JP2012227039A - 点灯装置およびそれを備えた照明器具 - Google Patents

点灯装置およびそれを備えた照明器具 Download PDF

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    • H05B45/385Switched mode power supply [SMPS] using flyback topology

Abstract

【課題】発光素子が所望の光出力に調光制御される前に一瞬だけ全点灯することを確実に回避でき、また、制御装置ごとに電源投入から制御信号が出力されるまでの遅れ時間にばらつきがあっても始動が遅れないようにする。
【解決手段】調光制御回路26およびフィードバック回路27は、制御信号の入力がないときには、発光ユニット1への電力供給が停止するようにフライバック回路を制御する。フィードバック回路27は、検出電圧が調光制御電圧を下回るときにフライバック回路を動作させるので、制御信号の入力がないときに検出電圧が調光制御電圧を下回ることがないように、検出電圧には常時バイアスがかけられている。フィードバック回路27は、検出電圧が調光制御電圧を上回っていれば、フライバック回路の動作を停止し、発光ユニット1への電力供給を停止することによって、発光ユニット1を消灯状態に維持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光素子を点灯させる点灯装置およびそれを備えた照明器具に関する。
たとえば店舗等で用いられる照明器具として、LED(Light Emitting Diode)や有機EL(Electro Luminescence)などの発光素子を点灯装置の出力によって点灯させ、発光素子の光出力を任意に変えることができる調光機能を有する器具が知られている。この種の照明器具は、点灯装置が、たとえば壁スイッチ等の調光操作部の操作に伴って制御信号を生成する制御装置からの制御信号を受け、発光素子を調光点灯させる。このような照明器具では、一般的に、ユーザが壁スイッチ等を操作することにより、点灯装置の電源が投入されると同時に、制御信号を発生する制御装置の電源も投入される(たとえば特許文献1参照)。
ところで、照明器具の電源投入後、直ちに制御信号が入力されるのであれば問題ないが、点灯装置の始動から遅れて制御信号が入力されることがある。フィラメントを有する一般的な放電灯用の点灯装置では、電源投入直後にフィラメントの事前予熱を行うため、始動に一定時間を要し、その間に放電灯が点灯しないように設定されているため、制御信号の入力が遅れた場合でもあまり問題にはならない。しかし、LED等の発光素子用の点灯装置では、事前予熱を行うことがなく電源投入後すぐに回路が始動するため、制御信号の入力が遅れた場合、発光素子が所望の光出力に調光制御される前に一瞬だけ全点灯した後、調光点灯に移行する可能性がある。
そこで、特許文献1に記載の照明器具では、点灯装置(電源装置)の電源投入直後から所定時間だけ制御信号(調光信号)をキャンセルすることによって、始動直後に一瞬だけ全点灯状態(全光状態)になるような現象を回避する。また、特許文献1には、点灯装置が制御信号をキャンセルする所定時間、基準信号にて直流出力を制御して発光素子を消灯させることも記載されている。
特開2009−232625号公報
しかし、特許文献1に記載の点灯装置では、電源投入直後から所定時間だけ制御信号がキャンセルされるので、電源投入から所定時間を過ぎても制御信号が入力されない場合、発光素子が所望の光出力に調光制御される前に一瞬だけ全点灯する可能性がある。また、所定時間が電源投入から制御信号が出力されるまでの最大遅れ時間より長く設定されている場合、制御装置ごとに遅れ時間にばらつきがあると無駄に所定時間が長くなり、結果的に、点灯装置の始動が遅れることになる。
本発明は上記事由に鑑みて為されており、発光素子が所望の光出力に調光制御される前に一瞬だけ全点灯することを確実に回避でき、また、制御装置ごとに電源投入から制御信号が出力されるまでの遅れ時間にばらつきがあっても始動が遅れることのない点灯装置およびそれを備えた照明器具を提供することを目的とする。
本発明の点灯装置は、発光素子に電力を供給する電力供給部と、外部から入力される制御信号に応じて前記電力供給部を制御することにより所望の調光比にて前記発光素子を調光点灯させる調光制御部とを備え、前記調光制御部は、前記制御信号の入力がないときには、前記電力供給部から前記発光素子への電力供給が停止されるように前記電力供給部を制御することを特徴とする。
この点灯装置において、前記調光制御部は、前記制御信号が入力されると、当該制御信号に応じた調光比にて前記発光素子を調光点灯させることが望ましい。
この点灯装置において、前記調光制御部は、前記制御信号に応じて大きさが決まる調光制御電圧と、前記電力供給部から前記発光素子に供給される電力の大きさを表す検出電圧とを比較し、前記検出電圧が前記調光制御電圧を下回ると前記電力供給部から前記発光素子へ電力供給させており、前記制御信号の入力がないときに前記検出電圧が前記調光制御電圧を下回ることがないように、前記検出電圧には常時バイアスがかけられていることがより望ましい。
この点灯装置において、前記制御信号は、調光比の目標値に応じてデューティ比が変化する信号からなり、前記調光制御電圧は、前記制御信号のデューティ比によって大きさが変化することがより望ましい。
本発明の照明器具は、上記の点灯装置と、前記発光素子を有する発光ユニットとを備えることを特徴とする。
本発明は、発光素子が所望の光出力に調光制御される前に一瞬だけ全点灯することを確実に回避でき、また、制御装置ごとに電源投入から制御信号が出力されるまでの遅れ時間にばらつきがあっても始動が遅れることもない、という利点がある。
実施形態に係る照明器具の要部の構成を示す回路図である。 実施形態に係る照明器具の全体構成を示す回路図である。 実施形態に係る照明器具のフライバック回路の動作の説明図である。 実施形態に係る照明器具の調光制御回路の動作の説明図である。
本実施形態の照明器具10は、図2に示すように発光ユニット1と点灯装置2とを備えている。この照明器具10は、発光ユニット1の光出力を任意に変えることができる調光機能を有しており、たとえば壁スイッチ等の調光操作部の操作に伴って制御信号を生成する制御装置(図示せず)からの制御信号を受けて、発光ユニット1を調光点灯させる。このような照明器具10では、一般的に、ユーザが壁スイッチ等を操作することにより、点灯装置2の電源が投入されると同時に、制御信号を発生する制御装置の電源も投入される。
点灯装置2は、電力供給部としてのフライバック回路20を有し、フライバック回路20から発光ユニット1内の発光素子11に電力供給することにより発光ユニット1を点灯させる。発光ユニット1は、複数の発光素子11の直列回路からなる。ここでいう発光素子は、LED(Light EmittingDiode)や有機EL(ElectroLuminescence)など電力供給を受けて発光する素子を意味しており、本実施形態ではLEDが発光素子11として用いられる。
点灯装置2は、交流電源(商用電源)3に接続されたフィルタ回路21と、フィルタ回路21の出力を整流するダイオードブリッジからなる整流器22と、整流器22の出力に突入防止回路23を介して接続された昇圧チョッパ回路24とを有している。フライバック回路20は、昇圧チョッパ回路24の後段に設けられており、昇圧チョッパ回路24で昇圧された直流電圧を入力として、発光ユニット1に印加する直流電圧を発生する。
さらに、点灯装置2は、後述するチョッパ制御部240並びにフライバック制御部200用の電源を生成する制御電源部25と、発光ユニット1の調光点灯を可能とする調光制御回路26と、出力をフィードバックするフィードバック回路27とを有している。詳しくは後述するが、調光制御回路26は、外部(制御装置)から入力される制御信号に応じてフライバック回路20を制御することにより、所望の調光比にて発光ユニット1を調光点灯させる。
昇圧チョッパ回路24は、チョッパ制御部240の他、入力端間に接続されたコンデンサ241と、コンデンサ241の両端間に接続されるチョッパ用チョーク242および第1のスイッチング素子243との直列回路とを有している。ここでは第1のスイッチング素子243は、Nチャネル型のMOSFET(Metal-Oxide-SemiconductorField-Effect Transistor)からなる。さらに、昇圧チョッパ回路24は、第1のスイッチング素子243の両端(ドレイン−ソース)間に接続された、ダイオード244と電解コンデンサ245との直列回路を具備している。チョッパ用チョーク242は、一端が突入防止回路23とコンデンサ241との接続点に接続され、他端がダイオード244のアノードに接続されている。第1のスイッチング素子243のゲートにはチョッパ制御部240が接続されている。
ここで、チョッパ制御部240は、チョッパ用チョーク242の二次側出力に応じて、第1のスイッチング素子243をオンオフさせるスイッチング制御を行う。これにより、昇圧チョッパ回路24は、第1のスイッチング素子243がオンの期間にチョッパ用チョーク242にエネルギーを蓄積し、オフの期間にチョッパ用チョーク242のエネルギーにてダイオード244を介して電解コンデンサ245を充電する。その結果、昇圧チョッパ回路24の出力端(電解コンデンサ245の両端)には、交流電圧のピーク値より昇圧された所望の直流電圧が発生する。
フライバック回路20は、フライバック制御部200の他、フライバックトランス201と、Nチャネル型のMOSFETからなる第2のスイッチング素子202と、ダイオード203と、電解コンデンサ204と、抵抗205とを有している。フライバックトランス201の一次巻線と第2のスイッチング素子202とは、昇圧チョッパ回路24の出力端間に直列に接続されている。フライバックトランス201の二次巻線には、ダイオード203と電解コンデンサ204と抵抗205とが直列に接続されている。電解コンデンサ204の両端には発光ユニット1が接続され、抵抗205とフライバックトランス201の二次巻線との接続点は回路グランドに接続されている。第2のスイッチング素子202のゲートにはフライバック制御部200が接続されている。
ここで、フライバック制御部200は、フライバックトランス201の一次側を流れる電流を検出し、検出した電流に応じて第2のスイッチング素子202をオンオフさせるスイッチング制御を行う。これにより、フライバック回路20は、第2のスイッチング素子202がオンするとフライバックトランス201にエネルギーが蓄積され、オフするとフライバックトランス201のエネルギーにてダイオード203を介して電解コンデンサ204を充電する。その結果、フライバック回路20の出力端(電解コンデンサ204の両端)には、平滑された直流電圧が発生し、この直流電圧が発光ユニット1に印加されることによって発光ユニット1が点灯する。
次に、フライバック回路20の動作について図3を参照して説明する。図3では、(a)が第2のスイッチング素子202のドレイン−ソース間電圧Vds、(b)が第2のスイッチング素子202のドレイン電流Id、(c)がフライバック制御部200の出力電圧Voutを表している。
図3に示すように、時刻T1において、出力電圧VoutがLレベルからHレベルに切り替わると、第2のスイッチング素子202がオンし、フライバックトランス201の一次側を流れるドレイン電流Idが徐々に大きくなる。その後、時刻T2においてドレイン電流Idが所定の閾値に達すると、フライバック制御部200の出力電圧VoutはHレベルからLレベルになり、第2のスイッチング素子202がターンオフする。これにより、ドレイン電流Idが遮断され、第2のスイッチング素子202のドレイン−ソース間電圧Vdsが立ち上がって、フライバックトランス201の二次側に電流が流れることとなる。
その後、フライバックトランス201の二次側を流れる電流がゼロになり、第2のスイッチング素子202のドレイン−ソース間電圧Vdsが低下し始める。このとき、振動周波数等による遅延時間が生じるため、ドレイン−ソース間電圧Vdsが低下し始めてから遅延時間経過後の時刻T3になると、出力電圧VoutがLレベルからHレベルになり、第2のスイッチング素子202がターンオンする。
このように、フライバック回路20は、第2のスイッチング素子202がオンオフすることによって、出力端(電解コンデンサ204の両端)に直流電圧を発生し、発生した直流電圧を発光ユニット1に印加する。
また、発光ユニット1は、発光素子11を流れる電流が大きくなるほど光出力が大きくなる。発光素子11を流れる電流の大きさは、図2に示すフライバックトランス201の二次巻線と電解コンデンサ204との間の抵抗205の両端電圧に反映され、発光素子11の電流が大きくなるほど抵抗205の両端電圧が大きくなる。そこで、フィードバック回路27は、電解コンデンサ204と抵抗205との接続点に接続され、抵抗205の両端電圧を検出することによって、発光ユニット1の光出力を反映したフィードバック信号をフライバック制御部200にフィードバックする。
すなわち、フィードバック回路27は、調光制御回路26の出力を受け、発光ユニット1の光出力を調光制御回路26にて決定される所望の調光比に合わせるように、抵抗205の両端電圧と調光制御回路26の出力とを比較してフィードバック信号を生成する。フライバック制御部200は、このフィードバック信号に従って第2のスイッチング素子202をスイッチング制御することにより、フライバック回路20の出力を調節して発光ユニット1を所望の調光比で調光点灯させる。
以下、このような調光点灯を実現するための調光制御回路26およびフィードバック回路27の具体的な回路構成について、図1を参照して説明する。調光制御回路26およびフィードバック回路27は調光制御部を構成している。
調光制御回路26は、入力段に設けられたダイオードブリッジ261と、ダイオードブリッジ261の出力に接続されたフォトカプラ262とを有している。ダイオードブリッジ261には、調光比の目標値に応じてデューティ比が変化するPWM(Pulse WidthModulation)信号からなる制御信号が、外部の制御装置(図示せず)から入力される。制御装置は、調光操作部(図示せず)の操作によって決まる調光比の目標値に応じて制御信号のデューティ比を変化させており、調光比の目標値が大きくなる(つまり全点灯に近づく)ほど制御信号のデューティ比を大きくする。制御装置は、点灯装置2とは別の電源回路を有するが、照明器具10の起動時には点灯装置2と同時に電源投入される。
フォトカプラ262の二次側には、抵抗263を介して制御電源部25の出力する制御用電圧Vcc1が印加されており、抵抗263とフォトカプラ262との接続点には、npn型のトランジスタ264のベースが接続されている。さらに、調光制御回路26は制御IC(集積回路)265を有しており、トランジスタ264のコレクタは制御IC265の入力端子に接続され、エミッタは回路グランドに接続されている。制御IC265の電源端子には制御用電圧Vcc1が印加される。
制御IC265の出力端子は、一対の抵抗266,267の直列回路を介して回路グランドに接続されており、抵抗266,267の接続点は、第3のスイッチング素子268のゲートに接続されている。基準電圧Vcc2を発生する基準電源部(図示せず)の出力端間には一対の抵抗270,271の直列回路が接続され、第3のスイッチング素子268は抵抗270,271の接続点と回路グランドとの間に挿入されている。さらに、第3のスイッチング素子268と並列に、抵抗272およびコンデンサ273の直列回路が接続され、コンデンサ273と並列に、抵抗274およびコンデンサ275の直列回路が接続さている。
これにより、調光制御回路26は、制御装置から入力された制御信号を、ダイオードブリッジ261にて整流後、フォトカプラ262にて絶縁、反転し、トランジスタ264にてさらに反転して制御IC265に入力する。制御IC265は、このようにして入力された信号波形を整形、反転し、ゲート信号として第3のスイッチング素子268をオンオフ制御する。つまり、第3のスイッチング素子268は、制御信号がHレベルであればオフ、制御信号がLレベルであればオンする。
第3のスイッチング素子268が制御信号に応じてオンオフすると、抵抗270,271の接続点P1には、図4(a)に示すようなパルス波が発生する。接続点P1に生じるパルス波は、制御信号と同じデューティ比で且つ同極性の波形である。つまり、接続点P1に生じるパルス波は、制御信号がLレベルのときにLレベルとなり、制御信号がHレベルのときにHレベルとなる。
このようなパルス波が接続点P1に生じると、抵抗272とコンデンサ273との接続点P2には、図4(b)に示すように、抵抗272およびコンデンサ273からなる積分回路により平滑された波形が生じる。さらに、抵抗274とコンデンサ275との接続点P3には、図4(c)に示すように、抵抗274およびコンデンサ275からなる積分回路により平滑された波形が生じる。
要するに、PWM信号からなるパルス波は、二段階のローパスフィルタ(積分回路)によって、比較的リップル成分の少ない直流電圧に変換され、抵抗274とコンデンサ275との接続点P3から調光制御電圧としてフィードバック回路27に出力される。言い換えれば、調光制御回路26は、フィードバック回路27に対し、制御信号のデューティ比に応じて大きさが決まる直流電圧を調光制御電圧として出力しており、制御信号のデューティ比が小さくなるほど調光制御電圧を小さくする。
フィードバック回路27は、反転入力端子に調光制御電圧が入力されるオペアンプ276と、オペアンプ276の非反転入力端子に接続された抵抗277,278と、オペアンプ276の出力端子にベースが接続されたトランジスタ279とを有している。オペアンプ276の非反転入力端子は、抵抗277を介して制御電源部25に接続されるとともに、抵抗278を介して電解コンデンサ204と抵抗205との接続点に接続されている。なお、図1では電解コンデンサ204の図示を省略している。
すなわち、制御電源部25の出力する制御用電圧Vcc1は、3つの抵抗277,278,205の直列回路で分圧され、抵抗278,205の両端電圧がオペアンプ276の非反転入力端子に入力される。ここで、抵抗205の両端電圧は上述したように発光ユニット1の光出力に応じて変化し、調光制御電圧は制御信号のデューティ比に応じて大きさが決まる。したがって、オペアンプ276は、フライバック回路20から発光素子11に供給される電力の大きさを表す抵抗278,205の両端電圧(以下、「検出電圧」という)と、制御信号に応じて大きさが決まる調光制御電圧とを比較することになる。これにより、オペアンプ276は、検出電圧が調光制御電圧よりも大きければトランジスタ279をオンし、検出電圧が調光制御電圧より小さければトランジスタ279をオフする。
トランジスタ279はフライバック制御部200に接続されており、フライバック制御部200は、トランジスタ279のオンオフに応じて、第2のスイッチング素子202のスイッチング制御を行う。ここで、フライバック制御部200は、トランジスタ279がオフのときにのみ第2のスイッチング素子202のスイッチング制御を行い、トランジスタ279がオンのときには第2のスイッチング素子202のスイッチング制御を停止する。そのため、トランジスタ279がオンのときには、フライバック回路20の動作は停止し、発光ユニット1は消灯状態となる。
要するに、フィードバック回路27は、検出電圧と調光制御電圧とを比較した結果、検出電圧が調光制御電圧を下回っていると、フライバック回路20を動作させてフライバック回路20から発光素子へ電力供給する。一方、検出電圧が調光制御電圧を上回っていると、フライバック回路20の動作を停止させて、フライバック回路20から発光素子への電力供給を停止する。
上述した構成により、点灯装置2は、調光制御回路26の出力する調光制御電圧がゼロであれば、発光ユニット1を消灯状態に維持し、一方、調光制御電圧が最大であれば、発光ユニット1を全点灯(定格点灯)状態とする。また、点灯装置2は、制御信号のデューティ比に応じて調光制御電圧が変化すると、調光制御電圧の変化に伴い発光ユニット1の光出力も変化させる。その結果、点灯装置2は、制御装置からの制御信号に応じて、消灯、全点灯を含む所望の調光比にて、発光ユニット1を調光点灯させることが可能である。
ところで、本実施形態においては、調光制御回路26が外部(制御装置)から入力される制御信号に応じてフライバック回路20を制御するので、点灯装置2の始動から遅れて制御信号が入力されることがある。しかも、発光素子11用の点灯装置2では、一般的に、電源投入後すぐに回路が始動するため、制御信号の入力が遅れた場合、制御信号が入力されるまでの発光ユニット1の状態が不安定になることが考えられる。
そこで、本実施形態では、調光制御回路26およびフィードバック回路27からなる調光制御部は、制御信号の入力がないときには、電力供給部であるフライバック回路20から発光ユニット1への電力供給が停止されるようにフライバック回路20を制御する。すなわち、点灯装置2は、上述のように調光制御回路26の出力する調光制御電圧がゼロであれば、トランジスタ279をオンにしてフライバック回路20の動作を停止することによって、発光ユニット1への電力供給を停止し発光ユニット1を消灯状態に維持する。
ここにおいて、フィードバック回路27は、検出電圧が調光制御電圧を下回るときにフライバック回路20を動作させるので、制御信号の入力がないときに検出電圧が調光制御電圧を下回ることがないように、検出電圧には常時バイアスがかけられている。具体的には、上述したように制御電源部25の出力する制御用電圧Vcc1を、3つの抵抗277,278,205の直列回路で分圧し、抵抗278,205の両端電圧が検出電圧としてオペアンプ276に入力されている。これにより、検出電圧には制御用電圧Vcc1によって常時バイアスがかけられるので、検出電圧は、発光素子11に電力が供給されていなくてもゼロにはならず、制御信号の入力がないときの調光制御電圧を確実に上回ることになる。
以上説明した本実施形態の点灯装置2によれば、制御信号の入力がなければ、発光素子11は消灯状態を維持するので、発光素子11が所望の光出力に調光制御される前に一瞬だけ全点灯することによる閃光の発生を確実に回避することができる。しかも、特許文献1に記載の構成のように電源投入直後から所定時間だけ制御信号がキャンセルされる訳ではないので、点灯装置2は、制御信号が入力されると、直ちにこの制御信号に応じた調光比にて発光ユニット1を調光点灯させることができる。つまり、この点灯装置2は、制御装置ごとに電源投入から制御信号が出力されるまでの遅れ時間にばらつきがあっても、始動が遅れることがない。
結果的に、点灯装置2は、電源投入直後から遅れて制御信号が入力されたとしても、制御信号が入力されるまでは発光ユニット1を消灯状態とし、制御信号が入力され次第、発光ユニット1を調光点灯させることにより、緩やかな立ち上がりを実現できる。このような点灯装置2を照明器具10に備えることにより、立ち上がりのスムーズな高品質の照明器具10を提供することが可能になる。
また、検出電圧には常時バイアスがかけられるので、制御信号の入力がないときに、ノイズ等の影響により調光制御電圧がゼロでなくなることがあっても、検出電圧が調光制御電圧を下回ることはなく、確実にフライバック回路20の動作を停止させることができる。したがって、点灯装置2は、制御信号の入力がないときには、ノイズ等の影響があったとしても、確実に発光素子11を消灯状態に維持することができる。
さらに、本実施形態では、制御信号は、調光比の目標値に応じてデューティ比が変化するPWM信号からなり、調光制御電圧は、制御信号のデューティ比によって大きさが変化する。そのため、点灯装置2は、PWM信号を制御信号として出力する一般的な制御装置と組み合わせて使用することができ、調光制御電圧の大きさを細かく設定することによって細やかな調光制御が可能となる。
さらにまた、本実施形態の点灯装置2によれば、電源投入時点からの経過時間にかかわらず、制御信号が入力されていないときには常に発光ユニット1を消灯状態とするので、たとえば制御装置に異常が発生して制御信号が途絶えた場合なども消灯状態を維持できる。なお、電源投入後に調光状態から全点灯状態に移行する照明器具10と、最初から全点灯状態で始動する照明器具10のように、始動時の動作が異なる複数台の照明器具10を同時に点灯する場合でも、本実施形態の点灯装置2が適用されることによる利点がある。つまり、点灯装置2に制御信号が入力されていない状態ではいずれの照明器具10も消灯状態を維持するので、マイコン等を用いて照明器具10ごとに個別に所定時間の設定をしなくても、容易に所望の光出力や点灯タイミングで制御し易い等の利点がある。
1 発光ユニット
2 点灯装置
10 照明器具
11 発光素子
20 フライバック回路(電力供給部)
26 調光制御回路(調光制御部)
27 フィードバック回路(調光制御部)

Claims (5)

  1. 発光素子に電力を供給する電力供給部と、外部から入力される制御信号に応じて前記電力供給部を制御することにより所望の調光比にて前記発光素子を調光点灯させる調光制御部とを備え、
    前記調光制御部は、前記制御信号の入力がないときには、前記電力供給部から前記発光素子への電力供給が停止されるように前記電力供給部を制御することを特徴とする点灯装置。
  2. 前記調光制御部は、前記制御信号が入力されると、当該制御信号に応じた調光比にて前記発光素子を調光点灯させることを特徴とする請求項1に記載の点灯装置。
  3. 前記調光制御部は、前記制御信号に応じて大きさが決まる調光制御電圧と、前記電力供給部から前記発光素子に供給される電力の大きさを表す検出電圧とを比較し、前記検出電圧が前記調光制御電圧を下回ると前記電力供給部から前記発光素子へ電力供給させており、
    前記制御信号の入力がないときに前記検出電圧が前記調光制御電圧を下回ることがないように、前記検出電圧には常時バイアスがかけられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の点灯装置。
  4. 前記制御信号は、調光比の目標値に応じてデューティ比が変化する信号からなり、前記調光制御電圧は、前記制御信号のデューティ比によって大きさが変化することを特徴とする請求項3に記載の点灯装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の点灯装置と、前記発光素子を有する発光ユニットとを備えることを特徴とする照明器具。
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