JP2012231790A - タバコ加工産業の材料連続体内に物体を挿入するための方法および装置 - Google Patents

タバコ加工産業の材料連続体内に物体を挿入するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来可能だったよりも高い速度でタバコ加工産業の材料連続体の中に物体を挿入することを可能にする。
【解決手段】物体9を物体貯蔵部から取出す工程と、挿入ベルト4の収納部5と物体9の間における速度差を減少させるために、取出された物体9を、少なくとも一列で相前後して配置された、物体9のための収容部5を備えた、少なくとも二つの転向ローラ6,7を経由して案内される挿入ベルト4の特に直線の区間内の収容区間14,14’,66,66’において移送方向4aの方向に加速する工程と、物体9を収容区間14,14’,66,66’に沿って収容部5内に収容する工程と、物体9を吸入空気により挿入ベルト4の収納部5内で保持し、かつ材料連続体1の挿入位置20まで移送する工程と、物体9を挿入位置20において収納部5から材料連続体1内に挿入する工程を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、タバコ加工産業の少なくとも一つの材料連続体、特にフィルタ連続体内に物体(9)を挿入するための方法に関する。さらに本発明は、タバコ加工産業の少なくとも一つの材料連続体、特にフィルタ連続体内に物体(9)を挿入するための使用方法ならびに装置、そして挿入ベルトに関する。
従って、本発明は、タバコ加工産業の棒状の物品のための、特にフィルタ付きシガレットのための、材料連続体、特にタバコ連続体あるいはフィルタ連続体の製造に関する。タバコ連続体あるいはフィルタ連続体は、その製造後、個別のタバコ棒状体あるいはフィルタ棒状体に長さを短くされる。フィルタ連続体、あるいは短くされたフィルタ棒状体もしくはタバコ連続体は、基本的構成要素として煙の特性あるいはフィルタの特性に影響を及ぼす一つあるいは二つ以上の物体を含有している。
フィルタ棒状体あるいはフィルタ連続体の場合、物体とは液体で充填された固い覆いを備えたカプセルである。液体はこのような場合、通常は味覚物質あるいは芳香物質、例えばメントールを含む。使用に関して、喫煙者はカプセルを喫煙の前にフィルタを押圧することにより割り、その後シガレットに点火する。フィルタ内のカプセルを押圧することにより液体は解放されるので、液体の香気が広がる。このアプローチは特に集中的でかつ新鮮な味覚の経験を提供する。対応するカプセルは一般的に約3.5mmの直径を有しているが、もっと小さくてもよい。
代替として、物体としての本発明の範囲内においては固い物体が使用され、全く同様に小さいかあるいは大きな物品、例えば活性炭、押出し成形物あるいは他のフィルタ材料あるいは添加物から成る球体あるいは円筒形の物体が使用される。
本発明による技術は、特許文献1によれば、回転する挿入ホイールを使用してフィルタトウストリップにカプセルを入れるための収納装置を備えている。挿入ホイールはその周囲にカプセルのための収容部を備えており、これらの収容部内ではカプセルは挿入後、吸入空気により保持される。挿入ホイールが別の回転をした場合、挿入ホイールの周囲はフィルタトウストリップ内を貫通する。この場合、カプセルがフィルタトウストリップの中に入ると同時に、吸入空気は遮断される。従って、フィルタトウストリップ内のカプセルは取去られ、かつフィルタトウストリップと一緒にさらに搬送される。挿入ホイールの場所で、フィルタトウストリップは実質的に“U字”の形状を維持し、その際に挿入ホイールは中央切通し部あるいは“U字”の管路内に入り込む。引続いて、フィルタ連続体の形成が行われ、この形成において、フィルタトウストリップは閉じられ、圧縮され、そして被覆テープにより包まれる。
フィルタトウストリップとこのフィルタトウストリップから形成されたフィルタ連続体のフィルタ連続体機械内での搬送は連続して行われる。フィルタトウストリップとこのフィルタトウストリップから形成されたフィルタ連続体の製造速度および搬送速度は、この場合、フィルタ連続体内に挿入されるべき物体のための収納装置の最大速度により制限されている。この最高速度は目下のところ約100m/分である。したがって製造速度がカプセルが全く挿入されない従来通りのフィルタ連続体の場合に比べて低いことは明らかである。
このことは、挿入ホイールによる収納直前の挿入ホイールとカプセルの間の速度差が大きすぎるせいである。どのカプセルも挿入ホイール内で収容室を見出さないか、あるいはカプセルが壊れたかのどちらかである。この理由は、カプセルがまだ完全には収容室内に見えなくなっておらず、かつ貯蔵庫の壁部に押し潰されることにある。
さらに公知のシステムの始動時に、カプセルを備えたフィルタ棒状体は、フィルタ連続体と挿入ホイールが同期されるまでの間はじき出される。
国際特許出願公開第2005/032286号明細書
この従来技術から出発して、本発明の根底をなす課題は、従来可能だったよりも高い速度でタバコ加工産業の材料連続体の中に物体を挿入することを可能にすることであり、その際に、その上さらに、物体は従来よりも慎重に取扱わねばならず、特に従来よりも少ない物体の傷ものとして取扱わねばならない。
この課題は、タバコ加工産業の少なくとも一つの材料連続体、特にフィルタ連続体内に物体を挿入するための方法であって、この方法が以下の工程、すなわち
−物体を物体貯蔵部から取出す工程と、
−挿入ベルトの収納部と物体の間における速度差を減少させるために、
取出された物体を、少なくとも一列で相前後して配置された、物体のための収容部を備えた、少なくとも二つの転向ローラを経由して案内される挿入ベルトの特に直線の区間内の収納区間において移送方向の方向に加速する工程と、
−物体を収容区間に沿って収容部内に収容する工程と、
−物体を吸入空気により挿入ベルトの収納部内で保持し、かつ材料連続体の挿入位置まで移送する工程と、
−物体を挿入位置において収納部から材料連続体内に挿入する工程を備えていることにより解決される。
本発明による方法は、物体、例えばカプセルが貯蔵容器から取出され、かつ適切な処置により高い速度まで、特におおよそ連続体速度まで加速されるという基本思想に基づいている。それに関連して、挿入ベルトの収容部と物体の間の速度差は減り、従って物体が挿入ベルトの収容部内に収容されることが従来よりも確率的に明らかによくなる。さらに、収容区間の挿入ベルトの直線の部分、凹面あるいは凹面状に曲がった部分内での挿入ベルトの収容部内への適合および収容が行われる。それに関連して、加速される物体と挿入ベルトが平行にかつ互いに接触した状態で移動する時間的長さが長くなる。直線の収容区間を現実的に作ることは、凹面あるいは凹面状に曲がった収容区間に比べて、技術的にもむろんより費用がかからない。
平行な案内は、特に物体の加速が挿入ベルトの直線で、凸面もしくは凹面状に曲がった収容区間の方向で行われることにより保証される。このことは、物体が収容区間内に入る際に、実質的に挿入ベルトに対して平行に移動し、従って強い衝撃を全く受けない。収容区間が凹面状に曲がっている場合、物体は凹面状の曲線内で挿入ベルトと接触したままであり、かつ遠心力により挿入ベルトの上側面に押圧される。
物体と挿入ベルトが収容区間内で平行に案内され、速度差が物体の事前の加速により縮まることにより、物体が挿入ベルトの収容部内に達する確率は基本的に上がる。挿入ベルトの収容部内に収容することは、物体にとって明らかに従来よりも注意深い方法で行われる。その理由は、収容部が明らかに減った速度差に基づいて、従来技術から知られた挿入輪のように、挿入ベルトの収容部の縁部を大きな力で押し潰す危険を冒さないことである。
挿入ベルトの各収容部が物体を備える確率をさらに高めるために、多数の物体が挿入ベルトの収容部から収容できる場合には、物体を収容区間の方向に加速することが考慮されているのが好ましい。従って、物体が過剰だと収容区間に沿って案内されるので、各収容部にとって収容するための複数の可能な物体がある。
同様に、収容区間内で挿入ベルトの収容部内には収容されていないか、あるいは再度挿入ベルトの収容部から取除かれているかあるいは落ちてきている物体を、収容区間の後で物体貯蔵容器内に移送して戻すかあるいは導き戻し、かつ新たに収容区間の方向に加速することが考慮されていると有利である。これによりわずかな欠陥を備えた物体を効率的に使用できる。
収容の確率をさらに高めることは、好ましくは物体を収容区間内で挿入ベルト(4)に沿って転がす(abrollen)場合に明らかになる。このことは、例えば直線の収容区間が垂直線に対してある角度で配置されていることにより行うことができ、従って物体はただ挿入ベルトの隣に落ちるのではなく、挿入ベルトと接触した状態で転がる。このことは収容区間を凹面状に曲げることによりさらに強化することができる。
本発明による方法の有利な他の形態において、収容区間の端部において、個々のあるいはすべての物体を収容部から排出装置を用いて除去することが考慮されている。収容区間の端部において収容部から物体をすべて排出することは、さらに利用できる棒状フィルタ(Filterstab)が全く製造されない始動段階時または同期段階時に行われるのが有利であるので、まだ利用できない棒状フィルタ内には何の物体も挿入されない。挿入ベルトにおいて収容部から個々の物体を排出することは、後続する収容ユニットにおいて、異なっていてもよい他の物体を制御されかつ秩序正しい方法で収容するために役立てることができる。
この関係においては、挿入ベルトの移送方向で収容ユニットの収容区間の作業下流側に、第二の収容区間を備えた少なくとも一つの第二の収容ユニットが配置されており、この収容ユニットに対して、特に第一の収容ユニット内で使用される物体とは異なる物体タイプの別の物体を加速し、その際に、前記別の物体を挿入ベルトの収容部内に収容し、これらの収容部が第一の収容ユニットを離れた後、前記別の物体から自由であると有利である。このようにして、例えばフィルタ棒状体は二つの異なる物体を備えているか、あるいはフィルタ棒状体は交互に異なる物体を備えている。さらに第一の収容ユニット内で空の状態で形成されている収容部は第二の収容ユニット内で同じ物体タイプの物体によっても充填することができる。
始動段階時および/または同期段階時には一つの物体も加速するか、あるいは物体をすべて挿入ベルト(4)内の収容部から再度除去するのが好ましい。同期段階の下で、通常、本発明では、材料連続体内への物体の挿入は、材料棒状体、すなわちタバコ棒状体あるいはフィルタ棒状体の切断(Ablangen)に同期されることがわかり、従って物体は繰り返すのに適しておりかついつも同じ場所で完成したフィルタ棒状体あるいはタバコ棒状体内に配置されている。所望の同期がまだ得られていない場合、このような物体は切断された棒状体内で取決められた位置には収まっていない。このような棒状体、すなわちフィルタ棒状体あるいはタバコ棒状体は、以下のようにして排除するかあるいは放出することができる。
さらに本発明による方法によれば、材料連続体内で物体の挿入前に溝を作り、この溝内に物体を挿入し、この溝を再度塞ぐのが有利である。このことは、例えば鋤状部材を用いて行うことができる。
フィルタ連続体内の挿入位置に物体を挿入することは、挿入ベルトの曲がった部分か、あるいは直線部分において行われる。
さらに本発明による方法は、二つあるいは三つ以上の材料連続体を製造する際にも使用可能であると有利であり、その際に、特に二つあるいは三つ以上の挿入ベルト、もしくは物体のための収容部の二つあるいは三つ以上の列が使用される。この場合、どの挿入ベルトにも、あるいは収容部のどの列にも一つあるいは複数の収容ユニットが割当てられているのが好ましい。
本発明の根底をなす課題は、特にその前に記載された本発明による方法のいずれか
一つに記載の方法において、
タバコ加工産業の材料連続体のための物体貯蔵容器から物体を移送するための、少なくとも一つの列において相前後して配置された物体のための収容部を備えた挿入ベルトの使用方法により解決される。
さらに本発明の根底をなす課題は、タバコ加工産業の少なくとも一つの材料連続体、特にフィルタ連続体内に物体を挿入するための装置であって、
この装置が、少なくとも一つの列において相前後して配置された物体のための収容部と、移送装置の収容部から材料連続体内に物体を挿入するための挿入手段とを備えている装置において、
前記移送装置が、内側から吸入空気および/または圧縮空気が衝突するか、あるいは衝突可能である挿入ベルトとして形成されており、この挿入ベルトが少なくとも二つの転向ローラを介して案内されており、
その際に、物体のための収容部が孔として形成されており、これらの孔が
挿入ベルトを完全に貫通し、かつその直径が挿入ベルトの外側では
挿入ベルトの内側よりも大きく、
その際に、本装置がさらに少なくとも一つの収容ユニットを備えており、この収容ユニットが加速装置を備えており、この加速装置が物体を移送方向で収容区間内で、特に挿入ベルトの直線部分で加速するように形成され、かつ配置されており、
従って、挿入ベルトの収容部と物体の速度差が軽減されることを特徴とする装置により解決される。
本発明による装置によっても、本発明による方法に対して先に挙げ、かつ記載された、物体を注意深く、かつ高い確率で挿入ベルト内に挿入し、従って物体を備えたタバコ棒状体あるいはフィルタ棒状体を製造する際の工程速度を高めることは達せられる。本装置は本発明による方法と全く同様に、挿入ベルトに引渡す際の物体を注意深く扱う。
挿入ベルトは収容部の少なくとも一列の領域内において、その外側では突出した形状を備え、および/またはその内側では凹面状で連続的な窪み部(Einbuchtung)を備えている。突出した形状はスタッド部を形成しており、このスタッド部は特に、物体を溝の上方で材料連続体内に離すのではなく、挿入位置で材料連続体内の溝あるいはU字形状部内に係合し、従って物体をほとんど溝内に置くのに使用される。溝内に係合するスタッド部を用いて溝内に挿入することにより、物体が挿入後に材料連続体の長手方向でなお位置がずれることは効果的に防止されるので、材料連続体内の物体の確実な位置決めが保証される。物体を移送時に挿入ベルトの収容部内で確実に保持するために、挿入ベルトの内側における貫通する窪み部の配設は、特に挿入ベルトの収容部における真空部の設計(Anlegen)に役立っている。
挿入ベルトはその内側において平ベルトとして形成されているか、あるいは少なくとも一つの側方領域内に歯付ベルトを備えているのが好ましい。歯付ベルトを用いて、転向ローラを対応するように形成する際に、転向ローラの滑り抜けは挿入ベルトの下方で効果的に防止される。さらにこの場合、同期化は転向ローラの回転を介して直接測定可能である。
平ベルトとしての挿入ベルトをその内側に形成する場合に特に有利であるようなこの場合に、挿入ベルトはその内側あるいはその外側に標識を備えており、その際さらに、光学式の収容兼評価ユニットが設けられており、この収容兼評価ユニットは標識を記録しかつ処理し、そしてこのようにして単位時間毎の挿入ベルトの位置出しを捕捉する。これらのデータは以下のようにして同期化のために使用される。対応する標識は例えばどの収容においても挿入ベルトに配置されている。挿入ベルトの各々の完全な回動の際に、収容兼評価ユニットの傍らを一度通り過ぎるただ一つの単独の標識を設けるのも十分である。
二つまたは三つ以上の材料連続体の中に物体を挿入するための装置が形成されており、装置が物体のための二つまたは三つ以上の列収容部を備えた挿入ベルトを有しているか、あるいは物体のための各々一列の収容部を備えた挿入ベルト(4)を有しているのが好ましい。それと同時に、製造速度をさらに上げることができる。二つまたは三つ以上の挿入ベルトを備えた構造により、材料連続体が一つの際の製造停止の場合に、一つあるいはそれより多くの材料連続体の場合の製造を新たに進めることができるという別の長所が得られる。複数の列の収容部を有する共通の挿入ベルトを備えた構造により同期化は容易になる。この場合には、どの列の収容部にとっても、列が一つの挿入ベルトに、あるいは複数の挿入ベルトに配置されているかどうかには関係なく、固有の収容ユニットが各々設けられているのが好ましい。
本発明による装置においては、加速装置の加速手段が、落下区間として、空力学的加速手段として、あるいは機械式加速手段として形成されており、特に一つあるいは複数の管状ノズル、側方管路圧縮装置、真空ポンプ、圧縮空気源、遠心分離機および/または加速ホイールとして形成されているのが有利である。複数のこれらの加速手段は、蓄積的に、平行に、あるいは連続して使用されてもよい。さらに空力学的加速手段は、特により多くの物体が加速される際に、すなわち挿入ベルトに収容される際に、物体の循環を促進するので、空気回路は同時に物体の帰り案内および物体の新たな加速あるいは物体貯蔵容器内での物体の保管を促進することができる。
本発明による装置の特に好ましい実施形態において、加速された物体は、収容区間の領域内で挿入ベルトに沿って単層で案内可能であるかあるいは案内されている。特に案内管路の側壁の採寸により実現することができる。同時に特に効率の良い方法案内が構造上実現されている。挿入ベルトの表面にわたる幅において、物体は物体の密度あるいは物体の直径もしくは何倍もの物体の直径で収容区間を通って案内することができる。解決手段が広範囲であると、物体のための滞留の危険は少なくなる。
加速される物体が挿入ベルト上で転がるように、収容区間は垂線に対してある角度未満で配置されているのが好ましい。挿入ベルトでもって転がる際の集中的な接触により、物体は挿入ベルトの収容部のすぐ近くに達し、かつ挿入ベルトに対するわずかな速度差に基づいて収容部内にさらに確実に中へと吸い込まれる。このことは収容区間内の軽く凹面状な彎曲部(Krummung)により強化できる。
少なくとも一つの物体貯蔵部(Objektvorrat)が設けられており、この物体貯蔵部が少なくとも一つの加速装置に接続しており、この加速装置は、特に振動モータを備えた傾斜底部貯蔵部(Schragbodenspeicher)として形成されており、この傾斜底部貯蔵部が少なくとも一つの加速装置とは機械的に接続が外れているのが好ましい。振動モータを備えた傾斜底部貯蔵部としての好ましい構造は、物体が物体貯蔵部内で相互に妨害し、かつせき止めることを防ぐので、物体貯蔵部からの物体の流れは中断される。このことは振動により力で破られかつ阻止される。同様に激しく振動すべきではない加速装置から機械的に接続を外すことは、例えば可撓な内側の上張り材を備えたアコーディオン状の接続部を用いて行われるので、どの物体もアコーディオン構造体の襞部の中には落ち込む恐れはない。物体の直径よりも幅のない、幅の狭な空隙はこの目的を満たす。
収容ユニットは転向ローラの間に配置された少なくとも一つの排出装置を備えており、この排出装置を用いて、挿入ベルトの収容部に内側から、収容部から物体を排出するための空気作用式のあるいは機械式の排出インパルスを作用させることができ、特に圧縮空気インパルスまたは圧縮空気流、星形車またはプランジャを用いて作用させることができる。
排出装置は、始動段階時または同期段階時に挿入ベルトの収容部を空にするために、あるいは接続している収容ユニット内で別の物体で充填しなければならない個別の収容部を片付けて空にするために使用される。
同様に、挿入ベルトの収容部内に収容されていない物体を戻し案内するための戻し案内手段が、物体貯蔵部内あるいは加速装置内に設けられており、特に空気回路が設けられていると有利である。
特に複数の様々なタイプの物体を材料連続体内に供給するために、挿入ベルトには移送方向で、収容ユニットの作業下流側に少なくとも一つの別の、特に同種の収容ユニットが、少なくとも一つの収容区間に沿って挿入ベルトの直線部分に配置されており、この収容区間に向かって特に第一の収容ユニット内で使用された物体タイプとは異なる物体タイプの、別の物体が加速され、前記別の物体が挿入ベルトの収容部内に収容され、これらの収容部が第一の収容ユニットを離れた後に物体がないように構成されていると有利である。異なるタイプの物体を挿入ベルトが備えるための使用に加えて、第二の収容ユニットの配設が有益であるので、第二の収容ユニット内における挿入ベルトの収容部内への物体の効率の悪い収容によって残る時間的間隙は充填される。
挿入ベルトの収容部から材料連続体内に物体を挿入するための挿入手段は、機械式あるいは空気作用式に、特に圧縮空気インパルスまたは圧縮空気流、星形車またはプランジャを用いて形成されており、特に挿入手段には材料連続体の移送方向で作業下流側に、挿入ベルトの収容部から物体を取出すのを補助するためのかき落とし部材が後続配置されているのが好ましい。かき落とし部材により、挿入ベルトから物体を最終的に分離するのと同時に、物体が材料連続体内で確実に埋め込まれる。その理由は、
材料連続体を移送する際のこのようなかき落とし部材の下側が、物体を材料連続体内に押し込むことにある。
転向ローラは真空部が当接するかあるいは可能である環状溝を備えているように構成されているのはさらに好ましい。それと同時に、挿入ベルトは転向ローラに対して位置が特定された状態で起立している必要はない。
同様に、鋤状部材が設けられているのが好ましく、この鋤状部材は材料連続体の移送方向で、材料連続体内への挿入ベルトの挿入位置の作業上流側に配置されており、かつ物体が挿入される溝を材料連続体内で作る。
本装置は制御装置を備えており、本装置により本発明による上記に記載した方法を構成するようにこの制御装置が形成されている。このことは、特に可動な構成部品の制御、特に挿入ベルトが駆動される転向ローラの制御、物体が挿入ベルトの収容部内で保持されるかあるいは再度収容部から排出される真空部あるいは圧縮空気源の制御、加速手段あるいは加速装置、および材料連続体移送部そして物体を材料連続体内に挿入するための挿入手段の制御を意味する。
本発明の根底をなす課題は、本発明による先に記載された装置において、物体のための収容部が、孔として形成されており、この孔が挿入ベルトを完全に貫通しており、そして挿入ベルトの外側における孔の直径が、挿入ベルトの内側における孔の直径よりも大きいことにより解決される。挿入ベルトは収容部の少なくとも一列の領域内において、その外側では突出した形状を備え、および/またはその内側では凹面状で連続的な窪み部を備えているのが好ましい。挿入ベルトはその内側では平ベルトとして形成されているか、あるいは少なくとも一つの側方領域では歯付きベルトを備えているのがさらに好ましい。
挿入ベルトを完全に貫通しており、そして挿入ベルトの外側における孔の直径が、挿入ベルトの内側における孔の直径よりも大きい孔としての、収容部の構造は、物体を確かに収容部内に吸収するが、孔を貫通して完全には吸い込まないことに使用される。従って、挿入ベルトの内側に向かって先細りになっている孔は、物体の座部としても使用される。内側での直径が物体の直径よりも小さく、外側での直径が物体の直径と同じかあるいは物体の直径よりも大きい限り、座部は様々に構成されていてもよい。例えば孔は段差を座部として備えていてもよいので、物体は孔あるいは収容部の内側で完全に保持されるが、その外側でもって挿入ベルトの外側の面の下側に収まっている。代替として、孔は円錐形に先細りになっている形状を有していてもよい。形状は物体の選択にふさわしく選択されるべきである。
先に挙げた本発明の対象、すなわち本発明による方法、本発明による使用方法、本発明による装置および本発明による挿入ベルトに挙げた特徴、長所そして特性は、限定せずとも、各々別の本発明の対象とみなされる。
本発明を共通の本発明の思想を限定せずに、実施例に基づいて図を参照しながら以下に説明する。その際に、テキストに詳しく説明していない本発明による項目に関しては、図
を参照のこと。
本発明による装置の概略図である。 本発明による挿入ベルトの概略断面である。 本発明による別の装置の概略側面図である。 本発明による加速装置の概略図である。 本発明による他の装置の概略図である。 本発明による装置の挿入領域の概略詳細図である。
以下の図には同じ符号を備えた、各々同じかあるいは同じ種類の部材または相当する部分が設けられているので、相応する再度の紹介は除外する。
図1には本発明による装置3の側面図が概略的に示してある。装置3は移送方向1aに移送される材料連続体1内に物体を挿入するために使用される。物体のない材料連続体1は、図1の右側に示してある。物体が材料連続体1内に挿入された挿入位置20を過ぎた後、物体を備えた材料連続体は符号2が付されている。
装置3は中央の部材として挿入ベルト4を備えており、この挿入ベルトは移送方向4aに、すなわち図1では時計回りに、転向ローラ6及び7の周りで回動し、かつこれらの転向ローラにより駆動される。挿入ベルト4は一定の間隔で物体のための、貫通している孔として形成されている収容部5を備えている。これらの貫通している孔は、挿入ベルト4の外側に、内側におけるよりも大きな直径を有しており、かつ物体のための収容部5として形成されている。
挿入ベルト4は垂線に対してある角度未満で配置されており、従って挿入ベルト4の下方へ走行する部分は、斜めに落下するように移動する。転向ローラ6及び7の間には、その中に配置された物体を収容部5内に保持するために、収容部5に負圧あるいは吸入空気を与えるために使用される真空源8がある。
挿入ベルト4の内部の真空を維持する側方の金属板は、一目瞭然であるために示していない。挿入ベルト4を挿入位置20の方向で下方に向かって動かす挿入ベルト4の側方には、収容ユニット10が配置されており、この収容ユニットは管路、案内板(Leitblech
)および複数の別の部材を備えたハウジングを有している。挿入ベルト4に対して平行に走る収容ユニット10の部分は、収容区間14を形成しており、この収容区間内で前もって加速されていた物体は挿入ベルト4の移送方向4aに対して平行に走ることができる。
収容ユニット10は、出口開口部13を有する図示していない物体貯蔵容器をハウジングの内部に備えており、この物体貯蔵容器から物体が収容ユニット10のハウジング内に挿入できる。そこで物体は重力により、加速されて供給室16を通って、かつ第一の案内板あるいは第一の案内曲線部17および第二の案内曲線部18を介して導管12の下側の入口に達し、この入口では三つが一続きで接続した管状ノズル11,11’,11”が配置されており、これらの管状ノズルは導管12を通って上に向かう方向に連続した空気流を引き起こす。
この空気流により吸上げられて、物体は下側端部で導管12の中に達し、管状ノズル11,11’,11”を通り抜け、その際に空気流の吸込みの流れの中で運び去られ、そして加速される。空気流と物体は、導管12を通って収容ユニット10の上側領域内で2回転向され、収容区間14内に達する。この収容区間は発端部14aで始まり、収容区間14に沿って挿入ベルト4に対して平行に向いており、そして端部14bで終わる。収容区間14に沿って、物体は単層でかつ場合によっては一列で案内され、このことは収容ユニット10のハウジング内部内の構造により、ならびに側方の案内レール15により行われる。
余剰な物体は収容区間14を通り抜けて移動し、従って挿入ベルト4の収容部5が全て埋められる確率は高い。余剰でかつ収容部5内に収容されない物体は、第二の案内板18を介して再度導管12の入口に達し、かつ加速および再循環の循環回路の空気流の中で収容区間14に戻される。収容ユニット10内で空気回路と物体から成る循環回路が形成する。
複数の光学センサは空気回路の一部および/または供給室16内に配置されており、これらの光学センサは例えば供給室16内の物体の充填レベルを測定するかあるいは空気回路内で移動する物体の量を測定する。この量が例えば目下の生産速度に依存した値未満に落ちると、他の物体が物体貯蔵容器から収容ユニット3内にさらに与えられる。
空気回路と物体循環回路とは全く接触しない状態で、供給室16は物体貯蔵容器の出口開口部13の下方にある。供給室16、導管12、収容区間14および案内板17と18により区画された下側の空域から成る空洞部の幅は物体の直径の値に設定されるのが好ましい。
挿入ベルト4の移送方向4aで、収容区間14の作業下流側には圧縮空気に基づいた排出装置19が配置されている。この排出装置は、相応して制御される場合に、挿入ベルト4に圧縮空気パルスあるいは圧縮空気を衝突させる。圧縮空気により、物体は挿入ベルト4の収容部5内でこの位置で再度排出され、第二の案内曲線部18に、従って再度収容ユニット10内の空気循環回路と物体循環回路内に戻って来る。このことは、例えば連続体製造機がその時に起動する場合、または測定機械との同期調整が行われない場合である。
収容区間14の端部14bに向かって、物体は下側の転向ローラ7に対して、かつ挿入位置20に対して保持された状態で真空源8の真空部により挿入ベルト4の収容部5内に達する。図1に示した実施例において、挿入手段として圧縮空気源21が使用され、この圧縮空気源は圧縮空気管22を介して圧縮空気を挿入位置20の領域内の
圧縮空気出口領域まで案内する。連続して圧縮空気が当たる領域は、物体のための二つの互いに相接して続く収容部5の間の間隔よりも多少幅広い。圧縮空気源21からの圧縮空気は、物体を収容部から外側に押圧し、かつ材料連続体1あるいは2の中に押圧する。材料連続体1は前もって鋤状部材25を用いて溝を付けられている。この溝の中に物体が挿入される。
図2には本発明による挿入ベルト4が横断面図で示してある。挿入ベルト4は突出したスタッド部42の両側に向かう平坦な横方向部分41を備えた「T字断面」を有する。突出したスタッド部は、材料連続体1の溝の中に食い込み、そこで物体9が離れるのに使用される。
挿入ベルト4の内側は符号43でもって印を付けてあり、外側は符号44でもって印を付けてある。中央部には孔が収容部45として形成されており、この孔は物体9のための座部48を有する。これにより挿入ベルト4の内側43における孔の直径46は外側46における孔の直径47よりも小さい。
挿入ベルト4はその外側でもって滑動面50上で滑動する。側面51を同様に示してある。収容部45と一直線に並んだ構造は真空部52を収容部45に接触させる。
二つもしくはそれより多くの材料連続体を製造する際に、二つもしくはそれより多くの挿入ベルト4が使用されるかまたは複数の相並んで配置された、対応する図12に示した構造を備えたスタッド部42を備えた挿入ベルト4が使用される。
図3には本発明による装置3’の別の実施例が示してある。図1の装置3との相違点において図3の装置3’は、二つの相前後して接続し、かつ同じように構成された収容ユニット10,10’を備えている。収容ユニット10,10’はどちらも、各々管状ノズル11〜11”あるいは11”’〜11””’を備えた固有の循環回路と収容区間14,14’へと案内する導管12,12’を備えている。ハウジングは、各々物体貯蔵容器の出口開口部13,13’、ならびに供給室16,16’そして第一および第二の案内曲線部17,17’,18,18’を有する。さらに、両収容ユニット10,10’はいずれも固有の排出装置19,19’を備えている。
排出装置19,19’を適切に制御することにより、例えば様々なタイプの物体を挿入ベルト内に挿入し、あるいは挿入ベルト4の収容ユニット5における、第一の収容ユニット10の後方に残る時間的作業休止間隙を充填することが可能である。さらに別の構成部材が図1と比べて変えられている。
図4には本発明による装置の本発明による加速装置の代替え的な実施例が概略的に示してある。挿入ベルト4に関わる装置の構成部材は省略してある。理由はそれらが図1〜3のものと同じ種類であるからである。図4における収容ユニット60,60’には、共通の送風機61により空気導管62を通って二つの空気導管分岐部63,63’に分岐された空気流が供給される。
両空気導管分岐部63,63’のいずれもが物体貯蔵庫64,64’の傍らを通過し、この物体貯蔵庫は物体を下方に向けて制御した状態で空気流の中に解放することができ、従って物体は以下のように加速ユニット65,65’内に達する。
加速ユニット65,65’内において、導管はサーキット状機構(Rennbahnanordnung)内に配置されており、従って物体が帯動される循環する空気流が生じる。従って物体は空気流内で加速される。各加速ユニット65,65’は、各々挿入ベルトの直線区間まで案内する収容区間66,66’ならびに戻り案内部(Ruckfuhrung)67,67’を備えている。
図5には代替え的加速手段、すなわち回転方向70aに回転する遠心分離機70が概略的に示してある。内部において、遠心分離機70は、物体が遠心分離機70の内部から排出される物体排出部71を中央に備えている。遠心分離機70は下方に向いた帯動棘状体(Mitnahmedorn)72を備えており、これらの帯動棘状体により、遠心分離機70の内部にある物体は慎重な方法で回転速度を担う。下側の領域において、遠心分離機70は図示していない案内管路73内への出口を備えており、この案内管路は案内曲線部の後方で直線状の収容区間74内に通じている。この収容区間74は同様に、図示していない挿入ベルトに対して平行に走っている。
別の可能な加速手段は、例えば図5において曲げられた部分を通って一部が実現されている落下区間、加速輪あるいは真空により生じる空気流である。
図6には挿入位置20の箇所における本発明による装置の詳細が概略的に示してある。挿入手段としてこの場合は図1及び図3で利用された圧縮空気の代わりにスターホイール80が転向ローラ7の下側領域に使用されており、このスターホイールは挿入フィンガー81をその周囲に備えている。スターホイール80は回転方向80aで運動し、この回転方向は挿入ベルト4の移送方向4aおよび対応する周速度と調和している。これにより、図6による実施例では多少広げられており、かつ窪地形状(Muldenform)を備えている挿入フィンガー81は、挿入ベルト4の収容部5内に内側から入り込み、その際にそこに保持された物体9を下方に向かって押し出す。それにより、物体9は方向1aに移送される材料連続体1内に挿入される。
図6には同様にして鋤状部材25とかき落とし部材(Abstreifer)26が示してある。鋤状部材は材料連続体の移送方向1aで、挿入位置20の作業上流側に配置されており、かき落とし部材26は挿入位置20の作業下流側に配置されている。鋤状部材25は材料連続体1をほぼその中央部まで分け、それにより物体9が挿入される溝を作る。かき落とし部材26はその縁部でもって挿入位置20の作業下流側ですぐに始まる。ここを通って、材料連続体1内に挿入される物体9は挿入された位置で保持され、かつ材料連続体の力によって再度上方へ押圧することはできない。それ故、かき落とし部材26の下側は材料連続体1の移送装置1aに対して平行に延在している。
図から見てとれる先に挙げた特徴も全てならびに別の特徴と組合せて開示された個々の特徴も、単独でおよび組合わせた状態で本発明の神髄と考える。本発明による実施形態は、個々の特徴あるいは複数の特徴の組合せによって実現できる。
1 材料連続体
1a 材料連続体の移送方向
2 物体を備えた材料連続体
3 装置
3’ 装置
4 挿入ベルト
4a 挿入ベルトの移送方向
5 物体のための収容部
6 転向ローラ
7 転向ローラ
8 真空源
9 物体
10 収容ユニット
10’ 収容ユニット
11 管状ノズル
11’ 管状ノズル
11” 管状ノズル
11”’ 管状ノズル
11”” 管状ノズル
12 導管
12’ 導管
13 物体貯蔵容器の出口開口部
13’ 物体貯蔵容器の出口開口部
14 収容区間
14’ 収容区間
14a 収容区間の開始点
14b 収容区間の終端点
15 側方の案内レール
16 供給室
16’ 供給室
17 第一の案内曲線部
17’ 第一の案内曲線部
18 第二の案内曲線部
18’ 第二の案内曲線部
19 排出装置
19’ 排出装置
20 挿入位置
21 圧縮空気源
22 圧縮空気管
23 圧縮空気出口領域
25 鋤状部材
26 かき落とし部材
41 平坦な横方向部分
42 スタッド部
43 内側
44 外側
45 収容部
46 内側の直径
47 外側の直径
48 座部
50 滑動面
51 側壁
52 真空部
60 収容ユニット
60’ 収容ユニット
61 共通の送風機
62 空気導管
63 空気導管分岐部
63’ 空気導管分岐部
64 物体貯蔵庫
64’ 物体貯蔵庫
65 加速ユニット
65’ 加速ユニット
66 収容区間
66’ 収容区間
67 戻り案内部
67’ 戻り案内部
70 遠心分離機
70a 回転方向
71 物体出口
72 帯動棘状体
73 案内管路
74 収容区間
80 スターホイール
80a スターホイールの回転方向
81 挿入フィンガー
本発明は、タバコ加工産業の少なくとも一つの材料連続体、特にフィルタ連続体内に物体(9)を挿入するための方法に関する。さらに本発明は、タバコ加工産業の少なくとも一つの材料連続体、特にフィルタ連続体内に物体(9)を挿入するための使用方法ならびに装置、そして挿入ベルトに関する。
従って、本発明は、タバコ加工産業の棒状の物品のための、特にフィルタ付きシガレットのための、材料連続体、特にタバコ連続体あるいはフィルタ連続体の製造に関する。タバコ連続体あるいはフィルタ連続体は、その製造後、個別のタバコ棒状体あるいはフィルタ棒状体に長さを短くされる。フィルタ連続体、あるいは短くされたフィルタ棒状体もしくはタバコ連続体は、基本的構成要素として煙の特性あるいはフィルタの特性に影響を及ぼす一つあるいは二つ以上の物体を含有している。
フィルタ棒状体あるいはフィルタ連続体の場合、物体とは液体で充填された固い覆いを備えたカプセルである。液体はこのような場合、通常は味覚物質あるいは芳香物質、例えばメントールを含む。使用に関して、喫煙者はカプセルを喫煙の前にフィルタを押圧することにより割り、その後シガレットに点火する。フィルタ内のカプセルを押圧することにより液体はなくなるので、液体の香気が広がる。このアプローチは特に集中的でかつ新鮮な味覚の経験を提供する。対応するカプセルは一般的に約3.5mmの直径を有しているが、もっと小さくてもよい。
代替として、物体としての本発明の範囲内においては固い物体が使用され、全く同様に小さいかあるいは大きな物品、例えば活性炭、押出し成形物あるいは他のフィルタ材料あるいは添加物から成る球体あるいは円筒形の物体が使用される。
本発明による技術は、特許文献1によれば、回転する挿入ホイールを使用してフィルタトウストリップにカプセルを入れるための収納装置を備えている。挿入ホイールはその周囲にカプセルのための収容部を備えており、これらの収容部内ではカプセルは挿入後、吸入空気により保持される。挿入ホイールが別の回転をした場合、挿入ホイールの周囲はフィルタトウストリップ内を貫通する。この場合、カプセルがフィルタトウストリップの中に入ると同時に、吸入空気は遮断される。従って、フィルタトウストリップ内のカプセルは取去られ、かつフィルタトウストリップと一緒にさらに搬送される。挿入ホイールの場所で、フィルタトウストリップは実質的に“U字”の形状を維持し、その際に挿入ホイールは中央切通し部あるいは“U字”の管路内に入り込む。引続いて、フィルタ連続体の形成が行われ、この形成において、フィルタトウストリップは閉じられ、圧縮され、そして被覆テープにより包まれる。
フィルタトウストリップとこのフィルタトウストリップから形成されたフィルタ連続体のフィルタ連続体機械内での搬送は連続して行われる。フィルタトウストリップとこのフィルタトウストリップから形成されたフィルタ連続体の製造速度および搬送速度は、この場合、フィルタ連続体内に挿入されるべき物体のための収納装置の最大速度により制限されている。この最高速度は目下のところ約100m/分である。したがって製造速度がカプセルが全く挿入されない従来通りのフィルタ連続体の場合に比べて低いことは明らかである。
このことは、挿入ホイールによる収納直前の挿入ホイールとカプセルの間の速度差が大きすぎるせいである。どのカプセルも挿入ホイール内で収容室を見出さないか、あるいはカプセルが壊れたかのどちらかである。この理由は、カプセルがまだ完全には収容室内に見えなくなっておらず、かつ貯蔵庫の壁部に押し潰されることにある。
さらに公知のシステムの始動時に、カプセルを備えたフィルタ棒状体は、フィルタ連続体と挿入ホイールが同期されるまでの間はじき出される。
国際特許出願公開第2005/032286号明細書
この従来技術から出発して、本発明の根底をなす課題は、従来可能だったよりも高い速度でタバコ加工産業の材料連続体の中に物体を挿入することを可能にすることであり、その際に、その上さらに、物体は従来よりも慎重に取扱わねばならず、特に従来よりも少ない物体の傷ものとして取扱わねばならない。
この課題は、タバコ加工産業の少なくとも一つの材料連続体、特にフィルタ連続体内に物体を挿入するための方法であって、この方法が以下の工程、すなわち
−物体を物体貯蔵部から取出す工程と、
−挿入ベルトの収納部と物体の間における速度差を減少させるために、
取出された物体を、少なくとも一列で相前後して配置された、物体のための収容部を備えた、少なくとも二つの転向ローラを経由して案内される挿入ベルトの特に直線の区間内の収納区間において移送方向の方向に加速する工程と、
−物体を収容区間に沿って収容部内に収容する工程と、
−物体を吸入空気により挿入ベルトの収納部内で保持し、かつ材料連続体の挿入位置まで移送する工程と、
−物体を挿入位置において収納部から材料連続体内に挿入する工程を備えていることにより解決される。
本発明による方法は、物体、例えばカプセルが貯蔵容器から取出され、かつ適切な処置により高い速度まで、特におおよそ連続体速度まで加速されるという基本思想に基づいている。それに関連して、挿入ベルトの収容部と物体の間の速度差は減り、従って物体が挿入ベルトの収容部内に収容されることが従来よりも確率的に明らかによくなる。さらに、収容区間の挿入ベルトの直線の部分、凹面あるいは凹面状に曲がった部分内での挿入ベルトの収容部内への適合および収容が行われる。それに関連して、加速される物体と挿入ベルトが平行にかつ互いに接触した状態で移動する時間的長さが長くなる。直線の収容区間を現実的に作ることは、凹面あるいは凹面状に曲がった収容区間に比べて、技術的にもむろんより費用がかからない。
平行な案内は、特に物体の加速が挿入ベルトの直線で、凸面もしくは凹面状に曲がった収容区間の方向で行われることにより保証される。このことは、物体が収容区間内に入る際に、実質的に挿入ベルトに対して平行に移動し、従って強い衝撃を全く受けない。収容区間が凹面状に曲がっている場合、物体は凹面状の曲線内で挿入ベルトと接触したままであり、かつ遠心力により挿入ベルトの上側面に押圧される。
物体と挿入ベルトが収容区間内で平行に案内され、速度差が物体の事前の加速により縮まることにより、物体が挿入ベルトの収容部内に達する確率は基本的に上がる。挿入ベルトの収容部内に収容することは、物体にとって明らかに従来よりも注意深い方法で行われる。その理由は、収容部が明らかに減った速度差に基づいて、従来技術から知られた挿入輪のように、挿入ベルトの収容部の縁部を大きな力で押し潰す危険を冒さないことである。
挿入ベルトの各収容部が物体を備える確率をさらに高めるために、挿入ベルトの収容部により収容できる物体よりも多数、物体を収容区間の方向に加速することが考慮されているのが好ましい。従って、物体が過剰だと収容区間に沿って案内されるので、各収容部にとって収容するための複数の可能な物体がある。
同様に、収容区間内で挿入ベルトの収容部内には収容されていないか、あるいは再度挿入ベルトの収容部から取除かれているかあるいは落ちてきている物体を、収容区間の後で物体貯蔵部内に移送して戻すかあるいは導き戻し、かつ新たに収容区間の方向に加速することが考慮されていると有利である。これによりわずかな欠陥を備えた物体を効率的に使用できる。
収容の確率をさらに高めることは、好ましくは物体を収容区間内で挿入ベルト(4)に沿って転がす(abrollen)場合に明らかになる。このことは、例えば直線の収容区間が垂直線に対してある角度で配置されていることにより行うことができ、従って物体はただ挿入ベルトの隣に落ちるのではなく、挿入ベルトと接触した状態で転がる。このことは収容区間を凹面状に曲げることによりさらに強化することができる。
本発明による方法の有利な他の形態において、収容区間の端部において、個々のあるいはすべての物体を収容部から排出装置を用いて除去することが考慮されている。収容区間の端部において収容部から物体をすべて排出することは、さらに利用できる棒状フィルタ(Filterstab)が全く製造されない始動段階時または同期段階時に行われるのが有利であるので、まだ利用できない棒状フィルタ内には何の物体も挿入されない。挿入ベルトにおいて収容部から個々の物体を排出することは、後続する収容ユニットにおいて、異なっていてもよい他の物体を制御されかつ秩序正しい方法で収容するために役立てることができる。
この関係においては、挿入ベルトの移送方向で収容ユニットの収容区間の作業下流側に、第二の収容区間を備えた少なくとも一つの第二の収容ユニットが配置されており、この収容ユニットに対して、特に第一の収容ユニット内で使用される物体とは異なる物体タイプの別の物体を加速し、その際に、前記別の物体を挿入ベルトの第一の収容ユニットを離れた後、物体がない収容部内に収容すると有利である。このようにして、例えばフィルタ棒状体は二つの異なる物体を備えているか、あるいはフィルタ棒状体は交互に異なる物体を備えている。さらに第一の収容ユニット内で空の状態で形成されている収容部は第二の収容ユニット内で同じ物体タイプの物体によっても充填することができる。
始動段階時および/または同期段階時には一つの物体も加速するか、あるいは物体をすべて挿入ベルト(4)内の収容部から再度除去するのが好ましい。同期段階の下で、通常、本発明では、材料連続体内への物体の挿入は、材料棒状体、すなわちタバコ棒状体あるいはフィルタ棒状体の切断(Ablangen)に同期されることがわかり、従って物体は繰り返すのに適しておりかついつも同じ場所で完成したフィルタ棒状体あるいはタバコ棒状体内に配置されている。所望の同期がまだ得られていない場合、このような物体は切断された棒状体内で取決められた位置には収まっていない。このような棒状体、すなわちフィルタ棒状体あるいはタバコ棒状体は、以下のようにして排除するかあるいは放出することができる。
さらに本発明による方法によれば、材料連続体内で物体の挿入前に溝を作り、この溝内に物体を挿入し、この溝を再度塞ぐのが有利である。このことは、例えば鋤状部材を用いて行うことができる。
フィルタ連続体内の挿入位置に物体を挿入することは、挿入ベルトの曲がった部分か、あるいは直線部分において行われる。
さらに本発明による方法は、二つあるいはそれより多くの材料連続体を製造する際にも使用可能であると有利であり、その際に、特に二つあるいはそれより多くの挿入ベルト、もしくは物体のための収容部の二つあるいはそれより多くの列が使用される。この場合、どの挿入ベルトにも、あるいは収容部のどの列にも一つあるいは複数の収容ユニットが割当てられているのが好ましい。
本発明の根底をなす課題は、特にその前に記載された本発明による方法のいずれか
一つに記載の方法において、
タバコ加工産業の材料連続体のための物体貯蔵部から物体を移送するための、少なくとも一つの列において相前後して配置された物体のための収容部を備えた挿入ベルトの使用方法により解決される。
さらに本発明の根底をなす課題は、タバコ加工産業の少なくとも一つの材料連続体、特にフィルタ連続体内に物体を挿入するための装置であって、
この装置が、少なくとも一つの列において相前後して配置された物体のための収容部と、移送装置の収容部から材料連続体内に物体を挿入するための挿入手段とを備えている装置において、
前記移送装置が、内側から吸入空気および/または圧縮空気が作用するか、あるいは作用可能である挿入ベルトとして形成されており、この挿入ベルトが少なくとも二つの転向ローラを介して案内されており、
その際に、物体のための収容部が孔として形成されており、これらの孔が
挿入ベルトを完全に貫通し、かつその直径が挿入ベルトの外側では
挿入ベルトの内側よりも大きく、
その際に、本装置がさらに少なくとも一つの収容ユニットを備えており、この収容ユニットが加速装置を備えており、この加速装置が物体を移送方向で収容区間内で、特に挿入ベルトの直線部分で加速するように形成され、かつ配置されており、
従って、挿入ベルトの収容部と物体の速度差が軽減されることを特徴とする装置により解決される。
本発明による装置によっても、本発明による方法に対して先に挙げ、かつ記載された、物体を注意深く、かつ高い確率で挿入ベルト内に挿入し、従って物体を備えたタバコ棒状体あるいはフィルタ棒状体を製
造する際の工程速度を高めることは達せられる。本装置は本発明による方法と全く同様に、挿入ベルトに引渡す際の物体を注意深く扱う。
挿入ベルトは収容部の少なくとも一列の領域内において、その外側では突出した形状を備え、および/またはその内側では凹面状で連続的な窪み部(Einbuchtung)を備えている。突出した形状はスタッド部を形成しており、このスタッド部は特に、物体を溝の上方で材料連続体内に離すのではなく、挿入位置で材料連続体内の溝あるいはU字形状部内に係合し、従って物体をほとんど溝内に置くのに使用される。溝内に係合するスタッド部を用いて溝内に挿入することにより、物体が挿入後に材料連続体の長手方向でなお位置がずれることは効果的に防止されるので、材料連続体内の物体の確実な位置決めが保証される。物体を移送時に挿入ベルトの収容部内で確実に保持するために、挿入ベルトの内側に貫通する窪み部配設することは、特に挿入ベルトの収容部に真空を作用させること(Anlegen)に役立っている。
挿入ベルトはその内側において平ベルトとして形成されているか、あるいは少なくとも一つの側方領域内に歯付ベルトを備えているのが好ましい。歯付ベルトを用いて、転向ローラを対応するように形成する際に、転向ローラの滑り抜けは挿入ベルトの下方で効果的に防止される。さらにこの場合、同期化は転向ローラの回転を介して直接測定可能である。
平ベルトとしての挿入ベルトをその内側に形成する場合に特に有利であるようなこの場合に、挿入ベルトはその内側あるいはその外側に標識を備えており、その際さらに、光学式の収容兼評価ユニットが設けられており、この収容兼評価ユニットは標識を記録しかつ処理し、そしてこのようにして単位時間毎の挿入ベルトの位置出しを捕捉する。これらのデータは以下のようにして同期化のために使用される。対応する標識は例えばどの収容においても挿入ベルトに配置されている。挿入ベルトの各々の完全な回動の際に、収容兼評価ユニットの傍らを一度通り過ぎるただ一つの単独の標識を設けるのも十分である。
二つまたはそれより多くの材料連続体の中に物体を挿入するための装置が形成されており、装置が物体のための二つまたはそれより多くの列収容部を備えた挿入ベルトを有しているか、あるいは物体のための各々一列の収容部を備えた挿入ベルト(4)を有しているのが好ましい。それと同時に、製造速度をさらに上げることができる。二つまたはそれより多くの挿入ベルトを備えた構造により、材料連続体が一つの際の製造停止の場合に、一つあるいはそれより多くの材料連続体の場合の製造を新たに進めることができるという別の長所が得られる。複数の列の収容部を有する共通の挿入ベルトを備えた構造により同期化は容易になる。この場合には、どの列の収容部にとっても、列が一つの挿入ベルトに、あるいは複数の挿入ベルトに配置されているかどうかには関係なく、固有の収容ユニットが各々設けられているのが好ましい。
本発明による装置においては、加速装置の加速手段が、落下区間として、空気作用式加速手段として、あるいは機械式加速手段として形成されており、特に一つあるいは複数の管状ノズル、側方管路圧縮装置、真空ポンプ、圧縮空気源、遠心分離機および/または加速ホイールとして形成されているのが有利である。複数のこれらの加速手段は、蓄積的に、平行に、あるいは連続して使用されてもよい。さらに空気作用式加速手段は、特により多くの物体が加速される際に、すなわち挿入ベルトに収容される際に、物体の循環を促進するので、空気回路は同時に物体の帰り案内および物体の新たな加速あるいは物体貯蔵容器内での物体の保管を促進することができる。
本発明による装置の特に好ましい実施形態において、加速された物体は、収容区間の領域内で挿入ベルトに沿って単層で案内可能であるかあるいは案内されている。特に案内管路の側壁の採寸により実現することができる。同時に特に効率の良い方法案内が構造上実現されている。挿入ベルトの表面にわたる幅において、物体は物体の密度あるいは物体の直径もしくは何倍もの物体の直径で収容区間を通って案内することができる。解決手段が広範囲であると、物体のための滞留の危険は少なくなる。
加速される物体が挿入ベルト上で転がるように、収容区間は垂線に対してある角度で配置されているのが好ましい。挿入ベルトでもって転がる際の集中的な接触により、物体は挿入ベルトの収容部のすぐ近くに達し、かつ挿入ベルトに対するわずかな速度差に基づいて収容部内にさらに確実に中へと吸い込まれる。このことは収容区間内の軽く凹面状な彎曲部(Krummung)により強化できる。
少なくとも一つの物体貯蔵部(Objektvorrat)が設けられており、この物体貯蔵部が少なくとも一つの加速装置に接続しており、この加速装置は、特に振動モータを備えた傾斜底部貯蔵部(Schragbodenspeicher)として形成されており、この傾斜底部貯蔵部が少なくとも一つの加速装置とは機械的に接続が外れているのが好ましい。振動モータを備えた傾斜底部貯蔵部としての好ましい構造は、物体が物体貯蔵部内で相互に妨害し、かつせき止めることを防ぐので、物体貯蔵部からの物体の流れは中断される。このことは振動により力で破られかつ阻止される。同様に激しく振動すべきではない加速装置から機械的に接続を外すことは、例えば可撓な内側の上張り材を備えたアコーディオン状の接続部を用いて行われるので、どの物体もアコーディオン構造体の襞部の中には落ち込む恐れはない。物体の直径よりも幅のない、幅の狭な空隙はこの目的を満たす。
収容ユニットは転向ローラの間に配置された少なくとも一つの排出装置を備えており、この排出装置を用いて、挿入ベルトの収容部に内側から、収容部から物体を排出するための空気作用式のあるいは機械式の排出インパルスを作用させることができ、特に圧縮空気インパルスまたは圧縮空気流、星形車またはプランジャを用いて作用させることができる。
排出装置は、始動段階時または同期段階時に挿入ベルトの収容部を空にするために、あるいは接続している収容ユニット内で別の物体で充填しなければならない個別の収容部を片付けて空にするために使用される。
同様に、挿入ベルトの収容部内に収容されていない物体を物体貯蔵部内あるいは加速装置内に、特に空気回路内に戻し案内するための戻し案内手段が設けられていると有利である。
特に複数の様々なタイプの物体を材料連続体内に供給するために、挿入ベルトには移送方向で、収容ユニットの作業下流側に少なくとも一つの別の、特に同種の収容ユニットが、少なくとも一つの収容区間に沿って挿入ベルトの直線部分に配置されており、この収容区間に向かって特に第一の収容ユニット内で使用された物体タイプとは異なる物体タイプの、別の物体が加速され、前記別の物体が挿入ベルトの第一の収容ユニットを離れた後に物体がない収容部内に収容されように構成されていると有利である。異なるタイプの物体を挿入ベルトが備えるための使用に加えて、第二の収容ユニットの配設が有益であるので、第二の収容ユニット内における挿入ベルトの収容部内への物体の効率の悪い収容によって残る時間的間隙は充填される。
挿入ベルトの収容部から材料連続体内に物体を挿入するための挿入手段は、機械式あるいは空気作用式に、特に圧縮空気インパルスまたは圧縮空気流、星形車またはプランジャを用いて形成されており、特に挿入手段には材料連続体の移送方向で作業下流側に、挿入ベルトの収容部から物体を取出すのを補助するためのかき落とし部材が後続配置されているのが好ましい。かき落とし部材により、挿入ベルトから物体を最終的に分離するのと同時に、物体が材料連続体内で確実に埋め込まれる。その理由は、
材料連続体を移送する際のこのようなかき落とし部材の下側が、物体を材料連続体内に押し込むことにある。
転向ローラは真空が作用しているかあるいは作用可能である環状溝を備えているように構成されているのはさらに好ましい。それと同時に、挿入ベルトは転向ローラに対して位置が特定された状態で起立している必要はない。
同様に、鋤状部材が設けられているのが好ましく、この鋤状部材は材料連続体の移送方向で、材料連続体内への挿入ベルトの挿入位置の作業上流側に配置されており、かつ物体が挿入される溝を材料連続体内で作る。
本装置は制御装置を備えており、本装置により本発明による上記に記載した方法を構成するようにこの制御装置が形成されている。このことは、特に可動な構成部品の制御、特に挿入ベルトが駆動される転向ローラの制御、物体が挿入ベルトの収容部内で保持されるかあるいは再度収容部から排出される真空あるいは圧縮空気源の制御、加速手段あるいは加速装置、および材料連続体移送部そして物体を材料連続体内に挿入するための挿入手段の制御を意味する。
本発明の根底をなす課題は、本発明による先に記載された装置において、物体のための収容部が、孔として形成されており、この孔が挿入ベルトを完全に貫通しており、そして挿入ベルトの外側における孔の直径が、挿入ベルトの内側における孔の直径よりも大きいことにより解決される。挿入ベルトは収容部の少なくとも一列の領域内において、その外側では突出した形状を備え、および/またはその内側では凹面状で連続的な窪み部を備えているのが好ましい。挿入ベルトはその内側では平ベルトとして形成されているか、あるいは少なくとも一つの側方領域では歯付きベルトを備えているのがさらに好ましい。
挿入ベルトを完全に貫通しており、そして挿入ベルトの外側における孔の直径が、挿入ベルトの内側における孔の直径よりも大きい孔としての、収容部の構造は、物体を確かに収容部内に吸収するが、孔を貫通して完全には吸い込まないことに使用される。従って、挿入ベルトの内側に向かって先細りになっている孔は、物体の座部としても使用される。内側での直径が物体の直径よりも小さく、外側での直径が物体の直径と同じかあるいは物体の直径よりも大きい限り、座部は様々に構成されていてもよい。例えば孔は段差を座部として備えていてもよいので、物体は孔あるいは収容部の内側で完全に保持されるが、その外側でもって挿入ベルトの外側の面の下側に収まっている。代替として、孔は円錐形に先細りになっている形状を有していてもよい。形状は物体の選択にふさわしく選択されるべきである。
先に挙げた本発明の対象、すなわち本発明による方法、本発明による使用方法、本発明による装置および本発明による挿入ベルトに挙げた特徴、長所そして特性は、限定せずとも、各々別の本発明の対象とみなされる。
本発明を共通の本発明の思想を限定せずに、実施例に基づいて図を参照しながら以下に説明する。その際に、テキストに詳しく説明していない本発明による項目に関しては、図を参照のこと。
本発明による装置の概略図である。 本発明による挿入ベルトの概略断面である。 本発明による別の装置の概略側面図である。 本発明による加速装置の概略図である。 本発明による他の装置の概略図である。 本発明による装置の挿入領域の概略詳細図である。
以下の図には同じ符号を備えた、各々同じかあるいは同じ種類の部材または相当する部分が設けられているので、相応する再度の紹介は除外する。
図1には本発明による装置3の側面図が概略的に示してある。装置3は移送方向1aに移送される材料連続体1内に物体を挿入するために使用される。物体のない材料連続体1は、図1の右側に示してある。物体が材料連続体1内に挿入された挿入位置20を過ぎた後、物体を備えた材料連続体は符号2が付されている。
装置3は中央の部材として挿入ベルト4を備えており、この挿入ベルトは移送方向4aに、すなわち図1では時計回りに、転向ローラ6及び7の周りで回動し、かつこれらの転向ローラにより駆動される。挿入ベルト4は一定の間隔で物体のための、貫通している孔として形成されている収容部5を備えている。これらの貫通している孔は、挿入ベルト4の外側に、内側におけるよりも大きな直径を有しており、かつ物体のための収容部5として形成されている。
挿入ベルト4は垂線に対してある角度で配置されており、従って挿入ベルト4の下方へ走行する部分は、斜めに落下するように移動する。転向ローラ6及び7の間には、その中に配置された物体を収容部5内に保持するために、収容部5に負圧あるいは吸入空気を与えるために使用される真空源8がある。
挿入ベルト4の内部の真空を維持する側方の金属板は、一目瞭然であるために示していない。挿入ベルト4を挿入位置20の方向で下方に向かって動かす挿入ベルト4の側方には、収容ユニット10が配置されており、この収容ユニットは管路、案内板(Leitblech)および複数の別の部材を備えたハウジングを有している。挿入ベルト4に対して平行に走る収容ユニット10の部分は、収容区間14を形成しており、この収容区間内で前もって加速されていた物体は挿入ベルト4の移送方向4aに対して平行に走ることができる。
収容ユニット10は、出口開口部13を有する図示していない物体貯蔵容器をハウジングの内部に備えており、この物体貯蔵容器から物体が収容ユニット10のハウジング内に挿入できる。そこで物体は重力により、加速されて供給室16を通って、かつ第一の案内板あるいは第一の案内曲線部17および第二の案内曲線部18を介して導管12の下側の入口に達し、この入口では三つが一続きで接続した管状ノズル11,11’,11”が配置されており、これらの管状ノズルは導管12を通って上に向かう方向に連続した空気流を引き起こす。
この空気流により吸上げられて、物体は下側端部で導管12の中に達し、管状ノズル11,11’,11”を通り抜け、その際に空気流の吸込みの流れの中で運び去られ、そして加速される。空気流と物体は、導管12を通って収容ユニット10の上側領域内で2回転向され、収容区間14内に達する。この収容区間は発端部14aで始まり、収容区間14に沿って挿入ベルト4に対して平行に向いており、そして端部14bで終わる。収容区間14に沿って、物体は単層でかつ場合によっては一列で案内され、このことは収容ユニット10のハウジング内部内の構造により、ならびに側方の案内レール15により行われる。
余剰な物体は収容区間14を通り抜けて移動し、従って挿入ベルト4の収容部5が全て埋められる確率は高い。余剰でかつ収容部5内に収容されない物体は、第二の案内板18を介して再度導管12の入口に達し、かつ加速および再循環の循環回路の空気流の中で収容区間14に戻される。収容ユニット10内で空気回路と物体から成る循環回路が形成する。
複数の光学センサは空気回路の一部および/または供給室16内に配置されており、これらの光学センサは例えば供給室16内の物体の充填レベルを測定するかあるいは空気回路内で移動する物体の量を測定する。この量が例えば目下の生産速度に依存した値未満に落ちると、他の物体が物体貯蔵容器から収容ユニット3内にさらに与えられる。
空気回路と物体循環回路とは全く接触しない状態で、供給室16は物体貯蔵容器の出口開口部13の下方にある。供給室16、導管12、収容区間14および案内板17と18により区画された下側の空域から成る空洞部の幅は物体の直径の値に設定されるのが好ましい。
挿入ベルト4の移送方向4aで、収容区間14の作業下流側には圧縮空気に基づいた排出装置19が配置されている。この排出装置は、相応して制御される場合に、挿入ベルト4に圧縮空気パルスあるいは圧縮空気を作用させる。圧縮空気により、物体は挿入ベルト4の収容部5内でこの位置で再度排出され、第二の案内曲線部18に、従って再度収容ユニット10内の空気循環回路と物体循環回路内に戻って来る。このことは、例えば連続体製造機がその時に起動する場合、または測定機械との同期調整が行われない場合である。
収容区間14の端部14bに向かって、物体は下側の転向ローラ7に対して、かつ挿入位置20に対して保持された状態で真空源8の真空により挿入ベルト4の収容部5内に達する。図1に示した実施例において、挿入手段として圧縮空気源21が使用され、この圧縮空気源は圧縮空気管22を介して圧縮空気を挿入位置20の領域内の
圧縮空気出口領域まで案内する。連続して圧縮空気が当たる領域は、物体のための二つの互いに相接して続く収容部5の間の間隔よりも多少幅広い。圧縮空気源21からの圧縮空気は、物体を収容部から外側に押圧し、かつ材料連続体1あるいは2の中に押圧する。材料連続体1は前もって鋤状部材25を用いて溝を付けられている。この溝の中に物体が挿入される。
図2には本発明による挿入ベルト4が横断面図で示してある。挿入ベルト4は突出したスタッド部42の両側に向かう平坦な横方向部分41を備えた「T字断面」を有する。突出したスタッド部は、材料連続体1の溝の中に食い込み、そこで物体9が離れるのに使用される。
挿入ベルト4の内側は符号43でもって印を付けてあり、外側は符号44でもって印を付けてある。中央部には孔が収容部45として形成されており、この孔は物体9のための座部48を有する。これにより挿入ベルト4の内側43における孔の直径46は外側46における孔の直径47よりも小さい。
挿入ベルト4はその外側でもって滑動面50上で滑動する。側面51を同様に示してある。収容部45と一直線に並んだ構造は真空部52を収容部45に接触させる。
二つもしくはそれより多くの材料連続体を製造する際に、二つもしくはそれより多くの挿入ベルト4が使用されるかまたは複数の相並んで配置された、対応する図12に示した構造を備えたスタッド部42を備えた挿入ベルト4が使用される。
図3には本発明による装置3’の別の実施例が示してある。図1の装置3との相違点において図3の装置3’は、二つの相前後して接続し、かつ同じように構成された収容ユニット10,10’を備えている。収容ユニット10,10’はどちらも、各々管状ノズル11〜11”あるいは11”’〜11””’を備えた固有の循環回路と収容区間14,14’へと案内する導管12,12’を備えている。ハウジングは、各々物体貯蔵容器の出口開口部13,13’、ならびに供給室16,16’そして第一および第二の案内曲線部17,17’,18,18’を有する。さらに、両収容ユニット10,10’はいずれも固有の排出装置19,19’を備えている。
排出装置19,19’を適切に制御することにより、例えば様々なタイプの物体を挿入ベルト内に挿入し、あるいは挿入ベルト4の収容ユニット5における、第一の収容ユニット10の後方に残る時間的作業休止間隙を充填することが可能である。さらに別の構成部材が図1と比べて変えられている。
図4には本発明による装置の本発明による加速装置の代替え的な実施例が概略的に示してある。挿入ベルト4に関わる装置の構成部材は省略してある。理由はそれらが図1〜3のものと同じ種類であるからである。図4における収容ユニット60,60’には、共通の送風機61により空気導管62を通って二つの空気導管分岐部63,63’に分岐された空気流が供給される。
両空気導管分岐部63,63’のいずれもが物体貯蔵部64,64’の傍らを通過し、この物体貯蔵部は物体を下方に向けて制御した状態で空気流の中に解放することができ、従って物体は以下のように加速ユニット65,65’内に達する。
加速ユニット65,65’内において、導管はサーキット状機構(Rennbahnanordnung)内に配置されており、従って物体が帯動される循環する空気流が生じる。従って物体は空気流内で加速される。各加速ユニット65,65’は、各々挿入ベルトの直線区間まで案内する収容区間66,66’ならびに戻し案内部(Ruckfuhrung)67,67’を備えている。
図5には代替え的加速手段、すなわち回転方向70aに回転する遠心分離機70が概略的に示してある。内部において、遠心分離機70は、物体が遠心分離機70の内部から排出される物体排出部71を中央に備えている。遠心分離機70は下方に向いた帯動棘状体(Mitnahmedorn)72を備えており、これらの帯動棘状体により、遠心分離機70の内部にある物体は慎重な方法で回転速度を担う。下側の領域において、遠心分離機70は図示していない案内管路73内への出口を備えており、この案内管路は案内曲線部の後方で直線状の収容区間74内に通じている。この収容区間74は同様に、図示していない挿入ベルトに対して平行に走っている。
別の可能な加速手段は、例えば図5において曲げられた部分を通って一部が実現されている落下区間、加速輪あるいは真空により生じる空気流である。
図6には挿入位置20の箇所における本発明による装置の詳細が概略的に示してある。挿入手段としてこの場合は図1及び図3で利用された圧縮空気の代わりにスターホイール80が転向ローラ7の下側領域に使用されており、このスターホイールは挿入フィンガー81をその周囲に備えている。スターホイール80は回転方向80aで運動し、この回転方向は挿入ベルト4の移送方向4aおよび対応する周速度と調和している。これにより、図6による実施例では多少広げられており、かつ窪地形状(Muldenform)を備えている挿入フィンガー81は、挿入ベルト4の収容部5内に内側から入り込み、その際にそこに保持された物体9を下方に向かって押し出す。それにより、物体9は方向1aに移送される材料連続体1内に挿入される。
図6には同様にして鋤状部材25とかき落とし部材(Abstreifer)26が示してある。鋤状部材は材料連続体の移送方向1aで、挿入位置20の作業上流側に配置されており、かき落とし部材26は挿入位置20の作業下流側に配置されている。鋤状部材25は材料連続体1をほぼその中央部まで分け、それにより物体9が挿入される溝を作る。かき落とし部材26はその縁部でもって挿入位置20の作業下流側ですぐに始まる。ここを通って、材料連続体1内に挿入される物体9は挿入された位置で保持され、かつ材料連続体の力によって再度上方へ押圧することはできない。それ故、かき落とし部材26の下側は材料連続体1の移送装置1aに対して平行に延在している。
図から見てとれる先に挙げた特徴も全てならびに別の特徴と組合せて開示された個々の特徴も、単独でおよび組合わせた状態で本発明の神髄と考える。本発明による実施形態は、個々の特徴あるいは複数の特徴の組合せによって実現できる。
1 材料連続体
1a 材料連続体の移送方向
2 物体を備えた材料連続体
3 装置
3’ 装置
4 挿入ベルト
4a 挿入ベルトの移送方向
5 物体のための収容部
6 転向ローラ
7 転向ローラ
8 真空源
9 物体
10 収容ユニット
10’ 収容ユニット
11 管状ノズル
11’ 管状ノズル
11” 管状ノズル
11”’ 管状ノズル
11”” 管状ノズル
12 導管
12’ 導管
13 物体貯蔵部の出口開口部
13’ 物体貯蔵部の出口開口部
14 収容区間
14’ 収容区間
14a 収容区間の開始点
14b 収容区間の終端点
15 側方の案内レール
16 供給室
16’ 供給室
17 第一の案内曲線部
17’ 第一の案内曲線部
18 第二の案内曲線部
18’ 第二の案内曲線部
19 排出装置
19’ 排出装置
20 挿入位置
21 圧縮空気源
22 圧縮空気管
23 圧縮空気出口領域
25 鋤状部材
26 かき落とし部材
41 平坦な横方向部分
42 スタッド部
43 内側
44 外側
45 収容部
46 内側の直径
47 外側の直径
48 座部
50 滑動面
51 側壁
52 真空部
60 収容ユニット
60’ 収容ユニット
61 共通の送風機
62 空気導管
63 空気導管分岐部
63’ 空気導管分岐部
64 物体貯蔵部
64’ 物体貯蔵部
65 加速ユニット
65’ 加速ユニット
66 収容区間
66’ 収容区間
67 戻り案内部
67’ 戻し案内部
70 遠心分離機
70a 回転方向
71 物体出口
72 帯動棘状体
73 案内管路
74 収容区間
80 スターホイール
80a スターホイールの回転方向
81 挿入フィンガー

Claims (25)

  1. タバコ加工産業の少なくとも一つの材料連続体(1)、特にフィルタ連続体内に物体(9)を挿入するための方法であって、この方法が以下の工程、すなわち
    −物体(9)を物体貯蔵部から取出す工程と、
    −挿入ベルト(4)の収納部(5)と物体(9)の間における速度差を減少させるために、
    取出された物体(9)を、少なくとも一列で相前後して配置された、物体(9)のための収容部(5)を備えた、少なくとも二つの転向ローラ(6,7)を経由して案内される挿入ベルト(4)の特に直線の区間内の収容区間(14,14’,66,66’)において移送方向(4a)の方向に加速する工程と、
    −物体(9)を収容区間(14,14’,66,66’)に沿って収容部(5)内に収容する工程と、
    −物体(9)を吸入空気により挿入ベルト(4)の収納部(5)内で保持し、かつ材料連続体(1)の挿入位置(20)まで移送する工程と、
    −物体(9)を挿入位置(20)において収納部(5)から材料連続体(1)内に挿入する工程を備えていることを特徴とする方法。
  2. 挿入ベルト(4)の収容部(5)から収容できる場合には、多数の物体(9)を収容区間(14,14’,66,66’)の方向に加速することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 収容区間(14,14’,66,66’)内で挿入ベルト(4)の収容部(5)内には収容されていないか、あるいは再度挿入ベルト(4)の収容部(5)から取除かれているかあるいは落ちてきている物体(9)を、収容区間(14,14’,66,66’)の後で物体貯蔵容器内に移送して戻すかあるいは導き戻し、かつ新たに収容区間(14,14’,66,66’)の方向に加速することを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 物体(9)を収容区間(14,14’,66,66’)内で挿入ベルト(4)に沿って転がすことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の方法。
  5. 収容区間(14,14’,66,66’)の端部において、個々のあるいはすべての物体(9)を収容部から排出装置(19)を用いて除去することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の方法。
  6. 挿入ベルト(4)の移送方向(4a)で収容ユニット(10,60)の容区間(14,66)の作業下流側に、第二の収容区間(14’,66’)を備えた少なくとも一つの第二の収容ユニット(10’,60’)が配置されており、この収容ユニットに対して、特に第一の収容ユニット(10,60)内で使用される物体(9)とは異なる物体タイプの別の物体(9)を加速し、
    その際に、前記別の物体(9)を挿入ベルト(4)の収容部(5)内に収容し、これらの収容部が第一の収容ユニット(10,60)を離れた後、前記別の物体から解放されていることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 始動段階時および/または同期段階時には一つの物体(9)も加速しないか、あるいは物体(9)をすべて挿入ベルト(4)内の収容部(5)から再度除去することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の方法。
  8. 材料連続体(1)内で物体(9)の挿入前に溝を作り、この溝内に物体(9)を挿入し、この溝を引続いて再度塞ぐことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の方法。
  9. 特に請求項1〜8のいずれか一つに記載の方法において、
    タバコ加工産業の材料連続体(1)のための物体貯蔵容器から物体(9)を移送するための、少なくとも一つの列において相前後して配置された物体(9)のための収容部(5)を備えた挿入ベルトの使用方法
  10. タバコ加工産業の少なくとも一つの材料連続体(1)、特にフィルタ連続体内に物体(9)を挿入するための装置であって、
    この装置が、少なくとも一つの列において相前後して配置された物体(9)のための収容部(5)と、移送装置の収容部(5)から材料連続体(1)内に物体(9)を挿入するための挿入手段(20〜23,26,80)とを備えている装置において、
    前記移送装置が、内側から吸入空気および/または圧縮空気が衝突するか、あるいは衝突可能である挿入ベルト(4)として形成されており、この挿入ベルトが少なくとも二つの転向ローラ(6,7)を介して案内されており、
    その際に、物体(9)のための収容部(5)が、孔として形成されており、この孔が挿入ベルト(4)を完全に貫通しており、そして挿入ベルト(4)の外側(44)における孔の直径が、挿入ベルト(4)の内側(43)における孔の直径よりも大きく、
    装置がさらに少なくとも一つの収容ユニットを備えており、この収容ユニットが加速装置を備えており、この加速装置が物体(9)を移送方向(4a)で収容区間(14,14’,66,66’)内で、特に挿入ベルト(4)の直線部分で加速するように形成され、かつ配置されており、
    従って、挿入ベルト(4)の収容部(5)と物体(9)の間の速度差が減少することを特徴とする装置。
  11. 挿入ベルト(4)が収容部(5)の少なくとも一列の領域内において、その外側(44)では突出した形状(42)を備え、および/またはその内側(43)では凹面状で連続的な窪み部を備えていることを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 挿入ベルト(4)がその内側(43)において平ベルトとして形成されているか、あるいは少なくとも一つの側方領域内に歯付ベルトを備えていることを特徴とする請求項10または11に記載の装置。
  13. 二つまたは三つ以上の材料連続体の中に物体(9)を挿入するための装置が形成されており、装置が物体(9)のための二つまたは三つ以上の列収容部(5)を備えた挿入ベルト(4)を有しているか、あるいは物体(9)のための各々一列の収容部(5)備えた挿入ベルト(4)を有していることを特徴とする請求項10〜12のいずれか一つに記載の装置。
  14. 加速装置の加速手段が、落下区間として、空力学的加速手段として、あるいは機械式加速手段として形成されており、特に一つあるいは複数の管状ノズル(11〜11””’)、側方管路圧縮装置、真空ポンプ、圧縮空気源(61)、遠心分離機(70)および/または加速ホイールとして形成されていることを特徴とする請求項10〜13のいずれか一つに記載の装置。
  15. 加速された物体(9)が 収容区間(14,14’,66,66’)の領域内で挿入ベルト(4)に沿って単層で案内可能であるか、あるいは案内されていることを特徴とする請求項10〜14のいずれか一つに記載の装置。
  16. 加速される物体(9)が挿入ベルト(4)上で転がるように、収容区間(14,14’,66,66’)が垂線に対してある角度未満で配置されていることを特徴とする請求項10〜15のいずれか一つに記載の装置。
  17. 少なくとも一つの物体貯蔵部が設けられており、この物体貯蔵部が少なくとも一つの加速装置に接続しており、この加速装置は、特にジョギングモータを備えた傾斜底部貯蔵部として形成されており、この傾斜底部貯蔵部が少なくとも一つの加速装置とは機械的に接続が外れていることを特徴とする請求項10〜16のいずれか一つに記載の装置。
  18. 収容ユニット(10,10’,60,60’)が転向ローラ(6,7)の間に配置された少なくとも一つの排出装置(19,19’)を備えており、この排出装置を用いて、挿入ベルト(4)の収容部に内側から、収容部(5)から物体(9)を排出するための空気作用式のあるいは機械式の排出インパルスを作用させることができ、特に圧縮空気インパルスまたは圧縮空気流、星形車またはプランジャを用いて作用させることができることを特徴とする請求項10〜17のいずれか一つに記載の装置。
  19. 挿入ベルト(4)の収容部(5)内に収容されていない物体(9)を戻し案内するための戻し案内手段が、物体貯蔵部内あるいは加速装置内に設けられており、特に空気回路が設けられていることを特徴とする請求項10〜18のいずれか一つに記載の装置。
  20. 挿入ベルト(4)には移送方向(4a)で、収容ユニット(10,60)の作業下流側に少なくとも一つの別の、特に同種の収容ユニット(10’,60’)が、少なくとも一つの収容区間(14’,66’)に沿って挿入ベルトの直線部分に配置されており、この収容区間に向かって特に第一の収容ユニット(10,60)内で使用された物体(9)タイプとは異なる物体タイプの、別の物体(9)が加速され、前記別の物体(9が挿入ベルト(4)の収容部(5)内に収容され、これらの収容部が第一の収容ユニット
    (10,60)を離れた後に物体(9)がないことを特徴とする請求項10〜19のいずれか一つに記載の装置。
  21. 挿入ベルト(4)の収容部(5)から材料連続体(1)内に物体(9)を挿入するための挿入手段が、機械式あるいは空気作用式に、特に圧縮空気インパルスまたは圧縮空気流、星形車またはプランジャを用いて形成されており、
    特に挿入手段には材料連続体(1)の移送方向(1a)で作業下流側に、挿入ベルト(4)の収容部(5)から物体(9)を取出すのを補助するためのかき落とし部材(26)後続配置されていることを特徴とする請求項10〜20のいずれか一つに記載の装置。
  22. 転向ローラ(6,7)が真空部が当接するかあるいは可能である環状溝を備えていることを特徴とする請求項10〜21のいずれか一つに記載の装置。
  23. 装置が制御装置を備えており、装置により請求項1〜8のいずれか一つの方法を構成するようにこの制御装置が形成されていることを特徴とする請求項10〜22のいずれか一つに記載の装置。
  24. 請求項10〜23の一つに記載の装置の挿入ベルト(4)において、
    物体(9)のための収容部(5)が、孔として形成されており、この孔が挿入ベルト(4)を完全に貫通しており、そして挿入ベルト(4)の外側(44)における孔の直径が、挿入ベルト(4)の内側(43)における孔の直径よりも大きく、
    特に挿入ベルト(4)が収容部(5)の少なくとも一列の領域内において、その外側(44)では突出した形状(42)を備え、および/またはその内側(43)では凹面状で連続的な窪み部を備えていることを特徴とする挿入ベルト(4)。
  25. 挿入ベルト(4)がその内側(43)では平ベルトとして形成されているか、あるいは少なくとも一つの側方領域では歯付きベルトを備えていることを特徴とする請求項24に記載の挿入ベルト(4)。
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