JP2012225288A - 通電状態監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ケーブルの断線等の異常をより一層確実に検出する。
【解決手段】電流を供給する供給回路5と負荷(インジェクタ)とをケーブル7により接続し、負荷と受動回路とをケーブル8により接続し、ケーブルの導線7a〜7cに沿って電流検知線9を配線し、導線および電流検知線を被覆シールド7dにより外囲する。導線に電流が流れることにより生じる誘導電流を電流検出回路により検出することにより、ケーブルの断線異常の有無を判定する。さらに、電流検知線に対する外部からの電磁波を被覆シールド7dにより遮断することができ、外部からの電磁波による誘導電流が電流検知線には誘起されないため、ケーブル7の異常判定をより一層確実に行うことができる。
【選択図】図1
【解決手段】電流を供給する供給回路5と負荷(インジェクタ)とをケーブル7により接続し、負荷と受動回路とをケーブル8により接続し、ケーブルの導線7a〜7cに沿って電流検知線9を配線し、導線および電流検知線を被覆シールド7dにより外囲する。導線に電流が流れることにより生じる誘導電流を電流検出回路により検出することにより、ケーブルの断線異常の有無を判定する。さらに、電流検知線に対する外部からの電磁波を被覆シールド7dにより遮断することができ、外部からの電磁波による誘導電流が電流検知線には誘起されないため、ケーブル7の異常判定をより一層確実に行うことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、通電状態監視装置に関し、特に、負荷に電流を流すケーブルの異常を検出し得る通電状態監視装置に関するものである。
従来、例えば内燃機関(エンジン)に燃料を噴射するためのインジェクタにおいて、気筒内に燃料を直接噴射する場合には高圧で駆動するべく、バッテリから供給される電圧を昇圧してインジェクタに印加することがある。その場合、気筒数と同数のインジェクタに対して昇圧回路となる供給回路を同数設けることなく、例えば四気筒エンジンで、インジェクタの電源側には1つのDC−DCコンバータから分けた2つの供給回路を設け、インジェクタの接地側には各インジェクタを個々に制御するべく同数の受動回路(リレーやパワートランジスタ等)を設けて、1つの供給回路で2つのインジェクタを制御するようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。これによれば、1つの供給回路で2つのインジェクタを制御することから、システムを簡素化できる。
一方、供給回路から受動回路に至るケーブル(ハーネス)の異常(断線)を検出するために、インジェクタの受動回路側に電流検出用の抵抗を設け、その抵抗への電流の有無により、接続されているハーネスの異常を検出することができる。上記特許文献1のものでは、ペアとなる2つのインジェクタに対応する2つの受動回路に共通の電流検出用抵抗を設けている。例えば、一方の受動回路に接続されているケーブルが断線した場合には、その一方の受動回路により対応するインジェクタへの電流供給のタイミングで電流検出用抵抗に電流が流れないことにより、ケーブルの異常(断線)を検出することができる。
しかしながら、1つの供給回路で2つのインジェクタに電流を供給することから、その一方のインジェクタから受動回路に至るケーブルが断線して接地した場合には、他方のインジェクタに電流を流すタイミングで、接地しているインジェクタにも電流が流れてしまう。その場合には、他方のインジェクタに対しては正常と判定されてしまうため、接地した方のインジェクタに電流を供給するタイミングになるまでそのケーブルの異常を検出することができないばかりでなく、その場合には本来の噴射タイミングではない場合でも燃料が噴射されてしまうため、燃費の悪化をも招いてしまうという問題がある。
このような課題を解決して、ケーブルの断線等の異常をより一層確実に検出するために、本発明に於いては、負荷(1a・1b・1c)に電流を供給する供給回路(5)と、前記供給回路から前記負荷に電流を流す導線(7a・7b・7c・8a・8b・8c)及び外部からの電磁波を遮断するべく当該導線を外囲する被覆シールド(7d・8d)を備えるケーブル(7・8)と、前記被覆シールドの内側にて前記導線に流れる電流により誘導される誘導電流が流れるように設けられた電流検知線(9)と、前記電流検知線に前記誘導電流が流れたことを検出する電流検出回路(11)とを有するものとした。
これによれば、負荷に流す電流がケーブルの導線に流れると、その電流の時間変化によって誘導された誘導電流が電流検知線にノイズとして流れ、そのノイズを電流検出回路で検出することができるため、負荷に対応した導線の異常の有無を直接的に検知することができる。さらに、被覆シールドにより導線および電流検知線を外囲していることから、外部からの電磁波による誘導電流が電流検知線には誘起されないため、ケーブルの異常判定をより一層確実に検出することができる。
特に、前記負荷の電源側に前記供給回路(5)が設けられかつ前記負荷の接地側に受動回路(6a・6b・6c)が設けられていると共に、前記供給回路および前記受動回路とは、それぞれ前記ケーブルを介して前記負荷と接続され、前記供給回路に供給制御信号を出力すると共に前記受動回路に受動制御信号を出力する制御回路(3)を有し、前記制御回路は、前記制御回路から前記供給制御信号のみが出力されかつ前記導線に電流が流れたことが前記検出回路により検出された場合には前記ケーブルが異常であると判定するとよい。これによれば、供給回路に対する供給制御信号と受動回路に対する受動制御信号との両制御信号が出力されることにより負荷に電流が供給されるため、供給制御信号のみを出力して負荷に電流が流れるか否かを検出し、導線に電流が流れたことが検知された場合には導線が接地している異常であると判定できる。
また、前記供給回路が1つ設けられ、かつ前記負荷(1a・1b・1c)と前記受動回路(6a・6b・6c)とはそれぞれ同数で複数設けられていると共に、前記供給回路に互いに分岐された複数の前記導線が接続され、前記導線は、前記供給回路から分岐されて複数の前記負荷および前記受動回路に接続され、1本の前記電流検知線が、複数の前記導線のそれぞれと対をなすように複数の前記導線間を引き回されているとよい。これによれば、単一の供給回路に対して分岐された複数の導線を介して接続された複数の負荷および複数の受動回路を設けた構成において、1本の電流検知線を各導線間に引き回すようにして各導線に沿わせることにより、1本の電流検知線でいずれかの導線の異常を検出することができるので、回路の簡素化およびコスト低減を実現することができる。
また、前記供給回路が1つ設けられ、かつ前記負荷と前記受動回路とはそれぞれ同数で複数設けられていると共に、前記導線は、前記供給回路から分岐されて複数の前記負荷および前記受動回路に接続され、複数の前記導線と同数の前記電流検知線(9a・9b・9c)が、複数の前記導線のそれぞれと対をなすように設けられているとよい。これによれば、単一の供給回路に対して分岐された複数の導線を介して接続された複数の負荷および複数の受動回路を設けた構成において、各導線毎に電流検知線が設けられていることから、個々に導線の異常を検出することができるため、異常箇所の特定が容易になり、修理を速やかに行うことができる。
また、前記負荷は、エンジンに燃料を噴射するためのインジェクタであるとよい。これによれば、各気筒に対応して複数のインジェクタが設けられている多気筒エンジンにおいて、ケーブル異常の検出遅れによって余剰な燃料が噴射されてしまうことや、気筒休止制御を行うようにした場合にシステムに損傷が生じること等を防止し得る。
また、前記負荷は、電動モータを駆動するためのコイルであるとよい。これによれば、モータを駆動する際に誘導される電圧の立ち上がり方向を監視することにより、回生等によるモータの回転方向の違い、すなわち負荷への電流駆動方向の監視を行うことができるばかりでなく、負荷に対して同時に電流が流れてモータがロックして破損することを防ぐことができる。
このように本発明によれば、供給回路と負荷と受動回路とをケーブルで接続し、ケーブルの導線に電流検知線を沿わせると共にそれらを被覆シールドにより外囲することにより、負荷に流す電流が導線に流れると、その導線に流れる電流の時間変化によって誘導された誘導電流が電流検知線にノイズとして流れ、そのノイズを電流検出回路で検出することができ、ケーブルが正常であるか否かを判定することができる。さらに、被覆シールドにより導線および電流検知線を外囲していることから、外部からの電磁波による誘導電流が電流検知線には誘起されないため、ケーブルの異常をより一層確実に判定することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は本発明が適用された多気筒エンジンの3気筒分のインジェクタ制御回路の一例を示す要部回路図である。3気筒は一例であり、2気筒または4気筒以上にも適用可能である。
図1では、第1負荷1aと第2負荷1bと第3負荷1cとの3つの負荷が設けられている。各負荷1a・1b・1cは、図示されないエンジンの気筒内に燃料を噴射するためのインジェクタであり、それぞれ気筒毎に設けられている。各負荷1a〜1cはインジェクタ駆動ユニット2により駆動制御される。
インジェクタ駆動ユニット2には、全体の制御を行う制御回路としてのCPU3と、電源に電源端子Vcを介して接続された昇圧回路4と、昇圧回路4の出力端に接続された供給回路5と、各負荷1a〜1cの供給回路5側とは相反する側にそれぞれ接続された第1受動回路6a・第2受動回路6b・第3受動回路6cとが設けられている。供給回路5および受動回路6a〜6cは、スイッチング回路であり、リレーやパワートランジスタにより構成されている。供給回路5からは1本の出力線5aが出ており、その出力線5aは3本に分岐されてそれぞれ各外部接続端子2a・2b・2cに接続されている。また、各受動回路6a〜6cの入力側はそれぞれ各外部接続端子2d・2e・2fと接続されている。なお、以下の説明では、各回路や素子において電源端子Vc側を上流側とし、接地側を下流側と称する。
各端子2a〜2cと各負荷1a〜1cの上流側との間にはケーブル7の各導線7a・7b・7cが接続され、各負荷1a〜1cの下流側と各端子2d〜2fとの間にはケーブル7と同様のケーブル8の各導線8a・8b・8cがそれぞれ接続されている。また、各導線7a〜7cおよび8a〜8cは、例えば網組シールドによる各被覆シールド7d・8dにより外囲されている。被覆シールド7d・8dは外部からの電磁波を遮断する材料からなる。
そして、ケーブル7の被覆シールド7dの内側(シールド7dと導線7a〜7cとの間)には電流検知線9が挿通されている。図では導線7cのみに電流検知線9が対応しているように示されているが、例えば、4芯ケーブルの円筒状の外被の内側に被覆シールド7dが積層状態に設けられ、その被覆シールド7dの内側に各導線7a〜7cと電流検知線9とが互いに相対的に延在するようにまとめられて1本の軸を形成するようにされていてよい。
インジェクタ駆動ユニット2の端子2gに電流検知線9の一端が接続され、電流検知線9の他端は端子2hに接続されている。インジェクタ駆動ユニット2内には、電源端子Vcと端子2gとの間に抵抗R1が直列に接続され、端子2hとCPU3との間には電流検出回路としての受信回路11が接続されている。その受信回路11と端子2hとの間には抵抗R2の一端が接続され、抵抗R2の他端は接地されている。各受動回路6a〜6cの下流側は1つに結合され、その結合部は抵抗R3を介して接地端子Ecに接続されている。各受動回路6a〜6cの下流側結合部と抵抗R3との間はA/D回路12を介してCPU3に接続されている。なお、A/D回路12は、各受動回路6a〜6cから接地端子Ecに流れる電流の有無を検出することにより、電流系路のいずれかに断線があるか否かを検出するための公知の回路である。
CPU3は、供給回路5には各負荷1a〜1cを駆動する(燃料噴射の実行)ための供給制御信号を出力する。供給制御信号が出力されるタイミングは、図示されないエンジン制御回路からの各気筒に対応した燃料噴射タイミングである。また、CPU3は、第1負荷1aに対応する気筒への噴射タイミングで第1受動回路6aをオンする受動制御信号を第1受動回路6aに出力し、同様に、第2負荷1bに対応する気筒への噴射タイミングでは第2受動回路6bを、第3負荷1cに対応する気筒への噴射タイミングでは第3受動回路6cを、それぞれオンする受動制御信号を第2受動回路6bおよび第3受動回路6cの対応する方に出力する。このように、供給制御信号は気筒の別に関係なく全気筒を対象とする燃料噴射タイミングで出力され、各受動制御信号は気筒毎に対応する燃料噴射タイミングでそれぞれ出力される。
受信回路11は、電流検知線9に流れる電流の変化を検出する。電流検知線9には電源電圧を抵抗R1を介して低下させた一定電圧Vdを印加しておく。受信回路11では、電流検知線9に流れる定電流を検出すると共に、各負荷1a〜1cに電流が流れた時に生じるパルス的な誘導電流を検出することができる。これにより、CPU3では、供給回路5と各受動回路6a〜6cとに対する出力タイミングで上記誘導電流が検出された場合には正常であると判定でき、誘導電流が検出されなかった場合には導線7a〜7cおよび8a〜8cのいずれかが断線したか、電流検知線9が断線したかを判定できる。なお、電流検知線9には定電圧Vd(例えば2.5V)が印加されていることから、電流検知線9が断線した場合には受信回路11の入力側は抵抗R2を介して接地されるため、受信回路11に接地レベルの信号が入力されることにより電流検知線9の断線を判定できる。
さらに、導線7a〜7cおよび電流検知線9を被覆シールド7dにより外囲していることから、電流検知線9に対する外部からの電磁波を被覆シールド7dにより遮断することができ、外部からの電磁波による誘導電流が電流検知線9には誘起されないため、ケーブル7の異常判定をより一層確実に行うことができる。なお、ケーブル7の全体も被覆シールド7eにより外囲されている。
次に、図2を参照して電流検知線9の配線形態の第2の例について説明する。図2(a)に示されるように、この第2の例では、電流検知線9は、各導線7a〜7cのそれぞれと対をなし、かつ各導線7a〜7cに流れる電流Iの向きに対して電流検知線9に流れる電流Isの向きが反対向きになるように、端子2gから端子2hに至るまで各導線7a〜7c間を引き回されるように配線されている。また、図2(b)に示されるように、各導線7a〜7cと電流検知線9のそれぞれに対応する部分とが、2芯シールドケーブルのようにそれぞれ被覆シールド7dにより外囲されている。なお、図2では説明の簡略化から電流検知線9を導線2cで端子2hに接続しているが、図1に適用する場合には、さらに導線8a〜8cに対しても同様に配線してから端子2hに接続する。
このようにすることにより、導線7aを代表して説明すると、導線7aに流れる電流の向きと電流検知線9に流れる電流の向きとが逆向きになり、電流検知線9の誘導電流を感知する部位において、導線7aと電流検知線9との間に生じるクロストーク結合のうち、静電結合により生じる電流の流れと、誘導電流により生じる電流の流れとが打ち消し合うことなく、受信回路11にて電流を検知することができる。
ノイズを生じるクロストーク結合には静電結合と電磁結合との2種類があり、静電結合の場合には導線7aで第1負荷1aに電流が流れて電圧降下が生じると、電流検知線9に正のノイズ電流が発生し、その向きは電流検知線9に流れている電流とは反対向きになる。一方、電磁結合の場合には導線7aに電流が流れると、それにより生じる磁束を打ち消すように電流検知線9に負のノイズ電流が発生し、その向きは電流検知線9に流れている電流と同じ向きになる。これにより、電磁結合の誘導電流の向きが電流検知線9に流れている定電流Isの向きと一致し、導線7aに電流が流れたことによる誘導電流を容易に検知することができる。
上記第2の例におけるケーブル7の異常を検知する要領について図3を参照して説明する。図3では、供給回路5と各受動回路6a〜6cとの各制御信号出力波形と、各負荷1a〜1cに印加される電圧波形と、電流検知線9に生じる電流変化に対応して受信回路11で検出される検知電圧の電圧波形とが示されている。なお、電流検知線9には上記したように定電圧Vdが印加されており、これにより、誘導電流を検知する受信回路11には常に定電圧Vdが印加されて定電流が流れ、正常時には、定電流に加えてパルス的な誘導電流が図3の最下段に示されるように流れる。そして、定電圧Vdを印加していることにより、電流検知線9が断線した場合にはグラウンドに落ちるため、その電圧差により電流検知線9自体の故障検知も可能である。
図3の前半では正常時の各波形が示されており、供給回路5から燃料噴射のタイミングでオン信号が連続的に出力され、各受動負荷6a〜6cからはそれぞれの対応する気筒への噴射タイミングでオン信号が順次出力される。したがって、供給回路5および各受動負荷6a〜6cのオン波形の立ち上がりのタイミングで受信回路11に正の検知波形が生じ、同様に各オン波形の立ち下がりのタイミングで負の検知波形が生じる。このようにして正負の検知波形が生じることによりケーブル7が正常であると判定できる。
一方、各負荷1a〜1cの電流系路における断線(接地)の有無を検出する場合には、供給回路5および全受動回路6a〜6cのオフ状態の間でありかつ任意の周期で供給回路5からテスト信号Vtを出力する(図の時刻T1)。なお、テスト信号Vtの電圧および出力時間は、第1負荷1aが燃料噴射にまでは至らない程度にする。
図に示される時刻T1で例えば導線8aが断線により接地した場合には、その後のテスト信号Vtの出力により、第1負荷1aにテスト信号Vtに応じた電圧波形が生じ、受信回路11ではテスト信号Vtに応じた正負の検知波形が生じるため、その検知波形を検出することによりケーブル8の異常を検出することができる。このような異常が判定された場合には、図3の後半に示されているように、供給回路5からの出力を停止する。図では各受動回路6a〜6cからの出力は続けられているが、供給回路5を停止することにより燃料噴射は行われない。他の導線8b・8cの断線(接地)の場合も同様に異常を検出することができる。
また、図4に第3の例を示す。この第3の例では、電流検知線9を3本の分岐線9a・9b・9cに分岐し、それぞれを各導線7a〜7c別に沿わせて配線し、それぞれに対応する受信回路11a・11b・11cを設ける。このようにすることにより、供給回路5からテスト信号Vtが出力された場合に、受信回路11a・11b・11cにおける断線(接地)している導線に対応するものに電圧波形が生じるため、複数の負荷に対する各電流系路のどれに異常が有るかを特定することができ、異常箇所を精度良く判別でき、修理が容易となる。
上記実施の形態では負荷1a〜1cをエンジンのインジェクタとした例について示したが、本発明の対象とする負荷としては電動モータを駆動するコイルにも適用可能である。モータのコイルに適用した場合には、誘導される電圧の立ち上がり方向の監視により、回生等によるモータの回転方向の違い、すなわち負荷への電流駆動方向の監視を行ったり、負荷に対して同時に電流が流れてモータがロックして破損することを防止することができる。
1a・1b・1c 負荷
3 CPU(制御回路)
5 供給回路
6a・6b・6c 受動回路
7a・7b・7c 導線
8a・8b・8c 導線
7・8 ケーブル
9 電流検知線
9a・9b・9c 電流検知線
11 受信回路(電流検出回路)
3 CPU(制御回路)
5 供給回路
6a・6b・6c 受動回路
7a・7b・7c 導線
8a・8b・8c 導線
7・8 ケーブル
9 電流検知線
9a・9b・9c 電流検知線
11 受信回路(電流検出回路)
Claims (6)
- 負荷に電流を供給する供給回路と、
前記供給回路から前記負荷に電流を流す導線及び外部からの電磁波を遮断するべく当該導線を外囲する被覆シールドを備えるケーブルと、
前記被覆シールドの内側にて前記導線に流れる電流により誘導される誘導電流が流れるように設けられた電流検知線と、
前記電流検知線に前記誘導電流が流れたことを検出する電流検出回路とを有することを特徴とする通電状態監視装置。 - 前記負荷の電源側に前記供給回路が設けられかつ前記負荷の接地側に受動回路が設けられていると共に、
前記供給回路および前記受動回路とは、それぞれ前記ケーブルを介して前記負荷と接続され、
前記供給回路に供給制御信号を出力すると共に前記受動回路に受動制御信号を出力する制御回路を有し、
前記制御回路は、前記制御回路から前記供給制御信号のみが出力されかつ前記導線に電流が流れたことが前記検出回路により検出された場合には前記ケーブルが異常であると判定することを特徴とする請求項1に記載の通電状態監視装置。 - 前記供給回路が1つ設けられ、かつ前記負荷と前記受動回路とはそれぞれ同数で複数設けられていると共に、
前記導線は、前記供給回路から分岐されて複数の前記負荷および前記受動回路に接続され、
1本の前記電流検知線が、複数の前記導線のそれぞれと対をなすように複数の前記導線間を引き回されていることを特徴とする請求項2に記載の通電状態監視装置。 - 前記供給回路が1つ設けられ、かつ前記負荷と前記受動回路とはそれぞれ同数で複数設けられていると共に、
前記導線は、前記供給回路から分岐されて複数の前記負荷および前記受動回路に接続され、
複数の前記導線と同数の前記電流検知線が、複数の前記導線のそれぞれと対をなすように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の通電状態監視装置。 - 前記負荷は、エンジンに燃料を噴射するためのインジェクタであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の通電状態監視装置。
- 前記負荷は、電動モータを駆動するためのコイルであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の通電状態監視装置。
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