JP2012235340A - 無線基地局装置、ユーザ端末装置、無線通信システム、及び無線通信方法 - Google Patents

無線基地局装置、ユーザ端末装置、無線通信システム、及び無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】同一の無線リソースに多重されるユーザ端末数がさらに増加する場合にも無線リソースの利用効率の向上効果を十分に発揮可能な無線基地局装置を提供すること。
【解決手段】時分割された下り制御チャネル用の第1リソース領域と下りデータチャネル用の第2リソース領域とを用いて通信を行う無線基地局装置であって、前記第1リソース領域のOFDMシンボル数を通知する第1通知信号、及び前記第2リソース領域の一部を周波数分割して得られる第3リソース領域の時間方向の開始位置を通知する第2通知信号を生成する生成部(307、308)と、前記第1リソース領域に第1通知信号を多重し、前記第3リソース領域に第2通知信号を多重する多重部(312)と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図12

Description

本発明は、セルラーシステム等に適用可能な無線基地局装置、ユーザ端末装置、無線通信システム、及び無線通信方法に関する。
現在、3GPP(Third Generation Partnership Project)では、LTE(Long Term Evolution)Release 8仕様(以下、LTE又はRel.8という)の発展形無線インターフェースであるLTE-advanced(以下、LTE Release 10仕様以降の仕様を総称して「LTE−A」という)の標準化が進められている。LTE-Aは、LTEとのバックワードコンパチビリティを保ちつつ、LTEよりもさらに高いシステム性能の実現を目指している。
LTEでは、周波数利用効率を向上させる無線通信技術としてMIMO(Multi Input Multi Output)技術が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。MIMO技術においては送受信機に複数の送信/受信アンテナが設けられ、異なる送信アンテナから同時に異なる情報系列が送信される。一方、受信機側では、送信/受信アンテナ間で異なるフェージング変動が生じることを利用して、同時に送信された情報系列を分離して検出する。このように、MIMO技術では、同一周波数及び同一時間で異なる情報系列を送受信することにより、周波数利用効率を向上可能である。
MIMO技術として、複数の送信アンテナから単一のユーザに対する情報系列が同時に送信されるシングルユーザMIMO(SU−MIMO(Single User MIMO))伝送と、複数の送信アンテナから複数のユーザに対する情報系列が同時に送信されるマルチユーザMIMO(MU−MIMO(Multiple User MIMO))伝送とが規定されている。下りリンクにおけるMU−MIMO伝送では、無線基地局装置に設けられた複数の送信アンテナから複数のユーザ端末装置に対する異なる情報系列が、同一周波数及び同一時間で送信される。このように、MU−MIMO伝送では、同一の無線リソース(周波数及び時間)に多重されるユーザ端末数を増加させることができるので、無線リソースの利用効率を向上させることができる。
ところで、LTEの後継システム(例えば、Rel.9、Rel.10)では、上述のMU−MIMO伝送を、Hetnet(Heterogeneous network)やCoMP(Coordinated Multi-Point)伝送に適用することが検討されている。このため、将来のシステムでは、同一の無線リソースに多重されるユーザ端末数がさらに増加することが想定される。しかしながら、従来の無線リソースの割当て方法では、同一の無線リソースに多重されるユーザ端末数を増加させることによる無線リソースの利用効率の向上効果を十分に発揮できないおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、同一の無線リソースに多重されるユーザ端末数がさらに増加する場合にも無線リソースの利用効率の向上効果を十分に発揮可能な無線基地局装置、ユーザ端末装置、無線通信システム及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の無線基地局装置は、時分割された下り制御チャネル用の第1リソース領域と下りデータチャネル用の第2リソース領域とを用いて通信を行う無線基地局装置であって、前記第1リソース領域のOFDMシンボル数を通知する第1通知信号、及び前記第2リソース領域の一部を周波数分割して得られる第3リソース領域の時間方向の開始位置を通知する第2通知信号を生成する生成部と、前記第1リソース領域に前記第1通知信号を多重し、前記第3リソース領域に前記第2通知信号を多重する多重部と、を備えたことを特徴とする。
本発明のユーザ端末装置は、時分割された下り制御チャネル用の第1リソース領域と下りデータチャネル用の第2リソース領域とを用いて通信を行うユーザ端末装置であって、前記第1リソース領域のOFDMシンボル数を通知する第1通知信号、及び前記第2リソース領域の一部を周波数分割して得られる第3リソース領域の時間方向の開始位置を通知する第2通知信号を復調すると共に、復調された前記第1通知信号及び前記第2通知信号に基づいて下り制御信号を復調する復調部を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、同一の無線リソースに多重されるユーザ端末数がさらに増加する場合にも無線リソースの利用効率の向上効果を十分に発揮可能な無線基地局装置、ユーザ端末装置、無線通信システム、及び無線通信方法を提供できる。
MU−MIMO伝送が適用される無線通信システムを示す概略図である。 MU−MIMO伝送が適用されるサブフレームの一例を示す図である。 PDSCH及びPDCCHが時間分割多重及び周波数分割多重される様子を示す図である。 下りリンク物理チャネルにおけるPDCCH領域を説明するための図である。 PDSCH用の時間領域において周波数分割多重されたPDCCHが送信される時間領域(拡張PDCCH領域)について説明するための図である。 拡張PDCCH領域の開始位置を通知する通知信号(拡張PCFICH)を割り当てる第1態様について説明するための図である。 拡張PDCCH領域の開始位置を通知する通知信号(拡張PCFICH)を割り当てる第2態様について説明するための図である。 拡張PDCCH領域の開始位置を通知する通知信号(拡張PCFICH)を割り当てる第3態様について説明するための図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの構成を示す模式図である。 本実施の形態に係る無線基地局装置の構成について説明するためのブロック図である。 本実施の形態に係るユーザ端末装置の構成について説明するためのブロック図である。 本実施の形態に係る無線基地局装置が有するベースバンド信号処理部及び一部の上位レイヤの機能ブロック図である。 本実施の形態に係るユーザ端末装置が有するベースバンド信号処理部の機能ブロック図である。
図1は、MU−MIMO伝送が適用される無線通信システムの概略図である。図1に示す無線通信システムは、無線基地局装置eNB(eNodeB)のカバレッジエリア内に、局所的なカバレッジエリアを有する小型基地局装置RRH(Remote Radio Head)が設けられた階層型の構成を有している。このような無線通信システムにおける下りリンクのMU−MIMO伝送では、無線基地局装置eNBの複数のアンテナから複数のユーザ端末装置UE(User Equipment)#1及び#2に対するデータが同一時間及び同一周波数で送信される。さらに、小型基地局装置RRHの複数のアンテナから複数のユーザ端末装置UE#3及び#4に対するデータを同一時間及び同一周波数で送信することも可能である。
図2は、下りリンクのMU−MIMO伝送が適用されるサブフレームの一例を示す図である。図2に示すように、MU−MIMO伝送が適用される無線通信システムでは、各サブフレームに下り制御チャネル(PDCCH)用の時間領域(以下、PDCCH領域)と、下り共有チャネル(PDSCH)用の時間領域(以下、PDSCH領域)とが設けられる。PDCCH領域に対しては、PDSCH領域に割り当てられたユーザ端末装置UE#1〜#4に対する下り制御情報(DCI)がマッピングされる。
上述のように、MU−MIMO伝送においては、同一時間及び同一周波数で複数のユーザ端末装置UEに対するデータを送信可能である。このため、図2のPDSCH領域において、ユーザ端末装置UE#1に対するデータと同一の周波数領域にユーザ端末装置UE#5に対するデータを多重することも考えられる。同様に、ユーザ端末装置UE#4に対するデータと同一の周波数領域にユーザ端末装置UE#6に対するデータを多重することも考えられる。
しかしながら、図2のPDCCH領域には、ユーザ端末装置UE#5及び#6に対する下り制御情報(DCI)をマッピング可能な空き領域がない。このため、PDCCH領域の不足により、PDSCH領域に多重されるユーザ端末装置UEの数が制限されてしまう。この結果、MU−MIMO伝送によるスループットの向上効果を十分に得られないことが想定される。そこで、例えば、下り制御情報(DCI)を伝送するPDCCHの割り当て領域を拡張してPDCCHの割り当て領域の不足を解消し、MU−MIMO伝送によるスループットの向上効果の低下を防止することが考えられる。
PDCCH領域の拡張方法としては、これまでサブフレーム先頭から最大で3OFDMシンボルであったPDCCH領域を、4OFDMシンボル以上に拡張する方法(時分割アプローチ)や、PDSCH領域の一部を周波数分割して新たにPDCCHの割り当て領域として用いる方法(周波数分割アプローチ)が考えられる。後者の周波数分割アプローチでは、ユーザ固有の参照信号(DM−RS)を用いて復調を行うことでユーザ毎にビームフォーミングできるので十分な受信品質が得られる。このため、アグリゲーションレベルを下げることができ、PDCCHの領域不足の解消に特に有効である。
ところが、周波数分割アプローチによりPDSCH領域を周波数分割してPDCCHの割り当て領域を拡張したとしても、ユーザ端末装置UEは、PDSCH領域においてPDCCHが周波数分割多重された無線リソース(OFDMシンボル)を特定できず、当該PDCCHを受信できない。本発明者らは、このように、PDSCH領域を周波数分割してPDCCHの割り当て領域を拡張したとしても、ユーザ端末装置UEは、PDSCH領域内の無線リソース(OFDMシンボル)に周波数分割多重されたPDCCHを受信できない点に着目し、本発明をするに至った。
図3は、PDSCH及びPDCCHが時間分割多重及び周波数分割多重される様子を示す図である。本発明に係る無線通信システムおいては、図3に示すように、PDCCH領域とPDSCH領域とを有するサブフレームが用いられる。無線基地局装置eNBは、PDSCH領域の一部のリソース領域において、PDSCHとPDCCHとを周波数分割多重する。また、無線基地局装置eNBは、PDCCHが周波数分割多重される上記一部のリソース領域の時間方向の開始位置をユーザ端末装置UEに通知する。ユーザ端末装置UEは、通知された時間方向の開始位置に基づいて、周波数分割多重されたPDCCHを受信する。
本発明に係る無線通信システムにおいては、上記PDSCH領域においてPDSCHとPDCCHとが周波数分割多重される。このため、上記PDCCH領域に加えて、PDSCH領域の一部のリソース領域において所定の周波数領域にPDCCHを割り当てることができる。この結果、同一の無線リソースに多重されるユーザ端末数がさらに増加する場合にも無線リソースの利用効率の向上効果を十分に発揮可能となる。
このように、所定の周波数領域にPDCCHを割り当てた場合、ユーザ端末装置UEが復調できるように多重開始位置をユーザ端末装置UEに通知する必要がある。本発明に係る無線通信システムにおいては、無線基地局装置eNBが、PDCCHが周波数分割多重される上記一部のリソース領域の時間方向の開始位置を後述するようにしてユーザ端末装置UEに通知する。このため、ユーザ端末装置UEは、PDSCH領域においてPDCCHとPDSCHとが周波数分割多重される無線リソース(OFDMシンボル)の開始位置を特定できる。これにより、PDSCH領域を周波数分割してPDCCHの割り当て領域を拡張する場合に、ユーザ端末が、PDSCH領域の無線リソースに周波数分割多重されたPDCCHを復調できる。
以下、本発明の無線通信システムについて説明する。
本発明の無線通信システムにおいて、無線基地局装置eNBは、PDSCH領域においてPDCCHが割り当てられるリソース領域(以下、拡張PDCCH領域)の時間方向の開始位置をユーザ端末装置に通知する。ユーザ端末装置UEは、通知された開始位置情報を取得し、拡張PDCCH領域に多重されるPDCCH(以下、拡張PDCCH;Enhanced PDCCH、UE−PDCCHなどと呼んでも良い)を受信する。すなわち、本発明の無線通信システムでは、拡張PDCCH領域の時間方向の開始位置を通知する通知信号として拡張PDCCH領域用の新たなCFI(Control Format Indicator)を含む新たなPCFICH(以下、拡張PCFICH)(第2通知信号)を定義する。
図4は、下りリンク物理チャネルにおけるPDCCH領域を説明するための図である。図4に示すように、各サブフレームは、14OFDMシンボル(1ms)で構成されている。PDCCH用のリソース領域であるPDCCH領域は、各サブフレームの先頭から最大3OFDMシンボルで構成される。PDSCH用のリソース領域であるPDSCH領域は、PDCCH領域を構成するOFDMシンボルを除いた残りのOFDMシンボルで構成される。
図4に示すように、各サブフレームにおいてPDCCH領域を構成するOFDMシンボル数は可変となっている。例えば、図4において、サブフレーム#1のPDCCH領域は先頭1OFDMシンボルで構成され、サブフレーム#2のPDCCH領域は先頭3OFDMシンボルで構成され、サブフレーム#3のPDCCH領域は先頭2OFDMシンボルで構成される。各サブフレームにおいてPDCCH領域を構成するOFDMシンボル数は、CFI(Control Format Indicator)によって特定される。CFIは、制御チャネル領域を構成する先頭OFDMシンボル数を示す2ビットの情報(例えば、1〜3を識別可能な2ビットの情報)であり、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)(第1通知信号)で送信される。CFIを含むPCFICHは、各サブフレームの先頭OFDMシンボルに割り当てられる。
図5は、拡張PDCCH領域について説明するための図である。図5Aは、PDCCH領域が先頭3OFDMシンボルで構成される場合(すなわちCFI=3の場合)の拡張PDCCH領域の例を示し、図5Bは、PDCCH領域が先頭2OFDMシンボルで構成される場合(すなわちCFI=2の場合)の拡張PDCCH領域の例を示す。図5A及び図5Bは、時間方向に連続する14OFDMシンボルを含む1サブフレーム、周波数方向に連続する12サブキャリアを含む1リソースブロックを示している。図5A及び図5Bに示すように、PDCCHは、PDCCH領域に加え、PDSCH領域の周波数方向端から第1番目〜第3番目のサブキャリアで構成される拡張PDCCH領域にも割り当てられる。すなわち、PDSCH領域には、PDCCHとPDSCHとが周波数分割多重される。
(第1態様)
図6は、下りリンク信号において拡張PDCCH及び拡張PCFICHを割り当てる第1態様について説明するための図である。図6右側のリソース図は、時間方向に連続する14OFDMシンボルを含む1サブフレーム、周波数方向に連続する12サブキャリアを含む1リソースブロックを示している。
図6に示す拡張PDCCH領域通知用の新たなCFI(以下、拡張CFI)は、拡張PDCCH領域の時間方向の開始位置となるOFDMシンボルを示す2ビットの情報であり、無線基地局装置の拡張CFI生成部において生成される。PDCCH領域が先頭1OFDMシンボルで構成される場合、拡張PDCCH領域の開始位置はサブフレーム先頭から第2番目のOFDMシンボル(第2OFDMシンボル)となる。この場合、拡張CFIには第2OFDMシンボルを示す値が設定される。PDCCH領域が先頭2OFDMシンボルで構成される場合、拡張PDCCH領域の開始位置はサブフレーム先頭から第3番目のOFDMシンボル(第3OFDMシンボル)となる。この場合、拡張CFIには第3OFDMシンボルを示す値が設定される。PDCCH領域が先頭3OFDMシンボルで構成される場合、拡張PDCCH領域の開始位置はサブフレーム先頭から第4番目のOFDMシンボル(第4OFDMシンボル)となる。この場合、拡張CFIには第4OFDMシンボルを示す値が設定される。なお、ここでは、拡張PDCCH領域の開始位置がPDCCH領域の直後である場合を例示しているが、拡張PDCCH領域の開始位置はPDCCH領域の直後でなくとも良い。また、拡張CFIの情報量は2ビットより大きくても良い。
図6に示すように、拡張CFIは、符号化・レピティション(Simplex coding及びRepetition coding)により冗長性を付与され16シンボル(32ビット)の系列に変換された後、変調され、サブフレーム先頭から第4番目以降のOFDMシンボルを含む所定領域(以下、拡張PCFICH領域)に割り当てられる。拡張CFIを含む拡張PCFICHは、16シンボルの系列を4つのリソースエレメントグループ(REG)に分けたREG単位でシステム帯域に配置される。拡張PCFICHは、計16リソースエレメント(RE)を用いて送信される。各REGは、例えば図6に示すように、システム帯域に均等に配置される(図6では6リソースブロックごと)。このように拡張PCFICHをシステム帯域に均等に配置することで、周波数ダイバーシティにより大きな信号利得を得ることが可能になる。
拡張PCFICHが割り当てられる拡張PCFICH領域は、サブフレームの第4OFDMシンボルに設けられている。また、拡張PCFICHを構成する各REGの4つのシンボルは、同一リソースブロック内において時間が同じ(第4OFDMシンボル)で周波数が異なる4つのリソースエレメントに割り当てられている。言い換えれば、拡張PCFICHを構成する各REGの4つのシンボルは、同一の単位リソース領域(1サブフレーム、1リソースブロックで示される領域)において時間が同じ(第4OFDMシンボル)で周波数が異なる4つのリソースエレメントに割り当てられている。
このように、拡張PCFICH領域をサブフレームの第4ODFMシンボルに設けることで、PDCCHの割り当て可能性のある第1〜第3OFDMシンボルを避けて拡張PCFICHを割り当てることができる。ただし、拡張PCFICH領域の配置はこれに限られない。拡張PCFICH領域は、PDCCHが割り当てられるOFDMシンボルより後のOFDMシンボルに設けられれば良い。すなわち、拡張PCFICH領域は、サブフレームの第4OFDMシンボル以降に配置されれば良い。
図6右側のリソース図において、PDCCH領域は先頭2OFDMシンボルで構成され、PDSCH領域は、先頭3OFDMシンボル以降の時間領域で構成されている。拡張PDCCH領域は、PDSCH領域において周波数方向に連続する6サブキャリアの周波数領域で構成されている。PDCCHは、PDCCH領域内の参照信号(CRS)の割り当て領域、PCFICHの割り当て領域などを除く領域に割り当てられている。拡張PDCCHは、拡張PDCCH領域内の参照信号(CSI−RS、DM−RS)の割り当て領域、拡張PCFICH領域などを除く領域に割り当てられている。PDSCHは、PDSCH領域内の参照信号(DM−RS)の割り当て領域、拡張PDCCH領域などを除く領域に割り当てられている。
なお、拡張PDCCH領域を設ける場合にも、PDCCH領域を構成する先頭OFDMシンボル数をユーザ端末装置に通知する必要がある。このため、各サブフレームの制御チャネル領域の先頭OFDMシンボルにはCFIを含むPCFICHが割り当てられる。つまり、本発明の無線通信方法では、PCFICH及び拡張PCFICHが、共に下りリンクのリソース領域に割り当てられる。
無線基地局装置が上述した下りリンク信号を送信すると、ユーザ端末装置はこれを受信して拡張PCFICHを復調する。拡張PCFICHに含まれる拡張CFIは、拡張PDCCH領域の時間方向の開始位置であるOFDMシンボルを示している。このため、ユーザ端末装置は、拡張PCFICHが含む拡張CFIから拡張PDCCHの開始位置を特定し、自端末装置宛てのDCIを取得することができる。
上述したように、拡張PCFICHはサブフレームの第4OFDMシンボル、又はそれ以降のOFDMシンボルに割り当てられている。このため、例えば図6右側のリソース図に示すように拡張PDCCH領域の開始位置がサブフレームの第3OFDMシンボル以前の場合、拡張PCFICHを受信するタイミングでは既に拡張PDCCH領域が開始されている。このため、ユーザ端末装置は、拡張PDCCH領域の開始位置が拡張PCFICHの受信タイミングより前である場合、拡張PDCCH領域の開始位置まで遡って拡張PDCCHを読み出す。つまり、ユーザ端末装置は、拡張PCFICHの受信タイミングより前のリソース情報を記憶部に記憶している。
(第2態様)
図7は、下りリンク信号において拡張PDCCH及び拡張PCFICHを割り当てる第2態様について説明するための図である。図7右側のリソース図は、時間方向に14OFDMシンボルを含む1サブフレーム、周波数方向に12サブキャリアを含む1リソースブロックを示している。
図7に示す場合も、拡張PCFICHはシステム帯域に分散するよう割り当てられる。具体的には、図7において拡張PCFICHを構成する4つのREGはシステム帯域の6リソースブロックごとに分散して配置されている。また、各REGは、複数のリソースブロックにおいて第4OFDMシンボル以降の異なるOFDMシンボルに割り当てられている。言い換えれば、各REGは、複数の単位リソース領域(1サブフレーム、1リソースブロックで示される領域)において、サブフレームの先頭から第4番目以降の異なるOFDMシンボルに割り当てられている。
より具体的には、第1のREGに対応する拡張PCFICH領域はサブフレームの第4OFDMシンボルに設けられている。第2のREGに対応する拡張PCFICH領域はサブフレームの第5OFDMシンボルに設けられている。第3のREGに対応する拡張PCFICH領域はサブフレームの第6OFDMシンボルに設けられている。第4のREGに対応する拡張PCFICH領域はサブフレームの第7OFDMシンボルに設けられている。
この場合も、ユーザ端末装置は、拡張PCFICH(拡張CFI)から拡張PDCCHの開始位置を特定し、自端末装置宛てのDCIを取得することができる。また、この場合、拡張PCFICHを異なる複数のシンボルに跨るように割り当てているため、周波数ダイバーシティ及び時間ダイバーシティによりさらに大きな信号利得を得ることが可能になる。
なお、拡張PCFICHの各REGは、複数のリソースブロックにおいて第4OFDMシンボル以降の異なるOFDMシンボルに割り当てられていれば、第4〜第7OFDMシンボルのように連続するOFDMシンボルに割り当てられていなくとも良い。また、時間的に異なる2以上のOFDMシンボルに割り当てられていれば、全てのREGが時間的に異なるOFDMシンボルに割り当てられていなくとも良い。
(第3態様)
図8は、下りリンク信号において拡張PDCCH及び拡張PCFICHを割り当てる第3態様について説明するための図である。図8のリソース図は、時間方向に14OFDMシンボルを含む1サブフレーム、周波数方向に12サブキャリアを含む1リソースブロックを示している。
図8に示す場合も、拡張PCFICHはシステム帯域に分散するよう割り当てられる。図8に示す場合、拡張PCFICHを構成する各REGの4つのシンボルは、同一リソースブロック内において時間と周波数とが異なる4つのリソースエレメントに割り当てられている。言い換えれば、拡張PCFICHを構成する各REGの4つのシンボルは、同一の単位リソース領域(1サブフレーム、1リソースブロックで示される領域)において、時間と周波数とが異なる4つのリソースエレメントに割り当てられている。
より具体的には、第1のシンボルに対応する拡張PCFICH領域は、第4OFDMシンボル、第1サブキャリアに相当するリソースエレメントに設けられている。第2のシンボルに対応する拡張PCFICH領域は、第5OFDMシンボル、第2サブキャリアに相当するリソースエレメントに設けられている。第3のシンボルに対応する拡張PCFICH領域は、第6OFDMシンボル、第3サブキャリアに相当するリソースエレメントに設けられている。第4のシンボルに対応する拡張PCFICH領域は、第7OFDMシンボル、第4サブキャリアに相当するリソースエレメントに設けられている。
この場合も、ユーザ端末装置は、拡張PCFICH(拡張CFI)から拡張PDCCHの開始位置を特定し、自端末装置宛てのDCIを取得することができる。また、この場合、拡張PCFICHを異なるシンボル、異なるサブキャリアに跨るように割り当てているため、周波数ダイバーシティ及び時間ダイバーシティによりさらに大きな信号利得を得ることが可能になる。
なお、拡張PCFICHを構成する各シンボルは、同一リソースブロックにおいて第4OFDMシンボル以降の異なるOFDMシンボルに割り当てられていれば、第4〜第7OFDMシンボルのように連続するOFDMシンボルに割り当てられていなくとも良い。また、2以上の異なるOFDMシンボルに割り当てられていれば、拡張PCFICHを構成する全てのシンボルが異なるOFDMシンボルに割り当てられていなくとも良い。また、拡張PCFICHを構成する各シンボルは、異なる2以上のサブキャリアに割り当てられていれば、連続するサブキャリアに割り当てられていなくとも良い。また、拡張PCFICHを構成する全てのシンボルが異なるサブキャリアに割り当てられていなくとも良い。
このように、拡張PCFICHの割り当ての第1態様では、無線基地局装置の拡張CFI生成部において生成された拡張CFIを含む拡張PCFICHが、サブフレームの先頭から第4番目(又はそれ以降)のOFDMシンボルに割り当てられる。ユーザ端末装置は拡張PCFICHを復調して拡張PDCCHの割り当て開始位置を特定し、拡張PDCCHを復調してDCIを取得する。これにより、下り制御チャネル用の割り当て領域を拡張した拡張PDCCHを用いた通信が可能になる。
また、拡張PCFICHの割り当ての第2態様では、拡張PCFICHの各REGが、複数のリソースブロックにおいて第4番目以降の異なるOFDMシンボルに割り当てられる。ユーザ端末装置は拡張PCFICHを復調して拡張PDCCHの割り当て開始位置を特定し、拡張PDCCHを復調してDCIを取得する。これにより、下り制御チャネル用の割り当て領域を拡張した拡張PDCCHを用いた通信が可能になる。
また、拡張PCFICHの割り当ての第3態様では、拡張PCFICHを構成する各REGの複数のシンボルが、同一リソースブロック内において時間と周波数とが異なる複数のリソースエレメント(サブフレームの先頭から第4番目以降)に割り当てられる。ユーザ端末装置は拡張PCFICHを復調して拡張PDCCHの割り当て開始位置を特定し、拡張PDCCHを復調してDCIを取得する。これにより、下り制御チャネル用の割り当て領域を拡張した拡張PDCCHを用いた通信が可能になる。
なお、上述した第1態様〜第3態様は、適切に組み合わせて用いることが可能である。
以下、本実施の形態に係る無線通信システムについて詳細に説明する。図9は、本実施の形態に係る無線通信システム1の構成を示す模式図である。なお、図9に示す無線通信システム1は、LTE−Aをサポートしている。
図9に示すように、移動通信システム1は、無線基地局装置20と、無線基地局装置20と通信する複数のユーザ端末装置10(10、10、10、・・・10、nはn>0の整数)とを含んで構成されている。無線基地局装置20は、上位局装置30と接続され、この上位局装置30は、コアネットワーク40と接続される。ユーザ端末装置10は、セル50において無線基地局装置20と通信を行うことができる。
なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。上位局装置30はコアネットワーク40に包含されても良い。
各ユーザ端末装置(10、10、10、・・・10)は、特段の断りがない限りLTE−A端末装置であるが、LTE端末装置を含むこともできる。また、説明の便宜上、無線基地局装置20と無線通信するのはユーザ端末装置10であるものとして説明するが、より一般的にはユーザ端末装置も固定端末装置も含むユーザ装置でよい。
移動通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用される。一方、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)及びクラスタ化DFT拡散OFDMが適用される。
OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域を端末装置毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末装置が互いに異なる帯域を用いることで、端末装置間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。クラスタ化DFT拡散OFDMは、非連続的なクラスタ化されたサブキャリアのグループ(クラスタ)を1台のユーザ端末装置UEに割り当て、各クラスタに離散フーリエ変換拡散OFDMを適用することにより、アップリンクの多元接続を実現する方式である。
ここで、LTE−Aで規定される通信チャネル構成について説明する。下りリンクについては、各ユーザ端末装置10で共有されるPDSCHと、下りL1/L2制御チャネル(PDCCH、PCFICH、PHICH)とが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータ(上位レイヤの制御信号を含む)、すなわち、通常のデータ信号が伝送される。送信データは、このユーザデータに含まれる。なお、無線基地局装置20でユーザ端末装置10に割り当てた基本周波数ブロック(CC)やスケジューリング情報は、下りリンク制御チャネルによりユーザ端末装置10に通知される。
上位制御信号は、キャリアアグリゲーション数の追加/削減、各コンポーネントキャリアにおいて適用される上りリンクの無線アクセス方式(SC−FDMA/クラスタ化DFT拡散OFDM)をユーザ端末装置10に対して通知するRRCシグナリングを含む。また、ユーザ端末装置10において無線基地局装置20から通知される情報に基づいてサーチスペースの開始位置を制御する場合には、RRCシグナリングによりユーザ端末装置10に対してサーチスペースの開始位置を決定する制御式に関する情報(例えば、定数K等)を通知する構成としてもよい。この際、RRCシグナリングにより基本周波数ブロック固有のオフセット値nCCを同時に通知する構成としてもよい。
上りリンクについては、各ユーザ端末装置10で共有して使用されるPUSCHと、上りリンクの制御チャネルであるPUCCHとが用いられる。このPUSCHにより、ユーザデータが伝送される。PUCCHにより、下りリンクのCSI(CQI/PMI/RI)、ACK/NACK等が伝送される。また、SC−FDMAにおいてサブフレーム内周波数ホッピングが適用される。
図10は、本実施の形態に係る無線基地局装置20の構成について説明するためのブロック図である。無線基地局装置20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201a、201bと、アンプ部202a、202bと、送受信部203a、203bと、ベースバンド信号処理部204と、呼処理部205と、伝送路インターフェース206とを備えている。
無線基地局装置20からユーザ端末装置10へ下りリンクで送信されるユーザデータは、無線基地局装置20の上位局装置30から伝送路インターフェース206を介してベースバンド信号処理部204に入力される。
ベースバンド信号処理部204は、シーケンス番号付与等のPDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理を行う。
ベースバンド信号処理部204は、ユーザ端末装置10に対してセル50における無線通信のための制御情報を報知チャネルで通知する。セル50における通信のための報知情報には、例えば、上りリンク又は下りリンクにおけるシステム帯域幅、ユーザ端末装置10に割り当てたリソースブロック情報、ユーザ端末装置10におけるプリコーディングのためのプリコーディング情報、PRACH(Physical Random Access CHannel)におけるランダムアクセスプリアンブルの信号を生成するためのルート系列の識別情報(Root Sequence Index)等が含まれる。
送受信部203a、203bは、ベースバンド信号処理部204からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に周波数変換処理する。無線周波数信号は、アンプ部202a、202bで増幅されて送受信アンテナ201a、201bへ出力される。
無線基地局装置20は、ユーザ端末装置10が送信した送信波を送受信アンテナ201a、201bで受信する。送受信アンテナ201a、201bで受信された無線周波数信号がアンプ部202a、202bで増幅され、送受信部203a、203bで周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部204に入力される。
ベースバンド信号処理部204は、上りリンク伝送で受信したベースバンド信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理を行う。復号された信号は伝送路インターフェース206を介して上位局装置30に転送される。
呼処理部205は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局装置20の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
図11は、本実施の形態に係るユーザ端末装置10の構成について説明するためのブロック図である。ユーザ端末装置10は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ101a、101bと、アンプ部102a、102bと、送受信部103a、103bと、ベースバンド信号処理部104と、アプリケーション部105とを備えている。
送受信アンテナ101a、101bで受信した無線周波数信号がアンプ部102a、102bで増幅され、送受信部103a、103bで周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部104でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされる。この下りリンクのデータの内、下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部105に転送される。アプリケーション部105は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理等を行う。また、下りリンクのデータの内、報知情報も、アプリケーション部105に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータは、アプリケーション部105からベースバンド信号処理部104に入力される。ベースバンド信号処理部104は、再送制御(HARQ(Hybrid ARQ))の送信処理や、チャネル符号化、プリコーディング、DFT処理、IFFT処理等を行う。送受信部103は、ベースバンド信号処理部104から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部102a、102bは、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101a、101bより送信する。
図12は、本実施の形態に係る無線基地局装置20が有するベースバンド信号処理部204及び一部の上位レイヤの機能ブロック図であり、主にベースバンド信号処理部204は送信処理部の機能ブロックを示している。図12には、M個のコンポーネントキャリア(CC#1〜CC#M)数に対応可能な基地局構成が例示されている。無線基地局装置20の配下となるユーザ端末装置10に対する送信データが上位局装置30から無線基地局装置20に対して転送される。
制御情報生成部300は、ハイヤーレイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)により送受信される上位制御信号を生成する。上位制御信号には、クロスキャリアスケジューリングにより異なるコンポーネントキャリアに割り当てられた下り共有チャネルの開始位置(例えば、「PDSCH Starting Positon」や「PDSCH-Start」)が含まれる。また、上位制御信号には、拡張PHICHが適用されているかを識別する識別情報(例えば、「PHICH Duration」)が含まれる。
データ生成部301は、上位局装置30から転送された送信データをユーザ別にユーザデータとして出力する。コンポーネントキャリア選択部302は、ユーザ端末装置10との無線通信に割り当てられるコンポーネントキャリアをユーザ毎に選択する。コンポーネントキャリア選択部302においてユーザ毎に設定されたコンポーネントキャリアの割当て情報にしたがって、該当するコンポーネントキャリアのチャネル符号化部303へ上位制御信号及び送信データが振り分けられる。
スケジューリング部310は、各コンポーネントキャリアにおけるリソース割り当てを制御している。スケジューリング部310は、上位局装置30から送信データ及び再送指示が入力されると共に、上りリンクの受信信号を測定した受信部からチャネル推定値やリソースブロックのCQIが入力される。
また、スケジューリング部310は、上位局装置30から入力された再送指示、チャネル推定値及びCQIを参照しながら、各ユーザ端末装置10に対する下り制御情報のスケジューリングを行う。移動通信における伝搬路の状態は、周波数選択性フェージングにより周波数ごとに異なる。そこで、データ送信時に、ユーザ端末装置10に対してサブフレーム毎に通信品質の良好なリソースブロックを割り当てる(適応周波数スケジューリングと呼ばれる)。適応周波数スケジューリングでは、各リソースブロックに対して伝搬路品質の良好なユーザ端末装置10を選択して割り当てる。そのため、スケジューリング部310は、各ユーザ端末装置10からフィードバックされるリソースブロック毎のCQIを用いてスループットの改善が期待されるリソースブロックを割り当てる。
また、スケジューリング部310は、下り制御情報を上記PDCCH領域で送信するか、上記PDSCH領域でPDSCHと多重して送信するかを決定する。また、スケジューリング部310は、PDSCH領域で送信される下り制御情報について、適応周波数スケジューリングによってサブフレーム毎に通信品質の良好なリソースブロック(マッピング位置)を指示する。このため、スケジューリング部310は、各ユーザ端末装置10からフィードバックされるリソースブロック毎のCQIを用いてリソースブロック(マッピング位置)を指示する。
また、スケジューリング部310は、ユーザ端末装置10との間の伝搬路状況に応じてCCEアグリゲーション数を制御する。セル端ユーザに対してはCCEアグリゲーション数を上げることになる。また、割り当てたリソースブロックで所定のブロック誤り率を満たすMCS(符号化率、変調方式)を決定する。スケジューリング部310が決定したMCS(符号化率、変調方式)を満足するパラメータがチャネル符号化部303、309、変調部304、310に設定される。
ベースバンド信号処理部204は、1コンポーネントキャリア内での最大ユーザ多重数Nに対応したチャネル符号化部303、変調部304、マッピング部305を備えている。チャネル符号化部303は、データ生成部301から出力されるユーザデータ(一部の上位制御信号を含む)をユーザ毎にチャネル符号化する。変調部304は、チャネル符号化されたユーザデータをユーザ毎に変調する。マッピング部305は、変調されたユーザデータをPDSCH領域の無線リソースにマッピングする。
また、ベースバンド信号処理部204は、下り制御情報を生成する下り制御情報生成部306を備えている。下り制御情報生成部306は、PDCCHで送信される下り制御情報をユーザ端末装置10毎に生成する。下り制御情報には、PDSCHの割り当て情報(DLグラント)、PUSCHの割り当て情報(ULグラント)などが含まれる。PUSCHの割り当て情報(ULグラント)は、例えば、DCIフォーマット0/4などのDCIフォーマットを用いて、PDSCHの割り当て情報(DLグラント)は、例えば、DCIフォーマット1AなどのDCIフォーマットを用いて生成される。クロスキャリアスケジューリングが行なわれる場合、各DCIフォーマットには、クロスキャリアCCを識別する識別フィールド(CIF)が付加される。
また、ベースバンド信号処理部204は、CFIを生成するCFI生成部307を備える。上述したように、CFIは、各サブフレームのPDCCH領域を構成するOFDMシンボル数を示す。CFI値は、ユーザ端末装置10における下り信号の受信品質等に基づいて、1〜3の間で変更される。
また、ベースバンド信号処理部204は、拡張CFIを生成する拡張CFI生成部308を備える。上述したように、拡張CFIは、拡張PDCCH領域の時間方向の開始位置となるOFDMシンボルに対応するよう設定される。拡張CFI値は、ユーザ端末装置10における下り信号の受信品質等に基づいて設定される。
また、ベースバンド信号処理部204は、1コンポーネントキャリア内での最大ユーザ多重数Nに対応したチャネル符号化部309、変調部310を備えている。チャネル符号化部309は、下り制御情報生成部306で生成された下り制御情報をユーザ端末装置10毎にチャネル符号化するとともに、CFI生成部307で生成されるCFIと、拡張CFI生成部308で生成される拡張CFIとをチャネル符号化する。変調部309は、チャネル符号化された下り制御情報、CFI、及び拡張CFIを変調する。
セル固有参照信号生成部311は、セル固有参照信号(CRS:Cell-specific Reference Signal)を生成する。セル固有参照信号(CRS)は、上記PDCCH領域の無線リソースに多重されて送信される。また、ユーザ個別参照信号生成部317は、ユーザ個別の下り復調参照信号(DM−RS:Downlink Modulation Reference Signal)を生成する。ユーザ個別の下り復調参照信号(DM−RS)は、後述のプリコーディングウェイト乗算部318に出力され、上記PDSCH領域の無線リソースに多重されて送信される。
上記変調部310でユーザ毎に変調された下り制御情報は、制御チャネル多重部312で多重される。上述した第1態様では、図6に示すようにサブフレームの先頭1〜3シンボルにPDCCHが多重され、PDSCH領域の一部である拡張PDCCH領域にPDCCHが周波数分割多重されると共に、サブフレームの先頭OFDMシンボルにPCFICHが多重され、サブフレームの先頭から第4番目(又はそれ以降)のOFDMシンボルに拡張PCFICHが多重される。また、第2態様では、図7に示すようにサブフレームの先頭1〜3シンボルにPDCCHが多重され、PDSCH領域の一部である拡張PDCCH領域にPDCCHが周波数分割多重されると共に、サブフレームの先頭OFDMシンボルにPCFICHが多重され、複数のリソースブロックにおいて第4番目以降の異なるOFDMシンボルに拡張PCFICHが多重される。また、第3態様では、図8に示すようにサブフレームの先頭1〜3シンボルにPDCCHが多重され、PDSCH領域の一部である拡張PDCCH領域にPDCCHが周波数分割多重されると共に、サブフレームの先頭OFDMシンボルにPCFICHが多重され(図示せず)、同一リソースブロック内において時間と周波数とが異なる複数のリソースエレメント(サブフレームの先頭から第4番目以降)に拡張PCFICHが多重される。
PDCCH領域において送信される下り制御情報は、インタリーブ部313に出力され、インタリーブ部313でインタリーブされる。一方、PDSCH領域においてユーザデータと周波数分割多重して送信される下り制御情報は、マッピング部314に出力される。マッピング部314は、変調されたユーザデータをPDSCH領域の無線リソースにマッピングする。
マッピング部314から出力される下り制御情報及びマッピング部305から出力されるユーザデータは、プリコーディングウェイト乗算部318へ入力される。また、ユーザ個別参照信号生成部317で生成されたユーザ個別の下り復調参照信号(DM−RS)が、プリコーディングウェイト乗算部318へ入力される。プリコーディングウエイト乗算部318は、ユーザ個別の下り復調参照信号(DM−RS)に基づいて、複数のアンテナ毎に、サブキャリアにマッピングされた送信信号の位相及び/又は振幅を制御(シフト)する。プリコーディングウエイト乗算部318により位相及び/又は振幅シフトされた送信信号は、IFFT部315に入力される。
また、インタリーブ部313から出力される下り制御情報は、IFFT部315に入力される。また、セル固有参照信号生成部311で生成されたセル固有参照信号(CRS)が、IFFT部315に入力される。IFFT部315は、入力信号を逆高速フーリエ変換して周波数領域の信号から時系列の信号に変換する。サイクリックプレフィックス挿入部316は、下りチャネル信号の時系列信号にサイクリックプレフィックスを挿入する。なお、サイクリックプレフィックスは、マルチパス伝搬遅延の差を吸収するためのガードインターバルとして機能する。サイクリックプレフィックスが付加された送信データは、送受信部203に送出される。
図13は、ユーザ端末装置10が有するベースバンド信号処理部104の機能ブロック図である。なお、ユーザ端末装置10は、異なるコンポーネントキャリア(CC)の複数のサービングセルを用いて無線通信可能に構成されている。
無線基地局装置20から受信データとして受信された下り信号は、CP除去部401でCPが除去される。CPが除去された下り信号は、FFT部402へ入力される。FFT部402は、下り信号を高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)して時間領域の信号から周波数領域の信号に変換し、デマッピング部403へ入力する。デマッピング部403は、下り信号をデマッピングして、PDCCH領域で送信された下り制御情報(PCFICH及びPDCCH)と、PDSCH領域で送信されたユーザデータ(PDSCH)及び下り制御情報(拡張PCFICH及び拡張PDCCH)を取りだす。デマッピング部403で取り出された下り制御情報(PCFICH及びPDCCH)は、デインタリーブ部404でデインタリーブされる。
また、ベースバンド信号処理部104は、チャネル推定部405と、PCFICHを復調するPCFICH復調部406と、PDCCHを復調するPDCCH復調部407と、拡張PCFICHを復調する拡張PCFICH復調部408と、PDSCH領域で送信されたPDCCHを復調する拡張PDCCH復調部409と、PDSCHを復調するPDSCH復調部410と、を備えている。
チャネル推定部405は、セル固有参照信号(CRS)又はユーザ固有の下り復調参照信号(DM−RS)を用いてチャネル推定を行う。具体的には、チャネル推定部405は、PDCCH領域に多重されるセル固有参照信号(CRS)を用いて当該PDCCH領域におけるチャネル推定を行い、推定結果をPDCCH復調部407に出力する。一方、チャネル推定部405は、PDSCH領域に多重される下り復調参照信号(DM−RS)を用いて当該PDSCH領域におけるチャネル推定を行い、推定結果を拡張PCFICH復調部408、拡張PDCCH復調部409及びPDSCH復調部410に出力する。
PCFICH復調部406は、各サブフレームの先頭OFDMシンボルに多重されているPCFICHを復調して、PDCCH領域を構成するOFDMシンボル数を示すCFIを取得する。PCFICH復調部406は、取得したCFIをPDCCH復調部407に出力する。
PDCCH復調部407は、PCFICH復調部406から出力されたCFIに基づいて、各サブフレームのPDCCH領域を特定し、PDCCH領域に多重されたPDCCHを復調してブラインドデコーディングを行う。また、PDCCH復調部407は、ブラインドデコーディングにより自端末宛ての下り制御情報を取得する。上述のように、下り制御情報には、PDSCHの割り当て情報(DLグラント)が含まれている。PDCCH復調部407は、PDSCHの割り当て情報(DLグラント)をPDSCH復調部410に出力する。なお、PDCCH復調部407は、チャネル推定部405におけるセル固有参照信号(CRS)によるチャネル推定結果を用いて上記復調を行う。
拡張PCFICH復調部408は、サブフレームの拡張PCFICH領域に多重されている拡張PCFICHを復調して、拡張PDCCH領域の時間方向の開始位置となるOFDMシンボルを示す拡張CFIを取得する。すなわち、上述した第1態様で拡張PCFICHを割り当てている場合、サブフレームの先頭から第4番目(又はそれ以降)のOFDMシンボルに多重されている拡張PCFICHを復調して、拡張CFIを取得する。第2態様で拡張PCFICHを割り当てている場合、複数のリソースブロックにおいて第4番目以降の異なるOFDMシンボルに多重されている拡張PCFICHを復調して、拡張CFIを取得する。第3態様で拡張PCFICHを割り当てている場合、同一リソースブロック内において時間と周波数とが異なる複数のリソースエレメントに多重されている拡張PCFICHを復調して、拡張CFIを取得する。拡張PCFICH復調部408は、取得した拡張CFIを拡張PDCCH復調部409に出力する。
拡張PDCCH復調部409は、拡張PCFICH復調部408から出力された拡張CFIによる開始位置に基づいて、拡張PDSCH領域の時間方向の開始位置を特定する。拡張PDCCH復調部409は、特定された開始位置以降のOFDMシンボルに周波数分割多重されたPDCCHを復調してブラインドデコーディングを行う。また、拡張PDCCH復調部409は、ブラインドデコーディングにより自端末宛ての下り制御情報を取得し、PDSCHの割り当て情報(DLグラント)をPDSCH復調部410に出力する。
なお、拡張PDCCH復調部409は、チャネル推定部405における下り復調参照信号(DM−RS)によるチャネル推定結果を用いて上記復調を行う。下り復調参照信号(DM−RS)はユーザ固有の参照信号であり、ビームフォームゲインが得られる。このため、下り復調参照信号(DM−RS)を用いた復調は、セル固有参照信号(CRS)を用いた復調(PDCCH復調部407における復調)と比べて、1シンボル当たりで送信可能な情報量を多くすることができ、キャパシティの増大に有効である。
PDSCH復調部410は、PDCCH復調部407又は拡張PDCCH復調部409から出力されたPDSCHの割り当て情報に基づいて、PDSCH領域に多重された自端末に対するPDSCHを復調する。上述のように、PDSCHには、ユーザデータに加えて上位制御信号が含まれる。
以上のように構成された本実施の形態の無線基地局装置20は、下り制御情報生成部306で生成した下り制御情報を含むPDCCHをPDSCH領域の一部である拡張PDCCH領域に多重すると共に、拡張CFI生成部308において生成した拡張CFIを含む拡張PCFICHを拡張PDCCH領域に多重する。ユーザ端末装置10は、拡張PDCCH領域に多重された拡張PCFICHを拡張PCFICH復調部408で復調して拡張PDCCH領域の時間方向の開始位置を特定し、拡張PDCCH復調部409で拡張PDCCH領域に多重されたPDCCHを復調して下り制御情報を取得する。
すなわち、上述した第1態様により拡張PCFICHを割り当てる場合、無線基地局装置20は、下り制御情報生成部306で生成した下り制御情報を含むPDCCHをPDSCH領域の一部である拡張PDCCH領域に多重すると共に、拡張CFI生成部308において生成した拡張CFIを含む拡張PCFICHを、サブフレームの先頭から第4番目(又はそれ以降)のOFDMシンボルに多重する。ユーザ端末装置10は、サブフレームの先頭から第4番目(又はそれ以降)のOFDMシンボルに多重された拡張PCFICHを拡張PCFICH復調部408で復調して拡張PDCCH領域の時間方向の開始位置を特定し、拡張PDCCH復調部409で拡張PDCCH領域に多重されたPDCCHを復調して下り制御情報を取得する。
また、上述した第2態様により拡張PCFICHを割り当てる場合、無線基地局装置20は、下り制御情報生成部306で生成した下り制御情報を含むPDCCHをPDSCH領域の一部である拡張PDCCH領域に多重すると共に、拡張CFI生成部308において生成した拡張CFIを含む拡張PCFICHを、複数のリソースブロックにおいて第4番目以降の異なるOFDMシンボルに多重する。ユーザ端末装置10は、複数のリソースブロックにおいて第4番目以降の異なるOFDMシンボルに多重された拡張PCFICHを拡張PCFICH復調部408で復調して拡張PDCCH領域の時間方向の開始位置を特定し、拡張PDCCH復調部409で拡張PDCCH領域に多重されたPDCCHを復調して下り制御情報を取得する。
また、上述した第3態様により拡張PCFICHを割り当てる場合、無線基地局装置20は、下り制御情報生成部306で生成した下り制御情報を含むPDCCHをPDSCH領域の一部である拡張PDCCH領域に多重すると共に、拡張CFI生成部308において生成した拡張CFIを含む拡張PCFICHを、同一リソースブロック内において時間と周波数とが異なる複数のリソースエレメント(サブフレームの先頭から第4番目以降)に多重する。ユーザ端末装置10は、同一リソースブロック内において時間と周波数とが異なる複数のリソースエレメントに多重された拡張PCFICHを拡張PCFICH復調部408で復調して拡張PDCCH領域の時間方向の開始位置を特定し、拡張PDCCH復調部409で拡張PDCCH領域に多重されたPDCCHを復調して下り制御情報を取得する。
以上のように、本発明の無線基地局装置20は、拡張PDCCH領域の時間方向の開始位置情報を含む拡張PCFICHを用いることにより、PDCCHの割り当て領域を拡張した拡張PDCCH領域の時間方向の開始位置を通知できる。また、本発明のユーザ端末装置10は、拡張PCFICHから、PDCCHの下り制御チャネル用の割り当て領域を拡張した拡張PDCCH領域の時間方向の開始位置を特定できる。すなわち、本発明により、下り制御チャネル用の割り当て領域を拡張した無線通信が実現し、同一の無線リソースに多重されるユーザ端末数がさらに増加する場合にも無線リソースの利用効率の向上効果を十分に発揮可能な無線基地局装置、ユーザ端末装置、無線通信システム、及び無線通信方法が提供される。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することができる。例えば、上記実施の形態における構成要素の接続関係、機能などは適宜変更して実施することが可能である。また、上記実施の形態に示す構成は、適宜組み合わせて実施することが可能である。その他、本発明は、本発明の範囲を逸脱しないで適宜変更して実施することができる。
10 ユーザ端末装置
20 無線基地局装置
30 上位局装置
40 コアネットワーク
50 セル
101a、101b アンテナ
102a、102b アンプ部
103a、103b 送受信部
104 ベースバンド信号処理部
105 アプリケーション部
201a、201b アンテナ
202a、202b アンプ部
203a、203b 送受信部
204 ベースバンド信号処理部
205 呼処理部
206 伝送路インターフェース

Claims (14)

  1. 時分割された下り制御チャネル用の第1リソース領域と下りデータチャネル用の第2リソース領域とを用いて通信を行う無線基地局装置であって、
    前記第1リソース領域のOFDMシンボル数を通知する第1通知信号、及び前記第2リソース領域の一部を周波数分割して得られる第3リソース領域の時間方向の開始位置を通知する第2通知信号を生成する生成部と、
    前記第1リソース領域に前記第1通知信号を多重し、前記第3リソース領域に前記第2通知信号を多重する多重部と、
    を備えたことを特徴とする無線基地局装置。
  2. 前記多重部は、サブフレームの先頭から第4番目のOFDMシンボル以降のOFDMシンボルに前記第2通知信号を多重することを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  3. 前記多重部は、サブフレームの先頭から第4番目のOFDMシンボルに前記第2通知信号を多重することを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  4. 前記多重部は、複数のリソースブロックにおいて異なるOFDMシンボルに前記第2通知信号を多重することを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  5. 前記多重部は、同一リソースブロック内において時間が同じで周波数が異なる複数のリソースエレメントに前記第2通知信号を多重することを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  6. 前記多重部は、同一リソースブロック内において時間及び周波数が異なる複数のリソースエレメントに前記第2通知信号を多重することを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  7. 時分割された下り制御チャネル用の第1リソース領域と下りデータチャネル用の第2リソース領域とを用いて通信を行うユーザ端末装置であって、
    前記第1リソース領域のOFDMシンボル数を通知する第1通知信号、及び前記第2リソース領域の一部を周波数分割して得られる第3リソース領域の時間方向の開始位置を通知する第2通知信号を復調すると共に、復調された前記第1通知信号及び前記第2通知信号に基づいて下り制御信号を復調する復調部を備えたことを特徴とするユーザ端末装置。
  8. 前記復調部は、サブフレームの先頭から第4番目のOFDMシンボル以降のOFDMシンボルに多重された前記第2通知信号を復調することを特徴とする請求項7記載のユーザ端末装置。
  9. 前記復調部は、サブフレームの先頭から第4番目のOFDMシンボルに多重された前記第2通知信号を復調することを特徴とする請求項7記載のユーザ端末装置。
  10. 前記復調部は、複数のリソースブロックにおいて異なるOFDMシンボルに多重された前記第2通知信号を復調することを特徴とする請求項7記載のユーザ端末装置。
  11. 前記復調部は、同一リソースブロック内において時間が同じで周波数が異なる複数のリソースエレメントに多重された前記第2通知信号を復調することを特徴とする請求項7記載のユーザ端末装置。
  12. 前記復調部は、同一リソースブロック内において時間及び周波数が異なる複数のリソースエレメントに多重された前記第2通知信号を復調することを特徴とする請求項7記載のユーザ端末装置。
  13. 時分割された下り制御チャネル用の第1リソース領域と下りデータチャネル用の第2リソース領域とを用いて通信を行う無線通信システムであって、
    前記第1リソース領域のOFDMシンボル数を通知する第1通知信号、及び前記第2リソース領域の一部を周波数分割して得られる第3リソース領域の時間方向の開始位置を通知する第2通知信号を生成する生成部、及び
    前記第1リソース領域に前記第1通知信号を多重し、前記第3リソース領域に前記第2通知信号を多重して下りリンク信号を送信する多重部、
    を備えた無線基地局装置と、
    受信した下りリンク信号から前記第1通知信号、及び前記第2通知信号を復調すると共に、復調された前記第1通知信号及び前記第2通知信号に基づいて下り制御信号を復調する復調部を備えたユーザ端末装置と、
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  14. 時分割された下り制御チャネル用の第1リソース領域と下りデータチャネル用の第2リソース領域とを用いる無線通信方法であって、
    無線基地局装置において、前記第1リソース領域のOFDMシンボル数を通知する第1通知信号、及び前記第2リソース領域の一部を周波数分割して得られる第3リソース領域の時間方向の開始位置を通知する第2通知信号を生成するステップと、
    前記第1リソース領域に前記第1通知信号を多重し、前記第3リソース領域に前記第2通知信号を多重して下りリンク信号を送信するステップと、
    ユーザ端末装置において、受信した下りリンク信号から前記第1通知信号、及び前記第2通知信号を復調し、復調された前記第1通知信号及び前記第2通知信号に基づいて下り制御信号を復調するステップと、
    を備えたことを特徴とする無線通信方法。
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