JP2012225754A - 遮蔽具 - Google Patents

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盾夫 和田
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Abstract

【課題】遮蔽具の取り付け及び取り外しを簡易に且つ短時間で行う。
【解決手段】遮蔽部材1は湾曲した非筒状に形成されている。また、遮蔽部材1には、湾曲形状が記憶されている。配管50の外周面に沿って遮蔽部材1を配管50に巻き付け、バックル3によりベルト2の一端部2aと他端部2bとを接続する。遮蔽部材1は、筒状に形成され、配管50を全周方向に取り囲む。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射線を遮蔽する遮蔽具に関する。
従来から、原子力発電所等において、放射性物質が流れる配管や機器等の周囲に遮蔽部材を設けることにより、配管や機器等から放出される放射線を遮蔽している。例えば、特許文献1には、配管に鉛毛マット(遮蔽部材)を巻き付けることにより、配管から放出される放射線を遮蔽する方法が開示されている(図9参照)。また、別の方法として、鉛板を配管に巻き付ける方法が知られている。
特開2001−281397号公報
上述した方法では、遮蔽部材を取り付ける作業に非常に手間を要し、取り付け作業に相当な時間を要するため、取付け作業時の作業員の被ばく量が多い。また、遮蔽部材を取り付けた後、配管や機器を部分的に点検する場合、点検の際に遮蔽部材を取り外すことが必要となる。上述した方法では、遮蔽部材を取り外す作業に非常に手間を要するため、取り外し作業時の作業員の被ばく量が多い。
さらに、特許文献1に開示された方法では、鉛毛マットが非常に大きいため、小さな径の配管に対して鉛毛マットを巻き付けることが難しい。したがって、特許文献1の図9に示すように、鉛毛マットを配管に巻き付けることができず、鉛毛マットを配管に覆い被せるだけの状態となる。よって、配管の周方向についての一部が露出し、露出した部分から放射線が放射される。
また、鉛板を配管に巻き付ける方法では、鉛板を配管に巻き付けるために鉛板に曲げ加工が必要となる。しかしながら、鉛板に曲げ加工を繰り返し施した場合、鉛板にクラックが生じ、放射線遮蔽率が低下する。
そこで、本発明は、遮蔽具の取り付け及び取り外しを簡易に且つ短時間で行うことができるとともに、被ばく量を確実に低減できる遮蔽具を提供することを目的とする。
本発明の遮蔽具は、金属と樹脂とを含み、非筒状の湾曲した放射線遮蔽部材と、前記放射線遮蔽部材の湾曲方向についての一端部と他端部とを接続する接続部材とを備え、前記接続部材によって前記一端部と前記他端部とを接続することにより、前記放射線遮蔽部材が筒状に形成される。
本発明によると、放射線遮蔽部材が、金属と樹脂とを含んだ可撓性の部材であり且つ湾曲状に形成されていることにより、遮蔽具を放射線が流れる配管等の円柱状の部材に簡易に取り付けることができる。また、遮蔽具を取り外すときは、放射線遮蔽部材の一端部と他端部との接続を解除することにより、遮蔽具を配管等から簡易に取り外すことができる。これにより、遮蔽具の取り付け作業の時間及び取り外し作業の時間を低減でき、作業員の被ばく量を低減できる。さらに、遮蔽具を配管等に取り付けたとき、放射線遮蔽部材が筒状に形成されるため、放射線遮蔽部材により配管等を全周方向に取り囲むことができる。これにより、配管等から放出される放射線を効率よく遮蔽できることから、空間線量を低減できるため、被ばく量を低減できる。
また、本発明において、前記接続部材によって前記放射性遮蔽部材の前記一端部と前記他端部とを接続したとき、前記一端部と前記他端部とが径方向に重複することが好ましい。これにより、遮蔽具を放射性物質が流れる配管等に取り付けたときに、放射線遮蔽部材の一端部と他端部とが径方向に重複するため、放射線遮蔽部材により配管等を全周方向に確実に取り囲むことができる。したがって、配管等から放出される放射線を効率よく遮蔽できることから、空間線量を低減できるため、被ばく量を確実に低減できる。
本発明の放射線遮蔽装置によると、放射線遮蔽部材が、金属と樹脂とを含んだ可撓性の部材であり且つ湾曲状に形成されていることにより、遮蔽具を放射線が流れる配管等の円柱状の部材に簡易に取り付けることができる。また、遮蔽具を取り外すときは、放射線遮蔽部材の一端部と他端部との接続を解除することにより、遮蔽具を配管等から簡易に取り外すことができる。これにより、遮蔽具の取り付け作業の時間及び取り外し作業の時間を低減でき、作業員の被ばく量を低減できる。さらに、遮蔽具を配管等に取り付けたとき、放射線遮蔽部材が筒状に形成されるため、放射線遮蔽部材により配管等を全周方向に取り囲むことができる。これにより、配管等から放出される放射線を効率よく遮蔽できることから、空間線量を低減できるため、被ばく量を低減できる。
本発明の実施形態に係る遮蔽装置を示す模式図である。 (a)は、図1に示す遮蔽装置の正面図であり、(b)は図2(a)に示すB−B線に沿った断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(遮蔽具)
図1に示すように、遮蔽具100は、湾曲状の遮蔽部材(放射線遮蔽部材)1と、遮蔽部材1の外周面に周方向に沿って取り付けられたベルト2と、ベルト2の一端部2aに取り付けられたバックル3とを備えている。
<放射線遮蔽部材>
図1(a)に示すように、遮蔽部材1は湾曲した非筒状に形成され、遮蔽部材1には湾曲形状が記憶されている。遮蔽部材1は、金属と樹脂とを含む混合物により形成された放射線を遮蔽する部材であり、樹脂が含まれているため可撓性を有する。金属には、ヘビーメタル(タングステンなど)、銅、ニッケル、チタン、鉛又はこれらの合金等が用いられる。また、樹脂には、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂が用いられる。遮蔽部材1は、所望の遮蔽能に応じて厚みが調整され、持ち運び可能な重さに調整されている。図1(a)では、遮蔽部材1の湾曲方向についての一端部を第一端部1aと示し、他端部を第二端部1bと示している。
遮蔽部材1に湾曲形状を記憶させるために、例えば、薄板状の遮蔽部材を、加熱することにより湾曲状に(筒状になるように)変形させ、その状態を維持しながら200℃で加熱し、その後、遮蔽部材を湾曲状に(筒状になるように)維持しながら冷却する。
<ベルト及びバックル>
遮蔽部材1の右端部及び左端部には、ベルト2が取り付けられている。ベルト2の一端部2aにはバックル3が取り付けられており、バックル3はベルト2の一端部2aと他端部2bとを接続する。図1(b)に示すように、バックル3にベルト2の他端部2bを掛けると、ベルト2の一端部2aと他端部2bとがバックル3により接続され、遮蔽部材1が筒状に形成される。このように、ベルト2とバックル3は、遮蔽部材1の湾曲方向についての第一端部1aと第二端部1bとを接続する接続部材を構成している。
図1(b)及び図2(b)に示すように、バックル3にベルト2の他端部2bを掛けたとき、遮蔽部材1の第一端部1aと第二端部1bとは、配管50の径方向に重なっている。そして、配管50は、遮蔽部材1によって全周方向に囲まれている。また、図2に示すように、バックル3に掛けられたベルト2の他端部2bは遮蔽部材1に設けられたベルト止め部4に収納される。なお、図1(b)には、ベルト2の他端部2bがベルト止め部4に収納されていない状態を示している。
次に、遮蔽具100を配管50に取り付ける方法を説明する。配管50には、放射性物質が流れている。
図1(a)に示すように、遮蔽部材1を配管50の周囲に配置し、配管50の外周面に沿って遮蔽部材1を配管50に巻き付ける。そして、図1(b)に示すように、ベルト2の他端部2bをバックル3に掛け、ベルト2の一端部2aと他端部2bとを接続する。これにより、配管50は遮蔽部材1により全周方向に取り囲まれる。同様な方法により、複数の遮蔽具100を、配管50の延在方向に沿って配管50に取り付ける。
遮蔽具100を配管50から取り外すときは、ベルト2の他端部2bをバックル3から外し、ベルト2の一端部2aと他端部2bとの接続を解除する。
ここで、上述したように、遮蔽部材1は金属と樹脂とを含む混合物により形成され、遮蔽部材1には湾曲形状が記憶されている。したがって、配管50の径の大きさに関わらず、配管50の外周面に沿って遮蔽部材1を配管50に巻き付けることができる。また、遮蔽部材1を配管50に巻きつけても、遮蔽部材1にクラックが生じず、遮蔽部材1を繰り返し使用できる。
以上に述べたように、本実施形態の遮蔽具100によると以下の効果を奏する。遮蔽部材1が、金属と樹脂とを含んだ可撓性の部材であり且つ湾曲状に形成されていることにより、遮蔽具100を配管50等の円柱状の部材に簡易に取り付けることができる。また、遮蔽具100を取り外すときは、遮蔽部材1の第一端部1aと第二端部1bとの接続を解除することにより、遮蔽具100を配管50から簡易に取り外すことができる。これにより、遮蔽具100の取り付け作業の時間及び取り外し作業の時間を低減でき、作業員の被ばく量を低減できる。さらに、遮蔽部材1の第一端部1aと第二端部1bとを接続することにより遮蔽具100を配管50に取り付けたとき、遮蔽部材1が筒状に形成されるため、遮蔽部材1により配管50を全周方向に取り囲むことができる。これにより、配管等から放出される放射線を効率よく遮蔽できることから、空間線量を低減できるため、被ばく量を低減できる。
また、遮蔽具100を放射性物質が流れる配管50に取り付けたときに、遮蔽部材1の第一端部1aと第二端部1bとが配管50の径方向に重複するため、遮蔽部材1により配管50を全周方向に確実に取り囲むことができる。したがって、配管等から放出される放射線を効率よく遮蔽できることから、空間線量を低減できるため、被ばく量を確実に低減できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態では、遮蔽具100を配管50に取り付けたときに、遮蔽部材1の第一端部1aと第二端部1bとが配管50の径方向に重なる場合について説明したが、遮蔽部材1の第一端部1aと第二端部1bとが配管50の径方向に重ならなくてもよい。
また、上述の実施形態では、接続部材がベルト2及びバックル3により構成されている場合について説明したが、接続部材はベルト及びバックルに限られない。
さらに、上述の実施形態では、接続部材(ベルト2及びバックル3)が遮蔽部材1の右端部及び左端部に取り付けられている場合について説明したが、接続部材が設けられる位置及び接続部材の数は変更可能なものである。
加えて、上述の実施形態では、遮蔽具100を配管50に取り付ける場合について説明したが、遮蔽具100を取り付ける部材は配管に限られない。
1 遮蔽部材(放射線遮蔽部材)
1a 第一端部(一端部)
1b 第二端部(他端部)
2 ベルト
2a 一端部
2b 他端部
3 バックル
100 遮蔽具

Claims (2)

  1. 金属と樹脂とを含み、非筒状の湾曲した放射線遮蔽部材と、
    前記放射線遮蔽部材の湾曲方向についての一端部と他端部とを接続する接続部材とを備え、
    前記接続部材によって前記一端部と前記他端部とを接続することにより、前記放射線遮蔽部材が筒状に形成されることを特徴とする遮蔽具。
  2. 前記接続部材によって前記放射線遮蔽部材の前記一端部と前記他端部とを接続したとき、前記一端部と前記他端部とが径方向に重複する請求項1に記載の遮蔽具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111462932A (zh) * 2020-03-20 2020-07-28 中国辐射防护研究院 一种专用于手套箱管线屏蔽的自适应龙骨型无铅屏蔽装置
CN111462932B (zh) * 2020-03-20 2023-07-21 中国辐射防护研究院 一种专用于手套箱管线屏蔽的自适应龙骨型无铅屏蔽装置

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