JP2012227778A - 中継装置、通信システム、通信方法およびプログラム - Google Patents

中継装置、通信システム、通信方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】
長距離通信において、通信装置における再送制御に必要となるメモリ量の増大を回避すること。
【解決手段】
本発明による中継装置は、ネットワークを介してパケットの送受信を行う通信装置と接続し、前記パケットを中継する中継装置であって、前記中継装置は、受信した再送パケットの宛先が、前記中継装置が属する通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断する宛先判断手段と、前記判断結果が、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム外にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を行い、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を前記受信した再送パケットの送信元に対して要求する再送制御手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パケット通信を行う中継装置、通信システム、通信方法およびプログラムに関する。
インターネットで用いられるパケット通信の信頼性を確保する技術の1つに、「パケット再送制御」がある。パケット通信では、通信中にパケットの破棄や破壊が発生する。これは、パケットを通信するルータやスイッチにおける処理の輻輳や、通信経路中の信号受信感度の低下、外部電磁ノイズなどが主な原因である。このような破棄や破壊によるパケットの消失は、アプリケーション層もしくはトランスポート層で動作するプロトコルによって検知される。消失が検知されたパケットはそのようなプロトコルにより再送が行われ、通信の信頼性が確保される。
具体的には、通常のパケット通信では、まず、送信装置は受信装置にパケットを送信する。次に、受信装置は、パケットを受信すると、確認応答(ACK:Acknowledgement)を送信装置に返信する。この確認応答をもって、送信装置は、送出パケットが受信装置に無事到達したことを認識する。
しかし、送信装置と受信装置との間のネットワークでパケットが廃棄された場合、送信装置は、送出したパケットに対する確認応答を受け取らない。そこで、送信装置は、パケット送出後、所定の待ち時間以内に確認応答を受け取らない場合、送出したパケットを受信装置に再度送信する。なお、この所定の待ち時間は、「再送タイムアウト(RTO:Retransmission Time Out)」と呼ばれている。
このようなパケット再送制御を行う代表的なトランスポート層のプロトコルとしては、TCP(Transmission Control Protocol)が挙げられる。
このようなパケット再送制御に関連する技術が、非特許文献1に記載されている。非特許文献1によれば、トランスポート層よりも下位のMAC(Media Access Control)層(または物理層)において、パケット再送制御が実施される。その理由は以下の通りである。
例として、データセンター(DC:Data Center)内のネットワークのような、RTT(Round Trip Time)が非常に短いネットワークを考える。このようなネットワークでは、再送タイムアウトをマイクロ秒レベルにまで短縮することにより、FCT(Flow Completion Time)を減少させ、通信効率を向上させることができる。
しかし、一般的にTCPは、OS(Operating System)に実装されているため、TCPによるパケット再送制御では、再送タイムアウトをマイクロ秒レベルまで短縮することは困難である。
例えば、Linuxにおける単位時間(Jiffies)は高々数ミリ秒であるため、Linuxの標準的なTCPでは、再送タイムアウトをマイクロ秒レベルに短縮することは難しい。このような問題を解決するために、非特許文献1では、MAC層においてパケット再送制御を実施し、再送タイムアウトをマイクロ秒レベルにまで短縮している。
この他、再送制御の技術として特許文献1、特許文献2が挙げられる。特許文献1、特許文献2によれば、パケットの中継時の損失を抑え、ネットワークの通信効率を高める目的で、パケットの送信装置だけではなく、パケットを中継する中継装置においても再送制御が実施される。
一方、昨今のデータトラフィックの増大や、クラウドサービスの著しい発展により、離れた場所に存在する複数のネットワークやデータセンターの間で、長距離に及ぶ通信を行う必要が生じてきている。
このような長距離通信を必要とするシステムにおける、データバックアップに関する技術が非特許文献2に記載されている。非特許文献2には、自然災害や人為的災害等の未知の事故により発生するシステム中断に対し、ストレージ間でミラートラフィックを流すことでバックアップシステムが記載されている。
非特許文献2の技術では、インターネットのような、データセンター内のネットワークとは通信規格の異なるネットワークを介してデータの送受信が行われる。このような通信では、通信規格の異なるネットワーク同士を繋ぐための通信機器が必要とされる。以下、このような通信機器をゲートウェイと呼ぶ。ゲートウェイにはデータアクセスが集中するため、ネットワーク内で用いられる通信機器と比較してパケットの処理性能が高く、データを一時保存するための記憶容量が大きい。
また、近年、データセンターにおいては、FC(Fiber Channel)という通信規格が、データセンター内で良く利用されている。非特許文献3には、このFCを用いて、MAC層以下の通信を、多くのネットワークで頻繁に利用されるイーサネット(登録商標)に置き換える、FCoE(Fiber Channel Over Ethernet)という技術が記載されている。
非特許文献3によると、MAC層以下をイーサネットに統一することで、従来と比較し管理コストの削減や、性能向上が期待できるとしている。しかし、MAC層より上位の層は、通信方式が異なることは変化しないため、データセンターから外部ネットワークへ情報を転送する場合にゲートウェイが必要な点は従来と同様である。また、再送制御や輻輳制御は上位層に依存している。
また、特許文献3には、通信装置からネットワークへ送出したデータが受信されなかった可能性を検出すると、バッファに保存しておいたデータを再度送出することが記載されている。
特開2010−141640号公報 特開2003−304273号公報 特開2007−267249号公報
高道 透 他、Ultra High Speed MAC Technology for Terabit Class LAN、2008年、電子情報通信学会通信ソサイエティ大会 NEC、BC/DRソリューション、[2011年3月31日検索]インターネット<URL:http://www.nec.co.jp/solution/bcdr/index.html> IEEE、Fiber Channel Backbone−5、[2011年3月31日検索]インターネット<URL:http://www.fcoe.com/09−056v5.pdf>
データセンター間通信のような長距離通信においては、データセンターと通信規格の異なるネットワークを通過する際、再送制御や輻輳制御は、通過するネットワークの方式に依存する。ほとんどの場合、その転送性能はデータセンター内通信よりも低下する。データセンターで管理される情報は高い信頼性が求められる為、より高速な転送が行われることが望ましい。
より高速な転送を実現するための一案として、非特許文献3のようなMAC層の通信方式が統一されたネットワークにおいて、非特許文献1のMAC層における再送制御を行うことで通信効率を向上させ、より高速な転送が行われることが挙げられる。しかし、この通信方式には以下のような課題があった。
非特許文献1のような再送制御を行う場合、再送制御を行う機器が要するバッファ領域が通信区間長に比例するため、長距離通信における再送では、膨大なバッファ領域が必要となる。
再送制御においては、再送の送信元は、再送先からの確認応答をもって再送を終了する。再送の送信元は、予め定められたタイムアウト経過後も確認応答を受け取らない場合、再送回数上限値に従い、再送を再実行する。
ここで、送信元は再送に備えるため、パケット情報を保持する必要がある。パケット情報を保持する時間は、最大でも再送パケット送信時からタイムアウトになるまでの時間である。また、タイムアウトは少なくとも、パケットの破棄が発生しない状態で通信が行われた場合の通信時間以上の値を設定する必要がある。タイムアウトが、この値よりも小さい値に設定された場合、正常な通信においても無駄な再送が発生する。
長距離通信においては、上記の再送方法を適用すると、タイムアウトの値は短距離の場合と比較して非常に大きな値となり、比例して送信元が保持するべき情報量が増える。この量は、汎用の通信機器において搭載されるメモリ量で対応することが困難である。
同様の理由により、特許文献1、特許文献2に記載されているような再送方式においても、データセンター間を経由するような長距離通信においては、通信端末において必要なバッファ容量を確保できない。
本発明の目的は、上記のような課題を解決する中継装置、通信システム、通信方法およびプログラムを提供することにある。
本発明による中継装置は、ネットワークを介してパケットの送受信を行う通信装置と接続し、前記パケットを中継する中継装置であって、前記中継装置は、受信した再送パケットの宛先が、前記中継装置が属する通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断する宛先判断手段と、前記判断結果が、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム外にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を行い、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を前記受信した再送パケットの送信元に対して要求する再送制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明による通信システムは、ネットワークを介してパケットの送受信を行う通信装置と、前記パケットを中継する中継装置を備える通信システムであって、前記中継装置は、受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断する宛先判断手段と、前記判断結果が、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム外にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を行い、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を前記受信した再送パケットの送信元に対して要求する再送制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明による通信方法は、受信した再送パケットの宛先が、ネットワークを介してパケットの送受信を行う通信装置と接続し、前記パケットを中継する中継装置が属する通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断する宛先判断ステップと、前記判断結果が、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム外にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を行い、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を前記受信した再送パケットの送信元に対して要求する再送制御ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によるプログラムは、受信した再送パケットの宛先が、ネットワークを介してパケットの送受信を行う通信装置と接続し、前記パケットを中継する中継装置が属する通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断する宛先判断処理と、前記判断結果が、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム外にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を行い、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を前記受信した再送パケットの送信元に対して要求する再送制御処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、長距離通信において、通信装置における再送制御に必要となるメモリ量の増大を回避することができる。
第1の実施形態の構成を示す図である。 第1の実施形態による動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態によるシステムの構成を示す図である。 第2の実施形態による通信装置の構成を示す図である。 第2の実施形態による再送制御部の構成を示す図である。 第2の実施形態による再送適用パケットの構成を示す図である。 第2の実施形態による送信部の構成を示す図である。 第2の実施形態による再送バッファの構成を示す図である。 第2の実施形態による中継装置の構成を示す図である。 第2の実施形態による動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態による動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態による動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態による動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態による動作を示すフローチャートである。 変形例1によるシステムの構成を示す図である。 変形例2によるシステムの構成を示す図である。 変形例3による通信装置および中継装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
(構成)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1を参照すると、本発明の第1の実施形態は、中継装置1000と通信装置2000から構成される。
通信装置2000は、ネットワークを介してパケットの送受信を行う装置である。中継装置1000は、通信装置2000等により通信されるパケットの中継を行う装置である。また、中継装置1000は、宛先判断手段1001と、再送制御手段1002を含んでいる。
(動作)
次に、中継装置1000の動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。まず、中継装置1000は、再送パケットを受信する(ステップS1001)。
次に、宛先判断手段1001は、受信した再送パケットの宛先が、中継装置1000が属する通信システム内、または通信システム外にあるかを判断する(ステップS1002)。
続いて、ステップS1002の判断に応じて、再送制御手段1002がステップS1003とステップS1004の動作を行う。ステップS1002で、再送パケットの宛先が、中継装置1000が属する通信システム外にあると判断された場合には、再送制御手段1002が再送制御を行って、終了する(ステップS1003)。
また、ステップS1002で、再送パケットの宛先が、中継装置1000が属する通信システム内にあると判断された場合には、再送制御手段1002は、再送パケットの再送制御を、再送パケットの送信元に対して要求して、終了する(ステップS1004)。
(効果)
以上のように、第1の実施形態によれば、中継装置1000が受信した再送パケットの宛先に応じて、再送制御手段1002自身が再送制御を行うか、または再送制御を再送パケットの送信元に対して要求している。
上記の動作によれば、中継装置でない通信装置が、長距離通信(システム外を宛先とする通信)におけるパケット再送制御を行う必要がなくなる。従って、中継装置でない通信装置が、再送制御のために必要となるメモリ量の増大を回避することが可能となる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図3は、第2の実施形態による通信システムの構成を示した図である。
(構成)
図3によれば、第2の実施形態による通信システムは、短距離ネットワーク1−1、短距離ネットワーク1−2および長距離ネットワーク2を含む。以下、短距離ネットワーク1−1、1−2を特に区別しない場合には、短距離ネットワーク1と総称する。
短距離ネットワーク1は、それぞれが独立したネットワークである。長距離ネットワーク2は、短距離ネットワーク1間で送受信されるパケットを伝送する。以降、この伝送されるパケットを、パケット10と呼称する。伝送されるパケットは、一般的なパケットで、送信元・宛先のMACアドレス等、制御に必要な情報を付加したデータのまとまりである。
短距離ネットワーク1は、パケット10の送受信を行う通信装置3と、短距離ネットワーク1と長距離ネットワーク2の境界に配置される中継装置4を含む。
ここで、図3においては、複数の通信装置3、中継装置4が存在する。具体的には、短距離ネットワーク1−1は、通信装置3−1、通信装置3−2、中継装置4−1を含む。同様に、短距離ネットワーク1−2は、通信装置3−3、通信装置3−4、中継装置4−2を含む。以下、各通信装置について、特に区別する必要がない場合には、通信装置3と総称する。同様に、各中継装置について、特に区別する必要がない場合には、中継装置4と総称する。なお、通信装置3、中継装置4の各々の機能は同様である。
また、図3において、短距離ネットワーク1は2個設けられているが、2個に限られるものではなく、3個以上であっても良い。
次に、通信装置3の構成について説明する。図4は、通信装置4の構成を示した図である。図4によれば、通信装置3は、上位レイヤ処理部20、再送制御部21、下位レイヤ処理部22を含む。
上位レイヤ処理部20は、トランスポート層またはアプリケーション層の処理を行う。トランスポート層のプロトコルは、上述のTCPや、UDP(User Datagram Protocol)等が挙げられる。アプリケーション層のプロトコルは、HTTP(Hyper Text Transport Protocol)やSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)等が挙げられる。
再送制御部21は、上位レイヤ処理部20から入力されたパケット10に再送制御処理を施し、それを下位レイヤ処理部22に出力する。また、再送制御部21は、下位レイヤ処理部22から、受信パケット12または再送適用パケット40を受信する。さらに、再送制御部21は、下位レイヤ処理部22から入力された受信パケット12が確認応答であればそれを終端する。また、受信パケット12は、パケット10そのものを含んでいても良い。受信パケット12がパケット10を含んでいる場合には、受信パケット12を上位レイヤ処理部20に転送するとともに、確認応答を生成して送信側に返信する。再送制御部21と再送適用パケット40については、後に詳細に説明する。
下位レイヤ処理部22は、MAC層とリンク層の処理を行う。MAC層とリンク層のプロトコルとしては、例えば、イーサネットが挙げられる。下位レイヤ処理部22は、所定の手順に従って、再送制御部21から入力された送信パケット11を中継装置4に送信する。同時に、下位レイヤ処理部22は、中継装置4から受信した受信パケット12、または再送適用パケット40を再送制御部21に出力する。
続いて、再送制御部21について詳細に説明する。図5は、再送制御部21の構成を示す図である。再送制御部21は、送信部30、受信部31、多重部32を含む。
送信部30は、上位レイヤ処理部20から受け取ったパケット10をもとに、再送適用パケット40を生成する。続いて、多重部32へ生成した再送適用パケット40を出力する。その際、送信部30は、再送適用パケット40のデータを記憶する。また、再送タイムアウトが経過するまでの間に、受信部31から送信した再送適用パケット40に対応するACKパケット41を受け取らなかった場合、送信部30は、当該再送適用パケット40を再送する。
再送適用パケット40およびACKパケット41は、再送制御部21によって生成もしくは終端されるパケットである。再送適用パケット40としては、例えば、パケット10に再送制御に必要な情報を付与した形式を採用することができる。また、ACKパケット41は確認応答を表す。ACKパケット41としては、一般的なACK、ACKパケット、確認応答と呼ばれるものを用いれば良いので、詳細な説明は省略する。
図6は、再送適用パケット40の構成例を示したものである。図6によると、再送適用パケット40は、パケット10に対して、パケット識別子50と、再送回数51とを付加したものである。
パケット識別子50は、パケット10を特定するために必要な情報である。パケット識別子50の内容は、パケット10の内部情報やユーザデータの一部または全部でも良いし、内部情報に関係無く、独自に生成した要素でも良い。例としては、パケット10のシーケンス番号や、パケット10のパケットヘッダの情報等が挙げられる。
再送回数51は、再送適用パケット40が再送された回数を示す値である。再送回数51は、所定の上限値L(Lは自然数)を持つ。また、典型的には、再送回数51の初期値は0であり、再送回数51が0である再送適用パケットは再送パケットと見なされない。再送回数51の上限値および初期値に関しては、適宜変更することが可能である。
再度、図5に戻り、再送制御部21の説明を続ける。受信部31は、下位レイヤ処理部22から、受信パケット12または再送適用パケット40を受信する。そして、受信部31は、受信したパケットが受信パケット12、または再送適用パケット40のどちらであるかを判断する。受信部31は、受信したパケットが、再送適用パケット40であると判断された場合に、受信した再送適用パケット40からパケット識別子50を抽出する。続いて、受信部31は、抽出したパケット識別子50をもとに、ACKパケット41を生成する。さらに、受信部31は、生成したACKパケット41を多重部32へ出力する。同時に、受信部31は、再送適用パケット40から再送制御の情報を除去し、パケット10として上位レイヤ処理部20へ出力する。
また受信部31は、下位レイヤ処理部22から受信したACKパケット41からパケット識別子50を抽出して、抽出したパケット識別子50を送信部30に出力する。ここで、ACKパケット41が、中継装置4から送信されたACKパケット41であり、かつ再送制御を通信装置3が実施することを指示する内容であった場合、パケット識別子50の抽出は行われず、送信部30へは何も出力しない。いずれの場合においても、ACKパケット41は受信部31にて終端される。
ここで、再送適用パケット40が重複する情報を含んでいる場合、その情報を付加せずに、再送適用パケット40の長さを短縮することが望ましい。再送適用パケット40の長さが短縮されることで、各機器による再送適用パケット40に対する不要な検査処理を削減でき、更なる通信効率の向上が見込まれるためである。
具体的には、再送制御部21において、再送適用パケット40の再送回数を管理している場合が挙げられる。このような場合、図6の再送適用パケット40は再送回数51を含んでいるため、再送回数51は冗長となる。従って、再送適用パケット40の再送回数51を省略しても良い。このような情報の省略により、再送適用パケット40を使用せずに再送処理が行われたとしても、本実施形態では差し支えない。
多重部32は、送信部30から受信する再送適用パケット40、受信部31から受信するACKパケット41を多重化し、送信パケット11として下位レイヤ処理部3へ転送を行う。
次に、送信部30について、図面を用いて詳細に説明する。図7は、送信部30の構成を示す図である。送信部30は識別子抽出部60、再送バッファ61、生成部62、再送バッファ処理部63で構成される。
識別子抽出部60は、上位レイヤ処理部20から受信したパケット10からパケット識別子50を抽出し、抽出したパケット識別子50を再送バッファ61へ出力する。
ここで、再送バッファ61について、図面を用いて詳細に説明する。図8は、再送バッファ61の構成例を示す図である。
再送バッファ61は、0個以上のキューエントリ70を格納するFIFO(First In、First Out)型のキューである。図8の例では、キューエントリ70−1、キューエントリ70−2から、キューエントリ70−Nまで、キューエントリ70を計N個備えた構成例を示している。なお、以降、特に区別する必要がない場合には、それぞれのキューエントリを、キューエントリ70と総称する。
図8においては、先頭のキューエントリ70−1が最も古く、末尾のキューエントリ70―Nが最も新しい。キューエントリ70は、再送バッファ61が受信した再送適用パケット40の内容、つまり、パケット10とパケット識別子50、再送回数51を収容する。
図7に戻り、生成部62は、識別子抽出部60と再送バッファ61から受信した情報をもとに、再送適用パケット40を生成し、多重部32へ出力する。
続いて、再送バッファ処理部63は、キューエントリ70の再送タイムアウトを管理するため、各キューエントリ70について、再送バッファ61に追加されてからの経過時間を計測する機能を備える。
また、再送バッファ処理部63は、再送バッファ61において、再送タイムアウトが経過したキューエントリ70について、以下に示す再送処理を行う。
再送バッファ処理部63は、再送バッファ61から、キューエントリ70内のパケット10、パケット識別子50、再送回数51を生成部62へ出力した後、その再送回数51が所定の上限値Lに達しているかを判定する。ここで、再送回数51が上限値Lに達している場合、再送バッファ処理部63は、対応するキューエントリ70を再送バッファ61から消去する。
また、再送バッファ処理部63は、再送バッファ61において、キューエントリ70内の再送回数51が上限値Lに達していなければ、その再送回数51を1だけ増加させる。さらに、キューエントリ70の経過時間をリセットする。続いて、キューエントリ70を再送バッファ61の末尾に移動させ、再び、再送タイムアウトの経過を待つ。
さらに、再送バッファ処理部63は、再送バッファ61において、受信部31から受信したパケット識別子50と同じパケット識別子50を持つキューエントリ70が再送バッファ61に存在している場合、そのキューエントリ70を再送バッファ61から削除する。
続いて、中継装置4について説明する。図9は、中継装置4の構成を示す図である。図9によれば、中継装置4は、長距離ネットワーク2と、通信装置3に接続する。図9の例では、中継装置4は、通信装置3−1および通信装置3−2に接続しているものとする。また、中継装置4は、短距離再送部80と転送部81を含む。以下、各部について詳細に説明する。
まず、短距離再送部80は、再送制御部90、受信多重部91、送信多重部92を備える。図9の例では、通信装置3−1に接続される短距離再送部80−1と、通信装置3−2に接続される短距離再送部80−2の2つの短距離再送部が存在する。短距離再送部80−1は、再送制御部90−1、受信多重部91−1、送信多重部92−1を含む。さらに、再送制御部90−1は、宛先判断部901−1を含む。同様に、短距離再送部80−2は、再送制御部90−2、受信多重部91−2、送信多重部92−2を含む。また、再送制御部90−2は、宛先判断部901−2を含む。以降、特に区別する必要がない場合には、各々について、短距離再送部80、再送制御部90、受信多重部91、送信多重部92、宛先判断部901と呼称する。
再送制御部90は、受信したパケットが、再送適用パケット40である場合には、再送制御を行う。また、宛先判断部901では、受信したパケットの宛先が、中継装置4が属する短距離ネットワーク1−1内にあるか、もしくは短距離ネットワーク1−1外にあるかを判断する。ここで使用される再送制御部90は、宛先判断部901を除いては、通信装置3における再送制御部21とほぼ同様の構成であるので、詳細な説明は省略する。なお、短距離再送部80は、中継装置4に接続された通信装置3の数と同等の数が備えられれば良い。
受信多重部91は、再送制御部90から受信するパケットを多重化し、転送部81へ転送する。送信多重部92は、再送制御部90から受信するパケットを多重化し、通信装置3へ転送する。
転送部81は、短距離再送部80および長距離ネットワーク2から受信したパケットの宛先を判定してスイッチングを行う。すなわち、転送部81は、適切な短距離再送部80、通信装置3、または長距離ネットワーク2に対して、パケットを転送する。
また、転送部81は、送信元判断部810を含んでいる。送信元判断部810は、受信したパケットの送信元が、中継装置4が属する短距離ネットワーク1−1内または短距離ネットワーク1−1外にあるかを判断する。
なお、中継装置4の詳細な動作については、後述する。
(動作概要)
続いて、本実施形態の全体的な動作の概要について説明する。図10は、通信装置3から出力された再送適用パケット40の、再送制御の分担が決定されるまでの動作を示すフローチャートである。各々のステップにおける動作、または各装置における動作の詳細については、後に詳しく説明する。
まず、通信装置3は、パケットの再送が必要になった場合に、再送適用パケット40を生成し、短距離ネットワーク1へ出力する(ステップS0)。
次に、中継装置4は、通信装置3から再送適用パケット40を受信する(ステップS1)。
続いて、中継装置4は、受信した再送適用パケット40に対して、再送制御を行う主体となる装置を判断する(ステップS2)。ステップS2の判断の結果、再送適用パケット40が再送制御の対象外である場合はステップS3へ移行する。また、再送適用パケット40の送信元である通信装置3が再送制御を行う場合はステップS4へ、中継装置4が再送制御を行う場合はステップS7へ、それぞれ移行する。
ステップS2で、再送適用パケット40が再送制御の対象外であると判断された場合、中継装置4は、再送適用パケット40の転送を行い、動作を終了する(ステップS3)。
ステップS2で、再送適用パケット40の再送を行う主体が、再送適用パケット40の送信元である通信装置3であると判断された場合、中継装置4は、再送適用パケット40を通信装置3に転送する(ステップS4)。
次に、中継装置4は、再送適用パケット40の送信元である通信装置3へ向けて、再送制御を行うよう要求するACKパケット41を送信する(ステップS5)。なお、通信装置3に対して再送制御を要求するパケットの種類は、ACKパケットに限らず、再送制御の要求さえすることができれば、どのようなものでも構わない。
通信装置3は、ACKパケット41を受信し、受信した再送適用パケット40の再送制御を行う(ステップS6)。
ステップS2で、再送適用パケット40の再送を行う主体が、中継装置4自身であると判断された場合、中継装置4は、再送適用パケット40の再送情報をリセットする。さらに、中継装置4は、改めて再送制御を施した再送適用パケット40の転送を行う(ステップS7)。
次に、中継装置4は、再送適用パケット40の送信元である通信装置3へ向けて、中継装置4自身が再送制御を行うことを伝えるために、ACKパケット41を送信する(ステップS8)。なお、通信装置3に対して中継装置4自身が再送を行う旨を通知するパケットの種類は、ACKパケットに限らず、どのようなものでも構わない。
その後、中継装置4は、再送適用パケット40の再送制御を実施する(ステップS9)。
最後に、通信装置3は、ACKパケット41を受け取り、当該再送適用パケット40の再送情報を消去する(ステップS10)。
なお、ステップS9は、ステップS8の前に行っても良いし、ステップS10の後に行っても良い。また、ステップS9は、ステップS8またはステップS10と並行して実施することも可能である。
(通信装置3の動作)
以下、本実施形態による動作の詳細について、図11から図14を参照して詳細な説明を行う。
まず、本実施形態における通信装置3の動作について説明する。以下、順に送信・再送・受信の動作について説明を行う。
(通信装置3の動作:送信)
始めに、通信装置3がパケットを送信する際の動作について説明する。図11は、再送制御部21が、上位レイヤ処理部20から入力されたパケット10を下位レイヤ処理部22に送信する際の動作フローである。この動作フローは図10の動作S0の詳細となる。
再送制御部21は、上位レイヤ処理部20からのパケット10の入力を待つ(ステップS100)。
次に、再送制御部21の識別子抽出部60が、受信したパケット10からパケット識別子50を抽出する(ステップS101)。
続いて、再送制御部21は、識別子抽出部60が抽出したパケット識別子50とパケット10を、再送バッファ61と生成部62に出力する(ステップS102)。
その後、再送バッファ処理部63は、識別子抽出部60から受信したパケット識別子50とパケット10をキューエントリ70に登録する。登録されるキューエントリ70は再送バッファの末尾に置かれる(ステップS103)。
さらに、生成部62が、受信したパケット識別子50とパケット10をもとに再送適用パケット40を生成する(ステップS104)。
続いて、生成部62は、生成した再送適用パケット40を多重部32へ出力する(ステップS105)。
最後に、多重部32は、下位レイヤ処理部22へ再送適用パケット40を出力し、動作を終える(ステップS106)。
(通信装置3の動作:再送)
次に、通信装置3の再送の動作について説明する。図12は、再送制御部21が、キューエントリ70に含まれるパケット10を下位レイヤ処理部22に再送する際の動作を示すフローチャートである。
再送制御部21の再送バッファ処理部63は、送信部30において再送バッファ61に登録されたキューエントリ70の経過時間に対して、再送タイムアウトが経過するまで待つ(ステップS200)。
続いて、再送バッファ処理部63は、S200で再送タイムアウトが経過したキューエントリ70から、パケット10、パケット識別子50、再送回数51を読み出す(ステップS201)。
次に、再送バッファ処理部63は、送信部30においてS201で読み出された再送回数51が所定の上限に達しているか否かを判定する(ステップS202)。
ステップS202で、再送回数が上限に達していると判定された場合、再送バッファ処理部63は、キューエントリ70を再送バッファ51から削除する(ステップS203)。
ステップS202で、再送回数が上限に達していない場合、再送バッファ処理部63は、キューエントリ70の再送回数51を1だけ増加させる。さらに、再送バッファ処理部63は、キューエントリ70を再送バッファ51の末尾に移動させ、再び、当該キューエントリ70を再送処理の対象とする。そして、再送バッファ処理部63は、生成部62に対してパケット10、パケット識別子50、再送回数51を出力する(ステップS204)。
生成部62は、ステップS201で読み出されたパケット10、パケット識別子50、再送回数51をもとに再送適用パケット40を生成し、多重部32に出力する(ステップS205)。
多重部32は、下位レイヤ処理部22へ再送適用パケット40を出力し、動作を終える(ステップS206)。
(通信装置3の動作:受信)
以下、通信装置3の受信の動作について説明する。図13は、再送制御部21が、受信パケット12の種別に応じて、各出力を行うまでの動作を示すフローチャートである。以下の動作フローは、図10の動作S6およびS9の詳細となる。
まず、再送制御部21は、下位レイヤ処理部22からの受信パケット12の入力を待つ(ステップS300)。
続いて、受信部31は、受信パケット12の種別を判定する。受信パケット12が再送適用パケット40の場合はS302へ、ACKパケット41の場合はS307へ移行する(ステップS301)。
ステップS301で、受信パケット12が再送適用パケット40と判定された場合、受信部31は、S301で判定された再送適用パケット40から、パケット10とパケット識別子50を取り出す(ステップS302)。
続いて、受信部31は、S302で取り出されたパケット10を、上位レイヤ処理部20に出力する(ステップS303)。
次に、受信部31は、S302で取り出されたパケット10のパケット識別子50をもとに、ACKパケット41を生成する(ステップS304)。
さらに、受信部31は、生成したACKパケット41を多重部32に出力する(ステップS305)。なお、S303とS304からS305の動作は逆順、もしくは並行して行われても良い。
最後に、多重部32は、受信部31から受信したACKパケット41を下位レイヤ処理部22に転送し、動作を終える(ステップS306)。
ステップS301で、受信パケット12がACKパケット41だと判定された場合、受信部31は、S301で判定されたACKパケット41について、送信元が中継装置3であるか、通信装置4であるかを判定する(ステップS307)。判定の結果、送信元が中継装置3であった場合にはS308へ、送信元が通信装置4であった場合にはS310へ移行する。
ステップS307の結果、ACKパケット41の送信元が中継装置4であった場合、受信部31は、ACKパケット41のフラグチェックを行い、対象となるパケット10の再送制御の分担が自身(通信装置3)であるか、中継装置4であるかを判定する(ステップS308)。分担が自身(通信装置3)であった場合にはS309へ、中継装置4であった場合にはS310へ移行する。
ステップS308で、再送制御対象フラグが再送制御部21であった場合には、受信部31は、ACKパケット41を終端し、動作を終える(ステップS309)。
ステップS307で、ACKパケット41の送信元が中継装置4以外であった場合、またはステップS308で、再送制御対象フラグが中継装置4であった場合には、ステップS310の動作が行われる。受信部31は、ACKパケット41からパケット識別子50を取り出し、ACKパケット41を終端させる(ステップS310)。
さらに、受信部31は、S305で取り出したパケット識別子50を、送信部30に出力する(ステップS311)。
最後に、送信部30は、受信部31から受信したパケット識別子50と対応するキューエントリ70を削除し、動作を終える(ステップS312)。
(中継装置4の動作)
以下、本実施形態における中継装置4の動作について、図14を参照して詳細に説明する。以下に説明する動作フローは、図10の動作S1からS5、およびS7からS8に相当する。
図14は、中継装置4が、通信装置3−1または長距離ネットワーク2から受信するパケット10に対して受信を行う際の動作を示している。同時に、中継装置4が、通信装置3−2または長距離ネットワーク2へのパケット10の出力を行う際の動作も示している。短距離再送部80−1と、短距離再送部80−2の動作は基本的に同様であるため、通信装置3−2から入力されるパケット10、および通信装置3−1へ出力を行う動作については、説明を省略する。
まず、中継装置4は、パケット10の入力を待つ(ステップS400)。
次に、中継装置4の送信元判断部810は、パケット10の送信元がどこであるかを判定する(ステップS401)。パケット10の送信元が、通信装置3−1である場合には、S402へ移行する。パケット10の送信元が、長距離ネットワーク2である場合には、S411へ移行する。
S401による判断の結果、パケット10の送信元が通信装置3−1であるとされた場合には、中継装置4は、入力されたパケット10を通信装置3−1と繋がる短距離再送部80−1の再送制御部90−1にて受信する。再送制御部90−1の宛先判断部910−1は、パケット10の送信先が通信装置3−2か、長距離ネットワーク2であるかを判定する(ステップS402)。パケット10の送信先が通信装置3−2である場合にはS403へ移行し、長距離ネットワーク2である場合には、S407へ移行する。
ステップS402で、パケット10の送信先が通信装置3−2であると判定された場合には、中継装置4は、ステップS403を行う。中継装置4は、通信装置3−1と繋がる短距離再送部80−1の再送制御部90−1から、受信多重部91−1と転送部81を経由して、通信装置3−2と繋がる短距離再送部80−2内の再送制御部90−2へパケット10を転送する(ステップS403)。
次に、再送制御部90−2は、パケット10を送信多重部92−2経由で通信装置3−2へ転送する(ステップS404)。
続いて、再送制御部90−1において、通信装置3−1に再送制御を実施するよう要求するフラグを立てたACKパケット41を作成する(ステップS405)。
再送制御部90−1において、ステップS405にて生成したACKパケット41を通信装置3−1へ送信し動作を終える(ステップS406)。なお、S403からS404と、S405からS406の動作は同時に行われても良い。
ステップS402で、パケット10の送信先が長距離ネットワーク2であると判断された場合、中継装置4は、ステップS407の動作を行う。短距離再送部80−1の再送制御部90−1は、中継装置4が再送制御を行うことを示すフラグを立てたACKパケット41を生成する(ステップS407)。
続いて、再送制御部90−1は、生成したACKパケット41を送信多重部92−1経由で通信装置3−1へ送信する(ステップS408)。
次に、再送制御部90−1は、パケット10の再送処理を行い、再送回数51などの再送情報を初期化したパケット10を生成する(ステップS409)。
その後、再送制御部90−1は、ステップS409にて生成したパケット10を、転送部81経由で長距離ネットワーク2へ出力し、動作を終える(ステップS410)。なお、S407からS408と、S409からS410の動作は並行して行われても良い。
また、中継装置4の主な再送動作は、短距離再送部80の再送制御部90により行われる。その動作は、図11に示した通信装置3の再送制御部21の動作フローと同様であるであるので、詳細な説明は省略する。
ここで、ステップS402で、パケット10の送信先が長距離ネットワーク2であると判断された場合、長距離ネットワーク2を介して接続する先にある中継装置が、再送制御をサポートしているかどうか、判断する動作を行っても良い。図14の例では、長距離ネットワーク2を介して接続する先の短距離ネットワーク1−2内の中継装置4−2が、再送制御をサポートしているかどうかを判断する。なお、動作のタイミングとしては、ステップS407からS409の間、あるいは並行して行うことができる。
ステップS401で、パケット10の送信元が長距離ネットワーク2であると判断された場合には、ステップS411を行う。再送制御部90−1は、パケット10の送信元が長距離ネットワーク2だと判断されると、パケット10の送信先がどこかを判定する(図14では非表示)。図14の例では、パケット10の送信先は、通信装置3−2であるとする。従って、中継装置4は、転送部81にて受け取ったパケット10を、通信装置3−2と繋がる短距離再送部80−2内の再送制御部90−2へ転送する(ステップS411)。
続いて、再送制御部90−2は、受信したパケット10に対するACKパケット41を生成する(ステップS412)。
さらに、再送制御部90−2は、ステップS412で生成したACKパケット41を転送部81経由で、長距離ネットワーク2へ転送する(ステップS413)。
次に、再送制御部90−2は、パケット10の再送処理を行い、再送回数51などの再送情報を初期化したパケット10を生成する(ステップS414)。
再送制御部90−2は、ステップS414で生成したパケット10を、送信多重部92−2経由で、通信装置3−2へ転送し動作を終える(ステップS415)。なお、S412からS413と、S414からS415の動作は同時に行われても良い。
図15は、本実施形態による通信システムの変形例を示すブロック図である。本変形例では、中継装置4は、スイッチ100を介して通信装置3に接続される。より詳細には、短距離ネットワーク1の内部における通信は中継装置4を経由することなく行われる。よって、通信装置3から中継装置4へ送信されるパケット10は、必ず長距離ネットワーク2へ転送される。
(効果)
本実施形態によれば、中継装置4は、まず、受信したパケットの宛先が通信システム内であるか、または通信システム外であるかを判定する。判定の結果、通信システム外であれば中継装置が再送制御を行い、通信システム内であれば、パケット送信元である通信装置に再送制御を行わせる。すなわち、通信経路の距離が短い再送制御については、送信元の通信装置が行い、通信経路の距離が長い再送制御については、中継装置自身が再送制御を行うことになる。
以上により、中継装置以外の通信装置は、長距離通信におけるパケット再送制御を行う必要が無くなる。従って、通信装置が再送制御に必要とするメモリの増大を回避することが可能となる。
また、長距離通信においても、非特許文献1に記載されているような再送制御の方法を実施することが可能となる。この場合には、システム全体の通信効率が向上するという効果がある。
<変形例1>
次に、第2の実施形態の変形例1について説明する。
まず、図15は、図3に示す第2の実施形態の短距離ネットワーク1−1の内部に、スイッチ100−1、短距離ネットワーク1−2の内部にスイッチ100−2をそれぞれ設けたものである。また、図3と同様、図15には、通信装置3と中継装置4がそれぞれ複数個存在するが、各々の機能は同様である。さらに、スイッチ100−1とスイッチ100−2の機能も同様であるので、特に区別する必要がない限りは、以降スイッチ100と総称する。
スイッチ100を設けたことにより、変形例1における中継装置4は、例えば、通信装置3−1から通信装置3−2の間の通信のような、短距離ネットワーク1の内部で通信されるパケットを処理する必要が無くなる。よって、中継装置4におけるパケット送受信の動作が簡潔となり、中継装置4の転送能力を高めることが可能となる。
また、スイッチ100において、再送制御を適用することが可能である。スイッチ100において再送制御を適用する場合、各機器を繋ぐすべての経路において再送制御が終端される。従って、パケットの廃棄が発生する確率をさらに低下させることが可能である。よって、再送制御可能なスイッチ100の設置により、ネットワークの信頼性を向上させることが可能となる。
スイッチ100において、再送制御を適用しない場合には、再送制御を行う機器が通信機器3と中継装置4に限定される。このため、短距離ネットワーク1内にスイッチ100が幾つも存在するような場合、再送制御機能の最小限の実装により、実施形態2の効果を得ることが期待できるため、利便性の高い運用が可能となる。
<変形例2>
続いて、第2の実施形態の変形例2について説明する。図16は、第2の実施形態における中継装置4の変形例を示す図である。
図9に示すように、第2の実施形態の中継装置4には、通信装置3の個数分だけ、短距離再送部80が設けられていた。一方、変形例2では、中継装置4における短距離再送部80は複数ではなく単一である。短距離ネットワーク1内の通信装置3から転送されるパケット10は、すべてこの短距離再送部80に入力される。また、短距離再送部80は受信したパケット10の宛先を判定し、転送部81を経由して、通信装置3−1および3−2にパケットを振り分ける。同様に、再送制御部90は短距離再送部80より分離し、短距離再送部80と同様、単一の部位として動作する。なお、再送制御部90の動作は、第2の実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
変形例2における中継装置4は、図9と比較し、より単純な構成になる。従って、各部の管理や負荷分散が容易となることが可能であり、結果として中継装置4の処理能力を高めることが可能となる。
<変形例3>
さらに、第2の実施形態の変形例3について説明する。図17は、実施形態2の通信装置3および中継装置4のハードウェア構成例を示す図である。
通信装置3および中継装置4の機能は、1台のサーバ110に実装される。サーバ110は、NIC(Network Interface Card)120、CPU(Central Processing Unit)121、及びメモリ122を備えている。
通信装置3および中継装置4の機能は、これらハードウェアで実現することも可能であるし、コンピュータ(サーバ110)と、コンピュータ上で実行されるプログラムとの協働によって実現することも可能である。
より詳細には、パケット10の送受信を行うNIC101は、通信装置3の送信部30、受信部31と中継装置4の短距離再送部80および転送部81のパケット送受信機能を担う。パケット処理を行うCPU121は、上述の実施形態における各部のパケット処理に関する機能を担う。また、メモリ122には、上述の各部に含まれる再送バッファ61が格納される。
また、上記のサーバ110上で実現されるプログラムは、磁気ディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されて提供され、コンピュータの立ち上げ時などにコンピュータに読み取られる。このようにコンピュータの動作を制御し、コンピュータを上述の各実施形態における通信装置3および中継装置4として機能させ、前述した処理を行わせる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
さらに、上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
ネットワークを介してパケットの送受信を行う通信装置と接続し、前記パケットを中継する中継装置であって、
前記中継装置は、
受信した再送パケットの宛先が、前記中継装置が属する通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断する宛先判断手段と、
前記判断結果が、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム外にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を行い、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を前記受信した再送パケットの送信元に対して要求する再送制御手段と、
を備えることを特徴とする中継装置。
(付記2)
前記中継装置は、さらに、
前記受信した再送パケットの送信元が前記通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断する送信元判断手段を備え、
前記再送制御手段は、さらに、前記判断結果が、前記再送パケットの送信元が前記通信システム外にあることを示す場合には、前記再送パケットの再送に必要な情報を初期化して前記再送パケットの再送制御を行うことを特徴とする付記1に記載の中継装置。
(付記3)
前記再送パケットは、前記再送パケットの識別情報を示すパケット識別子と、前記再送パケットが再送された回数を示す再送回数情報とを含むことを特徴とする付記1または2に記載の中継装置。
(付記4)
前記中継装置は、さらに、
受信したパケットに含まれる前記再送回数情報に基づいて、前記受信したパケットが再送パケットであるかどうかを判定する再送パケット判定手段を備えることを特徴とする付記3に記載の中継装置。
(付記5)
前記再送制御手段は、
前記受信したパケットが再送パケットでない場合に、前記受信したパケットの宛先に対して前記受信したパケットを転送することを特徴とする付記4に記載の中継装置。
(付記6)
前記宛先判断手段は、
前記受信した再送パケットのパケット識別子に含まれる、前記受信した再送パケットの宛先の通信装置の識別情報に基づいて、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内または前記通信システム外にあるか判断することを特徴とする付記3から5のいずれか1つに記載の中継装置。
(付記7)
前記送信元判断手段は、
前記受信した再送パケットのパケット識別子に含まれる、前記受信した再送パケットの送信元の通信装置の識別情報に基づいて、前記受信した再送パケットの送信元が前記通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断することを特徴とする付記3から6のいずれか1つに記載の中継装置。
(付記8)
ネットワークを介してパケットの送受信を行う通信装置と、前記パケットを中継する中継装置を備える通信システムであって、
前記中継装置は、
受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断する宛先判断手段と、
前記判断結果が、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム外にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を行い、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を前記受信した再送パケットの送信元に対して要求する再送制御手段と、
を備えることを特徴とする通信システム。
(付記9)
前記中継装置は、さらに、
前記受信した再送パケットの送信元が前記通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断する送信元判断手段を備え、
前記再送制御手段は、さらに、前記判断結果が、前記再送パケットの送信元が前記通信システム外にあることを示す場合には、前記再送パケットの再送に必要な情報を初期化して前記再送パケットの再送制御を行うことを特徴とする付記8に記載の通信システム。
(付記10)
前記再送パケットは、前記再送パケットの識別情報を示すパケット識別子と、前記再送パケットが再送された回数を示す再送回数情報とを含むことを特徴とする付記8または9に記載の通信システム。
(付記11)
前記中継装置は、さらに、
受信したパケットに含まれる前記再送回数情報に基づいて、前記受信したパケットが再送パケットであるかどうかを判定する再送パケット判定手段を備えることを特徴とする付記10に記載の通信システム。
(付記12)
前記再送制御手段は、
前記受信したパケットが再送パケットでない場合に、前記受信したパケットの宛先に対して前記受信したパケットを転送することを特徴とする付記11に記載の通信システム。
(付記13)
前記宛先判断手段は、
前記受信した再送パケットのパケット識別子に含まれる、前記受信した再送パケットの宛先の通信装置の識別情報に基づいて、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内または前記通信システム外にあるか判断することを特徴とする付記10から12のいずれか1つに記載の通信システム。
(付記14)
前記送信元判断手段は、
前記受信した再送パケットのパケット識別子に含まれる、前記受信した再送パケットの送信元の通信装置の識別情報に基づいて、前記受信した再送パケットの送信元が前記通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断することを特徴とする付記10から13のいずれか1つに記載の通信システム。
(付記15)
受信した再送パケットの宛先が、ネットワークを介してパケットの送受信を行う通信装置と接続し、前記パケットを中継する中継装置が属する通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断する宛先判断ステップと、
前記判断結果が、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム外にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を行い、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を前記受信した再送パケットの送信元に対して要求する再送制御ステップと、
を含むことを特徴とする通信方法。
(付記16)
前記通信方法は、さらに、
前記受信した再送パケットの送信元が前記通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断する送信元判断ステップを含み、
前記再送制御ステップは、さらに、前記判断結果が、前記再送パケットの送信元が前記通信システム外にあることを示す場合には、前記再送パケットの再送に必要な情報を初期化して前記再送パケットの再送制御を行うことを特徴とする付記15に記載の通信方法。
(付記17)
前記再送パケットは、前記再送パケットの識別情報を示すパケット識別子と、前記再送パケットが再送された回数を示す再送回数情報とを含むことを特徴とする付記15または16に記載の通信方法。
(付記18)
前記通信方法は、さらに、
受信したパケットに含まれる前記再送回数情報に基づいて、前記受信したパケットが再送パケットであるかどうかを判定する再送パケット判定ステップを含むことを特徴とする付記17に記載の通信方法。
(付記19)
前記再送制御ステップは、
前記受信したパケットが再送パケットでない場合に、前記受信したパケットの宛先に対して前記受信したパケットを転送することを特徴とする付記18に記載の通信方法。
(付記20)
前記宛先判断ステップは、
前記受信した再送パケットのパケット識別子に含まれる、前記受信した再送パケットの宛先の通信装置の識別情報に基づいて、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内または前記通信システム外にあるか判断することを特徴とする付記17から19のいずれか1つに記載の通信方法。
(付記21)
前記送信元判断ステップは、
前記受信した再送パケットのパケット識別子に含まれる、前記受信した再送パケットの送信元の通信装置の識別情報に基づいて、前記受信した再送パケットの送信元が前記通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断することを特徴とする付記17から20のいずれか1つに記載の通信方法。
(付記22)
受信した再送パケットの宛先が、ネットワークを介してパケットの送受信を行う通信装置と接続し、前記パケットを中継する中継装置が属する通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断する宛先判断処理と、
前記判断結果が、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム外にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を行い、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を前記受信した再送パケットの送信元に対して要求する再送制御処理と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
(付記23)
前記プログラムは、さらに、
前記受信した再送パケットの送信元が前記通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断する送信元判断処理を含み、
前記再送制御処理は、さらに、前記判断結果が、前記再送パケットの送信元が前記通信システム外にあることを示す場合には、前記再送パケットの再送に必要な情報を初期化して前記再送パケットの再送制御を行うことを特徴とする付記22に記載のプログラム。
(付記24)
前記再送パケットは、前記再送パケットの識別情報を示すパケット識別子と、前記再送パケットが再送された回数を示す再送回数情報とを含むことを特徴とする付記22または23に記載のプログラム。
(付記25)
前記プログラムは、さらに、
受信したパケットに含まれる前記再送回数情報に基づいて、前記受信したパケットが再送パケットであるかどうかを判定する再送パケット判定処理を含むことを特徴とする付記24に記載のプログラム。
(付記26)
前記再送制御処理は、
前記受信したパケットが再送パケットでない場合に、前記受信したパケットの宛先に対して前記受信したパケットを転送することを特徴とする付記25に記載のプログラム。
(付記27)
前記宛先判断処理は、
前記受信した再送パケットのパケット識別子に含まれる、前記受信した再送パケットの宛先の通信装置の識別情報に基づいて、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内または前記通信システム外にあるか判断することを特徴とする付記24から26のいずれか1つに記載のプログラム。
(付記28)
前記送信元判断処理は、
前記受信した再送パケットのパケット識別子に含まれる、前記受信した再送パケットの送信元の通信装置の識別情報に基づいて、前記受信した再送パケットの送信元が前記通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断することを特徴とする付記24から27のいずれか1つに記載のプログラム。
1 短距離ネットワーク
2 長距離ネットワーク
3、2000 通信装置
4、1000 中継装置
10 パケット
11 送信パケット
12 受信パケット
20 上位レイヤ処理部
21、90 再送制御部
22 下位レイヤ処理部
30 送信部
31 受信部
40 再送適用パケット
41 ACKパケット
50 パケット識別子
51 再送回数
60 識別子抽出部
61 再送バッファ
62 生成部
63 再送バッファ処理部
70 キューエントリ
80 短距離再送部
81 転送部
91 受信多重部
92 送信多重部
100 スイッチ
110 サーバ
120 NIC
121 CPU
122 メモリ
810 送信元判断部
901 宛先判断部
1001 宛先判断手段
1002 再送制御手段

Claims (10)

  1. ネットワークを介してパケットの送受信を行う通信装置と接続し、前記パケットを中継する中継装置であって、
    前記中継装置は、
    受信した再送パケットの宛先が、前記中継装置が属する通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断する宛先判断手段と、
    前記判断結果が、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム外にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を行い、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を前記受信した再送パケットの送信元に対して要求する再送制御手段と、
    を備えることを特徴とする中継装置。
  2. 前記中継装置は、さらに、
    前記受信した再送パケットの送信元が前記通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断する送信元判断手段を備え、
    前記再送制御手段は、さらに、前記判断結果が、前記再送パケットの送信元が前記通信システム外にあることを示す場合には、前記再送パケットの再送に必要な情報を初期化して前記再送パケットの再送制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記再送パケットは、前記再送パケットの識別情報を示すパケット識別子と、前記再送パケットが再送された回数を示す再送回数情報とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の中継装置。
  4. 前記中継装置は、さらに、
    受信したパケットに含まれる前記再送回数情報に基づいて、前記受信したパケットが再送パケットであるかどうかを判定する再送パケット判定手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の中継装置。
  5. 前記再送制御手段は、
    前記受信したパケットが再送パケットでない場合に、前記受信したパケットの宛先に対して前記受信したパケットを転送することを特徴とする請求項4に記載の中継装置。
  6. 前記宛先判断手段は、
    前記受信した再送パケットのパケット識別子に含まれる、前記受信した再送パケットの宛先の通信装置の識別情報に基づいて、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内または前記通信システム外にあるか判断することを特徴とする請求項3から5のいずれか1つに記載の中継装置。
  7. 前記送信元判断手段は、
    前記受信した再送パケットのパケット識別子に含まれる、前記受信した再送パケットの送信元の通信装置の識別情報に基づいて、前記受信した再送パケットの送信元が前記通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断することを特徴とする請求項3から6のいずれか1つに記載の中継装置。
  8. ネットワークを介してパケットの送受信を行う通信装置と、前記パケットを中継する中継装置を備える通信システムであって、
    前記中継装置は、
    受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断する宛先判断手段と、
    前記判断結果が、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム外にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を行い、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を前記受信した再送パケットの送信元に対して要求する再送制御手段と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  9. 受信した再送パケットの宛先が、ネットワークを介してパケットの送受信を行う通信装置と接続し、前記パケットを中継する中継装置が属する通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断する宛先判断ステップと、
    前記判断結果が、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム外にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を行い、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を前記受信した再送パケットの送信元に対して要求する再送制御ステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  10. 受信した再送パケットの宛先が、ネットワークを介してパケットの送受信を行う通信装置と接続し、前記パケットを中継する中継装置が属する通信システム内、または前記通信システム外にあるかを判断する宛先判断処理と、
    前記判断結果が、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム外にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を行い、前記受信した再送パケットの宛先が前記通信システム内にあることを示す場合には、前記受信した再送パケットの再送制御を前記受信した再送パケットの送信元に対して要求する再送制御処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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