格値データに基づいて構成部品毎に構成部品の定格値を部品定格値として判定し、前記条件定格値データに基づいて前記部品定格値が前記部品用途の条件定格値と一致する構成部品を改善部品として判定し、判定した改善部品を示す改善部品データを出力する改善部品判定部を備える
    ことを特徴とする請求項2記載の回路改善装置。
  4. 前記部品接続データは、電源電圧に接続する接続元の構成部品を示し、
    前記部品定格値データは、構成部品の定格値として定格電圧を示し、
    前記回路改善装置は、さらに、
    前記部品接続データに基づいて構成部品毎に印加電圧を算出し、前記部品定格値データに基づいて構成部品毎に定格電圧に対する印加電圧の割合を電圧割合として算出し、前記電圧割合が所定の割合閾値より大きい構成部品を負荷部品として判定し、判定した負荷部品を示す負荷部品データを出力する負荷部品判定部を備える
    ことを特徴とする請求項3記載の回路改善装置。
  5. 前記回路データ記憶部は、構成部品の種類毎に改善組み合わせ判定処理と改善部品判定処理と負荷部品判定処理との少なくともいずれかの処理を対象処理として示す対象処理データを記憶し、
    前記回路改善装置は、さらに、
    前記改善種類判定部によって判定された改善種類に対応する対象処理を前記対象処理データに基づいて判定する対象処理判定部を備え、
    前記改善組み合わせ判定部は、前記対象処理判定部によって判定された対象処理が改善組み合わせ判定処理である場合に前記改善種類の改善組み合わせを判定し、
    前記改善部品判定部は、前記対象処理判定部によって判定された対象処理が改善部品判定処理である場合に前記改善種類の改善部品を判定し、
    前記負荷部品判定部は、前記対象処理判定部によって判定された対象処理が負荷部品判定処理である場合に前記改善種類の負荷部品を判定する
    ことを特徴とする請求項4記載の回路改善装置。
  6. 特定の回路を構成する構成部品毎に構成部品と構成部品の種類とを対応付けて示す部品種類データと、他の構成部品に接続する接続元の構成部品と接続元の構成部品が接続する接続先の構成部品とを対応付けて示す部品接続データとを記憶する回路データ記憶部を備える回路改善装置の回路改善方法であって、
    改善組み合わせ判定部が、前記回路データ記憶部に記憶される部品種類データに基づいて特定種類の構成部品を接続元の構成部品として判定し、前記回路データ記憶部に記憶される部品接続データに基づいて特定種類の構成部品毎に接続先の構成部品を判定し、判定した接続先の構成部品に基づいて所定の接続条件を満たす特定種類の構成部品の組み合わせを改善組み合わせとして判定し、判定した改善組み合わせを示す改善組み合わせデータを出力する
    ことを特徴とする回路改善装置の回路改善方法。
  7. 特定の回路を構成する構成部品毎に構成部品と構成部品の種類とを対応付けて示す部品種類データと、他の構成部品に接続する接続元の構成部品と接続元の構成部品が接続する接続先の構成部品とを対応付けて示す部品接続データとを記憶する回路データ記憶部を備える回路改善装置を機能させる回路改善プログラムであって、
    前記回路データ記憶部に記憶される部品種類データに基づいて特定種類の構成部品を接続元の構成部品として判定し、前記回路データ記憶部に記憶される部品接続データに基づいて特定種類の構成部品毎に接続先の構成部品を判定し、判定した接続先の構成部品に基づいて所定の接続条件を満たす特定種類の構成部品の組み合わせを改善組み合わせとして判定し、判定した改善組み合わせを示す改善組み合わせデータを出力する改善組み合わせ判定部として回路改善装置を機能させる
    ことを特徴とする回路改善プログラム。
  8. 特定の回路を構成する構成部品毎に構成部品と構成部品の種類とを対応付けて示す部品種類データと、他の構成部品に接続する接続元の構成部品と接続元の構成部品が接続する接続先の構成部品とを対応付けて示す部品接続データと、構成部品の用途毎に用途と種類と接続先の構成部品とを対応付けて示す部品用途データと、構成部品毎に構成部品と構成部品の定格値とを対応付けて示す部品定格値データと、構成部品の用途毎に所定の定格値を条件定格値として示す条件定格値データとを記憶する回路データ記憶部と、
    前記回路データ記憶部に記憶される部品種類データと部品接続データと部品用途データとに基づいて構成部品毎に構成部品の用途を部品用途として判定し、前記回路データ記憶部に記憶される部品定格値データに基づいて構成部品毎に構成部品の定格値を部品定格値として判定し、前記回路データ記憶部に記憶される条件定格値データに基づいて前記部品定格値が前記部品用途の条件定格値と一致する構成部品を改善部品として判定し、判定した改善部品を示す改善部品データを出力する改善部品判定部と
    を備えることを特徴とする回路改善装置。
  9. 特定の回路を構成する構成部品毎に構成部品と構成部品の種類とを対応付けて示す部品種類データと、他の構成部品に接続する接続元の構成部品と接続元の構成部品が接続する接続先の構成部品とを対応付けて示す部品接続データと、構成部品の用途毎に用途と種類と接続先の構成部品とを対応付けて示す部品用途データと、構成部品毎に構成部品と構成部品の定格値とを対応付けて示す部品定格値データと、構成部品の用途毎に所定の定格値を条件定格値として示す条件定格値データとを記憶する回路データ記憶部とを備える回路改善装置の回路改善方法であって、
    改善部品判定部が、前記回路データ記憶部に記憶される部品種類データと部品接続データと部品用途データとに基づいて構成部品毎に構成部品の用途を部品用途として判定し、前記回路データ記憶部に記憶される部品定格値データに基づいて構成部品毎に構成部品の定格値を部品定格値として判定し、前記回路データ記憶部に記憶される条件定格値データに基づいて前記部品定格値が前記部品用途の条件定格値と一致する構成部品を改善部品として判定し、判定した改善部品を示す改善部品データを出力する
    ことを特徴とする回路改善装置の回路改善方法。
  10. 特定の回路を構成する構成部品毎に構成部品と構成部品の種類とを対応付けて示す部品種類データと、他の構成部品に接続する接続元の構成部品と接続元の構成部品が接続する接続先の構成部品とを対応付けて示す部品接続データと、構成部品の用途毎に用途と種類と接続先の構成部品とを対応付けて示す部品用途データと、構成部品毎に構成部品と構成部品の定格値とを対応付けて示す部品定格値データと、構成部品の用途毎に所定の定格値を条件定格値として示す条件定格値データとを記憶する回路データ記憶部を備える回路改善装置を機能させる回路改善プログラムであって、
    前記回路データ記憶部に記憶される部品種類データと部品接続データと部品用途データとに基づいて構成部品毎に構成部品の用途を部品用途として判定し、前記回路データ記憶部に記憶される部品定格値データに基づいて構成部品毎に構成部品の定格値を部品定格値として判定し、前記回路データ記憶部に記憶される条件定格値データに基づいて前記部品定格値が前記部品用途の条件定格値と一致する構成部品を改善部品として判定し、判定した改善部品を示す改善部品データを出力する改善部品判定部として回路改善装置を機能させる
    ことを特徴とする回路改善プログラム。
  11. 特定の回路を構成する複数の構成部品であって電源電圧を含む複数の構成部品のうち他の構成部品に接続する接続元の構成部品と接続元の構成部品が接続する接続先の構成部品とを対応付けて示す部品接続データと、構成部品毎に構成部品と構成部品の定格電圧とを対応付けて示す部品定格値データとを記憶する回路データ記憶部と、
    前記回路データ記憶部に記憶される部品接続データに基づいて構成部品毎に印加電圧を算出し、前記回路データ記憶部に記憶される部品定格値データに基づいて構成部品毎に定格電圧に対する印加電圧の割合を電圧割合として算出し、前記電圧割合が所定の割合閾値より大きい構成部品を負荷部品として判定し、判定した負荷部品を示す負荷部品データを出力する負荷部品判定部と
    を備えることを特徴とする回路改善装置。
  12. 特定の回路を構成する複数の構成部品であって電源電圧を含む複数の構成部品のうち他の構成部品に接続する接続元の構成部品と接続元の構成部品が接続する接続先の構成部品とを対応付けて示す部品接続データと、構成部品毎に構成部品と構成部品の定格電圧とを対応付けて示す部品定格値データとを記憶する回路データ記憶部を備える回路改善装置の回路改善方法であって、
    負荷部品判定部が、前記回路データ記憶部に記憶される部品接続データに基づいて構成部品毎に印加電圧を算出し、前記回路データ記憶部に記憶される部品定格値データに基づいて構成部品毎に定格電圧に対する印加電圧の割合を電圧割合として算出し、前記電圧割合が所定の割合閾値より大きい構成部品を負荷部品として判定し、判定した負荷部品を示す負荷部品データを出力する
    ことを特徴とする回路改善装置の回路改善方法。
  13. 特定の回路を構成する複数の構成部品であって電源電圧を含む複数の構成部品のうち他の構成部品に接続する接続元の構成部品と接続元の構成部品が接続する接続先の構成部品とを対応付けて示す部品接続データと、構成部品毎に構成部品と構成部品の定格電圧とを対応付けて示す部品定格値データとを記憶する回路データ記憶部を備える回路改善装置を機能させる回路改善プログラムであって、
    前記回路データ記憶部に記憶される部品接続データに基づいて構成部品毎に印加電圧を算出し、前記回路データ記憶部に記憶される部品定格値データに基づいて構成部品毎に定格電圧に対する印加電圧の割合を電圧割合として算出し、前記電圧割合が所定の割合閾値より大きい構成部品を負荷部品として判定し、判定した負荷部品を示す負荷部品データを出力する負荷部品判定部として回路改善装置を機能させる
    ことを特徴とする回路改善プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023248408A1 (ja) * 2022-06-23 2023-12-28 三菱電機株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

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