JP2012227733A - 天井設置用スピーカーシステムおよびこれを用いる照明装置 - Google Patents

天井設置用スピーカーシステムおよびこれを用いる照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 組み合わせ対象とする照明装置を限定することなく、また、聴取者が起立位置に居るか、あるいは、着座位置に居るか、また、周方向のいずれの角度方向に居るかに関わらず、音圧周波数特性にピーク・ディップが出現しにくく、良好な音声再生が可能な天井設置用スピーカーシステムおよびこれを用いる照明装置を提供する
【解決手段】 天面部と底面部との間に円錐面または角錐面を形成する取付面部を含むキャビネットと、キャビネットの取付面部に取り付けられる複数のスピーカーと、を備え、複数のスピーカーのそれぞれが、取付面部に沿って配置される細長形平面振動板を有し、細長形平面振動板が、天面部側および底面部側を長径方向とし、取付面部の円錐面または角錐面を周回する方向を短径方向とするように配置される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、天井面に設置して音声を再生する天井設置用スピーカーシステムに関し、特に、天井面の照明用ソケット(シーリング、ローゼット)に接続および係合して設置し、他の照明装置も接続することができる天井設置用スピーカーシステムおよびこれを用いる照明装置に関する。
音声を再生するオーディオ機器には、住居又は店舗の天井面に設置する天井設置用スピーカーシステムがある。また、天井設置用スピーカーシステムの中には、天井に設置する照明装置と一体化したスピーカーシステム、あるいは、照明装置と組み合わせて使用可能にするスピーカーシステムがある。このスピーカーシステムは、天井面から吊り下げられて使用される吊り下げ型の照明器具の上に載置して使用することができる場合がある。スピーカーシステムと照明装置を組み合わせる場合には、照明装置に供給される電源を利用できるので、電源を必要とする増幅回路または受信回路を内蔵するものがある。
例えば、従来には、吊り下げ型照明器具の上に載置されるスピーカーであって、中心部を上下に貫通した挿通孔を有し、該挿通孔内に吊り下げ型照明器具が吊り下げられるとともに、照明器具への給電コードが挿通された外筐と、外筐内に配置されたスピーカーユニットと、送信部から送られた信号を受信しこれを増幅して前記スピーカーユニットを駆動する受信部とを備えたことを特徴とするスピーカーがある(特許文献1)。
また、従来には、対象物と照明装置に関連して設定される音響装置であり、本体と、本体を対象物に固定する第1固定部と、本体に設けられる音発生部と、本体に照明装置を固定して電気的に接続するための第2固定部と、を備えることを特徴とする音響装置がある(特許文献2)。ここで、音発生部は、駆動用電源により駆動されるアクティブスピーカーであり、駆動用電源は対象物側から第1固定部と本体を介して音発生部に供給される場合がある。
特許第2570763号公報 (第1図〜第5図) 特開平11−225385号公報 (第1図〜第21図)
しかしながら、従来技術の照明装置を組み合わせる天井設置用スピーカーシステムでは、例えば特許文献1の場合には、組み合わせ対象とする照明装置が実質的に限られる、スピーカーの取付位置が低くて聴取者からその位置が分かりやすすぎて天井設置用スピーカーシステムに求められるBGM再生に適しない、等の問題がある。また、特許文献2の場合には、スピーカー振動子の前面側からの放射音と、その逆相成分となるスピーカー振動子の背面側からの放射音と、が聴取者へ供給されるので、それらの合成音はこれらが打ち消しあった結果できる大きなピーク・ディップが出現する音圧周波数特性になる、という問題がある。
本発明は、上記の従来技術が有する問題を解決するためになされたものであり、その目的は、住居又は店舗の天井面に設置して音声を再生する天井設置用スピーカーシステムに関し、組み合わせ対象とする照明装置を限定することなく、また、聴取者が起立位置に居るか、あるいは、着座位置に居るか、また、周方向のいずれの角度方向に居るかに関わらず、音圧周波数特性にピーク・ディップが出現しにくく、良好な音声再生が可能な天井設置用スピーカーシステムおよびこれを用いる照明装置を提供することにある。
本発明の天井設置用スピーカーシステムは、天井面に設置される照明用ソケットに接続および係合するソケット部と、ソケット部を含む天面部と、天面部の外形よりも小さい外形寸法を有する底面部と、天面部と底面部との間に円錐面または角錐面を形成する取付面部と、を含むキャビネットと、キャビネットの取付面部に取り付けられる複数のスピーカーと、を備え、複数のスピーカーのそれぞれが、取付面部に沿って配置される細長形平面振動板を有し、細長形平面振動板が、天面部側および底面部側を長径方向とし、取付面部の円錐面または角錐面を周回する方向を短径方向とするように配置される。
好ましくは、本発明の天井設置用スピーカーシステムは、キャビネットの取付面部に形成される円錐面または角錐面が、天井面との断面交叉角度が約30°〜60°である。
また、好ましくは、本発明の天井設置用スピーカーシステムは、複数のスピーカーが、キャビネットの取付面部の周回する方向において、一周を略均等分するように配置されている。
また、好ましくは、本発明の天井設置用スピーカーシステムは、キャビネットが、底面部の中央開孔および天面部のソケット部に連通する凹部を有し、ソケット部が、中央開口および凹部を介して他の照明装置を接続可能および係合可能にする照明ソケットをさらに含む。
また、好ましくは、本発明の天井設置用スピーカーシステムは、キャビネットの内部に取り付けられて、照明用ソケットからソケット部を介して電源を供給されてスピーカーに増幅した音声信号を出力するアンプ回路を、さらに備える。
また、好ましくは、本発明の天井設置用スピーカーシステムは、キャビネットの内部に取り付けられて、照明用ソケットからソケット部を介して電源を供給されて受信した無線信号を音声信号に変換してアンプ回路に出力する無線受信回路を、さらに備える。
また本発明の照明装置は、上記の天井設置用スピーカーシステムと、ソケット部の照明ソケットに接続および係合して、照明用ソケットから電源を供給されて照明する照明部と、を備える。
以下、本発明の作用について説明する。
本発明の天井設置用スピーカーシステムは、天井面に設置される照明用ソケットに接続および係合するソケット部と、ソケット部を含む天面部と、天面部の外形よりも小さい外形寸法を有する底面部と、天面部と底面部との間に円錐面または角錐面を形成する取付面部と、を含むキャビネットと、キャビネットの取付面部に取り付けられる複数のスピーカーと、を備える。この天井設置用スピーカーシステムでは、キャビネットの取付面部に形成される円錐面または角錐面が、天井面との断面交叉角度は、約30°〜60°であるのが好ましい。それぞれのスピーカーは、円錐面または角錐面である取付面部に沿って配置される細長形平面振動板を有するので、スピーカーシステムとしては天井面に取り付けられるものであっても、音波の放射方向を斜め下方向にして、聴取者が起立位置に居るか、あるいは、着座位置に居るかに関わらず、音圧周波数特性にピーク・ディップが出現しにくく、良好な音声再生を可能にすることができる。
特に、複数のスピーカーのそれぞれは、その細長形平面振動板が、天面部側および底面部側を長径方向とし、取付面部の円錐面または角錐面を周回する方向を短径方向とするように配置されるので、長径方向に沿う高さ方向には音声再生の指向性が狭く、短径方向に沿う横方向には指向性が広くなる。全面駆動される細長形の平面振動板のスピーカーの放射特性は、長径方向に狭く、短径方向に広い指向特性となるからである。また、複数のスピーカーは、キャビネットの取付面部の周回する方向において、一周を略均等分するように配置されている。したがって、天井面に取り付けられる天井設置用スピーカーシステムであっても、高さ方向の音波の反射体である天井面、あるいは、ペンダント型の照明装置の傘部、等の影響を少なくできて、聴取者が起立位置に居るか、あるいは、着座位置に居るか、また、周方向のいずれの角度方向に居るか、に関わらず、音圧周波数特性にピーク・ディップが出現しにくく、良好な音声再生が可能になる。
また、この天井設置用スピーカーシステムは、キャビネットが、底面部の中央開孔および天面部のソケット部に連通する凹部を有し、ソケット部が、中央開口および凹部を介して他の照明装置を接続可能および係合可能にする照明ソケットをさらに含む。さらに具体的には、キャビネットの内部に取り付けられて、照明用ソケットからソケット部を介して電源を供給されてスピーカーに増幅した音声信号を出力するアンプ回路を、あるいは、照明用ソケットからソケット部を介して電源を供給されて受信した無線信号を音声信号に変換してアンプ回路に出力する無線受信回路を、さらに備える。したがって、この天井設置用スピーカーシステムは、組み合わせる照明装置だけでなく、スピーカーに音声信号を供給する音声再生装置を限定することなく、組み合わせ対象とすることができる。もちろん、スピーカーを内蔵する単独の照明装置として、上記の天井設置用スピーカーシステムと、ソケット部の照明ソケットに接続および係合して、照明用ソケットから電源を供給されて照明する照明部と、を備えてもよい。
本発明の天井設置用スピーカーシステムは、組み合わせ対象とする照明装置を限定することなく、また、聴取者が起立位置に居るか、あるいは、着座位置に居るか、また、周方向のいずれの角度方向に居るか、に関わらず、音圧周波数特性にピーク・ディップが出現しにくく、良好な音声再生を可能にすることができる。
本発明の好ましい実施形態による天井設置用のスピーカーシステム2と、これを用いる照明装置30について説明する図である。(実施例1) 本発明の好ましい実施形態による天井設置用のスピーカーシステム2について説明する拡大斜視図である。(実施例1) 本発明の好ましい実施形態による天井設置用のスピーカーシステム2について説明する拡大断面図である。(実施例1) 本発明の好ましい実施形態による天井設置用のスピーカーシステム2に用いるスピーカー10について説明する展開斜視図である。(実施例1) 本発明の好ましい実施形態による天井設置用のスピーカーシステム2の聴取位置P1およびP2における音圧周波数特性を示すグラフである。(実施例1) 比較例1の天井設置用のスピーカーシステム101について説明する斜視図、および、その聴取位置P1およびP2における音圧周波数特性を示すグラフである。(比較例1) 比較例2の天井設置用のスピーカーシステム102について説明する斜視図、および、その聴取位置P1およびP2における音圧周波数特性を示すグラフである。(比較例2) 本発明の他の好ましい実施形態による天井設置用のスピーカーシステム2aについて説明する斜視図である。(実施例2)
以下、本発明の好ましい実施形態による天井設置用スピーカーシステムおよびこれを用いる照明装置について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
図1は、本発明の好ましい実施形態による天井面1に設置した天井設置用のスピーカーシステム2と、これを用いる照明装置30について説明する図である。また、図2は、天井設置用のスピーカーシステム2について説明する拡大斜視図であり、図3は、その拡大断面図である。さらに、図4は、天井設置用のスピーカーシステム2に用いるスピーカー10について説明する展開斜視図である。
具体的には、この天井設置用のスピーカーシステム2は、住居又は店舗の天井面1の照明用ソケット1sに接続および係合して設置し、天井面1から吊り下げる照明装置30の上側から音声を再生する天井設置用スピーカーシステムであり、組み合わせるペンダント型の照明装置30を任意に選択可能である。なお、天井面1の照明用ソケット1sは、シーリング、または、ローゼットと呼ぶ場合がある。また、後述するように、説明に不要な一部の構造や、内部構造等は、図示を省略している。
スピーカーシステム2は、樹脂等で形成されるキャビネット3に、細長形平面振動板15を有する合計4個のスピーカー10を備え、天井面1に設置されてその下方に位置する聴取者に音声信号を音波に変換して再生する。キャビネット3は、天井面1に対向する円形の天面部4と、天面部4の外形よりも小さい外形寸法を有する円形の底面部5と、天面部4と底面部5との間に円錐面を形成する取付面部6と、を含み、外形が頂点を下向きにした円錐の一部を切り取ったような形状を有している。本実施例の場合には、天面部4の直径が約30cmであり、底面部5の直径が約12cmであり、キャビネット3の取付面部6に形成される円錐面は、天井面1との断面交叉角度θが約45°になるように設定されている。なお、キャビネット3の取付面部6は、天井面1との断面交叉角度が約30°〜60°になるのが好ましい。
キャビネット3は、取付面部6に取り付けられるスピーカー10の細長形平面振動板15の前後を離隔して、細長形平面振動板15の前後に放射される逆位相の関係になる音波同士が打消し合うのを防止する。また、キャビネット3は、スピーカー10の最低共振周波数付近および以下の低音域の増大を図るために、その内部に音響容量を規定する空間を有する。キャビネット3は、密閉型、バスレフ形、ケルトン型、等の諸方式のキャビネットを採用することができる。なお、スピーカーシステム2のキャビネット3は、露出するスピーカー10を保護するように、(図示しない)前面グリル、パンチングネット、等を設けても良い。
スピーカーシステム2のキャビネット3は、その天面部4の中央部分に、天井面1に設置される照明用ソケット1sに接続および係合するソケット部20を含む。ソケット部20は、他の照明装置が有するソケットに準じる正負の接続電極および係合機構を含む。したがって、このスピーカーシステム2を天井面1に設置しようとする使用者は、天面部4の中央部分に露出するソケット部20を、キャビネット3を下側から支え持つようにして天井面1の照明用ソケット1sに近づけていくと、ソケット部20と照明用ソケット1sとを接続および係合することができる。シーリング、または、ローゼットと呼ぶ場合がある天井面1の照明用ソケット1sを利用するので、容易な作業でスピーカーシステム2を天井面1に設置または取り外しすることができる。なお、本実施例では、図3に図示するように、天井面1にキャビネット3の天面部4との間に挟み込まれるクッション部材9を設け、キャビネット3の天面部4が振動して天井面1との間で異音を発生するようなことがないようにしている。
スピーカーシステム2のキャビネット3は、図示するように、その中央に縦方向に円筒状の空間を規定する凹部7を有する。凹部7は、底面部5の中央開孔と、天面部4のソケット部20に連通する。また、ソケット部20は、中央開口および凹部7を介して他の照明装置30を接続可能および係合可能にする照明ソケットをさらに含んでいるので、天井面1から吊り下げられて使用される吊り下げ型の照明器具30を組み合わせて使用することができる。図示するペンダント型の照明装置30は、傘部31の内部側に本体部32に接続する(図示しない)LED照明を含み、本体部32に電源電圧を供給する接続コード33により吊り下げられる。また、接続コード33の端部には照明用のソケット34が接続されているので、このソケット34をソケット部20に接続および係合すればよい。
スピーカーシステム2のキャビネット3の内部には、受信した無線信号を音声信号に変換する無線受信回路およびスピーカー10に増幅した音声信号を出力するアンプ回路を含む回路部22が設けられている。回路部22には、天井面1の照明用ソケット1sからソケット部20から、接続線21を介して電源が供給される。したがって、(図示しない)CDプレーヤー等の音声再生装置から(図示しない)無線発信装置を介して天井設置用のスピーカーシステム2から音声再生が可能になる。回路部22は、無線信号またはリモコン信号によりアンプ回路部分の音量調整を可能にするようにしてもよい。この天井設置用のスピーカーシステム2は、組み合わせる照明装置30だけでなく、スピーカー10に音声信号を供給する音声再生装置を限定することなく、組み合わせ対象とすることができる。
スピーカーシステム2のキャビネット3の取付面部6には、4個のスピーカー10が、取付面部6の周回する方向において、一周を4つに略均等分するように周方向に約90°の間隔で配置されている。スピーカー10は、図4に図示するように、細長方形の平面振動板15と、平面振動板15の周囲を振動可能に支持するエッジ16と、平面振動板15の背面側に固定されるボイスコイル組立体11と、ボイスコイル組立体11を振動可能に支持するダンパー14と、フレーム17と、マグネットを含む複数の磁気回路18と、を備える全面駆動の平面薄型スピーカーである。ボイスコイル組立体11は、3つのボイスコイル13をボビン12により格子状に連結しており、スピーカー10は、3つのボイスコイル13に対応する3つの磁気回路18を備える。
本実施例の場合には、スピーカー10は、その平面振動板15が取付面部6の円錐面に沿うように配置される。取付面部6に沿って配置される細長方形のスピーカー10の平面振動板15は、長径方向daの長さが約9cm、短径方向dbの長さが約2cmである。それぞれのスピーカー10の細長方形平面振動板15は、天面部4側および底面部5側を長径方向daとし、取付面部6の円錐面を周回する方向を短径方向dbとするように配置される。なお、図4に図示するスピーカー10とは異なる構成のスピーカーであっても、細長方形の振動板15を備えて、長径方向に指向性が狭く、短径方向に指向性が広いスピーカーであれば、取付面部6への配置方向を上記と同様の条件にすればよい。
図5は、本実施例の天井設置用のスピーカーシステム2の音圧周波数特性を示すグラフである。具体的には、図5(a)は周方向72点の聴取位置P1における音圧レベルの平均値と標準偏差であり、図5(b)は周方向72点の聴取位置P2における音圧レベルの平均値と標準偏差である。図1に示すように、聴取位置P1は、聴取者の起立位置を想定して、天井面1からの距離y1が約75cmで、かつ、スピーカーシステム2の中心から周方向の半径距離r1が約1.0mの位置であって、周方向に5°おきに合計72点を測定点としている。また、聴取位置P2は、聴取者の着座位置を想定して、天井面1からの距離y1が約1.2mで、かつ、スピーカーシステム2の中心から周方向の半径距離r1が約1.0mの位置であって、周方向に5°おきに合計72点を測定点としている。なお、照明装置30の傘部31は、球面の一部を切り出して凸面側が上側になるように配置した典型的な傘形状を想定し、直径が約50cmで天井面1からの距離が約70cmである場合としている。
図1に示すように、スピーカーシステム2のキャビネット3の取付面部6に取り付けられる複数のスピーカー10の細長方形平面振動板15から放射された音波は、聴取位置P1またはP2には、直接音s0と、照明装置30の傘部31での反射音s1と、天井面1での反射音s2として到来する。照明装置30の傘部31での反射音s1と、天井面1での反射音s2は、反射面への入射角と反射角が等しくなる。直接音s0に比較して反射音s1およびs2は遅延して到来するので、これらが合成される音圧周波数特性には、強め合うピークと弱め合うディップとが生じやすくなる。また、スピーカーシステム2の中心から周方向の5°おき合計72点での音圧分布を見ると、そのバラツキを示す標準偏差が小さいことは、周方向のいずれの角度方向に居るかに関わらず、音圧周波数特性の変化が小さくて良好な音声再生を可能になることを示す。
本実施例の場合には、キャビネット3の取付面部6に形成される円錐面は、天井面1との断面交叉角度θが約45°になるように設定されていることに加えて、スピーカー10の細長方形平面振動板15が天面部4側および底面部5側を長径方向daとし、取付面部6の円錐面を周回する方向を短径方向dbとするように配置されているので、細長方形の振動板15を備えるスピーカー10の長径方向に指向性が狭く短径方向に指向性が広いという特性を生かして、聴取位置P1またはP2において、直接音s0のレベルを反射音s1およびs2のレベルよりも相対的に高くできるという利点がある。したがって、図5の平均値の特性カーブに示すように、起立位置P1でも着座位置P2でも、天井面1や照明装置30の傘部31の反射音成分により生じるピーク・ディップが抑制され、高音域まで広く延びた好ましい平坦な音圧周波数特性が得られる。また、本実施例のスピーカーシステム2の構成により、周方向の音圧周波数特性のバラツキが小さくなり、周方向のいずれの角度方向でも良好な音声再生が可能になる。
(比較例1)
図6は、比較例1の天井設置用のスピーカーシステム101について説明する図である。具体的には、図6(a)は、比較例1のスピーカーシステム101の斜視図であり、図6(b)および図6(c)は、その聴取位置P1およびP2における音圧周波数特性を示すグラフであって、周方向の5°おき合計72点での平均音圧レベルと標準偏差を示すグラフである。比較例1のスピーカーシステム101は、上記実施例のスピーカーシステム2に対比して、キャビネット3の形状と、取付面部6に取り付けられたスピーカー10の取り付け方向と、が異なる点で相違し、それらの他は、ほぼ共通する構成ならびに大きさ寸法を有する。したがって、先の実施例と同一部分には、同一の符号を付し、説明および図示を省略する。
具体的には、比較例1のスピーカーシステム101のキャビネット3は、天井面1に対向する正方形の天面部4と、天面部4の外形よりも小さい外形寸法を有する正方形の底面部5と、天面部4と底面部5との間に4面の角錐面を形成する取付面部6と、を含み、外形が頂点を下向きにした四角錐の一部を切り取ったような形状を有する。キャビネット3の取付面部6の4面の角錐面に取り付けられるそれぞれのスピーカー10の細長方形平面振動板15は、天面部4側および底面部5側を短径方向dbとし、取付面部6の円錐面を周回する方向を長径方向daとするように配置される。なお、上記実施例と同様に、キャビネット3の取付面部6に形成される角錐面は、天井面1との断面交叉角度θが約45°になるように設定されている
比較例1の場合には、細長方形の振動板15を備えるスピーカー10の長径方向に指向性が狭く短径方向に指向性が広いという特性が裏目に出て、聴取位置P1またはP2において、反射音s1およびs2のレベルが直接音s0のレベルに対して相対的に高くなってしまい、その結果、図6の平均値の特性カーブに示すように、起立位置P1でも着座位置P2でも、天井面1や照明装置30の傘部31の反射音成分により生じるピーク・ディップが大きい好ましくない音圧周波数特性が得られる。また、比較例1のスピーカーシステム101の構成により、周方向の音圧周波数特性のバラツキが大きくなり、キャビネット3の取付面部6に形成される角錐面に対する角度によって周波数特性が異なり、その結果、音声再生する音色が異なってしまうという問題がある。
(比較例2)
図7は、比較例2の天井設置用のスピーカーシステム102について説明する図である。具体的には、図7(a)は、比較例2のスピーカーシステム102の斜視図であり、図7(b)および図7(c)は、その聴取位置P1およびP2における音圧周波数特性を示すグラフであって、周方向の5°おき合計72点での平均音圧レベルと標準偏差を示すグラフである。比較例2のスピーカーシステム102は、上記実施例のスピーカーシステム2に対比して、キャビネット3の形状が異なる点で相違し、それらの他は、ほぼ共通する構成ならびに大きさ寸法を有する。したがって、先の実施例と同一部分には、同一の符号を付し、説明および図示を省略する。
具体的には、比較例2のスピーカーシステム102のキャビネット3は、天井面1に対向する円形の天面部4と、天面部4と同寸法を有する円形の底面部5と、を含み、天面部4と底面部5との間に円錐面となる取付面部6を含まない。その結果、キャビネット3は、外形が円筒の一部を切り取ったような形状を有する。4個のそれぞれのスピーカー10は、キャビネット3の底面部5に取り付けられる。4個のそれぞれのスピーカー10の細長方形平面振動板15は、底面部5の中心方向及び放射方向を長径方向daとし、円形の底面部5を周回する方向を短径方向dbとするように配置される。
比較例2の場合には、細長方形の振動板15を備えるスピーカー10の長径方向に指向性が狭く短径方向に指向性が広いという特性を生かしているものの、4個のそれぞれのスピーカー10を真下に向けるようにキャビネット3の底面部5に取り付けているので、聴取位置P1またはP2において、反射音s1のレベルが直接音s0のレベルに対して相対的に高くなってしまい、その結果、図7の平均値の特性カーブに示すように、起立位置P1でも着座位置P2でも、天井面1や照明装置30の傘部31の反射音成分により生じるピーク・ディップが大きい好ましくない音圧周波数特性が得られる。また、比較例2のスピーカーシステム102の構成により、周方向の音圧周波数特性のバラツキが大きくなり、周方向の位置によって音声再生する音色が異なってしまうという問題がある。
図2は、本発明の他の好ましい実施形態による天井設置用のスピーカーシステム2aについて説明する拡大斜視図である。本実施例のスピーカーシステム2aと、先の実施例のスピーカーシステム2とは、キャビネット3の構成以外は共通である。したがって、先の実施例と同一部分には、同一の符号を付し、説明および図示を省略する。
スピーカーシステム2は、樹脂等で形成されるキャビネット3に、細長形平面振動板15を有する合計4個のスピーカー10を備え、天井面1に設置されてその下方に位置する聴取者に音声信号を音波に変換して再生する。キャビネット3は、天井面1に対向する正方形の天面部4と、天面部4の外形よりも小さい外形寸法を有する正方形の底面部5と、天面部4と底面部5との間に4面の角錐面を形成する取付面部6と、を含み、外形が頂点を下向きにした四角錐の一部を切り取ったような形状を有している。本実施例の場合には、天面部4の一辺の長さが約30cmであり、底面部5の一辺の長さが約12cmであり、キャビネット3の取付面部6に形成される角錐面は、天井面1との断面交叉角度θが約45°になるように設定されている。
本実施例の場合には、スピーカー10は、その平面振動板15が取付面部6の4面の角錐面の中央付近に沿うようにそれぞれ1個配置される。それぞれのスピーカー10の細長方形平面振動板15は、天面部4側および底面部5側を長径方向daとし、取付面部6の円錐面を周回する方向を短径方向dbとするように配置される。なお、図8に図示するスピーカー10とは異なる構成のスピーカーであっても、細長方形の振動板15を備えて、長径方向に指向性が狭く、短径方向に指向性が広いスピーカーであれば、取付面部6への配置方向を上記と同様の条件にすればよい。また、本実施例のスピーカーシステム2が備える4つのスピーカー10は、直列接続でも並列接続でもよく、2つスピーカー10を並列接続して構成した1組を2組直列接続してもよい。また、本実施例のスピーカーシステム2が備える4つのスピーカー10は、モノラル信号を再生するモノであってもよく、これらを2組に分けてステレオ信号を再生するものであってもよい。
もちろん、キャビネット3は、天井面1に対向する天面部4が、三角形以上の多角形であればよく、また、底面部5も、天面部4に対応した多角形であって、天面部4の外形よりも小さい外形寸法を有して、天面部4と底面部5との間に角錐面を形成する取付面部6と、を含み、外形が頂点を下向きにした角錐の一部を切り取ったような形状を有していればよい。取付面部6を構成するそれぞれの角錐面には、一つの細長方形の振動板15を備えるスピーカー10が配置されればよく、もちろん、複数のスピーカー10が一つの角錐面に配置されてもよい。天面部4が六角形以上の多角形であれば、3個以上のスピーカー10が取付面部6の周回する方向において一周を略均等分するように配置されている場合には、スピーカー10を配置しない角錐面があってもよい。また、キャビネット3の取付面部6は、天井面1との断面交叉角度が約30°〜60°でもよい。
さらに、キャビネット3の底面部5は、上記実施例のような平面形状に限定されるものではなく、球面を含む曲面であってもよく、取付面部6と一体化された曲面を構成するものであってもよい。例えば、底面部5と取付面部6とが単一の半径で規定される球面であってもよい。
なお、上記実施例のスピーカーシステム2または2aでは、スピーカーシステム2のキャビネット3の内部には、受信した無線信号を音声信号に変換する無線受信回路およびスピーカー10に増幅した音声信号を出力するアンプ回路を含む回路部22が設けられているが、回路部22を含んでいなくてもよい。音声信号は、他のケーブルによってスピーカー10に供給すればよく、場合によっては電源を供給する電力線を介して音声信号を供給してもよい。
また、上記実施例の天井設置用のスピーカーシステム2は、図示した照明装置30と組み合わせるだけでなく、他の照明部品と組み合わせてスピーカー10を内蔵する単独の照明装置として構成してもよい。組み合わせる照明装置30は、LEDのみならず、蛍光灯、白色電球、その他の照明であってもよい。
本発明の天井設置用のスピーカーシステム2は、上記実施例の場合のような住居または店舗用に適用するものに限定されず、工場等の生産設備の天井面1、あるいは、道路のトンネル等の照明用ソケット1sに接続および係合して設置する天井設置用スピーカーシステムおよびこれを用いる照明装置、等にも適用が可能である。
1 天井面
1s 照明用ソケット
2 スピーカーシステム
3 キャビネット
4 天面部
5 底面部
6 取付面部
7 凹部
9 クッション部材
10 スピーカー
11 ボイスコイル組立体
12 ボビン
13 ボイスコイル
14 ダンパー
15 平面振動板
16 エッジ
17 フレーム
18 磁気回路
20 ソケット部
21 接続線
22 回路部
30 照明装置
31 傘部
32 本体部
33 接続コード
34 ソケット

Claims (7)

  1. 天井面に設置される照明用ソケットに接続および係合するソケット部と、該ソケット部を含む天面部と、該天面部の外形よりも小さい外形寸法を有する底面部と、該天面部と該底面部との間に円錐面または角錐面を形成する取付面部と、を含むキャビネットと、
    該キャビネットの該取付面部に取り付けられる複数のスピーカーと、
    を備え、
    複数の該スピーカーのそれぞれが、該取付面部に沿って配置される細長形平面振動板を有し、該細長形平面振動板が、該天面部側および該底面部側を長径方向とし、該取付面部の該円錐面または該角錐面を周回する方向を短径方向とするように配置される、
    天井設置用スピーカーシステム。
  2. 前記キャビネットの前記取付面部に形成される前記円錐面または前記角錐面が、前記天井面との断面交叉角度が約30°〜60°である、
    天井設置用スピーカーシステム。
  3. 複数の前記スピーカーが、前記キャビネットの前記取付面部の前記周回する方向において、一周を略均等分するように配置されている、
    請求項1または2に記載の天井設置用スピーカーシステム。
  4. 前記キャビネットが、前記底面部の中央開孔および前記天面部の前記ソケット部に連通する凹部を有し、該ソケット部が、該中央開口および該凹部を介して他の照明装置を接続可能および係合可能にする照明ソケットをさらに含む、
    請求項1から3のいずれかに記載の天井設置用スピーカーシステム。
  5. 前記キャビネットの内部に取り付けられて、前記照明用ソケットから前記ソケット部を介して電源を供給されて前記スピーカーに増幅した音声信号を出力するアンプ回路を、さらに備える、
    請求項1から4のいずれかに記載の天井設置用スピーカーシステム。
  6. 前記キャビネットの内部に取り付けられて、前記照明用ソケットから前記ソケット部を介して電源を供給されて受信した無線信号を前記音声信号に変換して前記アンプ回路に出力する無線受信回路を、さらに備える、
    請求項5に記載の天井設置用スピーカーシステム。
  7. 請求項4から6のいずれかに記載の天井設置用スピーカーシステムと、
    前記ソケット部の前記照明ソケットに接続および係合して、該照明用ソケットから電源を供給されて照明する照明部と、
    を備える、照明装置。
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