JP2012228497A - 雪上風帆スキー具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 人が乗って立つ、固定台(7)は、安定台(10)と接合しているが底板(11)と、スキー板(14)とも一体となり、荷重を支え合う構造となり、一方風を受けとめる支柱(1)と帆(4)は、下部構造によって連結固定したことを特徴とする風の力と帆(4)の操作で滑走する雪上風帆スキー具。
【選択図】図1
Description
すなわち、スキーは激しい傾斜地から平坦地と場所を選ばす、スノーボードは傾斜を必要とする乗り物である。
また、風を利用した乗り物は、枚挙に暇がないほど多岐に渡っている。
帆掛け船、ヨット、ウィンドサーフィンなどである。
なお、水上用のウィンドサーフィンと略同様の操作感覚、および、操帆感覚を体感しつつ走行できる非水上用ウィンドサーフィンが知られている(特許文献1参照)。
(イ)平衡を保つためのバランス性能が悪い。
(ロ)目的、用途が異なっている。
(ハ)従来の雪上を滑走する用具は、概して安定性に欠ける嫌いがあった。
(ニ)用具に馴染む前に諦めてしまう場合もあった。
以上のような問題点を解決するためになされたものである。
一方、風を受けとめる支柱(1)と帆(4)は、下部構造によって連結固定する。
本機は、風の力と帆の操作で雪上を滑り出し、方向、減速、加速の動作を行うが、停止は制動装置との併用とする。
以上のように構成された雪上風帆スキー具である。
また、本発明は、風を捕捉するための帆が、旋回運動をする構造にしているため、予測不能な風にも即応できる。
(イ)本発明は、大別すると、スキー板(14)と、固定台(7)、それに、帆(4)と に分けられるが、そのまま分離もできる。
支柱(1)は、帆(4)と連結しながらも下方の支柱止めピン(15)で固定して 動かず、帆(4)と共に回転するのは回転金具(2)である。
各、回転金具(2)は、留め金具(3)で上下に動かぬよう、支柱(1)に直接ビ スで固定する。
(A)スキー板(14)は、雪上滑走するためのもの。
(B)固定台(7)は、人が乗るためばかりでなく、支柱(1)を支え、帆(4)を制 御するための円運動を自在にするためのものである。
(C)帆(4)は、風を捕捉し、直進から方向転換、加速、減速の一連の動作を担って いる。
(ロ)本発明は、運搬の便を考慮し、スキー板(14)、固定台(7)、帆(4)と三分 割できる。
しかし、帆(4)だけを外すのは面倒が少ない。
組み立ては、帆(4)と支柱(1)が一体なので固定台(7)の穴に支柱(1)を 差し込む前に、支柱(1)底から延び出ているブレーキケーブル(21)を支柱止め 金具(13)の隙間から、軽く張りつめる程度まで引っ張り出し、一方を前へ、もう 一方を後ろにと置き、次の行程に移る。
支柱(1)本体の挿入は、支柱止め金具(13)までおとし、底板(11)の支柱 止めピン穴(12)と、支柱(1)のピン穴とを合わせ支柱止めピン(15)を最深 部まで差し込む。
これで支柱(1)は固定されたが帆(4)の下部に取り付けてあるゴム車輪(6) が、固定台(7)表面を滑らかに旋回するかを確認する。
前後のブレーキケーブル(21)をそれぞれ導いてブレーキ連結ケーブル(16) にブレーキケーブル(21)の先端にあるダブルリング(20)を接続すれば組み立 ては完了する。
(ハ)風を背に受け、固定台(7)の上に立つと、帆(4)は、支柱(1)の先にある。 ゆっくりと帆(4)を手前に引くと、本機全体に風の力が伝わってくるが、同時に 滑り出す。
さらに帆(4)を引けば加速されてゆく。
(ニ)スキー板(14)は、長い程、直進性が増すが、方向転換はその逆で長いほど小回 りが利かなくなる。
帆(4)はそうしたときに力を発揮する。
右に帆(4)を引けば、本体は左に向き、左に帆(4)を引けば右へと方向を転ず る。
(ホ)雪上風帆スキーは、風を受けなければ自然停止するが危険回避のみならず、制動を 要する場合は、制動装置を活用する。
ブレーキ台(8)は、前後に装備しており、その操作は至って簡単である。
支柱(1)のなかほどにブレーキひも(26)がぶら下がっており、引けば制動が 働き、放せばブレーキ刃(9)は、もどしバネ(24)によって元の閉じた状態とな る。
ブレーキ台(8)上の両端に磁石を貼り付けてあるので、ブレーキ刃(9)が滑走 中に外れることはない。
なお、反対側のブレーキひも(26)も同様である。
(ヘ)帆(4)の操作は、図8で示すように固定台(7)を時計に見立て、帆(4)を、 時刻を表す時計に譬えたとすると、雪上風帆スキー本体を風の向きに関係なく置くと 、帆(4)は、風下に回り込む。
その帆(4)の位置が12時であり、進むべく方向でもある。
帆(4)を1時、2時、あるいは、11時、10時と引いていくと加速続行である 。
3時、または、9時により、さらに引いてゆくと左右どちらかに回り込もうとする が、これが方向転換の実際である。
(ト)北から吹く風、南からの風といっても、じつは大まかな方向性を指すのであり、渦 巻いたり、左右にぶれたりで一定ではないことが多い。
それらに即応するためには帆(4)が支柱(1)を起点に旋回運動して、微妙な風 のぶれを捕捉しなければならない。
円運動する帆(4)にこそ、それが可能となる。
2 回転金具
3 留め金具
4 帆
5 連結金具
6 ゴム車輪
7 固定台
8 ブレーキ台
9 ブレーキ刃
10 安定台
11 底板
12 支柱止めピン穴
13 支柱止め金具
14 スキー板
15 支柱止めピン
16 ブレーキ連結ケーブル
17 雪通孔
18 蝶番
19 磁石
20 ダブルリング
21 ブレーキケーブル
22 ブレーキ刃もどしひも
23 ブレーキケーブル固定ナット
24 もどしバネ
25 ブレーキケーブル保護管
26 ブレーキひも
27 ハンドルひも
すなわち、スキーは激しい傾斜地から平坦地と場所を選ばず、スノーボードは傾斜を必要とする乗り物である。
また、風を利用した乗り物は、枚挙に暇がないほど多岐に渡っている。
帆掛け船、ヨット、ウィンドサーフィンなどである。
なお、水上用のウィンドサーフィンと略同様の操作感覚、および、操帆感覚を体感しつつ走行できる非水上用ウィンドサーフィンが知られている(特許文献1参照)。
(イ)本発明は、大別すると、スキー板(14)と、固定台(7)、それに、帆(4)と に分けられるが、そのまま分離もできる。
支柱(1)は、帆(4)と連結しながらも下方の支柱止めピン(15)で固定して 動かず、帆(4)と共に回転するのは回転金具(2)である。
各、回転金具(2)は、留め金具(3)で上下に動かぬよう、支柱(1)に直接ビ スで固定する。
(A)スキー板(14)は、雪上滑走するためのもの。
(B)固定台(7)は、人が乗るためばかりでなく、支柱(1)を支え、帆(4)を制 御するための円運動を自在にするためのものである。
(C)帆(4)は、風を捕捉し、直進から方向転換、加速、減速の一連の動作を担って いる。
(ロ)本発明は、運搬の便を考慮し、スキー板(14)、固定台(7)、帆(4)と三分 割できる。
しかし、帆(4)だけを外すのは面倒が少ない。
組み立ては、帆(4)と支柱(1)が一体なので固定台(7)の穴に支柱(1)を 差し込む前に、支柱(1)底から延び出ているブレーキケーブル(21)を支柱止め 金具(13)の隙間から、軽く張りつめる程度まで引っ張り出し、一方を前へ、もう 一方を後ろにと置き、次の行程に移る。
支柱(1)本体の挿入は、支柱止め金具(13)までおとし、底板(11)の支柱 止めピン穴(12)と、支柱(1)のピン穴とを合わせ支柱止めピン(15)を最深 部まで差し込む。
これで支柱(1)は固定されたが帆(4)の下部に取り付けてあるゴム車輪(6) が、固定台(7)表面を滑らかに旋回するかを確認する。
前後のブレーキケーブル(21)をそれぞれ導いてブレーキ連結ケーブル(16) にブレーキケーブル(21)の先端にあるダブルリング(20)を接続すれば組み立 ては完了する。
(ハ)風を背に受け、固定台(7)の上に立つと、帆(4)は、支柱(1)の先にある。
ゆっくりと帆(4)を手前に引くと、本機全体に風の力が伝わってくるが、同時に 滑り出す。
さらに帆(4)を引けば加速されてゆく。
(ニ)スキー板(14)は、長い程、直進性が増すが、方向転換はその逆で長いほど小回 りが利かなくなる。
帆(4)はそうしたときに力を発揮する。
右に帆(4)を引けば、本体は左に向き、左に帆(4)を引けば右へと方向を転ず る。
(ホ)雪上風帆スキーは、風を受けなければ自然停止するが危険回避のみならず、制動を 要する場合は、制動装置を活用する。
ブレーキ台(8)は、前後に装備しており、その操作は至って簡単である。
支柱(1)のなかほどにブレーキひも(26)がぶら下がっており、引けば制動が 働き、放せばブレーキ刃(9)は、もどしバネ(24)によって元の閉じた状態とな る。
ブレーキ台(8)上の両端に磁石を貼り付けてあるので、ブレーキ刃(9)が滑走 中に外れることはない。
なお、反対側のブレーキひも(26)も同様である。
(ヘ)帆(4)の操作は、図8で示すように固定台(7)を時計に見立て、帆(4)を、 時刻を表す時針に譬えたとすると、雪上風帆スキー本体を風の向きに関係なく置くと 、帆(4)は、風下に回り込む。
その帆(4)の位置が12時であり、進むべく方向でもある。
帆(4)を1時、2時、あるいは、11時、10時と引いていくと加速続行である 。
3時、または、9時により、さらに引いてゆくと左右どちらかに回り込もうとする が、これが方向転換の実際である。
(ト)北から吹く風、南からの風といっても、じつは大まかな方向性を指すのであり、渦 巻いたり、左右にぶれたりで一定ではないことが多い。
それらに即応するためには帆(4)が支柱(1)を起点に旋回運動して、微妙な風 のぶれを捕捉しなければならない。
円運動する帆(4)にこそ、それが可能となる。
【0009】
1 支柱
2 回転金具
3 留め金具
4 帆
5 連結金具
6 ゴム車輪
7 固定台
8 ブレーキ台
9 ブレーキ刃
10 安定台
11 底板
12 支柱止めピン穴
13 支柱止め金具
14 スキー板
15 支柱止めピン
16 ブレーキ連結ケーブル
17 雪通孔
18 蝶番
19 磁石
20 ダブルリング
21 ブレーキケーブル
22 ブレーキ刃もどしひも
23 ブレーキケーブル固定ナット
24 もどしバネ
25 ブレーキケーブル保護管
26 ブレーキひも
27 ハンドルひも
Claims (2)
- 人が乗って立つ、固定台(7)は、安定台(10)と接合しているが底板(11)と、スキー板(14)とも一体となり、荷重を支え合う構造となり、一方風を受けとめる支柱(1)と帆(4)は、下部構造によって連結固定したことを特徴とする風の力と帆(4)の操作で滑走する雪上風帆スキー具。
- 風を捕捉し即応するために、帆(4)が自在に操れる構造とは、支柱(1)を基点とする帆(4)全体が滑らかに回転し、帆(4)の下部に設けたゴム車輪(6)は、支柱(1)と回転金具(2)にかかる偏重を軽減し、磨耗を防ぐもので、追い風を捕えたり、遮断したりの動作をスムーズに行えるのは、旋回運動できる帆(4)にこそ可能となる請求項1の雪上風帆スキー具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011111864A JP5835641B2 (ja) | 2011-04-26 | 2011-04-26 | 雪上風帆スキー具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011111864A JP5835641B2 (ja) | 2011-04-26 | 2011-04-26 | 雪上風帆スキー具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012228497A true JP2012228497A (ja) | 2012-11-22 |
JP5835641B2 JP5835641B2 (ja) | 2015-12-24 |
Family
ID=47430565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011111864A Active JP5835641B2 (ja) | 2011-04-26 | 2011-04-26 | 雪上風帆スキー具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5835641B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52102695U (ja) * | 1976-01-31 | 1977-08-04 | ||
JPS58166373U (ja) * | 1982-04-27 | 1983-11-05 | 城 克之 | 風力推進スキ− |
JPS5949786A (ja) * | 1982-08-11 | 1984-03-22 | フランソワ・ルコント | 帆付スキ−装置 |
WO1994008670A1 (en) * | 1992-10-16 | 1994-04-28 | Wind Power Research And Design Limited | Ski sailing method and apparatus |
-
2011
- 2011-04-26 JP JP2011111864A patent/JP5835641B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS52102695U (ja) * | 1976-01-31 | 1977-08-04 | ||
JPS58166373U (ja) * | 1982-04-27 | 1983-11-05 | 城 克之 | 風力推進スキ− |
JPS5949786A (ja) * | 1982-08-11 | 1984-03-22 | フランソワ・ルコント | 帆付スキ−装置 |
US4534305A (en) * | 1982-08-11 | 1985-08-13 | Francois Lecomte | Sail ski device |
WO1994008670A1 (en) * | 1992-10-16 | 1994-04-28 | Wind Power Research And Design Limited | Ski sailing method and apparatus |
Also Published As
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---|---|
JP5835641B2 (ja) | 2015-12-24 |
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